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1. (WO2014162407) イヤホン
Document

明 細 書

発明の名称 イヤホン

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016  

実施例

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039  

産業上の利用可能性

0040  

符号の説明

0041  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : イヤホン

技術分野

[0001]
 本発明は、イヤホンに関する。

背景技術

[0002]
 耳に装着するイヤホンのコードを、自然に下方へ垂れ下がった状態(以下、「下垂状態」と呼ぶ。)と、耳の後ろに回して耳に掛けた状態(以下、「耳掛け状態」)とで切り替えて使用することができるイヤホンが特許文献1に提案されている。
[0003]
 具体的に、特許文献1のイヤホンは、フロントハウジングとリヤハウジングを備える。フロントハウジングは、内部にドライバーユニットが設けられ、前方外周部分にイヤーパッドが設けられている。フロントハウジングと連結されるリヤハウジングにはブッシングが設けられ、ブッシングの下端部のコード導出部からコードが導出されている。そして、ブッシングが回転自在に構成されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開平2010-81306号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 特許文献1のイヤホンは、ハウジング(フロントハウジング及びリヤハウジング)を耳の耳甲介に保持する構造を有しないので、下垂状態と耳掛け状態のいずれで装着しても耳から抜けやすい。また、引出コードが耳穴から遠い部分に設置されているので、下垂状態と耳掛け状態のいずれで装着してもイヤホンが耳から抜けやすい。
[0006]
 本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが例として挙げられる。本発明は、下垂状態と耳掛け状態とを選択可能であり、かつ、耳に確実に装着することが可能なイヤホンを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 請求項1に記載の発明は、イヤホンであって、電気信号が通るケーブルを装着するハウジングと、前記ハウジングを耳甲介に保持するための保持部材と、を備え、前記ハウジングは前記保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で保持可能であることを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 実施例に係るイヤホンの装着状態を示す図である。
[図2] 耳の構造を示す図である。
[図3] 実施例に係るイヤホンの概略構成を示す図である。
[図4] 実施例に係るイヤホンの内部構造を示す図である。
[図5] 実施例に係るイヤホンの構成部材を示す図である。
[図6] 他の実施例に係るイヤホンの構成を示す図である。

