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1. WO2010064292 - データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

Document

明 細 書

発明の名称 データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0004   0005   0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011   0012   0013   0014  

図面の簡単な説明

0015   0016  

発明を実施するための最良の形態

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074  

産業上の利用可能性

0075  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24  

明 細 書

データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

技術分野

[0001]
 本発明は、データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。

背景技術

[0002]
 従来、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したCEC(Consumer Electronics Control)フレームフォーマットに基づく処理を実施する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
 この特許文献1には、ソース装置とシンク装置を有する無線通信システムが開示されている。ソース装置は、コントローラと、ROMと、RAMと、DVDプレーヤと、CECコントローラと、無線送受信回路と、アンテナとを備えている。シンク装置は、コントローラと、ROMと、スピーカと、ディスプレイと、CECコントローラと、無線送受信回路と、アンテナと、RAMと、音声信号及び映像信号処理回路とを備えている。
 シンク装置は、ソース装置から無線パケットを受信した後、受信されたCECフレームデータに含まれる送信先のロジカルアドレスがシンク装置の自局論理アドレスと一致する場合、ソース装置に無線ACKパケットを無線送信する。このように、特許文献1が開示するソース装置、シンク装置は、CEC機器、CECコントローラ、無線送受信回路が一体構成(以下、一体型と称す)のため、ソース装置またはシンク装置内では無線送受信回路は自局論理アドレスを容易に認識することができる。
 また、特許文献1には、ソース装置、シンク装置が無線送受信回路と別体になった構成(以下、別体型と称す)も開示されている。
[0003]
特許文献1 : 特開2008-109711号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、一体型の場合、シンク装置が複数のときには全てのシンク装置に無線送受信回路を設ける必要があり、各シンク装置の構成が複雑になってしまうという問題点がある。
 また、一体型によると、ソース側のCEC信号ラインからソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置がシンク側のCEC信号ライン向けCEC信号を受信した際に、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は受信した前記CEC信号無線データパケットに変換し、シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に転送し、前記シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置から無線ACKパケットを受信したときに前記シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置がソース側のCEC信号ラインにACK信号を返送することが記載されている。しかし、このような方法ではCEC信号により特定されるシンク側のCEC機器が応答する以前にACK信号を返送するため、シンク側のCEC機器の論理アドレスが未確認の状態で応答することになるという課題がある。
[0005]
 一方、別体型の場合、CEC機器の論理アドレスを確認するためのインターフェースが必要になる。インターフェースの方法としては、CEC信号ラインを介してCEC機器に接続された無線送受信回路が考えられる。この場合、他の無線送受信回路から無線パケットを受信した無線送受信回路は、受信されたCECフレームデータに含まれる送信先のロジカルアドレスが、そのCEC信号ラインに接続されるCEC機器のロジカルアドレスと一致するかを確認するために、受信した無線パケットをCEC信号に変換してそのCEC信号ラインに転送する必要がある。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、この無線送受信回路は他の無線送受信回路に無線ACKパケットを無線送信する。
 しかし、このようにするとシンク装置側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、他の無線送受信装置から無線パケットを受信すると、受信した無線パケットをCEC信号に変換してシンク側のCEC信号ラインに送信する。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、無線送受信装置は他の無線送受信装置に無線ACKパケットを無線送信する。
 このように手順が長くなるため、応答性が悪くなるという問題点がある。
[0006]
 さらに、他の無線送受信装置がソース側のCEC信号ラインに接続され、ソース側のCEC信号ラインからシンク側のCEC信号ライン向けのCEC信号がCEC信号ラインに送信された場合は、さらに手順が増えることになる。すなわち、ソース側のCEC信号ラインにCEC信号が送信されると、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置はこのCEC信号を無線パケットに変換してシンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に無線送信する。シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、この無線パケットを受信すると、受信した無線パケットをCEC信号に変換してシンク側のCEC信号ラインに送信する。このCEC信号に対してACK信号が返信された場合、シンク側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置はソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置に無線ACKパケットを無線送信する。ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置は、この無線ACKパケットを受信すると、最初にソース側のCEC信号ラインで受信したCEC信号の再送を待って、再送されたCEC信号に対してACK信号を返信する。このように応答性が悪くなることに加えて、ソース側のCEC信号ラインからシンク側のCEC信号ライン向けのCEC信号を最初に送信したCEC機器は、最初に送信したCEC信号に対してACK信号が返信されないため、12msec以上待ってCEC信号を再送する。しかし、所定回数CEC信号を再送してもACK信号が返信されない場合、そのCEC信号は廃棄される。したがって、ソース側のCEC信号ラインに接続された無線送受信装置が最初のCEC信号に対する無線ACKパケットを受信しても、この無線ACKパケットを受信時点でそのCEC信号は廃棄されていると、ソース側のCEC信号ラインにACK信号を返信することができなくなってしまうという問題点もある。
[0007]
 このような問題点は、無線送受信装置間のデータパケット通信のみのものではない。
 第1CEC信号ラインと、第1CEC信号ラインには接続されない第2CEC信号ラインがあるとき、第1CEC信号ラインに送信されたCEC信号を第2CEC信号ラインに転送するために、第1CEC信号ラインに接続された第1の送受信装置と第2CEC信号ラインに接続された第2の送受信装置の間での通信を実行する際に共通して発生する問題点である。第1の送受信装置と第2の送受信装置間の通信ラインはCEC信号ラインとは異なる、無線通信、光通信、その他の有線通信が考えられる。
[0008]
 本発明の目的は、構成の複雑化を招くことなく、第1機器から送信される処理データに対するACK応答を応答性よく受信可能であり、かつ、処理データを複数の第2機器のうち所定の第2機器へ適切に送信可能なデータ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することである。

課題を解決するための手段

[0009]
 本発明のデータ処理装置は、送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器のうちの所定の第2機器へ送信するデータ処理装置であって、前記第1機器から前記処理データを受信するデータ受信部と、このデータ受信部で処理データを受信すると、前記処理データを前記第2機器情報で特定される前記第2機器で受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行するACK応答代替実行部と、前記データ受信部で受信した処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ送信するデータ送信部と、を具備したことを特徴とする。
[0010]
 本発明のデータ処理システムは、送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器に接続され、前記処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ転送するデータ転送部を備えたデータ転送装置と、前記第1機器および前記データ転送装置に接続され、前記第1機器からの処理データを前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する上述のデータ処理装置と、を具備したことを特徴とする。
[0011]
 本発明のデータ処理方法は、演算手段により、送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器のうちの所定の第2機器へ送信するデータ処理方法であって、前記演算手段は、前記第1機器から前記処理データを受信するデータ受信工程と、このデータ受信工程で処理データを受信すると、前記処理データを前記第2機器情報で特定される前記第2機器で受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行するACK応答代替実行工程と、前記データ受信工程で受信した処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ送信するデータ送信工程と、を実施することを特徴とする。
[0012]
 本発明のデータ処理プログラムは、上述のデータ処理方法を演算手段に実行させることを特徴とする。
[0013]
 本発明のデータ処理プログラムは、演算手段を上述のデータ処理装置として機能させることを特徴とする。
[0014]
 本発明のデータ処理プログラムを記録した記録媒体は、上述のデータ処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 本発明の一実施形態に係るロジカルアドレス設定情報の構成を示す模式図である。
[図2] 前記一実施形態におけるCECフレームデータを示す模式図である。
[図3] 前記一実施形態におけるHDMIシステムの概略構成を示す模式図である。
[図4] 前記一実施形態における第1無線装置の概略構成を示すブロック図である。
[図5] 前記一実施形態における共有機器リストを示す模式図である。
[図6] 前記一実施形態における第2無線装置の概略構成を示すブロック図である。
[図7] 前記一実施形態における第1無線装置と第2無線装置との接続前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図8] 前記一実施形態における第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図9] 前記一実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。
[図10] 前記一実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。
[図11] 前記一実施形態における第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。
[図12] 前記一実施形態におけるPDP認識リストを示す模式図である。
[図13] 前記一実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図14] 前記一実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図15] 前記一実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
[図16] 前記一実施形態における第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
[図17] 前記一実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図18] 前記一実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図19] 前記一実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
[図20] 前記一実施形態における第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
[図21] 前記一実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。
[図22] 前記一実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときに生成される共有機器リストを示す模式図である。
[図23] 前記一実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。
[図24] 前記一実施形態における第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。

