処理中

しばらくお待ちください...

設定

設定

出願の表示

1. WO2021039744 - 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、および制御プログラム

Document

明 細 書

発明の名称 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、および制御プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17  

図面

1   2   3   4   5A   5B   5C   6A   6B   6C   7A   7B   7C   8A   8B   8C   9   10A   10B   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 情報処理装置、情報処理システム、制御方法、および制御プログラム

技術分野

[0001]
 本開示は、情報処理装置等に関する。本願は、2019年8月28日に日本で出願された特願2019-155900号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

背景技術

[0002]
 下記特許文献1は、加湿器の適用畳数と異なる部屋で使用しても、送風機の送風音が気にならず、送風機や温風用ヒータの消費電力を抑えることができる技術を開示している。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2006-132879号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 上記特許文献1に記載の加湿器では、運転開始から検知湿度が目標湿度に近づいて安定領域に入るまでの計時時間が所定値より長い場合には使用されている部屋が適用畳数より広いと判断し、複数の制御段数の中から加湿量の大きい制御段数を使用している。
[0005]
 本開示の一態様は、例えば、効率的に部屋の環境を良くするように空気調和機を制御可能な情報処理装置等を実現することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本開示の一態様に係る情報処理装置は、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得部と、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信部とを備え、前記送信部は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる。
[0007]
 本開示の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得ステップと、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信ステップとを含み、前記送信ステップにおいては、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させるステップとを含む。
[0008]
 本開示の一態様に係る情報処理装置の制御プログラムは、情報処理装置に、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得機能と、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信機能とを実現させ、前記送信機能は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる機能とを実現させる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 第1の実施形態に係る制御システムと情報処理システムとの構成を示すシステム構成図である。
[図2] 第1の実施形態に係るサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。
[図3] 第1の実施形態に係る空気調和機の要部構成の一例を示すブロック図である。
[図4] 上記サーバが取得する設置情報のデータの一例である。
[図5A] 設置環境の広さと構造と広さの適切度との関係を示した情報の一例である。
[図5B] 設置環境の広さと構造と広さの適切度との関係を示した情報の一例である。
[図5C] 設置環境の広さと構造と広さの適切度との関係を示した情報の一例である。
[図6A] 設置環境に対する適切度と各適切度に対する加湿量との関係を示した情報の一例である。
[図6B] 設置環境に対する適切度と各適切度に対する加湿量との関係を示した情報の一例である。
[図6C] 設置環境に対する適切度と各適切度に対する加湿量との関係を示した情報の一例である。
[図7A] 設置環境における湿度の変化を例示するグラフの一例である。
[図7B] 設置環境における湿度の変化を例示するグラフの一例である。
[図7C] 設置環境における湿度の変化を例示するグラフの一例である。
[図8A] 設置環境に対する適切度と、当該設置環境における加湿性能とに基づいた加湿量を示した情報の一例である。
[図8B] 設置環境に対する適切度と、当該設置環境における加湿性能とに基づいた加湿量を示した情報の一例である。
[図8C] 設置環境に対する適切度と、当該設置環境における加湿性能とに基づいた加湿量を示した情報の一例である。
[図9] 上記サーバが、空気調和機に送信する第1開始情報、第2開始情報、および第3開始情報の一例である。
[図10A] 第1の実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例である。
[図10B] 上記ユーザ端末に表示される画面の一例である。
[図11] 上記情報処理システムにおいて実行される処理の一例を示すタイミングチャートである。
[図12] 上記サーバが実行する検証量決定処理の一例を示すフローチャートである。
[図13] 上記サーバが実行する出力量決定処理の一例を示すフローチャートである。
[図14] 上記サーバが実行する出力量再決定処理の一例を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0010]
 〔実施形態1〕
 図1~図14に基づいて、第1の実施形態(実施形態1)を説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[0011]
 (サーバ100の概要)
[0012]
 図1は、制御システム(情報処理システム)120の構成の一例と、情報処理システム121の構成の一例とを示すシステム構成図である。
[0013]
 図1に例示されるように、制御システム120は、例えば、サーバ(情報処理装置)100と空気調和機(家電機器)105とを含んだシステムであってよい。また、情報処理システム121は、例えば、制御システム120にスマートフォン(ユーザ端末)110aが追加されたシステムであってよい。なお、図1に例示されるように、情報処理システム121は、ノートPC(ユーザ端末)110bをさらに含んでよい。すなわち、情報処理システム121に含まれるユーザ端末の数は、1以上であればよい。
[0014]
 空気調和機105は、加湿・除湿などの湿度を調整する湿度調整機能を有する家電機器である。本実施の形態においては、家電機器の一例として空気調和機105を説明するが、上記湿度調整機能を有する機器でありさえすればその種類は問わない(例えば、家電機器は、加湿器、空気清浄機、エアコンなどであってもよい)。
[0015]
 空気調和機は、設置環境の湿度(以下「室内湿度」と称する)を目標の湿度に到達させるまで加湿運転を継続する必要がある。このとき、設置環境の広さ(例えば、床面積)と空気調和機の性能にとって適切な広さとが乖離する場合、加湿の効率が悪化するおそれがある。
[0016]
 そこで、サーバ100は、空気調和機105の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得し、空気調和機105が設置された後に、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を空気調和機105に開始させる第1開始情報を空気調和機105に送信する。そして、サーバ100は、設置環境と検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、空気調和機105を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、設置情報と家電情報とから得られる検証量で、空気調和機105に検証運転を開始させる。
[0017]
 これにより、サーバ100は、例えば、設置環境と空気調和機105の性能とに応じた適切な加湿量で検証運転を開始させることができる。すなわち、サーバ100は、室内湿度を目標の湿度に到達させるまでに最適な出力量を試すことができるという効果を奏する。
[0018]
 なお、サーバ100は、検証運転による設置環境の変化を示す変化値に基づいて決定した出力量で空気調和機105に通常運転を開始させる第2開始情報を、さらに空気調和機105に送信してよい。
[0019]
 これにより、サーバ100は、検証運転を行った後、室内湿度等の変化に応じて、最適な加湿量で通常運転を行わせることができる。したがって、サーバ100は、例えば、室内湿度を目標の湿度に到達させるまでの時間を短縮でき、給水頻度を減少させ、消費電力を削減できるという効果を奏する。
[0020]
 (サーバ100の構成)
