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1. WO2020110294 - SOUS-VÊTEMENT ET SON PROCÉDÉ DE PRODUCTION

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明 細 書

発明の名称 肌着およびその製造方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011   0012   0013  

発明の効果

0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049  

産業上の利用可能性

0050  

符号の説明

0051  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : 肌着およびその製造方法

技術分野

[0001]
 本発明は、ショーツやブラジャー等の肌着に関し、特にレース生地等の開口部を有する生地を使用した無縫製の肌着に関する。

背景技術

[0002]
 ショーツやブラジャー等の肌着においては、縫製による組み立てではなく、接着による組み立てで生産されることがある。接着による組み立てとしては、ホットメルト接着剤をスクリーン塗布によって接着する技術(例えば、特許文献1参照)や、熱可塑性樹脂フィルムを使用して接着する技術(例えば、特許文献2参照。)等が知られている。このような接着技術によって生産される製品は、縫製糸を使用しない、いわゆる無縫製の製品であり、縫着部分がないため肌触りが良好という特徴を有している。
[0003]
 レース生地等の開口部(すき間)を有する生地を肌着の生地として使用することがある。そして、無縫製の肌着とするために、レース生地等の開口部を有する生地に上記の接着技術を適用することも行われている。図1は、一般的なレース生地の構成を拡大して示す図であり、図2はそのレース生地に接着剤を塗布した後の状態を示す図である。レース生地の開口部13に接着剤16 をスクリーン塗布により直接塗布するとした場合、開口部13から接着剤16 が漏れて染み出してしまう。
[0004]
 そのため、レース生地のように開口部を有する生地では、接着剤を塗布する箇所は開口部の無い部分(例えば、柄部分)にしなければならないという制約がある。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特許第6081649号公報
特許文献2 : 実用新案登録第3136098号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかしながら、接着剤を塗布する位置が生地の特定位置に限定されてしまうと、当該位置に汚れ等の不良があった場合に一着分すべてが使用不可となってしまい、多大なロスを発生させる一因になるという問題がある。
[0007]
 また、熱可塑性樹脂フィルムによる接着では、フィルムを使用した接合部分は伸縮性や通気性が低下してしまうため、製品の着心地を悪化させてしまうという問題がある。
[0008]
 そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、レース生地のように開口部を有する生地を使用した場合でも接着剤が接合部分の開口部から染み出ることがなく、接合部分の伸縮性および通気性を確保し良好な着心地を維持することができる肌着および肌着の製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0009]
 上記問題を解決するために、本発明に係る肌着の製造方法は、開口部を有する生地を接着して肌着を製造する肌着の製造方法であって、前記生地の開口部に接着剤を糸状に塗布し、当該開口部に接着剤を架橋させる塗布工程と、前記塗布工程の後に、接着剤を乾燥させ、架橋させた接着剤を分離させる分離工程と、前記分離工程の後に、生地を接着する接着工程とを含むことを特徴とする。
[0010]
 これにより、接着剤の塗布後に生地同士を貼り合わせるとき、架橋させた接着剤に作用する収縮力と表面張力とにより生地の開口部に接着剤が残らないので、接着時に開口部から接着剤が染み出すことがない。また、接着面のすべてに接着剤が塗布されないので、接着後も通気性と伸縮性を損なうことなく確保し、良好な着心地が維持されたレース生地の肌着を得られる。
[0011]
 ここで、前記塗布工程において、前記開口部に合わせて前記接着剤の粘度と前記架橋させる接着剤の幅とを調整するのが好ましく、前記接着剤の粘度を約10,000~45,000mpasに調整し、前記架橋させる接着剤の幅を0.5mm以下に調整するのがより好ましい。
[0012]
 また、本発明に係る肌着は、開口部を有する生地を接着してなる肌着であって、前記生地の開口部に塗布されて該開口部に架橋された接着剤が乾燥して、架橋された接着剤に作用する収縮力と表面張力とにより分離した後に生地が接着されてなることを特徴とするものである。
[0013]
 ここで、前記肌着は、ショーツまたはブラジャーであり、側縁部において生地が接着され、前記架橋させる接着剤の幅が0.5mm以下に調整されているとしてもよい。