符号の説明

[0016]
 100…データ処理システムとしてのHDMIシステム
 200…データ処理装置および演算手段としての第1無線装置
 201…データ受信部としての第1CEC側送受信部
 202…データ送信部としての第1無線側送受信部
 204…処理側記憶部としての第1記憶部
 205…置換後情報関連処理部としても機能する第1リスト管理部
 206…第1ACK応答代替実行部
 300,310,320…第1機器
 400…データ転送装置としての第2無線装置
 404…転送側記憶部としての第2記憶部
 405…第2機器情報生成部としても機能する第2リスト管理部
 406…データ転送部としても機能する第2ACK応答代替実行部
 500,510,520,530…第2機器
 900…処理データとしてのCECフレームデータ

発明を実施するための最良の形態

[0017]
 以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
 本実施形態では、本発明のデータ処理システムとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したCEC(Consumer Electronics Control)フレームフォーマットに基づく処理を実施するHDMIシステムを例示して説明する。
[0018]
[ロジカルアドレス設定情報の構成]
 まず、HDMIシステムを構成する各機器がロジカルアドレスを取得する際に利用されるロジカルアドレス設定情報の構成について説明する。
 図1は、ロジカルアドレス設定情報の構成を示す模式図である。
 図1に示すように、ロジカルアドレス設定情報800は、0~15の数字で表されるロジカルアドレスを示すアドレス情報810と、このアドレス情報810のロジカルアドレスが設定される機器を示すデバイス情報820と、を備えている。
 このロジカルアドレス設定情報800に基づいて、各機器は、機能ごとにあらかじめ決められているロジカルアドレスを取得する。また、各機器は、取得可能でありかつ他の機器が取得していないロジカルアドレスのうち、最も値が小さいロジカルアドレスを優先的に取得する。
[0019]
[CECフレームデータの構成]
 次に、HDMIシステムで利用されるCECフレームデータの構成について説明する。
 図2は、CECフレームデータを示す模式図である。
 図2に示すように、処理データとしてのCECフレームデータ900は、ヘッダブロック910と、0個~15個の可変長のデータブロック920とを備えている。
 ヘッダブロック910は、送信側ロジカルアドレス領域911と、受信側ロジカルアドレス領域912と、EOM(End Of Message)領域913と、ACK領域914と、を備えている。送信側ロジカルアドレス領域911には、CECフレームデータ900の送信元の機器を特定するための第1機器情報としてのロジカルアドレスが記録される。受信側ロジカルアドレス領域912には、CECフレームデータ900の送信先の機器を特定するための第2機器情報としてのロジカルアドレスが記録される。EOM領域913には、ヘッダブロック910がCECフレームデータ900として、そのブロックが最後である場合には、最後である旨を示す情報が記録される。ACK領域914は、ヘッダブロック910を受信した旨のACK応答処理の際に利用される。ACK応答処理とは、送信側の機器がCECフレームデータ900を送信する場合は、ACK領域914を所定期間ハイインピーダンスとし、受信側の機器がCECフレームデータ900を受信した場合は、所定期間ローに固定する処理のことである。送信側の機器はこの期間を監視することによりローであれば、受信側の機器が受信した旨を認識し(ACK応答)、ハイであれば受信側の機器が受信しなかった旨を認識(NACK応答)することができるものである。
 データブロック920は、コマンド領域921と、EOM領域922と、ACK領域923と、を備えている。コマンド領域921には、各機器に対するコマンドに関する情報が記録される。EOM領域922およびACK領域923には、EOM領域913およびACK領域914と同様の内容が記録および処理される。なお、以下において、応答が必要なコマンドを「CEC Giveコマンド」と称して説明する。
[0020]
[HDMIシステムの構成]
 次に、HDMIシステムの構成について説明する。
 図3は、HDMIシステムの概略構成を示す模式図である。図4は、第1無線装置の概略構成を示すブロック図である。図5は、共有機器リストを示す模式図である。図6は、第2無線装置の概略構成を示すブロック図である。
[0021]
 図3に示すように、データ処理システムとしてのHDMIシステム100は、データ処理装置および演算手段としての第1無線装置200と、第1機器300,310,320と、データ転送装置としての第2無線装置400と、第2機器500,510,520,530と、を備えている。
 第1機器300,310,320は、それぞれPDP(Plasma Display Panel)、第1BDP(Blu-ray Disc Player)、第1DVDR(Digital Versatile Disc Recorder)とし、第1無線装置200とともに第1CECネットワーク101を構成している。また、第2機器500,510,520,530は、それぞれ第1AVR(Audio Visual Receiver)、第2BDP、第2DVDR、第3DVDRとし、第2無線装置400とともに第2CECネットワーク102を構成している。
 また、第1機器300,310,320および第2機器500,510,520,530は、CECフレームデータ900を生成して送信する機能、CECフレームデータ900に対するACK応答する機能、コマンドに対する処理を実施する機能、CEC Giveコマンドに対する処理結果をCEC Reportコマンドとして返信する機能などを備えている。ここで、CEC Reportコマンドとしては、第2機器500,510,520,530の製造会社IDや製品型式名を表すアスキーコードのキャラクタあるいはフィジカルアドレスを返信するものなどが例示できる。
 第1CECネットワーク101では、それぞれの機器は、共有するCEC信号ライン103を介して接続されている。第2CECネットワーク102では、それぞれの機器は、共有するCEC信号ライン103を介して接続されている。第1機器300,310,320、第1無線装置200、第2機器500,510,520,530、第2無線装置400は、各種データや情報などをCEC信号ライン103を介して送受信する場合、CECフレームデータ900に変換してから送受信する。
 また、第1機器300,310,320、第1無線装置200、第2機器500,510,520,530、第2無線装置400は、CECフレームデータ900を送信してACK応答されないこと(NACK応答)を認識すると、再度同じCECフレームデータ900を送信する。また、同じCECフレームデータ900を所定回数送信してもACK応答されないこと(NACK応答)を認識すると、このCECフレームデータ900を廃棄する。
 送信先の機器を特定しないブロードキャスト送信(ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)であるCECフレームデータ900に関しては、受信した機器は前記ACK応答に示す極性とは逆極性のネガティブACK応答となり、また送信した機器もその旨のネガティブACK応答を持って送信成功と判断する。
[0022]
 ここで、図3において、LAは、各機器に設定されたロジカルアドレスを表し、PAは、各機器に設定されたフィジカルアドレスを表している。例えば、プレイバックデバイスである第1機器(第1BDP)310は、ロジカルアドレス設定情報800に基づき「4」のロジカルアドレスを取得する。また第1機器310のフィジカルアドレスは、「1.0.0.0」に設定されている。
 各機器の自身のロジカルアドレスの取得は、送信側ロジカルアドレス領域911と受信側ロジカルアドレス領域912の両領域に取得したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドを、共有するCEC信号ライン103で接続されている第1,第2CECネットワーク101,102上に送信する。そして、各機器のNACK応答によりそのロジカルアドレスが取得可能であることを認識し、取得するものである。以下、ポーリングコマンド(取得)と称す。
 また、各機器がCECネットワーク上に接続されている機器を把握するためには、送信側ロジカルアドレス領域911に自身のロジカルアドレスを記録し、受信側ロジカルアドレス領域912に接続確認したいロジカルアドレスを記録したヘッダブロック910のみで、データブロック920を有しないCECフレームデータ900で構成されたポーリングコマンドを、共有するCEC信号ライン103で接続されている第1,第2CECネットワーク101,102上に送信する。そして、各機器のACK応答、NACK応答により存在しているか否かを認識するものである。以下、ポーリングコマンド(認識)と称す。
[0023]
 第1無線装置200は、共有するCEC信号ライン103を介して第1CECネットワーク101に接続されている。この第1無線装置200は、CEC信号ライン103を介して第1機器300などから送信されるCECフレームデータ900などの各種データや情報などを取得して、無線媒体Mを介して第2無線装置400へ送信する。また、第1無線装置200は、無線媒体Mを介して第2無線装置400から送信される各種データや情報などを取得して、第1機器300などへ送信する。そして、第1無線装置200は、各種プログラムから構成されており、図4に示すように、データ受信部としての第1CEC側送受信部201と、データ送信部としての第1無線側送受信部202と、第1接続処理部203と、処理側記憶部としての第1記憶部204と、置換後情報関連処理部としても機能する第1リスト管理部205と、第1ACK応答代替実行部206と、を備えている。
[0024]
 第1CEC側送受信部201は、共有するCEC信号ライン103を介して第1機器300に接続されている。第1CEC側送受信部201は、第1機器300からのCECフレームデータ900を各種データなどに変換して、第1無線側送受信部202、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206へ送信する。また、第1無線側送受信部202、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206からの各種データをCECフレームデータ900に変換して第1機器300などへ送信する。
 このとき、ブロードキャスト送信以外のCECフレームデータ900の送信に対してACK応答が得られない場合には、再度同じCECフレームデータ900を送信する。この処理はACK応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、そのCECフレームデータ900を廃棄する。
 第1無線側送受信部202は、第1接続処理部203、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206からの各種データを無線パケットにして第2無線装置400へ送信する。このとき、無線パケットの送信に対して受信側から無線パケット受信応答が得られない場合には、再度同じ無線パケットを送信する。この処理は無線パケット受信応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、その無線パケットを廃棄する。また、第2無線装置400からの無線パケットを各種データにして第1接続処理部203、第1リスト管理部205、第1ACK応答代替実行部206へ送信する。
 第1接続処理部203は、第2無線装置400との間での接続処理を実施する。
[0025]
 第1記憶部204は、図5に示すような共有機器リスト210を記憶している。この共有機器リスト210は、第1ロジカルアドレス情報211と、第2ロジカルアドレス情報212と、を備えている。
 第1ロジカルアドレス情報211には、第1無線装置200と各種データを送受信可能な第1機器300,310,320と、そのロジカルアドレスが記録されている。例えば、図5において、「第1BDP LA:4」とは、第1機器310のロジカルアドレスが4であることを表している。
 第2ロジカルアドレス情報212には、第2無線装置200と各種データを送受信可能な第2機器500,510,520,530と、そのロジカルアドレスが記録されている。
 なお、共有機器リスト210には、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に加えて、置換後第2ロジカルアドレス情報213(図22参照)が含まれる場合もある。また、共有機器リスト210として、ロジカルアドレスのみを有する構成を例示したが、フィジカルアドレス、製造会社IDや製品型式名のキャラクタ、デバイスタイプ、CECバージョンに関する情報など、第1,第2機器300,310,320,500,510,520,530の各機器特有の情報などもロジカルアドレスに関連付けて有する構成としてもよい。
[0026]
 第1リスト管理部205は、第1無線装置200と第2無線装置400とが各種データを送受信可能に接続された場合、第1無線装置200と第1機器310,320とが各種データを送受信可能に接続された場合、第2無線装置400と第2機器500,510,520,530とが各種データを送受信可能に接続された場合、第1記憶部204の共有機器リスト210を適宜作成および更新する。
