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1. (WO2018037892) DISPOSITIF ÉLECTROLUMINESCENT, DISPOSITIF D'AFFICHAGE ET DISPOSITIF D'ÉCLAIRAGE
Document

明 細 書

発明の名称 発光装置、表示装置および照明装置

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

0004   0005   0006   0007   0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15  

図面

1   2   3   4   5   6   7A   7B   8   9   10   11A   11B   12   13   14   15  

明 細 書

発明の名称 : 発光装置、表示装置および照明装置

技術分野

[0001]
 本開示は、面光源として利用され得る発光装置、ならびにこれを備えた表示装置および照明装置に関する。

背景技術

[0002]
 液晶表示装置のバックライトまたは照明装置などに、発光ダイオード(Light Emitting Diode)等の光源から出射した光を導光板の端面から入射させ、その導光板の主面からその光を出射させることで面発光を行う面発光装置が採用されている例えば特許文献1参照)。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2012-204136号公報

発明の概要

[0004]
 最近では、より少ない個数の光源を用いて所望の輝度分布を形成することのできる発光装置が望まれる。
[0005]
 したがって、発光面内において所望の輝度分布が得られる発光装置、ならびにこれを備えた表示装置および照明装置を提供することが望ましい。
[0006]
 本開示の一実施形態としての発光装置は、複数の光源と導光体とを備える。複数の光源は、第1の方向に並ぶと共に第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する。導光体は、複数の光源と対向して複数の光源からの光が入射する端面と、その端面と交差する方向に広がると共に端面から入射した光が出射される表面とを含む。ここで導光体の端面は、第1の平坦面と、その第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有するものである。
 また、本開示の一実施形態としての表示装置および照明装置は、上記発光装置を備えたものである。
[0007]
 本開示の一実施形態としての発光装置、表示装置および照明装置では、導光体の端面が、第1の平坦面と湾曲面を含む凹面とが繰り返し配置されてなる凹凸領域を複数有するようにした。このため、光源から凹面に入射した一部の光は、湾曲面において第2の方向と異なる方向へ散乱する。一方、光源から第1の平坦面に入射した一部の光は、ほとんど散乱されることなく第1の平坦面を透過したのち導光体の内部を直進する。
[0008]
 本開示の一実施形態としての発光装置によれば、導光体において、湾曲面を含む凹面の存在により入射光が適度に散乱されて発光輝度分布を偏りが緩和されると共に、第1の平坦面の存在により入射光の直進性が確保されて全体として高い面発光輝度を得ることができる。その結果、この発光装置によれば、発光効率の低下を抑制しつつ、導光体の表面から所望の輝度分布の光を発することができる。
 また、このような発光装置を備えた表示装置によれば、優れた映像表現を発揮することが期待できる。さらに、この発光装置を用いた照明装置によれば、対象物に対し、例えばより均質な照明を行うなどの高品位の照明を行うことができる。
 なお、本開示の効果はこれに限定されるものではなく、以下に記載のいずれの効果であってもよい。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 本開示における一実施の形態に係る発光装置の全体構成例を表す斜視図である。
[図2] 図1に示した発光装置の要部構成を表す断面図である。
[図3] 図1に示した光源および導光板の概略構成を表す平面図である。
[図4] 図3に示した導光板の光入射面近傍を拡大して表す拡大平面図である。
[図5] 図3に示した導光板の光入射面近傍をさらに拡大して表す拡大平面図である。
[図6] 図3に示した導光板の裏面に設けられたドットパターンを説明するための平面模式図である。
[図7A] 参考例としての発光装置における発光輝度分布の一例を表す特性図である。
