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1. (WO2005061941) RACCORD RAPIDE DOTE D'UN TUBE EN RESINE
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樹脂チューブ付クイックコネクタ

技術分野

この発明は樹脂チューブ付クイックコネクタに関し、詳しくは燃料輸 送用樹脂チューブを相手パイプに接続するための樹脂チューブ付クイ ックコネクタに関する。 明

背景技術

従来、燃料輸送用として、例えば燃料タンク内の燃料をエンジン側に 輸送する樹脂チューブが広く用いられている。

この樹脂チューブは、車体側の相手パイプに接続されて燃料輸送用の 配管系を構成する。

従来、この樹脂チューブと相手パイプとの接続用に、ワンタッチで接 続が行えるクイックコネクタが用いられている。

例えば特開平 1 1— 2 0 1 3 5 5号公報にこの種のクイックコネク タが開示されている。図 8 A,図 8 B,図 9 A, 図 9 Bはこのクイックコ ネクタの具体的な構成例を示している。

これらの図において、 2 0 0は樹脂チューブであり、 2 0 2はその樹 脂チューブ 2 0 0を接続すべき相手パイプである。

相手パイプ 2 0 2には、その外周面に環状に突出する係合凸部(パイ プ側係合部) 2 0 4が形成されている。

2 0 6はクイックコネクタで、コネクタ本体(ここでは全体が樹脂製) 2 0 8と、リテーナ 2 1 0及ぴシール部材としての Oリング 2 1 2 , ブ ッシュ 2 1 4とを有している。 .

コネクタ本体 2 0 8は、軸方向の一方の側にリテーナ保持部 2 1 6を 有しており、また他方の側に圧入部 2 1 8を有している。

圧入部 2 1 8は、樹脂チューブ 2 0 0の内部に軸方向に圧入される部 分であって、その外周面に且つ軸方向の異なった複数箇所に、断面が鋸 歯状の先端が鋭角をなす環状突起 2 2 0が形成されている。

コネクタ本体 2 0 8は、この圧入部 2 1 8を樹脂チューブ 2 0 0内部 に圧入することによって、かかる樹脂チューブ 2 0 0と接続される。 このとき、圧入部 2 1 8の外周面に形成された環状突起 2 2 0が、圧 入により膨出変形した樹脂チューブ 2 0 0の端部内面に食い込んで樹 脂チューブ 2 0 0を抜止めする。

尚、圧入部 2 1 8には環状溝が形成されていて、そこに Oリング 2 2 2が保持されており、この Oリング 2 2 2によって圧入部 2 1 8と樹脂 チューブ 2 0 0との間が気密にシールされる。

上記リテーナ保持部 2 1 6は、リテーナ 2 1 0を内部に収容して保持 する部分で、コネクタ本体 2 0 8はこのリテーナ 2 1 0を介して相手パ ィプ 2 0 2と接続される。

このリテーナ保持部 2 1 6には、その前端にリテーナ 2 1 0との掛止 用の掛止部 (本体側掛止部) 2 2 4が設けられている。

一方リテーナ 2 1 0は、全体として略環状をなす樹脂製の部材であつ て径方向に弾性変形可能である。

このリテーナ 2 1 0には、相手パイプ 2 0 2の係合凸部 2 0 4を径方 向内方から係合させる係合凹部(リテ一ナ側係合部) 2 2 5と、コネク タ本体 2 0 8側の上記掛止部 2 2 4に対し、同じく径方向内方から嵌り 合って軸方向に掛止する掛止溝(リテ一ナ側掛止部) 2 2 6とが設けら れている。

リテーナ 2 1 0は、この掛止溝 2 2 6をリテーナ保持部 2 1 6の掛止 部 2 2 4に掛止させることで、かかるリテーナ保持部 2 1 6により軸方 向に固定状態に保持される。

このリテーナ 2 1 0にはまた、内周面と外周面とにテーパ形状の内周 カム面 2 2 8と外周カム面 2 3 0とが形成されている。

内周カム面 2 2 8は、相手パイプ 2 0 2をリテーナ 2 1 0内部に軸方 向に挿入したとき、係合凸部 2 0 4と当接してその移動案内をなすとと もに、係合凸部 2 0 4の移動に伴ってリテーナ 2 1 0をカム作用で全体 的に且つ弾性的に拡開運動させ、係合凸部 2 0 4の通過を許容する。

