Traitement en cours

Veuillez attendre...

Paramétrages

Paramétrages

1. WO2005063165 - RECIPIENT DE STOCKAGE DE LIQUIDE A FILTRE DE FOND

Note: Texte fondé sur des processus automatiques de reconnaissance optique de caractères. Seule la version PDF a une valeur juridique
明 細書

底面フィルタ付液体収容容器

技術分野

[0001] 本発明は、液体を収容する液体収容部を有する容器本体と、開封状態で液体の流 出を許容する注液部とを設けてある液体収容容器に関する。

背景技術

[0002] 上述した液体収容容器は、例えば、医療用点眼液を点眼自在に収容する医療用 点眼具 (以下、単に「点眼具」と称する)がある。このような点眼具としては、例えば、 中空円筒状に形成されると共に薬液を収容する液体収容部を有する容器本体に注 液筒部を装着し、注液筒部を封止するキャップも含めると点眼具全体として 3部材か ら形成される、所謂 3ピース型点眼具が知られて、る。

また、図 4に示したように、ブロー成形や真空成形等により注液筒部 6と容器本体 1 0とを一体に形成してある一体成形型点眼容器 Aにキャップ Bを螺合或いは嵌合等 により装着させる、所謂ボトルパック点眼具 X等が汎用されている。

さらに、注液筒部の先端に注液口を設けた中栓部を装着するものも知られて!/、た( 例えば、特許文献 1参照)。

このような点眼具 Xの素材としては、成形の容易さ等力も軟質の熱可塑性榭脂が用 いられている。

[0003] この種の点眼具 Xでは、例えば図 4に示した点眼容器 A内の薬液を投与する場合、 点眼容器 A (容器本体 10)の胴部 2を二本の指先で把持して、点眼容器 Aの注液口 61aが投与対象の眼に対面する投与姿勢に保持し、この姿勢を維持しつつ胴部 2を 容器軸線側に押圧操作することにより、注液口 6 laから薬液を滴下投与する。

[0004] 上述した点眼具においては、点眼具開封後に注液ロカ薬液を滴下投与すると、 容器本体自身の復元性等により形状が液体を外部流出する前の状態に戻ろうとする ため、投与した薬液の分だけ外部空気が点眼容器内部に流入する。このように外部 空気を流入可能にした構成として、外気吸入用の均圧弁を設けた構成が知られてい た (例えば、特許文献 2)。これにより、薬液の滴下投与後に外部空気を取り込むこと ができるため、容器内の圧力を外部と平衡させることが可能となっていた。

[0005] これは、外気吸入用弁の取付け位置が注液口近傍に設けられた構成であるが、こ れに対して、外気吸入用弁の取付け位置が注液口の反対側に設けられた注液容器 の構成 (例えば、特許文献 3)が知られて、た。

特許文献 1 :実公昭 39— 11991号公報 (第 1一 2図)

特許文献 2:特開昭 51— 146789号公報 (第 7— 8頁、図 4参照)

特許文献 3:実開平 1 - 110147号公報 (実用新案登録請求の範囲、第 2図参照) 発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 特許文献 2に記載の点眼具は、外気吸入用弁と共にフィルタ部材が設けてあり、外 気吸入に伴う微生物等による液体収容部内の汚染を防止することが可能となってい た。また、外気吸入用弁とフィルタ部材の取付け位置を注液口近傍とすると、例えば 、注液筒部に注液口、外気吸入用弁、及び、フィルタ部材を設ける必要があるため、 注液口近傍の構成が複雑になると共に、外気吸入用弁及びフィルタ部材は、大きさ 等が制約される。一方、特許文献 3に記載の注液容器のように、外気吸入用弁の取 付け位置を注液口の反対側に設けた構成とすると、注液口近傍の構成が簡略化さ れ、容器の製造が容易になる。

[0007] さらに、特許文献 2に記載の点眼具は、注液に際して注液口は下向きになり、この 状態が維持されれば液体収容部にある液体と外気吸入用弁とが常に接触することに なる。ここで、外気吸入用弁は、外気流入を許容するが液体の外部流出を許容しな い逆止弁の構成を有するものの、注液時には、外気吸入用弁は液体と接触しない構 成にする方が液体の漏洩防止の観点力好ましい。

