Certains contenus de cette application ne sont pas disponibles pour le moment.
Si cette situation persiste, veuillez nous contacter àObservations et contact
1. (WO2018225173) ASPIRATEUR ÉLECTRIQUE
Document

明 細 書

発明の名称 電気掃除機

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015  

図面の簡単な説明

0016  

発明を実施するための形態

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060  

産業上の利用可能性

0061  

符号の説明

0062  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8  

明 細 書

発明の名称 : 電気掃除機

技術分野

[0001]
 本発明は、電気掃除機に関する。

背景技術

[0002]
 従来、床面を清掃するための自走式電気掃除機(掃除ロボット)として、掃除機本体を走行させるための走行手段と、吸込口から掃除機本体内の集塵室に塵等を吸い込む吸込手段と、を備えたものが知られている(特許文献1等参照)。走行手段は、左右一対の車輪と、各車輪を正転方向と逆転方向に駆動する2台のモータと、を備え、掃除機本体を前後方向に走行させるとともに任意の方向に転回させるようになっている。吸込手段は、吸込口に連通されたダクトおよび送風機と、吸込口に設けられた回転ブラシと、を備え、回転ブラシによって掻き上げた塵等を吸込口から吸い込むように構成されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2016-135303号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 しかしながら、従来の一般的な自走式電気掃除機では、予め設定された走行ルートに沿って自走しつつ清掃することから、使用者の好みや要望に応じた特定の場所を重点的に清掃することが難しかった。また、所定の走行ルートを一巡するまで清掃が完了しないことから、完了するまでに長時間を要するという不都合もある。
[0005]
 本発明の目的は、使用者の好みや要望に応じた場所を効率よく短時間で清掃することができる電気掃除機を提供することである。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の電気掃除機は、床面に沿って走行しつつ清掃可能な自走式の掃除機本体と、前記掃除機本体に取り付けて使用者が操作可能な操作部材と、を備え、前記掃除機本体は、自走するための車輪を駆動する走行駆動部と、前記走行駆動部を駆動制御する本体制御部と、前記操作部材を着脱自在に連結する本体連結部と、前記本体連結部に前記操作部材が連結されているか否かを検出する連結検出部と、を有し、前記本体制御部は、前記操作部材が連結されていない場合に前記走行駆動部により自走する自動モードと、前記操作部材が連結されている場合に該操作部材からの手動操作を受け付ける手動モードと、を切り替えることを特徴とする。
[0007]
 このような本発明によれば、走行駆動部と本体制御部とを備えた掃除機本体が自動モードによって自走することで、自走式電気掃除機(掃除ロボット)として機能し、自動的に床面の清掃を実施することができる。一方、本体連結部に操作部材が連結されたことを検知して手動モードとなり、操作部材からの手動操作を受け付けることで、使用者が操作部材を操作して掃除機本体を移動させ、特定の場所を重点的に清掃することができる。従って、自動モードによって所定の走行ルートを一巡するのを待つことなく、手動モードで特定の場所を清掃することで、使用者の好みや要望に応じた場所を効率よく短時間で清掃することができる。
[0008]
 本発明では、前記手動モードは、前記車輪を自由回転させるように前記走行駆動部を制御する完全手動モードを備えることが好ましい。
[0009]
 このような構成によれば、車輪が自由回転するように走行駆動部を制御する完全手動モードを備えることで、操作部材を介した使用者による完全な手動操作によって掃除機本体を移動させつつ清掃を実施することができる。従って、使用者の意図した通りに掃除機本体を移動させることができるので、使用者の利便性を向上させつつ良好な使用感を得ることができる。
[0010]
 本発明では、前記掃除機本体および前記操作部材の少なくとも一方には、該操作部材の操作方向および操作力を検出する操作検出部が設けられ、前記手動モードは、前記操作検出部が検出した前記操作部材の操作を補助するように前記走行駆動部を制御する補助モードを備えることが好ましい。
[0011]
 このような構成によれば、補助モードにおいて、操作検出部が検出した操作部材の操作を補助するように走行駆動部を制御することで、使用者は少ない操作力で掃除機本体を移動させることができ、使用者の負担を軽減させつつ利便性を高めることができる。
[0012]
 本発明では、前記操作部材には、前記掃除機本体の走行方向および走行速度の少なくとも一方を指示する走行指示部が設けられ、前記手動モードは、前記走行指示部からの指示に基づいて前記走行駆動部を制御する指示モードを備えることが好ましい。
[0013]
 このような構成によれば、指示モードにおいて、操作部材に設けられた走行指示部を用いて使用者が掃除機本体の走行方向や走行速度を指示し、この指示に基づいて走行駆動部が動作することで、使用者はより少ない操作力で掃除機本体を移動させることができ、使用者の負担をより一層軽減させることができる。
[0014]
 本発明では、前記操作部材には、前記掃除機本体に電力を供給する電力供給部が設けられていることが好ましい。
[0015]
 このような構成によれば、操作部材に設けられた電力供給部から掃除機本体に電力を供給することで、掃除機本体の残留電力が僅かになった際にも清掃を継続させることができる。なお、電力供給部としては、操作部材に設けられた充電池であってもよいし、操作部材から延びて電源コンセントに接続可能な電力線であってもよい。

