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1. WO2004043610 - ポンプユニット及び容器

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明 細書

ポンプュニット及ぴ容器

技術分野

この発明は、例えば、家庭で使用される洗髪剤等のポンプ式容器に用いられる ポンプュニット及び容器に関するものである。

背景技術

従来、例えば家庭で使用される洗髪剤や洗剤等を収容するための容器として、 ポンプ式の容器が使用されている。このポンプ式の容器は、容器本体とこの容器 本体に着脱可能に揷入されるポンプュニットとから構成されている。ポンプュニ ットは、通常、ピストン部を押圧すると、ピストン部が復帰して液を容器本体か ら吸い上げ、再度ビストン部を押すとビストン部の吐出口から液を出すようにな つている。

この種のポンプユニットには、ピストン部を押圧すると縮小するべローズ(蛇 腹管)が手を離すと再び伸張する復帰動作を利用して液をべローズ内に吸い上げ、 更にビストン部を押圧することでベローズを縮小させてベローズ内の液を吐出口 から出すものがある(例えば、特開平 1 0— 1 0 1 1 1 5号公報及び特開平 1 0 - 2 1 1 9 4 7号公報参照)。

このようなビストンの押圧動作、復帰動作に応じてべローズ内に液を吸い上げ、 あるいはべローズ内から液を吐出するために、ベローズの上流側と下流側とには 吸い込み弁と吐出弁とが設けられている。

ところで、製品としての容器に関しては、特に使用状態において、液を吐出す るための吐出口の向きを自由に変えられることが望まれている。これは、例えば この容器が家庭で使用される洗髪剤用の容器である場合、この容器を使用する際、 通常はこれを持ち上げたりすることなく、置いた状態のままでそのへッド部のみ を操作し、液を吐出させるからである。 .

また、このような要望とは別に、この容器が転倒した際に吸い込み弁や吐出弁 が開いてしまうと、吐出口から液が外部に流れ出てしまうという問題がある。 このような問題を解決するため、従来では、特に移送時や保管時などの非使用 時に、ピストン部を押し下げてべローズを圧縮し、その状態で捆包し保管してい る。

しかしながら、上記ように、ピストン部を長時間押し下げ、ベローズを圧縮さ せた状態のままでいると、ベローズがへたってしまい、使用に際し、ピストン部 によるべローズの圧縮を解除しても、ベローズが充分に復帰せず、その結果液を 充分吸い込むことができず、操作性が著しく低下してしまうという不都合を生じ ることがある。

本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、使用時においては吐出口の向きを 自由に変えることができ、更には、輸送時などの非使用時において液の流出を防 止するとともにベローズなどの長期間に亘る圧縮による操作性の低下を防止した、 ポンプュニット及び容器を提供することを目的としている。

発明の開示

本発明のポンプュ-ットでは、'容器本体内に挿入される液収容部と、この液収 容部内に移動可能に揷通して該液収容部内の容積を狭めることにより液収容部か ら前記容器本体の外に液を吐出させ、かつ、該液収容部内の容積を広げることに より前記容器本体内の液を液収容部に流入させるピストン部と、を備えて、前記 ピストン部が、前記液収容部内に設けられ、かつその内周面に雌ねじ部を形成し たシャフトケースと、前記液収容部の外側に突出してここに吐出口を形成し、か つその外周面に前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を形成して前記シャフトケース 内に移動可能に揷通されたビストンへッド部とを有し、前記シャフトケースに、 前記ビストンへッド部の雄ねじ部をシャフトケースの周方向に回転自在とする非 ネジ部を形成したことを前記課題の解決手段とした。

このポンプュニットによれば、シャフトケースの雌ねじ部にビストンへッド部 の雄ねじ部が係合した状態となっているので、ビストンへッド部を回転させるこ となく単にこれを押圧すると、該ピストンへッド部とシャフトケースとがー体に なって移動し、液収容部内の容積を狭めるようになる。従って、ピストンヘッド 部の押圧動作により、液収容部から吐出口を経て前記容器本体の外に液を吐出さ せることが可能になる。

また、シャフトケースに非ネジ部を形成したことにより、ピストンヘッド部を シャフトケース内で空転させることが可能になる。従って、シャフトケースを移 動させず、すなわち液収容部の容積を増減させることなくビストンへッド部を回 転させることが可能となり、その結果、容器本体内の液の吐出操作とは別にビス トンヘッド部の吐出口を自由に回転させることが可能になる。

また、前記ポンプユニットにおいては、前記シャフトケースに、該シャフトケ 一スが液収容部内の容積を狭める方向に移動した際にこれを戻す方向に付勢する 樹脂製の付勢部材(樹脂製で延び方向に復帰可能なパネ性体を含む)が設けられ ているのが好ましい。

このようにすれば、ビストンへッド部を押圧して液収容部内の容積を狭めた後、 ビストンへッド部への押圧を解除することにより、付勢部材によってシャフトケ ースが戻され、これによりピストンヘッド部も元の位置に復帰する。従って、更 に液の吐出を行いたい場合には、復帰させた後に再度ビストンへッド部を押圧す ることで、液の吐出を行うことができる。

また、ビストンへッド部を回転させてシャフトケースの雌ねじ部にビストンへ ッド部の雄ねじ部を螺合させると、シャフトケースを移動させることなくビスト ンヘッド部のみを、例えばシャフトケース内に収納することが可能になる。従つ て、例えばこのポンプユニットを容器本体に組み込んだ状態で輸送する際、ビス トンへッド部をシャフトケース内に収納して全体をコンパクト化し、そのまま梱 包することができる。更に、その際、シャフトケースを移動させることなくビス トンヘッド部のみを移動させているので、前記の梱包時などにおいて、樹脂製の 付勢部材がその付勢力に抗する圧縮力を長期間に亘つて受け続けることで疲労し、 へたってしまうことが未然に防止され、操作性の低下が防止される。

また、本発明の容器では、前記ポンプユニットを備えたことを前記課題の解決 手段とする。

この容器によれば、容器本体内の液の吐出操作とは別にビストンへッド部の吐 出口を自由に回転させることができ、更に、付勢部材の長期間に亘る圧縮に起因 する操作性の低下も防止される。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明のポンプュニットを備えた容器の一実施形態の概略構成を 示す側断面図である。

