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1. (WO2018038126) SYSTÈME D'AFFICHAGE DYNAMIQUE NUMÉRIQUE
Document

明 細 書

発明の名称 デジタルサイネージシステム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072  

符号の説明

0073  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8  

明 細 書

発明の名称 : デジタルサイネージシステム

技術分野

[0001]
 以下の開示は、デジタルサイネージ(電子掲示板)システムに関する。

背景技術

[0002]
 近年、大画面ディスプレイを利用して、公衆に対して様々なコンテンツを提供するデジタルサイネージシステムが急激に普及している。デジタルサイネージシステムは、文字、静止画、または動画等を含む注目度の高いコンテンツを表示でき、そのようなコンテンツを随時に更新できる等、多くの利点があるため、ショッピングモールやテーマパーク等の商業施設を含む公共の場で広く用いられている。
[0003]
 このような従来のシステムの一例として、例えば、下記の特許文献1には、電子ポスター端末に表示させるコンテンツを、利用者の携帯型端末から指定選択できる仕組みが開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特許第3745650号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、従来のデジタルサイネージシステムにおいて表示されるコンテンツは、コンテンツ提供者があらかじめ用意したものである。例えば上記特許文献1に開示されているシステムも、既製のコンテンツから指定選択ができるに過ぎない。例えば、飲食店が多数入っている商業施設において、各店舗からの案内広告を順次切り替えて表示したり、利用者が選択した店の詳細情報を表示したりすることは、従来一般的に行われているが、それぞれのコンテンツは各店舗から事前に提供されたものである。したがって、これから食事をしようとする利用者が、例えば、その商業施設において最近人気の店舗がどれなのかを知りたくても、そのような客観的かつリアルタイム性が高い情報を、サイネージシステムから得ることはできない。
[0006]
 上記の課題を鑑み、以下に開示するデジタルサイネージシステムの目的は、利用者の意思決定に役立つ、客観的かつリアルタイム性の高い情報の提供を可能とすることにある。

課題を解決するための手段

[0007]
 本発明の一実施形態におけるデジタルサイネージシステムは、複数の店舗を有する施設内で利用されるデジタルサイネージシステムであって、デジタルサイネージと、前記複数の店舗のそれぞれにおける売り上げ情報を収集する情報収集サーバと、前記売り上げ情報に基づいて、前記複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報を生成し、生成した統計情報を利用者の携帯端末へ提供する案内提供サーバとを備え、前記デジタルサイネージに、前記案内提供サーバへのアクセス情報を表示する。

