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1. WO2020013219 - STATION DE BASE, SYSTÈME DE COMMUNICATION, PROCÉDÉ DE COMMUNICATION ET SUPPORT D'ENREGISTREMENT SUR LEQUEL LE PROGRAMME DE COMMANDE DE COMMUNICATION EST ENREGISTRÉ

Document

明 細 書

発明の名称 基地局、通信システム、通信方法、および通信制御用プログラムが記録された記録媒体

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007   0008  

課題を解決するための手段

0009   0010   0011   0012   0013  

発明の効果

0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153  

符号の説明

0154  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14  

明 細 書

発明の名称 : 基地局、通信システム、通信方法、および通信制御用プログラムが記録された記録媒体

技術分野

[0001]
 本発明は、基地局、通信システム、通信方法、および通信制御用プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 移動局と、移動局の移動経路に沿って設置された基地局との間で通信が行われる路車間通信技術が知られている。
[0003]
 特許文献1には、大容量のデータ伝送に関連した路車間通信技術が記載されている。
[0004]
 また、特許文献2には、電波伝搬路に障害が発生するか否かを予測し、障害が発生すると予測した場合に、衛星系通信システムから地上系通信システムに切り替える通信システムが記載されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2001-268625号公報
特許文献2 : 特開2001-230735号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 特許文献1に記載されている路車間通信技術は、路車間で生じる通信障害を考慮していない。
[0007]
 また、特許文献2に記載されている通信システムは、衛星系通信システムおよび地上系通信システムの両方の通信システムを必要とする。すなわち、代替の通信システムがない場合には、移動局は通信不可能な状況になる可能性があり、適切に通信が行われなくなってしまうおそれがある。
[0008]
 本発明は、上記課題に鑑み、通信不可能になりうる状況で移動局と適切に通信することができる基地局、通信システム、通信方法、および通信制御用プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0009]
 本発明の基地局は、移動局と通信する通信手段と、当該移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測手段と、当該妨げられる期間に当該移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、当該通信手段を制御する制御手段とを備える。
[0010]
 本発明の通信システムは、いずれかの態様の基地局と、当該基地局と通信する移動局とを備える。
[0011]
 本発明の通信方法は、移動局との通信が妨げられる期間を予測し、当該妨げられる期間に当該移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、当該移動局との通信を制御する。
[0012]
 本発明の通信方法は、移動局との通信が妨げられる期間を予測し、当該妨げられる期間に当該移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、当該移動局との通信を制御し、当該制御に応じて通信する。
[0013]
 本発明の通信制御用プログラムは、コンピュータに、移動局と通信する通信処理と、当該移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測処理と、当該妨げられる期間に当該移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、当該移動局との通信を制御する制御処理とを実行させる。

