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1. (WO2019043980) UNITÉ INTÉRIEURE POUR CLIMATISEUR
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明 細 書

発明の名称 空気調和機の室内機

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069  

符号の説明

0070  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 空気調和機の室内機

技術分野

[0001]
 本発明は、空気調和機の室内機に関する。

背景技術

[0002]
 空気調和機の室内機は、送風ファンを回転させて吸込み口から吸い込んだ空気を熱交換器に吹き付け、吹出し口から吹き出すようになっている。熱交換器には、冷媒管が接続されており、冷媒管が冷媒連絡管と接続される。冷媒連絡管の他端は、空気調和機の室外機に接続されている。これにより、室内機と室外機との間で、冷媒を循環するための冷媒回路が構成される。
[0003]
 また、特許文献1には、天井設置型の空気調和機の室内機において、熱交換器が筐体の2つの長辺に沿うように2つ配置された構成が開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 日本国特許第3998030号明細書

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 ところで、昨今、窓を大きく取りたいといった要請が強く、窓上のスペースは狭くなってきている。その上、室内機の設置場所としては、窓横ではなく窓上が望まれており、従来よりも高さ方向(短手方向)の寸法が小さい室内機の開発が急務となっている。
[0006]
 しかしながら、左右方向(長手方向)の寸法を変えることなく高さ方向の寸法だけを小さくすると、熱交換器が小さくなってしまい熱交換に寄与する面積が小さくなる。その結果、極めて強い要請がある省エネと両立させることができなくなる。
[0007]
 本発明の一態様は、上記問題点に鑑みなされたもので、窓上の狭いスペースにも設置可能で、かつ、省エネの要請にも応え得る空気調和機の室内機を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

[0008]
 上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、間隔を空けて長手方向に並べて配置された2台の熱交換器と、前記2台の熱交換器それぞれに対応して設けられた2つの空気の吹出し口とを備え、前記2台の熱交換器の間に、当該2台の熱交換器それぞれの冷媒管と外部からの冷媒連絡管とを接続する接続部が設けられ、前記2つの吹出し口それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が前記2つの吹出し口により近くなるように仕向ける合流促進構造を有することを特徴とする。

