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1. (WO2006040845) コンクリート製擬石ブロック、および、その集合体付マット
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明 細書

コンクリート製擬石ブロック、および、その集合体付マット

技術分野

[0001] 本発明は、護岸等の自然環境の回復改修施工に使用するコンクリート製擬石プロ ック、および、コンクリート製擬石ブロック集合体付マットの技術分野に属する。

背景技術

[0002] 近時、自然環境の保存を重視する傾向にあり、護岸等に用いる擬石を配置したコン クリート製ブロックが多用される傾向にある。

そこで、本出願人は、施工表面で天然石模様の擬石の配置状況が不規則に観取 され且つ目地線も直線的でなく不規則線を呈し施工面を流れる雨水などによって目 地の土砂が流失しなレ、ように構成され草や小灌木が育生し自然破壊が最小限にとど まるように工夫したコンクリート製擬石ブロックを提供している (特許文献 1)。また、天 然石模様のコンクリート製擬石ブロックの護岸での施工を簡単にするために、擬石プ ロックを小型にし、かつ、施工面における擬石の配置状況が不規則に見えるようにし 、目地線も直線的でなく不規則線を呈し擬石ブロック表面を流れる雨水などによって 目地の土砂が流失しな、ように工夫したコンクリート製擬石プロック集合体付のマット を提案している (特許文献 2)。

特許文献 1 :特許第 2881642号公報

特許文献 2:特開 2004— 255765号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] しかしながら、上記特許文献 1や特許文献 2に開示されてレ、るような擬石プロックは 、プロック基板自体がおおよそ菱形でありブロック基板上の擬石に配置が制限され、 決まりきった模様となってしまい、ブロックを敷き詰める場合の景観を自然に近づける ことが困難であった。

また、ブロック相互の接合線が複雑になり現場で手でブロックを並べるのに手間取り 、特に、特許文献 2に示されるように、プロックを小型にしてコンクリート製擬石プロック

差替え用紙(規則 26)

集合体付マットとした場合の接合には、接合線が lcmでもずれると境目が目立ってし まい、ブロック集合体付マットとブロック集合体付マットのブロック集合体の接合面が 複雑になると、一々、接合を手作業で確認しつつ行わなければならず、作業にてまど り作用効率からも問題点であった。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、コンクリート製擬 石ブロックにおいて、ブロック基板の平面形状力 S、擬石の配置の自由度が大きい正 方形に近ぐまた、お互いのブロック基板の接合線が直線ではなぐ自然の景観に調 和するような不規則線となり、ブロックを集合した際の集合体相互の接合作業が容易 となるコンクリート製擬石ブロック、および、その集合体付マットを提供することにある。 課題を解決するための手段

[0004] 上記の課題を解決するために、請求項 1の発明は、二種類のブロック基板であって 、一方のブロック基板の平面は縦横の寸法がほぼ同じであって、 1隅は縦横の寸法 の約 1/4から 1/6を 45度の傾斜で切り欠くとともに隣接する 2隅の約 1/8から 1/ 12の寸法を 45度の傾斜で切り欠き、他方のブロック基板の平面も縦横の寸法がほ ぼ同じであって、 1隅は縦横の寸法の約 1/4から 1/6を 45度の傾斜で切り欠くとと もに隣接する 2隅の 1Z4から 1/6に約 45度の傾斜をもつ山部を設け、各ブロック基 板上の所望の位置に擬石を配置し、これらのブロック基板を組み合わせた縦横の接 合線は、二本の平行な線を 45度の斜線で交互に移動して、切り離した際には縦横の 接合線が台形部を間隔を隔てて並べた形状となるようにしたことを特徴とするコンクリ 一ト製擬石ブロックである。

請求項 2の発明は、請求項 1に記載のコンクリート製擬石ブロックにおいて、擬石を 配置した以外のブロック基板の平面部は大きな凹凸を付したことを特徴とするコンクリ 一ト製擬石ブロックである。

