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1. (WO2007032183) 金型装置
注意: このテキストは、OCR 処理によってテキスト化されたものです。法的な用途には PDF 版をご利用ください。
明 細書

金型装置

技術分野

[0001] 本発明は、例えばモータの積層鉄心を製造するプレスの金型装置に関するもので ある。

背景技術

[0002] 近年、例えばモータの積層鉄心を製造するにあたっては、図 7に示すように、鉄心、 あるいは鉄心片をプレスの金型内で接着固定することがなされている(例えば、特許 文献 1)。

このような金型装置は、帯状鋼板 (被打ち抜き金属板)力も鉄心外形を打ち抜く前 の工程において、ディスペンサーを用いて、ストロークごとに下型内に配置したノズル の先端力接着剤を吐出供給して前記帯状鋼板の下面に塗布するのが一般的であ る。なお、図 7において、 111は上型(可動金型)、 112は下型(固定金型)、 113は金 型ガイド、 114は帯状鋼板、 115はガイド穴抜きパンチ、 116はスロット抜きパンチ、 1 17は外形抜きパンチ、 118はダイ、 119は打ち抜かれた鉄心片、 120はデイスペン サー、 121はシリンジ、 122はノズル、 123は吐出局部付着装置、 124は凹み溝であ る。

特許文献 1 :特開 2001— 25218号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] し力しながら、このような従来技術においては、次のような問題があった。

(1)ディスペンサーで接着剤を供給する場合、接着剤容器から金型の接着剤塗布供 給までの距離が長くなり、その結果、液だれや接着剤供給量のばらつきが生じている

(2)プレスの金型装置は、鉄心打ち抜き時に衝撃、振動が発生するので、ノズルから 液だれが生じやすい。

(3)金型に接着剤塗布用の専用の穴を設ける必要があり、金型剛性や加工場所に

大きな制約を受ける。

本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、金型を大きく変更する ことなぐ液だれせず良好に接着剤を供給することができる金型装置を提供すること を目的とするものである。

課題を解決するための手段

[0004] 上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したものである。

請求項 1に記載の発明は、帯状鋼板力鉄心を打ち抜く上型と下型とを有し、鉄心 間に接着剤を塗布する金型装置において、それぞれの鉄心は、鉄心相互を力シメ固 定する力シメ部を有し、前記上型は、鉄心外周を打ち抜く外形抜きパンチと、前記外 形抜きパンチに設けられた貫通孔の内部に配置され、鉄心の打ち抜き積層時に、打 ち抜かれた鉄心の力シメ部をすでに打ち抜き積層された鉄心のカシメ部に押し付け る再押しパンチとを有し、前記再押しパンチは、内部に軸方向に貫通する接着剤通 路を有するパンチ本体と、前記パンチ本体の先端部に所定の空隙を介して摺動自 在に対向し、かつ先端部が前記外形抜きパンチの先端部よりも所定量突出するよう に配置されたスプールと、前記スプールを前記外形抜きパンチの貫通孔の先端部に 押圧してシールする押圧パネと、を備えて構成されたことを特徴とするものである。 請求項 2に記載の発明は、前記貫通孔の先端部にテーパを形成していることを特 徴とするちのである。

発明の効果

[0005] 本発明によれば、次のような効果がある。

(1)接着剤の吐出口となる再押しパンチ部の先端で、吐出口の開口、閉口を行うの で、接着剤の排出の制御を確実に行うことができ、液だれや接着剤供給量のばらつ きを防ぐことができる。

(2)鉄心片の打ち抜き積層時に接着剤を塗布するので、接着剤がプレスの他の部分 に接触して削り取られたりすることがない。また、他の部分に付着した接着剤にさらに 塵埃等が付着して機械を汚すとヽうことがなヽ。

(3)鉄心片のカシメ部を互いに力シメて鉄心片の積層時の位置決めがなされた後に 鉄心片間を接着するので、鉄心片の積層精度が向上する。

(4)既存の再押しパンチ部を活用して接着剤の供給装置を構成するので、専用のス ペースを設ける必要がなぐまた、穴を大きく修正加工する必要がない。したがって、 金型を大きくすることがなぐ加工コストを低減することができる。(5)また、デイスペン サーを取り付ける必要がないので、さらにコストを削減することができる。

