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1. (WO2015136657) センサ装置、およびセンサ装置の制御方法
Document

明 細 書

発明の名称 センサ装置、およびセンサ装置の制御方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008  

発明の効果

0009   0010  

図面の簡単な説明

0011  

発明を実施するための形態

0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061  

符号の説明

0062  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : センサ装置、およびセンサ装置の制御方法

技術分野

[0001]
 本発明は、センサ装置、およびセンサ装置の制御方法に関する。

背景技術

[0002]
 パブリックディスプレイ等の表示装置の省電力化のために、人感センサの検出結果に基づき人がいないと判定した場合には、表示輝度を下げる等の動作を行うことが望ましい。一方、表示装置を電子看板として使用する際に広告効果を向上させるためには、表示装置近傍に人がいる場合だけでなく、表示装置から離れた場所に人がいる場合にも、映像を表示させることが望ましい。
[0003]
 そこで、表示装置に取り付ける人感センサは、表示装置から離れた場所に人がいることを検出できるように設計する。例えば、人感センサとして焦電型赤外線センサを使用する場合には、フレネルレンズ等により、センサの特定方向の検出領域を狭めることが有効である。なぜなら、所望の検出領域以外で発生する赤外線を焦電型赤外線センサが受光しない分、離れた場所にいる人に対して、優れたS/N(Signal to Noise)比を得られるからである。(例えば、特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2009-281981号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、上述のように人感センサの特定方向の検出領域を狭める場合には、所望の検出領域を得られるように、人感センサを取り付ける配置や向きに留意しなければならない。特に、表示装置の設置環境によっては、人感センサを取り付ける配置が制限される場合もある。
[0006]
 そこで、解決しようとする問題点は、人感センサのユーザが、人を検出するための所望の領域を得られるように、人感センサの配置や向きを確認または調整するという負担が生じていた、という点にある。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明のセンサ装置は、基板と、前記基板の長手方向に対する検出領域の大きさが前記長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい、前記基板に設けられた第1の人感センサと、前記長手方向に対する検出領域の大きさが前記垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さく、前記基板の長手方向に前記第1の人感センサに並べて設けられた第2の人感センサと、前記基板に設けられ、重力方向を検出する重力センサと、前記基板に設けられ、前記重力センサの検出結果に基づいて、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサの検出動作を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
[0008]
 また、本発明のセンサ装置の制御方法は、基板と、前記基板の長手方向に対する検出領域の大きさが前記長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい、前記基板に設けられた第1の人感センサと、前記長手方向に対する検出領域の大きさが前記垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さく、前記基板の長手方向に前記第1の人感センサに並べて設けられた第2の人感センサと、前記基板に設けられ、重力方向を検出する重力センサと、前記基板に設けられた制御部と、を備えたセンサ装置の制御方法であって、前記制御部は、前記重力センサの検出結果に基づいて、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサの検出動作を制御する、ことを特徴とする。

発明の効果

[0009]
 本発明によれば、基板の長手方向に対する検出領域の大きさが長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい人感センサと、基板の長手方向に対する検出領域の大きさが長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さい人感センサと、を基板の長手方向に並べて設ける。また、これら2つの人感センサの検出動作を、基板に設けられる重力センサの検出結果に基づいて制御する制御部を基板に設ける。
[0010]
 これにより、本発明によれば、例えば表示装置に対してセンサ装置を取り付ける際の配置や向きによらず、離れた場所にいる人を検出する等、適切な検出領域を得られる。このため、センサ装置を取り付ける配置や向きに注意する必要がなくなり、センサ装置を取り付ける際のユーザの負担を軽減できる。