 なお、第1リスト管理部205の詳細な動作については後述する。
[0027]
 第1ACK応答代替実行部206は、第1機器300などから送信される第2機器500,510,520,530に対する情報を含むCECフレームデータ900を取得すると、ヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912のロジカルアドレスに基づいてCECフレームデータ900の送信先の第2機器500,510,520,530を認識する。そして、例えば送信先が第2機器510の場合、ACK生成用信号に基づいて、第2機器510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を実行する。また、CECフレームデータ900を、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を必要であれば変更して第1無線側送受信部202へ送信する。
 なお、第1ACK応答代替実行部206の詳細な動作については後述する。
[0028]
 第2無線装置400は、共有するCEC信号ライン103を介して第2ネットワーク102に接続されており、CEC信号ライン103を介して第2機器500から送信される各種データや情報などを取得して、無線媒体Mを介して第1無線装置200へ送信する。また、第2無線装置400は、無線媒体Mを介して第1無線装置200から送信される各種データや情報などを取得して、第2機器500へ送信する。そして、第2無線装置400は、各種プログラムから構成されており、図6に示すように、第2CEC側送受信部401と、第2無線側送受信部402と、第2接続処理部403と、転送側記憶部としての第2記憶部404と、第2機器情報生成部としても機能する第2リスト管理部405と、データ転送部としても機能する第2ACK応答代替実行部406と、を備えている。
[0029]
 第2CEC側送受信部401は、共有するCEC信号ライン103を介して第2機器500に接続されている。第2CEC側送受信部401は、第2機器500からのCECフレームデータ900を各種データなどに変換して、第2リスト管理部405および第2ACK応答代替実行部406へ送信する。また、第2リスト管理部405および第2ACK応答代替実行部406からの各種データをCECフレームデータ900に変換して第2機器500へ送信する。このとき、ブロードキャスト送信以外のCECフレームデータ900の送信に対してACK応答が得られない場合には、再度同じCECフレームデータ900を送信する。この処理はACK応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、そのCECフレームデータ900を廃棄する。
 第2無線側送受信部402は、第2接続処理部403、第2リスト管理部405、第2ACK応答代替実行部406からの各種データを無線パケットにして第1無線装置200へ送信する。このとき、無線パケットの送信に対して受信側から無線パケット受信応答が得られない場合には、再度同じ無線パケットを送信する。この処理は無線パケット受信応答を得られるまで所定回数繰り返すが、その回数を上回った場合には、その無線パケットを廃棄する。また、第1無線装置200からの無線パケットを各種データにして第2接続処理部403、第2リスト管理部405、第2ACK応答代替実行部406へ送信する。
 第2接続処理部403は、第1無線装置200との間での接続処理を実施する。
 第2記憶部404は、第1記憶部204と同一の共有機器リスト210を記憶している。
[0030]
 第2リスト管理部405は、第1リスト管理部205と同様のタイミングで、第2記憶部404の共有機器リスト210を適宜作成、更新する。
 なお、第2リスト管理部405の詳細な動作については後述する。
 第2ACK応答代替実行部406は、第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206と同様の処理を実施する。
 なお、第2ACK応答代替実行部406の詳細な動作については後述する。
[0031]
[HDMIシステムの動作]
 次に、HDMIシステム100の動作について説明する。なお、この動作以降の説明においては、必要に応じて、第1機器300,310,320、第2機器500,510,520,530を、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530と称して説明する。
[0032]
 〔第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作〕
 図7は、第1無線装置と第2無線装置との接続前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図8は、第1無線装置と第2無線装置との接続後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図9~図11は、第1無線装置と第2無線装置とが接続されたときの動作を示すタイミングチャートである。図12は、PDP認識リストを示す模式図である。
 図7に示すように、第1機器300,310,320が接続された第1無線装置200と、第2機器500,510,520,530が接続された第2無線装置400とが接続されていない(無線媒体Mが図示されていない)状態のときに、例えば、図9に示すように、第1BDP310および第1DVDR320の電源がオン、第1無線装置200の電源がオフでありDDC_5Vがオフ(図9などにおいて、「DDC_5V_OFF」と表す)、第2無線装置400の電源がオフでありかつホットプラグがハイのときに、PDP300の電源がオフからオンに切り替わると、PDP300は、自身のロジカルアドレス「0」を取得した後に接続されている各機器を認識するために、第1無線装置200、第1BDP310、第1DVDR320に対するポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS1)。すなわち、送信側ロジカルアドレス領域911にPDP300のロジカルアドレスが記録されるとともに、受信側ロジカルアドレス領域912に「1~14」うちのいずれかが記録されたヘッダブロック910で構成されるCECフレームデータ900のポーリングコマンド(認識)を順次、第1CECネットワーク101に対して送信する。このとき、RESERVEDである「12」、「13」のロジカルアドレスに対するポーリングコマンド(認識)処理は省略してもよい。
[0033]
 そして、第1BDP310は、受信側ロジカルアドレス領域912に「4」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信したときに、その旨のACK応答を行う(ステップS2)。また、同様にして、第1DVDR320は、受信側ロジカルアドレス領域912に「1」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS3)。さらに、第1無線装置200は、電源がオフのため、NACK応答となる(ステップS4)。
[0034]
 この後、第1,第2無線装置200,400の電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200のDDC_5Vがオンになる。そして、第1接続処理部203は、初期設定処理を開始して、図8に示すように、無線媒体Mを介して通信可能な状態とするとともに、図9に示すように、第2無線装置400の第2接続処理部403との間で接続確立処理を実施する(ステップS5)。この接続確立処理では、例えば、第2無線装置400のホットプラグをハイからローに切り替える処理、PDP300のEDIDの読み込みや書き換え処理などのHDMIリピータ処理が実施される。このときのホットプラグの状態変化により、第2機器500,510,520,530は、各々一度取得済みの自身のロジカルアドレスを破棄する。(各機器のロジカルアドレスは「15」UNREGISTEREDとなる。)
 また、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、PDP300におけるステップS1の処理と同様にして、接続機器を認識する為に、第1CECネットワーク101に対して順次ポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS6)。このポーリングコマンド(認識)処理に対して、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320は、「0」、「4」、「1」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910を受信した旨のACK応答を行う(ステップS7,S8,S9)。そして、第1リスト管理部205は、第1CEC側送受信部201でACK応答が確認されると、PDP300、第1BDP310、第1DVDR320のロジカルアドレスを「0」、「4」、「1」に設定した旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成して、第2無線装置400の第2リスト管理部405へ送信する(ステップS10)。
 すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、順次行うポーリングコマンド(認識)処理のヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録したロジカルアドレスと、受信側機器が処理するACK領域914のACK応答、NACK応答の結果を関連付けて第1ロジカルアドレス情報211を生成する。この時、RESERVEDである「12」、「13」のロジカルアドレスに対するポーリングコマンド(認識)処理は省略してもよい。
[0035]
 そして、第2無線装置400は、図10に示すように、ホットプラグをローからハイに切り替える。
 この後、第1AVR500は、再度、自身のロジカルアドレスを取得するために、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「5」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS11)。
 第2機器510,520,530からの返信は、ここでは図示しないが、ロジカルアドレスが「5」でない旨のNACK応答となる。
 また、第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1リスト管理部205からの第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、ロジカルアドレスが「5」の第1機器310,320が存在しないことを認識して、NACK応答を行う(ステップS12)。
 第1AVR500は、第2機器510,520,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識すると、自身のロジカルアドレスとして「5」を維持する。
[0036]
 また、第2BDP510は、第1AVR500と同様に、自身のロジカルアドレスを取得するために、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「4」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS13)。
 このポーリングコマンド(取得)処理に対して、第2機器500,520,530は、NACK応答する。
 また、第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、第1BDP310のロジカルアドレスが「4」であることを認識して、ACK応答をする(ステップS14)。
 プレイバックデバイスである第2BDP510は、第2無線装置400からのACK応答を認識すると、ロジカルアドレス「4」が既に他機器で取得済みであると判断する。そして、ロジカルアドレス設定情報800に基づいて、プレイバックデバイスに対して設定可能な「8」に対して取得が可能か否かを確認するために、再度、第2CECネットワーク102に対してロジカルアドレスを「8」に設定してポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS15)。
 このポーリングコマンド(取得)処理に対して、第2機器500,520,530は、NACK応答する。
 また、第2ACK応答代替実行部406は、第2CEC側送受信部401を介して、第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、ロジカルアドレスが「8」である第1機器310,320が存在しないことを認識して、その旨のNACK応答する(ステップS16)。
 第2BDP510は、第2機器500,520,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識すると、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
[0037]
