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1. (WO2008117793) 分散システム監視システム
Document

明 細 書

発明の名称 分散システム監視システム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

図面の簡単な説明

0018   0019  

発明を実施するための最良の形態

0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055  

産業上の利用可能性

0056  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20  

明 細 書

分散システム監視システム

技術分野

[0001]
 本発明はシステムの動作を監視するシステムに関し、特に複数のシステムが協調して動作する分散システムの動作を監視する分散システム監視システムに関する。

背景技術

[0002]
 この種の関連する分散システム監視システムの一例が特許文献1に記載されている。
[0003]
 図1はこの分散システム監視システムを構成するセンサモジュールの構成を示している。このセンサモジュールは、電源である給電部501と、日照計として動作するアプリケーション部502と、無線基地局や他のセンサモジュールと通信する通信処理部503と、アプリケーション部502と通信処理部503への電力供給を制御する電力供給制御部504と、時刻情報を出力する時計504とから構成されている。
[0004]
 このような構成を有する、従来の分散システム監視システムは、計測機器(不図示)から得られた観測情報を、給電部501から通信処理部503への給電が行われるごとに基地局に送信する。
特許文献1 : 特開2005-135289号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0005]
 定期的に監視情報を送信する監視システムでは、監視情報が収集されるまでに待ち時間が発生するため、監視情報を迅速に収集できないという問題がある。
[0006]
 また、監視情報を情報が取得されるたびに送信する監視システムでは、監視情報が頻繁に送信されるため、監視対象システムに大きな負荷がかかるという問題がある。
[0007]
 本発明の目的は、監視対象システムに負荷をかけずに、緊急性の高い監視情報を迅速に収集できる分散システム監視システム、方法、情報監視プログラムを記録した記録媒体、および監視情報統合プログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0008]
 本発明の分散システム監視システムは、監視対象から監視情報を取得し、これを監視情報収集統合部に通知する情報監視部と、複数の情報監視部から取得した監視情報を統合し、利用者に提示する監視情報収集統合部によって構成される。
[0009]
 情報監視部は、監視情報取得手段と、監視情報判定手段と、監視情報保持手段と、緊急監視情報送信手段と、一般監視情報送信手段を含む。
[0010]
 監視情報収集統合部は、緊急監視情報受信手段と、一般監視情報要求・受信手段と、緊急監視情報作成手段と、緊急監視情報通知手段と、監視情報統合手段と、統合監視情報保持手段と、監視情報提示手段を含む。
[0011]
 情報監視部は、監視情報取得手段によって監視対象から監視情報を取得する。これを監視情報判定部で緊急性の高い監視情報であるか否かを判断する。緊急性の高い監視情報であれば緊急監視情報送信手段によって監視情報収集統合部に通知し、そうでなければ監視情報を監視情報保持手段に蓄え、一般監視情報送信手段から、監視情報収集統合部から監視情報の要求があるたびに送信する。監視情報収集統合部は、緊急監視情報受信手段で緊急監視情報を受信し、緊急監視情報作成手段で緊急監視情報と該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報を統合し、緊急監視情報通知手段で利用者に通知する。また、監視情報収集統合部は、一般監視情報要求・受信手段から一般監視情報送信要求を定期的に情報監視部に送信する。一般監視情報を情報監視部から受信すると、監視情報統合手段によって各情報監視部の一般監視情報を統合し、統合監視情報保持手段に保持する。また、監視情報収集統合部は、利用者からの監視情報提示要求を受けて、統合監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を監視情報提示手段によって利用者に提示する。
