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1. (WO2019044905) CONNECTEUR COAXIAL ET CONNECTEUR COAXIAL ÉQUIPÉ D'UN CÂBLE COAXIAL
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明 細 書

発明の名称 同軸コネクタ及び同軸ケーブル付き同軸コネクタ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066  

産業上の利用可能性

0067  

符号の説明

0068  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3   4   5A   5B   5C   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 同軸コネクタ及び同軸ケーブル付き同軸コネクタ

技術分野

[0001]
 本発明は、同軸コネクタ及び同軸ケーブル付き同軸コネクタに関する。

背景技術

[0002]
 従来、この種の同軸コネクタとして、例えば、特許文献1(特開2015-106558号公報)に開示されたものが知られている。
[0003]
 従来の同軸コネクタは、同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子(ソケット)と、同軸ケーブルの外部導体に接続される外部端子(ハウジング)と、内部端子と外部端子との間に配置される絶縁性部材(ブッシング)とを備えている。外部端子には、同軸ケーブルを固定するためのかしめ部が設けられている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開2015-106558号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 1つの同軸コネクタに対して2つ以上の同軸ケーブルを並列に接続したいという要望がある。この要望を実現する構成として、例えば、外部端子に2つ以上のかしめ部を設けて、それぞれのかしめ部が1つの同軸ケーブルを固定する構成が考えられる。
[0006]
 しかしながら、従来のかしめ部の構成では、互いに隣接するかしめ部の間隔を狭くするのに限界があり、同軸コネクタの大型化を抑えるという観点において未だ改善の余地がある。
[0007]
 従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、複数の同軸ケーブルを並列に接続可能であるとともに大型化を抑えることができる同軸コネクタ及び同軸ケーブル付き同軸コネクタを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0008]
 前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
 本発明に係る同軸コネクタは、中心導体と当該中心導体の周囲に配置された外部導体とをそれぞれ有する複数の同軸ケーブルを並列に接続可能な同軸コネクタであって、
 前記複数の同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
 前記複数の同軸ケーブルの外部導体に接続される外部端子と、
 前記内部端子と前記外部端子との間に配置される絶縁性部材と、
 を備え、
 前記外部端子は、
 前記複数の同軸ケーブルを保持する保持部と、
 前記複数の同軸ケーブルのそれぞれに対応するように設けられた複数のかしめ部と、
 を備え、
 前記複数の同軸ケーブルの配列方向において最も外側に配列された2つの同軸ケーブルの少なくとも一方に対応するかしめ部は、前記同軸ケーブルの外周部に沿って曲げられる板状部材で構成され、前記複数の同軸ケーブルの配列方向における両端部の間の部分に前記保持部との接続部分を有し、前記同軸ケーブルの長手方向に対して直交する断面視において、前記配列方向に対して直交し且つ前記同軸ケーブルの中心を通る仮想直線と前記保持部との接続部分との交点から前記配列方向の内側に延在する内側爪部と、前記交点から前記配列方向の外側に延在する外側爪部とを備え、前記内側爪部は前記外側爪部よりも短くなるように構成されている。