 図2は、サーバの要部構成の一例を示すブロック図である。図2に例示されるように、サーバ(情報処理装置)100は、例えば、通信部201、記憶部202、および制御部210を備えてよい。制御部210は、設置情報取得部211、広さ比較部212、検証量決定部213、第1開始情報生成部214、検証運転通知部215、変化値取得部216、変化値比較部217、出力量決定部218、第2開始情報生成部219、第3開始情報生成部220、通常運転通知部221、ユーザ情報取得部223、および格納部224を備えてよい。
[0021]
 制御部210は、サーバ100の各種機能を統括的に制御する機能を持ち、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)によって実現される。
[0022]
 通信部201は、例えば、空気調和機105とユーザ端末(例えば、スマートフォン110a、ノートPC110b)とから、各種データを、ネットワークを介して送受信する。なお、通信部201は、例えば、所定の通信方式にしたがうネットワークを介して外部と通信可能なハードウェアであってよい。外部の機器との通信を実現する本質的な機能を備えていればよく、通信回線、通信方式、通信媒体などは限定されない。通信部201は、データ受信部201aとデータ送信部201bとを含む。
[0023]
 データ受信部201aは、例えば、スマートフォン110a(または、ノートPC110b)から各種の情報を受信し、制御部210に含まれる各部に当該情報を出力してよい。
[0024]
 データ送信部201bは、例えば、制御部210に含まれる各部から入力された各種の情報を、空気調和機105またはスマートフォン110a(または、ノートPC110b)に送信してよい。
[0025]
 設置情報取得部(取得部)211は、空気調和機105の設置環境に関する情報を含む設置情報(以下、単に「設置情報」と称する)を(例えば、空気調和機105、スマートフォン110aなどから)取得する。ここで、設置情報は、例えば、空気調和機105が設置される部屋の広さ(例えば、畳数、平米数など)と部屋の構造(例えば、木造和室、プレハブ洋室など)とを含む情報であってよい。
[0026]
 また、設置情報取得部211は、例えば、設置情報と空気調和機105を識別可能な情報を含む家電情報(例えば、機種名、シリアルナンバー、製造番号等)とを対応付けて、スマートフォン110aから取得してよい。
[0027]
 また、設置情報取得部211は、例えば、設置情報が更新された場合、更新された設置情報を取得してよい。ここで、設置情報取得部211は、ユーザが購入した空気調和機105を初めて設置したときの設置環境の設置情報を、更新された設置情報として取得する。また、設置情報取得部211は、ユーザが既に設置していた空気調和機105の設置環境を他の設置環境に変更したときの他の設置環境の設置情報を、更新された設置情報として取得してもよい。
[0028]
 また、設置情報取得部211は、例えば、空気調和機105をサーバ100に登録する登録要求を取得した場合、更新された設置情報を取得してよい。
[0029]
 広さ比較部212は、例えば、上記設置情報に含まれる設置環境の広さ(例えば、畳数、平米数などの床面積)と、家電情報ごとに規定される広さ(すなわち、空気調和機105の性能にとって適切な広さであり、例えば、記憶部202から読み込まれる)とを比較する。
[0030]
 検証量決定部(送信部)213は、設置環境と検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、空気調和機105を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、設置情報と当該家電情報とから得られる検証量を決定する。また、検証量決定部213は、例えば、設置情報に含まれる設置環境の広さと、空気調和機105ごとに規定される広さとを比較した結果に対応する加湿量を検証量として決定する。
[0031]
 第1開始情報生成部214は、例えば、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を空気調和機105に開始させる第1開始情報を生成する。ここで、第1開始情報は、例えば、上記検証量と空気調和機105を動作させる動作情報とを含んでよい。なお、動作情報は、例えば、加湿運転等の運転の種類と、当該運転の開始指示とを含む情報であってよい。空気調和機105は、当該動作情報に基づき、当該運転の種類に対応する運転を開始する。
[0032]
 検証運転通知部(送信部)215は、空気調和機105が設置された後、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を家電機器に開始させる第1開始情報を、空気調和機105に送信する。また、検証運転通知部215は、設置環境と検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、空気調和機105を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、設置情報と家電情報とから得られる検証量で、空気調和機105に検証運転を開始させる。
[0033]
 また、検証運転通知部215は、例えば、設置情報と家電情報とを用いて加湿量が得られたとき、当該加湿量を検証量として、加湿運転を空気調和機105に検証運転として開始させる。また、検証運転通知部215は、例えば、設置情報に含まれる設置環境の広さと、家電情報ごとに規定される広さとを比較した結果に対応する加湿量を検証量として、空気調和機105に検証運転を開始させる。
[0034]
 また、検証運転通知部215は、例えば、更新された設置情報が取得された場合、検証運転を空気調和機105に開始させる第1開始情報を、空気調和機105に送信してよい。
[0035]
 さらに、検証運転通知部215は、例えば、空気調和機105のユーザに対して、設置環境を設定する条件を空気調和機105に提示させる条件情報をさらに送信する。ここで、条件情報は、例えば、検証運転を行うために必要となる設置環境の条件の情報であり、例えば、「ドアを閉めてください」、「窓を閉めてください」など、ユーザに条件を通知するためのメッセージ情報であってよい。
[0036]
 変化値取得部216は、例えば、検証運転による設置環境の変化を示す変化値を空気調和機105から取得してよい。ここで、変化値は、例えば、空気調和機105が設置されている設置環境における湿度の変化を示す値であってもよいし、湿度と温度とに基づく計測値の変化を示す値であってもよい。
[0037]
 また、変化値取得部216は、例えば、通常運転が開始されてから所定時間が経過した後、当該通常運転による設置環境の変化を示す変化値を空気調和機105から取得してよい。さらに、変化値取得部216は、例えば、検証運転または通常運転として空気調和機105に加湿運転を行わせた後、設置環境における湿度の変化値を取得してもよい。
[0038]
 なお、変化値取得部216は、例えば、検証運転・通常運転を開始する前後に測定された設置環境の測定値(例えば、湿度・温度など)を空気調和機105から取得し、当該取得した2つの測定値の差分を算出し、当該差分が示す値を検証運転・通常運転による設置環境の変化値として取得してよい。また、変化値取得部216は、検証運転・通常運転を開始する前後に限らず、所定時間ごと(例えば、30分毎)に測定された測定値を取得し、あるタイミングで測定された測定値と他のタイミングで測定された測定値との差分値を、変化値として取得してよい。
[0039]
 変化値比較部217は、例えば、上記変化値と空気調和機105の家電情報に対応する参考値とを比較してよい。ここで、参考値は、各家電機器の性能を示す値である(詳細は後述する)。そして、変化値比較部217は、例えば、当該変化値が当該参考値から所定範囲外の小さい値であるか、所定範囲内の値であるか、所定範囲外の大きい値であるかの比較結果を出力量決定部218に出力する。
[0040]
 出力量決定部(決定部)218は、例えば、検証運転による設置環境の変化を示す変化値に基づいて、出力量を決定する。出力量決定部218は、例えば、検証運転または通常運転として空気調和機105に加湿運転を行わせた後、設置環境における湿度の変化値に基づいて、出力量として加湿量を決定する。
[0041]
 そして、出力量決定部218は、通常運転が開始されてから所定時間が経過した後、当該通常運転による設置環境の変化を示す変化値が所定の値より小さい場合、決定された出力量より小さい出力量を決定する。
[0042]
 また、出力量決定部218は、例えば、検証運転または通常運転として空気調和機105に加湿運転を行わせた後、設置環境の湿度の変化値に基づいて、出力量として加湿量を決定する。また、出力量決定部218は、例えば、空気調和機105のユーザに関する情報を含むユーザ情報にさらに基づいて、出力量を決定する。また、出力量決定部218は、例えば、設置環境の変化を示す変化値に応じて検証量の当否を評価し、当該評価した結果と設置情報とから出力量を決定する。
[0043]
 第2開始情報生成部219は、例えば、出力量決定部218により決定された出力量で、空気調和機105に通常運転を開始させる第2開始情報を生成する。ここで、第2開始情報は、例えば、空気調和機105を運転させる運転の種類(例えば、加湿運転)に関する情報をさらに含んでよい。
[0044]
 第3開始情報生成部220は、例えば、出力量決定部218により決定された出力量より小さい出力量と、空気調和機105を運転させる運転の種類(例えば、加湿運転)とを少なくとも含む第3開始情報を生成する。
[0045]
 通常運転通知部(送信部)221は、例えば、出力量決定部218により決定された出力量で、空気調和機105に通常運転を開始させる第2開始情報をさらに送信する。また、検証運転通知部215は、例えば、出力量決定部218により決定された出力量より小さい出力量で通常運転を継続させる第3開始情報をさらに送信する。
[0046]
 ユーザ情報取得部(取得部)223は、例えば、ユーザ端末に提示された所定のインターフェースを介して、空気調和機105のユーザによって入力された設置情報を、ユーザ端末から取得し、当該取得した設置情報を格納部224に出力する。
