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1. (WO2006038590) 情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
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明 細書

情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラム

技術分野

[0001] 本発明は、例えば DVDレコーダ等の情報記録装置及び方法、並びにコンピュータ プログラムの技術分野に関する。

背景技術

[0002] 例えば DVD— RZRW等の単層型の光ディスクにおいては、ユーザデータエリア における記録済みの情報の後に、ボーダーゾーンが記録される。これにより、プレー ャゃ ROMドライブ等の情報再生装置或いは再生専用機器 (以下適宜単に「プレー ャ等」、う)と、レコーダや RAMドライブ等の情報記録装置或いは情報記録再生装 置(以下適宜単に「レコーダ等」という)との間における互換性を保っている。ここに、「 ボーダーゾーン」とは、 DVD— ROM等におけるリードアウトエリアと同様に、ユーザ データエリアにおける記録済みの情報、或いは該情報が記録された領域の直後に、 未記録エリアが隣接するのを防ぐための緩衝用エリアである。より詳細には、ボーダ 一ゾーンは、 CD— Rにおけるマルチセッションのような追記方法を DVD—Rでも行 えるように用意されている構造である。尚、ボーダーゾーンを記録する処理を、一般 に「ボーダークローズ(処理)」という。ボーダーゾーンを記録して、ユーザデータエリ ァにおける記録済みの情報に隣接する未記録エリアを DVD— R等にぉ、て無くすこ とで、トラッキング方式としてプッシュプル法が採用されて、る DVD— Rドライブに対 して、位相差法が採用されて、る DVD— ROM再生専用ドライブの光ピックアップに よる、トラッキングサーボの正常な制御が可能となる。このように、ボーダーゾーンの存 在によって、プレーヤ等における光ピックアップ力記録済みのユーザデータエリア 力 その外周側に広がる未記録エリアへ飛び出してしまう事態を防ぐことが可能とな る。

[0003] 他方で、例えば CD、 DVD等の情報記録媒体では、特許文献 1、 2等に記載されて いるように、同一基板上に複数の記録層が積層、または貼り合わされてなる多層型或 いは 2層型 (即ちデュアルレイヤ型)の光ディスクも開発されている。そして、このような 多層型の光ディスクに記録を行う、レコーダ等では、レーザ光の照射側から見て最も 手前側に位置する記録層(本願では適宜「LO層」と称する)に対して記録用のレーザ 光を集光することで、 LO層に対して情報を加熱などによる非可逆変化記録方式や書 換え可能方式で記録し、 LO層等を介して、レーザ光の照射側から見て LO層の奥側 に位置する記録層(本願では適宜「L1層」と称する)に対して該レーザ光を集光する ことで、 L1層に対して情報を加熱などによる非可逆変化記録方式や書換え可能方 式で記録することになる。

[0004] 特に、これら LO層及び L1層に対して"ォポジット方式"等によって記録又は再生を 行う技術も開示されている。ここに、 "ォポジット方式"とは、例えば二つの記録層の間 でトラックパスの方向が逆向きである記録又は再生方式である。このようなォポジット 方式の 2層型の光ディスクにおいては、特許文献 3に記載されているように、 LO層及 び L1層のディスク外周部に緩衝用エリアとしてミドルエリアを記録する必要がある。こ の「ミドルエリア」は、単層型の光ディスクにおけるリードアウトや前述のボーダーゾー ンと同様の役割を果たすもので、情報が記録されたユーザデータエリアの直後に未 記録エリアが隣接するのを防ぐための緩衝用エリアである。

[0005] 特許文献 1:特開 2000 - 311346号公報

特許文献 2:特開 2001 - 23237号公報

特許文献 3:特表 2000 - 503446号公報

特許文献 4:特開 2002— 133667号公報

特許文献 5:特開 2003 - 59059号公報

特許文献 6:特開平 9— 16966号公報

特許文献 7:特開 2001— 23237号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] し力しながら、単層型の光ディスクで採用されているボーダーゾーンに係る構成を、 ォポジット方式における多層型の光ディスクに適用する場合を考えると、次の如き問 題が生じる。

[0007] 即ち先ず、レコーダ等によりユーザデータエリアに一連の書き込み動作に対応して 夫々書き込まれる複数の情報の各々は、追記処理の性質上、相互に別の機会に書 き込まれる場合が多い。しかるに、 L1層に未記録エリアが残っている限り、プレーヤ 等で、該未記録エリアと同一半径位置に広がる LO層における記録済みのユーザデ 一タエリアに記録された情報を読み取ることはできない。即ち、この場合、レコーダ等 とプレーヤ等との間での互換性がとれな、。ボーダーゾーンを設ける本来の理由が プレーヤ等でも再生可能とすることであるにも拘わらず、 L1層に未記録エリアが残つ て 、る限り、プレーヤ等で再生できなヽと、う事態になってしまう。

[0008] 逆に、最後のボーダーゾーンに後続する L1層の未記録エリアに、ダミーデータ等 を書き込んで、所謂「フアイナライズ処理」或いはこれに類似した処理を行えば、プレ ーャ等では、該未記録エリアと同一半径位置に広がる LO層における記録済みエリア から、情報を読み取ることは可能となる。し力しながら、このようにー且フアイナライズ 処理等を行ってしまうと、最後のボーダーゾーンに後続するユーザデータエリアに対 して、情報を書き込むことは、もはや出来なくなってしまう。即ち、別機会に情報を追 記できること及びこれによりユーザデータエリアを無駄にしないことという、追記処理 における最大の利点が失われてしまう。更に、仮にユーザデータエリアの無駄使いを 許容したとしても、フアイナライズ処理に多大な時間を要してしまう。

[0009] このように従来の技術を組み合わせても、多層型の光ディスクをォポジット方式で記 録する場合には、プレーヤ等との互換性を実現するためには追記処理が不能となり 、逆に追記処理を実現するためにはプレーヤ等との間で互換性がとれないという技 術的問題点がある。

[0010] そこで本発明は、例えば上記問題点に鑑みなされたものであり、例えば多層型の 情報記録媒体における各記録層にお、て、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ記 録領域を無駄にすることなく記録可能である、レコーダ等の情報記録装置及び方法 、並びにコンピュータプログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

[0011] (情報記録装置)

以下、本発明に係る情報記録装置について説明する。

[0012] 本発明に係る情報記録装置は上記課題を解決するために、少なくとも第 1及び第 2 記録層が積層されてなる情報記録媒体に、複数の記録情報を記録可能な情報記録 装置であって、前記複数の記録情報の各々を書込可能な書込手段と、前記複数の 記録情報の各々について、前記第 1記録層から前記第 2記録層に跨って書き込むよ うに、前記書込手段を制御する書込制御手段と、前記複数の記録情報間の前記第 1 記録層における境界となる記録領域に、第 1境界情報 (例えば後述の BI、 BO)を書 き込むと共に、前記複数の記録情報間の前記第 2記録層における境界となる記録領 域として、前記第 1記録層の前記第 1境界情報が書き込まれた記録領域に重なる前 記第 2記録層の記録領域に、第 2境界情報 (例えば後述の SBO、 SBI)を書き込む又 は確保するように、前記書込手段を制御する境界制御手段とを備える。

[0013] 本発明に係る情報記録装置によれば、情報記録媒体は、例えば L0層である第 1記 録層と、例えば L1層である第 2記録層とが積層されてなる、例えば 2層型又は多層型 の追記可能な光ディスク等である。情報記録装置は、このような情報記録媒体に対し て追記等の形式で記録可能な、例えば DVDレコーダ等である。情報記録装置は、 典型的には、一連の記録動作に対応して夫々記録される複数の記録情報を、相互 に別又は同一の機会に記録可能である。例えば一つの情報記録装置に一つの情報 記録媒体がローデイングされたまま主電源のオンオフを経ての別機会に、或いは複 数の情報記録装置間で一つの情報記録媒体がローデイングとアンローデイングと更 なるローデイングを経ての別機会に、一つのまとまったコンテンツやファイルを記録情 報として夫々記録するなど、一つの情報記録媒体に対して別機会に記録可能である 。また、例えば一つの情報記録装置に一つの情報記録媒体がローデイングされ且つ 主電源がオンされたままの同一機会に、複数のコンテンツや複数のファイルを連続し て記録するなど、同一機会にも記録可能である。

[0014] その記録時には、例えばコントローラ、 CPU等力構成される書込制御手段による 制御下で、光ピックアップ等の書込手段により、一つの記録情報は、第 1記録層から 前記第 2記録層に跨って書き込まれる。例えば、一つの記録情報の前半部が第 1記 録層の一例たる L0層に書き込まれ、層間ジャンプを経て、該一つの記録情報の後 半部が第 2記録層の一例たる L1層に書き込まれる。係る記録情報の書き込みは、例 えばユーザデータエリアに対して行われる。