発明の効果

[0009]
 本発明に係る同軸コネクタによれば、複数の同軸ケーブルを並列に接続可能であるとともに大型化を抑えることができる。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 本発明の実施形態に係る同軸ケーブル付き同軸コネクタの概略構成を示す斜視図である。
[図2] 図1の同軸ケーブル付き同軸コネクタの分解斜視図である。
[図3] 図1の同軸ケーブル付き同軸コネクタに相手方コネクタが嵌合された状態を示す斜視図である。
[図4] 本発明の実施形態に係る同軸コネクタの概略構成を示す斜視図である。
[図5A] 図4の同軸コネクタが備えるかしめ部の製造方法の一例を示す平面図である。
[図5B] 図5Aに続く工程を示す平面図である。
[図5C] 図5Bに続く工程を示す平面図である。
[図6] 図4の同軸コネクタが備えるかしめ部内に同軸ケーブルが配置された状態を示す断面図である。
[図7] 図4の同軸コネクタが備えるかしめ部を圧着装置内に配置した状態を示す断面図である。
[図8] 図4の同軸コネクタが備えるかしめ部が同軸ケーブルをかしめた状態を示す断面図である。
[図9] 図4の同軸コネクタが備えるかしめ部の変形例を示す断面図である。
[図10] 1枚の板状部材から従来の構成を有するかしめ部を2つ形成する様子を示す断面図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 (本発明の基礎となった知見)
 本発明者らは、複数の同軸ケーブルを並列に接続可能な同軸コネクタの大型化を抑えるため、鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
[0012]
 従来の同軸コネクタにおいて、かしめ部は、1枚の板状部材を長手方向の中心部を起点として断面U字状に曲げることにより形成されている。外部端子に複数のかしめ部を設ける場合においても、1枚の板状部材に対して切断及び曲げ加工を行うことで複数のかしめ部を形成できれば、生産性など様々な観点で有利である。
[0013]
 図10に示すように、1枚の板状部材100から2つのかしめ部101を形成するには、1枚の板状部材100を長手方向の中心部C1で切断し、切断後の各板状部材100aをそれらの長手方向の中心部C2を起点として断面U字状に曲げればよい。しかしながら、この場合、互いに隣接するかしめ部101の間に、かしめ部101の展開長分の空間が空くことになる。このため、互いに隣接するかしめ部101の間隔を狭くすることができない。
[0014]
 これに対して、本発明者らは、かしめ部101の内側爪部101aを外側爪部102bよりも短くなるように構成することで、互いに隣接するかしめ部101の間隔を狭くできることを見出した。この新規な知見に基づいて、本発明者らは、以下の発明に至った。
[0015]
 本発明の一態様に係る同軸コネクタは、中心導体と当該中心導体の周囲に配置された外部導体とをそれぞれ有する複数の同軸ケーブルを並列に接続可能な同軸コネクタであって、
 前記複数の同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
 前記複数の同軸ケーブルの外部導体に接続される外部端子と、
 前記内部端子と前記外部端子との間に配置される絶縁性部材と、
 を備え、
 前記外部端子は、
 前記複数の同軸ケーブルを保持する保持部と、
 前記複数の同軸ケーブルのそれぞれに対応するように設けられた複数のかしめ部と、
 を備え、
 前記複数の同軸ケーブルの配列方向において最も外側に配列された2つの同軸ケーブルの少なくとも一方に対応するかしめ部は、前記同軸ケーブルの外周部に沿って曲げられる板状部材で構成され、前記複数の同軸ケーブルの配列方向における両端部の間の部分に前記保持部との接続部分を有し、前記同軸ケーブルの長手方向に対して直交する断面視において、前記配列方向に対して直交し且つ前記同軸ケーブルの中心を通る仮想直線と前記保持部との接続部分との交点から前記配列方向の内側に延在する内側爪部と、前記交点から前記配列方向の外側に延在する外側爪部とを備え、前記内側爪部は前記外側爪部よりも短くなるように構成されている。
[0016]
 この構成によれば、複数の同軸ケーブルを並列に接続可能であるとともに、互いに隣接するかしめ部の間隔を狭くして、同軸コネクタの大型化を抑えることができる。
[0017]