発明の効果

[0014]
 通信不可能になりうる状況で移動局と適切に通信することができる。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 第1の実施形態における通信システムの構成例を示す図である。
[図2] 第1の実施形態における基地局の構成例を示すブロック図である。
[図3] 第1の実施形態における移動局の構成例を示すブロック図である。
[図4] 第1の実施形態における基地局および移動局を示す図である。
[図5] 第1の実施形態における基地局および移動局を示す図である。
[図6] 基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。
[図7] 設定変更後の、基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。
[図8] 第1の実施形態における基地局および移動局を示す図である。
[図9] 基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。
[図10] 第1の実施形態における基地局が実行する通信処理を示すフローチャートである。
[図11] 第2の実施形態における通信システムの構成例を示す図である。
[図12] 第2の実施形態における基地局の構成例を示すブロック図である。
[図13] 第2の実施形態における移動局の構成例を示すブロック図である。
[図14] 第3の実施形態における基地局の構成例を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 <第1の実施形態>
 第1の実施形態の通信システム1について、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態の通信システム1の構成例を示すブロック図である。通信システム1は、基地局100と、移動局200とを含む。なお、基地局100および移動局200は、例えば、LTE(Long Term Evolution、登録商標)等の仕様に従って通信するように構成されている。
[0017]
 基地局100と、移動局200とは、無線伝送路を介して互いの間で通信するために互いに接続可能である。例えば、基地局100は、移動局200に向けて信号を送信する。また、例えば、基地局100は、移動局200から送信された信号を受信する。なお、移動局200は、例えば、自動車等の車両に搭載された無線通信装置である。なお、移動局200が搭載された車両を単に移動局ともいう。
[0018]
 図2は、基地局100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、基地局100は、外部インタフェース部110と、変復調部120と、送受信部130と、可変指向性アンテナ140と、画像撮影部150と、演算部160と、指向性制御部170とを含む。
[0019]
 外部インタフェース部110には、所定の情報に応じた通信データが入力される。外部インタフェース部110は、変復調部120に当該通信データを入力する。例えば、外部インタフェース部110には、コアネットワークから送信された、移動局200宛の通信データが入力される。通信データは、例えば、画像データや動画データ、制御データ等である。動画データは、例えば、テレビジョン放送におけるニュース番組等の動画であるニュース動画や広告動画等に関連したデータである。制御データは、自動車等の車両を制御して、自動運転を実現するために必要となる制御情報等に関連したデータである。
[0020]
 変復調部120は、所定の情報に応じた通信データで搬送波を変調する。また、変復調部120は、移動局200において所定の通信データで変調されて送信され、可変指向性アンテナ140および送受信部130を介して受信された搬送波を復調し、所定の通信データに応じた情報を取得する。
[0021]
 送受信部130は、変復調部120によって変調された搬送波の周波数を所定の周波数に変換して送信する。また、送受信部130は、可変指向性アンテナ140を介して移動局200から送信された搬送波の周波数を予め決められた周波数に変換して受信する。
[0022]
 変復調部120によって変調され、周波数が所定の周波数に変換された搬送波は、可変指向性アンテナ140を介して、移動局200に向けて送信される。可変指向性アンテナ140は、例えば、フェーズドアレイアンテナ等の通信方向を制御可能なアンテナである。
[0023]
 画像撮影部150は、所定の範囲を撮影する。画像撮影部150は、例えば、所定の範囲内で移動する移動局200が撮影された場合に、移動局200の画像を示す画像情報を取得する。本例では、画像情報は、例えば、静止画像に応じた情報であるとする。なお、画像情報は、動画像に応じた情報であってもよい。
[0024]
 演算部160は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づき、移動局200の位置や移動方向を推定する。また、演算部160は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づき、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になるか否かを判定する。一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になるとは、一の移動局200と可変指向性アンテナ140との間の通信路に他の移動局200がいることにより、当該通信路を介した通信が遮られる状態になることである。
[0025]
 そうすると、当該所定の位置関係では、基地局100と一の移動局200との間の通信が、他の移動局200によって妨げられてしまう。
[0026]
 そして、一の移動局200に向けて可変指向性アンテナ140から送信された信号が他の移動局200によって遮られ、一の移動局200が当該信号を十分に受信できないことが予想される。なお、他の移動局200は、障害物とも称され得る。
[0027]
 演算部160は、指向性制御部170を制御し、基地局100と移動局200との間の通信を制御する。
[0028]
 演算部160は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になると判定した場合に、指向性制御部170に、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になることを示す情報(以下、指向性制御情報という)を入力する。
[0029]
 指向性制御部170は、演算部160から入力された指向性制御情報に基づき、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0030]
 具体的には、例えば、演算部160が一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になると判定した場合に、指向性制御部170は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる前に、基地局100が他の移動局200よりも一の移動局200と優先的に通信できるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0031]
 一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になると、基地局100は、一の移動局200と十分に情報を送受信できないことが予想される。そこで、指向性制御部170は、例えば、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になっている間に送信されるべき通信データを、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる前に送信できるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0032]
 なお、演算部160が一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係にならないと判定した場合には、指向性制御部170は、複数の移動局200に対して、平等に通信が行われるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0033]
 演算部160および指向性制御部170の具体的な動作については後述する。
[0034]
 図3は、移動局200の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、移動局200は、外部インタフェース部210と、変復調部220と、送受信部230とを含み、アンテナ240が接続されている。
[0035]
 外部インタフェース部210には、移動局200のユーザの操作に基づいて、所定の情報に応じた通信データが入力される。通信データは、例えば、画像データや動画データ、制御データ等である。動画データは、例えば、ドライブレコーダによって録画された動画データ等である。制御データは、例えば、自動車等の車両を制御して、自動運転を実現するために必要となる制御情報等に関連したデータである。
[0036]
 変復調部220は、所定の情報に応じた通信データで搬送波を変調する。また、変復調部220は、基地局100において所定の通信データで変調されて送信され、アンテナ240および送受信部230を介して受信された搬送波を復調し、所定の通信データに応じた情報を取得する。