[0015] このような記録情報の書き込みに相前後して、例えば書込制御手段と共通又は別 のコントローラ、 CPU等力構成される境界制御手段による制御下で、書込手段によ り、複数の記録情報間の第 1記録層における境界となる記録領域に、例えば後述の BI (ボーダーイン)、 BO (ボーダーアウト)等である第 1境界情報が書き込まれる。係る 第 1境界情報の書き込みは、境界が確実に判明する上述の記録情報の書き込み後 に行うのが良いが、記録すべき記録情報の情報量から予め逆算して境界の位置が 予測できれば、上述の記録情報の書き込み前に行なっても構わな、。

[0016] 更に、このような第 1境界情報の書き込みに相前後して、境界制御手段による制御 下で、書込手段により、複数の記録情報間の第 2記録層における境界となる記録領 域として、第 1記録層の第 1境界情報が書き込まれた記録領域に重なる第 2記録層の 記録領域に、例えば後述の SBO (スーパフイシャルボーダーアウト)、 SBO (スーパフ イシャルボーダーイン)等である第 2境界情報が書き込まれるか又は確保される。ここ に「記録領域に重なる」とは、例えばディスク状の情報記録媒体における同一半径位 置或いは同一半径領域であり、情報記録媒体における第 1及び第 2記録層の積層方 向から平面的に見て重なる領域を意味する。完全に重なっていることが好ましいが、 少なくとも部分的に重なっていれば以下に説明する如き効果が相応に得られる。また 、ここに「重なる」又は「同一半径位置或いは同一半径領域」とは、当該情報記録装 置による記録動作或いはレコーダ等、プレーヤ等で再生動作を行う上で、その装置 仕様や装置性能力もして「重なる」又は「同一半径位置或いは同一半径領域」と同一 視できれば足りる趣旨であり、完全に「重なる」又は「同一半径位置或いは同一半径 領域」である場合の他、実質的に「重なる」又は「同一半径位置或、は同一半径領域 」である場合も含む。係る第 2境界情報の書き込みは、第 1境界情報の書き込みに続 いて行うのが良いが、第 1境界情報の書き込みに先行して行っても構わない。また「 第 2境界情報を確保する」とは、書込手段により特段に第 2境界情報を書き込む動作 を行わずとも、情報記録媒体の当初又は従前からの記録状態を第 2境界情報の記録 状態として扱うことも可能であるため、第 2境界情報は、第 2記録層において記録情 報とは別情報として概念的に存在すれば、或いは特定の記録領域が記録情報用で はなく第 2境界情報用に割り当てられれば、足りるとの趣旨である。即ち、第 2境界情 報として予め定められた記録状態にある記録領域が確保されていれば、足りるとの趣 旨である。

[0017] 以上のように、第 1記録層に記録される第 1境界情報と第 2記録層に記録される第 2 境界情報とは、相互に重なる記録領域において夫々、一対をなす境界情報として記 録される。従って、相互に別の機会に追記処理が行われる場合において、それらの 追記処理間に、プレーヤ等で、第 1及び第 2記録層の一方が、記録情報について記 録済みの領域となり且つこれに重なる領域で、第 1及び第 2記録層の他方が未記録 の領域となることで、記録情報が再生不能となる事態を避けることができる。特に、第 1及び第 2記録層の一方が、第 1境界情報について記録済みの領域となり且つこれ に重なる領域で、第 1及び第 2記録層の他方が未記録の領域となることで、例えば「 ボーダーゾーン」である境界或、は境界情報の機能が低下又は消滅してしまう事態 を効果的に避けることが出来る。

[0018] よって、別の機会に行われる追記処理間であっても、例えばユーザデータエリアで ある記録領域に記録済みの一の記録情報を、その境界間で確実に読み取ることがで き、レコーダ等とプレーヤ等との間での互換性がとれることになる。更に、このようなレ コーダ等とプレーヤ等との間における互換性を実現するために、例えば未記録領域 にダミーデータ等を書き込んで、所謂「フアイナライズ処理」或、はこれに類似した処 理を行わなくて済む。よって、ー且フアイナライズ処理等を行う場合のように、その後 に記録情報を記録できなくなることはない。即ち、プレーヤ等による再生の機会を経 て、その後における別の機会に、記録情報を追記できるので大変便利であり、この際 、ユーザデータエリア等の記録領域を無駄にしないで済む。力!]えて、フアイナライズ 処理のように多大な処理時間を要することもな!/、。

[0019] 以上の結果、本発明によれば、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ記録領域を 無駄にすることなく記録可能となる。し力も、プレーヤ等との間で互換性をとるように記 録を行うために必要な処理時間も短時間で済む。

[0020] 情報記録装置の一態様では、前記情報記録媒体は、ディスク状であり、前記書込 制御手段は、前記複数の記録情報の各々について、その前半部を前記第 1記録層 に前記情報記録媒体の内周側及び外周側のうち一方側から他方側へ向けての記録

方向で書き込むと共に該記録方向を折り返してその後半部を前記第 2記録層に書き 込むように、前記書込手段を制御し、前記境界制御手段は、前記複数の記録情報の 各々の書き込みに相前後して、前記前半部の前記第 1記録層における開始境界を 示す第 1開始境界情報 (例えば後述の BI)を前記第 1境界情報の一つとして、前記 第 1記録層における前記開始境界の前記一方側に書き込むと共に、前記後半部の 前記第 2記録層における終了境界を示す第 2終了境界情報 (例えば後述の SBO)を 前記第 2境界情報の一つとして、前記第 1開始境界情報と同一半径位置における前 記第 2記録層に書き込む又は確保するように、前記書込手段を制御する第 1境界制 御手段と、前記複数の記録情報の各々の書き込みに相前後して、前記前半部の前 記第 1記録層における終了境界を示す第 1終了境界情報 (例えば後述の BO)を前 記第 1境界情報の他の一つとして、前記第 1記録層における前記終了境界の前記他 方側に書き込むと共に、前記後半部の前記第 2記録層における開始境界を示す第 2 開始境界情報 (例えば後述の SBI)を前記第 2境界情報の他の一つとして、前記第 1 終了境界情報と同一半径位置における前記第 2記録層に書き込む又は確保するよう に、前記書込手段を制御する第 2境界制御手段とを有する。

[0021] この態様によれば、書込制御手段による制御下で、書込手段によって、例えば境界 或いはボーダーゾーンで区切られた後述の"ボーダードエリア"である記録領域単位 でのォポジット方式(以下適宜単に"ゾーン内ォポジット方式"という)による追記処理 1S 複数の記録情報の各々について行われる。

[0022] ここで特に、第 1境界制御手段による制御下で、記録情報の前半部の第 1記録層に おける開始境界を示す、例えば後述の BIである第 1開始境界情報が、第 1記録層に おける開始境界の一方側(例えば内周側)に書き込まれる。これと相前後して、記録 情報の後半部の第 2記録層における終了境界を示す、例えば後述の SBOである第 2終了境界情報が、第 1開始境界情報と同一半径位置における第 2記録層に書き込 まれるか又は確保される。

[0023] 更に、第 2境界制御手段による制御下で、記録情報の前半部の第 1記録層におけ る終了境界を示す、例えば後述の BOである第 1終了境界情報が、第 1記録層にお ける終了境界の他方側 (例えば外周側)に書き込まれる。これと相前後して、記録情 報の後半部の第 2記録層における開始境界を示す、例えば後述の SBIである第 2開 始境界情報が、第 1終了境界情報と同一半径位置における第 2記録層に書き込まれ るか又は確保される。

[0024] 尚、記録情報の「前半部」及び「後半部」とは、記録情報の中間位置或いは真中を 基準にして厳密に前半及び後半という意味ではなぐ相互に大きさが一致する又は 異なるように二分割した場合における、前半寄りの部分及び後半寄りの部分という意 味である。第 1記録層に記録される部分が前半部となり、第 2記録層に記録される部 分が後半部となる。

[0025] 以上の結果、この態様によれば、例えば「ボーダーゾーン」として、主にデータが何 処カも何処まで書き込まれて、るかのデータ構造を示す「ボーダーイン (BI)」である 、第 1開始境界情報と、主に半径方向の長さが約 0. 5mm以上である緩衝用データ 或いは飛び越し禁止フラグが記録されたり、次の境界の位置等を示す「ボーダーァゥ ト (BO)」である、第 1終了境界情報とが、第 1記録層に書き込まれる。更に、第 1開始 境界情報と一対をなす「スーパフイシャルボーダーアウト(SBO)」である、第 2終了境 界情報と、第 1終了境界情報と一対をなす「スーパフイシャルボーダーイン (SBI)」で ある、第 2開始境界情報とが、第 2記録層に書き込まれる。従って、ボーダーゾーンを 書き込むレコーダ等のみならず、プレーヤ等においても、ボーダーゾーンに隣接する 記録済み領域からの記録情報の再生を行うことができる。より具体的には、第 1及び 第 2記録層の各々について、記録済みの記録情報に隣接する未記録領域を無くす ことで、プレーヤ等における光ピックアップ力記録済みの領域力その外周側に広 がる未記録領域へ飛び出してしまう事態を、第 1及び第 2記録層の各々について防ぐ ことが可能となる。よって、 2層型或いは多層型の情報記録媒体について、プレーヤ 等との間で互換性をとりつつ記録領域を無駄にすることなく記録可能となる。