図面の簡単な説明

[0011]
[図1] 表示装置に本実施形態のセンサ装置を取り付けた全体斜視図である。
[図2] 本実施形態のセンサ装置の全体斜視図である。
[図3] 図2(b)に示すセンサ基板の上面図である。
[図4] 焦電型赤外線センサとフレネルレンズの斜視図である。
[図5] 人感センサ1、および人感センサ2の検出領域を示す図である。
[図6] センサモジュール10、および表示装置50のブロック図である。
[図7] 表示装置50にセンサモジュール10を取り付けた状態を示す図である。
[図8] 第1の実施形態における動作フローの一例を示す図である。
[図9] 表示装置をポートレート配置とし、センサ装置をポートレート配置における表示装置の天面に取り付けた状態を示す斜視図である。
[図10] 表示装置50aにセンサモジュール10aを取り付けた状態を示す図である。
[図11] 第2の実施形態における動作フローの一例を示す図である。
[図12] 第3の実施形態における動作フローの一例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0012]
 以下、本発明の一実施形態によるセンサ装置について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
 図1は、表示装置に本実施形態のセンサ装置を取り付けた全体斜視図である。図1(a)は表示装置50の表示面51側から見た全体斜視図であり、図1(b)は背面側、すなわちバックカバー52側から見た斜視図である。
 図1に示すように、センサモジュール10(センサ装置)は、センサ部11と傾斜機構12により構成される。このうち、傾斜機構12は、表示装置50のベゼル53に設けたねじ穴へのねじ止めにより固定される。また、ベゼル53には、傾斜機構12を固定するためのねじ穴を、表示装置50の側面や底面に設けている。このため、センサモジュール10を、図1に示すような表示装置50の天面に取り付けた場合に限らず、側面や底面にも取り付けることができる。
[0013]
 また、図1(b)に示すように、センサモジュール10は、ケーブル54を介して表示装置50に設けた端子(図1(b)において不図示)と接続される。このケーブル54により、センサモジュール10と表示装置50との間で、制御信号等の送受信を行うことができる。
[0014]
 図2は、本実施形態のセンサ装置の全体斜視図である。
 図2(a)は、図1のセンサモジュール10を拡大した図である。また、図2(b)は、図2(a)に示すセンサ部11および傾斜機構12の分解斜視図である。センサ部11には、2個の人感センサをフロントケース13から露出させている。また、センサ部11の仰角を傾斜機構12により変更できる。つまり、傾斜機構12により、人感センサにより検出する角度を調節できる。センサ部11は、フロントケース13、フレネルレンズ14(以下、フレネルレンズ1b、フレネルレンズ2bと称す)、センサ基板15(基板)、およびリアケース16により構成される。センサ部11のリアケース16の中に、人感センサを実装した(設けた)センサ基板15が収められる。また、傾斜機構12は台座17の上に固定されており、リアケース16と傾斜機構12とが台座17の上でネジ止めにより、さらに固定される。
[0015]
 図3は、図2(b)に示すセンサ基板15(基板)の上面図である。図3(a)に示すように、センサ基板15には、人感センサが2個実装される(設けられる)。2個の人感センサは、それぞれ、焦電型赤外線センサとフレネルレンズにより構成する。以下では、2個の人感センサを、それぞれ、人感センサ1(第1の人感センサ)、人感センサ2(第2の人感センサ)と称する。また、センサ基板15には、重力方向を検出するための重力センサ3、人感センサを制御するマイコン4(制御部)を設ける。さらに、表示装置50と接続するケーブル54を挿抜するためのジャック5を設ける。
 なお、図3(b)は、このジャック5を除いたセンサ基板15の上面図である。
[0016]
 図4は、焦電型赤外線センサとフレネルレンズの斜視図である。図4(a)は焦電型赤外線センサにフレネルレンズを取り付けた状態の図、図4(b)はフレネルレンズを取り外した状態の図である。フレネルレンズの下部の爪18をセンサ基板15に設けた開口15aに嵌合させて固定する。図4(b)に示すように、開口15aを、センサ基板15の所定の位置に設けることにより、フレネルレンズをそれぞれ90度回転させた状態でセンサ基板15に取り付ける。
[0017]
