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1. WO2021039184 - PROCÉDÉ DE PRODUCTION DE SAC TRICOTÉ

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明 細 書

発明の名称 ニットバッグの製造方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011  

発明の効果

0012  

図面の簡単な説明

0013  

発明を実施するための形態

0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033  

符号の説明

0034  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6  

明 細 書

発明の名称 : ニットバッグの製造方法

技術分野

[0001]
 本発明は、ニットバッグの製造方法に関する。

背景技術

[0002]
 特許文献1は、ニットバッグを開示している。ニット製のバッグは、柔らかくて手触りが良く、優しさや温かみを感じさせる等の様々な利点から、ファッション性に優れる。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2016-198495号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 ところで、マチ付きで、平面状の底部を有する三次元形状のニットバッグを作製しようとすると、通常、特許文献1でもそうであるように(特に、特許文献1の図11A~図11D参照)、ニット生地の縫い合わせが必要になる。そして、縫い合わせる箇所が増えると、完成品に継ぎ目が目立ち、ファッション性が低下し得る。
[0005]
 本発明は、継ぎ目のない又は少ない、マチ付きで平面状の底部を有するニットバッグの製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 第1観点に係るニットバッグの製造方法であって、以下のことを含む。
(1)袋体を編むこと
(2)前記袋体に所定の厚みを持たせるように前記袋体の内部空間を開くことにより、マチ付きの筒状の胴部と、前記胴部の下端縁に連続する平面状の底部とを有する所定の形状へと前記袋体を成形し、これにより、前記所定の形状の前記ニットバッグを作製すること
[0007]
 (1)で編まれる前記袋体は、第1下部及び第1上部を有する筒状の第1部分と、第2下部及び第2上部を有する筒状の第2部分とを含む。前記第1部分は、前記第1上部から前記第1下部に向かうにつれて徐々に目数が少なくなり、前記第1下部が閉じられている。前記第2部分は、前記第2下部が前記第1上部に連続しており、前記第2上部は開かれている。
[0008]
 第2観点に係るニットバッグの製造方法は、第1観点に係るニットバッグの製造方法であって、前記ニットバッグを作製することは、前記所定の形状へと成形された前記袋体に熱を加えることにより、前記袋体に前記所定の形状を記憶させることを含む。
[0009]
 第3観点に係るニットバッグの製造方法は、第2観点に係るニットバッグの製造方法であって、前記袋体を編むことは、熱溶着糸により、前記袋体を編むことを含む。
[0010]
 第4観点に係るニットバッグの製造方法は、第1観点から第3観点のいずれかに係るニットバッグの製造方法であって、前記袋体は、無縫製である。
[0011]
 第5観点に係るニットバッグの製造方法は、第1観点から第4観点のいずれかに係るニットバッグの製造方法であって、前記胴部は、角筒状である。

発明の効果

[0012]
 本発明によれば、まず、袋体を編み、これをマチ付きで平面状の底部を有する所定の形状へと成形することにより、ニットバッグが製造される。成形前の袋体において、成形後のニットバックの底部付近に相当する第1部分は、上部から下部に向かうにつれて徐々に目数が少なくなるように構成されている。このような袋体は、その内部空間を開くだけで、特にどこかを縫い合わせなくとも、マチ付きで、平面状の底部を有する形状へと成形される。よって、この方法によれば、継ぎ目のない又は少ない、マチ付きで平面状の底部を有するニットバッグを製造することができる。

図面の簡単な説明

[0013]
[図1] 本発明の一実施形態に係る製造方法により製造されたニットバッグの外観斜視図。
[図2] 三次元形状に成形される前の二次元形状の袋体を前面側から視た図。
[図3] 三次元形状への成形工程時の袋体の平面図。
[図4] 参考例に係る袋体の外観斜視図。
[図5] 形状記憶工程時の袋体の平面図。
[図6] 変形例に係るニットバッグの外観斜視図。

