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1. WO2015083693 - ラベル供給装置

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明 細 書

発明の名称 ラベル供給装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006  

課題を解決するための手段

0007   0008  

発明の効果

0009   0010  

図面の簡単な説明

0011  

発明を実施するための形態

0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028  

符号の説明

0029  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

明 細 書

発明の名称 : ラベル供給装置

技術分野

[0001]
 本発明は、ラベルを一枚ずつ供給できるようにしたラベル供給装置に関し、特に、剥離紙を用いずに複数のラベルを積層位置をずらして貼り合わせたライナーレスラベルを1枚ずつ剥離して供給できるようにしたラベル供給装置に係るものである。

背景技術

[0002]
 ラベルとして、従来のように剥離紙(台紙)に貼り付けていないライナーレスラベル(ノンライナーラベル)が知られている。このライナーレスラベル(以下、単にラベルということがある)は、ラベルの表面を剥離面とし、ラベルの裏面に形成した粘着面を下方のラベルの表面に所定幅ずらして貼り合わせ、これを複数枚連続してテープ状にしてロール巻きにしたり、シート状に一定間隔でずらして貼り付けてある。このようなラベルは剥離紙を使用しないので、ゴミの発生がなく、全体の大きさも小さくでき、省スペースとなり、梱包費、輸送費等を軽減できるという利点がある。このように連続して貼り合わされているラベルを1枚ずつ剥離して供給できるようにしたラベル剥離装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の装置は、ゴムベルト製の移動ベルトでラベルを前進、後退させ、重ね合わせられている上方のラベルが後退するときラベルの端部に剥離爪を当ててラベルを下方のラベルから剥離し、保持ローラ間で保持し、その後、手で取り出すよう構成されている。
[0003]
 貼り合わされている上記ラベルの状態をみると、ラベルは、下方のラベルに重ねて貼り付けられている重着部と、下方のラベルから離れて前方に延びているずらし部に区分けされると考えることができる。そして、上記特許文献1に記載の装置は、上方のラベルの重着部の端縁下面と下方のラベルの上面の間に剥離爪を差し込んで無理に剥がす方法であるから、構成が複雑であり、かつ剥離爪等に粘着剤が堆積しやすく、清掃をこまめにしないとラベルを剥離できない事態を生じるおそれがある。
[0004]
 また、特許文献1に記載の上記装置では、ラベルの後退時に、重ね合わせたラベルの間に剥離爪を確実に入り込ませることができずに上方のラベルが剥離爪の下側に入り込むとラベルを剥離させることができない。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2012-91910号公報(特許請求の範囲、段落0038~0045、図5~図9)

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 本発明の解決課題は、複数枚のラベルを間隔をずらして重ね合わせてロール巻きにしたライナーレスラベルを、1枚ずつ供給できるようにした装置において、構成が簡単でラベルの粘着剤が装置の各所に堆積することが少なく、かつ確実にラベルを1枚ずつ供給できるようにし、その後の手作業によるラベルの貼付け作業を効率よく行えるようにしたラベル供給装置を提供することである。

課題を解決するための手段

[0007]
 上記のように、従来の装置はラベルの重着部の端縁側からラベルを剥がしているが、本発明のラベル供給装置は、ラベルの重着部の端縁側からラベルを剥がすのではなく、下方のラベルから所定幅突出しているずらし部をつまんでラベルを剥がすように構成している。すなわち、本発明によれば、ライナーレスラベルを送り出しずらし部側を突出させるよう剥離部で屈曲して循環するコンベアと、該剥離部から突出するラベルのずらし部をくわえラベルを剥離しながらラベル取出口に移送するツメ機構と、ツメ機構がラベルのずらし部をくわえて移動するときコンベア面にライナーレスラベルを押し付けるスライダーを具備し、上記コンベアの表面はラベルが仮着する粗面に形成され、上記スライダーはラベルを剥離するときコンベアに沿って移動可能でありかつ上記剥離部方向に付勢されていることを特徴とするラベル供給装置が提供され、上記課題が解決される。
[0008]
 また、本発明によれば、上記コンベアの表面に形成される粗面は突起又は溝であり、ツメ機構は回転可能なハブの周囲に設けられた複数のツメユニットを具備し、該ツメユニットは固定ツメと可動ツメを有し、可動ツメはカムとカムフォロワーにより固定ツメ間でラベルのずらし部を保持、釈放できるよう固定ツメに接離可能に設けられ、固定ツメはずらし部を挟持する方向に付勢されている上記ラベル供給装置が提供される。