発明の効果

[0008]
 本実施形態の開示によれば、利用者が、複数の店舗を有する施設において、利用する店舗を決定するために役立つ、客観的かつリアルタイム性の高い情報を提供することが可能なデジタルサイネージシステムを実現できる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 図1は、第1の実施形態におけるデジタルサイネージシステムの概略構成を示すブロック図である。
[図2] 図2は、デジタルサイネージに表示される案内情報の一例を示す図である。
[図3] 図3は、統計情報の提供サイト(または統計情報の提供アプリ)のホーム画面の一例である。
[図4] 図4は、利用者の携帯端末に表示される統計情報の一例である。
[図5] 図5は、第1の実施形態にかかるデジタルサイネージシステムの変形例を示すブロック図である。
[図6] 図6は、案内提供サーバのより詳細な構成を示すブロック図である。
[図7] 図7は、第2の実施形態にかかるデジタルサイネージシステムの概略構成を示すブロック図である。
[図8] 図8は、第3の実施形態にかかるデジタルサイネージシステムの概略構成を示すブロック図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 一実施形態に係るデジタルサイネージシステムは、複数の店舗を有する施設内で利用されるデジタルサイネージシステムであって、デジタルサイネージと、前記複数の店舗のそれぞれにおける売り上げ情報を収集する情報収集サーバと、前記売り上げ情報に基づいて、前記複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報を生成し、生成した統計情報を利用者の携帯端末へ提供する案内提供サーバとを備え、前記デジタルサイネージに、前記案内提供サーバへのアクセス情報を表示する(第1の構成)。
[0011]
 第1の構成によれば、施設内の複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報が、各店舗における売り上げ情報に基づいて生成され、当該施設の利用者の携帯端末へ提供される。したがって、施設の利用者は、施設の運用者から一方的に提供されるプロモーション情報ではなく、当該施設の他の利用者にどのような商品またはサービスが人気を博しているかを表す、客観的かつリアルタイム性の高い情報を、携帯端末で参照することができる。これにより、施設内でどの店舗を利用するかを決める際に、このような統計情報を参考にすることができる。なお、売り上げ情報とは、実際に注文された商品またはサービスに関する情報であって、注文された数量または売り上げ金額の他に、任意的に、その商品またはサービスの利用者の属性情報(性別や推定年齢層等)や、売り上げ後に利用者から入力された評価やコメント等を含んでいても良い。
[0012]
 第1の構成にかかるデジタルサイネージシステムにおいて、前記案内提供サーバが、前記利用者の携帯端末からフィルタリング情報を受け取る指示入力部と、前記指示入力部で受け取ったフィルタリング情報に基づいて売り上げ情報をフィルタリングすることにより、前記統計情報を生成する統計情報生成部とを備えた構成(第2の構成)とすることも可能である。
[0013]
 第2の構成によれば、統計情報を生成するためのフィルタリング情報を、利用者が携帯端末から入力することができる。フィルタリング情報としては、例えば、統計期間や、利用者が所望する商品またはサービスのカテゴリや、利用者属性(例えば性別や年齢層等)等がある。これにより、利用者にとって利用価値の高い統計情報を生成することが可能となる。
[0014]
 第1または第2の構成において、前記案内提供サーバは、前記利用者が、利用する店舗を決定したときに、決定した店舗の情報と共に、決定に至るまでに当該利用者が閲覧した統計情報の履歴を保存する構成(第3の構成)とすることも可能である。
[0015]
 第3の構成によれば、利用者によって利用店舗が決定されたときに、その決定に至るまでに閲覧した統計情報の履歴を保存することにより、実際に利用された店舗に対して潜在的に集客効果を有する他の店舗の存在を把握できたり、店舗間の相関性を把握できたりする、という利点がある。このような情報を活かして、施設の運営者や各店舗が、施設の運営計画や商品計画を推進することができる。
[0016]
 第1~第3のいずれかの構成において、前記複数の店舗の少なくとも一部の店舗の管理サーバに接続され、前記店舗の管理サーバへ、前記統計情報を提供する構成(第4の構成)とすることも好ましい。
[0017]
 第4の構成によれば、各店舗においても、施設の利用者にどのような商品またはサービスが人気を博しているかを表す、客観的かつリアルタイム性の高い情報を参照することが可能となる。
[0018]
 第1~第4のいずれかの構成において、前記施設の運営者の管理サーバに接続され、前記運営者の管理サーバへ、前記統計情報を提供する構成(第5の構成)とすることも好ましい。
[0019]
 第5の構成によれば、施設の運営者も、施設の利用者にどのような商品またはサービスが人気を博しているかを表す、客観的かつリアルタイム性の高い情報を参照することが可能となる。