 これにより、人感センサ1は、焦電型赤外線センサ1aとフレネルレンズ1bにより構成される。また、人感センサ2は、焦電型赤外線センサ2aとフレネルレンズ2bにより構成される。なお、以下では、図4(a)に示すように、人感センサ1、人感センサ2を並べた方向(センサ基板15の長手方向)をx軸、センサ基板の面内でx軸に垂直な方向(垂直方向)をy軸、センサ基板の面に垂直な方向をz軸と規定する。
[0018]
 図5は、人感センサ1、および人感センサ2の検出領域を示す図である。図5は、焦電型赤外線センサ1a、焦電型赤外線センサ2aにそれぞれ取り付けるフレネルレンズ1b、フレネルレンズ2bの配光図に相当するものである。図5(a)は、人感センサ1のy-z面の検出領域Saを示す。同様に、図5(b)は人感センサ1のx-z面の検出領域Sbを、図5(c)は人感センサ2のy-z面の検出領域Scを、図5(d)は人感センサ2のx-z面の検出領域Sdを、それぞれ示す。図5(a)、および図5(b)に示すように、人感センサ1のy方向の検出領域は、x方向の検出領域に対して狭めている。また、図5(c)、および図5(d)に示すように、人感センサ2のx方向の検出領域は、垂直方向のy方向の検出領域に対して狭めている。
[0019]
 これらにより、それぞれの検出領域外において発生する赤外線を受光しないため、離れた場所にいる人に対しても、優れたS/N(Signal to Noise)比を得られる。
[0020]
 図6は、センサモジュール10および表示装置50のブロック図である。
 センサモジュール10(センサ装置)の有する2個の人感センサ1、人感センサ1、重力センサ3には、マイコン4(制御部)に設けた各々の電力供給部(人感センサ1用電力供給部41、人感センサ2用電力供給部42、重力センサ用電力供給部43)から電力を供給する。また、これらのセンサの検出結果は制御部に送られる。センサ基板15の入出力端子(ジャック5)には、ケーブル54を接続し(図1(b)参照)、ケーブル54を介して表示装置50とセンサモジュール10のマイコン4との間において制御信号の送受信等を行う。
[0021]
 図7は、表示装置50にセンサモジュール10を取り付けた状態を示す図である。図7(a)はセンサモジュール10を表示装置50の天面に、図7(b)はセンサモジュール10を表示装置50の左側の側面に、図7(c)はセンサモジュール10を表示装置50の底面に、図7(d)はセンサモジュール10を表示装置50の右側の側面に、それぞれ取り付けた状態を示している。センサモジュール10(センサ装置)は人感センサ1および人感センサ2を有している。
[0022]
 これにより、図7(a)および図7(c)に示す状態においては、人感センサ1により水平方向に広い検出領域を得ることができ、図7(b)および(d)に示す状態においては、人感センサ2により水平方向に広い検出領域を得ることができる。また、図7(a)~図7(d)に示すように、センサモジュール10が取り付けられていることを、重力センサ3により検出することができる。以下では、例えば、重力センサ3により検出する重力方向を、図7(a)の場合を0度、図7(b)の場合を90度、図7(c)の場合を180度、図7(d)の場合を270度、とそれぞれ規定する。
[0023]
 図8は、第1の実施形態における動作フローの一例を示す図である。以下、図8を参照しつつ、マイコン4(制御部)の実行する処理について説明する。
 まず、マイコン4から電力の供給を受けている重力センサ3は、重力方向を検出する(ステップST1)。
 マイコン4は、重力センサ3の検出結果により、重力方向が0度または180度のいずれかであるか否かを判定する(ステップST2)。
[0024]
 マイコン4は、重力センサ3により検出する重力方向が0度または180度である場合には(ステップST2-Yes)、人感センサ1に電力を供給し、人感センサ2には電力を供給しない(ステップST3)。これにより、マイコン4は、人感センサ1の検出結果によって、表示装置50の近傍の人だけでなく、表示装置50から離れた場所にいる人を検出することができる。
 一方、重力センサ3により検出する重力方向が0度または180度でない場合には(ステップST2-No)、重力センサ3の検出結果により、重力方向が90度または270度のいずれかであるか否かを判定する(ステップST4)。
[0025]
 マイコン4は、重力センサ3により検出する重力方向が90度または270度である場合には(ステップST4-Yes)、人感センサ1に電力を供給せず、人感センサ2に電力を供給する(ステップST5)。これにより、マイコン4は、人感センサ2の検出結果によって、表示装置50の近傍の人だけでなく、表示装置50から離れた場所にいる人を検出することができる。