一方、特許文献 3に記載の注液容器の構成では、注液口の反対側に外気吸入用 弁が設けてあり、注液後の外気吸入時には、液体収容部にある液体と外気吸入用弁 とは接しないため、外気吸入用弁力液体が漏洩する虡はない。しかし、フィルタ部 材が設けられていないことから、外気吸入に伴う微生物等による液体収容部内の汚 染の虡があった。

[0008] また、これら点眼具や注液容器の構成によると、保管時等の注液以外のときには注 液ロは閉状態にある。このとき、外気吸入用弁に衝撃等により圧力が加わる等して外 気吸入用弁から液体収容部に外気が流入すると、液体収容部の圧力は上昇した状 態となる。この状態で注液時に注液口を開くと上昇した圧力が注液口から開放される ため、液体収容部にある液体が勢いよく飛び出す虞がある。

このとき、例えば、注液時の 1滴量を一定に制御してあるような点眼具であれば、こ のように注液時に液体が勢、よく飛び出すと、周縁に散逸した液体の分量を補うため に再度注液操作を行って眼に滴下する必要がある。そのため、過剰の注液操作と液 体の無駄が生じるという問題点があった。

[0009] 従って、本発明の目的は、外気吸入用弁からの液体の漏洩や、外気吸入に伴う微 生物等による液体収容部内の汚染を防止できると共に、注液時以外において、容器 の内外圧差が生じるのを防止可能な液体収容容器を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0010] 上記目的を達成するための本発明に係る液体収容容器の第 1特徴構成は、液体を 収容する液体収容部を有する容器本体と、開封状態で液体の流出を許容する注液 部とを設けてある液体収容容器において、前記容器本体の底面に、フィルタ部材と、 外部からの空気の流入を許容すると共に外部への液体の流出を阻止する逆止弁と を備えた通気手段を設けてある点にあり、その作用効果は以下の通りである。

[0011] 例えば、容器本体の胴部を押圧する等して容器本体の容積を減少させることにより 液体を外部流出させる容器の場合、所望量の液体を外部流出させた後、容器本体 の押圧を停止すると、容器本体自身の復元性等により形状が液体を外部流出する前 の状態に戻ろうとする。この時、容器本体内部は陰圧となって流出した液体の分だけ 外部空気が通気手段力液体収容部内部に流入するように構成することができる。

[0012] ここで、フィルタ部材と逆止弁とを備えた通気手段は容器本体の底面に設けてある ため、注液部の反対側に設けることになる。そのため、注液に際して注液口は下向き になり、この状態を維持して注液後の外気吸入が行われれば液体収容部にある液体 と通気手段とは接しないため、通気手段力液体が漏洩する虡はない。

また、通気手段は、フィルタ部材を備えている。フィルタ部材は、外部空気に含まれ る微生物等の汚染源の侵入を許容しな、ように構成してあり、通気手段から吸、込ま れる外部空気がフィルタ部材を経由することで、液体収容部内の汚染を防止すること が可能となる。

さらに、通気手段は、外部力の空気の流入を許容すると共に外部への液体の流 出を阻止する逆止弁を備えている。そのため、この逆止弁において外部空気の流入 を行って容器内と外部との圧力を平衡させることが可能となる。この逆止弁は液体の 流出を阻止するため、保管時等において、通気手段からの液体の漏洩を防止するこ とがでさる。

[0013] また、上記特許文献 2に記載の点眼具のように、注液口近傍に通気手段を設ける 構成とすると、注液口との位置関係などを考慮する必要があるため、通気手段は大き さ等において設計上の制約を受ける。しかし、本発明のように、容器本体の底面にフ ィルタ部材と逆止弁とを備えた通気手段を設ける構成とすることにより、容器本体の 底面の大きさの範囲内であれば、フィルタ部材と逆止弁との大きさ等に設計上の制 約を受け難くなる。つまり、通気手段の設計の自由度が増すため、液体収容容器の 製造が容易になる。

[0014] 上述したように、液体収容容器は容器本体の底面に通気手段を設けてあるため、 通気手段の重量分だけ液体収容容器の重心は容器本体の底面側に移動する。その ため、通気手段を注液口近傍に設けるときと比べて、容器本体の底面を床面に接触 させて液体収容容器を床面に載置したときの安定性が向上する。従って、振動等に よって液体収容容器が倒れ難くなるため、保管に適した構成となる。

[0015] 本発明に係る液体収容容器の第 2特徴構成は、前記通気手段が、床面と接すると 共に容器本体を支える受部を有する点にあり、その作用効果は以下の通りである。

