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1. (WO2008117366) 画質調整支援装置、映像信号処理ユニット、及び、画質調整支援方法
Document

明 細 書

発明の名称 画質調整支援装置、映像信号処理ユニット、及び、画質調整支援方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

発明の開示

発明が解決しようとする課題

0003   0004  

課題を解決するための手段

0005   0006   0007  

図面の簡単な説明

0008   0009  

発明を実施するための最良の形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021  

実施例

0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6  

図面

1   2   3   4   5  

明 細 書

画質調整支援装置、映像信号処理ユニット、及び、画質調整支援方法

技術分野

[0001]
 本発明は、映像信号の画質調整を支援する画質調整支援装置、映像信号処理ユニット、及び、画質調整支援方法等に関するものである。

背景技術

[0002]
 一般家庭等にはテレビジョン受信機(TV)、デジタル放送対応TV等の映像表示装置が設けられている。これらの映像表示装置では、照度センサーを用いて画質を調整するものが知られている。そして、特許文献1が示す画質調整回路は、ドライブ電圧の異なる映像信号において、外部環境の明暗による画質の自動調整を映像信号別に分けることで、異なる映像信号においても同等の画質を得るようにしている。
特許文献1 : 特開平10-215425号公報

発明の開示

発明が解決しようとする課題

[0003]
 しかしながら、上述したように外部環境の照度に基づいて画質調整を行う場合、映像信号に基づいて表示している表示内容によっては、必ずしも照度環境に応じて調整した画質が表示内容に適しているとは限らなかった。詳細には、例えば表示内容がスポーツ中継と映画とでは、暗い室内で視聴している場合に暗くする画質を調整すると、スポーツ観戦には適さないという問題が生じてしまう。このように従来の外部環境に基づいた補正は、映像表示装置の製品性能の維持を目的としているため、画質改善に大きく寄与できていなかった。本発明が解決しようとする課題は、上記した問題が一例として挙げられる。
[0004]
 よって本発明は、上述した問題点に鑑み、画質改善に貢献することができる画質調整支援装置、映像信号処理ユニット、及び、画質調整支援方法を提供することを課題としている。

課題を解決するための手段

[0005]
 上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の画質調整支援装置は、コンテンツを表示するための映像信号の画質調整を支援する画質調整支援装置であって、前記コンテンツの種類と前記映像信号を視聴する視聴条件とに対応する前記映像信号の補正情報を複数記憶する補正情報記憶手段と、前記映像信号から前記コンテンツの種類を判別するコンテンツ判別手段と、前記視聴条件を示す視聴条件情報を取得する視聴条件情報取得手段と、前記コンテンツ判定手段が判別したコンテンツの種類と前記視聴条件情報取得手段が取得した視聴条件情報とに対応する補正情報を前記補正情報記憶手段から抽出する補正情報抽出手段と、前記補正情報抽出手段が抽出した補正情報に基づいて前記画質調整を支援する支援手段と、を有することを特徴とする。
[0006]
 上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項5記載の映像信号処理ユニットは、請求項1~4の何れか1項に記載の画質調整支援装置と、前記画質調整支援装置の支援手段が支援に用いた補正情報に基づいて、前記映像信号の画質を調整する画質調整装置と、を有することを特徴とする。
[0007]
 上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項7記載の画質調整支援方法は、コンテンツを表示するための映像信号の画質調整を支援する画質調整支援方法であって、前記コンテンツの種類と前記映像信号を視聴する視聴条件とに対応する前記映像信号の補正情報を補正情報記憶手段に複数記憶する記憶工程と、前記映像信号から前記コンテンツの種類を判別する判別工程と、前記視聴条件を示す視聴条件情報を取得する取得工程と、前記判別したコンテンツの種類と前記取得した視聴条件情報とに対応する補正情報を前記補正情報記憶手段から抽出する抽出工程と、前記抽出した補正情報に基づいて前記画質調整を支援する支援工程と、を有することを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 本発明に係る画質調整支援装置及び映像信号処理ユニットの基本構成の一例を示す構成図である。
[図2] 本発明の画質調整支援装置及び映像信号処理ユニットを適用した映像表示装置のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
[図3] コンテンツの種類と視聴条件情報と補助情報との関係を説明するための図である。
[図4] 補正情報のデータ構造の一例を説明するための図である。
[図5] 図2中の制御部が実行する画質調整支援処理の一例を示すフローチャートである。

