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1. WO2013118246 - 商品検索システム

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明 細 書

発明の名称 商品検索システム

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019  

発明の効果

0020   0021   0022  

図面の簡単な説明

0023  

発明を実施するための形態

0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143  

符号の説明

0144  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

明 細 書

発明の名称 : 商品検索システム

技術分野

[0001]
 本発明は、予め登録されている複数の商品の中から、ユーザに希望の商品を検索させることができる商品検索システムに関する。

背景技術

[0002]
 従来から、ネットワークを介してサーバに接続されたユーザ端末において、ユーザに検索条件を入力させて商品を検索させる商品検索システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この商品検索システムでは、ユーザ端末において商品の価格、仕様等の商品特徴項目に関する検索条件が入力されると、入力された検索条件に該当する商品の商品データが抽出され、該商品データのリストが生成されてユーザ端末に表示される。ユーザは、ユーザ端末に表示されたリストを見て、該リストに示された商品の中から購入する商品を選ぶことができる。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平10-149392号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、上記従来の商品検索システムでは、検索条件に該当する商品がリストとして一覧表示されるため、ユーザは最終的に購入する商品を選ぶのに、一覧表示された商品を一つ一つ順に比較していく必要があった。このため検索条件に該当する商品の数が膨大になると、検索条件を入力して商品の絞り込みを行ったにもかかわらず、購入する商品を選ぶのに時間かかってしまうという問題が生じていた。
[0005]
 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、希望の商品を簡単かつ迅速に選ぶことができる商品検索システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006]
 上記課題を解決するために、本発明に係る商品検索システムは、(1)複数の商品の商品画像が配置された2次元座標空間からなる分布図を表示することによりユーザに希望の商品を検索させることができる商品検索システムであって、
 前記商品の固有識別情報、商品画像および前記商品に関する複数の商品特徴項目の特徴値を前記商品毎に商品データとして格納する商品データ格納部と、
 前記2次元座標空間の縦軸および横軸の軸項目に対する商品特徴項目毎の設定可否情報、ならびに前記縦軸および横軸を複数の区間に分割するために設定された商品特徴項目毎の軸分割数を格納する軸項目データ格納部と、
 前記分布図に配置される商品の固有識別情報を格納する商品ID格納部と、
 前記ユーザによって選択された商品特徴項目を前記縦軸および横軸の軸項目に設定し、前記商品データ格納部に格納された全商品の前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定するとともに、前記商品特徴項目の軸分割数に基づいて前記縦軸および横軸を前記複数の区間に分割した前記2次元座標空間を規定する2次元座標空間規定部と、
 前記軸項目に設定された前記商品特徴項目の特徴値に基づいて前記2次元座標空間における商品の座標位置を導出し、該座標位置に前記商品の商品画像を配置した分布図に関するデータを生成する分布図生成部と、
 前記複数の区間のうち前記ユーザによって選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域に含まれる商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を前記商品ID格納部に格納させる商品抽出部と、
を備え、
 前記ユーザによって前記任意の区間が選択され、前記固有識別情報が前記商品ID格納部に格納されると、
 前記分布図生成部は、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像が相対的に強調表示された絞り込み後の分布図に関するデータを生成することを特徴とするものである。
[0007]
 上記(1)の商品検索システムは、(2)前記分布図生成部が、前記2次元座標空間上に、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置することで該商品画像が相対的に強調表示された絞り込み後の分布図に関するデータを生成することが好ましい。
[0008]
 上記(1)および(2)の商品検索システムにおいては、(3)前記絞り込み後の分布図において新たな軸項目が選択されると、
 前記2次元座標空間規定部は、前記商品データ格納部に格納された全商品における前記軸項目に設定された商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記2次元座標空間上に、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成するよう構成されている。
[0009]
 上記(1)~(3)の商品検索システムにおいては、(4)前記絞り込み後の分布図内の任意の商品画像が指定されると、
 前記商品抽出部は、指定された商品画像に対応する商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を指定商品ID格納部に格納させ、
 前記分布図生成部は、前記指定商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像が前記指定された商品画像として識別可能となるように前記分布図に関するデータを修正するよう構成されている。
[0010]
 上記(4)の商品検索システムにおいては、(5)前記指定商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを表示する表示モードに切り替える表示モード切替部をさらに備えている場合、
 前記ユーザによって前記表示モードに切り替えられると、
 前記2次元座標空間規定部は、前記指定商品ID格納部に格納された固有識別情報に対応する全商品における前記軸項目に設定された前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記指定商品ID格納部と前記商品ID格納部の両方に格納された固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成することが好ましい。
[0011]
 上記(1)~(5)の商品検索システムは、(6)前記分布図生成部が、前記軸項目に設定された前記商品特徴項目の特徴値が予め設定された所定の範囲に含まれる商品を前記2次元座標空間上に配置する場合、該商品の商品画像が強調表示された分布図に関するデータを生成することが好ましい。
[0012]
 上記(1)~(6)の商品検索システムは、(7)前記分布図生成部が、前記2次元座標空間上に配置する前記商品画像の数が所定値以上の場合には、該商品画像としてシンボルマークを配置した分布図に関するデータを生成することが好ましい。
[0013]
 上記(1)~(7)の商品検索システムにおいては、(8)前記分布図に、前記ユーザによって指定された任意の座標位置およびその周辺を拡大表示させるとともに、前記座標位置を中心に所定数の商品画像を選択可能な商品選択枠を配置し、
 前記商品選択枠により前記所定数の商品画像が選択されると、
 前記商品抽出部は、前記所定数の商品画像に対応する商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を枠内商品ID格納部に格納させ、
 前記2次元座標空間規定部は、前記枠内商品ID格納部に格納された固有識別情報に対応する全商品における前記軸項目に設定された前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記枠内ID格納部に格納された固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成するよう構成できる。
[0014]
 上記(1)~(8)の商品検索システムにおいては、(9)前記2次元座標空間規定部が、前記縦軸および横軸の軸項目の少なくとも一方に2以上の商品特徴項目を設定し、該商品特徴項目のそれぞれの特徴値の取りうる値を正規化し、所定の優先順位に基づいて重み付け演算を行い、該重み付け演算後の値を足し合わせた演算結果に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定するよう構成できる。
[0015]
 上記(1)~(9)の商品検索システムにおいては、(10)複数の商品特徴項目に基づいて商品を絞り込むための検索条件を入力させる検索条件入力画面に関するデータを生成する条件入力画面生成部をさらに備えている場合、
 前記商品抽出部は、前記検索条件に該当する商品の固有識別情報を抽出して、該固有識別情報を前記商品ID格納部に格納することが好ましい。
[0016]
 上記(1)~(10)の商品検索システムにおいては、(11)前記分布図内の任意の商品画像に対応する商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを生成するリスト生成部をさらに備えていてもよい。
[0017]
 上記(11)の商品検索システムは、(12)前記リスト生成部が、前記絞り込み後の分布図内に配置された商品画像が所定数以下の場合に、前記絞り込み後の分布図内の全商品画像に対応する商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを自動的に生成することが好ましい。
[0018]
 上記(1)~(12)の商品検索システムにおいては、(13)前記商品データ格納部に格納された商品データに、特徴値が2値となる商品特徴項目が含まれており、
 前記商品特徴項目毎に前記2値の一方の値をフィルタ条件として選択させるフィルタ条件選択欄に関するデータを生成するフィルタ条件生成部をさらに備えている場合、
 前記フィルタ条件選択欄において、前記商品特徴項目の前記一方の値が選択されると、
 前記分布図生成部は、前記2値の他方の値を特徴値として有する商品の商品画像を前記フィルタ条件に該当しない商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成することが好ましい。
[0019]
 上記(1)~(12)の商品検索システムにおいては、(14)前記商品データ格納部に格納された商品データには、特徴値が2値となる商品特徴項目が含まれており、
 前記商品特徴項目毎に前記2値の一方の値をフィルタ条件として選択させるフィルタ条件選択欄に関するデータを生成するフィルタ条件生成部をさらに備えている場合、
 前記フィルタ条件選択欄において、前記商品特徴項目の前記一方の値が選択されると、
 前記分布図生成部は、前記一方の値を特徴値として有する商品の商品画像を前記フィルタ条件に該当する商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成するよう構成できる。