発明の効果

[0009]
 本発明は上記のように構成され、ライナーレスラベルを送り出しずらし部側を突出させるよう剥離部で屈曲して循環するコンベアと、該剥離部から突出するラベルのずらし部をくわえラベルを剥離しながらラベル取出口に移送するツメ機構と、ツメ機構がラベルのずらし部をくわえて移動するときコンベア面にライナーレスラベルを押し付けるスライダーを具備し、上記コンベアの表面はラベルが仮着する粗面に形成され、上記スライダーはラベルを剥離するときコンベアに沿って移動可能でありかつ上記剥離部方向に付勢したので、コンベアの粗面に仮着されて剥離部まで移送されたラベルは、コンベアが屈曲していることにより上方のラベルのずらし部が簡単にコンベアから離れ、コンベアの前方に突出する。そして、このずらし部は剥離部に近接して待機する上記ツメ機構によりくわえられ、ツメ機構の移動によりラベルは下方のラベルから剥がされる。この際、下方以降のラベルはスライダーによりコンベア面に押し付けられておりかつ該スライダーはコンベアの上記剥離部方向に付勢されているので、ラベルを剥がすとき該スライダーはラベルをコンベア面に押し付けながら付勢作用に抗して移動し、下方側のラベルが浮上しない。したがって、1枚ずつ確実にラベルを剥離させることができる。その後、スライダーは剥離部の原点位置に復帰して待機する。
[0010]
 また、上記コンベアの表面に形成する粗面として、ラベルの粘着面が仮着する突起や溝を形成しておくと、コンベアが剥離部で屈曲して移動するとき、コンベアに仮着しているラベルのずらし部はコンベア面から簡単に剥がれて自由状態で突出する。したがって、ツメ機構でこのずらし部を掴みやすく、従来のように粘着剤を設けたラベルの下面に剥離爪を差し込むような構成ではないから、粘着剤の付着や堆積を少なくすることができる。ツメ機構として、回転可能なハブの周囲に複数のツメユニットを設け、該ツメユニットに把持部を有する固定ツメと可動ツメを形成し、可動ツメをカムとカムフォロワーにより固定ツメ間でラベルのずらし部を保持、釈放できるよう固定ツメに接離可能に設けると、把持部間で簡単にずらし部をつかむことができる。また、固定ツメを上記ずらし部を挟持する方向に付勢しておくと、一層確実にラベルのずらし部を保持することができ、保持供給機構を簡単に構成することができる。なお、上記コンベアを上下方向に循環させ、コンベアが屈曲する剥離部のラベル送出しシャフトを最下部に設けると、コンベアに沿って上下動するスライダーを、重力(自重)で剥離部方向に付勢することができるから、構成が一層簡単になる。