[図7B] 図1に示した発光装置における発光輝度分布の一例を表す特性図である。
[図8] 本開示の第2の実施の形態に係る表示装置の外観を表す斜視図である。
[図9] 図8に示した本体部を分解して表す斜視図である。
[図10] 図9に示したパネルモジュールを分解して表す斜視図である。
[図11A] 本開示の表示装置を搭載したタブレット型端末装置の外観を表す斜視図である。
[図11B] 本開示の表示装置を搭載した他のタブレット型端末装置の外観を表す斜視図である。
[図12] 本開示の発光装置を備えた第1の照明装置の外観を表す斜視図である。
[図13] 本開示の発光装置を備えた第2の照明装置の外観を表す斜視図である。
[図14] 本開示の発光装置を備えた第3の照明装置の外観を表す斜視図である。
[図15] 実験例における発光輝度分布を表す特性図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
 導光板の入射端面が、湾曲面を含む凹面と平坦面とが規則的に交互配置された凹凸領域を複数有するようにした発光装置。
2.第2の実施の形態(表示装置;液晶表示装置)
3.表示装置の適用例
4.照明装置の適用例
5.実験例
6.その他の変形例
[0011]
<1.第1の実施の形態>
[発光装置1の構成]
 図1は、本開示の第1の実施の形態としての発光装置1の全体構成を表したものである。図2は、発光装置1の断面構成を表したものである。発光装置1は、例えば、透過型の液晶パネルを背後から照明するバックライトとして、あるいは室内等において照明装置として用いられるものであり、複数の光源10と、導光板20と、この導光板20を挟んで対向する光学シート30および反射シート40を有している。なお、本実施の形態の導光板20は、本開示における「導光体」の一具体例に相当する。
[0012]
 本明細書では、光学シート30、導光板20および反射シート40の積層方向をZ方向(前後方向)とし、そのZ方向と直交する導光板20の主面(最も広い面)において左右方向をX方向、上下方向をY方向とする。
[0013]
 光源10は1つの点光源がパッケージ化されたものであり、具体的には発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を含んで構成されている。LEDとしては、例えば赤色、緑色あるいは青色の各色光を出射するものが用いられる。光源10は、導光板20の光入射面(入射端面)22とそれぞれ対向して配置され、例えばY軸方向に沿って間欠的に一列に並ぶように複数設けられている。
[0014]
 導光板20は、例えば、前後方向(Z方向)に対向する一対の主面(表面21Aおよび裏面21B)と、これらの4辺同士を繋ぐ4つの端面(側面)とからなる直方体形状の部材である。ここでは、4つの端面のうちの1つが光源10と対向する光入射面22となっている。なお、4つの端面の全てを光入射面22としてもよいし、4つの端面のうちの任意の2つもしくは3つを光入射面22としてもよい。また、表面21Aと裏面21Bとは互いに平行であることが望ましい。なお、本実施の形態の光入射面22は、本開示における導光体の「端面」の一具体例に相当する。
[0015]
 導光板20は、光源10から発せられて光入射面22から入射した光Lを-X方向へ導き、最終的に光出射面である表面21Aから光学シート30へ向けて出射するものである。光源10は導光板20の光入射面22に対して-X方向に光を照射するようになっている。このような構成により、光入射面22から入射した光源10からの光Lは、導光板20の内部においておおよそ-X方向へ伝播することとなる。
[0016]
 導光板20は、例えば、ポリカーボネート樹脂(PC)またはアクリル樹脂(例えば、PMMA(ポリメチルメタクリレート))などの透明熱可塑性樹脂を主に含んで構成されている。あるいは、導光板20は、ガラスにより構成されていてもよい。
[0017]
 図3は、導光板20と、その導光板20へ光を入射する複数の光源10との配置関係を表すXY平面図である。また、図4は、図3に示した導光板20のうちの光入射面22の近傍を拡大して表した部分拡大断面図である。さらに図5は、図4に示した1つの凹面24を拡大して表したものである。
[0018]
