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1. WO2006043341 - 綴じ具

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綴じ具

技術分野

[0001] この発明は、綴じ具に関し、特にたとえば、書類などの被綴じ物を挟み込んでフアイ ルに綴じるための綴じ具に関する。

背景技術

[0002] 従来の綴じ具として、たとえば図 33に示すようなものがある。この綴じ具 1は、基板 2 を含み、基板 2の幅方向の一端側に軸受板 3が直立して設けられている。軸受板 3に は、基板 2に対して垂直な平面内で回動可能に、操作レバー 4が軸支されている。さ らに、操作レバー 4の回動と連動して基板 2に対して接近離間する押え板 5が設けら れる。押え板 5と操作レバー 4との間には、操作レバー 4を操作したときに、押え板 5を 基板 2側に付勢するためのパネ部材 6が設けられて、る。このパネ部材 6を挟んで両 側に、クランク 7が取り付けられる。クランク 7は、軸受板 3と押え板 5の間に掛け渡され 、押え板 5が基板 2に対してほぼ平行な姿勢で基板 2に接近離間するようにしている。 押え板 5は、逆 U字状の断面形状を有し、幅方向の両側で書類などの被綴じ物を押 える構成となっている。

[0003] このような綴じ具 1では、操作レバー 4を操作することにより、押え板 5が軸受板 3に 沿って移動しながら基板 2方向に変位し、書類などの被綴じ物を挟み込んで保持す ることができる。し力しながら、この綴じ具 1では、押え板 5が軸受板 3に沿って移動す るため、書類などの被綴じ物の端部に沿って移動することとなり、書類などの被綴じ 物の綴じ込み位置を合わせにくいという問題がある。そこで、この問題を解決するた めに、図 34に示すような綴じ具が考えられた。この綴じ具 8では、クランクが設けられ ておらず、 2つの腕 9に連結された回転軸部 9aに、押え板 5が回動可能に取り付けら れている。腕 9の端部は、軸受板 3に回動可能に取り付けられ、押え板 5は、軸受板 3 への取付け部と回転軸部 9aの 2軸で回動可能に取り付けられている。

[0004] この綴じ具 8では、操作レバー 4を操作することにより、押え板 5と軸受板 3とが平行 な状態で、軸受板 3と腕 9との取り付け部および回転軸部 9aを中心として回動しなが ら、押え板 5が基板 2側に押し付けられる。したがって、書類などの被綴じ物の綴じ込 み位置において押え板 5が移動するため、容易に綴じ込み位置を合わせることがで きる (特許文献 1参照)。

[0005] さらに、図 35に示すように、板状の挟み板 10を基板 2上の軸支部 11で回動可能に 軸支し、軸支部 11の一方側で書類などの被綴じ物を綴じ込むようにした綴じ具 12が ある。この綴じ具 12では、挟み板 10の軸支部 11の他方側力パネ部材 6によって付 勢され、挟み板 10の軸支部 11の一方側で書類などの被綴じ物が挟み込まれる(特 許文献 2参照)。

[0006] 特許文献 1:特開平 7— 246794号公報

特許文献 2:実開昭 49- 76714号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] し力しながら、図 33や図 34に示されるような綴じ具では、断面逆 U字状の押え板の 幅方向の両側部分で書類などの被綴じ物を押さえる構造であるため、パネ部材によ る力が分散され、綴じ込んだ書類などの被綴じ物が外れやすいという問題がある。ま た、図 35に示されるような綴じ具では、挟み板の軸支部の一方側で書類などの被綴 じ物を挟みこみ、軸支部の他方側をパネ部材で付勢する構造であるため、ファイルに 取り付けられる綴じ具全体の大きさを考えると、軸支部からみてパネ部材側よりも綴じ 込み側のほうが長くなる。そのため、挟み板の綴じ込み側における力が、パネ部材に よる付勢力よりも小さくなり、綴じ込んだ書類などの綴じ物が外やすくなる恐れがある

[0008] それゆえに、この発明の主たる目的は、書類などの被綴じ物の綴じ込み位置で動 作する綴じ部材を有する綴じ具にお!/ヽて、被綴じ物が外れにく!ヽ構造を有する綴じ 具を提供することである。

課題を解決するための手段

[0009] この発明は、板状の基板と、基板上において回動可能に支持される操作レバーと、 基板上において被綴じ物を押圧して保持する押圧部が先端側に形成された 1つの 部材カゝらなる綴じ部材と、操作レバーに連結されるとともに綴じ部材の先端側に連結 され、操作レバーを操作することにより綴じ部材の先端側を付勢するパネ部材を含み 、綴じ部材は、操作レバーを操作することにより押圧部の反対側を回転中心として回 動する、綴じ具である。

このような綴じ具において、綴じ部材は 1枚の板材によって形成され、押圧部は板 材の先端部によって直線状または直線上の複数個所で被綴じ物を押圧するように形 成することができる。

また、押圧部は、綴じ部材の先端側を綴じ部材の回転中心側に向力つて屈曲させ ること〖こより形成することができる。

さらに、押圧部は、綴じ部材の先端側を綴じ部材の回転中心側に向力つて屈曲さ せ、さらに基板側に向力つて屈曲させることにより形成してもよい。

また、綴じ部材の回転中心は、基板に形成された切り起こし部に形成された貫通孔 に綴じ部材の端部力も突出する突出片を揷通することにより形成することができる。 さらに、操作レバーと綴じ部材とは、互いに交差する向きに回動してもよいし、互い に平行な向きに回動してもよい。

綴じ部材の先端側に押圧部が形成され、その押圧部の反対側を回転中心として綴 じ部材が回動する構造であるため、書類などの被綴じ物の綴じ込み位置にぉ、て綴 じ部材の押圧部が変位する。さらに、綴じ部材の先端側がパネ部材によって直接付 勢されるので、被綴じ物にパネ部材による力が直接加わり、書類などの被綴じ物が綴 じ具力外れにくくなる。