[0026] 以上の結果、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ記録領域を無駄にすることなく 記録可能となり、特に"ゾーン内ォポジット方式"による追記処理を行うことで、本発明 に独自の互換性及び効率的記録に係る効果は、より一層顕在化される。

[0027] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 2境界制御手段は、前 記第 1終了境界情報の少なくとも一部として、前記書込手段による書込位置が前記

第 1記録層における終了境界から前記第 1終了境界情報を介して前記他方側に外 れることを停止させるための緩衝用データ又は飛越禁止フラグを書き込むように、前 記書込手段を制御するように構成してもよヽ。

[0028] このように構成すれば、プレーヤ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、第 1 終了境界情報の少なくとも一部としての、緩衝用データ又は飛越禁止フラグによって 、例えば光ピックアップである書込手段による書込位置が、第 1記録層における終了 境界から、例えば外周側である他方側に外れることを停止させることができる。

[0029] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 2境界制御手段は、前 記第 2開始境界情報の少なくとも一部として、前記書込手段による書込位置が前記 第 2記録層における開始境界から前記第 2開始境界情報を介して前記他方側に外 れることを停止させるための緩衝用データ又は飛越禁止フラグを書き込むように、前 記書込手段を制御するように構成してもよヽ。

[0030] このように構成すれば、プレーヤ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、第 2 開始境界情報の少なくとも一部としての、緩衝用データ又は飛越禁止フラグによって 、例えば光ピックアップである書込手段による書込位置が、第 2記録層における開始 境界から、例えば外周側である他方側に外れることを停止させることができる。

[0031] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 1境界制御手段は、前 記第 2終了境界情報を、前記第 1開始境界情報のコピーとして書き込むように、前記 書込手段を制御するように構成してもよヽ。

[0032] このように構成すれば、プレーヤ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、第 1 記録層にお、て第 1開始境界情報を参照するのに代えて、第 2記録層にお、て第 2 終了境界情報を参照すれば、第 1開始境界情報と同一の情報を、そのコピーとして 取得できる。よって、書込位置や読取位置が第 2記録層にある際に、例えば、主にデ ータが何処力何処まで書き込まれて、るかのデータ構造を示す「ボーダーイン (BI )」などの、第 1開始境界情報を取得するために、層間ジャンプ等の処理を省くことも 可能となり、迅速な書込動作や読取動作が可能となる。

[0033] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 2境界制御手段は、前 記第 2開始境界情報を、前記第 1終了境界情報のコピーとして書き込むように前記書 込手段を制御するように構成してもよヽ。

[0034] このように構成すれば、プレーヤ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、第 1 記録層にお、て第 1終了境界情報を参照するのに代えて、第 2記録層にお、て第 2 開始境界情報を参照すれば、第 1終了境界情報と同一の情報を、そのコピーとして 取得できる。よって、書込位置や読取位置が第 2記録層にある際に、例えば、次の境 界の位置等を示す「ボーダーアウト (BO)」などの、第 1終了境界情報を取得するため に、層間ジャンプ等の処理を省くことも可能となり、迅速な書込動作や読取動作が可 能となる。

[0035] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 1境界制御手段は、前 記複数の記録情報の各々の書き込み後に、前記第 1開始境界情報を書き込み、続 V、て前記第 2終了境界情報を書き込む又は確保するように、前記書込手段を制御し

前記第 2境界制御手段は、続いて前記第 1終了境界情報を書き込み、続いて、前 記第 2開始境界情報を書き込む又は確保するように、前記書込手段を制御するよう に構成してもよい。

[0036] このように構成すれば、例えば追記処理で一の記録情報を記録する際に、第 1記 録層への記録情報の記録、第 2記録層への記録情報の記録、第 1記録層への第 1開 始境界情報 (例えば BI)の記録、第 2記録層への第 2終了境界情報 (例えば SBO)の 記録、第 1記録層への第 1終了境界情報 (例えば BO)の記録、及び第 2記録層への 第 2開始境界情報 (例えば SBI)の記録を、書込手段による一連の書込動作で、効率 的に行うことが可能となる。特に"ゾーン内ォポジット方式"による追記処理を行うこと で、この構成による独自の互換性及び効率的記録に係る効果は、より一層顕在化さ れる。

[0037] この第 1及び第 2境界制御手段を備えた態様では、前記第 1境界制御手段は、前 記複数の記録情報のうち最初の記録情報については、前記第 1開始境界情報を前 記第 1記録層における前記開始境界の前記一方側として、前記第 1記録層に設けら れたリードインエリア内に書き込むと共に前記第 2終了境界情報を前記第 2記録層に 設けられたリードアウトエリア内に書き込む又は確保するように、前記書込手段を制 御するように構成してちょい。

[0038] このように構成すれば、最初の記録情報に係る第 1開始境界情報 (例えば BI)は、リ ードインエリア内に書き込み且つ最初の記録情報に係る第 2終了境界情報 (例えば S BO)は、リードアウトエリア内に書き込むので、 2層型或いは多層型の情報記録媒体 について、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ、その記録領域を無駄なく利用する ことが可能となる。

[0039] 情報記録装置の他の態様では、前記境界制御手段は、前記第 2境界情報を、予備 情報領域として確保するように、前記書込手段を制御する。

[0040] この態様によれば、書込手段により特段に第 2境界情報を書き込む動作を行わずと も、情報記録媒体の当初又は従前からの記録状態を第 2境界情報の記録状態として 扱うことが可能となる。即ち、第 2境界情報は、第 2記録層において記録情報とは別 情報として概念的に存在することになる。そして、予備情報領域に、他の各種制御情 報等を記録することも別途可能となり、この予備情報領域を有効活用することで高機 能化を図れる。

[0041] 情報記録装置の他の態様では、前記書込制御手段は、前記複数の記録情報の各 々について、前記第 2境界情報寄りの一部又は全部を、ダミーデータとして前記第 2 記録層に書き込むように、前記書込手段を制御する。

[0042] この態様によれば、書込制御手段による制御下で、書込手段によって、第 2境界情 報寄りの一部又は全部に、ダミーデータとしての記録情報が、第 2記録層に書き込ま れる。よって、相互に別の機会に追記処理が行われる場合において、それらの追記 処理間に、プレーヤ等で、第 1記録層が、記録情報について記録済みの領域となり 且つこれに重なる領域で、第 2記録層が未記録の領域となることを確実に防止でき、 これにより記録情報が再生不能となる事態を避けることができる。他方で、記録情報 の各々の単位で、このようにダミーデータで第 2記録層における未記録領域を埋める だけでよいので、前述したフアイナライズ処理の如ぐ情報記録媒体の単位で、ダミー データで未記録領域を埋める場合と比較して、迅速に処理を実施することが可能で ある。し力も、このようにダミーデータで埋めた後にも、上述の如く次の記録情報を追 記することは勿論可能であり、その後の追記が不可能となるフアイナライズ処理と比 ベて各段に有利である。

[0043] 尚、第 1及び第 2記録層への記録情報の割当を半々にすれば、基本的にこのような ダミーデータで埋める処理は不要である。例えば、記録すべき記録情報の情報量か ら予め逆算して境界の位置が予測できれば、ダミーデータで埋めるべき第 2記録層 における記録領域は殆ど又は全く無くて済む。しかるに実践上は、例えば、スポーツ 観戦における予約録画時間に対する試合延長に伴う録画時間の延長に代表される ように、記録すべき記録情報の情報量の記録開始後における増大は、あり得る。よつ て、本態様の如くダミーデータで埋める態様は、例えば記録終了コマンドに応じて記 録を終了させるような用途において、実践上大変有利である。

[0044] 情報記録装置の他の態様では、前記書込制御手段は、前記複数の記録情報の各 々について、前記第 1境界情報寄りの一部を、ダミーデータとして前記第 1記録層に 書き込むように、且つ全部をダミーデータとして前記第 2記録層に書き込むように、前 記書込手段を制御する。

[0045] この態様によれば、書込制御手段による制御下で、書込手段によって、第 1境界情 報寄りの一部に、ダミーデータとしての記録情報が、第 1記録層に書き込まれる。更 に、ダミーデータとしての記録情報力第 2記録層の全部に書き込まれる。よって、相 互に別の機会に追記処理が行われる場合において、それらの追記処理間に、プレ ーャ等で、第 1記録層が、記録情報について記録済みの領域となり且つこれに重な る領域で、第 2記録層が未記録の領域となることを確実に防止でき、これにより記録 情報が再生不能となる事態を避けることができる。他方で、記録情報の各々の単位で 、このようにダミーデータで第 2記録層における未記録領域を埋めるだけでよ!、ので、 前述したフアイナライズ処理の如ぐ情報記録媒体の単位で、ダミーデータで未記録 領域を埋める場合と比較して、迅速に処理を実施することが可能である。この際特に 、ダミーデータで埋める、言わば無駄にする記録領域については、記録情報の各々 の単位内に止まるので、比較的小規模で済む。し力も、このようにダミーデータで埋 めた後にも、上述の如く次の記録情報を追記することは勿論可能であり、その後の追 記が不可能となるフアイナライズ処理と比べて各段に有利である。