 なお、前記内側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の半分よりも短く、前記外側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の半分よりも長くてもよい。この構成によれば、かしめ部が同軸ケーブルをかしめた状態において、内側爪部の先端部と外側爪部の先端部とが、前記仮想直線よりも、同軸ケーブルの配列方向の内側に位置することになる。前述したように互いに隣接するかしめ部の間隔は狭くすることができるので、内側爪部の先端部又は外側爪部の先端部が何かに引っ掛かってかしめが解除されてしまうことを抑えることができる。
[0018]
 また、前記内側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の4分の1以上の長さを有してもよい。この構成によれば、同軸ケーブルをかしめ部で固定する際に、同軸ケーブルの横方向の移動を規制することができ、同軸コネクタの製造を容易にすることができる。
[0019]
 また、前記内側爪部と前記外側爪部との合計長さは、前記同軸ケーブルの外周と同一であってもよい。この構成によれば、同軸ケーブルとかしめ部との接触面積を大きくして、同軸ケーブルを保持する信頼性を向上させることができる。また、同軸ケーブルをかしめるために、同軸ケーブルを必要以上に圧縮して断面形状を変形させる必要がなく、同軸ケーブルの断面形状の変形による特性インピーダンスの変動を抑えて、電気的特性の劣化を抑えることができる。なお、「同一」とは、完全に同一であることを意味するものではなく、製造上の公差等を鑑み、ほぼ同一であることも含む意味である。
[0020]
 また、前記同軸コネクタは、2つの同軸ケーブルが並列に接続されるように構成され、一方の同軸ケーブルに対応するように設けられた前記かしめ部の前記内側爪部と他方の同軸ケーブルに対応するように設けられた前記かしめ部の前記内側爪部とが互いに隣接するように構成されてもよい。この構成によれば、2つの同軸ケーブルを並列に接続可能な同軸コネクタにおいて、大型化をより一層抑えることができる。
[0021]
 また、前記複数のかしめ部の前記並列方向において最も外側に設けられたかしめ部のうち少なくとも一方のかしめ部は、前記同軸ケーブルの外周部に沿う内側面が、前記内側爪部の先端部及び前記外側爪部の先端部の少なくとも一方において、当該先端部に向かうに従い前記内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分を備えてもよい。この構成によれば、かしめ部が同軸ケーブルをかしめるときに、内側爪部の先端部及び外側爪部の少なくとも一方によって同軸ケーブルが損傷することを抑えることができる。
[0022]
 本発明の一態様に係る同軸ケーブル付き同軸コネクタは、前記同軸コネクタと、前記同軸コネクタに並列に接続された前記複数の同軸ケーブルとを備えている。この構成によれば、互いに隣接するかしめ部の間隔を狭くして、同軸コネクタの大型化を抑えることができる。
[0023]
 また、前記かしめ部は、前記外部導体をかしめるように構成されてもよい。この構成によれば、かしめ部を通じて、外部端子と同軸ケーブルの外部導体との電気的接続を確保することができる。
[0024]
 また、前記同軸ケーブルは、外部導体の周囲に配置された絶縁被膜を有し、前記かしめ部は、前記外部導体をかしめるとともに前記絶縁被膜をかしめるように構成されてもよい。この構成によれば、同軸ケーブルとかしめ部との接触面積を大きくして、同軸ケーブルを保持する信頼性を向上させることができる。
[0025]
 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
[0026]
 また、以下では、説明の便宜上、「上」、「下」、「横」、「斜め」等の方向を示す用語を用いている。しかしながら、これらの用語は、本発明の同軸コネクタの使用状態等を限定することを意味するものではない。
[0027]
 《実施形態》
 図1は、本発明の実施形態に係る同軸ケーブル付き同軸コネクタの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1の同軸ケーブル付き同軸コネクタの分解斜視図である。以下、同軸ケーブル付き同軸コネクタを「プラグケーブル」という。
[0028]
 図1及び図2に示すように、プラグケーブル1は、同軸ケーブル2A,2Bと、同軸コネクタ3とを備えている。
[0029]