[0012]
 監視情報を緊急性の高いものとそうでないものに分類し、緊急性の高いものは迅速に監視情報収集統合部に通知する一方、緊急性の低いものは一定時間ごとに監視情報収集統合部に通知することにより、監視の即時性の確保と監視対象システムへの負荷の低減を両立させる。このとき、緊急性の高い監視情報とそれ以外の監視情報に時間差が生じることによる問題が発生しうるため、緊急性の低い監視情報を別途取得することによりこの問題を回避する。
[0013]
 本発明は下記のような効果がある。
[0014]
 第1に、監視情報を判定し、緊急性の高い監視情報を即座に監視情報収集統合部に通知するため、緊急性の高い監視情報を迅速に収集できる。
[0015]
 第2に、監視情報を判定し、緊急性の高くない監視情報を定期的に監視情報収集統合部に通知するため、監視対象システムに大きな負荷をかけずに監視対象システムを監視できる。
[0016]
 第3に、監視情報収集統合部が複数の監視対象の監視情報を統合する機能を有しているため、複数の監視対象の監視情報を統合的に監視できる。
[0017]
 第4に、緊急監視情報作成手段により、緊急監視情報と一般監視情報を同期させる機能を有しているため、緊急性の高い監視情報とそれ以外の監視情報を統一的に監視できる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 図1は関連する分散システム監視システムのブロック図である。
[図2] 図2は本発明の第1の実施形態の分散システム監視システムの示すブロック図である。
[図3] 図3は情報監視部の動作を示す流れ図である。
[図4] 図4は監視情報収集統合部の動作を示す流れ図である。
[図5] 図5は監視情報収集統合部の動作を示す流れ図である。
[図6] 図6は監視情報収集統合部の動作を示す流れ図である。
[図7] 図7は本発明の第2の実施形態の分散システム監視システムの示すブロック図である。
[図8] 図8は監視対象の具体例を示す図である。
[図9] 図9は監視情報収集統合部の因果情報保持部にあらかじめ登録される因果情報を示す図である。
[図10] 図10は監視対象1、2で発生する処理を示す図である。
[図11] 図11は、図10に示す、監視対象1、2で発生する処理に伴って監視情報取得部が収集する情報を示す図である。
[図12] 図12は、統合監視情報保持部に順序関係を整理して保持される、対応する原因に相当する情報が存在することが確認された情報を示す図である。
[図13] 図13は、監視対象1、で引き続き発生する処理を示す図である。
[図14] 図14は、監視情報取得部が収集し、監視情報判定部が一般監視情報と判断して監視情報保持部に保持する情報を示す図である。
[図15] 図15は、統合監視情報保持部に順序関係を整理して保持される、因果情報の結果に相当する情報に、対応する原因に相当する情報が存在することが確認された情報を示す図である。
[図16] 図16は、監視対象1、2でさらに引き続き行なわれる処理を示す図である。
[図17] 図17は、図16の処理に伴って、統合監視情報保持部に順序関係を整理して保持される情報を示す図である。
[図18] 図18は、監視対象1、2が処理3を行なっているときにタイムアウトが発生した様子を示す図である。
[図19] 図19は、処理3を行なっているときにタイムアウトが発生したときに監視情報保持部に保持されている観測情報を示す図である。
[図20] 図20は、監視情報統合部によって統合監視情報保持部に蓄えられる一般監視情報を示す図である。

