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1. (WO2015140923) 防水用パッキンの製造方法とこの方法により製造した防水用パッキン
Document

明 細 書

発明の名称 防水用パッキンの製造方法とこの方法により製造した防水用パッキン

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006  

課題を解決するための手段

0007   0008  

発明の効果

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015  

図面の簡単な説明

0016  

発明を実施するための形態

0017  

実施例 1

0018   0019   0020  

実施例 2

0021   0022  

産業上の利用可能性

0023  

符号の説明

0024  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : 防水用パッキンの製造方法とこの方法により製造した防水用パッキン

技術分野

[0001]
 本発明は、各種電気製品の防水用途に使用する防水用パッキンの製造方法とこの方法により製造した防水用パッキンに関するものである。

背景技術

[0002]
 携帯電話等、各種電気製品には防水のために合成樹脂製の防水用パッキンが使用されている。この合成樹脂製の防水用パッキンは、例えば、上下の金型の間に形成された溝状の空隙内に2種類のモノマーからなる液を注入し、注入されて形成されたモノマーの混合液を溝状の空隙内で反応・硬化させる方法(リム成型:Reaction Injection Molding)により製造されている。
[0003]
 しかし、この方法で使用されている金型は精密に作られていて高価なため、この方法で防水用パッキンを製造すると、金型の費用が防水用パッキンの製造コストに大きく影響し、防水用パッキンの製造コストが高くなるという問題がある。
[0004]
 また、この方法で防水用パッキンを製造する場合、溝状の空隙内に注入されて形性されたモノマーの混合液を反応させて硬化させるために時間がかかるので、防水用パッキンの生産性が悪く、防水用パッキンの製造コストが高くなるという問題がある。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2012-253477号公報
特許文献2 : 特開2010-80910号公報
特許文献3 : 特開平11-54950号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 本発明が解決しようとする課題は、防水用パッキンを製造する方法において使用する金型が高価で、防水用パッキンを安価に製造することができない点である。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明は、金型の型面に形成した型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填する工程と、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射する工程と、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射して得られた防水用パッキンを該型溝内から取り出す工程とを備えたことを最も主要な特徴とする。
[0008]
 ここで、前記型溝は同一平面内又は湾曲した面内に形成されていても良いし、凸凹を有する面内に形成されていても良い。また、前記型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填しながら該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射しても良いし、充填した後で照射しても良い。前記金型の型面に合成樹脂製シートを該金型の型溝内の紫外線硬化性樹脂液と該合成樹脂製シートとが接触する状態で被覆させた後、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射しても良い。

発明の効果

[0009]
 本発明の防水用パッキンの製造方法は、使用している金型が表面に型溝を形成しただけの簡易な金型なので、防水用パッキンの製造コストに占める金型代を安く抑えることができ、従って、防水用パッキンを安価に製造することができるという利点がある。
[0010]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、使用している金型が表面に型溝を形成しただけの簡易な金型なので、金型を容易に製造することができ、従って、金型の設計変更に容易に対応することができるという利点がある。
[0011]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、リム成形のように金型の開閉動作が無いので、そのための複雑且つ精密な機械的機構が不要であり、防水用パッキンの製造コストに占める設備代を安く抑えることができ、従って、防水用パッキンを安価に製造することができるという利点がある。
[0012]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、リム成形のように金型内の狭い空間への合成樹脂の注入が無いので、そのための複雑且つ精密な機械的機構が不要であり、防水用パッキンの製造コストに占める設備代を安く抑えることができ、従って、防水用パッキンを安価に製造することができるという利点がある。
[0013]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、金型の表面に形成した型溝内に紫外線硬化性樹脂液を外から滴下することによって紫外線硬化性樹脂液を充填することができるので、リム成形の場合と比べ、合成樹脂液を型内に容易且つ速やかに充填することができ、従って、防水用パッキンを生産性良く、安価に製造することができるという利点がある。
[0014]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、金型の型溝内に充填した紫外線硬化性樹脂液に紫外線を直接照射して紫外線硬化性樹脂液を硬化させるので、リム成形の場合と比べ、合成樹脂液を速やかに硬化させることができ、従って、防水用パッキンを生産性良く、安価に製造することができるという利点がある。
[0015]
 また、本発明の防水用パッキンの製造方法は、型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填した型面に合成樹脂シートを載せて紫外線を照射するだけで合成樹脂シートで保形された防水用パッキンを作ることができるので、合成樹脂シートで保形された防水用パッキンを容易に作ることができるという利点がある。

