処理中

しばらくお待ちください...

設定

設定

出願の表示

1. WO2009047922 - ワイヤハーネス用のプロテクタ

Document

明 細 書

発明の名称 ワイヤハーネス用のプロテクタ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013   0014  

発明を実施するための最良の形態

0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027  

請求の範囲

1   2  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

ワイヤハーネス用のプロテクタ

技術分野

[0001]
 本発明は、ワイヤハーネス用のプロテクタに関し、詳しくは、自動車に配索されるワイヤハーネスの一部に外装するプロテクタ内にチェックコネクタを収容し、チェックコネクタの導通検査時にチェックコネクタをプロテクタより取り出し、導通検査後はプロテクタ内に収容するものである。

背景技術

[0002]
 従来、自動車に配索されるワイヤハーネスは、配索経路の近傍に干渉物がある箇所や、ワイヤハーネスの配索経路を規制する必要がある箇所に、樹脂製のプロテクタを外装して、ワイヤハーネスの保護や経路規制を図っている。また、該プロテクタ内に、ワイヤハーネスの導通検査用のチェックコネクタを収容している場合がある。
[0003]
 例えば、本出願人は特開平8-223737号公報(特許文献1)において、この種のプロテクタを提供しており、該プロテクタ1は、図7(A)に示すように、プロテクタ本体1の電線貫通空間1aを比較的大容積に形成し、該電線挿通空間1a内にワイヤハーネスを構成する電線群wと共にチェックコネクタCを挿入する一方、プロテクタ本体1を閉鎖する蓋2の中央部に開閉蓋2aをくりぬき状に設け、該開閉蓋2aの内面にコネクタホルダ3を突設し、チェックコネクタCをコネクタホルダ3で保持している。
 チェックコネクタCの導通検査時には、図7(B)に示すように、開閉蓋2aを開いて、導通検査用コネクタ4を開閉蓋2aに保持されたチェックコネクタCに嵌合させて導通検査し、検査後は開閉蓋2aを閉じてチェックコネクタCをプロテクタ内部に収容している。
[0004]
 前記構成とすると、チェックコネクタの導通検査時に開閉蓋を開くのみで導通検査が行え、検査後は開閉蓋を閉じるだけで開閉蓋を取り外す必要がない利点を有している。
 しかしながら、ワイヤハーネスの各電線の長さは、端末に接続したコネクタを相手側コネクタと接続するに必要な長さより若干長く設定していると共に、配線時における安全性も考慮して必要寸法よりも長く設定している。一方、自動車への配線状態では外部干渉材との干渉を防止するため電線をダブらせないように配線するため、各電線の余長部はプロテクタ内で吸収させている。一方、プロテクタは出来るだけ小型化し、大型化するのを抑制しているため、プロテクタ内部には、電線群が真っすぐに整然と挿通せず、多数の電線群が密集して収容されている場合が多い。
 よって、特許文献1に開示されたように、チェックコネクタを端末に接続した電線を、他の電線と一緒にプロテクタ内部に収容していると他の電線に絡みあって、チェックコネクタを接続した電線が容易に引き出せない状態になる場合がある。その場合、開閉蓋2aを開いても、チェックコネクタと共に電線を容易に引く出すことができず、チェックコネクタから電線端末の端子が抜け出す可能性もある。
[0005]
 さらに、開閉蓋を閉じてチェックコネクタが電線群と共にプロテクタ内に収容された状態において、チェックコネクタが電線群を押圧して電線群に損傷を与える恐れもあり、かつ、導通検査時にチェックコネクタをプロテクタ内に収容するとき、他の電線群を押しのけて押し込む必要がある。
 かつ、蓋2の中央部に開閉蓋2aを設けているため、導通検査後に開閉蓋2aを閉じて、蓋2にロック結合して開閉蓋2aがしっかりと固定する必要があるが、ロック結合部を設けた場合、蓋の下方には電線群が存在するため、ロックがかかりにくくなる問題もある。
[0006]
 また、導通検査用のコネクタは、導通検査装置に固定されている場合もあり、この場合は、プロテクタの蓋に保持されたチェックコネクタをホルダーから取り外して導通検査用のコネクタ位置まで引き出す必要がある。其の際、ホルダーからチェックコネクタを取り外す必要があると共に、導通検査後は再度ホルダーにチェックコネクタを取り付ける作業が必要となり、作業性が悪くなる。かつ、チェックコネクタに接続した電線も引く出す必要があり、このとき、前記と同様に、他の電線群と絡みあって容易に引き出せない問題がある。
[0007]
特許文献1 : 特開平8-223737号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0008]
 本発明は、前記した問題を解消し、プロテクタ内に収容したチェックコネクタを容易に導通検査できると共に、導通検査後にプロテクタ内に容易に収容できるようにすることを課題としている。

