処理中

しばらくお待ちください...

設定

設定

出願の表示

1. WO2013002258 - ライセンス管理装置及びライセンス管理方法

Document

明 細 書

発明の名称 ライセンス管理装置及びライセンス管理方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007  

先行技術文献

特許文献

0008  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0009   0010  

課題を解決するための手段

0011   0012   0013   0014   0015   0016  

発明の効果

0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060  

産業上の利用可能性

0061  

符号の説明

0062  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : ライセンス管理装置及びライセンス管理方法

技術分野

[0001]
 本発明は、キー情報に従って機能を発揮するライセンシー装置に対するライセンスの諾否を管理するライセンス管理装置及びライセンス管理方法に関する。
 本願は、2011年6月29日に日本国に出願された特願2011-144190号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 近年、機能を制限した携帯電話や情報端末などの無線装置を販売する際、ライセンサーとライセンシーとの契約に応じて当該無線装置の機能を開放するという販売方法が実施されている。具体的には、種々の動作を規定するキー情報に従って機能を発揮する無線装置において、所定の機能を制限することを示すキー情報を初期状態として記憶させておき、ライセンス契約に応じてキー情報を書き換えることで当該無線装置の機能の解放を行なう。
[0003]
 特許文献1は、無線装置におけるキー情報の変更方法を開示している。特許文献1記載の方法では、ライセンシーが無線装置を指定してサポートセンターに機能の解放を要求すると、サポートセンターは当該無線装置のキー情報の更新に用いるデータであるアップグレードキーを生成し、ライセンシーの端末に送信する。ライセンシーは、端末で受け付けたアップグレードキーを無線装置に適用することで、キー情報の更新を行なう。尚、アップグレードキーは無線装置に固有の暗号鍵で暗号化された固有データであり、他の無線装置には適用することができない。これは、アップグレードキーの不正コピーにより契約対象となっていない他の無線装置において機能が解放されることを防止するためである。
[0004]
 特許文献2は、顧客毎に多数のソフトウェア商品のライセンスを管理するライセンス管理システムを開示しており、ソフトウェア商品がインストールされたユーザ端末で一意のライセンスキーをもとにソフトウェア商品を起動して使用可とするエージェントと、ユーザ端末からのキー発行依頼に対応して発行済みのライセンスを管理するとともに、ユーザ端末に一意のライセンスキーを作成して返送して保存する管理センタを具備する。ここでは、ユーザ端末の固有IDを読み取ってライセンス情報を記録する媒体キーを生成している。
[0005]
 特許文献3は、顧客毎に多数のソフトウェア商品のライセンスを管理するライセンス管理システムを開示しており、特許文献2と同様の機能を有する。ここでは、出荷元管理センタがライセンス付アプリソフトの最大契約数以内である場合に媒体キーと要求アプリ名とを受け付けてライセンスキーを作成して要求元のエージェントに返送する。
[0006]
 特許文献4は、ライセンス認証を行なうライセンス管理システムを開示しており、ライセンスサーバにより契約ライセンス数及び使用中ライセンスを管理するものである。ライセンスサーバはユーザ端末により投入されたジョブの実行装置のライセンス認証に用いる委譲ライセンス鍵を認証サーバに転送し、当該認証サーバは委譲ライセンス鍵を用いてジョブ実行装置のライセンス認証を行なう。
[0007]
 特許文献5は、情報処理装置のインストール管理方法を開示しており、アプリインストール管理モジュールがアプリインストール要求とライセンス管理サーバから取得したライセンス情報に基づいてアプリID毎にライセンスIDを対応付けたカウンタ情報を生成し、当該カウンタ情報が示すライセンス状況に基づいてソフトウェアのインストール管理を行なう。

