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1. (WO2017002689) DISPOSITIF D'IMPRESSION DE COMPRIMÉ ET PROCÉDÉ D'IMPRESSION DE COMPRIMÉ
Document

明 細 書

発明の名称 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129  

符号の説明

0130  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

明 細 書

発明の名称 : 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法

技術分野

[0001]
 本発明の実施形態は、錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法に関する。

背景技術

[0002]
 錠剤等の固形製剤の表面に文字やマークなどを印刷する装置としては、各種の固形製剤印刷装置を挙げることができる。これらの印刷装置では、表面に被転写パターンが設けられたローラを用いて固形製剤への転写印刷を行う。印刷が完了すると、撮像装置及び判別装置等によって印刷の良否が判断される。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開平06-143539号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 ところで、印刷対象となる固形製剤(以下、「錠剤」という。)には、割線が形成されているものがある。そして、割線を有する錠剤に対する印刷は、印刷内容が割線を跨ぐといった印刷不良が生じないようにすることが要求される。従来の印刷装置を用いてこの要求に答えようとすると、搬送されるすべての錠剤において、割線の向きを錠剤の搬送方向に対して一定の向き(例えば搬送方向)とすること、そして、割線が形成されている面を上(あるいはすべて下)とすることが必要となる。割線の向きが一定の向きからずれていたりすると、先に述べたような印刷不良が生じ、不良数は1時間あたり数十万錠にも及ぶ。
[0005]
 本発明が解決しようとする課題は、錠剤の片面に割線が形成されている場合に、搬送される錠剤における割線の向きや、割線が形成されている面の向きにばらつきがあっても、錠剤の割線が形成されている面と、割線が形成されている面とは反対側の面とに対し、印刷内容が割線あるいは割線に対応する位置を跨ぐことなく印刷を行い、印刷品質の維持を実現することができる錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006]
 実施形態に係る錠剤印刷装置は、一方の面あるいは他方の面のいずれかの片面に割線が形成されている錠剤に対して両面に印刷を行う錠剤印刷装置であって、錠剤の他方の面を保持して錠剤を搬送する第1の搬送装置と、第1の搬送装置から渡された錠剤の一方の面を保持して錠剤を搬送する第2の搬送装置と、第1の搬送装置により搬送される錠剤の一方の面に対して印刷を行う第1の印刷ヘッドと、第2の搬送装置により搬送される錠剤の他方の面に対して印刷を行う第2の印刷ヘッドと、第1の搬送装置により搬送される錠剤の一方の面を検出する第1の検出機構と、第1の搬送装置により搬送される錠剤の他方の面を検出する第2の検出機構と、第1の検出機構及び第2の検出機構により検出された錠剤の一方の面及び他方の面の2つの検出情報のいずれかに含まれる割線の状態に関する情報を用いて第1の印刷ヘッド及び第2の印刷ヘッドに印刷指示を行う制御部とを有する。
[0007]
 実施形態に係る錠剤印刷方法は、一方の面あるいは他方の面のいずれかの片面に割線が形成されている錠剤に対して両面に印刷を行う錠剤印刷方法であって、錠剤の他方の面を保持して錠剤を第1の搬送装置により搬送するステップと、第1の搬送装置により搬送される錠剤の一方の面を第1の検出機構により検出するステップと、第1の搬送装置により搬送される錠剤の他方の面を第2の検出機構により検出するステップと、第1の搬送装置により搬送される錠剤の一方の面に対して第1の印刷ヘッドにより印刷を行うステップと、第1の搬送装置から渡された錠剤の一方の面を保持して錠剤を第2の搬送装置により搬送するステップと、第2の搬送装置により搬送される錠剤の他方の面に対して第2の印刷ヘッドにより印刷を行うステップとを有し、印刷を行うステップでは、第1の検出機構及び第2の検出機構により検出された錠剤の一方の面及び他方の面の2つの検出情報のいずれかに含まれる割線の状態に関する情報を用いて第1の印刷ヘッド又は第2の印刷ヘッドに印刷指示を制御部により行う。

