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1. WO2003026277 - IMPRIMANTE COMPOSITE ET PROCEDE DE REPRODUCTION D'UNE IMAGE BALAYEE

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[ JA ]

T JP02/09328

明 細 書

複合プリンタおよびスキャンイメージ複写方法

技 術 分野

本発明は、複合プリンタおよびスキャンイメージ複写方法に関する。'

背 景 技術

近年、プリンタよっては、印刷対象データに基づく画像を印刷用紙の印 刷面全体に印刷するいわゆる 4辺縁なし印刷が可能になっている。また、 パーソナルコンピュータ等に代表されるホスト装置への接続を必要とす ることなく、それ単体で所定のデータを印刷用紙に印刷することができる スタンドアロンプリンタが普及している。このようなスタンドアロンプリ ンタにさらにスキャナ機能を追加し、ホスト装置を介すことなく、スキヤ ナ機構により取り込んだ画像をそのままプリンタ機構により印刷用紙に 印刷することができる複合プリンタも登場している。

複合プリンタでは、ホスト装置への接続を必要としないため、ユーザは、 典型的には、原稿台に原稿をセットし、本体に設けられた操作パネルを操 作して印刷指示をスタンドアロンプリンタに与えることで、スキャナ機構 による読み取り後、自動的にプリンタ機構により印刷が行われ、印刷結果 を得ることができる。

上記のような複合プリンタにおいて、スキャナ機構により原稿から取り 込んだ画像をそのままプリンタ機構により原稿と同サイズの印刷用紙に 4辺縁なし印刷を指定して印刷した場合、スキャナ機構で取り込むことが できるスキャン領域が所定のマージン(以下、スキャナマージンという) だけ原稿面全体の領域よりも小さいため、そのスキャナマージンがそのま P T/JP02/09328

ま印刷用紙に現れてしまい、印刷結果として満足がいくものを得ることが できなかった。このようなスキャナ機構によるスキャン領域とプリンタ機 構による印刷領域とのずれを調整するため、読み込みおよぴ印刷双方の機 械的精度を向上させるのは、製品コスト的に問題があった。特に、上述し たスタンドアロンプリンタとしての複合プリンタは、主としてパーソナル ユーザをターゲットしているため、製品コストを低く抑えなければならな いという強い要求がある。

発 明 の 開示

そこで、本発明は、複合プリンタにおいて、スキャナ機構により取り込 んだ画像をプリンタ機構により印刷する場合であっても、マージン領域が 現れることのない 4辺縁なし印刷を可能にすることを目的としている。 本発明の一つの観点に従う複合プリンタは、原稿台と、前記原稿台上の スキャン領域をスキャンして、前記スキャン領域のイメージデータを出力 するスキャナ部と、前記スキャン領域を制御する制御部と、前記スキャナ 部から出力されたィメ一ジデータを処理するィメージ処理部と、前記処理 部から出力されたイメージデータを用いて印刷媒体に対する印刷を実行 する印刷部とを備える。前記制御部は、前記スキャン領域が前記原稿台上 で想定又は検出された原稿領域と一致するか又は前記原稿領域より大き くなるように、前記スキャン領域を制御し、それにより、前記スキャン領 域内に前記原稿領域が包含されるようすることができる。前記処理部は、 前記スキャナ部からの前記スキャン領域のィメージデータに包含されて いる前記原稿領域のイメージデータを、前記印刷媒体のサイズより大きく 拡大することができる。前記プリントエンジンは、前記処理部によって前 記印刷媒体のサイズより大きく拡大された前記原稿領域のイメージデー タを用いて、前記印刷媒体への印刷を実行することができる。

好適な一つの実施形態では、ユーザにより指定された原稿サイズに基づ いて、前記原稿台上の前記原稿領域を想定する処理が行われる。そして、 前記制御部は、想定された原稿領域を所定の上下左右マージン分だけ外側 へ拡大させた領域に前記スキャン領域がなるように、前記スキャン領域を 制御することができる。