発明の効果

[0020]
 本発明では、ユーザが重要視している商品特徴項目を縦軸および横軸の軸項目とした分布図が表示されるので、ユーザは分布図上で直感的かつ視覚的に商品を比較することができ、購入する商品を容易に選ぶことができる。しかも、本発明では、分布図に配置された商品画像のうち、ユーザによって選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域に含まれる商品画像が相対的に強調表示されるので、より効率的に商品を選ぶことができる。
[0021]
 また、本発明では、軸の区間が選択されて(第1絞り込み条件)、商品画像が相対的に強調表示された分布図において、軸項目が変更されて新たな分布図が生成されると、生成された分布図には、第1絞り込み条件を満たす商品の商品画像が相対的に強調表示されて配置される。同様に、この分布図において、軸の区間が選択され(第2絞り込み条件)、軸項目が変更されてさらに新たな分布図が生成されると、生成された分布図には、第1絞り込み条件および第2絞り込み条件を満たす商品の商品画像が相対的に強調表示されて配置される。すなわち、本発明では、軸の区間が選択され、軸項目が変更されて新たな分布図が生成されるたびに、絞り込み条件が増えていく。これにより、ユーザは、様々な観点から効率よく商品を絞り込んでいくことができる。
[0022]
 したがって、本発明によれば、希望の商品を簡単かつ迅速に選ぶことができる商品検索システムを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0023]
[図1] 本発明の一実施形態に係る商品検索システムのブロック図である。
[図2] ユーザ端末に表示される画面の一例であって、(A)は初期画面、(B)は分布図の画面である。
[図3] 分布図生成部における処理を示すフローチャートである。
[図4] 図2(B)において区間選択が行われた後のユーザ端末に表示される画面である。
[図5] 図4において軸項目が変更された後のユーザ端末に表示される画面である。
[図6] 図5において区間選択が行われた後のユーザ端末に表示される画面である。
[図7] 図6において商品指定が行われた後のユーザ端末に表示される画面である。
[図8] 図7において表示モードが切り替えられた後のユーザ端末に表示される画面である。
[図9] 図2(B)において商品選択枠による商品選択が行われた後のユーザ端末に表示される画面である。
[図10] 商品選択枠による商品選択を説明するための図であって、(A)~(D)は順次行われる演算処理の模式図である。
[図11] 複数の商品特徴項目を軸項目とする分布図が表示されたユーザ端末の画面の一例である。
[図12] 図7においてリストが表示されたユーザ端末の画面である。
[図13] 図12において印刷設定ウィンドウが表示されたユーザ端末の画面である。
[図14] ユーザ端末に表示される検索条件入力画面の一例である。
[図15] ユーザ端末に表示されるフィルタ条件選択欄の一例である。
[図16] 図15においてフィルタ条件が選択された後のユーザ端末に表示される画面である。
[図17] 本発明におけるフィルタ機能の動作を説明するための図である。