発明の効果

[0014]
 以上のように、本発明に係る肌着およびその製造方法によれば、塗布後に生地同士を貼り合わせる際に、開口部に接着剤が残っておらず、接着時に開口部から接着剤が染み出さない。また、接着面すべてに接着剤が塗布されていないから、接着後も通気性と伸縮性を損なわず、着心地が良好なままのレース生地の肌着を得ることができる。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 一般的なレース生地の構成を拡大して示す図である。
[図2] 従来におけるレース生地に接着剤を塗布した後の状態を示す図である。
[図3] 本発明においてレース生地に接着剤を塗布した後の状態を示す図である。
[図4] 図3の平面図である。
[図5] 図3に続く次の状態を示す図である。
[図6] 図5に続く次の状態を示す図である。
[図7] 本発明に係る肌着の一例として示すショーツの正面図である。
[図8] 図7のショーツの展開図である。
[図9] 接着剤の塗布パターンの一例を示す図である。
[図10] 接着剤の塗布パターンの別の一例を示す図である。
[図11] 本発明に係る肌着の別の一例として示すブラジャーの正面図である。
[図12] 図11のブラジャーの展開図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 以下、本発明に係る肌着およびその製造方法について、実施の形態に基づいて詳しく説明する。
[0017]
 本発明の実施の形態に係る肌着は、レース生地等の開口部を有する生地で構成され、縫製ではなく接着剤を用いた接着により組み立てられる肌着である。
[0018]
 図3は、レース生地に接着剤を塗布した後の状態を示す図であり、図4はその平面図である。
[0019]
 本実施形態においては、レース生地7のすき間である開口部13に接着剤6を塗布する際に、接着剤6の粘度を調整し、塗布装置(図示せず)から細い糸状にして吐出させ、接着剤6を開口部13に架橋させるように塗布する。ここにいう架橋とは、接着剤6を一定の振り幅で塗布しながら開口部13に対して接着剤6が配置されない未塗布部を設けることであり、糸状の接着剤6を開口部13に架かる吊り橋のように塗布することを意味する。
[0020]
 接着剤6の粘度と糸状にしたときの接着剤6の幅との2つの要素を調整し、開口部13付近に接着剤6を塗布したとき、接着剤6の粘性は糸状の形を保持しようとする力が働く。この保持する力を接着剤6に加わる重力よりも強くすると、接着剤6を開口部13に架かる吊り橋のように塗布することができ、塗布時にレース生地7の開口部13から接着剤6の染み出しを生じさせることがなくなる。
[0021]
 なお、開口部13の広さはレース生地7のデザインによって異なり、狭い開口部13もあれば広い開口部13もあり、この開口部13が広くなっていくにつれて、開口部13において接着剤6を架橋させるように塗布することが困難になる。その場合でも、接着剤6の粘度と糸状にしたときの接着剤6の幅とをそれぞれの開口部13の広さに対応して調整することで、レース生地7の個々の開口部13の広さに適した塗布を行うことができる。
[0022]
 このように塗布された接着剤6は、時間の経過とともに、図5に示す状態となる。図5は、図3に続く次の状態を示す図である。
[0023]
 接着剤6を大気に曝したまま放置し時間が経過すると、乾燥硬化が進む。液状状態から固形化するにつれて、接着剤6は体積を収縮させ、固定するもののない開口部13上で吊り橋の状態となっていた接着剤6は、開口部13の周辺のレース生地7に塗布された接着剤の収縮により引っ張られ、開口部13上で千切れる現象が発生する。吊り橋の状態で架橋されていた接着剤6は、開口部13上で千切れて分離する、すなわち、吊り橋状の架橋状態が解消されることになる。
[0024]
 その後、収縮により千切れて分離した、開口部分13上の内縁付近の接着剤6とレース生地7上付近の接着剤6には表面張力が働き、開口部分13上の内縁付近の接着剤6の表面張力とレース生地7上付近の接着剤の表面張力では、レース生地7付近の接着剤6の方の体積が大きいためそれぞれの開口部13の両端の接着剤6に吸収されるように移動し、図6に示す状態となる。図6は、図5に続く次の状態を示す図である。
[0025]
 このような接着剤6の塗布方法により、レース生地7の開口部13から接着剤6が染み出すことがなく、かつ、接着剤6がレース生地7の開口部13上に残ることのない、レース生地7への接着剤6の塗布が実現される。この塗布方法によれば、塗布後に生地同士を貼り合わせるときに、上記に述べた効果により開口部13に接着剤6が残留していないため、接着時に開口部13から接着剤6が染み出すことがない。接着後に接着面すべてに接着剤6を塗布していないため、通気性と伸縮性も損なわれず、良好な着心地を維持することができるレース生地の肌着を得ることができる。
[0026]
 次に、本発明に係る肌着の一例としてショーツを例に挙げて説明する。図7は、本発明に係る肌着の一例として示すショーツの正面図である。図8は、図7のショーツの展開図である。なお、ここでは、レース柄を格子柄として表現している。
[0027]
 ショーツ20は、前身頃1と後身頃2とが一体となっており、前身頃1と後身頃2とをショーツ側縁部4,5において接着し、股部分にマチ生地3を貼り合わせることで構成されている。