図面の簡単な説明

[0016]
[図1] 本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図
[図2] 前記電気掃除機の断面図であり、図1にII-II線で示す断面図
[図3] 前記電気掃除機の断面図であり、図1にIII-III線で示す断面図
[図4] 前記電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図
[図5] 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の断面図
[図6] 前記電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図
[図7] 本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の断面図
[図8] 前記電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図

発明を実施するための形態

[0017]
〔第1実施形態〕
 以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
 図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
 電気掃除機1は、図1に示すように、床面Fに沿って走行しつつ清掃可能な自走式の掃除機本体2と、掃除機本体2に取り付けて使用者が操作可能な操作部材3と、を備える。この電気掃除機1は、操作部材3が取り付けられていない掃除機本体2が自律走行式の掃除ロボットとして機能し、掃除機本体2に操作部材3が取り付けられることで手動操作式掃除機として機能する。
[0018]
 掃除機本体2は、全体円筒状のボディ10と、自走するための一対の車輪111を駆動する走行駆動部11と、走行駆動部11を駆動制御する本体制御部12と、掃除機本体2を操作するための本体操作部13と、掃除機本体2の駆動電源としての本体バッテリ14と、操作部材3を着脱自在に連結する本体連結部15と、を備える。本体操作部13には、電源ON/OFFボタンや、掃除モード選択ボタン、停止ボタン、充電ボタン等が設けられている。
[0019]
 操作部材3は、長尺棒状の操作桿20と、操作桿20の一端部に設けられて使用者が把持して操作するための把持部21と、操作桿20の他端部に設けられて本体連結部15に連結される操作連結部22と、連結された掃除機本体2を駆動制御する操作制御部23と、把持部21に設けられて使用者が指で操作可能なコントローラ24と、操作桿20の内部に設けられた操作バッテリ25と、を備える。把持部21には、図示しない電源ON/OFFボタンや、停止ボタン、充電ボタン等が設けられている。
[0020]
 図2、3は、それぞれ電気掃除機の断面図であり、図2は、図1にII-II線で示す断面図であり、図3は、図1にIII-III線で示す断面図である。
 図2、3に示すように、掃除機本体2のボディ10の下面には、床面F上の塵やほこりを吸い込むための吸込み部16が設けられている。この吸込み部16には、図示しないダクト、送風機、集塵室および排気口が接続されており、吸い込んだ塵等を集塵室のフィルタで集塵するとともに、吸い込んだ空気を排気口から排気するようになっている。
[0021]
 走行駆動部11は、図1、3に示すように、左右一対の車輪111と、一対の車輪111を各々独立して回転駆動するモータ112と、を備えている。また、図2に示すように、ボディ10の前後には、補助輪113が設けられている。図3に示すように、モータ112と車輪111の回転軸との間には、車輪111とモータ112との相対回転を検出する回転センサ(操作検出部)114が設けられている。
[0022]
 図2、3に示すように、本体連結部15には、操作部材3の操作連結部22が連結されているか否かを検出するための連結センサ(連結検出部)151と、操作連結部22が鉛直軸X1回りの第1回転方向R1に回転したことを検出するための回転センサ(操作検出部)152と、操作連結部22と電気的に接続される本体接点部153と、が設けられている。
[0023]
 操作連結部22は、操作桿20に接続するためのユニバーサルジョイント221と、本体連結部15の本体接点部153に電気的に接続するための操作接点部222と、を備える。この操作連結部22は、本体連結部15に対して上方から差し込むことで連結され、図示しない係止部によって係止され、水平方向および鉛直方向に移動不能かつ、第1回転方向R1に沿って回転自在に連結される。また、操作部材3に設けられた図示しない連結解除スイッチの操作によって係止部の係止が外れ、本体接点部153から鉛直方向上方に操作連結部22を抜くことで、操作部材3と掃除機本体2との連結が解除されるようになっている。