 光入射面22には、特殊な微細加工が選択的に施されている。具体的には、図3に示したように、光入射面22は、Y軸方向において交互に配置された凹凸領域R1と平坦領域R2とを、それぞれ複数有している。すなわち、複数の凹凸領域R1は、Y軸方向において間欠的に設けられている。図4に示したように、凹凸領域R1においては、平坦面23と凹面24とが、Y軸方向に沿って規則的に交互配置されている。凹面24は、光源10と反対方向(-X方向)に突出した形状を有している。なお、複数の凹面24は、互いに実質的に同一の形状および実質的に同一の大きさを有し、実質的に同一の配列ピッチP1(図4参照)で配列されたものであるとよい。より均質の発光輝度分布が得られやすくなるからである。図5に示したように、凹面24には、平坦面23に対して湾曲する湾曲面24Uが含まれている。また、光入射面22は、平坦領域R2において平坦面25を含んで構成されている。平坦面23および平坦面25は、いずれもYZ平面と平行である、実質的に共通の共通平面内に含まれる。すなわち、平坦面23は、平坦面25の延長上に位置する。また、Y軸方向において、平坦面23の幅W1は平坦面25の幅W25よりも狭い。
[0019]
 また、各凹凸領域R1は、光源10とそれぞれ対応する位置に設けられているとよい。特に、Y軸方向において、各凹凸領域R1の中央の位置と、各光源10の中央の位置とは互いに一致していることが望ましい。また、各光源10の印加電圧に対する出力は互いに実質的に等しく、各光源10と光入射面22との距離についても互いに実質的に等しいことが望ましい。
[0020]
 また図5に示したように、凹面24は、例えば最深部24Dを含む底部24Aと、それを挟んで対向する一対の傾斜部24B,24Cとを含んでいる。湾曲面24Uは、凹面24のうち、例えば深さDの半分よりも深い位置に存在するとよい。特に、凹面24の最深部24Dが湾曲面24Uに含まれているとよい。凹面24は、傾斜部24B,24Cにおいて直線状に延びる斜面24L1,24L2となっている。斜面24L1,24L2は、YZ平面に対して傾斜している。
[0021]
 発光装置1は、以下の条件式(1)および条件式(2)を満たすように構成されているとよい。
 D=P1×X ……(1)
 0.1≦X≦0.6 ……(2)
 但し、Dは平坦面23と凹面24の最深部との距離であり、P1はY軸方向に並ぶ複数の凹面24の配列ピッチである(図4参照)。
[0022]
 発光装置1は、以下の条件式(3)および条件式(4)を満たすように構成されているとよい。
 W1=(PA×Y1)×2 ……(3)
 1.0≦Y1≦4.0 ……(4)
 但し、W1はY軸方向における凹凸領域R1の幅であり、PAは、その凹凸領域R1に対応する光源10の、Y軸方向における半分の幅である。
[0023]
 導光板20の表面21Aは、図3に示したように、発光面として機能する有効領域20Aと、その有効領域20Aを取り囲む周辺領域20Bとを含んでいる。発光装置1は、さらに、以下の条件式(5)および条件式(6)を満たすように構成されているとよい。
 H=P2×Y2 ……(5)
 0.3≦Y2≦0.6 ……(6)
 但し、Hは光源10から有効領域20Aまでの距離であり、P2はY軸方向に並ぶ複数の光源10の配列ピッチである。
[0024]
 導光板20の表面21Aおよび裏面21Bは、いずれも、例えば表面21Aと対向して配置される被照射物(例えば後述の液晶パネル122)に対応した平面形状を有している。表面21Aには、導光板20の内部を伝播する光Lの直進性を向上させるために、例えば微細な凸部よりなる凹凸パターンが設けられていてもよい。その凸部は、例えば左右方向に延在する帯状の突条または畝である。一方、裏面21Bには、導光板20の内部を伝播する光Lを散乱させる散乱構造として、例えば、散乱剤がドットパターン状に印刷されている。その印刷手法としては、シルクスクリーンやホットスタンプ、ロールスタンプなどが適用可能である。なお、散乱構造としては、散乱剤に代えて、フィラーを含んだ部位を設けたものや、レーザ光照射などにより裏面21Bを部分的に粗面にしたものを利用することも可能である。
[0025]
 図6は、導光板20の裏面21Bに形成された、散乱構造としてのドットパターンの一例を説明するための模式図である。上述したように、導光板20の裏面21Bには、例えば散乱剤などからなる微細なドット(凸部)が規則的または不規則的に(ランダムに)複数設けられたドットパターンがそれぞれ形成されている。図6に示した例では、ドットパターン26が、散乱領域26Aと散乱領域26Bとを含んでいる。ここで、散乱領域26Aは光源10の正面(X軸方向において対向する位置)、すなわち凹凸領域R1の近傍に設けられた、ドットの密度が比較的低い領域である。一方、散乱領域26Bは隣り合う光源10同士の間の領域、すなわち平坦領域R2の近傍に位置しており、ドットの密度が比較的高い領域である。よって、散乱領域26Aの散乱強度は比較的低く、散乱領域26Bの散乱強度は比較的高い。このため、導光板20では、散乱領域26Aにおいて散乱領域26Bよりも発光輝度が抑えられる。すなわち、入射光の輝度が同等であれば、散乱領域26Aでの発光輝度はやや低くなり、散乱領域26Bでの発光輝度はやや高くなる。ところが実際には、光源10の正面に位置する散乱領域26Aに入射する光Lの光量が、隣り合う光源10同士の間に位置する散乱領域26Bに入射する光Lの光量よりも高い。このため、ドット密度の違いに起因する上記作用により、結果として散乱領域26Aにおける発光輝度と散乱領域26Bにおける発光輝度とがほぼ同等となる。