請求項 3の発明は、請求項 1及び請求項 2に記載のコンクリート製擬石ブロックの多 数個を、不織布のマットに固着したことを特徴とするコンクリート製擬石ブロック集合 体付マットである。

発明の効果

[0005] 本発明によれば、コンクリート製擬石ブロック、及び、その集合体付マットにおいて、 ブロック基板の平面形状が、擬石の配置の自由度が大きい正方形に近ぐいろいろ な形状の擬石ブロックが容易に造形でき、施工面全体として自然の景観に調和する ような模様にでき、お互いのブロック基板の接合線が直線ではなぐ自然の景観に調 和するようなジグザグの不規則線となり、更に、互いの接合面が台形であるからブロッ クを集合した際の集合体相互の接合作業が容易となるという効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

まず、本発明のコンクリート製擬石ブロックの好適な実施例を図面に沿って説明す る。

本実施例は、図 1 (a)に示すように、ブロック基板 1の平面を縦横寸法がほぼ同寸 (a =a)の正方形であることを特徴とするもので、通常の擬石ブロックよりも小型の擬石ブ ロック集合体付マット用の擬石ブロック 1で、ブロック基板 Xとブロック基板 Yとからなる 二種類のブロック基板 2を基本とするものである。

二種類のブロック基板 2のうち、一方のブロック基板 Xの平面は、縦寸法 aが 193m m、横寸法 aが 193mmで、縦横寸法がほぼ同じ(a = a)である。

また、 1隅は縦横の寸法の約 1/5. 5 (b = 35mm)を 45度の傾斜で切り欠き、この 切り欠いた縦横寸法、即ち、二等辺三角形の二辺の寸法 bが約 35mmであり、この 傾斜部 21はブロック基板 2が接合する接合線がジグザグになるようにするもので、寸 法 bが約 35mmの幅で平行にずれることになるとともに、擬石ブロック集合体の接合 線が二本の平行な線 xl、 x2 (横方向も同じ)を交互に 45度の斜線 yl、 y2 (横方向も 同じ)で交互に移動するような形状として、この斜線 yl, y2の斜面を利用してほぼ自 動的に正確に接合作業が行われるようにしてレ、る。

なお、縦横の寸法の約 1Z5. 5を 45度の傾斜で切り欠いて大傾斜部を形成してい る力この寸法の約 1Z6より小さいと接合線でのジグザグの移動距離が小さぐ自然 環境で直線との区別がつきにくぐ逆に、この寸法約 1Z4より大きいと、ブロック上部 平面の正方形が崩れてきて、擬石 3の配置の制約がおおくなるので、縦横の寸法の 約 1/4から 1/6の範囲での 45度の傾斜で切り欠きが適当である。

更に、前記の実施例の約 1/5. 5を 45度の傾斜で切り欠いた 1隅に隣接する 2隅 は、縦横の寸法の約 1/11の寸法を 45度の傾斜で切り欠いて大きな傾斜部 22を形

成し、傾斜部 22の縦横寸法、即ち、二等辺三角形の二辺の寸法 (b/2 = a/l l)を 約 17. 5mmとし、隣接するブロック基板との接合空間を埋めるとともに、前記傾斜部 21と同様に、斜面を利用してほぼ自動的に正確に接合作業が行われるようにしてい る。

なお、縦横の寸法の約 1Z11の寸法としたのは、縦横の寸法の約 1/5. 5を 45度 の大傾斜部に対応したもので、この寸法の約 1/12より小さいと、全体としての接合 線でのジグザグの移動距離が小さぐ自然環境で直線との区別がつきにくぐ逆に、 この寸法約 1/8より大きいと、大傾斜部との兼ね合いでブロック上部平面の正方形 が崩れてきて、擬石 3の配置の制約がおおくなるので、この小さい小傾斜部は縦横の 寸法の約 1Z8から 1/12の範囲での 45度の傾斜で切り欠きが適当である。

二種類のブロック基板 2のうち、他方のブロック基板 Yの平面は、縦寸法 aが 193m m、横寸法 aが 193mmで、縦横寸法がほぼ同じ (a = a)でありブロック基板 Xと同じで ある。

