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1. WO2013121761 - フェムト基地局装置、オペレーションシステム

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明 細 書

発明の名称 フェムト基地局装置、オペレーションシステム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

非特許文献

0006  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0007   0008   0009   0010  

課題を解決するための手段

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018  

発明の効果

0019  

図面の簡単な説明

0020  

発明を実施するための形態

0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059  

産業上の利用可能性

0060  

符号の説明

0061  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : フェムト基地局装置、オペレーションシステム

技術分野

[0001]
 本発明は、エリア補間等を目的として設置される無線通信装置である、フェムト基地局装置、オペレーション制御を指示するオペレーションシステム、オペレーション制御方法に関する。

背景技術

[0002]
 移動体通信システムにおいては、移動体通信ネットワークを構成する装置の監視や制御などを行うためのオペレーションシステムが導入されることがある(例えば、非特許文献1)。このオペレーションシステムを導入することにより、遠隔地にある無線基地局装置などの監視や制御を行うことができる。
[0003]
 ところで、無線通信装置として、移動体通信のサービスエリア補間等を目的として設置される基地局としてフェムト基地局装置(フェムトセル基地局装置と呼ばれることもある)が知られている。このフェムト基地局装置について、設定の更新を行う技術が特許文献1に記載されている。特許文献1では、フェムトセル基地局装置が設定値を受信し、設定値に基づいて自局の設定を更新している。
[0004]
 また、ファームウェアの更新に関する技術として、非特許文献2が知られている。非特許文献2には、ファームウェアの更新種別を「自動更新」に設定した場合、最新のファームウェアが提供されると、あらかじめ設定されている時間に自動的にファームウェアの更新を行うことが記載されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2011-120095号公報

非特許文献

[0006]
非特許文献1 : 「オペレーションシステム特集 ドコモにおけるオペレーションシステムの開発動向-ネットワークの効率的運用、サービス品質の向上に向けて-」、NTTdocomoテクニカルジャーナル、[平成24年1月4日検索]、インターネット<URL:http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol8_1/vol8_1_006jp.pdf>
非特許文献2 : 「PR-200ne ルーター設定マニュアル ファームウェア更新」、[平成24年1月4日検索]、インターネット<URL:http://router.ipq.jp/pr-200ne/post_363.html>