[0026]
 なお、重力センサにより検出する重力方向が上記で定まらない場合には(ステップST4-No)、人感センサ1および人感センサ2の両方の人感センサに電力を供給する(ステップST6)。
[0027]
 これにより、マイコン4は、例えば、人感センサ1、人感センサ2の両方の検出結果を同時に使用することにより、表示装置50の近傍の人だけでなく、表示装置50から離れた場所にいる人を検出することができる。
 なお、上述した動作フローは、例えば、表示装置50の電源をオンにした時や、映像表示を開始した時に行えばよいが、これに限られるものではない。
[0028]
 このように、本実施形態のセンサモジュール10は、図3(b)に示すように、センサ基板15と、センサ基板15の長手方向に対する検出領域の大きさが長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい、センサ基板15に設けられた人感センサ1と、を備える。また、本実施形態のセンサモジュール10は、長手方向に対する検出領域の大きさが垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さく、センサ基板15の長手方向に人感センサ1に並べて設けられた人感センサ2と、センサ基板15に設けられ、重力方向を検出する重力センサ3と、を備える。また、本実施形態のセンサモジュール10は、センサ基板15に設けられ、重力センサ3の検出結果に基づいて、人感センサ1、および人感センサ2の検出動作を制御するマイコン4を備える。
[0029]
 また、マイコン4は、垂直方向と重力の方向とが同じ方向(略平行)である場合(重力センサ3の検出する重力方向が0度または180度の場合)、人感センサ1に電力を供給して検出動作を実行させ、一方、長手方向と重力の方向とが同じ方向である場合(重力センサ3の検出する重力方向が90度または270度の場合)、人感センサ2に電力を供給して検出動作を実行させる。
[0030]
 また、マイコン4は、垂直方向と重力の方向とが同じ方向である場合(重力センサ3の検出する重力方向が0度または180度の場合)、人感センサ1に電力を供給して検出動作を実行させ、一方、長手方向と重力の方向とが同じ方向である場合(重力センサ3の検出する重力方向が90度または270度の場合)、人感センサ2に電力を供給して検出動作を実行させる。
[0031]
 また、マイコン4は、垂直方向または長手方向と重力の方向が同じ方向でない場合(重力センサ3の検出する重力方向が0度、90度、180度、270度のいずれでもない場合)、人感センサ1、および人感センサ2のいずれにも電力を供給して検出動作を実行させる。
[0032]
 このようにセンサモジュール10(センサ装置)をマイコン4(制御部)により動作させることにより、センサ装置を取り付ける配置や角度によらず、人を検出するための所望の検出領域を得ることができる。また、このため、センサ装置を取り付ける配置や角度に注意する必要がなく、ユーザへの負担を軽減できる。さらに、人感センサの検出領域を特定の方向に対して狭めているため、表示装置近傍の人だけでなく、表示装置から離れた場所にいる人を検出することができる。
[0033]
(第2の実施形態)
 上述した第1の実施形態においては、表示装置50の短辺を重力の方向と略同じ方向になるように配置するランドスケープ配置とする場合について説明した(図1参照)。第2の実施形態においては、表示装置(以下、表示装置50aとする)の長辺を重力の方向と略同じ方向に配置するポートレート配置についても説明する。第2の実施形態においては、重力センサ3により検出する重力方向に加え、表示装置50aの配置がランドスケープまたはポートレートのどちらの配置であるかに基づいてセンサモジュール10(センサ装置)を動作させる。
[0034]
 図9は、表示装置をポートレート配置とし、センサ装置をポートレート配置における表示装置の天面に取り付けた状態の斜視図である。なお、図9において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。図9(a)は表示装置50aの表示面51側から見た全体斜視図であり、図9(b)は背面側、すなわちバックカバー52側から見た斜視図である。図9(a)は表示面側、図9(b)は背面側の図である。センサ装置(センサモジュール10aとする)は、図1に示す場合と同様、図9に示すような表示装置50aの天面に取り付けた場合に限らず、側面や底面にも取り付けることができる。
[0035]