そして係合凸部 2 0 4が係合凹部 2 2 5の位置に到ったところでリ テーナ 2 1 0が全体的に元の形状に復形し、これと同時に係合凸部 2 0 4が係合凹部 2 2 5に嵌り合って、それらが軸方向に互いに固定状態と なる。

他方外周カム面 2 3 0は、リテーナ 2 1 0をコネクタ本体 2 0 8のリ テーナ保持部 2 1 6に軸方向に揷入する際、掛止部 2 2 4との当接によ つてリテーナ 2 1 0を全体的に且つ弾性的に縮径運動させ、その縮径運 動を伴って掛止溝 2 2 6を掛止部 2 2 4に対し掛止させる。

尚リテーナ 2 1 0の先端部には操作つまみ 2 3 1が設けられており、 この操作つまみ 2 3 1に力を加えることによって、リテーナ 2 1 0を縮 径運動させることもできる。

このクイックコネクタ 2 0 6では、リテーナ 2 1 0をコネクタ本体 2 0 8のリテーナ保持部 2 1 6に保持させておき、その状態で相手パイプ 2〇 2をリテーナ 2 1 0内部に軸方向に挿入する。

このとき、リテーナ 2 1 0は相手パイプ 2 0 2の係合凸部 2 0 4によ つて拡開方向に弾性的に押し拡げられ、そして係合凸部 2 0 4が係合凹 部 2 2 5に到ったところで縮径運動するとともに、係合凸部 2 0 4が係 合凹部 2 2 5に係合した状態となる。

尚、リテーナ 2 1 0を予め相手パイプ 2 0 2に装着しておいて、その 状態で相手パイプ 2 0 2をリテーナ 2 1 0ごとコネクタ本体 2 0 8に 挿入するようにしても良い。

このとき、リテーナ 2 1 0は一旦縮径運動した後、掛止溝 2 2 6が掛 止部 2 2 4の位置に到ったところで拡開運動し、掛止溝 2 2 6が掛止部 2 2 4に掛止した状態となる。

上記シール部材としての Oリング 2 1 2及びブッシュ 2 1 4は、リテ ーナ保持部 2 1 6よりも奥側においてコネクタ本体 2 0 8内部に装着 保持されており、コネクタ本体 2 0 8内に相手パイプ 2 0 2が挿入され た時点で、これら Oリング 2 1 2及びプッシュ 2 1 4が相手パイプ 2 0 2の挿入端部 2 3 2、即ち係合凸部 2 0 4よりも先端側の挿入端部 2 3 2の外周面に気密に接触して、かかる相手パイプ 2 0 2とコネクタ本体 2 0 8との間を気密にシールする。

尚、図 8 Aでは Oリング 2 1 2を 2つ用いているが、図 8 Bに示して いるようにコンパクト化のために Oリング 2 1 2を 1つだけ用いる場 合もある。

以上から分るように、このようなクイックコネクタ 2 0 6を用いた接 続では、榭脂チューブ 2 0 0をワンタツチで簡単に相手パイプ2 0 2に 接続することができる。

上記のような従来の樹脂チューブ 2 0 0は、例えば内径が 6 m m、外 径が 8 m m程度の太さのものが用いられて、図 1 0に示しているような 配管系統で使用されている。

この配管系統では、燃料タンク 2 3 4内の燃料を燃料ポンプ 2 3 6に より一定圧力の下で供給路 2 3 8を通じて供給し、これをインジェクタ

2 4 0からエンジンのシリンダ 2 4 2内に噴射し、そして余剰の燃料を 返送路 2 4 4を通じて燃料タンク 2 3 4へと返送する。

上記のような配管及び樹脂チューブは配管系統の設計上、或いはコス トダウンの観点から軽量,細径であることが好ましいとされている。 一方で、近年、燃料タンク 2 3 4から余剰の燃料を供給せずに必要な 量だけ即ち消費分だけをエンジン側に供給し、図 1 0の配管系統(いわ ゆるフューエルリターンシステム)のように余剰の燃料を燃料タンク 2