[0028]
 ここで使用する接着剤はウレタンプレポリマーを主成分とするホットメルト接着剤であり、ディスペンサ等の液体吐出装置により塗布を行った。液状の接着剤を細い糸状に吐出し、液体吐出装置のヘッド部分を動かしたり、ヘッド部分から塗布面へ接着剤が落ちる間に圧縮空気を当てて接着剤を振らしたりすることで、一定の幅で接着剤を塗布する。
[0029]
 図9は、接着剤の塗布パターンの一例を示す図である。糸状に吐出される接着剤6をループ形状に塗布するパターンである。図10は、接着剤の塗布パターンの別の一例を示す図である。糸状に吐出される接着剤6を”8”の字形状に塗布するパターンである。
[0030]
 接着剤6をレース生地7の開口部13においてこれらの塗布パターンで吊り橋状に塗布できるように、レース生地7の開口部13の広さは1mm以下のものを使用し、接着剤6の幅は0.5mm以下とし、ディスペンサの吐出部分での接着剤6の粘度が約10,000~45,000mpas、より好ましくは10,000~30,000mpasになるよう吐出部分の温度調整を行う。
[0031]
 上記よりも高い粘度ではノズルから接着剤6が一定のパターンで吐出されず、他方、上記よりも低い粘度では開口部13で吊り橋状に塗布することができずレース生地7の開口部13から接着剤6が染み出してしまう。
[0032]
 また、接着部分に通気性と伸縮性を持たせるために、接着剤6の接着領域における塗布面積率は30~70%が好ましく、40~60%がより好ましい。
[0033]
 上記の塗布条件でショーツ側縁部4とショーツ股部分に沿うよう前身頃1に接着剤6を塗布する。
[0034]
 次に、開口部13上で吊り橋状に塗布されていた接着剤6が乾燥硬化による収縮と表面張力によって千切れて分離した後、マチ生地3をショーツ20の股部分に重ね合わせて熱プレス接着を行う。
[0035]
 続いて、前身頃1と後身頃2のショーツ側縁部4,5も重ね合わせて熱プレス接着を行う。接着剤6が収縮と表面張力により分離して開口部13上には残留していないため、熱プレスを行っても開口部13から接着剤6が染み出すことがない。
[0036]
 また、熱プレス時には接着剤6の表面がレース生地7に染み込むことでアンカー効果が発生するため、接着部分の強度が向上することになる。
[0037]
 このようにして、通気性と伸縮性とを損なうことなく確保し、強度も改善されたレース生地を使用した無縫製のショーツ20が完成する。
[0038]
 次に、本発明に係る肌着の別の一例としてブラジャーを例に挙げて説明する。図11は、本発明に係る肌着の別の一例として示すブラジャーの正面図である。図12は、図11のブラジャーの展開図である。なお、ここでもレース柄を格子柄として表現している。
[0039]
 ブラジャー30は、前身頃8と後身頃10とが一体となっており、前身頃8と後身頃10とをブラジャー側縁部11,12において接着し、前身頃8の裏面側(身体側)に前あて生地9を貼り合わせることで構成されている。
[0040]
 接着剤6は上記のショーツ20と同様の塗布条件で塗布する。
[0041]
 前あて生地9の縁に沿って塗布を行い、前身頃8を重ね合わせて熱プレスを加える。
[0042]
 次に、ブラジャー側縁部11に沿うよう前身頃8に接着剤6を塗布し、前身頃8と後身頃10のブラジャー側縁部11,12も重ね合わせて熱プレス接着を行う。
[0043]
 上記ショーツ20の場合と同様に、接着剤6が収縮と表面張力により分離して開口部13上には残留していないため、熱プレスを行っても開口部13から接着剤6が染み出すことがない。
[0044]
 このようにして、上記ショーツ20と同様に、生地の外へ接着剤6が染み出すことがなく、通気性と伸縮性とを損なうことなく、良好な着心地を維持した無縫製のブラジャー30が完成する。
[0045]
 以上のように、本実施形態の肌着の製造方法によれば、レース生地のすき間の開口部に接着剤を塗布する際に、接着剤の粘度を調整し、接着剤を細い糸状にして開口部に架橋させるように塗布する。塗布後の接着剤を乾燥させると、架橋させた接着剤に作用する力(収縮力と表面張力)により架橋させた接着剤が分離し、開口部に接着剤が残留せず、接着時に開口部から接着剤が染み出すことがない。また、接着面すべてに接着剤を塗布していないから、接着後に通気性と伸縮性を損なうことなく、良好な着心地を維持することができるレース生地の肌着が得られる。
[0046]
 以上、本発明に係る肌着について、実施形態に基づいて説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲内に包含されるものである。
[0047]
 例えば、上記実施形態では、接着剤を糸状に塗布したが、開口部において接着剤の自重を十分保持できる粘性を持ち、乾燥するにつれて、該開口部の中心近くまでの距離を収縮させることができる接着剤を用いた場合は、開口部を全部覆うように塗布しても構わない。
[0048]
 また、上記実施形態では、接着剤としてホットメルト接着剤を使用したが、その他の接着剤、例えば、水系接着剤や溶剤系接着剤、反応型接着剤などを使用してもよい。
[0049]
 また、上記実施形態では、レース生地同士を接着することとしたが、レース生地と接着する生地は経編み生地や緯編み生地でもよく、不織布を使用することもできる。