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0007]
 ところで、フェムト基地局装置は、ユーザ宅に設置されることが多いため、キャリアすなわち電気通信事業者が簡単にアクセスすることは難しい。また、フェムト基地局装置については、ユーザが装置の電源オンオフを行うことがあり、電源断や設置等を無線通信事業者がコントロールすることが難しい。このため、フェムト基地局装置のようにユーザが電源オフ操作をしてしまう場合など、キャリアすなわち電気通信事業者がコントロールできない電源断が発生してしまう場合がある。このような場合、希望したタイミングでファイル更新をすることができず、古い版数(古いバージョン)での運用が継続される可能性がある。
[0008]
 ここで、周期的にファイル版数(バージョン情報)を確認することも考えられるが、そのようにしても周期タイミングの間にオペレーション制御などを実施しようとした場合には制御を正常に実施できない可能性がある。また、このような事象を避けるために、周期期間を短くする考えもあるが、フェムト基地局は数万単位で設置される可能性があるため、実運用上ネットワーク帯域を圧迫してしまい現実的に運用することは難しい。
[0009]
 このように、上記課題を解決するため、必要な装置にオペレータが手動でファイル更新を行う場合、数万というフェムト基地局装置に対してオペレーション制御を実施しなければならないため、かなりの手間を要することになる。仮に遠隔で自動的にオペレーション制御を行うシステムを構築していた場合でも、ネットワークの空き状況や更新時間などを考慮した指示(プログラムまたはシナリオ)をオペレータが人手で行う必要がある。
[0010]
 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、必要なときに必要な装置のみに更新をかけ、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことのできるフェムト基地局装置、オペレーションシステム、オペレーション制御方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0011]
 以上の課題を解決するため、本発明の一態様によるフェムト基地局装置は、オペレーション制御に必要なファイルを、そのファイルのバージョンを示すバージョン情報と共に記憶する記憶部と、オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得するバージョン情報取得部と、前記バージョン情報取得部によって取得されたバージョン情報が、前記記憶部に記憶されているファイルのバージョン情報と一致するかの確認を行うバージョン確認部と、前記バージョン確認部によってバージョン情報の一致が確認された場合に、オペレーション制御を行うオペレーション制御部と、を含むことを特徴とする。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0012]
 また、前記バージョン確認部によってバージョン情報の不一致が確認された場合、前記オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するファイル取得部を更に含んでいてもよい。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0013]
 さらに、前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行う前に通知されるファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得するのが望ましい。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0014]
 また、前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行うためのオペレーション制御指示に含まれているファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得するのが望ましい。このような構成によれば、オペレーション制御指示に、ファイルバージョン情報を含めて送信するため、オペレーションシステムとフェムト基地局装置との間の信号授受回数が少なくて済み、ネットワークの帯域圧迫をさらに防ぐことができる。
[0015]
 さらに、前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うのが望ましい。このような構成によれば、ファイルバージョンのうちメジャーバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施し、マイナーバージョンが異なる場合はファイル更新を実施しないことにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫をさらに防ぐことができる。
[0016]
 本発明の一態様によるオペレーションシステムは、フェムト基地局装置についてオペレーション制御を行うオペレーションシステムであって、オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を、上記のフェムト基地局装置へ送信するファイルバージョン情報送信部と、前記フェムト基地局装置へオペレーション制御指示を送信するオペレーション制御部とを含むことを特徴とする。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0017]
 また、前記オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報が、前記フェムト基地局装置に記憶されているバージョン情報と一致していない場合に、前記オペレーション制御に必要なバージョン情報のファイルを、前記フェムト基地局装置に送信するファイル送信部を更に含んでいてもよい。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0018]
 本発明の一態様によるオペレーション制御方法は、フェムト基地局装置のオペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を前記フェムト基地局装置へ送信する第1ステップと、前記オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報が、前記フェムト基地局装置に記憶されているバージョン情報と一致していない場合に、前記オペレーション制御に必要なバージョン情報のファイルを、前記フェムト基地局装置に送信する第2ステップと、を含むことを特徴とする。このような構成によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。

発明の効果

[0019]
 本発明によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。また、ファイルバージョンが異なる場合は、オペレーション前にファイル更新を実施することにより、必ずオペレーション実行時には最新ファイルとなっており、フェムト基地局装置に対して最新ファイルバージョンでの制御を実施することができる。

図面の簡単な説明

[0020]
[図1] 本発明の一実施形態によるフェムト基地局装置を含むネットワークの構成例を示す図である。
[図2] 図1中のフェムト基地局装置の構成例を示す図である。
[図3] 図1中のオペレーションシステムの構成例を示す図である。
[図4] フェムト基地局装置およびオペレーションシステムの第1動作例を示す図である。
[図5] フェムト基地局装置およびオペレーションシステムの第2動作例を示す図で ある。
[図6] フェムト基地局装置およびオペレーションシステムの第3動作例を示す図である。

