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1. (WO2015132904) 情報処理方法及び情報処理システム
Document

明 細 書

発明の名称 情報処理方法及び情報処理システム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096  

符号の説明

0097  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13A   13B  

明 細 書

発明の名称 : 情報処理方法及び情報処理システム

技術分野

[0001]
 本発明は、情報処理方法及び情報処理システムに関し、世代管理ファイル機能が搭載された情報処理システムに適用して好適なものである。

背景技術

[0002]
 例えば給与ファイルや在庫ファイルといった順次更新されるファイルの旧ファイル及び新ファイルの関係のように、互いに時間的な関連をもった一連のファイルをグループとして管理する機能を世代ファイル機能と呼ぶ。以下においては、このグループを世代グループと呼び、世代グループを構成する個々のファイルを世代ファイルと呼ぶものとする。
[0003]
 一連のジョブからなる処理に従来の世代ファイル機能を用いる場合、最新の世代ファイルを入力として、新しい世代ファイルを作成する運用が一般的である。このような運用で、ジョブエラーなどにより作成された世代ファイルが不当な内容になっている可能性がある場合、世代ファイルを作成し直すためにジョブを再実行する必要がある。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2008-236653号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、従来の世代ファイル機能では、どのジョブによりどの世代ファイルが作成されたかは一切管理していない。このためジョブを再実行すると、そのジョブが世代ファイルを既に出力しているかどうかは関係なく、無条件に次の世代の世代ファイルが作成されることになる。
[0006]
 そうなると、ジョブの再実行によって、ジョブエラーなどにより作成された不当な世代ファイルを入力として、そのとき目的とする世代よりも1つ後の世代の世代ファイルが作成されることになり、世代ファイル及び世代を管理する世代管理情報に不整合が生じる。
[0007]
 このため、従来、ジョブを再実行するに際しては、ジョブエラーにより作成された不当な世代ファイル及び当該世代ファイルを入力として作成された世代ファイルを削除する処理(不当な世代ファイルの後処理)や、ジョブエラーにより不当な世代ファイルが作成された世代について、どの世代ファイルを入力として目的とする世代の世代ファイルを作成するかといったジョブの実行計画の修正(ジョブ実行計画の修正)などを行う必要があり(例えば特許文献1参照)、一連のジョブの完了までに要する時間が増加するという問題があった。
[0008]
 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ジョブエラーに伴う不当な世代ファイルの後処理やジョブ実行計画の修正のコストを軽減し、一連のジョブからなる処理の完了までの時間を短縮し得る情報処理方法及び情報処理システムを提案しようとするものである。

課題を解決するための手段

[0009]
 かかる課題を解決するため本発明においては、最新世代の世代ファイルを入力としてジョブを実行することにより次世代の世代ファイルを作成する情報処理システムにおける情報処理方法であって、前記情報処理システムは、登録された前記ジョブを管理するジョブ管理部と、前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行するジョブ実行部とを有し、前記ジョブ管理部が、登録された前記ジョブを当該ジョブに固有の識別子と対応付けて管理し、前記ジョブの実行日時に当該ジョブの実行要求と、当該ジョブと対応付けられた前記識別子とを前記ジョブ実行部に通知する第1のステップと、前記ジョブ実行部が、前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行すると共に、前記ジョブを実行することにより作成した次世代の前記世代ファイルを、当該ジョブの実行要求と共に前記ジョブ管理部から通知された前記識別子と対応付けて管理する第2のステップとを設け、前記第2のステップにおいて、前記ジョブ実行部が、前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在するか否かを確認し、当該世代ファイルが存在しない場合には、指定された前記ジョブを実行する一方、当該世代ファイルが既に存在する場合には、指定された動作を実行するようにした。
[0010]
 また本発明においては、最新世代の世代ファイルを入力としてジョブを実行し、次世代の世代ファイルを作成する情報処理システムであって、登録された前記ジョブを管理するジョブ管理部と、前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行するジョブ実行部とを設け、前記ジョブ管理部が、登録された前記ジョブを当該ジョブに固有の識別子と対応付けて管理し、前記ジョブの実行日時に当該ジョブの実行要求と、当該ジョブと対応付けられた前記識別子とを前記ジョブ実行部に通知し、前記ジョブ実行部が、前記ジョブを実行することにより作成した次世代の前記世代ファイルを、当該ジョブの実行要求と共に前記ジョブ管理部から通知された前記識別子と対応付けて管理し、前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際には、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在するか否かを確認し、当該世代ファイルが存在しない場合には、指定された前記ジョブを実行する一方、当該世代ファイルが既に存在する場合には、指定された動作を実行するようにした。
[0011]
 本情報処理方法及び情報処理システムによれば、ジョブの再実行により新たな世代ファイルが無条件に作成されるのを防止することができる。