符号の説明

[0019]
 1,2,10-1,10-2  監視対象
 20-1,20-2  情報監視部
 21  監視情報取得部
 22  監視情報判定部
 23  監視情報保持部
 24  緊急監視情報送信部
 25  一般監視情報送信部
 30,30’  監視情報収集統合部
 31  緊急監視情報受信部
 32  一般監視情報要求・受信部
 33  緊急監視情報作成部
 34  監視情報統合部
 35  因果情報保持部
 36  統合監視情報保持部
 37  緊急監視情報通知部
 38  監視情報提示部

発明を実施するための最良の形態

[0020]
 次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[0021]
 図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態の分散システム監視システムは、それぞれ監視対象10-1,10-2から監視情報を取得し、これを監視情報収集統合部30に通知する情報監視部20-1,20-2と、情報監視部20-1,20-2から取得した監視情報を統合し、利用者に提示する監視情報収集統合部30とから構成されている。
[0022]
 情報監視部20-1,20-2はいずれも、監視情報取得部21と監視情報判定部22と監視情報保持部23と緊急監視情報送信部24と一般監視情報送信部25とを含む。
[0023]
 監視情報収集統合部30は緊急監視情報受信部31と一般監視情報要求・受信部32と緊急監視情報作成部33と監視情報統合部34と因果情報保持部35と統合監視情報保持部36と緊急監視情報通知部37と監視情報提示部38とを含む。
[0024]
 これらの各部はそれぞれ概略次のように動作する。
[0025]
 監視情報取得部21は、監視対象10-1,10-20の動作を監視して監視情報を収集し、監視情報判定部22に通知する。監視情報判定部22は、該監視情報が緊急性の高いものであるか否かを判断し、緊急性の高い監視情報(緊急監視情報)であれば緊急監視情報送信部24に通知し、そうでなければ該監視情報(一般監視情報)を監視情報保持部23に蓄える。監視情報保持部23は、監視情報判定部22で判定された一般監視情報を蓄える。緊急監視情報送信部24は、監視情報判定部22で判定された緊急監視情報を緊急監視情報受信部31に送信する。一般監視情報送信部25は、監視情報保持部23に蓄えられた一般監視情報を一般監視情報要求・受信部32からの要求に応じて一般監視情報要求・受信部32に送信する。
[0026]
 緊急監視情報受信部31は、各緊急監視情報送信部24から受信した緊急監視情報を緊急監視情報作成部33に通知する。一般監視情報要求・受信部32は、各一般監視情報送信部25に一般監視情報を定期的に要求し、取得された一般監視情報を監視情報統合部34に通知する。また、一般監視情報要求・受信部32は、緊急監視情報作成部33からの要求により、通知された緊急監視情報が発生した時点までに当該監視対象で発生した一般監視情報を一般監視情報送信部25から受信し、緊急監視情報作成部33に通知する。緊急監視情報作成部33は、緊急監視情報受信部31で得られた緊急監視情報と、一般監視情報要求・受信部32で受信された、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報を統合し、結果を統合監視情報保持部36に蓄えるとともに、緊急監視情報通知部37を用いて利用者に通知する。監視情報統合部34は、複数の情報監視部20-1,20-2から定期的に得られた一般監視情報を、因果情報を用いて統合し、統合監視情報保持部36に蓄える。因果情報保持部35は、因果情報を保持する。統合監視情報保持部36は、統合監視情報を保持する。緊急監視情報通知部37は、緊急監視情報作成部33で作成された緊急監視情報を利用者に通知する。監視情報提示部38は、統合監視情報保持部36に保持されている、監視情報統合部34で統合された一般監視情報を、因果情報保持部35に保持されている因果情報と関連付けて利用者に提示する。
[0027]
 次に、図2および図3~6のフローチャートを参照して本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
[0028]
 まず、監視対象10-1,10-2の動作を監視している監視情報取得部21が、監視情報を検知する(図3のステップ101)。次に、監視情報判定部22は、監視情報を分析し、監視情報が緊急性の高い緊急監視情報であるか否かを判断する(ステップ102)。監視情報が緊急監視情報である場合、緊急監視情報送信部24は緊急監視情報を緊急監視情報受信部31に通知する(ステップ104)。監視情報が緊急性の高いものでない一般監視情報の場合、一般監視情報は監視情報保持部23に蓄積される(ステップ103)。
[0029]