発明を実施するための形態

[0009]
 本発明の好適な実施形態では、イヤホンは、電気信号が通るケーブルを装着するハウジングと、前記ハウジングを耳甲介に保持するための保持部材と、を備え、前記ハウジングは前記保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で保持可能である。
[0010]
 上記のイヤホンは、ハウジングと保持部材とを備える。ハウジングには、電気信号が通るケーブルが装着される。保持部材は、ハウジングを耳の耳甲介に保持する。ここで、ハウジングは保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で保持できるので、保持部材に対するハウジングの角度、即ち、ケーブルを引き出す角度を複数の角度に設定することができる。よって、上記のイヤホンは、ハウジングと保持部材とを相対的に回転させた状態とすることにより、耳掛け状態と下垂状態のいずれでも使用が可能となる。
[0011]
 上記のイヤホンの一態様では、前記ハウジングは、前記保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で着脱可能である。この態様では、ハウジングと保持部材とをいったん分離し、相対的な角度を変えて結合することにより、ハウジングと保持部材の相対的な角度を変えることができる。
[0012]
 上記のイヤホンの他の一態様では、前記ハウジングは、前記保持部材に対して1つの軸周りに所定の角度内で回転可能である。この態様では、ハウジングと保持部材とが結合したままの状態で、一方を他方に対して回転させることにより、ハウジングと保持部材との相対的な角度を変えることができる。
[0013]
 上記のイヤホンの他の一態様は、前記ハウジングの回転可能角度内に少なくとも2箇所のクリック機構を有する。好適な例では、イヤホンは、前記ハウジングの回転可能角度の両端それぞれにクリック機構を有する。この態様では、ハウジングの回転可能角度内にクリック機構を設けることにより、複数の回転位置をこのイヤホンの使用者に知らせることができる。
[0014]
 上記のイヤホンの他の一態様では、前記ハウジングは、前記軸と略垂直な方向に設けられた引出部を有し、前記ケーブルは、前記引出部から引き出されている。好適な例では、ハウジングに対してケーブルを着脱可能とすることができる。
[0015]
 上記のイヤホンの他の一態様では、前記引出部は、耳垂近傍から耳輪脚近傍まで前記軸周りに回転可能である。これにより、イヤホンを下垂状態と耳掛け状態の両方で使用することができる。
[0016]
 好適な例では、前記ハウジングは、音を外耳道に導くための管状の音導部を備える。これにより、ハウジング内で発生した音がこのイヤホンの使用者の耳に送られる。
実施例
[0017]
 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[0018]
 図1は、実施例に係るイヤホン1を左耳に装着した状態を示す。図1(A)はイヤホン1を耳掛け状態とした場合を示し、図1(B)はイヤホン1を下垂状態とした場合を示す。
[0019]
 図1(A)に示すように、イヤホン1は、破線で示す耳に装着される。イヤホン1には、ケーブル5が取り付けられている。図1(A)に示す耳掛け状態では、ケーブル5は斜め上方に引き出されており、その後耳の後ろ側に引き回される。一方、図1(B)に示す下垂状態では、ケーブル5は自然に耳の下方へ垂れ下がっている。なお、図1(A)における破線8aは図1(B)に示す下垂状態におけるケーブル5の方向を示し、図1(B)における破線8bは図1(A)に示す耳掛け状態におけるケーブル5の方向を示す。
[0020]
 イヤホン1は、ハウジング10と保持部材20とが相対的に回転可能に連結されて構成される。ハウジング10は耳穴に挿入されるイヤーパット15と連結されている。保持部材20は、イヤホン1を耳に確実にホールドするための部材である。
[0021]
 ハウジング10は保持部材20に対して回転可能である。より詳しくは、イヤーパッド15、ハウジング10、保持部材20が並ぶ方向に延びる1つの軸Xを回転軸として、ハウジング10は保持部材20に対して矢印7に示すように回転可能である。保持部材20に対してハウジング10を回転させることにより、イヤホン1は、図1(A)に示す耳掛け状態と図1(B)に示す下垂状態とで切り替えて使用することができる。
[0022]
 図2は耳の構造を模式的に示す。符号60で示す部分が耳甲介であり、符号61で示す部分が耳輪脚であり、符号62で示す部分が耳垂である。保持部材20は、標準的な耳の耳甲介に適合した形状に形成されており、イヤホン1が耳掛け状態と下垂状態のいずれで耳に装着されても常に耳甲介に安定的に保持される。耳掛け状態ではケーブル5は耳輪脚61近傍の位置に引き出され、下垂状態ではケーブル5は耳垂62近傍の位置に引き出される。よって、ハウジング10は、保持部材20に対して、耳輪脚61の近傍から耳垂62の近傍までの範囲で回転可能である。
[0023]
 図3は、イヤホン1からケーブル5を取り外した状態を示す。図示のように、ハウジング10にはケーブル5を挿入するためのケーブル引出部17が設けられており、ケーブル5はイヤホン1に対して着脱可能となっている。
[0024]
 保持部材20には、クッション部材26が取り付けられている。クッション部材26は、イヤホン1が耳に装着され、保持部材20が耳甲介に保持されたときに、保持部材20と耳甲介との間に入る緩衝材の役割を有する。
[0025]
 図4は、イヤホン1の内部構造を示す。ハウジング10は、第1のハウジング11と、第2のハウジング12とを有する。第1のハウジング11にはケーブル引出部17が設けられる。
[0026]
 第2のハウジングにはイヤーパット15が取り付けられる。第2のハウジングの内部には、ドライバーユニット13が設けられる。第2のハウジングのドライバーユニット13よりイヤープラグ15側(図中左側)の部分及びイヤープラグ15の内部には、音を耳の外耳道に導くための管状の空間である音導部16が形成されている。第2のハウジング12は、内部にドライバーユニット13が収容された後、第1のハウジングと連結される。よって、第1のハウジング11、第2のハウジング12及びイヤーパット15は一体化されている。