発明の効果

[0008]
 本発明によれば、錠剤の片面に割線が形成されている場合に、搬送される錠剤における割線の向きや、割線が形成されている面の向きにばらつきがあっても、錠剤の割線が形成されている面と、割線が形成されている面とは反対側の面とに対し、印刷内容が割線あるいは割線に対応する位置を跨ぐことなく印刷を行い、印刷品質の維持を実現することができる錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 本発明の実施の形態に係る錠剤印刷装置の全体構成を示す正面図である。
[図2] 本発明の実施の形態に係る搬送装置の全体構成を示す斜視図である。
[図3] 本発明の実施の形態に係る吸引チャンバの全体構成を示す斜視図である。
[図4] 本発明の第1の実施の形態における、図3に示す吸引チャンバの正面をA-A線において切断し裏面検出機構の構成を示す切断断面図である。
[図5] 図4に示す切断断面図のうち、破線で囲んだ部分を拡大して示し、理解のために搬送ベルト及び錠剤も示した拡大断面図である。
[図6] 図4に示すB-B線において切断して裏面検出機構の構成を示す切断断面図である。
[図7] 本発明の第1の実施の形態における第1の表面検出機構及び裏面検出機構を用いた錠剤の割線の状態を把握して印刷処理に反映させる流れを説明するフローチャートである。
[図8] 本発明の第2の実施の形態における裏面検出機構について、図3に示す吸引チャンバの正面をA-A線において切断して示す切断断面図である。
[図9] 印刷処理の一例の流れを説明するフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0010]
 <第1の実施の形態>
 (全体構成及び表面印刷)
 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[0011]
 図1は、本発明の実施の形態に係る錠剤印刷装置Sの全体構成を示す正面図である。錠剤印刷装置Sは、印刷対象となる錠剤T(図2参照)を搬送する搬送装置Cと、搬送装置Cによって搬送される錠剤Tに対して印刷を行う印刷機構Pとから構成されている。なお、図2は、本発明の実施の形態に係る搬送装置Cの全体構成を示す斜視図である。
[0012]
 ここで、本実施の形態において使用される錠剤Tは、平面視では円形で、しかもいずれかの面に割線Tw(図2参照)が形成されている。
[0013]
 錠剤印刷装置Sは、錠剤Tの両面に印刷を行うために2つの搬送装置C、すなわち第1の搬送装置1及び第2の搬送装置2を有している。これらの第1の搬送装置1及び第2の搬送装置2は上下に配置されている。
[0014]
 第1の搬送装置1には、1つの印刷機構P、すなわち第1の印刷機構3が設けられている。また、第2の搬送装置2にも、1つの印刷機構P、すなわち第2の印刷機構4が設けられている。第1の印刷機構3は第1の搬送装置1の上部に、第2の印刷機構4は第2の搬送装置2の上部に、それぞれ組み合わせられて設けられ、全体として錠剤印刷装置Sが構成されている。
[0015]
 この第1の搬送装置1と第2の搬送装置2、或いは、第1の印刷機構3と第2の印刷機構4とは、それぞれ基本的な構成をともに同じくする。そこで、以下において搬送装置C及び印刷機構Pの説明を行うに際しては、第1の搬送装置1及び第1の印刷機構3を例に挙げて説明する。
[0016]
 まず、第1の搬送装置1は、第1のプーリ11と、第2のプーリ12と、この第1及び第2のプーリ11,12に架け渡された無端状の第1の搬送ベルト13と、この第1の搬送ベルト13の内側に配置された吸引チャンバ14とを備えている。
[0017]
 第1のプーリ11は駆動源に接続され、時計方向に回転する駆動プーリとしての役割を果たす。第2のプーリ12は、第1の搬送ベルト13を介して第1のプーリ11が回転するのに合わせて回転する従動プーリである。従って、この第1のプーリ11、第2のプーリ12に架け渡された搬送ベルト13は、上側の水平領域において実線で示す矢印の方向、すなわち、第1のプーリ11から第2のプーリ12に向けて右向きに進むことになる。第2のプーリ12の支持軸には、第1のエンコーダ12aが設けられる。このエンコーダ12aは、第1の搬送装置1における錠剤Tの変位量を測定することになり、後述の制御部5は、このエンコーダ12aからの出力信号に基づき、結果的に第1の搬送装置1における錠剤Tの位置を求めることができる。
[0018]
 なお、以下においては、第1の搬送装置1で搬送されている状態の錠剤Tにおける被印刷面を「表面(一方の面)」、第2の搬送装置2で搬送されている状態の錠剤Tにおける被印刷面を「裏面(他方の面)」と呼ぶ。
[0019]
 この第1の搬送ベルト13の表面には、図2に示すように、印刷対象となる錠剤Tを吸引するためのスリット131が形成されている。このスリット131は、部分的に左右がつながれてはしご状に形成され、第1の搬送ベルト13の全周にわたって形成されている。図2においては、錠剤Tが、このスリット131によって吸引されつつ搬送されている状態が示されている。この錠剤Tは、図1に示す第1の搬送装置1の第1のプーリ11の上流側に設けられた錠剤供給装置15から第1の搬送装置1に供給される。
[0020]
 吸引チャンバ14は、第1の搬送ベルト13の全周に亘って内側に配置されている。吸引チャンバ14は、第1の搬送ベルト13に形成されるスリット131を介して第1の搬送ベルト13上の錠剤Tに吸引力を付与することができるように構成されている。
[0021]
 第1の印刷機構3は、第1のプーリ11から第2のプーリ12に向けて進む第1の搬送ベルト13の表面に対向する位置に設けられている。すなわち、この第1の印刷機構3は、第1のプーリ11から第2のプーリ12へと第1の搬送ベルト13が進む領域(図1中に示す符号a、b間に位置する、第1の搬送ベルト13における上側の水平部分に対向する領域)に対向配置されている。
[0022]
 この第1の印刷機構3は、錠剤Tに印刷を行うインクジェット方式の第1の印刷ヘッド31と、第1の表面検出機構32と、裏面検出機構33と、第1の印刷状態確認装置34とから構成されている。
[0023]
 第1の表面検出機構32(第1の検出機構)は、第1の搬送ベルト13上に載置されて搬送されてくる錠剤Tの表面の状態、例えば錠剤Tの位置、表面に割線Twが有るかないか、割線Tw有りの場合には割線Twの状態(割線Twの基準位置に対する角度と回転方向)、形状欠陥(割れや欠け)の有無などを検出する機構である。第1の表面検出機構32は、第1の印刷ヘッド31よりも第1の搬送ベルト13の進行方向上流側であって、第1の搬送ベルト13の第1の印刷ヘッド31側に設けられる。さらにこの第1の表面検出機構32は、錠剤Tを撮影する第1の撮影装置321と、撮影の対象となる錠剤Tを照らすための第1の照明322とを有するように構成されている。この第1の撮影装置321は制御部5に接続されており、得られた錠剤Tの表面の検出情報は制御部5に送信されている。
[0024]
 一方、裏面検出機構33(第2の検出機構)は、第1の搬送ベルト13上に載置されて搬送されてくる錠剤Tの裏面の状態、例えば錠剤Tの位置、裏面に割線Twが有るかないか、割線Tw有りの場合には割線Twの状態(割線Twの基準位置に対する角度と回転方向)、形状欠陥(割れや欠け)の有無などを検出する機構である。裏面検出機構33は、吸引チャンバ14の内部に設けられ、第1の印刷ヘッド31よりも第1の搬送ベルト13の進行方向上流側に設けられるとともに、第1の表面検出機構32とは第1の搬送ベルト13の進行方向においてオフセットした位置に設けられる。第1の裏面検出機構33によって得られた錠剤Tの裏面の検出情報は、制御部5に送信される。