また、 1隅は縦横の寸法の約 1/5. 5を 45度の傾斜で切り欠き、この切り欠いた縦 横寸法、即ち、二等辺三角形の二辺の寸法(b = a/5. 5)が約 35mmであり、ブロッ ク基板 Xと同様に、この大傾斜部 23はブロック基板が接合する接合線がジグザグに なるようにするもので、寸法 bが約 35mmの幅で平行にずれることになるとともに、擬 石ブロック集合体の接合線が二本の平行な線 xl、x2 (横方向も同じ)を交互に 45度 の斜線で交互に移動するような形状として、この斜線 yl , y2の斜面を利用してほぼ 自動的に正確に接合作業が行われるようにしてレ、る。

更に、前記約 1/5· 5を 45度の傾斜で切り欠いた 1隅に隣接する 2隅は、その縦横 寸法の 1Z5. 5に約 45度の傾斜をもつ山部 24、即ち、約 1/11の寸法を 45度の左 右の傾斜面で高さが b/2 (17. 5mm)の山部 24を設け、隣接するブロック基板との 接合空間を埋めるとともに、前記傾斜部 23と同様に、斜面を利用してほぼ自動的に 正確に接合作業が行われるようにしてレ、る。

この山部 24の大きさも下辺での寸法は、大傾斜部との兼ね合いで、約 1Z6より小 さいと、ブロックが存在しない空間部が多くなりすぎ、全体としての接合線でのジグザ グの移動距離も小さぐ逆に、この寸法約 1/4より大きいと、隙間も微小になり、接合 面での自由度がなくなり、山型部の形状も目立つので、山部 24の下辺の寸法は、ブ ロック縦横の寸法 aの約 1/4から 1/6の範囲での 45度の傾斜の山部 24の大きさが l 当でめる。

なお、擬石ブロック集合体の接合線が二本の平行な線 xl、 χ2 (横方向も同じ)を交 互に 45度の斜線で交互に移動するような、大まかには台形を並べたジグザグの接合 線となり、この斜線 yl, y2の斜面を利用してほぼ自動的に正確に接合作業が行われ 、山型部 24のある側は全体として正確には 45度の斜面を形成せず、接合線をなす 擬石ブロック相互の間隔も細かぐ或いは、太くなるが、逆に不規則な間隔や溝を形 成してむしろ自然環境に調和する。

また、接合線が直線と異なりジグザグと不規則になり、隙間も不規則になることから 、接合部での水の流れの速さを弱め、土の流失を防ぐ作用を有することも勿論である

このようなブロック基板 Xとブロック基板 Yとの平面上には、天然石模様の擬石 3を配 置するが、本発明の実施例のブロック基板の特徴の一つは、ブロック基板 2の上部平 面が正方形に近いことから、擬石 3の配列の自由度が増すことである力 S、図 2 (a)に示 すように、例えば、ブロック基板 Xとして擬石ブロック XIと擬石ブロック X2といった全く 違った天然石模様の擬石ブロック 1の製造が可能であり、同様に、ブロック基板 Yとし て擬石ブロック Y1と擬石ブロック Y2といった全く異なった天然石模様の擬石ブロック 1が極めて容易に製造可能である。

図 2では、基本となる二種類のブロック基板 Yを用いて、 4種類の擬石ブロック XI, X2, Yl, Y2を作成したものを図示した力図 5に示す擬石ブロック集合体は、これら 4種類の擬石ブロック XI, X2, Yl , Y2の外に、更に、 8種類の擬石ブロック 1を作成 して組み合わせている。この擬石ブロック 1の擬石形状が種類が多いほど規則性がな くなり、自然環境に調和した擬石ブロック集合体となる。

なお、図 1 (b)、図 2 (b)に示すように、本実施例での擬石ブロック 1の高さ(c)は約 5 7mm程度であり、擬石 3を配置した以外のブロック基板の中間部 25は大きな凹凸を 付して、水の流れを弱めて客土の流出も防いでおり、かつ、自然景観にも調和させて いる。