[0037]
 送受信部230は、変復調部220によって変調された搬送波の周波数を所定の周波数に変換して送信する。また、送受信部230は、アンテナ240を介して基地局100から送信された搬送波の周波数を予め決められた所定の周波数に変換して受信する。
[0038]
 変復調部220によって変調され、周波数が所定の周波数に変換された搬送波は、アンテナ240を介して、基地局100に向けて送信される。
[0039]
 ここで、基地局100の具体的な動作について、図面を参照して詳細に説明する。
[0040]
 図4は、本実施形態における基地局100が車道300の上方に設置され、移動局200-1と、移動局200-2とが車道300を走行している状況を示す図である。本例では、移動局200-1および移動局200-2は、自動車等の車両である。なお、基地局100は、例えば、車道300に沿って、数百メートル間隔で設置されていてもよい。なお、複数の基地局100が互いに連携して動作するように、通信システム1が構成されていてもよい。
[0041]
 また、移動局200-1は、例えば、普通自動車等の車両である。移動局200-2は、移動局200-1よりも大きい大型の車両である。移動局200-2は、例えば、バス等である。
[0042]
 図4に示す例では、移動局200-1と移動局200-2とは、移動局200-1が移動局200-2よりも進行方向に進行した状態で並走している。
[0043]
 図4に示すように、基地局100と、移動局200-1または移動局200-2とは路車間通信を行う。基地局100は、例えば、移動局200-1または移動局200-2が基地局100と通信可能な範囲を示す通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御して、通信エリア500を移動させる。移動局200-1が通信エリア500内にいる場合には、基地局100は、移動局200-1と通信可能である。また、移動局200-2が通信エリア500内にいる場合には、基地局100は、移動局200-2と通信可能である。なお、通信エリア500の大きさ等は、使用する可変指向性アンテナ140の性能等によって変更可能である。
[0044]
 また、基地局100は、基地局100の画像撮影部150が車道300を走行する移動局200-1および移動局200-2を撮影できる位置に設置されている。画像撮影部150が取得した画像情報には、移動局200-1および移動局200-2を示す情報が含まれている。
[0045]
 図5は、図4に示した状況から、所定の時間経過後の状況を示す図である。移動局200-2が移動局200-1よりも速い速度で走行している場合には、所定の時間経過後に、図5に示すように、移動局200-2が移動局200-1を追い抜くことが予想される。このような状況では、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係となり、基地局100が移動局200-1と通信できなくなってしまうおそれがある。そこで、基地局100は、以下のように、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になると判定し、可変指向性アンテナ140を制御する。
[0046]
 すなわち、演算部160は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づき、移動局200-1および移動局200-2の存在や位置を認識する。このとき、演算部160は、移動局200-1および移動局200-2の形状や寸法を認識するように構成されていてもよい。例えば、演算部160は、画像撮影部150が取得した静止画像に含まれている移動局200-1および移動局200-2のナンバプレートの存在を検出して、移動局200-1および移動局200-2の存在や位置を認識するように構成されていてもよい。また、例えば、基地局100は、記憶手段に、車両のフロント部分の静止画像と、車両種別および車両の形状や寸法等とが対応づけられた情報が格納されているように構成されていてもよい。そして、演算部160は、画像撮影部150が取得した静止画像と、当該記憶手段に格納されている情報とに基づき、車両種別や車両の形状、車両の寸法等を認識するように構成されていてもよい。
[0047]
 次に、演算部160は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づき、移動局200-1および移動局200-2の移動方向および移動速度を認識する。例えば、演算部160は、画像撮影部150が取得した複数の静止画像のそれぞれに含まれている特徴点をそれぞれ認識し、それらの特徴点の座標値の変化等から移動局200-1および移動局200-2の移動方向および移動速度を認識するように構成されていてもよい。また、演算部160は、画像撮影部150が取得した静止画像に基づき、車道300の寸法や形状を認識するように構成されていてもよい。
[0048]
 演算部160は、上記認識した情報に基づき、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になるか否かを判定する。具体的には、例えば、演算部160は、移動局200-2が移動局200-1よりも速い速度で移動していることを認識し、可変指向性アンテナ140の設置位置や可変指向性アンテナ140の指向性に関する性能値(放射パターン等)、車道300の寸法や形状、移動局の進行方向を示す情報等に基づき、現時点から所定の時間経過後に図5に示されている状況になるか否かを判定するように構成されていてもよい。なお、演算部160は、移動局200-1および移動局200-2が備えている方向指示器等の、車両の移動方向を示す装置の点灯状況等も加味して、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になるか否かを判定するように構成されていてもよい。演算部160は、例えば、画像撮影部150が取得した複数の静止画像に基づき、方向指示器等の点灯状況を認識するように構成されていてもよい。
[0049]
 また、演算部160は、上記認識した情報に基づき、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になる期間を推定する。具体的には、例えば、演算部160は、移動局200-1および移動局200-2の移動速度や移動方向、寸法、可変指向性アンテナ140の指向性に関する性能値(放射パターン等)等に基づき、当該期間を推定するように構成されていてもよい。なお、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になる期間は、基地局100と移動局200-1との通信が妨げられる期間に相当する。
[0050]
 そして、演算部160が移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になる期間を推定した場合に、指向性制御部170は、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になる前に、基地局100が移動局200-2よりも移動局200-1と優先的に通信できるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0051]
 図6は、基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。本例では、図6に示すように、基地局と各移動局との間の無線通信が時分割多元接続方式で行われ、移動局200-1用のタイムスロットと移動局200-2用のタイムスロットとが交互に設定されている場合を考える。つまり、基地局100および移動局200-1の通信と、基地局100および移動局200-2の通信とが、交互に行われているとする。
[0052]
 このような場合に、時刻T4から時刻T8の期間において、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になると判定された場合を考える。図7は、設定変更後の、基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。
[0053]
 このとき、演算部160は、図7に示すように、移動局200-2用に設定されていたタイムスロット401およびタイムスロット403を移動局200-1との通信に使用するように設定する。また、指向性制御部170は、図7に示す時刻T0から時刻T4の期間においては、移動局200-1と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0054]
 また、演算部160は、図7に示すように、移動局200-1用に設定されていたタイムスロット404およびタイムスロット406を移動局200-2との通信に使用するように設定する。また、指向性制御部170は、図7に示す時刻T4から時刻T8の期間においては、移動局200-2と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0055]
 例えば、指向性制御部170による制御に応じて、可変指向性アンテナ140の通信方向が移動局200-1がいる方向と移動局200-2がいる方向との間で交互に切り替わる。
[0056]