3 4に戻すといったことを行わない配管系統、いわゆるフューエルリタ ーンレスシステムが用いられるようになって来ている。

このフューエルリターンレスシステムでは必要な量の燃料のみを供

給するので、図 1 0で示す配管系統と同じ内径の樹脂チューブを用いる と燃料が滞留し易く、エンジンルーム内の雰囲気により滞留状態の燃料 が配管内で気化し、エンジン回転数が不安定になり易くなる。

この場合の樹脂チューブとしては、例えば内径 5 m m以下の細径樹脂 チューブを用い、燃料の滞留を起さないようにすることが好ましい。

また排気量の小さい軽自動車や自動二輪車,自動三輪車, A T V (All Terrain Vehicle) 等のいわゆる小型車両には、内径 4 m m以下の、例え ば 3 . 5 m mの細径樹脂チューブを用いることが滞留状態を抑制する上 で好ましく、更に内径 3 m m以下の、例えば 2 . 5 m mの細径樹脂チュ ーブを用いることがより好ましい。

しかしながらこのような細径の樹脂チューブを用いる場合、そのまま クイックコネクタ 2 0 6の圧入部 2 1 8を樹脂チューブ内部に圧入し ようとすると途中で圧入できなくなり、無理に圧入しようとすれば樹脂 チューブが座屈し、ひいてはこのようなクイックコネクタ 2 0 6を用い て樹脂チューブを相手パイプ 2 0 2に接続することができなくなつて しまう。

発明の開示

本発明はこのような事情を背景とし、上記のような細径の樹脂チュー ブであっても支障なくこれを相手パイプに接続することのできる、樹脂 チューブ付クイックコネクタを提供することを目的としてなされたも のである。

本発明の第 1の側面によれば、燃料輸送用樹脂チューブを相手パイプ に接続するための樹脂チューブ付クイックコネクタであって、コネクタ 本体と、リテーナと、シール部材とを含んでおり、前記コネクタ本体は 全体として筒状をなし、軸方向の一方の側にソケット状のリテーナ保持 部を、他方の側に前記樹脂チューブの一端からその内部に圧入される圧 入部を有するものとなしてあり、前記リテーナは前記リテーナ保持部に

保持される部材であって、前記相手パイプの外周面且つ揷入側の軸方向 端から離隔した位置の凸状又は凹状のパイプ側係合部に係合して、挿入 された該相手パイプを軸方向に固定するものとなしてあり、前記シール 部材は前記リテーナ保持部よりも前記圧入部側の奥部において前記コ ネクタ本体内部に装着されていて、前記挿入された相手パイプの前記パ イブ側係合部よりも先端側の挿入端部の外周面に接触して、それら挿入 端部と該コネクタ本体の内面との間を気密にシールするものとなして あり、且つ前記樹脂チューブは前記圧入部の圧入される被圧入部が、圧 入前において予め拡管されており、該拡管された該被圧入部に対して前 記圧入部が抜止状態に圧入され一体化されていることを特徴とする樹 脂チューブ付クイックコネクタが提供される。

本発明の第 2の側面によれば、前記リテーナが径方向に弾性変形可能 な部材であって、前記コネクタ本体の前記リテーナ保持部の側に形成さ れた本体側掛止部に対して、径方向内方から嵌り合って軸方向に掛止し 固定されるリテーナ側掛止部と、該リテ一ナヘの前記相手パイプの揷入 時に該リテーナを弹性的に拡開させるための内周カム面及び該リテー ナの前記リテーナ保持部への挿入時に該リテーナを弾性的に縮径させ るための外周カム面の少なくとも何れかと、を有している。

本発明の第 3の側面によれば、前記樹脂チューブは内径が 5 m m以下 の細径のものである。

本発明の第 4の側面によれば、前記樹脂チューブには外周面を被覆す る状態にプロテクタが被せられている。

本発明の第 5の側面によれば、前記樹脂チューブは径方向に複数の積 層構造をなしており、内面の層がその外側の層よりも耐ガソリン性に優 れた樹脂層にて構成されている。