発明を実施するための形態

[0024]
 以下、添付図面を参照して、本発明に係る商品検索システムの好ましい実施形態について説明する。
[0025]
(システム構成)
 図1に、本発明の一実施形態に係る商品検索システム1のブロック図を示す。
 同図に示すように、本実施形態に係る商品検索システム1は、ネットワークNTを介してサーバ2に接続されたユーザ端末3において、予め登録されている複数の商品(本実施形態では、中古車)の中から、ユーザに希望の商品を検索させるためのものである。
[0026]
 図2は、商品検索システム1がユーザ端末3に表示させる画面の一例であって、(A)は、縦軸および横軸の軸項目を選択するための初期画面、(B)は軸項目選択後に表示される分布図の画面である。
[0027]
 図2(A)に示す初期画面には、左端のD領域に分布図の縦軸および横軸の軸項目として設定可能な商品特徴項目が一覧表示されている。
 一覧表示された商品特徴項目の中から、例えば、「価格」および「走行距離」が順に選択されると、「価格」が縦軸の軸項目として設定され、「走行距離」が横軸の軸項目として設定された分布図がユーザ端末3に表示される(図2(B)参照)。
[0028]
 図2(B)に示す画面には、中央のA領域に複数の商品画像がシンボルマークS1~S3として配置された分布図が表示されている。この分布図の縦軸および横軸は、複数の区間(y1~y11、x1~x12)に分割されている。
 シンボルマークS1~S3は、後述する「絞り込み(以下、「チェック」という)」に指定された商品を示すチェックマークS1と、「お気に入り」に指定された商品を示す星型のマークS2と、「チェック」にも「お気に入り」にも指定されていない商品を示す丸型のマークS3の3種類に分かれている。
 画面右上のB領域およびC領域には、それぞれ「チェック」に指定された商品の件数および「お気に入り」に指定された商品の件数が表示されている。
[0029]
 また、この分布図には、任意の座標位置周辺を拡大表示させるとともに該座標位置を中心に所定数の商品を選択可能な商品選択枠Fが配置されている。図2(B)は、商品選択枠Fにより所定数の商品が選択される前の画面である。商品選択枠F内(虫眼鏡のレンズ内)の商品画像は、商品の模式画像Iとして表示されている。この商品選択枠Fの詳細については、後述する。
[0030]
 画面左端のD領域には、図2(A)と同様に、商品特徴項目が一覧表示されている。
 ユーザは、一覧表示された商品特徴項目をマウスポインタ等でクリックすることにより、軸項目に設定された商品特徴項目を容易に変更することができる。本実施形態では、原則として、1回目にクリックされた商品特徴項目が縦軸の軸項目になり、2回目にクリックされた商品特徴項目が横軸の軸項目になる。
 また、クリックされた商品特徴項目が縦軸および横軸のどちらの軸項目に設定されたのかを容易に見分けるための識別表示として、縦軸の軸項目に設定された「価格」のボタンの下端には、縦軸と同色(例えば、青色)のバーd1が表示されており、横軸の軸項目に設定された「走行距離」のボタンの下端には、横軸と同色(例えば、紫色)のバーd2が表示されている。
[0031]
 再び図1を参照して、商品検索システム1におけるサーバ2は、格納部4と、2次元座標空間規定部5と、分布図生成部6と、商品抽出部7と、表示モード切替部8と、リスト生成部9と、データ通信部10とを備えている。
[0032]
 格納部4は、商品データ格納部4Aと、軸項目データ格納部4Bと、商品ID格納部4Cと、指定商品ID格納部4Dと、枠内商品ID格納部4Eとを有している。
[0033]
 商品データ格納部4Aは、予め取得した商品の固有識別情報(以下、「ID」という)、商品画像および商品に関する複数の商品特徴項目の特徴値を商品毎に商品データとして格納している。これらの商品データは、商品販売者が所有しているデータベースに定期的にアクセスして取得したり、商品販売者からXML形式のファイルベースで受け取ったりしたものである。
[0034]
 軸項目データ格納部4Bは、商品データ格納部4Aに格納されている商品の各商品特徴項目について、軸項目として「設定可能」であるか「設定不可能」であるかを規定した設定可否情報を格納している。「設定可能」とされた商品特徴項目は、ユーザ端末3に一覧表示されている(図2(A)、(B)のD領域参照)。
 また、軸項目データ格納部4Bは、縦軸および横軸の軸分割数を商品特徴項目毎に格納している。軸分割数は商品特徴項目毎に異なり、例えば、商品特徴項目が「価格」の場合には、軸分割数が11になり、商品特徴項目が「走行距離」の場合には、軸分割数が12になる(図2(B)のA領域参照)。この軸分割数は、商品特徴項目の特徴値の取りうる値、区間内に含まれる商品画像の件数、または分布図の見やすさ等に応じてサーバ2側で任意の設定可能であり、同じ商品特徴項目であっても、縦軸の軸項目に設定される場合と横軸の軸項目に設定される場合で異なっていてもよい。
[0035]
 商品ID格納部4Cは、分布図に配置される商品のIDを格納する。具体的には、ユーザ端末3において選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域に含まれる商品のIDを格納する。
 ユーザは、各区間の特徴値を示す数値や文字列、または該数値や文字列の近傍に配置されたボタンb(図2(B)のA領域参照)をマウスポインタ等でクリックすることにより、任意に区間を選択することができる。
[0036]
 指定商品ID格納部4Dは、ユーザ端末3において「チェック」に指定された商品のIDと「お気に入り」に指定された商品のIDとを、それぞれ独立に格納する。
[0037]
 枠内商品ID格納部4Eは、商品選択枠Fやマウスポインタのドラッグ&ドロップ操作により表示される選択枠により選択された商品のIDを格納する。
[0038]
 2次元座標空間規定部5は、ユーザ端末3において商品特徴項目が選択されると、該商品特徴項目を縦軸および横軸の軸項目に設定するとともに、該商品特徴項目の軸分割数に基づいて縦軸および横軸を複数の区間に分割し、さらに、軸項目に設定された商品特徴項目に基づいて縦軸および横軸の範囲を設定する。
[0039]
 軸項目に設定された商品特徴項目が「価格」や「走行距離」のように特徴値を数値で表すことができるときには、後述する表示モードによって縦軸および横軸の範囲が異なる。
 具体的には、縦軸および横軸の範囲は、(1)全商品の商品画像を表示する「通常表示モード」の場合、商品データ格納部4Aに格納されている全商品における軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値を含むように設定され、(2)「チェック」(または「お気に入り」)に指定された商品の商品画像のみを表示する「チェック表示モード」(または「お気に入り表示モード」)の場合、「チェック」(または「お気に入り」)の全商品における軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値を含むように設定され、(3)選択された所定数の商品の商品画像のみを表示する「拡大表示モード」の場合、選択された所定数の商品における軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値を含むように設定される。
[0040]
 一方、軸項目に設定された商品特徴項目が「色」や「メーカー」のように特徴値を数値で表すことができないときには、縦軸および横軸の範囲は、(1)「通常表示モード」および(2)「チェック表示モード」(または「お気に入り表示モード」)の場合、商品データ格納部4Aに格納されている全商品における軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値を含むように設定され、(3)「拡大表示モード」の場合、選択された所定数の商品における軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値を含むように設定される。
[0041]
 図3は、分布図生成部6の処理を示すフローチャートである。
 分布図生成部6では、ユーザ端末3において縦軸および横軸の区間が選択されたり、軸項目が変更されたり、表示モードが変更されたりするのをきっかけとして、図3に示す処理が実行される。換言すると、分布図生成部6では、分布図に関するデータを生成する必要が生じたときに、図3に示す処理が実行される。
[0042]
 同図に示すように、分布図生成部6では、まず表示モードが取得され(S1)、次いで表示モードに応じた商品のIDが取得される(S2)。
 具体的には、「通常表示モード」の場合、商品データ格納部4Aに格納されている全商品のIDが取得され、「チェック表示モード」(または「お気に入り表示モード」)の場合、指定商品ID格納部4Dに格納されている全商品のIDが取得され、「拡大表示モード」の場合、枠内商品ID格納部4Eに格納されている全商品のIDが取得される。
[0043]
 表示モードに応じた商品のIDが取得されると、続いて、絞り込み条件の取得が行われる(S3)。
[0044]
 絞り込み条件とは、ユーザ端末3において選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域、すなわち、商品特徴項目の特徴値に関する条件のことをいう。
 例えば、図2(B)に示す分布図上で区間y2、y3および区間x2、x3が選択された場合、絞り込み条件は、「価格が40万円~120万円(区間y2または区間y3)に含まれ、かつ走行距離が0~4万km(区間x2または区間x3)に含まれること」(条件1)となる。