発明の効果

[0009]
 本発明の一態様によれば、窓上の狭いスペースにも設置可能で、かつ、省エネの要請にも応え得る空気調和機の室内機を提供することができるといった効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機の外観を示す斜視図である。
[図2] 上記室内機の縦断面図である。
[図3] 上記室内機の正面図である。
[図4] 図3のA-A線矢視断面図である。
[図5] 上記室内機における2台の熱交換器の冷媒管と外部からの冷媒連絡管とを接続する接続部の概略構成を示す正面図である。
[図6] 上記室内機の斜視図である。
[図7] 上記室内機における2つの吹出し口の間の構造を示す要部拡大図である。
[図8] 空気の流れと渦の発生の関係を説明する図である。
[図9] 上記室内機における案内面の有無による気流の流れの違いを示すイメージ図であり、(a)は案内面が有る場合、(b)は案内面が無い場合を示す。
[図10] 本発明の実施の他の形態に係る空気調和機の室内機における2台の熱交換器の位置関係を示す平面図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 〔実施の形態1〕
 本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
[0012]
 (室内機1の構造)
 図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内機1の外観を示す斜視図である。図2は、上記室内機1の縦断面図である。図3は、上記室内機1の正面図である。図4は、図3のA-A線矢視断面図である。なお、図3、図4では、導風板3を外した状態を示す。
[0013]
 図1に示すように、空気調和機の室内機1は、室内機本体部2の前面に導風板3を備えている。室内機1は、正面より見た場合の高さ方向(短手方向)の寸法をh、左右方向(長手方向)の寸法をWとすると、W≧4hの関係が成立する。
[0014]
 図2に示すように、室内機本体部2は、上部に第1吸込み口11を有し、下部に第2吸込み口12を有し、内部に送風ファン13および熱交換器14を有し、前部に吹出し口17を有している。
[0015]
 図3、図4に示すように、室内機1において熱交換器14は、横に長い形状(長手形状、横長形状)を有し、間隔を空けて長手方向(室内機1の左右方向(長手方向)でもある)に並んで2つ配置されている。2台の熱交換器14に合わせて、第1吸込み口11、第2吸込み口12、吹出し口17も左右方向に2つずつ形成されている。
[0016]
 図2に示すように、第1吸込み口11には第1フィルタ15が配設され、第2吸込み口12には第2フィルタ16は配設されている。第1フィルタ15は、例えばプレフィルタに相当する機能を有するフィルタであり、第2フィルタ16よりも低性能である。第2フィルタ16は、例えばHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)であり、第1フィルタ15よりも高性能である。
[0017]
 室内機1では、第1吸込み口11から吸い込まれた空気は、第1フィルタ15、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。また、第2吸込み口12から吸い込まれた空気は、第2フィルタ16、送風ファン13および熱交換器14を経て吹出し口17から吹き出される。
[0018]
 第1吸込み口11には、第1吸込み口11を開閉する開閉蓋18が設けられている。開閉蓋18は、空調モードで運転する場合に開状態となる。また、開閉蓋18は、空気調和機が停止状態である場合、および空気調和機が空気清浄モードで運転する場合に閉状態となる。なお、ここでは、開閉蓋18は、2つの第1吸込み口11に対して1つ設けられているが、2つの第1吸込み口11に合わせて2つ設けられていてもよい。
[0019]
 空調モードは空気清浄機能よりも空気調和機能を優先する場合の空気調和機の運転モードである。空気清浄モードは、これとは逆に、空気調和機能よりも空気清浄機能を優先する場合の空気調和機の運転モードである。空調モードでは、空気は主として第1吸込み口11から吸い込まれ、第1フィルタ15を経た後、送風ファン13により熱交換器14へ吹き付けられ、吹出し口17から吹き出される。一方、空気清浄モードでは、空気は第2吸込み口12のみから吸い込まれ、第2フィルタ16を経た後、送風ファン13により熱交換器14へ吹き付けられ、吹出し口17から吹き出される。
[0020]
 導風板3は、冷房運転では、図1,図2に示すように、吹出し口17から吹き出された空気(気流)が、斜め上が開放されるように配置され、暖房運転では、図示してはいないが、斜め下に向かうように導風板3が配置される。
[0021]
 図3、図4に示すように、熱交換器14は、上述したように横に長い形状を有し、また、図2に示すように、2個の熱交換部品を上下に連結し、連結部が前方へ突出した形状(くの字形)である。
[0022]
 熱交換器14の下方には、熱交換器14で生じるドレン水を受けるドレンパン34が配置されている。ドレンパン34は、左右方向(長手方向)に長い皿状に形成される。2台の熱交換器14に対応してドレンパン34も2つ設けられている。2つのドレンパン34は、室内機1の長手方向の中央部が低くなるように、傾斜して配置されている。