先行技術文献

特許文献

[0008]
特許文献1 : 特開2008-117078号公報
特許文献2 : 特開2006-59163号公報
特許文献3 : 特開2006-59164号公報
特許文献4 : 特開2007-58720号公報
特許文献5 : 特開2010-218397号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0009]
 ところで、ライセンシー側で無線装置の増設や移設を行なう際、その増設や移設に伴って機能を解放する無線装置を変更したいという要望がある。例えば、無線装置Aの機能を既に解放しているが、新たに無線装置Bを増設したことに伴い、無線装置Aの機能を元に戻して無線装置Bの機能を解放したいという要望がある。
[0010]
 特許文献1では、上述のようにアップグレードキーは各無線装置に固有のものであるため、他の無線装置に適用することができないという問題がある。また、特許文献2乃至5はソフトウェアのライセンス管理手法に関する従来技術を開示しており、ライセンシー装置のキー情報に適用されるアップグレードキーについて開示するものではない。
 本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ライセンシーが任意に機能を解放する無線装置を変更することができるライセンス管理装置及びライセンス管理方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0011]
 本発明は、キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置に関する。ライセンス管理装置は、ライセンシー装置毎に固有のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶するキー記憶部と、所定の機能の制限または解放を示すライセンス変更要求を受け付けて、当該ライセンス変更要求が示すライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーをキー記憶部から抽出するキー抽出部と、所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きするキー適用部とを具備する。ここで、キー適用部はライセンサー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用する。
[0012]
 本発明は、キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置と、複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置とを具備するライセンス管理システムに関する。ライセンシー装置は、固有のキー情報を記憶するキー情報記憶部を有しており当該ライセンシー装置に諾否される所定の機能の制限または開放を示すライセンス変更要求を発することができる。ライセンス管理装置は、ライセンシー装置毎のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶するキー記憶部と、ライセンス変更要求を受け付けると、当該ライセンス変更要求が示すライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを前記キー記憶部から抽出するキー抽出部と、所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きするキー適用部とを具備する。ここで、キー適用部はライセンサー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用する。
[0013]
 本発明は、キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理方法に関する。このライセンス管理方法は、ライセンシー装置毎の固有のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶し、ライセンシー装置から所定の機能の制限または開放を示すライセンス変更要求を受け付け、ライセンス変更要求が示すライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを抽出し、所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きし、ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用する。
[0014]
 本発明は、キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置に適用されるプログラムに関する。このプログラムはライセンス管理方法と同一処理より構成される。
[0015]
 本発明は、ライセンス管理装置によりオプション機能の諾否が管理される無線装置に関する。この無線装置は、ライセンス管理装置の制御下、固有のキー情報を用いて所定のオプション機能が制限されたデフォルト状態と所定のオプション機能が解放された許諾状態とを切り替えるよう構成される。
[0016]
 本発明は、ライセンス管理装置によりオプション機能の諾否が管理される無線装置に適用されるライセンス変更方法に関する。このライセンス変更方法は、ライセンス管理装置が所定のオプション機能を制限するライセンス変更要求を受け付けると、無線装置に固有のキー情報にデフォルトキー上書きして、前記無線装置について所定のオプション機能が制限したデフォルト状態とし、その後、ライセンス管理装置が所定のオプション機能を解放するライセンス変更要求を受け付けると、キー情報にアップグレードキーを適用して、無線装置について所定のオプション機能が解放された許諾状態とする。