[0009] 次に、この本実施例の擬石ブロック 1をマット 4に集合するコンクリート製擬石ブロッ ク集合体付マット 4の実施例を説明する。

図 3に示すように、本実施例のコンクリート製擬石ブロック付きマット 4は、擬石ブロッ ク 1の底面 26に接する上面が、セメントなどのアルカリの化学反応に強いポリプロピレ ン繊維を配し、下面は強度あるポリエステル繊維を配した複合素材の不織布で、さら に下面にはポリエステルのフィラメントを補強の為に混入したもので、マット全体の厚 さは 3mm以上であり、本実施例の 1マット当たりのコンクリート製擬石ブロックの全体 は 1. 3トンであることから、施工時において、マットを吊り上げた時にこれに耐える強 度を有しなければならず、縦方向の引張強度は 2. 94KgfZ5cmであり、引張伸度 は 15%以下であり、透水性は 1 X 10_2cm/secの物性値のものを使用し、下面はポ リエステル繊維が配されるが、この面は製造過程において表面側になり、マット製品と して、施工の護岸においては裏面側となって護岸に接する面となる。

このマット 4には、本実施例では、前記の擬石ブロック 1を縦に 20— 30行、横に 8歹 IJ に後述する接着材で固定し、縁部の上側端部分 A、下側端部分 B、左側端部分 Cに は擬石ブロック 1が存在しないマットだけのマット把持部 A, B, Cを設け、右側端部分 Dには擬石ブロック 1の端部がマット 4から若干はみ出る程度にまで存在させる擬石 ブロック 1の接合部 Dが設けられ、左側端部分 C側の擬石ブロック 1の接合部 Eに合 致する形状となっている。

[0010] そして、図 4に示されるように、護岸 F等の現場に施工する際は、マット 4 (4A)接合 部 Dに、次のマット 4Bの擬石ブロック 1を接合して順次敷き詰め(· · -4C, 4D)て護岸 面を施工する。

この擬石ブロック 1の接合部分の状態を、図 5から図 6に沿って更に詳しく説明する と、図 5は、図 3のマット 4Aの端部近傍の拡大図で、二種類のブロック基板 Xとブロッ ク基板 Yに、それぞれ二種類の擬石を配置した擬石ブロック 1 (XI, X2)、擬石ブロッ ク 1 (Y1 , Υ2)をいろいろに組み合わせたもので、図 6に模擬式に表すと、マット 4Αの 接合部 Dは、護岸での上下方向の二本の平行な線 xl、 χ2 (横方向も同じ)を交互に 45度の斜線で交互に移動するような形状で、台形部 dを間隔を隔てて並べた形状を 呈している。

一方、隣接して敷くマット 4Bの接合部 Eは、二本の平行な線 xl、x2 (横方向も同じ )を交互に 45度の斜線で交互に移動するような形状で、台形部 dを間隔を隔てて並 ベた形状で、接合部 Dとは擬石ブロック 1の一個分ずらしてジグザグ状で、接合部 E の台形部 dが接合部 Eの平坦部 fに対応しており、図 6に示すように、お互いの斜面の 角度が水平線に対して 45度をなしているから、図面右側からマット 4Bの擬石ブロック 1の接合部 Eがクレーン等で吊り下げられて移動し接近しても、この斜面部がガイドと なって、スムースに所定の箇所に案内され、図 4に示されるように、他の擬石ブロック 集合面と区別がつカ^い程度に接合する。

また、水平方向に対しても同様で、例えば、繋ぎ合わせる場合でも、図 5中央の左 右方向の一点鎖線 Zで示すように、上下の擬石ブロックの接合線 zは二本の平行な 線を交互に 45度の斜線で移動するような形状で、台形部 dを間隔を隔てて並べた形 状を呈している。これを、図 7に模擬式に表すと、お互いの斜面の角度が水平線に対 して 45度をなしているから、図面上側からマット 4の擬石ブロック 1の接合部がクレー ン等で吊り下げられて移動し接近しても、この接合斜面部がガイドとなって、スムース に所定の箇所に案内され、図 4に示されるように、他の擬石ブロック集合面と区別が つかない程度に接合する。