さらに、綴じ部材を 1枚の板材によって形成し、直線状または直線上の複数個所で 被綴じ物を押圧する押圧部とすることにより、パネ部材による付勢力が分散せず、被 綴じ物がさらに外れにくくなる。

板状の綴じ部材の先端部を回転中心側に向力うように形成することにより、被綴じ 物が綴じ具力も外れる向きに引っ張られたとき、押圧部が被綴じ物に加わる引き抜き 方向の力に抵抗して、被綴じ物が綴じ具力も外れに《なる。

また、基板の切り起こし部に形成された貫通孔に綴じ部材の端部力突出する突出 片を揷通することにより綴じ部材の回転中心を形成すれば、回転軸などを用いて、そ の周囲を回転させる場合に比べて、部品数を少なくすることができ、低コストで綴じ具 を作製することができる。

さらに、操作レバーと綴じ部材の回動する向きは、自由に設定することができる。 発明の効果

[0011] この発明によれば、書類などの被綴じ物の綴じ込み位置で動作する綴じ部材を有 する綴じ具において、被綴じ物が外れにくい構造を有する綴じ具を得ることができる。

[0012] この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う 以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明ら力となろう。

図面の簡単な説明

[0013] [図 1]この発明の綴じ具の一例を示す斜視図である。

[図 2]図 1に示す綴じ具を閉じた状態を示す斜視図である。

[図 3]図 1に示す綴じ具を開!ヽた状態を示す側面図解図である。

圆 4]図 1に示す綴じ具を閉じた状態を示す側面図解図である。

[図 5]図 1に示す綴じ具の分解斜視図である。

[図 6]図 1に示す綴じ具の押圧部の変形例を示す平面図である。

[図 7]図 1に示す綴じ具の押圧部の他の変形例を示す平面図である。

[図 8]図 1に示す綴じ具の押圧部のさらに他の変形例を示す平面図である。

[図 9]この発明の綴じ具の他の例を示す斜視図である。

[図 10]図 9に示す綴じ具を閉じた状態を示す斜視図である。

[図 11]図 9に示す綴じ具を開いた状態を示す側面図解図である。

[図 12]図 9に示す綴じ具を綴じた状態を示す側面図解図である。

[図 13]図 1に示す綴じ具で少ない書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解図 である。

[図 14]図 1に示す綴じ具で多い書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解図で ある。

[図 15]他の押圧部を有する綴じ部材で少ない書類を綴じた状態を示す図解図であ る。

[図 16]図 12に示す綴じ部材で多い書類を綴じた状態を示す図解図である。

[図 17]さらに他の押圧部を有する綴じ部材で多い書類を綴じた状態を示す図解図 である。

[図 18]別の押圧部を有する綴じ部材で書類を綴じた状態を示す図解図である。

[図 19] (A) (B)は、綴じ部材の幅と綴じ部材が開いたときのずれとの関係を示す 図解図である。

[図 20]この発明の綴じ具のさらに他の例を示す斜視図である。

[図 21]この発明の綴じ具の別の例を示す斜視図である。

[図 22]この発明の綴じ具の一例を示す斜視図である。

[図 23]この綴じ具を閉じた状態を示す斜視図である。

[図 24]綴じ具を開ヽた状態を示す側面図解図である。

[図 25]綴じ具を閉じた状態を示す側面図解図である。

[図 26]図 22に示す綴じ具の分解斜視図である。

[図 27]綴じ部材の正面図である。

[図 28]図 22に示す綴じ具の綴じ部材及びパネ部材の作動状態を示す図解図であ る。

[図 29]図 22に示す綴じ具の綴じ部材及びパネ部材の作動状態を示す図で、 (A) は正断面図解図であり、 (B)は一部分の側面図解図である。

[図 30]図 22に示す綴じ具で少ない書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解 図である。

[図 31]図 22に示す綴じ具の綴じ部材及びパネ部材の作動状態を示す図で、 (A) は正断面図解図であり、 (B)は一部分の側面図解図である。

[図 32]図 22に示す綴じ具で多い書類を綴じたときの押圧部の状態を示す図解図 である。

[図 33]従来の綴じ具の一例を示す図解図である。

[図 34]従来の綴じ具の他の例を示す図解図である。

[図 35]従来の綴じ具のさらに他の例を示す図解図である。

符号の説明

20, 220 綴じ具

22, 222 基板

, 224 軸受板

, 226 貫通孑し

, 228 固定用凸部

, 34, 38, 230, 234, 238 切り起こし部 , 36, 40, 232, 236, 240 貫通孔 凸部

貫通孔

, 246 軸

, 250 ノネ部材

a, 250a 卷線部

b, 250b 一端側

c, 250c 他端側

d, 250d 立ち上力り部

e, 250e 架け渡し部

f, 250f 係止部

, 260 操作レバー

, 262 貫通孔

, 264 折曲片

, 266 貫通孔

, 270 綴じ部材

0a 立ち上がり部

0b 架け渡し部

0c 屈曲部

, 272 突出片

, 274 折曲部

, 276 押圧部

, 278 貫通孔

, 280 ジブ

90 用箋揃え部

100 被綴じ物

発明を実施するための最良の形態

[0015] 図 1はこの発明の綴じ具の一例を示す斜視図であり、図 2はこの綴じ具を閉じた状 態を示す斜視図である。また、図 3は綴じ具を開いた状態を示す側面図解図であり、 図 4は綴じ具を閉じた状態を示す側面図解図である。

綴じ具 20は、金属製薄板によって形成される基板 22を含む。基板 22の幅方向の 一端側における直線状長手端縁には、図 5に示すように、基板 22に対して直立する 軸受板 24がー体的に形成される。軸受板 24は、基板 22の長手方向の手前側端縁 より後側端縁近傍に至るまで連続して形成される。軸受板 24の長手方向の一端側 ( 後側)には、円形の貫通孔 26が形成され、軸受板 24の長手方向の他端側 (手前側) には、後述の操作レバーを固定するための固定用凸部 28が形成される。固定用凸 部 28は、たとえば軸受板 24に 4角形の孔を形成し、孔の上方部分を基板 22側に押 し出すことにより形成される。