[0016] つまり、通気手段が、床面と接すると共に容器本体を支える受部を有すると、受部と 床面とを接触させて液体収容容器を床面に載置するときには、床面と液体収容容器 との接触状態を一定とすることが可能となる。そのため、バランスよく液体収容容器を 床面に載置することができる。

[0017] 本発明に係る液体収容容器の第 3特徴構成は、前記通気手段を覆う底面キャップ を設けてある点にあり、その作用効果は以下の通りである。

[0018] このように、通気手段を覆う底面キャップを設けてあると、外部からの圧力変動が直 接通気手段に及ぶのを防止できる構成となる。そのため、通気手段に対して何らか の圧力が加った場合でも通気手段から液体収容部に外気が流入する虞が殆ど無く なり、このような圧力変動を原因とした液体収容部の圧力上昇を有効に防止すること ができる。

[0019] 従って、底面キャップ装着時には容器の内外圧差が生じるのを防止できるため、注 液以外のときに上昇した圧力が注液時に注液部から開放され、液体収容部にある液 体が勢いよく飛び出すのを防止できる構成となる。従って、注液時に、再度注液操作 を行うことや、液体の無駄が生じることはない。さらに、底面キャップ装着時には、通 気手段を良好に保護することができる。

[0020] 本発明に係る液体収容容器の第 4特徴構成は、前記底面キャップが前記容器本体 と一体に形成してあり、前記底面キャップは前記容器本体に対して切り取り自在に構 成してある点にあり、その作用効果は以下の通りである。

[0021] このように構成すると、例えば、ブロー成形や真空成形等で液体収容容器を形成 するに際して、底面キャップを容器本体と同じパリソンで形成することができる。

そのため、底面キャップを設けた液体収容容器を容易に製造することができる。

[0022] また、底面キャップは容器本体に対して切り取り自在に構成してあるため、底面キヤ ップを切り取り除去すると通気手段が露出する構成となる。このとき、底面キャップは、 例えばミシン目等の切取線に沿って簡便に切り取り除去できると共に、底面キャップ がいびつな形状で除去されるのを防止できるため、使用に際して利便性の向上を図 ることがでさる。

[0023] 一方、使用者が意図的に底面キャップを切り取りしない除去しない限り通気手段は 露出し難い構成となるため、輸送中等に不意に底面キャップが外れる虞は殆どなくな る。従って、液体収容容器の使用前において、通気手段を良好に保護することがで きる。

[0024] 本発明に係る液体収容容器の第 5特徴構成は、前記逆止弁が、端部において相 互に接触自在な一対の板状部位を有すると共に、前記一対の板状部材の端部同士 の接触により閉塞し、或いは、前記一対の板状部材の端部同士が離間することにより 開口するように構成してあるダックビル型である点にあり、その作用効果は以下の通り である。

[0025] ここで、容器本体を押圧操作して液体収容容器から液体を流出させる形態の容器 を例にして説明する。

[0026] このとき、逆止弁を上述したダックビル型とすると、この逆止弁は、端部において相 互に接触自在な一対の板状部位を有するため、各板状部位はそれぞれテーパ面を 有する。

このため、液体の流出操作をしない通常時には、各板状部位の端部同士の接触に よって閉塞された状態となっている(閉状態)。

[0027] そして、容器本体を押圧操作している間は、容器本体内部が陽圧となり、外部空気 は液体収容部内部に流入しな、ため、流入する外部空気の圧力が各テーパ面の内 側(図 1: 104a, b)に作用せず、各テーパ面の端部同士の接触は解除されない(閉 状態:図 1)。そのため、容器本体を押圧操作して液体を流出している間は、通気手 段力 薬液が流出すること及び外部空気が流入することはない。

[0028] 一方、押圧操作を停止すると、容器本体自身の復元性等により形状が液体を外部 流出する前の状態に戻ろうとする。この時、容器本体内部は陰圧となる。このとき、流 入する外部空気の圧力が各テーパ面の内側に作用して端部同士の接触が解除され (図 2)、通気手段は開状態となる。このようにして流出した液体の分だけ外部空気が 液体収容部内部に流入する。

[0029] 従って、本発明の第 5特徴構成に記載の液体収容容器であれば、逆止弁がダック ビル型となってヽるため、液体流出時に容器本体を押圧操作するとき (容器本体内 部は陽圧となる)には、逆止弁を閉状態とすることができる。