 図10は、表示装置50aにセンサモジュール10aを取り付けた状態を示す図である。図10(a)は、センサモジュール10aを表示装置50aの天面に、図10(b)はセンサモジュール10aを表示装置50aの左側の側面に、図10(c)はセンサモジュール10aを表示装置50aの底面に、図10(d)はセンサモジュール10aを表示装置50aの右側の側面に、それぞれ取り付けた状態を示している。センサモジュール10aは人感センサ1および人感センサ2を有している。
[0036]
 これにより、図10(a)および図10(c)に示す状態においては、人感センサ1により水平方向に広い検出領域を得ることができ、図10(b)および図10(d)示す状態においては、人感センサ2により水平方向に広い検出領域を得ることができる。また、図10(a)~図10(d)に示すようにセンサモジュール10aが取り付けられていることを、重力センサ3により検出することができる。以下では、例えば、重力センサ3により検出する重力方向を、図10(a)の場合を0度、図10(b)の場合を90度、図10(c)の場合を180度、図10(d)の場合を270度、とそれぞれ規定する。
[0037]
 ところで、図9および図10(a)に示すように、表示装置をポートレート配置とし、天面にセンサ装置を取り付けた場合には、他の図10(b)~図10(d)に示す場合と比較して、センサモジュール10aの位置が比較的高くなる。このため、ポートレート配置の表示装置50aの天面にセンサモジュール10aを取り付けた場合には、表示装置50aの近傍にいる人が人感センサ1の検出領域の死角に入り、検出されない可能性がある。そこで、この場合には、人感センサ1だけでなく、人感センサ2をも動作させ、表示装置50aの近傍にいる人を検出できるようにする。
[0038]
 図11は、第2の実施形態における動作フローの一例を示す図である。以下、図11を参照しつつ、制御部(マイコン4aとする)の実行する処理について説明する。
 図11に示すフローにより、マイコン4aは、重力センサで検出する重力方向と表示装置の配置に応じて、2つの人感センサ(人感センサ1および人感センサ2)のいずれか一方の人感センサ、または両方の人感センサに電力を供給することを決定する。
[0039]
 まず、マイコン4aから電力の供給を受けている重力センサ3は、重力方向を検出する(ステップST11)。
 マイコン4aは、重力センサ3の検出結果により、重力方向が0度であるか否かを判定する(ステップST12)。
[0040]
 マイコン4aは、重力方向を0度と判定した場合(ステップST12-Yes)、センサモジュール10aが表示装置50aの天面に取り付けられていると判定する。次に、マイコン4aは、表示装置50aがランドスケープ配置であるか否かを判定する(ステップST13)。ここで、マイコン4aは、比較情報(センサモジュール10aが設置される表示装置50aの重力方向に対する長さと、重力方向とは垂直方向の長さとの比較情報)に基づいて、表示装置50aがランドスケープ配置であるか否かを判定する。この比較情報は、予めセンサモジュール10aの外部からマイコン4aに書き込まれる構成としてもよいし、或いは、表示装置50aへの設置後に比較情報がマイコン4aに書き込まれる構成としてよい。
[0041]
 マイコン4aは、表示装置50aがランドスケープ配置でない、すなわちポートレート配置であると判定した場合(ステップST13-No)、人感センサ1および人感センサ2の両方の人感センサに電力を供給する(ステップST14)。これにより、表示装置50aの近傍にいる人が人感センサ1の検出領域の死角に入り、検出されない可能性があっても、人感センサ2をも動作させるので、表示装置50aの近傍にいる人を検出できることができる。
[0042]
 一方、マイコン4aは、表示装置50aがランドスケープ配置であると判定した場合(ステップST13-Yes)、人感センサ1に電力を供給し、人感センサ2に電力を供給しない(ステップST15)。これにより、マイコン4aは、人感センサ1の検出結果によって、表示装置50aの近傍にいる人だけでなく、表示装置50aから離れた場所にいる人を検出できる。
[0043]
 マイコン4aは、ステップST12において、重力センサ3の検出結果により、重力方向が0度でないと判定した場合(ステップST12-No)、センサモジュール10aが表示装置50aの天面に取り付けられていないと判定する。さらに、マイコン4aは、重力センサ3の検出結果により、重力方向が180度であるか否かを判定する(ステップST16)。
[0044]
 マイコン4aは、重力方向を180度と判定した場合(ステップST16-Yes)、センサモジュール10aが表示装置50aの底面に取り付けられていると判定する(図10(c)参照)。