 第2DVDR520は、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS17)、第2機器500,510,530からのNACK応答、および、第2無線装置400から第1DVDR320が「1」に設定されている旨を示すACK応答を認識する(ステップS18)。この後、レコーディングデバイスである第2DVDR520は、レコーディングデバイスに対して設定可能な「2」に対して取得が可能か否かを確認するために再度ポーリングコマンド(取得)処理を実施する(ステップS19)。
 そして、第2DVDR520は、第2機器500,510,530、第2無線装置400からのNACK応答を認識して(ステップS20)、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「2」を取得し維持する。
[0038]
 第3DVDR530は、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS21)、第2無線装置400から第1DVDR320が「1」に設定されている旨を示すACK応答を認識する(ステップS22)。次に、第3DVDR530は、「2」に対して取得が可能かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS23)、第2DVDR520が「2」に設定されている旨のACK応答を認識する(ステップS24)。さらに、第3DVDR530は、「9」に対して取得が可能かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施すると(ステップS25)、第2機器500,510,520、第2無線装置400からのNACK応答を認識して(ステップS26)、図8に示すように、自身のロジカルアドレスとして「9」を取得し維持する。
 そして、第2リスト管理部405は、以上の処理に基づいて、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530のロジカルアドレスを「5」、「8」、「2」、「9」に設定した仮第2ロジカルアドレス情報を生成する。
 すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて仮第2ロジカルアドレス情報を生成する。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は、前記監視処理を行わずに処理を終了する。
[0039]
 この後、第2無線装置400は、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530に対して、第2ロジカルアドレス情報212を生成するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS27)。そして、第2リスト管理部405は、第1AVR500、第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530から、「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910のポーリングコマンド(認識)に対してのACK応答が第2CEC側送受信部401において認識されると(ステップS28,S29,S30,S31)、この結果を仮第2ロジカルアドレス情報と照合する。そして、一致すると判断した場合、仮第2ロジカルアドレス情報を第2ロジカルアドレス情報212として有するとともに、第1リスト管理部205からの第1ロジカルアドレス情報211を有する、図5に示すような共有機器リスト210を生成して、第2記憶部404に記憶させる。
 また、このとき一致しなかった場合には、ステップS28を適正回数行うとともに、ホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度処理を行ってもよいし、ステップS28の実施により得られた情報を元に第2ロジカルアドレス情報212としてもよい。また場合によっては、後に述べる「第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作」の処理を行ってもよい。
 そして、前記仮第2ロジカルアドレス情報の生成は省略して、前記一致判断処理を省き第2ロジカルアドレス情報生成を行ってもよい。
 すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、順次行うポーリングコマンド(認識)処理のヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録したロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の結果を関連付けて第2ロジカルアドレス情報212を生成してもよい。
[0040]
 さらに、第2リスト管理部405は、図11に示すように、共有機器リスト210を第1無線装置200の第1リスト管理部205へ送信する(ステップS32)。
 このとき、第1リスト管理部205は、第2ロジカルアドレス情報212を元に、第1CECネットワーク101に対して、第2CECネットワーク102に接続されている各機器の「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910のポーリングコマンド(取得)処理を実施し通知してもよい。このとき、もし第1リスト管理部205が少なくとも「5」、「8」、「2」、「9」のロジカルアドレスのいずれか1つに対して、既に他機器が取得済みである旨のACK応答を認識した場合、再度適正回数確認した後に第1ロジカルアドレス情報211を更新生成して、第2無線装置400の第2リスト管理部405へ送信するとともにその旨を通知する、第2無線装置400は、ホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度処理を行ってもよい。また場合によっては、後に述べる「第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作」の処理を行ってもよい。そして、第1リスト管理部205は、「5」、「8」、「2」、「9」の各ロジカルアドレスのポーリングコマンド(取得)処理において全てNACK応答を認識した場合には、取得できたと認識する。そして、第1無線装置200のDDC_5Vをオフにさせる。
 第1無線装置200の第1リスト管理部205は、共有機器リスト210を第1記憶部204に記憶させる。
 さらに、第1無線装置200は、適正期間経過後にDDC_5Vをオンさせる。
[0041]
 一方、PDP300は、第1無線装置200のDDC_5Vがオフからオンに切り替わったことを認識すると、接続された機器を認識するために、第1CECネットワーク101に対して順次ポーリングコマンド(認識)処理を実施する(ステップS33)。
 そして、第1BDP310、第1DVDR320は、ロジカルアドレスが「4」、「1」に設定されている旨のACK応答をする(ステップS34,S35)。さらに、第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、第1CEC側送受信部201を介して、共有機器リスト210に基づいて、第2DVDR520、第1AVR500、第2BDP510、第3DVDR530のロジカルアドレスが「2」、「5」、「8」、「9」に設定されている旨のACK応答をする(ステップS36,S37,S38,S39)。
 そして、PDP300は、これらのACK応答に基づいて、CECフレームデータ900を送信可能な第1機器310,320、第2機器500,510,520,530と、そのロジカルアドレスとを認識して、図12に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。
[0042]
 〔第1無線装置と第1BDPとが接続、切断されたときの動作〕
 図13は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図14は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図15は、第1無線装置と第1BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図16は、第1無線装置と第1BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
 図13に示すように、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されていない状態では、第1記憶部204には、図15に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図14に示すように、第1BDP310が第1CECネットワーク101に接続されると、プレイバックデバイスである第1BDP310は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「1」、「2」、「8」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。
 第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、第1CEC側送受信部201を介して、このポーリングコマンド(取得)処理に対して、共有機器リスト210に基づいて、第2,第3DVDR520,530がそれぞれ「1」,「2」に設定されている旨のACK応答をし、「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答をする。そして、第1BDP310は、図14に示すように、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
 また、第1リスト管理部205は、図16に示すように、第1BDP310のロジカルアドレスが「8」である旨の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210に加えて更新する。さらに、第1リスト管理部205は、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2リスト管理部405へ送信して、第2記憶部404の共有機器リスト210を更新させる。
[0043]
 すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、
そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第1リスト管理部205は、前記監視処理を行わずに終了する。
 また、このとき、第1CEC側送受信部201は、第1BDP310が本当に「8」を取得したかを再確認のために、ポーリングコマンド(認識)処理を実施してもよい。
[0044]
 また、図13に示すように、この状態から第1BDP310が切断されると、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、変化を認識する術がないため、第1BDP310の切断を認識できない。
 そこで、第1リスト管理部205は、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視する。そして、第1リスト管理部205は、共有機器リスト210に登録されているロジカルアドレスに対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、このNACK応答が続いたロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する。そして、第1リスト管理部205は、例えば、第1BDP310に関するNACK応答を認識すると、図15に示すように、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第2無線装置400へ送信して第2記憶部404に記憶させる。
 また、前記第1リスト管理部205のロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理は省略し、PDP300や第2機器500,510,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第1BDP310の第1ロジカルアドレス情報211を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
 すなわち、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理でない場合、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して、NACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行ってもよい。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第1リスト管理部205は、前記監視処理を行わずに終了する。
[0045]
 〔第2無線装置と第2BDPとが接続、切断されたときの動作〕