図 2 Aは、シャフトケースの側断面図である。

図 2 Bは、シャフトケースの側断面図である。

図 3は、シャフトケースのチヤプレツトとの間の回り止めの機構を説明するた めの、断面視した要部平面図である。

図 4 Aは、ピストンリングが吐出弁をなす機構を説明するための、弁を閉じた 状態を示す側断面図である。

図 4 Bは、ピストンリングが吐出弁をなす機構を説明するため、弁を開いた状 態を示す側断面図である

図 5は、ピストンシャフト及びピストンヘッドの、要部を断面視した部品図で あ" 3。

図 6は、第 1係合部への第 2係合部の係合を説明するための、図 1に示した容 器の要部拡大図である。

図 7は、図 1に示した容器の輸送時などの非使用時において、液漏れを防止し た状態を示す側断面図である。

図 8は、図 1に示した容器の使用状態を説明するための側断面図である。 図 9は、本発明のポンプュニットを備えた容器の他の実施形態の概略構成を示 す側断面図である。

図 1 0は、図 9に示した容器の要部拡大図であって、空気孔を閉塞する開閉弁 を説明するための図である。 '

図 1 1は、図 9に示した容器の輸送時などの非使用時において、液漏れを防止 した状態を示す側断面図である。

図 1 2は、図 9に示した容器の使用状態を説明するための側断面図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、図面とともに、本発明を詳しく説明する。

図 1に、本発明のポンプユニットを備えた容器の一実施形態を示す。図 1中符 号 1 0はポンプュニット、 1 1は容器である。容器 1 1は、液状の洗髪剤などが 収容される容器本体 1 2に、ポンプュエツト 1 0が取り付けられて構成される。 容器本体 1 2は、合成樹脂で成形された有底筒状の部材で、その上端部には口 部 1 2 aが形成され、口部 1 2 aの外周には、雄ねじ部 1 3が形成されている。 口部 1 2 aには、雄ねじ部 1 3に螺合する雌ねじ部 1 4を備えた合成樹脂製のス クリユーキャップ 1 5が着脱自在に取り付けられており、このスクリユーキヤッ プ 1 5により、ポンプュニット 1 0が容器本体 1 2に取り付けられるようになつ ている。すなわち、スクリューキャップ 1 5の中央部には孔(図示せず)が形成 され、この孔内に合成樹脂からなるパイプ状のケース 1 6を挿通することにより、 ポンプュニット 1 0がスクリユーキャップ 1 5を介して容器本体 1 2に取り付け られている。なお、ケース 1 6は本発明における液収容部として機能する。ケー ス 1 6の外周部にはフランジ 1 6 aが形成され、このフランジ 1 6 aがスクリュ 一キャップ 1 5の内面(下面)に当接されている。また、フランジ 1 6 aの下面 側にはパッキン 1 7が配設されており、このパッキン 1 7を介してスクリユーキ ヤップ 1 5の内面(下面)側と口部 1 2 aの上縁部とが、気密的に圧接している。 ケース 1 6の、スクリューキャップ 1 5より上側に突出した部分には、チヤプ レット 1 8が取り付けられている。このチヤブレット 1 8は、ケース 1 6の外周 部に嵌合する外筒部 1 8 aと、ケース 1 6の内部に挿通させられた内筒部 1 8 b と、この內筒部 1 8 bの直上部に形成された頂部 1 8 cとを有している。そして、 このチヤプレツト 1 8をケース 1 6の上端部に取り付け、その外筒部 1 8 aとケ ース 1 6のフランジ 1 6 aとでスクリューキャップ 1 5を挟持することにより、 ケース 1 6がスクリューキャップ 1 5に固定される。

ポンプユニット 1 0は、ケース 1 6と、このケース 1 6内に挿通される合成榭 脂製のベローズ 1 9と、このべローズ 1 9に接続されるシャフトケース 2 0、ピ ストンシャフト 2 1、及ぴピストンへッド 2 2と、吸い込みパイプ 2 3とを備え る。なお、シャフトケース 2 0とピストンシャフト 2 1 とピストンヘッド 2 2と は、本発明におけるピストン部を構成し、ピストンシャフト 2 1とピストンへッ ド 2 2とは、本発明におけるビストンへッド部を構成する。

吸い込みパイプ 2 3は、容器本体 1 2内に挿入され、ベローズ 1 9の下端側に 設置されている。また、吸い込みパイプ 2 3の下端に位置する吸い込み端 2 3 a は、斜めに力ットされている。

吸い込みパイプ 2 3の上端側は、ケース 1 6の底部外側に形成された連結管 1 6 bに挿入されている。連結管 1 6 b内には、容器本体 1 2からケース 1 6側へ の液の流入のみを許容する吸い込み弁 2 4が設けられている。吸い込み弁 2 4は、 連結管 1 6 bに一体成形された弁室 2 5と、この弁室 2 5内に収容された球状の 弁体 2 6と、ケース 1 6の底部に配設された蓋部材 2 7とから構成されている。 弁室 2 5の底部には、吸い込みパイプ 2 3側に連通する開口 2 5 aが形成され、 容器本体 1 2内の液が、この開口 2 5 aから、吸い込みパイプ 2 3を介して弁室 2 5内に流入する。

弁体 2 6は、ケース 1 6の上部開口側から弁室 2 5内に収納され、その外周面 が弁室 2 5の開口 2 5 a側の内周面に密接することにより、液の逆流を防止する。 なお、この弁体 2 6には、弁室 2 5の開口 2 5 aを閉塞できるものであれば、球 状に限定されることなく種々の形状のものが採用可能である。

蓋部材 2 7は、連結管 1 6 bの上部開口、すなわち弁室 2 5の上部側の開口よ り大径に形成された円盤状の部材で、弁室 2 5の上部側開口を覆う位置に、液の 通過を可能にし、かつ弁体 2 6の通過を不可能とする開口 2 7 aが形成されてい る。この開口 2 7 aの形状としては、例えば十字状に切り欠かれてなる形状が挙 げられるが、もちろんこれに限らず、種々の形状が採用可能である。なお、蓋部 材 2 7を、嵌合などの機械的手段により、あるいは接着や溶着などによってケー ス 1 6の底部に固定することが、弁室 2 5内より弁体 2 6が不測に抜け出すこと を防止するうえで好ましい。