発明の効果

[0012]
 本発明によれば、ジョブエラーに伴う不当な世代ファイルの後処理やジョブ実行計画の修正のコストを軽減することができ、かくして一連のジョブからなる処理の完了までの時間を短縮させることができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本実施の形態による情報処理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
[図2] 本実施の形態による情報処理システムの論理構成を示すブロック図である。
[図3] ジョブ管理テーブルの構成を示す概念図である。
[図4] 世代管理ファイルの構成を示す概念図である。
[図5] 通常のバッチ処理時における実行制御部の処理内容の説明に供するブロック図である。
[図6] バッチ処理の再実行時における実行制御部の処理内容の説明に供するブロック図である。
[図7] バッチ処理の再実行時における実行制御部の処理内容の説明に供するブロック図である。
[図8] ジョブネット画面の画面構成例を略線的に示す略線図である。
[図9] 第1の動作確認ウインドの構成例を示す略線図である。
[図10] 第2の動作確認ウインドの構成例を示す略線図である。
[図11] ジョブ起動処理の処理手順例を示すフローチャートである。
[図12] ジョブ管理処理の処理手順例を示すフローチャートである。
[図13A] ジョブ実行制御処理の処理手順例を示すフローチャートである。
[図13B] ジョブ実行制御処理の処理手順例を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
[0015]
(1)本実施の形態による情報システムの構成
 図1において、1は全体として本実施の形態による情報処理システムを示す。この情報処理システム1は、ケーブル又はネットワーク等の通信路2を介して接続されたクライアント装置3及びバッチサーバ4から構成される。
[0016]
 クライアント装置3は、ユーザにより登録された1つの処理を構成する一連のジョブをそれぞれ管理し、いずれかのジョブの実行日時にその実行をバッチサーバ4に指示するコンピュータ装置である。このクライアント装置3は、内部バス10を介して相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、記憶装置13、入力装置14及び表示装置15を備えて構成される。
[0017]
 CPU11は、クライアント装置3全体の動作制御を司るプロセッサである。またメモリ12は、例えば揮発性の半導体メモリから構成され、CPU11のワークメモリとして利用される。後述するジョブ管理テーブル16や、クライアント側スケジューラ17は、このメモリ12に格納されて保持される。
[0018]
 記憶装置13は、例えばハードディスク装置から構成され、プログラムやデータを長期的に保持するために利用される。記憶装置13に格納されたプログラムがクライアント装置3の起動時や必要時にメモリ12に読み出されてCPU10により実行されることにより、クライアント装置3全体としての各種処理が実行される。
[0019]
 入力装置14は、キーボードやマウスなどから構成され、例えばユーザが一連のジョブの実行スケジュールを作成する場合に利用される。また表示装置15は、液晶パネルディスプレイなどから構成され、CPU11からの指示に従って各種GUI(Graphical User Interface)や必要な各種情報を表示する。
[0020]
 バッチサーバ4は、クライアント装置3からの要求に応じて、最新の世代ファイルを入力として、指定されたバッチ処理を実行するサーバ装置であり、CPU20、メモリ21及び記憶装置22を備えて構成される。これらCPU20、メモリ21及び記憶装置22は、クライアント装置3のCPU11、メモリ12及び記憶装置13と同様の構成及び機能を有するものであるため、ここでの説明は省略する。
[0021]
 バッチサーバ4のメモリ21には、プログラムとして、後述するサーバ側スケジューラ23及び実行制御部24並びにジョブごとのプログラム25が格納され、制御データとして、ジョブ定義ファイル26が格納される。
[0022]
 ジョブ定義ファイル26は、ジョブを実行する際に起動すべきプログラム25や、そのジョブを実行する際に入力とすべき世代ファイル及びそのジョブの処理結果を出力すべき世代ファイルなど、ジョブごとのジョブ内容がそれぞれ定義されたファイルである。
[0023]
 またジョブ定義ファイル26には、ジョブごとに、そのジョブの処理結果が記録された世代ファイルが既に存在する場合(つまりそのジョブが再実行であり、前回のそのジョブの実行時に作成された世代ファイルが存在する場合)のバッチサーバ4の動作が予め記録されている。
[0024]
 本実施の形態の場合、かかる動作として、ジョブの再実行により得られたバッチ処理結果を既に存在する世代ファイルに上書きする「上書き」と、既に存在する世代ファイルに代えて、新たに作成した世代ファイルを対応する世代と対応付け、ジョブの再実行により得られたバッチ処理結果をその新たな世代ファイルに記録する「退避」と、ジョブの再実行を中止する「中止」との3つの動作が規定されている。なお「退避」の場合、既に存在する世代ファイルは、対応する世代の世代ファイルに付与されるファイル名とは別のファイル名が付与されて保存される。
[0025]
 一方、バッチサーバ4の記憶装置22には、かかるバッチ処理の処理結果が記録された世代ごとの世代ファイル27と、各世代の世代ファイル27を管理するために利用する世代管理ファイル28とが格納される。世代管理ファイル28の詳細については後述する。
[0026]
 図2は、クライアント装置3及びバッチサーバ4の論理構成を示す。この図2に示すように、クライアント装置3には、クライアント側スケジューラ17が実装され、バッチサーバ4には、サーバ側スケジューラ23、実行制御部24及びプログラム25が実装されている。
