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1. WO2006040834 - 紙幣識別計数機

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明 細 書

紙幣識別計数機

技術分野

本発明は紙幣をホツバに受け入れて受け入れた紙幣の金種を識別する と共に計数して、受け入れた紙幣の合計金額或いは金種毎の枚数を計算 する紙幣識別計数機に関するもので、特に 1台の機械に対し二人の操作 者が扱える機能を持たせた紙幣識別計数機に関する。

背景技術

金種の混合した紙幣を一括してホッパに受け入れて、受け入れた紙幣 を 1枚ずつ繰り出して搬送し、その金種及び真贋を識別すると共に計数 して、受け入れた正常な紙幣の合計金額或いは金種毎の枚数を計算し表 示する紙幣識別計数機は従来より知られている (たとえば特開 2 0 0 3 - 2 9 6 8 0 1号公報参照)。

その一般的な構造及び動作について、図 1を参照して説明する。図 1 は一般的な紙幣識別計数機の内部構造を示す縦断面図である。

ホッパ部 1に載置された紙幣は繰り出しローラ 5によって紙幣識別計 数機の搬送路に送り込 れ、複数の搬送ローラ 6によって搬送される。 紙幣搬送途中において検知センサ 7 a及び 7 bを通り、紙幣識別センサ 8において金種及び真贋が判定される。その後、検知センサ 7 cを通り、 正常紙幣であれば回転している羽根車 9の羽根の間に受け止められて、 ス夕ッ力部 2に整列集積される。一方、前記紙幣識別センサで偽札と判 定された場合は、ソレノイド 1 0が作動して分岐爪 1 1が下側に移動し てリジェクト部 3へと紙幣が送られる。なお、 4は操作表示部であり、 紙幣識別計数処理を行う際の種々の設定を行うところである。

従来、銀行などの窓口で使用される紙幣入金処理機は、二人のテラー (窓口係員)の間に設置されて共用されるものがあり、それぞれ両側か ら上位機であるテラーズマシンを介しての操作が可能になっていた。 上記機械では、左右の二人のテラーにより順次ホツバに投入されるそ れぞれの紙幣が混同されることなく計数 · 収納動作されることが必要で あるから、一取引ごとに、始めから終わりまでをどちらか一方のテラ一 による占有状態とする必要があった。

しかしながら、一取引が終了するまで一方のテラーの占有状態を続ける と、何らかの理由で計数 · 収納動作が中断した場合であっても、他方の テラーはその機械を使用して計数'収納動作を行うことができなかった。 もし、他方のテラーがその機械を使用しょうとすれば、中断している処 理をリセットして、自分の占有状態に切り替えてから行わなければなら ず、初めに行ったテラーの処理が無駄になってしまうからである。

このため、作業効率の面で問題があった。このような事情を考慮して、 1台の機械を二人のテラーが扱える機能を有した紙幣入金処理機が提案 されている (例えば特公平 7— 118032号公報参照。)。

上記公報で示される紙幣入金処理機は、銀行のテラ一によって共用さ れることに特化した機械であると共に、各テラーが各々専有するテラ一 ズマシンの傘下に位置レ、テラ一ズマシンによって占有状態を切り替え るものである。

しかしながら、従来の紙幣識別計数機においては、テラ一ズマシンの ような上位機種からの指令によって占有を決定するものではなく、そも そも、一人で 1台使用するというのが常識であったため、 1台の機械を 二人で共用できるような設計が為されていなかった。このため、紙幣識 別計数機を扱う店舗や金融機関においては、操作者の数だけ紙幣識別計 数機を導入する必要があり、設備投資の面からも問題があった。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

本発明は、上述のような事情に鑑み為されたものであり、 1台の機械 に対して二人の操作者が共用可能な紙幣識別計数機を提供することによ り、紙幣の識別計数作業の効率化を図るとともに、機械の導入のトー夕 ルコストの削減を図ることを目的とする。

課題を解決するための手段

本発明は 1台の機械に対し二人の操作者が扱える機能を持たせた紙幣 識別計数機に関するものであり、本発明の上記目的は、処理すべき紙幣 を受け入れるホッパと、該ホツバに受け入れた紙幣を 1枚毎に搬送路内 に繰り出して搬送する繰出搬送部と、該繰出搬送部の下流側に設けられ、 搬送される紙幣の金種識別及び計数を行う識別計数部と、該識別計数部 の下流側に設けられ、前記識別計数部によって正常と判定識別された紙 幣を集積させるス夕ッ力とを備える紙幣識別計数機において、