以上のように本発明は樹脂チューブにおける被圧入部、即ちコネクタ 本体の圧入部の圧入される被圧入部を、圧入前において予め拡管してお き、その拡管した被圧入部に対して圧入部を抜止状態に圧入してタイツ クコネクタを予め樹脂チューブ付きのものとなしておくもので、本宪明 によれば、細径の樹脂チューブであってもワンタツチで簡単に相手パイ プに接続することが可能となる。

ここで上記リテーナは径方向に弾性変形可能な部材で、且つコネクタ 本体側である本体側掛止部に掛止するリテーナ側掛止部と、内周カム面 又は外周カム面の少なくとも何れかとを備えたものとして構成してお くことができる。

本発明は、特に内径が 5 m m以下の細径の樹脂チューブの接続に適用 して好適なものである。

上記樹脂チューブには、外周面を被覆する状態にプロテクタを被せて おくことができる。

このようにしておくことで飛石によるチッビングを防止することが できるとともに、樹脂チューブを所定箇所で車体にクランプにて固定す る際に樹脂チューブが損傷するのを防止することができる。

本発明ではまた、樹脂チューブを径方向に複数の積層構造となしてお き、その内面の層を耐ガソリン性に優れた樹脂層にて構成しておくこと ができる。

樹脂チューブをこのような積層構造となしておけば、その内面の層に よって良好な耐ガソリン性を付与できるとともに、その外側に高強度の 層を配することによって樹脂チューブ自体の強度も高強度となすこと ができる。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施形態である樹脂チューブ付クイックコネクタ を相手パイプとの接続状態で示す図である。

図 2は、同実施形態のクイックコネクタをコネクタ本体とリテーナと に分解した状態で且つ相手パイプへの接続前の状態で示す図である。 図 3は、同実施形態のクイックコネクタをコネクタ本体とリテーナと に分解した状態で接続前の相手パイプ及び圧入前の樹脂チューブとと もに示す図である。

図 4は、同実施形態のコネクタ本体における圧入部と樹脂チューブと を圧入前の状態で示す図である。

図 5 A,図 5 B, 図 5 Cは、同実施形態の樹脂チューブにおける被圧 入部の形成方法を示す図である。

図 6A, 図 6 Bは、本発明の他の実施形態を示す図である。

図 7は、本発明の更に他の実施形態を示す図である。

図 8 A, 図 8 Bは、従来のクイックコネクタの一例を樹脂チューブへ の圧入状態及び相手パイプへの接続前の状態で示す図である。

図 9A,図 9 Bは、図 8 A, 図 8 Bにおけるクイックコネクタの要部 を示す図である。

図 1 0は、フューエルリターンシステムの概念図である。

発明を実施するための最良の形態

次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。

図 1〜図 3において、 1 0は燃料輸送用として用いられる細径の樹脂 チューブであり、例えば軽自動車や自動二輪車等の小型車両に用いられ、 フューエルリターンレスシステムであっても、余剰のガソリンを燃料タ ンクに戻すシステム(フューエルリターンシステム)であっても好適に 用いられる。

ここでは内径 d l (図 4参照)が 2. 5 mm、外径 d 2が 4 mmとさ れている。

尚本発明において小型車両とは、自動二輪車,自動三輪車, AT V (All Terrain Vehicle) 等を意味する。

1 2は樹脂チューブ 1 0を接続すべき相手パイプ(ここでは金属製) で、外周面に環状に突出する係合凸部(パイプ側係合部) 14が形成さ れている。

1 6はクイックコネクタで、全体として筒状をよすコネクタ本体(こ こでは全体が樹脂製) 1 8と、リテーナ 2 0及びシール部材としての O リング 2 2 , ブッシュ 2 4とを有している。

本実施形態において、クイックコネクタ 1 6 (シール部材を除く), 樹脂チューブ 1 0はポリアミドにて構成されている。

伹しこれらクイックコネクタ 1 6,樹脂チューブ 1 0の材質は耐熱性, 耐燃料透過性,耐ガソリン性(ガソリンに接しても膨潤し難い)ゃコス トの点から適宜選択される。