[0027]
 クライアント側スケジューラ17は、ユーザにより登録された一連のジョブを管理する機能を有するプログラムであり、ユーザ操作に応じてジョブを登録するための所定のGUI画面を表示装置に表示させ、当該GUIを利用してユーザにより登録されたジョブをジョブ管理テーブル16に格納して管理する。
[0028]
 ジョブ管理テーブル16は、図3に示すように、ジョブ名欄16A、ジョブ番号欄16B及び実行日時欄16Cから構成される。そしてジョブ名欄16Aには、登録されたジョブに対してユーザが付与した名称(ジョブ名)が格納され、実行日時欄16Cには、対応するジョブの予定された実行日時が格納される。
[0029]
 またジョブ番号欄16Bには、対応するジョブの登録時にクライアント側スケジューラ17により付与されたジョブ番号が格納される。ジョブ番号は、登録されたジョブのジョブ名及び実行日時に基づいて設定されるそのジョブに固有な識別番号であり、同じジョブを複数回実行する場合でも実行日時が異なる場合には、ジョブごとに異なるジョブ番号がそれぞれ付与される。またジョブ番号は、ジョブを再実行する場合には変更されない。
[0030]
 そしてクライアント側スケジューラ17は、管理しているいずれかのジョブの実行日時となると、そのジョブを起動すべき旨の要求(以下、これをジョブ起動要求と呼ぶ)と、そのジョブのジョブ番号とをバッチサーバ4のサーバ側スケジューラ23に送信する。
[0031]
 サーバ側スケジューラ23は、クライアント装置3のクライアント側スケジューラ17と、バッチサーバ4の実行制御部24との間におけるコマンドや情報のやり取りを仲介する機能を有するプログラムである。サーバ側スケジューラ23は、クライアント側スケジューラ17からのジョブ起動要求及びジョブ番号を受信すると、これらを実行制御部24に転送する。
[0032]
 実行制御部24は、クライアント側スケジューラ17からのジョブ起動要求に応じて、指定されたジョブの実行を制御する機能を有するプログラムである。実行制御部24は、サーバ側スケジューラ23から転送されたジョブ起動要求及びジョブ番号を受信すると、ジョブ定義ファイル26を参照して、指定されたジョブを実行するために起動すべきプログラム25と、そのジョブにおいて入力とすべき世代ファイル27及び出力とすべき世代ファイル27と、通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27が既に存在する場合の動作とを決定する。
[0033]
 また実行制御部24は、記憶装置22に保存している世代管理ファイル28を参照して、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号に対応する世代の世代ファイル27が既に作成されているか否かを確認する。
[0034]
 この世代管理ファイル28は、既に作成されて記憶装置22に保存されている各世代の世代ファイル27を実行制御部24が管理するために利用するファイルである。この世代管理ファイル28には、図4に示すように、世代番号欄29A、ファイル名欄29B及びジョブ番号欄29Cから構成されるテーブル29が記録されている。
[0035]
 そして、かかるテーブル29の世代番号欄29Aには、対応する世代に付与された番号(世代番号)が格納される。本実施の形態の場合、世代番号は、最新世代に「1」が付与され、それよりも前の世代には1世代古くなるごとに最新世代の世代番号に「1」を順次加算した値が付与される。またファイル名欄29Bには、対応する世代の処理結果が記録された世代ファイル27に付与されたファイル名が格納され、ジョブ番号欄29Cには、対応する世代のジョブ処理に対して付与されたジョブ番号が格納される。
[0036]
 かくして実行制御部24は、図5に示すように、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号を世代管理ファイル28上で検索し(SP1)、かかるジョブ番号を検出できなかった場合(つまり、そのジョブ番号に対応する世代ファイル27が存在しない場合)には、そのジョブが再実行でないと判断して、その世代の世代ファイル27を作成し、作成した世代ファイル27を記憶装置22に格納すると共に(SP2)、対応するプログラム25を起動する(SP3)。
[0037]
 この結果、実行制御部24に起動されたプログラム25は、対応するバッチ処理を実行し、その処理結果を上述のように新たに作成された世代ファイル27に記録する(SP4)。また、そのプログラム25は、バッチ処理が終了すると、その旨のコード(以下、これをジョブ終了コードと呼ぶ)を実行制御部24に送信する(SP5)。
[0038]
 かくして実行制御部24は、かかるジョブ終了コードを受信すると、世代管理ファイル28を更新すると共に(SP6)、当該ジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23(図2)を介してクライアント側スケジューラ17(図2)に送信する(SP7)。
[0039]
 これに対して実行制御部24は、世代管理ファイル28上でクライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号を検出した場合(つまり、そのジョブ番号に対応する世代ファイル27が既に存在する場合)には、そのジョブが再実行であると判断して、その場合の動作としてジョブ定義ファイル26に定義された動作(「上書き」、「退避」又は「中止」)を実行する。
[0040]