発明を実施するための形態

[0021]
 以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
 (フェムト基地局装置を含むネットワーク全体の構成例)
 図1は、本発明の一実施形態によるフェムト基地局装置を含むネットワークの構成例を示す図である。図1において、本実施形態によるフェムト基地局装置を含むネットワークは、携帯電話網NWと、この携帯電話網NWに接続されたオペレーションシステム(Operation System;以下、OPSと呼ぶ)2と、フェムト基地局装置1とを備えている。携帯電話網NWとフェムト基地局装置1との間は、本例では、ONU(Optical Network Unit)41および42を介して、光回線によって接続されている。なお、携帯電話網NWとフェムト基地局装置1との間が光回線によって接続されていない場合についても本発明を適用することができる。
[0022]
 フェムト基地局装置1にはフェムトセルを形成するためのアンテナが設けられている。このフェムト基地局装置1によって実現されるフェムトセル内に位置している場合に、移動通信端末装置3は携帯電話網NWによるサービスの提供を受けることができる。すなわち、移動通信端末装置3は、フェムト基地局装置1によって形成されるフェムトセルに在圏している場合、携帯電話網NWを介して他の装置(図示せず)と通信を行うことができる。
[0023]
 (フェムト基地局装置の機能構成例)
 図2は、図1中のフェムト基地局装置1の構成例を示す図である。
 図2において、本例のフェムト基地局装置1は、他の装置との間の通信を制御する通信制御部11と、各種情報を記憶するための記憶部12と、オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得するバージョン情報取得部13と、バージョン情報取得部13によって取得されたバージョン情報が、記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報と一致するかの確認を行うバージョン確認部14と、バージョン確認部14によってバージョン情報の一致が確認された場合に、オペレーション制御を行うオペレーション制御部16と、を備えている。
[0024]
 ここで、オペレーション制御とは、フェムト基地局装置のサービスを行う上で、キャリアすなわち電気通信事業者がフェムト基地局装置のリセット制御やアプリケーション更新を行うことをいう。また、リセット制御とは、フェムト基地局装置が異常になった場合の復旧や更新したファイルの反映の為に、電源を一度オフ状態とし、再度電源をオン状態にすることをいう。また、ファイル更新とは、フェムト基地局装置の機能追加のために、ソフトウェアをアップデートすることをいう。
[0025]
 また、図2において、本例のフェムト基地局装置1は、バージョン確認部14によってバージョン情報の不一致が確認された場合、オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するファイル取得部15を、さらに備えている。
 記憶部12には、オペレーション制御に必要なファイルが、そのファイルのバージョンを示すバージョン情報と共に記憶されている。
 なお、上記各部の機能は、例えば、CPUがプログラムを実行することなどによって実現される。
[0026]
 (OPSの機能構成例)
 図3は、図1中のOPS2の構成例を示す図である。
 図3において、OPS2は、他の装置との間の通信を制御する通信制御部21と、各種情報を記憶するための記憶部22と、フェムト基地局装置1へオペレーション制御指示を送信するオペレーション制御部23と、オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報をフェムト基地局装置1へ送信するファイルバージョン情報送信部24と、を備えている。
[0027]
 また、図3において、本例のOPS2は、オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報が、フェムト基地局装置1に記憶されているバージョン情報と一致していない場合に、オペレーション制御に必要なバージョン情報のファイルを、フェムト基地局装置1に送信するファイル送信部25を、さらに備えている。
 記憶部22には、オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報が記憶されている。
 なお、上記各部の機能は、例えば、CPUがプログラムを実行することなどによって実現される。
[0028]
 (ファイルのバージョン)
 オペレーション制御に必要なファイルについて、そのバージョン情報として、メジャーバージョンとマイナーバージョンとを持つようにし、メジャーバージョンのみアップした場合のみ、ファイルを自動で修正するように設定するようにしてもよい(後述する第3動作例)。こうすることにより、オペレーションシステムからの制御内容が変わるファイルや、致命的なセキュリティ問題時のみファイル更新を行うように制御することが可能である。そして、マイナーバージョンの変更は、保守者による介在が行われる場合にのみ実施する、などの運用が考えられる。
[0029]
 このようにすれば、ファイルのアップグレード版数が頻繁に上がった場合でも、本当に必要なときのみファイル更新を行うようにすることができ、ファイル更新頻度を減らしてネットワーク負荷を低減することができる。
 ここで、「メジャーバージョン」とは、オペレーション制御や、致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするバージョンである。メジャーバージョンが古いとオペレーションからの制御が実施できない場合がある。