[0020]
 他の実施形態として、複数の店舗を有する施設のデジタルサイネージから提供されるアクセス情報にしたがって、携帯端末において利用可能とされるコンピュータプログラムを実施することも可能である。前記コンピュータプログラムは、前記携帯端末のプロセッサに、前記施設の案内提供サーバへアクセスする処理と、前記案内提供サーバから提供される、前記複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報であって、前記複数の店舗のそれぞれにおける売り上げ情報に基づいて生成された統計情報を受け取り、利用者へ提示する処理とを行わせる。
[0021]
 このコンピュータプログラムを、デジタルサイネージから提供されるアクセス情報にしたがって携帯端末にダウンロードして実行することにより、利用者は、複数の店舗を有する施設において、どのような商品またはサービスが人気を博しているかを表す、客観的かつリアルタイム性の高い情報を参照することが可能となる。
[0022]
 上記のコンピュータプログラムにおいて、前記統計情報の閲覧履歴を当該携帯端末の記憶部に保存する処理と、前記利用者が、利用する店舗を決定したときに、決定に至るまでに当該利用者が閲覧した統計情報の履歴を前記記憶部から読み出し、決定した店舗の情報と共に、前記案内提供サーバへ送信する処理とを、前記携帯端末のプロセッサにさらに行わせることが好ましい。
[0023]
 このように、利用者が閲覧した統計情報の履歴を案内提供サーバへ送信させることにより、施設の運営者や各店舗がこのような履歴情報を参照して、実際に利用された店舗に対して潜在的に集客効果を有する他の店舗の存在を把握できたり、店舗間の相関性を把握できたりする、という利点がある。このような情報を活かして、施設の運営者や各店舗が、施設の運営計画や商品計画を推進することができる。
[0024]
 [実施の形態]
 以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。また、各図に示された構成部材間の寸法比は、必ずしも実際の寸法比を示すものではない。
[0025]
 [第1の実施形態]
 第1の実施形態では、デジタルサイネージシステムを、ショッピングモールのような大規模商業施設において、その施設の店舗に関する案内情報を利用者に提供するために利用する例を示す。ただし、これはあくまでも一例であって、デジタルサイネージシステムの利用形態はこれに限定されない。
[0026]
 図1は、第1の実施形態におけるデジタルサイネージシステム1の構成を示すブロック図である。
[0027]
 図1に示すように、本実施形態にかかるデジタルサイネージシステム1は、デジタルサイネージ11とサイネージサーバ12とを備える。デジタルサイネージ11は、施設の利用者へ、当該施設の利用案内等を見せるためのディスプレイである。デジタルサイネージ11は、施設内の店舗やサービスに関する案内情報を、カラー映像等で鮮やかにアピールすることができるように、大型かつ高精細のディスプレイであることが好ましい。サイネージサーバ12は、デジタルサイネージ11へ表示するコンテンツを管理する。
[0028]
 デジタルサイネージシステム1は、さらに、情報収集サーバ13を備えている。情報収集サーバ13は、各店舗のPOSシステム14から売り上げ情報を収集する。売り上げ情報は、各店舗で販売された商品またはサービスの情報の他に、商品またはサービスを購入した利用者に関する情報(性別や年齢層等)を含んでいても良い。
[0029]
 また、デジタルサイネージシステム1は、案内提供サーバ15を備えている。案内提供サーバ15は、情報収集サーバ13から売り上げ情報を取得し、売り上げ情報に基づいた統計情報を生成する。また、案内提供サーバ15は、施設内の利用者の携帯端末16からのアクセスが可能となっており、利用者の携帯端末16からアクセスされると、当該携帯端末16からのリクエストに応じて、統計情報を提供する。
[0030]
 なお、ここでは、サイネージサーバ12、情報収集サーバ13、および案内提供サーバ15を、それぞれ独立したサーバとして構成する例を示しているが、これらのサーバの機能を統合した1台のサーバでシステムを構成しても良いし、これらのサーバの機能をさらに細分化してより多数のサーバでシステムを構成しても良い。
[0031]
 以下、本実施形態のシステムの動作について説明する。
[0032]
 図2は、デジタルサイネージ11に表示される案内情報の一例を示す図である。図2に示す例では、施設内の店舗の一覧が、店舗の画像と共に表示されている。また、デジタルサイネージ11には、案内提供サーバ15へアクセスするためのアクセス情報(ここでは案内提供サーバ15のURL)15aも表示されている。利用者は、自分の携帯端末16からこのURLへアクセスすることにより、案内提供サーバ15から、施設の案内情報の提供を受けることができる。案内提供サーバ15からの案内情報の提供は、webベースであっても良いし、アクセスしたURLから携帯端末16へアプリをダウンロードさせ、携帯端末16でアプリを起動することにより、アプリを介して案内情報を受け取れるようにしても良い。また、案内提供サーバ15へアクセスするためのアクセス情報は、デジタルサイネージ11の画面から光学的に読み取ることができる二次元バーコード等であっても良い。
