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1. WO2010125771 - コンテンツ配信装置

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明 細 書

発明の名称 コンテンツ配信装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007   0008   0009   0010  

課題を解決するための手段

0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139  

産業上の利用可能性

0140  

符号の説明

0141  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

明 細 書

発明の名称 : コンテンツ配信装置

技術分野

[0001]
 映像コンテンツを再生する際に、スキップ・早送りなどの特殊再生を禁止する技術に関する。

背景技術

[0002]
 従来から、CM(Commercial Message)の宣伝効果の低下を防止するために、コンテンツのCM区間については特殊再生を禁止することが行われている。
[0003]
 特許文献1では、放送コンテンツの映像信号に特殊再生禁止領域の情報を多重化しておき、この放送コンテンツを受信する受信端末装置において、放送コンテンツの映像信号に多重化された特殊再生禁止領域の情報に基づいて特殊再生を禁止する旨が開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2002-290878号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 ところで、近年、PVR(Personal Video Recorder)と呼ばれる民生用映像録画再生装置が登場している。このPVRにより、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体に大量のコンテンツを記録することが、一般ユーザの間に普及している。
[0006]
 また、家庭内ネットワーク(例えば、DLNA(Digital Living Network Aliance))においてネットワークに参加する機器の間でコンテンツを共有することも行われている。
[0007]
 このような家庭内ネットワークでは、PVRに記憶されたコンテンツを、PVRから携帯ゲーム機へとストリーミング配信して、携帯ゲーム機で視聴するというように、機器Aに記憶されたコンテンツを機器Bで再生(リモート視聴)することが考えられる。
[0008]
 係る家庭内ネットワークでは、多種多様な機器が存在し得るので、機器によっては上のような特殊再生を禁止する機能を備えないものもあり得る。
[0009]
 このため、コンテンツを再生する機器Bではなく、再生すべきコンテンツを配信する機器A側で特殊再生を禁止する制御を行うことが求められる。
[0010]
 本発明はこのような背景の元になされたものであって、コンテンツを再生する再生装置に対してコンテンツをストリーミング配信する際に、この再生装置における特殊再生を抑制できるコンテンツ配信装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0011]
 本発明に係るコンテンツ配信装置は、コンテンツを記憶する第1記憶手段と、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を、前記コンテンツの再生位置に関連付けて記憶する第2記憶手段と、前記コンテンツを再生装置へとストリーミング配信する配信手段と、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定手段と、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出手段と、前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御手段とを備えることを特徴としている。

発明の効果

[0012]
 本発明に係るコンテンツ配信装置によれば、コンテンツを再生する再生装置に対してコンテンツをストリーミング配信する際に、この再生装置における特殊再生を抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] コンテンツを配信するシステム1の構成を示す図
[図2] コンテンツ配信装置10の機能ブロック図
[図3] コンテンツ管理情報記憶部16の内容を説明する図
[図4] コンテンツAの構成を説明する図
[図5] 配信履歴記憶部22の内容を説明する図
[図6] 時間とビットレートとの関係を表すグラフを示す図
[図7] ストリーミング配信処理を示すフローチャート
[図8] 再生位置特定処理を示すフローチャート
[図9] 再生中の受付処理を示すフローチャート
[図10] CM1前後におけるカット31~35を示す図
[図11] コンテンツ配信装置10-再生装置100間のシーケンス図
[図12] 再生装置100のディスプレイ102における表示の遷移を示す図
[図13] 配信装置11の機能ブロック図
[図14] 早送り検出処理を示すフローチャート
[図15] 実効ビットレートと再生ビットレートとから早送りを検出するイメージを説明する図
[図16] CM1に入る前に、テロップのカット38を挿入する例を示す図
[図17] 再生装置100からコンテンツ配信装置10へと再生位置情報を送信する例を示す図