また、蓋部材 2 7には、前記のベローズ 1 9が固定されている。ベローズ 1 9 は、ケース 1 6とともに容器本体 1 2内に挿入され、容器本体 1 2内の液を容器 本体 1 2外に吸い出すための部材で、本発明におけるパネ性体の一例となるもの である。このべローズ 1 9は、ケース 1 6内にてその長さ方向(上下方向)に伸 縮し、これによりその延び方向に復帰可能に形成された蛇腹状の部材で、その下 端部が前述したように盖部材 2 7に固定され、その開口部 2 7 aを介して弁室 2 5内及ぴ吸い込みパイプ 2 3に連通される。また、このべローズ 1 9は、低密度 ポリエチレン製とされ、所定のパネ定数を備え、押圧されることによって容易に 圧縮し、その結果、内部の容積が減少する。一方、この押圧力が解除されると、 元の状態すなわち延び方向に容易に復帰し、内部が容積を増加する。すなわち、 ビストン部によってケース 1 6内の容積が狭められると、ベローズ 1 9内の容積 も狭められ、逆に、ケース 1 6内の容積が拡大されると、ベローズ 1 9内の容積 も拡大される。

ベローズ 1 9の上端側には、筒状の圧入部 1 9 aが形成され、圧入部 1 9 aは、 有蓋円筒状をなす合成樹脂製のビストンベース 2 9に下方から挿入されている。 このビストンべ一ス 2 9には、ベローズ 1 9内とケース 1 6内とを連通させる第 1連通孔 3 0が設けられている。第 1連通孔 3 0は、後述するように容器本体 1 2からべローズ 1 9内に吸い込まれた液を、一旦べローズ 1 9の外に流出させる ためのものである。なお、この第 1連通孔 3 0の形状や寸法は、液の流動を妨げ なければ特に限定されることなく任意であり、またその個数も任意である。

ピストンベース 2 9は、ケース 1 6の内径よりも小径とされ、その下面側に前 記圧入部 1 9 aに嵌合する凹部(図示せず)が形成され、その外周部上部側にシ ャフトケース 2 0の下端に嵌合する環状の溝(図示せず)が形成されている。 シャフトケース 2 0は、パイプ状をなす合成樹脂製の部材で、その下端部をピ ストンベース 2 9に嵌合することによってその下部開口が封止され、その上端部 をチヤプレツト 1 8の内筒 1 8 b内に揷通することにより、チヤブレット 1 8に 固定される。シャフトケース 2 0の内周面には、図 2 A及び図 2 Bに示すように 雌ねじ部 2 0 aが形成されており、また、シャフトケース 2 0の内周面上端部、 すなわち雌ねじ部 2 0 aが形成された位置より上部には、非ねじ部 2 0 bが形成 されている。雌ねじ部 2 0 aは、後述するビストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 aに螺、合し、非ねじ部 2 O bは、シャフトケース 2 0の内周面に周方向に沿って 溝状に形成され、ビストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 aに干渉することなく、 ビストンシャフト 2 1をその周方向に回転自在に支持する。

なお、図 2 Aは、シャフトケース 2 0がー体成形された場合を示している。ま た、図 2 Bは、非ねじ部 2 0 bを形成した上端部側と雌ねじ部 2 0 aを形成した 下部側とを別体で形成し、これらを無理嵌めなどの機械的結合により、あるいは 接着や溶着などによって一体化した場合を示している。これらの図では、後述す る第 2連通孔 3 4の記載を省略している。

シャフトケ一ス 2 0の上端には、内側に向かってわずかに延出する第 1係合部

2 0 c力シャフトケース 2 0の周方向に沿って形成されている。第 1係合部 2 0 cは、後述するように、チヤブレット 1 8の頂部 1 8 cよりもやや内側に延び るよう形成されている。

また、シャフトケース 2 0の外周部には、図 1に示したように、シャフトケー ス 2 0の長さ方向に沿って、突条 3 1が形成されている。この突条 3 1は、図 3 に示すように、チヤプレツト 1 8の内筒 1 8 bに形成された溝 3 2に嵌合し、後 述するようにビストンへッド 2 2を回した際、シャフトケース 2 0が連動して回 転しないように、回り止めとして機能する。ここで、突条 3 1は、溝 3 2の長さ 方向に対しては移動可能となっており、従って、後述するピストンヘッド 2 2の 押圧動作に伴うシャフトケース 2 0の昇降は、これら突条 3 1 と溝 3 2との嵌合 によって妨げられない。なお、図 3においては、シャフトケース 2 0に突条 3 1 を一つ形成し、これに対応してチヤプレツト 1 8の内筒 1 8 bにも溝 3 2を一つ 形成したが、これらの数については特に限定されることなく、二つ以上としても よい。

また、シャフトケース 2 0の外周部のほぼ中間部には、周方向に沿って突出部

3 3が形成されている。この突出部 3 3は、記突条 3 1に干渉しないよう該突条 3 1を避けて形成されていれば、全体が連続していても、断続的に形成されてい てもよい。

また、このシャフトケース 2 0の下端部には、ケース 1 6内とシャフトケース

2 0内を連通させる第 2連通孔 3 4が設けられている。この第 2連通孔 3 4は、 後述するようにべローズ 1 9から外に流出させられてケース 1 6内に溜められた 液を、シャフトケース 2 0内に流入させるためのものである。なお、第 2連通孔

3 4の形状や寸法は、第 1連通孔 3 0と同様に、液の流動を妨げなければ特に限 定されることなく任意であり、またその個数も任意である。

また、シャフトケース 2 0の下端部の外周部には、環状のピストンリング 3 5 が装着されている。このピストンリング 3 5は、突出部 3 3とビストンベース 2 9の周縁部 2 9 aとの間に配設され、シャフトケース 2 0側に位置する内リング 3 5 aと、ケース 1 6側に位置する外リング 3 5 bとを、上下方向における中心 部で一体に連結して形成されている。内リング 3 5 aの上部は、シャフトケース