[0047]
 格納部224は、例えば、空気調和機105のユーザに関する情報を含むユーザ情報を、家電情報と対応付けて記憶部202に格納する。
[0048]
 記憶部202は、任意の情報を格納可能な記憶機器であり、例えば、ハードディスク、SSD(Silicon State Drive)、半導体メモリ、DVDなどで構成されてよい。
[0049]
 (空気調和機105の構成)
 図3は、空気調和機105の要部構成の一例を示すブロック図である。図3に例示されるように、空気調和機(家電機器)105は、例えば、通信部301、記憶部302、入力部303、出力部304、および制御部310を備えてよい。そして、制御部310は、開始情報取得部311、動作制御部312、測定部313、測定値送信部314、条件情報取得部315、条件情報出力部316、操作情報取得部317、および操作情報送信部318を備えてよい。
[0050]
 制御部310は、空気調和機105の各種機能を統括的に制御する機能を持ち、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)によって実現される。
[0051]
 通信部301は、例えば、サーバ100から各種データを受信する。そして、通信部301は、例えば、サーバ100に、室内湿度や温度等を測定した測定値と、空気調和機105で操作された操作内容を示す操作情報等を送信する。
[0052]
 入力部303は、例えば、空気調和機105の外面に設置されたキー、タッチパネル付きの表示装置、リモコンなどを通して、ユーザにより操作された内容を受け付ける。
[0053]
 出力部304は、例えば、加湿を行う加湿部、空気清浄を行う空気清浄部、送風する送風部、音を出力する音出力部、表示を行う表示部などを含み、それぞれ、制御部310により制御される。
[0054]
 開始情報取得部(開始情報受信部)311は、例えば、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を開始する第1開始情報を、サーバ100から受信する。また、開始情報取得部311は、例えば、第2開始情報・第3開始情報をサーバ100からさらに受信してよい。
[0055]
 動作制御部312は、例えば、第1開始情報に基づき、第1開始情報に含まれる検証量で検証運転を開始させるように、出力部304(例えば、加湿部)の動作を開始させる。同様に、動作制御部312は、例えば、第2開始情報・第3開始情報に基づき、出力部304の動作を開始・継続させる。
[0056]
 測定部313は、設置環境の物理量(例えば、湿度・温度・水蒸気量など)を測定し、当該測定値を測定値送信部314に出力する。
[0057]
 測定値送信部314は、上記測定値を、通信部301を介してサーバ100に送信する。
[0058]
 条件情報取得部(条件情報受信部)315は、例えば、空気調和機105のユーザに対して、設置環境を設定する条件を空気調和機105に提示させる条件情報を取得する。
[0059]
 条件情報出力部316は、例えば、条件情報取得部315により取得された条件情報を、出力部304から出力する。具体的には、条件情報出力部316は、「ドアを閉めてください」、「窓を閉めてください」など、ユーザに条件を通知するためのメッセージ情報を、音出力部からメッセージ情報の音を出力させる。
[0060]
 操作情報取得部317は、例えば、ユーザにより操作された湿度や温度等に対する操作内容を示す操作情報を取得する。そして、操作情報取得部317は、例えば、当該操作情報と、操作された時刻を示す操作時刻とを対応付けて取得してよい。
[0061]
 操作情報送信部318は、例えば、当該操作情報を、通信部301を介して、サーバ100に送信する。また、操作情報送信部318は、例えば、当該操作情報と操作時刻とを対応付けて、通信部301を介して、サーバ100に送信してよい。
[0062]
 記憶部302は、任意の情報を格納可能な記憶機器であり、例えば、ハードディスク、SSD(Silicon State Drive)、半導体メモリなどで構成されてよい。
[0063]
 (サーバ100が設置情報を取得する処理)
 図4は、サーバ100が取得する設置情報のデータの一例である。図4に例示されるように、設置情報取得部211は、例えば、空気調和機105を識別可能な家電情報に対応付けて、空気調和機105が設置された設置環境の広さと構造とのデータを、スマートフォン110a(または、ノートPC210a)から取得する。
[0064]
 具体的には、図4に例示されるように、設置情報取得部211は、「K3」という家電情報(例えば、空気調和機105の機種名、製造番号など)に対応付けて、空気調和機105が設置された部屋の広さ「27畳」と部屋の構造「プレハブ洋室」とをデータとして取得する。同様に、設置情報取得部211は、家電情報「K2」に対応して、広さ「13畳」と構造「木造和室」とを取得し、家電情報「K1」に対応して、広さ「24畳」と構造「プレハブ洋室」とを取得する。
[0065]
 これにより、サーバ100は、当該家電機器が設置された設置環境に関する情報である部屋の広さと構造とを、家電機器を識別可能な家電情報ごとに識別することができる。
[0066]
 (空気調和機105に対応付けられた設置環境の情報)
 図5A~図5Cは、設置環境の広さ(畳数)と構造と広さの適切度との関係を示した情報の一例であり、図5Aは、「K1」という機種名に対する当該情報の一例であり、図5Bは「K2」という機種名に対する当該情報の一例であり、図5Cは「K3」という機種名に対する当該情報の一例である。なお、当該情報は、例えば、サーバ100が備えた記憶部202に記憶されている。
[0067]
 図5Aに例示されるように、機種名が「K1」である空気調和機105は、部屋の構造が「木造和室」(木造に限らず湿気が逃げやすい部屋であってよい)である場合、畳数が「4畳」から「7畳」までの各畳数が適切度「b」であることを、サーバ100は記憶部202に記憶している。ここで、適切度「b」は、設置環境の広さが空気調和機105の性能にとって適切な広さであることを示す。
[0068]
 図5Bに例示されるように、機種名が「K2」である空気調和機105は、部屋の構造が「プレハブ洋室」(密閉性が高い部屋)である場合、畳数が「1畳」から「6畳」までの各畳数が適切度「c」であることを、サーバ100は記憶部202に記憶している。ここで、適切度「c」は、設置環境の広さが空気調和機105の性能に対して狭いことを示す。
[0069]
 図5Cに例示されるように、機種名が「K3」である空気調和機105は、部屋の構造が「木造和室」である場合、畳数が「27畳」から「65畳」までの各畳数が適切度「a」であることを、サーバ100は記憶部202に記憶している。ここで、適切度「a」は、設置環境の広さが空気調和機105の性能に対して広いことを示す。
[0070]
 なお、サーバ100は、適切な畳数であることを示す適切度「b」に対応する畳数と構造とを記憶部202に記憶すればよく、適切度「a」と適切度「c」とに対応する畳数と構造は必ずしも記憶する必要はない。また、サーバ100は、3つの適切度ではなく4つ以上の適切度を有してもよい。また、サーバ100は、各畳数に対する適切度を数値で表した0~100までの数値で記憶してもよい。
[0071]
 これにより、サーバ100は、設置環境の広さが、空気調和機105の性能にとって適切な広さであるか否かを容易に判断することができる。
[0072]
 (空気調和機105に対応付けられた適切度と加湿量との関係)
 図6A~図6Cは、設置環境(例えば、広さ)に対する適切度と各適切度に対する加湿量との関係を示した情報の一例であり、図6Aは、「K1」という機種名に対する当該情報の一例であり、図6Bは「K2」という機種名に対する当該情報の一例であり、図6Cは「K3」という機種名に対する当該情報の一例である。
[0073]
 図6Aに例示されるように、機種名が「K1」である空気調和機105について、適切度「a」(広い)に対して加湿量「400」、適切度「b」(適切)に対して加湿量「250」、適切度「c」(狭い)に対して加湿量「100」が対応付けられており、当該対応付けをサーバ100は記憶部202に記憶している。
[0074]
 同様に、図6Bおよび図6Cに例示されるように、機種名がそれぞれ「K2」「K3」である空気調和機105についても、各適切度と当該各適切度に対する加湿量とが対応付けられており、当該対応付けをサーバ100は記憶部202に記憶している。
[0075]
 これにより、サーバ100は、適切度に対応する加湿量を決定することができる。したがって、サーバ100は、例えば、設置環境と空気調和機105の性能とに応じた適切な加湿量で検証運転を開始させることができる。
[0076]
 ここで、サーバ100は、各適切度に対する加湿量を対応付けて記憶せずに、所定の適切度に対応する加湿量のみを記憶し、他の適切度に対する加湿量を、当該所定の適切度に対する加湿量に空気調和機の機種に応じた定数を乗算して算出してもよい。
[0077]
 例えば、前記送信部は、設置情報に応じた所定量に前記家電情報に応じた定数を乗じて得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる。これにより、サーバ100は、家電機器の種類に柔軟に応じた加湿量を決定することができる。したがって、サーバ100は、例えば、設置環境と空気調和機105の性能とに応じた適切な加湿量で検証運転を開始させることができる。
[0078]
 また、サーバ100は、設置される地域に応じて適切度と検証量との関係を示した情報を記憶してもよい。例えば、前記送信部は、前記設置情報と前記家電情報と前記設置情報に含まれる地域情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる。これにより、サーバ100は、空気調和機105が設置された地域を取得し、設置された地域に応じた適切な検証量を決定することができる。
