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1. WO2006038534 - 透過防止用部材及びそれを用いた多層容器

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明 細書

透過防止用部材及びそれを用いた多層容器

技術分野

[0001] 本発明は、透過防止用部材及び多層容器に関し、特に車両用の合成樹脂製燃料 タンクとして好適な多層容器及び付属部品に関する。

背景技術

[0002] 近年、エチレン酢酸ビュル共重合体けん化物、ポリアミド榭脂等のノリア材をバリ ァ層に用い、最外層にポリオレフインを用いる多層容器、多層シートなどの多層積層 構造体が各分野で利用されており、例えば、自動車用の燃料タンクは、軽量化、大 容量化、成形加工性、防鲭性などの観点から、金属製のものカゝら合成樹脂製の多層 積層構造体のものへ急速に移行して、る。このような合成樹脂製の燃料タンクにぉ、 ては、耐燃料油性、耐衝撃性および耐久接着性などが要求されている。

[0003] さらに、近年燃料タンクに対する要求性能は、より厳しくなつており、長期間にわた つて多層積層構造体の各層に剥離などが生じないことや、バリア層の脱落や層異常 などがなく燃料成分の大気への揮散が抑制されること、多層中空成形の場合、中空 成形特有の金型食、切り部であるピンチオフ部の剥離などによる燃料揮散がな、こ と、衝突などに対するダメージを最小限にするため低温耐衝撃性をあるレベル以上 に保つことなどが求められて、る。

[0004] 合成樹脂製の燃料タンクを製造する方法の一つとして、合成樹脂中空成形方法が ある。合成樹脂中空成形には、円筒状の溶融榭脂であるパリソンを金型で挟み込み その内部に空気を吹き込み賦形する方法がある。この成形方法は、中空体を簡便に 成形できるとヽぅ特徴を有してヽるが、榭脂を金型で挟み込み成形するためにピンチ オフ部と呼ばれる榭脂同士の溶着部が成形品に存在し、この部分が成形品の強度 面での弱点となっており、この強度面改善のためのピンチオフ部形状の最適化が行 なわれている。

[0005] 合成樹脂中空成形品の内容物が成形品を透過しないようにするため、内容物の透 過防止性能を有する層を含む多層中空成形品が成形されている。例えば、燃料タン クを例にとれば、合成樹脂製の内層と合成樹脂製の外層との間に燃料透過防止層を 積層してタンク本体を構成し、燃料の透過防止効果を高めた合成樹脂製燃料タンク が知られており、この合成樹脂製燃料タンクは、吹込中空成形法により、多層構造の 中空容器として製造される。

[0006] この多層中空成形品においてもピンチオフ部が存在し、そのピンチオフ部から内容 物、燃料タンクの場合はガソリン等の燃料が透過するという問題がある。即ち、ピンチ オフ部においては、ピンチオフ部の本質的な構造に由来するものである力ごく僅か ではあるが透過防止層が存在しない部分がある。

[0007] このピンチオフ部力の内容物の透過を防止するため、例えば、透過防止層が存 在しな、部分 (遮断不連続区域)を含むピンチオフ部を、必要な遮断特性を有する 漏れ止めビードでシールすることが提案されているが(特許文献 1)、ある程度の透過 防止効果は得られるものの、更に高度な透過防止効果は不十分であり、かつピンチ オフ部の強度改善も不十分である。

[0008] 特許文献 1 :特表 2003— 523876号公報

[0009] 従来から、合成樹脂製の内層と合成樹脂製の外層とを燃料透過防止層を介して積 層してタンク本体を構成し、燃料の透過防止効果を高めた合成樹脂製燃料タンクが 知られている。このような合成樹脂製燃料タンクにおいて、タンク本体に部品取付け 穴を開設し、タンク本体の外面に部品取付け穴を覆うようにして合成樹脂製の付属部 品を溶着したものが知られている。この場合、付属部品の内面に燃料透過防止層を 積層して、燃料の透過防止効果を高めたものが知られている。

[0010] 例えば、特許文献 2には、部品取付け穴を、タンク本体の外面に向力つて広がった テーパー状に形成すると共に、付属部品に、部品取付け穴に嵌合するテーパー状 のボス部を形成し、付属部品の内面に積層する燃料透過防止層をボス部の外表面 に亘つて延在させ、タンク本体と付属部品の溶着時に、ボス部の外表面の燃料透過 防止層が部品取付け穴に露出する燃料透過防止層に密着するようにした合成樹脂 製燃料タンクが開示されている。

[0011] 特許文献 2 :特開 2001— 113963号公報

[0012] 特許文献 3には、榭脂製の燃料タンクに形成した開口部に装着する燃料タンクの開 口部装着榭脂部品におヽて、燃料の透過を防止するバリア性榭脂材料で形成した 榭脂部品本体と、接着性を有する接着性榭脂材料で形成し、前記榭脂部品本体の 一部を被覆して一体的に成形すると共に、前記燃料タンクの開口部を囲繞して前記 燃料タンクに接合する接合部材とを備えたことを特徴とする燃料タンクの開口部装着 榭脂部品及びその製造方法が開示されている。

[0013] し力しながら、上記部品構造では、ある程度の透過防止効果は得られるものの、更 に高度な透過防止効果は不十分であり、し力も、燃料中のアルコールのノリア性榭 脂への膨潤によるバリア性能の低下が起こる。

[0014] 特許文献 3:特開 2002— 114047号公報

[0015] また、特許文献 4には、溶接性材料で形成された合成樹脂製タンク本体に設けた 開口に対して非溶接性材料で形成された子部品を結合する部分の構造であって、 前記開口の周縁に当接するフランジを前記子部品に設けると共に、前記フランジを 覆い得る支持用部材を溶接性材料で形成し、前記タンク本体との間に前記フランジ を挟み込んだ状態で前記タンク本体に前記支持用部材を溶接することを特徴とする 合成樹脂製タンクの子部品結合部の構造が開示されている。

[0016] しかしながら、上記部品構造では、溶接性材料で形成された合成樹脂製タンクと非 溶接性材料で形成された子部品とが溶着しておらず、十分なシール性を確保するこ とが難しい。また、非溶接性材料で形成された子部品と支持用部材とが溶着しておら ず、その部分でも十分なシール性を確保することが難し、。

[0017] 特許文献 4:特開 2002— 160538号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0018] 従来の燃料タンクでは、タンク本体及び付属部品のそれぞれにおいて燃料の透過 防止効果があるので、燃料の透過をある程度低減することができるが、部品取付け穴 及び付属部品を寸法精度よく成形及び加工し、タンク本体及び付属部品を強度的に 強固に結合させ、寸法精度を確保しつつ、し力も十分な燃料透過防止効果をあげる ことは難しい。

[0019] また、合成樹脂中空成形品のピンチオフ部における内容物透過及び強度の更なる 改善も求められており、燃料蒸気の透過を十分に妨げるようにシールされ、ピンチォ フ部が高強度である改良された合成樹脂中空成形品または燃料タンクが求められて いる。

[0020] 本発明は、力かる問題に鑑み、タンク本体と付属部品との溶着部力の燃料の透過 も確実に防止でき、しかも、付属部品が優れた強度で結合した合成樹脂製燃料タン クを簡便な方法で提供することを課題として、る。

課題を解決するための手段

[0021] 本発明者らは上記課題に鑑みて鋭意検討した結果、特定の透過防止用部材を用 いて溶着を行なうことにより、燃料透過防止効果に優れ、強度的にも優れた多層容器 及び合成樹脂製燃料タンクを簡便に得ることができることを見出し、本発明を完成し た。

[0022] (1)ポリオレフイン樹脂の内層及び外層、中間層として透過防止層を有する多層容器 であって、不飽和カルボン酸又はその誘導体で変性されたポリオレフインを含む接着 性榭脂層と、金属シート又は箔とを含有する透過防止用部材を、透過防止層の不連 続部分に溶着した燃料タンク用多層容器。

(2)透過防止層の不連続部分が、 1)多層容器の接合部、 2)多層ブロー成形のピ ンチオフ部又は 3)部品加工用に開設した穴部の!/、ずれかである上記(1)に記載の 燃料タンク用多層容器。

(3)接着性榭脂が、 0. 01質量%以上 30質量%以下の不飽和カルボン酸又はその 誘導体で変性されたポリオレフインであって、下記の条件 (a)〜(e)を満足する上記(

1)記載の燃料タンク用多層容器。

(a)温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレートが 0. lgZlO分以上 lOOg Z10分以下、

(b)密度力 SO. 910〜0. 965gZcm3

(c)金属シート又は箔との初期接着強度が 0. lKgZlOmm以上、

(d) 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びェチルアルコー ル 10容量部の混合溶媒での 65°C、 2500時間浸漬後の金属シート又は箔との接着 強度が 0. lKgZlOmm以上、

