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1. (WO2015129898) 運行評価装置
Document

明 細 書

発明の名称 運行評価装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009  

発明の効果

0010   0011  

図面の簡単な説明

0012  

発明を実施するための形態

0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060  

産業上の利用可能性

0061  

符号の説明

0062  

請求の範囲

1   2   3   4  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 運行評価装置

技術分野

[0001]
 本発明は、乗務員の運行評価を行う運行評価装置に関する。

背景技術

[0002]
 車両を運転する乗務員毎に安全運転の程度や省燃費運転の程度は異なる。これを改善するために、従来、車両に搭載された運行記録計で記録された運行データをもとに、乗務員に対する安全運転や省燃費運転を支援する装置がある。
[0003]
 この種の先行技術として、運行データをもとに、乗務員毎の評価を点数で行い、乗務員に自身の評価を確認させる運行評価装置が知られている(特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 日本国特開2013-109396号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、従来の運行評価装置では、運行評価の点数を乗務員に知らせることができても、その運行評価が乗務員が得られる報酬を連想しづらいものであったため、乗務員が安全運転や省燃費運転を行おうとするモチベーションの向上に繋がりにくかった。
[0006]
 また、乗務員は、事務所に設置されたコンピュータ(PC)の画面で運行評価を見なければならず、落ち着いた状況で運行評価を確認することができなかった。このため、従来の運行評価装置が乗務員の安全運転や省燃費運転の質向上に寄与しづらい環境であった。
[0007]
 本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安全運転や省燃費運転に対するモチベーションの向上に役立てることができ、乗務員の安全運転や省燃費運転の質を高めることができる運行評価装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0008]
 前述した目的を達成するために、本発明に係る運行評価装置は、下記(1)~(4)を特徴としている。
(1) 乗務員毎の運行データを受け付け、運行評価を行う運行評価装置であって、
 前記運行データに基づき、前記運行評価に値する手当を算出し、
 前記乗務員毎に算出された手当を呈示する、
 運行評価装置。
(2) 携帯端末と通信可能に接続され、
 前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 上記(1)に記載の運行評価装置。
(3) 所定の条件が満たされた時、前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 上記(2)に記載の運行評価装置。
(4) 全乗務員の手当の合計を算出し、
 該手当の合計を呈示する、
 上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の運行評価装置。
[0009]
 上記(1)の構成の運行評価装置によれば、安全運転や省燃費運転に対するモチベーションの向上に役立てることができ、乗務員の安全運転や省燃費運転の質を高めることができる。
 上記(2)の構成の運行評価装置によれば、乗務員は、自ら所持する携帯端末で簡単に手当を確認できる。
 上記(3)の構成の運行評価装置によれば、乗務員は、落ち着いた状況で運行評価に値する手当を確認できる。
 上記(4)の構成の運行評価装置によれば、管理者は手当の合計を簡単に把握することができる。

発明の効果

[0010]
 本発明によれば、運行データに基づき、乗務員毎に算出された手当を呈示するので、運行評価によって乗務員自身が得られる報酬を客観的に把握することができる。このため、安全運転や省燃費運転に対する乗務員のモチベーションの向上に役立てることができ、乗務員の安全運転や省燃費運転の質を高めることができる。
[0011]
 以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図面の簡単な説明

[0012]
[図1] 図1は、本発明の実施形態における給与システム5の構成を示す図である。
[図2] 図2は、本発明の実施形態における給与システム5の通信環境及びデータの流れを説明する図である。
[図3] 図3は、事務所PC30の動作手順を示すフローチャートである。
[図4] 図4は、運行評価テーブル34aの登録内容を示す図である。
[図5] 図5は、指導帳票81を示す図である。
[図6] 図6(A)および図6(B)は、運行評価及び手当の金額が表示された携帯端末50の画面を示す図である。
[図7] 図7は、給与明細作成PC40の動作手順を示すフローチャートである。
[図8] 図8(A)ないし図8(C)は、手当テーブル83及び手当ランクテーブル84の登録内容を示す図である。
[図9] 図9は、管理者帳票92を示す図である。