[0023]
 送風ファン13は、例えばシロッコファンあるいはターボファンからなり、熱交換器14の背面側に配置される。ここでは1台の熱交換器14に付き2つ配置されている。なお、1台の熱交換器14に対する送風ファン13の数は2つに限るものではなく、1台でも3台以上でもよい。
[0024]
 (2台の熱交換器14の間のスペースの利用)
 図3、図4に示すように、2台の熱交換器14は、間隔を空けて配置されている。そして、2台の熱交換器14の間のスペースに、送風ファン13を駆動するファンモータ26、および冷媒管の接続部25が設けられている。図3では、2つのファンモータ26を配置しているが、1台のファンモータ26で4つの送風ファン13を駆動する構成としてもよい。
[0025]
 図5に示すように、接続部25は、2台の熱交換器14それぞれの冷媒管と外部からの冷媒連絡管24とを接続する。図5は、2台の熱交換器14の冷媒管と外部からの冷媒連絡管24とを接続する接続部25の概略構成を示す正面図である。接続部25には、2つの分岐配管23が設けられており、2つの分岐配管23は、図示しない室外機から延びる往路用および復路用の冷媒連絡管24と接続されている。分岐配管23における分岐側が熱交換器14の冷媒管と接続され、分岐配管23における基端側が冷媒連絡管24と接続される。
[0026]
 さらに、2台の熱交換器14の間のスペースには、左右のドレンパン34にて受けられたドレン水が集められるようになっており、ドレン水を機外へ排出するためのドレン排出管35が接続されている。
[0027]
 (2つの吹出し口17の間の構造)
 図6は、上記室内機1の斜視図である。図6では、導風板3を外した状態を示す。図7は、上記室内機1における2つの吹出し口17の間の構造を示す要部拡大図である。図6、図7に示すように、2つの吹出し口17それぞれの接続部25側には、気流の吹き出し方向に突出する壁部32が設けられている。そして、壁部32それぞれには、気流の吹出し方向に向かうにつれて互いに近づくように傾斜した案内面(合流促進構造)32aが設けられている。なお、図6、図7においては、分かりやすくするために案内面32aを太線で表している。傾斜した案内面32aは、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が2つの吹出し口17により近くなるように仕向けるものである。
[0028]
 ここでは、より好ましい構成として、案内面32aは、2台の熱交換器14における風下側の面との際(境界部分)より傾斜している。さらに、より好ましい構成として、案内面32aそれぞれの延長線(図7中破線)の交点Pと2台の熱交換器14の風下側の面との距離Lが60mm以下となるように設けられている。
[0029]
 (室内機1の利点)
 本実施の形態に係る空気調和機の室内機1においては、熱交換器14が2つ、長手方向に間隔を空けて並べて配置されている。これにより、室内機1の高さ方向(短手方向)の寸法を小さくしたとしても、左右方向(長手方向)の寸法を大きくすることで熱交換に寄与する面積を確保し、省エネ性を改善することができる。しかも、熱交換器14のサイズ自体を大型化する必要はないので、既存の生産装置を利用できる。
[0030]
 また、室内機1においては、2台の熱交換器14それぞれの冷媒管と外部からの冷媒連絡管24とを接続する接続部25が2台の熱交換器14の間に設けられているので、2台の熱交換器14それぞれに均等に冷媒を供給でき、冷媒の流路も短くできる。
[0031]
 ところで、2台の熱交換器14をこのように配置した場合、2つの吹出し口17の間(接続部25が設けられている2台の熱交換器14の間)に位置する前面(正面)側は気流が通らないために空気の渦が発生し、空気が淀む。
[0032]
 図8は、空気の流れと渦の発生の関係を説明する図である。図8に示すように、流体(気流)が、直径D の細い管から直径D のより太い管へと流入した直径D の流体は、太い管に入った後、徐々に広がって直径D の流れとなる。その際、太い管における流体入口側には、流体が流れない部分があり、この部分に流体の渦が発生し、流体が淀む。
[0033]
 2つの吹出し口17の間に位置する前面(正面)側で空気の渦が発生し、空気が淀むと、気流が通る部分との間で温度に差が生じ、室内機1の筐体や前面に配される導風板3の裏面等の構成部品に露が付く恐れがある。
[0034]
 そこで、室内機1は、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が2つの吹出し口17により近くなるように仕向ける合流促進構造を有している。室内機1においては、合流促進構造として、2つの吹出し口17それぞれの接続部25側における壁部32に、気流の吹出し方向に向かうにつれて互いに近づくように傾斜した案内面(案内構造)32aを設けている。このような案内面32aを設けることで、2つの吹出し口17の近くで合流し、渦が発生する気流が通らない空間を小さくできる。
[0035]