(e)上記 (c)の初期接着強度に対する上記 (d)の接着強度の割合が 50%以上。

(4) 金属シート又は箔の金属力アルミニウム、ステンレス及び銅力なる群力選 択されるものであることを特徴とする上記(1)に記載の燃料タンク用多層容器。

(5)多層容器が部品取付け用穴部分を有し、その部品取付け用穴部分に溶着され た透過防止用部材の金属シート又は箔の表面に、透過防止性の合成樹脂製付属部 品が溶着された上記(1)に記載の燃料タンク用多層容器。

(6)多層容器がピンチオフ部を有し、そのピンチオフ部外面に露出した透過防止層 不連続部の面積の 50%以上を覆うように透過防止用部材が溶着された上記(1)〖こ 記載の燃料タンク用多層容器。

(7)ポリオレフイン樹脂の内層及び外層、中間層として透過防止層を有する燃料タン ク用多層容器の透過防止層不連続部に溶着することにより炭化水素化合物の透過 を遮断する透過防止用部材であって、金属シート又は箔と、下記の条件 (a)〜(e)を 満足する変性ポリオレフインを含む接着性榭脂層とを有する透過防止用部材:

(a)温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレートが 0. lgZlO分以上 lOOg Z10分以下、

(b)密度力 SO. 910〜0. 965gZcm3

(c)金属シート又は箔との初期接着強度が 0. lKgZlOmm以上、

(d) 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びェチルアルコー ル 10容量部の混合溶媒での 65°C、 2500時間浸漬後の金属シート又は箔との接着 強度が 0. lKgZlOmm以上、

(e)上記 (c)の初期接着強度に対する上記 (d)の接着強度の割合が 50%以上。 発明の効果

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、多層中空成形品(タンク)本体の 燃料透過防止層と付属部品の燃料透過防止層とがー体的に連続し、タンク本体と付 属部品との溶着部からの燃料の透過を有効に防止することができ、し力も、透過防止 性能を高めた合成樹脂製燃料タンクを簡便に製造することができる。また、本発明に よれば、多層中空成形品本体のピンチオフ部からの内容物又は燃料の透過を有効 に防止することができ、し力も、ピンチオフ部の強度改善を図ることができ、透過防止 性能に優れた中空成形品または合成樹脂製燃料タンクを簡便に製造することができ る。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明のタンク本体の部品取付け穴、透過防止用部材及び成形用ヒーターの 一例における要部の断面図

[図 2]本発明のタンク本体の部品取付け穴、透過防止用部材及び成形用ヒーターの 一例における要部の断面図

[図 3]本発明のタンク本体の部品取付け穴、透過防止用部材の一例における要部の 断面図

[図 4]本発明のタンク本体の部品取付け穴、透過防止用部材及び付属部品の一例に おける要部の断面図

[図 5]本発明のタンク本体の部品取付け穴、透過防止用部材及び付属部品の一例に おける要部の断面図

[図 6]本発明の中空成形品本体のピンチオフ部、透過防止用部材の一例における要 部の断面図

[図 7]本発明の中空成形品本体のピンチオフ部、透過防止用部材の一例における要 部の断面図

[図 8]本発明の中空成形品最終製品の一例における要部の断面図

[図 9]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (インレット)を取付けた構造の 一例における要部の断面図

[図 10]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (バルブ)を取付けた構造の 一例における要部の断面図

[図 11]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (インレット)及び支持部材を 取付けた構造の一例における要部の断面図

[図 12]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (バルブ)及び支持部材を取 付けた構造の一例における要部の断面図

[図 13]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (インレット)及び支持部材を 取付けた構造の一例における要部の断面図

圆 14]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (バルブ)及び支持部材を取 付けた構造の一例における要部の断面図

圆 15]本発明のタンク本体の部品取付け穴に付属部品 (インレット)を取付けた構造 の一例における要部の断面図

符号の説明

101 タンク本体

102 燃料透過防止層

103 接着性樹脂層

104 合成樹脂製内層

105 合成樹脂製外層

106 部品取付け穴

107 付属部品

108 付属部品の燃料透過防止層

109 透過防止用部材

110 金属シート

111 透過防止用部材の接着性樹脂層

112 成形ヒーター

113 中空成形品本体

114 透過防止層

115 接着性樹脂層

116 樹脂製内層

117 樹脂製外層

118 ピンチオフ部

119 透過防止層が接触しない部分

120 透過防止用部材

121 金属シート

122 接着性樹脂層

123 成形ヒーター

124 付属部品材

201 タンク本体

202 燃料透過防止層

203 接着性樹脂層

204 合成樹脂製内層

205 合成樹脂製外層

206 部品取付け穴

207 付属部品 (インレツ

208 接着性樹脂

209 付属部品(バルブ)

210 支持部材

211 ポリエチレン榭脂

212 突起部分

発明を実施するための最良の形態

[0026] 以下、本発明を詳細に説明する。

本発明の透過防止用部材は、金属シート又は箔の少なくとも片面、必要に応じて両 面に接着性榭脂層を有するものである。本発明に用いられる金属シート又は箔にお ける金属は、多層容器 (多層中空成形品)の内容物、特に燃料油等の透過防止性能 を有する金属であることが好ましぐさらに好ましくはアルミニウム、ステンレス及び銅 力 なる群力選択されるものが好ましぐさらに好適にはアルミニウムシートが好まし い。金属シート又は箔の厚みは特に限定されないが、 0. 001-1. Omm、好ましくは 0. 005〜0. 30mm,さらに好ましくは 0. 01〜0. 15mmである。

[0027] 金属シート又は箔の表面は、 JIS B 0601— 2001に準拠して測定した表面粗さ( Rz又は Rmax)力 S 1000 μ m以下であり、好ましくは 560 μ m以下であり、さらに好ま しくは 0. 01〜: L00 m、更には 1. 0〜10 mである。また、金属シート又は箔の表 面は、必要に応じて研磨加工、パフ仕上げ、ペーパー仕上げ、冷間圧延、熱間圧延 、引き抜き成形、押出成形、ダイカスト成形、フライス削り、丸削り、電解研磨、精密鍛 造、铸造されたものがよい。

[0028] 本発明の透過防止用部材に用いられる接着性榭脂は、下記要件 (a)〜 (e)を満足 することが好ましい。

(a)温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレートが 0. lgZlO分以上 lOOg Z10分以下、

(b)密度力 SO. 910〜0. 965gZcm3

(c)金属シート又は箔との初期接着強度が 0. lKgZlOmm以上、

(d) 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びェチルアルコー ル 10容量部の混合溶媒に 65°C、 2500時間浸漬後の金属シート又は箔との接着強 度が 0. lKgZlOmm以上、

(e)金属シート又は箔との初期接着強度に対する、 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容 量部、トルエン 45容量部及びエチルアルコール 10容量部の混合溶媒に 65°C、 250 0時間浸漬後の金属シート又は箔との接着強度の割合が、 50%以上。

[0029] 本発明の接着性榭脂は、温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレートが 0 . lgZlO分以上 100gZl0分以下であり、好ましくは 0. lgZlO分以上 20gZlO分 以下であり、さらに好ましくは 0. lgZio分以上 lOgZio分以下である。メルトフロー レートが 0. lgZio分未満であると、成形時に押出し量が不足し、成形不安定な状 態となり実用的ではない。また、 100gZl0分を超えると成形品の耐衝撃性が低下す るよつになる。

ここで、接着性榭脂の荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレートは、 JIS— K7210 (l 999)に準拠して測定されるものである。

[0030] 本発明の接着性榭脂は、密度が 0. 910-0. 965gZcm3であり、好ましくは 0. 92 OgZcm3以上 0. 965gZcm3以下であり、さらに好ましくは 0. 930gZcm3以上 0. 9 60gZcm3以下である。密度が 0. 910gZcm3未満では成形品の剛性が不足し、 0. 965gZcm3を超えると耐衝撃性が劣る。

ここで、接着性榭脂の密度は、 JIS— K7112 (1999)に準拠して測定される ものであり、該榭脂を温度 160°Cの熱圧縮成形機により溶融後 25°CZ分の速度で 降温

し厚み 2mmのシートを成形し、このシートを 23°C、 48時間保持後、密度勾配管に入 れ測定されるものである。

[0031] 本発明の接着性榭脂は、金属シート又は箔との初期接着強度が 0. lKg/lOmm 以上、好ましくは 0. 3KgZlOmm以上、さらに好ましくは 0. 5KgZlOmm以上であ る。初期接着強度が 0. lKgZlOmm未満では金属シート又は箔が剥離し易くなる。 初期接着強度の上限値は必ずしも限定されるものではないが、通常 30KgZlOmm 以下である。

接着性榭脂と金属シート又は箔との接着強度測定にはテンシロンを用いる。テンシ ロンの上部チャックに金属シート又は箔、下部チャックに接着性榭脂を挟み、引張速 度 50mmZminで下部チャックを降下させて接着強度を測定する。測定は T剥離で 行なう。