符号の説明

[0009]
 1  画像調整支援装置
 2  映像信号
 5  映像信号処理ユニット
 10  映像表示装置
 11a  視聴条件情報取得手段(制御部)
 11b  コンテンツ判別手段(制御部)
 11c  補正情報抽出手段(制御部)
 11d  支援手段(制御部)
 13  画質調整装置(映像処理部)
 30  補正情報記憶手段(記憶部)

発明を実施するための最良の形態

[0010]
 以下、本発明に係る画質調整支援装置と映像信号処理ユニットの一実施の形態を、図1の図面を参照して以下に説明する。
[0011]
 図1において、画質調整支援装置1は、コンテンツを表示するための映像信号の画質調整を支援する画質調整支援装置であって、前記コンテンツの種類と前記映像信号を視聴する視聴条件とに対応する前記映像信号の補正情報を複数記憶する補正情報記憶手段30と、前記映像信号から前記コンテンツの種類を判別するコンテンツ判別手段11aと、前記視聴条件を示す視聴条件情報を取得する視聴条件情報取得手段11bと、前記コンテンツ判別手段11aが判別したコンテンツの種類と前記視聴条件情報取得手段11bが取得した視聴条件情報とに対応する補正情報を前記補正情報記憶手段30から抽出する補正情報抽出手段11cと、前記補正情報抽出手段11cが抽出した補正情報に基づいて前記画質調整を支援する支援手段11dと、を有している。
[0012]
 この画質調整支援装置1によれば、コンテンツの種類と映像信号を視聴する視聴条件とに対応する映像信号の補正情報が補正情報記憶手段30に記憶される。そして、コンテンツ判別手段11aによって映像信号から表示対象のコンテンツの種類が判別され、且つ、視聴条件情報取得手段11bによって視聴条件情報が取得されると、そのコンテンツの種類と視聴条件情報とに対応する補正情報が、補正情報抽出手段11cによって補正情報記憶手段30から抽出される。そして、映像信号に対する画質調整が、その補正情報に基づいて支援手段11dによって支援される。
[0013]
 よって、コンテンツの種類を判別し且つ視聴条件情報を取得し、その双方に対応する補正情報に基づいて映像信号の画質補正を支援するようにしたことから、表示するコンテンツの種類と視聴条件との双方に適した映像信号となるように補正を支援することができるため、映像信号は最適な画質に補正されることになり、画質の改善に貢献することができる。従って、従来のように外部環境にのみ対応するように映像信号を補正することで、調整した画質が表示内容に適さずに、視認性を低下させるという問題を解消することができる。
[0014]
 また、上述した画質調整支援装置1において、前記視聴条件情報取得手段11bが、前記映像信号を表示する周囲の照度を示す照度データを有する視聴条件情報を取得する手段となっている。
[0015]
 この画質調整支援装置1によれば、視聴条件情報取得手段11bによって映像信号を表示する周囲の照度を示す照度データを有する視聴条件情報を取得するようにしたことから、周囲の照度とコンテンツの種類とに適した補正情報による映像信号の補正を支援することができるため、より一層の画質の改善に貢献することができる。
[0016]
 また、上述した画質調整支援装置1において、前記視聴条件情報取得手段11bが、視聴距離、周囲の音声、室内温度、視聴者の年齢等の視聴条件項目の中から任意に選ばれる少なくとも1つの項目データを有する視聴条件情報を取得する手段となっている。
[0017]
 この画質調整支援装置1によれば、視聴条件情報取得手段11bが取得する視聴条件情報は、任意に選ばれた1又は複数の視聴条件の項目データを有していることから、任意に選ばれた視聴条件とコンテンツの種類に適した視聴条件情報を取得することができるため、より一層の画質の改善に貢献することができる。
[0018]
 また、上述した画質調整支援装置1において、前記支援手段11dが、現在支援している補正情報から、前記補正情報抽出手段11cが今回抽出した前記補正情報に徐々に変化するように前記画質調整を支援する手段となっている。
[0019]
 この画質調整支援装置1によれば、映像信号の画質調整に現在用いている補正情報を、今回抽出した補正情報に徐々に変化させるようにしたことから、コンテンツの種類、環境条件等の変化に応じても、画質調整によって映像信号が急激に変化することを防止できるため、視聴者に違和感を与えることなく、画質調整を行うことができる。
[0020]
 また、映像信号処理ユニット5は、上述した画質調整支援装置1と、前記画質調整支援装置の支援手段が支援に用いた補正情報に基づいて、前記映像信号の画質を調整する画質調整装置13と、を有している。
[0021]
 この映像処理ユニット5によれば、画質調整支援装置1がコンテンツの種類と視聴条件とに対応した補正情報に基づいて支援を行うと、画質調整装置13はその補正情報に基づいて映像信号の画質を調整することから、その補正した映像信号はコンテンツの種類と視聴条件との双方に適した映像信号となるため、映像信号は最適な画質に補正されることになり、画質の改善に貢献することができる。従って、従来のように外部環境にのみ対応するように映像信号を補正することで、調整した画質が表示内容に適さずに、視認性を低下させるという問題を解消することができる。