 同軸ケーブル2Aと同軸ケーブル2Bとは、同様の構造を有している。同軸ケーブル2A,2Bは、図2に示すように、絶縁被膜21と、外部導体22と、絶縁性部材23と、中心導体24とを備えている。絶縁性部材23は、中心導体24の周囲に設けられている。外部導体22は、絶縁性部材23の周囲に設けられている。絶縁被膜21は、外部導体22の周囲に設けられている。絶縁被膜21と外部導体22と絶縁性部材23とは、管状に形成されている。
[0030]
 また、同軸ケーブル2A,2Bの先端部においては、絶縁被膜21が除去されて外部導体22の先端部が露出するとともに、絶縁被膜21及び外部導体22が除去されて絶縁性部材23の先端部が露出している。すなわち、同軸ケーブル2A,2Bの先端部は、先端側から順に、絶縁性部材23、外部導体22、絶縁被膜21が露出するように構成されている。
[0031]
 同軸コネクタ3は、同軸ケーブル2A,2Bを並列に接続可能に構成されている。本実施形態において、同軸コネクタ3は、L型同軸コネクタである。同軸コネクタ3は、内部端子31と、絶縁性部材32と、外部端子(ハウジングともいう)33とを備えている。
[0032]
 同軸コネクタ3は、図3に示すように、相手方コネクタ(レセプタクルともいう)4に着脱自在に嵌合されて使用される。相手方コネクタ4は、例えば、プリント基板のような回路基板上に実装されるものである。相手方コネクタ4は、内部端子31と接続される中心導体41と、絶縁性部材42と、外部端子33と接続される外部導体43とを備えている。絶縁性部材42は、中心導体41と外部導体43との間に配置され、中心導体41と外部導体43とを電気的に絶縁するように機能する。
[0033]
 内部端子31は、同軸ケーブル2A,2Bのそれぞれの中心導体24に接続される端子である。本実施形態において、内部端子31は、曲げ加工された複数の金属板により構成されている。金属板は、例えば銅合金である。金属板の表面には、例えば、ニッケルメッキ及び金メッキが施されている。なお、内部端子31の構成については、特に限定されるものではなく、従来公知の種々の構成を採用することができる。
[0034]
 絶縁性部材32は、内部端子31と外部端子33との間に配置され、内部端子31と外部端子33とを電気的に絶縁するように機能する。本実施形態において、絶縁性部材32は、上ケース321と、下ケース322とを備えている。上ケース321と下ケース322との間に内部端子31が挟み込まれるように配置されている。上ケース321及び下ケース322の周囲に外部端子33が配置されている。上ケース321及び下ケース322は、例えば、液晶ポリマーなどの樹脂で構成されている。なお、絶縁性部材32については、特に限定されるものではなく、従来公知の種々の構成を採用することができる。
[0035]
 外部端子33は、同軸ケーブル2A,2Bのそれぞれの外部導体22に接続される端子である。外部端子33は、図3に示す相手方コネクタ4との嵌合力を確保するとともに、グランドとの電気的な接続を確保するように機能する。外部端子33は、1枚の金属板(例えば、ばね用りん青銅)を打ち抜き、切断、曲げ加工等することによって構成されている。
[0036]
 外部端子33は、同軸ケーブル2A,2Bを保持する保持部331と、同軸ケーブル2A,2Bのそれぞれに対応するように設けられた複数のかしめ部332A,332Bとを備えている。
[0037]
 保持部331は、同軸ケーブル2A,2Bの軸方向に延在している。絶縁性部材32の上ケース321の一部及び下ケース322の一部は、保持部331の上方に位置している。同軸ケーブル2A,2Bは、絶縁性部材23の露出部分が保持部331の上方に位置するように配置される。本実施形態において、保持部331は、爪部331A,331Bを備えている。爪部331Aは、上ケース321の一部、下ケース322の一部、同軸ケーブル2Aの絶縁性部材23の露出部分を保持するように構成されている。爪部331Bは、上ケース321の一部、下ケース322の一部、同軸ケーブル2Bの絶縁性部材23の露出部分を保持するように構成されている。なお、本実施形態において、爪部331A及び爪部331Bは、図1~図3に示すように2つに分割されるものとしたが、一体化されていてもよい。
[0038]
 図4は、同軸コネクタ3の概略構成を示す斜視図である。
[0039]