課題を解決するための手段

[0009]
 前記課題を解決するため、本発明は、底壁と、該底壁の幅方向の両端から側壁が突設して上面開口とし、該底壁と両側壁に挟まれて空間をワイヤハーネス貫通空間としている樹脂成形品の本体ケースと、前記上面開口を樹脂成形品の蓋で閉鎖してなる自動車用ワイヤハーネスのプロテクタであって、
 前記本体ケースの一方の側壁の外面の一部に、上面開口のチェックコネクタ収容部を突設して付設すると共に、該チェックコネクタ収容部と本体ケースのワイヤハーネス貫通空間とを連通する電線挿通開口を前記側壁に設けている一方、
 前記蓋は前記ワイヤハーネス貫通空間を閉鎖する蓋本体部の一側部に薄肉ヒンジ部を介して前記チェックコネクタ収容部の上面開口を開閉する開閉蓋を付設し、
 チェックコネクタを端末に接続した電線を前記ワイヤハーネスの電線群と共に前記ワイヤハーネス貫通空間に挿入すると共に、前記電線挿通開口位置で分離してチェックコネクタ収容部へ通してチェックコネクタをチェックコネクタ収容部に収容しており、
 チェックコネクタの導通検査時には、前記開閉蓋を開いてチェックコネクタを取り出し、導通検査後はチェックコネクタ収容部に戻して前記開閉蓋を閉鎖しているワイヤハーネス用のプロテクタを提供している。
[0010]
 前記のように、本発明のプロテクタは、チェックコネクタ収容部をワイヤハーネス貫通空間とは別に設け、チェックコネクタを言わば別部屋に収容し、該チェックコネクタを接続した電線を、他のワイヤハーネスの電線群とは予め分離させてチェックコネクタを導通検査時にプロテクタから引き出し易くすると共に、導通検査後には他の電線群を押しのけて収容する必要がなく、チェックコネクタのプロテクタへの収容が容易になり、かつ、他の電線に損傷を与える恐れもない。
 さらに、導通検査用コネクタが検査装置側に固定されている場合、チェックコネクタをプロテクタから引き出すだけでよく、其の際、チェックコネクタに接続した電線も別部屋のチェックコネクタ収容部に収容しているため、十分な長さとして余長を持たせておいても、他の電線と絡みつくことがなく、チェックコネクタのプロテクタからの引き出しと導通検査後の収容とを簡単に行うことができる。
[0011]
 前記チェックコネクタ収容部は、前記本体ケースの底壁から延在する底壁と、前記側壁から突出する周壁とからなる底面閉鎖の略矩形枠状とし、該周壁と前記開閉蓋の周縁との間にロック結合部を設けている。
 前記蓋のワイヤハーネス貫通空間を閉鎖する部分も、該蓋の周縁と本体ケースの側壁との間にロック結合部を設けている。
 前記開閉蓋のロックは導通検査後に行い、他のワイヤハーネス貫通空間を閉鎖する部分では導通検査前にロックしておくことが好ましい。

発明の効果

[0012]
 前述したように、本発明のプロテクタでは、チェックコネクタ収容部をワイヤハーネスの電線群を収容するワイヤハーネス貫通空間とは別部屋として設け、該チェックコネクタ収容部にチェックコネクタを収容しておくと共に、該チェックコネクタに接続した電線もワイヤハーネスの他の電線とは予め分離してチェックコネクタ収容空間に収容している。また、チェックコネクタ収容部を本体ケースの一側部に設けているため、該チェックコネクタ収容部を開閉する開閉蓋は蓋本体部の一側部に薄肉ヒンジ部を介して設けているため、導通検査後にチェックコネクタをチェックコネクタ収容部に収容した後に開閉蓋をロック結合する際に、他の電線群と関係なくロック結合を容易かつ確実に行うことができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明の実施形態のプロテクタにワイヤハーネスを挿通した状態の斜視図である。
[図2] プロテクタに収容したチェックコネクタを導通検査するため、開閉蓋を開いた状態を示す斜視図である。
[図3] プロテクタの本体ケースを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
[図4] プロテクタの蓋の平面図である。
[図5] プロテクタの本体ケース内に挿通したワイヤハーネスを示す平面図である。
[図6] チェックコネクタをプロテクタから引き出して導通検査している状態を示す斜視図である。
[図7] (A)(B)は従来例を示す図面である。

