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1. (WO2015136831) 記録装置
Document

明 細 書

発明の名称 記録装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020  

図面の簡単な説明

0021  

発明を実施するための形態

0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095  

符号の説明

0096  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

補正された請求の範囲(条約第19条)

1  *   2   3   4   5   6   7   8   9  

条約第19条(1)に基づく説明書

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24  

明 細 書

発明の名称 : 記録装置

技術分野

[0001]
 本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置に関する。

背景技術

[0002]
 記録装置として、インクを収容する液体収容体が収納されるケースを、記録ヘッドが内部に設けられている筐体の外部に設ける装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。こうした記録装置では、ケースに収納されている液体収容体に接続されている供給チューブが、筐体内に導かれて記録ヘッドに接続されている。そして、液体収容体から供給されたインクを記録ヘッドが用紙などの媒体に対して噴射することにより、同媒体に記録が施される。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2013-121659号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 ところで、上記の記録装置では、筐体外でのケースの設置位置によっては筐体内で供給チューブを引き回す必要がある。すなわち、筐体内には、供給チューブを引き回すための空間を設けることとなるが、こうした空間が広いほど筐体が大型化してしまう。しかし、供給チューブを引き回すための空間を狭くした場合、走査方向に移動するキャリッジに記録ヘッドが支持されるシリアル方式の記録装置では、キャリッジの移動に伴って供給チューブの一部が同供給チューブの他の部分と干渉するおそれがある。また、筐体内においてキャリッジの移動に伴う供給チューブの移動領域と液体収容体に接続されている供給チューブの引き回し領域を同じ面で並べて配置すると、必要とする面積が大きくなり、筐体が大型化してしまう。
[0005]
 また、筐体内において供給チューブの近傍に電線が引き回れていることがある。この場合、キャリッジの移動に伴って供給チューブが追従変形する場合には、追従変形する供給チューブが電線と干渉するおそれもある。
[0006]
 本発明の目的は、筐体の外部に設けられている液体収容体内の液体を記録ヘッドに供給するための供給チューブを省スペースで引き回す、または、電線との干渉を無くすことで筐体内で好適に引き回すことができる記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0007]
 上記目的を達成する記録装置は、往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導くとともに、前記記録ヘッドの往復移動に伴って前記記録ヘッド側が追従変形する供給チューブと、前記液体供給チューブを上下に仕切る仕切部材と、を備え、前記液体供給チューブは、前記仕切部材により折り返される第1の部分と、それよりもヘッド側で折り返され、追従変形する第2の部分と、を備えることを特徴とする記録装置。
[0008]
 上記構成によれば、仕切部材によって、筐体内の空間が上下に仕切られている。そして、供給チューブの仕切部材により折り返される第1の部分が、仕切部材よりも上側の領域及び下側の領域の一方に位置し、追従変形する第2の部分が、上側の領域及び下側の領域の他方に位置している。そのため、キャリッジの往復移動に伴って追従変形する部分と折り返された部分との干渉が仕切部材によって回避される。また、追従変形する部分の移動領域の上下方向に折り返された部分の引き回し領域を配置できるので、追従変形する部分の移動領域の上下方向の領域を有効活用できる。
[0009]
 上記記録装置において、前記筐体内には中継器が設けられていることがある。この場合、前記第1の部分は、前記液体収容体と前記中継器とを接続する第1の供給チューブであり、前記第2の部分は、前記中継器と前記記録ヘッドとを接続する第2の供給チューブであることが好ましい。
[0010]
 上記構成によれば、キャリッジの走査方向への移動に伴って追従変形する第2の供給チューブと、追従変形しない第1の供給チューブとの干渉を、仕切部材によって回避することができる。
[0011]
 上記記録装置において、前記筐体の外部には、前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットを有し、前記仕切部材の中に、前記液体収容ユニットに接続されている電線が配置されていることが好ましい。この構成によれば、このように電線を仕切部材の中に設けることにより、筐体内での電線と供給チューブとの干渉を抑制することが可能となる。
[0012]
 上記記録装置において、前記仕切部材は、第1の仕切部材と第2の仕切部材とを有し、前記電線は、前記第1の仕切部材と前記第2の仕切部材との間の隙間に配置されていることが好ましい。この構成によれば、電線を仕切部材の中に配置する構成を容易に実現させることができる。
[0013]
 上記記録装置において、前記第1の仕切部材及び前記第2の仕切部材は金属で構成されていることが好ましい。この構成によれば、電線に流れている信号への電気的なノイズの重畳を抑制することができる。
[0014]
 上記記録装置は、前記液体収容体が収納されるケースを備えるようにしてもよい。この場合、前記ケースは、前記キャリッジを収容する筐体において記録対象である被記録媒体の幅方向における一端に位置する側壁に取り付けられ、前記中継器は、前記筐体内において前記幅方向における他端側に設けられていることが好ましい。
[0015]
 上記構成によれば、筐体内では、第1の供給チューブが、上記幅方向における一端から他端まで引き回される。そして、このように第1の供給チューブを、筐体内の一端から他端まで引き回す場合であっても、第1の供給チューブの位置する領域と、第2の供給チューブの位置する領域とが仕切部材によって仕切られているため、第2の供給チューブによって邪魔されることなく、第1の供給チューブを筐体内で引き回すことができる。
[0016]
 上記記録装置は、前記筐体の外部であって、且つ同筐体を挟んだ前記ケースの反対側に配置される別のケースと、前記別のケース内に収納されている液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに供給する別の供給チューブと、を備えることが好ましい。
[0017]
 上記構成によれば、筐体の一方側にケースが配置され、他方側に別のケースが配置されることとなる。こうした場合、ケース内に収納されている液体収容体に接続される供給チューブは、筐体内を上記幅方向における一方側から他方側に引き回されることとなる。そして、こうした供給チューブを構成する第2の供給チューブと第1の供給チューブとの干渉が仕切部材によって好適に回避することができる。
[0018]
 また、上記目的を達成する記録装置は、筐体と、前記筐体内で往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導く供給チューブと、前記筐体内で引き回されている電線と、を備えた装置を前提としている。この記録装置は、前記記録ヘッドによって記録が行われている被記録媒体の被記録面と交差する方向を上下方向とした場合、前記筐体内を上下に仕切る仕切部材をさらに備えている。そして、前記仕切部材よりも上側の領域及び下側の領域の一方には、前記供給チューブが位置し、前記上側の領域と前記下側の領域の他方には、前記電線が位置している。
[0019]
 上記構成によれば、仕切部材によって、筐体内の空間が上下に仕切られている。そして、供給チューブが、仕切部材よりも上側の領域及び下側の領域の一方に位置し、電線が、上側の領域及び下側の領域の他方に位置している。そのため、キャリッジの走査方向への移動に伴って供給チューブが追従変形しても、供給チューブと電線との干渉が仕切部材によって回避される。したがって、筐体の外部に設けられている液体収容体内の液体を記録ヘッドに供給するための供給チューブを筐体内で好適に引き回すことができる。
[0020]
 上記記録装置において、前記筐体の外部には、前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットが設けられており、前記電線は、前記液体収容ユニットから前記筐体内に導かれている電線であることが好ましい。この構成によれば、液体収容ユニットから筐体内に導かれた電線と、供給チューブとの筐体内での干渉を抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0021]
[図1] 記録装置の一実施形態を示す斜視図。
[図2] 記録装置で用いられる液体収容体を模式的に示す斜視図。
[図3] 蓋体を空けた状態の第1の液体収容ユニットを示す斜視図。
[図4] 第1の液体収容ユニットを回動させた状態を示す斜視図。
[図5] 第1の液体収容ユニット内でのチューブとケーブルの引き回し態様を示す平面図。
[図6] 第2の液体収容ユニット内でのチューブとケーブルの引き回し態様を示す平面図。
[図7] (a)は意匠カバーが取り外された記録ユニットを示す斜視図、(b)は筐体を構成するカバー部材を示す斜視図。
[図8] カバー部材において第1の液体収容ユニットが取り付けられる側壁部の一部を拡大した斜視図。
[図9] カバー部材が取り外された記録ユニットを示す斜視図。
[図10] カバー部材及び閉塞部材が取り外された記録ユニットを示す斜視図。
[図11] カバー部材において第2の液体収容ユニットが取り付けられる側壁部の一部を拡大した斜視図。
[図12] 筐体内での第1の供給チューブの引き回し態様の一部を示す斜視図。
[図13] 筐体内の内部構成を示す斜視図。
[図14] 第1の供給チューブの位置する領域と第2の供給チューブの位置する領域とが仕切られている状態を示す図。
[図15] 第1の供給チューブの位置する領域と第2の供給チューブの位置する領域とを仕切る仕切部材及びその周辺部材の分解斜視図。
[図16] 各第1の供給チューブが中継器に接続されている様子を示す斜視図。
[図17] 各第1の供給チューブを束ねる拘束部材とその周辺を拡大した斜視図。
[図18] 拘束部材を示す平面図。
[図19] 筐体内の内部構成を示す平面図。
[図20] 第1の液体収容ユニットが筐体に対して相対的に回動された状態を示す斜視図。
[図21] 別の実施形態の記録装置において、意匠カバーが取り外された状態の記録ユニットを示す斜視図。
[図22] 別の実施形態の記録装置において、筐体内の内部構成を示す斜視図。
[図23] 別の実施形態の記録装置において、第1の液体収容ユニットからの第1の供給チューブが筐体で引き回されている状態を示す斜視図。
[図24] 別の実施形態の記録装置において、第1の液体収容ユニットからの第1の供給チューブが筐体内で引き回されている様子を示す模式図。