[0079]
 (サーバ100が検証運転の検証量を決定する処理)
 図7A~図7Cは、空気調和機105が設置された設置環境における湿度の変化を例示するグラフの一例である。グラフKa~Kc、Ke、およびKgが、サーバ100からの指示により空気調和機105が動作したときの設置環境における湿度の変化を示したグラフであり、グラフKd、Kf、およびKhが、従来の空気調和機が動作したときの設置環境における湿度の変化を示したグラフである。
[0080]
 設置情報取得部211が、空気調和機105の家電情報として機種名「K3」と、設置環境を示す設置情報として畳数「27」と構造「プレハブ洋室」とを取得した場合(図4を参照)、サーバ100は以下の処理で検証量を決定する。
[0081]
 まず、広さ比較部212は、畳数「27」および構造「プレハブ洋室」を、機種名「K3」の空気調和機105に規定された広さおよび構造の中から検索し、畳数「27」および構造「プレハブ洋室」は、空気調和機105の性能に対して広い畳数であることを示す適切度「a」を取得する(図5Cを参照)。
[0082]
 そして、検証量決定部213は、機種名「K3」に対応する加湿量のデータの中から、適切度「a」に対応する加湿量「900」を、検証運転の検証量として決定する(図6Cを参照)。
[0083]
 次に、第1開始情報生成部214は、加湿量「900」の検証量と、空気調和機105を加湿運転させる加湿運転の動作情報とを含む第1開始情報を生成する。そして、検証運転通知部215は、加湿量「900」と加湿運転の動作情報とを含む第1開始情報を、データ送信部201bを介して、空気調和機105に送信し、空気調和機105に加湿量「900」で加湿運転の検証運転を開始させる。
[0084]
 図7AのグラフKaが、空気調和機105が加湿量「900」の大きい加湿量で検証運転をしたときの設置環境における湿度の変化を例示したグラフである。サーバ100は、従来の空気調和機で運転を開始するときの予め決められた加湿量(例えば、600)より大きい加湿量(例えば、900)で空気調和機105に検証運転を開始させる。
[0085]
 図7Aは、グラフKaがグラフKdよりも早く目標湿度に近づいていることを示す。すなわち、サーバ100は、従来の空気調和機よりも室内湿度をより早く目標の湿度に近づけることができる。
[0086]
 同様に、設置情報取得部211が、空気調和機105の家電情報として機種名「K3」と、設置環境を示す設置情報として畳数「10」と構造「プレハブ洋室」とを取得した場合(図4を参照)、サーバ100は以下の処理で検証量を決定する。
[0087]
 まず、広さ比較部212は、畳数「10」および構造「プレハブ洋室」と、機種名「K3」の空気調和機105に規定された広さおよび構造の中から検索し、畳数「10」および構造「プレハブ洋室」は、空気調和機105の性能に対して狭い畳数であることを示す適切度「c」を取得する(図5Cを参照)。
[0088]
 そして、検証量決定部213は、機種名「K3」に対応する加湿量のデータの中から、適切度「c」に対応する加湿量「300」を、検証運転の検証量として決定し(図6Cを参照)、サーバ100は、加湿量「300」で空気調和機105に検証運転を開始させる。
[0089]
 図7BのグラフKeが、空気調和機105の性能に対して狭い畳数の設置環境で、空気調和機105が検証運転をしたときの室内湿度の変化を例示したグラフである。サーバ100は、従来の空気調和機で運転を開始するときの予め決められた加湿量(例えば、600)より小さい加湿量(例えば、300)で空気調和機105に検証運転を開始させる。図7Bは、グラフKeが、グラフKfのように目標湿度を超えることがなく、目標湿度に近づいていることを示している。
[0090]
 すなわち、空気調和機105の設置された設置環境の広さが、空気調和機105の性能に適切な広さより狭い場合、サーバ100は、小さい加湿量で空気調和機105に検証運転を開始させる。これにより、サーバ100は、過剰な加湿を軽減し、空気調和機105への給水頻度を減少させることができる。また、サーバ100は、過剰な加湿に伴う動作音を抑制でき、ユーザを不快にさせない。
[0091]
 (サーバ100が通常運転の出力量を決定する処理)
 図8A~図8Cは、設置環境に対する広さの適切度と、設置環境における加湿性能とに応じた加湿量を示す情報の一例である。図8Aは、「K1」という機種名に対する当該情報の一例であり、図8Bは、「K2」という機種名に対する当該情報の一例であり、図8Cは、「K3」という機種名に対する当該情報の一例である。
[0092]
 まず、サーバ100が空気調和機105に検証運転を行わせた後、変化値取得部216は、検証運転の開始から所定時間が経過した後(例えば、1時間後)までの期間における室内湿度の変化値を、空気調和機105からデータ受信部210aを介して取得する。
[0093]
 そして、変化値比較部217は、取得した湿度の変化値と、家電情報ごとに規定されている参考値とを比較する。ここで、参考値は、例えば、各家電情報に対応する各家電機器が、所定の広さと所定の構造の設置環境で加湿運転を行ったときの当該各設置環境における湿度の変化を示す値であり、各家電機器に対応付けて規定されている値である。つまり、参考値は、例えば、各設置環境における各家電機器の加湿性能を示す値である。
[0094]
 次に、出力量決定部218は、変化値比較部217により比較された結果と、広さ比較部212により取得された設置環境の適切度(「a」(小さい)、「b」(適切)、および「c」(大きい))とに基づき、出力量を決定する。そして、出力量決定部218は、通常運転を開始させる出力量を1回決定したということを示す情報(例えば、フラグまたは出力量の数値等)を、記憶部202に格納する。なお、当該情報は、通常運転の開始時の出力量を決定するか、通常運転を継続させるときの出力量を再度決定するかを、出力量決定部218が区別する情報である(後で詳細に説明する)。
[0095]
 サーバ100は、例えば、参考値を記憶部202に記憶している。なお、サーバ100は、所定の設置環境(広さ、構造、温度、湿度等)で動作させたときの各家電機器の参考値を記憶部202に記憶し、当該参考値に基づき、他の設置環境に対する参考値を所定の数式で算出してもよい。
[0096]
 そして、出力量決定部218は、例えば、取得した設置環境における湿度の変化値と参考値とを比較した結果が、当該湿度の変化値が当該参考値から所定範囲外の小さい値であった場合、空気調和機105による加湿が不十分であると評価し、加湿性能「A」を取得する。
[0097]
 同様に、出力量決定部218は、上記変化値が当該参考値の所定範囲内であった場合、加湿は適切であると評価し、加湿性能「B」を取得し、上記変化値が当該参考値から所定範囲外の大きい値であった場合、空気調和機105による加湿は十分であると評価し、加湿性能「C」を取得する。
[0098]
 そして、出力量決定部218は、空気調和機105の家電情報に対応する加湿性能、適切度、および加湿量の関係を示す情報から、評価した加湿性能と、広さ比較部212により取得された適切度とに対応する加湿量を取得する。
[0099]
 ここで、出力量決定部218は、空気調和機105から所定期間に出力された加湿量の総量と、当該所定期間における設置環境に含まれる水蒸気量の変化値とを比較した結果に基づいて、加湿性能を取得してもよい。
[0100]
 具体的には、変化値取得部216は、空気調和機105で測定された、検証運転期間における設置環境の水蒸気量の変化値を、空気調和機105から取得する。そして、出力量決定部218は、決定した検証運転時の検証量(加湿量)に基づき、検証運転期間における加湿量の総量を算出し、上記水蒸気量の変化値が当該加湿量の総量から所定範囲外の小さい値であれば、空気調和機105による加湿が不十分であると評価し、加湿性能「A」を取得してよい。
[0101]
 同様に、出力量決定部218は、上記水蒸気量の変化値が上記加湿量の総量から所定範囲内の値であった場合、加湿は適切であると評価し、加湿性能「B」を取得し、上記水蒸気量の変化値が上記加湿量の総量から所定範囲外の大きい値であった場合、加湿は十分であると評価し、加湿性能「C」を取得してよい。
[0102]
 例えば、サーバ100が、機種名「K3」の設置環境の適切度が「a」(広い)であり、当該適切度に対する加湿量「900」で検証運転をさせた後に、通常運転を行わせるときの出力量(加湿量)を決定する処理は以下のとおりである。
[0103]
 前述のとおり、出力量決定部218が加湿は適切であると評価した場合、加湿性能「B」を取得する。そして、出力量決定部218は、図8Cに例示されるように、適切度「a」と加湿性能「B」とに対応する加湿量「800」を決定する。
[0104]
 そして、サーバ100は加湿量「900」で空気調和機105に検証運転を開始させ、室内湿度を上げた後(図7AのグラフKaを参照)、検証運転時の加湿量より小さい加湿量「800」で通常運転を開始させ、通常運転を開始させた後の湿度の上昇率を検証運転中の湿度の上昇率より下げる。
[0105]
 また、サーバ100が、機種名「K2」の設置環境の適切度「b」(適切)に対する加湿量「500」で検証運転をさせた後に、通常運転を行わせるときの出力量(加湿量)を決定する処理は以下のとおりである。
[0106]
 前述のとおり、出力量決定部218は加湿が不十分であると評価した場合、加湿性能「A」を取得する。そして、出力量決定部218は、図8Bに例示されるように、適切度「b」と加湿性能「A」とに対応する加湿量「600」を取得する。
[0107]
 そして、サーバ100は加湿量「500」で空気調和機105に検証運転を開始させ、室内湿度を上げた後(図7AのグラフKbを参照)、検証運転時の加湿量より多い加湿量「600」で通常運転を開始させ、通常運転を開始させた後の湿度の上昇率を検証運転中の湿度の上昇率より上げる。