 かしめ部332Aは、同軸ケーブル2Aの外周部に沿って曲げられる板状部材で構成されている。かしめ部332Aは、同軸ケーブル2A,2Bの配列方向(並列方向ともいう)Xにおける両端部の間の部分である底部332Aaで保持部331に接続されている。底部332Aaは、かしめ部332Aにおいて同軸ケーブル2Aの長手方向に延在する領域である。ここで、同軸ケーブル2Aの長手方向に対して直交する断面視(図6参照)において、配列方向Xに対して直交し且つ同軸ケーブル2Aの中心を通る仮想直線を仮想直線L1とする。また、保持部331Aとの接続部分である底部332Aaと仮想直線L1との交点を交点P1とする。交点P1から配列方向Xの内側に延在する内側爪部332Abは、交点P1から配列方向Xの外側に延在する外側爪部332Acよりも短く構成されている。具体的には、内側爪部332Abは同軸ケーブル2Aの外周の半分よりも短く、外側爪部332Acは同軸ケーブル2Aの外周の半分よりも長く構成されている。本実施形態において、内側爪部332Abと外側爪部332Acとの合計長さは、同軸ケーブル2Aの外周と同一である。また、内側爪部332Abは、同軸ケーブル2Aの外周の4分の1以上の長さを有している。
[0040]
 本実施形態において、かしめ部332Aは、同軸ケーブル2Aの外部導体22をかしめるとともに、同軸ケーブル2Aの絶縁被膜21をかしめるように構成されている。具体的には、かしめ部332Aは、同軸ケーブル2Aの外部導体22をかしめるための爪部332A1と、同軸ケーブル2Aの絶縁被膜21をかしめるための爪部332A2とに分割されている。
[0041]
 かしめ部332Bは、配列方向Xにおいて、かしめ部332Aに対して左右対称に構成されている。具体的には、かしめ部332Bは、同軸ケーブル2Bの外周部に沿って曲げられる板状部材で構成されている。かしめ部332Bは、同軸ケーブル2A,2Bの配列方向Xにおける両端部の間の部分である底部332Baで保持部331に接続されている。底部332Baは、かしめ部332Bにおいて同軸ケーブル2Bの長手方向に延在する領域である。ここで、同軸ケーブル2Bの長手方向に対して直交する断面視(図6参照)において、配列方向Xに対して直交し且つ同軸ケーブル2Bの中心を通る仮想直線を仮想直線L2とする。また、保持部331との接続部分である底部332Baと仮想直線L2との交点を交点P2とする。交点P2から配列方向Xの内側に延在する内側爪部332Bbは、交点P2から配列方向Xの外側に延在する外側爪部332Bcよりも短く構成されている。具体的には、内側爪部332Bbは同軸ケーブル2Bの外周の半分よりも短く、外側爪部332Bcは同軸ケーブル2Bの外周の半分よりも長く構成されている。本実施形態において、内側爪部332Bbと外側爪部332Bcとの合計長さは、同軸ケーブル2Bの外周と同一である。また、内側爪部332Bbは、同軸ケーブル2Bの外周の4分の1以上の長さを有している。
[0042]
 本実施形態において、かしめ部332Bは、同軸ケーブル2Bの外部導体22をかしめるとともに、同軸ケーブル2Bの絶縁被膜21をかしめるように構成されている。具体的には、かしめ部332Bは、同軸ケーブル2Bの外部導体22をかしめるための爪部332B1と、同軸ケーブル2Bの絶縁被膜21をかしめるための爪部332B2とに分割されている。
[0043]
 次に、図5A~図5Cを用いて、かしめ部332A,332Bの製造方法の一例を説明する。図5A~図5Cは、かしめ部332A,332Bの製造方法の一例を示す平面図である。
[0044]
 まず、図5Aに示すように、外部端子33の保持部331に接続された板状部材332(平板)を用意する。なお、板状部材332は、保持部331と一体であってもよい。
[0045]
 次いで、図5Bに示すように、板状部材332を打ち抜き又は切断加工して、かしめ部332A,332Bの展開形状に対応する板状部材332a,332bを形成する。
[0046]
 次いで、図5Cに示すように、板状部材332a,332bを曲げ加工して、かしめ部332A,332Bを形成する。
[0047]
 次に、図6~図8を用いて、かしめ部332A,332Bが同軸ケーブル2A,2Bをかしめる動作の一例を説明する。図6~図8は、かしめ部332A,332Bが同軸ケーブル2A,2Bをかしめる動作の一例を示す断面図である。
[0048]
 まず、図6に示すように、かしめ部332Aの内側に同軸ケーブル2Aを配置するとともに、かしめ部332Bの内側に同軸ケーブル2Bを配置する。
[0049]
 次いで、図7に示すように、かしめ部332A及びかしめ部332Bを圧着装置50内に配置する。圧着装置50は、アンビル51と、クリンパ52とを備えている。アンビル51は、略等脚台形状の断面を有し、頂部に凹部51aが設けられている。アンビル51の頂部において凹部51aを挟んで対向する位置にかしめ部332A及びかしめ部332Bを配置する。クリンパ52は、アンビル51に対応する形状の溝部52aを有し、頂部にアンビル51の凹部51aに対応する凸部52bが設けられている。