 また、緊急監視情報受信部31が緊急監視情報を受信すると(図4のステップ201)、緊急監視情報作成部33は一般監視情報要求・受信部32を通じて、全ての一般監視情報送信部25に対し一般監視情報要求を送信する(ステップ202)。一般監視情報送信部25は、この要求に応じて監視情報保持部23に蓄えられた一般監視情報を一般監視情報要求・受信部32に送信する。全ての情報監視部20-1,20-2から一般監視情報を収集すると、緊急監視情報作成部33は、受信された緊急監視情報に、収集された、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報を統合し、統合監視情報保持部36に蓄える(ステップ203)。ここで、ステップ201で受信した緊急監視情報が発生した時点までに当該監視対象で発生した一般監視情報が全て統合監視情報保持部306に蓄えられているかを判定する(ステップ204)。蓄えられていない場合、ステップ202から処理を再度繰り返す。蓄えられている場合、緊急監視情報通知部37は緊急監視情報と、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報を利用者に通知する(ステップ205)。これにより、利用者は緊急監視情報と、緊急監視情報が発生した時点での当該監視対象の状況を把握することができる。
[0030]
 また、監視情報収集統合部30で一定時間が経過すると(図5のステップ301)、一般監視情報要求・受信部32は、全ての一般監視情報送信部25に対し一般監視情報要求を送信する(ステップ302)。一般監視情報送信部25は、この要求に応じて監視情報保持部23に蓄えられた一般監視情報を一般監視情報要求・受信部32に通知する。全ての情報監視部20-1,20-2から一般監視情報が収集されると、監視情報統合部34はこれらの順序関係を、因果情報保持部35に保持されている因果情報を利用して整理し、統合監視情報保持部36に蓄える(ステップ303)。
[0031]
 また、利用者が監視情報提示部38に監視情報の提示を要求すると(図6のステップ401)、監視情報提示部38は統合監視情報保持部36に保持されている監視情報を、因果情報保持部35に保持されている因果情報と関連付けて(ステップ402)、利用者に提示する(ステップ403)。
[0032]
 なお、本実施形態では、情報監視部の数は2であるが、3以上であってもよい。
[0033]
 次に、本実施形態の効果について説明する。
[0034]
 本実施形態では、情報監視部20-1,20-2が緊急監視情報と一般監視情報を異なる経路で監視情報収集統合部30に通知するように構成されているため、緊急監視情報を迅速に監視情報収集統合部30に通知するとともに、監視情報の通知負荷により監視対象に大きな影響を与えない。
[0035]
 また、本実施形態では、情報監視部20-1,20-2が複数の監視対象の監視情報を収集し、監視情報収集統合部30が因果情報によって複数の監視情報を統合するように構成されているため、複数の監視対象の監視情報を統合して利用者に提示できる。
[0036]
 また、本実施形態では、情報監視部20-1,20-2が緊急監視情報の通知時に該緊急監視情報が発生した時点までの一般監視情報を収集し、監視情報収集統合部30が緊急監視情報と一般監視情報を同期させるように構成されているため、緊急監視情報とそれ以外の一般監視情報を統一的に利用者に提示できる。
[0037]
 図7を参照すると、本発明の第2の実施形態の分散システム監視システムは、監視対象10-1,10-2から監視情報を取得し、これを監視情報収集統合部30’に通知する情報監視部20-1,20-2と、情報監視部20-1,20-2から取得した監視情報を統合し、利用者に提示する監視情報収集統合部30’とから構成されている。
[0038]
 情報監視部20-1,20-2は第1の実施形態の情報監視部20-1,20-2と同じ構成である。
[0039]
 監視情報収集統合部30’は緊急監視情報受信部31と一般監視情報要求・受信部32と緊急監視情報作成部33と監視情報統合部34’と統合監視情報保持部36と緊急監視情報通知部37と監視情報提示部38とを含み、第1の実施形態の監視情報収集統合部30とは、因果情報保持部35がなく、監視情報統合部34’の処理が第1の実施形態における監視情報統合部34と一部異なっている。すなわち、監視情報統合部34’は、全ての情報監視部20-1,20-2から一般監視情報を収集すると、これら一般監視情報を、その発生した時刻情報を利用して順序関係を整理して、統合監視情報保持部306に蓄える。これにより、利用者は一般監視情報が発生した時点での監視対象全体の状況を把握することができる。
[0040]
 次に、本実施形態の効果について説明する。
[0041]
 本実施形態では、情報監視部20-1,20-2が緊急監視情報と一般監視情報を異なる経路で監視情報収集統合部30’に通知するように構成されているため、緊急監視情報を迅速に監視情報収集統合部30’に通知するとともに、監視情報の通知負荷により監視対象に大きな影響を与えない。
[0042]
 また、本実施形態では、監視情報収集統合部30’が複数の監視対象の監視情報を収集し、統合するように構成されているため、複数の監視対象の監視情報を統合して利用者に提示できる。
[0043]
 また、本実施形態では、監視情報収集統合部30’複数の監視対象の監視情報間の関係を、監視情報の発生時刻の情報をもとに、たとえば発生時刻の順に統合するように構成されているため、時刻情報が正確であれば複数の監視対象間の関係情報がなくても監視情報を統合して利用者に提示できる。
[0044]