発明を実施するための形態

[0013]
 以下、本実施形態に係る運行評価装置について図面を用いて説明する。図1は実施形態における給与システム5の構成を示す図である。この給与システム5は、運行データを用いて運行評価及び給与明細作成を行うものであり、運行記録計(以下、デジタルタコグラフという)10、事務所PC30、給与明細作成PC40及び携帯端末50から主に構成される。
[0014]
 デジタルタコグラフ10は、車両8(図2参照)に搭載され、エンジン回転数オーバー、急発進・急加速、急減速等の運行データを記録するものである。デジタルタコグラフ10は、CPU11、メモリ26、記録部17、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、出庫/入庫ボタンSW入力部22、表示コントローラ23及びLED表示部27を有する。
[0015]
 CPU11は、デジタルタコグラフ10の全体を制御する。メモリ26は、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。
[0016]
 記録部17には、運行データが記録される。カードI/F18には、乗務員が所持するメモリカード55が挿抜自在である。音声I/F19には、内蔵スピーカ20が接続される。RTC21は現在時刻を計時する。出庫/入庫ボタンSW入力部22には、出庫/入庫ボタンのON/OFF信号が入力される。表示コントローラ23は、外部に接続された表示器28の表示を制御する。LED表示部27は通信や動作の状態を表示する。
[0017]
 また、デジタルタコグラフ10は、速度/エンジン回転I/F12、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、GPS受信部15、CAN_I/F16、通信部24及び電源部25を有する。
[0018]
 速度/エンジン回転I/F12には、車速センサやエンジン回転数センサからそれぞれ速度パルスや回転パルスが入力される。外部入力I/F13には、乗務員の免許証を読み取る免許証リーダ29が接続される。センサ入力I/F14には、エンジン温度を検知する温度センサ、燃料量を検知する燃料センサ、ウインカSW等の信号が入力される。
[0019]
 GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、現在位置(GPS情報)を取得する。CAN_I/F16には、CAN(Controller Area Network)規格のネットワークに接続された車両内の各種デバイスが接続され、速度、エンジン、燃料量等の各種データが通信可能である。通信部24は、無線通信回線(例えば、3G回線)を介して、後述するデータセンタ60(図2参照)と広域通信を行う。電源部25は、イグニッションスイッチのオンによりデジタルタコグラフ10の各部に電力を供給する。
[0020]
 事務所PC30は、汎用のコンピュータで構成されており、本実施形態では、運行評価装置として機能する。事務所PC30は、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、入力部35、操作部36及び出力部37を有する。
[0021]
 CPU31は、事務所PC30の全体を制御する。通信部32は、インターネット等の通信網70(図2参照)を介して給与明細作成PC40等とデータ通信可能である。表示部33は、運行評価の一覧等を画面に表示する。記憶部34は、動作プログラムや運行データの他、後述する運行評価テーブル34a(図4参照)を格納する。
[0022]
 入力部35には、メモリカード55が挿抜自在に装着され、運行データ等が入力される。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、管理者等の操作を受け付ける。出力部37は、各種データを外部装置に出力する。
[0023]
 給与明細作成PC40は、給与明細を作成するものであり、事務所PC30と同様、汎用のコンピュータで構成され、CPU41、通信部42、表示部43、記憶部44、操作部45及び印刷部46を有する。
[0024]
 CPU41は、給与明細作成PC40の全体を制御する。通信部42は、インターネット等の通信網70(図2参照)を介して事務所PC30とデータ通信可能である。表示部43は、管理者帳票(図9参照)等を画面に表示する。記憶部44は全乗務員の運行評価データ等を保存する。操作部45は、キーボードやマウス等を有し、管理者等の操作を受け付ける。印刷部46は、管理者帳票等を印刷する。
[0025]
 携帯端末50は、乗務員が所持するスマートフォン等の携帯無線端末であり、通信網70に対して無線でデータ通信可能である。
[0026]
 図2は給与システム5の通信環境及びデータの流れを説明する図である。車両8に搭載されたデジタルタコグラフ10は、所定のタイミングで、記録部17に記録された運行データを、通信部24を用いた無線通信回線を介して、データ保管等のサービスを行うデータセンタ60にアップロードする。アップロードするタイミングとしては、予め定めた時刻に達した時点、一定の距離を走行した時点、業務が完了した時点等が挙げられる。
[0027]
 データセンタ60は、乗務員毎の運行データを、インターネット等の通信網70を介して、事務所PC30に送信する。事務所PC30は、運行データを解析して得られた運行評価データを、通信網70を介して給与明細作成PC40に転送する。また、事務所PC30は、通信網70に接続された無線基地局71を用いた無線LANを介して、携帯端末50に運行評価データを送信する。
[0028]
 なお、業務が完了して事務所に入庫する場合等においては、デジタルタコグラフ10が通信網70を介して運行データをアップロードする代わりに、乗務員が自らメモリカード55を事務所PC30の入力部35に挿入し、運行データを直接読み込ませてもよい。
[0029]