発明の効果

[0017]
 本発明によれば、ライセンス管理装置はライセンシー装置に固有のデフォルトキーでキー情報を上書きすることで、当該ライセンシー装置の機能を初期状態に戻すことができる。また、キー情報にデフォルトキーとの差分情報であるアップグレードキーを適用することにより、所定のオプション機能の制限を解除することができる。このデフォルトキー及びアップグレードキーはライセンシー装置固有の暗号鍵でのみ復号可能とされている。このようにして、悪意の第三者によるキー情報の不正コピーによる誤作動を防止するとともに、ライセンシー装置の機能を任意に制限または解放することができる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 本発明の実施例に係るライセンス管理システムの構成図である。
[図2] ライセンス管理システムに含まれる無線装置のブロック図である。
[図3] ライセンス管理システムに含まれるライセンス管理装置のブロック図である。
[図4] ライセンス管理装置に含まれるキー記憶部が記憶するデフォルトキー及びアップグレードキーの詳細を示す一覧表である。
[図5] ライセンス管理装置に含まれる上限数記憶部が記憶する機能毎の許諾上限数を示す一覧表である。
[図6] ライセンス管理装置にデフォルトキー及びアップグレードキーを記録するとともに、オプション機能の許諾上限数を更新する手順を示すシーケンス図である。
[図7] ライセンス管理装置が無線装置に許諾するオプション機能を変更する処理を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0019]
 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
 図1は、本発明の実施例に係るライセンス管理システムの構成図である。ライセンス管理システムは、複数の無線装置(ライセンシー装置)10-1~10-N(以下、無線装置10と総称する)、複数の監視制御装置(ライセンシー監視装置)20-1~20-M(但し、N>M)(以下、監視制御装置20と総称する)、ライセンス管理装置30、及びキー生成装置40を具備する。ここで、ライセンシー(例えば、利用者、運用者、購入者等)が無線装置10、監視制御装置20、及びライセンス管理装置30を保有し、ライセンサー(例えば、管理者、ベンダー、販売者等)がキー生成装置40を保有する。
[0020]
 無線装置10は、対抗する無線装置10とマイクロ波による無線通信を行う。例えば、無線装置10-1は無線装置10-3と無線通信を行う。このとき、無線装置10は内部に記憶するキー情報に従って無線通信を行う。キー情報によって規定される機能として、通信容量、冗長構成(Redundancy)の有無、交差偏波間干渉補償(XPIC:Cross Polarization Interference Cancellation)の適用の有無などが挙げられる。例えば、通信容量10Mbps、冗長構成無し、XPIC適用無しを示すキー情報を記憶する場合、通信装置10-1は当該キー情報の設定内容に従って無線装置10-3と無線通信を行う。尚、キー情報はライセンス管理装置30によって書き換えられる。
[0021]
 尚、ライセンス管理装置30は通信経路によって直列的に接続された無線装置10を介してキー情報の書き換え対象となる無線装置10に当該キー情報を送信する。例えば、前段の無線装置10を介してライセンス管理装置30に接続されている後段の無線装置10がキー情報の書き換え対象である場合、ライセンス管理装置30は宛先を後段の無線装置10とするキー情報を前段の無線装置10に送信する。前段の無線装置10は受信したキー情報をその宛先が示す後段の無線装置10に転送する。つまり、前段の無線装置10がルータとして動作することで後段の無線装置10にキー情報が転送される。
[0022]
 図2は、無線装置10の構成を示すブロック図である。
 無線装置10は、キー情報記憶部101、キー受付部102、キー情報読出部103、無線通信部104、及び許諾状態通知部105を具備する。キー情報記憶部101は、無線通信部104が発揮すべき無線通信機能を規定するキー情報を記憶する。尚、キー情報記憶部101が記憶するキー情報は無線装置10に固有の暗号鍵によって暗号化されている。
[0023]
 キー受付部102は、ライセンス管理装置30からデフォルトキーを受け付け、キー情報記憶部101が記憶するキー情報をデフォルトキーで上書きする。これにより、キー情報記憶部101が記憶するキー情報を無線装置10の出荷時の初期状態に戻すことができる。また、キー受付部102はライセンス管理装置30からデフォルトキーの差分情報であるアップグレードキーを受け付け、キー情報記憶部101が記憶するキー情報にアップグレードキーを適用する。キー受付部102が他の無線装置10からキー情報(デフォルトキーまたはアップグレードキー)を無線で受信する場合、無線通信部104を介して当該キー情報を受け付ける。一方、キー受付部101がライセンス管理装置30または他の無線装置10から有線でキー情報を受信する場合、その接続ポート(不図示)を介して当該キー情報を受け付ける。
[0024]
 キー情報読出部103は、キー情報記憶部101が記憶するキー情報を無線装置10に固有の暗号鍵を用いて復号し、当該キー情報が示す機能設定を読み出す。無線通信部104は、キー情報読出部103が読み出した機能設定に基づいて無線装置10において有効となっている機能を示す許諾状態情報と、無線通信部104を介して対向する無線装置10から取得した許諾状態情報とを監視制御装置20に通知する。
[0025]
 監視制御装置20は、通信経路によって接続された複数の無線装置10と通信を行い各無線装置10の許諾状態情報を定期的に取得してライセンス管理装置30に通知する。