符号の説明

[0014]
10 プロテクタ
11 本体ケース
 11a 底壁
 11b、11c 側壁
12 蓋
 12a 蓋本体部
 12b 薄肉ヒンジ部
 12c 開閉蓋
13 ワイヤハーネス貫通空間
14 仕切壁
15 チェックコネクタ収容部
 15b 周壁
 15c 電線挿通開口
20 チェックコネクタ
31 導通検査用コネクタ
W/H ワイヤハーネス
w ワイヤハーネスの電線群
w1 チェックコネクタと接続した電線

発明を実施するための最良の形態

[0015]
 以下、本発明のプロテクタの実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
 自動車に配索するワイヤハーネスW/Hの所要領域に外装するプロテクタ10は、樹脂成形品からなる本体ケース11と、蓋12とからなる。本実施形態のプロテクタ10はエンジンルーム内に配索するワイヤハーネスに外装している。
[0016]
 本体ケース11は、底壁11aと、該底壁11aの幅方向の両端から側壁11b、11cが突設して上面開口とし、かつ、長さ方向の両端は開口して、ワイヤハーネスW/Hの電線群wの入口11d、出口11eとし、両側壁11b、11cに挟まれて空間をワイヤハーネス貫通空間13としている。
[0017]
 本体ケース11の側壁11bの長さ方向の中間部の外面に、上面開口のチェックコネクタ収容部15を一体的に突設して付設している。該チェックコネクタ収容部15は、本体ケースの底壁11aから延在する底壁15aと、前記側壁11bから突出する周壁15bと、前記側壁11bとで囲んで形成している。
 前記チェックコネクタ収容部15とワイヤハーネス貫通空間13とを仕切る部分の側壁11bは仕切壁16となり、該仕切壁16のワイヤハーネス挿入側の先端には上端から切り欠いて形成した電線挿通開口15cを設け、該電線挿通開口15cを介してワイヤハーネス貫通空間13とチェックコネクタ収容部15とを連通し、チェックコネクタ20に接続した電線w1を通すようにしている。かつ、該電線挿通開口15cと対向する周壁は電線挿通用の傾斜壁15b-1としている。該傾斜壁15b-1で囲まれた部分をチェックコネクタ接続電線w1の挿通部15-1とし、前記仕切壁16と周壁15bに囲まれた略矩形枠部のチェックコネクタ配置部15-2と連通させている。該チェックコネクタ配置部15-2はチェックコネクタ20を収容した状態でガタつきなく保持できる大きさとしている。
[0018]
 前記本体ケース11の側壁11a、11bの外面には所要位置に蓋12とのロック結合するロック枠11fを突設している。また、チェックコネクタ収容部15の周壁15bの外面にもロック枠15dを設けている。
[0019]
 蓋12は、ワイヤハーネス貫通空間12を閉鎖する蓋本体部12aの一側部に薄肉ヒンジ部12bを介して前記チェックコネクタ収容部15の上面開口を開閉する開閉蓋12cを付設している。
 前記薄肉ヒンジ部12bは仕切壁16となる側壁11bの上端に対応して位置させている。
[0020]
 蓋12の蓋本体部12aの幅方向の両端には本体ケース11のロック枠11fとロック結合するロック爪12dを設けていると共に、開閉蓋12cの端縁にもチェックコネクタ収容部15のロック枠15dとロック結合するロック爪12eを設けている。 
[0021]
 本実施形態のプロテクタ10では、自動車への設置位置との関係で、本体ケース11は略「く」字形状に湾曲させ、かつ、入口11dには湾曲させたテープ巻き部11gを水平方向に突設する一方、出口11eに近接した部分の底壁11aが上向きに傾斜させると共に出口11eには上向きに傾斜させたテープ巻き部11hを突設している。
 さらに、入口11dに近接した位置の側壁11bの外面から車体側への固定部11kを上方へ突出して設けている。また、側壁11cから下方へ突出した保護壁11iを突設し、該保護壁11iを外部干渉材(図示せず)との干渉防止用等としている。かつ、該保護壁11iの出口11e側の下端に車体側への固定部11jを設けている。
[0022]
 次に、プロテクタ10へのワイヤハーネスW/Hの取付方法およびチェックコネクタ20の導通検査について説明する。
[0023]
 プロテクタ10で外装するワイヤハーネスW/Hを構成する電線群wは、本体ケース11の入口11dから出口11eへと貫通して、ワイヤハーネス貫通空間13に挿通する。
 ワイヤハーネスW/Hの電線群wと共に集束しているチェックコネクタ20を端末に接続した電線w1も入口11dからワイヤハーネス貫通空間13内に挿入し、電線挿通開口15cの位置で、他の電線群wとは分離して電線挿通開口15cを通し、先端のチェックコネクタ20をチェックコネクタ収容部15のコネクタ配置部15-2に収容している。
[0024]
 このようにワイヤハーネスを本体ケース11に収容した後、前記電線群wを入口11dと出口11eのテープ巻き部11g、11hとテープ巻き固定している。
 さらに、本体ケース11に蓋12を被せ、蓋本体部12aのロック爪12dを本体ケース11のロック枠11fとロック結合している。一方、開閉蓋12cのロック爪12dは
チェックコネクタ収容部15のロック枠15dとはロック結合していない。
 この状態で、図1に示すプロテクタ10で外装したワイヤハーネスW/Hの組み立てが終了する。
[0025]
 前記ワイヤハーネスを導通検査工程において、チェックコネクタ20を導通検査装置30の導通検査用コネクタ31に接続して導通検査する際、図2に示すように、開閉蓋12cを薄肉ヒンジ部12bを支点として開く。ついで、図6に示すように、チェックコネクタ20を電線w1と共にチェックコネクタ収容部15より引き出し、導通検査装置30の導通検査用コネクタ31と嵌合する。
[0026]
 導通検査後に、チェックコネクタ20をチェックコネクタ収容部15内に電線w1と共に戻して収容し、開閉蓋12を被せ閉鎖する。ついで、開閉蓋12のロック爪12fを本体ケース11のロック枠15dとロック結合している。
[0027]
 前記チェックコネクタ20の導通検査時に、開閉蓋12cを開いてチェックコネクタ20を引き出す際、チェックコネクタ20を端末に接続した電線w1はワイヤハーネスの他の電線群wと予め分離してチェックコネクタ収容部15内に収容しているため、他の電線wと絡み合っていることはなく、チェックコネクタ20をスムーズに導通検査装置30側へと引き出すことができる。
 また、導通検査後にチェックコネクタ20および電線w1をプロテクタ10内に戻して収容する際、チェックコネクタ20は空となっているチェックコネクタ収容部15内に収容するため、他の電線群wを押しのけて押し込む必要はない。
 かつ、チェックコネクタ20および電線w1を収容後に開閉蓋12cを閉じて本体ケースのチェックコネクタ収容部15の周壁15bとロック結合する際、ロック結合部が周壁15bの外面に位置するため、電線と干渉することなく、容易かつ確実にロック結合することができる。