産業上の利用可能性

[0050]
 本発明に係る肌着は、縫製によらず生地を接着により貼り合わせて構成されるショーツやブラジャー等の肌着に好適である。

符号の説明

[0051]
1,8   前身頃
2,10  後身頃
3     マチ生地
4,5   ショーツ側縁部
6,16  接着剤
7     レース生地
9     前あて生地
11,12 ブラジャー側縁部
13    開口部
20    ショーツ
30    ブラジャー

請求の範囲

[請求項1]
 開口部を有する生地を接着して肌着を製造する肌着の製造方法であって、前記生地の開口部に接着剤を塗布し、当該開口部に接着剤を架橋させる塗布工程と、
 前記塗布工程の後に、接着剤を乾燥させ、架橋させた接着剤を分離させる分離工程と、
 前記分離工程の後に、生地を接着する接着工程とを含む
 ことを特徴とする肌着の製造方法。
[請求項2]
 前記塗布工程において、前記開口部に合わせて前記接着剤の粘度と前記架橋させる接着剤の幅とを調整する
 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の肌着の製造方法。
[請求項3]
 前記接着剤の粘度を約10,000~45,000mpasに調整し、前記架橋させる接着剤の幅を0.5mm以下に調整する
 ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の肌着の製造方法。
[請求項4]
 開口部を有する生地を接着してなる肌着であって、
 前記生地の開口部に塗布されて該開口部に架橋された接着剤が乾燥して、架橋された接着剤に作用する収縮力と表面張力とにより分離した後に生地が接着されてなる
 ことを特徴とする肌着。
[請求項5]
 前記肌着は、ショーツまたはブラジャーであり、
 側縁部において生地が接着され、
 前記架橋させる接着剤の幅が0.5mm以下に調整されている
 ことを特徴とする請求の範囲第4項記載の肌着。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]