[0024]
 ユニバーサルジョイント221は、操作桿20の軸方向X2回りの第2回転方向R2に沿った捩れを第1回転方向R1に沿った回転に変換する。さらに、ユニバーサルジョイント221と操作桿20とは、互いに水平軸回りに回転自在に接続されており、この水平軸を中心として操作桿20および把持部21が上下方向に回動可能に支持されている。
[0025]
 本体連結部15に操作連結部22が連結されたことは、連結センサ151によって検出される。そして、把持部21を持った使用者が操作桿20を第2回転方向R2に捩じると、ユニバーサルジョイント221によって第1回転方向R1の回転として本体連結部15に伝達され、この回転が回転センサ152によって検出される。また、本体接点部153と操作接点部222とが接触することで、掃除機本体2と操作部材3とが電気的に接続される。
[0026]
 図4は、電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図である。
 以下、図4も参照しつつ電気掃除機1の動作について説明する。
 掃除機本体2の本体制御部12は、走行駆動部11を制御する走行制御部121と、吸込み部16を制御する吸込制御部122と、操作部材3が連結されたか否かに応じてモードを切り替えるモード制御部123と、本体バッテリ14への充電を制御する電源制御部124と、を備える。
[0027]
 掃除機本体2の電源がONされると、本体制御部12は、連結センサ151により本体連結部15に操作部材3の操作連結部22が連結されているか否かを検出する。操作連結部22が連結されていないと判断した場合、モード制御部123は自動モードに切り替え、操作連結部22が連結されていると判断した場合、モード制御部123は手動モードに切り替える。
[0028]
 自動モードにおいて、走行制御部121は、予め設定された走行プログラムに応じて走行駆動部11を駆動制御し、モータ112によって車輪111を回転させて掃除機本体2を自走させる。掃除機本体2の走行に伴って、吸込制御部122は、吸込み部16を制御して吸込み動作を実施させる。所定の走行プログラムが終了すると、走行制御部121が走行駆動部11を停止させるとともに、吸込制御部122が吸込み部16の動作を停止させ、本体制御部12は、電気掃除機1を待機状態とする。
[0029]
 手動モードにおいて、走行制御部121は、走行プログラムを用いず、操作部材3を用いた使用者からの操作を補助するように走行駆動部11を駆動制御する(補助モード)。操作部材3を用いた使用者からの操作を受け付けている間、吸込制御部122は、吸込み部16を制御して吸込み動作を実施させる。
[0030]
 使用者が操作部材3を押すかまたは引いて掃除機本体2を前進または後進させた場合、車輪111の回転が回転センサ114によって検出され、この検出信号に基づき、すなわち使用者による操作部材3の操作方向および操作力に応じて、走行制御部121は、掃除機本体2を前進または後進させる方向に走行駆動部11を駆動制御する。この際、走行駆動部11は、使用者による前進または後進の操作速度を超えないように車輪111の駆動速度を調整する。
[0031]
 使用者が把持部21によって操作桿20を第2回転方向R2に捩じると、ユニバーサルジョイント221を介して操作連結部22の回転が本体連結部15の回転センサ152によって検出され、この検出信号を本体制御部12が受信する。受信した検出信号に基づき、すなわち使用者による操作部材3の操作方向および操作力に応じて、走行制御部121は、左右の走行駆動部11におけるモータ112の回転速度を制御し、掃除機本体2の走行方向を変更し、右転回または左転回させる。
[0032]
 また、使用者は、操作部材3を押したり引いたりせず、コントローラ24を操作して前進または後進を指示してもよい(指示モード)。コントローラ24が操作されると、操作制御部23は、前進または後進の指示を電気信号として操作連結部22に送り、操作接点部222および本体接点部153を介して本体制御部12が指示を受信する。受信した指示の電気信号に基づき、走行制御部121は、走行駆動部11を駆動制御して掃除機本体2を前進または後進させる。
[0033]
 本体操作部13または操作部材3の停止ボタンを使用者が押した停止信号を検出するか、または操作部材3の操作連結部22と本体連結部15との連結が解除されたことを連結センサ151が検出した場合、走行制御部121が走行駆動部11を停止させるとともに、吸込制御部122が吸込み部16の動作を停止させ、本体制御部12は、電気掃除機1を待機状態とする。
[0034]