[0033]
 図3は、統計情報の提供サイト(または統計情報の提供アプリ)のホーム画面の一例である。図3に示すように、ホーム画面では、施設における「本日のトレンド情報」に関して、利用者が商品やサービスのカテゴリを選択できるようになっている。この例では、「グルメ」、「メンズファッション」、「レディースファッション」、「カルチャー」といったカテゴリが表示されている。ここで、利用者が、飲食店に関する統計情報を見るために、「グルメ」を選択したものとする。
[0034]
 すると、図4に示すように、施設内の飲食店に関する統計情報を見ることができる。この統計情報は、主として、情報収集サーバ13が各店舗のPOSシステム14から収集した売り上げ情報に基づいて生成されている。図4の例では、その日に、その施設内の飲食店で多くの人が購入した商品が、店舗名と共にランキング表示されている。また、図4に示す例では、当日の統計情報が表示されているが、「今週」のボタン41を操作することにより、携帯端末16から案内提供サーバ15へ、週単位の統計情報がリクエストされる。また、また、「今月」のボタン42を操作することにより、携帯端末16から案内提供サーバ15へ、月単位の統計情報がリクエストされる。このようにして、携帯端末16からの利用者のリクエストに応じて、日単位、週単位、月単位、等に統計期間の長さを切り替えることができる。
[0035]
 また、図4の画面において、店舗名をクリックすることにより、その店舗の案内ページに表示を切り替えることができる。店舗の案内ページでは、店舗の場所や商品案内等、当該店舗がプロモーション用に作成しているコンテンツが表示される。これにより、利用者は、統計情報を見ることで興味を持った店舗の詳細を確認することができる。
[0036]
 なお、利用者に提示する統計情報は、様々にカテゴライズ(フィルタリング)することができる。例えば、図4の例では、飲食店のジャンルによらず、施設内のすべての飲食店においてその日に購入された商品のランキングを示しているが、これをさらに、飲食店の種類によって分類しても良い。例えば、「和食」、「洋食」、「中華」、「エスニック」、「カフェ」、「お酒」等に飲食店またはメニューをカテゴリ分けし、利用者が携帯端末16から選択したカテゴリを入力すると、選択されたカテゴリにおけるランキングを表示するようにしても良い。あるいは、利用者に予算を入力させて、予算内の商品の統計情報だけを抽出して表示することも可能である。
[0037]
 また、POSシステム14から収集される売り上げ情報に、商品を購入した利用者の属性(例えば性別や推定年齢層等)が含まれている場合には、利用者の属性別の統計情報を作成して表示することも可能である。
[0038]
 また、統計期間をさらに細かく分類し、「今から1時間以内に注文されたメニュー」だけのランキングや、「ランチで人気のメニュー」や「ディナーで人気のメニュー」といったランキングを作成し、表示しても良い。
[0039]
 利用者は、このような統計情報を見て、どの店舗で食事をするかを決める。このとき、利用者がどの店舗(またはメニュー)に決定したのかを表す情報を、携帯端末16から入力させるようにすることが好ましい。また、選択した店舗の情報を入力させることの動機付けとして、例えば、携帯端末16の画面で「決定ボタン」をクリックすると割引クーポンやポイントを提供したり、決定した店舗での席予約やメニュー予約を可能としたりすることが好ましい。このように、統計情報を見てからどの店舗が実際に利用されたかを表す情報を、案内提供サーバ15が収集することにより、統計情報の効果性を検証することが可能となる。
[0040]
 さらに上記の場合に、決定された店舗の情報と共に、決定に至るまでに当該利用者がどのような統計情報を参照したかを表す情報を、案内提供サーバ15が保存するようにしても良い。この場合、図5に示すように、携帯端末16において、各利用者が閲覧した統計情報の履歴を閲覧履歴記憶部161へ収集しておき、店舗が決定された際に、決定された店舗の情報と共に、閲覧履歴記憶部161に収集しておいた統計情報の閲覧履歴情報を、案内提供サーバ15へ送信する。あるいは、携帯端末16に閲覧履歴記憶部161を設ける代わりに、案内提供サーバ15側で、各利用者へ提供した統計情報の履歴を保存しておいても良い。そして、このようにして収集した閲覧履歴情報と決定された店舗の情報は、施設の運営者または各店舗に提供されることが好ましい。
[0041]
 このように、利用者が店舗を決定した際に、決定に至るまでに当該利用者がどのような統計情報を参照したかを表す閲覧履歴情報を案内提供サーバ15が取得し、さらにそれを施設の運営者や各店舗に提供することにより、次のような利点がある。
[0042]