実施例

[0022]
 以下、前述した画質調整支援装置を有する映像信号処理ユニットを映像表示装置で実現する場合の実施例を、図2~図5の図面を参照して説明する。なお、前述したところで説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付している。
[0023]
 図2において、一般家庭等に設けられPDP(plasma display panel)、LCD(liquid crystal display)等のテレビジョン受信機である映像表示装置10は、制御部11と、記憶部12と、映像処理部13と、出力処理部14と、表示部15と、音声出力部16と、光センサ17と、操作部18と、を有している。映像表示装置10は、コンテンツを表示するための映像信号2の画質調整して表示する装置である。
[0024]
 制御部11は、映像表示装置10全体の制御を司る。制御部11は、周知であるマイクロプロセッサユニット、DSP(Digital Signal Processor)等が用いられる。制御部11は、上述した画質調整支援装置としてのコンテンツ判別手段、視聴条件情報取得手段、補正情報抽出手段、及び、支援手段として機能するための各種プログラムを図示しない内蔵メモリに記憶している。制御部11は、記憶部12と映像処理部13と光センサ17と操作部18とに接続している。
[0025]
 記憶部12は、EEPROM(electrically erasable and programmable ROM)、ハードディスク装置等が用いられる。記憶部12は、補正情報データベース30、外部から取得した視聴条件情報32等の各種情報を記憶する記憶領域を有している。なお、ここでは、利用者の視聴距離に適した補正情報データベース30を記憶していることを前提としている。そして、この場合は映像表示装置10の初期設定等で操作部18から視聴距離を設定させ、予め記憶している複数の補正情報データベース30の中から、その視聴距離に対応した補正情報データベース30を選択するようにしている。
[0026]
 補正情報データベース30は、複数の補正情報31を有している。補正情報データベース30は、映像信号2が示すコンテンツの種類と視聴条件情報32とに対応するように複数の補正情報31を管理しており、その構成の一例を図3に示す。
[0027]
 なお、説明を簡単化するために、図3においては、コンテンツを例えばスポーツ、バラエティー、ドラマ、映画、紀行番組等の任意の種類A~Eに分類し、視聴条件情報を照度とした場合について説明する。そして、コンテンツの種類A~Eに対し、照度を照度区分a~eに区分している。なお、照度区分a~e[lx]の一例としては、100未満(暗室)、100以上300未満(暗い室内)、300以上500未満(明るい室内)、500~1000未満(暗い店頭)、1000以上(明るい店頭)等が挙げられる。
[0028]
 コンテンツの種類A~Eと照度区分a~eとの配列T11~T55に対応するように、補正情報31を設けている。この補正情報31の各々は、図4に示すように、パネル系補正項目31aと、信号処理系補正項目31bと、を有している。パネル系補正項目31aは、ABL設定、ピークパルス切替、駆動シーケンス切替等の各種項目データを有している。信号処理系補項目正31bは、コントラスト、ブライト、カラー、シャープネス等の各種項目データを有している。そして、上述した各項目には、コンテンツの種類A~Eと照度区分a~eとに対応して予め定められた任意の設定値が設定される。なお、補正情報31の項目データは、画質調整に応じて任意に定めることができる。
[0029]
 視聴条件情報32は、映像信号2を視聴する視聴条件を示す複数の項目データを有している。本実施例では、視聴距離と周囲の照度を項目データとしている場合について説明するが、項目は任意に設定することができる。そして、複数の項目データを組み合わせることで、より最適な視聴条件を認識することが出くる。即ち、最適な補正情報を抽出することができるため、より視聴条件に適した映像信号2に補正することができる。
[0030]
 映像処理部13は、上述した画質調整装置13として機能しており、例えばチューナ、入力端子等から入力される映像信号2に対して各種処理(画質調整等)を行って映像音声切替部14に出力する。映像処理部13は、抽出部13aと、第1画質調整部13bと、第2画質調整部13cと、を有している。映像処理部13は、ASIC(application specific integrated circuit)、DSP(digital signal processor)、電気回路等で実現される。