[0025]
 なお、この裏面検出機構33の詳細構成については、図3乃至図6を用いて後述する。
[0026]
 第1の印刷状態確認装置34は、第1の印刷ヘッド31よりも第1の搬送ベルト13の進行方向下流側に設けられ、第1の印刷ヘッド31によって錠剤Tの表面に印刷された印刷の状態を確認する装置である。この第1の印刷状態確認装置34は、錠剤Tにおける印刷状態を撮影する撮影装置341と、撮影の対象となる錠剤Tを照らすための照明342とから構成される。撮影装置341は錠剤Tを撮影し、その撮影画像を取り込んで制御部5に送信する。制御部5では、この撮影画像に基づき、印刷の良否を判断する。なお、印刷不良には、例えば、インクがにじんだり、印刷位置が、予定している位置に対して許容値以上ずれていたりすることがあげられる。
[0027]
 制御部5は、上述したように、第1の表面検出機構32及び裏面検出機構33からの検出情報、及び、第1の印刷状態確認装置34からの撮影画像を受信する。制御部5は、第1の表面検出機構32及び裏面検出機構33から受信した検出情報より、錠剤Tの表面と裏面の状態を取得し、この取得した検出情報に基づいて適切な印刷を行うべく、第1の印刷ヘッド31に駆動信号を供給している。具体的には、後述する印刷処理と、錠剤Tの割線の把握処理の項で説明する。
[0028]
 また、第2のプーリ12から第1のプーリ11へと第1の搬送ベルト13が進む領域には、印刷が終了した錠剤Tに熱風を吹き付けることで、インクを乾燥させる第1の乾燥装置16が設けられている。第1の乾燥装置16は、ここでは搬送ベルト13が第2のプーリ12の回転に伴って反転し、第2のプーリ12から離間する位置cから第1のプーリ11に向けて、第2の搬送装置2における第1のプーリ21の動きを妨げない位置dまでの間に設けられている。
[0029]
 以上が、第1の搬送装置1上に載置された錠剤Tの表面への印刷を適切に完了するための構成である。
[0030]
 (裏面印刷)
 次に、錠剤Tの裏面への印刷を行うための構成について説明を行う。
[0031]
 第1の搬送装置1の下部に設けられた第2の搬送装置2は、その上部に設けられている第2の印刷機構4を利用して錠剤Tの裏面に印刷を行うために錠剤Tを搬送する装置である。
[0032]
 第2の搬送装置2の基本的な構成は、第1の搬送装置1と基本的に同様である。すなわち、第2の搬送装置2は、駆動源である第1のプーリ21と、従動プーリとしての第2のプーリ22と、この第1及び第2のプーリ21,22に架け渡された無端状の第2の搬送ベルト23と、この第2の搬送ベルト23の内側に全周に亘って配置された吸引チャンバ24とを備えている。
[0033]
 この第2の搬送ベルト23の表面には、第1の搬送ベルト13と同様、印刷対象となる錠剤Tを吸引保持して載置するためのスリット(図示せず)が構成されている。
[0034]
 第2の搬送装置2における第1のプーリ21及び第2のプーリ22は、反時計方向に回転している。従って、これらのプーリに掛け渡されている第2の搬送ベルト23は、第2の搬送装置2の上側の水平領域において示されている矢印の向きである左向きに移動する。
[0035]
 また、この第2の搬送ベルト23は、第1の搬送装置1における第1の乾燥装置16の下流側において、第1の搬送ベルト13と対向する。そのため、第1の搬送装置1の第1の搬送ベルト13が第2の搬送装置2の第2の搬送ベルト23と出会う領域においては、両者ともに同じ方向、すなわち、図1において左向きに進んでいることになる。
[0036]
 この第1の搬送ベルト13と第2の搬送ベルト23との搬送速度は、同一となっている。これにより両者の相対的な速度差はなくなり、第1の搬送ベルト13と第2の搬送ベルト23との搬送速度を同期させることができ、第1の搬送装置1から第2の搬送装置2に対してスムーズに錠剤Tの受け渡しを行うことができる。
[0037]
 第1の搬送装置1の第1のプーリ11と第2の搬送装置2の第1のプーリ21とは、互いにその軸線が鉛直方向で一致するように位置合わせがなされている。従って、第1の搬送装置1の第1のプーリ11に第1の搬送ベルト13が接触する位置(図1に示す符号dの位置)であって、第2の搬送装置2の第1のプーリ21から第2の搬送ベルト23が離間する位置(図1に示す符号eの位置)において錠剤Tの受け渡しが行われる。
[0038]
 なお第2のプーリ22の支持軸には、第2のエンコーダ22aが設けられる。このエンコーダ22aは、第2の搬送装置2における錠剤Tの変位量を測定する。制御部5は、このエンコーダ22aからの出力信号に基づき、結果的に第2の搬送装置2における錠剤Tの位置を求めることができる。
[0039]
 第1の搬送装置1から第2の搬送装置2へと受け渡された錠剤Tは、第2の搬送ベルト23を上部から見た場合、印刷機構3において印刷された表面とは反対側の裏面が第2の印刷機構4側に向けられた状態で搬送ベルト23に載置されている。
[0040]
 吸引チャンバ24は、第2の搬送ベルト23のスリットを介して第2の搬送ベルト23上に載置された錠剤Tに吸引力を付与することができるように構成されている。
[0041]
 第2の搬送装置2は上述したような構成を採用しているが、第2の搬送装置2の上部には、第2の印刷機構4が対向配置されている。すなわち、この第2の印刷機構4は、第1のプーリ21から第2のプーリ22へと搬送ベルト23が進む領域(図1中に示す符号e、f間に位置する、搬送ベルト23における上側の水平部分に対向する領域)に対向配置されている。
[0042]
 第2の印刷機構4は、第1の印刷機構3同様の、錠剤Tに印刷を行うインクジェット方式の第2の印刷ヘッド41と、第2の表面検出機構42と、第2の印刷状態確認装置44とから構成されている。
[0043]
 ここで、第2の表面検出機構42(第3の検出機構)は、第2の印刷ヘッド41よりも搬送ベルト23の進行方向上流側に設けられている。第2の表面検出機構42は、錠剤Tを撮影する撮影装置421と、撮影の対象となる錠剤Tを照らすための照明422とから構成され、錠剤Tの位置を検出する。
[0044]
 さらに第2の印刷状態確認装置44は、第2の印刷ヘッド41よりも搬送ベルト23の進行方向下流側に設けられ、錠剤Tにおける印刷状態を撮影する撮影装置441と、撮影の対象となる錠剤Tを照らすための照明442とから構成される。いずれの構成も、第1の印刷機構3同様に制御部5で制御されている。
[0045]
 制御部5は、第2の表面検出機構42に到達した錠剤Tに関する、第1の表面検出機構32または裏面検出機構33での検出情報を受信するとともに、第2の表面検出機構42で得られた検出情報、第2の印刷状態確認装置44からの撮影画像を受信する。制御部5は、第1の表面検出機構32または裏面検出機構33から受信した検出情報より、錠剤Tにおける割線Twの情報を得るとともに、第2の表面検出機構42から得られた位置情報に基づき、この検出結果に基づいて適切な印刷を行うべく、第2の印刷ヘッド41に駆動信号を供給している。具体的には、後述する印刷処理と、錠剤Tの割線Twの把握処理の項で説明する。
[0046]
 また、第2の搬送ベルト23が第2のプーリ22から第1のプーリ21へと進む領域(図1中における符号g、h間の領域)には、印刷が終了した錠剤Tのインクを乾燥させるための第2の乾燥装置25が設けられている。
[0047]