 具体的には、例えば、図7に示す時刻T0から時刻T4に亘る期間においては、指向性制御部170は、基地局100が移動局200-1と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。つまり、指向性制御部170は、移動局200-1が通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。そして、基地局100は、時刻T0から時刻T4に亘る期間においては、移動局200-1に向けて信号を送信する。
[0057]
 また、例えば、図7に示す時刻T4から時刻T8に亘る期間においては、指向性制御部170は、基地局100が移動局200-2と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。つまり、指向性制御部170は、移動局200-2が通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。具体的には、例えば、時刻T4に達したと演算部160が判定した場合に、指向性制御部170は、時刻T4から時刻T8に亘る期間においては、移動局200-2が通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。そして、基地局100は、時刻T4から時刻T8に亘る期間においては、移動局200-2に向けて信号を送信する。なお、時刻T8より後の期間においては、演算部160は、移動局200-1用のタイムスロットと移動局200-2用のタイムスロットとを交互に設定するように構成されていてもよい。そして、演算部160は、時刻T8に達したか否かを判定するように構成されていてもよい。時刻T8に達したと演算部160が判定した場合に、基地局100は、移動局200-1または移動局200-2と交互に通信する。
[0058]
 なお、演算部160および指向性制御部170は、画像撮影部150が撮影した画像情報に基づき、移動局200の移動に合わせて通信エリア500を追従させるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御するように構成されていてもよい。
[0059]
 また、図7では、時刻T0から時刻T4に亘る期間における全てのタイムスロットが移動局200-1に設定される例を示したが、時刻T0から時刻T4に亘る期間において、移動局200-1に設定されるタイムスロットの数が移動局200-2に設定されるタイムスロットの数よりも大きくなるように、移動局200-1および移動局200-2に設定されるタイムスロットが決定されるように構成されていてもよい。具体的には、例えば、タイムスロット400、401および402が移動局200-1に設定され、タイムスロット403が移動局200-2に設定されるように構成されていてもよい。
[0060]
 なお、タイムスロットは、周波数成分と時間成分とによって特定される無線リソースと称され得る。また、「タイムスロットが設定される」は、「無線リソースが割り当てられる」とも称され得る。
[0061]
 図8は、本実施形態における基地局100が車道300の上方に設置され、移動局200-3と、移動局200-4とが車道300を走行している状況を示す図である。本例では、移動局200-3および移動局200-4は、普通自動車等の車両である。なお、基地局100は、例えば、車道300に沿って数百メートル間隔で設置されていてもよい。
[0062]
 図8に示すように、基地局100と、移動局200-3または移動局200-4とは路車間通信を行う。基地局100は、例えば、移動局200-3または移動局200-4が基地局100と通信可能な範囲を示す通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。移動局200-3が通信エリア500内にいる場合には、基地局100は、移動局200-3と通信可能である。また、移動局200-4が通信エリア500内にいる場合には、基地局100は、移動局200-4と通信可能である。なお、通信エリア500の大きさ等は、使用する可変指向性アンテナ140の性能等によって変更可能である。
[0063]
 また、図8に示すように、基地局100は、基地局100の画像撮影部150が車道300を走行する移動局200-3および移動局200-4を撮影できる位置に設置されている。
[0064]
 図8には、移動局200-3と移動局200-4とが所定の位置関係にない状況が示されている。そして、移動局200-3と移動局200-4とは、いずれも普通自動車であり、それらは両端の車道300をそれぞれ走行中である。したがって、演算部160は、上述した方法に基づいて、移動局200-3と移動局200-4とが所定の位置関係にならないと判定する。
[0065]
 この場合に、基地局100は、移動局200-3と移動局200-4とに対し、時間的に平等に通信する。図9は、基地局と移動局との間の無線通信に関するタイムスロットを示す図である。具体的には、例えば、図9に示すように、基地局100と移動局200との間の無線通信が時分割多元接続方式で行われる場合に、演算部160は、移動局200-3用のタイムスロットと移動局200-4用のタイムスロットとを交互に設定する。
[0066]
 そして、指向性制御部170は、設定されたタイムスロットに応じて、基地局100が移動局200-3または移動局200-4と通信できるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。つまり、指向性制御部170による制御に応じて、可変指向性アンテナ140の通信方向が移動局200-3がいる方向と移動局200-4がいる方向との間で交互に切り替わる。
[0067]
 具体的には、例えば、図9に示すタイムスロット408においては、指向性制御部170は、基地局100が移動局200-3と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。つまり、指向性制御部170は、図8に示すように、移動局200-3が通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0068]
 また、例えば、図9に示すタイムスロット409においては、指向性制御部170は、基地局100が移動局200-4と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。つまり、指向性制御部170は、図8に示すように、移動局200-4が通信エリア500内にいるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0069]
 図10は、基地局100が実行する通信処理を示すフローチャートである。
[0070]
 画像撮影部150は、移動局200の画像情報を取得する(ステップS101)。
[0071]
 演算部160は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づき、上述した方法を用いて、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になるか否かを判定する(ステップS102)。
[0072]
 演算部160は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になると判定した場合(ステップS102のY)に、基地局100は、一方の移動局と通信する(ステップS103)。具体的には、例えば、演算部160は、上述した方法を用いて、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる期間を推定する。そして、演算部160は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる期間より前の期間において、他の移動局200に設定されているタイムスロットを一の移動局200との通信に用いるように設定を変更する。また、演算部160は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる期間において、一の移動局200に設定されているタイムスロットを他の移動局200との通信に用いるように設定を変更する。指向性制御部170は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる期間より前の期間においては、一の移動局200と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。そして、基地局100は、一の移動局200に向けて信号を送信する。
[0073]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が到来したか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、例えば、演算部160は、図7に示す時刻T4に達したか否かを判定する。
[0074]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が到来したと判定した場合(ステップS104のY)に、基地局100は、他方の移動局と通信する(ステップS105)。具体的には、例えば、指向性制御部170は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になる期間においては、他の移動局200と通信できるように可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。そして、基地局100は、他の移動局200に向けて信号を送信する。