好適な別の実施形態では、前記スキャナ部が、前記スキャン領域をスキ ヤンするのに先立って前記原稿台をスキャンして、前記原稿台のイメージ データを出力するというプレスキャンを行なうことができる。そして、こ のプ スキャンによって得られた原稿台のィメージデータに基づいて、原 稿台上の実際の原稿領域が検出される。そして、前記制御部は、検出され た原稿領域と一致するか又は前記検出された原稿領域を外側へ所定の上 下左右マージン分だけ拡大させた領域に前記スキャン領域がなるように 前記 キャン領域を制御することができる。

また別の実施形態は、前記処理部により前記原稿領域のイメージデータ が拡大きれたときの倍率に応じて、プリンタエンジンによる印刷開始位置 を制御する印刷開始制御部を更に備えることができる。

本発明の別の観点に従う複合プリンタは、原稿台と、前記原稿台上のス キャン領域をスキャンして、前記スキャン領域のィメージデータを出力す るスキャナ部と、前記スキャン領域を制御する制御部と、前記スキャナ部 から出力されたィメージデータを処理するィメージ処理部と、前記処理部 から出力されたィメージデータを用いて印刷媒体に対する印刷を実行す る印刷部とを備える。前記制御部は、前記スキャン領域が前記原稿台上で 想定又は検出された原稿領域より小さくなるように、前記スキャン領域を 制御し、それにより、前記原稿領域内に前記スキャン領域が包含されるよ うすることができる。前記処理部は、前記スキャナ部からの前記スキャン 領域のィメージデータを、前記印刷媒体のサイズより大きく拡大すること がえできる。前記プリントエンジンは、前記処理部によって前記印刷媒体 のサイズより大きく拡大された前記スキャン領域のィメージデータを用 いて、前記印刷媒体への印刷を実行することができる。

好適な一つの実施形態では、前記制御部は、前記原稿領域を内側へ所定 のスキャナマージン分だけ縮小させた領域に前記スキャン領域がなるよ うに、前記スキャン領域を制御する。そして、前記処理部は、前記印刷媒 体のサイズを外側への所定のプリンタマージン分だけ拡大させたサイズ に前記スキャン領域のイメージデータがなるように、前記スキャン領域の' イメージデータを拡大する。ここで、前記スキャナマージンは、前記プリ ンタマージンよりも小さく設定されている。

また別の実施形態は、前記処理部により前記原稿領域のイメージデータ が拡大されたときの倍率に応じて、プリンタエンジンによる印刷開始位置 を制御する印刷開始制御部を更に備えることができる。

本発明の更に別の観点に従う複合プリンタは、原稿台と、前記原稿台上 のスキャン領域をスキャンして、前記スキャン領域のイメージデータを出 力するスキャナ部と、前記スキャナ部からの前記スキャン領域のイメージ データを処理して印刷ィメージデータを生成する処理部と、前記処理部か らの前記印刷イメージデータを用いて印刷媒体に対す印刷を実行する印 刷部と、通常複写モードと、ふち無し複写モードと、等倍複写モードとを 含んだ複数種類の複写モードのうち少なくとも 2種類の複写モードの中 から何れかのモードを選択する選択部とを備える。そして、前記処理部は、 ( 1 ) 前記通常複写モードが選択されたときは、前記スキャン領域のィ メージデータのサイズを変更正して又は変更せずに、前記印刷媒体のサイ ズょり小さいサイズになるように前記印刷イメージデータを生成し、

( 2 ) 前記ふち無し複写モードが選択されたときは、前記スキャン領域 のイメージデータのサイズを変更して、前記印刷媒体のサイズより大きい サイズになるように前記印刷イメージデータを生成し、