 上記構成を有する給与システム5の動作を示す。デジタルタコグラフ10に記録された運行データは、前述したように、メモリカード(記録媒体)55を介してあるいは通信によって事務所PC30に取り込まれる。
[0030]
 図3は事務所PC30の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは記憶部34に格納されており、事務所PC30内のCPU31によって実行される。CPU31は、通信部32を介して乗務員毎の運行データを受け付ける(受信する)まで待つ(ステップS1)。運行データを受信すると、CPU31は、運行データを解析し、乗務員毎の運行評価及び運行評価に値する手当(報酬の一部)を算出する(ステップS2)。
[0031]
 CPU31は、乗務員毎の運行評価及び手当を表す運行評価データが登録された運行評価テーブル34aを更新する(ステップS3)。図4は運行評価テーブル34aの登録内容を示す図である。この運行評価テーブル34aには、乗務員毎の運行評価点及び手当が日付順に登録されている。
[0032]
 ここでは、手当の金額は、基本給を除く報酬の一部として設定されたものであり、運行評価が90点未満で0円、90点~95点で500円、96点以上で1000円に設定されている。例えば、日付が「1/1」である場合、乗務員1の運行評価は「88」点であり、手当は「0」円である。また、日付が「1/2」である場合、乗務員3の運行評価は「95」点であり、手当は「500」円である。なお、ここでは、手当は、報酬の一部として設定されたが、基本給を含む報酬全体に設定されてもよい。
[0033]
 また、ここでは、通貨が「円」である場合を示したが、通貨は、円以外に、ユーロ、ドル、ルーブル、人民元、韓国ウォン、バーツ、香港ドル、スイスフラン、フィリピンペソ、等であってもよい。
[0034]
 CPU31は、さらに、乗務員毎の指導帳票81(図5参照)を出力する(ステップS4)。この指導帳票81は、表示部33の画面に表示されてもよいし、出力部37にプリンタが接続されている場合、このプリンタで印刷されてもよい。
[0035]
 図5は指導帳票81を示す図である。指導帳票81の上部の欄81iには、乗務員の運行記録の一覧が表されている。
[0036]
 指導帳票81の中央部には、縦軸をエンジン回転数、横軸を速度で目盛り、実測されたデータがドットで表す散布図81aが示されている。この散布図81aには、シフトポジションの直線81bに沿うようにデータが点在する傾向にある。点線枠81cで囲まれるデータ、つまり、速度が上がっていないにもかからわず、エンジン回転数が2000rpmを超えるデータに対し、「早めのシフトアップを心がけて!」のコメント81dが自動的に挿入される。また、点線枠81eで囲まれるデータ、つまり、速度が80km/hを超えるデータに対し、「スピードの出しすぎです!」のコメント81fが自動的に挿入される。
[0037]
 また、指導帳票81には、安全運転分析のチャート81g及び経済運転(省燃費運転)分析のチャート81hが表されている。さらに、指導帳票81には、手当の欄81j、運行評価の欄81k、メモ欄81m及びコメント欄81nが示されている。手当の欄81jには、本日の手当及び今月の累計手当が金額で表されている。運行評価の欄81kには、安全運転評価、経済運転評価、総合評価及びランクが表されている。メモ欄81mには、管理者から乗務員へのコメント(ここでは、空白)が記載される。コメント欄81nには、指導ポイントが示される。
[0038]
 ステップS4の処理後、CPU31は、事務所PC30から乗務員が所持する携帯端末50に運行評価及び手当を通知する条件が満たされているか否かを判別する(ステップS5)。条件が満たされていない場合、条件が満たされるまで待つ。途中、他の乗務員から運行データを受信した場合、この処理を強制的に終了し、ステップS1の処理に戻ってもよい。この場合、再び実行されるステップS5で通知する条件が満たされると、CPU31は、次のステップ処理に進む。
[0039]
 ここで、運行評価及び手当を通知する条件、つまり運行評価データを送信する条件は、事務所PC30が事前に設定しておくことが可能である。事前に設定される条件として、例えば、納車時、定時刻(日付が変わる午前0:00等)、納品等による仕事の完了時、車庫等の特定の場所に車両がある時、あるいは、乗務員から通知要求に応える時等が挙げられる。これらの条件は、1つに設定されてもよいし、複数の中からAND条件あるいはOR条件で設定されてもよい。
[0040]
 ステップS5で、通知する条件が満たされている場合、CPU31は、通信部32から通信網70を介して乗務員が所持する携帯端末50に、運行評価及び手当を表す運行評価データを送信する(ステップS6)。
[0041]
 図6(A)および図6(B)は運行評価及び手当の金額が表示された携帯端末50の画面を示す図である。携帯端末50は、運行評価データを受信すると、図6(A)に示すように、デジタコ解析結果を画面に表示する。携帯端末50の画面には、デジタコ解析結果として、「あなたの本日の運転は80点です。本日のデジタコ手当は210(通貨の単位は例えば、円)です。今月のデジタコ手当累計は4500(通貨の単位は例えば、円)です。おつかれさまでした。」のメッセージが表示される。
[0042]
 また、携帯端末50は、図6(B)に示すように、デジタコ月間ランキングを画面に表示する。携帯端末50の画面には、デジタコ月間ランキングとして、「あなたの今月の運転は、平均70点です。会社ランキングは85人中40位です。来月はもっとがんばりましょう。おつかれさまでした。」のメッセージが表示される。これらの画面の切り替えは、乗務員の操作によりあるいは時間の経過によって行われる。
[0043]
 そして、CPU31は、全乗務員の当日分の運行評価データを更新したか否かを判別する(ステップS7)。全ての運行評価データを更新していない場合、CPU31はステップS1に戻り、新たな運行データを受け付けるまで待つ。
[0044]