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<構成>
 はじめに、映像コンテンツを配信するシステムの全体的な構成を説明する。
[0015]
 図1に示すように、システム1は、コンテンツサーバ2、コンテンツ配信装置10及び再生装置100を含んで構成される。コンテンツサーバ2は映像のコンテンツを多数蓄積しているサーバであって、典型例としてはVOD(Video On Demand)サーバである。
[0016]
 このコンテンツサーバ2は、WAN(Wide Area Network,広域通信網)を介して、コンテンツ配信装置10へとコンテンツを提供する。
[0017]
 コンテンツ配信装置10は、一般的なPVR(Personal Video Recorder)と同様な機能を有しており、コンテンツサーバ2から提供されたコンテンツを録画して装置内のHDD(Hard Disk Drive)に蓄積する。
[0018]
 再生装置100は、例えば、一般的なデジタルテレビ(DTV)から構成されており、ディスプレイ102上にコンテンツを再生する機能を有する。
[0019]
 この再生装置100とコンテンツ配信装置10とはLAN6のネットワーク(家庭内ネットワーク)により接続されている。特に再生装置100は、DLNA規格をサポートしており、コンテンツ配信装置10との接続に、DLNA規格を用いるものとする。
[0020]
 再生装置100は、ユーザが操作するリモコン104からの受け付けに従って、コンテンツ配信装置10に対してコンテンツの配信要求を送信する。配信要求を受けたコンテンツ配信装置10は、要求に応じたコンテンツを再生装置100へと配信する。
[0021]
 このようなコンテンツ配信装置10から再生装置100への配信は、ストリーミング形式の配信である。再生装置100側では、コンテンツ配信装置10からのコンテンツのデータをダウンロードしながら同時に再生を行うこととなる。
[0022]
 続いて、コンテンツ配信装置10の機能ブロックについて説明する。
[0023]
 図2に示すように、コンテンツ配信装置10は、通信部12、コンテンツ記憶部14、コンテンツ管理情報記憶部16、配信制御部18、配信部20、配信履歴記憶部22、再生位置特定部24、受付部26、検出部28を備える。
[0024]
 通信部12は、例えばNIC(Network Interface Card)から構成されており、コンテンツサーバ2および再生装置100へとデータの送受信を行う。
[0025]
 コンテンツ記憶部14は、例えばHDDから構成されており、コンテンツサーバ2から提供された多数のコンテンツを記憶する。本実施の形態の例では、各コンテンツは、それぞれ一定長さの再生時間を有する1以上のチャプターから構成されている。
[0026]
 コンテンツ管理情報記憶部16は、コンテンツ記憶部14が記憶するコンテンツそれぞれの管理情報を記憶する。この管理情報は、コンテンツサーバ2から配信されたコンテンツの付加情報(コンテンツ名、各チャプターの名前、各チャプターの開始位置および終了位置、各チャプターの属性、各チャプターのビットレートなど)に基づいて、配信されたコンテンツの記憶時に伴い作成したものである。
[0027]
 この管理情報の例を図3に示す。コンテンツAの管理情報は、チャプターの名前を示す「チャプター名」16a、各チャプターの「開始位置」16b、「終了位置」16c、特殊再生(スキップや早送り)の許可/禁止を示す「属性」16d、映像再生時の「再生ビットレート」16eを含む。
[0028]
 「開始位置」16bは、「PTS」(Presentation Time Stamp)と、「データサイズ」とを含む。
[0029]
 この「PTS」は、開始位置を時間形式で示すものであり、各チャプターの開始位置をコンテンツ先頭からの経過時間で示す。「位置」は、開始位置をデータサイズ形式で示すものであり、各チャプターの開始位置をバイト位置で示す。
[0030]
 図3の管理情報で管理されるコンテンツAは、図4に示すように、「本編1」→「CM1」→「本編2」→「CM2」→「本編3」とチャプターが並んでおり、本編1~3は属性が許可であるのに対して、CM1~2は属性が禁止となっており特殊再生が禁止されていることがわかる。
[0031]
 図2に戻って機能ブロックの説明を続ける。
[0032]
 配信部20は、配信制御部18の制御の下で、コンテンツ記憶部14から対象のコンテンツを読み出して、再生装置100へと配信する。
[0033]
 この配信は、ストリーミング形式であり、ストリーミングのプロトコル(例えばRTP(Real-time Transport Protocol))に従って行われる。
[0034]
 配信制御部18は、配信部20が配信する条件(コンテンツの指定、指定したコンテンツにおける配信の開始位置など)を設定し、設定した条件で配信部20が配信を行うよう制御する。
[0035]
 配信履歴記憶部22は、配信部20による配信の履歴を記憶する。この配信履歴の一例を図5に示す。
[0036]
 配信部20は、配信開始から配信終了までの間、500ミリ秒ごと1件分の配信の履歴を配信履歴記憶部22に記憶させる。図5の例では、5件分の配信履歴が示されている。
[0037]
 配信履歴としては、「時刻」22a、「送出済み位置」22b、「送信データサイズ」22c、配信ビットレート22dの項目を含む。