図面の簡単な説明

[0006] [図 1]本発明の実施例における金型装置を用いて製造した鉄心片の例を示す斜視 図である。

[図 2]本発明において活用する従来の金型装置の再押しパンチ部を示す正断面図 である。

[図 3]本発明の実施例に係る金型装置の上型が上死点の位置にある状態を示す正 断面図である。

[図 4]本発明の実施例に係る金型装置のスプールが帯状鋼板のカシメ部に挿入嵌合 された状態を示す正断面図である。

[図 5]本発明の実施例に係る金型装置のスプールが一番上に押し上げられ、外形抜 きパンチの貫通孔の先端部とスプールの間に吐出口となる隙間があいた状態を示す 正断面図である。

[図 6]本発明の実施例に係る金型装置の上型が下死点に達して、外形抜きパンチが 鉄心片を打ち抜!/、た状態を示す正断面図である。

[図 7]従来技術における金型装置を示す正断面図である。

符号の説明

[0007] 1 金型装置

2 上型

21 上型本体

3, 3A 外形抜きパンチ

3Aa 先端部

31 貫通孔

4, 4A 再押しパンチ

41 パンチ本体

42 接着剤通路

5 下型

51 ダイ

6 帯状鋼板

7, 7A 鉄心片

71 連結凸部

72 連結凹部

73, 73A 力シメ咅

8 スプーノレ

9 押圧パネ

10 接着剤

111 上型

112 下型

113 金型ガイド

114 帯状鋼板

115 ガイド穴抜きパンチ

116 スロット抜きパンチ

117 外形抜きパンチ

118 ダイ

119 鉄心片

120 ディスペンサー

121 シリンジ

122 ノズル

123 吐出局部付着装置

124 凹み溝

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。 実施例 1

図 1は、本発明の金型装置により、帯状鋼板力打ち抜かれて積層固着された例え ばサーボモータの鉄心片である。

図 1において、 7は複数個をリング状に連結して並べてリング状の固定子鉄心を構 成する鉄心片、 71は連結凸部で、 72は連結凹部である。 73は 1枚 1枚の鉄心片を 積層固着するためのカシメ部である。各鉄心片 7は、力シメ部 73のカシメによる固着と は別に、片面の力シメ部 73の周囲に接着剤を塗布して鉄心片 7相互を接着固定する 。なお、鉄心は、分割された鉄心片 7ではなぐリング状に一体形成された 1枚の鉄心 でも同様である。

接着剤の塗布装置は、従来の金型装置の再押しパンチ部を活用して接着剤の供 給装置を構成している。

従来の金型装置の再押しパンチ部を図 2に示す。

図 2において、 1は金型装置、 2は上型、 3Aは前記上型 2の上型本体 21に、先端 部 3Aaの下面が突出するようにして設けられた外形抜きパンチ、 4Aは前記外形抜き パンチ 3Aの内部に固定して設けられた再押しパンチ、 5は前記上型に対向して設け られた下型、 6は帯状鋼板、 7Aは打ち抜かれて積層された鉄心片である。

前記再押しパンチ 4Aは、鉄心片 7Aが帯状鋼板 7から外形抜きされる際に、すでに 形成されてヽるカシメ部 73Aに挿入嵌合して、外形抜きパンチ 3Aとともに下降して、 各鉄心片 7Aどおしの力シメ部 73Aの嵌合を確実にするものである。

図 3に、図 2で示した従来の再押しパンチを利用して改良構成した本発明の金型装 置を示す。

図 3において、 1は金型装置、 2は上型、 3は鉄心外周を打ち抜く外形抜きパンチで 、前記上型 2の上型本体 21に、下面が所定量突出するようにして設けられている。 4 は再押しパンチで、前記外形抜きパンチ 3に設けられた貫通孔 31の内部に配置され 、鉄心片 7の打ち抜き積層時に、打ち抜かれた鉄心片 7の力シメ部 73をすでに打ち 抜き積層された鉄心片 7の力シメ部 73に押し付ける。 5は前記上型 2に対向して設け られた下型で、ダイ 51内に打ち抜かれた鉄心片 7をストロークごとに順次積層固着し て収納している。 6は帯状鋼板である。