発明を実施するための形態

[0022]
 以下、記録装置をインクジェット式の記録装置に具体化した一実施形態を図1~図20に従って説明する。
 図1に示すように、記録装置11は、被記録媒体の一例である用紙Pに対して記録を施す記録ユニット20と、記録ユニット20に液体の一例であるインクを供給するための2つの液体収容ユニット40,60とを備えている。記録ユニット20の筐体21内には、中継器22と、記録対象となる用紙Pの幅方向でもある走査方向Xに往復移動するキャリッジ23と、キャリッジ23に支持されている記録ヘッド24とが設けられている。
[0023]
 中継器22は、各液体収容ユニット40,60内の液体収容体30(図3及び図6参照)と第1の供給チューブ48,68(図5及び図6参照)を介して接続されるとともに、記録ヘッド24と第2の供給チューブ102(図14参照)を介して接続されている。そのため、液体収容体30に収容されているインクは、第1の供給チューブ48,68、中継器22及び第2の供給チューブ102を通じて記録ヘッド24に供給される。
[0024]
 図1に示すように、中継器22は、筐体21内において図中左上に配置されており、各液体収容ユニット40,60から供給されたインクを一時的に貯留するバッファー室を有する。この中継器22のバッファー室内のインクが、第2の供給チューブ102(図14参照)を通じて記録ヘッド24に供給される。そして、中継器22から供給されたインクを記録ヘッド24が用紙Pに噴射することにより、用紙Pに記録(印刷)が施される。その後、記録済みとなった用紙Pは、筐体21の前部中央に設けられている排出口25から排出されて排出トレイ26上に載置される。なお、本明細書における「前後方向」は、記録ヘッド24によって記録が施されている用紙Pの搬送方向と一致している。また、本明細書では、記録ヘッド24によってインクの噴射されている用紙Pの被記録面と直交(交差)する方向を「上下方向」というものとする。
[0025]
 また、筐体21における排出トレイ26の下側には上下二段の給紙カセット27A,27Bが着脱可能に装着されており、これら給紙カセット27A,27B内には複数枚の用紙Pが積層状態で収容されている。また、筐体21の上部には、ユーザーが操作する操作部28と、設定位置に設定された原稿に記録されている画像を読みとるスキャナー装置29とが設けられている。
[0026]
 各液体収容ユニット40,60のうち第1の液体収容ユニット40は、筐体21の走査方向Xにおける両側の側壁のうち、中継器22から離れている側壁(図中右側の側壁)に取り付けられている。また、第2の液体収容ユニット60は、筐体21の走査方向Xにおける両側の側壁のうち、中継器22に近い側壁(図中左側の側壁)に取り付けられている。
[0027]
 次に、図2を参照し、液体収容ユニット40,60内に収容される液体収容体30について説明する。
 図2に示すように、液体収容体30は可撓性材料で構成されている袋状のインクパック31を有し、当該インクパック31内にインクが収容されている。また、インクパック31の図中上端には矩形環状の取手部32が設けられており、インクパック31と取手部32との接続部分にはICチップ33が設けられている。このICチップ33には、インクパック31内に収容されているインクに関する情報として、収容されているインクの種類(色など)やインク残量などが記憶される。そして、液体収容体30が取手部32を通じて液体収容ユニット40,60に取り付けられることにより、液体収容体30内のインクの中継器22への供給が可能となる。
 尚、大容量の液体収容体30を採用しようとした場合、液体収容ユニット40,60も大型化するが、液体収容ユニットを筐体21の両側に配置することで液体収容ユニットの占有空間を分散することができる。その場合、液体収容ユニットの配置によっては、後述するように、供給チューブを長い距離引き回す必要が生じる。
[0028]
 次に、図3~図5を参照し、第1の液体収容ユニット40について説明する。
 図3に示すように、第1の液体収容ユニット40は、筐体21の側壁に取り外し可能な状態で取り付けられるケース41と、ケース41の開口を閉塞する蓋体42とを備えている。ケース41は、有底箱状の液体受容部43と、液体受容部43において筐体21と対向する側壁の上部に連結される側壁形成部材44とを有している。このようにケース41の底部を有底箱状の液体受容部43で構成することにより、ケース41内でインク漏れが発生しても、当該インクがケース41外に漏れ出ることが抑制される。なお、図5では、液体収容体30をケース41内の所定位置まで案内するためのガイド部材(図示略)及び蓋体42を取り除いた第1の液体収容ユニット40が図示されている。
[0029]
 側壁形成部材44の上部には、斜め前方に突出する複数(本実施形態では3つ)の支持機構46が設けられており、これら各支持機構46は、前後方向にほぼ等間隔に並んでいる。ケース41と蓋体42とによって形成される収納空間には、互いに異なる種類(色)のインクを収容する複数(ここでは3つ)の液体収容体30が前後方向に並んで収納されており、液体収容体30はその取手部32を通じて支持機構46に支持される。
[0030]
 一方、図4に示すように、側壁形成部材44の外側には取付板45が設けられており、ケース41は取付板45を通じて記録ユニット20の筐体21に取り付けられている。そして、第1の液体収容ユニット40を記録ユニット20から取り外すとき、取付板45はケース41と共に筐体21から離間される。
[0031]
 また、図4及び図5に示すように、側壁形成部材44には、ケース41の内外を連通させる第2の貫通孔の一例である貫通孔47が設けられている。この貫通孔47は、前後方向に並ぶ各支持機構46のうち、最も前に配置される支持機構46の下方に位置している。すなわち、図5に示すように、貫通孔47は、ケース41が取り付けられる筐体21の側壁に沿う一方向の一例である前後方向においてケース41の中央Lよりも前側に位置している。また、この貫通孔47は、ケース41の前後方向における中央Lに向けて、すなわちケース41の後方に向けて拡張されている。つまり、貫通孔47は、前後方向に長い長孔である。なお、本明細書では、貫通孔47の前部を「貫通孔の前部47F」とし、この前部47Fから後方に拡張された部分を「貫通孔の後部47B」というものとする。
[0032]
 支持機構46に支持されている液体収容体30には、インクパック31内のインクを記録ユニット20に供給するための第1の供給チューブ48の一端が接続されている。これら各第1の供給チューブ48は、貫通孔の前部47Fを介してケース41外に出て、記録ユニット20の筐体21内に導かれている。そして、各第1の供給チューブ48は、筐体21内の中継器22に接続されている。
[0033]