2 0に対して容易に滑動するよう接触し、内リング 3 5 aの下部は、第 2連通孔

3 4を塞がないよう、上部に比べ、その肉厚が薄く形成されている。また、外リ ング 3 5 bは、ケース 1 6の内周面に、液密性が十分確保されるように密着し、 かつ摺動可能とされ、特に、外リング 3 5 bの上下端部は、上記した液密性の確 保と摺動とが良好となるよう、リップ部(図示せず)を形成している。

ここで、図 1及び図 4 Aに示した通常時(ピストンヘッド 2 2を押圧しない状 態)においては、突出部 3 3とピストンベース 2 9の周縁部 2 9 aとの間隔は、 ビストンリング 3 5の内リング 3 5 aの高さよりも十分に広くなっている。また、 この状態においては、ピストンリング 3 5はビストンベース 2 9の周縁部 2 9 a 上に圧接し、その結果、第 2連通孔 3 4は、ピストンリング 3 5の内リング 3 5 aにより液密に塞がれている。そして、このようにピストンリング 3 5とピスト ンベース 2 9とで第 2連通孔 3 4を液密に塞ぎ、あるいは後述するように第 2連 通孔 3 4を開放することにより、これらビストンリング 3 5とビストンベース 2 9とが、液を吐出するための吐出弁として機能する。

なお、ケース 1 6には、図 1に示したように、ピストンリング 3 5が最も上昇 した位置より上側に、空気孔 3 6が形成されている。この空気孔 3 6は、容器本 体 1 2內を、ケース 1 6とチヤプレツト 1 8の内筒部 1 8 bとの間の間隙、及び ケース 1 6とチヤブレット 1 8の外筒部 1 8 aとの間の間隙を通じて外部に連通 させ、容器本体 1 2内の液容量の変化による、いわゆる「へこみ」の発生を防止 するためのものである。

また、ケース 1 6のうち、ピストンリング 3 5の移動範囲となる上部側は、ベ ローズ 1 9が収容される下部側に比べて大径になっている。

ピストンシャフト 2 1は、シャフトケース 2 0に連通し、かっこれに移動可能 に上方から揷入された円筒状をなす合成樹脂製の部材で、図 5に示すように、そ の下端部には、雄ねじ部 2 1 aが形成されている。

この雄ねじ部 2 1 aは、シャフトケース 2 0に形成された雌ねじ部 2 0 aに螺 合するとともに、非ねじ部 2 O bでは、その周方向に回転自在となっている。す なわち、ビストンシャフト 2 1は、その雄ねじ部 2 1 aを雌ねじ部 2 0 aに螺合 させることで、シャフトケース 2 0に対し相対的に移動可能とされ、雄ねじ部 2 1 aを雌ねじ部 2 0 aに螺合させることなく、非ねじ部 2 0 bにて回動させるこ とで、シャフトケース 2 0を移動させることなく空回りする。

また、このビストンシャフト 2 1の、雄ねじ部 2 1 aのわずか上方には、第 2 係合部 2 1 bが形成されている。この第 2係合部 2 l bは、ピストンシャフト 2 1の外周面から外側に突出し、かつその周方向に沿って形成された突条から構成 され、シャフトケース 2 0の第 1係合部 2 0 cに着脱可能に係合するよう構成さ れる。すなわち、この第 2係合部 2 l bは、図 6に示すようにピストンヘッド 2 1を最上昇位置に引き上げ、雄ねじ部 2 1 aをシャフトケース 2 0の非ねじ部 2 0 b内に配置して使用状態としたとき、第 1係合部 2 0 cを乗り上げてその上側 に位置することにより、第 1係合部 2 0 cに係合する。また、このとき、ピスト ンへッド 2 1は、雄ねじ部 2 1 aが第 1係合部 2 0 cの下側に位置することによ り、結果として第 2係合部 2 1 bと雄ネジ部 2 1 aとで第 1係合部 2 0 cを挟持 するようになる。この構成では、ピストンヘッド 2 1をシャフトケース 2 0に対 し引き上げて使用状態とした際に、シャフトケース 2 0の上部開口とビストンシ ャフト 2 1との間の液密性が確保される。

なお、チヤブレット 1 8の頂部 1 8 cの内側の端縁は、前述したように第 1係 合部 2 0 cの端縁より少し引っ込んで形成されているため、第 2係合部 2 1 bに は干渉しない。

また、ピストンシャフト 2 1の上端部には、図 1に示したように小径の連結管 2 1 cが形成され、この連結管 2 1 cにはビストンへッド 2 2が連結されている。 ビストンへッド 2 2は、連結管 2 1 cに一体に連結され、へッド本体 2 2 aと、 ビストンシャフト 2 1に連通する吐出管 2 2 bとから構成される。へッド本体 2 2 aは、チヤプレツト 1 8の外筒部 1 8 aに着脱自在に嵌合可能とされている。 吐出管 2 2 bは、ピストンシャフト 2 1に連通し、その先端開口に形成された吐 出口 2 2 じから、容器本体 1 2内の液を吐出する。

次に、上記構成を有するポンプユニット 1 0を備えた容器 1 1の使用方法を説 明する。

輸送時や保管時などの非使用時においては、図 1に示した状態から予めビスト ンへッド 2 2をわずかに押し下げてビストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 aの下 端を非ねじ部 2 0 bから雌ねじ部 2 0 a側に移動させ、この状態でビストンシャ フト 2 1を回動する。すると、雌ねじ部 2 0 aへの雄ねじ部 2 1 aの螺合により、 ビストンシャフト 2 1がシャフトケース 2 0内をべローズ 1 9側に移動し、ビス トンシャフト 2 1の第 2係合部 2 1 bが第 1係合部 2 0 cを乗り越えて下降する。 そして、更に移動(下降)が進むことにより、図 7に示すようにピストンシャフ ト 2 1がシャフトケース 2 0内に収納される。また、ピストンヘッド 2 2はチヤ プレット 1 8の外筒部 1 8 aに嵌合してこれを覆う。

その結果、ピストンシャフト 2 1及びビストンへッド 2 2が収縮されるため、 容器 1 1の梱包などが容易となる。また、この状態では、ピストンヘッド 2 2が 更に押圧されることがないため、内部の液が強制的に送り出されることがない。 また、ビストンシャフト 2 1がシャフトケース 2 0を押し下げずにシャフトケ ース 2 0内に収容されるため、ベローズ 1 9は圧縮されることなく伸長した状態 を維持する。従って、ベローズ 1 9力長時間圧縮され続けることによるへたり 等の不具合が生じることはない。