 例えば、かかる動作として「上書き」又は「退避」がジョブ定義ファイル26上で定義されている場合、実行制御部24は、図6に示すように、世代管理ファイル28上でクライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号を検出すると(SP10)、かかる動作が「上書き」である場合には、そのジョブ番号に対応する世代ファイル27を記憶装置22から削除した後に、当該ジョブ番号の世代に対応する新たな世代ファイル27を作成して記憶装置22に格納し、かかる動作が「退避」である場合には、記憶装置22に格納されているそのジョブ番号に対応する世代ファイル27を退避した後に、そのジョブ番号の世代に対応する新たな世代ファイル27を作成して記憶装置22に格納する(SP11)。また実行制御部24は、この後、対応するプログラム25を起動する(SP12)。
[0041]
 この結果、実行制御部24に起動されたプログラム25は、対応するバッチ処理を実行し、その処理結果を上述のように新たに作成された世代ファイル27に記録する(SP13)。また、そのプログラム25は、バッチ処理が終了すると、その旨のコード(以下、これをジョブ終了コードと呼ぶ)を実行制御部24に送信する(SP14)。
[0042]
 かくして実行制御部24は、かかるジョブ終了コードを受信すると、世代管理ファイル28を更新すると共に(SP15)、当該ジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23を介してクライアント側スケジューラ17に送信する(SP16)。
[0043]
 これに対して、かかる動作として「中止」がジョブ定義ファイル26上で定義されている場合、実行制御部24は、図7に示すように、世代管理ファイル28上でクライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号を検出すると(SP20)、その旨のジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23を介してクライアント側スケジューラ17に送信する(SP21)。
[0044]
 なお本実施の形態の情報処理システム1には、上述のように既に世代ファイル27がバッチサーバ4の記憶装置22に格納されているジョブを再実行する際のバッチサーバ4の動作を、その都度ユーザが指定する機能(以下、これをユーザ応答機能と呼ぶ)も搭載されている。
[0045]
 実際上、バッチサーバ4の実行制御部24は、かかるユーザ応答機能がオン設定されている場合において、世代管理ファイル28上でクライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号を検出した場合、その旨のメッセージ(以下、これを応答要求メッセージと呼ぶ)をサーバ側スケジューラ23を介してクライアント装置3に送信する。
[0046]
 そして、この応答要求メッセージを受信したクライアント装置3のクライアント側スケジューラ17は、この後のバッチサーバ4の動作として、「上書き」、「退避」及び「中止」のうちのいずれの動作を実行すべきかをユーザに確認するための図9及び図10について後述する第1の動作確認ウインド40や第2の動作確認ウインド50を表示装置15(図1)に表示する。そしてクライアント側スケジューラ17は、この第1の動作確認ウインド40や第2の動作確認ウインド50を用いてユーザによりそのときバッチサーバ4が実行すべき動作が指定されると、指定された動作を示すメッセージ(以下、これを応答メッセージと呼ぶ)をバッチサーバ4に送信する。
[0047]
 かくしてこの応答メッセージは、バッチサーバ4において、サーバ側スケジューラ23を介して実行制御部24に与えられる。そして、この応答メッセージを受信した実行制御部24は、かかる動作が「上書き」又は「退避」であった場合には、図6について上述した一連の処理のステップSP11以降の処理を実行し、かかる動作が「中止」であった場合には、図7について上述した一連の処理のステップSP21以降の処理を実行する。
[0048]
 本実施の形態の場合、かかるユーザ応答機能に基づく処理を実行するか否かはジョブ定義ファイル26に定義される。
[0049]
(2)クライアント装置に表示される各種画面
 図8は、本実施の形態の情報処理システム1において、バッチサーバ4が一連のジョブからなる処理を実行している場合にクライアント装置3の表示装置15に表示されるジョブネット画面30の構成を示す。
[0050]
 この図8に示すように、ジョブネット画面30では、画面名表示バー31及びツールバー32が画面上部に設けられており、ツールバー32の下左側にジョブグループ名表示部33、下右側にジョブネット表示部34がそれぞれ設けられている。
[0051]
 そしてジョブグループ名表示部33には、そのときバッチサーバ4において実行されている一連のジョブからなるジョブグループに付与された名称(ジョブグループ名)が表示される。
[0052]
 また、ジョブネット表示部34には、そのジョブグループに属する各ジョブにそれぞれ対応させて、これらジョブのジョブ名がそれぞれ表示されたマーク(以下、これをジョブマークと呼ぶ)35がその実行順に左から右に向けて並べて表示されると共に、各ジョブマーク35間には、右側に向けられた矢印36が表示される。
[0053]
 そしてジョブネット表示部34では、処理が完了したジョブに対応するジョブマーク35や、処理が中止又は停止されたジョブに対応するジョブマーク35の色が、処理が完了していないジョブに対応するジョブマーク35とは異なる色に着色されて表示される。
[0054]
 さらにジョブグループ名表示部33及びジョブネット表示部34の下側には、ジョブ詳細一覧37が表示される。このジョブ詳細一覧37は、ユニット名欄37A、コメント欄37B、種別欄37C、状態欄37D及び遅延状態欄37E等を備えており、そのとき対象としているジョブグループ(ジョブグループ名表示部33にグループ名が表示されたジョブグループ)に属する各ジョブのジョブ名がユニット名欄37Aにそれぞれ表示される。