[0038]
 「時刻」22aは、再生制御装置102からストリーム取得要求を受信することで、ストリームデータを最初に送信開始してからの相対時間を示す。
[0039]
 「送出済み位置」22bは、「PTS」と「データオフセット」とを含む。
[0040]
 「PTS」は、「時刻」22aに対応する時点において再生制御装置102へ送信できたコンテンツの位置を、時間形式で示す。
[0041]
 「データオフセット」は、「時刻」22aに対応する時点において再生制御装置102へ送信できたコンテンツの位置を、コンテンツ先頭からのデータ長の形式で示す。
[0042]
 「送信データサイズ」22cは、「時刻」22aに対応する時点において再生制御装置102へ送信できた送信データサイズを示す。この送信データサイズは、前回の取得時点から今回の取得時点までの「データオフセット」の差分となる。
[0043]
 実効ビットレート22dは、「時刻」22aに対応する時点において再生制御装置102への送信における実効伝送ビットレートを示す。
[0044]
 この実効ビットレートは、前回の取得時点から今回の取得時点までの間の伝送速度である。つまり、実効ビットレートは、今回の取得時点でのデータ位置と前回の取得時点のデータ位置を減算した値を、前回取得時点の時刻からの経過時間で除算した値であり、具体的には次の(式1)を用いて算出する。
[0045]
 実効ビットレート
=(送信データサイズ )/(送信時刻 -送信時刻 n-1)・・・(式1)
 ここで、送信データサイズ =データオフセット -データオフセット n-1である。
[0046]
 例えば、4件目(n=4)の実効ビットレートは、
 {5000(KB)- 4000(KB) }/{1500(msec)-1000(msec)}
=1000(KB)/500(msec)=1(MB)/0.5(sec)=8(Mbit)/0.5(sec)=16(Mbps)
となる。
[0047]
 図2の再生位置特定部22は、配信部20が配信中のコンテンツの再生装置100側での再生位置を特定する機能ブロックである。
[0048]
 再生位置は、次の(式2)により求める。
再生位置=
(送出済み位置のPTS)-(イニシャルバッファ時間) ・・・(式2)
 ここで、イニシャルバッファ時間は次の(式3)により求める。
[0049]
 イニシャルバッファ時間=
(イニシャルバッファサイズ/実効ビットレート) ・・・(式3)
 上記イニシャルバッファサイズは予め所定のサイズに規定されているものである。
[0050]
 上の(式3)のように、イニシャルバッファ時間を、イニシャルバッファサイズを実効ビットレートで除算することにより求める。
[0051]
 そして、(式2)のように、送出済み位置のPTSから、このイニシャルバッファ時間を減算することにより再生位置が求められる。
[0052]
 例えば、イニシャルバッファ時間が2.5sec(2500msec)として、送出済み位置のPTSが52.5secとすると、52.5-2.5=50secが再生位置となる。
[0053]
 イニシャルバッファ時間の例を図6に示す。
[0054]
 t0はコンテンツ再生開始の時間を示し、横軸が時間の経過を表す。縦軸はビットレートを表す。図6はネットワーク上に流れるデータ量を示す実効ビットレートと、コンテンツの再生ビットレートの線を含む。
[0055]
 両線はt0からtnの区間では大きく差がある。この区間はイニシャルバッファ時間T init(期間)となっている。この区間は、再生装置100がネットワークの伝送速度の揺らぎを吸収して安定した映像再生を行うための区間であり、ネットワーク帯域が許す限り再生装置100はデータを取得し、再生装置100内のバッファにデータを蓄積する。
[0056]
 このイニシャルバッファリング時間T initを終了すると、再生装置100はデコード及びコンテンツの再生を開始する。これらの動作により、tn以降は、再生装置100におけるデコードおよび再生動作により消費されたデータ分がネットワークから読み込まれる。TCP/IPにより、フロー制御が働き、ネットワーク上を流れる実効ビットレートは再生ビットレートとほぼ等しくなる。
[0057]
 図2の説明に戻る。
[0058]
 受付部26は、再生装置100から、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)形式で送信されてくるストリームデータ取得要求を受け付ける。
[0059]
 ストリームデータ取得要求は、コンテンツだけ指定してコンテンツ中の位置を指定しないタイプと、コンテンツの指定に加えてコンテンツ中の位置を範囲指定情報により指定するタイプの2種類がある。
[0060]
 コンテンツ中の位置は、コンテンツの再生時間に基づいて指定するやり方と、コンテンツのデータ位置(バイト位置)に基づいて指定するやり方の2種類がある。
[0061]
 検出部28は、受付部26が受け付けた特殊再生を検知し、これを特殊再生として検出する。検出部28が検出する特殊再生は、スキップや早送りなどの通常再生より再生時間を短縮するための特殊再生である。
[0062]
 なお、このスキップは、再生中のコンテンツを時間的に後方へと飛ばすものであり、時間単位(例えば5秒単位、30秒単位)で飛ばす手法やチャプター単位で飛ばす手法など様々な手法がある。
<動作>