 また、「マイナーバージョン」とは、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするバージョンである。
[0030]
 (第1動作例)
 フェムト基地局装置1およびOPS2の第1動作例について、図4を参照して説明する。図4は、フェムト基地局装置1とOPS2との間の信号授受、ならびに、フェムト基地局装置1の動作およびOPS2の動作例を示す図である。フェムト基地局装置1の動作については、OPS2とのインタフェース部分(OPS IF部分)の動作を中心に説明する。
[0031]
 最初に、OPS2において、ファイル登録処理が行われる(ステップS401)。このファイル登録処理は、ファイル版数(すなわちファイルバージョン情報)の登録処理と、オペレーション制御に必要なファイル(データ)の登録処理と、を含む。このファイル登録処理においては、ファイルバージョン情報およびオペレーション制御に必要なファイルが、記憶部22に格納されることによって行われる。
[0032]
 次に、オペレーション制御を実施するため(ステップS402)、OPS2のファイルバージョン情報送信部24は、フェムト基地局装置1へ、ファイルバージョン情報の通知を送信する(ステップS403)。フェムト基地局装置1においては、通信制御部11がファイルバージョン情報の通知を受信すると、バージョン情報取得部13が記憶部12から、オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得し、この取得したバージョン情報と通知されたファイルバージョン情報とが一致するかの確認をバージョン確認部14が行う(ステップS404)。
[0033]
 バージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致している場合、一致していることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、ファイルバージョン通知応答を「OK」としてOPS2へ送信する(ステップS404→S405)。OPS2においては、通信制御部21によって、このファイルバージョン通知応答を受信すると、オペレーション制御部23によってオペレーション制御指示を送信する(ステップS406)。
[0034]
 フェムト基地局装置1においては、通信制御部11によってオペレーション制御指示を受信すると、オペレーション制御部16によって、ファイル更新中でなく、かつ、オペレーション制御に対応したファイルバージョンであると判断された場合に限り(ステップS407→S409)、オペレーション制御が行われる(ステップS411)。
[0035]
 オペレーション制御部16によって、ファイル更新中であると判断された場合、通信制御部11は、オペレーション制御応答を「ファイル更新中NG」としてOPS2へ送信する(ステップS407→S408)。また、オペレーション制御部16によって、オペレーション制御に対応したファイルバージョンでないと判断された場合、通信制御部11は、オペレーション制御応答を「ファイル版数NG」としてOPS2へ送信する(ステップS409→S410)。
[0036]
 ステップS404によるバージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致していない場合(不一致である場合)、不一致であることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、ファイルバージョン通知応答を「NG」としてOPS2へ送信する(ステップS404→S412)。続いて、ファイル取得部15によって、オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するための要求を送信する(ステップS413)。この要求は、例えば、周知のFTP(File Transfer Protocol)によって行われる。その後、通信中である場合は、所定時間の待ち合わせ(Time Wait)を行った後(ステップS414→S415)、通信中でなくなるとファイル更新処理が行われる(ステップS414→S416)。
[0037]
 更新されたファイルは、そのファイルのバージョンを示すバージョン情報と共に記憶部12に記憶される。
 以上の第1動作例によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0038]
 (第2動作例)
 フェムト基地局装置1およびOPS2の第2動作例について、図5を参照して説明する。図5は、フェムト基地局装置1とOPS2との間の信号授受、ならびに、フェムト基地局装置1の動作およびOPS2の動作例を示す図である。フェムト基地局装置1の動作については、OPS2とのインタフェース部分(OPS IF部分)の動作を中心に説明する。
[0039]
 第2動作例では、OPS2からフェムト基地局装置1へのオペレーション制御指示に、ファイルバージョン情報を含めて送信する。フェムト基地局装置1がファイルバージョン情報を認識できれば、ヘッダ、ペイロードのいずれにファイルバージョン情報を含めてもよい。
 最初に、OPS2において、ファイル登録処理が行われる(ステップS401)。このファイル登録処理は、ファイル版数(すなわちファイルバージョン情報)の登録処理と、オペレーション制御に必要なファイル(データ)の登録処理と、を含む。このファイル登録処理においては、ファイルバージョン情報およびオペレーション制御に必要なファイルが、記憶部22に格納されることによって行われる。以上は、第1動作例の場合と同様である。