また、この状態では、第 2連通孔 3 4がピストンリング 3 5によって塞がれて いるため、ケース 1 6内及びべローズ 1 9側とシャフトケース 2 0側とが連通せ ず、従って、容器 1 1が転倒した場合などでも、容器本体 1 2やべローズ 1 9内 の液がシャフトケース 2 0を経て吐出管 2 2 bから流出しない。

更に、ピストンシャフト 2 1が外部に露出しないため、ピストンシャフト 2 1 が汚れることもない。 . 次に、図 7に示した状態にある容器 1 1を使用状態にするには、ピストンへッ ド 2 2を回動してビストンシャフ.ト 2 1の雄ねじ部 2 1 aをシャフトケース 2 0 の雌ねじ部 2 0 aに沿って上昇させる。すると、ピストンシャフト 2 1の第 2係 合部 2 1 bが非ねじ部 2 0 bを通過してシャフトケース 2 0の第 1係合部 2 0 c を乗り越え、その上部側に移動してここに係合する。

その結果、ピストンシャフト 2 1 とシャフトケース 2 0とが一体化し、容器 1 1は、図 1に示したような使用状態となる。このとき、前述したようにピストン ヘッド 2 1の第 2係合部 2 1 bと雄ねじ部 2 1 aとでシャフトケース 2 0の第 1 係合部 2 0 cを挟持することにより、これらビストンへッド 2 1とシャフトケー スとが一体化され、更にその間の液密性が確保される。

また、ビストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 a力依然として非ねじ部 2 0 b 内に位置しているため、ビストンへッド 2 2を押圧することなく単に回転させる と、ピストンシャフト 2 1 (ピストンヘッド 2 2 ) がシャフトケース 2 0に干渉 されることなく自由に空回りする。

そして、この状態で、図 8に示すように、ピストンヘッド 2 2を押し下げると、 シャフトケース 2 0の雌ねじ部 ¾ 0 aにピストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 a が係合した状態となり、ビストンシャフト 2 1 とシャフトケース 2 0とが一体に なって移動し、シャフトケース 2 0が下降してベローズ 1 9が圧縮される。

また、このようにピストンヘッド 2 2を押圧すると、図 4 Bに示すように、シ ャフトケース 2 0及びビストンベース 2 9が下降し、ケース 1 6の内面に密着し ているピストンリング 3 5に対して下方にずれる。すると、ピストンリング 3 5 の内リング 3 5 aの下端部とビストンベース 2 9の周縁部 2 9 aとが離間するこ とにより、第 2連通孔 3 4が開放され、ケース 1 6内とシャフトケース 2 0内と が連通する。なお、シャフトケース 2 0には突出部 3 3が形成されているため、 第 2連通孔 3 4の開放後、更にピストンヘッド 2 2の押圧動作を続けると、突出 部 3 3により、ピストンリング 3 5の内リング 3 5 aがシャフトケース 2 0と一 体的に押し下げられる。

このようにシャフトケース 2 0が押し下げられると、ベローズ 1 9内の空気が 圧縮されて吸い込み弁 2 4が閉じ、その結果、ベローズ 1 9内の空気が、第 1連 通孔 3 0を通ってケース 1 6内に流入し、更に第 2連通孔 3 4を通ってシャフト ケース 2 0内に流入し、ピストンシャフト 2 1の孔内、吐出管 2 2 bを通って外 に吐出される。

続いて、ピストンヘッド 2 2への押圧を解除すると、ベローズ 1 9が延び方向 に復帰して図 1に示した状態に戻ることにより、ベローズ 1 9内が負圧になる。 また、このとき、ベローズ 1 9が延び方向に復帰するのに伴ってピストンベース

2 9が上昇し、これによりピストンリング 3 5もビストンベース 2 9に押し上げ られる。すると、ピストンベース 2 9の周縁部 2 9 aがピストンリング 3 5の内 リング 3 5 aに再度密着し、第 2連通孔 3 4が再度閉塞する。

このとき、チヤブレット 1 8の内筒部 1 8 bの下端によって、ピストンリング

3 5の内リング 3 5 aの上昇が必要以上に起こらないように規制され、その結果、 ビス.トンベース 2 9の周縁部 2 9 a と内リング 3 5 a との密着が十分に確保され る。

また、このようにピストンリング 3 5及びピストンベース 2 9が上昇し、第 2 連通孔 3 4が閉塞すると、ケース 1 6内でかつべローズ 1 9の外にある空間部か らなる液溜め部 1 6 cも、その容積の増加により、ベローズ 1 9内と同様に負圧 になる。

このように液溜め部 1 6 c及びべローズ 1 9内が負圧になると、吸い込み弁 2 4の弁体 2 6が上昇して吸い込み弁 2 4が開き、これにより容器本体 1 2から吸 い込みパイプ 2 3を経てべローズ 1 9内に液が吸い込まれ、ベローズ 1 9内が液 で満たされる。

続いて、この押圧動作を繰り返すと、吸い込み弁 2 4が閉じることにより、ベ ローズ 1 9内の液の容器本体 1 2側への逆流が阻止され、これによりべローズ 1 9内の液は液溜め部 1 6 cに流出する。また、ベローズ 1 9内には新たに容器本 体 1 2内から液が流入する。 ' この後、図 8に示すように再度ピストンヘッド 2 2を押圧すると、吸い込み弁 2 4が閉じ、液溜め部 1 6 c内及びべローズ 1 9内の液の、容器本体 1 2側への 逆流が阻止される。容器本体 1 2側への逆流が阻止された液溜め部 1 6 c内及び ベローズ 1 9内の液は、ピストンシャフト 2 1の孔内、吐出管 2 2 b、及ぴ吐出 口 2 2 cを経て外に吐出される。このとき、ピストンヘッド 2 2の一回の押圧動 作により、ベローズ 1 9内の液を押し出すと同時に、ビストンベース 2 9とビス トンリング 3 5とでケース 1 6内の液溜め部 1 6 cの容積を狭め、この液溜め部 1 6 c内の液も押し出すので、従来に比べ多量の液を吐出することができる。す なわち、単にべローズ i 9の圧縮力だけで吐出する場合に比べ、液溜め部 1 6 c の容積が狭められる分だけ液が多く吐出される。