 図9は、室内機1における案内面32aの有無による気流の流れの違いを示すイメージ図であり、(a)は案内面32aが有る場合、(b)は案内面32aが無い場合を示す。図中、参照符号30は、室内機本体部2の筐体である。図9の(a)に示すように、案内面32aが有る場合、2つの吹出し口17から吹き出された気流は、案内面32aに沿って進むことで2つの吹出し口17に近い位置で合流する。これにより、渦の発生を抑制することができる。
[0036]
 一方、図9の(b)に示すように、案内面32aが無い場合は、2つの吹出し口17から吹き出された気流は、吹出し口17より離れた位置で合流することとなり、壁部32正面側に空気の渦が発生する。
[0037]
 なお、2つの吹出し口17それぞれの接続部25側とは反対側においても、吹出し方向に突出した壁部が有る場合、気流が流れない部分に渦が発生する。したがって、図9の(a)に示すように、2つの吹出し口17それぞれの接続部25側とは反対側の壁部にも案内面32aを形成することが好ましい。
[0038]
 また、室内機1においては、より好ましい構成として、案内面32aを2台の熱交換器14における風下側の面との際(境界部分)より傾斜させている。これにより、熱交換器14を通過した直後の気流を案内面32aにて案内することが可能となり、渦の発生を効果的に抑制して露を付き難くできる。
[0039]
 さらに、室内機1においては、より好ましい構成として、案内面32aそれぞれの延長線(図7中破線)の交点Pと2台の熱交換器14の風下側の面との距離Lが60mm以下となるように設けている。上記距離が60mmを超えると、渦の発生を効果的に抑制することが難しいが、60mm以下とすることで、渦の発生を効果的に抑制して露を付き難くできる。
[0040]
 また、室内機1においては、2台の熱交換器14に対応して2つのドレンパン34を設け、2台の熱交換器14の間に、ドレン排出管を接続している。これにより、室内機1の短手方向の寸法を小さく、かつ長手方向の寸法を大きくしたとしても、2つのドレンパン34それぞれの傾斜を確保することができ、ドレン水を問題無く排出することができる。
[0041]
 〔実施の形態2〕
 本発明の他の実施の形態を以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[0042]
 実施の形態1においては、合流促進構造として、2つの吹出し口17それぞれの接続部25側における吹出し方向に突出した壁部32に、気流の吹出し方向に向かうにつれて互いに近づくように傾斜した案内面(案内構造)32aを設けていた。
[0043]
 これに対し、本実施の形態における室内機1Aにおいては、図10に示すように、合流促進構造として、2台の熱交換器14を互いに向き合う方向に傾斜を付けて配置している。図10は、本発明の実施の他の形態に係る空気調和機の室内機1における2台の熱交換器14の位置関係を示す平面図である。
[0044]
 図10に示すように、2台の熱交換器14が互いに向き合う方向に傾斜を付けて配置されている。これにより、2台の熱交換器14に吹き付けられ、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された気流は、案内面32aが無くとも自ずと2つの吹出し口17の近くで混じり合う。これにより、案内面32aと同様に、渦の発生を抑制し露を付き難くできる。
[0045]
 ここで、より好ましい構成として、2台の熱交換器14の傾斜の角度θを、室内機1の取り付け面に対して5°未満としている。上記角度θを5°未満としているので、室内機1の長手方向に沿った送風可能領域を無駄に狭めることなく、渦の発生を抑制して露を付き難くできる。
[0046]
 なお、図10においては、4つの送風ファン13を室内機1の取り付け面と平行に配置しているが、4つの送風ファン13をそれぞれ、対応する熱交換器14の傾きに合わせて傾けて配置する構成としてもよい。その場合、送風ファン13の送風方向と、対応する熱交換器14の空気の通り抜ける方向とが揃うため、送風ファン13から送り出された空気が熱交換器14を通過する際に減少する損失をより小さくできる。
[0047]
 〔実施の形態3〕
 本発明の他の実施の形態を以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[0048]
 実施の形態3における室内機は、図示してはいないが、合流促進構造として、実施の形態1おける案内面32aと、実施の形態2における2台の熱交換器14の傾斜した配置との両方を備えている。これにより、より一層効果的に、渦の発生を抑制して露を付き難くできる。
[0049]
 なお、上記実施の形態1~3においては、側壁に設置される室内機を例示したが、天井に設置される室内機に適用することもできる。
[0050]
 〔まとめ〕
 本発明の態様1に係る空気調和機の室内機1は、間隔を空けて長手方向に並べて配置された2台の熱交換器14と、前記2台の熱交換器14それぞれに対応して設けられた2つの空気の吹出し口17とを備え、前記2台の熱交換器14の間に、当該2台の熱交換器それぞれの冷媒管と外部からの冷媒連絡管24とを接続する接続部25が設けられ、前記2つの吹出し口17それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が前記2つの吹出し口17により近くなるように仕向ける合流促進構造を有することを特徴とする。