[0016] 軸受板 24の貫通孔 26形成部の後側近傍において、軸受板 24と適宜な間隔を隔 てて基板 22の長手方向の一端側の角部が切り起こされ、切り起こし部 30が形成され る。切り起こし部 30の主面は、軸受板 24の主面と直交するように形成される。この切 り起こし部 30には、円形の貫通孔 32が形成される。さらに、固定用凸部 28の手前側 近傍において、切り起こし部 30の主面に平行な面を有する別の切り起こし部 34が形 成される。切り起こし部 34は、基板 22に U字状の切り込みを形成し、この部分を切り 起こすことにより形成される。この切り起こし部 34には、円形の貫通孔 36が形成され る。これらの切り起こし部 30と切り起こし部 34とは対向し、その貫通孔 32, 36を結ぶ 線は、軸受板 24の基板 22側の主面に平行となるように配置される。

[0017] さらに、これらの切り起こし部 30, 34の間であって、切り起こし部 30の貫通孔 32と 切り起こし部 34の貫通孔 36とを結ぶ線より軸受部 24から離れる側において、軸受板 24の面と平行な面を有する切り起こし部 38が形成される。この切り起こし部 38も、基 板 22に U字状の切り込みを形成し、この部分を切り起こすことにより形成される。この 切り起こし部 38には、円形の貫通孔 40が形成され、軸受板 24の貫通孔 26と切り起 こし部 38の貫通孔 40とが対向するように配置される。すなわち、切り起こし部 30の貫 通孔 32と切り起こし部 34の貫通孔 36とを結ぶ線と、軸受板 24の貫通孔 26と切り起 こし部 38の貫通孔 40とを結ぶ線とが、互いに直交するように形成される。また、基板 22の幅方向の他端側には、 2つの凸部 42が形成される。これらの凸部 42は、基板 2 2の長手方向に一定の間隔をおいて並んで形成される。そして、基板 22の長手方向 の両側には、綴じ具 20をファイルなどに取り付けるための貫通孔 44が後側と手前側 とに一対形成される。

[0018] 軸受板 24の貫通孔 26と切り起こし部 38の貫通孔 40には、軸 46が揷通され、軸 46 に捩りコイルパネ力もなるパネ部材 50および操作レバー 60が取り付けられる。パネ 部材 50は、卷線部 50aを有し、卷線部 50aの一端側 50bが軸受板 24の面に略平行 に延びるように形成され、卷線部 50aの他端側 50cが基板 22の幅方向で軸受板 24 より離れる方向に延びるように形成される。

[0019] 操作レバー 60は、金属板などによって長尺状に形成され、その強度を高めるため に、横断面略 L字状または横断面略 U字状に形成される。操作レバー 60の長手方 向の一端側における垂直側壁には、円形の貫通孔 62が形成される。そして、軸 46 1S 操作レバー 60の貫通孔 62とパネ部材 50の卷線部 50aに揷通するようにして、軸 受板 24および切り起こし部 38に取り付けられる。パネ部材 50の一端側 50bは、操作 レバー 60の内側に沿って配置され、操作レバー 60の垂直側壁の一部を内側に折り 曲げた折曲片 64によって固定される。さらに、操作レバー 60の垂直側壁には、軸受 板 24の固定用凸部 28に対応する位置に矩形の貫通孔 66が形成される。この貫通 孔 66に固定用凸部 28が嵌め込まれることにより、操作レバー 60が軸受板 24に固定 される。また、操作レバー 60の長手方向の他端側は、幅広に形成され、指で操作し やすくなつている。

[0020] さらに、基板 22上には、平面視略長方形状の綴じ部材 70が、基板 22の長手方向 に延びて軸受板 24と平行に取り付けられる。綴じ部材 70は、たとえば 1枚の金属板 によって形成される。綴じ部材 70は、たとえば切り起こし部 30, 34の距離に略等しい 長さを有し、幅方向において上方に向けて膨らむように湾曲する形状 (断面半円弧 状)に形成される。

そして、綴じ部材 70の幅方向の軸受板 24側において、その長手方向の両側に突 出する枢軸たる突出片 72が形成される。これらの突出片 72が、枢軸受けたる切り起 こし部 30の貫通孔 32および切り起こし部 34の貫通孔 36に嵌め込まれる。したがって 、綴じ部材 70は、 2つの突出片 72を結ぶ線を回転中心として回動可能となっている 。なお、突出片 72の強度を高め、貫通孔 32, 36内で突出片 72が回転しやすいよう に、突出片 72は幅方向に屈曲するように形成される。このように、綴じ部材 70から突 出する突出片 72を切り起こし部 30, 34の貫通孔 32, 36に嵌め込むことにより、別部 品たる回転軸などを用いて綴じ部材 70を回動可能に保持する場合に比べて、部品 数を少なくすることができる。

[0021] また、綴じ部材 70の幅方向における軸受板 24の反対側は、上述の回転中心側(突 出片 72側)に向力つて折り曲げられ、折曲部 74が形成される。折曲部 74は、綴じ部 材 70の手前側端縁より後側端縁に至るまで連続して形成される。さらに、折曲部 74 の先端側が基板 22側に向カゝつて折り曲げられ、書類などの被綴じ物 100を押えるた めの押圧部 76が形成される。押圧部 76は、折曲部 74の手前側端縁より後側端縁に 至るまで連続して形成される。押圧部 76は、綴じ部材 70が基板 22側に閉じた状態 のときに、折曲部 74から基板 22に向力にしたがって、綴じ部材 70の回転中心側に 傾斜するように形成される。したがって、折曲部 74と押圧部 76とは、略 L字状に連設 される。この押圧部 76によって、書類などの被綴じ物 100が 1本の直線状に押圧され る。ここで、綴じ部材 70が基板 22側に閉じた状態のときに、折曲部 74は綴じ部材 70 の端部側力も綴じ部材 70の内側に向けて上昇する。