 ケース41内では、各第1の供給チューブ48は、貫通孔の前部47Fに向けて一直線に伸びているのではなく、側壁形成部材44に支持されている複数の拘束具49によって湾曲した状態で拘束されている。特に、各液体収容体30のうち、最も前に位置する液体収容体30に接続される第1の供給チューブ48は、側壁形成部材44に沿って一回りされてから貫通孔の前部47Fに向かうように引き回されている。なお、各拘束具49による各第1の供給チューブ48の拘束は、作業者が拘束具49を変形させることにより解除可能である。そして、拘束具49による各第1の供給チューブ48の拘束が解除されると、各第1の供給チューブ48の貫通孔47を通じたケース41外への引き出しが可能となる。
[0034]
 また、各支持機構46に支持されている図3に示す液体収容体30のICチップ33(図2参照)には、フレキシブルフラットケーブルである個別ケーブル50の一端が電気的に接続されている。ケース41内の各液体収容体30のうち、最も後に位置する液体収容体30と真ん中に位置する液体収容体30とに電気的に接続される各個別ケーブル50は、側壁形成部材44に支持されているケーブル用拘束具53によって拘束されている。なお、最も前に位置する液体収容体30に電気的に接続される個別ケーブル50は、他の個別ケーブル50と同様にケーブル用拘束具で拘束してもよいし、ケーブル用拘束具で拘束しなくてもよい。
[0035]
 また、側壁形成部材44において、最も前に配置される支持機構46と貫通孔47との間には、各個別ケーブル50の他端が電気的に接続される中継基板51が設けられている。また、中継基板51には、中継基板51を通じて各個別ケーブル50に電気的に接続されるフレキシブルフラットケーブルである1本の統合ケーブル52が着脱可能に接続されている。この統合ケーブル52は、貫通孔の前部47Fを介してケース41外に出ている。そして、ケース41外において、統合ケーブル52は、記録ユニット20の筐体21内に導かれ、筐体21内の中継器22の近傍に設けられている統合回路基板121(図19参照)に接続されている。したがって、本実施形態では、統合ケーブル52が、第1の液体収容ユニット40に接続されている「電線」の一例に相当する。
[0036]
 なお、複数の液体収容体30が収納される第1の液体収容ユニット40のケース41内からは、一本のケーブル(すなわち、統合ケーブル52)のみが出るようになっている。そのため、各個別ケーブル50がケース41外に出される場合と比較して、記録ユニット20への第1の液体収容ユニット40の組み付けが容易となる。
[0037]
 次に、図4及び図6を参照し、第2の液体収容ユニット60について説明する。
 図4及び図6に示すように、第2の液体収容ユニット60は、第1の液体収容ユニット40と同様に、別のケースの一例であるケース61と、ケース61の開口を閉塞する蓋体62を備えている。ケース61は、有底箱状の液体受容部63と、液体受容部63において筐体21と対向する側壁の上部に連結される側壁形成部材64とを有している。このようにケース61の底部を有底箱状の液体受容部63で構成することにより、ケース61内でインク漏れが発生しても、当該インクがケース61外に漏れ出ることが抑制される。そして、側壁形成部材64の外側には第1の液体収容ユニット40と同様に、取付板が設けられており、この取付板を通じて記録ユニット20の筐体21に第2の液体収容ユニット60が取り付けられている。なお、図6では、液体収容体30をケース61内の所定位置まで案内するためのガイド部材(図示略)及び蓋体62を取り除いた第2の液体収容ユニット60が図示されている。
[0038]
 また、側壁形成部材64の上部には、支持機構66が設けられている。そして、ケース61と蓋体62とによって形成される収納空間内にはインク(例えば、黒インク)を収容する液体収容体30が収納されており、液体収容体30はその取手部32を通じて支持機構66に支持される。
[0039]
 支持機構66に支持されている液体収容体30には、インクパック31内のインクを記録ユニット20に供給するための第1の供給チューブ68の一端が接続されている。側壁形成部材64において支持機構66よりも前方には貫通孔67が設けられており、第1の供給チューブ68は貫通孔67を介してケース61外に出ている。ケース61内において第1の供給チューブ68は、貫通孔67に向けて一直線に伸びているのではなく、側壁形成部材64に支持されている複数の拘束具69によって湾曲した状態で拘束されている。そして、ケース61外において第1の供給チューブ68は、記録ユニット20の筐体21内に導かれて中継器22に接続されている。なお、拘束具69による第1の供給チューブ68の拘束は、作業者が拘束具69を変形させることにより解除可能である。そして、拘束具69による第1の供給チューブ68の拘束が解除されると、第1の供給チューブ68の貫通孔67を通じたケース61外への引き出しが可能となる。
[0040]
 また、支持機構66に支持されている液体収容体30のICチップ33には、フレキシブルフラットケーブルである個別ケーブル70の一端が着脱可能に電気的に接続されている。この個別ケーブル70は、貫通孔67を介してケース61外に出ている。そして、ケース61外において個別ケーブル70は、記録ユニット20の筐体21内に導かれ、筐体21内の中継器22の近傍に設けられている中継回路基板120(図19参照)に電気的に接続されている。
[0041]
 次に、図4及び図7~図11を参照し、記録ユニット20について説明する。
 図7(a)には、記録ユニット20から意匠カバー(図示略)を取り外した状態の記録ユニット20が図示されている。図7(a)に示すように、記録ユニット20の筐体21は、中継器22、記録ヘッド24及び図示しない制御装置などが収容されている筐体フレーム80を備えている。この筐体フレーム80の下方には底壁部材81が設けられているとともに、筐体フレーム80はカバー部材82によって覆われている。
[0042]
 図7(b)に示すように、カバー部材82は、筐体フレーム80の上部を覆う本体部82Aと、本体部82Aの走査方向Xにおける両端から下方に延出されている側壁部82B,82Cとを有しており、両側壁部82B,82Cの先端(下端)が底壁部材81に接続されている。これら両側壁部82B,82Cは、意匠カバーが筐体21に取り付けられた状態でも外部に露出している。そのため、カバー部材82の側壁部82Bが、第1の液体収容ユニット40が取り付けられる筐体21の側壁に相当し、側壁部82Cが、第2の液体収容ユニット60が取り付けられる筐体21の側壁に相当する。
[0043]
 また、図8には、第1の液体収容ユニット40と対向する側壁部82Bの一部が図示されている。図7(b)及び図8に示すように、この側壁部82Bにおいて、第1の液体収容ユニット40の側壁形成部材44に設けられている貫通孔の前部47Fと対向する位置には、下面に開口する切り欠き部86が設けられている。この切り欠き部86は、側壁部82Bの前後方向における中央よりも前方に位置している。