[0032] 本発明の接着性榭脂は、 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量 部及びエチルアルコール 10容量部の混合溶媒に 65°C、 2500時間浸漬後の金属シ ート又は箔との接着強度が 0. lKgZlOmm以上、好ましくは 0. 3KgZlOmm以上 、さらに好ましくは 0. 5KgZlOmm以上である。混合溶媒浸漬後の接着強度が 0. 1 KgZlOmm未満では金属シート又は箔が剥離し易くなる。混合溶媒浸漬後の接着 強度の上限値は必ずしも限定されるものではないが、通常 30KgZlOmm以下であ る。

ここで、 2, 2, 4 トリメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びェチルアル コール 10容量部の混合溶媒に 65°C、 2500時間浸漬後の接着性榭脂と金属シート 又は箔との接着強度は、上記接着性榭脂と金属シート又は箔との初期接着強度測 定と同様に測定される。

[0033] 本発明の接着性榭脂は、金属シート又は箔との初期接着強度と、 2, 2, 4 トリメチ ルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びエチルアルコール 10容量部の混合溶 媒に 65°C、 2500時間浸漬後の金属シート又は箔との接着強度との割合が 50%以 上であり、好ましくは 60%以上、さらに好ましくは 70%以上である。上記の割合が 50 %未満では、混合溶媒浸漬前後の接着強度の差が大きくなり、接着強度の長期耐 久'性が保たれない。

[0034] 本発明の接着性榭脂は、自動車ガソリン等に対する耐膨潤性に優れ、 2, 2, 4 ト リメチルペンタン 45容量部、トルエン 45容量部及びエチルアルコール 10容量部の 混合溶媒に 2500時間浸漬後の重量増加が 10質量%未満が好ましぐより好ましく は 5質量%未満である。

[0035] 本発明の接着性榭脂は特に限定されず、上記 (a)〜 (e)の特性を満足するもので あれば好適に使用することができる。上記 (a)〜 (e)の条件を満足する接着性榭脂を 得るには、榭脂の分子骨格中の極性基と非極性基の量をバランスさせることにより達 成でき、好適には、 0. 01質量%以上 30質量%以下、好ましくは 0. 02質量%以上 1 0質量%以下の不飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体で変性 されたポリオレフインであることが好まし!/、。

[0036] また、本発明に用いられる接着性榭脂は、変性ポリエチレン (A)と未変性ポリェチ レン (B)とを含む接着性榭脂組成物 (C)も好適に用いられる。

[0037] [変性ポリエチレン (A) ]

不飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体がグラフトしたポリェチ レン (A)は、密度力 SO. 910〜0. 965gZcm3、好ましくは、 0. 920〜0. 965g/cm3 、より好ましくは 0. 930〜0. 960g/cm3であり、温度 190°C、荷重 2. 16kgにおける メルトフローレートが 0. 1〜2. OgZlO分、好ましくは 0. 1〜1. 5gZl0分であるポリ エチレンに、不飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体をグラフトし たものである。

[0038] 原料となるポリエチレンとしては、エチレンのみ力もなるホモポリマー、エチレンと炭 素数 3〜12の aーォレフインと力もなる共重合体などが例示される。なお、 aーォレ フィンとしては、プロプレン、 1—ブテン、 1—へキセン、 4—メチル 1—ペンテン、 1 オタテンなどが挙げられる。これらの重合体は、通常のチーグラー触媒やクロム触 媒を用いて製造してもよ、し、 V、わゆるシングルサイト系触媒を用いて製造してもよヽ 。また、これらの重合体は、例えば高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度 ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンが挙げられ、単独又は複数種類を用いること が可能である。ポリエチレンのメルトフローレートが 0. lgZlO分未満である力、 2. Og Z10分を超えると、最終的に得られる多層積層構造体の層間接着性、成形性、衝撃 強度およびまたは耐燃料油性などが低下する場合がある。また、ポリエチレンの密度

が 0. 91gZcm3未満であると、最終的に得られる多層積層構造体の接着強度が不 十分である上に、燃料油などに対する耐性が不足する場合がある。一方、ポリエチレ ンの密度が 0. 96gZcm3を超えると、最終的に得られる多層積層構造体の耐衝撃 性や層間接着性が不十分となる場合がある。

[0039] このようなポリエチレンをグラフト変性する際には、ポリエチレン 100質量部に対し、 不飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体を好ましくは 0. 1〜40 質量部、より好ましくは 0. 1〜30質量部、特に好ましくは 0. 1〜20質量部と、ラジカ ル開始剤とを加える。不飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体の 添加量が 0. 1質量部未満であると、グラフト変性が不十分となり、得られる接着性榭 脂組成物の接着性が不十分となることがある。一方、 40質量部を超えると、得られる 変性ポリエチレン (A)がゲルイ匕したり、劣化、着色などするおそれがある上に、最終 的に得られる多層積層構造体の接着強度や機械的強度が低下することがある。また 、ラジカル開始剤の添加量は、好ましくは 0. 001-0. 50質量部であり、より好ましく ίま 0. 005-0. 30質量咅であり、特に好ましく ίま 0. 010-0. 30質量咅である。ラジ カル開始剤の割合が 0. 001質量部未満であると、グラフト変性を完全に行うには長 時間を要する場合がある。または、ポリエチレンのグラフト変性が不十分となり、接着 強度が不十分になることがある。一方、 0. 50質量部を超えると、ラジカル開始剤によ つて過度に分解したり、架橋反応を起こすことがある。

[0040] グラフト変性に用いられる不飽和カルボン酸としては、例えば、一塩基性不飽和力 ルボン酸、二塩基性不飽和カルボン酸が挙げられ、不飽和カルボン酸誘導体として は、不飽和カルボン酸の金属塩、アミド、イミド、エステルおよび無水物などが挙げら れる。一塩基性不飽和カルボン酸および一塩基性不飽和カルボン酸誘導体の炭素 数は、多くとも 20、好ましくは 15以下である。また、二塩基性不飽和カルボン酸およ び二塩基性不飽和カルボン酸誘導体の炭素数は、多くとも 30個、好ましくは 25個以 下である。不飽和カルボン酸の中でも、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、 5—ノル ボルネンー 2, 3—ジカルボン酸が好ましい。また、不飽和カルボン酸誘導体の中で も、酸無水物が好ましぐさらに酸無水物の中でも、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン 酸、 5—ノルボルネンー 2, 3—ジカルボン酸の無水物が好ましい。特に無水マレイン 酸、 5—ノルボルネン酸無水物を用いると、得られる接着性榭脂組成物の接着性が 極めて優れる。また、不飽和カルボン酸誘導体としては、メタクリル酸グリシジルも好 ましい。

[0041] 酸無水物によりグラフト変性した場合、グラフトした酸無水物は、開環率が 10%以 下であることが好ましい。ここで、開環率とは、(グラフト変性後に開環した酸無水物基 の質量) Z (グラフト変性前の酸無水物基の質量) X 100 (%)で求められる値のこと である。酸無水物の開環率が 10%以下であれば、エチレン酢酸ビニル共重合体 けん化物等のバリア榭脂との反応が促進され、初期接着強度や燃料油浸漬後の接 着強度、燃料油膨潤度等がより改良される。また、リサイクルの際にリグラインド層とし て使用した場合、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリアミド系榭脂等のバ リア材との相溶性がより向上する。

[0042] ラジカル開始剤としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、ベンゾィルパーォキサイ ド、ジー t ブチルパーオキサイド、 2, 5 ジメチルー 2, 5 ジ(t ブチルパーォキ シ)へキサン、 2, 5 ジメチルー 2, 5 ジ(t—ブチルパーォキシ)へキシン、 2, 5— ジメチルー 2, 5 ジ(t ブチルパーォキシ)へキサン 3、ラウロイルパーオキサイド 、 t ブチルパーォキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイドなどの有機過酸化物が 挙げられる

[0043] グラフト変性する方法としては、例えば、ポリエチレンと不飽和カルボン酸および Z または不飽和カルボン酸誘導体とラジカル開始剤とを、押出機、バンバリ一ミキサ、二 ーダなどの混練機を用いて溶融状態で混練して行う溶融混練法、ポリエチレンと不 飽和カルボン酸および Zまたは不飽和カルボン酸誘導体とラジカル開始剤とを、適 当な溶媒に溶解して行う溶液法などが挙げられる。これらの方法は、最終的に得られ る多層積層構造体の用途に応じて選択される。さらに、変性ポリエチレンの物性を向 上させる目的で、例えば、グラフト変性後に加熱や洗浄するなどして、不飽和カルボ ン酸および不飽和カルボン酸誘導体の未反応モノマーや副生した成分などを除去し てもよい。

[0044] グラフト変性する際の温度は、ポリエチレンの劣化、不飽和カルボン酸やその誘導 体の分解、使用するラジカル開始剤の分解温度などを考慮して決定される。例えば、 前記溶融混練法では、通常 200〜350°Cであり、好ましくは 220〜300°Cであり、より 好ましくは 250〜300。Cである。

[0045] 本発明の変性ポリエチレン (A)は、単独又は複数種類を用いることが可能である。

[0046] [未変性ポリエチレン (B) ]

