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1. WO2006038372 - 切断装置

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明 細書

切断装置

技術分野

[0001] この発明は、リード線等の被切断体を切断する切断装置に関し、特に、被切断体を 切断した際に生じる切断屑の飛散を防止することのできる切断装置に関するもので ある。

背景技術

[0002] 一般に、電子 '電気機器等の製造工程においては、不要となったリード端子等の被 切断体を切断しており、この際不可避的に切断屑が発生する。そして、不要となった リード端子の切断又はリード線のビュル被覆の切除等を行った際には、切断屑が飛 散することがあり、切断屑の飛散があると電子 ·電気機器に悪影響を及ぼすことがあ る。このため、電子'電気機器の製造工程においてリード端子等の切断を行った際に は、切断屑の飛散を防止する必要がある。

[0003] 従来、切断屑の飛散を防止するため、例えば、リード端子等の被切断体を切断する ための加工具であるニッパ上にカバーを取付け、このカバーの吸引口を、吸引ホー スを介して吸引装置に接続するととともに、二ツバのグリップ基端部にスィッチを臨ま せて、スィッチによってリード端子の切断動作が検出されると吸引装置が動作して、 カバーによって切断屑を捕捉し、かつ吸引装置によって切断屑を吸引補集して、切 断屑の飛散を防止するようにしたものがある (例えば、特許文献 1参照)。

[0004] さら〖こ、リード線等の被切断体を切断するための加工具である-ツバが被切断体を 切断するニッパ頭部と、ニッパ頭部に装着されてニッパ頭部の刃部により切断された 被切断体の切り屑を捕捉するカバーと、カバー内に捕捉された被切断体の切り屑を 吸引する吸引手段とを備えて、被切断体をカバー内に導入するためにカバーの先端 部に開口部が設けられているものがある(例えば、特許文献 2参照)。

[0005] 特許文献 1 :特開平 8— 10460号公報 (第 3頁〜第 5頁、第 1図〜第 5図)

特許文献 2:特開 2001— 251077号公報 (第 5頁〜第 6頁、第 1図〜第 4図)

[0006] 従来の切断装置は以上のように構成されているので、 -ッパはカバーを装着するた めに大型化してしまい、切断工程において、二ツバの操作を行いづらぐ切断箇所が 細力、と切断作業が極めて面倒になってしまうという課題があった。

[0007] また、従来の切断装置では、一旦切断屑をカバーで捕捉した後、吸引装置で吸引 捕集するようにしているものの、カバーの吸引口に吸引装置が接続されている関係 上、この点においても-ツバの操作が行いづらくなつてしまうという課題がある。

[0008] そして、従来の切断装置では、単に吸引によって切断屑を吸引捕集しているだけ であり、吸引装置の吸引能力には限度があるから、リード端子等の被切断体を切断し た際、切断屑が遠くに散乱してしまうと、吸引装置によって切断屑を吸引捕集するこ とができなくなってしまい、その結果、確実に切断屑の飛散を防止できないという課題 がある。

[0009] この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、リード端子等の被 切断体を切断する際の操作が容易で、しかも確実に切断屑の飛散を防止することの できる切断装置を得ることを目的とする。

発明の開示

[0010] この発明に係る切断装置は、空気を吹出す空気吹出し口を有するブロア一手段と

、空気吹出し口に対向して位置付けられた吸引口を有する吸引手段と、空気吹出し 口と吸引口との間に位置付けられた被切断体を切断する切断器とを有することを特 徴とするちのである。

[0011] この発明によれば、空気吹出し口と吸引口との間に被切断体を位置付けて、切断 器によって被切断体を切断するように構成したので、被切断体を切断した際に生じる 切断屑が空気吹出しロカ吹出される空気によって吸引口側に吹き寄せられる結果 、切断屑を確実に吸引捕集することができるという効果がある。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]この発明の実施の形態 1による切断装置の一例を示す図であり、(a)は上方か ら見た図、(b)は側方から見た図である。

[図 2]図 1に示す切断装置で用いられる切断器の-ツバ頭部の一例を概略的に示す 図であり、(a)は正面側力見た図、(b)は (a)の A— A線断面図である。

[図 3]図 1に示す切断装置における切断屑の吸引捕集動作を説明するための図であ る。

[図 4]この発明の実施の形態 1による切断装置の他の例を示す図であり、 (a)は上方 から見た図、(b)は側方力も見た図である。

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形 態について、添付の図面に従って説明する。

実施の形態 1.