 本体連結部15と操作連結部22とが連結された状態において、本体操作部13または操作部材3の充電ボタンを使用者が押すことで、電源制御部124は、操作部材3の操作バッテリ25から本体バッテリ14への充電を開始し、再び充電ボタンが押されるか本体バッテリ14が満充電になると充電を停止する。なお、使用者による充電ボタンの操作によらず、操作部材3の操作連結部22が本体連結部15に連結されたことを連結センサ151が検出したときに、操作バッテリ25から本体バッテリ14への充電が自動的に開始されるように、電源制御部124が動作してもよい。
[0035]
 このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)掃除機本体2が自動モードによって自走することで、自走式電気掃除機(掃除ロボット)として機能し、自動的に床面Fの清掃を実施することができる。一方、本体連結部15に操作部材3が連結されたことを検知して手動モードとなり、操作部材3からの手動操作を受け付けることで、使用者が操作部材3を操作して掃除機本体2を移動させ、特定の場所を重点的に清掃することができる。従って、自動モードによって所定の走行ルートを一巡するのを待つことなく、手動モードで特定の場所を清掃することで、使用者の好みや要望に応じた場所を効率よく短時間で清掃することができる。
[0036]
(2)手動モードのうち補助モードにおいて、回転センサ115,152が検出した操作部材3の操作方向や操作力を補助するように走行駆動部11が車輪111を駆動することで、使用者は少ない操作力で掃除機本体2を移動させることができ、使用者の負担を軽減させつつ利便性を高めることができる。
[0037]
(3)手動モードのうち指示モードにおいて、操作部材3に設けられたコントローラ24を用いて使用者が掃除機本体2の前進や後進を指示し、この指示に基づいて走行駆動部11が車輪111を駆動することで、使用者はより少ない操作力で掃除機本体2を移動させることができ、使用者の負担をより一層軽減させることができる。
[0038]
(4)操作部材3に設けられた操作バッテリ25から掃除機本体2の本体バッテリ14に電力を供給することで、掃除機本体2の残留電力が僅かになった際にも清掃を継続させることができ、利便性をさらに向上させることができる。
[0039]
〔第2実施形態〕
 図5は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の断面図であり、図6は、電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図である。
 本実施形態の電気掃除機1は、前記第1実施形態と比較して、掃除機本体2の走行駆動部11および本体連結部15、操作部材3の操作連結部22の構成が相違する。また、本実施形態の操作部材3には、操作制御部23、コントローラ24および操作バッテリ25が設けられておらず、操作連結部22が機械的に本体連結部15に連結されるのみであって、掃除機本体2と操作部材3とが電気的に接続されない構成となっている。
[0040]
 図5、6に示すように、走行駆動部11には、モータ112と車輪111との間で駆動力を伝達または切断するためのクラッチ115が設けられている。また、本体連結部15には、第1実施形態と同様に、操作連結部22の連結を検出する連結センサ151と、操作連結部22の回転を検出する回転センサ152と、が設けられるとともに、これらに加えて操作連結部22から前後方向に加わる力を検出する前後センサ154が設けられている。この前後センサ154は、操作連結部22と本体連結部15との間に生じる前後方向の微小な変位を検出する歪ゲージ等で構成されている。
[0041]
 本実施形態の電気掃除機1において、本体連結部15に操作連結部22が連結されず、自動モードに切り替えられた場合の掃除機本体2の動作は、第1実施形態と略同様である。この際、クラッチ115はモータ112と車輪111とを連結してモータ112の駆動力が車輪111に伝達される伝達位置に設定される。
[0042]
 一方、本体連結部15に操作連結部22が連結されたことを連結センサ151が検出すると、モード制御部123は手動モードに切り替える。本実施形態の手動モードは、使用者による操作部材3の操作を補助するように走行駆動部11を駆動制御する補助モードと、走行駆動部11を駆動せずに使用者による操作部材3の操作だけで掃除機本体2を走行させる完全手動モードと、を備える。補助モードと完全手動モードとの切り替えは、掃除機本体2または操作部材3に設けられた図示しないモード選択スイッチによって行われる。
[0043]