( 3 ) 前記等倍複写モードが選択されたときは、前記スキャン領域のィ メージデータのサイズを変更せずに前記印刷ィメージデータを生成する。 好適な一実施形態は、前記選択部により選択されたモードに応じて、プ リンタエンジンによる印刷開始位置を制御する印刷開始制御部を更に備 えることができる。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施形態に係る複合プリンタの外観を示す図である 図 2は、本発明の一実施形態に係る複合プリンタ 1のハードウエア構成 を示すプロックダイアグラムである。

図 3は、縁なし印刷に係る特徴部分を示す図である。

図 4は、本発明の一実施形態に係る印刷倍率の調整を説明するための図 である。

図 5は、本発明の一実施形態に係る印刷倍率の調整を説明するための図 である。

図 6は、本発明の一実施形態に係る複合プリンタの動作を説明するため のフローチヤ一トである。

図 7は、「通常複写モード」が実行されたときの複写の様子を示す図で ある。

図 8は、「完全縁なし複写モード」が実行されたときの複写の様子を示 す図である。

図 9は、「準縁なし複写モード」が実行されたときの複写の様子を示す 図である。

図 1 0は、図 9の「準縁なし複写モード」のときとプリンタマージン 4 5 Cが異なるときの複写の様子を示す図である。

図 1 1は、図 9及び図 1 0の「準ふち無し複写モード」のときとプリン タマージン 4 5 Cが異なるときの複写の様子を示す図である。

図 1 2は、「準縁なし複写モード」において、プリンタマージン 4 5 C に基づいて設定され得る複数の複写倍率にそれぞれ対応した複数の印刷 開始位置を示す図である。

図 1 3は、マルチ複合プリンタにおいて行なわれる複写の処理流れを示 すフローチヤ一トである。

図 1 4は、「準縁なし複写モード」において、フィットページ機能によ り複写倍率を調整されたときの、プリンタマージン 4 5 Cに基づいて設定 され得る複数の複写倍率にそれぞれ対応した複数の印刷開始位置を示す 図である。

図 1 5は、プリンタマージン調節画面の一例を示す図である。

図 1 6は、本発明に従う複合プリンタの別の実施形態の要部の構成と機 能を示すプロック図である。

図 1 7は、 4辺縁なし複写を行なう場合におけるスキャン領域を説明す るための、原稿台の平面図である。

図 1 8は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、イメージ拡大処理 2 2 1とトリミング処理 2 3 2を説明するための、イメージのサイズを示す 図である。

図 1 9は、本発明に従う複合プリンタの更にまた別の実施形態の要部の 構成と機能を示すプロック図である。

図 2 0は、 4辺縁なし複写を行なう場合におけるプレスキャンと本スキ ヤンにおける原稿台のスキャン領域を説明するための、原稿台の平面図を である。

図 2 1は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、イメージ拡大処理 3 2 1と トリミング処理 3 3 3を説明するための、イメージのサイズを示す図 である。

発明を実施するための最良の形態

次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。

図 1は、本発明の第 1の実施形態に係る複合プリンタの外観を示す図で ある。この複合プリンタ 1は、文書等の原稿をスキャンイメージデータと して取り込むスキャナ機能と、スキャンイメージデータやアプリケーショ ンデータ等の印刷対象データを印刷ィメージデータにして印刷用紙に印 刷するプリンタ機能とを有している。複合プリンタ 1は、その内部に制御 装置を備え、統括的に制御して、各種機能を実現している。

同図に示すように、複合プリンタ 1の本体上面には、液晶パネルおょぴ 各種ポタンが設けられ、ユーザィンターフェース 1 1を形成している。ュ 一ザは、このユーザィンターフェース 1 1を介して、原稿の読み取りや印 刷の指示、各種読み取り条件設定や印刷条件の設定等を行うことができる c また、複合プリンタ 1の本体上面には、原稿を載置するガラス面を有す る原稿台 1 2と蓋 1 3とが設けられている。原稿台 1 2の下方には、図示 していないが、原稿台 1 2のガラス面に載置された原稿に光を照射する光 源と、その反射光を受ける光センサとが設けられている。複合プリンタ 1 は、ュ一ザィンターフェース 1 1を介してユーザから画像読み取り指示/ 印刷指示を受け付けると、原稿台 1 2に載置された原稿を読み取り、内部 のメモリ上に所定のデータフォーマツトでスキャンイメージデータとし て格納する。続いて、複合プリンタ 1は、メモリ上に格納されているスキ ヤンイメージデータに基づいて印刷用紙に対する印刷を行う。複合プリン タ 1は、印刷後、印刷用紙を排紙トレー 1 4に排出する。