[0022] パネ部材 50の一端側 50bは、卷線部 50aの軸受板 24側でその後側の上端より手 前側に直線状に延び、その先端が力を受けないときは、その先端が手前側に斜め上 方に向けて延びるように形成されて、る。

他端側 50cは、卷線部 50aの切り起こし部 38側でその手前側の下端より軸受板 24 とは反対側に延びた略 L字状で、力を受けないときは、上方に延びた立ち上がり部 5 Odの上端力も斜め上方に架け渡し部 50eが延び、架け渡し部 50eの自由端側に水 平方向に屈曲した係止部 50fが突設されて、る。

[0023] 折曲部 74には、矩形の貫通孔 78が形成され、パネ部材 50の他端側 50cが上から 嵌め込まれ、パネ部材 50の他端側 50cの先端部が折り曲げられて貫通孔 78から外 れないようにされている。この実施の形態においては、貫通孔 78は、綴じ部材 70の 前後端に形成された突出片 72の間において、軸 46に卷装された卷線部 50aに近い 位置に形成されている。さらに、押圧部 76には、書類などの被綴じ物 100を押さえ付 けたときの力による変形を防ぐために、直線状のリブ 80が形成されてヽる。

[0024] パネ部材 50の先端部 (係止部 50f)は、図 3及び 4にお、て示すように、綴じ部材 7 0が閉じた状態のときと開いた状態のときのいずれのときにも、基板 22の幅方向にお ける位置は殆ど変わらない。そして、綴じ部材 70が綴じる書類などの被綴じ物 100を 押圧して操作レバー 60を固定用凸部 28に係止させたときには、パネ部材 50の他端 側 50cが屈曲状態力も伸びた状態になるとともに先端部 (係止部 50f)がねじれて係 止部 50fが水平状態から下向きに変形するが、このパネ部材 50の変形状態を許容 できるように、貫通孔 78が折曲部 74の長手方向及び幅方向に延びて、る。

[0025] なお、押圧部 76によって押圧される部分は、 1本の直線状に限らず、図 6に示すよ うに、押圧部 76の長手方向の両端部で押圧されてもよい。この場合、押圧部 76の先 端においては、長手方向の両端部力も中央部に向かうにしたがって凹むような形状 に形成される。また、図 7に示すように、押圧部 76の長手方向の複数個所の凹部を 形成し、直線上の複数の点で書類など被綴じ物 100を押圧してもよい。さらに、直線 上の複数個所で書類などの被綴じ物 100を押圧する場合、図 8に示すように、点で はなく線状に押圧してもよい。このように、押圧部 76で押圧する部分は、 1本の直線 状であってもよ、し、直線上の複数個所における点または線状の部分であってもよ!/ヽ

なお、綴じ部材 70は、湾曲した形状に限らず、図 9ないし図 12に示すように、金属 板を折り曲げることによって形成されてもよい。

[0026] このような綴じ具 20は、たとえば基板 22に形成された貫通孔 44に取付用金具など を挿通することにより、ファイルなどに取り付けられる。そして、操作レバー 60を操作 することにより、綴じ部材 70を開閉することができる。ここで、図 1に示すように、操作 レバー 60を上げることにより、パネ部材 50の他方側 50cが綴じ具 20を持ち上げ、基 板 22と綴じ部材 70の押圧部 76との間に隙間が生じる。この隙間に書類などの被綴 じ物 100が挿入され、操作レバー 60を下げることにより、綴じ部材 70が閉じて、押圧 部 76によって書類などの被綴じ物 100が基板 22に向力つて押し付けられる。つまり、 操作レバー 60を下げることにより、パネ部材 50の卷線部 50aが締め付けられ、パネ 部材 50の他端側 50cによって、押圧部 76が基板 22方向に付勢される。

[0027] このとき、図 13に示すように、書類などの被綴じ物 100に対して、押圧部 76が斜め に押し付けられる。そして、書類などの被綴じ物 100を引き抜くような力が加わったと き、押圧部 76の傾斜方向とは逆向きの力が加わるとともに、折曲部 74および押圧部 76の屈曲部分をさらに屈曲させる向きの力が加わる。このような折曲部 74および押 圧部 76の変形が元に戻ろうとする力により、押圧部 76から書類などの被綴じ物 100 の引き抜きに対して抵抗力となるような力が加わり、書類などの被綴じ物 100が綴じ 具 20から外れにくくなる。

[0028] さらに、押圧部 76が折曲部 74から基板 22側に向力にしたがって綴じ部材 70の 回転中心側に向力ように傾斜しているため、図 14に示すように、書類などの被綴じ 物 100が厚くなつても、書類などの被綴じ物 100が薄いときと比してやや立ちぎみと はなる力押圧部 76は書類などの被綴じ物 100の面に対して直交する位置にはなり にくぐ書類などの被綴じ物 100の抜け落ちに対する抵抗力を保つことができる。

[0029] なお、押圧部 76の形状としては、綴じ部材 70の端部を折り曲げた形状に限らず、 図 15に示すように、湾曲する板状の綴じ部材 70の先端部を押圧部 76としてもよ、。 この場合、綴じ部材 70の断面形状を半円形などの形状にしておけば、図 16に示す ように、書類などの被綴じ物 100が厚みに関係なぐ書類などの被綴じ物 100の面に 対する押圧部 76の角度にあまり変わりはない。そのため、綴じ部材 70の全体で書類 などの被綴じ物 100の引き抜き方向にかかる力に対抗することができ、書類などの被 綴じ物 100が外れに《なる。それに対して、図 17に示すように、綴じ部材 70の断面 形状が矩形に折り曲げられた形状である場合、書類などの被綴じ物 100が厚くなると 、押圧部 76が書類などの被綴じ物 100の引き抜き方向に傾斜するため、書類などの 被綴じ物 100の引き抜き方向にかかる力に対する抵抗力が弱ぐ書類などの被綴じ 物 100が外れやすくなる。したがって、綴じ部材 70の先端部を折り曲げないで押圧 部 74とする場合、綴じ部材 70の断面形状は、半円形などのような湾曲した形状にす ることが好ましい。