発明を実施するための形態

[0014]
 以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るニットバッグの製造方法について説明する。
[0015]
 <1.ニットバッグの構成>
 図1に、本実施形態に係る製造方法により製造されたニットバッグ1の外観斜視図を示す。ニットバッグ1は、ニット製の袋体2を有し、マチ付きで、平面状の底部15を有する三次元形状のバッグである。これに限定されないが、ニットバッグ1は、トート型のバッグであり、袋体2に取り付けられた一対の持ち手3をさらに有する。持ち手3は、本実施形態では、袋体2と同じ糸で編まれたニット製であるが、異なる糸で編まれたニット製であってもよいし、皮革や布、プラスチック等の異素材から構成されてもよい。
[0016]
 袋体2は、マチ付きの筒状の胴部10と、胴部10の下端縁に連続する平面状の底部15とを有する。胴部10の上部には、胴部10及び底部15により囲まれる袋体2の内部空間に対し物を出し入れするための開口S1が形成されている。なお、本実施形態の説明において、上、下、前(正面)、後(背面)、左及び右は、特に断らない限り、図1に示す方向を意味する。
[0017]
 本実施形態のニットバッグ1は、角型である。よって、胴部10は、角筒状であり、底部15は、矩形状である。胴部10は、前面11、後面12、左面13及び右面14を有し、これらの4つの面11~14は、各々、矩形状である。前面11及び後面12は、互いに同じ形状を有し、ニットバッグ1の奥行きに相当する間隔をあけて対面している。同様に、左面13及び右面14も、互いに同じ形状を有し、ニットバッグ1の幅に相当する間隔をあけて対面している。これらの4つの面11~14は、全て同じ高さを有するが、左面13及び右面14は、前面11及び後面12よりも上下方向により細長く延びている。
[0018]
 前面11の左端縁は、左面13の前端縁に連続しており、前面11の右端縁は、右面14の前端縁に連続している。また、後面12の左端縁は、左面13の後端縁に連続しており、後面12の右端縁は、右面14の後端縁に連続している。以下、これらの面11~14間の上下方向に延びる4本の境界線を、図1に示すとおり、それぞれL1~L4で表す。また、底部15の前端縁、後端縁、左端縁及び右端縁は、それぞれ、前面11、後面12、左面13及び右面14の下端縁に連続している。以下、底部15と、これらの面11~14との間の前後又は左右方向に延びる4本の境界線を、図1に示すとおり、それぞれL5~L8で表す。
[0019]
 本実施形態の袋体2には、以上の境界線L1~L8に沿って折り目が形成されている。以下、これらの折り目についても、L1~L8の参照符号を付すことがある。袋体2は、これらの折り目L1~L8により、持ち手3を手で持つなどして、袋体2を吊り下げた状態において、角型の形状を維持することができる。
[0020]
 本実施形態の袋体2は、一体的に編み上げられている。すなわち、袋体2は、無縫製であり、継ぎ目(縫い目)が形成されていない。ただし、本実施形態では、持ち手3は、袋体2の前面11及び後面12の上部に縫い付けられている。ここで、持ち手3が袋体2に接続される態様は、これに限られず、例えば、持ち手3を袋体2に両面接着テープ等により固定してもよいし、持ち手3を袋体2と一体的に編み上げてもよい。あるいは、前面11及び後面12の上部中央付近に、手を挿入可能な一対の開口を形成し、これを持ち手3としてもよい。また、持ち手3は省略することもできる。
[0021]
 <2.ニットバッグの製造方法>
 次に、上述したニットバッグ1の製造方法について説明する。まず、袋体2が編み上げられる。なお、完成品であるニットバッグ1に含まれる袋体2は、マチ付きで、平面状の底部15を有する三次元形状を有しているが、編み上げられた直後の袋体2は、二次元形状である。以下では、編み上げられた直後の二次元形状の袋体2と、そこから三次元形状に成形された袋体2とを区別すべく、前者を参照符号2Aで表し、後者を2Bで表すことがある。
[0022]
 図2に、袋体2Aを前面側から視た図を示す。袋体2Aは、その名の通り袋状であり、前側の編地21と、これと同じ形状を有する後側の編地22とが、それぞれの左右両端縁及び下端縁で接続された二重構造を有する。これらの編地21及び22は、上端縁では接続されていない。袋体2Aは、前側の編地21と、後側の編地22とが重ね合わされているため、二次元形状を有する。
[0023]