 第2の乾燥装置25の下流側の位置には、表面、及び裏面に対する印刷が終了した錠剤Tを、印刷の適否に応じて回収するボックスが設けられている。第1の印刷状態確認装置34及び第2の印刷状態確認装置44からの確認結果に基づいて、制御部5が錠剤Tごとに印刷の適否を判断する。印刷状態が適切な場合には、錠剤Tは第2の搬送ベルト23から良品回収ボックス26へと送られる。一方、印刷状態が不適切な場合には、錠剤Tは搬送ベルト23から不良品回収ボックス27へと送られる。
[0048]
 (第1の吸引チャンバ、裏面検出機構の構成)
 ここで、図3乃至図6を参照して、搬送装置Cの構成のうち、第1の吸引チャンバ14及び裏面検出機構33の構成についてさらに詳細に説明する。
[0049]
 図3は、第1の吸引チャンバ14の全体構成を示す斜視図であり、図2に示す第1の搬送装置1の全体構成を示す斜視図と略同じ向きに示されている。すなわち、図3においてはその図示を省略しているが、その左手前側において第1の吸引チャンバ14を挟むように、奥側に第1のプーリ11が、手前側に第2のプーリ12が設けられる。
[0050]
 この第1の吸引チャンバ14は、第1のプーリ11及び第2のプーリ12、搬送ベルト13と組み合わされて錠剤Tに対して吸引力を付与するチャンバ本体141と、図示しないポンプに接続され吸引を行う吸引経路142とから構成される。
[0051]
 図4は、図3に示す第1の吸引チャンバ14の正面をA-A線において切断して裏面検出機構33の構成を示す切断断面図である。図4に示されているように、第1の吸引チャンバ14のチャンバ本体141の内部には、裏面検出機構33が設けられている。
[0052]
 この裏面検出機構33は、錠剤Tの裏面を撮影する撮影装置331、撮影の対象となる錠剤Tの裏面を第1の搬送ベルト13のスリット131を通して照らすための照明332とから構成されている。
[0053]
 なお、図4においては、裏面検出機構33の位置関係を示すために、吸引チャンバ14の上部に、第1の印刷機構3を構成する各装置を仮想線を用いて示している。すなわち、搬送ベルト13は図示されていないが、その進行方向は、図4の矢印に示す通り、右向きである。裏面検出機構33は、第1の印刷機構3を構成する各装置の中で最も搬送ベルト13の進行方向上流側に設けられている。従って、スリット131からの吸引力の作用で搬送ベルト13上に載置されている図示しない錠剤Tは、搬送ベルト13の進行方向を搬送方向として搬送され、裏面検出機構33の上方を通過した後、第1の表面検出機構32の直下を通過して第1の印刷ヘッド31へと至る。
[0054]
 図5は、図4に示す切断断面図のうち、破線で囲んだ部分を拡大して示し、理解のために搬送ベルト13及び錠剤Tも示した拡大断面図である。
[0055]
 図5においては、第1の吸引チャンバ14のチャンバ本体141の上に第1の搬送ベルト13が示されている。また、第1の搬送ベルト13については、スリット131の部分が示されている。第1の搬送ベルト13の上に、スリット131からの吸引力で載置されている錠剤Tが、切断された状態で示されている。錠剤Tには、割線Twが形成されている。
[0056]
 図6は、図4に示すB-B線において切断して裏面検出機構33の構成を示す切断断面図である。図6において、左側が図1に示す第1の搬送装置1の正面となる。なお、図6では、理解を容易にするため、搬送ベルト13及び錠剤Tが示されており、また、錠剤Tの割線Twの方向は、図5とは90度ずらした図示となっている。
[0057]
 また、この断面図において、第1のプーリ11の回転軸を挟んで上側は、錠剤Tが錠剤供給装置15から第1の搬送ベルト13上に載置されて第1の表面検出機構32に至るまでの間、例えば、図1に示す符号aで示す部分と第1の表面検出機構32との間を示している。
[0058]
 チャンバ本体141には、図3に示すように、空気を吸引する吸引部である吸引溝143がチャンバ本体141の外周全周にわたって設けられている。この吸引溝143は、第1の搬送ベルト13が第1のプーリ11及び第2のプーリ12に掛け渡された際に、第1の搬送ベルト13のスリット131の直下に位置することになる。そのため、吸引経路142を介してチャンバ本体141が空気の吸引を行うと、吸引溝143、搬送ベルト13のスリット131から空気が吸引されることになる。そのため、錠剤Tは、スリット131からの吸引力を受けた状態で、搬送ベルト13に吸引保持されることになる。
[0059]
 裏面検出機構33は、吸引チャンバ14の内部にその撮影装置331の鏡筒を差し込むようにして設けられている。撮影装置331は、下から上を見上げるように吸引溝143及び搬送ベルト13のスリット131を介して錠剤Tの裏面の状態に関する情報を収集する。図5に示す錠剤Tは、その裏面に割線Twが形成されていることから、割線Twの状態に関する情報(具体的には、割線Twの基準位置に対する角度と回転方向で、以下では「割線情報」ということもある。)は、裏面検出機構33によって取得され、制御部5へと送信される。
[0060]
 (印刷処理)
 次に、図1を用いて錠剤印刷装置Sを利用した錠剤Tへの印刷処理について、順を追って説明する。
[0061]
 まず、錠剤供給装置15に収納されている錠剤Tが、右向きに回転する第1の搬送装置1の第1のプーリ11に向けて供給される。錠剤供給装置15から供給された錠剤Tは、搬送ベルト13に1つずつ順次載置される。
[0062]
 搬送ベルト13に載置された錠剤Tは、吸引チャンバ14から付与される吸引力をスリット131を介して受けることにより、落下することなく搬送ベルト13に上に吸引保持される。
[0063]
 錠剤Tは、吸引チャンバ14によって搬送ベルト13に吸引、保持されたまま搬送され、第1の搬送装置1の上部に設けられている第1の印刷機構3によって、その錠剤Tの表面に、予め設定されている文字や図形等が印刷される。
[0064]
 具体的には、まず、制御部5は、第1の表面検出機構32及び裏面検出機構33によって、スリット131を介して第1の搬送ベルト13によって吸引、保持される錠剤Tの表面の情報と裏面の情報を得る。制御部5では、錠剤Tの位置や割線Twの有無等を確認する。撮影装置321、或いは、撮影装置331によって撮影された錠剤Tの位置や割線Twの有無及び有りの場合にはその割線Twの状態等の情報は、制御部5に送信される。制御部5では、この情報を基に第1の印刷ヘッド31による印刷の可否、印刷内容の選択、印刷の向き等が判断される。
[0065]
 本実施の形態において使用される錠剤Tのいずれかの面に割線Twが形成されている。従って、この割線Twの状態に関する情報は、第1の表面検出機構32または裏面検出機構33のいずれかによって得られるはずである。そこで制御部5は、どちらの検出機構から割線Twの状態に関する情報が得られたかによって、割線Twが錠剤Tの表裏面のどちらに形成されているかを判断できる。
[0066]
 例えば、図6に示すように、割線Twが形成された面が下向きで搬送されてきたとすると、裏面検出機構33で割線Twの状態を検出できるが、第1の表面検出機構32では割線Twの状態を検出できない。そこでこの場合、制御部5は、裏面検出機構33で検出された情報の中から、特に錠剤Tの位置情報と割線Twの状態(割線Twの基準位置に対する角度と回転方向)に関する情報を用いて、この錠剤Tの表面に印刷する予め定められている印刷パターン(正常に印刷されると割線Twを跨がない印刷パターン)を、位置、角度、回転方向に基づいて修正した印刷パターンを生成する。そして、この修正した印刷パターンに基づいて第1の印刷機構3を制御し、錠剤Tが第1の印刷ヘッド31による印刷位置に到達すると、錠剤Tの表面(この場合は、割線Twが形成された面とは反対の面)に印刷する。
[0067]
 印刷ヘッドとしてインクジェット方式を用いる場合、印刷するパターンを修正する場合でも、印刷ヘッドに与える吐出パターン信号を変更するだけで対応できる。