 一方、全ての運行評価データを更新した場合、CPU31は、通信部32から通信網70を介して、全ての運行評価データを給与明細作成PC40に送信する(ステップS8)。この後、CPU31は本処理を終了する。
[0045]
 図7は給与明細作成PC40の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは記憶部44に格納されており、給与明細作成PC40内のCPU41によって実行される。前述したように、事務所PC30で作成された運行評価データは、給与明細作成PC40に送られる。
[0046]
 CPU41は、通信部42を介して乗務員毎の運行評価データを受信するまで待つ(ステップS11)。運行評価データを受信すると、CPU41は、運行評価データをもとに、乗務員毎の今月の手当を集計し、手当テーブル83(図8参照)を更新する(ステップS12)。また、CPU41は、手当ランクテーブル84を更新する。
[0047]
 図8(A)ないし図8(C)は手当テーブル83及び手当ランクテーブル84の登録内容を示す図である。図8(A)は運行評価の点数から得られた日付毎の手当の一覧を示す。ここでは、運行評価の点数に掛け率70%を乗じた値に、さらに、通貨の単位(ここでは「円」)に対応する3倍を乗じた手当が算出されている。
[0048]
 図8(B)は手当ランクから得られた日付毎の手当の一覧を示す。図8(C)は手当ランキングを示す。手当ランクを用いた場合、ランクが「A」で100、「B」で70、「C」で40、「D」で0、「E」で0の値に、それぞれ通貨の単位(ここでは円)に対応して3倍とした手当が算出されている。また、図8(C)には、全乗務員の手当ランキングテーブル85が示されている。
[0049]
 ステップS12の処理後、CPU41は、全乗務員の運行評価データをもとに管理者帳票92を作成し、印刷部46で管理者帳票92を印刷する(ステップS13)。図9は管理者帳票92を示す図である。管理者帳票92には、総合評価のワースト欄92a、速度違反のワースト欄92b、エンジン回転数オーバー回数のワースト欄92c、急発進・急加速回数のワースト欄92d及び急減速回数のワースト欄92eが示されている。
[0050]
 また、管理者帳票92には、全乗務員を対象とする運行評価の平均点の欄92g及び全乗務員の手当の欄92fが示されている。運行評価の平均点の欄92gには、本日の平均点が「78点」であり、今月の平均点が「85点」であることが示されている。また、手当の欄92fには、本日の手当の合計が「16800(円)」であり、今月の手当の合計が「319200(円)」であることが示されている。
[0051]
 この後、CPU41は本処理を終了する。
[0052]
 以上、本実施形態の運行評価システムによれば、乗務員毎に算出された手当を呈示するので、運行評価によって乗務員自身が得られる報酬を客観的に把握することができる。このため、安全運転や省燃費運転に対するモチベーションの向上に役立てることができ、乗務員の安全運転や省燃費運転の質を高めることができる。また、携帯端末に手当が通知されるので、乗務員は自ら所持する携帯端末で簡単に手当を確認できる。
[0053]
 また、例えば納車後等に手当が通知されるようにすることができるので、乗務員は、落ち着いた状況で運行評価に値する手当を確認できる。また、全乗務員の手当の算出が容易になるので、管理者は手当の合計を簡単に把握することができる。
[0054]
 尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
[0055]
 例えば、上記実施形態では、運行データから運行評価の点数を算出し、この点数に値する手当を算出、あるいは点数からランク付けを行い、ランクに対応する手当を算出していたが、運行評価の点数を算出することなく、運行データから直接手当を算出してもよい。これにより、運行評価の点数を算出する処理を省くことができ、負荷の軽減が図れる。
[0056]
 また、上記実施形態では、事務所PCと給与明細作成PCは別々に通信可能に設けられていたが、1つのPCで構成されてもよく、その場合、通信回線を介したデータ転送が不要になる。
[0057]
 また、汎用のコンピュータを、本実施形態の運転評価装置としての機能を実現させる動作プログラムは、ネットワークあるいは各種の記憶媒体を介して提供することも可能である。この提供された動作プログラムは、本実施形態の場合、記憶部34に格納される。
[0058]
 ここで、上述した本発明に係る運行評価装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)~(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1) 乗務員毎の運行データを受け付け、運行評価を行う運行評価装置(事務所PC30)であって、
 前記運行データに基づき、前記運行評価に値する手当を算出し、
 前記乗務員毎に算出された手当を呈示する、
 運行評価装置。
(2) 携帯端末(50)と通信可能に接続され、
 前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 上記(1)に記載の運行評価装置。
(3) 所定の条件が満たされた時、前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 上記(2)に記載の運行評価装置。
(4) 全乗務員の手当の合計を算出し、
 該手当の合計を呈示する、
 上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の運行評価装置。
[0059]
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
[0060]
 本出願は、2014年2月28日出願の日本特許出願(特願2014-038983)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