[0026]
 ライセンス管理装置30は、無線装置10に固有の初期値を有するキー情報であるデフォルトキー、及び所定の機能を解放したキー情報とデフォルトキーとの差分情報であるアップグレードキーを記憶する。ライセンス管理装置30は、ライセンサーとライセンシーとの契約に従って決定された機能解放の許諾上限数に応じて無線装置10においてアップグレードキーの適用の可否を判定する。
[0027]
 キー生成装置40は、ライセンサーが販売した無線装置10の識別情報を入力することで当該無線装置10に適用するデフォルトキー及びアップグレードキーを生成する。また、キー生成装置40はライセンサーとライセンシーとの契約に基づいてライセンシーが保有する無線装置10において所定の機能の実施を許諾できる許諾上限数の増減値を決定する。許諾上限数は機能毎に算出される。例えば、XPICの適用を許諾する無線装置10の数が「5」、冗長構成の適用を許諾する無線装置10の数が「2」というように、機能毎に異なる許諾上限数を設定する。尚、キー生成装置40が生成したデフォルトキー及びアップグレードキーや許諾上限数の増減値は、CD(Compact Disk)などの記録媒体に記録され、ライセンサーによってライセンス管理装置30に適用される。
[0028]
 図3は、ライセンス管理装置30の構成を示すブロック図である。
 ライセンス管理装置30は、読込部301、キー記録部302、キー記憶部303、上限数管理部304、上限数記憶部305、キー抽出部306、許諾状態読出部307、キー適用部308、及び監視情報取得部309を具備する。
[0029]
 読込部301は、ライセンシーにより投入された記録媒体からデフォルトキー及びアップグレードキーや許諾上限数の増減値を読み出す。キー記録部302は、読込部301が読み込んだデフォルトキー及びアップグレードキーをキー記憶部303に記憶する。キー記憶部303は、デフォルトキー及びアップグレードキーを無線装置10の識別情報に関連付けて記憶する。
[0030]
 上限数管理部304は、読込部301が読み込んだ許諾上限数の増減値に基づいて上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を更新する。キー抽出部306がキー記憶部303からデフォルトキー及びアップグレードキーを読み出すと、上限数管理部304は読み出されたキーに応じて上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を増減する。また、上限数管理部304は監視情報取得部309が取得した監視情報に基づいて上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を更新する。上限数記憶部305は、無線装置10において解放する機能毎に、各機能の実施を許諾できうる数を示す許諾上限数を記憶する。
[0031]
 キー抽出部306は、無線装置10を保有すうライセンシーから機能の解放または機能の制限を要求するライセンス変更要求を受け付ける。このライセンス変更要求は、機能の解放または制限の対象となる無線装置10の識別情報を含むとともに、解放すべき機能を示す情報を含む。キー抽出部306は、ライセンス変更要求に含まれる識別情報に関連付けられたデフォルトキー、及びライセンス変更要求に含まれる識別情報及び機能情報に関連付けられたアップグレードキーをキー記憶部303から抽出する。
[0032]
 許諾状態読出部307は、無線装置10に許諾されている機能に関する許諾状態情報を当該無線装置10から読み出す。尚、許諾状態情報とはデフォルトキーで制限される複数の機能のうち何れの機能が解放されているかを示す。キー適用部308は、キー抽出部306が抽出したデフォルトキーをキー情報として無線装置10に記録するとともに、キー抽出部306が抽出したアップグレードキーを無線装置10のキー情報に適用する。監視情報取得部309は、各監視制御装置20が監視する各無線装置10において有効となっている機能を示す監視情報を当該監視制御装置20から取得する。
[0033]
 図4は、キー記憶部303が記憶するキー情報の詳細を示す一覧表である。
 キー記憶部303は、デフォルトキーを記憶するデフォルトテーブルと、アップグレードキーを記憶するアップグレードテーブルとを具備する。図4(A)に示すデフォルトテーブルは、無線装置10の識別情報に関連付けて当該無線装置10に固有のデフォルトキーを格納する。例えば、無線装置10の初期状態において、通信容量が10Mbpsに制限されており、かつ、許諾が必要なオプション機能が設定されていないものとする。即ち、キー情報としてデフォルトキーを用いる場合、無線装置10は通信容量が10Mbpsであり、かつ、冗長構成及びXPICなどのオプション機能が適用されていない設定で無線通信を行うこととなる。尚、デフォルトキーは当該無線装置10に固有の暗号鍵で暗号化されている。
[0034]