[0055]
 またコメント欄37Bには、予め入力された対応するジョブに関する情報(例えば世代ファイル27を出力するジョブの場合には「世代ファイル出力」)が表示され、種別欄37Cには、対応するジョブの種別が表示される。さらに状態欄37Dには、対応するジョブの状態(「正常終了」、「停止」又は「待ち」等)が表示され、遅延状態欄37Eには、対応するジョブの遅延状態に関する情報が表示される。
[0056]
 従って、図8の例の場合、そのときバッチサーバ4が実行しているジョブグループは「ジョブグループA」であり、その「ジョブグループA」は「ジョブA」、「ジョブB」、「ジョブC」及び「ジョブD」の4つのジョブから構成され、このうち「ジョブC」が完了した段階で世代ファイル27が出力される(「世代ファイル出力」)されることが示されている。また図8では、かかる「ジョブA」~「ジョブD」のうちの「ジョブA」及び「ジョブB」は既に処理が正常に終了(「正常終了」)しているが、「ジョブC」が「停止」している状態にあることが示されている。
[0057]
 なお図8は、ジョブ定義ファイル26においてユーザ応答機能がオン設定されており、かつ、「ジョブC」を実行する際、対応する世代の世代ファイル27が既に存在することが確認された場合のジョブネット画面30の表示例を示している。この場合、クライアント装置3の表示装置15には、かかるジョブネット画面30に重ねて図9に示すような第1の動作確認ウインド40が表示される。
[0058]
 この第1の動作確認ウインド40では、停止状態にあるジョブに対応する世代ファイル27が既に存在するというメッセージ(「ジョブ番号××××に対応する世代ファイルは既に存在します。」)と、そのジョブを続行するか否かを問い合わせるメッセージ(「続行しますか。」)とが表示されると共に、そのジョブのジョブ番号及び既存の世代ファイルのファイル名が併せて表示される。
[0059]
 また第1の動作確認ウインド40では、続行ボタン41及び中止ボタン42が表示される。そしてユーザは、中止ボタン42をクリックすることによって、その後のバッチサーバ4の動作として「中止」を指定することができ、続行ボタン41をクリックすることによって、その後のバッチサーバ4の動作として「続行」(つまり「上書き」又は「退避」)を指定することができる。そして、続行ボタン41をクリックした場合、第1の動作確認ウインド40に代えて、図10に示すような第2の動作確認ウインド50がジョブネット画面30に重ねて表示される。
[0060]
 この第2の動作確認ウインド50では、かかるジョブを続行するに際して、当該ジョブの処理結果を既存の対応する世代ファイルに上書きするか、又は、既存の世代ファイルを退避させて新たな世代ファイルに書き込むかを問い合わせるメッセージ(「ジョブ番号××××に対応する世代ファイルを上書きしますか?退避して新規作成しますか?」)が表示されると共に、そのジョブのジョブ番号及び既存の世代ファイルのファイル名が併せて表示される。
[0061]
 また第2の動作確認ウインド50では、上書きボタン51及び退避ボタン52が表示される。そしてユーザは、上書きボタン51をクリックすることによって、その後のバッチサーバ4の動作として「上書き」を指定することができ、退避ボタン52をクリックすることによって、その後のバッチサーバ4の動作として「退避」を指定することができる。
[0062]
(3)バッチ処理に関する各種処理
 次に、上述のようなバッチ処理に関連して実行される各種処理の具体的な処理内容について説明する。なお以下においては、「プログラム」を各種処理の処理主体として説明するが、その処理は、その「プログラム」に基づいてクライアント装置3のCPU11や、バッチサーバ4のCPU20がその処理を実行することは言うまでもない。
[0063]
(3-1)クライアント側スケジューラの処理
 図11は、クライアント側スケジューラ17(図2)により実行されるジョブ起動処理の処理手順を示す。以下においては、図8について上述したジョブネット画面30を表示するための処理については省略する。
[0064]
 クライアント側スケジューラ17は、ジョブ管理テーブル16(図3)に登録されたいずれかのジョブの実行日時になると、この図11に示すジョブ起動処理を開始し、まず、そのジョブのジョブ番号をジョブ管理テーブル16から読み出し、読み出したジョブ番号をジョブ起動要求と共にバッチサーバ4に送信する(SP30)。
[0065]
 続いて、クライアント側スケジューラ17は、バッチサーバ4からジョブ終了コード又は応答要求メッセージが送信されてくるのを待ち受ける(SP31,SP32)。そしてクライアント側スケジューラ17は、かかる応答要求メッセージを受信すると(SP32:YES)、図9について上述した第1の動作確認ウインド40や、必要に応じて図10について上述した第2の動作確認ウインド50を表示装置15(図1)に表示させてユーザからの操作入力を受け付ける(SP33)。
[0066]
 次いで、クライアント側スケジューラ17は、ユーザにより第1の動作確認ウインド40や第2の動作確認ウインド50を用いてバッチサーバ4の動作が指定されると、指定されたバッチサーバ4の動作を応答メッセージとしてバッチサーバ4に送信し(SP34)、この後、ステップSP31に戻る。
[0067]
 またクライアント側スケジューラ17は、やがてバッチサーバ4からのジョブ終了コードを受信すると(SP31:YES)、このジョブ起動処理を終了する。
[0068]
(3-2)サーバ側スケジューラの処理
 一方、図12は、クライアント側スケジューラ17からのジョブ起動要求及びジョブ番号を受信したバッチサーバ4のサーバ側スケジューラ23(図2)により実行されるジョブ管理処理の処理手順を示す。
[0069]