未変性ポリエチレン (B)は上述した変性ポリエチレン (A)を希釈するものである。こ のような未変性ポリエチレン(B)は、エチレンのみ力もなるホモポリマー、エチレンと炭 素数 3〜12の a—ォレフインと力もなる共重合体などが例示される。 a—ォレフインと しては、例えば、プロプレン、 1—ブテン、 1—へキセン、 4—メチル 1—ペンテン、 1 オタテンなどが挙げられる。これらの重合体は、通常のチーグラー触媒やクロム触 媒を用いて製造してもよ、し、 V、わゆるシングルサイト触媒を用いて製造してもよ、。 また、これらの重合体は、例えば高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポ リエチレン、線状低密度ポリエチレンが挙げられ、単独又は複数種類を用いることが 可能である。

[0047] 未変性ポリエチレン(B)は、温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレート が 0. 1〜3. Og/10分、密度力 0. 860〜0. 965g/cm3、好ましく ίま 0. 915〜0. 9 60gZcm3である。メルトフローレートが 0. lgZlO分未満であると、変性ポリエチレン (A)や、その他の榭脂との相溶性が低下し、メルトフローレートが 3. OgZlO分を超 えると、接着強度や成形性が低下する場合がある。また、密度が 0. 900gZcm3未満 であると、最終的に得られる多層積層構造体の接着強度が不十分である上に、燃料 油などに対する耐性が不足する場合があり、密度が 0. 965gZcm3を超えると、接着 性榭脂組成物の接着性が低下する場合がある。

[0048] 本発明の未変性ポリエチレン (B)は、単独又は複数種類を用いることが可能である

[0049] [接着性樹脂組成物 (C) ]

接着性榭脂組成物(C)は、上述した変性ポリエチレン (A)と未変性ポリエチレン (B )とを含む。変性ポリエチレン (A)と未変性ポリエチレン (B)との配合比は、(A) / (B )が 10Z90〜90Z10 (質量比)、好ましくは、 15Ζ85〜85Ζ15の範囲である。 (Α) Ζ(Β)が 10Z90未満であったり、 90Z10を超えると、得られる接着性榭脂組成物の

接着性が低下する場合がある。接着性榭脂組成物 (C)は、変性ポリエチレン (A)と 未変性ポリエチレン (B)をと含む原料混合物を溶融混合することによって製造される 。溶融混合する方法については特に制限はなぐ例えば、ヘンシェルミキサなどの公 知の混合機によって混合した後、単軸または二軸の押出機によって溶融混合する方 法が挙げられる。

[0050] また、変性ポリエチレン (A)の温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルトフローレ一 トを MFR(A)、未変性ポリエチレン(B)の温度 190°C、荷重 2. 16kgにおけるメルト フローレートを MFR(B)とした際に、 MFR(A) /MFR(B)が 1未満であることが好ま しぐ 0. 6未満であることがさらに好ましい。 MFR(A) ZMFR(B)が 1以上であると、 初期及び燃料浸漬後の接着強度が低下することがある。

[0051] 得られた接着性榭脂組成物(C)は、密度が 0. 910〜0. 965gZcm3、好ましくは 0 . 920〜0. 965gZcm3、更に好ましくは 0. 930〜0. 960gZcm3である。不飽和力 ルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体の含有量が 0. 09質量%以上、温度 190 °C、荷重 2. 16kgにおけるメノレトフローレート力 ^0. 01〜: L00/10分、好ましくは 0. 1 〜2. OgZlO分、さらに好ましくは 0. 1〜1. 5gZlO分であることが好ましい。密度が 0. 910gZcm3未満であると、燃料油などに対する膨潤性が大きくなるので、長期耐 久性が低くなる場合がある。一方、密度が 0. 965gZcm3を超えると、多層積層成形 後に固化した時の収縮が大きくなるので接着強度が低下する場合がある。また、不 飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸誘導体量の含有量が 0. 01質量%未満で あると、最終的に得られる多層積層構造体の接着強度が低下する場合があり、 30質 量%を超えると他の物性が低下する場合がある。また、多層積層構造体を作製する 際に発生した成形バリや未使用ノ^ソンをリサイクル材として含有するリグラインド層 をバリア層に接触させる場合、リグラインド層と、エチレン酢酸ビュル共重合体けん 化物やポリアミド榭脂などのノリア材との相溶性が低下するので、最終的に得られる 多層積層構造体の低温耐衝撃強度が低くなる場合がある。また、メルトフローレート が 0. OlgZlO分未満であったり、 100gZl0分を超えると、得られる接着性榭脂組 成物(C)の成形性が損なわれる場合がある。

[0052] 接着性榭脂組成物(C)には、一般的に酸吸収剤として使用されるステアリン酸カル

シゥムゃステアリン酸亜鉛などの脂肪酸金属塩を 100質量 ppm以上は含まないこと が好ましい。

[0053] さらに、より好ましくは 50質量 ppm以上含まれておらず、特に好ましくは蛍光エック ス線分析などによる定量分析の検知限界以下の含有量である。脂肪酸金属塩量が 1 00質量 ppm未満であると、ポリエチレンにグラフトした不飽和カルボン酸および不飽 和カルボン酸誘導体と、ポリアミド、エチレン酢酸ビニル共重合体けん化物との反 応が、脂肪酸金属塩によって阻害されることが防止されるので、接着性榭脂組成物 の接着強度がさらに向上し、多層積層構造体の機械的特性がさらに向上する。

[0054] また、接着性榭脂組成物 (C)には、必要に応じて、添加剤や他の榭脂ゃエラストマ 一を混合してもよい。添加剤としては、例えば、フエノール系やリン系などの酸ィ匕防止 剤、タルクなどの抗ブロッキング剤、脂肪酸アミドなどのスリップ剤などが挙げられる。 また、ステアリン酸系化合物に代わる酸吸収剤として、合成や天然のハイド口タルサイ トなどが使用できる。

[0055] 接着性榭脂組成物(C)に必要に応じて混合される他の榭脂としては、エチレンから なるホモポリマー、エチレンと炭素数 3〜12の aーォレフインとからなる共重合体、ェ チレン酢酸ビュル共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンーメタクリル 酸共重合体、エチレンメチルアタリレート共重合体、エチレンェチルアタリレート 共重合体、エチレン一ブチルアタリレート共重合体、エチレンメチルメタタリレート共 重合体などのエチレンと他のビュルモノマーとの共重合体が挙げられる。なお、 a ォレフィンとしては、プロプレン、 1ーブテン、 1一へキセン、 4ーメチルー 1 ペンテン 、 1 オタテンなどが挙げられる。これらの重合体は、通常にチーグラー触媒やクロム 触媒を用いて製造してもよ、し、 V、わゆるシングルサイト系触媒を用いて製造してもよ い。

[0056] 接着性榭脂組成物(C)に必要に応じて混合されるエラストマ一としては、エチレン プロピレン共重合ゴム、エチレンプロピレンジェン三元共重合ゴム、エチレン ーブテン 1共重合ゴムなどのエチレンーォレフイン系共重合ゴム;ポリイソブチ レンゴム、ポリウレタンゴム、スチレンブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴムな どの合成ゴム、および天然ゴムが挙げられる。

[0057] 接着性榭脂組成物 (C)に必要に応じて混合される他の榭脂およびエラストマ一は、 グラフト変性されるポリエチレン榭脂に対して、 10質量%以下、好ましくは 5質量%以 下の割合で使用することができる。この使用量が 10質量%を超えると、グラフト変性さ れるポリエチレン榭脂の基本特性を損なうおそれがある。

[0058] 本発明の透過防止用部材は、各種の方法で成形することができ、例えば、プレス法 、ドライラミネーシヨン法、押出ラミネーシヨン法、ホットメルト法により得られる。

[0059] 本発明の透過防止用部材は、多層中空成形品の内容物特に燃料油等が透過し易 い部位に接着して用いる。本発明の透過防止用部材は、接着性榭脂を多層容器の 合成樹脂層、接着性榭脂層、バリア層、リサイクル榭脂層のいずれにも接着すること 力でき、また、接着後、金属シート又は箔の他の表面にも接着性榭脂を配置して、他 の物品と接着することもできる。

[0060] 例えば、本発明によれば、透過防止性の付属部品を接着することにより、多層中空 成形品 (タンク)本体の燃料透過防止層と付属部品の燃料透過防止層とが連続する ようになり、タンク本体と付属部品との溶着部力もの燃料油等の透過が阻止される。 力べして、溶着部からの燃料の透過が確実に防止される。

[0061] 本発明の透過防止用部材では、金属シート又は箔を燃料透過防止層に使用して いる事で、 EVOHやナイロンの様な榭脂バリア層を使用した場合に発生するアルコ ール含有燃料によるバリア層の膨潤による燃料透過性能低下の心配はなぐ長期の 燃料透過防止性能が確保される。又、通常、榭脂部品をタンク本体表面に溶着する 際には、タンク本体表面と榭脂部品溶着面の両方を予熱した後に溶着を行うが、本 発明の透過防止用部材に金属シート又は箔を使用することで、タンク本体表面を予 熱する工程を省いて、金属シート又は箔の上力もヒーターで押し付ける事で、圧着溶 着することができる。