続いて、ピストンヘッド 2 2への押圧を解除すると、前述したようにべローズ 1 9が復帰してベローズ 1 9内が負圧になると同時に、液溜め部 1 6 cも負圧に なる。その結果、容器本体 1 2からべローズ 1 9内に、またべローズ 1 9内から 液溜め部 1 6 cにそれぞれ液が吸い込まれ、これら液溜め部 1 6 c内及びべロー ズ 1 9内はそれぞれ液で満たされる。その際、ピストンベース 2 9がピストンリ ング 3 5の内リング 3 5 aに密着することにより、第 2連通孔 3 4が閉じ、ビス トンへッド 2 2側から容器本体 1 2内側への液の逆流が防止される。

なお、以上の操作において、容器本体 1 2内は空気孔 3 6を介して容器 1 1外 に連通しているので、容器本体 1 2内から液が吐出されると、その分の容積に対 応する空気が外部から流入する。その結果、容器本体 1 2における「へこみ」の 発生が防止され、容器本体 1 2の形状が、常時、ほぼ原型に維持される。

このようなポンプュニット 1 0及びこれを用いた容器 1 1においては、シャフ トケース 2 0に非ネジ部 2 0 bを形成したことにより、ピストンシャフト 2 1を シャフトケース 2 0内で空回りさせることができる。従って、シャフトケース 2 0を移動させず、すなわちべローズ 1 9を圧縮させることなくビストンへッド 2 2を回転させることができる。その結果、容器本体 1 2内の液の吐出操作とは別 にビストンへッド 2 2の吐出口 2 2 cの向きを自由に回転させることができるた め、容器 1 1 (ポンプュニット 1 0 ) の使い勝手が向上する。

また、シャフトケース 2 0を移動させる(押し下げる)ことなくピストンへッ ド 2 2およびビストンシャフト 2 1のみを移動させることが可能なため、梱包時 などにおいても、樹脂製のベローズ 1 9が圧縮することなく伸長した状態を保つ。 また、ベローズ 1 9の上部の圧入部 1 9 aに第 1連通孔 3 0を設け、シャフト ケース 2 0に第 2連通孔 3 4を設けたため、これら第 1連通孔 3 0と第 2連通孔 3 4とによってべローズ 1 9とシャフトケース 2 0とがケース 1 6内の液溜め部 1 6 cを介して連通するようになる。従って、ベローズ 1 9に吸い込まれた液が ベローズ 1 9内だけでなく液溜め部 1 6 cにも溜められることになり、その結果、 ベローズ 1 9及び液溜め部 1 6 cに液を溜めた後、ビストンへッド 2 2を押圧す ると、ベローズ i 9を圧縮することによってべローズ 1 9内の液を押し出すと同 時に液溜め部 1 6 cの容積を狭めてこの液溜め部 1 6 cの液も押し出すことがで きる。よって、単にべローズ 1 9の圧縮力だけで吐出する場合に比べ、液溜め部 1 6 cの容積が狭められる分だけ液を多く吐出することができる。

また、このビストンシャフト 2 1の第 2係合部 2 1 bをシャフトケース 2 0の 第 1係合部 2 0 cに係合させることにより、ビストンシャフト 2 1とシャフトケ ース 2 0との間を液密にすることができることから、使用時において容器 1 1を 誤って転倒させてしまっても、ビストンシャフト 2 1 とシャフトケース 2 0 との 間から容器本体 1 2内の液が洩れ出てしまうことが防止される。

なお、本実施形態においては、シャフトケース 2 0がケース(液収容部) 1 6 内の容積を狭める方向に移動した際にこれを戻す方向に付勢する部材として、樹 脂製のベローズ 1 9を用いたが、本実施形態では、液をべローズ 1 9内だけでな くケース 1 6の液溜め部 1 6 cにも溜めるようにしているので、ベローズ 1 9に 代えて例えば樹脂製のコイルスプリング(付勢部材)を用い、吸い込みパイプ 2 3からの液を直接液溜め部 1 6 cに流入させるようにしてもよい。また、ベロー ズ 1 9に代わるバネ性体として、他の任意の構造のもの、すなわち筒状でパネに 相当する復帰力(付勢力)を有するものを用いてもよい。

図 9は、本発明のポンプュニットを備えた容器の他の実施形態を示すものであ り、図 1中符号 4 0はポンプユニット、 4 1は容器である。なお、図 9に示した ポンプュニット 4 0及び容器 4 1において、図 1に示したポンプュニット 1 0及 び容器 1 1と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。 これらポンプュニット 4 0及び容器 4 1力図 1に示したポンプュニット 1 0 及ぴ容器 1 1 と主に異なるところは、図 1に示したポンプュニット 1 0では液を 一旦べローズ 1 9内からケース 1 6の液溜め部 1 6 cに流出させた後、シャフト ケース 2 0内に流入させているのに対し、図 9に示したポンプュ-ット 4 0では、 ベローズ 4 2内から直接シャフトケース 4 3内に液を流入させている点である。 すなわち、このポンプユニット 4 0及ぴ容器 4 1では、ケース 1 6内の、連結 管 1 6 bの上方に弁棒 4 4が配設されている。この弁棒 4 4は、ケース 1 6の底 部側 (連結管 1 6 b側)から上側に延びる棒状の部材で、その内部には連結管 1 6 bに連通する通液孔 4 4 aが形成され、上端部には外側に膨出してなる弁部 4 4 bが形成されている。また、弁棒 4 4の底部側には、弁棒 4 4をケース 1 6の 内面に固定するための有蓋筒状の固定部 4 4 cが形成され、固定部 4 4 cには、 ベローズ 4 2の下端部が固定されている。固定部 4 4 cに形成された孔(通液孔 4 4 a ) は、吸い込み弁 2 4の球状の弁体 2 6より小径とされ、弁体 2 6が弁室 2 5から上方に抜け出すのを防止している。