[0108]
 このように、サーバ100は、検証運転の開始から所定時間が経過した後までの期間における室内湿度の変化値に応じて、適切な加湿量を決定し、その加湿量で通常運転を空気調和機105に開始させる。したがって、サーバ100は、例えば、室内湿度が目標の湿度を超えないように、空気調和機105を効率よく通常運転させることができ、消費電力を削減できる。
[0109]
 (サーバ100が出力量を再度決定する処理)
 前述したように、出力量決定部218は、空気調和機105に通常運転を開始させるときの出力量を1回決定している場合、当該出力量が1回決定されていることを示す情報を記憶部202に格納する。
[0110]
 そして、出力量決定部218は、出力量を1回決定したことを示す情報が記憶部202に記憶されている場合、変化値比較部217による湿度の変化値と参考値とが比較された結果に基づく評価を行い、加湿性能「A」(加湿が不十分)を取得した場合は、出力量決定部218は、通常運転を開始した時の所定の加湿量より小さい加湿量を再度決定する。
[0111]
 つまり、サーバ100は、例えば、空気調和機105に通常運転を最大の加湿量で開始させ、通常運転の開始から所定時間が経過した後における室内湿度にほとんど変化がない場合、空気調和機105が発揮できる最大の加湿量で通常運転させても、室内湿度を目標の湿度まで上げることが出来ないと判断し、低い加湿量で、空気調和機105に加湿運転を継続させる。
[0112]
 前述したように、サーバ100は、機種名「K1」の空気調和機105が設置環境の適切度「a」(広い)に対する最大の加湿量「400」で空気調和機105に検証運転を開始させる。そして、サーバ100は、検証運転の開始から所定時間が経過した後における室内湿度の変化値と参考値との比較結果に基づいて、加湿性能「A」と適切度「a」とに対応する最大の加湿量「400」で通常運転を空気調和機105に開始させる。このとき、サーバ100が出力量(加湿量)を再度決定する場合の処理は、以下のとおりである。
[0113]
 変化値取得部216は、通常運転の開始から所定時間が経過した後(例えば、1時間後)までの期間における室内湿度の変化値を取得する。次に、変化値比較部217による比較結果が、当該湿度の変化値が当該参考値から所定範囲外の小さい値であった場合、出力量決定部218は、空気調和機105による加湿が不十分であると評価し、加湿性能「A」を取得する。
[0114]
 そして、出力量決定部218は、通常運転のための出力量を1回決定したことを示す情報が記憶部202に記憶されている場合に、加湿性能「A」(加湿が不十分)を取得した場合は、出力量決定部218は、通常運転の開始時の加湿量「400」より小さい加湿量(例えば、180)を再度決定する。
[0115]
 そして、第3開始情報生成部220が、通常運転の開始時の加湿量「400」より小さい加湿量「180」と加湿運転とを対応付けた第3開始情報を生成し、通常運転通知部221が、加湿量「180」で加湿運転を行わせる第3開始情報を、空気調和機105に送信する。これにより、サーバ100は、加湿量「180」で空気調和機105に加湿運転を継続させる。
[0116]
 サーバ100が最大の加湿量「400」で空気調和機105に検証運転を開始させ(図7AのグラフKcを参照)、検証運転時の加湿量と同じ最大の加湿量「400」で通常運転を開始させ、通常運転の開始から所定時間が経過した後に小さい加湿量「180」を再度決定し通常運転を継続することにより、加湿量を再度決定後の通常運転中における湿度の上昇率を、検証運転開始から通常運転中における湿度の上昇率より下げる。
[0117]
 このように、サーバ100は、最大の加湿量で空気調和機105に通常運転を行わせても、通常運転の開始から所定時間が経過した後までの期間における室内湿度が大きく変化しない場合、小さい加湿量に変えて、空気調和機105に通常運転を継続させる。これにより、サーバ100は、例えば、空気調和機105の性能を超える設置環境で無駄な運転を行わせることなく、給水量を減少させ、消費電力を削減できる。
[0118]
 図7CのグラフKgが、空気調和機105が検証運転開始時と通常運転開始時の加湿量より小さい加湿量を再度決定し通常運転を行ったときの設置環境における湿度の変化を例示したグラフである。サーバ100は、出力量を再度決定するときに、従来の空気調和機で運転を開始するときの予め決められた加湿量(例えば、600)より小さい加湿量(例えば、180)を再度決定し、空気調和機105に通常運転を開始させる。図7Cは、グラフKgが、従来の空気調和機の動作による湿度の変化を示したグラフKhのように目標湿度を超えることがなく、また、グラフKhに比べて運転停止の回数が少ないことを示している。
[0119]
 すなわち、サーバ100は、通常運転開始時の加湿量より小さい適切な加湿量を再度決定し通常運転を行わせることにより、通常運転開始時と同じ加湿量で動作を継続させたときに比べて、空気調和機105の加湿運転と運転停止との繰り返しの頻度を減らし、消費電力を削減できる。
[0120]
 また、サーバ100は、出力再決定処理を所定時間ごとに複数回行ってもよい。これにより、サーバ100は、所定時間ごとの設置環境の変化に応じた適切な加湿量を再度決定し、空気調和機105に通常運転を行わせることができる。すなわち、サーバ100は、外部の天気の変化、または、設置環境に存在している人数の変化等の影響を受けた室内湿度に基づき、現在の設置環境に対する加湿性能を再度評価し、より適切な加湿量を再度決定することができるので、空気調和機105をより効率よく動作させることができる。
[0121]
 ここで、出力量決定部218は、加湿量「400」より小さい加湿量であれば、いずれの加湿量でもよい。例えば、出力量決定部218は、空気調和機105の給水タンクの水の残量に応じて、より適切な加湿量を決定してもよい。
[0122]
 ここで、第3開始情報生成部220は、例えば、空気調和機105に加湿運転させない「加湿停止」を含む第3開始情報を生成し、通常運転通知部221が第3開始情報を空気調和機105に送信し、空気調和機105に加湿運転を停止させてもよい。また、第3開始情報生成部220は、例えば、空気調和機105に加湿運転以外の運転(例えば、空気清浄運転)を含む第3開始情報を生成し、空気調和機105に加湿運転を行わせず、空気清浄運転だけを行わせてもよい。
[0123]
 また、出力量決定部218は、通常運転の出力量を決定する場合と同様に、通常運転開始から所定時間経過までの期間における設置環境の水蒸気量の変化値と、当該期間における加湿量の総量とを比較した結果に基づいて、加湿性能を取得してよい。
[0124]
 (サーバ100が送信する開始情報)
 図9は、サーバ100が、空気調和機105に送信する第1開始情報、第2開始情報、および第3開始情報の一例である。
[0125]
 図9は、図7AのグラフKaからKcに例示されるそれぞれの湿度の変化を示す場合の空気調和機105に送信される各開始情報の一例を示している。図9に例示されるように、サーバ100が、機種名「K3」に対応する各開始情報で、空気調和機105を動作させた場合に、空気調和機105の設置環境における湿度の変化を示したグラフが、図7AのグラフKaである。サーバ100が、機種名「K2」に対応する各開始情報で空気調和機105を動作させた場合に、当該設置環境における湿度の変化を示したグラフが、図7AのグラフKbである。サーバ100が、機種名「K1」に対応する各開始情報で空気調和機105を動作させた場合に、当該設置環境における湿度の変化を示したグラフが、図7AのグラフKcである。
[0126]
 (サーバ100が条件情報を送信する処理)
 検証運転通知部215は、例えば、第1開始情報と条件情報とを空気調和機105に送信してよい。空気調和機105は、通信部301を介して条件情報を受信した場合、当該条件情報を出力部304から出力する。
[0127]
 これにより、サーバ100は、検証運転で必要となる設置環境の状態を音等でユーザに知らせ、ユーザに設置環境の状態を調整することを促すことができる。また、ユーザにより設置環境の状態が調整されるので、空気調和機105は、検証運転後の設置環境の変化を示す変化値を、より正確な変化値として取得することができる。さらに、サーバ100は、より正確な変化値を取得できるので、検証運転後において通常運転を開始する時の出力量を、より適切な値で決定することができる。
[0128]
 なお、検証運転通知部215は、例えば、条件情報をスマートフォン110a(または、ノートPC110b)に送信し、スマートフォン110aが条件情報を音等で出力してもよい。
[0129]
 (情報処理システム121において実行される処理)
 図10A~図10Bは、ユーザ端末(例えば、スマートフォン110a)に表示される画面の一例である。図10Aは、スマートフォン110aで空気調和機105を認識したときの画面の一例である。図10Bは、スマートフォン110aで空気調和機105を設置する設置環境に関する設置情報を入力するときの画面の一例である。
[0130]
 まず、ユーザが空気調和機105を設置したとき、ユーザからのスマートフォン110aへの操作に基づき、スマートフォン110aは、スマートフォン110aと接続可能な空気調和機105を検索する。次に、スマートフォン110aが空気調和機105を検索したときに、スマートフォン110aは空気調和機105から、空気調和機105を識別可能な家電情報(例えば、機種名、製造番号など)を受信する。
[0131]
 そして、スマートフォン110aは、空気調和機105と同じ機器がサーバ100に登録されていない場合は、図10Aに例示される画面をスマートフォン110aの表示部に表示し、ユーザに空気調和機105を登録することを促す。空気調和機105を登録する入力があった場合、スマートフォン110aは登録する入力があったことを空気調和機105に送信し、空気調和機105は、空気調和機105を識別可能な家電情報(例えば、機種名、製造番号など)と登録要求とをサーバ100に送信する。ここで、登録要求と家電情報とは、スマートフォン110aがサーバ100に送信してもよい。