[0062] 本発明の透過防止用部材は、ピンチオフ部外面に露出した透過防止層不連続部 の面積の少なくとも 1. 5倍以上の面積を有するように溶着されることが好ましい。 1. 5 倍未満ではポリオレフイン製多層容器力ゝらの燃料遮断効果が低減し、ピンチオフ部 の強度補強効果も低減する。

[0063] 本発明の透過防止用部材は、各種の方法でタンク本体または付属部品に配置す

ることができ、例えば、溶融状態の接着性榭脂を塗布する方法、シート状に成形した 接着性榭脂をプレスする方法等を採用することができる。

[0064] 本発明において、付属部品をタンク本体表面に結合する際には、タンク本体表面と 付属部品の接着性榭脂面の両方を予熱した後に溶着を行うことができる。また、本発 明における付属部品に金属を使用することで、タンク本体表面を予熱する工程を省 Vヽて、金属をヒーターで加熱した後に圧着溶着することも可能である。

[0065] 以下、本発明に使用する透過防止用部材に関して、図 1〜5を参照して説明する。

101は燃料タンクのタンク本体を示す。該タンク本体 101は燃料透過防止層 102、接 着性榭脂層 103を介して積層した合成樹脂製内層 104と合成樹脂製外層 105とによ り構成される。また、タンク本体には部品取付け穴 106が開設されている。そして、キ ヤニスタに連なるチューブを接続するジョイント等の合成樹脂製の付属部品 107をタ ンク本体 101の外面に部品取付け穴 106を覆うようにして取付けている。付属部品 1 07の内面には燃料透過防止層 108が積層されている。

[0066] 尚、内層 104、外層 105、付属部品 107の素材は高密度ポリエチレン等の機械的 強度に優れた榭脂が好ましぐ燃料透過防止層 102、 108の素材はエチレンビュル アルコールポリマー等の燃料透過防止性能の高、榭脂とすることが望まし、。また、 接着性榭脂層 103は、無水マレイン酸変性ポリエチレン系榭脂が好ま、。

本発明の多層容器は、少なくとも合成樹脂製の内層と外層とを透過防止層を介し て積層した構造を含むものであり、内層と透過防止層との間、外層と透過防止層との 間に接着性榭脂層を設けてもよい。また、内層及び Z又は外層は、それぞれが単数 又は複数の層からなるものでもよぐ接着性榭脂層は複数層存在しても差し支えない 。さらに、透過防止層も複数層存在してもよぐ透過防止層は、多層中空成形品全体 としての透過防止性能に影響を及ぼさな!/、範囲であれば、部分的に不連続であって も支障ない。

[0067] 透過防止用部材 109は、金属シート 110好ましくはアルミニウムシートの両面に接 着性榭脂層 111を有する。当該接着性榭脂層は無水マレイン酸変性ポリエチレン系 樹月旨力 s好ましヽ。金属シートの厚み ίま 0. 001〜1. Omm、好ましく ίま 0. 005〜0. 30 mm、さらに好ましくは 0. 01〜0. 15mmである。また、接着性榭脂層の厚みは両面

ともそれぞれ 0. 01〜: LOmm、好ましくは 0. 05〜3mm、さらに好ましくは 0. 1〜: Lm mである。

[0068] 図 1のように、タンク本体 101の部品取付け穴、透過防止用部材 109及び成形用ヒ 一ター 112を配置し、図 2のように成形ヒーター 112をタンク本体 101にプレスすると 、透過防止用部材 109がタンク本体 101に接着し、図 3のように、タンク本体 101及 び部品取付け穴に透過防止用部材 109が接着したものが出来る。次に、図 4のよう に付属部品 107を透過防止用部材 109が接着したタンク本体 101に溶着すると、図 5のようにタンク本体 101と付属部品 107とが溶着した燃料用タンクが得られる。

[0069] 図 5を参照すると、部品取付け穴 6及びその周辺の外層は、透過防止用部材 109 に覆われており、燃料はほとんど透過せず、付属部品 107の内面には燃料透過防止 層 108が積層されているので、ここからも燃料はほとんど透過しない。また、外層に接 着した透過防止用部材 109と、付属部品 107の内面の燃料透過防止層 108とが接 着して確実に密着させるので、燃料の漏れがほとんどない。従って、このような構造で あるため、付属部品 107を取付けたタンクからの燃料の透過を確実に防止することが できる。し力も、部品取付け穴にテーパー加工等を施す必要もなぐ燃料タンクを簡 便に成形することが可能となる。

[0070] 本発明の別の態様によれば、合成樹脂成形品または燃料タンクのピンチオフ部に 透過防止効果及び補強効果の大きい透過防止用部材を熱接着することにより、ピン チオフ部における透過防止層が存在しない部分 (遮断不連続区域)を遮蔽すること ができ、内容物または燃料油等の透過を阻止することができ、しかも外面から補強す ることができる。力べて、ピンチオフ部力もの内容物の透過を確実に防止でき、ピンチ オフ部の強度的な問題も解決される。

[0071] 本発明の別の態様について、図 6〜8を参照して説明する。 113は中空成形品本 体を示す。該中空成形品本体 113は透過防止層 114、接着性榭脂層 115を介して 積層した榭脂製内層 116と榭脂製外層 117とにより構成される。また、中空成形品本 体にはピンチオフ部 118が存在する。そして、ピンチオフ部においては透過防止層 が接触しない部分 119が存在し、内容物が僅かながら透過する部位となる。このピン チオフ部の上方に、透過防止用部材 120を設置する。透過防止用部材 120は、金

属シート 121好ましくはアルミニウムシートの片面に接着性榭脂層 122を有する。

[0072] 尚、内層 116、外層 117の素材は高密度ポリエチレン等の機械的強度に優れた榭 脂が好ましぐ透過防止層 114の素材はエチレンビュルアルコールポリマー等の燃 料透過防止性能の高い榭脂とすることが望ましい。また、接着性榭脂層 115は、無水 マレイン酸変性ポリエチレン系榭脂が好まし、。

[0073] 透過防止用部材 120は、金属シート 121好ましくはアルミニウムシートの片面に接 着性榭脂層 122を有する。当該接着性榭脂層は無水マレイン酸変性ポリエチレン系 樹月旨力 s好ましヽ。金属シートの厚み ίま 0. 001〜1. Omm、好ましく ίま 0. 005〜0. 30 mm、さらに好ましくは 0. 01-0. 15mmである。また、接着性榭脂層の厚みは 0. 0 1〜 10mm、好ましくは 0. 05〜3mm、さらに好ましくは 0. l〜lmmである。

[0074] 図 6のように、中空成形品本体 113のピンチオフ部の上方に、透過防止用部材 120 を配置し、図 7のように成形ヒーター 123を中空成形品本体 113にプレスすると、透過 防止用部材 120が中空成形品本体 113に接着し、図 8のように、中空成形品本体 11 3及びピンチオフ部 118に透過防止用部材 120を接着したものが出来、透過防止性 能及びピンチオフ部強度に優れた中空成形品または燃料用タンクが得られる。

[0075] 中空成形品本体 113に透過防止用部材 120を接着するときに、中空成形品本体 1 13及びピンチオフ部、又は透過防止用部材 120を予め加熱しておいてもよい。

[0076] 図 8を参照すると、ピンチオフ部 118及びその周辺の外層は、透過防止用部材 120 に覆われており、ピンチオフ部における透過防止層が接触しない部分 119は透過防 止用部材で確実に遮蔽されているため、中空成形品の内容物又は燃料はほとんど 透過しない。しかも、透過防止用部材 120がピンチオフ部 118及びその周辺の外層 に強固に接着しているので、ピンチオフ部の強度を著しく改善できる。また、成形ヒー ター 123の金型形状を突起の少ない形状にすることにより、中空成形品外面に突出 する部分を低減することができ、突起部への傷つき損傷を低減することが可能となり 好ましい。

[0077] 本発明の多層容器(中空成形品)において、中空成形品のピンチオフ部の外面に 透過防止用部材を接着し、さらに該透過防止用部材の金属シート又は箔上に保護 層を設けることは、金属シート又は箔の腐食防止、傷つき防止等の効果があるので

好ましい。該保護層の材質は特に限定されないが、中空成形品の外層と同材質のも のが好ましぐ金属シート又は箔に接着性榭脂を介して配置することができる。接着 性榭脂は、透過防止用部材を構成する接着性榭脂を同材質のものが好まし、。

[0078] また、本発明の多層容器(中空成形品)において、ピンチオフ部の周辺の外層表面 に透過防止用部材が嵌合するような凹部を設け、透過防止用部材を嵌合させて接着 し、最終成形品の表面の凹凸が低減した構造とすることは、外観及び傷つき防止の 観点から好ましい。