[0068]
 一方、図6に示した状態とは異なり、割線Twが形成された面が上向きで搬送されてきたとすると、割線Twは第1の表面検出機構32によって検出される。従って、制御部5は、第1の表面検出機構32から得られた、錠剤Tの表面の状態に関する情報に基づいて印刷パターンを修正し、この修正パターンに基づいて第1の印刷機構3を制御し、錠剤Tの割線Twが形成された面に印刷する。
[0069]
 なお、通常、錠剤Tの表裏面に印刷されるパターンは異なる。しかし、第1の印刷ヘッド31による印刷位置に到達した錠剤Tに、どちらの印刷パターンを採用するかは、先に述べたように、割線Twが錠剤Tの表裏面のどちらに形成されているかが判断できるので、使い分けは可能である。
[0070]
 また制御部5は、第1の表面検出機構32、裏面検出機構33で検出された情報の中から、形状欠陥の有無に関する情報を用いて、錠剤Tに欠けが見つかった場合など、もし印刷不可と判断された場合には、錠剤Tに対して印刷を行わず、そのまま第1の印刷機構3の下を通過させる等の処理が行われる。
[0071]
 第1の印刷ヘッド31による印刷が終了すると、そのまま錠剤Tは搬送されて、次に第1の印刷状態確認装置34の下へと移動する。
[0072]
 第1の印刷状態確認装置34は、搬送されてきた錠剤Tを撮影し、その撮影画像を制御部5へと送信する。制御部5では、第1の印刷状態確認装置34より送られてきた情報を基に、印刷状態の適否を判断する。
[0073]
 この後、錠剤Tは第1の搬送ベルト13上に載置された状態のまま、第2のプーリ12によって反転されて、第1の搬送装置1の上部から下部へと移動する。
[0074]
 反転された錠剤Tの表面に付着しているインクは、図1に示すように、第1の搬送ベルト13が第2のプーリ12から第1のプーリ11へと図1において左向きに移動する間(図1に示すc-d間)に配置された第1の乾燥装置16によって、乾燥される。
[0075]
 第2の搬送装置2においては、錠剤Tの裏面に印刷が行われる。
[0076]
 ここでの印刷は次のようにして行なわれる。まず、第2の印刷機構4での印刷位置に到達した錠剤Tに関する割線Twの状態に関する情報は、第1の表面検出機構32または裏面検出機構33から得られる。
[0077]
 具体的には、この錠剤Tが第1の搬送装置1によって搬送されているときに、第1の表面検出機構32または裏面検出機構33のいずれかによって既に得られている検出情報を用い、その検出情報の中より、割線Twに関する情報(割線Twの基準位置に対する角度と回転方向)と、割線Twが形成されている面の向きの情報(割線Twが第2の印刷ヘッドに対向している上向きか、反対側に位置している下向きか)を得る。制御部5は、割線Twが形成されている面の向きに関する情報から第2の印刷機構4による裏面用の印刷パターンを選択し、割線Twに関する情報と、第2の表面検出機構42の撮影情報から得られる錠剤Tの位置情報とを用いて、この錠剤Tの裏面に印刷する予め定められている上述の印刷パターン(正常に印刷されると割線Twを跨がない印刷パターン)を、位置、角度、回転方向に基づいて修正した印刷パターンを生成する。
[0078]
 そして、この修正した印刷パターンに基づいて第2の印刷機構4を制御し、錠剤Tが第2の印刷ヘッド41による印刷位置に到達すると、錠剤Tの裏面に印刷する。第1の搬送装置1において図6の搬送状態の錠剤Tの場合には、第2の搬送装置2においては錠剤Tの表面と裏面とが入れ替わるので、割線Twが形成された面に、割線Twが形成された面用として予め設定された印刷パターンが印刷される。
[0079]
 第2の印刷ヘッド41で印刷を行った後、第2の印刷状態確認装置44からの情報に基づいて印刷状態の確認が行われる。
[0080]
 印刷が終了した錠剤Tは、第2の搬送ベルト23における下側の水平領域において、第2の乾燥装置25によるインクの乾燥が行われる。この場合、第2の印刷機構4において印刷された錠剤Tの裏面は第2の乾燥装置25と対向する向きになっており、第2のプーリ22から第1のプーリ21に向けて第2の搬送ベルト23が移動する間にインクの乾燥処理が行われる。
[0081]
 乾燥が終了した錠剤Tは、良品回収ボックス26又は不良品回収ボックス27に収納されて回収される。ここで、第1の表面検出機構32、裏面検出機構33、第1の印刷状態確認装置34、及び第2の印刷状態確認装置44からの確認結果に基づいて、錠剤Tに形状欠陥がなく、適切に印刷がなされたと制御部5によって判断された錠剤Tは、良品回収ボックス26へと収納される。一方、形状欠陥や印刷不良があると制御部5によって判断された錠剤Tは、不良品回収ボックス27へと回収される。
[0082]
 以上で錠剤Tに対する印刷処理が終了する。
[0083]
 (錠剤の割線の把握処理)
 次に、第1の表面検出機構32及び裏面検出機構33を利用した錠剤Tの割線Twの状態を把握する処理について、以下、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
[0084]
 錠剤Tが錠剤供給装置15から搬送ベルト13上に供給されると、錠剤Tは第1の搬送ベルト13上に載置されて、図1に示す符号aから符号bに向けて、すなわち、第1の印刷ヘッド31に向けて搬送される。搬送途中で、まず、裏面検出機構33において、錠剤Tの裏面の状態が検出される(ST1)。
[0085]
 裏面検出機構33では、検出結果である錠剤Tの裏面の状態に関する情報を制御部5へと送信する(ST2)。制御部5では、受信した裏面検出機構33からの情報を解析して、割線Twの情報が含まれているか否か、確認する(ST3)。割線Twの情報が含まれている場合には(ST3のYES)、錠剤Tに対する印刷処理において、その割線Twの情報が利用される。
[0086]
 錠剤Tが裏面検出機構33が設けられている位置を通過した後、第1の表面検出機構32の直下を通過する際に、第1の表面検出機構32においては錠剤Tの表面の状態に関する情報が取得され、制御部5へと送信される(ST6、ST7)。
[0087]
 但し、制御部5が裏面検出機構33から割線Twの情報を受信している場合には、制御部5では錠剤Tに対する印刷処理の指示を第1の印刷ヘッド31に対して送信する(ST5)際に、第1の表面検出機構32から受信した情報は利用しない(ST4)。つまり、裏面検出機構33からの検出情報のみを用いる。
[0088]
 制御部5では、裏面検出機構33から受信した割線Twの情報に基づいて、錠剤Tの基準位置に対する角度と回転方向を把握し、その情報を利用して印刷処理を行うべく、第1の印刷ヘッド31に対し印刷処理の指示を送信する(ST5)。第1の印刷ヘッド31においては、受信した指示に基づいて印刷処理を行うが、割線Twの向き等を考慮して印刷を行うため、錠剤Tに対して適切な印刷処理が行われることになる。
[0089]
 一方、裏面検出機構33において、錠剤Tの裏面の状態を検出した結果に割線Twに関する情報が含まれていない場合には(ST3のNO)、制御部5は、第1の表面検出機構32からの情報の送信を待つ。すなわち、第1の表面検出機構32において、錠剤Tの表面の状態が検出される(ST6)。
[0090]
 第1の表面検出機構32では、検出結果である錠剤Tの表面の状態に関する情報を制御部5へと送信する(ST7)。制御部5では、受信した第1の表面検出機構32からの情報を解析して、割線Twの情報が含まれているか否かを確認する(ST8)。
[0091]
 第1の表面検出機構32から送信された情報に割線Twの情報が含まれている場合には(ST8のYES)、その割線Twの情報に基づいて錠剤Tの基準位置に対する角度と回転方向を把握し、その情報を利用して印刷処理を行うべく、第1の印刷ヘッド31に対し印刷処理の指示を送信する(ST5)。