[0132]
 次に、スマートフォン110aは、図10Bに例示されるように、未登録の空気調和機105の設置環境に関する設置情報を入力する画面を表示部に表示する。そして、スマートフォン110aは、図10Bに例示される画面において、「お部屋の広さ」の入力欄に入力された広さと、「お部屋の構造」の入力欄に入力された構造とを、サーバ100に送信する。
[0133]
 図11は、情報処理システム121において実行される処理の一例を示すタイミングチャートである。サーバ100は、空気調和機105から受信した登録要求と、スマートフォン110aから受信した設置環境に関する設置情報(例えば、部屋の広さ・構造)とに基づき、検証量を決定する処理(検証量決定処理)を実行する(S101)。なお、検証量決定処理の詳細は後述する。
[0134]
 次に、サーバ100は、検証量決定処理(S101)で決定された検証量と運転情報(例えば、加湿運転)とを含む第1開始情報を空気調和機105に送信し、当該検証量で空気調和機105に検証運転を行わせる。そして、空気調和機105は、所定時間が経過した後に、検証運転を開始してから所定時間が経過した後までの期間における室内湿度の変化値を、サーバ100に送信する。
[0135]
 ここで、サーバ100が室内湿度の変化値を送信するように要求する要求信号を空気調和機105に送信し、空気調和機105が当該要求信号を受信したときに、空気調和機105は、当該変化値をサーバ100に送信してもよい。
[0136]
 そして、サーバ100は、空気調和機105から受信した変化値に基づき、出力量(例えば、加湿量)を決定する処理(出力量決定処理)を実行する(S102)。なお、出力量決定処理の詳細は後述する。
[0137]
 次に、サーバ100は、第2開始情報を空気調和機105に送信し、上記出力量で空気調和機105に通常運転を行わせる。そして、空気調和機105は、所定時間が経過した後に、通常運転を開始してから所定時間が経過した後までの期間における室内湿度の変化値を、サーバ100に送信する。ここで、空気調和機105は、検証運転のときと同様に、室内湿度の変化値を送信するように要求する要求信号をサーバ100から受信したときに、当該変化値をサーバ100に送信してもよい。
[0138]
 そして、サーバ100は、空気調和機105から受信した変化値に基づき、出力量(例えば、加湿量)を再度決定する処理(出力量再決定処理)を実行する(S103)。なお、出力量再決定処理の詳細は後述する。次に、サーバ100は、第3開始情報を空気調和機105に送信し、上記出力量で空気調和機105に通常運転を継続させる。
[0139]
 (サーバ100が実行する検証量決定処理)
 図12は、サーバ100が実行する検証量決定処理の一例を示すフローチャートである。最初に、設置情報取得部211は、空気調和機105の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する(S201)。次に、広さ比較部212は、設置情報に含まれる設置環境の広さと、空気調和機105の家電情報ごとに規定される広さとを比較する(S202)。
[0140]
 そして、検証量決定部213は、設置情報に含まれる設置環境の広さと、空気調和機105の家電情報ごとに規定される広さとを比較した結果に基づき、検証量を決定する(S203)。次に、第1開始情報生成部214は、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を家電機器に開始させる第1開始情報を生成する(S204)。最後に、検証運転通知部215は、第1開始情報を空気調和機105に送信し(S205)、処理を終了させる。
[0141]
 (サーバ100が実行する出力量決定処理)
 図13は、サーバ100が実行する出力量決定処理の一例を示すフローチャートである。最初に、変化値取得部216は、検証運転の開始から所定時間経過後までの期間における設置環境の湿度の変化値を、空気調和機105から受信し取得する(S301)。次に、変化値比較部217は、取得した湿度の変化値と、空気調和機105の家電情報ごとに規定されている参考値とを比較する(S302)。
[0142]
 そして、出力量決定部218は、取得した室内湿度の変化値と、空気調和機105の家電情報ごとに規定されている参考値とを比較した結果に基づき、出力量を決定する(S303)。次に、第2開始情報生成部219は、決定された出力量と、空気調和機105を動作させる動作情報とを少なくとも含む第2開始情報を生成する(S304)。最後に、通常運転通知部221は、第2開始情報を空気調和機105に送信し(S305)、処理を終了させる。
[0143]
 (サーバ100が実行する出力量再決定処理)
 図14は、サーバ100が実行する出力量再決定処理の一例を示すフローチャートである。最初に、変化値取得部216は、通常運転の開始から所定時間経過後までの期間における設置環境の湿度の変化値を、空気調和機105から受信し取得する(S401)。次に、変化値比較部217は、取得した湿度の変化値と、空気調和機105の家電情報ごとに規定されている参考値とを比較する(S402)。
[0144]
 そして、出力量決定部218は、湿度の変化値と参考値とが比較された結果に基づく評価を行い、加湿が不十分であるという評価かどうかを判断する(S403)。加湿が不十分であるという評価だった場合(S403においてYes)、出力量決定部218は、通常運転開始時の出力量より小さい出力量を再度決定する(S404)。
[0145]
 次に、第3開始情報生成部220は、通常運転開始時の出力量より小さい出力量と、空気調和機105を動作させる動作情報とを少なくとも含む第3開始情報を生成する(S405)。最後に、通常運転通知部221は、第3開始情報を空気調和機105に送信し(S406)、処理を終了させる。
[0146]
 ここで、サーバ100は、ユーザが購入した空気調和機105を初めて設置した後、更新された設置情報(新たな設置環境の設置情報)を取得したときに、空気調和機105に検証運転を行わせてもよい。また、サーバ100は、ユーザが既に設置していた空気調和機105の設置環境を他の設置環境に変更した後、更新された設置情報(他の設置環境の設置情報)を取得したときに、空気調和機105に検証運転を行わせてもよい。
[0147]
 すなわち、サーバ100は、ユーザが空気調和機105を新たに設置したとき、または、設置場所を変更したとき、更新された設置情報に応じた適切な加湿量で検証運転を開始させることができる。
[0148]
 また、サーバ100は、更新された設置情報を受信していない場合は、検証運転を行わせなくてもよい。これにより、サーバ100は、既に検証運転を行わせた空気調和機105の設置情報が変更されない限り、空気調和機105に検証運転を行わせずに、通常運転のみを行わせ、空気調和機105を効率よく動作させることができる。
[0149]
 また、サーバ100は、空気調和機105とユーザ端末(例えば、スマートフォン110a)とが初めてペアリングされ、空気調和機105の登録要求を取得したことに基づいて、空気調和機105の設置情報に応じた検証運転を開始させてもよい。これにより、サーバ100は、ユーザが初めて空気調和機105をサーバ100に登録する設定操作の流れの中で自動的に検証運転を開始させ、通常運転開始時に適切な加湿量を設定するので、ユーザは空気調和機105に対する各種の設定を効率よく行うことができる。
[0150]
 (サーバ100が奏する効果)
 サーバ100は、例えば、設置環境と空気調和機105の性能とに応じた適切な加湿量で検証運転を開始させることができる。すなわち、サーバ100は、室内湿度を目標の湿度に到達させるまでに最適な出力量を試すことができるという効果を奏する。
[0151]
 また、前述したように、サーバ100は、検証運転による設置環境の変化を示す変化値に基づいて決定した出力量で空気調和機105に通常運転を開始させる第2開始情報を、さらに空気調和機105に送信してよい。
[0152]
 これにより、サーバ100は、検証運転を行った後、室内湿度等の変化に応じて、最適な加湿量で通常運転を行わせることができる。したがって、サーバ100は、例えば、室内湿度を目標の湿度に到達させるまでの時間を短縮でき、給水頻度を減少させ、消費電力を削減できるという効果を奏する。
[0153]
 また、サーバ100は、検証運転を行うことにより、設置環境の広さ以外の要素(例えば、外部の気温の影響、外部の湿度の影響、および天井の高さ等)による影響を考慮し、検証した結果に基づき、最適な加湿量で通常運転を行わせることができる。
[0154]
 〔実施形態2〕
 サーバ100は、例えば、ユーザ情報取得部223で取得したユーザ情報を記憶部202に記憶し、各ユーザ情報に対する嗜好に基づき、検証運転の検証量や、通常運転の出力量を決定し、当該検証量と当該出力量とで、空気調和機105に運転をさせてもよい。
[0155]
 具体的には、サーバ100は、ユーザ情報(例えば、ユーザ名)と、設置情報取得部211で取得した設置情報(例えば、広さと構造)と、空気調和機105を識別可能な情報を含む家電情報(例えば、機種名、シリアルナンバー、製造番号等)とを対応付けて、記憶部202に記憶する。
[0156]
 そして、空気調和機105は、ユーザにより操作された湿度・温度などに関する操作内容を示す操作情報を、サーバ100に送信する。なお、空気調和機105は操作情報をスマートフォン110aに送信し、スマートフォン110aがサーバ100に操作情報を送信してもよい。
[0157]
 次に、サーバ100は、受信した当該操作情報を、記憶部202に記憶しているユーザ情報に対応付けて記憶する。そして、サーバ100の検証量決定部213は、当該操作情報に基づき加湿量を決定してもよい。