また、複合プリンタ 1の本体前面には、外部ィンターフェースとしての カードス口ット 1 5が設けられている。カードス口ット 1 4は、例えば P C M C I A規格に準拠しており、このような規格に準拠したメモリカード (図示せず)を着脱可能に構成されている。複合プリンタ 1は、例えば、 メモリカードがカードスロット 1 5に挿入され、装着されたことを検出す ると、液晶パネルに印刷実行指示を促すメッセージを表示する。ユーザは、 これに対して必要に応じて印刷条件を設定するための操作を行って、印刷 指示を与えることできる。複合プリンタ 1は、ユーザから印刷指示を受け 付けると、メモリカード内に記録されている画像データを読み出して、印 刷用紙に対する印刷を行う。複合プリンタ 1は、印刷後、印刷用紙を排紙 トレー 1 4に排出する。

図 2は、本実施形態に係る複合プリンタ 1のハードウエア構成を示すプ 口ックダイアグラムである。プロセッサ 2 1は、各種の制御プログラムを 実行する。つまり、 R O M 2 2に格納された各種のプログラムは、プロセ ッサ 2 1に実行されることにより、他のハードウェアと共働して、複合プ リンタに所定の機能を実現させる。本実施形態では、ユーザインターフエ ース機能、スキャナ機能、イメージ生成機能、および印刷制御機能等が少 なくとも実現される。

外部ィンターフェース回路 2 4は、プロセッサ 2 1がカードス口ット 1

5に装着されたメモリカード 2に対してアクセスを可能にするためのも のである。プロセッサ 2 1は、この外部ィンターフェース回路 2 4を介し 8

てメモリカードに記憶された画像データを R AM 2 3に P—ドした後、設 定された印刷条件に従って、その画像データに基づくイメージデータを生 成する。

スキャナ回路 2 5は、原稿台 1 2に載置された原稿を読み取り、スキヤ ンイメージデータとして取り込むためのものである。プロセッサ 2 1は、 このスキャナ回路 2 9により取り込まれたスキャンイメージデータを R AM 2 3にロードした後、設定された印刷条件に従って、スキャンィメー ジデータに基づく印刷イメージデータを生成する。スキャナ回路 2 5は、 画像入力の方式(原稿をレンズで縮小して読み取る縮小光学系方式や、原 稿幅の C C Dを使用して原稿を等倍に読み取る密着光学系方式など)に応 じたものを用いることができる。また、スキャナ回路 2 5は、原稿の色情 報を読み取るために、所定の方法(モノクロリニア C C Dとカラーフィル タを組み合わせる方法や、それ自体が色分解機能を有するカラーリニア C C Dを使用する方法等)に応じたものを用いることができる。

イメージメモリ 2 6は、生成された印刷イメージデータを記憶するため のものである。エンジンコントローラ 2 7は、プリントエンジン 2 8の動 作を制御しながら、イメージメモリ 2 6に記憶された印刷イメージデータ を読み出して、プリントエンジン 2 8に供給する。エンジンコントローラ 2 7は、例えば、イメージメモリ 2 6に所定のバンド幅の印刷印刷ィメー ジデータが展開された時点で、プロセッサ 2 1から送られる印刷実行命令 をトリガとして起動される。