[0031]
 抽出部13aは、映像信号2からコンテンツを判別するための映像情報を抽出して制御部11に出力する。第1画質調整部13bは、制御部11によって設定された、信号処理系補項目正データ31bのコントラスト、ブライト、カラー、シャープネス等の各種データに基づいて、映像信号2に対する画質調整を行う。第2画質調整部13cは、制御部11によって設定された、パネル系補正項目データ31aのABL設定、ピークパルス切替、駆動シーケンス切替等の各種データに基づいて、表示部15に関する補正を映像信号2に対して行う。
[0032]
 出力処理部14は、映像処理部13から入力される映像信号2に基づいて、その映像データを表示部15に出力すると共に、その音声データを音声出力部16に出力する。表示部15は、出力処理部14に接続しており、そこから入力された映像データを表示する。音声出力部16は、出力処理部15に接続しており、そこから入力された音声信号を増幅して外部に出力する。
[0033]
 光センサ17は、制御部11に接続しており、視聴条件情報取得手段として機能している。光センサ17は、公知であるように、映像表示装置10の周囲の照度を検出した照度信号を制御部11に出力する。そして、制御部11は、入力された照度信号の値を環境条件情報として取得する。
[0034]
 操作部18は、制御部11に接続しており、複数の操作キー(図示せず)を有している。操作部18は、前記操作キーが操作されると、その操作に応じた操作情報を制御部11に出力する。そして、制御部11は、入力された操作情報に基づいて、利用者からの入力操作を解析し、その要求に応じた処理を行う。なお、操作部18は、利用者にデータを入力されることができるため、視聴条件情報32として、視聴距離、視聴者の年齢等の各種条件データを入力させることもできる。即ち、実施形態によっては、操作部18も視聴条件情報取得手段として機能することになる。
[0035]
 このように構成した映像表示装置10は、映像処理部13に映像信号2が入力されると、該映像信号2は制御部11によって設定された補正情報に基づいて補正が行われて出力処理部14に出力される。そして、その映像信号2の映像データは表示部15に出力されることで表示部15に表示され、且つ、その音声データは音声出力部16に出力されることで音声出力部16から外部に出力される。
[0036]
 次に、上述した制御部11が実行する画質調整支援処理の一例を、図5に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
[0037]
 映像表示装置10の起動等に応じて制御部11によって画質調整支援処理が実行されると、ステップS11において、映像処理部13の抽出部から映像情報が取得され、ステップS12(コンテンツ判別手段)において、その映像情報の分析結果からコンテンツの種類が判別され、その種類を示す種類データが内蔵メモリ等に記憶され、その後ステップS13に進む。
[0038]
 なお、コンテンツの種類判別方法としては、例えば、映像情報の時系列的な解析結果に基づいて判別する、電子番組表(EPG)等を参照して判別する、インターネットを介して表示対象の番組情報を取得して判別する、映像情報の解析結果とEPG等の番組情報データとに基づいて判別するなど、種々異なる方法を用いることができる。また、コンテンツ判別は、映像情報を分析することで十分適用できるが、EPG等の番組情報データを利用することで、より正確にコンテンツの種類を判別することができる。
[0039]
 ステップS13(視聴条件情報取得手段)において、光センサ17から入力された照度信号の値が照度データに変換され、該照度データを有する環境条件情報として取得されて記憶部12に記憶され、その後ステップS15に進む。なお、照度の他に例えば、室内温度、音声等の複数の視聴条件を取得する場合は、それらを視聴条件情報32として取得することになる。
[0040]
 ステップS14において、前回判別したコンテンツの種類と今回判別したコンテンツの種類から他のコンテンツに切り替わったか、視聴条件情報32に予め定められた変化が生じたか等に基づいて、補正情報の切替タイミングであるか否かが判定される。切替タイミングではないと判定された場合(S14でN)、ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、切替タイミングであると判定された場合(S14でY)、今回判別したコンテンツの種類が記憶部12等に記憶され、その後ステップS15に進む。