図面の簡単な説明

[0011]
[図1] 本発明の一実施例を示す斜視図。
[図2] 本発明の構成を示す説明図。
[図3] ロール状に巻回されているライナーレスラベルをロールホルダーにセットするとき及びライナーレスラベルの一部を拡大して示す説明図。
[図4] ロールホルダーにライナーレスラベルをセットした状態の説明図。
[図5] ラベル押付機構を示し、(A)は押付機構を引き出した状態の説明図、(B)は押付機構でラベルをコンベアに押し付けている状態の説明図。
[図6] ラベルがコンベアから剥離する状態を示す説明図。
[図7] スライダー機構の一実施例を示す斜視図。
[図8] コンベアの剥離部の説明図。
[図9] コンベアを逆転させた場合の説明図。
[図10] ラベルのずらし部が突出している定位置を示す説明図。
[図11] ツメ機構のツメユニットが待機している状態の説明図。
[図12] ツメ機構のツメユニットが回転し始めた状態の説明図。
[図13] 作動状態を示し、(A)は待機状態、(B)はラベルを剥がし始めた状態、(C)はラベルを取出口まで移送した状態の各説明図。

発明を実施するための形態

[0012]
 図1、図2は本発明の一実施例を示し、図1は斜視図、図2は構成の説明図であり、本発明が対象とするラベル1は、図3に一部を拡大して示すように、ラベルの表面2には剥離面を形成し、裏面3には粘着面を設け、所定の幅でずれて下方側のラベルの表面に一部が重なり合うように貼り合わされている。上方のラベルは殆どが下方のラベルに重着しており、ずれた部分が下方のラベルよりも前方に延出している。つまり、上方のラベル1の重着部4は下方のラベルに貼り付いているが、ずらし部5は直下の下方側ラベルに貼り付かずにロール巻きにした時の以降のラベルの表面に貼り付いている。
[0013]
 本発明のラベル供給装置は、装置本体6と、ロール巻きしたラベルを保持するホルダー部7と、ラベルをテープ状に送り出しずらし部を突出させるよう剥離部9で屈曲して循環するコンベア8と、ラベルをコンベアに押し付けるラベル押付機構10と、剥離部から突出するラベルのずらし部5をくわえラベルを剥離しながらラベル取出口11に移送するツメ機構12と、ツメ機構がラベルのずらし部5をくわえて移動するときコンベア面に下方以降のラベルを押し付けるスライダー13を主として具備している。
[0014]
 上記ホルダー部7は、装置本体6に設けたロールホルダー回転軸14に装着される内側、外側のロールホルダー15、16を有している。該ロールホルダー15、16は取付部17と側面プレート18を有し、外側のロールホルダー16を外してラベルのロール巻き19をロールホルダー回転軸14に挿入した後、外側のロールホルダー16をロールホルダー回転軸14に取り付け、内側ロールホルダー15間でロール巻き19を挟着して保持する。このホルダーの取付部17は、左右方向に位置調整可能に設けられており、ラベルを上記コンベア8により引き出するとき回転してスムーズにラベルを繰り出すことができる。
[0015]
 上記ラベル押付機構10は、先端に押圧部20を有する可動部21を、装置本体6に設けた支持部22に傾動可能に枢着23してある。上記押圧部20は、図に示す実施例ではローラで構成してあるが板状のプレートで構成することもできる。そして、図5(A)に示すように可動部21を傾けると、コンベア8との間に空間が形成されるから、ラベル1をコンベア面に案内してセットしやすい。その後、可動部21を起立させると、図5(B)に示すように押圧部20がラベル1をコンベア面に押し付け、ラベルがコンベア8から離れないようにすることができる。なお、上記可動部21は、ばね(図示略)でコンベア方向に付勢してもよいし、コンベア方向に可動部が傾いて自重で押圧部20がラベル1を押圧するようにしてもよい。 
[0016]
 上記コンベア8は、図に示す実施例においては、コンベアモーター66により駆動され、上下方向に延びるコンベアスライドプレート24に沿って下方に移動し、駆動プーリ25、外側受動プーリ26、テンションプーリ27、内側受動プーリ28により環状に循環して上昇し、下方に設けたラベル送出しシャフト29の部分で屈曲している。このラベル送出しシャフト29の部分が、ラベル1のずらし部5がコンベア8から離れる上記剥離部9となっている。該コンベア8の表面は、ラベル裏面3の粘着面が仮着するよう粗面に形成されている。該粗面としては、ラベルが密着せずかつコンベア8に仮着してラベルが一緒に運ばれる程度の粗面であり、好ましくは、点状、粒状等の隆起部や小突起、リブ状の突起30や溝31等で形成するとよい。該コンベア8は、ラベルの粘着剤に対応して、適度の硬さを有するプラスチック材料、ゴム材料、金属ワイヤネット材料等で1本若しくは複数本のベルトで構成することができる。また、上記突起30と溝31のピッチPはラベルの大きさや粘着力に対応して適宜変えることができる。