請求の範囲

[1]
 底壁と、該底壁の幅方向の両端から側壁が突設して上面開口とし、該底壁と両側壁に挟まれて空間をワイヤハーネス貫通空間としている樹脂成形品の本体ケースと、前記上面開口を樹脂成形品の蓋で閉鎖してなる自動車用ワイヤハーネスのプロテクタであって、
 前記本体ケースの一方の側壁の外面の一部に、上面開口のチェックコネクタ収容部を突設して付設すると共に、該チェックコネクタ収容部と本体ケースのワイヤハーネス貫通空間とを連通する電線挿通開口を前記側壁に設けている一方、
 前記蓋は前記ワイヤハーネス貫通空間を閉鎖する蓋本体部の一側部に薄肉ヒンジ部を介して前記チェックコネクタ収容部の上面開口を開閉する開閉蓋を付設し、
 チェックコネクタを端末に接続した電線を前記ワイヤハーネスの電線群と共に前記ワイヤハーネス貫通空間に挿入すると共に、前記電線挿通開口位置で分離してチェックコネクタ収容部へ通してチェックコネクタをチェックコネクタ収容部に収容しており、
 チェックコネクタの導通検査時には、前記開閉蓋を開いてチェックコネクタを取り出し、導通検査後はチェックコネクタ収容部に戻して前記開閉蓋を閉鎖しているワイヤハーネス用のプロテクタ。
[2]
 前記チェックコネクタ収容部は、前記本体ケースの底壁から延在する底壁と、前記側壁から突出する周壁とからなる底面閉鎖の略矩形枠状とし、該周壁と前記開閉蓋の周縁との間にロック結合部を設けている請求項1に記載のワイヤハーネス用のプロテクタ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]