[0044]
 こうした切り欠き部86の前後方向における長さは、第1の液体収容ユニット40の貫通孔47の前後方向における長さよりも短い。カバー部材82が筐体フレーム80に取り付けられた状態では、図7(a)に示すように、切り欠き部86の開口が底壁部材81によって閉塞され、貫通孔87が形成されている。そして、この貫通孔87内を、各液体収容体30に接続されている各第1の供給チューブ48及び統合ケーブル52が通過している。したがって、本実施形態では、この貫通孔87が、液体収容体30に接続されている各第1の供給チューブ48が通過する「第1の貫通孔」の一例として機能する。
[0045]
 ここで、記録ユニット20のメンテナンスを行う際には、カバー部材82が筐体フレーム80から取り外されることがある。こうしたメンテナンスの終了時には、カバー部材82が筐体フレーム80に組み付けられることとなる。このとき、カバー部材82の側壁部82Bには、その下面に開口する切り欠き部86が設けられており、この切り欠き部86内には、その開口を介して各第1の供給チューブ48が収容される。そのため、カバー部材82の筐体フレーム80への組み付け時に、各第1の供給チューブ48と統合ケーブル52とが適切に保護される。また、各第1の供給チューブ48を中継器22に接続したままでの作業が可能となる。
[0046]
 また、図11には、第2の液体収容ユニット60と対向する側壁部82Cの一部が図示されている。図10及び図11に示すように、この側壁部82Cにおいて、第2の液体収容ユニット60の側壁形成部材64に設けられている貫通孔67と対向する位置には、側壁部82Cの前端及び上端に開口する切り欠き部96が設けられている。切り欠き部96は、図9に示すように、筐体フレーム80内に設けられている中継器22を前方から閉塞するための閉塞部材12によって閉塞されており、貫通孔97が形成されている。そして、この貫通孔97内を、各液体収容体30に接続されている第1の供給チューブ68及び個別ケーブル70が通過している。
[0047]
 次に、図12~図18を参照し、第1の液体収容ユニット40から筐体21内に導かれた各第1の供給チューブ48及び統合ケーブル52の引き回し態様について説明する。
 図12に示すように、貫通孔87を介して筐体フレーム80内に導かれた各第1の供給チューブ48は、筐体フレーム80の前方下部に支持されているクランプ部材101によって束ねられている。そのため、各第1の供給チューブ48は、筐体21の側壁に形成されている貫通孔87内の下部を通過している(図7(a)参照)。
[0048]
 こうしたクランプ部材101は、走査方向Xにおいて、排出口25を挟んで中継器22の反対側に配置されている。そして、クランプ部材101よりも下流側の各第1の供給チューブ48は、走査方向Xにおける一方側から他方側に向けて引き回されている。
[0049]
 図13及び図14に示すように、上下方向において、中継器22と記録ヘッド24とを接続する第2の供給チューブ102と、用紙Pの排出口25との間には、第1の液体収容ユニット40から延びる各第1の供給チューブ48を中継器22まで通過させるための空間が形成されている。
[0050]
 すなわち、図14及び図15に示すように、上下方向において、各第2の供給チューブ102と各第1の供給チューブ48との間には、各第2の供給チューブ102の位置する領域と、走査方向Xに沿う各第1の供給チューブ48の位置する領域とを仕切る仕切部材103が設けられている。この仕切部材103は、キャリッジ23の移動経路よりも前方であって、且つ走査方向Xに沿うように配置されている。すなわち、仕切部材103よりも上方に、キャリッジ23の移動に応じた第2の供給チューブ102の追従変形が許容される領域が確保される。また、筐体21内に位置する各第1の供給チューブ48が、「供給チューブの上流側部分」の一例に相当し、各第2の供給チューブ102が、「供給チューブの下流側部分」の一例に相当する。そして、第1の供給チューブ48と、中継器22を介して第1の供給チューブ48に接続されている第2の供給チューブ102とにより、第1の液体収容ユニット40から供給されるインクを記録ヘッド24に供給する「供給チューブ」の一例が構成される。また、第1の供給チューブ68と、中継器22を介して第1の供給チューブ68に接続されている第2の供給チューブ102とにより、第2の液体収容ユニット60から供給されるインクを記録ヘッド24に供給する「別の供給チューブ」の一例が構成される。
[0051]
 また、図14に示すように、仕切部材103の下部には、走査方向Xに沿う各第1の供給チューブ48の収容空間104を仕切部材103とともに形成する空間形成部材105が取り付けられている。空間形成部材105は、クランプ部材101よりも上方に位置している。そのため、筐体21の側壁に形成された貫通孔87を介して筐体21内に導かれた各第1の供給チューブ48は、撓ませてから収容空間104内に進入したかたちとなっている。そして、収容空間104内の各第1の供給チューブ48は、空間形成部材105によって支持されている。
[0052]
 図14及び図15に示すように、仕切部材103は、第1の仕切部材106と、第1の仕切部材106よりも下方に配置される第2の仕切部材107とを有している。第1及び第2の仕切部材106,107は、金属の板材で構成されている。第1の仕切部材106には、上下方向とほぼ直交する仕切板部106Aと、仕切板部106Aの前端から上方に立設している支持部106Bとが設けられている。この支持部106Bには、各第2の供給チューブ102を束ねるクランプ部材108が設けられている。そのため、本実施形態では、各第2の供給チューブ102においてクランプ部材108よりも記録ヘッド24側となる部分が、キャリッジ23の走査方向Xへの移動に伴って追従変形する部分に相当する。また、各第1の供給チューブ48と、各第2の供給チューブ102においてクランプ部材108よりも中継器22側となる部分が、キャリッジ23が走査方向Xに移動しても追従変形しない部分に相当する。
[0053]
 第2の仕切部材107は第1の仕切部材106に支持されており、第1の仕切部材106の仕切板部106Aと第2の仕切部材107との間には僅かな隙間が介在している。そして、この隙間内には、第1の液体収容ユニット40から中継器22の近傍に設けられている統合回路基板121(図19参照)に向けて延びる統合ケーブル52が位置している。
[0054]
 そして、図16に示すように、上記の収容空間104を通過した各第1の供給チューブ48は、上方に向けて湾曲されて中継器22に接続されている。各第1の供給チューブ48,68と中継器22との接続部分は、中継器22と各第2の供給チューブ102との接続部分よりも上方に位置している。
[0055]