 続いて、コンテンツ配信装置10の動作について、ストリーミング配信処理(図7)、ストリーミング配信中にそれぞれ並行して行う再生位置特定処理(図8)および再生中の受け付け処理(図9)の順に説明する。
[0063]
  <<ストリーミング配信処理>>
 ストリーミング配信処理(図7)では、まず、配信制御部18は、再生装置100からのストリームデータ取得要求(GET要求)の受信待ちとなる(S11)。
[0064]
 上記取得要求を受付部26が受信して受け付けると(S11:Yes)、配信制御部18は、取得要求に示されるコンテンツを配信対象として設定し、配信部20に設定されたコンテンツのストリーミング配信を開始させる(S12)。
[0065]
 ストリーミング配信の開始後、配信制御部18は、取得要求に示されるコンテンツのデータの送信を完了する、または、再生装置100の電源オフなどの理由で再生装置100との間のTCPセッションが切断されると(S13:Yes)、配信部20によるストリーミング配信を終了させる(S14)。
[0066]
 なお、上述したように、配信開始(S12)に伴い、配信部20は500 msecごと配信の履歴を配信履歴記憶部22に記憶させる。
[0067]
  <<再生位置特定処理>>
 再生位置特定処理(図8)は、ストリーミング配信と並行して行う処理であり、再生装置100側における再生位置を特定する。
[0068]
 まず、再生位置特定部24は、イニシャルバッファリングが終了するまで待機し(S21)、イニシャルバッファリング終了すると、そのイニシャルバッファリング時間を次のステップS23で用いるために一時的に記憶する(S22)。
[0069]
 そして、再生位置特定部24は、配信履歴記憶部22から「送出済みの位置のPTS」(図4参照)を取得し、取得した送出済みの位置のPTSからイニシャルバッファリング時間を減算することにより、再生位置を時間形式で特定する(S23)。
[0070]
  <<再生中の受付処理>>
 再生中の受付処理(図9)は、ストリーミング配信と並行して行う処理であり、再生装置100側からの各種受け付けに関する処理である。
[0071]
 まず、配信制御部18は、受付部26が受け付けを行うまで待機する(S31)。
[0072]
 そして、受付部26において受け付けがあると(S31:Yes)、配信制御部18は、その受け付け内容が、早送りやスキップでなければ(S32:その他)、受け付け内容に基づいた処理を行うよう制御する(S38)。例えば、配信部20がコンテンツAのチャプターである本編3の途中部分を配信中に、受付部26がチャプタースキップ戻り(逆スキップ)を受け付けると、配信制御部18は、本編3の先頭位置を配信の開始位置に設定して、配信部20にストリーミング配信を行わせる。
[0073]
 これに対して、受け付け内容が、早送りまたはスキップであれば(S32:早送りorスキップ)、配信制御部18は、再生位置特定部からその時点の再生位置を取得する(S33)。
[0074]
 そして配信制御部18は、コンテンツ管理情報記憶部16を参照して、取得した再生位置に対応するチャプターを特定し、そのチャプターの属性を取得する。例えば、配信制御部18が、再生位置がPTSで"15:30"を取得したのならば、「CM1」のチャプターであると特定し、禁止の属性を取得する。
[0075]
 続いて、配信制御部18は取得した属性を基に判定を行い、属性が許可であると判定すると(S35:許可)、受け付け内容に基づいた処理を行うステップS38に移行する。
[0076]
 これに対して、配信制御部18は、属性が禁止であると判定すると(S35:禁止)、配信部20による配信を一時的に中断させる(S36)。
[0077]
 中断後、配信制御部18は、ステップS34で特定したチャプターの先頭位置を配信の開始位置に設定して、配信部20にストリーミング配信を再開させる(S37)。
[0078]
 <具体例>
 以上、本実施の形態1のあらましを説明したが、続いて具体例を説明する。
[0079]
 図10は、図3に示したチャプターのCM1前後におけるカット31~35を示す図である。
[0080]
 カット31(14:58)は、本編1の末尾のカットである。
[0081]
 カット32(15:00)、カット33(15:30)、カット34(15:58)は、CM1に含まれるカットである。CM1は新製品の発売を宣伝するコマーシャルとなっている。
[0082]
 カット35(16:02)は、本編2の冒頭のカットである。
[0083]
 なお、上のかっこ書きの数値は各カットのPTSである。
[0084]
 以下、このようなCM1の途中のカット33(15:30)を再生装置100が再生している時点において、再生装置100が次チャプターである本編2へのスキップ操作を受け付けた場合を例に挙げて説明する。この場合の、コンテンツ配信装置10-再生装置100間のシーケンスを図11に示し、再生装置100のディスプレイ102における表示の遷移を図12に示す。
[0085]
 図11に示すように、まず再生装置100が、コンテンツ配信装置10との間でTCPセッションを確立する(S41)。
[0086]
 続いて、再生装置100がリモコン104を介してのコンテンツAの取得要求指示を受け付けると(S42)、ストリームデータ取得要求をコンテンツ配信装置10に対して送信する(S43)。
[0087]