プリントエンジン 2 8は、例えば、紙送り機構やプリントへッドなどに よって構成され、紙などの印刷媒体に印刷を行うものである。プリントェ ンジン 2 8は、レーザプリンタゃシリアルプリンタといったプリンタの種 類に応じたものを用いることができる。

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ユーザィンターフェース回路 2 9は、液晶パネルおょぴ各種ポタンとに より実現されるユーザィンターフェース 1 1を制御するためのものであ る。

図 3は、縁なし印刷に対応した印刷機構の特徴部分を概略的に示す。 複合プリンタ 1内の紙送り装置によって送られる用紙 1 1 3の排出経 路には、吐出されたィンクを受ける面とは反対の面から用紙 1 1 3を支え るプラテン 1 1 1が設けられている。プラテン 1 1 1には、キヤリッジ 1 1 5の走行路に対向した箇所に、キャリッジ 1 1 5の印刷へッドから吐出 されたインクを吸収するためのインク吸収体 1 1 6が埋め込まれている。 ィンク吸収体 1 1 6は、例えばウレタン樹脂であり、キャリッジ 1 1 5 の走査方向に沿って長く、紙送り方向に沿って一定の幅を有している。こ れにより、キャリッジ 1 1 5の往復走行に伴って、用紙 1 1 3の上端より 上及び下端より下にインクが吐出されてしまっても、そのインクをインク 吸収体 1 1 6が受けて吸収するので、用紙 1 1 3外に吐出されたインクに よってプラテン 1 1 1が汚れてしまわないようになつている。

また、インク吸収体 1 1 6は、右端部分 1 1 7 A、左端部分 1 1 7 D、 及ぴそれらの間の所定部分 1 1 7 B及び 1 1 7 Cが、紙送り方向及ぴそれ の逆方向に幅広に(つまり長く)なっている。これにより、キャリッジ 1 1 5の往復走行に伴って、用紙 1 1 3の左端より左及び右端より右にイン クが吐出されてしまっても、そのインクをインク吸収体 1 1 6が受けて吸 収するので、用紙 1 1 3外に吐出されたインクによってプラテン 1 1 1が 汚れてしまわないようになつている。なお、幅広になっている部分は、ィ ンク吸収体 1 1 6の特定の部分 1 1 7 A〜 1 1 7 Dだけであるため、プラ テン 1 1 1を汚すことなく縁なし印刷することができる用紙サイズは、複 合プリンタ 1が対応可能な複数の用紙サイズの全てとすることもできる

し、或いは、幾つかの特定のサイズ、例えば GIS規格の A 4サイズ(2 1 0 X 2 9 7 mm) , B 5サイズ(1 8 2 X 2 5 7 mm) , 及びはがきサイズ ( 1 0 0 X 1 4 8 mm) に限ることもできる。ィンク吸収体 1 1 6は、用 紙 1 1 3のサイズが例えば A 4サイズであれば、 1 1 7 Aと 1 1 7 Dの部 分で用紙 1 1 3の左端及び右端の外に吐出されたインクを吸収し、用紙 1 1 3のサイズが例えば B 5サイズであれば、 1 1 7 Bと 1 1 7 Dの部分で 用紙 1 1 3の左端及ぴ右端の外に吐出されたインクを吸収し、用紙 1 1 3 のサイズが例えばはがきサイズであれば、 1 1 7 Cと 1 1 7 Dの部分で用 紙 1 1 3の左端及び右端の外に吐出されたインクを吸収する。

以上のような構成により、縁なし印刷しても、用紙 1 1 3外に吐出され たインクによってプラテン 1 1が汚れてしまうということがないように なっている(なお、図 3を参照して説明した構成についてのより具体的な 内容は、本願出願人が過去に行った特許出願に添付した明細書及び図面 (日本国特許願 2000-275965及ぴ 2000-295861) に記載されている)。縁 なし印刷は、後述するプリンタモード及び複合プリンタモードの場合に、 ユーザの要求に応じて行うことができる。