 補助モードにおいて、本体連結部15の回転センサ152および前後センサ154は、操作部材3の操作連結部22から作用する使用者の操作を検出し、使用者の操作を補助するように走行駆動部11を駆動制御する。使用者が操作部材3を押すかまたは引くと、その力が前後センサ154によって検出され、この検出信号に基づき、すなわち使用者による操作部材3の操作方向および操作力に応じて、走行制御部121は、掃除機本体2を前進または後進させる方向に走行駆動部11を駆動制御する。また、使用者が把持部21によって操作桿20を捩じると、操作連結部22の回転が回転センサ152によって検出され、この検出信号に基づき、すなわち使用者による操作部材3の操作方向および操作力に応じて、走行制御部121は、左右のモータ112の回転速度を制御して掃除機本体2を左右に転回させる。
[0044]
 完全手動モードにおいて、走行制御部121は、クラッチ115によるモータ112と車輪111との連結を切断し、車輪111を自由回転させるように走行駆動部11を制御する。従って、使用者は操作部材3の押し引きによって掃除機本体2を前進または後進させるとともに、把持部21によって操作桿20を捩じることで掃除機本体2を左右に転回させる。
[0045]
 このような本実施形態によれば、前記(1)の効果に加え以下の作用・効果を奏することができる。
(5)手動モードの補助モードにおいて、回転センサ152および前後センサ154が検出した操作部材3の操作を補助するように走行駆動部11が車輪111を駆動することで、使用者は少ない操作力で掃除機本体2を移動させることができ、使用者の負担を軽減させつつ利便性を高めることができる。
[0046]
(6)完全手動モードにおいて、車輪111を自由回転させるように走行駆動部11を制御することで、操作部材3を介した使用者による完全な手動操作によって掃除機本体を移動させつつ清掃を実施することができる。従って、使用者の意図した通りに掃除機本体2を移動させることができるので、使用者の利便性を向上させつつ良好な使用感を得ることができる。また、完全手動モードでは走行駆動部11のモータ112が駆動しないので、省電力化を図ることができる。
[0047]
(7)操作部材3から電気部品が省略されて掃除機本体2と電気的に接続されていないので、操作部材3の構造を簡単化できるとともに、操作部材3を軽量化することができる。従って、操作部材3を操作する使用者の負担をさらに軽減させることができる。
[0048]
〔第3実施形態〕
 図7は、本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の断面図であり、図8は、電気掃除機の概略構成を示す機能ブロック図である。
 本実施形態の電気掃除機1は、前記第1実施形態と比較して、掃除機本体2の本体連結部15および操作部材3の構成が相違する。
[0049]
 図7、8に示すように、本体連結部15には、第1実施形態と同様に、操作連結部22の連結を検出する連結センサ151と、操作連結部22と電気的に接続される本体接点部153と、が設けられるものの、第1実施形態の回転センサ152(図4)が省略されている。また、操作部材3には、第1実施形態のコントローラ24(図4)が省略され、それに代えて操作検出部としての軸力センサ26および回転センサ27が設けられている。
[0050]
 軸力センサ26および回転センサ27は、操作桿20の途中部分に設けられている。なお、軸力センサ26および回転センサ27は、操作桿20に限らず、操作連結部22のユニバーサルジョイント221や、操作桿20と把持部21との接続部分、操作桿20と操作連結部22との接続部分などに設けられていてもよい。軸力センサ26は、使用者が操作部材3を押し引きした際に生じる軸方向X2に沿った軸力を検出する。回転センサ27は、把持部21によって操作桿20を捩じった際に生じる第2回転方向R2回りの捩じり力を検出する。
[0051]
 本実施形態の電気掃除機1において、本体連結部15に操作連結部22が連結されず、自動モードに切り替えられた場合の掃除機本体2の動作は、第1実施形態と同様である。
[0052]
 一方、本体連結部15に操作連結部22が連結され、手動モードに切り替えられた場合、操作部材3の軸力センサ26により検出した軸力および回転センサ27により検出した捩じり力は、操作制御部23に送られ、操作部材3を操作した操作力として演算処理される。操作制御部23は、処理した操作力の情報を、操作連結部22の操作接点部222および本体連結部15の本体接点部153を介して本体制御部12に送信する。本体制御部12は、操作力の情報に基づいて、使用者の操作を補助するように走行駆動部11を駆動制御する(補助モード)。
[0053]
 このような本実施形態によれば、前記(1)の効果に加え以下の作用・効果を奏することができる。