[0026]
 反射シート40は、導光板20の裏面21Bと対向して設けられた板状またはシート状部材であり、導光板20から漏れ出てきた光を、導光板20へ向けて戻すものである。反射シート40は、例えば、反射、拡散、散乱などの機能を有しており、これにより光源10からの光を効率的に利用し、正面輝度を高めることが可能となっている。
[0027]
 反射シート40は、例えば、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート),銀蒸着フィルム,多層膜反射フィルム,または白色PETにより構成されている。反射シート40に正反射(鏡面反射)の機能を持たせる場合には、反射シート40の表面は、銀蒸着,アルミニウム蒸着,または多層膜反射などの処理がなされたものであることが好ましい。反射シート40に微細形状を付与する場合は、反射シート40は、熱可塑性樹脂を用いた熱プレス成型,または溶融押し出し成型などの手法で一体的に形成されていてもよいし、また、例えばPETなどからなる基材上にエネルギー線(たとえば紫外線)硬化樹脂を塗布したのち、そのエネルギー線硬化樹脂に形状を転写して形成されていてもよい。ここで、熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、PMMA(ポリメチルメタクリレート樹脂)などのアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、MS(メチルメタクリレートとスチレンの共重合体)などの非晶性共重合ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂およびポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられる。また、エネルギー線(たとえば紫外線)硬化樹脂に形状を転写する場合は、基材はガラスであってもよい。
[0028]
 光学シート30は、導光板20の光出射面である表面21Aと対向して設けられ、例えば、拡散板,拡散シート,レンズフィルム,偏光分離シートなどを含んでいる。このような光学シート30を設けることにより、導光板20から斜め方向に出射した光を正面方向(+Z方向)に立ち上げることが可能となり、正面輝度をさらに高めることが可能となる。
[0029]
[発光装置1の作用および効果]
 発光装置1では、光源10から出射した光Lは、導光板20の光入射面22に入射したのち、導光板20の内部を伝播して最終的に表面21Aから出射される。導光板20の表面21Aから出射された光が、光学シート30を通過して発光として観測される。
[0030]
 先に述べたように、光源10から出射した光Lは、-X方向に進行して光入射面22から導光板20の内部に進入する。光入射面22から入射した光Lは、高い直進性を有するので、導光板20の内部においておおよそ-X方向へ伝播することとなる。したがって、光入射面22が平坦面のみからなる場合、光Lは、X軸方向と直交する方向には広がりにくい。そのため、隣り合う光源10同士の間隔が広がりすぎると、特に光入射面22の近傍において、発光輝度が比較的高い領域と発光輝度が比較的低い領域とがY軸方向において交互に(比較的顕著に)生じるおそれがある(例えば図7A参照)。図7Aは、平坦面のみからなる光入射面1022を有する導光板1020を備えた、参考例としての発光装置におけるXY面内の発光輝度分布を示したものである。
[0031]
 そこで、本実施の形態では、導光板20の光入射面22が、平坦面23と湾曲面24Uを含む凹面24とが繰り返し配置されてなる凹凸領域R1を複数有するようにしている。このため、光源10から湾曲面24Uに入射した一部の光Lは、湾曲面24Uにおいて-X方向と異なる方向へ散乱し、XY平面内において広がるように導光板20の内部を伝播する。一方、光源10から平坦面23に入射した一部の光Lは、ほとんど散乱されることなく平坦面23を透過したのち導光板20の内部を直進するように伝播する。したがって、導光板20では、湾曲面24Uを含む凹面24の存在により光Lが適度に散乱されて発光輝度分布の偏りが緩和される一方、平坦面23の存在により光Lの直進性が確保されて全体として高い面発光輝度を得ることができる(例えば図7B参照)。図7Bは、光入射面22が平坦面23と凹面24とを含む導光板20を備えた、本開示の発光装置1の一例におけるXY面内の発光輝度分布を示したものである。その結果、この発光装置1では、発光効率の低下を抑制しつつ、導光板20の表面21Aから所望の(例えば輝度むらの少ない均質の)輝度分布を有する光を発することができる。