本実施形態は、印刷画像がユーザに視覚的に違和感を与えない程度に原 稿画像に対して拡大されるように、スキャナ回路 2 5の制御の下で取り込 んだスキャンイメージデータに基づいて印刷イメージデータに生成する 際に印刷倍率を調整し、印刷することを特徴としている。

印刷倍率は、例えばスキャナ機構により取り込まれるスキャン領域が原 稿の周囲の外側領域を含めて形成される場合には、原稿の周縁境界部分が 印刷用紙の周縁境界部分に対応するように拡大調整される。また、スキヤ ナ機構により取り込まれるスキヤン領域が原稿の周縁内側領域に形成さ れる場合には、その周縁内側領域の内側境界部分が印刷用紙の外縁境界部

分に対応するように拡大調整される。ただし、いずれの場合も、完全に両 者が重なり合って一致するのではなく、誤差を考慮して、印刷用紙の外縁 境界部分を僅かにはみ出す程度であることが好ましい。印刷倍率は、スキ ヤン領域と実際の原稿サイズとの関係によって規定されるが、好適には 1 0 4〜 1 0 6 %程度であり、より好適には 1 0 5 %程度である。

より具体的には、前者の例としては、図 4に示すように、複合プリンタ 1が、原稿サイズとして A 4サイズが指定され、原稿を取り込む場合、実 際にはその原稿の周囲の外側領域を含めたスキャン領域を画像(スキャン イメージ)として取り込むことになる。この場合には、その外側領域は、 本来、印刷結果に現れるべきでない余分な領域であるので、実際の原稿の 周縁境界部分 Aが、 4辺縁なし印刷がなされる印刷用紙の周縁境界部分 A ' に対応するように、印刷倍率を拡大調整する。これにより、余分な領 域が印刷されず、ユーザにとって 4辺縁なし印刷として満足のいく印刷結 果を得ることができるようになる。

また、後者の例としては、図 5に示すように、複合プリンタ 1が、原稿 サイズとして A 4サイズが指定され、原稿を取り込む場合、実際には原稿 サイズの周縁内側領域を余白領域とするスキヤン領域を画像として取り 込むことになる。この場合には、そのまま印刷すると余白領域が印刷結果 に現れることになるので、原稿の周縁内側領域の内側境界部分 Aが、 4辺 縁なし印刷がなされる印刷用紙の周縁境界部分 A ' に対応するように、印 刷倍率を拡大調整する。これにより、取り込み時に取り込むことができず に生じた余白領域が印刷されず、ユーザにとって 4辺縁なし印刷として満 足のいく印刷結果を得ることができるようになる。

図 6は、本実施形態に係る複合プリンタ 1の動作を説明するためのフロ 一チャートである。同図では、スキャナ機能により原稿を画像として取り 込んだ後、それをプリント機能により印刷するまでの処理の一連の流れを

1つのフローチヤ一トで示している。

すなわち、ユーザが原稿台 1 2に原稿を載置して蓋 1 3を閉じ、ユーザ インターフェース 1 1を操作して、画像読み取り/印刷指示を与えると、 複合プリンタ 1は、スキャナ回路 2 0 9の制御の下、スキャナ機構を制御 して原稿読み取り動作を行い、読み取った画像をスキャンイメージデータ として R AM 2 3に一時的に格納する(S T E P 5 0 1 )。スキャナ機構 による読み取り完了後、複合プリンタ 1は、スキャンイメージデータを印 刷イメージデータに変換し、これをイメージメモリ 2 6に展開する。この とき、複合プリンタ 1は、もとの画像(原稿画像)に対して印刷画像が拡 大されるように、予め設定された印刷倍率(例えば 1 0 5 % ) にしたがつ てイメージデータに変換する(S T E P 5 0 2 )。そして、複合プリンタ 1は、イメージデータに変換終了後、イメージメモリ 2 6に格納されたィ メージデータをプリントエンジン 2 8に供給し、印刷用紙に対する印刷を 実行する (S T E P 5 0 3 )。なお、プリントエンジン 2 8に対する印刷 イメージデータの供給は、例えば、イメージメモリ 2 6に所定バンド幅分 の印刷イメージデータが格納された段階で、開始されるようにしてもよい c 以上のように、本実施形態によれば、印刷画像がユーザに視覚的に違和 感を与えない程度に原稿画像に対して拡大されるように取り込んだスキ ヤンイメージデータに基づいて印刷倍率を調整した印刷イメージデータ を生成し、これにしたがって印刷しているので、画像取り込みの際のスキ ヤン領域に余分な領域を含む場合や原稿全体を取り込むことができず余 白領域を含む場合であっても、このような余分な領域や余白領域が印刷結 果に現れないことになり、 4辺縁なし印刷として満足のいく結果を得るこ とができる。特に、本実施形態によれば、スキャナ機構やプリント機構の 02 09328