識別計数処理の開始 Z停止を指示するための処理指示ボタンと計数結 果の合計を承認するための承認ボタンとをペアで 2組設け、前記計数結 果を記憶するための記憶領域に 2つの独立した記憶ェリアを設けると共 に、前記各記憶エリア ¾前記処理指示ボタン及び承認ボタンのペアに対 応させて前記計数結果を対応する側の記憶エリアに格納し、更に、前記 紙幣識別計数機の占有状態を切り替えるための占有切替手段と、現在の 占有状態を表示するための占有状態表示手段とを設けることによって達 成される。

また、本発明の上記目的は、前記処理指示ボタンの押下によって前記 紙幣識別計数機の占有状態を切り替えることにより、効果的に達成され る。

図面の簡単な説明

第 1図は、一般的な紙幣識別計数機の内部構造を示す図である。第 2 図は、本願発明に係る紙幣識別計数機の外観を示す斜視図である。第 3 図は本願発明に係る紙幣識別計数機の操作表示部の実施例を示す図であ る。第 4図は本発明に係る紙幣識別計数機の制御ブロック図の一部を示 す図である。

発明を実施するための最良の形態

本発明は、 1台の機械に対し二人の操作者が扱える機能を持たせた紙 幣識別計数機に関する。すなわち、識別計数処理の開始 Z停止を指示す るための処理指示ボタンと計数結果の合計を承認するための承認ポタン とをペアで 2組設け、前記計数結果を記憶するための記憶領域に 2つの 独立した記憶エリアを設けると共に、前記各記憶エリァを前記処理指示 ボタン及び承認ポタンのペアに対応させて前記計数結果を対応する側の 記憶エリアに格納し、更に、前記紙幣識別計数機の占有状態を切り替え るための占有切替手段と、現在の占有状態を表示するための占有状態表 示手段とを設けることにより、 1台の機械に対し二人の操作者が扱える ようにしたものである。 _

以下、図面を参照して詳細に説明する。

第 2図は、本願発明に係る紙幣識別計数機の外観を示す斜視図である。 ホッパ部 1から投入された紙幣が機械の内部で識別計数されてス夕ッ力 部 2に整列集積される。また、偽札や汚損などで処理不能となった紙幣 はリジェクト部 3に送られるようになつている。操作表示部 4は種々の 操作ボタンを有しており、ボタン操作により 1台の機械を二人で共用で きるように設定することができる。

第 3図は操作表示部 4の実施例を示すものである。中央に種々の表示 を行う液晶パネル 4 0が配置され、 START/ STOPキー 4 1 、 ACCEPT キー 4 2、占有表示 L E D 4 3がー対ずつ左右に分かれて配置されてい る。また、点線で示したその他のキーは種々の操作の設定を行うもので あるが、本発明とは直接関係がないので、説明は省略する。

このように、同じ機能を持つキー(4 1 、 4 2 ) が左右に分かれて配置 されているので、二人の操作者の間にこの紙幣識別計数機を置けば、操 作がしゃすくなる。なお、前記占有表示 L E D 4 3 L、 4 3 Rは、現在 どちらの側の操作者が機械を占有しているのかを示すものである。

第 4図は、本発明に係る紙幣識別計数機の制御ブロック図の一部を示 す図である。

処理指示ボタン L (41L)及び処理指示ボタン R (41R)は、第 3図におけ る STARTZ STOPキー 4 1に相当し、承認ボタン L (42L)及び承認ボタ ン R (42R)は、第 3図における ACCEPTキー 4 2に相当している。記憶 エリア L (60L)及び記憶エリア R (60R)は、それぞれし、 R側の操作者が 識別計数処理を行った場合の計数結果の合計を記憶しておく記憶ェリァ である。これは制御部 5 0によって書き込まれる。このように、記憶ェ リアが Lと Rの二つに分かれているので、互いの計数結果には影響を受 けない。 .

記憶エリア 60L、 60Rに記憶されている計数結果(合計金額)は、承 認ボタン 42L又は 42R を押すことによって、それぞれ外部のプリン夕 80L若しくは 80R、又はパーソナルコンピュータ(P C ) に出力するこ とができる。なお、プリンタ又は P Cとの接続はインタフェース( 1 / F ) 7 0を介して行われる。

この紙幣識別計数機は、二人で共用する設定(双頭設定)になってい る場合は、電源投入時は、例えば R側の占有になるようにしている。す なわち、 R側の占有表示 L E D 4 3 Rが点灯するようになっている。も し、 L側の操作者が使用したい場合は、待機中に処理指示ボタン L (41L) を押せば、 L側の占有に切り替えることができる。そのときは L側の占 有表示 L E D 4 3 Lが点灯することになる。