[0051]
 上記構成によれば、熱交換器14が長手方向に間隔を空けて並べて2つ配置されているので、室内機1の短手方向の寸法を小さくしたとしても、長手方向の寸法を大きくすることで熱交換に寄与する面積を確保し、省エネ性を改善することができる。しかも、熱交換器14のサイズを大型化する必要はないので、既存の生産装置を利用できるなどの利点もある。
[0052]
 また、上記構成によれば、2台の熱交換器14それぞれの冷媒管と冷媒連絡管とを接続する接続部が2台の熱交換器14の間に設けられているので、2台の熱交換器14それぞれに均等に冷媒を供給でき、冷媒の流路も短くできる。
[0053]
 ところで、2台の熱交換器14をこのように配置した場合、2つの吹出し口17の間(接続部が設けられている2台の熱交換器14の間)に位置する前面(正面)側は気流が通らないため、この部分に空気の渦が発生し、筐体等の構成部品に露が付く恐れがある。
[0054]
 これに対し、上記構成によれば、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が2つの吹出し口17により近くなるように仕向ける合流促進構造を設けており、2つの空気の吹出し口17それぞれより吹き出された2つの気流を2つの吹出し口17の近くで合流させている。これにより、2つの吹出し口17の間に位置する前面側に形成される気流が通らない部分を極力小さくして、渦の発生を抑制し、露を付き難くできる。
[0055]
 本発明の態様2に係る空気調和機の室内機1は、上記態様1において、前記2つの吹出し口17それぞれの前記接続部25側に、気流の吹き出し方向に突出する壁部32が設けられ、前記合流促進構造として、前記壁部32それぞれに、気流の吹出し方向に向かうにつれて互いに近づくように傾斜した案内面32aが設けられている構成である。
[0056]
 上記構成によれば、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された気流は、2つの吹出し口17の接続部25側の縁に形成された壁部32の、互いに近づく案内面32aに沿って流れることで、2つの吹出し口の近くで混じり合い、渦の発生を抑制し露を付き難くできる。
[0057]
 本発明の態様3に係る空気調和機の室内機1は、上記態様2において、前記案内面32aそれぞれの延長線の交点と、前記2台の熱交換器14の風下側の面との距離が、60mm以下である構成である。
[0058]
 上記構成によれば、案内面32aそれぞれの延長線の交点と、2台の熱交換器14の風下側の面との距離を60mm以下としているので、渦の発生を効果的に抑制して露を付き難くできる。上記距離が60mmを超えると、渦の発生を効果的に抑制することが難しくなる。
[0059]
 本発明の態様4に係る空気調和機の室内機1は、上記態様2又は3において、前記案内面32aは、前記2台の熱交換器14の内の対応する方の風下側の面との際より傾斜している構成である。
[0060]
 上記構成によれば、熱交換器14の風下側の面の際より案内面32aを傾斜させているので、熱交換器14を通過した直後の気流を案内面32aにて案内することが可能となり、渦の発生を効果的に抑制して露を付き難くできる。
[0061]
 本発明の態様5に係る空気調和機の室内機1は、上記態様1において、前記合流促進構造として、前記2台の熱交換器14が互いに向き合う方向に傾斜を付けて配置されている構成である。
[0062]
 上記構成によれば、2台の熱交換器14が互いに向き合う方向に傾斜を付けて配置されているので、2つの吹出し口17それぞれより吹き出された気流は、自ずと2つの吹出し口の近くで混じり合い、渦の発生を抑制し露を付き難くできる。
[0063]
 本発明の態様6に係る空気調和機の室内機1は、上記態様5において、前記2台の熱交換器14の傾斜の角度が、当該室内機1の取り付け面に対して5°未満である構成である。
[0064]
 上記構成によれば、2台の熱交換器14の傾斜の角度を室内機1の取り付け面に対して5°未満としているので、長手方向に沿った送風可能領域を無駄に狭めることなく、渦の発生を抑制して露を付き難くできる。
[0065]
 本発明の態様7に係る空気調和機の室内機1は、上記態様1から6において、前記2台の熱交換器14それぞれの下方に設けられた2つのドレンパン34を備え、前記2台の熱交換器14の間に、前記2つのドレンパン34にて受け取ったドレン水を機外へ排出するためのドレン排出管35が接続されている構成である。
[0066]
 上記構成によれば、ドレン排出管35が2台の熱交換器14の間に配されているので、室内機1の短手方向の寸法を小さく、かつ長手方向の寸法を大きくしたとしても、2つのドレンパンそれぞれの傾斜を確保することができ、ドレン水を問題無く排出することができる。
[0067]
 本発明の態様8に係る空気調和機の室内機1は、上記態様1から7において、当該室内機1を正面より見た場合の短手方向の寸法をh、長手方向の寸法をWとすると、W≧4hの関係が成立する構成である。
[0068]
 短手方向の寸法hと長手方向の寸法WがW≧4hの関係が成立する室内機に採用することが効果的である。
[0069]
 本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