機械的精度を向上させることなく、満足のいく 4辺縁なし印刷を実現する ことができる、製品コストを低く抑えたまま、ユーザの要求に応えること ができることになる。

次に、本発明に従う複合プリンタの別の実施形態について説明する。 この複合プリンタは、例えば、図 1及び図 2に示した構成を有しており、 さらに、複合プリンタとしての機能だけでなく、単体のイメージスキャナ としての機能と、単体のィンクジエツトプリンタとしての機能を兼ね備え ている。この複合プリンタは、スキャナモード、プリンタモード、及ぴ複 合プリンタモードをユーザが選択可能に有しており、これらのモードをュ 一ザの要求に応じて択一的に実行することができる、すなわちマルチに使 用することができる(以下、この複合プリンタを「マルチ複合プリンタ」 と称する)。

マルチ複合プリンタは、スキャナモードを指定された場合には、原稿台 の所定位置に置かれた原稿のィメージを光学的に読み取ってスキャンィ メージデータを生成し、そのスキャンイメージデータを、パーソナルコン ピュータ等の図示しないホスト装置に送る処理を行う。プリンタモードを 指定された場合には、マルチ複合プリンタは、図示しないホスト装置から 印刷ィメ一ジデータを受けて、その印刷ィメージデータが表すィメージを、 ユーザ指定の印刷用紙に印刷する処理を行う。複合プリンタモードを指定 された場合には、マルチ複合プリンタは、原稿台に置かれた原稿を読み取 つて生成したスキャンイメージデータに基づいて印刷イメージデータを 生成し、その印刷イメージデータが表す印刷イメージを、ユーザ指定の印 刷用紙に印刷する処理を行う。

マルチ複合プリンタに備えられる図示しない操作パネルには、マルチ複 合プリンタに対して所望の設定や命令をするための複数のボタンと、マル 9328

チ複合プリンタにおいて現在設定されているモードゃマルチ複合プリン タの状態等が表示されるディスプレイ画面が備えられている。ユーザは、 この操作パネルを用いて、スキャナモード、プリンタモード、及ぴ複合プ リンタモードを切り替えることができる。また、ユーザは、複合プリンタ モードの場合には、操作パネルを用いて、後述する「通常複写モード」、 「完全縁なし複写モード」、及び「準ふち無し複写モード」を選択的に指 定したり、複写枚数(部数)を設定したりすることができる。

以下、図 7以降を参照して、「通常複写モード」、「完全縁なし複写モー ド」、及び「準ふち無し複写モード」を実行するマルチ複合プリンタにつ いて詳細に説明する。

図 7は、「通常複写モード」を実行した場合の複写結果を示す。なお、 以下の説明を分かりやすくするため、この図に示す原稿 4 3のサイズと印 刷用紙 4 7のサイズは同一であるものとし、また、複写倍率は、「等倍」 であるとする(これらは、以下の図 8〜図 1 1についても同様とする)。