具体的には、ポリアミド系(P A 1 1 , P A 1 2 , P 6 , P A 6 6 , P P A等)や P P S等は耐熱性が優れ、ポリエステル系(P B T, P E T , P E N等)は耐燃料透過性,耐ガソリン性が優れる。

また P O Mは耐熱性と耐燃料透過性,耐ガソリン性を確保しながら、 比較的安価である。

また上記材料はそのまま用いる外、強度向上のためガラス繊維を配合 したり、耐燃料透過性向上のためクレー等のナノコンポジット材を配合 して用いることも望ましい。

またクイックコネクタ 1 6 , 樹脂チューブ 1 0の材質は同材質のもの とするのが望ましく、樹脂チューブ 1 0の材料としては上述のポリアミ ド系,ポリエステル系, P〇M等の任意の樹脂材料にエラストマーをァ ロイ化したものを用いることにより、樹脂そのものが有する耐熱性,耐 燃料透過性に加え、樹脂チューブ 1 0に可撓性を付加することができる。 上記コネクタ本体 1 8は、軸方向の一方の側にソケット状のリテーナ 保持部 2 6を有しており、また他方の側に圧入部(ニップル部) 2 8を 有している。

リテーナ保持部 2 6は、リテーナ 2 0を内部に収容状態で保持する部 分で、コネクタ本体 1 8はこのリテーナ 2 0を介して相手パイプ 1 2と 接続される。

このリテーナ保持部 2 6には、開口窓 3 0とリテーナ 2 0との掛止用 9480

の前端の掛止部(本体側掛止部) 3 2とが設けられている。

一方リテーナ 2 0は、全体として略環状(ここでは断面 C字状)をな す樹脂製の部材であって、径方向に弾性変形可能となしてある。

このリテーナ 2 0には、相手パイプ 1 2の係合凸部 1 4を径方向内方 から係合させてこれを軸方向に固定する係合凹部(リテ一ナ側係合部)

3 4と、コネクタ本体 1 8側の上記掛止部 3 2に対し、同じく径方向内 方から嵌り合って軸方向に掛止する掛止溝(リテ一ナ側掛止部) 3 6と が設けられている。

リテーナ 2 0は、この掛止溝 3 6をリテーナ保持部 2 6の掛止部 3 2 に掛止させることで、かかるリテーナ保持部 2 6により軸方向に固定状 態に保持される。

このリテーナ 2 0にはまた、内周面と外周面とにテーパ形状の内周力 ム面 3 8と外周カム面 4 0とが形成されている。

内周カム面 3 8は、相手パイプ 1 2をリテーナ 2 0内部に軸方向に揷 入したとき、係合凸部 1 4と当接してその移動案内をなすととも【こ、係 合凸部 1 4の移動に伴ってリテーナ 2 0をカム作用で全体的に且つ弾 性的に拡開運動させ、係合凸部 1 4の通過を許容する。

そして係合凸部 1 4が係合凹部 3 4の位置に到ったところでリテー ナ 2 0が全体的に元の形状に復形し、これと同時に係合凸部 1 4が係合 囬部 3 4に嵌り合って、それらが軸方向に互いに固定状態となる。

他方外周カム面 4 0は、リテーナ 2 0をコネクタ本体 1 8のリテーナ 保持部 2 6に軸方向に挿入する際、掛止部 3 2との当接によってリテー ナ 2 0を全体的に且つ弾性的に縮径運動させ、その縮径運動を伴って掛 止溝 3 6を掛止部 3 2に対し掛止させる。

尚リテーナ 2 0の先端部には操作つまみ 4 2が設けられており、この 操作つまみ 4 2に力を加えることによってリテーナ 2 0を縮径運動さ せることもできる。

このクイックコネクタ 1 6では、リテーナ 2 0をコネクタ本体 1 8の リテーナ保持部 2 6に保持させておき、その状態で相手パイプ 1 2をリ テーナ 2 0内部に軸方向に揷入する。