[0046] (情報記録方法)

以下、本発明に係る情報記録方法について説明する。

[0047] 本発明に係る情報記録方法は上記課題を解決するために、少なくとも第 1及び第 2 記録層が積層されてなる情報記録媒体に、書込手段によって複数の記録情報を記 録可能な情報記録装置における情報記録方法であって、前記複数の記録情報の各 々について、前記第 1記録層から前記第 2記録層に跨って書き込むように、前記書込 手段を制御する書込制御工程と、前記複数の記録情報間の前記第 1記録層におけ る境界となる記録領域に、第 1境界情報を書き込むと共に、前記複数の記録情報間 の前記第 2記録層における境界となる記録領域として、前記第 1記録層の前記第 1境 界情報が書き込まれた記録領域に重なる前記第 2記録層の記録領域に、第 2境界情 報を書き込む又は確保するように、前記書込手段を制御する境界制御工程とを備え る。

[0048] 本発明に係る情報記録方法によれば、上述した本発明に係る情報記録装置の場 合と同様に、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ記録領域を無駄にすることなく記 録可能となる。しかも、プレーヤ等との間で互換性をとるように記録を行うために必要 な処理時間も短時間で済む。

[0049] 尚、上述した本発明の情報記録装置における各種態様に対応して、本発明の情報 記録方法も各種態様を採ることが可能である。

[0050] (コンピュータプログラム)

以下、本発明に係るコンピュータプログラムについて説明する。

[0051] 本発明に係るコンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発 明に係る情報記録装置 (但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制 御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記書込制 御手段及び前記境界制御手段として機能させる。

[0052] 本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納する ROM, CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当該コンビ ユータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンビユー タプログラムを、例えば、通信手段等を介してコンピュータにダウンロードさせた後に 実行させれば、上述した本発明の情報記録装置を比較的簡単に実現できる。

[0053] 尚、上述した本発明の情報記録装置における各種態様に対応して、本発明のコン ピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。

[0054] コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は上記課題を解決す るために、上述した情報記録装置 (但し、その各種形態も含む)に備えられたコンビュ ータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現ィ匕し、該コンピュータを、前記書 込制御手段及び前記境界制御手段として機能させる。

[0055] 本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を 格納する ROM、 CD-ROM, DVD-ROM,ハードディスク等の記録媒体から、当 該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波 である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウン口 ードすれば、上述した本発明の情報記録装置を比較的容易に実施可能となる。更に 具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の情報記録装置と して機能させるコンピュータ読取可能なコード (或いはコンピュータ読取可能な命令) 力 構成されてよい。

[0056] 本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。

[0057] 以上説明したように、本発明の情報記録装置及び方法によれば、書込手段、書込 制御手段及び工程、並びに境界制御手段及び工程を備えているので、プレーヤ等 との間で互換性をとりつつ記録領域を無駄にすることなく記録可能となる。

図面の簡単な説明

[0058] [図 1]本発明の情報記録媒体の実施例に係る複数の記録領域を有する光ディスクの 基本構造を示した概略平面図(図 1 (a) )、及びその概略断面図とこれに対応付けら れたその半径方向における記録領域構造の図式的概念図(図 1 (b) )である。

[図 2]実施例に係るボーダーゾーン構造を適用した場合における、光ディスクの記録 構造を示す図式的概念図である。

[図 3]実施例に係るボーダーゾーン構造を適用した場合における、光ディスクの書き 込み手順の一例を示す図式的概念図である。

[図 4]実施例に係る光ディスクの L0層における、一つのボーダーゾーン (即ち、 BO及 び BI)の詳細なデータ構造を示したデータ構造図である。

[図 5]実施例に係る光ディスクの LI層における、一つのスーパフイシャルボーダーゾ ーン (即ち、 SBI及び SBO)の詳細なデータ構造を示したデータ構造図である。

[図 6]実施例に係る BOと SBIとが重ねられた様子を示す概念的な断面図(図 6 (a) ) 及び BIと SBOとが重ねられた様子を示す概念的な断面図(図 6 (b) )である。

[図 7]比較例における図 2と同趣旨の図面であり、光ディスクのボーダーゾーンに係る 記録構造を示す図式的概念図である。

[図 8]本発明の情報記録再生装置の実施例のブロック図である。

[図 9]実施例における記録処理のフローチャートである。

[図 10]実施例における再生処理のフローチャートである。

[図 11]変形例における、図 2と同趣旨の光ディスクの記録構造を示す図式的概念図 である。

符号の説明

[0059] 100· ··光ディスク、 101· ··リードインエリア、 102· ··データゾーン、 103· ··リードアウト エリア、 104· ··ミドノレエリア、 105· ··ボーダーゾーン、 105a— 0…ボーダーアウト、 10 5b— 0…ボーダーイン、 100S…透明基板、 106· ··ボーダードエリア)、 205…スーパ フイシャルボーダーゾーン、 205a…スーパフイシャルボーダーアウト(SBO)、 205b …スーパフイシャルボーダーイン(SBI)、 300…情報記録再生装置、 306· "データ 入出力制御手段、 307…操作制御手段、 310…操作ボタン、 311…表示パネル、 35 1· ··スピンドルモータ、 352· ··光ピックアップ、 353· ··信号記録再生手段、 354· "CP U (ドライブ制御手段)、 355· ··メモリ、 LB…レーザ光

発明を実施するための最良の形態

[0060] 以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づ いて説明する。

[0061] 本発明の情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラムに係る実施例を、 本発明の情報記録装置及び方法における記録対象となる情報記録媒体と共に、図 面を参照して説明する。

[0062] (情報記録媒体及びその記録再生原理)

図 1から図 7を参照して、本発明の情報記録装置及び方法の記録対象となる情報

記録媒体について、その記録再生原理と共に詳細に説明する。

[0063] 先ず図 1を参照して、本発明の情報記録媒体の実施例に係る光ディスクの基本構 造について説明する。ここに、図 1 (a)は、本発明の情報記録媒体の実施例に係る複 数の記録領域を有する光ディスクの基本構造を示した概略平面図であり、図 1 (b)は 、該光ディスクの概略断面図と、これに対応付けられた、その半径方向における記録 領域構造の図式的概念図である。

[0064] 図 1 (a)及び図 1 (b)に示されるように、光ディスク 100は、例えば、 DVDと同じく直 径 12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール 1を中心としてリードイン エリア 101、データエリア 102並びにリードアウトエリア 103又はミドルエリア 104が設 けられている。そして、光ディスク 100の例えば、透明基板 100Sに、記録層等が積層 されている。そして、この記録層の各記録領域には、例えば、センターホール 1を中 心にスパイラル状或いは同心円状に、例えば、グルーブトラック及びランドトラック等 のトラック 10が交互に設けられている。また、このトラック 10上には、データが ECCブ ロック 11という単位で分割されて記録される。 ECCブロック 11は、記録情報がエラー 訂正可能なプリフォーマットアドレスによるデータ管理単位である。リードインエリア 10 1には、 OPC (Optimum Power Calibration)処理のための PC (Power Calibration)ェ リア PCA及び記録管理情報が記録されて!、る RM (Recording Management)エリア R MA等が設けられていてもよいし、このような PCA及び RMAをリードインエリアのディ スク内周側に配置してもよい。

[0065] 尚、本発明は、このような三つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。

例えば、リードインエリア 101、リードアウトエリア 103又はミドルエリア 104が存在せず とも、以下に説明するデータ構造等の構築は可能である。また、後述するように、リー ドインエリア 101、リードアウト 103又はミドルエリア 104は更に細分ィ匕された構成であ つてもよい。

[0066] 特に、本実施例に係る光ディスク 100は、図 1 (b)に示されるように、例えば、透明 基板 100Sに、後述される本発明に係る第 1及び第 2記録層の一例を構成する L0層 及び L1層が積層された構造をしている。このような 2層型の光ディスク 100の記録再 生時には、図 1 (b)中、下側力も上側に向力つて照射されるレーザ光 LBの集光位置

を 、ずれの記録層に合わせるかに応じて、 LO層における記録再生が行なわれるか 又は L1層における記録再生が行われる。また、本実施例に係る光ディスク 100は、 2 層片面、即ち、デュアルレイヤに限定されるものではなぐ 2層両面、即ちデュアルレ ィヤーダブルサイドであってもよい。更に、上述の如く 2層の記録層を有する光デイス クに限られることなぐ 3層以上の多層型の光ディスクであってもよい。尚、 2層型の光 ディスクにお、てゾーン内ォポジット方式で記録を行う本実施例に独自の記録再生 手順及び各層におけるデータ構造にっ、ては、後述される。