[0032]
 発光装置1では、凹凸領域R1において、平坦面23と凹面24とがY軸方向に沿って規則的に交互配置され、複数の凹面24は互いに実質的に同一の形状および実質的に同一の大きさを有し実質的に同一の配列ピッチP1で配列されている。このため、より均質の発光輝度分布が得られる。
[0033]
 発光装置1では、凹面24のうちの最深部24Dが含まれる底部24Aを湾曲面24Uとした。最深部24Dは-X方向に進行する光Lと正対する部分であることから、最深部24Dおよびその近傍を湾曲面24Uとすることにより、より効果的に光Lの散乱を生じされることができる。
[0034]
 発光装置1では、さらに、条件式(1)~(6)を満たすようにすれば、発光効率の低下を抑制しつつ、導光板20の表面21Aからよりいっそう均質の輝度分布を有する光を発することができる。
[0035]
 発光装置1では、さらに、導光板20の裏面21Bにおけるドットパターン26が、散乱強度の異なる散乱領域26Aおよび散乱領域26Bを含むようにした。ここで、光源10の正面に位置する散乱領域26Aの散乱強度を比較的低くし、隣り合う光源10同士の間の領域に位置する散乱領域26Aの散乱強度を比較的高くするようにしたので、全体としての発光輝度分布をより均質化することができる。
[0036]
<2.第2の実施の形態>
 図8は、本開示の第2の実施の形態に係る表示装置101の外観を表したものである。この表示装置101は、発光装置1を備え、例えば薄型テレビジョン装置として用いられるものであり、画像表示のための平板状の本体部102をスタンド103により支持した構成を有している。なお、表示装置101は、スタンド103を本体部102に取付けた状態で、床,棚または台などの水平面に載置して据置型として用いられるが、スタンド103を本体部102から取り外した状態で壁掛型として用いることも可能である。
[0037]
 図9は、図8に示した本体部102を分解して表したものである。本体部102は、例えば、前面側(視聴者側)から、前部外装部材(ベゼル)111,パネルモジュール112および後部外装部材(リアカバー)113をこの順に有している。前部外装部材111は、パネルモジュール112の前面周縁部を覆う額縁状の部材であり、下方には一対のスピーカー114が配置されている。パネルモジュール112は前部外装部材111に固定され、その背面には電源基板115および信号基板116が実装されると共に取付金具117が固定されている。取付金具117は、壁掛けブラケットの取付、基板等の取付およびスタンド103の取付のためのものである。後部外装部材113は、パネルモジュール112の背面および側面を被覆している。
[0038]
 図10は、図9に示したパネルモジュール112を分解して表したものである。パネルモジュール112は、例えば、前面側(視聴者側)から、前部筐体(トップシャーシ)121,液晶パネル122,枠状部材(ミドルシャーシ)123,光学シート30,導光板20および光源10,反射シート40,後部筐体(バックシャーシ)124およびタイミングコントローラ基板127をこの順に有している。
[0039]
 前部筐体121は、液晶パネル122の前面周縁部を覆う枠状の金属部品である。液晶パネル122は、例えば、液晶セル122Aと、ソース基板122Bと、これらを接続するCOF(Chip On Film)などの可撓性基板122Cとを有している。枠状部材123は、液晶パネル122および光学シート30を保持する枠状の樹脂部品である。後部筐体124は、液晶パネル122,枠状部材123および発光装置1を収容する、鉄(Fe)等よりなる金属部品である。タイミングコントローラ基板127もまた、後部筐体124の背面に実装されている。
[0040]
 この表示装置101では、発光装置1からの光が液晶パネル122により選択的に透過されることにより、画像表示が行われる。ここでは、第1の実施の形態で説明したように、面内の輝度分布の均質性が向上した発光装置1を備えているので、表示装置101の表示品質が向上する。
[0041]
<3.表示装置の適用例>