[0158]
 さらに、具体的には、サーバ100が、湿度を上げる操作内容を示す操作情報を空気調和機105から複数回受信した場合は、高い湿度を好むユーザであると判断し、検証量決定部213は、決定した加湿量より大きい加湿量を決定する。これにより、サーバ100は、操作情報に基づいて、ユーザの嗜好に合ったより大きい加湿量を決定することができる。
[0159]
 また、サーバ100は、操作情報とともに、操作された時刻を示す操作時刻を空気調和機105から受信し、操作情報と操作時刻とをユーザ情報に対応付けて記憶部202に記憶してもよい。また、検証量決定部213は、検証量を決定する時刻から所定範囲内(例えば、1時間以内)に含まれる操作時刻に対応する操作情報に基づき、加湿量を決定してもよい。
[0160]
 具体的には、サーバ100が、湿度を下げる操作内容を示す操作情報と、操作時刻が10時近辺の時刻(例えば、10時、10時30分等)とを複数の日付に受信した場合、サーバ100は、10時近辺に湿度を下げたいユーザであると判断する。そして、検証量決定部213が、10時近辺に加湿量を決定するときは、加湿量を決定する時刻の10時から所定範囲内(例えば、1時間以内)の操作時刻に対応する操作情報(例えば、湿度を下げる操作内容)に基づき、決定した加湿量より小さい加湿量を決定する。
[0161]
 また、サーバ100の設置情報取得部211は、例えば、空気調和機105が設置されている地域(例えば、大阪、沖縄、北海道等)をスマートフォン110aから取得し、格納部224は、ユーザ情報ごとに、空気調和機105の家電情報、当該地域、および決定された検証量(または、出力量)を対応付けて記憶部202に記憶してよい。そして、検証量決定部213と出力量決定部218とは、あるユーザの空気調和機105と同じ地域の他のユーザの空気調和機105で決定された検証量と出力量とを参照し、あるユーザの空気調和機105の検証量と出力量とを決定してもよい。
[0162]
 (サーバ100が奏する効果)
 サーバ100は、空気調和機105のユーザの操作に基づいた、検証運転時の加湿量と、通常運転時の加湿量とを決定するので、ユーザに対して最適な加湿量を設定することができるなどの効果を奏する。また、サーバ100は、空気調和機105を設置した同じ地域の他のユーザ情報に基づき、より適切な検証量と出力量を決定することができる。
[0163]
 (付記事項)
 上述の実施形態は、以下の形態のように記載してもよいが、以下に限定されない。
[0164]
 本開示の第1の態様に係る情報処理装置は、例えば、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得部と、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信部とを備え、前記送信部は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させてよい。
[0165]
 本開示の第2の態様に係る情報処理装置は、上記第1の態様において、例えば、前記送信部は、前記設置情報と前記家電情報とを用いて加湿量が得られたとき、前記加湿量を前記検証量として、加湿運転を前記家電機器に前記検証運転として開始させてよい。
[0166]
 本開示の第3の態様に係る情報処理装置は、上記第1または2の態様において、前記送信部は、前記設置情報に含まれる前記設置環境の広さと、前記家電情報ごとに規定される広さとを比較した結果に対応する加湿量を前記検証量として、前記家電機器に前記検証運転を開始させてよい。
[0167]
 本開示の第4の態様に係る情報処理装置は、上記第1から3の態様において、前記検証運転による前記設置環境の変化を示す変化値に基づいて、前記出力量を決定する決定部をさらに備え、前記送信部は、前記決定された出力量で、前記家電機器に通常運転を開始させる第2開始情報をさらに送信してよい。
[0168]
 本開示の第5の態様に係る情報処理装置は、上記第4の態様において、前記通常運転が開始されてから所定時間が経過した後、前記通常運転による前記設置環境の変化を示す変化値が所定の値より小さい場合、前記決定された出力量より小さい出力量を決定し、前記送信部は、前記小さい出力量で前記通常運転を継続させる第3開始情報をさらに送信してよい。
[0169]
 本開示の第6の態様に係る情報処理装置は、上記第4または5の態様において、前記決定部は、前記検証運転または前記通常運転として前記家電機器に加湿運転を行わせた後、前記設置環境における湿度の変化値に基づいて、前記出力量として加湿量を決定してよい。
[0170]
 本開示の第7の態様に係る情報処理装置は、上記第4から6の態様において、前記家電機器のユーザに関する情報を含むユーザ情報を、前記家電情報と対応付けて記憶部に格納する格納部をさらに備え、前記決定部は、前記ユーザ情報にさらに基づいて、前記出力量を決定してよい。
[0171]
 本開示の第8の態様に係る情報処理装置は、上記第4から7の態様において、前記決定部は、前記変化値に応じて前記検証量の当否を評価し、前記評価した結果と前記設置情報とから前記出力量を決定してよい。
[0172]
 本開示の第9の態様に係る情報処理装置は、上記第1から8の態様において、前記取得部は、ユーザ端末に提示された所定のインターフェースを介して、前記家電機器のユーザによって入力された前記設置情報を、前記ユーザ端末から取得してよい。
[0173]
 本開示の第10の態様に係る情報処理装置は、上記第1から9の態様において、前記取得部は、前記設置情報が更新された場合、前記更新された設置情報を取得し、前記送信部は、前記更新された設置情報が取得された場合、前記検証運転を前記家電機器に開始させる前記第1開始情報を、前記家電機器に送信してよい。
[0174]
 本開示の第11の態様に係る情報処理装置は、上記第10の態様において、前記取得部は、前記家電機器を前記情報処理装置に登録する登録要求を取得した場合、前記更新された設置情報を取得してよい。
[0175]
 本開示の第12の態様に係る情報処理装置は、上記第1から11の態様において、前記送信部は、前記家電機器のユーザに対して、前記設置環境を設定する条件を前記家電機器に提示させる条件情報をさらに送信してよい。
[0176]
 本開示の第13の態様に係る家電機器は、上記第1から12の態様のいずれか一態様の情報処理装置から、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を開始する第1開始情報を受信する開始情報受信部と、前記検証運転により得られた測定値を送信する測定値送信部とを備えてよい。
[0177]
 本開示の第14の態様に係る情報処理システムは、上記第1から12の態様のいずれか1態様の情報処理装置と、上記第13の態様の家電機器とを含んでよい。
[0178]
 本開示の第15の態様に係る情報処理システムは、上記第14の態様において、所定のインターフェースを介して入力された設置情報を、前記情報処理装置に送信するユーザ端末をさらに含んでよい。
[0179]
 本開示の第16の態様に係る情報処理装置の制御方法は、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得ステップと、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信ステップとを含み、前記送信ステップにおいては、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させてよい。
[0180]
 本開示の第17の態様に係る制御プログラムは、情報処理装置に、家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得機能と、前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信機能とを実現させ、前記送信機能は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させてよい。
[0181]
 (ソフトウェアによる実現例)
 サーバ100が備えた制御ブロック(制御部210に含まれる各部)は、CPU(Central Processing Unit)などのコントローラ(プロセッサ)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。すなわち、サーバ100は、各機能を実現するソフトウェアである制御プログラムの命令を実行するCPU、当該制御プログラム、および各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、当該制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記制御プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本開示の一態様に係る目的の一例が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記制御プログラムは、当該制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本開示の一態様は、上記制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。なお、上記制御プログラムは、任意のプログラミング言語で実装できる。例えば、当該制御プログラムは、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装できる。また、当該制御プログラムによって実現される各機能を実現する各部を備えた情報処理端末(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ)と、上記各機能とは異なる残りの機能を実現する各部を備えたサーバも、本開示の範疇に入る。