[0067] 次に、図 2から図 7を参照して、図 1のような構造の光ディスクを対象とする、本発明 の情報記録装置及び方法の記録再生原理について説明する。ここに、図 2は、本実 施例に係るボーダーゾーン構造を適用した場合における、光ディスクの記録構造を 示す図式的概念図であり、図 3は、その書き込み手順の一例を示す図式的概念図で ある。

[0068] 図 2に示すように、本実施例の光ディスク 100では、一連のコンテンツや一つのファ ィルなど、本発明に係る一つの「記録情報」の一例である一つのユーザデータ(User Data)は、ゾーン内ォポジット方式でユーザデータエリア 102 (図 1参照)内に記録さ れることで、一対のユーザデータ 102— L0及び 102— L1の形で、一つのボーダード エリア 106内に記録されている。ボーダードエリア 106は夫々、ユーザデータがゾー ン内ォポジット方式で記録されることで、 L0層及び L1層の両層に跨っており、 L0層 ではボーダーゾーン 105により区切られており、 L1層では、スーパフイシャルボーダ 一ゾーン 205により区切られて!/、る。

[0069] より具体的には、ボーダードエリア 106 (No. 1)内では、一つのユーザデータの前 半部たるユーザデータ 102— L0が、先ず L0層に、光ディスク 100の内周側から外周 側に向けて記録され、続いて、層間ジャンプを経て且つ記録方向を反転させて、該 一つのユーザデータの後半部たるユーザデータ 102— L1が、 L1層に光ディスク 10 0の外周側から内周側に向けて記録されている。ボーダードエリア 106 (No. 2)内で は、その後における例えば別の機会に、ボーダードエリア 106 (No. 1)内におけると 同様に、ユーザデータがその前半部と後半部とで、ゾーン内ォポジット方式により L0 層と L1層とに分けられる形で記録されて!ヽる。

[0070] LO層を区切るボーダーゾーン 105は、 BO (ボーダーアウト)及び BI (ボーダーイン) を有する。 L1層を区切るスーパフイシャルボーダーゾーン 205は、 SBO (スーパフィ シャルボーダーアウト)及び SBI (スーパフイシャルボーダーイン)を有する。これらの 詳細な具体例については、後に詳述する(図 4から図 6参照)。

[0071] 本実施例では、 BO及び BIは、本発明に係る「第 1境界情報」の一例であり、これら のうち、 BOは、本発明に係る「第 1終了境界情報」の一例であり、 BIは、本発明に係 る「第 1開始境界情報」の一例である。また、 SBO及び SBIは、本発明に係る「第 2境 界情報」の一例であり、これらのうち、 SBOは、本発明に係る「第 2終了境界情報」の 一例であり、 SBIは、本発明に係る「第 2開始境界情報」の一例である。

[0072] 本実施例では特に、 L0層におけるボーダーゾーン 105と同一半径位置或いは同 一半径領域に、 L1層におけるスーパフイシャルボーダーゾーン 205が配置されてい る。より詳細には、 L0層における BOと同一半径位置或いは同一半径領域に、 L1層 における SBIが配置されており、 L0層における BIと同一半径位置或いは同一半径領 域に、 L1層における SBOが配置されている。

[0073] 尚、最内周寄りのボーダードエリア 106 (即ち、図 2におけるボーダードエリア 106 ( No. 1) )では、 BIの一種として、 EBI (エタストラ BI)力 L0層におけるリードインエリ ァ(LI) 101内に配置されており、 SBOの一種として、 ESBO (ェタストラ SBO)が、 L1 層におけるリードインアウト(LO) 103内に配置されている。このため、ユーザデータ エリア 102 (図 1参照)の最内周付近に、 BI及び SBO専用のエリアを設けないで済む

[0074] 図 2に示したデータ構造を有する光ディスク 100の書き込みは、例えば、ゾーン内 ォポジット方式により図 3に示したような手順で行われる。

[0075] 図 3において丸数字「1」から丸数字「6」(以下、「丸 1」、又は「丸 6」等と省略する) の順番に且つ図中矢印で詳細な順番或いは記録方向を示すように、先ず、ボーダ 一ドエリア 106 (No. 1)に対するユーザデータの記録手順として、「丸 1」ユーザデー タカユーザデータ 102— L0からユーザデータ 102— L1の順番で書き込まれる。即 ち、ユーザデータの、 L0層への外周側に向けての書き込みから、層間ジャンプを経 て、 L1層への内周側に向けての書き込みが行われる。次に、「丸 2」再び層間ジヤン

プを経て、 LO層に EBIが書き込まれ、再び層間ジャンプを経て L1層に ESBOが書き 込まれる。尚、これら ESBO又は EBIの書き込みは、実際には、 LO又は LI内に、 ES BO又は EBI用の領域を確保する或いは割り当てることで行われてもよい。次に、「丸 3」再び層間ジャンプを経ると共に書込位置の外周側への移動が行われて、 L0層に BOが書き込まれ、再び層間ジャンプを経て、 L1層に SBIが書き込まれる。尚、この S BIの書き込みは、実際には、 LI内に、 SBI用の領域を確保する或いは割り当てること で行われてもよい。この際特に、 SBIは、 BOと同一半径位置に書き込まれる。以上「 丸 1」〜「丸 3」の書き込み手順によって、同一の機会における、ボーダードエリア 106 (No. 1)に対する、一つのユーザデータのゾーン内ォポジット方式による書き込みが 完了する。

[0076] その後、同一の又は別の機会におけるボーダードエリア 106 (No. 2)に対するユー ザデータの記録手順として、「丸 4」ボーダードエリア 106 (No. 2)に、「丸 1」と同様の 要領で、 L0層へのユーザデータの書き込みから層間ジャンプを経て L1層へのユー ザデータの書き込みが行われる。次に、「丸 5」再び層間ジャンプを経て、「丸 2」と同 様の要領で、 L0層に BIが書き込まれ、 L1層に SBOが書き込まれる。次に、「丸 6」再 び層間ジャンプを経ると共に書込位置の外周側への移動が行われて、「丸 3」と同様 の要領で、 L0層に BOが書き込まれ、 L1層に SBIが書き込まれる。この際、 SBOは、 BIと同一半径位置に書き込まれ、 SBIは、 BOと同一半径位置に書き込まれる。以上 「丸 4」〜「丸 6」の書き込み手順によって、ボーダードエリア 106 (No. 2)に対する、 一つのユーザデータのゾーン内ォポジット方式による書き込みが完了する。

[0077] 尚、本発明は、図 3に示したゾーン内ォポジット方式による書き込み手順に限定さ れるものではなぐ例えば、図 2及び図 3において、 BOと SBIとが重ねられており、或 いは、 BIと SBOとが重ねられていれば、本発明による効果は、相応に得られる。特に 、ボーダードエリア 106 (No. 1)の記録後であり且つボーダードエリア 106 (No. 2) の記録前である光ディスク 100を、プレーヤ等で再生可能であるという効果は、図 3に 例示した如き書き込み手順によらずに得られる。

[0078] 次に、図 4を参照して、図 2及び図 3に示したボーダーゾーン 105の具体例におけ る、詳細なデータ構造について説明する。ここに図 4は、本実施例に係る光ディスク

の LO層における、一つのボーダーゾーン(即ち、 BO及び BI)の詳細なデータ構造を 示したデータ構造図である。

[0079] 図 4に示されるように、ボーダーゾーン 105の一具体例である、ボーダーゾーン 105 — 0は、ボーダーアウト 105a— 0とボーダーイン 105b— 0とを備えて構成されている 。そして、ボーダーゾーン 105— 0の情報量は、例えば、幅 =約 0. 5mm用の場合に は" 2944"ECCブロックであり、幅 =約 0. 1mm用の場合には" 608"ECCブロックで ある。

[0080] ボーダーイン 105b— 0には、最新の" 5"ECCブロックの情報量の制御又は記録管 理用データが記録されている。この制御又は記録管理用データのデータ構造は、リ ードインエリア内に記録されている制御又は記録管理用データのデータ構造と同じ である。尚、ボーダーイン 105b— 0の最後に設けられる BSGA (Block SYNC Guard Area)は、ボーダーインの制御又は記録管理用データが未記録の場合に次に隣接 する記録済みの ECCブロックが再生可能であることを保証するために記録されるもの である。

[0081] ボーダーアウト 105a— 0は、更に、ボーダー RMDエリア 105d—0、ストップブロック SB、 3個のネクストボーダーマーカー NM及び緩衝用データを含んだ緩衝用エリア を備えて構成されている。

[0082] ボーダー RMDエリア 105d— 0には、最新の RMD (Recording Management Data) 等の記録管理用データが" 5"ECCブロックの情報量だけコピーされて記録されてい る。このボーダー RMDエリア 105d— 0は、例えば、 DVD— Rのリードインエリア内の RMエリアを読めない DVD— ROM再生専用ドライブに、ボーダーに記録された情 報を再生するための管理情報等を提供することが可能である。