[0050]
 次いで、アンビル51の凹部51aにクリンパ52の凸部52bが挿入されるように、アンビル51とクリンパ52とを型閉じする。このとき、かしめ部332Aの外側爪部332Acが、クリンパ52の溝部52aの内面に沿って摺動して、同軸ケーブル2Aの外周部に沿って曲げられる。同様に、かしめ部332Bの外側爪部332Bcが、クリンパ52の溝部52aの内面に沿って摺動して、同軸ケーブル2Bの外周部に沿って曲げられる。
[0051]
 その結果、図8に示すように、かしめ部332Aが同軸ケーブル2Aの周囲に巻き付いて同軸ケーブル2Aをかしめるとともに、かしめ部332Bが同軸ケーブル2Bの周囲に巻き付いて同軸ケーブル2Bをかしめる。
[0052]
 本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、同軸ケーブル2A,2Bを並列に接続することができる。また、かしめ部332Aの内側爪部332Abが外側爪部332Acよりも短くするとともに、かしめ部332Bの内側爪部332Bbが外側爪部332Bcよりも短くしているので、かしめ部332Aとかしめ部332Bとの間隔を狭くすることができる。その結果、同軸コネクタ3の大型化を抑えることができる。例えば、同軸ケーブル2A,2Bの直径が0.5mmである場合、同軸ケーブル2A,2Bの中心間の距離を1.1mm程度にすることができる。
[0053]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、内側爪部332Abは同軸ケーブル2Aの外周の半分よりも短く、外側爪部332Acは同軸ケーブル2Aの外周の半分よりも長く構成されている。この構成によれば、図8に示すように、かしめ部332Aが同軸ケーブル2Aをかしめた状態において、内側爪部332Abの先端部と外側爪部332Acの先端部とが、仮想直線L1よりも同軸ケーブル2A,2Bの配列方向Xの内側に位置することになる。前述したように互いに隣接するかしめ部332Aとかしめ部332Bとの間隔は狭くすることができるので、内側爪部332Abの先端部又は外側爪部332Acの先端部が何かに引っ掛かってかしめが解除されてしまうことを抑えることができる。
[0054]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、内側爪部332Abは、同軸ケーブル2Aの外周の4分の1以上の長さを有している。この構成によれば、内側爪部332Abと外側爪部332Acとにより同軸ケーブル2Aを直径分、保持することができる。これにより、同軸ケーブル2Aをかしめ部332Bで固定する際に、同軸ケーブル2Aの横方向(配列方向X)の移動を規制することができ、同軸コネクタ3の製造を容易にすることができる。
[0055]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、内側爪部332Abと外側爪部332Acとの合計長さは、同軸ケーブル2の外周と同一に構成されている。この構成によれば、同軸ケーブル2Aとかしめ部332Aとの接触面積を大きくして、同軸ケーブル2Aを保持する信頼性を向上させることができる。また、同軸ケーブル2Aをかしめるために、同軸ケーブル2Aを必要以上に圧縮して断面形状を変形させる必要がなく、同軸ケーブル2Aの断面形状の変形による特性インピーダンスの変動を抑えて、電気的特性の劣化を抑えることができる。なお、「同一」とは、完全に同一であることを意味するものではなく、製造上の公差等を鑑み、ほぼ同一であることも含む意味である。
[0056]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、かしめ部332Aの内側爪部332Abとかしめ部332Bの内側爪部332Bbとが互いに隣接するように構成されている。この構成によれば、かしめ部332Aとかしめ部332Bとの間隔を一層狭くすることができ、同軸コネクタ3の大型化をより一層抑えることができる。
[0057]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、かしめ部332Aは、爪部332A1により外部導体22をかしめるように構成されている。この構成によれば、かしめ部332Aを通じて、外部端子33と同軸ケーブル2Aの外部導体22との電気的接続を確保することができる。