なお、前記金型装置 1においては、外径抜き工程の前の工程、たとえばスロット抜き 工程や、力シメ部形成工程などは省略して示して、る。

前記再押しパンチ 4は、例えば断面が T字状のパンチ本体 41の内部に軸方向に貫 通する接着剤通路 42を有するとともに、前記パンチ本体 41の先端部に所定の空隙 G1を介して摺動自在に対向し、かつ先端部が前記外形抜きパンチ 3の先端部よりも 所定量、つまり前記空隙 G1に力シメ部 73の上面までの深さ寸法を足した寸法だけ 突出するように配置されたスプール 8とを備えている。 9は押圧パネで、例えばコイル パネからなり、前記パンチ本体 41の直線部に挿入され、前記スプール 8を前記貫通 孔 31の先端部に押圧して、前記貫通孔 31を塞ぐようにしてシールをする。なお、前 記貫通孔 31の先端部には、テーパを形成し、かつ、スプール 8にも、前記貫通孔 31 の先端部に形成したテーパに対応させてテーパを形成して、前記スプールの位置決 めが自然になされるようにして!/、る。

このような構成の金型装置 1を用いて鉄心片 7どおしを接着固定する工程を、以下 に説明する。

図 3は、上型 2が上死点にある状態を示している。スプール 8は、押圧パネ 9によつ て貫通孔 31の先端部に押圧されて貫通孔 31の出口をシールして塞いでいる。前記 貫通孔 31内には、型外部力接着剤通路 42を通ってエアー圧で送られてきた接着 剤 10が充填されている。

この状態力も上型 2が下降すると、図 4に示すように、前記スプール 8がまず、前の 工程で帯状鋼板 6に形成されていた力シメ部 73に挿入嵌合されるようにして当接す る。スプール 8が力シメ部 73に当接すると、図 5に示すように、スプール 8は、上型 2の 下降とともに、押圧パネ 9に抗して貫通孔 31内に入り込んでいき、パンチ本体 41と当 接する。このとき、スプール 8とパンチ本体 41の先端部との間には、パンチ本体 41と スプール 8との空隙 G1と同じ寸法だけの空隙 G2が生じる。この空隙 G2が接着剤 10 の吐出口となる。前記空隙 G2が生じる過程において、接着剤 10が貫通孔 31の先端 から吐出され、帯状鋼板 6の上面の力シメ部 73の周囲に接着剤 10を塗布する。 上型 2はさらに下降を続け、図 6に示すように、外形抜きパンチ 3で、帯状鋼板 6から 鉄心片 7を打ち抜く。打ち抜かれた鉄心片 7は、前のストロークで打ちぬかれた鉄心 片 7の上に押圧積層される。この際、それぞれの力シメ部 73が互いに挿入嵌合される とともに、先に打ち抜かれた鉄心片 7の上面の力シメ部 73の周囲に塗布されている接 着剤 10で鉄心片 7どおしが接着固定される。

上型 2が下死点に達して鉄心片 7が打ち抜かれると、上型 2は上昇を始める。上型 2 の上昇に伴い、まず外形抜きパンチ 3が上型 2とともに上昇を始める。外形抜きパン チ 3が空隙 G2の寸法だけ上昇する間に、スプール 8と貫通孔 31の間の接着剤の吐 出口は狭められていき、外形抜きパンチ 3が空隙 G2の寸法だけ上昇し終わるととも に、前記スプール 8が前記貫通孔 31の先端部に押圧されて、前記貫通孔 31を塞い だ状態に戻る。接着剤 10の鉄心片 7への塗布はここで終わり、スプール 8は、外形抜 きパンチ 3とともに上型 2の上死点まで上昇する。ここまでが 1ストロークで、以降この プレスストローク動作を続けて、く。

本発明においては、このような構成であるので、次のような大きな特徴がある。

(1)接着剤の吐出口となる再押しパンチ部の先端で、吐出口の開口、閉口を行うの で、接着剤の排出の制御が確実に行われ、液だれが生じたり、接着剤の供給量がば らっきことはない。

(2)鉄心片の打ち抜き積層時に接着剤を塗布するので、接着剤がプレスの他の部分 に接触して削り取られたり、他の部分に付着した接着剤にさらに塵埃等が付着して機 械を汚すということがない。

(3)鉄心片のカシメ部を互いに力シメて鉄心片の積層時の位置決めがなされた後に 鉄心片間を接着するので、鉄心片の積層精度が向上する。

(4)既存の再押しパンチ部を活用して接着剤の供給装置を構成するので、専用のス ペースを設ける必要がない。また、穴を大きく修正カ卩ェする必要がない。したがって、 金型を大きくする必要がなぐ加工コストも低減できる。

(5)また、ディスペンサーなどを取り付ける必要がないので、コストをさらに削減できる

産業上の利用可能性

本発明は、例えばモータの積層鉄心を製造するプレスの金型装置に適用して、金 型を大きく変更することなぐ液だれせず良好に接着剤を供給することができる金型 装置を製造、提供する分野に利用することができる。