[0083] ストップブロック SBは、 "2"ECCブロックの情報量であり、ボーダーアウト 105a— 0 の開始位置力も相対的に 38及び 39番目に位置している。ストップブロック SBの領域 の属性は、リードアウトエリアと同じ属性である。これは、光ピックアップにリードアウト エリアと同じ領域を認識させ、該光ピックアップの暴走を防止するためである。

[0084] 各ネクストボーダーマーカー NMは、 "2"ECCブロックの情報量であり、このネクスト ボーダーマーカー NMによって、次のボーダーが存在するか否かを判定することが

できる。具体的には、次のボーダーが存在せず、リードアウトエリアがまだ記録されて いない場合には、最後に位置するボーダーアウトのネクストボーダーマーカー NMは 未記録状態である。そして、ボーダークローズ処理においては、最後から二番目のボ ーダーアウトの各ネクストボーダーマーカー NMには、例えば、 "OOh"が記録される。 そして、フアイナライズ処理においては、最後のボーダーアウトの各ネクストボーダー マーカー NMには、例えば、 "OOh"がパディング(Padding)され、各ネクストボーダー マーカー NMの領域の属性は、リードアウトエリアと同じ属性にされる。尚、 DVD—R Wの場合、ネクストボーダーマーカー NMは存在しない。

[0085] 尚、図 4において、ボーダーアウト 105a— 0の予備エリア又はボーダーイン 105b— 0の予備エリアは夫々、本発明に係る「緩衝用データ」の一例を構成するが、該予備 エリアの中に、光ピックアップが内周側から外周側に又は外周側から内周側に飛び 越えることを防止する飛越禁止フラグを設けてもよい。このように構成すれば、プレー ャ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、飛越禁止フラグによって、例えば光ピ ックアップ力現在の再生又は記録対象であるボーダードエリア力外れる事態を、 より確実に防止できる。

[0086] 次に、図 5を参照して、図 2及び図 3に示したスーパフイシャルボーダーゾーン 105 の具体例における、詳細なデータ構造について説明する。ここに図 5は、本実施例に 係る光ディスクの L1層における、一つのスーパフイシャルボーダーゾーン(即ち、 SBI 及び SBO)の詳細なデータ構造を示したデータ構造図である。

[0087] 図 5に示されるように、スーパフイシャルボーダーゾーン 205の一具体例である、ス 一パフイシャルボーダーゾーン 205— 1は、 SBO (スーパフイシャルボーダーアウト) 2 05a— 1と SBI (スーパフイシャルボーダーイン) 205b— 1とを備えて構成されて!、る。 そして、スーパフイシャルボーダーゾーン 205— 1の情報量は、その性質上、ボーダ 一ゾーン 105— 0 (図 4参照)の場合と同じぐ例えば、幅 =約 0. 5mm用の場合には" 2944"ECCブロックであり、幅 =約 0. 1mm用の場合には" 608"ECCブロックである 。尚、スーパフイシャルボーダーゾーン 205における「スーパフイシャル(superficial)」 とは、見掛けの、表面的な、表在性、或いは実体のないという意味であり、本実施例 では、ボーダーゾーン 105と常に一対をなしているので、スーパフイシャルボーダー

ゾーン 205の中身自体は特に参照されないでも支障なく再生可能なことに鑑み、ボ ーダーゾーン 105に重なる L1層のユーザデータエリア 102 (図 1参照)が、ユーザデ ータで書き込まれること無く且つスーパフイシャルボーダーゾーン 205として確保或い は割り当てられていれば十分であるという趣旨である。即ち、真のボーダーゾーン 10 5と一対で使用される限りにおいて、スーパフイシャルボーダーゾーン 205について は、見掛け上或いは形式的なボーダーゾーンとして設けられていても足りる趣旨であ る。但し、再生の際に、当該スーパフイシャルボーダーゾーン 205に書き込まれた各 種制御用情報を参照することも勿論可能であるので、スーパフイシャルボーダーゾー ン 205は、常に実体が伴わなヽと、う訳ではな!/、。

[0088] スーパフイシャルボーダーイン 205b— 1には、予備エリア(Reserved Area)中に、 S BI205a— 1の開始位置から相対的に 38及び 39番目に位置 2ECCブロック分のスト ップブロック SBが設けられている。このように幅広の予備エリアは、緩衝用エリアとし て機能する。ストップブロック SBの領域の属性は、リードアウトエリアと同じ属性である 。これは、光ピックアップにリードアウトエリアと同じ領域を認識させ、該光ピックアップ の暴走を防止するためである。

[0089] 他方、 SBO205a— 1は、 6ECCブロック分の予備エリア(Reserved Area)からなり、 緩衝用エリアとして機能する。 SBO205a— 1と SBI205b— 1との間には、 32kBのリ ンキングロスエリアが設けられて、る。

[0090] 尚、図 5において、 SBO205a— 1の予備エリア又は SBI205b— 1の予備エリアは 夫々、本発明に係る「緩衝用データ」の一例を構成するが、該予備エリアの中に、光 ピックアップが内周側力外周側に又は外周側から内周側に飛び越えることを防止 する飛越禁止フラグを設けてもよい。このように構成すれば、プレーヤ等又はレコー ダ等による再生時や記録時に、飛越禁止フラグによって、例えば光ピックアップが、 現在の再生又は記録対象であるボーダードエリア力外れる事態を、より確実に防止 できる。

[0091] 加えて、図 5において、 SBI205b— 1の予備エリアには、図 4に示したボーダーァゥ ト 105a— 0と同様の情報内容力即ちそのコピーが書き込まれてもよい。このように構 成すれば、プレーヤ等又はレコーダ等による再生時や記録時に、第 1記録層におい

て第 1開始境界情報を参照するのに代えて、第 2記録層において第 2終了境界情報 を参照すれば、第 1開始境界情報と同一の情報を、そのコピーとして取得できる。同 様の観点から、図 5において、 SBO205a— 1の予備エリアには、図 4に示したボーダ 一イン 105b— 0と同様の情報内容が、即ちそのコピーが書き込まれてもよい。

[0092] 次に、図 6を参照して、図 2及び図 3に示したボーダーゾーン 105とスーパフイシャ ルボーダーゾーン 205との一具体例における、ディスク面の法線方向から見て重ねら れてなる構造について説明をカ卩える。ここに図 6は、 BO105aと SBI205bとが重ねら れた様子を示す概念的な断面図(図 6 (a) )及び BI105bと SBO205aとが重ねられた 様子を示す概念的な断面図(図 6 (b) )である。

[0093] 図 6 (a)において、 L1層に設けられた SBI205bは、図 4に例示したボーダーイン 10 5b— 0の場合と同じく BSGAをその内周側の端部に有し、この部分が、 LO層に設け られた BO105aが有するリンキングロスエリア(LLA)と同一半径位置になるように、ボ ーダーゾーン 105aとスーパフイシャルボーダーゾーン 205bとは重ねられて!/、る。尚 、 BO105aが有する COR# 0、 COR# l、…は、図 4に既に例示した内容と同様であ る。よって、 BO105a及び SBI205bは、いずれも内周側力も移動してきた光ピックァ ップ力その外周側に飛び出すのを確実に防止することが可能である。

[0094] 図 6 (b)にお!/、て、 L1層に設けられた SBO205aは、リンキングロスエリア(LLA)を その外周側の端部に有し、この部分力 L0層に設けられた BI105bが有する BSGA と同一半径位置になるように、ボーダーゾーン 105aとスーパフイシャルボーダーゾー ン 205bとは重ねられている。尚、 BI105bが有する UPI # 0、 UPI # 1、…は、図 4に 既に例示した内容と同様である。よって、 BI105b及び SBO205aは、いずれも外周 側から移動してきた光ピックアップが、その内周側に飛び出すのを確実に防止するこ とが可能である。

[0095] 以上のように本実施例によれば、 L0層に記録される BOと、 L1層に記録される SBI とは、相互に重なるデータエリアにおいて夫々、一対をなす境界情報として記録され る。更に、 L0層に記録される BIと、 L1層に記録される SBOとは、相互に重なるデー タエリアにおいて夫々、一対をなす境界情報として記録される。従って、相互に別の 機会に追記処理が行われる場合において、それらの追記処理間に、プレーヤ等で、

LO層がユーザデータで記録済みのエリアとなり且つこれに重なる領域で、 LI層が未 記録のエリアとなることで、ユーザデータが再生不能となる事態を避けることができる 。特に、 L0層が、ボーダーゾーンにて記録済みのエリアとなり且つこれに重なる領域 で、 L1層が未記録のエリアとなることで、ボーダーゾーンの機能が低下又は消滅して しまう事態を効果的に避けることが出来る。よって、別の機会に行われる追記処理間 であっても、データエリア 102 (図 1参照)に記録済みの一のユーザデータを、そのボ 一ダードエリア内で確実に読み取ることができ、レコーダ等とプレーヤ等との間での 互換性がとれることになる。更に、このようなレコーダ等とプレーヤ等との間における 互換性を実現するために、フアイナライズ処理の如きも不要である。