(8)手動モードの補助モードにおいて、軸力センサ26および回転センサ27が検出した操作部材3の操作を補助するように走行駆動部11が車輪111を駆動することで、使用者は少ない操作力で掃除機本体2を移動させることができ、使用者の負担を軽減させつつ利便性を高めることができる。
[0054]
〔実施形態の変形〕
 なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
 例えば、前記実施形態では、操作部材3が長尺棒状の操作桿20を備えて構成されていたが、操作部材としては、全体長尺状のものに限らず、任意形状のものが利用可能である。また、前記実施形態では、掃除機本体2が全体円筒状のボディ10を備えて構成されていたが、掃除機本体としては、全体円形のものに限らず、任意形状のものが利用可能である。さらに、掃除機本体に対する操作部材の連結位置は、円形の中心近傍に限らず、任意の位置であればよい。また、前記実施形態では、本体連結部15と操作連結部22とが互いに係止する構成であったが、これに限らず、本体連結部と操作連結部とが磁石等によって磁着することで掃除機本体に着脱自在に操作部材が連結される構成であってもよい。
[0055]
 前記第1実施形態では、手動モードが補助モードと指示モードとに切り替え可能に構成されていたが、補助モードおよび指示モードのいずれか一方だけを備えていてもよい。補助モードのみで構成する場合には、操作部材3からコントローラ24を省略することができる。指示モードのみで構成する場合には、掃除機本体2の走行駆動部11から回転センサ114を省略することができる。
[0056]
 また、前記第1実施形態における走行指示部としてのコントローラ24は、図1に示すように前進、後進をそれぞれ指示するための独立したボタンを備えたものに限らず、前進、後進を指示するスライダを備えていてもよい。さらに、走行指示部としては、前進および後進のみならず、左右転回を指示するように構成されていてもよい。その場合、走行指示部の構成としては、前後左右の独立したボタンや、前後左右にスライド可能なスライダ、指の接触を感知するタッチパッド等、適宜なものが利用可能である。
[0057]
 前記第2実施形態では、手動モードが補助モードと完全手動モードとに切り替え可能に構成されていたが、補助モードおよび完全手動モードのいずれか一方だけを備えていてもよい。補助モードのみで構成する場合には、掃除機本体2の走行駆動部11からクラッチ115を省略することができる。完全手動モードのみで構成する場合には、本体連結部15から回転センサ152および前後センサ154を省略することができる。
[0058]
 前記第1、3実施形態では、本体連結部15の本体接点部153と操作連結部22の操作接点部222とが電気的に接続され、コントローラ24の操作や、軸力センサ26および回転センサ27の検出に基づく操作制御部23からの制御信号が有線接続によって掃除機本体2の本体制御部12に送信されていたが、このような構成に限られない。すなわち、操作部材に設けられた走行指示部や操作検出部からの信号は、電波や光信号等の無線接続によって掃除機本体に送信されてもよい。
[0059]
 前記第1、3実施形態では、操作部材3に設けられた操作バッテリ(電力供給部)25から掃除機本体2の本体バッテリ14に充電可能になっていたが、電力供給部としては、操作バッテリ25に限らず、電源コンセントや外部バッテリに接続可能な電力線が操作部材から延びて設けられ、この電力線からの電力を本体バッテリ14に充電可能に構成されていてもよい。また、電力供給部は、本発明における必須の構成ではなく、適宜に省略することができる。
[0060]
 また、前記各実施形態では、掃除機本体2の電源がONされた際に、連結センサ(連結検出部)151によって操作部材3が連結されているか否かを検出し、操作部材3が連結されていれば手動モードになり、操作部材3が連結されていなければ自動モードになる構成であったが、使用者からの操作指令によってモードが切り替え可能に構成されていてもよい。具体的には、操作部材にリモートコントロールの発信部が設けられ、その受信部が掃除機本体に設けられ、掃除機本体に操作部材が連結されていない状態で操作部材をリモート操作することで、掃除機本体の動作を制御する。例えば、自動モードで自走中の掃除機本体に対して操作部材から手動モードに切り替えるという指令を送信することで、掃除機本体を一旦停止させ、停止させた掃除機本体に操作部材を連結して手動モードに切り替えてもよい。この際、掃除機本体に音声発生手段が設けられ、この音声発生手段から音声を発することで、掃除機本体が自位置を使用者に知らせるようにしてもよい。また、操作部材の位置を認識する位置認識手段が掃除機本体に設けられ、操作部材からの指令を受信した掃除機本体が操作部材の場所まで移動するように構成されていてもよい。