 ストリームデータ取得要求を受けたコンテンツ配信装置10側では、この取得要求は範囲指定情報を含んでいないので、コンテンツAの先頭から送信すると決定する。そして、決定したコンテンツAの先頭からストリーミング配信を開始し(S44)、配信を受けた再生装置100はコンテンツAの再生を開始する(S45)。
[0088]
 コンテンツAの再生開始から15分30秒ほど経過しCM1を再生中の時点において、再生装置100がリモコン104を介して次チャプターの本編2へのスキップ要求を受け付ける(S46)。
[0089]
 続いて、再生装置100は、コンテンツ配信装置10との間のTCPセッションを一旦切断して確立し直す(S47,S48)。
[0090]
 そして、再生装置100は、ストリームデータ取得要求をコンテンツ配信装置10に対して送信する(S49)。この取得要求には、コンテンツAの本編2を配信開始位置として指定する情報(範囲指定情報)を含んでいる。
[0091]
 取得要求を受けたコンテンツ配信装置10側では、受け付け内容がスキップであると判定し(図8,S32:早送りorスキップ)、再生位置特定処理(図7参照)により特定された15分30秒という再生位置を取得(図8,S33)する。
[0092]
 そして、15分30秒という再生位置からチャプターがCM1であることを特定し(S34)、CM1の属性は禁止であると判定する(S35:禁止)。
[0093]
 CM1は禁止の区間であるので、コンテンツ配信装置10は、スキップ要求には従わずに、CM1の先頭位置を配信対象として決定し(S50)、CM1の先頭からストリーミング配信を再開する(S51)。この配信を受けた再生装置100はCM1の先頭から再生を開始することなる(S52)。
[0094]
 図12に示すように、再生装置100を視聴するユーザからすると、CM1途中の15分30秒時点においてスキップ要求したために、再生時間がCM1の先頭に巻き戻され、もう一度CM1の最初から視聴を行うことなる。
[0095]
 このように本実施の形態によれば、再生装置100を視聴するユーザに、CM1を最初から最後まで通して1回は見るよう促すことができる。
[0096]
 特に、図12の例では、再生装置100は、CMの前半部分(15:00~15:30)を2回重複して再生しているので、強力な宣伝効果を期待することができる。
(実施の形態2)
 実施の形態1では、受付部26が受け付けた内容に基づいて、スキップや早送りなどの特殊再生を検出部28が検出するとして説明している。
[0097]
 これに対して、実施の形態2では、配信履歴記憶部22のビットレートを監視し、監視されたビットレートの変化に基づいて、早送りやスキップを検出する。
[0098]
 図13は、実施の形態2における配信装置11の機能ブロック図である。図2と共通する構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。ビットレート監視部30は、配信履歴記憶部22が記憶する実効ビットレートを監視する。
[0099]
 続いて、主としてビットレート監視部30が行う早送り検出処理について図14を用いて説明する。
[0100]
 早送り検出処理は、ストリーミング配信中に行う処理であり、ビットレート監視部30は、配信履歴記憶部22が記憶する実効ビットレートのモニターする(S61)。
[0101]
 そして、イニシャルバッファリングの終了後(S62:Yes)、検出部28は、ビットレート監視部30がモニターしている実効ビットレートと、ストリーミング配信中のコンテンツ管理情報記憶部16の再生ビットレートとを比較する(S63)。
[0102]
 例えば、再生位置特定部24により再生位置が"15:30"と特定されているとすると、コンテンツAのチャプターCM1を現在ストリーミング配信中であると判定し、このときに比較に用いる再生ビットレートは20Mbpsとなる。
[0103]
 比較の結果、実効ビットレートが再生ビットレートより大きいと判定すると(S63:Yes)、検出部28は早送りとして検出する(S64)。図15にステップS63の判定のイメージを示す。
[0104]
 なお、ステップS63の判定では、実効ビットレート>再生ビットレート、という関係ではなく、実効ビットレートが再生ビットレートを大幅に上回っている場合、例えば、実効ビットレート>再生ビットレート×2となる場合に、早送りとして検出するようにしてもよい。
[0105]
 また、上では早送りの検出について説明したが、ビットレートの変化に基づいてスキップを検出するとしてもよい。例えば、図3のように、許可区間の本編と禁止区間のCMとで再生ビットレートが異なっていることを利用して、再生ビットレートが24Mbps→16Mbpsへと急変したことに基づいて、CM2から本編3へのスキップであると検出することが考えられる。
<補足1>
 以上、本実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
[0106]
 (1)図12のように、CM1の途中でスキップ指示を行ったユーザからすると、スキップ指示に起因してCM1の先頭に巻き戻されることは予測しにくい挙動である。このため、図16に示すように、再生位置がCM1という禁止区間に突入する前に、テロップのカット38を配信する(テロップを挿入する)としても構わない。具体的な実現方法としては、予めコンテンツ記憶部14内にテロップ映像を記憶しておく。そして、配信制御部18は、本編1の末尾を送出し終わってCM1の先頭を送出する前に、CM1の代わりにコンテンツ記憶部14に記憶されたテロップ映像を先に読み出して、配信部20に配信させる。これにより、本編1の末尾→テロップ→CM1という流れで再生装置100で再生が行われることとなる。