[0017]
 上記のようにコンベア8にリブ状の突起30又は溝31を設けた場合のラベルの剥離状態を、図6を参照して説明する。貼り合わされたラベル1は、ピッチ(P)で溝31を形成した突起30に仮着してスライドプレートに沿って直線部を移送されるとする。剥離部9に至ると、ラベル送出しシャフト29部分でコンベアは屈曲して移動する。図6において、ラベル送出しシャフト29の中心(O)、ラベル送出しシャフトに接するコンベア面の弧の長さABが上記ピッチPに等しくなったとき、すなわちAB=Pのとき、コンベアの厚みを含めたラベルまでの半径OCとシャフトの半径OAの比をαとすると、コンベアの直線部ではピッチPだけ移動するのに対し、円弧CDではピッチPのα倍だけ移動経路が増える。ラベルは、一般的に伸縮性がなく、コンベアの突起も適度の硬さがあるので、増えたラベルの移動経路をラベルが吸収することができず、その結果、ラベルのずらし部5が円弧CD間でコンベアから剥がれることになる。
[0018]
 上記コンベア8の剥離部9には、上述したようにラベル1をコンベア面方向に押し付けるスライダー13がコンベア8に沿って、実施例では上下方向に移動可能に設けられている。図7はスライダー機構の一実施例を示し、装置本体6に上下に設けたブラケット32,33間に2本のガイド軸34を設け、該ガイド軸34にスライダー支持枠35を適宜の軸受やガイド筒36を介して上下に摺動可能に取り付け、該スライダー支持枠35にスライダー13の一端を固定し、該スライダー13がラベル1の外側から離れることなく安定状態で移動するようにしてある。スライダー支持枠35の降下はストッパー37で停止するが、スライダー支持枠35の側方には、スライダー3が下方の原点位置で停止しているとき、該スライダーの位置を検出するようスライダー原点検出センサー38が設けられている。図に示す実施例では、スライダー13は上方のラベルを下方のラベルから剥離するとき該ラベルによってスムーズに上方に持ち上げられるよう下端縁に斜面若しくは弧面を設けてある。またラベルが下方のラベルから剥離したとき自重で原点位置に降下するよう適宜の重量を有する材料で形成してあるが、適宜のばねを設けて原点位置に向け付勢するようにしてもよい。なお、ガイド軸34による支持構造に変えて、スライダー13の両側を保持する適宜形状の支持枠を設け、該支持枠に沿ってスライダーが移動するようにしてもよい(図示略)。
[0019]
 上記剥離部9には、ラベル1を検出するラベル検出センサー39が設けられている(図8参照)。このラベル検出センサー39の光軸40は、上記剥離部9から突出するラベル1のずらし部5と交差するように設定してある。このずらし部5は上記ツメ機構12により掴まれる部分であるので、保持するのに十分な長さのつまみ代を確保できるよう上記センサー39でずらし部を検出してからコンベアが停止するまでの微小な時間を調整可能にしてある。
[0020]
 ツメ機構12がラベル1のずらし部5の掴みに失敗したときは、上記ラベル検出センサー39によりミスと判断し、図9に示すように、コンベア8を少し逆転させる。そして、再度コンベアをラベルが定位置に移動するまで正転させて、図10に示すように、ラベル1を再セットする。若し、再試行を連続して複数回行ってもラベルを掴むことができないときには、自動的に装置全体を停止させるよう構成してある。
[0021]