 すなわち、絞り込み条件は、同軸間で区間選択が行われた場合には、選択された区間における特徴値の論理和となるのに対して、異軸間で区間選択が行われた場合には、選択された区間における特徴値の論理積となる。
 なお、後述する一発検索設定ウィンドウで入力された検索条件も絞り込み条件となる。
[0045]
 絞り込み条件の取得が行われた結果、絞り込み条件が存在する場合には(S4でYES)、ステップS2で取得した商品のIDに対応する商品の特徴値が絞り込み条件に該当するか否かの照合が開始される(S5)。
[0046]
 絞り込み条件に該当する特徴値を有する商品のIDは、後述する商品抽出部7により抽出されて(S6)、商品ID格納部4Cに格納される(S7)。そして、ステップS2で取得した商品のID件数分の照合が終了すると(S8)、商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の座標位置が導出され(S9)、該座標位置に商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の商品画像のみを配置した分布図(絞り込み後の分布図)に関するデータが生成される(S10)。
 これにより、ユーザ端末3には、商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の商品画像のみを配置した分布図が表示される。
[0047]
 一方、絞り込み条件の取得が行われた結果(S3)、絞り込み条件が存在しない場合には(S4でNO)、ステップS2で取得した商品のIDに対応する全商品の座標位置が導出され(S11)、該座標位置に上記全商品の商品画像を配置した分布図に関するデータが生成される(S12)。
 この場合、ユーザ端末3には、上記全商品の商品画像を配置した分布図が表示される。
[0048]
 再び図1を参照して、商品抽出部7は、商品のIDを抽出するとともに該IDを格納部4に格納させる。
 具体的には、商品抽出部7は、絞り込み条件に該当する商品のIDを抽出して商品ID格納部4Cに格納させたり(図3のS6、S7参照)、「チェック」(または「お気に入り」)の指定がされた商品のIDを抽出して指定商品ID格納部4Dに格納させたり、商品選択枠Fや選択枠により選択された商品のIDを抽出して枠内商品ID格納部4Eに格納させたりする。
[0049]
 表示モード切替部8は、表示モードを、「通常表示モード」、「チェック表示モード」「お気に入り表示モード」、および「拡大表示モード」の間で切り替える。
[0050]
 リスト生成部9は、分布図に表示された全商品、またはユーザによって選択された任意の商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを生成する。
[0051]
 データ通信部10は、分布図やリストに関するデータ等をユーザ端末3に送信したり、絞り込み条件等をユーザ端末3から受信したりする。
[0052]
(1.軸項目変更による絞り込み機能)
 次に、「軸項目変更による絞り込み機能」について説明する。
[0053]
 「軸項目変更による絞り込み機能」は、区間選択が行われた分布図において軸項目が変更された場合に、軸項目変更前の絞り込み条件を反映させた分布図を生成する機能である。
[0054]
 図4は、図2(B)において区間選択が行われた後のユーザ端末に表示される画面である。
 図4に示す分布図は、縦軸の軸項目として「価格」が設定され、横軸の軸項目として「走行距離」が設定され、さらに、縦軸の区間y2、y3が選択され、横軸の区間x2、x3が選択されたものである。このため、図4に示す分布図における絞り込み条件は、上述の条件1になる。なお、図4では、表示モードが「通常表示モード」に設定されているものとする。
[0055]
 図5は、図4において、縦軸の軸項目のみが「価格」から「色」に変更された後のユーザ端末3に表示される画面である。
 同図に示すように、縦軸の軸項目となる商品特徴項目のみを変更する場合、ユーザは、D領域に表示された「走行距離」のボタンの右に配置されているロックボタンd3をマウスポインタ等でクリックしてロックをかけ、「色」のボタンをクリックする。このとき、縦軸の軸項目として設定されている「価格」の右に配置されているロックボタンは、デフォルトでロックが解除された状態になっているので、「色」のボタンがクリックされると、縦軸の軸項目は「価格」から「色」に変更される。なお、変更後は、「色」の右にロックが解除された状態のロックボタンd4が配置される。
[0056]
 軸項目が変更された場合、2次元座標空間規定部5は、ユーザ端末3において選択された「色」、「走行距離」をそれぞれ縦軸、横軸の軸項目に設定するとともに、軸項目データ格納部4Bに予め格納されている「色」、「走行距離」の軸分割数16(y1~y16)および12(x1~x12)に基づいて、縦軸および横軸の区間数を設定し、さらに、商品データ格納部4Aに格納されている全商品の「色」、「走行距離」の特徴値を含むように縦軸および横軸の範囲を設定する。
[0057]
 分布図生成部6は、軸項目が変更されたことをきっかけとして、図3に示す処理を実行する。
 具体的には、分布図生成部6は、表示モードとして「通常表示モード」を取得するとともに、該表示モードに応じて商品データ格納部4Aに格納されている全商品のIDを取得し、該全商品の「価格」、「走行距離」の特徴値が図4に示す分布図における絞り込み条件(条件1)に該当するか否かの照合を開始する(図3のS1~S5)。
 条件1に該当する特徴値を有する商品のIDは、商品抽出部7により抽出され、商品ID格納部4Cに格納される(図3のS6、S7)。
 分布図生成部6は、上記条件1に該当するか否かの照合が終了すると、商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の座標位置を導出し、該座標位置に上記商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成する(図3のS8~S10)。
 これにより、ユーザ端末3には、上記条件1に該当する33件の商品の商品画像のみを配置した分布図が表示される。
[0058]
 図6は、図5において区間選択が行われた後のユーザ端末3に表示される画面である。
 図6に示す分布図は、ユーザ端末3において縦軸の区間y1(特徴値が「白系」)と区間y15(特徴値が「シルバー系」)とが選択されたものである。
 このため、図3のステップS3において取得される絞り込み条件は、上記条件1に、新たな絞り込み条件「色が「白系」または「シルバー系」であること」(条件2)を加えたものとなる。
 図3のステップS5~S8では、上記条件1および条件2に該当する商品のIDが抽出され、商品ID格納部4Cに格納される。これにより、図5に示す分布図生成時に商品ID格納部4Cに格納されたIDは、新たに格納された上記IDに置き換えられる。
 そして、商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータが生成される。
 これにより、ユーザ端末3には、上記条件1および条件2に該当する10件の商品の商品画像のみを配置した図6に示す分布図が表示される。
[0059]
 このように「軸項目変更による絞り込み機能」を備えた商品検索システム1によれば、軸の区間が選択され、軸項目が変更されて新たな分布図が生成されるたびに、絞り込み条件が増えていく。これにより、ユーザは、様々な観点から効率よく商品を絞り込んでいくことができる。
[0060]
(2.チェック機能、お気に入り機能)
 次に、「チェック機能」および「お気に入り機能」について説明する。
[0061]
 「チェック機能」および「お気に入り機能」は、それぞれユーザ端末3において「チェック」、「お気に入り」に指定された商品を、分布図上で他の商品と視覚的に区別するための機能である。
[0062]
 「チェック機能」は揮発性であるのに対して、「お気に入り機能」は不揮発性である。すなわち、「チェック」に指定された商品はユーザ端末3においてサーバ2への接続が切断されると「チェック」が解除されるのに対して、「お気に入り」に指定された商品は、サーバ2への接続が切断されても「お気に入り」が解除されることはない。
[0063]
 図7は、図6において、縦軸の区間y1に含まれている6件の商品を「お気に入り」に指定し、区間y15に含まれている4件の商品を「チェック」に指定した後のユーザ端末3に表示される画面である。
[0064]
 同図に示すように、「お気に入り」に指定された商品の模式画像Iは、該画像Iの右上に配置されている星型のマークの色が無色(透明色)から黄色に変更されるのに対して、「チェック」に指定された商品の模式画像Iは、該画像Iの左上に配置されているチェックマークの色が無色(透明色)から緑色に変更される。
 これにより、ユーザは、「チェック」や「お気に入り」に指定した商品を分布図上で視覚的に区別することができる。
 なお、商品画像としてシンボルマークが表示されている場合には、図2(B)に示すように、「お気に入り」に指定された商品が星型のマークS2で表示され、「チェック」に指定された商品がチェックマークS1で表示される。
[0065]
 図7に示すように、「チェック」や「お気に入り」の指定がされた場合、商品抽出部7は、「チェック」に指定された商品のIDと「お気に入り」に指定された商品のIDとを抽出して、それぞれ指定商品ID格納部4Dに独立に格納させる。
[0066]