[0041]
 ステップS15(補正情報抽出手段)において、判別されたコンテンツの種類と、取得された環境条件情報の照度データと、に対応する補正情報31が、記憶部12に記憶している補正情報データベース30から抽出され、その後ステップS16に進む。
[0042]
 ステップS16(支援手段)において、補正情報展開処理が実行されることで、ステップS15で抽出された補正情報のパネル系補正項目31aと信号処理系補正項目31bとの各項目データが対応する映像処理部13の第1画質調整部13bと第2画質調整部13cに展開されて設定され、その後ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。
[0043]
 なお、本実施例における補正情報展開処理では、前回の補正情報から今回の補正情報に段階的に変化させるため、予め任意に定められた複数の段階を経て今回の補正情報に徐々に遷移するように、前記複数の段階に対応した1又は複数の遷移用補正情報が、前回の補正情報と今回の補正情報とに基づいて生成される。そして、その遷移用補正情報を遷移速度に応じて切り換えて展開し、最終的に今回の補正情報を展開する。このように補正情報を展開することで、映像信号2が突然変化して視認されることを防止している。
[0044]
 次に、上述した映像表示装置10における映像信号2の画質調整の一例を以下に説明する。
[0045]
 映像表示装置10は、初期設定等に応じて視聴者等によって操作部18が操作されると、その操作に応じた入力データが例えば視聴距離、視聴者の視聴に関する身体的特徴(視力、年齢等)などの視聴者の視聴条件情報32として取得されて記憶部12等に記憶する(記憶工程)。そして、その視聴条件情報32に対応する補正情報データベース30を映像表示装置10における参照用データベースとして設定する。
[0046]
 映像表示装置10は、映像信号2が入力されると、その映像情報に基づいてコンテンツの種類を判別し(判別工程)、且つ、光センサ17から入力される照度信号に基づいて周囲の照度を検出して視聴条件情報32として取得する(取得工程)。そして、そのコンテンツの種類と視聴条件情報32の照度区分とに対応した補正情報31を補正情報データベース30から抽出し(抽出工程)、その補正情報を映像処理部13に展開する(支援工程)。これにより、最適な補正情報に基づいた映像信号2の画像調整が信号処理部13によって行われ、出力処理部14を介して映像データは表示部15に表示され、且つ、音声データは音声処理部16から外部に出力される。
[0047]
 以上説明した映像表示装置10によれば、コンテンツの種類を判別し且つ視聴条件情報32を取得し、その双方に対応する補正情報に基づいて映像信号2の画質補正を支援するようにしたことから、表示するコンテンツの種類と視聴条件との双方に適した映像信号2となるように補正を支援することができるため、映像信号2は最適な画質に補正されることになり、画質の改善に貢献することができる。
[0048]
 なお、上述した本実施例では、操作部18から視聴距離、光センサ17から照度をそれぞれ視聴条件情報32として取得する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、任意に定められた情報を視聴条件情報32として取得することができる。
[0049]
 例えば、照度と共にマイクロフォン等により周囲の音声、温度センサ等により室内温度を取得して、それらの複数の項目データを有する視聴条件情報32とコンテンツの種類とに対応する補正情報31を補正情報データベース30に格納しておくことで、周囲の雰囲気に適した視聴条件情報32を取得できるため、より一層の画質の改善に貢献することができる。また、視聴条件情報32として周囲の音声を取得すれば、視聴者の盛り上がり状態等を考慮した画質調整を行うことができる。
[0050]
 なお、上述した本実施例では、本発明に係る画質調整支援装置と映像信号処理ユニットを映像表示装置10で実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えばHDD(hard disk drive)/DVD(digital versatile disk)レコーダ、STB(set-top box)等の映像信号2が入力される機器や、映像信号2を処理する機器などの各種機器に適用することもできる。
[0051]
 このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