 図11、図12を参照し、ツメ機構12は、ハブ回転モーター67で回転される回転可能なハブ41とその周囲に設けた複数の、図に示す実施例では3個のツメユニット42を具備している。このハブ41の外側には、図13に示すように、位置検出用ドグ43が設けられ、該ドグ43に近接するハブ位置検出用センサー44でハブ41の回転位置が制御される。ツメユニット42は、先端にカムプレート45の側面を転動するローラ46を先端に設けた支持軸47をハブ41に固定し、該支持軸47を固定ツメ48の取付孔49に摺動可能に挿入し、該固定ツメ48を押えばね50でストッパー51に当たる位置まで外方に付勢している。固定ツメ48の先端には把持部52が形成され、かつ側方に設けた取付孔54に可動ツメ53の支持軸55を摺動可能に挿入している。該可動ツメ53は先部に把持部56を有し、支持軸55の先端に固定され、図において裏面側にカムフォロワー57を有している。固定ツメ48と可動ツメ53の間の支持軸55には、可動ツメ53の把持部56が固定ツメ48の把持部52から離れる方向に可動ツメ53を付勢する復帰ばね58が設けられ、この復帰ばね58により可動ツメ53は支持軸55に設けたストッパー59が固定ツメ48に当たる位置まで外方に移動する。
[0022]
 カムプレート45は、ツメ機構12のツメユニット42が剥離部9に近接している図11に示す状態のとき、上記カムフォロワー57が接して把持部52、56間に空間が形成された状態で待機するよう可動ツメ53の外方への移動を許容する傾斜した待機傾斜面60と、図12に示すように、上記ツメユニット42が回転した際、上記カムフォロワー57が接して上記把持部52、56間でラベル1のずらし部5を掴むことができるよう可動ツメ53を内方に移動させる円弧面61と、ラベル取出口11までツメユニット42が回転したときカムフォロワー57が転動して可動ツメ53が外方に移動しラベル1を釈放するよう可動ツメ53の移動を許容する傾斜した釈放傾斜面62を具備している。
[0023]
 ラベル取出口11には、ラベル受台63が設けられ、この受台63に形成した検出孔に対応してラベルの取出しを確認するラベル取出し検出センサー64が設けられ、装置本体6には全体の動きを制御するスイッチ65が設けられている。ラベル取出口11からラベル受台63にあるラベル1を取りだすと、ラベル取出し検出センサー64が作動し、待機していたツメ機構12が自動的にラベル1を1枚だけ剥離してラベル受台63まで移動し、ラベル1が、次に取り出されるまで待機する動作を繰り返す。
[0024]
 図13を参照し、上記の構成により、(A)図に示すように、ラベル1は常に定位置で待機している。このときスライダー13はスライダー原点検出センサー38がスライダー13を検出する位置にある(スライダー原点位置)。
[0025]
 スイッチ65を押すと、コンベア8がコンベアモーター66により運転を開始し、ラベル1がラベル検出センサー39が検知する位置まで送られる(ラベル定位置)。そして、さらにスイッチを押すと、ハブ回転モーター67によりツメ機構12のハブ41が回転する。ツメ機構のツメユニット42の回転により、可動ツメ53に設けたカムフォロワー57がカムプレート45の円弧面51に乗り上げると、(B)図に示すように、ツメがラベル1を掴み、ラベル先端が剥離する。この時、剥離するラベルによりスライダー13は挟み込まれる状態になるから、ラベルの移動に伴ってスライダー13は上方に移動する。このスライダー13により、下方のラベルはコンベア面に押し付けられているので、剥離するラベルより下側のラベルがコンベア8から剥離することが防止され、重ね貼りしたラベルを、1枚だけ確実に剥離させることができる。
[0026]
 掴んだラベルが2枚目のラベルから完全に剥離すると、(C)図に示すように、自重によりスライダー13は下方に移動し、スライダーは原点位置に戻り、ラベルをコンベア面に押圧した状態で待機する。
[0027]
 ハブ41の回転によりラベル取出口11のラベル受台63までラベル1が運ばれると、その位置でハブ位置検出センサー44によりハブ41の回転は停止し、ラベルを保持した状態でツメユニット42は待機する。ラベル1を受台63から取り出すと、ラベル取出し検出センサー64が作動し、待機していたツメ機構12が次のラベルをコンベア8から自動的に1枚だけ剥離し、上記のようにラベル受台63まで移動してラベル1が取り出されるまで待機する。このように、ラベル取出し検出センサー64の作動は、上記スイッチ65を押したときと同じように機能する。以下このような動作を繰り返して次々とラベルを1枚ずつ取り出すことができる。
[0028]
 上記実施例ではホルダー部の下方にコンベアを設けて上下方向にコンベアを移動させているが、所望により略水平方向にコンベアを設けて水平に移動させるようにしてもよい。この場合、スライダーは適宜のばねで剥離部方向に付勢すればよい。