 すなわち、多数の店舗が入っているショッピングモール等の大型施設の場合、利用者は、目的とする店舗は一つだけとは限らず、複数の店舗で商品やサービスを購入することが一般的である。施設へ利用者を誘引する決め手となった店舗(商品またはサービス)と、利用者の購入金額が最も大きかった店舗とは、必ずしも一致しない。つまり、各店舗の売り上げ金額のみで、施設内の店舗の集客効果の大きさを評価することはできない。そのため、上述のように、利用者が商品やサービスを購入する店舗を決定する前に閲覧した統計情報の履歴を収集し、利用者がどの店舗のどのような商品またはサービスに最も興味を惹かれたかを分析することにより、施設内で集客効果が大きかった店舗(商品またはサービス)を把握することができる。
[0043]
 これにより、施設の運営者は、集客効果の大小に応じて各店舗との契約を見直したり、集客効果が大きかった店舗を中心とするプロモーション計画を策定したり、逆に集客効果が低かった店舗に改善を促したりする等の、運営上の措置を講じることができる。
[0044]
 また、閲覧履歴情報と、実際に利用された店舗の情報とを合わせて分析することにより、店舗間の相関性を把握することも可能となる。これにより、例えば、相関性が高い店舗同士でタイアップする商品またはサービスを考案するなど、単純な売り上げ金額の統計だけからは思いつかないアイデアを創出することもできる。
[0045]
 また、このような統計情報の閲覧履歴情報を、利用者の客層(性別または年齢層別等)毎に分析することにより、施設の運営者や各店舗は、ターゲットとする客層に応じた施設の運営計画や商品企画を策定することが可能となる。
[0046]
 また、利用者が、実際に店舗で飲食をしてから、携帯端末16から、評価やコメント等を入力できるようにしても良い。入力された評価やコメントは、案内提供サーバ15において統計情報を生成する際に利用される。すなわち、評価レートが高い店舗(またはメニュー)のランキングを、統計情報として生成することができる。
[0047]
 以上のように、本実施形態のデジタルサイネージシステム1では、案内提供サーバ15が、施設の利用者の携帯端末16に対して、当該施設における商品やサービスの利用状況に関する統計情報を配信する。デジタルサイネージ11は、施設の案内情報を表示するだけでなく、利用者の携帯端末16が、案内提供サービスを利用できるようにするための、アクセス情報を提供する。これにより、このデジタルサイネージシステム1を導入した施設では、利用者が、施設から与えられるプロモーション情報だけでなく、施設の利用状況に関する客観的かつリアルタイム性の高い統計情報を参考にして、施設でどのような商品やサービスを利用するかを決定することができる。
[0048]
 ここで、図6を参照しながら、案内提供サーバ15の詳細構成について説明する。図6は、案内提供サーバ15のより詳細な構成を示すブロック図である。
[0049]
 図6に示すように、案内提供サーバ15は、売上情報入力部151と、統計情報生成部152と、統計データ出力部153と、指示入力部154とを備えている。
[0050]
 売上情報入力部151は、情報収集サーバ13から、各店舗のPOSシステム14から収集された売り上げ情報を取得する。売上情報入力部151による売り上げ情報の取得は、適宜行われ、案内提供サーバ15に最新の売り上げ情報が収集されるようになっている。
[0051]
 指示入力部154は、利用者の携帯端末16と送受信を行い、統計情報のリクエストや、フィルタリング情報等を受信する。すなわち、利用者がデジタルサイネージ11に表示されたアクセス情報にしたがって、案内提供サーバ15へアクセスし、統計情報をリクエストする操作を行うと、指示入力部154はこれを検知する。また、前述したように、利用者が携帯端末16から、飲食店のカテゴリを選択したり、統計期間を指定したり、予算を入力したりした場合に、指示入力部154は、このような情報を、フィルタリング情報として、統計情報生成部152へ渡す。
[0052]
 統計情報生成部152は、取得した売り上げ情報に対して順位付けを行うことにより、利用者へ提供する統計情報を作成する。指示入力部154からフィルタリング情報が入力された場合には、売り上げ情報から、前記のフィルタリング情報に合致したデータのみを抽出し、抽出されたデータに順位付けを行うことにより、統計情報を作成する。
[0053]
 データ出力部153は、統計情報生成部152で作成された統計情報を、利用者の携帯端末16へ提供する。
[0054]
 このような構成により、案内提供サーバ15は、客観的かつリアルタイム性の高い統計情報を、利用者の携帯端末16へ提供することができる。
[0055]
 なお、上記の説明では、案内提供サーバ15が作成した統計情報を、利用者の携帯端末16へ配信する例を示した。しかし、利用者の携帯端末16だけでなく、デジタルサイネージ11にも統計情報を表示するようにしても良い。この場合、案内提供サーバ15は、サイネージサーバ12へ統計情報を送り、サイネージサーバ12において、取得した統計情報に基づいたランキング情報等を作成し、デジタルサイネージ11に表示する。これにより、携帯端末16を持たない利用者も、当該施設においてどのような商品またはサービスが人気を集めているのかについての、客観的かつリアルタイム性の高い情報を得ることができる。