[0030] また、綴じ部材 70を折り曲げて押圧部 76とする場合、図 18に示すように、 1回だけ 綴じ部材 70の先端部を回転中心側に折り曲げて押圧部 76としてもよい。この場合、 折曲部 74は形成されないが、書類などの被綴じ物 100を引き抜くような力が加わつ たときに、押圧部 76の傾斜方向とは逆向きの力が加わり、押圧部 76が起き上がるよう に変形する。そのため、押圧部 76の変形が元に戻ろうとする力により、書類などの被 綴じ物 100の引き抜きに対して抵抗力を得ることができる。なお、図 15、図 17、図 18 などに示すような押圧部 76を有する綴じ具 20においても、図 6ないし図 8に示すよう に、押圧部 76で押圧する部分は、 1本の直線状であってもよいし、直線上の複数個 所における点または線状の部分であってもよい。

[0031] 綴じ部材 70を開いたとき、図 19 (A) (B)に示すように、基板 22からの押圧部 76の 高さ Hが同じであれば、綴じ部材 70の幅が大きいほうが、基板 22の面上において、 閉じたときの位置とのずれ Xが小さくなる。そのため、書類などの被綴じ物 100を綴じ るときに、綴じ部材 70が開いたときの押圧部 76の位置力も書類などの被綴じ物 100 の綴じ位置までの誤差が少なぐ書類などの被綴じ物 100の綴じ込みを容易にする ことができる。

[0032] このように、綴じ部材 70の幅を大きくするために、図 20に示すように、操作レバー 6 0の垂直側壁を軸受板 24の外面側に配置してもよい。このようにすれば、固定用凸 部 28を軸受板 24の外面側に向かって突出するように形成し、操作レバー 60を軸受 板 24の外側に向かって変位させることにより、綴じ部材 70を開くことができる。そのた め、操作レバー 60を綴じ部材 70側に向力つて変位させる必要がなぐ綴じ部材 70を 軸受板 24側に近づけることができ、綴じ部材 70の幅を大きくすることができる。なお、 図 20では、綴じ部材 70の長手方向の両端に切欠部 82が形成され、切欠部 82に対 応する位置において、基板 22に貫通孔 44が形成されている。したがって、切欠部 8 2を通して、貫通孔 44に取付用金具などを揷通してファイルに綴じ具 20を取り付ける ことができる。

[0033] さらに、図 21に示すように、綴じ部材 70の回動方向と操作レバー 60の回動方向と が同じとなるようにしてもよい。このような綴じ具 20では、基板 22の長手方向の一端 側に軸受板 24が形成される。そして、基板 22の長手方向に向力つて、軸受板 24に 形成された貫通孔 26に軸 46が揷通される。この軸 46に、パネ部材 50の卷線部 50a および操作レバー 60が取り付けられる。パネ部材 50の一端側 50bは、基板 22の幅 方向に延びて操作レバー 60に固定される。また、パネ部材 50の他端側 50cは、基板 22の幅方向に延びて綴じ部材 70の折曲部 74に形成された貫通孔 78に嵌め込まれ る。このような綴じ部材 20は、たとえば、書類などの被綴じ物 100の長手方向の一端 側を綴じる場合などに用いられる。この場合、綴じ具 20は、書類などの被綴じ物 100 の幅方向の一端側に配置され、操作レバー 60が書類などの被綴じ物 100の外側に 配置される。

[0034] つまり、この綴じ具 20は、金属製薄板によって形成される基板 22を含む。基板 22 の長手方向の一端側における直線状左端縁には、基板 22に対して直立する軸受板 24がー体的に形成される。軸受板 24は、基板 22の幅方向の手前側端縁より後側端 縁近傍に至るまで連続して形成される。軸受板 24の幅方向の一端側(後側)には、 円形の貫通孔 26が形成され、軸受板 24の長手方向の他端側 (手前側)には、操作 レバー 60を固定するための固定用凸部 28が形成される。固定用凸部 28は、たとえ ば軸受板 24に 4角形の孔を形成し、孔の上方部分を基板 22側に押し出すことにより 形成される。

[0035] 軸受板 24の貫通孔 26形成部の近傍において、軸受板 24と適宜な間隔を隔てて 基板 22の長手方向の一端側が切り起こされ、切り起こし部 34が形成される。切り起こ し部 34の主面は、軸受板 24の主面と平行となるように形成される。この切り起こし部 3 4には、円形の貫通孔 36が形成される。さらに、基板 22の右端側の近傍において、 切り起こし部 34の主面に平行な面を有する別の切り起こし部 30が形成される。切り 起こし部 30は、基板 22の端部を切り起こすことにより形成される。この切り起こし部 3 0には、円形の貫通孔 32が形成される。これらの切り起こし部 30, 34の貫通孔 32, 3 6を結ぶ線は、軸受板 24の基板 22側の主面に直交するように配置される。

[0036] さらに、これらの切り起こし部 30, 34の間において、軸受板 24の面と平行な面を有 する切り起こし部 38が形成される。この切り起こし部 38も、基板 22に U字状の切り込 みを形成し、この部分を切り起こすことにより形成される。この切り起こし部 38には、 円形の貫通孔 40が形成され、軸受板 24の貫通孔 26と切り起こし部 38の貫通孔 40 とが対向するように配置される。すなわち、切り起こし部 30の貫通孔 32と切り起こし部 34の貫通孔 36とを結ぶ線と、軸受板 24の貫通孔 26と切り起こし部 38の貫通孔 40と を結ぶ線とが、互いに平行となるように形成される。そして、基板 22の長手方向の両 側には、綴じ具 20をファイルなどに取り付けるための貫通孔 44が形成される。

[0037] 軸受板 24の貫通孔 26と切り起こし部 38の貫通孔 40には、軸 46が揷通され、軸 46 に捩りコイルパネ力もなるパネ部材 50および操作レバー 60が取り付けられる。パネ 部材 50は卷線部 50aを有し、卷線部 50aの一端側 50bが軸受板 24の面に略平行に 延びるように形成され、卷線部 50aの他端側 50cが基板 22の幅方向で軸受板 24より 離れる方向に延びるように形成される。