符号の説明

[0029]
1  ラベル
4  重着部
5  ずらし部
6  装置本体
7  ホルダー部
8  コンベア
9  剥離部
10 ラベル押付機構
11 ラベル取出口
12 ツメ機構
13 スライダー
29 ラベル送出しシャフト
38 スライダー原点検出センサー
39 ラベル検出センサー
41 ハブ
42 ツメユニット
44 ハブ位置検出センサー
45 カムプレート
48 固定ツメ
53 可動ツメ
57 カムフォロワー
63 ラベル受台
64 ラベル取出し検出センサー
65 スイッチ
66 コンベアモーター
67 ハブ回転モーター

請求の範囲

[請求項1]
 ライナーレスラベルを送り出しずらし部側を突出させるよう剥離部で屈曲して循環するコンベアと、該剥離部から突出するラベルのずらし部をくわえラベルを剥離しながらラベル取出口に移送するツメ機構と、ツメ機構がラベルのずらし部をくわえて移動するときコンベア面にライナーレスラベルを押し付けるスライダーを具備し、上記コンベアの表面はラベルが仮着する粗面に形成され、上記スライダーはラベルを剥離するときコンベアに沿って移動可能でありかつ上記剥離部方向に付勢されていることを特徴とするラベル供給装置。
[請求項2]
 上記コンベアの表面に形成される粗面は突起又は溝である請求項1に記載のラベル供給装置。
[請求項3]
 上記コンベアは上下方向に循環して移動し、上記剥離部は下方に位置し、該剥離部にはラベル送出しシャフトが設けられ、該ラベル送出しシャフト部分でコンベアが屈曲して循環し、上記スライダーは自重で剥離部方向に付勢されている請求項1に記載のラベル供給装置。
[請求項4]
 上記スライダーはスライダー支持枠に固定され、該スライダー支持枠は装置本体に設けたガイド軸に沿って移動する請求項1に記載のラベル供給装置。
[請求項5]
 上記コンベアの側面にはラベルをコンベアに押し付けるラベル押付機構が設けられている請求項1に記載のラベル供給装置 。
[請求項6]
 上記ツメ機構は回転可能なハブの周囲に設けられた複数のツメユニットを具備し、該ツメユニットは把持部を設けた固定ツメと可動ツメを有し、可動ツメはカムとカムフォロワーにより固定ツメの把持部と圧着してラベルのずらし部を保持、釈放できるよう固定ツメに接離可能に設けられている請求項1に記載のラベル供給装置。
[請求項7]
 上記可動ツメは、可動ツメの把持部が固定ツメの把持部から離れる方向に付勢され、カムフォロワーがカムに接したとき可動ツメの把持部は固定ツメの把持部に圧着する方向に移動し、上記固定ツメは、上記把持部が圧着しているときずらし部を挟持する方向に付勢されている請求項6に記載の上記ラベル供給装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]