また、液体流出後、容器本体の押圧操作を停止して容器本体の形状が、液体が流 出する前の状態に戻ろうとするとき (容器本体内部は陰圧となる)には、流入する外部 空気の圧力を好適に利用して逆止弁を開状態とすることができる。

そのため、液体流出の有無に応じて、タイミングよく外部空気の流入を許容すると共 に外部への液体の流出を許容しない逆止弁とすることができる。

[0030] 本発明に係る液体収容容器の第 6特徴構成は、前記容器本体に装着可能であると 共に、未開封状態の前記注液部を開封可能な開封手段と、外部への液体の流出を

許容すると共に外部力の空気の流入を阻止する弁手段を備えたキャップを設けて ある点にある。

[0031] このキャップを、液体を収容した未開封の容器本体に装着すれば、開封手段により 密封状態を解除可能となる。一方、開封手段による注液部の開封時まで確実に容器 本体の密封状態を維持することができる。

また、このキャップは、外部への液体の流出を許容すると共に外部からの空気の流 入を阻止する弁手段を備えているため、所望量の液体を外部流出させた後には、外 部空気が容器本体内に流入する経路を遮断できる構成となる。従って、容器開封後 に外部の空気に含まれる微生物等の点眼容器内への取り込みを防ぐことができ、容 器開封後における容器内汚染の防止が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

[0032] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図 1に、液体収容容器として、主に医療用に用いられる点眼具 Xの概略図を示す。 この点眼具 Xは、液体として主に医療用点眼液等の薬液を収容可能な容器本体 10 を有する点眼容器 Aと、点眼容器 Aに着脱自在なキャップ Bとから構成してある。

[0033] 点眼容器 Aは、中空円筒状に形成され、薬液を収容する液体収容部 12を有する 容器本体 10に注液筒部 6を形成し、注液筒部 6の先端に注液部(注液口) 6 laを設 けたものを例示する。この点眼容器 Aは、例えば、ブロー成形や真空成形等により容 器本体 10と注液筒部 6とを一体に形成することができる。

[0034] この点眼容器 Aは、円形状の底部 1と、これの周縁に連なる中空円筒状の胴部 2と 、胴部 2の肩部分 2aに連続する円筒状の首部 3と、首部 3の上側に連続する注液筒 部 6とを備えることにより構成してある。注液筒部 6の外周には、雄ネジ 6aを備えてあ る。

[0035] 尚、注液筒部 6の先端に中栓部を設ける構成とすることが可能である(図示しない) 。ブロー成形や真空成形等を適用して注液筒部 6に直接注液口 61aを形成する場合 に比べて製造コストが低くなる等の理由により汎用されている。この場合、中栓部は、 外部空気の流入を防止するため、注液筒部 6と密着するように装着される。

[0036] 点眼容器 Aの構成材料としては、ポリエチレン、ポリエチレン一ポリプロピレン、ポリ プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性材料等があり

、成形された点眼容器 A全体が弾性変形可能に構成してある。

[0037] キャップ Bは、点眼容器 Aの雄ネジ 6aに着脱自在に螺合するように構成してあれば 、何れの構成でも適用可能である(詳細は後述)。このとき、点眼具 X開封前の密封 状態の確実な維持、点眼具 X開封後において液体収容部 12に収容してある薬液の 漏洩の防止、或いは、外部の空気に含まれる微生物等の点眼容器 A内への取り込 みを防ぐことにより液体収容部 12内部の汚染を効果的に防止できる等の効果を奏す る形態であれば好ましい。

[0038] 本発明では、点眼容器 Aは、容器本体 10の底面に通気手段 100を備えており、通 気手段 100は、フィルタ部材 101と、外部力もの空気の流入を許容すると共に外部へ の薬液の流出を阻止する逆止弁 103を設けている。通気手段 100は、容器本体 100 の底面に開口させた開口部 102に装着する。

[0039] このように通気手段 100を設けているため、この逆止弁 103において外部空気の流 入を行うことができ、容器内の圧力を外部と平衡させることが可能となる。