 以下、上記のような表示装置101の電子機器への適用例について説明する。電子機器としては、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等が挙げられる。言い換えると、上記表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
[0042]
 図11Aは、上記実施の形態の表示装置101が適用されるタブレット型端末装置の外観を表したものである。図11Bは、上記実施の形態の表示装置101が適用される他のタブレット型端末装置の外観を表したものである。これらのタブレット型端末装置は、いずれも、例えば表示部210および非表示部220を有しており、この表示部210が上記実施の形態の表示装置101により構成されている。
[0043]
<4.照明装置の適用例>
 図12および図13は、上記実施の形態の発光装置1が適用される卓上用の照明装置の外観を表したものである。この照明装置は、例えば、基台841に設けられた支柱842に、照明部843を取り付けたものであり、この照明部843は、上記第1の実施の形態に係る発光装置1により構成されている。照明部843は、光学シート30,導光板20および反射シート40などを湾曲形状とすることにより、図12に示した筒状、または図13に示した曲面状など、任意の形状とすることが可能である。
[0044]
 図14は、上記実施の形態の発光装置1が適用される室内用の照明装置の外観を表したものである。この照明装置は、例えば、上記第1の実施の形態に係る発光装置1により構成された照明部844を有している。照明部844は、建造物の天井850Aに適宜の個数および間隔で配置されている。なお、照明部844は、用途に応じて、天井850Aに限らず、壁850Bまたは床(図示せず)など任意の場所に設置することが可能である。
[0045]
 これらの照明装置では、発光装置1からの光により、照明が行われる。ここでは面内の輝度分布の均質性が向上した発光装置1を備えているので、照明品質が向上する。
[0046]
<5.実験例>
 上記第1の実施の形態に係る発光装置1において、XY面内における発光輝度分布について調査した。ここでは、平坦面23と凹面24の最深部との距離(すなわち深さ)Dと、複数の凹面24の配列ピッチP1との関係を変化させ、発光輝度分布の比較をおこなった。ここでは、距離Dが25μm~300μmの範囲で互いに異なる値とした10個のサンプルを作製し、各々の発光輝度分布を測定した。併せて、参考例として、凹凸構造を有しない導光板を有する発光装置についても同様の調査を実施した。また、全てに共通の条件として、配列ピッチP1を500μmとし、光源10と光入射面22との距離を0.35mmとした。それらの結果を図15に示す。
[0047]
 図15に示したように、本実施の形態の発光装置1によれば、光入射面22が凹面24を含むようにしたので、平坦面のみからなる光入射面の場合(参考例)よりも均質性の高い発光輝度分布が得られることがわかった。特に、条件式(1)および条件式(2)を満たす場合に、光入射面22の近傍での発光輝度の均質性がより向上することがわかった。
[0048]
<6.その他の変形例>
 以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等において説明した導光板20の材料や光入射面22の形状などは上述のものに限定されるものではなく、他の材料および他の形状としてもよい。
[0049]
 また、上記実施の形態等では、光入射面22が、凹凸領域R1と平坦領域R2とをそれぞれ複数有するようにしたが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、光入射面22の全てに亘って凹凸領域R1を設けるようにしてもよい。すなわち、導光体の端面における一端から他端に至るまで、第2の平坦面を設けることなく凹凸領域のみを隙間なく設けるようにしてもよい。また、凹凸領域R1および平坦領域R2の数は特に限定されない。
[0050]
 また、例えば、上記実施の形態等では、光源10が発光ダイオード(LED)である場合について説明したが、光源10は半導体レーザなどのレーザダイオードや、指向性を有する他の光源であってもよい。また、複数の光源10として、レーザダイオードと発光ダイオードとを混在させて用いてもよい。
[0051]
 また、上記第1の実施の形態では、光入射面22において平坦面23と凹面24とがY軸方向に沿って規則的に交互配置され、凹面24の大きさおよび形状が全て実質的に同一となるようにしたが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば大きさや深さ(距離D)が互いに異なる複数の凹面を配列し、所望の発光輝度分布を意図的に形成するようにしてもよい。