[0056]
 [第2の実施形態]
 図7は、第2の実施形態にかかるデジタルサイネージシステム2の概略構成を示すブロック図である。図7に示すように、各店舗は、POSシステム14の他に、管理サーバ21を備えている。管理サーバ21は、それぞれの店舗において商品管理や顧客管理等を行うために用いられている。
[0057]
 本実施形態では、案内提供サーバ15で生成された統計情報が、各店舗の管理サーバ21にもフィードバックされる。このように、POSシステム14から得られる売り上げ情報に基づいて作成された統計情報を、各店舗にフィードバックすることにより、各店舗では、他の店舗と自店舗との売り上げ状況を、客観的かつリアルタイム性の高い情報に基づいて判断することができる。
[0058]
 また、利用者が携帯端末16から評価やコメントを入力できる場合には、そのようなデータも統計情報に含まれているので、利用者が他の店舗をどのように評価しているのかも知ることができる。
[0059]
 [第3の実施形態]
 図8は、第3の実施形態にかかるデジタルサイネージシステム3の概略構成を示すブロック図である。図8に示すように、デジタルサイネージシステム3では、施設の運営者用の管理サーバ31が設けられている。
[0060]
 本実施形態では、案内提供サーバ15で生成された統計情報が、施設の運営者の管理サーバ31にもフィードバックされる。このように、POSシステム14から得られる売り上げ情報に基づいて作成された統計情報を、施設の運営者にフィードバックすることにより、施設の運用者が、各店舗の売り上げ状況を、客観的かつリアルタイム性の高い情報に基づいて判断することができる。
[0061]
 特に、利用者が携帯端末16から評価やコメントを入力できる場合には、そのようなデータも統計情報に含まれているので、利用者が他の店舗をどのように評価しているのかも知ることができる。
[0062]
 このように、第3の実施形態によれば、施設の運営者も統計情報を参照することができる。
[0063]
 [変形例]
 以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
[0064]
 例えば、上記の説明においては、利用者がショッピングモール内で飲食店を選択するために有益な統計情報を提供する例を示した。しかし、デジタルサイネージシステムの適用例はこれに限定されない。すなわち、複数の店舗がある程度の距離範囲に集中している施設(または店舗群)であって、統計情報の基になる売り上げ情報を各店舗から収集できることを条件として、任意の態様に適用することができる。
[0065]
 例えば、これらにのみ限定されないが、グルメパーク、レストラン街、地域商店街、地下街、アミューズメントパーク、遊園地、テーマパーク、ゲームセンター、または専門店街等に、ここに開示したデジタルサイネージシステムを適用することができる。
[0066]
 上記実施形態で説明したデジタルサイネージシステムにおいて、各機能ブロックは、1つのコンピュータとして構成しても良い。あるいは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
[0067]
 なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
[0068]
 また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
[0069]
 さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
[0070]
 また、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、プログラムにより実現されるものであってもよい。そして、上記各実施形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)、マイクロプロセッサ、プロセッサ等により行われる。それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。記憶装置(記憶媒体)は、一時的でない有形のものであり、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。
[0071]
 また、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。なお、上記実施形態に係るデジタルコンテンツ提供システムをハードウェアにより実現する場合、各処理を行うためのタイミング調整を行う必要があるのは言うまでもない。上記実施形態においては、説明便宜のため、実際のハードウェア設計で生じる各種信号のタイミング調整の詳細については省略している。
[0072]
 本出願は、2016年8月24日に出願された日本国特許出願:特願2016-163497に基づいて優先権の利益を主張するものであり、その出願を参照することにより、その内容の全てを本書に含めるものである。