 次に、マイコン4aは、人感センサ1に電力を供給し、人感センサ2に電力を供給しない(ステップST17)。これにより、マイコン4aは、人感センサ1の検出結果によって、表示装置50aの近傍にいる人だけでなく、表示装置50aから離れた場所にいる人を検出できる。
[0045]
 マイコン4aは、重力方向を180度でないと判定した場合(ステップST16-No)、マイコン4aは、重力センサ3の検出結果により、重力方向が90度または270度のいずれかであるか否かを判定する(ステップST18)。
[0046]
 マイコン4aは、重力方向を90度または270度のいずれかであると判定した場合(ステップST18-Yes)、センサモジュール10aが表示装置50aの側面に取り付けられていると判定する(図10(b)および図10(c)参照)。
 次に、マイコン4aは、人感センサ1に電力を供給せず、人感センサ2に電力を供給する(ステップST19)。これにより、マイコン4aは、人感センサ2の検出結果によって、表示装置50aの近傍にいる人だけでなく、表示装置50aから離れた場所にいる人を検出できる。
[0047]
 マイコン4aは、重力方向を90度または270度のいずれでもないと判定した場合(ステップST18-No)、重力センサ3により検出する重力方向が定まらないと判定する。
 次に、マイコン4aは、人感センサ1および人感センサ2に電力を供給する(ステップST20)。これにより、マイコン4aは、人感センサ2の検出結果によって、表示装置50aの近傍にいる人だけでなく、表示装置50aから離れた場所にいる人を検出できる。
[0048]
 このように、マイコン4aは、重力センサの検出する検出結果に応じて(重力方向が0度の場合)、さらに、センサモジュール10aが設置される表示装置50aの重力の方向に対する長さ(表示面の縦方向の長さ)と、重力の方向とは垂直方向の長さ(表示面の横方向の長さ)との比較情報に基づき、人感センサ1、および人感センサ2の検出動作を制御する。
[0049]
 以上述べたように、第2の実施形態によれば、センサモジュール10a(センサ装置)をマイコン4(制御部)により動作させることにより、重力センサ3で検出する重力方向と表示装置の配置に応じて、2つの人感センサのいずれか、または両方に電力を供給することを決定する。これにより、表示装置50aの近傍にいる人が人感センサ1で検出されない場合であっても、人感センサ2により検出することができる。
[0050]
(第3の実施形態)
 第2の実施形態に説明したように、人感センサ1および人感センサ2の両方の人感センサを使用する場合がある。第2の実施形態では、表示装置50aをポートレート配置とし、その天面にセンサモジュール10a(センサ装置)を取り付けた場合に人感センサ1および人感センサ2の両方の人感センサを使用する例について詳述した。
[0051]
 しかしながら、第2の実施形態で詳述した例に限定されず、表示装置の使用環境等に応じて、ユーザは、センサ装置の他の配置等においても、人感センサ1および人感センサ2の両方を使用することができる。人感センサ1および人感センサ2のうち、いずれか一方(上述の実施形態の説明では人感センサ2)は、垂直方向の検出領域が広く、水平方向の検出領域が狭くなっている。この人感センサにより人が検出される場合は、その水平方向の検出領域が狭くなっているため、表示装置の正面に人がいると推定できる。また、この人感センサでは検出できず、他方の人感センサ(上述の実施形態の説明では人感センサ1)でのみ検出される場合には、人はいるが、表示装置の正面にはいないと推定できる。第3の実施形態においては、これらの推定に基づき、表示装置の制御を行う。
[0052]
 図12は、第3の実施形態における動作フローの一例を示す図である。このフローにより、重力センサで検出する重力方向に応じて、2つの人感センサを用いて、表示装置の正面に人がいるか否かを判定する。そして、この判定結果に応じて、表示装置を制御する。
 なお、本フローの制御では、センサ装置(センサモジュール10bとする)の制御部(マイコン4bとする)が各処理を行うものとする。なお、表示装置(以下、表示装置50bとする)は、第1の実施形態での説明に用いた表示装置50a、第2の実施形態での説明に用いた表示装置に限られない。また、上述したマイコン4、マイコン4aを用いて、本制御フローを、例えばセンサ装置としての動作モードを本フローに設定して実行する構成としてよいことは言うまでもない。ただし、このマイコン4bは、マイコン4、マイコン4aが、重力センサ3の検出する重力方向に応じて、人感センサ1および人感センサ2を制御するのに対して、いずれの人感センサをも制御して(電力を供給して)、この人感センサの検出結果を基に、表示装置の前に人がいるか否か等についての判定を実行する。