[0079] 本発明の別の態様について、図 9〜15を参照して説明する。図 9において、 201は 燃料タンクのタンク本体を示す。該タンク本体 201は燃料透過防止層 202、接着性 榭脂層 203を介して積層した合成樹脂製内層 204と合成樹脂製外層 205とにより構 成される。また、タンク本体 201には部品取付け穴 206が開設されている。そして、ィ ンレツトである金属製の付属部品 207をタンク本体 201の部品取付け穴 206に外部 力も差し込むようにして取付け、接着性榭脂 208が、部品取付け穴 206を形成するタ ンク本体表面 (透過防止層 202の露出部分を含む)及び合成樹脂製外層 205の一 部に配置されている。

[0080] 尚、内層 204、外層 205の素材は高密度ポリエチレン等の機械的強度に優れた榭 脂が好ましぐ燃料透過防止層 202の素材はエチレンビュルアルコールポリマー等 の燃料透過防止性能の高い榭脂とすることが望ましい。また、接着性榭脂層 203は、 無水マレイン酸変性ポリエチレン系榭脂が好ましい。

[0081] 図 10は、図 9のインレットである金属製の付属部品 207の代わりに、キヤ-スタに連 なるチューブを接続するジョイントバルブ 209を取付けた例である。

[0082] 図 9、 10を参照すると、部品取付け穴 206の表面と付属部品 207または 209とは接 着性榭脂 208により強固に接着しており、燃料はほとんど透過することができず、しか も燃料による膨潤が起こりにくい。従って、このような構造であるため、付属部品 207 または 209を取付けたタンクからの燃料の透過を確実に防止することができる。し力も 、部品取付け穴に特別なテーパー加工等を施す必要もなぐ燃料タンクを簡便に成 形することが可能となる。

[0083] 本発明の別の態様について、図 11を参照して説明する。 201は中空成形品本体を 示す。該中空成形品本体 201は透過防止層 202、接着性榭脂層 203を介して積層 した榭脂製内層 204と榭脂製外層 205とにより構成される。また、タンク本体には部 品取付け穴 206が開設されている。そして、インレットである金属製の付属部品 207 をタンク本体 201の部品取付け穴 206に外部力も差し込むようにして取付け、接着性 榭脂 208が、部品取付け穴 206を形成するタンク本体表面 (透過防止層 202の露出 部分を含む)及び合成樹脂製外層 205の一部に配置されている。さらに、ポリエチレ ン榭脂又は接着性榭脂製の支持部材 210が、付属部品 207のフランジ部を押さえる ように接着性榭脂 208を介して配置され、かつ榭脂製外層 205に溶着されるように配 置される。支持部材 210は付属部品 207と接着し、かつ榭脂製外層 205に溶着され 、付属部品 207はタンク本体 201に結合される。このポリエチレン榭脂又は接着性榭 脂製の支持部材 210により、シール性と強度をさらに一層高めることができる。

[0084] 尚、内層 204、外層 205の素材は高密度ポリエチレン等の機械的強度に優れた榭 脂が好ましぐ透過防止層 202の素材はエチレンビュルアルコールポリマー等の燃 料透過防止性能の高い榭脂とすることが望ましい。また、接着性榭脂層 203は、無水 マレイン酸変性ポリエチレン系榭脂が好まし、。

[0085] 図 12は、図 11のインレットである金属製の付属部品 207の代わりに、キヤニスタに 連なるチューブを接続するジョイントバルブ 209を取付けた例である。

[0086] 図 11、 12を参照すると、部品取付け穴 206の表面と付属部品 207または 209とは 接着性榭脂 208により強固に接着しており、燃料はほとんど透過することができず、し 力も燃料による膨潤が起こりにくい。従って、このような構造であるため、付属部品 20 7または 209を取付けたタンクからの燃料の透過を確実に防止することができる。しか も、部品取付け穴に特別なテーパー加工等を施す必要もなぐ燃料タンクを簡便に 成形することが可能となる。

[0087] 本発明の別の態様について、図 13を参照して説明する。 201は中空成形品本体を 示す。該中空成形品本体 201は透過防止層 202、接着性榭脂層 203を介して積層 した榭脂製内層 204と榭脂製外層 205とにより構成される。また、タンク本体 201には 部品取付け穴 206が開設されている。そして、インレットである金属製の付属部品 20 7がタンク本体 201の部品取付け穴 206に外部力も差し込むようにして取付けられて いる。金属製の付属部品 207の内面には、接着性榭脂 208を介してポリエチレン榭 脂 211 (ナイロン榭脂でもよい)が配置、接着されている。部品取付け穴 206を形成 するタンク本体表面 (透過防止層 202の露出部分を含む)には接着性榭脂 208が配 置されている。さらに、ポリエチレン榭脂又は接着性榭脂製の支持部材 210が、付属 部品 207のフランジ部を押さえるように接着性榭脂 208を介して配置され、かつ榭脂 製外層 205と溶着されるように配置される。支持部材 210は付属部品 207と接着し、 かつ榭脂製外層 205に溶着され、付属部品 207はタンク本体 201に結合される。こ のポリエチレン榭脂又は接着性榭脂製の支持部材 210により、シール性と強度をさら に一層高めることができる。

[0088] 図 14は、図 13のインレットである金属製の付属部品 207の代わりに、キヤニスタに 連なるチューブを接続するジョイントバルブ 209を取付けた例である。

[0089] 図 15において、 201は燃料タンクのタンク本体を示す。該タンク本体 201は燃料透 過防止層 202、接着性榭脂層 203を介して積層した合成樹脂製内層 204と合成榭 脂製外層 205とにより構成される。また、タンク本体 201には部品取付け穴 206が開 設されている。そして、インレットである金属製の付属部品 207をタンク本体 201の部 品取付け穴 206に外部力も差し込むようにして取付け、接着性榭脂 208が、部品取 付け穴 206を形成するタンク本体表面 (透過防止層 202の露出部分を含む)及び合 成榭脂製外層 205の一部に配置されて、る。付属部品 207のフランジ部の外周部に は突起部分 212があり、該突起部分 212はタンク本体内部の透過防止層 202に接触 するように配置される。さらに、ポリエチレン榭脂製の支持部材 210が、付属部品 207 のフランジ部を押さえるように他の接着性榭脂 208を介して配置され、かつ榭脂製外 層 205と溶着されるように配置される。支持部材 210は付属部品 207と接着し、かつ 榭脂製外層 205に溶着され、付属部品 207はタンク本体 201に結合される。このポリ エチレン榭脂製の支持部材 210により、シール性と強度をさらに一層高めることがで きる。

[0090] 尚、内層 204、外層 205の素材は高密度ポリエチレン等の機械的強度に優れた榭 脂が好ましぐ燃料透過防止層 202の素材はエチレンビュルアルコールポリマー等 の燃料透過防止性能の高い榭脂とすることが望ましい。また、接着性榭脂層 203は、 無水マレイン酸変性ポリエチレン系榭脂が好ましい。

[0091] 図 15を参照すると、部品取付け穴 206の表面と付属部品 207とは接着性榭脂 208 により強固に接着しており、また、付属部品 207の透過防止部位(図 15の突起部分 2 12)はタンク本体内部の透過防止層 202に接触するように配置されているため燃料 はほとんど透過することができず、し力も燃料による膨潤が起こりにくい。従って、この ような構造であるため、付属部品 207を取付けたタンクからの燃料の透過を確実に防 止することができる。し力も、部品取付け穴に特別なテーパー加工等を施す必要もな ぐ燃料タンクを簡便に成形することが可能となる。

[0092] 本発明の多層容器(中空成形品)は、少なくとも合成樹脂製の内層と外層とを透過 防止層を介して積層した構造を含むものであり、内層と透過防止層との間、外層と透 過防止層との間に接着性榭脂層を設けてもよい。また、内層及び Z又は外層は、そ れぞれが単数又は複数の層からなるものでもよぐ接着性榭脂層は複数層存在して も差し支えない。さらに、透過防止層も複数層存在してもよぐ透過防止層は、多層 容器(中空成形品)全体としての透過防止性能に影響を及ぼさなヽ範囲であれば、 部分的に不連続であっても支障な、。

[0093] 本発明における付属部品の材質は特に限定されるものではないが、多層容器(中 空成形品)の内容物、特に燃料油等の透過防止性能を有するものが好ましい。また、 付属部品の材質は全ての部分が同じ材質である必要はなぐ透過防止に必要な部 位の材質が透過防止性能を有していればよい。付属部品の材質は、例えば金属、ェ ンジニアリングプラスチックであることが好ましぐさらに好ましくはアルミニウム、ステン レス、ポリアミド、ポリアセタール、さらに好適にはアルミニウムが好ましい。

[0094] [実施例]

以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定 されるものではない。

[0095] [変性ポリエチレンの製造]

実施例および比較例において使用した変性ポリエチレン (以下、変性 PEと記す)は 以下のようにして製造した。

[0096] (変性 PE— 1)