また、本実施例での擬石ブロック 1の間 gは 7mm程度の隙間を作り排水溝を形成さ せている。

以上、接合する場合を説明したが、縦横方向ともに長すぎてマットを切断する場合 には、逆に、上述したジグザグ状の擬石ブロックの排水溝を兼ねた接合線で切断す れば、この部分は繊維の不織布だけであるので簡単に切断できる。

本実施例における擬石ブロック 1の製造法は、コンクリート製擬石ブロック集合体付 マット 4のための小型の擬石ブロックであるから、図 8に示すように、マット 4に搭載され る複数の擬石ブロック 1の数だけの型枠 51を一括して設け、複数の擬石ブロック 1の 型枠 51の集合体の周りには大きな外枠 52を設けたブロック集合体型枠 5により製造 する。外枠 52は FRP樹脂で、内側の擬石を形成する擬石型枠 51はポリウレタン樹 脂で型枠 5にセメントを打設して、 1枚のマットに対応する複数のコンクリート製擬石ブ ロックを一度に一括して作成している。

勿論、擬石ブロック 1を 1つ 1つ作成してもかまわないが、図 9に示すように、この型 枠 5の各擬石の型枠 51にコンクリートを打設し、型どられた擬石ブロック 1の底部の表 面が上向きに露出しており、コンクリートが固まった時点で接着材料 6をモルタルガン 61で底部 26に帯状(筋状) Gに塗布して、図 10に示すように、厚さ 3— 6mm程度の 不織布のマット 4を、型枠 5の上面に押し当てながら敷き詰め、図 11に示したように、 擬石ブロック 1とマット 4とは接着材料 6が塗布されている範囲の帯状(筋状) Gで互い に接着し固定されることになり、接着剤の硬化を早めるために熱い蒸気を噴霧する蒸 気養生を行い、硬化終了した時点で、擬石ブロック 1とマット 2が一体になつたコンクリ 一ト製擬石ブロック付きマットを型枠 5から脱型すれば、一気にコンクリート製擬石ブ口 ック集合体付マット 4が出来あがる。

なお、本実施例のマット 4で使用する接着材料 6は、強度や環境対策から次の組成 が有効であった。

1.砂 20— 27重量%

2.大粒の石(直径 4一 5cm) 15—22重量%

3.セメント 35— 47重量0 /0

4.アクリル水性接着剤(エポキシ以外の接着剤) 2— 6重量%

5.塩化カルシューム(セメント硬化促進剤) 2— 6重量%

6.水 適量

上記の組成において、(1)直径 2— 5cm程度、好ましくは、直径 4一 5cm程度の大 粒の石を混入させることで、大粒の石はマット 4の中に潜り、マット 4と擬石ブロック 1と に楔のように作用し、砂とセメントと接着剤のときよりも格段と接着性能が向上した。こ れは、砂とセメントと接着剤では、表面だけを強化しているので、引張った時に本体を むしり取って剥離するものと考えられ、表面の剥離が防げるものと考えられ、石の直 径が 2cm以下だと接合強度の向上に余り効果がなぐ好ましくは 4cm以上がより効果 的であり、逆に、 5cm以上だと接着層の厚さが大きくなりすぎ全体が重くなるば力、りか 、接着材料も多量に必要になるので不経済であり、 5cm以下がよい。また、(2)従来 使用していたエポキシ接着剤は環境に悪影響があるので、アクリル水性接着剤を使 用したが、これにより蒸気を噴霧してセメントの硬化を早める蒸気養生が可能となり、 特に、寒冷地での作業の効率向上に寄与するものである。更に、(3)セメント硬化促 進剤 (塩化カルシューム)を混入したことで、早期に接着が完了し、製品の脱型時期 を早めることができる。