 図17は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図18は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図19は、第2無線装置と第2BDPとの接続前、切断後の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。図20は、第2無線装置と第2BDPとの接続後、切断前の共有機器リストの更新状態を示す模式図である。
 図17に示すように、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されていない状態では、第2記憶部404には、図19に示すような共有機器リスト210が記憶されている。そして、図18に示すように、第2BDP510が第2CECネットワーク102に接続されると、プレイバックデバイスである第2BDP510は、ロジカルアドレスを取得するために、設定可能な「1」、「2」、「8」の機器があるかを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。そして、第2BDP510は、第2無線装置400などからの「8」に設定されている機器がない旨のNACK応答を認識して、自身のロジカルアドレスとして「8」を取得し維持する。
 また、第2リスト管理部405は、図20に示すように、第2BDP510に関する第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210に加えて更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200へ送信して第1記憶部204に記憶させる。
 すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、
そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得する為のポーリングコマンド(取得)処理であると判断すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されている受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスと、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視して第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加し、共有機器リスト210を更新する処理を行う。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は前記監視処理を行わずに終了する。
 またこのとき、第2リスト管理部405は第2BDP510が本当に「8」を取得したかを再確認のために、ポーリングコマンド(認識)処理を実施してもよい。
[0046]
 また、図17に示すように、この状態から第2BDP510が切断されると、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、変化を認識する術がないため、第2BDP510の切断を認識できない。このため、第2リスト管理部405は、第1機器300,310や第2機器500,520,530において送受信されるコマンドに対するACK応答やNACK応答を監視して、第2BDP510に対するコマンド送信に対してNACK応答が所定回数続いたことを認識すると、この第2BDP510が存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理を実施する。そして、第2リスト管理部405は、NACK応答を認識すると、図19に示すように、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210から削除して更新するとともに、この更新した共有機器リスト210を必要に応じて第1無線装置200へ送信して第1記憶部204に記憶させる。
 また、前記第2リスト管理部405のロジカルアドレスが存在するか否かを確認するためのポーリングコマンド(認識)処理は省略し、PDP300や第2機器310,500,520,530において送受信されるCECフレームデータ900のコマンドに対する所定回数続いたNACK応答をもって、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212を共有機器リスト210から削除して更新してもよい。
 すなわち、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理でない場合、そのヘッダブロック910の受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを判断する。そして、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されている場合には、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視してNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212から削除し、共有機器リスト210を更新する処理を行ってもよい。このとき、ロジカルアドレス設定情報800に基づく、「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合には、第2リスト管理部405は前記監視処理を行わずに終了する。
[0047]
 〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの動作〕
 図21は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときの各機器の接続状態およびロジカルアドレスの設定状態を示す模式図である。図22は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複してしまったときに生成される共有機器リストを示す模式図である。
 例えば、第1,第2無線装置200,400間での接続タイミング、あるいは、第1機器300,310,320や第2機器500,510,520,530の接続タイミング、さらには、第1,第2CECネットワーク101,102が存在することなどにより、図21に示すように、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」であり、第1DVDR320と第2DVDR520のロジカルアドレスがともに「1」となってしまう可能性も考えられる。
 このとき、第2無線装置400はホットプラグをハイからローに適正期間保持した後に、ステップS11の処理から再度行ってもよいが、処理時間の短縮や簡素化を目的として後述するような手法を行うことも有効である。
 このような場合、第1無線装置200の第1リスト管理部205は、第1機器300,310,320に対する前記のような接続機器認識処理に基づいて、それぞれロジカルアドレスが「0」,「4」,「1」である旨の第1ロジカルアドレス情報211を生成する。
 また、第2無線装置400の第2リスト管理部405は、第2機器500,510,520,530に対する前記のような接続機器認識処理に基づいて、それぞれロジカルアドレスが「5」,「4」,「1」,「2」である旨の第2ロジカルアドレス情報212を生成して、第1リスト管理部205へ送信する。
[0048]
 第1リスト管理部205は、第2ロジカルアドレス情報212を受信すると、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいて、ロジカルアドレスの重複状態を確認する。そして、プレイバックデバイスである第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していると判断すると、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをプレイバックデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換する。この置換の際、ロジカルアドレスを示す数値が小さいものから順に置換できるか否かを判断する。ここでは、まず、「8」に設定されている第1,第2機器300,320,500,520,530が存在するか否かを確認して、存在していないため、第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを「8」に置換すると判断する。
 また、同様にして、第1DVDR320とロジカルアドレスが重複している第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスを、レコーディングデバイスに対して取得可能な他のロジカルアドレスに置換すると判断する。ここでは、まず、「2」に置換可能か否かを確認して、第3DVDR530がすでに取得していることを認識する。そして、第2DVDR520の第2ロジカルアドレス情報212を、この次に小さい「9」に対する未使用確認後に置換すると判断する。
 次に、第1無線装置200は、置換したロジカルアドレスが第1機器300,310,320に利用されているか否かを確認するためのポーリングコマンド(取得)処理を実施する。そして、利用されていないと認識すると、図22に示すように、第1,第2ロジカルアドレス情報211,212と、第2BDP510および第2DVDR520に対応する第2ロジカルアドレス情報212のロジカルアドレスをそれぞれ「8」、「9」に置換する旨の置換後第2ロジカルアドレス情報213と、を有する共有機器リスト210を生成して、第1記憶部204に記憶させる。さらに、この共有機器リスト210を第2リスト管理部405へ送信して、第2記憶部404に記憶させる。
 なお、第2リスト管理部405において、置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成してもよい。
[0049]
 また、PDP300は、第1無線装置200のDDC_5Vのオフ、オン操作により、接続機器の再認識処理が促され、第1無線装置200、第1機器310,320対するポーリングコマンド(認識)処理を実施する。このポーリングコマンド(認識)処理に対して、第1無線装置200は、図22に示す共有機器リスト210に基づいて以下のような処理をする。すなわち、ロジカルアドレスが重複していない第1AVR500、第3DVDR530については、実際に取得されているロジカルアドレスに対応するACK応答をする。一方、ロジカルアドレスが重複している第2BDP510、第2DVDR520については、実際に取得されているロジカルアドレスではなく、置換後第2ロジカルアドレス情報213に記録された置換後のロジカルアドレスに対応するACK応答をする。
 そして、PDP300は、ポーリングコマンド(認識)処理結果に基づいて、図12に示すようなPDP認識リスト301を生成して記憶する。つまり、第2BDP510、第2DVDR520については、実際に取得されているロジカルアドレスと異なるロジカルアドレスが設定されている旨のPDP認識リスト301を記憶する。
[0050]
 〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作〕
 図23は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複していない場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、関連する機器のみ表記している。なお、図23において、〔8〕は、CEC Giveコマンドでは受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを表し、CEC Reportコマンドでは送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスを表している。
 図3および図5に示すように、第1機器300,310,320と第2機器500,510,520,530でロジカルアドレスが重複していない場合、例えば、PDP300は、PDP認識リスト301に基づいて、ロジカルアドレスが「8」に設定されている第2BDP510に対して所定のコマンドを実施させるために、送信側ロジカルアドレス領域911に「0」のロジカルアドレスが記録され、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」のロジカルアドレスが記録されたヘッダブロック910と所定のコマンドに設定されたデータブロック920を備えたCECフレームデータ900を生成する。そして、図23に示すように、このCECフレームデータ900をCEC Giveコマンドとして第1無線装置200へ送信する(ステップS61)。
[0051]
 第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、CEC Giveコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、「8」のロジカルアドレスを取得している第2BDP510が第2無線装置400に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元であるPDP300に対して、第2BDP510がCEC Giveコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、およびデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、第2BDP510の代わりに行う(ステップS62)。なお、CEC Giveコマンドの送信元が第1BDP310や第1DVDR320の場合でも同様の処理が行われる。