[0040]
 次に、オペレーション制御を実施するため(ステップS402)、OPS2のオペレーション制御部23は、フェムト基地局装置1へ、ファイルバージョン情報を含むオペレーション制御指示を送信する(ステップS403a)。フェムト基地局装置1においては、通信制御部11がファイルバージョン情報を含むオペレーション制御指示を受信すると、バージョン情報取得部13が記憶部12から、オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得し、この取得したバージョン情報と通知されたファイルバージョン情報とが一致するかの確認をバージョン確認部14が行う(ステップS404)。
[0041]
 バージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致している場合、一致していることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、オペレーション制御応答を「受付OK」としてOPS2へ送信する(ステップS404→S405a)。その後、オペレーション制御部16によって、オペレーション制御が行われる(ステップS411a)。
[0042]
 ステップS404によるバージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致していない場合(不一致である場合)、不一致であることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、ファイルバージョン通知応答を「NG」としてOPS2へ送信する(ステップS404→S412a)。続いて、ファイル取得部15によって、オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するための要求を送信する(ステップS413)。この要求は、例えば、周知のFTPによって行われる。その後、通信中である場合は、所定時間の待ち合わせ(Time Wait)を行った後(ステップS414→S415)、通信中でなくなるとファイル更新処理が行われる(ステップS414→S416)。その後、オペレーション制御部16によって、オペレーション制御が行われる(ステップS417)。
[0043]
 以上の第2動作例においては、オペレーション制御指示に、ファイルバージョン情報を含めて送信するため、OPS2とフェムト基地局装置1との間の信号授受回数が少なくて済み、ネットワークの帯域圧迫をさらに防ぐことができる。
[0044]
 (第3動作例)
 フェムト基地局装置1およびOPS2の第3動作例について、図6を参照して説明する。図6は、フェムト基地局装置1とOPS2との間の信号授受、ならびに、フェムト基地局装置1の動作およびOPS2の動作例を示す図である。フェムト基地局装置1の動作については、OPS2とのインタフェース部分(OPS IF部分)の動作を中心に説明する。
 第3動作例では、ファイルのバージョン情報として、メジャーバージョンとマイナーバージョンとを持つようにし、メジャーバージョンのみアップした場合のみ、ファイルを自動で修正する。
[0045]
 最初に、OPS2において、ファイル登録処理が行われる(ステップS401a)。このファイル登録処理は、ファイル版数(すなわちファイルバージョン情報)の登録処理と、オペレーション制御に必要なファイル(データ)の登録処理と、を含む。ファイルバージョン情報には、メジャーバージョン情報(本例では「XX」)とマイナーバージョン情報(本例では「YY」)とがある。
 このファイル登録処理においては、ファイルバージョン情報およびオペレーション制御に必要なファイルが、記憶部22に格納されることによって行われる。ファイル版数の登録処理では、メジャーバージョン情報およびマイナーバージョン情報が記憶部22に格納される。
[0046]
 次に、オペレーション制御を実施するため(ステップS402)、OPS2のファイルバージョン情報送信部24は、フェムト基地局装置1へ、ファイルバージョン情報の通知を送信する(ステップS403b)。このファイルバージョン情報には、メジャーバージョン情報およびマイナーバージョン情報が含まれている。
[0047]
 フェムト基地局装置1においては、通信制御部11がファイルバージョン情報の通知を受信すると、バージョン情報取得部13が記憶部12から、オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得し、この取得したバージョン情報と通知されたファイルバージョン情報とが一致するかの確認をバージョン確認部14が行う(ステップS404a)。この確認の際、マイナーバージョン情報は考慮せず、メジャーバージョン情報同士が一致するかの確認が行われる。すなわち、メジャーバージョン情報が一致すれば、マイナーバージョン情報が不一致であっても、バージョン情報同士が一致しているとみなす。
[0048]
 バージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致している場合、一致していることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、ファイルバージョン通知応答を「OK」としてOPS2へ送信する(ステップS404a→S405)。OPS2においては、通信制御部21によって、このファイルバージョン通知応答を受信すると、オペレーション制御部23によってオペレーション制御指示を送信する(ステップS406)。
[0049]