 指定商品ID格納部4Dに上記IDが格納されると、分布図生成部6は、新たな分布図に関するデータを生成することなく(図3の処理を実行することなく)、指定商品ID格納部4Dに格納されたIDに対応する「チェック」および「お気に入り」に指定された商品の商品画像において、それぞれチェックマークおよび星型のマークの色が変更されるように分布図に関するデータを修正する。
[0067]
 図8は、図7において、表示モードを「通常表示モード」から「お気に入り表示モード」に切り替えた後のユーザ端末3に表示される画面である。
[0068]
 表示モードが「お気に入り表示モード」に切り替えられた場合、2次元座標空間規定部5は、指定商品ID格納部4Dに格納されたIDに対応する商品の商品特徴項目「色」、「走行距離」に基づいて縦軸および横軸の範囲を設定する。
 具体的には、縦軸の軸項目として「色」が設定されているので、縦軸の範囲は、商品データ格納部4Aに格納されている全商品の「色」の特徴値を含むように設定される。一方、横軸の軸項目として「走行距離」が設定されているので、横軸の範囲は、指定商品ID格納部4Dに格納されたIDに対応する全6件の商品の「走行距離」の特徴値を含むように設定される。すなわち、横軸の範囲は、図7に示す区間x2および区間x3内の範囲となる。
[0069]
 分布図生成部6は、表示モードが切り替えられたことをきっかけとして、図3に示す処理を実行する。
 図8では、表示モードが「お気に入り表示モード」であるため、分布図生成部6は、図3のステップS2において、指定商品ID格納部4Dに格納されている「お気に入り」に指定された全6件の商品のIDを取得する。
 また、図3のステップS3において取得される絞り込み条件は、上記条件1および条件2であるため、図3のステップS5~S8では、「お気に入り」に指定された全6件の商品において、上記条件1および条件2に該当するか否かの照合が行われる。上記6件の商品はいずれの商品も条件1および条件2に該当するので、上記全6件の商品のIDが商品ID格納部4Cに格納され、上記6件の商品画像を配置した分布図に関するデータが生成される。
 これにより、ユーザ端末3には、上記6件の商品画像のみを配置した分布図が表示されるので、ユーザは、「お気に入り」に指定した商品の中から好みの商品を選ぶことができる。
[0070]
 なお、表示モードが「チェック表示モード」に切り替えられた場合であっても、上記と同様の処理が行われ、ユーザ端末3には「チェック」に指定した商品画像のみを配置した分布図が表示される。
[0071]
(3.虫眼鏡拡大機能)
 次に、「虫眼鏡拡大機能」について説明する。
[0072]
 「虫眼鏡拡大機能」は、ユーザ端末3において指定された任意の座標位置およびその周辺を拡大表示させるとともに、指定された任意の座標位置を中心に所定数の商品画像を選択可能な商品選択枠Fに関する機能である。
[0073]
 商品選択枠Fは、図2(B)に示すように、虫眼鏡の画像として分布図に配置されており、該枠F内が拡大表示され、該枠F内の商品画像が商品の模式画像Iとして表示されている。
[0074]
 商品選択枠F内に表示された商品画像の件数は、該枠Fにより選択される商品の件数とは異なる。すなわち、本実施形態に係る商品検索システム1では、商品選択枠F内に表示されている商品画像の件数は1件であるが、選択される商品の件数は49件となる。なお、選択される商品の件数は、サーバ2側で処理速度に応じて任意に設定することができる。
[0075]
 図9は、図2(B)において、任意の座標位置をマウスポインタでクリックして、商品選択枠Fで該座標位置を中心に49件の商品を選択した後のユーザ端末3に表示される画面である。
 図9に示す分布図は、上記49件の商品の商品画像のみを含む領域が拡大表示されたものであり、該分布図の右上には、図2(B)に示す分布図の縮小画像E(選択前の全領域を示す分布図)が配置されている。縮小画像Eには、商品選択枠Fにより選択された領域を示す仮想枠fが配置されている。
[0076]
 商品選択枠Fにより商品が選択されると、表示モードが「拡大表示モード」に切り替わるとともに、商品抽出部7により、選択された商品画像に対応する商品のIDが抽出されて枠内商品ID格納部4Eに格納される。
[0077]
 2次元座標空間規定部5は、枠内商品ID格納部4Eに格納されたIDに対応する商品の商品特徴項目「価格」、「走行距離」の特徴値に基づいて縦軸および横軸の範囲を設定する。
[0078]
 分布図生成部6は、商品選択枠Fにより商品が選択されたことをきっかけとして、図3に示す処理を実行する。
 図9では、表示モードが「拡大表示モード」であるため、分布図生成部6は、図3のステップS2において、枠内商品ID格納部4Eに格納された商品のIDを取得する。
 また、図3のステップS3において取得される絞り込み条件は存在しないので(図3のS4でNO)、分布図生成部6は、取得した上記IDに対応する商品の座標位置を導出し(図3のS11)、該座標位置に上記商品の商品画像を配置した分布図に関するデータを生成する(図3のS12)。
 これにより、ユーザ端末3には、商品選択枠Fにより選択された商品画像のみを配置した分布図が表示されるので、ユーザは、これらの商品の中から好みの商品を選ぶことができる。
[0079]
 図10は、商品抽出枠Fによる商品選択(仮想枠fの領域)を説明するための模式図である。図10では、仮想枠fにより7件の商品(シンボルマークSで表示)が選択されるものとする。
[0080]
 まず、分布図の対角線Lの傾きaが算出され(図10(A)参照)、マウスポインタpの座標位置(px,py)および各商品の座標位置(dx[i],dy[i])から、マウスポインタpの座標位置(px,py)を原点とした場合の各商品の座標位置(Dx[i],Dy[i])が算出される。
[0081]
 続いて、各商品の座標位置(Dx[i],Dy[i])の絶対値が算出されて、各商品の座標位置(Dx[i],Dy[i])が第1象限の座標位置に変換される(図10(B)参照)。
 各商品の座標位置(Dx[i],Dy[i])が第1象限の座標位置に変換されると、変換後の各商品の座標位置(Dx’[i],Dy’[i])とマウスポインタpの座標位置(px,py)とを結ぶ直線の傾きDa[i](=Dy’[i]/Dx’[i])が商品毎に算出される。
[0082]
 各商品の傾きDa[i]が算出されると、このDa[i]に基づいて、各商品を囲む最小の大きさの仮想枠f[i]と2次元座標の横軸(y=0)とが交差する座標位置(X[i],0)が算出される。具体的には、座標位置(X[i],0)は、Da[i]>aの場合、X[i]=Dy’[i]/aとなり、Da[i]=aまたはDa[i]<aの場合、X[i]=Dx’[i]となる(図10(C)参照)。
[0083]
 仮想枠f[i]の座標位置(X[i],0)が算出されると、算出されたX[i]のうち小さい方から7番目の座標位置(X[7],0)が、仮想枠fと2次元座標の横軸(y=0)とが交差する座標位置に設定される。なお、算出されたX[i]のうち小さい方から1~7番目の座標位置(X[1],0)~(X[7],0)に対応する商品が、仮想枠f内の商品となる。
[0084]
 続いて、図10(D)に示すように、仮想枠fの左上の座標位置f1(x1,y1)と右下の座標位置f2(x2,y2)とが算出される。具体的には、x1=px-X、y1=py+Y、x2=px+X、y2=py-Yとなる。なお、前式のX、Yは、Da[7]>aの場合、X=Dy’[7]/a、Y=Dy’[7]となり、Da[7]=aまたはDa[7]<aの場合、X=Dx’[7]、Y=a・Dx’[7]となる。
 座標位置f1(x1,y1)およびf2(x2,y2)が算出されることにより仮想枠fの大きさが設定され、縮小画像E上に仮想枠fが配置される(図9のE領域参照)。
[0085]
 上述のように、商品検索システム1における「虫眼鏡拡大機能」によれば、所定件数の商品を確実に抽出することができるので、商品検索にかかる時間をより一層短縮することができる。
[0086]
(4.欲張り検索機能)
 次に、「欲張り検索機能」について説明する。
[0087]
 「欲張り検索機能」は、縦軸および横軸の少なくとも一方の軸項目として複数の商品特徴項目を設定することにより、ユーザの好みを総合的に勘案した分布図に関するデータを生成する機能である。
[0088]
 図11は、縦軸の軸項目に「価格」、「燃費」、「外装キレイ度」が設定され、横軸の軸項目に「走行距離」が設定された分布図が表示されたユーザ端末3の画面の一例である。
[0089]
 同図に示すように、商品特徴項目が一覧表示されたD領域の上には、「欲張り検索機能」を発揮させるための欲張り検索のボタンMが配置されている。ユーザは、このボタンMをマウスポインタ等でクリックすることで、軸項目として複数の商品特徴項目を、優先順位を付けて選択することが可能になる。
 図11では、「価格」、「燃費」、「外装キレイ度」の順に優先順位が付けられており、これらの商品特徴項目のボタンの右下に優先順位を示す数字が配置されている。
[0090]
 ユーザ端末3において、縦軸の軸項目として「価格」、「燃費」、「外装キレイ度」が選択された場合、2次元座標空間規定部5は、これらの商品特徴項目のそれぞれの特徴値の取りうる値を正規化し、上記優先順位に基づいた重み付け演算を行い、該重み付け演算後の値を足し合わせた演算結果に基づいて縦軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定する。
[0091]
 分布図生成部6は、2次元座標空間における商品の座標位置を上記演算結果および横軸の軸項目「走行距離」に基づいて導出し(図3のステップS9またはS11)、該座標位置に商品画像を配置した分布図に関するデータを生成する。