このとき、リテーナ 2 0は相手パイプ 1 2の係合凸部 1 4によって拡 開方向に弾性的に押し拡げられ、そして係合凸部 1 4が係合凹部 3 4に 到ったところで縮径運動するとともに、係合凸部 1 4が係合凹部 3 4に 係合した状態となる。

尚、リテーナ 2 0を予め相手パイプ 1 2に装着しておいて、その状態 で相手パイプ 1 2をリテーナ 2 0ごとコネクタ本体 1 8に挿入するよ うにしても良い。

このとき、リテーナ 2 0は一旦縮径運動した後、掛止溝 3 6が掛止部 3 2の位置に到ったところで拡開運動し、掛止溝 3 6が掛止部 3 2に掛 止した状態となる。

上記シール部材としての Oリング 2 2及ぴブッシュ 2 4は、リテーナ 保持部 2 6よりも奥側においてコネクタ本体 1 8内部に装着保持され ており、コネクタ本体 1 8内に相手パイプ 1 2が挿入された時点で、こ れら Oリング 2 2及びブッシュ 2 4が、相手パイプ 1 2の揷入端部 4 4、 即ち係合凸部 1 4よりも先端側の挿入端部 4 4の外周面に気密に接触 して、かかる相手パイプ 1 2とコネクタ本体 1 8との間を気密にシール する。

上記圧入部 2 8は、樹脂チューブ 1 0の内部に軸方向に圧入される部 分であって、その外周面に且つ軸方向の異なった複数箇所に、断面が鋸 歯状の先端が鋭角をなす環状突起 4 6が形成されている。

コネクタ本体 1 8は、この圧入部 2 8を樹脂チューブ 1 0の一端から その内部に圧入することによって、かかる樹脂チューブ 1 0と接続され る。

図 3,図 4に示しているように、樹脂チューブ 1 0はその端部即ちコ ネクタ本体 1 8における圧入部 2 8の圧入される被圧入部 1 O Aが、そ の圧入に先立って予め拡管されている。

そして拡管形状の被圧入部 1 0 Aに対し上記圧入部 2 8が軸方向に 圧入され、その圧入によって樹脂チューブ 1 0とコネクタ本体 1 8とが 抜止状態に一体化されている。

樹脂チューブ 1 0は、この状態でクイックコネクタ 1 6を介して相手 パイプ 1 2に接続される。

本実施形態において、圧入部 2 8は内径 d 4が 2. 0 mms 環状突起 4 6の外径 d 5が 4. 5 mmとされており、また環状突起 46と 4 6と の間の谷部の外径 d 6が 3. 5 mmとされている。

また環状突起 46の突出高さ hが 0. 5mmとされている。

—方被圧入部 1 0 Aは、その内径 d 3が 3. 5mmとされている。

即ちこの実施形態においては、圧入部 2 8における環状突起 4 6 と 4 6との間の谷部の外径 d 6と、拡管形状の被圧入部 1 0 Aの内径 d 3と が同等径とされている。

尚、圧入部 2 8の軸方向長 Lはここでは 1 4. 5 mmとされている。 被圧入部 1 0 Aの軸方向長も同じ L (14. 5 mm) である。

その結果この実施形態では、圧入部 2 8が環状突起 4 6の突出高さ h 分だけ樹脂チューブ 1 0の被圧入部 1 OAを径方向外方に膨出変形さ せながら被圧入部 1 OAに圧入され、そして圧入後において環状突起 4 6が膨出変形した被圧入部 1 0 Aの内面に食い込んだ状態となって樹 脂チューブ 1 0を抜止めする。

以上のように本実施形態では、圧入部 2 8の谷部の外径 d 6よりも内 径の小さい樹脂チューブ 1 0の端部を拡管させて、その内径が谷部の外 径 d 6と同等内径を有し且つ環状突起 4 6の外径 d 5よりも小径の被 圧入部 1 OAを形成している。