図 1はこの発明の実施の形態 1における切断装置を示す図であり、ここでは、切断 装置 10によって電動機の構成部品であるステータ卷線の端部(以下端部をリード片 と呼ぶ)を切断処理する例について説明する。図 1 (a)及び (b)において、図示の切 断装置 10は、ブロア一(空気吹出し器:ブロア一手段) 11及び吸引器(吸引手段) 12 を有しており、ブロア一 11の空気吹出し口 11aは吸引器 12の吸引口 12aに対向して 配置されている。図示の例では、ブロア一 11と吸引器 12との間には受け板部 (切断 屑受け部) 13が配置され、この受け板部 13は円弧状に成形されている。前述のよう に、ここではステータ卷線の端部を切断処理する関係上、図 1 (a)に示すように、ステ ータコア 14の外周面が受け板部 13の内周面に対応付けられるように、受け板部 13 は円弧状に形成されている。

[0014] 吸引器 12は捕集管 12bを介して捕集箱 15に接続されており、後述するようにして、 ブロア一 11から空気を吹出して、受け板部 13上に落下した切断屑を吸引器 12側に 移動させて (吹き寄せて)、吸引器 12によって切断屑を吸引して捕集管 12bを介して 捕集箱 15に捕集する。

[0015] 図 2 (a)及び (b)はリード片切断の際に用いられる-ツバ等の切断器 16の一例を示 す図であり、切断器 16は-ツバ頭部 16aを備え、この-ツバ頭部 16aには一対の刃 1 6bが形成されており、操作部 16dを操作すると、一対の刃 16bが図 2 (a)に実線矢印 で示す方向に閉じ、操作部 16dを離すと、一対の刃 16bが開く。そして、操作部 16d を操作して刃 16bによってリード片を切断する。一方、刃 16bに沿って所定の厚みを 有するシリコン系榭脂等の樹脂で成形された保持部 16cが配設されており、この保持 部 16cは弾力性を有している。

[0016] 次に動作について説明する。

図 1を参照して、まず、ブロア一 11及び吸引器 12を駆動した後、ステータコア 14の 外周面を受け板部 13の内周面に対応付けて、リード端子 (被切断体) 14aから導出 するリード片 (切断屑と成る部分) 14bを受け板部 13上に位置付けるとともに、リード 片 14b (つまり、切断位置)を空気吹出し口 11aと吸引口 12aとの間に位置付ける。そ して、 -ッパ等の切断器 16でリード片 14bを切断する。

[0017] 前述のように、切断器 16の刃 16bに沿って弾力性を有する保持部 16cが形成され ているから、リード片 14bを切断器 16 (つまり、刃 16b)でリード片 14bを切断する際に は、保持部 16cが互いに当接した状態となって、保持部 16cにリード片 14bが挟持さ れた状態となる。この結果、リード片 14bを切断しても、リード片 14b、つまり、切断屑 が不特定の方向に飛散することはなぐ切断後刃 16bを開けば、保持部 16cに保持 された切断屑が受け板部 13上に落下する。

[0018] このようにして、リード端子 14aの切断によって受け板部 13上に落下した切断屑(リ ード片 14b)は、ブロア一 11及び吸引器 12が駆動されているので、ブロア一 11の空 気吹き出し口 11aから吹出された空気によって、図 1 (a)〖こ破線矢印で示すように、切 断屑は吸引口 12a側に吹き寄せられて (移動し)、吸引器 12によって吸引口 12aから 吸引されて、捕集管 12bを介して捕集箱 15に捕集される。

[0019] つまり、図 3に示すように、ブロア一 11から吹出される空気によって、切断屑 21は、 実線矢印で示すように、吸引口 12aの方向に吹き寄せられる。そして、吸引器 12の 吸引によって、吸引口 12aの近傍に達した切断屑 21は吸引器 12で確実に吸引され ることになる。そして、ステータコア 14の外周面を受け板部 13の内周面に沿って移動 させつつ、全てのリード片 14bの切断を行うことになる。リード片 14bの切断が全て終 了した時点では、受け板部 13上には切断屑は存在せず、捕集箱 15に吸引捕集され ている。

[0020] なお、通常の-ツバ等の切断器 (保持部 16cを備えない切断器)を用いた際におい ても、ブロア一 11によって吸引口 12aの方向に空気が吹出されているから、切断屑 は不特定の方向に飛散することはほとんどなぐ吸引口 12a側に吹き寄せられて、吸 引器 12で吸引されて切断屑は全て捕集箱 15に捕集されることになる。

