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1. (WO2008129685) バンプストッパ
Document

明 細 書

発明の名称 バンプストッパ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0007  

課題を解決するための手段

0008   0009  

発明の効果

0010   0011   0012  

図面の簡単な説明

0013   0014  

発明を実施するための最良の形態

0015  

実施例

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024  

請求の範囲

1   2  

図面

1   2   3   4   5  

明 細 書

バンプストッパ

技術分野

[0001]
 本発明は、車両用サスペンションまたはショックアブソーバ等に用いられるバンプストッパに関するものである。

背景技術

[0002]
 車輪を回転自在に支持するナックルをサスペンションアームを介して車体に上下動自在に支持する車両用サスペンション装置においては、車体側にバンプストッパが使用されている。すなわちバンプストッパは、車体側に装着されて、サスペンションアームの上面に設けた衝突面に当接可能に対向しており、車体が懸架ばねを圧縮しながら大きくバンプしたとき、つまり車体が路面に接近する方向に下降したときに、バンプストッパがアームの衝突面に当接することにより車体の最大バンプ量を規制する。
[0003]
 上記機能を有するバンプストッパ51は、図5(A)に示すようにゴム状弾性体によって円筒状に成形され、周面に括れ部52を設けて蛇腹状を呈し、環状の軸方向先端部53にてアーム61の衝突面62に衝突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮する。バンプストッパ先端部53は、最初の衝撃を緩和するために外径が先細でかつ薄肉状に成形されている。
[0004]
 また、バンプストッパにはフロント用とリア用があり、このうちフロント用バンプストッパは、アブソーバのロッドによって支持されるので、バンプストッパ中心軸線が衝突面に対して直交した状態で衝突するが、リア用バンプストッパ51は、他の部品によって支持されないので、図示したようにバンプストッパ中心軸線0がアーム61の衝突面62に対して傾いた状態で衝突する。
[0005]
 したがって、後者のリア用バンプストッパにおいては、バンプストッパ肉厚に対してバンプストッパ先端部53の衝突開始点54が傾斜側に位置することになるので、同図(B)に示すように衝突時からバンプストッパ先端部53がアーム61の衝突面62上を滑り始めて(矢印A)、バンプストッパ51の圧縮とともに滑りも助長され、このとき騒音(異音)が発生すると云う不都合がある。
[0006]
特許文献1 : 特開2006-69463号公報
特許文献2 : 特開平9-79305号公報
特許文献3 : 特開平9-52505号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0007]
 本発明は以上の点に鑑みて、バンプストッパ先端部がサスペンションアーム等の相手部材に衝突したときに衝突面上を滑るのを抑制し、もって騒音が発生するのを抑制することができるバンプストッパを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるバンプストッパは、周面に括れ部を有し、環状の軸方向先端部にて相手部材に衝突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮するバンプストッパであって、前記バンプストッパ先端部はバンプストッパ中心軸線が相手部材の衝突面に対して傾いた状態で相手部材に衝突するバンプストッパにおいて、前記バンプストッパ先端部は、その外径が先太で内径が拡径した形状を有し、かつ内径面最先端に位置する衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするものである。
[0009]
 また、本発明の請求項2によるバンプストッパは、上記した請求項1記載のバンプストッパにおいて、バンプストッパ先端部は、外径面および内径面ならびにこれらと交差する先端面を有し、このうち外径面および内径面はそれぞれ先端へ向けて拡径するテーパ状に形成されるとともに先端面は先端へ向けて縮径するテーパ状に形成され、内径面と先端面の交差点に設定される衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするものである。

発明の効果

[0010]
 上記構成を備えた本発明のバンプストッパにおいては、バンプストッパ先端部の外径が先太で内径が拡径した形状とされているために、バンプストッパ先端部は全体として先端が拡開したラッパ状に設定されており、またその内径面の最先端に位置する衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されているために、バンプストッパ先端部が傾いた状態で衝突開始点にて相手部材に接触すると、バンプストッパ先端部に衝突反力による荷重モーメントが作用し、このモーメントによってラッパ状のバンプストッパ先端部が更に外径側へ倒れるように変形する。しかしてこの倒れ方向は上記従来説明における滑り方向とは反対向きであることから、これにより滑りが発生するのを実質抑制することが可能となる。
[0011]
 したがって、本発明によれば、バンプストッパ先端部が相手部材に衝突したときに衝突面上を滑るのを抑制することができ、よって滑りによる騒音が発生するのを抑制することができる。
[0012]
 尚、請求項2に記載したように、ラッパ状に拡開した形状のバンプストッパ先端部は一般に外径面および内径面ならびにこれらと交差する先端面の3面を有することになるので、この場合は、外径面および内径面がそれぞれ先端へ向けて拡径するテーパ状に形成されるとともに先端面が先端へ向けて縮径するテーパ状に形成され、内径面と先端面の交差点に設定される衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されることになる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明の実施例に係るバンプストッパの断面図
[図2] (A)および(B)とも同バンプストッパの作動状態を示す要部断面図
[図3] 本発明の他の実施例に係るバンプストッパの断面図
[図4] 本発明の実施例に係るバンプストッパの作動状態を示す要部断面図
[図5] (A)は従来例に係るバンプストッパの要部断面図、(B)は同バンプストッパの作動状態を示す要部断面図

符号の説明

[0014]
 1 バンプストッパ
 2 括れ部
 3 先端部
 3a 外径面
 3b 内径面
 3c 先端面
 4 衝突開始点
 5 空間部
 6 上端部
 61 相手部材(アーム)
 62 衝突面
 0 中心軸線