[0013] 接着材料 6をモルタルガン 61で型枠 5 (接着材料 6は型枠 51からは脱離可能であ る。)と擬石ブロック 1の底部 26に一括して塗布する力塗布方法はマットとの関係か ら、図 11に示すように、接着材料 6は後述する理由により擬石ブロック 1の幅よりも細 い幅で横方向(図面左右方向)に連続した帯状 (筋状) Gに塗布する。

連続した帯状 Gに塗布することは、作業が簡単となり、作業効率が飛躍的に向上す るが、細い複数の筋状で全体として帯状に塗布しても良ぐ要は、作業が簡単で、水 が移動し植物が生育するための接着材料 6が存在しない部分を作ることが大切であ る。したがって、作業が簡単であれば網目状に塗布してもよい。

ここで、接着材料 6を擬石ブロック 1の幅よりも細い幅(図 10)で帯状 Gに塗布するの は、隣り合う擬石ブロック 1の間に接着材料 6が存在しないようにして、不織布の目を 覆わないようにするためであり、このことにより、その部分で水の移動が可能となり、客 土も堆積し植物の根も入り込むことが可能となって、植物が生育するようになる。

[0014] 以上のように、本実施例の擬石ブロック集合体付マットは、従来のコンクリート製プロ ック集合体付マットと比べて、ブロック基板の接合線がジグザグで、表面は擬石模様 も自由に配置でき、自然に溶け込み周囲の景観に調和し、客土の流失が阻止でき、 かつ、接合作業が容易であり、隣り合うマットがずれても目立つことがなぐ上面が平 らで自然石模様であるので、スリップ止めになり作業員や完成後に人が水辺を歩くに も適し、かつ、安価に製造できる。

なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、前述した実施例に限定しないことは 勿論であり、 45度の切り欠きの寸法を縦横寸法の 1/5. 5としたが、 1Z4から 1/6 の範囲で擬石の大きさやデザインにあわせて適宜設定すればよい。

図面の簡単な説明

[0015] [図 1]図 1 (a)は、本発明の二種類の擬石ブロックの形状と配列を説明する平面図で あり、図 1 (b)はその側面図である。

[図 2]図 2 (a)は、実施例の 2種類のブロック基板と 4種類の擬石ブロックとの組み合わ せを説明する平面図であり、図 2 (b)はその側面図である。

[図 3]実施例の二種類の擬石ブロックを集合したコンクリート製擬石ブロック集合体付 マットの斜視図である。

[図 4]本発明の実施例のコンクリート製擬石ブロック集合体付マットを護岸に施工した 斜視図である。

[図 5]図 4のコンクリート製擬石ブロック付きマットの複数枚を護岸に施工した状態の 説明図である。

[図 6]図 6において、上下方向の接合状態を説明する概念図である。

[図 7]図 6において、マット相互の左右方向の接合状態を説明する概念図である。

[図 8]実施例の擬石コンクリート製ブロックの製造工程の枠体を説明する説明図であ る。

[図 9]実施例の擬石コンクリート製ブロック付きマットの製造工程を説明する説明図で ある。

[図 10]実施例のマットと擬石ブロックとの製造工程で接着過程を説明する説明図であ る。

[図 11]本実施例のマットと擬石ブロックの接合状態を示す透視説明図である。

符号の説明

a…擬石ブロックの縦横寸法、 b…擬石ブロックの切欠部分の寸法、

c…擬石ブロックの高さ寸法、 d…台形部、 f…平坦部、

g…擬石ブロック相互の間隔、

xl , χ2· · ·接合線 (平行線)、 yl , yl— 45度傾斜接合線、

Z…水平接合線、 z…水平接合面、……

A, B, C…把持部、 D, E…接合部分、 F…護岸、

G…筋部 (接着剤塗布部分)、 H- · '擬石隙間部

1 , XI , X2, Yl, Y2…擬石ブロック、

2…ブロック基板、 21 , 22, 23…傾斜部、 24…山部、

25…中間部、 26…底部、

3…擬石、 4, 4A, 4B, 4C, 4D…マット

…型枠、 51…擬石型枠、 52…外枠、 ···接着材料、 61···モノレタノレガン