[0038] 操作レバー 60は、金属板などによって長尺状に形成され、その強度を高めるため に、断面略 L字状または断面略 U字状に形成される。操作レバー 60の長手方向の一 端側における垂直側壁には、円形の貫通孔 62が形成される。そして、操作レバー 60 の貫通孔 62とパネ部材 50の卷線部 50aに揷通するようにして、軸受板 24および切り 起こし部 38に軸 46が取り付けられる。パネ部材 50の一端側 50bは、操作レバー 60 の内側に沿って配置され、操作レバー 60の垂直側壁の一部を内側に折り曲げた折 曲片 64によって固定される。さらに、操作レバー 60の側壁には、軸受板 24の固定用 凸部 28に対応する位置に矩形の貫通孔 66が形成される。この貫通孔 66に固定用 凸部 28が嵌め込まれることにより、操作レバー 60が軸受板 24に固定される。また、 操作レバー 60の長手方向の他端側は幅広に形成され、指で操作しやすくなつて!/ヽ る。

[0039] さらに、基板 22上には、平面視略長方形状の綴じ部材 70が、基板 22の長手方向 に延びて、綴じ部材 70の長手方向が軸受板 24の長手方向と直交するように取り付 けられる。綴じ部材 70は、たとえば 1枚の金属板によって形成される。綴じ部材 70は 、たとえば切り起こし部 30, 34の距離に略等しい長さを有し、幅方向において上方に 向けて膨らむように湾曲する形状 (断面半円弧状)に形成される。そして、綴じ部材 7 0の幅方向の軸 46側において、その長手方向の両側に突出する突出片 72が形成さ れる。これらの突出片 72が、切り起こし部 30の貫通孔 32および切り起こし部 34の貫 通孔 36に嵌め込まれる。したがって、綴じ部材 70は、 2つの突出片 72を結ぶ線を回 転中心として回動可能となっている。なお、突出片 72の強度を高め、貫通孔 32, 36 内で突出片 72が回転しやす、ように、突出片 72は幅方向に屈曲するように形成され る。このように、綴じ部材 70から突出する突出片 72を切り起こし部 30, 34の貫通孔 3 2, 36に嵌め込むことにより、回転軸などを用いて綴じ部材 70を回動可能に保持す る場合に比べて、部品数を少なくすることができる。

[0040] また、綴じ部材 70の幅方向における軸 46の反対側は、上述の回転中心側に向か つて折り曲げられ、折曲部 74が形成される。折曲部 74は、綴じ部材 70の手前側端 縁より後側端縁に至るまで連続して形成される。さらに、折曲部 74の先端側が基板 2 2側に向力つて折り曲げられ、書類などの被綴じ物 100を押えるための押圧部 76が 形成される。押圧部 76は、折曲部 74の手前側端縁より後側端縁に至るまで連続して 形成される。押圧部 76は、綴じ部材 70が基板 22側に閉じた状態のときに、折曲部 7 4力も基板 22に向力にしたがって、綴じ部材 70の回転中心側に傾斜するように形 成される。したがって、折曲部 74と押圧部 76とは、略 L字状に連設される。この押圧 部 76によって、書類などの被綴じ物 100が 1本の直線状に押圧される。ここで、綴じ 部材 70が基板 22側に閉じた状態のときに、折曲部 74は綴じ部材 70の端部側から 綴じ部材 70の内側に向けて上昇する。

[0041] 前記実施の形態においては、パネ部材 50の綴じ部材 70への固定側の端部 50cが 、軸受板 24に近い位置に形成されたが、押圧部 76の長手方向において全体的に力 が加わるようにするために、折曲部 74の長手方向における中央近傍においてパネ部 材 50の綴じ部材 70への固定側の端部 50cが固定されるようにしてもよい。

[0042] このように、この発明の一実施の形態である綴じ具 20では、綴じ部材 70が書類など の被綴じ物 100の綴じ位置で動作するため、書類の所定の位置で正確に保持するこ とが可能である。さらに、パネ部材によって、綴じ部材 70の先端側の押圧部 76近傍 が付勢されるため、操作レバー 60を操作することにより力が効率的に押圧部 76に加 わり、書類などの被綴じ物 100が外れにくくなる。

[0043] この発明は、前記実施の形態にかぎらず、この発明の思想に基づき種々変更する ことが可能である。

次に、前記図 9ないし図 12図示実施の形態の変形例について説明する。

図 22はこの発明の綴じ具の一例を示す斜視図であり、図 23はこの綴じ具を閉じた 状態を示す斜視図である。また、図 24は綴じ具を開いた状態を示す側面図解図であ り、図 25は綴じ具を閉じた状態を示す側面図解図である。

綴じ具 220は、金属製薄板によって形成される基板 222を含む。基板 222の幅方 向の一端側における直線状長手端縁には、図 26に示すように、基板 222に対して直 立する軸受板 224がー体的に形成される。軸受板 224は、基板 222の長手方向の 手前側端縁より後側端縁近傍に至るまで連続して形成される。軸受板 224の長手方 向の一端側(後側)には、円形の貫通孔 226が形成され、軸受板 224の長手方向の 他端側(手前側)には、後述の操作レバーを固定するための固定用凸部 228が形成 される。固定用凸部 228は、たとえば軸受板 224に 4角形の孔を形成し、孔の上方部 分を基板 222側に押し出すことにより形成される。