 また、第1ACK応答代替実行部206は、CEC Giveコマンドを、第1無線側送受信部202を介して第2無線装置400へ送信する(ステップS63)。
[0052]
 第2無線装置400は、CEC Giveコマンドを受信すると、この受信を確認した旨の無線パケット受信応答を第1無線装置200に対して行う(ステップS64)。また、第2無線装置400は、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」が記録されたCEC Giveコマンドを第2BDP510へ送信する(ステップS65)。
 第2BDP510は、CEC Giveコマンドを受信すると、その旨のACK応答をした後に(ステップS66)、CEC Giveコマンドに対する応答コマンドとして、CEC Giveコマンドの送信元であるPDP300のロジカルアドレスである「0」を受信側ロジカルアドレス領域912に記録し、自身のロジカルアドレスである「8」送信側ロジカルアドレス領域911に記録したヘッダブロック910と、CEC Giveコマンドの実施結果に関するデータブロック920を含むCECフレームデータ900をCEC Reportコマンドとして第2無線装置400へ送信する(ステップS67)。
 第2ACK応答代替実行部406は、CEC Reportコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、「0」のロジカルアドレスを取得しているPDP300が第1無線装置200に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元である第2BDP510に対して、PDP300がCEC Reportコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、およびデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、PDP300の代わりに行うとともに(ステップS68)、CEC Reportコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS69)。
[0053]
 第1無線装置200の第1無線側送受信部202は、第2無線装置400からのCEC ReportコマンドをPDP300へ送信する(ステップS71)。PDP300は、CEC Reportコマンドを受信した旨のACK応答をする(ステップS72)。
[0054]
 〔第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作〕
 図24は、第1機器と第2機器でロジカルアドレスが重複している場合のCECフレームデータの送受信時の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、関連する機器のみ表記している。なお、図24において、〔4〕、〔8〕は、CEC Giveコマンドでは受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを表し、CEC Reportコマンドでは送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスを表している。
 図21および図22に示すように、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合、PDP300は、第2BDP510に対するCEC Giveコマンドを生成する場合、PDP認識リスト301に基づいて、ロジカルアドレスの受信側ロジカルアドレス領域912に「8」を記録する。そして、図24に示すように、このCEC Giveコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS61)。
[0055]
 第1ACK応答代替実行部206は、共有機器リスト210に基づいて、「8」のロジカルアドレスを取得している第2BDP510が第2無線装置400に接続されているか否かを判断する。そして、置換後第2ロジカルアドレス情報213、第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、共有機器リスト210上でロジカルアドレス「8」は第2ロジカルアドレス情報212における「4」に関連付けて置換された第2BDP510である認識すると、送信元であるPDP300に対して、第2BDP510がCEC Giveコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、及びデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、第2BDP510の代わりに行うとともに(ステップS62)、受信側ロジカルアドレス領域912に「8」を記録されたCEC Giveコマンドを第2無線装置400へ送信する(ステップS63)。
[0056]
 第2無線装置400は、CEC Giveコマンドを受信すると、ステップS64の処理をする。また、第2ACK応答代替実行部406は、図22に示す共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、受信側ロジカルアドレス領域912に第2BDP510のロジカルアドレスが「8」と記録されているが、実際の第2BDP510のロジカルアドレスが「4」であることを認識する。そして、第2ACK応答代替実行部406は、受信側ロジカルアドレス領域912の内容を「8」から「4」に置換して、このCEC Giveコマンドを第1AVR500を介して第2BDP510へ送信する(ステップS85)。このとき、受信側ロジカルアドレス領域912の内容が置換されたため、第1AVR500は、ロジカルアドレスが「4」の第2BDP510へCEC Giveコマンドを送信することができる。
 第2BDP510は、CEC Giveコマンドを受信した旨のACK応答をした後に(ステップS86)、CEC Giveコマンドに対する応答コマンドとして、CEC Giveコマンドの送信元であるPDP300のロジカルアドレスである「0」を受信側ロジカルアドレス領域912に記録し、自身のロジカルアドレスである「4」を送信側ロジカルアドレス領域911に記録したヘッダブロック910と、CEC Giveコマンドの実施結果に関するデータブロック920を含むCECフレームデータ900をCEC Reportコマンドとして第2無線装置400へ送信する(ステップS87)。
 第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、CEC Reportコマンドを受信すると、共有機器リスト210の第1ロジカルアドレス情報211に基づいて、「0」のロジカルアドレスを取得しているPDP300が第1無線装置200に接続されているか否かを判断する。そして、接続されていると判断した場合、送信元である第2BDP510に対して、PDP300がCEC Reportコマンドを受信した旨のCECフレームデータ900における、ヘッダブロック910内のACK領域914、及びデータブロック920内のACK領域923のACK応答処理を、PDP300の代わりに行う(ステップS88)。また、第2ACK応答代替実行部406は、置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信側ロジカルアドレス領域911のロジカルアドレスを「4」から「8」に置換して記録し、CEC Reportコマンドを第1無線装置200へ送信する(ステップS69)。
[0057]
 第1無線装置200の第1無線側送受信部202は、第2無線装置400からのCEC ReportコマンドをPDP300へ送信する(ステップS71)。PDP300は、CEC Reportコマンドを受信した旨のACK応答をする(ステップS72)。
 以上の処理により、PDP300は、実際にはロジカルアドレス「4」を取得している第2BDP510が実施した処理を、ロジカルアドレスが「8」の第2BDP510が実施したと認識する。
[0058]
[HDMIシステムの作用効果]
 上述したように、上記実施形態では、以下のような作用効果を奏することができる。
[0059]
 (1)HDMIシステム100の第1無線装置200は、PDP300から例えば第2BDP510に対するCECフレームデータ900を受信すると、受信側ロジカルアドレス領域912、場合によっては置換後第2ロジカルアドレス情報213の内容に基づいて、このCECフレームデータ900の送信先が第2無線装置400に接続された複数の機器のうち第2BDP510であると認識することが可能である。そして、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212、場合によっては置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、この第2BDP510が第2無線装置400に接続されていることを認識すると、第2BDP510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を第2BDP510の代わりに行うとともに、このCECフレームデータ900を第2BDP510へ送信する。
 このため、送信対象となりうる第2機器500,510,520,530が複数ある場合でも、PDP300は、CECフレームデータ900を実際に受信する第2BDP510からと見なせるACK応答を第1ACK応答代替実行部206から応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900を第2BDP510に適切に送信できる。また、第2機器500,510,520,530に対して個別に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第2機器500,510,520,530の構成の複雑化を招くことがない。
[0060]
 (2)第1無線装置200の第1ACK応答代替実行部206は、接続されている第1機器300,310,320のうちいずれかからCECフレームデータ900を受信すると、共有機器リスト210に基づいて第2無線装置400に接続されている機器を送信先としているCECフレームデータ900と判断した場合、このCECフレームデータ900の送信元にACK応答する。
 このため、第1ACK応答代替実行部206は、送信元となりうる第1機器300,310,320などが複数ある場合でも、送信先の第2機器500,510,520,530がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を正確にかつ応答性よく実行できる。
[0061]
 (3)第1無線装置200の第1リスト管理部205は、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複していることを認識すると、第2BDP510の第2ロジカルアドレス情報212の「4」に対して関連付けて他の取得可能なロジカルアドレスに置換すると判断して、置換用のロジカルアドレス、例えば「8」を取得する。そして、その旨の置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する。さらに、この共有機器リスト210を第2無線装置400へ送信する。そして、例えば、PDP300が受信側ロジカルアドレス領域912における送信先のロジカルアドレスを「8」に設定したCECフレームデータ900を送信した場合、第1ACK応答代替実行部206は、ロジカルアドレスが「8」の第2BDP510がコマンドを受信した旨のACK応答をする。さらに、第1無線側送受信部202は、第2無線装置400を介してCECフレームデータ900を送信して、共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信先が「8」に設定された受信側ロジカルアドレス領域912をロジカルアドレス「4」に置換して第2BDP510に受信させる。
 このため、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合でも、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスの変更をすることなく、PDP300に送信先である第2BDP510が受信したと見なせるACK応答を実行できるとともに、CECフレームデータ900を第2BDP510に受信させることができる。
[0062]
 (4)第1無線装置200の第1リスト管理部205は、電力が供給されて電源がオフからオンに切り替わると、第1無線装置200に接続された第1機器300,310,320などを認識して、第1ロジカルアドレス情報211を新たに生成する。そして、この第1ロジカルアドレス情報211を第2無線装置400へ送信する。
 このため、第1,第2無線装置200,400は、第1無線装置200の電源がオンされるたびに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