[0107]
 図16のテロップのカット38は、「CMはスキップ・早送りができません」というテロップが表示されており、ユーザにコンテンツ提供者の意図を伝えることができる。
[0108]
 なお、図16ではテキスト形式のテロップであったが、テキストに代えてCM視聴を促すようなアイコンや絵を含むテロップを用いるとしてもよい。
[0109]
 (2)実施の形態では、コンテンツ配信装置10側において再生装置100における再生位置を特定するとして説明したが、これに限られない。
[0110]
 例えば図17に示すように、再生装置100からコンテンツ配信装置10へと、現在の再生位置を示す再生位置情報を含むパケットを定期的(例えば、1秒おき)に送信する。そして、コンテンツ配信装置10は、受信した再生位置情報に基づいて再生位置を特定するとしても構わない。
[0111]
 (3)実施の形態では、コンテンツとして映像コンテンツを例に挙げて説明したが、これにコンテンツとしては再生時間を有する種別のものであれば足り、例えば音楽コンテンツであっても構わない。
[0112]
 (4)実施の形態では、スキップ・早送りを禁止する区間の一例としてCMを挙げたが、これに限らず、例えば、コンテンツサーバ2などのサービス運営会社側からの告知映像や、コンテンツ制作者の著作権表示などをスキップ・早送りを禁止する区間としてもよい。
[0113]
 (5)実施の形態では、コンテンツ配信装置10は、WAN4のネットワーク経由でコンテンツサーバ2からコンテンツを受信するとして説明したが、これに限らず、放送局から放送波として送信されてきたコンテンツを受信するとしても構わない。
[0114]
 特に、このコンテンツが番組コンテンツであれば、番組情報(例えば、EPG:Electronic Program Guide)の内容をコンテンツ管理情報記憶部16の管理情報として利用することもできる。
[0115]
 (6)実施の形態では、特定された再生位置が禁止区間のときにスキップや早送りを受け付けると、禁止区間のチャプターの先頭に巻き戻すとして説明したが、必ずしも先頭でなくともよい。
[0116]
 要は、ユーザに最初から最後まで通してCMなどの禁止区間を1回は見せるようにすればよいので、例えば、その禁止区間内であって、受け付け時点の特定された再生位置よりは手前の時点に戻すとしてもよい。例えば、図12では、"15:30"の時点でスキップを受け付けているので、10秒手前の"15:20"の時点からストリーミング配信を再開するようにしてもよい。
[0117]
 (7)コンテンツ配信装置10の具体的な例としては、HDDレコーダ(ハードディスレコーダ)、PC(パーソナルコンピュータ)などが挙げられる。
[0118]
 また、再生装置100の具体的な例としては、BDプレーヤー(Blu-ray Discプレーヤー)、PC(パーソナルコンピュータ)などが挙げられる。
[0119]
 (8)実施の形態では、図3に示すように、特殊再生の許可/禁止属性をチャプター単位で設定していたが、これに限らず、コンテンツの再生位置に関連付けて属性を設定できればよい。
[0120]
 例えば、シーン5は許可属性、シーン6は禁止属性というように、コンテンツのシーン単位で属性を設定してもよい。
[0121]
 また、再生時間"10:00~15:00"は許可属性、再生時間"15:00~16:00"は禁止属性というように、再生時間の単位で属性を設定してもよい。
[0122]
 (9)実施の形態では、イニシャルバッファ時間は、イニシャルバッファサイズを実効ビットレートで除した(式3)により求めるとしたが、これに限られない。
[0123]
 例えば、図6に示すように、イニシャルバッファ中は、実効ビットレート>再生ビットレートという関係であるのに対して、イニシャルバッファ終了後は、実効ビットレート<再生ビットレートという関係という性質がある。
[0124]
 このため、ストリーミング配信の初期段階で、実効ビットレート>再生ビットレートとなっている時間をイニシャルバッファ時間として採用するようにしてもよい。
[0125]
 (10)図2などの各機能ブロックは、集積回路であるLSIとしてもよい。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。
[0126]
 (11)上述の実施の形態で示した動作などを各種情報処理装置のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるためのプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路を介して流通させ頒布することもできる。
[0127]
 このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等の非一時的な(not-transitory)記録媒体がある。
[0128]
 流通、頒布された制御プログラムは、プロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより実施の形態で示したような各種機能が実現されるようになる。