[0053]
 まず、マイコン4bから電力の供給を受けている重力センサ3は、重力方向を検出する(ステップST31)。
 マイコン4bは、重力センサ3の検出結果により、重力方向が0度または180度のいずれかであるか否かを判定する(ステップST32)。
 マイコン4bは、重力センサ3により検出する重力方向が0度または180度である場合には(ステップST32-Yes)、人感センサ2が人を検出するか否かを判定する(ステップST33)。マイコン4bは、人感センサ2が人を検出した場合(ステップST34-Yes)、表示装置50bの正面に人がいると判定する(ステップST34)。
[0054]
 一方、マイコン4bは、人感センサ2が人を検出しない場合(ステップST33-No)、人感センサ1が人を検出するか否かを判定する(ステップST35)。
 マイコン4bは、人感センサ1が人を検出した場合(ステップST35-Yes)、人はいるが、表示装置50bの正面にはいないと判定する(ステップST36)。一方、マイコン4bは、人感センサ1が人を検出しない場合(ステップST35-No)、人はいないと判定する(ステップST37)。
[0055]
 マイコン4bは、ステップST32において、重力センサ3により検出する重力方向が0度または180度でない場合には(ステップST32-No)、重力センサ3により検出する重力方向が90度または270度であるか否かを判定する(ステップST38)。マイコン4bは、重力センサ3により検出する重力方向が90度または270度である場合には(ステップST38-Yes)、人感センサ1が人を検出するか否かを判定する(ステップST39)。マイコン4bは、人感センサ1が人を検出した場合(ステップST39-Yes)、表示装置50bの正面に人がいると判定する(ステップST40)。
[0056]
 一方、マイコン4bは、人感センサ1が人を検出しない場合(ステップST39-No)、人感センサ2が人を検出するか否かを判定する(ステップST41)。
 マイコン4bは、人感センサ2が人を検出した場合(ステップST41-Yes)、人はいるが、表示装置50bの正面にはいないと判定する(ステップST42)。一方、マイコン4bは、人感センサ2が人を検出しない場合(ステップST41-No)、人はいないと判定する(ステップST43)。
[0057]
 マイコン4bは、ステップST38において、重力センサ3により検出する重力方向が90度または270度でない場合には(ステップST38-No)、人感センサ1または人感センサ2が人を検出するか否かを判定する(ステップST44)。マイコン4bは、人感センサ1または人感センサ2が人を検出する場合(ステップST45-Yes)、人はいると判定する(ステップST45)。一方、マイコン4bは、人感センサ1または人感センサ2が人を検出しない場合(ステップST45-No)、人はいないと判定する(ステップST46)。
[0058]
 マイコン4bは、上記判定ステップ(ステップST34、ST36,ST37、ST40、ST42、ST43、ST45、ST46)の後、これらの判定結果に応じて表示装置50aに対して、判定結果に伴う制御信号を送信する(ステップST47)。また、マイコン4bは、一定期間待機して(ステップST47)、ステップST31へ戻り、上述した処理(ステップST31~ST47)を実行する。
[0059]
 このように、マイコン4bは、重力センサ3の検出する検出結果に関らず、人感センサ1、および人感センサ2に電力を供給し、重力センサ3の検出結果、人感センサ1の検出結果、及び人感センサ2の検出結果に基づいて、センサモジュール10bが設置される表示装置50bの正面に人がいるか否かの判定を行う。
[0060]
 以上説明したように、実施形態3のセンサモジュール10bによれば、例えば表示装置50bが液晶表示装置である場合には、表示面を正面から視認しない際に、輝度が下がって見えることがある。このため、上記のように、人はいるが、表示装置の正面にはいないと判定した場合(ステップST36、ステップST42の処理を実行した場合)には、表示装置50bに対して、判定結果を制御信号として送信することができる。例えば、表示装置50bは、この制御信号を受けると表示面の輝度を上げることにより、表示面の正面にいない人に対する視認性を向上させ、表示装置の広告効果を向上させることができる。
[0061]
 以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