[0092]
 このように、制御部5においては、第1の表面検出機構32、或いは、裏面検出機構33のいずれかから送信されてくる検出情報のうち、割線Twに関する情報を含む検出情報を用いて、第1の印刷ヘッド31に対し印刷処理の指示を送信する。
[0093]
 しかしながら、スリット131上の錠剤Tの載置の向き等によっては、割線Twに関する情報がいずれの検出機構においても検出することができない場合も考えられる。この場合には、制御部5においては、裏面検出機構33、及び、第1の表面検出機構32のいずれからも割線Twに関する情報を把握することができない。この場合には(ST8のNO)、錠剤Tに対する印刷の向きを決定することができないため、第1の印刷ヘッド31に対して錠剤Tに対する印刷処理を行わない旨の指示を送信する(ST9)。
[0094]
 以上説明した通り、制御部5においては、第1の表面検出機構32、或いは、裏面検出機構33のうち、一方の検出機構が割線Twに関する情報を検出した場合には、他方の検出機構が検出する錠剤Tの状態に関する情報は利用しない。このような処理を行うことによって、錠剤Tの状態の把握、錠剤Tの状態に基づく第1の印刷ヘッド31への印刷処理の指示を迅速に行なうことができる。
[0095]
 従って、錠剤Tの片面に割線Twが形成されている場合に、搬送される錠剤Tにおける割線Twの向きや、割線Twが形成されている面の向きにばらつきがあっても、錠剤Tの割線Twが形成されている面と、割線Twが形成されている面とは反対側の面とに対し、印刷内容が割線Twあるいは割線Twに対応する位置を跨ぐことなく印刷を行い、印刷品質の維持を実現することができる錠剤印刷装置S及び錠剤印刷方法を提供することができる。
[0096]
 特に、第1の表面検出機構32、裏面検出機構33のいずれも錠剤Tが第1の搬送ベルト13に載置された後に設けられていることから、例えば、錠剤供給装置から第1の搬送ベルト13に錠剤Tが供給される際における錠剤Tの位置ずれに左右されることなく、正確な割線Twの位置を制御部5へと送信することができる。そのため、錠剤Tに対して正確な印刷処理を行うことが可能となる。
[0097]
 <第2の実施の形態>
 次に本発明における第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
[0098]
 これまで説明をした第1の実施の形態においては、図4ないし図6を用いて説明した通り、裏面検出機構33は、撮影装置331を備え、撮影装置331を用いて錠剤Tの裏面の状態を撮影することとしていた。一方、第2の実施の形態における裏面検出機構33では、撮影装置331を利用しない構成を採用する。
[0099]
 図8は、本発明の第2の実施の形態における裏面検出機構33について、図3に示す吸引チャンバ14の正面をA-A線において切断して示す切断断面図である。
[0100]
 図8に示すように、第2の実施の形態における裏面検出機構33は、反射部材333を利用している。反射部材333は、例えば、鏡であり、鏡を利用して錠剤Tの裏面の状態を把握することとしている。この場合、錠剤Tの裏面を画像情報として把握するのは、第1の表面検出機構32である。
[0101]
 すなわち、吸引チャンバ14の内部に、反射部材333として例えば鏡を設けておき、第1の表面検出機構32の撮影装置321が鏡の反射を利用して錠剤Tの裏面の状態を把握する。図8に示す裏面検出機構33では、2枚の鏡を利用して、表面検出機構32(撮影装置321)よりも搬送ベルト13の進行方向上流に位置する錠剤Tの裏面の状態を撮影する構成を採用している。
[0102]
 なお、図8に示す構成においては、2枚の鏡を設けた例を挙げているが、例えば、2枚の鏡の間に、錠剤Tの裏面への焦点を合わせるためのレンズを設けても良い。また、反射部材333として、鏡を使用したことを説明したが、錠剤Tの裏面を観察できればよく、例えばプリズムや光ファイバーのような、光路を変更できる部材で有ればよい。
[0103]
 以上説明した通り、錠剤Tの片面に割線Twが形成されている場合に、搬送される錠剤Tにおける割線Twの向きや、割線Twが形成されている面の向きにばらつきがあっても、錠剤Tの割線Twが形成されている面と、割線Twが形成されている面とは反対側の面とに対し、印刷内容が割線Twあるいは割線Twに対応する位置を跨ぐことなく印刷を行い、印刷品質の維持を実現することができる錠剤印刷装置S及び錠剤印刷方法を提供することができる。
[0104]
 また、錠剤Tの表面の検出と裏面の検出との間で、錠剤Tは同じ搬送ベルト13に載置された状態で検出されるので、表面の検出と裏面の検出との間で錠剤Tの位置がずれることが無い。したがって、より精度の高い錠剤Tの表面の検出が行えるとともに、錠剤Tの両面に対する印刷で位置ずれをなくすことができる。
[0105]
 特に第2の実施の形態においては、第1の実施の形態のように裏面検出機構として撮影装置を設けていないことから、錠剤印刷装置Sの装置構成が簡単となるとともに、裏面検出機構の設置コストも低減させることができる。
[0106]
 <他の実施形態>
 これまで説明した各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[0107]
 例えば、搬送ベルト13については、図2に示す第1の搬送装置1においては、搬送ベルト13のスリット131は、搬送ベルト13の幅方向中央に1つ(1列)設けられているが、複数(複数列)設けられていても良い。或いは、スリット131は、第1のプーリ11と第2のプーリ12とにそれぞれ独立して掛け渡される搬送ベルトとによって形成されることとしても良い。
[0108]
 また、搬送ベルト13にスリット131ではなく、例えば、錠剤Tを収めるためのポケットである凹部が形成されていても良い。さらには、凹部ではなく、錠剤Tを搬送ベルト13上に吸引保持しておくための吸着部だけが形成されていても良い。
[0109]
 さらに、搬送ベルト13に吸着部が形成されている場合、この吸着部の大きさ、形状、個数等は限定されず、錠剤Tを吸引保持することができるとともに、錠剤Tの裏面の状態を把握することが可能であればよい。或いは、網目状の孔であっても良い。
[0110]
 また、搬送ベルト13については、透明な素材で形成されていることとしても良い。搬送ベルト13が透明な素材で形成されていることによって、特に錠剤Tの裏面の状態を把握する裏面検出機構33において、割線Twの有無といった、錠剤Tの裏面の状態の把握がより容易になる。
[0111]
 また、第1および第2の表面検出機構32、42や裏面検出機構33にそれぞれ設けられる照明は、リング照明等を用いて単一のもので共用するようにしても良い。このようにすることにより、複数用いた場合と比較してコストを削減することができる。
[0112]
 チャンバ本体141の吸引経路142に接続されたポンプは、1つではなく、例えば、複数のポンプに接続されるように構成することも可能である。このようにポンプを分けると搬送ベルト13の全周に亘って形成されている吸着部に対して、領域を分けて複数の吸引力をもって錠剤Tを吸引保持することが可能となる。
[0113]
 なお、上述した各実施の形態においては、いずれも裏面検出機構33を第1の表面検出機構32よりも搬送ベルト13の進行方向上流側に設けた例を挙げて説明している。すなわち、まず錠剤Tの裏面の状態を確認した後、錠剤Tの表面の状態を確認する。但しこのような配置に限られるものではない。例えば、第1の表面検出機構32である位置検出装置の下流側に裏面検出機構33を設けることとしても良い。