<補足2>
 本実施の形態は、次の態様を含むものである。
[0129]
 (1)実施の形態に係るコンテンツ配信装置は、コンテンツを記憶する第1記憶手段と、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を、前記コンテンツの再生位置に関連付けて記憶する第2記憶手段と、前記コンテンツを再生装置へとストリーミング配信する配信手段と、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定手段と、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出手段と、前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御手段とを備える。
[0130]
 (2)前記配信制御手段における、前記禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点とは、前記禁止区間内の先頭の時点であるとしても構わない。
[0131]
 この構成によれば、配信制御手段は、禁止区間の先頭に再生位置を戻してストリーミング配信を再開させるので、より確実に、禁止区間をユーザに視聴させるようにすることができる。
[0132]
 (3)前記特殊再生とは、スキップまたは早送りであるとしても構わない。
[0133]
 (4)前記第2記憶手段は、コンテンツの再生位置に関連付けてコンテンツの再生ビットレートを記憶し、前記配信手段によるストリーミング配信の配信ビットレートを監視する監視手段を備え、前記検出手段は、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記監視手段により監視された配信ビットレートが、前記第2記憶手段により記憶された再生ビットレートより大きいことを検知すると、前記特殊再生への切り替えであると検出するとしても構わない。
[0134]
 (5)前記再生装置から前記特殊再生を示す要求を受け付ける受付手段を備え、前記検出手段は、前記受付手段により前記特殊再生を示す要求が受け付けられると、前記特殊再生への切り替えであると検出するとしても構わない。
[0135]
 (6)前記第1記憶手段は、前記特殊再生の禁止の旨を示すテロップを記憶し、前記特定手段により特定された再生位置が、特殊再生の禁止を示す禁止区間の開始位置に達すると、前記配信制御手段は、前記配信手段にこの禁止区間に相当するコンテンツを配信させる前に、前記第1記憶手段により記憶されたテロップを配信させ、テロップの配信後に、前記禁止区間に相当するコンテンツを配信させるとしても構わない。
[0136]
 この構成によれば、特殊再生の禁止の旨を、ユーザに伝えることができ、使い勝手の向上に資する。
[0137]
 (7)前記第2記憶手段は、前記コンテンツの再生位置に対応する再生ビットレートを記憶しており、さらに、前記配信手段による配信の実効ビットレートと配信済みのデータに対応するPTS(Presentation Time Stamp)を示す時間情報とを含む履歴を記憶する履歴記憶手段を備え、特定手段は、前記履歴記憶手段に記憶された履歴に含まれる実効ビットレートと前記第2記憶手段に記憶された再生ビットレートとに基づいて、前記実効ビットレートが前記再生ビットレートより大きい時間であるイニシャルバッファリング時間を決定し、決定後、前記時間情報に示される再生時間から前記決定したイニシャルバッファリング時間を減算することにより、前記再生装置における再生位置を特定するとしても構わない。
[0138]
 (8)実施の形態に係るコンテンツ配信方法は、コンテンツと、当該コンテンツの再生位置に関連付けて、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を記憶するコンテンツ配信装置における、再生装置に対するコンテンツ配信方法であって、前記コンテンツを前記再生装置へとストリーミング配信する配信ステップと、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定ステップと、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出ステップと、前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御ステップとを含む。
[0139]
 (9)実施の形態に係るプログラムは、コンテンツと、当該コンテンツの再生位置に関連付けて、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を記憶するコンテンツ配信装置において、再生装置に対するコンテンツ配信処理を実行させるためのプログラムであって、前記コンテンツ配信処理は、前記コンテンツを前記再生装置へとストリーミング配信する配信ステップと、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定ステップと、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出ステップと、前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御ステップとを含む。