密度 0. 956gZcm3、メルトフローレート 0. 80gZlO分の高密度ポリエチレン(以 下「HDPE— I」と略す) 85質量部及び密度 0. 928gZcm3、メルトフローレート 0. 80 gZlO分の直鎖状低密度ポリエチレン(以下「LLDPE— I」と略す) 15重量部に、 2, 5—ジメチルー 2, 5—ジ(t—ブチルパーォキシ)へキサンを 0. 015質量部添加し、 ヘンシェルミキサで 1分間ドライブレンドした。次いで、無水マレイン酸 0. 375質量部 加え、更に 2分間ドライブレンド後、モダンマシナリー (株)製 50mm単軸押出機を用 い 290°Cで溶融混練し、グラフト変性して変性ポリエチレン (変性 PE—1)を得た。こ の変性ポリエチレンにおいてグラフトされた無水マレイン酸量は 0. 30質量%、密度 は 0. 951g/cm3、メルトフローレートは 0. 30gZlO分であった。

[0097] (変性 PE— 2)

無水マレイン酸 0. 375質量部の代わりに無水マレイン酸 0. 500質量部とした以外 は上記 (変性 PE— 1)と同様の方法で行った。その結果、この変性ポリエチレンにお いてグラフトされた無水マレイン酸量は 0. 45質量%、密度は 0. 951gZcm3、メルト フローレートは 0. 30gZlO分であった。

[0098] [接着性樹脂 (I)の製造]

変性ポリエチレン (変性 PE— 1) 40質量部及び未変性ポリエチレン (密度 0. 923g /cm3,メルトフローレート 0. 80gZlO分の直鎖状低密度ポリエチレン(以下「LLD PE— II」と略す) 60質量部に対して、フエノール系酸ィ匕防止剤ィルガノックス 1330 ( チバスペシャルティケミカルズ社製) 0. 15質量部及びィルガノックス 1076 (チバスべ シャルティケミカルズ社製) 0. 05質量部を加え、モダンマシナリー(株)製 50mm単 軸押出機を用い 200°Cで溶融混練して、密度が 0. 935g/cm3の接着性榭脂 (I)を 製造した。

[0099] [接着性樹脂 (Π)の製造]

変性ポリエチレン (変性 PE— 1) 1質量部及び未変性ポリエチレン (密度 0. 923g/ cm3、メルトフローレート 0. 80gZlO分の直鎖状低密度ポリエチレン(以下「LLDPE -II Jと略す) 99質量部に対して、フエノール系酸ィ匕防止剤ィルガノックス 1330 (チバ スペシャルティケミカルズ社製) 0. 15質量部及びィルガノックス 1076 (チバスぺシャ ルティケミカルズ社製) 0. 05質量部を加え、モダンマシナリー(株)製 50mm単軸押 出機を用い 200°Cで溶融混練して、密度が 0. 923gZcm3の接着性榭脂 (Π)を製造 した。

実施例 1

[0100] 幅 10mm、厚さ 100 μ m、長さ 40mmのアルミニウムシートに、上記の接着性榭脂 ( 1) 200 m、及び該接着性榭脂(I)の上に密度 0. 945cm3,温度 190。C、荷重 21. 6kgにおけるのメルトフローレートが 6gZlO分の高密度ポリエチレン 500 μ mを貼り 合わせた積層体を 190°Cでプレス法にて成形し、 2, 2, 4—トリメチルペンタン 45容 量部、トルエン 45容量部及びエチルアルコール 10容量部の混合溶媒に 65°C所定 時間浸漬前後の接着強度を測定した (測定点数は各々 5点とし、その平均値を採用 した)。

混合溶媒浸漬前後の接着強度測定にはテンシロンを用いた。テンシロンの上部チ ャックにアルミシート、下部チャックに榭脂部を挟み、引張速度 50mmZminで下部 チャックを降下させて接着強度を測定した。測定は T剥離で行った。

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 2. 5KgZl0mm、混合溶媒浸漬 2500 時間後の接着強度は 2. 5KgZl0mmであり、接着強度保持率は 100%であった。 また、混合溶媒浸漬後の試験片の外観に変化はなぐ膨潤による重量増加はなかつ た。

実施例 2

[0101] アルミニウムシートの代わりにステンレスシートを用いた以外は実施例 1と同様に行 つた o

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 2. OKg/lOmm,混合溶媒浸漬 2500 時間後の接着強度は 2. OKgZlOmmであり、接着強度保持率は 100%であった。 また、混合溶媒浸漬後の試験片の外観に変化はなぐ膨潤による重量増加はなかつ た。

実施例 3

[0102] アルミニウムシートの代わりに銅シートを用いた以外は実施例 1と同様に行った。

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 2. 3KgZlOmm、混合溶媒浸漬 2500 時間後の接着強度は 2. 3KgZlOmmであり、接着強度保持率は 100%であった。

また、混合溶媒浸漬後の試験片の外観に変化はなぐ膨潤による重量増加はなかつ た。

比較例 1

[0103] 接着性榭脂 (I)の代わりに接着性榭脂 (II)を用いた以外は実施例 1と同様に行った

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 0. 05KgZlOmm、混合溶媒浸漬 250 0時間後の接着強度は 0. OlKgZlOmmであり、接着強度保持率は 20%であった 。また、混合溶媒浸漬後の試験片の外観に変化はなぐ膨潤による重量増加はなか つた o

比較例 2

[0104] 接着性榭脂(I)の代わりに「HDPE— 1」85質量部及び「LLDPE— I」 15重量部の 組成物を用いた以外は実施例 1と同様に行った。

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 0. OOKgZlOmmであった。 比較例 3

[0105] 接着性榭脂 (I)の代わりに (変性 PE— 2)を用いた以外は実施例 1と同様に行った。

その結果、混合溶媒浸漬前の接着強度は 5. 8KgZl0mm、混合溶媒浸漬 2500 時間後の接着強度は 1. 7KgZl0mmであり、接着強度保持率は 30%であった。ま た、混合溶媒浸漬後の試験片の外観に変化はなぐ膨潤による重量増加はな力つた

[実施例 101]

[0106] [チューブ接続用ジョイント及び透過防止用部材を取付けた多層中空成形品の成形 及び評価]

3種 5層の多層中空成形機を用い、成形温度 210°Cで、層構成が高密度ポリェチ レン (HDPE)層(主材層) Z接着性樹脂組成物層 (接着層) Zエチレン—酢酸ビニ ル共重合体けん化物層 (バリア層) Z接着性樹脂組成物層 (接着層) Z高密度ポリエ チレン層(主材層)の厚み比率力 5. 5/3/3/3/45. 5、全膜厚が 6mm、内容 積が 10Lである細口を有する立方体状の 3種 5層積層容器 (容器 I)を成形した。この 時、高密度ポリエチレンには、密度が 0. 947/cm3,温度 190°C、荷重 21. 6kgに おけるのメルトフローレートが 6gZlO分の高密度ポリエチレンを使用し、エチレン一 酢酸ビュル共重合体けん化物層には、(株)クラレ製ェバール F101Bを使用した。 上記の容器 Iの上部平面に直径 40mmの穴を開設した。

[0107] 厚さ 0. 05mmのアルミニウムシートの両面に厚さ 0. 5mmの上記の接着性榭脂(I) を配した積層体をプレス法にて成形し、中央に直径 20mmの穴のあ!、た外径 80mm のドーナツ板形状の透過防止用部材を作製した。容器 Iの穴の上部に上記透過防止 用部材を配置し、 190°Cの成形用ヒーターをプレスし、透過防止用部材を容器 Iの穴 に接着した。

[0108] 断面が図 4のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で上部に外径 約 20mmのチューブ用ノズルを有するもの。外層は密度が 0. 947g/cm3, 21. 6kg 荷重における 190°Cのメルトフローレートが 6g/10分の高密度ポリエチレン、内層は ナイロンである。)を約 200°Cの加熱溶着により取付け、チューブ接続用ジョイントを 取付けた多層中空成形品 (容器 Π)を成形した。

[0109] 容器 IIにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した。

その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 20 0時間放置後の重量変化を測定したところ、 65mgの重量減少であった。

[実施例 102]

[0110] [ピンチオフ部に透過防止用部材を接着した多層中空成形品の成形及び評価] 厚さ 0. 05mmのアルミニウムシートの片面に厚さ 0. 5mmの上記の接着性榭脂(I) を配した積層体をプレス法にて成形し、幅 20mm、長さ 100mmの透過防止用部材 を作製した。

[0111] 実施例 101と同じ方法で、容器 Iと同じ容器を成形した。この容器のピンチオフ部の すべてを覆い、かつ透過防止用部材の接着性榭脂層が接着するように配置し、 190 °Cの成形用ヒーターをプレスし、透過防止用部材をピンチオフ部に接着した容器 IIIを 成形した。

[0112] この容器 IIIにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置 した。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C 、 200時間放置後の重量変化を測定したところ、 35mgの重量減少であった。

また、上記の容器 IIIと同様に成形した容器 (IV)にエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 65°C、 3000時間経過後の外観を観察したところ、透過防止用部材の剥 離発生等の異状はなかった。

[実施例 103]

[0113] [チューブ接続用ジョイント及び透過防止用部材を取付け、ピンチオフ部に透過防止 用部材を接着した多層中空成形品の成形及び評価]