ベローズ 4 2は、ケース 1 6内にてその長さ方向(上下方向)に伸縮し、これ によりその延び方向に復帰可能に形成された螺旋状をなす低密度ポリエチレン製 の部材で、その内部に弁棒 4 4を挿通させることにより、弁棒 4 4の通液孔 4 4 a及び連結管 1 6 bを介して、吸い込みパイプ 2 3に連通されている。このべ口 ーズ 4 2は、押圧されることによって容易に圧縮し、内部の容積を減少するとと もに、押圧力が解除されると、元の状態すなわち延び方向に容易に復帰し、内部 の容積を増加するよう構成され、所定のパネ定数を備えている。

また、ベローズ.4 2の上端側には筒状の圧入部 4 2 aが形成され、この圧入部 4 2 aの内部には仕切り 4 2 bが形成され、仕切り 4 2 bの中心部には孔(図示 せず)が形成されている。この孔は、弁棒 4 4の弁部 4 4 bに対して係脱可能に 係合するよう形成され、弁部 4 4 bと係合することにより、その開口を液密に閉 塞する。このような構成により、弁部 4 4 bと仕切り 4 2 bとは、弁として機能 する。また、圧入部 4 2 aは、シャフトケース 4 3の下端側に液密に挿入されて いる。

シャフトケース 4 3は、図 1に示したシャフトケース 2 0と同様に、雌ねじ部 2 0 aと非ねじ部 2 0 bと第 1係合部 2 0 c (図示せず)とを備えたもので、そ の外周部の下端部に大径部 4 5が形成されている点と、ケース 1 6に形成された 空気孔 1 6 dと対応する位置に凹部 4 6 (図 1 0参照)が形成され、この凹部 4 6内に開閉弁 4 7が取り付けられている点でシャフトケース 2 0と異なる。 大径部 4 5は、チヤブレット 1 8の内筒部 1 8 bの厚みに相当する量だけ、シ ャフトケース 4 3の他の箇所より大径に形成され、その結果、ケース 1 6の内面 にほぼ当接する。そして、このような構成により、ケース 1 6内におけるシャフ トケース 4 3のガタつきが防止される。

開閉弁 4 7は、ポリエチレンや他のエラストマ一によつて形成され、図 1 0に 示すように、凹部 4 6内に取り付けられた嵌合部 4 7 aと、ケース 1 6側に位置 して空気孔 1 6 dを開閉する弁本体 4 7 bとを、それぞれの高さ方向における中 心部において一体に連結して構成される。弁本体 4 7 bは、ケース 1 6の内周面 に対して液密性が確保されるように密着し、かつ摺動可能となるように形成され もので、これら液密性の確保と摺動とが良好となるよう、その上下がリツプ部 (図示せず)となるように形成されたものである。

この開閉弁 4 7は、図 9に示したようにシャフトケース 4 3がケース 1 6 ,内に おいて最上昇位置にあるとき、空気孔 1 6 dを閉塞する。またし、シャフトケー ス 4 3がピストンへッド 2 2の操作によってケース 1 6内を下降したとき、空気 孔 1 6 dを開放するる。

ビストンシャフ卜 2 1 とビストンへッド 2 2とからなるビストンへッド部は、 図 1に示す例と同様に、雄ねじ部 2 1 aと第 2係合部 2 1 bとを備え、連結管 2 1 c内に、ビストンシャフト 2 1側からビストンへッド 2 2側への液の流出のみ を許容する吐出弁 4 8が設けられている点で、図 1に示す例と異なる。

吐出弁 4 8は、前述した吸い込み弁 2 4と同様の構成を有し、連結管 2 1 cに 一体成形された弁室 4 9を備え、球状の弁体 5 0を有している。

次に、このような構成からなるポンプュニット 1 0を備えた容器 1 1の使用方 法を説明する。

輸送時や保管時などの非使用時には、図 1 1に示すように、予めピストンへッ ド 2 2を回動してビストンシャフト 2 1をシャフトケース 4 3に収納しておく。 また、ビストンへッド 2 2はチヤプレツト 1 8の外筒部 1 8 aに嵌合してこれに 被着される。その結果、ピストンシャフト 2 1及ぴピストンヘッド 2 2が収縮さ れるため、容器 1 1の梱包などが容易となる。また、この状態では、ピストンへ ッド 2 2が更に押圧されることがないため、内部の液が強制的に送り出されるこ とがない。

また、ビストンシャフト 2 1がシャフトケース 4 3を押し下げずにシャフトケ ース 4 3内に収容されるため、ベローズ 4 2は圧縮されることなく伸長した状態 を維持する。従って、ベローズ 4 2が、長時間圧縮され続けることによるへたり 等の不具合が生じることはない。

また、弁棒 4 4の弁部 4 4 bがべローズ 4 2の圧入部 4 2 aの仕切り 4 2 の 孔 (図示せず)に係合し、その開口を液密に閉塞しているため、容器 4 1が転倒 した場合などでも、容器本体 1 2内の液がベローズ 4 2を経て吐出口 2 2 じから 流出しない。

また、シャフトケース 4 3が押し下げられることなく、ケース 1 6内において 最上昇位置にあるため、開閉弁 4が空気孔 1 6 dを閉塞し、その結果、容器 4 1 が転倒した場合などでも、容器本体 1 2内の液が空気孔 1 6 dを経ててチヤプレ ット 1 8とシャフトケース 4 3との間を抜け、外に洩出することがない。

次に、図 1 1に示した状態にある容器 4 1を使用状態にするには、図 1に示し た容器 1 1と同様に操作する。

すると、容器 1 1の場合と同様に、ビストンシャフト 2 1 とシャフトケース 4 3とが一体化し、容器 4 1.は図 9に示したような使用状態となる。このとき、ピ ス トンへッド 2 1の第 2係合部 2 1 b と雄ねじ部 2 1 a とでシャフトケース 4 3 の第 1係合部 2 0 cを挟持することにより、これらビストンへッド 2 1 とシャフ トケース 4 3とが一体化され、更にその間の液密性が確保される。

また、ビストンシャフト 2 1の雄ねじ部 2 1 aは非ねじ部 2 0 b内に位置して いることから、ピストンヘッド 2 2を押圧することなく単に回転させると、ビス トンシャフト 2 1 (ピストンヘッド 2 2 ) がシャフトケース 4 3に干渉されるこ となく自由に空回りするようになる。