[0061]
 本発明によれば、安全運転や省燃費運転に対するモチベーションの向上に役立てることができ、乗務員の安全運転や省燃費運転の質を高めることができるという効果を奏する。この効果を奏する本発明は、乗務員の運行評価を行う運行評価装置に関して有用である。

符号の説明

[0062]
 5 給与システム
 8 車両
 10 デジタルタコグラフ(運行記録計)
 11、31、41 CPU
 12 速度/エンジン回転数I/F
 13 外部入力I/F
 14 センサ入力I/F
 15 GPS受信部
 15a GPSアンテナ
 16 CAN_I/F
 17 記録部
 18 カードI/F
 19 音声I/F
 20 スピーカ
 21 RTC
 22 出庫/入庫ボタンSW入力部
 23 表示コントローラ
 24、32、42 通信部
 25 電源部
 26 メモリ
 27 LED表示部
 28 表示器
 29 免許証リーダ
 30 事務所PC
 33、43 表示部
 34、44 記憶部
 34a 運行評価テーブル
 35 入力部
 36、45 操作部
 37 出力部
 40 給与明細作成PC
 46 印刷部
 50 携帯端末
 55 メモリカード
 60 データセンタ
 70 通信網
 71 無線基地局
 81 指導帳票
 83 手当テーブル
 84 手当ランクテーブル
 85 手当ランキングテーブル
 92 管理者帳票

請求の範囲

[請求項1]
 乗務員毎の運行データを受け付け、運行評価を行う運行評価装置であって、
 前記運行データに基づき、前記運行評価に値する手当を算出し、
 前記乗務員毎に算出された手当を呈示する、
 運行評価装置。
[請求項2]
 携帯端末と通信可能に接続され、
 前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 請求項1に記載の運行評価装置。
[請求項3]
 所定の条件が満たされた時、前記乗務員が所持する前記携帯端末に当該乗務員の手当を通知する、
 請求項2に記載の運行評価装置。
[請求項4]
 全乗務員の手当の合計を算出し、
 該手当の合計を呈示する、
 請求項1から3のいずれか1項に記載の運行評価装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]