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1. (JP2008240566) ファン
Document

Description

Title of Invention ファン

Technical Field

0001  

Background Art

0002  

Disclosure of Invention

Technical Problem

0003   0004  

Technical Solution

0005   0006  

Advantageous Effects

0007  

Best Mode for Carrying out the Invention

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020  

Brief Description of Drawings

0021   0022  

Claims

1   2    

Drawings

1   2   3   4   5   6   7   8    

Description

ファン

Technical Field

[0001]
本発明は、車両に搭載されるラジエータを冷却するファンに関する。

Background Art

[0002]
車両のエンジンルーム内には、ラジエータを冷却風により冷却するファンが設けられている。このファンは、電動モータ等の駆動源により駆動されて回転するボスと、このボスの外周に設けられる複数のブレードとにより構成される。図8は従来のファン50を示す斜視図である。図8に示すファン50のように、剛性を上げるためにブレード51の先端にボス52と同心状のリング53を樹脂の射出成形により一体に設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
patcit 1 : 特開2004−218513号公報

Disclosure of Invention

Technical Problem

[0003]
しかしながら、リングを設けたファンでは、射出成形時にキャビティ内において、リングのブレードが設けられない部分で樹脂がブレード方向に流れにくく、周方向両側からの流れのみとなる傾向にあり、ウェルドラインが発生しやすい。しかも、樹脂はほぼ同時に流れるため、ウェルドラインの断面積が小さくなる。これらはリングの接合力を低下させる要因となっていた。
[0004]
本発明の目的は、リングの接合力を向上させることにある。

Technical Solution

[0005]
本発明のファンは、駆動源により回転駆動されて冷却対象物を冷却するファンであって、回転中心に形成されるボスと、前記ボスの外周に設けられる複数のブレードと、前記複数のブレードを連結する前記ボスと同心状のリングと、前記リングの前記複数のブレード間に周方向に沿って設けられる肉盛り部とからなることを特徴とする。
[0006]
本発明のファンは、前記肉盛り部は、前記ブレード間の周方向中間位置に備えられていることを特徴とする。

Advantageous Effects

[0007]
本発明によれば、リングの複数のブレード間に肉盛り部を周方向に沿って設けるので、ファンの製造時に、リングのブレードが設けられない部分において、周方向両側のみならず、肉盛り部方向への樹脂の流れが発生し、樹脂の流れが多様化するため、ウェルドラインが発生しにくくなる。しかも、ウェルドラインが発生した場合であってもウェルドラインの断面積が大きくなる。これにより、リングの接合力を向上させることが可能となる。