 袋体2Aは、第1部分31と、第1部分31の上側に配置される第2部分32とを有する。第1部分31は、筒状に編まれており、下部31A及び上部31Bを有し、上部31Bから下部31Aに向かうにつれて徐々に目数が少なくなる。また、下部31Aは、底部15を形成するべく、閉じられている。従って、第1部分31は、袋状である。一方、第2部分32も、筒状に編まれており、下部32A及び上部32Bを有し、下部32Aは、第1部分31の上部31Bに連続している。上部32Bは、開かれており、これにより、開口S1が形成される。本実施形態では、第2部分32の目数は、上下方向、すなわち、段方向に沿って一定に構成されている。
[0024]
 本実施形態では、第1部分31と第2部分32とは、一体的に筒状に編み上げられる。よって、袋体2Aは、無縫製であり、継ぎ目(縫い目)が形成されない。また、本実施形態では、袋体2Aは、編み機により編まれ、好ましくは、ホールガーメント(登録商標)編み機により作製される。このとき、例えば、図2に矢印A1で示すように、下部31Aに含まれる閉じられた最下段から編み始め、左右に往復しながら筒状に上段へと向かって編み進め、上部32Bに含まれる開かれた最上段を編み終えると、袋体2Aが作製される。勿論、最上段側から編み始め、最下段側で編み終えることもできる。
[0025]
 以上のとおり、二次元形状の袋体2Aが編み上がると、これを所定の三次元形状へと成形する。より具体的には、袋体2Aに所定の厚みを持たせるように、袋体2Aの内部空間を開くことにより、上述した三次元形状の袋体2Bを成形する。本実施形態では、このとき、図3に示すように、袋体2Bの内部空間の形状に一致する角筒状のガイド部材40を袋体2Aの内部空間に挿入することにより、袋体2Bを成形する。なお、参考までに示すと、三次元形状の袋体2Bの底部15の前側の2点のコーナーの位置P1及びP2(図1参照)は、二次元形状の袋体2Aにおいては、図2に示される点P1及びP2の位置にそれぞれ対応する。一方、三次元形状の袋体2Bの底部15の後側の2点のコーナーの位置P3及びP4は、二次元形状の袋体2Aの後側の編地22上で、図2に示される点P1及びP2と重なる2点の位置にそれぞれ対応する。
[0026]
 なお、袋体2Aの第1部分31は、上記のとおり、上部31Bから下部31Aに向かうにつれて徐々に幅狭となる。このような袋体2Aは、その内部空間を開くだけで、特にどこかを縫い合わせなくても、マチ付きの胴部10と、平面状の底部15とを有する形状に成形可能である。よって、本実施形態では、継ぎ目のない、マチ付きで平面状の底部15を有する袋体2Bが作製される。ところで、比較のために、最上段から最下段まで幅が一定の二次元形状の袋体を考える。このような袋体の場合、マチ付きの胴部と平面状の底部とが形成されるように内部空間を開くと、袋体の左右下端に図4に示すような「ひだ」が形成されてしまう。これに対し、本実施形態では、このような「ひだ」が形成されることないため、袋体2Bにシンプルで美しい外観を与えることができる。
[0027]
 次に、所定の三次元形状へと成形された袋体2Bに熱を加えることにより、袋体2Bに当該三次元形状を記憶させる。本実施形態では、このとき、所定の三次元形状へと成形された袋体2Bを、所定の温度(例えば、111℃~120℃)まで加熱された空間内に所定の時間だけ配置する。また、このとき、図5に示すように、袋体2Bの内部空間内にはガイド部材40を挿入したままにしておき、さらに所定の温度まで加熱された鉄製等の金属板41を、袋体2Bの外表面に押し当てる。また、ガイド部材40も鉄等の金属製とし、これも所定の温度まで加熱する。以上の加熱の効果により、袋体2Bの三次元形状が記憶される。また、本実施形態では、袋体2Bが熱溶着糸で編まれている。そのため、以上の加熱により、袋体2Bの素材が部分的に溶け、袋体2Bを構成する糸どうしが溶着される。よって、袋体2Bの表面が加熱前に比べてより硬化し、袋体2Bの三次元形状がより強固に記憶される。
[0028]
 以上により、三次元形状を記憶した袋体2Bが作製される。その後、適当な方法で持ち手3を取り付けると、ニットバッグ1が完成する。
[0029]
 <3.変形例>
 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
[0030]
 <3-1>
 上記実施形態では、袋体2は、無縫製であり、継ぎ目が全く形成されなかったが、継ぎ目が形成されてもよい。例えば、前側の編地21と、後側の編地22とを別々に編み上げた後、それぞれの左右両端縁及び下端縁を縫い合わせてもよい。或いは、これらの編地21及び22が、それぞれの左端縁でのみ接続されたような一枚構成の編地を一体的に編み上げた後、それぞれの右端縁及び下端縁を縫い合わせてもよいし、反対に、これらの編地21及び22が、それぞれの右端縁でのみ接続されたような一枚構成の編地を一体的に編み上げた後、それぞれの左端縁及び下端縁を縫い合わせてもよい。或いは、これらの編地21及び22が、それぞれの左右両端縁でのみ接続されたような一枚構成の筒状の編地を一体的に編み上げた後、それぞれの下端縁を縫い合わせてもよい。
[0031]