つまり、点眼動作の際には、点眼容器 A (容器本体 10)の胴部 2を二本の指先で把 持して胴部 2を容器軸線側に押圧操作して容器本体 10の容積を減少させることによ り薬液を外部流出させる。所望量の液体を外部流出させた後、容器本体 10の押圧を 停止すると、容器本体 10自身の復元性等により形状が液体を外部流出する前の状 態に戻ろうとする。この時、容器本体 10内部は陰圧となって流出した液体の分だけ 外部空気が通気手段 100から液体収容部 12内部に流入するように構成することが できる。

[0040] フィルタ部材 101は、例えば、逆止弁 103の外側に設けることが可能であり、外部 空気に含まれる微生物等の汚染源の侵入を許容しないように構成する。このように構 成すると、通気手段 100から吸い込まれる外部空気は最初にフィルタ部材 101を経 由するため、点眼容器 Aの密封が解除された後であっても、容器本体 10内にある薬 液の汚染を防止することができる。また、この逆止弁 103は外部からの空気の流入を 許容すると共に外部への液体の流出を阻止するように構成してあるため、この逆止弁 103において外部空気の流入を行って容器本体 10内と外部との圧力を平衡させる

ことが可能となる。

[0041] 通気手段 100は、床面と接すると共に容器本体 10を支える受部 105を有するのが 好ましい。このように構成すると、点眼容器 Aを床面に載置するときには、ノ《ランスよく 点眼容器 Aを床面に載置することができる。

上述したように点眼容器 Aは弾性変形可能に構成してあるが、仮に、容器本体 10 の底面の変形が歪な形状のまま残る場合であっても、通気手段 100が受部 105を有 すると、点眼容器 Aを安定して床面に載置することができる。

[0042] さらに、通気手段 100を覆う底面キャップ 110を設けてある。つまり、底面キャップ 1 10装着時には、外部からの圧力変動が直接通気手段 100に及ぶのを防止できる構 成となる。そのため、通気手段 100に対して何らかの圧力が加った場合でも通気手 段 100から液体収容部 12に外気が流入する虞が無くなり、このような圧力変動を原 因とした液体収容部 12の圧力上昇を有効に防止することができる。

さらに、底面キャップ 110装着時には、通気手段 100を良好に保護することができ る。

[0043] 従って、注液以外のときに上昇した圧力が注液時に注液口 61aから開放され、液体 収容部 12にある薬液が勢いよく飛び出すのを防止できる構成となり、再度注液操作 を行うことや、液体の無駄が生じることはない。

つまり、通気手段 100を覆う底面キャップ 110を設けることにより、容器本体 10の内 外圧差が生じるのを防止することができる。

[0044] 底面キャップ 110が、容器本体 10と一体に形成してあり、底面キャップ 110は容器 本体 10に対して切り取り自在に構成してあるのが好ましい。このとき、容器本体 10と 底面キャップ 110との境界は、例えば、ミシン目等の切取部 120で構成してある。

[0045] このように構成すると、例えば、後述するようにブロー成形や真空成形等により容器 本体 10を形成する際に、底面キャップ 110を容器本体 10と同じパリソンで形成する ことができる。

そのため、底面キャップ 110を設けた容器本体 10を容易に製造することができる。

[0046] また、底面キャップ 110は容器本体 10に対して切り取り自在に構成してあるため、 点眼具 X開封後に底面キャップ 110を切り取り除去すると通気手段 100が露出する

構成となる。このとき、底面キャップ 110は、ミシン目等の切取部 120に沿って簡便に 切り取り除去できると共に、底面キャップ 110がいびつな形状で除去されるのを防止 できるため、使用に際して利便性の向上を図ることができる。

[0047] 一方、使用者が意図的に底面キャップ 110を切り取り除去しない限り通気手段 100 は露出し難い構成となるため、点眼具 Xの輸送中等に不意に底面キャップ 110が外 れる虡は殆どなくなる。従って、点眼具 Xの使用前において、通気手段 100を良好に 保護することができる。

[0048] 逆止弁 103は、端部において相互に接触自在な一対の板状部位 103a、 bを有す ると共に、一対の板状部材 103a、 bの端部同士の接触により閉塞し、或いは、一対の 板状部材 103a、 bの端部同士が離間することにより開口するように構成してあるダッ クビル型とするのが好まし、。

[0049] 一対の板状部位 103a、 bは、それぞれの端部において相互に接触してテーパ状に 構成してある。そのため、各板状部位 103a、 bはそれぞれテーパ面 104a、 bを有す る。