符号の説明

[0073]
1…デジタルサイネージシステム、11…デジタルサイネージ、12…サイネージサーバ、13…情報収集サーバ、14…POSシステム、15…案内提供サーバ、16…携帯端末、151…売上情報入力部、152…統計情報生成部、153…統計データ出力部、154…指示入力部

請求の範囲

[請求項1]
 複数の店舗を有する施設内で利用されるデジタルサイネージシステムであって、
 デジタルサイネージと、
 前記複数の店舗のそれぞれにおける売り上げ情報を収集する情報収集サーバと、
 前記売り上げ情報に基づいて、前記複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報を生成し、生成した統計情報を利用者の携帯端末へ提供する案内提供サーバとを備え、
 前記デジタルサイネージに、前記案内提供サーバへのアクセス情報を表示する、デジタルサイネージシステム。
[請求項2]
 前記案内提供サーバは、
 前記利用者の携帯端末からフィルタリング情報を受け取る指示入力部と、
 前記指示入力部で受け取ったフィルタリング情報に基づいて売り上げ情報をフィルタリングすることにより、前記統計情報を生成する統計情報生成部とを備えた、請求項1に記載のデジタルサイネージシステム。
[請求項3]
 前記案内提供サーバは、
 前記利用者が、利用する店舗を決定したときに、決定した店舗の情報と共に、決定に至るまでに当該利用者が閲覧した統計情報の履歴を保存する、請求項1または2に記載のデジタルサイネージシステム。
[請求項4]
 前記複数の店舗の少なくとも一部の店舗の管理サーバに接続され、
 前記店舗の管理サーバへ、前記統計情報を提供する、請求項1~3のいずれか一項に記載のデジタルサイネージシステム。
[請求項5]
 前記施設の運営者の管理サーバに接続され、
 前記運営者の管理サーバへ、前記統計情報を提供する、請求項1~4のいずれか一項に記載のデジタルサイネージシステム。
[請求項6]
 複数の店舗を有する施設のデジタルサイネージから提供されるアクセス情報にしたがって、携帯端末において利用可能とされるコンピュータプログラムであって、
 前記コンピュータプログラムは、前記携帯端末のプロセッサに、
 前記施設の案内提供サーバへアクセスする処理と、
 前記案内提供サーバから提供される、前記複数の店舗において提供された商品またはサービスに関する統計情報であって、前記複数の店舗のそれぞれにおける売り上げ情報に基づいて生成された統計情報を受け取り、利用者へ提示する処理とを行わせる、コンピュータプログラム。
[請求項7]
 前記統計情報の閲覧履歴を当該携帯端末の記憶部に保存する処理と、
 前記利用者が、利用する店舗を決定したときに、決定に至るまでに当該利用者が閲覧した統計情報の履歴を前記記憶部から読み出し、決定した店舗の情報と共に、前記案内提供サーバへ送信する処理とを、前記携帯端末のプロセッサにさらに行わせる、請求項6に記載のコンピュータプログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]