 サーバ側スケジューラ23は、かかるジョブ起動要求及びジョブ番号を受信すると、この図12に示すジョブ管理処理を開始し、まず、受信したジョブ起動要求及びジョブ番号を実行制御部24に転送する(SP40)。
[0070]
 続いて、サーバ側スケジューラ23は、実行制御部24からジョブ終了コード又は応答要求メッセージが送信されてくるのを待ち受ける(SP41,SP42)。そしてサーバ側スケジューラ23は、実行制御部24からの応答要求メッセージを受信すると(SP42:YES)、その応答要求メッセージをクライアント装置3に転送する(SP43)。
[0071]
 続いて、サーバ側スケジューラ23は、かかる応答要求メッセージに対する上述の応答メッセージ(図11のステップSP34)がクライアント装置3から送信されてくるのを待ち受ける(SP44)。そしてサーバ側スケジューラ23は、やがてこの応答メッセージを受信すると(SP44:YES)、この応答メッセージを実行制御部24に転送し(SP45)、この後ステップSP41に戻る。
[0072]
 そしてサーバ側スケジューラ23は、やがて実行制御部24からのジョブ終了コードを受信すると(SP41:YES)、受信したジョブ終了コードをクライアント装置3のクライアント側スケジューラ17に転送し(SP46)、この後、このジョブ管理処理を終了する。
[0073]
(3-3)実行制御部の処理
 他方、図13A及び図13Bは、サーバ側スケジューラ23からのジョブ起動要求及びジョブ番号を受信した実行制御部24により実行されるジョブ実行制御処理の処理手順を示す。
[0074]
 実行制御部24は、かかるジョブ起動要求及びジョブ番号を受信すると、この図13A及び図13Bに示すジョブ実行制御処理を開始し、まず、ジョブ定義ファイル26を読み込み(SP51)、読み込んだジョブ定義ファイル26に基づいて、バッチ処理の処理結果を出力する世代ファイルと、当該世代ファイルが存在する場合の動作(上書き、退避若しくは中止又はユーザ応答)とを決定する(SP52)。
[0075]
 続いて、実行制御部24は、世代管理ファイル28(図4)を読み込み(SP53)、サーバ側スケジューラ23から通知されたジョブ番号を世代管理ファイル28上で検索する(SP54)。そして実行制御部24は、この検索結果に基づいて、サーバ側スケジューラ23から通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27が既に存在するか否かを判断する(SP55)。
[0076]
 実行制御部24は、この判断で否定結果を得ると、サーバ側スケジューラ23から通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27のファイル名を当該ジョブ番号に基づいて決定し(SP63)、決定したファイル名の世代ファイル27を作成する(SP64)。
[0077]
 また実行制御部24は、サーバ側スケジューラ23からのジョブ起動要求に従って、対応するプログラム25を起動し(SP65)、この後、そのプログラム25からのジョブ終了コードを受信するのを待ち受ける(SP66)。かくして、このとき起動されたプログラム25は、対応するジョブを実行し、かかるジョブが終了すると、その処理結果をステップSP64で作成された世代ファイル27に記録すると共に、実行制御部24にジョブ終了コードを送信する。
[0078]
 そして実行制御部24は、プログラム25からのジョブ終了コードを受信すると、ステップSP64で作成した世代ファイル27を世代管理ファイル28に新規登録し、その世代ファイル27の世代番号を「1」とし、その世代ファイル27よりも古い世代の世代ファイル27の世代番号をそれぞれ「1」ずつ大きな値にずらすように世代管理ファイル28を更新し、対応する世代のジョブ処理に対して付与されたジョブ番号を登録する(SP67)。
[0079]
 次いで、実行制御部24は、ステップSP66において受信したプログラム25からのジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23に転送し(SP68)、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。
[0080]
 一方、実行制御部24は、ステップSP55の判断で肯定結果を得た場合、ステップSP50において読み込んだジョブ定義ファイル26を参照して、ユーザ応答機能がオン設定されているか否かを判断する(SP56)。
[0081]
 そして実行制御部24は、この判断で肯定結果を得ると、サーバ側スケジューラ23に応答要求メッセージを送信し(SP57)、この後、クライアント側スケジューラ17からの応答メッセージを受信するのを待ち受ける(SP58)。
[0082]
 そして実行制御部24は、やがてクライアント側スケジューラ17からの応答メッセージを受信すると(SP58:YES)、応答メッセージにおいて指定された動作が「上書き」又は「退避」のいずれかであるか否かを判断する(SP59)。
[0083]
 この判断で否定結果を得ることは、応答メッセージにおいて指定された動作が「中止」であったことを意味する。かくして、このとき実行制御部24は、対応するジョブを中止した旨のジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23に送信し(SP68)、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。この結果、この場合には、対応するジョブを中止した旨のメッセージがクライアント装置3の表示装置15に表示される。
[0084]
 これに対して、実行制御部24は、ステップSP59の判断で肯定結果を得ると、ステップSP58で受信した応答メッセージに基づいて、ユーザが指定した動作が「上書き」であるか否かを判断する(SP60)。
[0085]