[0063]
 (5)第1リスト管理部205は、第1CECネットワーク101に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理なのか、ブロードキャストに送信されたコマンド(「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)なのか、それ以外のコマンドなのか、を判断する。
 そして、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理の場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されているかの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視し、第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加する。
 また、ブロードキャストに送信されたコマンドの場合には、前記監視処理は行わずに終了する。
 さらに、前記した以外のコマンドの場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第1ロジカルアドレス情報211に登録されているか否かの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視する。
 このため、第1ロジカルアドレス情報211に未登録、かつACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211に追加し、第1ロジカルアドレス情報211に登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第1ロジカルアドレス情報211から削除するというように、共有機器リスト210を更新する処理を行うことができる。したがって、この共有機器リスト210を第2無線装置400へ送信することにより、常に最新の接続状態を反映することができ、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
[0064]
 (6)第2無線装置400の第2ACK応答代替実行部406は、接続されている第2機器500,510,520,530のうちいずれかからCECフレームデータ900を受信すると、共有機器リスト210に基づいて第1無線装置200に接続されている機器を送信先としているCECフレームデータ900と判断した場合、このCECフレームデータ900の送信元にACK応答する。
 このため、第2ACK応答代替実行部406は、送信元となりうる第2機器500,510,520,530などが複数ある場合でも、送信先の第1機器300,310,320がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を正確にかつ応答性よく実行できる。
[0065]
 (7)第2無線装置200の第2ACK応答代替実行部406は、例えば、第2BDP510が送信側ロジカルアドレス領域911における送信元のロジカルアドレスを「4」に設定したCECフレームデータ900を送信した場合、共有機器リスト210の置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づいて、送信先が「4」に設定された送信側ロジカルアドレス領域911をロジカルアドレス「8」に置換してPDP300に受信させる。
 このため、例えば第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスがともに「4」で重複している場合でも、第1BDP310と第2BDP510のロジカルアドレスの変更をすることなく、PDP300に送信元である第2BDP510からのCECフレームデータ900を受信させることができる。
[0066]
 (8)第2リスト管理部405は、第2CECネットワーク102に接続されている機器から送信されるCECフレームデータ900を受信すると、そのヘッダブロック910の送信側ロジカルアドレス領域911に記録されているロジカルアドレスと受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識する。そして、そのCECフレームデータ900が自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理なのか、ブロードキャストに送信されたコマンド(「15」UNREGISTERED/BRORDCASTが受信側ロジカルアドレス領域912に記録されている場合)なのか、それ以外のコマンドなのか、を判断する。
 そして、自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理の場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されているかの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視し、第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加する。
 また、ブロードキャストに送信されたコマンドの場合には、前記監視処理は行わずに終了する。
 さらに、前記した以外のコマンドの場合には、受信側ロジカルアドレス領域912に記録されているロジカルアドレスを認識し、それが第2ロジカルアドレス情報212に登録されているか否かの判断を行うとともに、ACK領域914のACK応答、NACK応答の状態を監視する。
 このため、第2ロジカルアドレス情報212に未登録、かつACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212に追加し、第2ロジカルアドレス情報212に登録、かつNACK応答の場合には、ロジカルアドレスに関連付けて第2ロジカルアドレス情報212から削除するというように、共有機器リスト210を更新する処理を行うことができる。したがって、この共有機器リスト210を第1無線装置200へ送信することにより、常に最新の接続状態を反映することができ、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
[0067]
 (9)第2無線装置400の第2リスト管理部405は、電力が供給されて電源がオフからオンに切り替わると、第2無線装置400に接続された第2機器500,510,520,530などを認識して、第2ロジカルアドレス情報212を新たに生成する。そして、この第2ロジカルアドレス情報212を第1無線装置200へ送信する。
 このため、第1,第2無線装置200,400は、第2無線装置400の電源がオンされるたびに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、CECフレームデータ900の送受信処理を確実に実施できる。
[0068]
 (10)第2リスト管理部405は、電源がオフからオンに切り替わり、かつ、第1無線装置200との接続が確立していると判断すると、第2無線装置400に接続された第2機器500,510,520,530を認識して、第2ロジカルアドレス情報212を新たに生成する。
 このため、第2リスト管理部405は、第2無線装置400の電源がオンされ、かつ、第1無線装置200との接続が確立されたときに、最新の接続状態を反映した第2ロジカルアドレス情報212を生成するので、第1無線装置200の電源がオフで各種データを受信できないときに第2ロジカルアドレス情報212を生成して送信してしまうという無駄な処理を実施することがなくなる。
[0069]
[実施形態の変形]
 なお、本発明は、上述した第1,第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
[0070]
 すなわち、第1CECネットワーク101をPDP300のみで構成してもよいし、第2CECネットワーク102を第2BDP510、第2DVDR520、第3DVDR530のうちのいずれか1個のみで構成してもよい。
 また、第1,第2CECネットワーク101,102の接続機器を上記実施形態以上に接続してもよい。
 また、第1無線装置200、第2無線装置400において、CEC信号ライン103と接続される第1CEC側送受信部201、第2CEC側送受信部401に対する有線媒体接続コネクタは1つに限らず、複数有する構成としてもよい。例えば、有線媒体にHDMIケーブルを使用する場合には、第1無線装置200、第2無線装置400はHDMIコネクタを複数有する構成としてもよい。
 また、第1無線装置200による、DDC_5Vをオフ、適正期間経過後にDDC_5Vをオンの処理は、省略してもよい。
 また、第1,第2リスト管理部205,405において第1機器300,310,320や第2機器500,510,520,530が切断された変化を認識する術が無いと前記したが以下のようにしてもよい。すなわち、第1,第2リスト管理部205,405が定期的にそれぞれ第1,第2ロジカルアドレス情報211,212に基づいたロジカルアドレスを、受信側ロジカルアドレス領域912に記録したヘッダブロック910で構成されるCECフレームデータ900のポーリングコマンド(認識)処理を、第1,第2CECネットワーク101,102に送信し、切断変化を認識してもよい。
 また、第1,第2無線装置200,400から意図的に送信するポーリングコマンドは自身のロジカルアドレスを取得するためのポーリングコマンド(取得)処理、もしくは、接続機器を認識する為のポーリングコマンド(認識)処理どちらも同一の結果が得られるため、どちらかのコマンドに限定するものではない。
[0071]
 また、第1リスト管理部205に置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する機能を設けなくてもよい。さらに、置換後第2ロジカルアドレス情報213を有する共有機器リスト210を生成する機能を第2無線装置400に設けてもよい。
 また、CECフレームデータ900の送受信の際に、置換後第2ロジカルアドレス情報213に基づき受信側ロジカルアドレス領域912の内容を置換する機能を、第1無線装置200に設けてもよい。
 さらに、ステップS27~S31の処理を実施せずに、仮第2ロジカルアドレス情報を第2ロジカルアドレス情報212として適用してもよい。
 また、第2無線装置400により、電源がオンされた後でありかつ接続確立をする前に、第2ロジカルアドレス情報212の生成処理を開始してもよい。また、第2無線装置400の電源がオンされても、第2ロジカルアドレス情報212の生成処理を実施しなくてもよい。
 また、置換処理を行う情報はロジカルアドレスのみに限らずその他、各接続機器特有の情報、例えばフィジカルアドレスなどもにも適用してもよい。
 また、第1無線装置200と第2無線装置400の間での各種データの送受信に、光ファイバーやHDMIケーブルなどの有線媒体を適用してもよい。
[0072]
 また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
[0073]
 その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[0074]
[実施形態の効果]
 上述したように、上記実施形態では、第1無線装置200は、PDP300からCECフレームデータ900を受信すると、受信側ロジカルアドレス領域912の内容に基づいて、このCECフレームデータ900の送信先が第2無線装置400に接続された複数の機器のうち第2BDP510であると認識する。そして、共有機器リスト210の第2ロジカルアドレス情報212に基づいて、この第2BDP510が第2無線装置400に接続されていることを認識すると、第2BDP510がCECフレームデータ900を受信した旨のACK応答を第2BDP510の代わりに実行するとともに、このCECフレームデータ900を第2BDP510へ送信する。
 このため、送信対象となりうる第2機器500,510,520,530が複数ある場合でも、PDP300は、CECフレームデータ900を実際に受信する第2BDP510からと見なせるACK応答を第1ACK応答代替実行部206から応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900を第2BDP510に適切に送信できる。また、第2機器500,510,520,530に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第2機器500,510,520,530の構成の複雑化を招くことがない。
 また、送受信の流れが上記とは逆となる場合、すなわち第2BDP510が送信側、PDP300が受信側となる場合であっても、第2無線装置400が第1無線装置200と
同様の動作を行うことにより、送信対象となりうる第1機器300,310,320が複数ある場合でも、第2BDP510は、CECフレームデータ900を実際に受信するPDP300からと見なせるACK応答を応答性よく受信でき、かつ、CECフレームデータ900をPDP300に適切に送信できる。
 そしてまた、第1機器300,310,320に無線媒体Mを利用可能な機能を設ける必要がなく、第1機器300,310,320の構成の複雑化を招くことがない。