[0096] ここで図 7を参照して、本実施例におけるこのような効果について検討を加える。こ こに、図 7は、比較例における図 2と同趣旨の図面であり、光ディスクのボーダーゾー ンに係る記録構造を示す図式的概念図である。

[0097] 図 7において、比較例の光ディスクは、単層型の光ディスクで採用されているボーダ 一ゾーンに係る構成を、ォポジット方式における 2層型の光ディスクに適用して記録し たものである。このため、各ボーダードエリア 106" (No. 1)、 106" (No. 2)、 106" ( No. 3)内には、ユーザデータ 102"、 BO (ボーダーアウト)及び BI (ボーダーイン)が 記録され、ユーザデータ 102"の境界をなすボーダーゾーン 105は、これらの BO及 び BIから構成されている。そして、 L1層における最後の BOの後には、未記録エリア 210が存在している。

[0098] この比較例によれば、 L1層に未記録エリア 210が残っている限り、プレーヤ等で、 該未記録エリア 210と同一半径位置に広がる L0層における記録済みのユーザデー タエリアに記録された情報を読み取ることはできない。即ち、この場合、レコーダ等と プレーヤ等との間での互換性がとれない。逆に、最後の BOに後続する L1層の未記 録エリア 210に、ダミーデータ等を書き込んで、フアイナライズ処理の如き処理を行え ば、プレーヤ等では、ユーザデータを読み取ることは可能となる。し力しながら、この ようにー且フアイナライズ処理等を行ってしまうと、最後の BOに後続するデータエリア に対して、ユーザデータを書き込むことは、もはや出来なくなってしまう。このように比 較例によれば、 2層型の光ディスクをォポジット方式で記録する場合には、プレーヤ

等との互換性を実現するためには追記処理が不能となり、逆に追記処理を実現する ためにはプレーヤ等との間で互換性がとれない。

[0099] これに対して上述した本実施例では、 LO層におけるボーダーゾーンと、 L1層にお けるスーパフイシャルボーダーゾーンとを一対をなすように同一半径位置に配置した ので、比較例の如き不都合はなぐプレーヤ等との互換性を実現しつつ追記処理が 可能となるのである。特に、 2層型の光ディスクをゾーン内ォポジット方式で記録する 場合には、ユーザデータエリアを無駄にすることなく記録可能となる。し力も、プレー ャ等との間で互換性をとるように記録を行うために必要な処理時間も短時間で済む。

[0100] (情報記録再生装置)

次に、図 8を参照して、本発明の情報記録装置の実施例に係る情報記録再生装置 300の構成について説明する。ここに、図 8は、本実施例の情報記録再生装置のブ ロック図である。尚、情報記録再生装置 300は、光ディスク 100に記録データを記録 する機能と、光ディスク 100に記録された記録データを再生する機能とを備える。

[0101] 図 8を参照して情報記録再生装置 300の内部構成を説明する。情報記録再生装置 300は、 CPU (Central Processing Unit)の制御下で、光ディスク 100に情報を記録 すると共に、光ディスク 100に記録された情報を読み取る装置である。

[0102] 情報記録再生装置 300は、光ディスク 100、スピンドルモータ 351、光ピックアップ 3 52、信号記録再生手段 353、 CPU (ドライブ制御手段) 354、メモリ 355、データ入 出力制御手段 306、操作制御手段 307、操作ボタン 310、表示パネル 311、及びバ ス 357を備えて構成されている。

[0103] 特に、これらの構成要素のうち前半に記述したスピンドルモータ 351、光ピックアツ プ 352、信号記録再生手段 353、 CPU (ドライブ制御手段) 354及びメモリ 355によ つて、ディスクドライブ (以下、適宜ドライブと称す)が構成されていてもよい。また、こ れらの構成要素のうち後半に記述したデータ入出力制御手段 306、操作制御手段 3 07、操作ボタン 310及び表示パネル 311によって、本発明に係るホストコンピュータ( 以下、適宜ホストと称す)が構成されてもよい。或いは、また、 CPU (ドライブ制御手段 ) 354及びバス 357によって、本発明に係る通信手段が構成されて!、てもよ!/、。

[0104] スピンドルモータ 351は光ディスク 100を回転及び停止させるもので、光ディスクへ のアクセス時に動作する。より詳細には、スピンドルモータ 351は、図示しないサーボ ユニット等によりスピンドルサーボ制御を受けつつ所定速度で光ディスク 100を回転 及び停止させるように構成されて、る。

[0105] 光ピックアップ 352は光ディスク 100への記録再生を行うもので、半導体レーザ装 置とレンズから構成される。より詳細には、光ピックアップ 352は、光ディスク 100に対 してレーザービーム等の光ビームを、再生時には読み取り光として第 1のパワーで照 射し、記録時には書き込み光として第 2のパワーで且つ変調させながら照射する。

[0106] 信号記録再生手段 353は、スピンドルモータ 351と光ピックアップ 352を制御するこ とで光ディスク 100に対して記録再生を行う。より具体的には、信号記録再生手段 35 3は、例えば、レーザダイオード (LD)ドライバ及びヘッドアンプ等によって構成されて いる。レーザダイオードドライバ (LDドライノく)は、光ピックアップ 352内に設けられた 図示しない半導体レーザを駆動する。ヘッドアンプは、光ピックアップ 352の出力信 号、即ち、光ビームの反射光を増幅し、該増幅した信号を出力する。より詳細には、 信号記録再生手段 353は、 OPC (Optimum Power Calibration)処理時には、 CPU3 54の制御下で、図示しないタイミング生成器等と共に、 OPCパターンの記録及び再 生処理により最適なレーザパワーの決定が行えるように、光ピックアップ 352内に設 けられた図示しない半導体レーザを駆動する。特に、信号記録再生手段 353は、光 ピックアップ 352と共に、本発明に係る「書込手段」の一例を構成する。

[0107] メモリ 355は、記録再生データのバッファ領域や、信号記録再生手段 353で使用出 来るデータに変換する時の中間バッファとして使用される領域など情報記録再生装 置 300におけるデータ処理全般及び OPC処理において使用される。また、メモリ 35 5はこれらレコーダ機器としての動作を行うためのプログラム、即ちファームウェアが格 納される ROM領域と、映像データの圧縮伸張で用いるバッファやプログラム動作に 必要な変数が格納される RAM領域などカゝら構成される。

[0108] CPU354は、信号記録再生手段 353、メモリ 355と、ノス 357を介して接続され、 各制御手段に指示を行うことで、情報記録再生装置 300全体の制御を行う。通常、 C PU354が動作するためのソフトウェア又はファームウェアは、メモリ 355に格納されて いる。特に、 CPU354は、本発明に係る「書込制御手段」の一例及び「境界制御手

段」の一例を夫々構成する。例えば、メモリ 355に記録されたコンピュータプログラム によって、 CPU354は、本発明に係る「書込制御手段」の一例及び「境界制御手段」 の一例として夫々機能する。

[0109] データ入出力制御手段 306は、情報記録再生装置 300に対する外部からデータ 入出力を制御し、メモリ 355上のデータバッファへの格納及び取り出しを行う。データ の入出力が映像信号である場合には、データ入力時には外部から受け取ったデー タを例えば、 MPEGフォーマットに圧縮(エンコード)してからメモリ 355へ出力し、デ ータ出力時には、メモリ 355から受け取った MPEGフォーマット等のエンコードされた データを伸張 (デコード)して力も外部へ出力する。

[0110] 操作制御手段 307は情報記録再生装置 300に対する動作指示受付と表示を行う もので、記録又は再生といった操作ボタン 310による指示を CPU354に伝え、記録 中や再生中といった情報記録再生装置 300の動作状態を蛍光管などの表示パネル 311に出力する。特に、本実施例では、操作制御手段 307は、本発明に係るホストコ ンピュータとして、図示しな、CPU及びメモリ等によって構成されて、てもよ、。

[0111] 以上説明した、情報記録再生装置 300の一具体例は、映像を記録再生するレコー ダ機器等の家庭用機器である。このレコーダ機器は放送受信チューナや外部接続 端子からの映像信号をディスクに記録し、テレビなど外部表示機器にディスク力ゝら再 生した映像信号を出力する機器である。メモリ 355に格納されたプログラムを CPU35 4で実行させることでレコーダ機器としての動作を行っている。

[0112] (情報記録再生装置における記録動作)

次に、上述の情報記録再生装置における記録動作について、図 8と共に図 9を参 照して説明する。ここに図 9は、本実施例における記録処理のフローチャートである。

[0113] 図 9において、先ず光ディスク 100がローデイングされる(ステップ Sl l)。すると、 C PU354の制御下で、光ピックアップ 352によりシーク動作が行われる。そして、光デ イスク 100への記録処理に必要な各種管理情報が取得されると同時に、光ディスク 1 00を例えば DVD—RZRWとしてユーザデータ等の追記を行うことの確認を経て、 光ディスク 100への追記を開始する。即ちここでは、図 3を参照して説明した如きゾー ン内ォポジット方式による一つのユーザデータの書き込みが行われる(ステップ S12)