 図4(B)に示すアップグレードテーブルは、無線装置10の識別情報毎に、オプション機能の組み合わせに関連付けて当該オプション機能を解放するアップグレードキーを格納する。本実施例において解放可能なオプション機能として、通信容量を増大させる機能(Capacity)、冗長構成を適用する機能(Redundancy)、及びXPICを適用する機能(XPIC)の3種類が用意されている。尚、解放可能なオプション機能はこれら3種類に限定されるものではなく、他のオプション機能について解放可能に設定することもできる。ここで、Capacity適用の場合、通信容量が10Mbpsから100Mbpsまで増大する。アップグレードテーブルに格納されるアップグレードキーとしては7種類が用意されている。具体的には、(1)Capacity適用、(2)Redundancy適用、(3)XPIC適用、(4)Capacity及びRedundancy適用、(5)Capacity及びXPIC適用、(6)Redundancy及びXPIC適用、並びに(7)Capacity、Redundancy及びXPIC適用の7種類がアップグレードテーブルに用意されている。オプション機能毎のアップグレードキーに加えてオプション機能の組み合わせのアップグレードキーをアップグレードテーブルに格納する理由は、アップグレードキーがデフォルトキーのみに適用できる差分データであるためである。尚、アップグレードキーは無線装置10に固有の暗号鍵で暗号化されている。これにより、所望の無線装置10に発行されたアップグレードキーを不正にコピーして他の無線装置10のキー情報に適用しようとしても、他の無線装置10の暗号鍵で当該アップグレードキーを復号できないため、アップグレードキーの不正転用を防止することができる。
[0035]
 また、キー記憶部303に格納されるデフォルトテーブル及びアップグレードテーブルの内容はライセンス管理装置30に固有の暗号鍵で暗号化されている。これにより、不正アクセスによってデフォルトテーブル及びアップグレードテーブルの内容が搾取されたとしても、デフォルトキー及びアップグレードキーが不正に利用されることを防止することができる。
[0036]
 図5は、上限数記憶部305の記憶内容を示す一覧表である。
 上限数記憶部305は、オプション機能に関連付けて当該オプション機能毎の許諾上限数を記憶する。図5に示す記憶内容を有する上限数記憶部305は、図4(B)に示すアップグレードテーブルを格納するキー記憶部303と異なり、複数のオプション機能の組み合わせではなく、単一のオプション機能に関連付けて許諾上限数を記憶する。従って、キー抽出部306がキー記憶部303からCapacity及びXPIC適用のアップグレードキーを抽出した場合、上限数管理部304は上限数記憶部305においてCapacityに関連付けて記憶された許諾上限数を1減算するとともに、XPICに関連付けて記憶された許諾上限数を1減算する。
[0037]
 次に、ライセンス管理システムの動作について詳細に説明する。
 図6は、ライセンス管理装置30にデフォルトキー及びアップグレードキーを記録するとともに、オプション機能の許諾上限数を更新する手順を示すシーケンス図である。
[0038]
 ライセンシーがライセンス管理装置30によるライセンス管理を開始する場合、或いは、ライセンシーが新たに無線装置10を購入した場合、ライセンシーはライセンサーの保有するキー生成装置40において新たな無線装置10のデフォルトキー及びアップグレードキーの生成を要求する(ステップS501)。このキー生成要求には、デフォルトキー及びアップグレードキーに適用させるべき無線装置10の識別情報が含まれる。具体的には、ライセンシーがキー生成要求を発してライセンサーにデフォルトキー及びアップグレードキーの発注を依頼し、その後、ライセンサーはキー生成装置40に対してキー生成要求を入力する。
[0039]
 キー生成装置40がキー生成要求を受けると(ステップS502)、無線装置10の識別情報に基づいてデフォルトキー及びアップグレードキーを生成する(ステップS503)。ライセンサーが保有するキー生成装置40は、無線装置10の識別情報と無線装置10に固有の暗号鍵とを記憶しており、平文のデフォルトキー及びアップグレードキーを暗号鍵を用いて暗号化することで、当該無線装置10に固有のデフォルトキー及びアップグレードキーを生成する。その後、キー生成装置40は無線装置10の識別情報に関連付けてデフォルトキー及びアップグレードキーをライセンス管理装置30に固有の暗号鍵で暗号化して所定の記録媒体に記録する(ステップS504)。
[0040]
 次に、キー生成装置40はライセンサーとライセンシーとの契約に基づいて、ライセンシーが保有する無線装置10に対して所定のオプション機能の実施を許諾できる許諾上限数の増減値を算出する(ステップS505)。具体的には、ライセンサーはライセンシーとの契約の度にキー生成装置40に対して所定のオプション機能の許諾上限数を設定するものであり、キー生成装置40は前回記録媒体を発行したときの許諾上限数と新たに設定された許諾上限数との差を算出することで、許諾上限数の増減値を算出する。その後、キー生成装置40は許諾上限数の増減値をライセンス管理装置30に固有の暗号鍵で暗号化して記録媒体に記録する(ステップS506)。このようにして、キー生成装置40はデフォルトキー及びアップグレードキーや許諾上限数の増減値を記録した記録媒体を発行する(ステップS507)。
[0041]
 キー生成装置40が記録媒体を発行すると、ライセンサーは当該記録媒体をライセンシーに譲渡する。このようにライセンシーが記録媒体を取得すると(ステップS508)、当該記録媒体をライセンス管理装置30に投入する(ステップS509)。ライセンス管理装置30は記録媒体を受け付けると、読込部301はデフォルトキー及びアップグレードキーと、それらに関連付けられた無線装置10の識別情報を記録媒体から読み出す(ステップS510)。次に、キー記録部302は読込部301が読み出したデフォルトキー及びアップグレードキーを無線装置10の識別情報に関連付けてキー記憶部303に記録する(ステップS511)。
[0042]
 また、読込部301は許諾上限数を記録媒体から読み出す(ステップS512)。次に、上限数管理部304は読込部301が読み出した許諾上限数の増減値を上限数記憶部305が記憶する許諾上限数に加算する(ステップS513)。
 上記の処理により、キー生成装置40が生成したデフォルトキー及びアップグレードキーはライセンス管理装置30に記録されるとともに、キー生成装置40が生成した許諾上限数の増減値はライセンス管理装置30に適用されることとなる。