産業上の利用可能性

[0061]
 以上のように、本発明は、自動運転と手動操作を任意に切り替えることで使用者の好みや要望に応じた場所を効率よく短時間で清掃することができる電気掃除機に好適に利用できる。

符号の説明

[0062]
 1   電気掃除機
 2   掃除機本体
 3   操作部材
11   走行駆動部
12   本体制御部
15   本体連結部
22   操作連結部
24   コントローラ(走行指示部)
25   操作バッテリ(電力供給部)
26   軸力センサ(操作検出部)
27   回転センサ(操作検出部)
111  車輪
114  回転センサ(操作検出部)
121  走行制御部
151  連結センサ(連結検出部)
152  回転センサ(操作検出部)
154  前後センサ(操作検出部)
F    床面

請求の範囲

[請求項1]
 床面に沿って走行しつつ清掃可能な自走式の掃除機本体と、
 前記掃除機本体に取り付けて使用者が操作可能な操作部材と、を備え、
 前記掃除機本体は、
 自走するための車輪を駆動する走行駆動部と、
 前記走行駆動部を駆動制御する本体制御部と、
 前記操作部材を着脱自在に連結する本体連結部と、
 前記本体連結部に前記操作部材が連結されているか否かを検出する連結検出部と、を有し、
 前記本体制御部は、前記操作部材が連結されていない場合に前記走行駆動部により自走する自動モードと、前記操作部材が連結されている場合に該操作部材からの手動操作を受け付ける手動モードと、を切り替えることを特徴とする電気掃除機。
[請求項2]
 請求項1に記載された電気掃除機において、
 前記手動モードは、前記車輪を自由回転させるように前記走行駆動部を制御する完全手動モードを備えることを特徴とする電気掃除機。
[請求項3]
 請求項1または請求項2に記載された電気掃除機において、
 前記掃除機本体および前記操作部材の少なくとも一方には、該操作部材の操作方向および操作力を検出する操作検出部が設けられ、
 前記手動モードは、前記操作検出部が検出した前記操作部材の操作を補助するように前記走行駆動部を制御する補助モードを備えることを特徴とする電気掃除機。
[請求項4]
 請求項1から請求項3のいずれかに記載された電気掃除機において、
 前記操作部材には、前記掃除機本体の走行方向および走行速度の少なくとも一方を指示する走行指示部が設けられ、
 前記手動モードは、前記走行指示部からの指示に基づいて前記走行駆動部を制御する指示モードを備えることを特徴とする電気掃除機。
[請求項5]
 請求項1から請求項4のいずれかに記載された電気掃除機において、
 前記操作部材には、前記掃除機本体に電力を供給する電力供給部が設けられていることを特徴とする電気掃除機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]