 これにより、ユーザ端末3には図11に示す分布図が表示される。
[0092]
(5.リスト表示機能)
 次に、「リスト表示機能」について説明する。
[0093]
 「リスト表示機能」は、分布図に配置された全商品の商品データをテキストで比較するために、上記全商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを生成する機能である。このリストに関するデータは、リスト生成部9で生成される。
[0094]
 図12は、図7の分布図に配置された全商品の商品データを横方向に一覧表示した横リストを表示させたユーザ端末3の画面である。
 この横リストには、後述の印刷設定ウィンドウを表示させる印刷ボタンPと、該リストの商品データを縦方向に一覧表示した縦リストに切り替えるためのリスト表示切替ボタンQとが配置されている。
[0095]
 この横リストは、ユーザ端末3におけるユーザの操作によって表示されるが、分布図内に配置された商品画像が所定件数以下(例えば、10件以下)の場合に、リスト生成部9により全商品10件分の商品データを一覧表示したリストに関するデータを生成して、ユーザ端末3に自動的に表示させてもよい。
[0096]
(6.印刷機能)
 次に、「印刷機能」について説明する。
[0097]
 「印刷機能」は、リスト生成部9により生成されたリストの商品データの中から必要な情報(商品特徴項目の特徴値)のみを選択して出力するための機能である。
[0098]
 図13は、図12の横リストに配置された印刷ボタンPがクリックされて印刷設定ウィンドウが表示されたユーザ端末3の画面である。
 この印刷設定ウィンドウは、印刷形式選択部P1と、出力項目選択部P2と、プレビュー部P3とからなる。
 印刷形式選択部P1では、商品データを3件ずつ表示させる「3×3印刷」の印刷形式と、商品データをリスト形式で表示させる「リスト印刷」の印刷形式とを選択できる。
 出力項目選択部P2では、商品データのうち出力させる商品特徴項目を選択できる。
 プレビュー部P3では、印刷形式選択部P1で選択された印刷形式と、出力項目選択部P2で選択された商品特徴項目とに基づいて生成されたリストが表示される。
 図13では、印刷形式として「3×3印刷」が選択され、商品特徴項目として「価格」、「走行距離」、「ボディタイプ」、「色」、「年式」が選択されている。
[0099]
(7.ドラッグ&ドロップ範囲選択機能)
 次に、「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」について説明する。
[0100]
 「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」は、マウスポインタのドラッグ&ドロップ操作により表示される選択枠により、分布図に配置された商品画像の中から所定数の商品画像を選択するための機能である。
[0101]
 「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」は、選択枠の大きさを任意に指定することができ、選択する商品画像の数を任意に調整できる点において、「虫眼鏡拡大機能」と異なる。
[0102]
 「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」によれば、選択枠で商品を選択したユーザは、さらに、選択した商品を拡大表示する「拡大表示」と、選択した商品を一括して「チェック」(または、「お気に入り」)に指定する「一括チェック」(または「一括お気に入り」)とを選択することができる。
[0103]
 「拡大表示」が選択された場合、表示モードが「拡大表示モード」に切り替わるとともに、商品抽出部7により、選択枠で選択された商品のIDが抽出されて枠内商品ID格納部4Eに格納される。分布図生成部6では、表示モードが「拡大表示モード」に切り替わったことをきっかけとして、図3に示す処理が実行される。
[0104]
 一方、「一括チェック」(または「一括お気に入り」)が選択された場合、商品抽出部7により、選択枠で選択された商品のIDが抽出されて指定商品ID格納部4Dに格納され、分布図生成部6により、「一括チェック」(または「一括お気に入り」)に指定された商品の商品画像が強調表示されるように分布図のデータが修正される。
[0105]
 商品検索システム1では、ユーザ端末3において「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」の設定と「虫眼鏡拡大機能」の設定とを任意に切り替えることができ、「ドラッグ&ドロップ範囲選択機能」の設定が行われた場合は、分布図に商品選択枠Fは配置されなくなる。
[0106]
(8.画像表示切り替え機能)
 次に、「画像表示切り替え機能」について説明する。
[0107]
 「画像表示切り替え機能」は、分布図に配置される商品画像を、あらかじめ設定された件数に応じて、シンボルマークS1、S2、S3から模式画像Iに切り替える機能である。
[0108]
 本実施形態に係る商品検索システム1では、切り替える件数が49件に設定されており、分布図に配置される商品画像が50件以上の場合、商品画像はシンボルマークS1、S2、S3として表示され、分布図に配置される商品画像が49件以下の場合、商品画像は模式画像Iとして表示される。
[0109]
 また、本実施形態に係る商品検索システム1では、商品選択枠Fにより選択される商品画像の件数が49件に設定されているので、商品選択枠Fにより選択された商品画像は必ず模式画像Iとして表示される。
[0110]
(9.リコメンド機能)
 次に、「リコメンド機能」について説明する。
[0111]
 「リコメンド機能」は、ユーザにおすすめする商品の商品画像を強調表示させる機能である。「リコメンド機能」により商品画像を強調表示させることができるか否かは、軸項目に設定された商品特徴項目によって決まる。
[0112]
 例えば、一般的に特徴値が高いほど良いとされる「外装キレイ度」、「年式」等の商品特徴項目が少なくとも一方の軸項目に設定された場合、特徴値が高い商品が強調表示されるのに対して、一般的に特徴値が低いほど良いとされる「走行距離」等の商品特徴項目が少なくとも一方の軸項目に設定された場合、特徴値が低い商品が強調表示される。
 また、縦軸および横軸の両方の軸に、特徴値によって良し悪しを判断できる上記のような商品特徴項目が軸項目に設定された場合、両方の特徴値が良いとされる商品は、一方の特徴値のみが良いとされる商品よりも、さらに強調表示される。
[0113]
 一方、特徴値によって良し悪しを判断できない「色」や「メーカー」等の商品特徴項目が縦軸および横軸の両方の軸項目に設定された場合、「リコメンド機能」により商品画像を強調表示させることはできない。
[0114]
 軸項目データ格納部4Bには、「リコメンド機能」を発揮させる(商品画像を強調表示させる)ことができるか否かの情報が商品特徴項目毎に格納されており、強調表示させることができる商品特徴項目については、さらに、強調表示させるための特徴値の条件に関する情報が格納されている。
 強調表示させる条件は、例えば、「外装キレイ度(特徴値の最大値が10、最小値が1)については特徴値が8以上」というように設定されている。
[0115]
 分布図生成部6は、「リコメンド機能」が実行された場合、図3のステップS10またはS12において、軸項目データ格納部4Bを参照しつつ、強調表示させる条件に該当する商品の商品画像を強調表示した分布図に関するデータを生成する。
[0116]
 これにより、ユーザ端末3には、上記条件に該当する商品の商品画像を強調表示させた分布図が表示される。例えば、一方の軸項目が「外装キレイ度」に設定されている場合には、「外装キレイ度」の特徴値が8以上の商品の商品画像が強調表示される。
[0117]
 なお、商品画像を強調表示させる方法としては、商品画像自体の色を変更したり、点滅させたりして直接的に商品画像を強調表示させる方法と、強調表示される条件に該当する領域の色を変えたり、グラデーションをつけたりして、強調表示される条件に該当する領域と該当しない領域とを視覚的に区別することで、間接的に商品画像を強調表示させる方法とがある。
[0118]
(10.一発検索機能)
 次に、「一発検索機能」について説明する。
[0119]
 「一発検索機能」は、複数の商品特徴項目に基づいて商品を絞り込むための検索条件を入力する一発検索設定ウィンドウ(本発明の「検索条件入力画面」に相当)に関するデータを生成する機能である。この一発検索設定ウィンドウに関するデータは、サーバ2内の条件入力画面生成部(不図示)により生成される。
[0120]
 図14は、一発検索設定ウィンドウが表示されたユーザ端末3の画面である。
 ユーザは、一発検索設定ウィンドウにおいて、軸項目に設定された商品特徴項目の特徴値の範囲を選択したり、軸項目以外の商品特徴項目の特徴値を選択したりすることによって、商品を絞り込むための検索条件を入力することができる。
[0121]
 一発検索設定ウィンドウにおいて入力された検索条件は、絞り込み条件となるので、分布図生成部6は、図3のステップS5~S8において、入力された検索条件に該当するか否かの照合を行い、検索条件に該当する商品のIDを商品抽出部7により抽出して、商品ID格納部4Cに格納する。そして、分布図生成部6は、商品ID格納部4Cに格納したIDに対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成する。
 これにより、ユーザ端末3には、一発検索設定ウィンドウにおいて入力された検索条件に該当する商品の商品画像のみを配置した分布図が表示される。
[0122]