[0114]
 また、第1の表面検出機構32と裏面検出機構33の設置位置を、搬送ベルト13を挟んで互いに対向する位置に設けることとしても良い。この場合においては第1の表面検出機構32と裏面検出機構33とで、同時に錠剤Tの表面と裏面の状態の検出を行うことになる。
[0115]
 なお、前述のように第1の表面検出機構32と裏面検出機構33とが進行方向においてオフセットされた位置に配置されている場合には、上流側に配置される検出機構において得られた検出情報に割線情報が含まれていたとき、下流側に配置される検出機構は検出を行う必要がなくなるので、下流側に配置される検出機構による検出を行わせないようにしても良い。そうすることで下流側での検出に係る処理工程が減少することになる。したがって、同時に検出を行う場合と比べて処理効率を向上させることができる。
[0116]
 より具体的な印刷処理について図9を参照して説明する。なお、図9に示す上流側検出機構は、図4に示すように、第1の表面検出機構(第1の検出機構)32より錠剤Tの搬送方向上流側に配置されている裏面検出機構(第2の検出機構)33であり、図9に示す下流側検出機構は、裏面検出機構(第2の検出機構)33より錠剤Tの搬送方向上流側に配置されている第1の表面検出機構(第1の検出機構)32である。
[0117]
 図9に示すように、上流側検出機構で錠剤Tの裏面の状態が検出され(ST21)、その状態に関する情報が制御部5へ送信される(ST22)。この裏面の状態に関する情報に、割線情報が含まれている場合には(ST23のYES)、上流側すなわち裏面側の割線情報に基づいて第1および第2の印刷ヘッド31、41に対して印刷指示が送信される(ST24)。すなわちこの場合、第1の搬送装置1で搬送される錠剤Tの表面には割線Twが形成されていないことから、第1の印刷ヘッド31では、割線Twが形成されていない面に対する印刷パターンに基づいて印刷が行われ、第2の印刷ヘッド41では、割線Twが形成されている面に対する印刷パターンに基づいて印刷が行われる。そして、下流側検出機構による錠剤Tの表面の状態の検出、すなわち下流側検出機構による錠剤Tの検出を行わない。したがって、下流側検出機構による錠剤Tの表面の状態を検出する処理工程が無くなることで処理効率を向上させることができる。なお、上流側検出機構で割線情報が検出されない場合には(ST23のNO)、錠剤Tが下流側検出機構を通過する際に下流側検出機構により錠剤Tの表面の状態が検出され(ST26)、その状態に関する情報が制御部5へ送信される(ST27)。この状態に関する情報には割線情報が含まれており(ST28のYES)、その割線情報に基づいて第1および第2の印刷ヘッド31、41に対して印刷指示が送信される(ST29)。つまり、第1の印刷ヘッド31では、割線Twが形成されている面に対する印刷パターンに基づいて印刷が行われ、第2の印刷ヘッド41では、割線Twが形成されていない面に対する印刷パターンに基づいて印刷が行われる。前述のように、上流側および下流側検出機構で割線情報が検出されない場合には(ST28のNO)、第1および第2の印刷ヘッド31、41に対して印刷しない指示が送信されることになる(ST30)。したがって、この場合、図9における印刷処理は、印刷しないという処理を含むことになる。
[0118]
 なお、上流側に配置される検出機構において得られた検出情報に割線情報が含まれていた場合に、上流側に配置された検出機構は割線Twの情報だけを検出し、下流側に配置された検出機構は、錠剤Tの位置を検出するように分担させても良い。
[0119]
 さらに、これまでの説明では、第2の搬送装置2にも第2の表面検出機構42を設け、第2の搬送ベルト23上における錠剤Tの、第2の印刷ヘッド41に対向する面の状態を検出するようにしている。これは、第1の搬送ベルト13と第2の搬送ベルト23とが出会う領域の間で錠剤Tが受け渡される際に、錠剤Tに生じる位置ずれを考慮したものである。従って、第1の搬送ベルト13から第2の搬送ベルト23へ錠剤Tが受け渡される際の位置ずれが許容される範囲内であって、この位置ずれを考慮する必要が無ければ、第2の表面検出機構42は不要である。
[0120]
 ここで、受け渡しの位置ずれとしては、錠剤Tの搬送方向だけのズレに限られるものではなく、錠剤Tの搬送方向に水平面で交わる方向へのズレもある。例えば、図1に示す第1の搬送装置1の第1のプーリ11と第2の搬送装置2の第1のプーリ21とは、軸中心が鉛直方向一致しているが、第1の搬送ベルト13と第2の搬送ベルト23がオーバーラップするように、プーリ11とプーリ21の軸中心がずれていても良い。この場合には、第1の搬送ベルト13と第2の搬送ベルト23が平行する部分で錠剤Tを受け渡すことができ、第1の搬送装置1と第2の搬送装置2の間隔、すなわち錠剤Tを受け渡すためのクリアランスの調整や、第1の搬送装置1の錠剤Tに対する吸引の解除と第2の搬送装置2による錠剤Tの吸引の開始のタイミングを取ることが容易となり、この受け渡しによる位置ずれを抑制することができる。
[0121]
 このようなことから、錠剤Tの片面の状態に応じて両面の印刷を行うに際して、少なくとも一組の検出機構(第1の表面検出機構32と裏面検出機構33)を備えれば足りるので、それぞれの面を印刷する際に都度両面を検出する必要がなく、より少ない検出機構の構成で装置を簡素化できるばかりでなく、検出のための処理量が少なくて済み、処理効率を向上させることができる。
[0122]
 印刷機構Pとしてインクジェット方式の印刷ヘッド31、41を用いる場合、インクジェット方式の印刷ヘッドの駆動素子については、圧電素子に限らず、発熱素子や磁歪素子であっても良い。
[0123]
 また、吸引チャンバ14、24における搬送ベルト13、23との接触面に、ベルトとの摩擦を低減するために、膜をコーティングしたり、テープ部材を貼着したりするようにしてもよい。この摩擦係数が小さいほど、搬送ベルト13、23に発生する振動、ひいては搬送される錠剤Tに発生する振動が抑えられ、品質の良い印刷を行なうことができる。ちなみに、摩擦を低減するための部材として、吸引チャンバ14、24と搬送ベルト13、23間での摩擦係数(動摩擦係数)を0.2以下に抑える部材を用いることが好ましい。
[0124]
 なお、「錠剤」としては、例えば、裸錠(素錠)、糖衣錠、フィルムコーティング錠、腸溶錠、ゼラチン被包錠、多層錠、有核錠等を挙げることができる。さらには、硬カプセル、軟カプセルいずれで構成されているかを問わず、カプセル錠についても「錠剤」に含めることができる。
[0125]
 また、これら「錠剤」は、医薬用、飲食用、洗浄用、工業用、芳香用として使用されるものも含んでも良い。
[0126]
 印刷対象とされる錠剤Tが医薬用、飲食用である場合には、使用するインクは、可食性インクが好適である。具体的には、可食性色素としてアマランス、エリスロシン、ニューコクシン(以上、赤色)、タートラジン、サンセットイエローFCF、β-カロチン、クロシン(以上、黄色)、ブリリアントブルーFCF、インジゴカルミン(以上、青色)等を用い、これらをビヒクルに分散または溶解し、必要に応じて色素分散剤(界面活性剤)を配合したものを使用することができる。
[0127]
 また、可食性インクであれば、合成色素インク、天然色素インク、染料インク、顔料インクのいずれを使用しても良い。
[0128]
 また、前述の各実施形態では、錠剤Tの形状を平面視で円形としたが、六角形等の多角形、楕円形等、形状は特定されない。
[0129]
 この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