[0027]
 ケーブル引出部17は入力端子となっており、ケーブル5により入力された電気信号はドライバーユニット13に供給される。ドライバーユニット13は、ケーブル5により供給された電気信号に対応する音を発生する。この音は、音導部16を通じて耳の外耳道へ送られる。こうして、このイヤホンの使用者はケーブル5により入力された電気信号に対応する音を聞くことが出来る。
[0028]
 一方、保持部材20の内部にはリング21が設けられる。リング21の上には、樹脂により形成された、円環状のストッパー30が設けられる。リング21とストッパー30は、ネジ40により第1のハウジング11のネジ穴に取り付けられる。そして、これらの部材の外側にハウジング20が取り付けられる。具体的には、リング21に対してハウジング20が連結される。
[0029]
 この構成により、リング21は、ハウジング11とストッパー30との間に挟まれて固定される。ストッパー30は樹脂であり、リング21に適度な圧力を与えつつ、リング21を回転可能な状態で保持する。リング21とハウジング20とは連結され一体化されているので、保持部材20はリング21とともに、ハウジング10に対して回転可能となる。即ち、第1のハウジング11、第2のハウジング12及びイヤーパット15を一体化した部分と、保持部材20及びリング21を一体化した部分とが相対的に回転可能な状態でネジ40により連結される。
[0030]
 図5(A)は、第1のハウジング11とリング21を示す。第1のハウジング11に形成された環状の凸部11aがリング21に挿入される。また、第1のハウジング11の凸部11aの周上には突起11bが形成されている。突起11bは、リング21の一部と当たることにより、それ以上リング21が回転することを阻止する。具体的には、突起11bは、ハウジング10と保持部材20とが相対的に回転可能な範囲の両端に相当する位置に設けられ、ハウジング10と保持部材20とがイヤホン1の下垂状態と耳掛け状態の間で回転可能なようにする。
[0031]
 リング21は、環状の凸部21aと、その環状の凸部21aの一部を切り欠いて形成された円弧状の段部21bとを有する。また、円弧状の段部21bの両端近くには、一対の凸部21cが設けられており、凸部21cと、それと近接する環状の凸部21aの端面との間に凹部21dが形成されている。
[0032]
 図5(B)は、リング21とストッパー30の結合部分を示す。リング21の円弧状の段部21bには凸部21cが形成されており、凸部21cと、それに隣接する凸部21aの端面21eとの間に凹部21dが形成されている。
[0033]
 ストッパー30はネジ40によりリング21上に固定されている。ストッパー30の円周上の一部には樹脂バネ31が形成されている。リング21をストッパー30に対して相対的に回転させると、樹脂バネ31はリング21の段部21b上を移動する。段部21bの両端には凸部21cが設けられており、樹脂バネ31が凸部21cを乗り越えるときには一定の抵抗が生じ、その後樹脂バネ31が凸部21cを乗り越えて凹部21dに入り込んで保持される。よって、このイヤホンの使用者が保持部材20をハウジング10に対して回転させたときに、回転可能な範囲の両端付近において一定の抵抗が生じ、その後、保持部材20は回転可能な範囲の一端で固定される。樹脂バネ31が凸部21cを乗り越えるときに、このイヤホンの使用者はいわゆるクリック感を感じる。即ち、樹脂バネ31と凸部21cはクリック機構を構成する。樹脂バネ31は凹部21dに入り込むと凹部21d内で安定するので、ハウジング10に対する保持部材20の回転はそこで終了する。よって、このイヤホンの使用者は、ハウジング10に対して保持部材20を回転させたときに、回転可能な範囲の両端付近においてクリック感を感じたら、その位置が回転可能な範囲の端であることを認識することができる。また、樹脂バネ31は凸部21a上に乗り上げることができないような強度でネジ40が取り付けられるので、保持部材20をそれ以上させることはできない。よって、ハウジング10と保持部材20との相対的な回転は、段部21bの両端の間に制限される。
[0034]
 以上説明したように、実施例のイヤホンでは、ハウジング10を耳甲介に保持するための保持部材20が設けられ、この保持部材20が下垂状態と耳掛け状態のいずれにおいても耳甲介に安定的に保持されるので、イヤホンが確実に耳に装着される。また、ケーブル5が耳穴と保持部材20との間にあるハウジング10に装着されるので、下垂状態と耳掛け状態のいずれにおいてもイヤホンを確実に耳に装着することができる。
[0035]
 また、このイヤホンの使用者は、ハウジング10と保持部材20の相対的な回転可能範囲の端部近くでクリック感を得られるので、両者の回転位置を把握することができる。即ち、このイヤホンの使用者は、下垂状態と耳掛け状態との切り替えを行う際には、ハウジング10と保持部材20の一方を他方に対して相対的に回転させ、クリック感が得られた位置で回転を終了すればよい。
[0036]
 [他の実施例]
 上記の実施例では、ハウジングと保持部材を連結したまま相対的に回転可能に構成した。その代わりに、ハウジングと保持部材とを着脱可能に構成してもよい。この実施例によるイヤホン1xを図6に示す。
[0037]
 図6(A)はイヤホン1xを耳掛け状態とした場合を示す。ハウジング10xと保持部材20xは着脱可能に構成される。具体的には、ハウジング10xの保持部材20xと対向する面には4つの穴19が設けられる。また、保持部材20xには、その上下位置に一対の爪29が設けられる。保持部材20xの一対の爪29をハウジング10xの2つの穴19に挿入することにより、ハウジング10xと保持部材20xとが連結される。
[0038]
 図6(A)に示すように、ケーブル5が斜め上に向いた状態で、ハウジング10xの上下にある穴19に保持部材20xの爪29を挿入すると、イヤホン1xは耳掛け状態となる。一方、図6(B)に示すように、ケーブルが下方に向いた状態で、ハウジング10xの上下にある穴19に保持部材20xの爪29を挿入すると、イヤホン1xは下垂状態となる。
[0039]
 なお、図6に示す穴19と爪29による着脱構造は単なる一例であり、本発明では、ハウジング10xと保持部材20xとを着脱可能にする他の構造を採用してもよい。