 そして実行制御部24は、この判断で肯定結果を得ると、そのとき記憶装置22(図2)に格納されている、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27を削除する(SP61)。そして実行制御部24は、この後、ステップSP63以降を上述のように処理し、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。
[0086]
 これに対してステップSP60の判断で否定結果を得ることは、ユーザが指定した動作が「退避」であったことを意味する。かくして、このとき実行制御部24は、そのとき記憶装置22に格納されている、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号と、対応する世代ファイル27を当該ジョブ番号から切り離す(SP62)。具体的に、実行制御部24は、かかる世代ファイル27のファイル名を変更すると共に、世代管理ファイル28におけるその世代ファイル27に対応するエントリ(行)を削除する。そして実行制御部24は、この後、ステップSP63以降を上述のように処理し、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。
[0087]
 他方、実行制御部24は、ステップSP56の判断で否定結果を得ると、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号と対応付けられた世代ファイル27が既に存在する場合の動作としてジョブ定義ファイル26において設定されている動作が「上書き」又は「退避」のいずれかであるか否かを判断する(SP59)。
[0088]
 そして実行制御部24は、この判断で否定結果を得ると、対応するジョブを中止した旨のジョブ終了コードをサーバ側スケジューラ23に送信し(SP68)、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。この結果、この場合には、対応するジョブを中止した旨のメッセージがクライアント装置3の表示装置15に表示される。
[0089]
 これに対して、実行制御部24は、ステップSP59の判断で肯定結果を得ると、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号と対応付けられた世代ファイル27が既に存在する場合の動作としてジョブ定義ファイル26において設定されている動作が「上書き」であるか否かを判断する(SP60)。
[0090]
 そして実行制御部24は、この判断で肯定結果を得ると、そのとき記憶装置22(図2)に格納されている、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27を削除する(SP61)。そして実行制御部24は、この後、ステップSP63以降を上述のように処理し、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。
[0091]
 これに対してステップSP60の判断で否定結果を得ることは、ユーザが指定した動作が「退避」であったことを意味する。かくして、このとき実行制御部24は、そのとき記憶装置22に格納されている、クライアント側スケジューラ17から通知されたジョブ番号に対応する世代ファイル27を当該ジョブ番号から切り離す(SP62)。そして実行制御部24は、この後、ステップSP63以降を上述のように処理し、この後、このジョブ実行制御処理を終了する。
[0092]
(4)本実施の形態の効果
 以上のように本実施の形態の情報処理システム1では、バッチサーバ4において、各ジョブにそれぞれ付与されたジョブ番号と、ジョブにより作成された世代ファイル27とを対応付けて管理し、ジョブを実行する際に当該ジョブに付与されたジョブ番号と対応付けられた世代ファイル27が既に作成されているか否かを判定し、当該世代ファイル27が既に存在する場合には、ジョブ定義ファイル26において予め定義され、又は、ユーザにより指定された動作を実行する。
[0093]
 従って、本情報処理システム1によれば、ジョブの再実行により新たな世代ファイル27が無条件に作成されるのを防止することができ、ジョブエラーに伴う不当な世代ファイルの後処理やジョブ実行計画の修正のコストをなくして、一連のジョブからなる処理の完了までの時間を短縮させることができる。
[0094]
(5)他の実施の形態
 なお上述の実施の形態においては、登録されたジョブを管理するジョブ管理部としての機能をクライアント装置3に搭載し、ジョブ管理部(クライアント装置3)からのジョブの実行要求に基づいて、指定されたジョブを実行するジョブ実行部としての機能をバッチサーバ4に搭載するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかるジョブ管理部としての機能及びジョブ実行部としての機能のすべてをバッチサーバ4に搭載するようにしても良い。
[0095]
 また上述の実施の形態においては、ジョブの実行時に対応するジョブ番号と対応付けられた世代ファイルが存在する場合の動作として、「上書き」、「退避」及び「中止」の3つの動作を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらに加えて又は代えてこれら以外の動作を適用するようにしても良い。
[0096]
 さらに上述の実施の形態においては、個々のジョブに対して識別子として番号(ジョブ番号)を付与するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、番号(ジョブ番号)に代えて、例えばアルファベットをジョブごとの識別子として適用したり、アルファベット及び番号を組み合わせたものをジョブごとの識別子として適用するようにしても良い。