符号の説明

[0070]
1、1A 室内機
2 室内機本体部
3 導風板
13 送風ファン
14 熱交換器
15 第1フィルタ
16 第2フィルタ
18 開閉蓋
23 分岐配管
24 冷媒連絡管
25 接続部
26 ファンモータ
32 壁部
32a 案内面
34 ドレンパン
35 ドレン排出管

請求の範囲

[請求項1]
 間隔を空けて長手方向に並べて配置された2台の熱交換器と、
 前記2台の熱交換器それぞれに対応して設けられた2つの空気の吹出し口とを備え、
 前記2台の熱交換器の間に、当該2台の熱交換器それぞれの冷媒管と外部からの冷媒連絡管とを接続する接続部が設けられ、
 前記2つの吹出し口それぞれより吹き出された2つの気流の合流位置が前記2つの吹出し口により近くなるように仕向ける合流促進構造を有することを特徴とする空気調和機の室内機。
[請求項2]
 前記2つの吹出し口それぞれの前記接続部側に、気流の吹き出し方向に突出する壁部が設けられ、
 前記合流促進構造として、前記壁部それぞれに、気流の吹出し方向に向かうにつれて互いに近づくように傾斜した案内面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
[請求項3]
 前記案内面それぞれの延長線の交点と、前記2台の熱交換器の風下側の面との距離が、60mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室内機。
[請求項4]
 前記案内面は、前記2台の熱交換器の内の対応する方の風下側の面との際より傾斜していることを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和機の室内機。
[請求項5]
 前記合流促進構造として、
 前記2台の熱交換器が互いに向き合う方向に傾斜を付けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
[請求項6]
 前記2台の熱交換器の傾斜の角度が、当該室内機の取り付け面に対して5°未満であることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の室内機。
[請求項7]
 前記2台の熱交換器それぞれの下方に設けられた2つのドレンパンを備え、
 前記2台の熱交換器の間に、前記2つのドレンパンにて受け取ったドレン水を機外へ排出するためのドレン排出管が接続されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
[請求項8]
 当該室内機を正面より見た場合の短手方向の寸法をh、長手方向の寸法をWとすると、W≧4hの関係が成立することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]