(11.フィルタ機能)
 次に、「フィルタ機能」について説明する。
[0123]
 「フィルタ機能」は、商品データ格納部4Aに格納された商品データに特徴値が2値となる商品特徴項目が含まれている場合に、2値のうち一方の値を特徴値として有する商品の商品画像と、2値のうち他方の値を特徴値として有する商品の商品画像とを分布図上で区別して表示させるための機能である。
[0124]
 特徴値が2値となる商品特徴項目には、例えば、「禁煙」、「ワンオーナー車」、「新古車」等が含まれる。これらの商品特徴項目は、いずれも特徴値が「あり」、「なし」等の2値となる。
[0125]
 図15は、分布図の左上のG領域にフィルタ条件選択欄が表示されたユーザ端末3の画面の一例である。また、図16は、図15に示すフィルタ条件選択欄においてフィルタ条件が選択された後のユーザ端末3に表示される画面である。
[0126]
 これらの図に示すように、G領域のフィルタ条件選択欄には、特徴値が2値となる商品特徴項目「禁煙」、「ワンオーナー車」、「新古車」が表示され、各表示の左にチェックボックスが選択可能に配置されている。
 これらのチェックボックスは、フィルタ条件を選択させるためのものであり、具体的には商品特徴項目毎の特徴値の一方の値(例えば、「あり」)を選択させるためのものである。すなわち、図16に示すように、「禁煙」のチェックボックスが選択されている場合、フィルタ条件は、「禁煙であること」になる。
 また、複数のチェックボックスが選択されている場合、フィルタ条件は、選択されたチェックボックスの論理積となる。すなわち、「禁煙」および「ワンオーナー車」のチェックボックスが選択されている場合、フィルタ条件は「禁煙であり、かつワンオーナー車であること」になる。
 なお、フィルタ条件選択欄に関するデータは、サーバ2に備えられた不図示のフィルタ条件生成部により生成される。また、特徴値が2値となる商品特徴項目のうち、どの商品特徴項目をフィルタ条件選択欄に配置するかは、サーバ2側で任意に設定、変更することができる。
[0127]
 分布図生成部6は、フィルタ条件が選択されたり、フィルタ条件の選択が外されたりして、フィルタ条件が変更されたことをきっかけとして、図3に示す処理を開始し、ステップS10(S12)において、選択されたフィルタ条件を取得するとともに、商品データ格納部4Aを参照しつつ、分布図に表示させる各商品(座標位置が導出された各商品)のフィルタ条件に対応する特徴値を取得し、フィルタ条件に該当しない商品の商品画像をフィルタ条件に該当しない商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成する。
[0128]
 このため、ユーザ端末3には、フィルタ条件に該当する商品の商品画像が通常通り表示され、フィルタ条件に該当しない商品の商品画像がフィルタ条件に該当しない商品として識別可能に表示される。図16では、フィルタ条件に該当しない(禁煙ではない)商品の商品画像は、グレー表示されている。
 これにより、ユーザは、フィルタ条件に該当する商品とフィルタ条件に該当しない商品とを一目で判断することができるので、希望の商品を迅速に選ぶことができる。
[0129]
 続いて、「フィルタ機能」の動作について具体的に説明する。
 以下では、簡単のため、図17(A)に示す商品1~4のみが分布図に配置されるものとする。同図に示すように、各商品における「禁煙」/「ワンオーナー車」の特徴値は、商品1が「あり」/「あり」、商品2が「なし」/「あり」、商品3が「あり」/「なし」、商品4が「なし」/「なし」となっている。
[0130]
<パターン1>
 パターン1では、フィルタ条件選択欄において「禁煙」および「ワンオーナー車」のチェックボックスがいずれも選択されていない場合について説明する(図17(B)参照)。
[0131]
 この場合、フィルタ条件は存在しないので、商品1~4の商品画像はいずれも通常通り表示される。
[0132]
<パターン2>
 パターン2では、フィルタ条件選択欄において、「禁煙」のチェックボックスが選択され、かつ「ワンオーナー車」のチェックボックスが選択されていない場合について説明する(図17(C)参照)。
[0133]
 この場合、フィルタ条件は「禁煙であること」になるので、分布図生成部6は、ステップS10(S12)において、フィルタ条件に該当しない(禁煙ではない)商品2、4の商品画像をグレー表示させるように配置した分布図に関するデータを生成する。
 これにより、ユーザ端末3には、商品1、3が通常通り表示され、商品2、4がグレー表示された分布図が表示される。
[0134]
<パターン3>
 パターン3では、フィルタ条件選択欄において、「ワンオーナー車」のチェックボックスが選択され、かつ「禁煙」のチェックボックスが選択されていない場合について説明する(図17(D)参照)。
[0135]
 この場合、フィルタ条件は「ワンオーナー車であること」になるので、分布図生成部6は、ステップS10(S12)において、フィルタ条件に該当しない(ワンオーナー車ではない)商品3、4の商品画像をグレー表示させるように配置した分布図に関するデータを生成する。
 これにより、ユーザ端末3には、商品1、2が通常通り表示され、商品3、4がグレー表示された分布図が表示される。
[0136]
<パターン4>
 フィルタ条件選択欄において、「禁煙」および「ワンオーナー車」のチェックボックスが両方とも選択された場合について説明する(図17(E)参照)。
[0137]
 この場合、フィルタ条件は「禁煙であり、かつワンオーナー車であること」になるので、分布図生成部6は、ステップS10(S12)において、フィルタ条件に該当しない(禁煙ではない、ワンオーナー車ではない、または禁煙でもワンオーナー車でもない)商品2、3、4の商品画像をグレー表示させるように配置した分布図に関するデータを生成する。
 これにより、ユーザ端末3には、商品1が通常通り表示され、商品2、3、4がグレー表示された分布図が表示される。
[0138]
 なお、上記説明では、分布図生成部6は、ステップS10(S12)において、フィルタ条件に該当しない商品の商品画像を識別可能に配置した分布図に関するデータを生成しているが、これに替えて、フィルタ条件に該当する商品の商品画像をフィルタ条件に該当する商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成してもよい。フィルタ条件に該当する商品の商品画像を識別可能に配置した場合、例えば上記パターン4のときには、商品2、3、4が通常通り表示され、商品1がグレー表示された分布図がユーザ端末3に表示される。
 また、上記説明では、識別可能な表示としてグレー表示を用いているが、通常の表示と区別できるのであれば任意の表示を用いることができる。
[0139]
(12.その他の機能)
 上記の機能の他、商品検索システム1は、履歴を移動させるために、操作を1つ前に戻す「戻る」ボタンと、戻した操作を1つ進める「進む」ボタンとを表示させる機能を備えている。
[0140]
 以上、本発明に係る商品検索システムの好ましい実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
[0141]
 例えば、上記実施形態における分布図生成部6は、ユーザ端末3において縦軸および横軸の任意の区間が選択された場合、選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域内の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成しているが、これに替えて、上記領域外の商品画像が上記領域内の商品画像よりも薄く表示される分布図に関するデータを生成してもよい。
 上記領域外の商品画像を上記領域内の商品画像よりも薄く表示させる場合、分布図生成部6は、例えば、図3のステップS9において、ステップS2で取得したIDに対応する全商品の座標位置を導出し、ステップS10において、上記領域外の商品画像が、上記領域内の商品画像(ステップS7で商品ID格納部4Cに格納されたIDに対応する商品の商品画像)よりも薄く表示されるよう配置された分布図に関するデータを生成する。
 これにより、上記領域内の商品画像は相対的に強調表示されるので、ユーザは直感的かつ視覚的な商品の絞り込みが可能になる。
[0142]
 また、上記実施形態では、各区間の特徴値を示す数値や文字列の部分または該部分の近傍に配置されたボタンbをマウスポインタ等でクリックすることにより、区間が選択されるよう構成されているが、これに替えて、予め設定された軸分割数に応じたステップで、縦軸および横軸に沿って位置が操作可能なツマミを両端に有するスライダーを、縦軸および横軸に配置し、該スライダーによって区間が選択されるようにしてもよい。
[0143]
 さらに、上記実施形態に係る商品検索システム1は、ユーザ端末3に分布図を表示させるための処理をサーバ2で実行しているが、ユーザ端末3内で分布図を表示させるための処理を実行してもよい。
 例えば、ユーザは、ユーザ端末3のブラウザから分布図を表示させるための処理を実行可能にする「SWFファイル」等のファイルをダウンロードすることにより、ユーザ端末3に、サーバ2内の格納部4、2次元座標空間規定部5、分布図生成部6、商品抽出部7、表示モード切替部8およびリスト生成部9等(ただし、データ通信部10を除く)を構築させることができる。
 これにより、ユーザは、サーバ2を介することなくユーザ端末3において、上記1~12の任意の機能を使用しつつ、分布図を表示させることができる。この場合、一台のユーザ端末3が商品検索システムとなる。