[0075]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が到来していないと判定した場合(ステップS104のN)に、ステップS103の処理に移行する。具体的には、例えば、基地局100は、一の移動局200に向けた信号の送信を継続する。
[0076]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が終了したか否かを判定する(ステップS106)。具体的には、例えば、演算部160は、図7に示す時刻T8に達したか否かを判定する。
[0077]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が終了したと判定した場合(ステップS106のY)に、基地局100は、ステップS105の処理を終了して、通常の通信に戻る(S107)。具体的には、例えば、一の移動局200用のタイムスロットと他の移動局200用のタイムスロットとが交互に設定されていた場合に、基地局100は、設定されたタイムスロットに基づき、一の移動局200または他の移動局200と交互に通信する。
[0078]
 演算部160は、所定の位置関係になる期間が終了していないと判定した場合(ステップS106のN)に、ステップS105の処理に移行する。具体的には、例えば、基地局100は、他の移動局200に向けた信号の送信を継続する。
[0079]
 演算部160は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係にならないと判定した場合(ステップS102のN)に、基地局100は、移動局200と通常の通信を行う(ステップS107)。具体的には、例えば、演算部160は、一の移動局200用のタイムスロットと他の移動局200用のタイムスロットとの設定を変更しない。つまり、一の移動局200用のタイムスロットと他の移動局200用のタイムスロットとは交互に設定されたままとなる。そして、基地局100は、設定されたタイムスロットに基づき、一の移動局200または他の移動局200と交互に通信する。
[0080]
 本実施形態によれば、基地局100は、画像撮影部150が取得した画像情報に基づいて、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になるか否かを判定する。そして、基地局100は、一の移動局200と他の移動局200とが所定の位置関係になると判定した場合に、他の移動局200に設定されているタイムスロットを一の移動局200との通信に用いるようにする。
[0081]
 このような構成によれば、基地局は、通信不可能になりうる状況で移動局と適切に通信することができる。例えば、基地局と一の移動局との間の通信が途絶してしまうおそれがある場合に、基地局は、他の移動局よりも当該一の移動局に無線回線を優先的に割り当てることができる。
[0082]
 また、例えば、基地局は、基地局と一の移動局との間の通信が途絶してしまうおそれがある期間においては、他の移動局と通信する。したがって、基地局は、無線回線の利用効率を高めることができる。
[0083]
 また、例えば、基地局は、取得した画像情報に基づいて、可変指向性アンテナの制御を行う。したがって、移動局の位置や移動方向を適切に把握し、可変指向性アンテナの通信方向の制御を効率よく行うことができる。
[0084]
 なお、ミリ波帯や、マイクロ波帯(UHF(Ultra High Frequency)帯等)等を用いて基地局と移動局との間の通信が行われるように構成されていてもよい。
[0085]
 また、可変指向性アンテナ140は複数個設置されるように構成されていてもよい。例えば、指向性制御部170は、複数の可変指向性アンテナ140のうち、電波を照射する可変指向性アンテナ140を選択するように構成されていてもよい。このような構成によれば、基地局100は、基地局100と移動局200との間の通信において、適切な可変指向性アンテナ140を選択することができる。
[0086]
 また、基地局100は、記憶手段に、過去に移動局200-1および移動局200-2を撮影した画像情報(以下、過去の画像情報ともいう)と、当該移動局200-1と基地局100との間の通信品質(ビットエラーレート等)の時間的推移を示す情報とが対応付けられた情報が格納されているように構成されていてもよい。当該移動局200-1と基地局100との間の通信品質の時間的推移を示す情報は、例えば、過去の画像情報の撮影時刻から所定の時刻までの通信品質を示す情報を含んでいる。
[0087]
 基地局100は、取得した画像情報と、当該記憶手段に格納されている情報とに基づき、取得した画像情報に対応する過去の画像情報を特定する。例えば、基地局100は、取得した画像情報の特徴点と、過去の画像情報の特徴点を比較し、これら特徴点が合致した度合いに基づき、取得した画像情報に対応する過去の画像情報を特定するように構成されていてもよい。
[0088]
 そして、基地局100は、当該過去の画像情報に対応付けられている通信品質の時間的推移を示す情報に基づき、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になるか否かを判定する。
[0089]
 例えば、基地局100は、特定した過去の画像情報に対応付けられている通信品質の時間的推移を示す情報と画像情報を取得した時刻とに基づき、移動局200-1と基地局100との間の通信品質が当該時刻以降に悪化するか否かを判定する。基地局100は、移動局200-1と基地局100との間の通信品質が当該時刻以降に悪化すると判定した場合に、移動局200-1と移動局200-2とが所定の位置関係になると判断する。
[0090]
 また、図4、図5および図8には、移動局200の進行方向前方から移動局200に向けて信号を送信するように基地局100が設置されるように示されていたが、移動局200の進行方向後方から移動局200に向けて信号を送信するように基地局100が設置されていてもよい。また、複数の基地局100が連携して動作し、当該複数の基地局100が移動局200の進行方向前方および進行方向後方から移動局200に向けて信号を送信するように通信システム1が構成されていてもよい。
[0091]
 また、演算部160が処理する画像情報は、撮影した画像データそのものから構成されていてもよいし、当該画像データに所定の処理を行って抽出した数値情報等から構成されていてもよい。画像データそのものよりも数値情報の方が、データ容量が少ない場合には、演算部160の処理負荷を軽減することができる。
[0092]
 図4、図5および図8には、基地局100は、2台の移動局と通信する例が示されていたが、基地局100は3台以上の移動局と通信するように構成されていてもよい。
[0093]
 外部インタフェース部110、変復調部120および送受信部130は、送信回路および受信回路によって実現される。
[0094]
 画像撮影部150は、プログラム制御に従って処理を実行するCPU(Central Processing Unit)や、複数の回路、メモリおよびカメラ等によって実現される。
[0095]
 演算部160および指向性制御部170は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路およびメモリ等によって実現される。
[0096]
 外部インタフェース部210、変復調部220および送受信部230は、送信回路および受信回路によって実現される。
[0097]
 <第2の実施形態>
 第2の実施形態の通信システム2について、図面を参照して説明する。図11は、第2の実施形態の通信システム2の構成例を示すブロック図である。通信システム2は、基地局101と、移動局201とを含む。
[0098]
 通信システム2は、第1の実施形態の通信システム1に対して、移動局201が情報を取得したり、基地局101が移動局201から提供された当該情報に基づいて所定の処理を行ったりする点で異なる。その他の構成要素には、図1等に示す第1の実施形態において対応する構成要素と同じ参照符号を付して説明を省略する。
[0099]
 なお、基地局101および移動局201は、例えば、LTE等の仕様に従って通信するように構成されている。
[0100]
 基地局101と、移動局201とは、無線伝送路を介して互いの間で通信するために互いに接続可能である。例えば、基地局101は、移動局201に向けて信号を送信する。また、例えば、基地局101は、移動局201から送信された信号を受信する。なお、移動局201は、例えば、自動車等の車両に搭載された無線通信装置である。なお、移動局201が搭載された車両を単に移動局ともいう。
[0101]
 図12は、基地局101の構成例を示すブロック図である。図12に示すように、基地局101は、外部インタフェース部110と、変復調部121と、送受信部130と、可変指向性アンテナ140と、画像撮影部150と、演算部161と、指向性制御部171とを含む。
[0102]
 変復調部121は、所定の情報に応じた通信データで搬送波を変調する。また、変復調部121は、移動局201において所定の通信データで変調されて送信され、可変指向性アンテナ140および送受信部130を介して受信された搬送波を復調し、所定の通信データに応じた情報を取得する。本実施形態では、変復調部121は、例えば、下記の情報(以下、移動局情報ともいう)を取得する。
・移動局201の周囲に存在する他の移動局201の動きを示す情報
・移動局201の位置を示す情報
・移動局201の移動速度を示す情報
・移動局201の移動速度の変化を示す情報
・移動局201の車線変更を示す情報