 また、本実施形態では、情報監視部20-1,20-2が緊急監視情報の通知時に一般監視情報を収集し、監視情報収集統合部30’が緊急監視情報と一般監視情報を同期させるように構成されているため、緊急監視情報とそれ以外の一般監視情報を統一的に利用者に提示できる。
[0045]
 次に、具体例を用いて本実施形態の動作を説明する。
[0046]
 図8に示すように、2つの監視対象1,2が存在し、それぞれで処理が行われるとともに、2つの監視対象1,2間の関連(処理2から処理Bへ、処理Cから処理3へ)が存在するシステムを監視するものとする。
[0047]
 この場合、監視対象1、2のそれぞれに情報監視部20-1,20-2が配置される。情報監視部20-1,20-2では、各システムの処理の開始と終了、他のシステムとのメッセージの送受信を監視し、これらを一般監視情報として検知するものとする。さらに、各処理が開始してから一定時間が経過しても処理が終了しなかった場合、タイムアウトが発生したものとし、これを緊急監視情報として検知するものとする。
[0048]
 また、監視情報収集統合部30の因果情報保持部35には、図9のような因果情報をあらかじめ登録する。
[0049]
 ここで、監視対象1、2で図10のような処理が発生すると、監視情報取得部21は図11のような情報を収集し、監視情報判定部22がこれらを一般監視情報と判断して監視情報保持部23に保持する。これに対し、一定時間の経過ごとに一般監視情報要求・受信部32が監視対象1、2の一般監視情報送信部25に対し一般監視情報要求を送信する。一般監視情報送信部25は監視情報保持部23に蓄えられた図11の情報を一般監視情報要求・受信部32に通知する。監視情報統合部34は、これらの一般監視情報を因果情報保持部35の因果情報を元に分析し、因果情報の結果に相当する情報に、対応する原因に相当する情報が存在することを確認する。確認された情報については、図12のように統合監視情報保持部36に順序関係を整理して保持される。ここで、監視情報取得部21における遅延などにより、一般1-4の観測情報が取得できなかった場合を考えると、因果情報により一般2-4の観測情報の原因となる観測情報が取得されていないことが分析される。この時点では、この現象が観測対象の不具合であるか監視情報取得部21の遅延によるものであるのかが不明であるため、一般2-4の観測情報の処理は保留され、次回の一般監視情報の取得時に再度監視情報統合部34によって分析される。
[0050]
 引き続き監視対象1、2で図13のように処理が行われると、監視情報取得部21は図14のような情報を収集し、監視情報判定部22がこれらを一般監視情報と判断して監視情報保持部23に保持する。次に、一般監視情報要求・受信部32が監視対象1、2の一般監視情報送信部25に対し一般監視情報要求を送信し、一般監視情報送信部25は監視情報保持部23に蓄えられた図14の情報を一般監視情報要求・受信部32に通知する。監視情報統合部34は、これらの一般監視情報を因果情報保持部35の因果情報を元に分析し、因果情報の結果に相当する情報に、対応する原因に相当する情報が存在することを確認する。確認された情報については、図15のように統合監視情報保持部36に順序関係を整理して保持される。さらに引き続き監視対象1、2で図16のように処理が最後まで行われると、同様にして図17のように統合監視情報保持部36に順序関係を整理して保持される。
[0051]
 また、同じ監視対象1,2が図10、図12のような状態であった後、図18のように、処理3でタイムアウトが発生した場合を考える。このとき、監視情報保持部23には図19のような観測情報が保持されている。監視情報判定部22は、タイムアウトを緊急監視情報と判定するため、この監視情報は緊急監視情報送信部24によって緊急監視情報受信部31に送られる。次に、緊急監視情報作成部33が一般監視情報要求・受信部32を通じて、全ての一般監視情報送信部25に対し一般監視情報要求を送信し、図19のような監視情報保持部23に蓄えられた一般監視情報を取得する。この一般監視情報は監視情報統合部34によって図20のように統合監視情報保持部36に蓄えられる。これにより、統合監視情報保持部36に緊急監視情報が発生した時点の一般監視情報が保持されたため、緊急監視情報通知部37は緊急監視情報を利用者に通知する。
[0052]
 上記の任意の時点において、利用者が監視情報提示部38に監視情報の提示を要求することができ、監視情報提示部38は因果情報保持部35、統合監視情報保持部36の情報から利用者に提示する情報を作成し、利用者に提示する。提示される情報の形式の一例としては、図12、図15、図20がある。
[0053]
 なお、情報監視部および監視情報収集統合部の機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内の揮発性メモリのように、一定時間プログラ
ムを保持しているものを含む。
[0054]
 以上本発明の好ましい実施形態を特定の用語を用いて説明したが、そのような記載は例示のみを目的としており、種々の変形および修正が以下の特許請求の範囲から外れることなく可能であることが理解されるべきである。
[0055]
 この出願は、2007年3月28日に出願された日本出願特願2007-084568を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