符号の説明

[0144]
1  商品検索システム
2  サーバ
3  ユーザ端末
4  格納部
4A  商品データ格納部
4B  軸項目データ格納部
4C  商品ID格納部
4D  指定商品ID格納部
4E  枠内商品ID格納部
5  2次元座標空間規定部
6  分布図生成部
7  商品抽出部
8  表示モード切替部
9  リスト生成部
10  データ通信部

請求の範囲

[請求項1]
 複数の商品の商品画像が配置された2次元座標空間からなる分布図を表示することによりユーザに希望の商品を検索させることができる商品検索システムであって、
 前記商品の固有識別情報、商品画像および前記商品に関する複数の商品特徴項目の特徴値を前記商品毎に商品データとして格納する商品データ格納部と、
 前記2次元座標空間の縦軸および横軸の軸項目に対する商品特徴項目毎の設定可否情報、ならびに前記縦軸および横軸を複数の区間に分割するために設定された商品特徴項目毎の軸分割数を格納する軸項目データ格納部と、
 前記分布図に配置される商品の固有識別情報を格納する商品ID格納部と、
 前記ユーザによって選択された商品特徴項目を前記縦軸および横軸の軸項目に設定し、前記商品データ格納部に格納された全商品の前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定するとともに、前記商品特徴項目の軸分割数に基づいて前記縦軸および横軸を前記複数の区間に分割した前記2次元座標空間を規定する2次元座標空間規定部と、
 前記軸項目に設定された前記商品特徴項目の特徴値に基づいて前記2次元座標空間における商品の座標位置を導出し、該座標位置に前記商品の商品画像を配置した分布図に関するデータを生成する分布図生成部と、
 前記複数の区間のうち前記ユーザによって選択された任意の区間からなる領域または2以上の任意の区間が重複した領域に含まれる商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を前記商品ID格納部に格納させる商品抽出部と、
を備え、
 前記ユーザによって前記任意の区間が選択され、前記固有識別情報が前記商品ID格納部に格納されると、
 前記分布図生成部は、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像が相対的に強調表示された絞り込み後の分布図に関するデータを生成することを特徴とする商品検索システム。
[請求項2]
 前記分布図生成部は、前記2次元座標空間上に、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置することで該商品画像が相対的に強調表示された絞り込み後の分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の商品検索システム。
[請求項3]
 前記絞り込み後の分布図において新たな軸項目が選択されると、
 前記2次元座標空間規定部は、前記商品データ格納部に格納された全商品における前記軸項目に設定された商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記2次元座標空間上に、前記商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の商品検索システム。
[請求項4]
 前記絞り込み後の分布図内の任意の商品画像が指定されると、
 前記商品抽出部は、指定された商品画像に対応する商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を指定商品ID格納部に格納させ、
 前記分布図生成部は、前記指定商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像が前記指定された商品画像として識別可能となるように前記分布図に関するデータを修正することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項5]
 前記指定商品ID格納部に格納された前記固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを表示する表示モードに切り替える表示モード切替部をさらに備え、
 前記ユーザによって前記表示モードに切り替えられると、
 前記2次元座標空間規定部は、前記指定商品ID格納部に格納された固有識別情報に対応する全商品における前記軸項目に設定された前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記指定商品ID格納部と前記商品ID格納部の両方に格納された固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項4に記載の商品検索システム。
[請求項6]
 前記分布図生成部は、前記軸項目に設定された前記商品特徴項目の特徴値が予め設定された所定の範囲に含まれる商品を前記2次元座標空間上に配置する場合、該商品の商品画像が強調表示された分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項7]
 前記分布図生成部は、前記2次元座標空間上に配置する前記商品画像の数が所定値以上の場合には、該商品画像としてシンボルマークを配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項8]
 前記分布図には、前記ユーザによって指定された任意の座標位置およびその周辺を拡大表示させるとともに、前記座標位置を中心に所定数の商品画像を選択可能な商品選択枠が配置されており、
 前記商品選択枠により前記所定数の商品画像が選択されると、
 前記商品抽出部は、前記所定数の商品画像に対応する商品の固有識別情報を抽出し、該固有識別情報を枠内商品ID格納部に格納させ、
 前記2次元座標空間規定部は、前記枠内商品ID格納部に格納された固有識別情報に対応する全商品における前記軸項目に設定された前記商品特徴項目に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定し、
 前記分布図生成部は、前記枠内ID格納部に格納された固有識別情報に対応する商品の商品画像のみを配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項9]
 前記2次元座標空間規定部は、前記縦軸および横軸の軸項目の少なくとも一方に2以上の商品特徴項目を設定し、該商品特徴項目のそれぞれの特徴値の取りうる値を正規化し、所定の優先順位に基づいて重み付け演算を行い、該重み付け演算後の値を足し合わせた演算結果に基づいて前記縦軸および横軸の範囲を設定した2次元座標空間を規定することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項10]
 複数の商品特徴項目に基づいて商品を絞り込むための検索条件を入力させる検索条件入力画面に関するデータを生成する条件入力画面生成部をさらに備え、
 前記商品抽出部は、前記検索条件に該当する商品の固有識別情報を抽出して、該固有識別情報を前記商品ID格納部に格納することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項11]
 前記分布図内の任意の商品画像に対応する商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを生成するリスト生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項12]
 前記リスト生成部は、前記絞り込み後の分布図内に配置された商品画像が所定数以下の場合に、前記絞り込み後の分布図内の全商品画像に対応する商品の商品データを一覧表示したリストに関するデータを自動的に生成することを特徴とする請求項11に記載の商品検索システム。
[請求項13]
 前記商品データ格納部に格納された商品データには、特徴値が2値となる商品特徴項目が含まれており、
 前記商品特徴項目毎に前記2値の一方の値をフィルタ条件として選択させるフィルタ条件選択欄に関するデータを生成するフィルタ条件生成部をさらに備え、
 前記フィルタ条件選択欄において、前記商品特徴項目の前記一方の値が選択されると、
 前記分布図生成部は、前記2値の他方の値を特徴値として有する商品の商品画像を前記フィルタ条件に該当しない商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の商品検索システム。
[請求項14]
 前記商品データ格納部に格納された商品データには、特徴値が2値となる商品特徴項目が含まれており、
 前記商品特徴項目毎に前記2値の一方の値をフィルタ条件として選択させるフィルタ条件選択欄に関するデータを生成するフィルタ条件生成部をさらに備え、
 前記フィルタ条件選択欄において、前記商品特徴項目の前記一方の値が選択されると、
 前記分布図生成部は、前記一方の値を特徴値として有する商品の商品画像を前記フィルタ条件に該当する商品として識別可能に配置した分布図に関するデータを生成することを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の商品検索システム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]