 なお、図17及び図18に示すように、収容空間104を通過して上方に湾曲された各第1の供給チューブ48は、各第2の供給チューブ102よりも上方の領域で拘束部材110によって束ねられている。この拘束部材110は、各第1の供給チューブ48を拘束するチューブ拘束部111と、第2の液体収容ユニット60から筐体21内に導かれた個別ケーブル70を支持するケーブル支持部112と、第2の液体収容ユニット60側から延びている電線71が巻き付けられる線巻き付け部113とを有している。なお、この電線71は、例えば、第2の液体収容ユニット60において蓋体62が開けられたか否かを検出するためのセンサーに接続されている電線であってもよい。
[0056]
 また、図18に示すように、チューブ拘束部111は、開状態と閉状態とになりうる。すなわち、各第1の供給チューブ48は、チューブ拘束部111が開状態になっているときに同チューブ拘束部111に組み付けられる。そして、この状態でチューブ拘束部111を閉状態にすることにより、各第1の供給チューブ48が、拘束部材110に拘束される。
[0057]
 また、拘束部材110においてチューブ拘束部111の下側には、脚部114が設けられている。そして、拘束部材110は、脚部114を通じて筐体フレーム80にスライド移動可能な状態で支持されている。
[0058]
 ここで、図15を参照し、筐体21内での各第1の供給チューブ48の組み付け手順の一例について説明する。
 図15に示すように、筐体21内に引き回された各第1の供給チューブ48の下方に、空間形成部材105が配置され、この空間形成部材105に各第1の供給チューブ48を支持させる。そして、各第1の供給チューブ48の上方に第2の仕切部材107を配置させ、各第1の供給チューブ48を支持する空間形成部材105が第2の仕切部材107に固定される。また、この第2の仕切部材107の上面に統合ケーブル52が固定される。次いで、第2の仕切部材107の上方に第1の仕切部材106を配置し、仕切板部106Aと第2の仕切部材107とによって統合ケーブル52が挟み込まれるように、第2の仕切部材107が第1の仕切部材106に固定される。
[0059]
 なお、図19に示すように、中継器22よりも前方には、第2の液体収容ユニット60から延びている個別ケーブル70が電気的に接続される中継回路基板120が設けられている。また、中継器22の後部上面には、第1の液体収容ユニット40から延びている統合ケーブル52が電気的に接続される統合回路基板121が設けられている。この統合回路基板121は、連絡ケーブル122を通じて中継回路基板120に電気的に接続されている。そして、統合回路基板121は、図示しないケーブルを介して図示しない制御装置に電気的に接続される。すなわち、このケーブルを介して、統合回路基板121に集まった各種情報が制御装置に伝達される。
[0060]
 次に、図20を参照し、第1の液体収容ユニット40を筐体21から取り外して記録装置11のメンテナンスを行う際の作用について説明する。
 第1の液体収容ユニット40内では、拘束具49による各第1の供給チューブ48の拘束が解除され、統合ケーブル52が中継基板51から取り外される。また、第1の液体収容ユニット40を筐体21に取り付けているボルトが外される。この状態で、例えば、第1の液体収容ユニット40が筐体21に対して前方にスライド移動される。この場合、ケース41の貫通孔47は後方に拡張された長孔であるため、貫通孔47内で各第1の供給チューブ48が後方に変位しても、各第1の供給チューブ48は、貫通孔47の後側の縁部に当接しにくい。すなわち、第1の液体収容ユニット40を大幅に前方にスライド移動させることが可能となる。
[0061]
 そして、第1の液体収容ユニット40をある程度前方にスライド移動させた後、図20に示すように、第1の液体収容ユニット40の後端が筐体21から離間されるように、第1の液体収容ユニット40が相対的に回動される。このとき、第1の液体収容ユニット40内の各第1の供給チューブ48は、拘束具49による拘束が解除されているため、液体収容体30に接続されたままで第1の液体収容ユニット40の筐体21からの相対的な変位に応じてケース41外に引き出される。そのため、第1の液体収容ユニット40の回動量を拡大させることができる。その結果、筐体21の側方に大きな作業スペースが形成される。
[0062]
 しかも、第1の液体収容ユニット40の回動に先立って、同第1の液体収容ユニット40を前方にスライド移動させている。つまり、第1の液体収容ユニット40の回動軸を、第1の液体収容ユニット40のケース41に設けられている貫通孔47に近づけた状態で、第1の液体収容ユニット40が回動されることとなる。そのため、上記の回動軸が貫通孔47から離れている場合と比較して、第1の液体収容ユニット40の回動に伴ってケース41内から引き出される各第1の供給チューブ48の量である引き出し量が短くなる。つまり、ケース41内での各第1の供給チューブ48の湾曲度合いをあまり大きくしなくてもよい。
[0063]
 また、上記の回動軸から第1の液体収容ユニット40の後端までの距離が短くなるため、記録装置11の設置位置周辺の作業スペースが狭くても、第1の液体収容ユニット40を筐体21に対して好適に回動させることができる。したがって、作業者がメンテナンスを行いやすくなる。
[0064]
 なお、筐体21内では、クランプ部材101によって各第1の供給チューブ48が束ねられている。そして、第1の液体収容ユニット40を回動させる場合、こうしたクランプ部材101から各第1の供給チューブ48を取り外すことにより、筐体21内から各第1の供給チューブ48を筐体21外に引き出すことができる。これにより、第1の液体収容ユニット40の回動量をさらに大きくすることができる。
[0065]
 以上、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
 (1)第1の液体収容ユニット40のケース41に設けられている貫通孔47が、筐体21を構成するカバー部材82の側壁部82Bに設けられている貫通孔87よりも拡張されている。そのため、第1の液体収容ユニット40を筐体21に対して相対的に回動させたり前方にスライド移動させたりしても、各第1の供給チューブ48が貫通孔47の周縁に引っかかりにくい。その結果、第1の液体収容ユニット40内に収納されている液体収容体30と筐体21内の中継器22との第1の供給チューブ48を介した接続を維持した状態での第1の液体収容ユニット40の筐体21に対する相対的な変位量を大きくすることができる。これにより、第1の液体収容ユニット40と筐体21との間に大きな作業スペースを確保しやすくなり、記録装置11のメンテナンスが行いやすくなる。したがって、筐体21の外部に設けられている液体収容体30と筐体21内に設けられている中継器22との第1の供給チューブ48を介した接続を維持した状態で第1の液体収容ユニット40を筐体21に対して相対的に変位させることにより、メンテナンスの容易性を高めることができる。
[0066]