Best Mode for Carrying out the Invention

[0008]
図1は本発明の第1の実施の形態であるファン10が搭載された車両11の一部を示す概略図である。図1に示すように、車両11の前方端には複数の通風口15が形成されたグリル16が装着されており、車両11の外部とエンジンルーム12内とを連通する通風口15を介して、ラジエータ13(冷却対象物)に冷却風aが案内される。車両11のエンジンルーム12内には、ラジエータ13と、ファン10と、エンジン14とが、前方端からこの順に設けられている。つまり、ファン10は、ラジエータ13を介して外部から冷却風aを吸い込むように駆動され、この冷却風aをエンジン14に送風するようになっている。
[0009]
ラジエータ13は、図示は省略するが、冷却水を案内するチューブと、これに取り付けられる放熱フィンとを備えている。この放熱フィンの間に冷却風aを流すことにより、冷却水からの熱を冷却風aに放出することができ、冷却水の温度を下げることができる。また、ラジエータ13の端面には、冷却風aを整流する底付き円筒状のシュラウド17が固定されており、シュラウド17には、モータユニット18(駆動源)を介してファン10が回転自在に取り付けられるとともに、図示しない複数の通風口が形成されている。
[0010]
エンジン14は、内部にウォータジャケットが形成されており、このウォータジャケットはラジエータ13を介して冷却水の循環流路を形成する。ウォータジャケット内でエンジン14からの熱を吸収した冷却水は、ラジエータ13内でその熱を外部に放出した後に再びウォータジャケットに送り込まれる。
[0011]
図2は、図1のファン10を示す平面図である。図2に示すように、ファン10は、7枚のブレード20が、回転中心に形成されるボス19の外周19aから径方向外側に延びて、周方向に等間隔で並べて配置されている。ブレード20の相対的に先端20a寄りの位置には、ボス19と同心状のリング21が、ブレード20に貫通されて設けられており、このリング21により各ブレード20が連結されて一体となるように構成されている。リング21の外側21aには、略矩形状の肉盛り部22が、ブレード20,20の間に周方向に沿って、ブレード20と同じ数となるように設けられている。また、ボス19の中央には嵌合孔23が形成されており、この嵌合孔23にモータユニット18の図示しない駆動軸を嵌合することにより、ボス19がモータユニット18により回転駆動されるのに伴い、ファン10は回転する。
[0012]
肉盛り部22は、例えば図2に符号bで示すブレード20,20間の周方向中間位置に備えられている。ここで、ブレード20,20間の周方向中間位置とは、例えば図2に符号cで示すブレード20の周方向中間位置からほぼ等距離の位置を意味する。
[0013]
図3は、ファン10を製造するための金型24を示す図である。図3に示すように、金型24は、ファン10に対応する形状のキャビティ26と、キャビティ26のボス19を形成する部分にブレード20のピッチに併せて周方向に沿って設けられた樹脂供給孔25とを有している。そして、ファン10は、加熱して流動化したファン10形成用の樹脂を、樹脂供給孔25より図中の矢印で示すように流れるようにキャビティ26全体に供給し、適宜空気を排出しながら固化することにより形成されるようになっている。
[0014]
このように、ファン10は図3に示す金型24に樹脂を流し込んで製造するため、肉盛り部22がなければ、ファン10の製造時に、リング21のブレード20が設けられる部分では、樹脂がブレード20方向へ流れうるので、ウェルドラインが発生しにくい一方で、リング21のブレード20が設けられない部分では、樹脂がブレード20方向へ流れにくく、樹脂の流れは周方向両側からのみとなる傾向にあり、ウェルドラインが発生しやすくなる。しかも、周方向両側からの流れはほぼ同時であるので、ウェルドラインの断面積も小さくなる。したがって、リング21の接合力が低下することになる。
[0015]
図4は図1のファン10におけるリング21での樹脂の流れを示す図である。図4に示すように、肉盛り部22を設けたファン10では、リング21のブレード20が設けられない部分において、周方向への樹脂の流れ28のみならず、肉盛り部22方向への樹脂の流れ29が発生する。つまり、肉盛り部22がない場合に比して樹脂の流れが複雑となり、樹脂同士が衝突しにくくなるので、ウェルドラインが発生しにくくなる。また、ウェルドラインが発生した場合であっても、樹脂の流れが複雑になるためウェルドラインの断面積が大きくなる。したがって、リング21の接合力を向上させることが可能となる。
[0016]
また、ウェルドラインは、リング21のブレード20が設けられない部分においても、ブレード20が設けられる部分から最も離れている位置が、樹脂が最も遅く到達するため発生しやすい。この位置は、ブレード20,20間の周方向中間位置bである。つまり、肉盛り部22を、ブレード20,20間の周方向中間位置bに備えることにより、樹脂の到達が最も遅い位置で肉盛り部22方向へ樹脂の流れを発生させ、ウェルドラインの発生をより効果的に抑えることができる。
[0017]
さらに、ファン10をスムーズに回転させるには、各ブレード20のバランスを均一に保つことが要求されるが、このバランスは、ファン10を製造しない限りどの部分で崩れるか不明である。したがって、ファン10を製造してから削除可能な部位を予め設けておき、ファン10の製造後にバランスを改善できることが望まれる。その際に、ファン10では、肉盛り部22がバランサーとなり、得られたファン10の肉盛り部22を適宜削除することにより、ファン10のバランスを改善することが可能となる。
[0018]
図5は、本発明の第2の実施の形態であるファン30の平面図である。なお、後述する第3の形態も含めて、第1の実施の形態と同様の機能を有する部分については、同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。上述したファン10では、製造コストを削減するために、肉盛り部22はリング21の外側21aのみに設けられているが、図5に示すファン30では、肉盛り部22はリング21の内側21bにも設けられている。この場合、リング21の肉盛り部22が設けられている部分では、リング21の外側21a方向のみならず、内側21b方向にも樹脂の流れが発生しうるので、樹脂の流れがより複雑になり、ウェルドラインを発生しにくくしたり、ウェルドラインの断面積を大きくする効果がさらに向上する。
[0019]
図6は、本発明の第3の実施の形態であるファン40の平面図であり、図7は図6のファン40におけるリング21での樹脂の流れを示す図である。図6に示すファン40では、肉盛り部22は、リング21の外側21aと内側21bとで、周方向にずれて配置されている。このように配置した場合、図7に示すように、肉盛り部22において絡み合う樹脂の流れ41が発生するため、ウェルドラインを発生しにくくする効果がさらに向上する。また、ウェルドラインが発生した場合であっても、肉盛り部22で樹脂が絡み合うため、ウェルドラインの断面積がさらに大きくなる。
[0020]
なお、上述した第1〜3の形態では、肉盛り部22は略矩形状に形成されているが、ウェルドラインの発生を防ぐことができれば、この形状は、目的に応じて適宜変更してもよい。また、リング21を、ブレード20の相対的に先端20a側に設けているが、先端20aに設けてもよいし、より回転中心側に設けてもよい。さらに、ブレード20の枚数は7枚であるが、この枚数は、目的に応じて適宜変更してもよい。

Brief Description of Drawings

[0021]
[fig. 1] 本発明の第1の実施の形態であるファンが搭載された車両の一部を示す概略図である。
[fig. 2] 図1のファンを示す平面図である。
[fig. 3] 図1のファンを製造するための金型を示す図である。
[fig. 4] 図1のファンにおけるリングでの樹脂の流れを示す図である。
[fig. 5] 本発明の第2の実施の形態であるファンの平面図である。
[fig. 6] 本発明の第3の実施の形態であるファンの平面図である。
[fig. 7] 図6のファンにおけるリングでの樹脂の流れを示す図である。
[fig. 8] 従来のファンを示す斜視図である。

符号の説明

[0022]
10 ファン
13 ラジエータ(冷却対象物)
18 モータユニット(駆動源)
19 ボス
19a 外周
20 ブレード
21 リング
22 肉盛り部

Claims

[1]
駆動源により回転駆動されて冷却対象物を冷却するファンであって、
回転中心に形成されるボスと、
前記ボスの外周に設けられる複数のブレードと、
前記複数のブレードを連結する前記ボスと同心状のリングと、
前記リングの前記複数のブレード間に周方向に沿って設けられる肉盛り部とからなることを特徴とするファン。
[2]
請求項1記載のファンにおいて、
前記肉盛り部は、前記ブレード間の周方向中間位置に備えられていることを特徴とするファン。

Drawings

[ Fig. 1]

[ Fig. 2]

[ Fig. 3]

[ Fig. 4]

[ Fig. 5]

[ Fig. 6]

[ Fig. 7]

[ Fig. 8]