なお、本願発明に係る紙幣識別計数機は、 1台の機械に対し二人の操 作者が扱えるように、 STARTZ STOP キ一 4 1及び ACCEPTキー 4 2 を左右に一対ずつ配している。従って、本機を単独で使用する設定(単 頭設定)にした場合は、左右どちらのキーも同時に有効となるので、操 作者は自分の利き腕に合わせて好きな方のキーを操作することができ、 使い勝手がさらに向上する。

表 1


表 1は本発明に係る紙幣識別計数機の運用態様のパターンを表に表し たものである。この表に基づいて各態様について説明する。この表にお いて、オンラインというのは、第 4図における I Z F 7 0にコンビユー 夕 (P Cを含む)接続した場合のことであり、コンピュータが接続され ていなければオフラインとなる。また、プリン夕設定 O F Fとはプリン 夕が接続されていないことを意味する。

(1)オフライン、単頭設定、プリンタ接続なし

L , Rキーはどちらも有効であり、合計金額は R側に記憶される。 また、占有表示 L E Dは二つとも点灯する。

(2)オフライン、単頭設定、プリンタは 1台接続(接続は自動検出)

L , Rキーはどちらも有効であり、合計金額は R側に記憶される。 また、占有表示 L E Dは二つとも点灯する。いずれかの ACCEPT キー 4 2を押すと計数結果が印字される。

(3) オフライン、双頭設定、プリンタ接続なし

デフォルトでは R側の L E Dが点灯し、 L側は消えている。待機中 に L側の START/ STOPキ一 41Lを押すと、 L側に占有が切り替わ り、 L側の L E Dが点灯するとともに、 R側が消える。計数結果は、 L, R別々に記憶される。

(4) オフライン、双頭設定、プリンタ 1台接続(接続は自動検出)

基本的には(3)と同じ。 ACCEPTキー 42L又は 42Rを押すと計数 結果が 1台のプリンタに印字される。

(5) オフライン、双頭設定、プリンタ 2台接続

基本的には(3)と同じ。 ACCEPTキ一 42L又は 42Rを押すと計数 結果がそれぞれ別々のプリン夕に印字される。

(6) オンライン(R側のみ)、双頭設定、プリン夕接続なし

デフォルトでは R側の L E Dが点滅し、 L側は消えている。待機中 に L側の START STOPキー 41Lを 2秒以上押すと、 L側に占有が 切り替わり、 L側の L E Dが点灯するとともに、 R側が消える。計 数結果は、 L, R別々に記憶される。さらに、待機中に R側の START / STOPキー 41Rを 2秒以上押すか、或いは P Cによるリモート制 御占有切り替えによって、 R側に占有が切り替わり、 R側はオンラ ィン設定に戻る。

(7) オンライン(R側のみ)、双頭設定、プリンタ接続—(L側のみ) . デフォルトでは R側の L E Dが点滅し、 L側は消えている。待機中 に L側の STARTZ STOPキー 41Lを 2秒以上押すと、 L側に占有が 切り替わり、 L側の L E Dが点灯するとともに、 R側が消える。計 数結果は、 L, R別々に記憶される。 ACCEPTキー 42Lを押すと計 数結果が L側のプリン夕に印字される。

さらに、待機中に R側の STARTZ STOPキー 41Rを 2秒以上押すか、 或いは P Cによるリモート制御占有切り替えによって、 R側に占有 が切り替わり、 R側はオンライン設定に戻る。

(8) オンライン、双頭設定、プリン夕接続なし

デフォルトでは R側の L E Dが点滅し、 L側は消えている。待機中 に L側の STARTZ STOPキー 41Lを押すか、或いは P Cによるリモ ート制御占有切り替えによって、 L側に占有が切り替わり、 L側の L E Dが点滅するとともに、 R側が消える。計数結果は、 L, R別々 に記憶される。

(9) オンライン、単頭設定、プリンタ接続なし

L , Rキーはどちらも無効であり、接続された P Cによってリモー ト制御される。合計金額は R側に記憶される。

また、占有表示 L E Dは二つとも点滅する。

上述のように、本発日月に係る紙幣識別計数機では処理指示ポタンを 2 つ設け、各々に対応させた記憶エリアを設けたことにより、各操作者毎 の処理結果を保持できるので、同時に操作することはできないが、それ 以外の面ではあたかも 2台の機械のように使用することができるので、 コストパフォーマンス的には優れている。

以上、実施例を基にして本発明を説明したが、本発明の技術的特徴は 請求の範囲に記載したとおりであり、本実施例に限定されるものではな く、種々の変更が可能である。