請求の範囲

[請求項1]
 家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得部と、
 前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信部とを備え、
 前記送信部は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる情報処理装置。
[請求項2]
 前記送信部は、前記設置情報と前記家電情報とを用いて加湿量が得られたとき、前記加湿量を前記検証量として、加湿運転を前記家電機器に前記検証運転として開始させる請求項1に記載の情報処理装置。
[請求項3]
 前記送信部は、前記設置情報に含まれる前記設置環境の広さと、前記家電情報ごとに規定される広さとを比較した結果に対応する加湿量を前記検証量として、前記家電機器に前記検証運転を開始させる請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項4]
 前記検証運転による前記設置環境の変化を示す変化値に基づいて、前記出力量を決定する決定部をさらに備え、
 前記送信部は、前記決定された出力量で、前記家電機器に通常運転を開始させる第2開始情報をさらに送信する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項5]
 前記決定部は、前記通常運転が開始されてから所定時間が経過した後、前記通常運転による前記設置環境の変化を示す変化値が所定の値より小さい場合、前記決定された出力量より小さい出力量を決定し、
 前記送信部は、前記小さい出力量で前記通常運転を継続させる第3開始情報をさらに送信する請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項6]
 前記決定部は、前記検証運転または前記通常運転として前記家電機器に加湿運転を行わせた後、前記設置環境における湿度の変化値に基づいて、前記出力量として加湿量を決定する請求項4または5に記載の情報処理装置。
[請求項7]
 前記家電機器のユーザに関する情報を含むユーザ情報を、前記家電情報と対応付けて記憶部に格納する格納部をさらに備え、
 前記決定部は、前記ユーザ情報にさらに基づいて、前記出力量を決定する請求項4から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項8]
 前記決定部は、前記変化値に応じて前記検証量の当否を評価し、前記評価した結果と前記設置情報とから前記出力量を決定する請求項4から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項9]
 前記取得部は、ユーザ端末に提示された所定のインターフェースを介して、前記家電機器のユーザによって入力された前記設置情報を、前記ユーザ端末から取得する請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項10]
 前記取得部は、前記設置情報が更新された場合、前記更新された設置情報を取得し、
 前記送信部は、前記更新された設置情報が取得された場合、前記検証運転を前記家電機器に開始させる前記第1開始情報を、前記家電機器に送信する請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項11]
 前記取得部は、前記家電機器を前記情報処理装置に登録する登録要求を取得した場合、前記更新された設置情報を取得する請求項10に記載の情報処理装置。
[請求項12]
 前記送信部は、前記家電機器のユーザに対して、前記設置環境を設定する条件を前記家電機器に提示させる条件情報をさらに送信する請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
[請求項13]
 請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置から、設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を開始する第1開始情報を受信する開始情報受信部と、
 前記検証運転により得られた測定値を送信する測定値送信部とを備えた家電機器。
[請求項14]
 請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
 請求項13に記載の家電機器とを含む情報処理システム。
[請求項15]
 所定のインターフェースを介して入力された設置情報を、前記情報処理装置に送信するユーザ端末をさらに含む請求項14に記載の情報処理システム。
[請求項16]
 家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得ステップと、
 前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信ステップとを含み、
 前記送信ステップにおいては、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる情報処理装置の制御方法。
[請求項17]
 情報処理装置に、
 家電機器の設置環境に関する情報を含む設置情報を取得する取得機能と、
 前記家電機器が設置された後、前記設置環境に応じた出力量を検証する検証運転を前記家電機器に開始させる第1開始情報を、前記家電機器に送信する送信機能とを実現させ、
 前記送信機能は、前記設置環境と前記検証運転時の出力量を示す検証量との関係を、前記家電機器を識別可能な情報を含む家電情報ごとに示した情報に基づいて、前記設置情報と前記家電情報とから得られる前記検証量で、前記家電機器に前記検証運転を開始させる制御プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5A]

[ 図 5B]

[ 図 5C]

[ 図 6A]

[ 図 6B]

[ 図 6C]

[ 図 7A]

[ 図 7B]

[ 図 7C]

[ 図 8A]

[ 図 8B]

[ 図 8C]

[ 図 9]

[ 図 10A]

[ 図 10B]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]