。このようなユーザデータの書き込み中には、 LO層に対して該一つのユーザデータ の前半部の書き込みが終了すると、層間ジャンプを経て、 L1層に対して該一つのュ 一ザデータの後半部の書き込みが行われる。尚、一つのユーザデータとは、予め一 つのボーダードエリア内に記録すべきものとして予定された情報量を有する、一まと まりのユーザデータであり、例えば一つのテレビ番組が相当する。但し、例えば予定 変更によって、書き込み開始後に或いは記録方向の反転後に、一つのボーダードエ リア内に記録できないこととなった場合には、次のボーダードエリアを設定して、書き 込みを «I続すればよいので、特に支障はない。そして、このような書き込みの間中、 L 1層に対する該一つのユーザデータの後半部の、即ち予定された該一つのユーザデ ータの全体についての、書き込みが終了する力否かがモニタされる (ステップ S13)。

[0114] ここで、書き込みが終了すると (ステップ S13 :Yes)、エタストラボーダーイン (EBI) 又はボーダーイン (BI)の書き込み等が行われる (ステップ S 14)。具体的には、光デ イスク 100において最初に記録される、即ち一番目のユーザデータであれば、ェクス トラボーダーイン (EBI)の書き込み力リードインエリア内で行われると共に、エタスト ラス一パフイシャルボーダーアウトについては、このェクストラボーダーイン(EBI)に 重なる領域として、リードアウトエリア内に確保される。他方、 2番目以降のユーザデ ータであれば、ボーダーイン(BI)の書き込み力 L0層におけるデータエリア内で行 われると共に、これに重なる領域にて L1層におけるデータエリア内で、スーパフイシ ャルボーダーアウト(SBO)の書き込みが行われる。

[0115] 続、て、ボーダーアウト (BO)及びスーパフイシャルボーダーイン(SBI)の書き込み が行われ (ステップ S 15)、一連の記録処理が終了する。

[0116] 以上のように記録処理が行われると、図 1から図 6を参照して説明した如き、ゾーン 内ォポジット方式で記録された 2層型の光ディスクであって且つ L0層におけるボーダ 一ゾーンと L1層におけるスーパフイシャルボーダーゾーンとが同一半径位置に記録 された光ディスクが構築される。しかも、当該記録処理自体は、ゾーン内ォポジット方 式の採用により、一連の書込動作で効率的に行うことが可能となる。

[0117] (情報記録再生装置における再生動作)

次に、上述の情報記録再生装置における再生動作について、図 8と共に図 10を参

照して説明する。ここに図 10は、本実施例における再生処理のフローチャートである

[0118] 尚、ここでは、レコーダ等に属する情報記録再生装置における再生動作について 説明する力プレーヤ等における再生動作についても全く同様である。即ち、プレー ャ等においても、データエリア内において、図 9の記録処理により記録済みとされた ボーダードエリア外に未記録のエリアが残って、ても、即ちフアイナライズ処理が行わ れて、なくても、プレーヤ等で問題なく再生できる。

[0119] 図 10において、先ず光ディスク 100がローデイングされる(ステップ S21)。すると、 CPU354の制御下で、光ピックアップ 352によりシーク動作が行われる。そして、光 ディスク 100の再生処理に必要な各種管理情報が取得される。本実施例では特に、 ェクストラボーダーイン (EBI)又はボーダーイン (BI)の読み込み等が行われる。具体 的には、光ディスク 100において最初に記録された、即ち一番目のユーザデータを 読み出す場合には、ェクストラボーダーイン (EBI)の読み込み力リードインエリア内 で行われる。他方、 2番目以降のユーザデータを読み出すのであれば、対応するボ ーダーイン (BI)の読み込みが、 L0層におけるデータエリア内で行われる (ステップ S 22)。

[0120] この結果、ここでは図 3を参照して説明した如きゾーン内ォポジット方式により記録 済みの一つのユーザデータの読み出しが行われる(ステップ S23)。このような読み 出し中には、 L0層における該一つのユーザデータの前半部の読み出しが終了する と、層間ジャンプを経て、 L1層における該一つのユーザデータの後半部の読み出し が行われる。そして、このような読み出しの間中、 L1層における該一つのユーザデー タの後半部の、即ち予定された該一つのユーザデータの全体についての、読み出し が終了する力否かがモニタされる(ステップ S24)。

[0121] ここで、読み出しが終了すると (ステップ S24 : Yes)、一連の再生処理が終了する。

[0122] 以上のように再生処理によって、図 1から図 6を参照して説明した如き、ゾーン内ォ ポジット方式で記録された 2層型の光ディスクであって且つ L0層におけるボーダーゾ ーンと L1層におけるスーパフイシャルボーダーゾーンとが同一半径位置に記録され た光ディスクの再生が、問題なく行われる。この際特に、再生装置が、記録処理をも

実行したレコーダ等でないプレーヤ等であっても、同様にして図 10の如き再生処理 を行うことができる。即ち、図 8に示した如きレコーダ等とプレーヤ等との間における互 換性が構築されることとなるので、大変便利である。

[0123] (情報記録媒体の変形例)

次に、上述した情報記録媒体に係る実施例の変形例について図 11を参照して説 明する。ここに図 11は、本変形例における、図 2と同趣旨の光ディスクの記録構造を 示す図式的概念図である。

[0124] 上述した実施例に係る 2層型の光ディスク 100では、図 2に示したように、各ボーダ 一ドエリア 106 (NO. 1)、 106 (No. 2)、…は、記録することが予定されたユーザデ ータにより埋め尽くされている。これは、記録前又は記録中における初期段階に予め 、記録すべきひとつのユーザデータの情報量から逆算して、ボーダーゾーンの位置 を決めてから、記録を開始するか又は進めるためである。このように記録すれば、各 ボーダードエリア 106 (NO. 1)、 106 (No. 2)、…において、 L0層における記録済 みデータエリア 102に重なる L1層のデータエリア 102は、未記録エリアであることは ないので、好都合である。し力しながら、記録開始後における予定変更などにより、記 録すべきユーザデータの情報量が変化する場合もあり得る。

[0125] そこで図 11に示したように、上述した実施例の変形例では、何らかの理由で各ボー ダードエリア 106 (NO. 1)、 106 (No. 2)、…において、ハッチングで示したように、 未記録エリア 102Dが発生した場合には、これをダミーデータで埋めるようにする。

[0126] このようにすれば、データエリア 102は、ダミーデータで未記録エリア 102Dを埋め た分だけ、その記録容量の無駄使いにはなるものの、プレーヤ等でも当該ダミーデ ータで埋められた部分を含む光ディスク 100を、図 10に示したと同様の再生処理に よって問題なく再生できる。即ち、互換性を確保できる。そして、フアイナライズ処理の ように光ディスクの全体をダミーデータで埋める如き処理を行い、少なくとも二度と追 記が不可能な状態にしてしまうのと比べると、本変形例では、ボーダードエリアの単 位でダミーデータで埋めるに止まるので、無駄にするデータエリア 102のサイズは、 遥かに軽微である。し力も、ダミーデータで埋めた処理を行った後にも、次のボーダ 一ドエリアにおいては、追記処理が可能となるので、格段に有利である。

[0127] 尚、図 11から分かるように、未記録エリア 102Dをダミーデータで埋める処理は、概 ね L1層の途中力又は L1層の全部が対象となる力 LO層の途中からが対象となつ てもかまわない。何れにせよ予定外に短縮された記録処理を行う場合に、光ディスク 100の記録容量を極力無駄にしな、で済むので、大変有利である。

[0128] 尚、本実施例では、情報記録装置の一具体例として、例えば、 2層型の DVD— R 等の追記型の光ディスクの情報記録再生装置について説明したが、本発明は、例え ば、 2層型の DVD— RW等の書き換え型の光ディスクの情報記録再生装置に適用 可能である。加えて、例えば、 3層型等のマルチプルレイヤ型の光ディスクの情報記 録再生装置にも適用可能である。更に、ブルーレーザーを記録再生に用いるデイス ク等の大容量記録媒体の情報記録再生装置にも適用可能である。

[0129] 以上詳細に説明したように本実施例によれば、 2層型や多層型の光ディスクにおけ る各記録層にお、て、プレーヤ等との間で互換性をとりつつ記録領域を無駄にする ことなく記録可能となる。

[0130] 本発明は、上述した実施例に限られるものではなぐ請求の範囲及び明細書全体 力 読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、その ような変更を伴う情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発 明の技術的範囲に含まれるものである。

産業上の利用可能性

[0131] 本発明に係る情報記録装置及び方法、コンピュータプログラムは、例えば、 DVDレ コーダ等の情報記録装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の 各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報記 録装置等にも利用可能である。