[0044] 軸受板 224の貫通孔 226形成部の後側近傍において、軸受板 224と適宜な間隔 を隔てて基板 222の長手方向の一端側の角部が切り起こされ、切り起こし部 230が 形成される。切り起こし部 230の主面は、軸受板 224の主面と直交するように形成さ れる。この切り起こし部 230には、円形の貫通孔 232が形成される。さらに、固定用凸 部 228の手前側近傍において、切り起こし部 230の主面に平行な面を有する別の切 り起こし部 234が形成される。切り起こし部 234は、基板 222に U字状の切り込みを形 成し、この部分を切り起こすことにより形成される。この切り起こし部 234には、円形の 貫通孔 236が形成される。これらの切り起こし部 230と切り起こし部 234とは対向し、 その貫通孔 232, 236を結ぶ線は、軸受板 224の基板 222側の主面に平行となるよ うに配置される。

[0045] さらに、これらの切り起こし部 230, 234の間であって、切り起こし部 230の貫通孔 2 32と切り起こし部 234の貫通孔 236とを結ぶ線より軸受部 224から離れる側において 、軸受板 224の面と平行な面を有する切り起こし部 238が形成される。この切り起こし 部 238も、基板 222に U字状の切り込みを形成し、この部分を切り起こすことにより形 成される。この切り起こし部 238には、円形の貫通孔 240が形成され、軸受板 224の 貫通孔 226と切り起こし部 238の貫通孔 240とが対向するように配置される。すなわ ち、切り起こし部 230の貫通孔 232と切り起こし部 234の貫通孔 236とを結ぶ線と、軸 受板 224の貫通孔 226と切り起こし部 238の貫通孔 240とを結ぶ線と力互いに直 交するように形成される。また、基板 222の幅方向の他端側には、 2つの凸部 242が 形成される。これらの凸部 242は、基板 222の長手方向に一定の間隔をおいて並ん で形成される。そして、基板 222の長手方向の両側には、綴じ具 220をファイルなど に取り付けるための貫通孔 244が後側と手前側とに一対形成される。

[0046] 軸受板 224の貫通孔 226と切り起こし部 238の貫通孔 240には、軸 246が揷通さ れ、軸 246に捩りコイルパネからなるパネ部材 250および操作レバー 260が取り付け られる。パネ部材 250は、卷線部 250aを有し、卷線部 250aの一端側 250bが軸受 板 224の面に略平行に延びるように形成され、卷線部 250aの他端側 250cが基板 2 22の幅方向で軸受板 224より離れる方向に延びるように形成される。

[0047] パネ部材 250の一端側 250bは、卷線部 250aの軸受板 224側でその後側の上端 より手前側に直線状に延び、その先端が力を受けないときは、その先端が手前側に 斜め上方に向けて延びるように形成されている。

他端側 250cは、卷線部 250aの切り起こし部 238側でその手前側の下端より軸受 板 224とは反対側に延びた略 L字状で、力を受けないときは、上方に延びた立ち上 力 Sり部 250dの上端力も斜め上方に架け渡し部 250eが延び、架け渡し部 250eの自 由端側に水平方向に屈曲した係止部 250fが突設されている。

[0048] 操作レバー 260は、金属板などによって長尺状に形成され、その強度を高めるため に、横断面略 L字状または横断面略 U字状に形成される。操作レバー 260の長手方 向の一端側における垂直側壁には、円形の貫通孔 262が形成される。そして、軸 24 6力 操作レバー 260の貫通孔 262とパネ部材 250の卷線部 250aに揷通するように して、軸受板 224および切り起こし部 238に取り付けられる。パネ部材 250の一端側 250bは、操作レバー 260の内側に沿って配置され、操作レバー 260の垂直側壁の 一部を内側に折り曲げた折曲片 264によって固定される。さらに、操作レバー 260の 垂直側壁には、軸受板 224の固定用凸部 228に対応する位置に矩形の貫通孔 266 が形成される。この貫通孔 266に固定用凸部 228が嵌め込まれることにより、操作レ バー 260が軸受板 224に固定される。また、操作レバー 260の長手方向の他端側は 、幅広に形成され、指で操作しやすくなつている。

[0049] さらに、基板 222上には、平面視略長方形状の綴じ部材 270が、基板 222の長手 方向に延びて軸受板 224と平行に取り付けられる。綴じ部材 270は、たとえば 1枚の 金属板によって形成される。綴じ部材 270は、たとえば切り起こし部 230, 234の距 離に略等 、長さを有し、幅方向にお!、て上方に向けて膨らむように屈曲する形状( 断面略 L字状)に形成される。

そして、綴じ部材 270の幅方向の軸受板 224側において、その長手方向の両側に 突出する枢軸たる突出片 272が形成される。これらの突出片 272が、枢軸受けたる 切り起こし部 230の貫通孔 232および枢軸受けたる切り起こし部 234の貫通孔 236 に嵌め込まれる。したがって、綴じ部材 270は、 2つの突出片 272を結ぶ線を回転中 心として回動可能となっている。なお、突出片 272の強度を高め、貫通孔 232, 236 内で突出片 272が回転しやす、ように、突出片 272は幅方向に屈曲するように形成 される。このように、綴じ部材 270から突出する突出片 272を切り起こし部 230, 234 の貫通孔 232, 236に嵌め込むことにより、別部品たる回転軸などを用いて綴じ部材 270を回動可能に保持する場合に比べて、部品数を少なくすることができる。

[0050] また、綴じ部材 270の幅方向における軸受板 224の反対側は、上述の回転中心側

(突出片 272側)に向力つて水平面に対して略 20° 折り曲げられ、折曲部 274が形 成される。折曲部 274は、綴じ部材 270の手前側端縁より後側端縁に至るまで連続 して形成される。さらに、折曲部 274の先端側が基板 222側に向力つて折り曲げられ 、書類などの被綴じ物 100を押えるための押圧部 276が形成される。押圧部 276は、 折曲部 274の手前側端縁より後側端縁に至るまで連続して形成される。押圧部 276 は、綴じ部材 270が基板 222側に閉じた状態のときに、折曲部 274から基板 222に 向力うにしたがって、綴じ部材 270の回転中心側に傾斜するように形成される。した がって、折曲部 274と押圧部 276とは、略 L字状に連設される。この押圧部 276によ つて、書類などの被綴じ物 100が 1本の直線状に押圧される。ここで、綴じ部材 270 が基板 222側に閉じた状態のときに、折曲部 274は綴じ部材 270の端部側力も綴じ 部材 270の内側に向けて上昇する。