図 5 A〜図 5 Cは樹脂チューブ 1 0の端部を拡管させて被圧入部 1 0 Aを形成する方法の一例を示している。

図示のように、ここでは樹脂チューブ 1 0の端部に、被圧入部 1 O A の内面形状に対応した形状を有する、予め加熱した拡径ピン 48を軸方 向に挿入する。

即ち拡径ピン 4 8の持つ熱によって樹脂チューブ 1 0の端部を軟化 させ且つこれを拡径させながら、拡径ピン 4 8を樹脂チューブ 1 0内部 に揷入する。

その後拡径ピン 4 8を樹脂チューブ 1 0から抜き取ることで、樹脂チ ユープ 1 0の端部に拡管形状の被圧入部 1 0 Aを形成することができ る。

伹しこれはあくまで一例であって、他の様々な方法を用いることが可 能である。

上記から明らかなように、本実施形態のクイックコネクタ 1 6は予め 樹脂チューブ 1 0が抜止状態に一体化された樹脂チューブ 1 0付きの もので、かかる樹脂チューブ 1 0を相手パイプ 1 2に接続するに際して は、樹脂チューブ 1 0が本実施形態のように細径のものであっても、相 手パイプ 1 2をクイックコネクタ 1 6内部に揷入するだけで、ワンタツ チで簡単に樹脂チューブ 1 0を相手パイプ 1 2に接続することができ る。

次に図 6 A,図 6 Bは本発明の他の実施形態を示している。

このうち図 6 Aのものは、樹脂チューブ 1 0の外周面を被覆する状態 にプロテクタ 5 0を被せた例である。プロテクタ 5 0の肉厚は例えば 0 . 5 〜 1 . 0 m m程度である。

この実施形態によれば、飛石によるチッビングを防止することができ るとともに、樹脂チューブ 1 0を所定箇所で車体にクランプにて固定す る際に樹脂チューブ 1 0が損傷するのを防止することができる。

プロテクタ 5 0としては E P D M又は T P E等の熱可塑性樹脂を用 いることができる。

ここで E P D Mは安価であり耐候性に優れる利点がある。

一方熱可塑性樹脂は、これをプロテクタ材料として押し出した後の加 硫が不要で、生産性に優れている。

尚これらはあくまで一例示であって他の材料を用いることも勿論可 能である。

図 6 Bは更に他の実施形態を示している。

この実施形態では、樹脂チューブ 1 0を外層 1 0- 1 と内層 1 0- 2と の 2層積層構造となしてある。

ここで外層 1 0- 1についてはポリアミド等上記例示した材料を用い ることができる。

一方内層 1 0-2については E T F E等耐サワーガソリン性に優れた 樹脂を用いてこれを構成する。

ここでサワーガソリンは酸化によって硫黄分の多くなったガソリン で、金属部品を腐食させたり樹脂チューブを劣化させたりするなどの悪 影響を及ぼす。

しかるに本実施形態では樹脂チューブ 1 0が 2層積層構造とされて いて、外層 1 0- 1が耐圧強度等を有するポリアミド等にて構成される一 方、内層 1 0 - 2が外層 1 0 - 1よりも耐ガソリン性(特に耐サワーガソ リン性)に優れた材料で構成されているため、サワーガソリン等による 樹脂チューブ 1 0の劣化を防止しつつ外層 1 0- 1によって樹脂チュー ブ 1 0自体の強度も高強度となすことができる。

図 7は本発明の更に他の実施形態を示している。

上記実施形態では、環状突起 4 6を有する圧入部 2 8を単に樹脂チュ ーブ 1 0の被圧入部 1 0 Aに圧入するだけで抜止めとシールとを併せ て行うようにしているが、図 7の実施形態では圧入部 2 8に環状溝を設 けてそこにシール部材としての Oリング 5 2を装着し、その Oリング 5 2によって圧入部 2 8と被圧入部 1 0 Aとの間のシール性を高めるよ うにしている。

以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、 本発明は上記リテーナ 2 0, リテーナ保持部 2 6を含むクイックコネク タ 1 6を他の様々な形態で構成することが可能であるし、またコネクタ 本体 1 8における圧入部 2 8 , 樹脂チューブ 1 0における被圧入部 1 0 Aの形状,寸法を上例以外の他の様々な形状,寸法となすことも可能で あるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え た形態で構成可能である。