産業上の利用可能性

[0056]
 本発明によれば、複数のシステムが連携して動作するシステム全体を統一的に監視するといった用途に適用できる。

請求の範囲

[1]
 各監視対象から監視情報を取得する複数の情報監視部と、
 前記複数の情報監視部から監視情報を収集、統合し、利用者に提示する監視情報収集統合部と
 を有し、
 前記情報監視部は、監視対象から監視情報を取得する監視情報取得手段と、取得した監視情報の緊急性の有無を判定する監視情報判定手段と、緊急性のない監視情報であると判定された一般監視情報を一時的に保持する監視情報保持手段と、緊急性の高い監視情報であると判定された緊急監視情報を前記監視情報収集統合部に送信する緊急監視情報送信手段と、前記監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を前記監視情報収集統合部からの要求により前記監視情報収集統合部に送信する一般監視情報送信手段を含み、
 前記監視情報収集統合部は、前記緊急監視情報を前記各情報監視部から受信する緊急監視情報受信手段と、前記一般監視情報を前記各情報監視部に要求し、受信する一般監視情報要求・受信手段と、前記緊急監視情報受信手段で受信された緊急監視情報と、前記一般監視情報要求・受信手段を用いて収集された、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報の統合を行う緊急監視情報作成手段と、前記一般監視情報と統合された緊急監視情報を利用者に通知する緊急監視情報通知手段と、前記一般監視情報要求・受信手段で定期的に受信された複数の一般監視情報を統合する監視情報統合手段と、該統合された一般監視情報を保持する統合監視情報保持手段と、前記統合監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を利用者に提示する監視情報提示手段と、を含む
 分散システム監視システム。
[2]
 前記監視情報統合手段は、前記複数の一般監視情報を、因果情報を用いて統合する、請求項1に記載の分散システム監視システム。
[3]
 前記監視情報統合手段は、前記複数の一般監視情報を、該一般監視情報が発生した時刻情報を利用してそれらの順序関係を整理して、統合する、請求項1に記載の分散システム監視システム。
[4]
 各監視対象から監視情報を取得する複数の情報監視部と、前記複数の情報監視部から監視情報を収集、統合し、利用者に提示する監視情報収集統合部とを有する分散システム監視システムで行なわれる分散システム監視方法であって、
 前記各情報監視部において、
 各監視対象から監視情報を取得することと、
 取得した監視情報の緊急性の有無を判定することと、
 緊急性のない監視情報であると判定された一般監視情報を一時的に監視情報保持手段に保持することと、
 緊急性の高い監視情報であると判定された緊急監視情報を監視情報収集統合部に送信することと、
 を有し、
 前記監視情報収集統合部において、
 前記緊急監視情報を前記各情報監視部から受信することと、
 前記緊急監視情報が発生した時点までに当該監視対象で発生した一般監視情報を前記情報監視部から収集することと、
 前記緊急監視情報と、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報の統合を行うことと、
 前記一般監視情報と統合された緊急監視情報を利用者に通知することと、
 一般監視情報を前記情報監視部から定期的に収集することと、
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合し、統合監視情報保持手段に保持することと、
 前記統合監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を利用者に提示することと
 を有する
 分散システム監視方法。
[5]
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合することが、前記複数の一般監視情報を、因果情報を用いて統合することを含む、請求項4に記載の分散システム監視方法。
[6]
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合することが、前記複数の一般監視情報を、該一般監視情報が発生した時刻情報を利用してそれらの順序関係を整理して、統合することを含む、請求項4に記載の分散システム監視方法。
[7]
 監視対象から監視情報を取得する手順と、
 取得した監視情報の緊急性の有無を判定する手順と、
 緊急性のない監視情報であると判定された一般監視情報を一時的に監視情報保持手段に保持する手順と、
 緊急性の高い監視情報であると判定された緊急監視情報を送信する手順と、
 前記監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を要求により送信する手順と
 をコンピュータに実行させるための情報監視プログラムを記録した記録媒体。
[8]
 緊急監視情報を受信する手順と、
 前記緊急監視情報と、該緊急監視情報が発生した時点までに発生した一般監視情報の統合を行う手順と、
 前記一般監視情報と統合された緊急監視情報を利用者に通知する手順と、
 一般監視情報を前記情報監視部から定期的に収集する手順と、
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合し、統合監視情報保持手段に保持する手順と、
 前記統合監視情報保持手段に保持されている一般監視情報を利用者に提示する手順と
 をコンピュータに実行させるための監視情報収集統合プログラムを記録した記録媒体。
[9]
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合する手順が、前記の定期的に収集された複数の一般監視情報を、因果情報を用いて統合することを含む、請求項8に記載の監視情報収集統合プログラムを記録した記録媒体。
[10]
 前記の定期的に受信された複数の一般監視情報を統合する手順が、前記の定期的に収集された複数の一般監視情報を、該一般監視情報が発生した時刻情報を利用してそれらの順序関係を整理して、統合することを含む、請求項8に記載の監視情報収集統合プログラムを記録した記録媒体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

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[ 図 19]

[ 図 20]