 フェムト基地局装置1においては、通信制御部11によってオペレーション制御指示を受信すると、オペレーション制御部16によって、ファイル更新中でなく、かつ、オペレーション制御に対応したファイルバージョンであると判断された場合に限り(ステップS407→S409)、オペレーション制御が行われる(ステップS411)。
[0050]
 オペレーション制御部16によって、ファイル更新中であると判断された場合、通信制御部11は、オペレーション制御応答を「ファイル更新中NG」としてOPS2へ送信する(ステップS407→S408)。また、オペレーション制御部16によって、オペレーション制御に対応したファイルバージョンでないと判断された場合、通信制御部11は、オペレーション制御応答を「ファイル版数NG」としてOPS2へ送信する(ステップS409→S410)。
[0051]
 ステップS404によるバージョン確認部14による確認の結果、通知されたバージョン情報と記憶部12に記憶されているファイルのバージョン情報とが一致していない場合(不一致である場合)、不一致であることをOPS2に通知するため、フェムト基地局装置1の通信制御部11は、ファイルバージョン通知応答を「NG」としてOPS2へ送信する(ステップS404→S412)。続いて、ファイル取得部15によって、オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するための要求を送信する(ステップS413)。この要求は、例えば、周知のFTPによって行われる。その後、通信中である場合は、所定時間の待ち合わせ(Time Wait)を行った後(ステップS414→S415)、通信中でなくなるとファイル更新処理が行われる(ステップS414→S416)。
[0052]
 更新されたファイルは、そのファイルのバージョンを示すバージョン情報と共に記憶部12に記憶される。
 以上の第3動作例によれば、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンのうちメジャーバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫をさらに防ぐことができる。
[0053]
 (オペレーション制御方法)
 以上説明したフェムト基地局装置およびOPSにおいては、以下のようなオペレーション制御方法が実現されている。すなわち、フェムト基地局装置のオペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を前記フェムト基地局装置へ送信する第1ステップと、前記オペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報が、前記フェムト基地局装置に記憶されているバージョン情報と一致していない場合に、前記オペレーション制御に必要なバージョン情報のファイルを、前記フェムト基地局装置に送信する第2ステップと、を含むことを特徴とするオペレーション制御方法が実現されている。
[0054]
 このオペレーション制御方法によれば、オペレーション制御前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0055]
 (まとめ)
 上述したフェムト基地局装置を用いることにより、オペレーション前に自動でファイルバージョン確認を行い、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。また、ファイルバージョンが異なる場合は、オペレーション前にファイル更新を実施することにより、必ずオペレーション実行時には最新ファイルとなっており、フェムト基地局装置に対して最新ファイルバージョンでの制御を実施することができる。
[0056]
 さらに、事前にファイルを登録しておくのみで、制御したいフェムト基地局装置についてのみファイルを更新することができ、オペレータがネットワーク帯域を意識したファイル更新作業を行う必要はない。例えば、夜間帯などのトラヒック閑散期をターゲットとした自動ファイル更新などは不要となる。
 また、上述した第2動作例のように、オペレーション制御のための信号内にファイルバージョンを確認するためのバージョン情報を組み込むことにより、ファイルバージョンの確認による信号のやりとりをなくすことができる。これにより、ネットワーク負荷をさらに低減することができる。
[0057]
 先述した非特許文献2では、ユーザが選定したタイミング(例えば、1日に1回の更新)を行うことができるが、オペレーションシステムが制御したいタイミングとは異なるタイミングとなる可能性があり、正常に制御できない時間帯が発生する。また、ユーザが多数存在している場合、フェムト基地局装置とオペレーションシステムとの間に多数の信号が発生することにより、回線圧迫や装置の拡張が必要になる等の新たなる問題が発生する。
[0058]
 これに対し、本実施形態によれば、ネットワーク側がコントロールしたいタイミングに装置のファームウェア更新を行うことができる。しかも、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ファームウェア更新のためのネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
 また、先述した特許文献1ではネットワーク側から一定のタイミングで更新処理を行うが、バージョン情報の確認は行われない。これに対し、本実施形態によれば、バージョン情報を確認し、ファイルバージョンが異なる場合は、ファイル更新を実施することにより、必要なときに必要な装置のみに更新をかけることができるので、ネットワークの帯域圧迫を防ぐことができる。
[0059]
 なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。