[0043]
 次に、ライセンス管理装置30が無線装置10に許諾するオプション機能を変更する処理について詳細に説明する。
 図7は、ライセンス管理装置30が無線装置10に許諾するオプション機能を変更する処理を示すフローチャートである。無線装置10を保有するライセンシーが当該無線装置10のオプション機能の解放又は制限を要求するライセンス変更要求をライセンス管理装置30に送出すると、当該ライセンス管理装置30のキー抽出部306がライセンス変更要求を受け付ける(ステップS601)。尚、ライセンス変更要求には、無線装置10の識別情報と解放すべきオプション機能が含まれる。次に、許諾状態読出部307はライセンス変更要求に含まれる識別情報が示す無線装置10において既に許諾されているオプション機能を示す許諾状態情報を当該無線装置10から読み出す(ステップS602)。
[0044]
 次に、キー抽出部306はライセンス変更要求に含まれる識別情報に関連付けられたデフォルトキーをキー記憶部303から抽出する(ステップS603)。その後、キー適用部308はデフォルトキーをライセンス変更要求に含まれる識別情報が示す無線装置10のキー情報として適用する(ステップS604)。上限数管理部304は、上限数記憶部305が記憶する許諾上限数であって、許諾状態情報が示すオプション機能に関連付けられた許諾上限数に1加算する(ステップS605)。このようにして、ライセンス管理装置30は無線装置10にデフォルトキーを適用することで当該無線装置10に許諾していた全てのオプション機能を制限し、制限したオプション機能に係る許諾上限数を増加する。
[0045]
 キー抽出部306は、ライセンス変更要求に解放すべきオプション機能が含まれているか否かを判定する(ステップS606)。ライセンス変更要求に解放すべきオプション機能が含まれていると判定した場合(即ち、ステップS606の判定結果「YES」)、上限数管理部304はライセンス要求に含まれるオプション機能に関連付けられた許諾上限数が全て「1」以上であるか否かを判定する(ステップS607)。上限数記憶部305が記憶する許諾上限数が全て「1」以上であると判定した場合(即ち、ステップS607の判定結果「YES」)、キー抽出部306はライセンス変更要求に含まれる解放すべきオプション機能又は解放すべきオプション機能の組み合わせに関連付けられたアップグレードキーをキー記憶部303から抽出する(ステップS608)。その後、キー適用部308はアップグレードキーをライセンス変更要求に含まれる識別情報が示す無線装置10のキー情報に適用する(ステップS609)。
[0046]
 次に、上限数管理部304は、上限数記憶部305に記憶された許諾上限数であって、ライセンス変更要求に含まれる解放すべきオプション機能に関連付けられた許諾上限数を1減算する(ステップS610)。その後、ライセンス管理装置30は処理を終了する。このようにして、ライセンス管理装置30は無線装置10にアップグレードキーを適用することで当該無線装置10に適用されていたオプション機能を解放し、その解放したオプション機能に係る許諾上限数を減少する。
[0047]
 前述のステップS606においてライセンス変更要求に解放すべきオプション機能が含まれていないと判定した場合(即ち、ステップS606の判定結果「NO」)、或いは、前述のステップS607において上限数記憶部305の許諾上限数が「0」に相当するオプション機能が存在すると判定した場合(即ち、ステップS607の判定結果「NO」)、ライセンス管理装置30はアップグレードキーを無線装置10に適用することなく処理を終了する。尚、ステップS607において上限数記憶部305の許諾上限数が「0」に相当するオプション機能が存在する場合には、ライセンス管理装置30は処理の終了前に「選択されたオプション機能のライセンス数が不足しています」などのエラーメッセージを出力することが好ましい。
[0048]
 次に、ライセンス管理装置30における許諾上限数の管理処理について詳細に説明する。
 ライセンシーが新たに無線装置10をライセンサーから購入した場合であって、当該無線装置10において所定のオプション機能が予め解放されている場合、ライセンス管理装置30は上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を解放されているオプション機能に応じて変更する必要がある。このような事態に対応すべく、本実施例では監視制御装置20を用いて無線装置10に許諾されているオプション機能を示す許諾状態情報を収集し、当該許諾状態情報に基づいて定期的に許諾上限数を更新するようにしている。
[0049]
 具体的には、監視制御装置20は通信経路によって接続された複数の無線装置10から許諾状態情報を定期的に取得してライセンス管理装置30に通知する。図1に示すように複数の無線装置10が監視制御装置20に直列的に接続されている場合、監視制御装置20は直列接続された全ての無線装置10から許諾状態情報を取得する。即ち、前段の無線装置10を介して監視制御装置20に接続されている後段の無線装置10は、自身の許諾状態情報を前段の無線装置10に送信し、前段の無線装置10は後段の無線装置10から受信した許諾状態情報に加えて自身の許諾状態情報を監視制御装置20に送信する。
[0050]
 ライセンス管理装置30の監視情報取得部309が全ての監視制御装置20から許諾状態情報を取得すると、上限数管理部304は全ての許諾状態情報に基づいてオプション機能毎に無線装置10に対する許諾数を算出する。ライセンサーとライセンシーとの契約によって定められたライセンス数から許諾状態情報に基づいて算出した許諾数を減算することにより、現在の許諾上限数を算出することができる。その後、上限数管理部304は算出した許諾上限数を上限数記憶部305に上書きする。