[0058]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、かしめ部332Aは、更に爪部332A2により絶縁被膜21をかしめるように構成されている。この構成によれば、同軸ケーブル2Aとかしめ部332Aとの接触面積を大きくして、同軸ケーブル2Aを保持する信頼性を向上させることができる。
[0059]
 また、本実施形態に係る同軸コネクタ3によれば、かしめ部332Bは、かしめ部332Aと同様に(左右対称に)構成されているので、同様の効果を奏することができる。
[0060]
 なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、1つの同軸ケーブルに対して2つの同軸ケーブルを並列に接続するように構成したが、本発明はこれに限定されない。1つの同軸ケーブルに対して、3つ以上の同軸ケーブルを並列に接続するように構成してもよい。この場合、かしめ部は、3つ以上の同軸ケーブルのそれぞれに対応するように3つ以上設ければよい。また、3つ以上の同軸ケーブルのうち最も外側に配列された2つの同軸ケーブルの少なくとも一方のかしめ部を、前述したかしめ部332A,332Bと同様に構成すればよい。この構成によっても、当該かしめ部を内側爪部を短くした分だけ配列方向の内側に配置することができるので、同軸コネクタ3の大型化を抑えることができる。
[0061]
 また、前記では、例えば図8に示すように、かしめ部332Aが同軸ケーブル2Aをかしめた状態において、内側爪部332Abの先端部と外側爪部332Acの先端部との間に隙間を有するものとしたが、本発明はこれに限定されない。内側爪部332Abの先端部と外側爪部332Acの先端部とは、突き当たるように接触していてもよいし、一部重複するように接触してもよい。
[0062]
 また、前記では、例えば図5Cに示すように、同軸ケーブル2A,2Bを受け入れ易くするために、かしめ部332A,332Bがあらかじめ曲げ加工されるものとしたが、当該曲げ加工は必ずしも行う必要はない。
[0063]
 また、前記では、かしめ部332A,332Bは、爪部332A1,332B1と、爪部332A2,332B2とに分割されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。かしめ部332A,332Bは、爪部332A1,332B1と、爪部332A2,332B2とが一体化した1つの爪部で構成されてもよい。
[0064]
 また、前記では、同軸コネクタ3は、L型同軸コネクタであるものとしたが、本発明はこれに限定されない。同軸コネクタ3は、例えば、ストレート型同軸コネクタであってもよい。
[0065]
 また、図6では、かしめ部332A,332Bが一様な厚さを有する板状部材で構成されるものとして示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、かしめ部332Aは、図9に示すように、同軸ケーブル2Aの外周部に沿う内側面が、内側爪部332Abの先端部において当該先端部に向かうに従い内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分332Adを備えてもよい。また、かしめ部332Aは、同軸ケーブル2Aの外周部に沿う内側面が、外側爪部332Acの先端部において当該先端部に向かうに従い内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分332Aeを備えてもよい。同様に、かしめ部332Bは、同軸ケーブル2Bの外周部に沿う内側面が、内側爪部332Bbの先端部において当該先端部に向かうに従い内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分332Bdを備えてもよい。また、かしめ部332Bは、同軸ケーブル2Bの外周部に沿う内側面が、外側爪部332Bcの先端部において当該先端部に向かうに従い内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分332Beを備えてもよい。傾斜部分332Ad,332Ae,332Bd,332Aeは、例えば、同軸ケーブル2A,2Bの外周部に沿う内側面の先端部を面取りしてかしめ部332A,332Bの厚みを薄くすることにより形成される。これらの構成によれば、かしめ部332A,332Bが同軸ケーブル2A,2Bをかしめるときに、内側爪部332Ab,332Bbの先端部及び外側爪部332Ac,332Bcによって同軸ケーブル2A,2Bが損傷することを抑えることができる。
[0066]
 本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。