請求の範囲

[1]
 コンテンツを表示するための映像信号の画質調整を支援する画質調整支援装置であって、
 前記コンテンツの種類と前記映像信号を視聴する視聴条件とに対応する前記映像信号の補正情報を複数記憶する補正情報記憶手段と、
 前記映像信号から前記コンテンツの種類を判別するコンテンツ判別手段と、
 前記視聴条件を示す視聴条件情報を取得する視聴条件情報取得手段と、
 前記コンテンツ判定手段が判別したコンテンツの種類と前記視聴条件情報取得手段が取得した視聴条件情報とに対応する補正情報を前記補正情報記憶手段から抽出する補正情報抽出手段と、
 前記補正情報抽出手段が抽出した補正情報に基づいて前記画質調整を支援する支援手段と、
 を有することを特徴とする画質調整支援装置。
[2]
 前記視聴条件情報取得手段が、前記映像信号を表示する周囲の照度を示す照度データを有する視聴条件情報を取得する手段であることを特徴とする請求項1に記載の画質調整支援装置。
[3]
 前記視聴条件情報取得手段が、視聴距離、周囲の音声、室内温度、視聴者の年齢等の視聴条件項目の中から任意に選ばれる少なくとも1つの項目データを有する視聴条件情報を取得する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画質調整支援装置。
[4]
 前記支援手段が、現在支援している補正情報から前記補正情報抽出手段が今回抽出した前記補正情報に徐々に変化するように前記画質調整を支援する手段であることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の画質調整支援装置。
[5]
 請求項1~4の何れか1項に記載の画質調整支援装置と、
 前記画質調整支援装置の支援手段が支援に用いた補正情報に基づいて、前記映像信号の画質を調整する画質調整装置と、
 を有することを特徴とする映像信号処理ユニット。
[6]
 コンテンツを表示するための映像信号の画質調整を支援する画質調整支援方法であって、
 前記コンテンツの種類と前記映像信号を視聴する視聴条件とに対応する前記映像信号の補正情報を補正情報記憶手段に複数記憶する記憶工程と、
 前記映像信号から前記コンテンツの種類を判別する判別工程と、
 前記視聴条件を示す視聴条件情報を取得する取得工程と、
 前記判別したコンテンツの種類と前記取得した視聴条件情報とに対応する補正情報を前記補正情報記憶手段から抽出する抽出工程と、
 前記抽出した補正情報に基づいて前記画質調整を支援する支援工程と、
 を有することを特徴とする画質調整支援方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]