 <3-2>
 上記実施形態では、トートバッグが作製されたが、トート型に限らず、例えば、袋体2の開口S1を覆う蓋付きのバッグであってもよい。このとき、蓋の材質は、特に限定されない。
[0032]
 <3-3>
 上記実施形態では、第2部分32の目数は、段方向に沿って一定であったが、第2部分32の目数を変化させてもよい。この場合、例えば、図6に示すような、下部から上部に亘って徐々に幅広となるバッグを作製することができる。
[0033]
 <3-4>
 袋体2Aは、編み機により作製されたが、これに限られず、手編みすることもできる。

符号の説明

[0034]
1 ニットバッグ
2,2A,2B 袋体
10 胴部
15 底部
31 第1部分
31A 下部(第1下部)
31B 上部(第1上部)
32 第2部分
32A 下部(第2下部)
32B 上部(第2上部)

請求の範囲

[請求項1]
 ニットバッグの製造方法であって、
 袋体を編むことと、
 前記袋体に所定の厚みを持たせるように前記袋体の内部空間を開くことにより、マチ付きの筒状の胴部と、前記胴部の下端縁に連続する平面状の底部とを有する所定の形状へと前記袋体を成形し、これにより、前記所定の形状の前記ニットバッグを作製することと
を含み、
 前記袋体は、
 第1下部及び第1上部を有する筒状の第1部分であって、前記第1上部から前記第1下部に向かうにつれて徐々に目数が少なくなり、前記第1下部が閉じられている、第1部分と、
 第2下部及び第2上部を有する筒状の第2部分であって、前記第2下部が前記第1上部に連続しており、前記第2上部は開かれている、第2部分と
を含む、
製造方法。
[請求項2]
 前記ニットバッグを作製することは、
 前記所定の形状へと成形された前記袋体に熱を加えることにより、前記袋体に前記所定の形状を記憶させること
を含む、
請求項1に記載の製造方法。
[請求項3]
 前記袋体を編むことは、
 熱溶着糸により、前記袋体を編むこと
を含む、
請求項2に記載の製造方法。
[請求項4]
 前記袋体は、無縫製である、
請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
[請求項5]
 前記胴部は、角筒状である、
請求項1から4のいずれかに記載の製造方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]