産業上の利用可能性

[0067]
 本発明に係る同軸コネクタは、複数の同軸ケーブルを並列に接続可能であるとともに大型化を抑えることができるので、例えば、多極コネクタとして有用である。

符号の説明

[0068]
 1   プラグケーブル(同軸ケーブル付き同軸コネクタ)
 2A,2B 同軸ケーブル
 21  絶縁被膜
 22  外部導体
 23  絶縁性部材
 24  中心導体
 3  コネクタ
 31  内部端子
 32  絶縁性部材
 321 上ケース
 322 下ケース
 33  外部端子
 331 保持部
 331A,331B 爪部
 332,332a,332b 板状部材
 332A,332B かしめ部
 332A1,332A2,332B1,332B2 爪部
 332Aa,332Ba 底部
 332Ab,332Bb 内側爪部
 332Ac,332Bc 外側爪部
 332Ad,332Ae,332Bd,332Be 傾斜部分
 4   相手方コネクタ
 41  中心導体
 42  絶縁性部材
 43  外部導体
 50  圧着装置
 51  アンビル
 51a 凹部
 52  クリンパ
 52a 溝部
 52b 凸部

請求の範囲

[請求項1]
 中心導体と当該中心導体の周囲に配置された外部導体とをそれぞれ有する複数の同軸ケーブルを並列に接続可能な同軸コネクタであって、
 前記複数の同軸ケーブルの中心導体に接続される内部端子と、
 前記複数の同軸ケーブルの外部導体に接続される外部端子と、
 前記内部端子と前記外部端子との間に配置される絶縁性部材と、
 を備え、
 前記外部端子は、
 前記複数の同軸ケーブルを保持する保持部と、
 前記複数の同軸ケーブルのそれぞれに対応するように設けられた複数のかしめ部と、
 を備え、
 前記複数の同軸ケーブルの配列方向において最も外側に配列された2つの同軸ケーブルの少なくとも一方に対応するかしめ部は、前記同軸ケーブルの外周部に沿って曲げられる板状部材で構成され、前記複数の同軸ケーブルの配列方向における両端部の間の部分に前記保持部との接続部分を有し、前記同軸ケーブルの長手方向に対して直交する断面視において、前記配列方向に対して直交し且つ前記同軸ケーブルの中心を通る仮想直線と前記保持部との接続部分との交点から前記配列方向の内側に延在する内側爪部と、前記交点から前記配列方向の外側に延在する外側爪部とを備え、前記内側爪部は前記外側爪部よりも短い、同軸コネクタ。
[請求項2]
 前記内側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の半分よりも短く、
 前記外側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の半分よりも長い、
 請求項1に記載の同軸コネクタ。
[請求項3]
 前記内側爪部は、前記同軸ケーブルの外周の4分の1以上の長さを有する、
 請求項1又は2に記載の同軸コネクタ。
[請求項4]
 前記内側爪部と前記外側爪部との合計長さは、前記同軸ケーブルの外周と同一である、請求項1~3のいずれか1つに記載の同軸コネクタ。
[請求項5]
 前記同軸コネクタは、2つの同軸ケーブルが並列に接続されるように構成され、
 一方の同軸ケーブルに対応するように設けられた前記かしめ部の前記内側爪部と他方の同軸ケーブルに対応するように設けられた前記かしめ部の前記内側爪部とが互いに隣接するように構成されている、請求項1~4のいずれか1つに記載の同軸コネクタ。
[請求項6]
 前記複数のかしめ部の前記並列方向において最も外側に設けられたかしめ部のうち少なくとも一方のかしめ部は、前記同軸ケーブルの外周部に沿う内側面が、前記内側爪部の先端部及び前記外側爪部の先端部の少なくとも一方において、当該先端部に向かうに従い前記内側面とは反対側の外側面に向けて傾斜する傾斜部分を備える、請求項1~5のいずれか1つに記載の同軸コネクタ。
[請求項7]
 請求項1~5のいずれか1つに記載の同軸コネクタと、
 前記同軸コネクタに並列に接続された前記複数の同軸ケーブルと、
 を備える、同軸ケーブル付き同軸コネクタ。
[請求項8]
 前記かしめ部は、前記外部導体をかしめるように構成されている、請求項7に記載の同軸ケーブル付き同軸コネクタ。
[請求項9]
 前記同軸ケーブルは、外部導体の周囲に配置された絶縁被膜を有し、
 前記かしめ部は、前記外部導体をかしめるとともに前記絶縁被膜をかしめるように構成されている、請求項7に記載の同軸ケーブル付き同軸コネクタ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5A]

[ 図 5B]

[ 図 5C]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]