 (2)第1の液体収容ユニット40のケース41に設けられている貫通孔47は、側壁形成部材44の前方に設けられているとともに、後方に向けて拡張されている。そのため、第1の液体収容ユニット40を筐体21に対して前方に相対的にスライド移動させた後に、第1の液体収容ユニット40をその後部を筐体21から離間させる方向に回動させることにより、記録装置11の設置位置の周辺のスペースが狭くても、第1の液体収容ユニット40を筐体21に対して適切に回動させることができる。したがって、液体収容体30と中継器22との第1の供給チューブ48を介した接続を維持した状態での第1の液体収容ユニット40の筐体21に対する相対的な変位量を大きくすることができる。
[0067]
 (3)また、第1の液体収容ユニット40内では、各第1の供給チューブ48が拘束具49によって湾曲した状態で拘束されている。そのため、拘束具49による各第1の供給チューブ48の拘束を解除させることにより、第1の液体収容ユニット40内で撓んでいた各第1の供給チューブ48を第1の液体収容ユニット40外に引き出すことができる。その結果、第1の液体収容ユニット40を筐体21から離れる方向に変位させやすくすることができる。
[0068]
 (4)また、筐体21内では、第1の液体収容ユニット40から延びる各第1の供給チューブ48が位置する領域と、中継器22と記録ヘッド24とを接続する各第2の供給チューブ102が位置する領域とが仕切部材103によって仕切られている。これにより、各第2の供給チューブ102によって邪魔されることなく、各第1の供給チューブ48を筐体21内で引き回すことができる。したがって、筐体21の外部に設けられている液体収容体30内のインクを記録ヘッド24に供給するための各第1の供給チューブ48及び各第2の供給チューブ102を筐体21内で好適に引き回すことができる。また、キャリッジ23の移動に伴って各第2の供給チューブ102が追従変形した際に、追従変形する各第2の供給チューブ102と各第1の供給チューブ48との干渉を回避することができる。
[0069]
 (5)また、第1の液体収容ユニット40から筐体21内に導かれた統合ケーブル52は、中継器22の近傍に配置される統合回路基板121に接続される。このとき、この統合ケーブル52は、仕切部材103の中に配置される。そのため、筐体21内での統合ケーブル52と第1の供給チューブ48や第2の供給チューブ102との干渉を抑制することができる。
[0070]
 (6)具体的には、仕切部材103を第1の仕切部材106と第2の仕切部材107とで構成し、第1の仕切部材106と第2の仕切部材107との間に統合ケーブル52が配置される。このように仕切部材103を第1の仕切部材106と第2の仕切部材107とで構成することにより、統合ケーブル52を仕切部材103の中に配置する構成を容易に実現させることができる。
[0071]
 (7)また、第1の仕切部材106及び第2の仕切部材107の双方を金属で構成している。そのため、統合ケーブル52に流れている信号への電気的なノイズの重畳を抑制することができる。
[0072]
 (8)また、筐体21内では、第2の供給チューブ102の位置する領域と、統合ケーブル52の位置する領域とが、第1の仕切部材106によって仕切られている。そのため、キャリッジ23の走査方向Xへの移動に伴って第2の供給チューブ102が追従変形しても、第2の供給チューブ102と統合ケーブル52との干渉を第1の仕切部材106によって回避することができる。
[0073]
 なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
 ・図21及び図22に示すように、筐体フレーム80とカバー部材82の側壁部82Bとの間に、第1の液体収容ユニット40からの各第1の供給チューブ48及び統合ケーブル52を筐体フレーム80内に導くためのトンネル部材150を設けてもよい。
[0074]
 トンネル部材150は、筐体フレーム80に支持されており、走査方向Xに突出する屋根部151と、屋根部151から前方に突出する間隔保持部152とを有している。屋根部151は、下方が開口している逆U字状をなしており、カバー部材82の側壁部82Bと底壁部材81とによって形成されている貫通孔87を貫通している(図21参照)。図22及び図23に示すように、屋根部151内を通過した第1の供給チューブ48及び統合ケーブル52は、屋根部151内と連通している間隔保持部152内を通過している。
[0075]
 記録装置11をメンテナンスする際に、第1の液体収容ユニット40に収納されている液体収容体30と中継器22との第1の供給チューブ48を介した接続を維持した上でカバー部材82を筐体フレーム80から取り外すことがある。この場合、メンテナンスの終了時には、筐体フレーム80にカバー部材82を再び取り付けることとなる。この別の実施形態では、第1の液体収容ユニット40のケース41から出て筐体フレーム80に向かう各第1の供給チューブ48は、トンネル部材150によって上方及び側方が覆われている。そのため、カバー部材82の筐体フレーム80への組み付け時におけるカバー部材82と各第1の供給チューブ48との干渉をトンネル部材150によって抑制することができる。すなわち、各第1の供給チューブ48の破損を生じにくくさせることができる。
[0076]
 ・仕切部材103の走査方向Xにおける両端部のうち中継器22に近い側の端部が、中継器22よりも走査方向Xにおける内側に位置する場合、図22及び図23に示すように、中継器22よりも走査方向Xにおける内側に、各第1の供給チューブ48を上方に湾曲させるための湾曲補助部材180を設けてもよい。湾曲補助部材180には、各第1の供給チューブ48が、上下方向に延びる軸線を中心に螺旋状をなすように巻き付けられている。そして、湾曲補助部材180によって上方に導かれた各第1の供給チューブ48が、中継器22に接続されている。
[0077]
 ・上記実施形態では、第1の液体収容ユニット40内において最も前に位置する液体収容体30に接続される第1の供給チューブ48は、第1の液体収容ユニット40を筐体21から離す際にケース41から大幅に引き出されるように一回りされてからケース41外に出されている。しかし、記録装置11のメンテナンス時において第1の液体収容ユニット40を筐体21から大きく離すことできる場合には、第1の液体収容ユニット40のケース41内で、最も前に位置する液体収容体30に接続される第1の供給チューブ48を一回りさせなくてもよい。
[0078]
 ・第1の液体収容ユニット40を筐体21から離間させる際に、筐体21内から第1の供給チューブ48が引き出されるのであれば、第1の液体収容ユニット40のケース41内では、第1の供給チューブ48を湾曲した状態で拘束しなくてもよい。
[0079]