厚さ 0. 05mmのアルミニウムシートの片面に厚さ 0. 5mmの上記の接着性榭脂(I) を配した積層体をプレス法にて成形し、幅 20mm、長さ 100mmの透過防止用部材 を作製した。

[0114] 実施例 101と同じ方法で、容器 IIと同じ容器を成形した。この容器のピンチオフ部 のすベてを覆い、かつ透過防止用部材の接着性榭脂層が接着するように配置し、 1 90°Cの成形用ヒーターをプレスし、透過防止用部材をピンチオフ部に接着した容器 Vを成形した。

[0115] この容器 Vにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置し た。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 200時間放置後の重量変化を測定したところ、 40mgの重量減少であった。

また、上記の容器 Vと同様に成形した容器 VIにエタノール 10容量%含有ガソリン 5 Lを充填、 65°C、 3000時間経過後の外観を観察したところ、透過防止用部材の剥 離発生等の異状はなかった。

[0116] 〔比較例 101〕

[多層中空成形品の成形及び評価]

実施例 101と同じ方法で、容器 Iと同じ容器を成形した。この容器にエタノール 10容 量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した。その後、新しいエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 200時間放置後の重量変化 を測定したところ、 60mgの重量減少であった。

[0117] 〔比較例 102〕

[チューブ接続用ジョイントを取付けた多層中空成形品の成形及び評価] 実施例 101と同じ方法で、容器 Iと同じ容器を成形した。

この容器の上部平面に外層面で直径 50mm、内層面で直径 45mmの穴を開設し た。

[0118] 断面が図 4のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で外径約 20 mmのチューブ用ノズルを有するもの。外層が、密度が 0. 947gZcm3、温度 190°C 、荷重 21. 6kg荷重におけるメルトフローレートが 6g/10分の高密度ポリエチレン、 内層がナイロンである。)を約 200°Cの加熱溶着により取付け、チューブ接続用ジョイ ントを取付けた容器を成形した。この容器にエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充 填、 40°C、 1000時間静置した。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5L に入れ替え、密閉し、 40°C、 200時間放置後の重量変化を測定したところ、 85mgの 重量減少であった。

[実施例 201]

[0119] [チューブ接続用ジョイントを取付けた多層中空成形品の成形及び評価]

3種 5層の多層中空成形機を用い、成形温度 210°Cで、層構成が高密度ポリェチ レン (HDPE)層(主材層) Z接着性樹脂組成物層 (接着層) Zエチレン—酢酸ビニ ル共重合体けん化物層 (バリア層) Z接着性樹脂組成物層 (接着層) Z高密度ポリエ チレン層(主材層)の厚み比率力 5. 5/3/3/3/45. 5、全膜厚が 6mm、内容 積が 10Lである細口を有する立方体状の 3種 5層積層容器 (容器 XI)を成形した。こ の時、高密度ポリエチレンには、密度が 0. 947gZcm3、温度 190°C、荷重 21. 6kg におけるメルトフローレートが 6gZlO分の高密度ポリエチレンを使用し、エチレン— 酢酸ビュル共重合体けん化物層には、(株)クラレ製ェバール F101Bを使用した。 上記の容器 XIの上部平面に直径 40mmの穴を開設した。

[0120] 断面が図 10のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で上部に外 径約 20mmのチューブ用ノズルを有するアルミニウム製部材)のタンク本体との結合 部分に、上記の接着性榭脂(I)を厚さ約 0. 5mmとなるように塗布した。穴周辺部及 びジョイント結合部を約 200°Cで加熱溶着し、チューブ接続用ジョイントを取付けた多 層中空成形品 (容器 ΧΠ)を成形した。

[0121] 容器 XIIにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した 。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 2 00時間放置後の重量変化を測定したところ、 85mgの重量減少であった。

[実施例 202]

[0122] [チューブ接続用ジョイント及び支持部材を取付けた多層中空成形品の成形及び評 価]

実施例 201と同じ方法で、容器 XIと同じ容器を成形した。この容器の上部平面に直 径 40mmの穴を開設した。

断面が図 12のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で上部に外 径約 20mmのチューブ用ノズルを有するアルミニウム製部材)のタンク本体との結合 部分及びフランジ部分に、上記の接着性榭脂 (I)を厚さ約 0. 5mmとなるように塗布 した。穴周辺部及びジョイント結合部を約 200°Cで加熱溶着し、チューブ接続用ジョ イントを取付け、更に、ジョイントのフランジ部分及びポリエチレン榭脂製支持部材を 約 200°Cで加熱溶着し、チューブ接続用ジョイント及び支持部材を取付けた多層中 空成形品(容器 ΧΠΙ)を成形した。

[0123] 容器 XIIIにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した 。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 2 00時間放置後の重量変化を測定したところ、 85mgの重量減少であった。

[実施例 203]

[0124] [内面をナイロンコーティングしたチューブ接続用ジョイント及び支持部材を取付け た多層中空成形品の成形及び評価]

実施例 201と同じ方法で、容器 XIと同じ容器を成形した。この容器の上部平面に直 径 40mmの穴を開設した。

断面が図 14のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で上部に外 径約 20mmのチューブ用ノズルを有するアルミニウム製部材であって、その内面が 0 . 5mm厚みの上記接着性榭脂を介して 0. 5mm厚みのナイロンコーティングを施し たもの)のタンク本体との結合部分及びフランジ部分に、上記の接着性榭脂 (I)を厚さ 約 0. 5mmとなるように塗布した。穴周辺部及びジョイント結合部を約 200°Cで加熱 溶着し、チューブ接続用ジョイントを取付け、更に、ジョイントのフランジ部分及びポリ エチレン榭脂製支持部材を約 200°Cで加熱溶着し、内面をナイロンコーティングした

チューブ接続用ジョイント及び支持部材を取付けた多層中空成形品 (容器 XIV)を成 形した。

[0125] 容器 XIVにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した 。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 2 00時間放置後の重量変化を測定したところ、 85mgの重量減少であった。

[実施例 204]

[0126] [インレット及び支持部材を取付けた多層中空成形品の成形及び評価]

実施例 201と同じ方法で、容器 XIと同じ容器を成形した。この容器の上部平面に直 径 40mmの穴を開設した。

断面が図 15のようなインレット(外径 100mmの平板状で上部に外径約 50mmの円 筒管を有するアルミニウム製部材)のタンク本体との結合部分及びフランジ部分に、 上記の接着性榭脂(I)を厚さ約 0. 5mmとなるように塗布した。穴周辺部及びインレツ ト結合部を約 200°Cで加熱溶着し、インレットを取付け、更に、インレットのフランジ部 分及びポリエチレン榭脂製支持部材を約 200°Cに加熱、溶着し、インレット及び支持 部材を取付けた多層中空成形品 (容器 XV)を成形した。このとき、インレットの外周部 の突起部分はタンク本体の透過防止層に接触するようにした。

容器 XVにエタノール 10容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した 。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 2 00時間放置後の重量変化を測定したところ、 75mgの重量減少であった。

[0127] [参考例 201]

[多層中空成形品の成形及び評価]

実施例 201と同じ方法で、容器 XIと同じ容器を成形した。この容器にエタノール 10 容量%含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した。その後、新しいエタノー ル 10容量%含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 200時間放置後の重量変 化を測定したところ、 60mgの重量減少であった。

[0128] [比較例 201]

[ポリエチレン製チューブ接続用ジョイントを取付けた多層中空成形品の成形及び評 価]

実施例 201と同じ方法で、容器 XIと同じ容器を成形した。この容器の上部平面に直 径 40mmの穴を開設した。

[0129] 断面が図 10のようなチューブ接続用ジョイント(外径 100mmの平板状で上部に外 径約 20mmのチューブ用ノズルを有する、密度が 0. 947g/cm3、 21. 6kg荷重に おける 190°Cのメルトフローレートが 6g/10分の高密度ポリエチレン製部材)のタン ク本体との結合部分に、上記の接着性榭脂(I)を厚さ約 0. 5mmとなるように塗布した 。穴周辺部及びジョイント結合部を約 200°Cで加熱溶着し、チューブ接続用ジョイント を取付けた多層中空成形品 (容器 XVI)を成形した。

容器 XVIにエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lを充填、 40°C、 1000時間静置した 。その後、新しいエタノール 10容量0 /0含有ガソリン 5Lに入れ替え、密閉し、 40°C、 2 00時間放置後の重量変化を測定したところ、 110mgの重量減少であった。

産業上の利用可能性

[0130] タンク本体と付属部品との溶着部からの燃料の透過も確実に防止でき、し力も、付 属部品が、優れた強度で結合した合成樹脂製燃料タンクを簡便な方法で提供するこ とがでさる。

本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲 を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明ら かである。

本出願は、 2004年 10月 1日出願の日本特許出願 (特願 2004— 289697号)、及 び 2004年 12月 1日出願の日本特許出願(特願 2004— 348000号)に基づくもので あり、その内容はここに参照として取り込まれる。