[0052]
 さらに、例えば、上記実施の形態等において発光装置1、表示装置101(テレビジョン装置)の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての構成要素を備える必要はなく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
[0053]
 なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であってその記載に限定されるものではなく、他の効果があってもよい。また、本技術は以下のような構成を取り得るものである。
(1)
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 発光装置。
(2)
 複数の前記凹凸領域は、前記第1の方向において間欠的に設けられている
 上記(1)記載の発光装置。
(3)
 前記端面は、前記複数の凹凸領域同士の間に第2の平坦面を含む
 上記(2)記載の発光装置。
(4)
 前記第1の平坦面および前記第2の平坦面は、いずれも前記第1の方向と平行であり、
 前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とは、実質的に共通の共通平面内に含まれる
 上記(3)記載の発光装置。
(5)
 前記第1の方向において、前記第1の平坦面の第1の幅は前記第2の平坦面の第2の幅よりも狭い
 上記(4)記載の発光装置。
(6)
 複数の前記凹凸領域は、前記複数の光源の各々と対応する位置に設けられている
 上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の発光装置。
(7)
 前記凹面の最深部は、前記湾曲面に含まれている
 上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の発光装置。
(8)
 以下の条件式(1)および条件式(2)を満たす
 上記(1)から(7)のいずれか1つに記載の発光装置。
 D=P1×X ……(1)
 0.1≦X≦0.6 ……(2)
 但し、
 D:第1の平坦面と凹面の最深部との距離
 P1:第1の方向に並ぶ複数の凹面の配列ピッチ
(9)
 以下の条件式(3)および条件式(4)を満たす
 上記(1)から(8)のいずれか1つに記載の発光装置。
 W1=(PA×Y1)×2 ……(3)
 1.0≦Y1≦4.0 ……(4)
 但し、
 W1:第1の方向における凹凸領域の幅
 PA:上記凹凸領域に対応する光源の、第1の方向における半分の幅
(10)
 前記導光体の表面は、発光面として機能する有効領域と、前記有効領域を取り囲む周辺領域とを含み、
 以下の条件式(5)および条件式(6)を満たす
 上記(1)から(9)のいずれか1つに記載の発光装置。
 H=P2×Y2 ……(5)
 0.3≦Y2≦0.6 ……(6)
 但し、
 H:光源から有効領域までの距離
 P2:第1の方向に並ぶ複数の光源の配列ピッチ
(11)
 前記凹面は、前記第1の方向に対して傾斜した1対の斜面を含む
 上記(1)から(10)のいずれか1つに記載の発光装置。
(12)
 前記導光体は、前記表面と対向すると共に前記光の一部が散乱される散乱構造が形成された裏面をさらに含んでいる
 上記(1)から(11)のいずれか1つに記載の発光装置。
(13)
 前記散乱構造は、第1の散乱強度を有する複数の第1の散乱領域と、前記第1の散乱強度よりも高い第2の散乱強度を有する複数の第2の散乱領域とを有し、
 前記複数の第1の散乱領域は、前記複数の光源の各々と対向する位置にあり、
 前記複数の第2の散乱領域は、前記第1の方向において前記複数の第1の散乱領域同士の間に位置する
 上記(12)に記載の発光装置。
(14)
 表示パネルと、前記表示パネルを照明する発光装置とを備え、
 前記発光装置は、
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 表示装置。
(15)
 発光装置を備え、
 前記発光装置は、
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 照明装置。
[0054]
 本出願は、日本国特許庁において2016年8月22日に出願された日本特許出願番号2016-162047号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
[0055]
 当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