そして、この状態で、図 1 2に示すようにピストンヘッド 2 2を押圧すると、 ビストンシャフト 2 1 と一体化したシャフトケース 4 3が下降し、ベローズ 4 2 が圧縮される。また、ピストンヘッド 2 2を押圧すると、シャフトケース 4 3の 下降に伴い開閉弁 4 7も下降し、空気孔 1 6 dを塞ぐ位置からずれることによつ て空気孔 1 6 dを開放する。

シャフトケース 4 3が押し下げられ、ベローズ 4 2が圧縮されると、ベローズ 4 2の圧入部 4 2 aの仕切り 4 2 bが弁棒 4 4の弁部 4 4 bより下降して、弁部 4 4 bと仕切り 4 2 bの孔(図示せず)との係合が外れ、仕切り 4 2 bの孔が開 放される。

また、ベローズ 4 2が圧縮されることによってベローズ 4 2内の空気は圧縮さ れるものの、吸い込み弁 2 4が閉じるので、ベローズ 4 2内の空気は、シャフト ケース 4 3内に流入し、ピストンシャフト 2 1の孔内、吐出弁 4 8、吐出管 2 2 bを通って外に吐出される。

続いて、ピストンヘッド 2 2への押圧を解除すると、ベローズ 4 2が延び方向 に復帰して図 9に示した状態に戻ることにより、ベローズ 4 2内が負圧になる。 また、このとき、ベローズ 4 2が延ぴ方向に復帰するのに伴ってシャフトケース 4 3も上昇し、その結果、開閉弁 4 7が再度空気孔 1 6 dを閉塞する。

ベローズ 4 2内が負圧になると、吸い込み弁 2 4の弁体 2 6が上昇して吸い込 み弁 2 4が開き、これにより容器本体 1 2から吸い込みパイプ 2 3を経てべロー ズ 4 2内に液が吸い込まれ、ベロ一ズ 4 2内が液で満たされる。

続いて、図 1 2に示したように押圧動作を再度繰り返すと、吸い込み弁 2 4が 閉じることによってべローズ 4 2内の液の容器本体 1 2側への逆流が阻止され、 これによりべローズ 4 2内の液はシャフトケース 4 3内に流入し、更にビストン シャフト 2 1の孔内、吐出弁 4 8、吐出管 2 2 bを通って外に吐出される。

続いて、ピストンヘッド 2 2への押圧を解除すると、前述したようにべローズ 4 2が復帰してベローズ 4 2内が負圧になり、容器本体 1 2からべローズ 4 2内 に液が吸い込まれ、ベローズ 4 2内が液で満たされる。また、ベローズ 4 2の復 帰に伴い、シャフトケース 4 3も上昇し、開閉弁 4 7が再度空気孔 1 6 dを閉塞 する。 .

なお、以上の操作において、容器本体 1 2内は空気孔 1 6 d及びチヤプレツト 1 8とシャフトケース 4 3との間を介して容器 4 1外に連通しているので、容器 本体 1 2内から液が吐出されると、その分の容積に対応する空気が外部から流入 する。その結果、容器本体 1 2における「へこみ」の発生が防止され、容器本体 1 2の形状が、常時、ほぼ原型に維持される。

このようなポンプュニット 4 0及びこれを用いた容器 4 1においても、シャフ トケース 4 3に非ネジ部 2 0 bを形成したことにより、ビストンシャフト 2 1を シャフトケース 4 3内で空回りさせることができる。従って、容器本体 1 2内の 液の吐出操作とは別にビストンへッド 2 2の吐出口 2 2 cの向きを自由に回転さ せることができるため、容器 4 1 (ポンプユニット 4 0 ) の使い勝手が向上する。 また、シャフトケース 4 3を移動させる(押し下げる)ことなくピストンへッ ド 2 2およびビストンシャフト 2 1のみを移動させることが可能なため、梱包時 などにおいても、樹脂製のベローズ 4 2が圧縮することなく伸長した状態を保つ。 従って、ベローズ 4 2に、長時間圧縮され続けることによるへたり等の不具合が 生じることな、その結果、ポンプユニット 4 0における、ベローズ 4 2の長期間 に亘る圧縮に起因する操作性の低下が確実に防止される。

また、シャフトケース 4 3の、ケース 1 6に形成された空気孔 1 6 dと対応す る位置に開閉弁 4 7を設けたので、使用時においてはビストン部の操作によって 空気孔 1 6 dが開かれることにより容器本体 1 2内の圧力がほぼ大気圧に保たれ る。また、非使用時には開閉弁 4 7によって空気孔 1 6 dを閉じることにより、 空気孔 1 6 dからの液の洩出が防止される。

また、シャフトケース 4 3がケース 1 6に対してその周方向に回転しないため、 ベローズ 4 2が螺旋形状であるにもかかわらず、ベローズ 4 2のねじり力によつ てシャフトケース 4 3が回転しない。その結果、シャフトケース 4 3に設けられ た開閉弁 4 7が空気孔 1 6 dに対応する位置に維持される。また、螺旋形状のベ ローズ 4 2によるねじり力がピストンヘッド 2 2に伝わり、その操作性が損なわ れるといった不都合が防止される。

なお、本発明は前記例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り 種々の変更が可能である。例えば、前述したようにべローズ 1 9に代わるバネ性 体として、他の任意の構造のもの、すなわち筒状でパネに相当する復帰力(付勢 力)を有するものを用いてもよい。

産業上の利用可能性 '

以上説明したように本発明のポンプュニット及びこのポンプュニットを備えた 容器では、シャフトケースに非ネジ部を形成したため、ピストンヘッド部をシャ フトケース内で空回りさせることができる。その結果、容器本体内の液の吐出操 作とは別にビストンへッド部の吐出口を自由に回転させることが可能となり、ポ ンプュ-ット使い勝手が向上する。

また、ビストンへッド部を回転させてシャフトケースの雌ねじ部にビストンへ ッド部の雄ねじ部を螺合させることで、シャフトケースを移動させることなくピ ストンへッド部のみを例えばシャフトケース内に収納することができる。その結 果、梱包時などにおいて、樹脂製の付勢部材がその付勢力に抗する圧縮力を長期 間に亘つて受け続けることで疲労を起こし、へたってしまうといった不都合によ る操作性の低下が防止される。