符号の説明

[0062]
 1,2 人感センサ
 3 重力センサ
 4,4a マイコン(制御部)
 15 センサ基板(基板)
 10,10a センサモジュール(センサ装置)
 11 センサ部
 12 傾斜機構
 50,50a 表示装置(装置)

請求の範囲

[請求項1]
 基板と、
 前記基板の長手方向に対する検出領域の大きさが前記長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい、前記基板に設けられた第1の人感センサと、
 前記長手方向に対する検出領域の大きさが前記垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さく、前記基板の長手方向に前記第1の人感センサに並べて設けられた第2の人感センサと、
 前記基板に設けられ、重力方向を検出する重力センサと、
 前記基板に設けられ、前記重力センサの検出結果に基づいて、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサの検出動作を制御する制御部と、
 を備える
 ことを特徴とするセンサ装置。
[請求項2]
 前記制御部は、
 前記垂直方向と重力の方向とが同じ方向である場合、前記第1の人感センサに電力を供給して検出動作を実行させ、
 一方、前記長手方向と重力の方向とが同じ方向である場合、前記第2の人感センサに電力を供給して検出動作を実行させる、
 ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
[請求項3]
 前記制御部は、
 前記垂直方向または前記長手方向と重力の方向が同じ方向でない場合、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサのいずれにも電力を供給して検出動作を実行させる、
 ことを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
[請求項4]
 前記制御部は、
 前記重力センサの検出する検出結果に応じて、
 さらに、前記センサ装置が設置される装置の重力の方向に対する長さと、前記重力の方向とは垂直方向の長さとの比較情報に基づき、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサの検出動作を制御する、
 ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
[請求項5]
 前記制御部は、
 前記重力センサの検出する検出結果に関らず、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサに電力を供給し、
 前記重力センサの検出結果、前記第1の人感センサの検出結果、及び前記第2の人感センサの検出結果に基づいて、前記センサ装置が設置される装置の正面に人がいるか否かの判定を行う、
 ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
[請求項6]
 基板と、
 前記基板の長手方向に対する検出領域の大きさが前記長手方向の垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて大きい、前記基板に設けられた第1の人感センサと、
 前記長手方向に対する検出領域の大きさが前記垂直方向に対する検出領域の大きさに比べて小さく、前記基板の長手方向に前記第1の人感センサに並べて設けられた第2の人感センサと、
 前記基板に設けられ、重力方向を検出する重力センサと、
 前記基板に設けられた制御部と、
 を備えたセンサ装置の制御方法であって、
 前記制御部は、前記重力センサの検出結果に基づいて、前記第1の人感センサ、および前記第2の人感センサの検出動作を制御する、
 ことを特徴とするセンサ装置の制御方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]