[0051]
 これにより、管理対象となる無線装置10が増加したとき、ライセンス管理装置30は上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を更新することができる。また、ライセンス管理装置30は監視制御装置20を経由して複数の無線装置1から許諾状態情報を取得するため、許諾上限数の更新処理において無線装置10とライセンス管理装置30との間の通信経路の混雑を回避することができる。
[0052]
 このように、ライセンス管理装置30は無線装置10に固有のデフォルトキーでキー情報を上書きすることで、無線装置10において全てのオプション機能が制限されたデフォルト状態を確立することができる。また、ライセンス管理装置30はデフォルトキーで上書きされたキー情報にアップグレードキーを適用することで、無線装置10における所定のオプション機能の制限解除を行なうことができる。つまり、ライセンシーがオプション機能の解放対象を所定の無線装置10から他の無線装置10に変更する場合、所定の無線装置10において当該オプション機能の制限を要求するライセンス変更要求をライセンス管理装置30に入力するとともに、他の無線装置10における当該オプション機能の解放を要求するライセンス変更要求をライセンス管理装置30に入力することで、当該オプション機能の解放対象となる無線装置10を変更することができる。
[0053]
 また、ライセンス管理装置30はオプション機能の解放状態を変更する際、キー情報にデフォルトキーを上書きした後、(デフォルトキーとの差分情報である)アップグレードキーをキー情報に適用する。このようにデフォルトキーとアップグレードキーを用いてオプション機能の解放状態を変更するようにしたため、ライセンス管理装置30は各オプション機能の差分データに相当するダウングレードキーを別途備える必要がなくなり、キー情報として保持すべきキーの数を削減することができる。
[0054]
 また、ライセンス管理装置30はキー適用部308がデフォルトキーまたはアップグレードキーを無線装置10に適用したときに上限数記憶部305が記憶する許諾上限数を更新する。尚、キー適用部308は許諾上限数が「0」に係るオプション機能を示すアップグレードキーを無線装置10に適用しない。これにより、ライセンス管理装置30はライセンサーとライセンシーとの契約で決められたライセンス数の範囲内で無線装置10に適用されるオプション機能の制限や解放を行なうことができる。
[0055]
 以上、本発明について図面を参照して詳細に説明したが、具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、添付した請求の範囲に定義される発明の範囲内で種々の変更を施すことも可能である。
[0056]
 上述の実施例では、ライセンス変更要求を受け付ける度に許諾状態読出部307が無線装置10から許諾状態情報を読み出し、当該許諾状態情報に基づいてオプション機能の許諾上限数を更新するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、監視情報取得部309が監視制御装置20から取得した許諾状態情報を記憶しておき、当該許諾状態情報に基づいて許諾上限数を更新するようにしてもよい。
[0057]
 上述の実施例では、上限数記憶部305がオプション機能毎に許諾上限数を記憶するものとしたが、これに限定されるものではない。上限数記憶部305がアップグレードキー毎に許諾上限数を記憶するようにしてもよい。例えば、上限数記憶部305はCapacity適用のアップグレードキーの許諾上限数を「5」、Redundancy適用のアップグレードキーの許諾上限数を「5」、Capacity及びRedundancy適用のアップグレードキーの許諾上限数を「1」というようにアップグレードキー毎に許諾上限数を記憶してもよい。この場合、1台の無線装置10のみがCapacity及びRedundancy適用を受けることができるものとする。
[0058]
 上述の実施例では、ライセンス管理装置30が記録媒体を経由してデフォルトキー及びアップグレードキーや許諾上限数の増減値を読み込むようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、ライセンス管理装置30が電気通信回線を介してキー生成装置40から直接デフォルトキー及びアップグレードキーや許諾上限数の増減値を読み込むようにしてもよい。
[0059]
 無線装置10、監視制御装置20、ライセンス管理装置30、及びキー生成装置40は各々内部にコンピュータシステムを具備している。これらの装置10~40の機能や処理をプログラム形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。即ち、上述の装置10~40内のコンピュータシステムは記録媒体から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各々の処理及び機能を実現するようにしてもよい。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、コンピュータプログラムを通信回線を介してコンピュータに配信し、各コンピュータが所定のプログラムを実行するようにしてもよい。
[0060]
 尚、プログラムは上述の装置10~40の機能や処理の一部を実現するためのものであってもよい。或いは、プログラムは各装置の機能や処理をコンピュータシステムに組み込まれている既存のプログラムとの組み合わせで実現できるような差分ファイル(又は、差分プログラム)としてもよい。