[0021] このように、切断器 16、ブロア一 11、及び吸引器 12は独立的に構成されている結 果、切断器 16の操作は極めて容易であり、し力も、受け板部 13に落下した切断屑は ブロア一 11で吸引口 12a側に吹き寄せられるから、容易に吸引器 12で切断屑を吸 引捕集することができる。そして、ブロア一 11で切断屑を吸引器 12側に吹き寄せるよ うにしたから、吸引器 12の吸引能力は大きくなくても済む(つまり、吸引器 12の吸引 能力は小さくて済む)。

[0022] 図 1に示す例では、受け板部 13を備えているが、受け板部 13は必須のものではな ぐ例えば、配線基板においてリード片を切断処理する際には、基板自体が受け板 部 13として機能するから、切断屑を基板上に落下させて、ブロア一 11によって基板 上の切断屑を吸引口 12a側に吹き寄せて、吸引器 12で切断屑を吸引捕集するよう にすればよい。また、受け板部 13の形状は、被切断体を有する電子'電気機器の形 状に応じて適宜変更するようにすればよ!、。

[0023] なお、前述のように、ブロア一 11及び吸引器 12は互いに独立して配置されており、 例えば、ァクチユエータ等によってブロア一 11及び Z又は吸引器 12の位置を移動さ せるようにすれば、電子 '電気機器の形状に応じてブロア一 11及び Z又は吸引器 12 の位置を変更することができ、電子'電気機器への干渉を避けつつ、リード端子等の 被切断体を切断して切断屑を吸引捕集することができる。

[0024] 図 4 (a)及び (b)は配線基板 22上のリード端子の不要なリード片を切断処理する際 の例を示す図であり、ここでは、基板自体が受け板部 13として機能するので、受け板 部 13を備える必要はない。なお、図 4において、図 1に示す構成要素と同一の構成 要素につヽては同一の参照番号が付されて、る。

[0025] 図示の例では、ブロア一 11から吹出される空気の通路を規定するための一対のガ イド体 (空気通路ガイド体) 23が配置されており、このガイド体 23は、例えば、板状の 壁体であり、配線基板 22の表面に対して垂直に配置され、かつ空気吹出し口 11aか ら吸引口 12aの方向に延在している。そして、一対のガイド体 23間に空気通路が規 定される。空気吹出し口 11aから吹出された空気は、図 4 (a)に破線矢印で示すよう に、空気通路を通って吸引口 12aに向う。この際、配線基板 22上に落下した切断屑 21は空気吹出し口 11aから吹出された空気によって吸引口 12a側に吹き寄せられ、 吸引器 12で吸引されて、捕集箱 15に捕集される。

[0026] このようにして、ブロア一 11から吹出される空気の通路を基板上に規定するようにし たから、吹出し空気を確実に吸引口 12a側に導くことができ、ブロア一 11からの空気 流によって切断屑 21が吸引器 12側以外に吹き飛ばされることがなぐ確実に切断屑 21を吸引器 12で吸引することができる。

[0027] なお、切断処理を行う際、ガイド体 23をァクチユエータ等によって駆動してガイド体 23を配線基板 22上に降下させて、切断箇所が空気通路内に位置するようにブロア 一 11と吸引器 12との間に空気通路を形成するようにする。

[0028] 以上のように、この実施の形態 1によれば、空気吹出し口と吸引口との間にリード片 を位置付けて、リード片を切断するようにしたので、リード片を切断した際に生じる切 断屑が空気吹出しロカ吹出される空気によって吸引口側に吹き寄せられ、切断屑 を確実に吸引捕集することができる。さらに、切断器 16、ブロア一 11、及び吸引器 1 2は独立的に構成されているから、リード片を切断する際の操作が容易となる。

[0029] この実施の形態 1によれば、空気吹出し口と吸引口との間に、リード片を切断した際 に生じる切断屑を受ける受け板部 13を配置するようにしたので、切断屑を吸引捕集 する際、切断屑が落下してしまう恐れがない。

[0030] この実施の形態 1によれば、ガイド体 23によって空気吹出し口から吸引口に向う空 気通路を規定して、空気通路内に被切断体の切断位置を位置付けるようにしたので 、空気の流れが確実に空気吹出し口から吸引口に向うことになつて、確実に切断屑 を吸引口側に移動させることができ、切断屑の捕集漏れを防止することができるという 効果がある。

[0031] この実施の形態 1によれば、切断器 16の一対の刃 16bによってリード片を切断する 際切断屑となる部分を挟持して切断屑を保持する弾力性の保持部 16cを備えている ので、リード片を切断する際、切断屑が不特定の方向に飛散することがなぐ確実に 切断屑を吸引捕集することができるという効果がある。

産業上の利用可能性

[0032] 以上のように、この発明に係る切断装置によれば、リード線等の被切断体の切断が 容易で、切断屑の飛散を確実に防止するのに適している。