 ・第1の液体収容ユニット40の側壁形成部材44に設けられている貫通孔47をカバー部材82の側壁部82Bの貫通孔87よりも拡張させることにより、第1の液体収容ユニット40の筐体21に対する相対的な変位量を大きくすることができるのであれば、貫通孔47を任意の方向に拡張させてもよい。例えば、貫通孔47を、カバー部材82の側壁部82Bの貫通孔87よりも前方に拡張してもよいし、上方及び下方の少なくとも一方に拡張してもよい。
[0080]
 ・カバー部材82の側壁部82Bの貫通孔87は、第1の液体収容ユニット40から延びている各第1の供給チューブ48を筐体21内に導くことができるのであれば、側壁部82Bの前後方向における中央などのように、側壁部82Bの前部以外の任意の位置に設けてもよい。
[0081]
 ・カバー部材82の側壁部82Bの貫通孔87を、第1の液体収容ユニット40の側壁形成部材44に設けられている貫通孔47よりも拡張させてもよい。記録ユニット20の重量よりも第1の液体収容ユニット40の重量のほうが重いときには、記録ユニット20を変位させることがある。この場合、貫通孔87が拡張されているため、各第1の供給チューブ48が貫通孔87の周縁に引っかかりにくい。そのため、記録ユニット20を第1の液体収容ユニット40に対して相対的に変位させることができる。
[0082]
 ・第2の液体収容ユニット60の側壁形成部材64に設けられている貫通孔67を、筐体21において第2の液体収容ユニット60に対向する側壁に設けられている貫通孔97よりも拡張させるようにしてもよい。このように構成すると、第2の液体収容ユニット60に収納されている液体収容体30と中継器22との第1の供給チューブ68を介した接続を維持した上で第2の液体収容ユニット60を筐体21に対して相対的に変位させる際にその変位量を大きくすることができる。その結果、第2の液体収容ユニット60を筐体21から取り外した上でのメンテナンスを行いやすくすることができる。
[0083]
 ・第1及び第2の各仕切部材106,107のうち少なくとも一方は、金属以外の他の材料で構成したものであってもよい。この場合であっても、上記(5),(6)と同等の効果を得ることができる。
[0084]
 ・第1の液体収容ユニット40から筐体21内に導かれた統合ケーブル52は、各第1の供給チューブ48と各第2の供給チューブ102との間に配置しなくてもよい。例えば、統合ケーブル52を、各第1の供給チューブ48よりも下方、すなわち空間形成部材105よりも下方に配置してもよい。この場合であっても、上記第1の実施形態の場合と同様に、キャリッジ23の移動に伴って変形する各第2の供給チューブ102と統合ケーブル52との干渉を抑制することができる。
[0085]
 ・仕切部材103とは別の仕切部材を、各第1の供給チューブ48よりも下方に設けてもよい。この場合、該別の仕切部材よりも下方の領域に統合ケーブル52を設け、別の仕切部材よりも上方の領域に、各第1の供給チューブ48及び各第2の供給チューブ102を設けるようにしてもよい。
[0086]
 ・仕切部材103とは別の仕切部材を、各第2の供給チューブ102よりも上方に設けてもよい。この場合、該別の仕切部材よりも上方の領域に統合ケーブル52を設け、別の仕切部材よりも下方の領域に、各第1の供給チューブ48及び各第2の供給チューブ102を設けるようにしてもよい。
[0087]
 ・第1の仕切部材106を挟んで各第2の供給チューブ102の位置する領域とは反対側に位置する電線は、統合ケーブル52以外の電線であってもよい。例えば、当該電線としては、筐体21内に設けられる各種センサーに接続される電線であってもよいし、筐体21内に設けられている各種のアクチュエーター(吸引ポンプの駆動源など)に接続されている電線であってもよい。
[0088]
 ・図15に示すように、各第2の供給チューブ102は、後方に向けて湾曲されてから記録ヘッド24に接続されている。しかし、記録ヘッド24が、各第2の供給チューブ102と中継器22との接続部分よりも上方に位置している場合、各第2の供給チューブ102を上方に湾曲させてから記録ヘッド24に接続させるようにしてもよい。
[0089]
 ・各第1の供給チューブ48を、仕切部材103よりも上方の領域に配置し、各第2の供給チューブ102を仕切部材103よりも下方の領域に位置するようにしてもよい。
 ・中継器22から記録ヘッド24までの間で、各第2の供給チューブ102を筐体フレーム80に支持させるための拘束部材を設けなくてもよい。この場合、各第2の供給チューブ102全体が、キャリッジ23の走査方向Xへの移動に伴って追従変形する部分に相当することとなる。
[0090]
 ・中継器22を設けなくてもよい。この場合、液体収容体30に接続されている第1の供給チューブ48,68は、記録ヘッド24に直接接続されることとなる。そして、この場合、第1の供給チューブ48は、筐体21内では以下のように引き回されることとなる。
[0091]
 すなわち、図24に示すように、第1の供給チューブ48は、走査方向Xに沿うように配置されている仕切部材103よりも下方の領域を、第1の液体収容ユニット40側から第2の液体収容ユニット60側に向けて延び、仕切部材103の第2の液体収容ユニット60側の端部103Aから上方に湾曲される。そして、この第1の供給チューブ48は、仕切部材103よりも上方の領域で第1の液体収容ユニット40側に引き戻され、記録ヘッド24に接続されている。
[0092]
 この場合、キャリッジ23が走査方向Xに移動される際に第1の供給チューブ48においてキャリッジ23の移動に追従変形する部分と第1の供給チューブ48の他の部分との干渉が、仕切部材103によって抑制される。すなわち、第1の液体収容ユニット40内に設けられている液体収容体30内のインクを記録ヘッド24に供給するための第1の供給チューブ48を筐体21内で好適に引き回すことにより、キャリッジ23が移動するときには第1の供給チューブ48の一部を適切に変形させることができる。
[0093]
 ・第1の液体収容ユニット40は、その内部に3つ以外の任意数(例えば、1つや4つ)の液体収容体30が収納することのできる構成であってもよい。
 ・ケース41内に収容される液体収容体30は、補充式の液体収容体であってもよい。
[0094]
 ・液体収容体30は、筐体21に取り付けられているケース41,61内に収納されていないものであってもよい。この場合、液体収容体30は、パック状ではなく、箱状のものであってもよい。
[0095]
 ・被記録媒体は、用紙Pだけでなく、布やプラスチックフィルムなどであってもよい。
 ・記録装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりして記録を行う液体噴射装置であってもよい。例えば、記録装置は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射して記録を行う液状体噴射装置であってもよい。また、記録装置は、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。