請求の範囲

[請求項1]
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 発光装置。
[請求項2]
 複数の前記凹凸領域は、前記第1の方向において間欠的に設けられている
 請求項1記載の発光装置。
[請求項3]
 前記端面は、前記複数の凹凸領域同士の間に第2の平坦面を含む
 請求項2記載の発光装置。
[請求項4]
 前記第1の平坦面および前記第2の平坦面は、いずれも前記第1の方向と平行であり、
 前記第1の平坦面と前記第2の平坦面とは、実質的に共通の共通平面内に含まれる
 請求項3記載の発光装置。
[請求項5]
 前記第1の方向において、前記第1の平坦面の第1の幅は前記第2の平坦面の第2の幅よりも狭い
 請求項4記載の発光装置。
[請求項6]
 複数の前記凹凸領域は、前記複数の光源の各々と対応する位置に設けられている
 請求項1記載の発光装置。
[請求項7]
 前記凹面の最深部は、前記湾曲面に含まれている
 請求項1記載の発光装置。
[請求項8]
 以下の条件式(1)および条件式(2)を満たす
 請求項1記載の発光装置。
 D=P1×X ……(1)
 0.1≦X≦0.6 ……(2)
 但し、
 D:第1の平坦面と凹面の最深部との距離
 P1:第1の方向に並ぶ複数の凹面の配列ピッチ
[請求項9]
 以下の条件式(3)および条件式(4)を満たす
 請求項1記載の発光装置。
 W1=(PA×Y1)×2 ……(3)
 1.0≦Y1≦4.0 ……(4)
 但し、
 W1:第1の方向における凹凸領域の幅
 PA:上記凹凸領域に対応する光源の、第1の方向における半分の幅
[請求項10]
 前記導光体の表面は、発光面として機能する有効領域と、前記有効領域を取り囲む周辺領域とを含み、
 以下の条件式(5)および条件式(6)を満たす
 請求項1記載の発光装置。
 H=P2×Y2 ……(5)
 0.3≦Y2≦0.6 ……(6)
 但し、
 H:光源から有効領域までの距離
 P2:第1の方向に並ぶ複数の光源の配列ピッチ
[請求項11]
 前記凹面は、前記第1の方向に対して傾斜した1対の斜面を含む
 請求項1記載の発光装置。
[請求項12]
 前記導光体は、前記表面と対向すると共に前記光の一部が散乱される散乱構造が形成された裏面をさらに含んでいる
 請求項1記載の発光装置。
[請求項13]
 前記散乱構造は、第1の散乱強度を有する複数の第1の散乱領域と、前記第1の散乱強度よりも高い第2の散乱強度を有する複数の第2の散乱領域とを有し、
 前記複数の第1の散乱領域は、前記複数の光源の各々と対向する位置にあり、
 前記複数の第2の散乱領域は、前記第1の方向において前記複数の第1の散乱領域同士の間に位置する
 請求項12記載の発光装置。
[請求項14]
 表示パネルと、前記表示パネルを照明する発光装置とを備え、
 前記発光装置は、
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 表示装置。
[請求項15]
 発光装置を備え、
 前記発光装置は、
 第1の方向に並ぶと共に前記第1の方向と異なる第2の方向へ光を各々発する複数の光源と、
 前記複数の光源と対向して前記複数の光源からの前記光が入射する端面と、前記端面と交差する方向に広がると共に前記端面から入射した前記光が出射される表面とを含む導光体と
 を備え、
 前記端面は、第1の平坦面と、前記第1の平坦面に対して湾曲する湾曲面を含む凹面とが前記第1の方向に沿って交互に繰り返し配置されてなる凹凸領域を、複数有する
 照明装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7A]

[ 図 7B]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11A]

[ 図 11B]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]