 なお、移動局情報は、移動局201の周囲の状況および移動局201の状態を示す情報とも称され得る。また、移動局201の周囲に存在する他の移動局201の動きを示す情報は、例えば、他の移動局201の移動速度を示す情報や他の移動局201の移動方向を示す情報を含む。他の移動局201の移動速度を示す情報は、例えば、一の移動局201に対する他の移動局201の相対的な移動速度を示す情報や当該他の移動局201の絶対的な移動速度を示す情報を含む。また、他の移動局201の移動方向を示す情報は、例えば、一の移動局201に対する他の移動局201の相対的な移動方向を示す情報や当該他の移動局201の絶対的な移動方向を示す情報を含む。
[0103]
 演算部161は、画像撮影部150が取得した画像情報や移動局情報に基づき、移動局201の位置や移動方向を推定する。また、演算部161は、画像撮影部150が取得した画像情報や移動局情報に基づき、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になるか否かを判定する。
[0104]
 具体的には、例えば、演算部161は、画像撮影部150が取得した画像情報に加え、一の移動局201から受信した移動局情報に基づき、一の移動局201の位置や、一の移動局201の移動速度、一の移動局201の周囲の状況、一の移動局201が車線変更をする予定があるか否か等を推定し、当該一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になるか否かを判定する。
[0105]
 演算部161は、指向性制御部171を制御し、基地局101と移動局201との間の通信を制御する。
[0106]
 演算部161は、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になると判定した場合に、指向性制御部171に、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になることを示す情報(以下、指向性制御情報という)を入力する。
[0107]
 指向性制御部171は、演算部161から入力された指向性制御情報に基づき、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。
[0108]
 具体的には、例えば、演算部161が一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になると判定した場合に、指向性制御部171は、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になる前に、基地局101が他の移動局201よりも一の移動局201と優先的に通信できるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。具体的な方法は、第1の実施形態の方法と同様である。
[0109]
 なお、演算部161が一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係にならないと判定した場合には、指向性制御部171は、複数の移動局201に対して、平等に通信が行われるように、可変指向性アンテナ140の通信方向を制御する。具体的な方法は、第1の実施形態の方法と同様である。
[0110]
 図13は、移動局201の構成例を示すブロック図である。図13に示すように、移動局201は、外部インタフェース部210と、変復調部221と、送受信部230と、画像撮影部250と、センサ260と、位置情報生成部270と、方向指示部280と、演算部290とを含み、アンテナ240が接続されている。
[0111]
 変復調部221は、所定の情報に応じた通信データで搬送波を変調する。所定の情報は、例えば、演算部290によって生成された移動局情報である。
[0112]
 また、変復調部221は、基地局101において所定の通信データで変調されて送信され、アンテナ240および送受信部230を介して受信された搬送波を復調し、所定の通信データに応じた情報を取得する。
[0113]
 画像撮影部250は、所定の範囲を撮影する。画像撮影部250は、例えば、移動局201の周囲を撮影する。画像撮影部250は、例えば、移動局201の周囲で移動する他の移動局201が撮影された場合に、当該他の移動局201の画像を示す画像情報を取得する。
[0114]
 センサ260は、移動局201の移動速度の変化を示す情報や移動局201の移動方向を示す情報を取得する。センサ260は、例えば、加速度センサおよびハンドル角度センサ(ステアリングセンサや操舵力角計等)を含む。移動局201の移動速度の変化を示す情報は、例えば、移動局201の移動速度の時間的変化を示す情報である。
[0115]
 位置情報生成部270は、GPS(Global Positioning System)等を利用して、人工衛星等から信号を受信し、当該受信した信号に基づき移動局201の位置を示す情報を生成する。
[0116]
 方向指示部280は、移動局201が右左折する場合や進路を変更する場合に、変更後の進路の方向を周囲に示すための装置である。方向指示部280は、移動局201が右左折する場合や進路を変更する場合に、変更後の進路の方向を示す情報を演算部290に入力する。
[0117]
 演算部290は、画像撮影部250が取得した画像情報、センサ260が取得した移動局201の移動速度の変化を示す情報や移動局201の移動方向を示す情報、位置情報生成部270が算出した移動局201の位置を示す情報および方向指示部280から入力された変更後の進路の方向を示す情報に基づき、移動局201の位置や、移動局201の移動方向、移動局201の移動速度、移動局201の加速度および移動局201の周囲に存在する他の移動局201の動き等を推定する。演算部290は、当該推定に基づき、移動局情報を生成する。
[0118]
 具体的には、例えば、画像情報が複数の静止画像である場合に、演算部290は、当該複数の静止画像のそれぞれに含まれている他の移動局201の特徴点をそれぞれ認識し、それらの特徴点の座標値の変化等から、当該他の移動局201の動きを示す情報等を含む情報を生成する。他の移動局201の動きを示す情報は、他の移動局201の移動方向および他の移動局201の移動速度を示す情報を含む。
[0119]
 また、例えば、演算部290は、位置情報生成部270が算出した移動局201の位置を示す情報の時間的変化等に基づき、移動局201の移動速度を示す情報を生成する。
[0120]
 例えば、演算部290は、センサ260が取得した情報に基づき、移動局201の移動速度の変化を示す情報を生成する。
[0121]
 また、例えば、演算部290は、センサ260が取得した移動方向を示す情報や、方向指示部280から入力された情報に基づき、移動局201が車線変更を行うか否かを推定する。演算部290は、当該推定に基づき、移動局201が車線変更を行うか否かを示す情報を含む、移動局201の車線変更を示す情報を生成する。具体的には、例えば、演算部290は、センサ260が取得した情報に基づき、移動局201のハンドル操作が行われたか否かを推定する。また、演算部290は、方向指示部280から入力された情報に基づき、方向指示部280の操作が行われたか否かを推定する。そして、演算部290は、これらの推定に基づき、移動局201が車線変更を行うか否かを推定するように構成されていてもよい。また、演算部290は、上記推定に基づき、移動局201が車線変更を行っているか否かを推定するように構成されていてもよい。
[0122]
 演算部290は、変復調部221に生成した移動局情報を入力する。
[0123]
 本実施形態によれば、基地局101は、画像撮影部150が撮影した画像情報や移動局情報に基づいて、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になるか否かを判定する。そして、基地局101は、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になると判定した場合に、他の移動局201に設定されているタイムスロットを一の移動局201との通信に用いるようにする。
[0124]
 このような構成によれば、基地局は、通信不可能になりうる状況で移動局と適切に通信することができる。例えば、一の移動局との通信が途絶してしまうおそれがある場合に、基地局は、他の移動局よりも当該一の移動局に無線回線を優先的に割り当てることができる。
[0125]
 また、例えば、基地局は、一の移動局との通信が途絶してしまうおそれがある期間においては、他の移動局と通信する。したがって、基地局は、無線回線の利用効率を高めることができる。
[0126]
 また、例えば、基地局は、取得した画像情報に基づいて、可変指向性アンテナの制御を行う。したがって、基地局は、移動局の移動方向を適切に把握し、可変指向性アンテナの通信方向の制御を効率よく行うことができる。
[0127]
 さらに、基地局は、基地局が撮影した画像情報に加えて移動局情報も考慮して、一の移動局と他の移動局とが所定の位置関係になるか否かを判定する。したがって、基地局は、移動局の周囲の状況や移動局の状態に応じて、上記判定をより正確に行うことができる。よって、基地局は、より効率よく可変指向性アンテナの通信方向の制御を行ったり、より効率よく無線回線を利用したりすることができる。
[0128]
 なお、移動局201は、マイクロ波帯(UHF帯等)の周波数の信号を用いて、基地局101に移動局情報を送信するように構成されていてもよい。マイクロ波帯の周波数の信号は、障害物等の陰に回り込む性質がある。したがって、マイクロ波帯の周波数の信号が用いられることで、基地局101と移動局201との間に障害物があったとしても、基地局101が移動局201から送信された移動局情報を受信できる可能性を向上させることができる。