産業上の利用可能性

[0075]
 本発明は、データ処理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体として利用できる。

請求の範囲

[1]
 送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器のうちの所定の第2機器へ送信するデータ処理装置であって、
 前記第1機器から前記処理データを受信するデータ受信部と、
 このデータ受信部で処理データを受信すると、前記処理データを前記第2機器情報で特定される前記第2機器で受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行するACK応答代替実行部と、
 前記データ受信部で受信した処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ送信するデータ送信部と、
 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
[2]
 請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記複数の第2機器を特定する第2機器情報を記憶する処理側記憶部を具備し、
 前記処理データが有する前記第2機器情報が前記処理側記憶部に含まれるとき、前記ACK応答代替実行部は、前記ACK応答を実行し、前記データ送信部は、前記データ受信部で受信した処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ送信する
 ことを特徴とするデータ処理装置。
[3]
 請求項2に記載のデータ処理装置において、
 前記処理側記憶部は、前記第1機器を特定する第1機器情報を記憶し、
 この処理側記憶部に第1機器情報と内容が同一の第2機器情報が存在することを認識すると、この内容が同一の第2機器情報を他の内容に置換した置換後の第2機器情報を前記内容が同一の第2機器情報と関連付けて処理側記憶部に記憶させる置換後情報関連処理部と、を具備し、
 前記第1機器は、前記置換後の第2機器情報に関連付けられていない未置換の前記第2機器情報または前記置換後の第2機器情報を有する処理データを送信し、
 前記ACK応答代替実行部は、
 前記データ受信部で受信された処理データが前記未置換の第2機器情報を有している場合、この未置換の第2機器情報で特定される第2機器が処理データを受信した旨の前記ACK応答を実行し、
 前記置換後の第2機器情報を有している場合、この置換後の第2機器情報に関連付けられた第2機器情報で特定される第2機器が処理データを受信した旨の前記ACK応答を実行し、
 前記データ送信部は、
 前記受信された処理データが前記未置換の第2機器情報を有している場合、この未置換の第2機器情報で特定される第2機器へ処理データを送信し、
 前記置換後の第2機器情報を有している場合、この置換後の第2機器情報に関連付けられた第2機器情報で特定される第2機器へ処理データを送信する
 ことを特徴とするデータ処理装置。
[4]
 送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器に接続され、前記処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ転送するデータ転送部を備えたデータ転送装置と、
 前記第1機器および前記データ転送装置に接続され、前記第1機器からの処理データを前記データ転送装置を介して前記第2機器へ送信する請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置と、
 を具備したことを特徴とするデータ処理システム。
[5]
 請求項4に記載のデータ処理システムにおいて、
 前記データ転送装置および前記データ処理装置のうち一方には、
 前記第1機器を特定する第1機器情報および前記第2機器を特定する第2機器情報を記憶する記憶部と、
 この記憶部に第1機器情報と内容が同一の第2機器情報が存在することを認識すると、この内容が同一の第2機器情報を他の内容に置換した置換後の第2機器情報を前記内容が同一の第2機器情報と関連付けて記憶部に記憶させる置換後情報関連処理部と、が設けられた
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[6]
 請求項5に記載のデータ処理システムにおいて、
 前記記憶部および前記置換後情報関連処理部は、前記データ処理装置に設けられ、
 前記データ送信部は、前記受信された処理データが前記未置換の第2機器情報を有している場合、この処理データを前記データ転送装置へ送信し、前記置換後の第2機器情報を有している場合、この処理データの置換後の第2機器情報をこの置換後の第2機器情報に関連付けられた第2機器情報に置換して前記データ転送装置へ送信する
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[7]
 請求項5に記載のデータ処理システムにおいて、
 前記記憶部および前記置換後情報関連処理部は、前記データ転送装置に設けられ、
 前記データ処理装置は、前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を具備し、
 前記置換後情報関連処理部は、前記置換後の第2機器情報を前記内容が同一の第2機器情報と関連付けて記憶部および処理側記憶部に記憶させ、
 前記ACK応答代替実行部は、
 前記データ受信部で受信された処理データが前記未置換の第2機器情報を有している場合、この未置換の第2機器情報で特定される第2機器が処理データを受信した旨の前記ACK応答を実行し、
 前記置換後の第2機器情報を有している場合、この置換後の第2機器情報に関連付けられた第2機器情報で特定される第2機器が処理データを受信した旨の前記ACK応答を実行し、
 前記データ送信部は、前記受信された処理データを前記データ転送装置へ送信し、
 前記データ転送部は、
 前記送信された処理データが前記未置換の第2機器情報を有している場合、この未置換の第2機器情報で特定される第2機器へ処理データを転送し、
 前記置換後の第2機器情報を有している場合、この処理データの置換後の第2機器情報に関連付けられた第2機器情報で特定される第2機器へ処理データを転送する
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[8]
 請求項4から請求項7のいずれかに記載のデータ処理システムにおいて、
 前記データ転送装置は、電力が供給されたことを認識すると、前記複数の第2機器を確認して、この確認した複数の第2機器に関する複数の前記第2機器情報を生成して前記データ処理装置へ送信する第2機器情報生成部を具備し、
 前記データ処理装置は、前記第2機器情報生成部から送信される前記第2機器情報を記憶する処理側記憶部を具備した
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[9]
 請求項8に記載のデータ処理システムにおいて、
 前記第2機器情報生成部は、前記データ処理装置に接続されていることを認識すると、前記第2機器情報を生成する
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[10]
 請求項8または請求項9に記載のデータ処理システムにおいて、
 前記第2機器情報生成部は、前記複数の第2機器のいずれかに接続関係の変更があったことを検出すると、前記第2機器情報を生成する
 ことを特徴とするデータ処理システム。
[11]
 演算手段により、送信先である第2機器を特定する第2機器情報を有するCECフレームデータを第1機器から処理データとして受信して、前記処理データに基づく処理を実施可能な複数の第2機器のうちの所定の第2機器へ送信するデータ処理方法であって、
 前記演算手段は、
 前記第1機器から前記処理データを受信するデータ受信工程と、
 このデータ受信工程で処理データを受信すると、前記処理データを前記第2機器情報で特定される前記第2機器で受信した旨のACK応答を前記第2機器の代わりに実行するACK応答代替実行工程と、
 前記データ受信工程で受信した処理データを前記第2機器情報で特定される第2機器へ送信するデータ送信工程と、
 を実施することを特徴とするデータ処理方法。
[12]
 請求項11に記載のデータ処理方法を演算手段に実行させる
 ことを特徴とするデータ処理プログラム。
[13]
 演算手段を請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ処理装置として機能させる
 ことを特徴とするデータ処理プログラム。
[14]
 請求項12または請求項13に記載のデータ処理プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
 ことを特徴とするデータ処理プログラムを記録した記録媒体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]

[ 図 23]

[ 図 24]