産業上の利用可能性

[0060]
 本発明は、フェムト基地局装置について、オペレーション制御を行う場合に利用できる。

符号の説明

[0061]
1 フェムト基地局装置
2 オペレーションシステム(OPS)
3 移動通信端末装置
11 通信制御部
12 記憶部
13 バージョン情報取得部
14 バージョン確認部
15 ファイル取得部
16 オペレーション制御部
21 通信制御部
22 記憶部
23 オペレーション制御部
24 ファイルバージョン情報送信部
25 ファイル送信部

請求の範囲

[請求項1]
 オペレーション制御に必要なファイルを、そのファイルのバージョンを示すバージョン情報と共に記憶する記憶部と、
 オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得するバージョン情報取得部と、
 前記バージョン情報取得部によって取得されたバージョン情報が、前記記憶部に記憶されているファイルのバージョン情報と一致するかの確認を行うバージョン確認部と、
 前記バージョン確認部によってバージョン情報の一致が確認された場合に、オペレーション制御を行うオペレーション制御部と、
 を含むことを特徴とするフェムト基地局装置。
[請求項2]
 前記バージョン確認部によってバージョン情報の不一致が確認された場合、前記オペレーション制御に必要なバージョンのファイルを取得するファイル取得部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のフェムト基地局装置。
[請求項3]
 前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行う前に通知されるファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のフェムト基地局装置。
[請求項4]
 前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行う前に通知されるファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のフェムト基地局装置。
[請求項5]
 前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行うためのオペレーション制御指示に含まれているファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得することを特徴とする請求項1に記載のフェムト基地局装置。
[請求項6]
 前記バージョン情報取得部は、前記オペレーション制御を行うためのオペレーション制御指示に含まれているファイルバージョン情報によって、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のフェムト基地局装置。
[請求項7]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項1に記載のフェムト基地局装置。
[請求項8]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項2に記載のフェムト基地局装置。
[請求項9]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項3に記載のフェムト基地局装置。
[請求項10]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項4に記載のフェムト基地局装置。
[請求項11]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項5に記載のフェムト基地局装置。
[請求項12]
 前記バージョン情報取得部は、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを実施した場合にアップするメジャーバージョン情報と、オペレーション制御や致命的なセキュリティの改善などを含まない簡易なバージョンアップ時のみにアップするマイナーバージョン情報からなるバージョン情報とを取得し、
 前記バージョン確認部は、前記バージョン情報取得部によって取得された前記メジャーバージョン情報のみが、前記記憶部に記憶されているファイルのメジャーバージョン情報と一致するかの確認を行うことを特徴とする請求項6に記載のフェムト基地局装置。
[請求項13]
 フェムト基地局装置についてオペレーション制御を行うオペレーションシステムであって、
 オペレーション制御を行う前に、そのオペレーション制御に必要なファイルのバージョン情報を、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のフェムト基地局装置へ送信するファイルバージョン情報送信部と、
 前記フェムト基地局装置へオペレーション制御指示を送信するオペレーション制御部と
 を含むことを特徴とするオペレーションシステム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]