[0129]
 また、移動局201は、基地局101に移動局201の車種や車体の大きさ等を示す情報を送信するように構成されていてもよい。そして、基地局101は、基地局が撮影した画像情報、移動局情報および移動局201の車種や車体の大きさ等を示す情報に基づき、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になるか否かを判定するように構成されていてもよい。
[0130]
 基地局101は、移動局201に対して、移動局情報を要求するように構成されていてもよい。移動局201は、当該要求に基づき、基地局101に移動局情報を送信するように構成されていてもよい。具体的には、例えば、基地局101は、移動局201と通信可能な場合に、当該要求を送信する。そして、移動局201は、当該要求に基づき、基地局101に移動局情報を送信するように構成されていてもよい。
[0131]
 また、基地局101は、ETC(Electronic Toll Collection System)を利用して、移動局201の車種や車体の大きさ等を示す情報を取得するように構成されていてもよい。そして、基地局101は、ETCを利用して取得した情報、基地局が撮影した画像情報および移動局情報に基づき、一の移動局201と他の移動局201とが所定の位置関係になるか否かを判定するように構成されていてもよい。
[0132]
 変復調部121は、送信回路および受信回路によって実現される。
[0133]
 演算部161および指向性制御部171は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路およびメモリ等によって実現される。
[0134]
 変復調部221は、送信回路および受信回路によって実現される。
[0135]
 画像撮影部250は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路、メモリおよびカメラ等によって実現される。
[0136]
 センサ260は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路、メモリ、加速度センサおよびハンドル角度センサ(ステアリングセンサや操舵力角計等)等によって実現される。
[0137]
 位置情報生成部270は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路、メモリ、GPS受信機等によって実現される。
[0138]
 方向指示部280は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路、メモリ、ランプ等によって実現される。
[0139]
 演算部290は、プログラム制御に従って処理を実行するCPUや、複数の回路およびメモリ等によって実現される。
[0140]
 <第3の実施形態>
 次に、第3の実施形態の基地局10について、図面を参照して説明する。
[0141]
 図14は、第3の実施形態の基地局10の構成例を示すブロック図である。図14に示すように、基地局10は、通信部11と、予測部12と、制御部13とを含む。
[0142]
 基地局10は、例えば、図1に示す第1の実施形態における基地局100に相当する。また、基地局10は、例えば、図11に示す第2の実施形態における基地局101に相当する。
[0143]
 通信部11は、例えば、図2に示す第1の実施形態における変復調部120および送受信部130に相当する。また、通信部11は、例えば、図12に示す第2の実施形態における変復調部121および送受信部130に相当する。
[0144]
 予測部12は、例えば、図2に示す第1の実施形態における演算部160または図12に示す第2の実施形態における演算部161に相当する。
[0145]
 通信部11は、移動局と通信する。なお、移動局は、例えば、図1に示す第1の実施形態における移動局200または図11に示す第2の実施形態における移動局201に相当する。
[0146]
 予測部12は、移動局との通信が妨げられる期間を予測する。なお、移動局との通信が妨げられる期間は、例えば、図7に示す時刻T4から時刻T8の期間に相当する。
[0147]
 制御部13は、当該妨げられる期間に移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、通信部11を制御する。なお、妨げられる期間よりも前の期間は、例えば、図7に示す時刻T0から時刻T4の期間に相当する。
[0148]
 本実施形態によれば、基地局10は、移動局と通信する。また、基地局10は、移動局との通信が妨げられる期間を予測する。そして、基地局10は、当該妨げられる期間に移動局に対して送信すべき通信データを当該妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、通信部を制御する。
[0149]
 したがって、基地局10は、通信不可能になりうる状況で移動局と適切に通信することができる。
[0150]
 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記したそれぞれの実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形、置換および調整に基づいて実施できる。また、本発明は、各実施形態を任意に組合せて実施することもできる。すなわち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。なお、各図面に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
[0151]
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
 移動局と通信する通信手段と、
 前記移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測手段と、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記通信手段を制御する制御手段と、
を備える基地局。
(付記2)
 前記移動局の画像情報を取得する撮影手段を有し、
 前記予測手段は、前記画像情報に基づき、前記妨げられる期間を予測する
 付記1に記載の基地局。
(付記3)
 前記予測手段は、前記画像情報に基づき、前記移動局と、前記通信手段および前記移動局の間の通信の妨げとなる障害物とを認識し、
 前記予測手段は、前記障害物によって生じる前記妨げられる期間を予測する
 付記2に記載の基地局。
(付記4)
 前記制御手段は、前記移動局に、前記移動局と異なる他の移動局との通信に用いられる無線リソースを割り当てることにより、前記通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記通信手段を制御する
 付記1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
(付記5)
 前記制御手段は、前記妨げられる期間において、前記移動局と異なる他の移動局と通信するように前記通信手段を制御する
 付記1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
(付記6)
 前記制御手段は、前記妨げられる期間において、前記他の移動局に、前記移動局との通信に用いられる無線リソースを割り当て、前記他の移動局と通信するように前記通信手段を制御する
 付記5に記載の基地局。
(付記7)
 前記通信手段は、前記移動局から、前記移動局の周囲の状況および前記移動局の状態を示す情報を受信し、
 前記予測手段は、前記移動局の周囲の状況および前記移動局の状態を示す情報に基づき、前記妨げられる期間を予測する
 付記1乃至6のいずれか1項に記載の基地局。
(付記8)
 前記通信手段は、可変指向性アンテナを用いて前記移動局と通信する
 付記1乃至7のいずれか1項に記載の基地局。
(付記9)
 付記1乃至8のいずれか1項に記載の基地局と、
 前記基地局と通信する前記移動局とを
 備える通信システム。
(付記10)
 移動局との通信が妨げられる期間を予測し、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御する
 通信方法。
(付記11)
 移動局との通信が妨げられる期間を予測し、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御し、
 当該制御に応じて通信する
 通信方法。
(付記12)
 コンピュータに、
 移動局と通信する通信処理と、
 前記移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測処理と、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御する制御処理とを実行させる
 ための通信制御用プログラム。
[0152]
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
[0153]
 この出願は、2018年7月12日に出願された日本出願特願2018-132331を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