符号の説明

[0130]
 1   第1の搬送装置
 14  吸引チャンバ
 2   第2の搬送装置
 31  第1の印刷ヘッド
 32  第1の表面検出機構(第1の検出機構)
 33  裏面検出機構(第2の検出機構)
 331 撮影装置
 333 反射部材
 41  第2の印刷ヘッド
 42  第2の表面検出機構(第3の検出機構)
 5   制御部
 C   搬送装置
 P   印刷機構
 S   錠剤印刷装置
 T   錠剤
 Tw  割線

請求の範囲

[請求項1]
 一方の面あるいは他方の面のいずれかの片面に割線が形成されている錠剤に対して両面に印刷を行う錠剤印刷装置であって、
 前記錠剤の他方の面を保持して前記錠剤を搬送する第1の搬送装置と、
 前記第1の搬送装置から渡された前記錠剤の一方の面を保持して前記錠剤を搬送する第2の搬送装置と、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の一方の面に対して印刷を行う第1の印刷ヘッドと、
 前記第2の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面に対して印刷を行う第2の印刷ヘッドと、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の一方の面を検出する第1の検出機構と、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面を検出する第2の検出機構と、
 前記第1の検出機構及び前記第2の検出機構により検出された前記錠剤の一方の面及び他方の面の2つの検出情報のいずれかに含まれる前記割線の状態に関する情報を用いて前記第1の印刷ヘッド及び前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行う制御部と、
を有することを特徴とする錠剤印刷装置。
[請求項2]
 前記第2の検出機構は、前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面を前記第1の検出機構よりも前記錠剤の搬送方向上流側で検出し、
 前記制御部は、前記第2の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出された場合、前記第1の検出機構に前記錠剤の一方の面の検出を行わせず、前記第2の検出機構の検出情報に基づいて、前記第1の印刷ヘッド及び前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行い、前記第2の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出されなかった場合、前記第1の検出機構に前記錠剤の一方の面の検出を行わせ、その第1の検出機構の検出情報に基づいて前記第1の印刷ヘッド及び前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行うことを特徴とする請求項1に記載の錠剤印刷装置。
[請求項3]
 前記第2の検出機構は、前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面を前記第1の検出機構よりも前記錠剤の搬送方向下流側で検出し、
 前記制御部は、前記第1の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出された場合、前記第2の検出機構に前記錠剤の他方の面の検出を行わせず、前記第1の検出機構の検出情報に基づいて、前記第1の印刷ヘッド及び前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行い、前記第1の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出されなかった場合、前記第2の検出機構に前記錠剤の他方の面の検出を行わせ、その第2の検出機構の検出情報に基づいて前記第1の印刷ヘッド及び前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行うことを特徴とする請求項1に記載の錠剤印刷装置。
[請求項4]
 前記第1の搬送装置は、前記錠剤に吸引力を付与する吸引チャンバを有し、
 前記第2の検出機構は、前記吸引チャンバの内部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
[請求項5]
 前記第2の検出機構は、前記錠剤の他方の面の状態を撮影して検出する撮影装置を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
[請求項6]
 前記第2の検出機構は、反射部材を備えており、前記反射部材を介して前記錠剤の他方の面の状態を検出することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
[請求項7]
 前記第2の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面を検出する第3の検出機構をさらに有し、
 前記制御部は、前記第1の検出機構あるいは前記第2の検出機構のいずれかにより検出された前記錠剤の割線の状態に関する情報を用いて前記第1の印刷ヘッドに印刷指示を行うとともに、前記第1の検出機構あるいは前記第2の検出機構のいずれかにより検出された前記割線の状態に関する情報及び前記第3の検出機構の検出情報を用いて前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行うことを特徴とする請求項1に記載の錠剤印刷装置。
[請求項8]
 一方の面あるいは他方の面のいずれかの片面に割線が形成されている錠剤に対して両面に印刷を行う錠剤印刷方法であって、
 前記錠剤の他方の面を保持して前記錠剤を第1の搬送装置により搬送するステップと、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の一方の面を第1の検出機構により検出するステップと、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面を第2の検出機構により検出するステップと、
 前記第1の搬送装置により搬送される前記錠剤の一方の面に対して第1の印刷ヘッドにより印刷を行うステップと、
 前記第1の搬送装置から渡された前記錠剤の一方の面を保持して前記錠剤を第2の搬送装置により搬送するステップと、
 前記第2の搬送装置により搬送される前記錠剤の他方の面に対して第2の印刷ヘッドにより印刷を行うステップと、
を有し、
 前記印刷を行うステップでは、前記第1の検出機構及び前記第2の検出機構により検出された前記錠剤の一方の面及び他方の面の2つの検出情報のいずれかに含まれる前記割線の状態に関する情報を用いて前記第1の印刷ヘッド又は前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を制御部により行うことを特徴とする錠剤印刷方法。
[請求項9]
 前記第2の検出機構により前記錠剤の他方の面を検出するステップは、前記第1の検出機構により前記錠剤の一方の面を検出するステップよりも前に行われ、
 前記印刷を行うステップでは、前記第2の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出された場合、前記第1の検出機構に前記錠剤の一方の面の検出を行わせず、前記第2の検出機構の検出情報に基づいて、前記第1の印刷ヘッド又は前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行い、前記第2の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出されなかった場合、前記第1の検出機構に前記錠剤の一方の面の検出を行わせ、その第1の検出機構の検出情報に基づいて前記第1の印刷ヘッド又は前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行うことを特徴とする請求項8に記載の錠剤印刷方法。
[請求項10]
 前記第2の検出機構により前記錠剤の他方の面を検出するステップは、前記第1の検出機構により前記錠剤の一方の面を検出するステップよりも後に行われ、
 前記印刷を行うステップでは、前記第1の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出された場合、前記第2の検出機構に前記錠剤の他方の面の検出を行わせず、前記第1の検出機構の検出情報に基づいて、前記第1の印刷ヘッド又は前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行い、前記第1の検出機構において前記割線の状態に関する情報が検出されなかった場合、前記第2の検出機構に前記錠剤の他方の面の検出を行わせ、その第2の検出機構の検出情報に基づいて前記第1の印刷ヘッド又は前記第2の印刷ヘッドに印刷指示を行うことを特徴とする請求項8に記載の錠剤印刷方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]