産業上の利用可能性

[0040]
 本発明は、イヤホンに利用することができる。

符号の説明

[0041]
 1、1x イヤホン
 5 ケーブル
 10、10x ハウジング
 15 イヤーパッド
 20、20x 保持部材
 21 リング
 30 ストッパー
 40 ネジ

請求の範囲

[請求項1]
 電気信号が通るケーブルを装着するハウジングと、
 前記ハウジングを耳甲介に保持するための保持部材と、を備え、
 前記ハウジングは前記保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で保持可能であることを特徴とするイヤホン。
[請求項2]
 前記ハウジングは、前記保持部材に対して1つの軸周りに複数の角度で着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
[請求項3]
 前記ハウジングは、前記保持部材に対して1つの軸周りに所定の角度内で回転可能であることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
[請求項4]
 前記ハウジングの回転可能角度内に少なくとも2箇所のクリック機構を有することを特徴とする請求項3に記載のイヤホン。
[請求項5]
 前記ハウジングの回転可能角度の両端それぞれにクリック機構を有することを特徴とする請求項4に記載のイヤホン。
[請求項6]
 前記ハウジングは、前記軸と略垂直な方向に設けられた引出部を有し、
 前記ケーブルは、前記引出部から引き出されていることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
[請求項7]
 前記引出部は、耳垂近傍から耳輪脚近傍まで前記軸周りに回転可能であることを特徴とする請求項6に記載のイヤホン。
[請求項8]
 前記ハウジングは、音を外耳道に導くための管状の音導部を備えることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
[請求項9]
 前記引出部は、前記ケーブルが着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載のイヤホン。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]