符号の説明

[0154]
 1、2 通信システム
 10、100、101 基地局
 11 通信部
 12 予測部
 13 制御部
 110、210 外部インタフェース部
 120、121、220、221 変復調部
 130、230 送受信部
 140 可変指向性アンテナ
 150、250 画像撮影部
 160、161、290 演算部
 170、171 指向性制御部
 200、200-1、200-2、200-3、200-4、201 移動局
 240 アンテナ
 260 センサ
 270 位置情報生成部
 280 方向指示部
 300 車道
 400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415 タイムスロット
 500 通信エリア

請求の範囲

[請求項1]
 移動局と通信する通信手段と、
 前記移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測手段と、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記通信手段を制御する制御手段と
 を備える基地局。
[請求項2]
 前記移動局の画像情報を取得する撮影手段を有し、
 前記予測手段は、前記画像情報に基づき、前記妨げられる期間を予測する
 請求項1に記載の基地局。
[請求項3]
 前記予測手段は、前記画像情報に基づき、前記移動局と、前記通信手段および前記移動局の間の通信の妨げとなる障害物とを認識し、
 前記予測手段は、前記障害物によって生じる前記妨げられる期間を予測する
 請求項2に記載の基地局。
[請求項4]
 前記制御手段は、前記移動局に、前記移動局と異なる他の移動局との通信に用いられる無線リソースを割り当てることにより、前記通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記通信手段を制御する
 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
[請求項5]
 前記制御手段は、前記妨げられる期間において、前記移動局と異なる他の移動局と通信するように前記通信手段を制御する
 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
[請求項6]
 前記制御手段は、前記妨げられる期間において、前記他の移動局に、前記移動局との通信に用いられる無線リソースを割り当て、前記他の移動局と通信するように前記通信手段を制御する
 請求項5に記載の基地局。
[請求項7]
 前記通信手段は、前記移動局から、前記移動局の周囲の状況および前記移動局の状態を示す情報を受信し、
 前記予測手段は、前記移動局の周囲の状況および前記移動局の状態を示す情報に基づき、前記妨げられる期間を予測する
 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基地局。
[請求項8]
 前記通信手段は、可変指向性アンテナを用いて前記移動局と通信する
 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の基地局。
[請求項9]
 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の基地局と、
 前記基地局と通信する前記移動局とを
 備える通信システム。
[請求項10]
 移動局との通信が妨げられる期間を予測し、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御する
 通信方法。
[請求項11]
 移動局との通信が妨げられる期間を予測し、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御し、
 当該制御に応じて通信する
 通信方法。
[請求項12]
 コンピュータに、
 移動局と通信する通信処理と、
 前記移動局との通信が妨げられる期間を予測する予測処理と、
 前記妨げられる期間に前記移動局に対して送信すべき通信データを前記妨げられる期間よりも前の期間に送信するように、前記移動局との通信を制御する制御処理とを実行させる
 ための通信制御用プログラムが記録された記録媒体。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]