符号の説明

[0096]
 11…記録装置、21…筐体、22…中継器、23…キャリッジ、24…記録ヘッド、30…液体収容体、40…第1の液体収容ユニット(液体収容ユニットの一例)、41…ケース、44…側壁形成部材(ケースの側壁の一例)、47…貫通孔(第2の貫通孔の一例)、48…第1の供給チューブ(供給チューブの一例)、52…統合ケーブル、61…他のケースの一例であるケース、68…第1の供給チューブ(別の供給チューブ)、69…拘束具、82B…カバー部材の側壁部(筐体の側壁の一例)、87…貫通孔(第1の貫通孔の一例)、102…第2の供給チューブ(他の供給チューブの一例)、103…仕切部材、106…第1の仕切部材、107…第2の仕切部材、P…被記録媒体の一例である用紙。

請求の範囲

[請求項1]
 往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、
 液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導くとともに、前記記録ヘッドの往復移動に伴って前記記録ヘッド側が追従変形する供給チューブと、
 前記液体供給チューブを上下に仕切る仕切部材と、を備え、
前記液体供給チューブは、前記仕切部材により折り返される第1の部分と、それよりもヘッド側で折り返され、追従変形する第2の部分と、
を備える
 ことを特徴とする記録装置。
[請求項2]
 前記筐体内には中継器が設けられており、
 前記第1の部分は、前記液体収容体と前記中継器とを接続する第1の供給チューブであり、
 前記第2の部分は、前記中継器と前記記録ヘッドとを接続する第2の供給チューブである
 請求項1に記載の記録装置。
[請求項3]
 前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットを有し、
 前記仕切部材の中に、前記液体収容ユニットに接続されている電線が配置されている
 請求項1に記載の記録装置。
[請求項4]
 前記仕切部材は、第1の仕切部材と第2の仕切部材とを有し、
 前記電線は、前記第1の仕切部材と前記第2の仕切部材との間の隙間に配置されている
 請求項3に記載の記録装置。
[請求項5]
 前記第1の仕切部材及び前記第2の仕切部材は金属で構成されている
 請求項4に記載の記録装置。
[請求項6]
 前記液体収容体が収納されるケースを備え、
 前記ケースは、前記キャリッジを収容する筐体において記録対象である被記録媒体の幅方向における一端に位置する側壁に取り付けられ、
 前記中継器は、前記筐体内において前記幅方向における他端側に設けられている
 請求項2に記載の記録装置。
[請求項7]
 前記筐体の外部であって、且つ同筐体を挟んだ前記ケースの反対側に配置される別のケースと、
 前記別のケース内に収納されている液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに供給するための別の供給チューブと、を備える
 請求項6に記載の記録装置。
[請求項8]
  筐体と、
 前記筐体内で走査方向に往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、
 液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導く供給チューブと、
 前記筐体内で引き回されている電線と、を備えた記録装置において、
 前記筐体内を上下に仕切る仕切部材をさらに備え、
 前記仕切部材よりも上側の領域及び下側の領域の一方には、前記供給チューブが位置し、前記上側の領域と前記下側の領域の他方には、前記電線が位置している
 ことを特徴とする記録装置。
[請求項9]
 前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットを有し、
 前記電線は、前記液体収容ユニットから前記筐体内に導かれている電線である
 請求項8に記載の記録装置。

補正された請求の範囲(条約第19条)
[ 2015年6月9日 ( 09.06.2015 )  国際事務局受理 ]

[1]
[補正後] 往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、
 液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導くとともに、前記記録ヘッドの往復移動に伴って前記記録ヘッド側が追従変形する供給チューブと、
 前記液体供給チューブを上下に仕切る仕切部材と、を備え、
前記液体供給チューブは、前記仕切部材により折り返される第1の部分と、それよりもヘッド側で折り返され、追従変形する第2の部分と、
を備え、
前記第1の部分と前記第2の部分が前記仕切部材により仕切られる
 ことを特徴とする記録装置。
[2]
 前記筐体内には中継器が設けられており、
 前記第1の部分は、前記液体収容体と前記中継器とを接続する第1の供給チューブであり、
 前記第2の部分は、前記中継器と前記記録ヘッドとを接続する第2の供給チューブである
 請求項1に記載の記録装置。
[3]
 前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットを有し、
 前記仕切部材の中に、前記液体収容ユニットに接続されている電線が配置されている
 請求項1に記載の記録装置。
[4]
 前記仕切部材は、第1の仕切部材と第2の仕切部材とを有し、
 前記電線は、前記第1の仕切部材と前記第2の仕切部材との間の隙間に配置されている
 請求項3に記載の記録装置。
[5]
 前記第1の仕切部材及び前記第2の仕切部材は金属で構成されている
 請求項4に記載の記録装置。
[6]
 前記液体収容体が収納されるケースを備え、
 前記ケースは、前記キャリッジを収容する筐体において記録対象である被記録媒体の幅方向における一端に位置する側壁に取り付けられ、
 前記中継器は、前記筐体内において前記幅方向における他端側に設けられている
 請求項2に記載の記録装置。
[7]
 前記筐体の外部であって、且つ同筐体を挟んだ前記ケースの反対側に配置される別のケースと、
 前記別のケース内に収納されている液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに供給するための別の供給チューブと、を備える
 請求項6に記載の記録装置。
[8]
  筐体と、
 前記筐体内で走査方向に往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、
 液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導く供給チューブと、
 前記筐体内で引き回されている電線と、を備えた記録装置において、
 前記筐体内を上下に仕切る仕切部材をさらに備え、
 前記仕切部材よりも上側の領域及び下側の領域の一方には、前記供給チューブが位置し、前記上側の領域と前記下側の領域の他方には、前記電線が位置している
 ことを特徴とする記録装置。
[9]
 前記液体収容体が収納されるケースを有する液体収容ユニットを有し、
 前記電線は、前記液体収容ユニットから前記筐体内に導かれている電線である
 請求項8に記載の記録装置。

条約第19条(1)に基づく説明書
 補正後の請求の範囲第1項は、「往復移動するキャリッジに支持され、被記録媒体に対して液体を噴射して記録を行う記録ヘッドと、液体収容体内の液体を前記記録ヘッドに導くとともに、前記記録ヘッドの往復移動に伴って前記記録ヘッド側が追従変形する供給チューブと、前記液体供給チューブを上下に仕切る仕切部材と、を備え、前記液体供給チューブは、前記仕切部材により折り返される第1の部分と、それよりもヘッド側で折り返され、追従変形する第2の部分と、を備え、前記第1の部分と前記第2の部分が前記仕切部材により仕切られることを特徴とする。」
 ヘッド側で折り返され追従変形する第2の部分が、仕切部材により折り返される第1の部分に当接することが抑制できる「前記第1の部分と前記第2の部分が前記仕切部材により仕切られること」という特徴部分について、国際調査報告書に挙げられた文献には記載されていない。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]