[0050] 点眼操作をしない通常時には、各板状部位 103a、 bの端部同士の接触によって閉 塞された状態となっている(閉状態)。

[0051] 一方、点眼動作の際には、点眼容器 A (容器本体 10)の胴部 2を二本の指先で把 持して胴部 2を容器軸線側に押圧操作する。この押圧操作により点眼容器 A内部は 陽圧となるため、薬液が注液口 61aから流出して滴下投与される。

薬液を滴下投与した後、押圧操作を停止すると、点眼容器 A自身の復元性等によ り薬液を滴下投与する前の形状に戻ろうとする。この時、点眼容器 A内部は陰圧とな つて投与した薬液の分だけ外部空気が液体収容部 12内部に流入する。

[0052] ここで、点眼容器 A (容器本体 10)の胴部 2を押圧操作してヽる間は、点眼容器 A 内部が陽圧となる。このとき、外部空気は液体収容部 12内部に流入しないため、外 部空気の圧力が各板状部位 103a、 bの内側のテーパ面 104a、 b (フィルタ部材 101 側)に作用せず、各板状部位 103a、 bの端部同士の接触は解除されない(閉状態と なっている:図 1参照)。そのため、点眼容器 Aの胴部 2を押圧操作して薬液を滴下投 与している間は、通気手段 100から薬液が流出すること及び外部空気が流入するこ とはない。

[0053] 一方、押圧操作を停止すると、投与した薬液の分だけ外部空気が液体収容部 12 内部に流入しょうとする。このとき、フィルタ部材 101を介して流入する外部空気が開 口部 102を通過すると、流入する外部空気の圧力が各テーパー面 104a、 bに作用 する。このとき、各板状部位 103a、 bの端部同士の接触が解除される。そして、このと き通気手段 100は開状態となり(図 2参照)、外部空気が外気吸入孔 105から液体収 容部 12内部に流入する。

[0054] 従って、逆止弁 103を上述したダックビル型とすることにより、薬液投与時に点眼容 器 Aの胴部 2を押圧操作するとき (点眼容器 A内部は陽圧となる)には、通気手段 10 0を閉状態とすることができる。

また、薬液投与後、点眼容器 Aの胴部 2の押圧操作を停止して点眼容器 Aの形状 が薬液を滴下投与する前の状態に戻ろうとするとき (点眼容器 A内部は陰圧となる) には、流入する外部空気の圧力を好適に利用して通気手段 100を開状態とすること ができる。

そのため、点眼動作に合わせて、タイミングよく外部空気の流入を許容すると共に 外部への薬液の流出を許容しない逆止弁 103とすることができる。

[0055] 以上、点眼容器 Aの構成を説明したが、以下に点眼容器 Aに装着するキャップ Bに ついて説明する。

上述したように、キャップ Bは点眼容器 Aの雄ネジ 6aに着脱自在に螺合するものが 適用可能である。

例えば、キャップ Bは、未開封状態の注液部 61aを開封可能な開封手段と、外部へ の液体の流出を許容すると共に外部からの空気の流入を阻止する弁手段を備えた 構成とすることが可能である。

具体的には、図 1に示したように、薬液を収容可能な点眼容器 Aに装着可能な基体 部材 7と、基体部材 7に取付け可能なオーバーキャップ 8とを備える。オーバーキヤッ プ 8には、基体部材 7に対して摺動自在となるよう基体部材 7に挿入保持され、その 側面に薬液を外部へ導く溝部 9aを有すると共に、点眼容器 Aの密封状態を解除す ベくオーバーキャップ 8によって点眼容器 Aの側へ押込可能な押込部材(開封手段) 9と、押込部材 9に対し外方から密接した状態で基体部材 7の先端部分 77に設けた 第一密接部材 (弁手段) 11と、基体部材 7の内周側に設けてあり、押込まれた押込部 材 9と密接可能な第二密接部材 13とを備えて構成してある。

[0056] オーバーキャップ 8の好適な実施の形態の一例として、キャップ体 8aと、当該キヤッ プ体 8aから切り取り除去される切取部 8bで形成され、切取部 8bを除去した後、キヤッ プ体 8aを押込んだ際(図 2参照)に、キャップ体 8aが押込部材 9を点眼容器 Aの側へ 押込むと共に、キャップ体 8aが基体部材 7に当接可能に構成することが可能である。 また、基体部材 7を、第一基体部材 7aと第二基体部材 7bとで構成することが可能 である。