産業上の利用可能性

[0140]
 本発明に係るコンテンツ配信装置によれば、コンテンツにおけるCM区間などの特殊再生を抑制することでCMの販促効果の低下を防止し、コンテンツ産業の振興に貢献し得る。

符号の説明

[0141]
 1 システム
 10,11 コンテンツ配信装置
 12 通信部
 14 コンテンツ記憶部
 16 コンテンツ管理情報記憶部
 18 配信制御部
 20 配信部
 22 配信履歴記憶部
 24 再生位置特定部
 26 受付部
 28 検出部
 31 本編1のカット
 32,33,34 CM1のカット
 35 本編2のカット
 38 テロップのカット
 100 再生装置

請求の範囲

[請求項1]
 コンテンツを記憶する第1記憶手段と、
 通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を、前記コンテンツの再生位置に関連付けて記憶する第2記憶手段と、
 前記コンテンツを再生装置へとストリーミング配信する配信手段と、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定手段と、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出手段と、
 前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。
[請求項2]
 前記配信制御手段における、前記禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点とは、前記禁止区間内の先頭の時点である
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項3]
 前記特殊再生とは、スキップまたは早送りである
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項4]
 前記第2記憶手段は、コンテンツの再生位置に関連付けてコンテンツの再生ビットレートを記憶し、
 前記配信手段によるストリーミング配信の配信ビットレートを監視する監視手段を備え、
 前記検出手段は、前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記監視手段により監視された配信ビットレートが、前記第2記憶手段により記憶された再生ビットレートより大きいことを検知すると、前記特殊再生への切り替えであると検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項5]
 前記再生装置から前記特殊再生を示す要求を受け付ける受付手段を備え、
 前記検出手段は、前記受付手段により前記特殊再生を示す要求が受け付けられると、前記特殊再生への切り替えであると検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項6]
 前記第1記憶手段は、前記特殊再生の禁止の旨を示すテロップを記憶し、
 前記特定手段により特定された再生位置が、特殊再生の禁止を示す禁止区間の開始位置に達すると、前記配信制御手段は、前記配信手段にこの禁止区間に相当するコンテンツを配信させる前に、前記第1記憶手段により記憶されたテロップを配信させ、テロップの配信後に、前記禁止区間に相当するコンテンツを配信させる
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項7]
 前記第2記憶手段は、前記コンテンツの再生位置に対応する再生ビットレートを記憶しており、
 さらに、前記配信手段による配信の実効ビットレートと配信済みのデータに対応するPTS(Presentation Time Stamp)を示す時間情報とを含む履歴を記憶する履歴記憶手段を備え、
 特定手段は、前記履歴記憶手段に記憶された履歴に含まれる実効ビットレートと前記第2記憶手段に記憶された再生ビットレートとに基づいて、前記実効ビットレートが前記再生ビットレートより大きい時間であるイニシャルバッファリング時間を決定し、
 決定後、前記時間情報に示される再生時間から前記決定したイニシャルバッファリング時間を減算することにより、前記再生装置における再生位置を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
[請求項8]
 コンテンツと、当該コンテンツの再生位置に関連付けて、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を記憶するコンテンツ配信装置における、再生装置に対するコンテンツ配信方法であって、
 前記コンテンツを前記再生装置へとストリーミング配信する配信ステップと、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定ステップと、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出ステップと、
 前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御ステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ配信方法。
[請求項9]
 コンテンツと、当該コンテンツの再生位置に関連付けて、通常再生より再生時間を短縮する特殊再生をする際にそれの禁止を示す禁止区間を記憶するコンテンツ配信装置において、再生装置に対するコンテンツ配信処理を実行させるためのプログラムであって、
前記コンテンツ配信処理は、
 前記コンテンツを前記再生装置へとストリーミング配信する配信ステップと、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記再生装置における再生位置を特定する特定ステップと、
 前記ストリーミング配信中のコンテンツについて、前記特殊再生への切り替えを検出する検出ステップと、
 前記検出手段により検出がなされ、この検出時に前記特定手段により特定された再生位置が禁止区間内であるならば、前記配信手段にストリーミング配信を中断させ、当該禁止区間内であって前記特定された再生位置よりも再生位置が手前の時点からのストリーミング配信を再開させる配信制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]