[0051] 綴じ部材 270は、図 27において示すように、突出片 272側より軸受板 224とは反対 側の斜め上方に延びた立ち上がり部 270aと、立ち上がり部 270aの上端力も斜め下 方 (水平面に対して略 22° )に向けて延びた架け渡し部 270bと、架け渡し部 270b の自由端に形成された折曲部 274および押圧部 276とを備え、前記立ち上がり部 27 Oaと架け渡し部 270bと折曲部 274および押圧部 276とは、一体形成されている。 架け渡し部 270bの自由端には、綴じ部材 270の手前側端縁より後側端縁に亘っ て斜め下方 (垂直面に対して略 15° )に向けて折り曲げられて、屈曲部 270cが形成 されている。屈曲部 270cの自由端には、折曲部 274が連設され、折曲部 274は、架 け渡し部 270bと一定の間隔をおいて略平行に形成され、書類などの被綴じ物 100 を押えるときに架け渡し部 270b側に若干橈みつつ押圧部 276が書類などの被綴じ 物 100を押圧し得るように形成されて!ヽる。

綴じ部材 270の立ち上がり部 270aは、操作レバー 260を固定用凸部 228から外す ことができるスペースを確保するように、軸受板 224との間が上方に向力うに従って拡 がる傾斜面 (垂直面に対して略 45° 傾斜した面)が形成されて!、る。

[0052] パネ部材 250は、他端側 250cが綴じ部材 270の内面に近似した形状に形成され 、パネ部材 250の立ち上がり部 250dが綴じ部材 270の立ち上がり部 270aの内面近 傍にそしてパネ部材 250の架け渡し部 250eが綴じ部材 270の架け渡し部 270bの 内面近傍に位置するように、綴じ部材 270の内面側に設けられている。

[0053] 折曲部 274には、矩形の貫通孔 278が形成され、パネ部材 250の他端側 250cが 架け渡し部 270b側より嵌め込まれ、パネ部材 250の他端側 250cの先端部 (係止部 250f)が折り曲げられて貫通孔 278から外れな、ようにされて、る。この実施の形態 においては、貫通孔 278は、綴じ部材 270の前後端に形成された突出片 272の間に おいて、軸 246に卷装された卷線部 250aに近い位置に形成されている。さらに、押 圧部 276には、書類などの被綴じ物 100を押さえ付けたときの力による変形を防ぐた めに、直線状のリブ 280が形成されている。

[0054] パネ部材 250の先端部 (係止部 250f)は、図 28において示すように、綴じ部材 270 が閉じた状態のときと開いた状態のときのいずれのときにも、基板 222の幅方向にお ける位置は殆ど変わらない。そして、綴じ部材 270が綴じる書類などの被綴じ物 100 を押圧して操作レバー 260を固定用凸部 228に係止させたときには、パネ部材 250 の他端側 250cが屈曲状態力も伸びた状態になるとともに先端部 (係止部 250f)がね じれて係止部 250fが水平状態から下向きに変形する力このパネ部材 250の変形 状態を許容できるように、貫通孔 278が折曲部 274の長手方向及び幅方向に延びて いる。

[0055] 基板 222は、切り起こし部 234の突出片 272より外側において、綴じる書類などの 被綴じ物 100の端縁を揃えるための軸受板 224の面と平行な面を有する、用箋揃え 部 290が形成されている。

用箋揃え部 290も、基板 222に U字状の切り込みを形成し、この部分を切り起こす こと〖こより形成される。

なお、切り起こし部 234は、軸受板 224とは反対側の端縁が、用箋揃え部 290の軸 受板 224とは反対側の表面と同一平面 (想像上)上に揃うように形成されている。 したがって、切り起こし部 234の端縁がガイドとなって、用箋揃え部 290に綴じる書 類などの被綴じ物 100の端縁を当接させて綴じることができる。

[0056] このような綴じ具 220は、たとえば基板 222に形成された貫通孔 244に取付用金具 などを挿通することにより、ファイルなどに取り付けられる。そして、操作レバー 260を 操作することにより、綴じ部材 270を開閉することができる。ここで、図 22に示すように 、操作レバー 260を上げることにより、パネ部材 250の他方側 250cが綴じ具 220を 持ち上げ、基板 222と綴じ部材 270の押圧部 276との間に隙間が生じる。この隙間 に書類などの被綴じ物 100が挿入され、操作レバー 260を下げることにより、綴じ部 材 270が閉じて、押圧部 276によって書類などの被綴じ物 100が基板 222に向かつ て押し付けられる。つまり、操作レバー 260を下げることにより、パネ部材 250の卷線 部 250aが締め付けられ、パネ部材 250の他端側 250cによって、押圧部 276が基板 222方向に付勢される。

[0057] このとき、図 29及び 30に示すように、書類などの被綴じ物 100に対して、押圧部 27 6が斜めに押し付けられる。そして、書類などの被綴じ物 100を引き抜くような力が加 わったとき、押圧部 276の傾斜方向とは逆向きの力が加わるとともに、折曲部 274お よび押圧部 276の屈曲部分をさらに屈曲させる向きの力が加わる。このような折曲部 274および押圧部 276の変形が元に戻ろうとする力により、押圧部 276から書類など の被綴じ物 100の引き抜きに対して抵抗力となるような力が加わり、書類などの被綴 じ物 100が綴じ具 220から外れにくくなる。

さらに、押圧部 276が折曲部 274から基板 222側に向力うにしたがって綴じ部材 27 0の回転中心側に向力うように傾斜しているため、図 31及び 32に示すように、書類な どの被綴じ物 100が厚くなつても、書類などの被綴じ物 100が薄いときと比してやや 立ちぎみとはなる力押圧部 276は書類などの被綴じ物 100の面に対して直交する 位置にはなりにくぐ書類などの被綴じ物 100の抜け落ちに対する抵抗力を保つこと ができる。