[0057] 点眼具 Aの未使用時には点眼容器 Aは密封状態を維持しており(図 1)、キャップ B の押込部材 9 (開封手段)を押込むという操作を行わないため、容器開封前の薬液と 外部空気との接触が阻止され、未使用時の点眼容器 Aの密封状態を確実に維持す ることができる。そして、押込部材 9を押込むという操作によって、押込部材 9は点眼 容器 Aに嵌入され (つまり、未開封状態の注液部 61aを開封)、確実に点眼容器 Aの 密封状態を解除できる(図 2)。

[0058] そして、密封状態の解除後に点眼容器 Aから流出した液体は、押込部材 9側面に 設けられている溝部 9aにより外部へと導かれる。この時、基体部材 9の内周側に設け てある第二密接部材 13は押込部材 9と密接しているため、薬液が溝部 9a以外の経 路により外部に流出することを防止することができる。そのため、使用時における容器 本体 10力もの液漏れを抑制できる。

[0059] さらに、基体部材 7の先端部分 77に設けられ、押込部材 9に対し外方力密接状態 にある第一密接部材 11 (弁手段)と押込部材 9とは、溝部 9aにより導かれた薬液の圧 力により容易に離間するため、薬液を外部に流出させることができるため、薬液を容 易に供することができる。

所望量の薬液を外部流出させた後には、第一密接部材 11は、再び押込部材 9に 対し外方から密接状態となり、外部空気が容器本体 10内に流入する経路を遮断でき る構成となる。従って、点眼容器 A開封後に外部の空気に含まれる微生物等の点眼 容器 A内への取り込みを防ぐことができ、点眼容器 A開封後における容器内汚染の 防止が可能となる。

[0060] キャップ Bの構成材料としては、ポリエチレン、ポリエチレンポリプロピレン、ポリプ ロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性材料等とするこ とが可能である。

[0061] 以下に、本発明の点眼具 Xにおける点眼容器 Aの製造方法を記載する。

点眼容器 Aは、例えばブロー成形や真空成形により作製する。

本実施例では、ブロー成形、薬液充填、容器閉塞の一貫システムであるブローフィ ルシール法により底面キャップ 110と点眼容器 A (容器本体 10)とを一体化形成する 態様を例示する(図 3参照)。

[0062] (a)胴部 2と注液筒部 6とを成形する一対の主成形金型 41と、底面キャップ 110を成 形すると共に、通気手段 100を容器本体 10にかしめて一体ィ匕可能な一対の副成形 金型 42とを開いた状態とする。これらの上部に配置した押し出しヘッド 43から中空円 筒状のノリソン 44を押し出し、両成形型 41一 42の間に配置する。

[0063] (b)主成形金型 41を閉じると共にノズル 45から圧縮空気を吹き込み、ノリソン 44を 膨張させることにより、胴部 2と注液筒部 6とを成形する。

[0064] (c)ノズル 45により所定量の薬液を充填する。

[0065] (d)設置ノズル 46により別工程で製造した通気手段 100を所定位置 (点眼容器 Aの 底面位置)に載置する。

[0066] (e)設置ノズル 46を上昇させた後、副成形金型 42を閉じて通気手段 100を容器本 体 10にかしめると共に、底面キャップ 110を成形する。

[0067] (f)主成形金型 41と副成形金型 42とを開き、点眼容器 Aを取り出す。

[0068] 容器本体 10と底面キャップ 110との境界は、底面キャップ 110を切り取り除去し易く なるように、例えば肉薄に成形するのが好ましい。

[0069] このように、底面キャップ 110を、容器本体 10と同じパリソン 44で形成することがで きるため、底面キャップ 110を設けた容器本体 10を容易に製造することができる。 産業上の利用可能性

[0070] 本発明は、液体を収容する液体収容部を有する容器本体と、開封状態で液体の流 出を許容する注液部とを設けてある液体収容容器に適用でき、当該液体収容容器

は、医療用点眼液を点眼自在に収容する医療用点眼具として利用可能である。 図面の簡単な説明

[図 1]本発明の液体収容容器 (点眼具)の概略図

[図 2]開状態の通気手段の概略図

[図 3]点眼容器 Aの製造方法の概略図

圆 4]従来の点眼容器の概略図

符号の説明

A 点眼容器

10 容器本体

12 液体収容部

61a 注液口

100 通気手段

103 逆止弁

101 フィルタ部材

110 底面キャップ