発明を実施するための最良の形態

[0015]
 本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)バンプストッパ先端形状を、外径が先太で内径が拡径した形状とする。
(2)先端の衝突開始点の径寸法は、直上の括れ外径寸法よりも同等以上にする。
(3)先端の衝突開始点の径寸法は、直上の括れ外径寸法よりも同等以上にすることで、括れ部分の内側肉厚を支点にして、先端の衝突開始点にモーメントを作用させ、揺動アーム面衝突時のバンプストッパ先端の滑りを防止する。

実施例

[0016]
 つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
[0017]
 図1は、本発明の実施例に係るバンプストッパ1の縦断面を示しており、また図2は同バンプストッパ1の作動状態の要部縦断面を示している。
[0018]
 図1に示すように、当該実施例に係るバンプストッパ1は、ゴム、発泡ゴムまたは発泡ウレタンエラストマー等のゴム状弾性体によって円筒状に成形されており、その周面(外径面)に所要数(図では2箇所)の環状の括れ部2A,2Bを設けて蛇腹部を有し、環状の軸方向先端部3にての相手部材61(図2参照)に衝突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮するように構成されている。
[0019]
 また、当該実施例に係るバンプストッパ1は車両用リアサスペンションに用いられるものであって、図2に示すようにバンプストッパ先端部3は、バンプストッパ中心軸線0が相手部材(サスペンションアーム)61の衝突面62に対して傾いた状態で、相手部材61に衝突するように構成されている。
[0020]
 バンプストッパ先端部3は、その外径が先太で内径が拡径した形状とされて全体として先端が拡開したラッパ状に形成されており、かつ内径面最先端の円周上一箇所に位置する衝突開始点4の径寸法d がその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d と同等以上の大きさに設定されている(d ≧d )。
[0021]
 また、バンプストッパ先端部3は、外径面3aおよび内径面3bならびにこれらと交差する先端面3cを有しており、このうち外径面3aおよび内径面3bはそれぞれ先端へ向けて拡径する向きのテーパ状に形成され、先端面3cは先端へ向けて縮径する向きのテーパ状に形成されている。内径面3bと先端面3cの交差点に設定される衝突開始点4の径寸法d はその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d と同等以上の大きさに設定されている(d ≧d )。
[0022]
 上記構成のバンプストッパ1においては、バンプストッパ先端部3の外径が先太で内径が拡径した形状とされてバンプストッパ先端部3全体がラッパ状に設定されるとともに内径面最先端の円周上一箇所に位置する衝突開始点4の径寸法d がその直上に位置する括れ部2Aの外径寸法d と同等以上の大きさに設定されているために、図2(A)に示すようにバンプストッパ先端部3が傾いた状態で衝突開始点4にて相手部材61の衝突面62に接触すると、バンプストッパ先端部3に衝突反力による荷重モーメントが作用し、この荷重モーメントによってラッパ状のバンプストッパ先端部3が更に外径側へ倒れるように変形し(矢印B)、図2(B)に示すように倒れの角度は衝突が進むに連れて益々大きくなる。また倒れの向き(矢印B)は上記従来説明における滑りの向き(図5における矢印A)とは反対の向きであり、よって先端部3は相手部材61の衝突面62上を滑る代わりに当初の衝突部位に残ろうとする。したがって、バンプストッパ先端部3が相手部材61に衝突したときに衝突面62上を滑るのを実質抑制することができ、これにより滑りによる騒音(異音)が発生するのを有効に防止することができる。
[0023]
 尚、本発明において、バンプストッパ全体の構造は特に限定されず、周面に括れ部2A,2Bを有するとともに環状の軸方向先端部3にて相手部材61に衝突するものであれば良い。環状の軸方向先端部3の内周側には空間部5が設定されるが、この空間部5は必ずしもバンプストッパ上端部6まで達している必要はなく、例えば図3に示すように先止まり状とされていても良い。括れ部2A,2Bの数も特に限定されず、図3の例では括れ部2A,2B,2Cが3箇所に設けられている。
[0024]
 また、先端の衝突開始点は環状の鋭角突起あるいは、半円断面、矩形断面、三角断面突起でも良く、更に環状に連続した形状以外に、円周上複数に分割配置された形状であっても良い。
 先端の衝突開始点から外径側の肉厚は、衝突反力を確保するとともにバンプストッパ自体の剛性を維持し、パンプストッパ圧縮量を規制するように適宜設定される(図4参照)。
 また、バンプストッパの蛇腹形状にて、先端(下側)に近い括れ部の径は、その上の括れ部の径よりも略同等または大きい形状とするが、特に限定されるものではない。

請求の範囲

[1]
 周面に括れ部を有し、環状の軸方向先端部にて相手部材に衝突したときに弾性変形して緩衝作用を発揮するバンプストッパであって、前記バンプストッパ先端部はバンプストッパ中心軸線が相手部材の衝突面に対して傾いた状態で相手部材に衝突するバンプストッパにおいて、
 前記バンプストッパ先端部は、その外径が先太で内径が拡径した形状を有し、かつ内径面最先端に位置する衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするバンプストッパ。
[2]
 請求項1記載のバンプストッパにおいて、
 バンプストッパ先端部は、外径面および内径面ならびにこれらと交差する先端面を有し、このうち外径面および内径面はそれぞれ先端へ向けて拡径するテーパ状に形成されるとともに先端面は先端へ向けて縮径するテーパ状に形成され、内径面と先端面の交差点に設定される衝突開始点の径寸法がその直上に位置する括れ部の外径寸法と略同等以上の大きさに設定されていることを特徴とするバンプストッパ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]