産業上の利用可能性

[0061]
 本発明は、複数のライセンシー装置に諾否されるオプション機能を一括管理するライセンス管理装置及びライセンス管理方法を提供するものであり、ライセンシー装置として無線装置に限らず携帯電話、情報端末、パーソナルコンピュータなどに適用可能であり、ライセンシーが必要に応じてオプション機能毎の許諾上限数内で所有するライセンシー装置に対して任意にオプション機能の解放や制限を施すことができる。このため、ライセンサーとライセンシーとの契約に従って多数の情報機器を保有してオプション機能を割り振るような組織や団体に対して有益なサービスを提示することができる。

符号の説明

[0062]
 10  無線装置
 20  監視制御装置
 30  ライセンス管理装置
 40  キー生成装置
 101 キー情報記憶部
 102 キー受付部
 103 キー情報読出部
 104 無線通信部
 105 許諾状態通知部
 301 読込部
 302 キー記録部
 303 キー記憶部
 304 上限数管理部
 305 上限数記憶部
 306 キー抽出部
 307 許諾状態読出部
 308 キー適用部
 309 監視情報取得部

請求の範囲

[請求項1]
 キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置であって、
 前記ライセンシー装置毎に固有のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶するキー記憶部と、
 所定の機能の制限または解放を示すライセンス変更要求を受け付けて、当該ライセンス変更要求が示す前記ライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを前記キー記憶部から抽出するキー抽出部と、
 所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きするキー適用部とを具備し、
 前記キー適用部は前記ライセンサー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用するようにしたライセンス管理装置。
[請求項2]
 前記複数のライセンシー装置に対して所定の機能を許諾する許諾上限数を記憶する上限数記憶部と、
 前記キー適用部が前記ライセンシー装置のキー情報に対してデフォルトキーまたはアップグレードキーを適用することにより発生する所定の機能の許諾数の増減値に基づいて前記上限数記憶部の許諾上限数を更新する上限数管理部とを具備し、
 前記キー抽出部が所定の機能を開放するライセンス変更要求を受け付けた際に前記上限数記憶部が記憶する許諾上限数が残存する場合に、前記キー適用部は前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用するようにした請求項1に記載のライセンス管理装置。
[請求項3]
 前記上限数記憶部は、前記複数のライセンシー装置において実施可能な複数の機能の夫々について許諾上限数を記憶し、
 前記キー記憶部は、複数の機能の各機能、及び複数の機能の組み合わせに夫々対応して複数のアップグレードキーを記憶し、
 前記上限数管理部は、前記キー適用部が前記ライセンシー装置のキー情報に対してデフォルトキーまたはアップグレードキーを適用することにより発生する各機能の許諾数の増減値、或いは複数の機能の組み合わせに対する許諾数の増減値に基づいて前記上限数記憶部の許諾上限数を更新するようにした請求項2に記載のライセンス管理装置。
[請求項4]
 前記複数のライセンシー装置における所定の機能の許諾状態情報を読み出す許諾状態読出部と、
 前記上限数管理部は、前記キー適用部が前記ライセンシー装置のキー情報に対してデフォルトキーまたはアップグレードキーを適用することによる変化する許諾状態情報に対応する所定の機能の許諾数の増減値に基づいて前記上限数記憶部の許諾上限数を更新するようにした請求項2に記載のライセンス管理装置。
[請求項5]
 前記複数のライセンシー装置の許諾状態情報を監視することにより監視情報を取得する監視情報取得部を更に具備し、
 前記上限数管理部は、監視情報に対応する所定の機能の許諾数の増減値に基づいて前記上限数記憶部の許諾上限数を更新するようにした請求項4に記載のライセンス管理装置。
[請求項6]
 キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置と、前記複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置とを具備するライセンス管理システムであって、
 前記ライセンシー装置は、固有のキー情報を記憶するキー情報記憶部を有しており当該ライセンシー装置に諾否される所定の機能の制限または開放を示すライセンス変更要求を発することができ、
 前記ライセンス管理装置は、
 前記ライセンシー装置毎のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶するキー記憶部と、
 ライセンス変更要求を受け付けると、当該ライセンス変更要求が示す前記ライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを前記キー記憶部から抽出するキー抽出部と、
 所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きするキー適用部とを具備し、
 前記キー適用部は前記ライセンサー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用するようにしたライセンス管理システム。
[請求項7]
 キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理方法であって、
 前記ライセンシー装置毎の固有のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶し、
 前記ライセンシー装置から所定の機能の制限または開放を示すライセンス変更要求を受け付け、
 ライセンス変更要求が示す前記ライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを抽出し、
 所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きし、
 前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用するようにしたライセンス管理方法。
[請求項8]
 キー情報に従って機能を発揮する複数のライセンシー装置に対する機能の実施の諾否を管理するライセンス管理装置に適用されるプログラムであって、
 前記ライセンシー装置毎の固有のキー情報として、所定の機能を制限するデフォルトキーと、所定の機能を解放するアップグレードキーとを記憶し、
 前記ライセンシー装置から所定の機能の制限または開放を示すライセンス変更要求を受け付け、
 ライセンス変更要求が示す前記ライセンシー装置に関連付けられたデフォルトキーまたはアップグレードキーを抽出し、
 所定の機能を制限するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキで上書きし、
 前記ライセンシー装置のキー情報をデフォルトキーで上書きした後、所定の機能の解放するライセンス変更要求を受け付けた場合、前記ライセンシー装置のキー情報にアップグレードキーを適用するようにしたプログラム。
[請求項9]
 ライセンス管理装置によりオプション機能の諾否が管理される無線装置であって、
 前記ライセンス管理装置の制御下、固有のキー情報を用いて所定のオプション機能が制限されたデフォルト状態と所定のオプション機能が解放された許諾状態とを切り替えるようにした無線装置。
[請求項10]
 暗号鍵によって暗号化されたキー情報を受け付けるキー受付部と、
 キー情報を記憶するキー情報記憶部と、
 暗号鍵を用いてキー情報を復号して機能設定を読み出すキー情報読出部と、
 機能設定に基づいて無線通信を行う無線通信部とを具備し、
 前記キー受付部がキー情報に上書きされたデフォルトキーを受け付けると、所定のオプション機能を制限されたデフォルト状態となり、その後、前記キー受付部がキー情報に適用されたアップグレードキーを受け付けると、所定のオプション機能が解放された許諾状態となる請求項9に記載の無線装置。
[請求項11]
 ライセンス管理装置によりオプション機能の諾否が管理される無線装置に適用されるライセンス変更方法であって、
 前記ライセンス管理装置が所定のオプション機能を制限するライセンス変更要求を受け付けると、前記無線装置に固有のキー情報にデフォルトキー上書きして、前記無線装置について所定のオプション機能が制限したデフォルト状態とし、
 その後、前記ライセンス管理装置が所定のオプション機能を解放するライセンス変更要求を受け付けると、キー情報にアップグレードキーを適用して、前記無線装置について所定のオプション機能が解放された許諾状態とするようにしたライセンス変更方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]