符号の説明

[0097]
 1……情報処理システム、3……クライアント装置、4……バッチサーバ、11,20……CPU、12,21……メモリ、13,22……記憶装置、16……ジョブ管理テーブル、17……クライアント側スケジューラ、23……サーバ側スケジューラ、24……実行制御部、25……プログラム、26……ジョブ定義ファイル、27……世代ファイル、28……世代管理ファイル、30……ジョブネット画面、40,50……動作確認ウインド。

請求の範囲

[請求項1]
 最新世代の世代ファイルを入力としてジョブを実行することにより次世代の世代ファイルを作成する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
 前記情報処理システムは、
 登録された前記ジョブを管理するジョブ管理部と、
 前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行するジョブ実行部とを有し、
 前記ジョブ管理部が、登録された前記ジョブを当該ジョブに固有の識別子と対応付けて管理し、前記ジョブの実行日時に当該ジョブの実行要求と、当該ジョブと対応付けられた前記識別子とを前記ジョブ実行部に通知する第1のステップと、
 前記ジョブ実行部が、前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行すると共に、前記ジョブを実行することにより作成した次世代の前記世代ファイルを、当該ジョブの実行要求と共に前記ジョブ管理部から通知された前記識別子と対応付けて管理する第2のステップとを備え、
 前記第2のステップにおいて、前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在するか否かを確認し、当該世代ファイルが存在しない場合には、指定された前記ジョブを実行する一方、当該世代ファイルが既に存在する場合には、指定された動作を実行する
 ことを特徴とする情報処理方法。
[請求項2]
 前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合の前記ジョブ実行部の前記動作は、
 前記ジョブの処理結果を、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルに上書きするか、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルを退避して、新たな前記世代ファイルを作成するか、又は、前記ジョブの実行を中止するかのいずれかである
 ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
[請求項3]
 前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブごとのジョブ内容が定義されたジョブ定義ファイルを保持し、
 前記ジョブ管理部から前記ジョブの実行要求が与えられるごとに前記ジョブ定義ファイルを参照して当該ジョブを実行し、
 前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合の前記ジョブ実行部の前記動作は、前記ジョブ定義ファイルにおいて定義され、
 前記定義された動作に基づいて、前記ジョブの処理結果を前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルに上書きするか、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルを退避して、新たな前記世代ファイルを作成するか、又は、前記ジョブの実行を中止するかを決定する
 ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
[請求項4]
 前記第2のステップでは、
 前記ジョブ実行部が、前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合には、所定のメッセージを前記ジョブ管理部に送信し、
 前記ジョブ管理部が、前記ジョブ実行部からの前記メッセージを受信すると、前記ジョブ実行部が実行すべき動作の入力要求を表示し、入力された前記ジョブ実行部が実行すべき前記動作を前記ジョブ実行部に通知し、
 前記ジョブ実行部が、前記ジョブ管理部から通知された前記動作を実行する
 ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
[請求項5]
 最新世代の世代ファイルを入力としてジョブを実行し、次世代の世代ファイルを作成する情報処理システムであって、
 登録された前記ジョブを管理するジョブ管理部と、
 前記ジョブ管理部からの前記ジョブの実行要求に基づいて、指定された前記ジョブを実行するジョブ実行部とを備え、
 前記ジョブ管理部は、
 登録された前記ジョブを当該ジョブに固有の識別子と対応付けて管理し、前記ジョブの実行日時に当該ジョブの実行要求と、当該ジョブと対応付けられた前記識別子とを前記ジョブ実行部に通知し、
 前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブを実行することにより作成した次世代の前記世代ファイルを、当該ジョブの実行要求と共に前記ジョブ管理部から通知された前記識別子と対応付けて管理し、前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際には、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在するか否かを確認し、当該世代ファイルが存在しない場合には、指定された前記ジョブを実行する一方、当該世代ファイルが既に存在する場合には、指定された動作を実行する
 ことを特徴とする情報処理システム。
[請求項6]
 前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合の前記ジョブ実行部の前記動作は、
 前記ジョブの処理結果を、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルに上書きするか、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルを退避して、新たな前記世代ファイルを作成するか、又は、前記ジョブの実行を中止するかのいずれかである
 ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
[請求項7]
 前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブごとのジョブ内容が定義されたジョブ定義ファイルを保持し、
 前記ジョブ管理部から前記ジョブの実行要求が与えられるごとに前記ジョブ定義ファイルを参照して当該ジョブを実行し、
 前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合の前記ジョブ実行部の前記動作は、前記ジョブ定義ファイルにおいて定義され、
 前記定義された動作に基づいて、前記ジョブの処理結果を前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルに上書きするか、前記識別子と対応付けられた既存の前記世代ファイルを退避して、新たな前記世代ファイルを作成するか、又は、前記ジョブの実行を中止するかを決定する
 ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
[請求項8]
 前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブ管理部からの実行要求に基づいて前記ジョブを実行する際、当該実行要求と共に通知された前記識別子と対応付けられた前記世代ファイルが既に存在する場合には、所定のメッセージを前記ジョブ管理部に送信し、
 前記ジョブ管理部は、
 前記ジョブ実行部からの前記メッセージを受信すると、前記ジョブ実行部が実行すべき動作の入力要求を表示し、入力された前記ジョブ実行部が実行すべき前記動作を前記ジョブ実行部に通知し、
 前記ジョブ実行部は、
 前記ジョブ管理部から通知された前記動作を実行する
 ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13A]

[ 図 13B]