図面の簡単な説明

[0016]
[図1] 図1は本発明の一実施例に係る防水用パッキンの製造方法を示す工程図である。
[図2] 図2は本発明の一実施例に係る防水用パッキンの製造方法に使用する金型の一例を示す斜視図である。
[図3] 図3は図2のA-A矢視断面図である。
[図4] 図4は本発明の他の実施例に係る防水用パッキンの製造方法を示す工程図である。
[図5] 図5は型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填させてから金型の型面を合成樹脂製シートで被覆して紫外線を照射した状態を示す説明図である。
[図6] 図6は本発明に係る防水用パッキンを組み込んだ電気製品の一例を示す断面図である。

発明を実施するための形態

[0017]
 各種電気製品の防水用途に使用する防水用パッキンをできるだけ安価に提供するという目的を、最小の部品点数で、防水用パッキンの品質を損なわずに実現した。
実施例 1
[0018]
 図1は本発明の一実施例に係る防水用パッキンの製造方法を示す工程図、図2は本発明の一実施例に係る防水用パッキンの製造方法に使用する金型の一例を示す斜視図、図3は図2のA-A矢視断面図である。
[0019]
 本発明に係る防水用パッキンの製造方法は、これらの図に示すように、金型10の一方の面に形成した型溝12内に紫外線硬化性樹脂液16を充填する充填工程14と、型溝12内に充填した紫外線硬化性樹脂液16に紫外線を照射する照射工程18と、型溝12内の紫外線硬化性樹脂液16に紫外線を照射して得られた防水用パッキン20を型溝12内から取り出す取出工程22とからなる。
[0020]
 ここで、金型10の型溝12は、同一の平坦な面内に形成されていてもよいし、製造される防水用パッキンの形状を考慮し、湾曲した面内に形成されていてもよいし、凸凹又は段差を有する面内に形成されていてもよい。また、紫外線を照射するタイミングは、紫外線硬化性樹脂液16を充填し終わった後、金型10を紫外線照射装置に運び、ここで紫外線を照射してもよいし、金型10の型溝12内に紫外線硬化性樹脂液16を充填しながら充填直後の紫外線硬化性樹脂液16に紫外線を照射してもよい。
実施例 2
[0021]
 実施例1では単純な防水用パッキンを製造する場合について説明したが、他の実施例として、金型10の型溝12内に紫外線硬化性樹脂液16を充填する充填工程14と紫外線硬化性樹脂液16に紫外線を照射する照射工程18の間に、図4に示すように、金型10の型面に合成樹脂製シート24を被覆させる被覆工程26を設けてもよい。
[0022]
 被覆工程26を設けた場合は、紫外線硬化性樹脂液16が紫外線によって架橋し、その際、紫外線硬化性樹脂液16と合成樹脂製シート24も架橋により結合し、図5に示すように、合成樹脂製シート24で支持された防水用パッキン20を製造することができる。このようにして製造した防水用パッキンは図6に示すように電気製品26内に組み込んで使用する。この防水用パッキン20は保形性が良いので、電気製品26内に装着し易い。

産業上の利用可能性

[0023]
 本発明は金型の型面に溝条以外に任意の形状の凹部を形成することによって防水用パッキン以外の合成樹脂成形品を安価に製造する用途にも適用することができる。

符号の説明

[0024]
10 金型
12 型溝
14 充填工程
16 紫外線硬化性樹脂液
18 照射工程
20 防水用パッキン
22 取出工程
24 合成樹脂製シート
26 電気製品

請求の範囲

[請求項1]
 金型の一方の面に形成した型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填する充填工程と、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射する照射工程と、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射して得られた防水用パッキンを該型溝内から取り出す取出工程とを備えたことを特徴とする防水用パッキンの製造方法。
[請求項2]
 前記型溝が同一平面内又は湾曲した面内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水用パッキンの製造方法。
[請求項3]
 前記型溝が凸凹又は段差を有する面内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水用パッキンの製造方法。
[請求項4]
 前記型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填しながら充填直後の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の防水用パッキンの製造方法。
[請求項5]
 前記金型の型面に形成した型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填させた後、該金型の型面に合成樹脂製シートを該金型の型溝内の紫外線硬化性樹脂液と該合成樹脂製シートとが接触する状態で被覆させ、その後、合成樹脂製シートを通して該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の防水用パッキンの製造方法。
[請求項6]
 金型の型面に形成した型溝内に紫外線硬化性樹脂液を充填し、該型溝内の紫外線硬化性樹脂液に紫外線を照射してなることを特徴とする防水用パッキン。
[請求項7]
 合成樹脂製シートの一方の面に取り付けられてなることを特徴とする請求項6に記載の防水用パッキン。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]