「通常複写モード」は、原稿 4 3のイメージを余白有りで複写するため のモードである。このモードは、原稿 4 3のィメージを縁なしで複写する ベく他のモード(すなわち、「完全縁なし複写モード」又は「準縁なし複 写モード」)が設定された場合であっても、印刷用紙 4 7のサイズが縁な し印刷に対応した上記特定のサイズでなければ自動的に設定されるモー ドである。

「通常複写モード」では、印刷開始位置がばらつくことによって印刷用 紙 4 7の外にインクが吐出されてしまうことを確実に防ぐ(別の観点から すれば、印刷開始位置がばらついても印刷用紙 4 7の上下左右の端に確実 に余白を形成する)のに十分な、通常複写用のプリンタマージン 4 5 A (例 えば + 3 mm) が設定される。

また、「通常複写モード」では、原稿読取り開始位置がばらついても原 稿 4 3のィメージを確実に読取ることが可能なスキャナマージン 4 1が 設定される。スキャナマージン 4 1は、通常複写用プリンタマージン 4 5 Aよりも小さい値 (例えば 1 . 5 mm) に設定される(この値は、他のモ ード 「完全縁なし複写モード」及ぴ「準縁なし複写モード」の場合でも同 様である)。なぜなら、イメージスキャナ 2 3の機械精度をプリンタ 2 4 のそれよりも高くすることが可能であり、それにより、印刷開始位置のば らつきよりも原稿読取り開始位置のばらつきの方を小さくすることがで きるからである。

「通常複写モード」では、以下のようにして複写が行われる。

すなわち、イメージスキャナは、原稿台に置かれた原稿 4 3の、予め設 定されているスキャナマージン 4 1より内側の範囲(つまりスキャン領 域) 4 4をスキャンする。これにより、スキャナ回路によって、スキャン 領域 4 4内のスキャンイメージ 8 0を表したスキャンイメージデータが 生成される。

マルチ複写装置内のプロセッサは、スキャンイメージデータが表すスキ ヤンイメージ 8 0のサイズを、通常複写用のプリンタマージン 4 5 Aだけ 印刷用紙 4 7の縁から内側に入った印刷用紙 4 7内の領域(印刷領域) 1 0 0に収まるサイズに修正して、サイズ修正されたスキャンイメージ 4 4 Aを表す印刷イメージデータを生成し、その印刷イメージデータに基づい てスキャンィメージ 4 4 Aを印刷用紙 4 7に印刷する。

具体的には、マルチ複写装置内のプロセッサは、通常複写用プリンタマ 一ジン 4 5 Aに基づいて、スキャンイメージ 8 0の右端及ぴ下端を含む部 分から、通常複写用プリンタマージン 4 5 Aと同じ幅を持った部分 4 4 B をトリムする。さらに、プロセッサは、トリムされて残った方形領域の上 JP02/09328

端及び左端を含む部分から、通常複写用プリンタマージン 4 5 Aからスキ ャナマージン 4 1を差し引いたマージンを含んだ部分 4 4 Cをトリムす る (部分 4 4 Cは、上端及び左端を含む部分の代わりに、下端及び右端を 含む部分であっても良い)。そして、プロセッサは、エンジンコントロー ラを制御して、スキャナイメージ 8 0から上述した部分 4 4 B及ぴ 4 4 C をトリムすることにより残った印刷対象部分(つまりサイズ修正されたス キャンイメージ) 4 4 Aを、印刷用紙 4 7の中央に位置するように(換言 すれば、印刷対象部分 4 4 Aの中心が、印刷用紙 4 7の中心に重なるよう に)用紙 4 7に印刷する。これにより、印刷対象部分 4 4 Aが印刷された 印刷用紙 4 7の上下左右の端近傍には、通常複写用プリンタマージン 4 5 Aに等しい余白が生じる。なお、印刷対象部分 4 4 Aを用紙 4 7の中央に 位置させるための印刷開始位置は、印刷対象 4 4 Aの左上端を原点として、 予め決められていても良いし、 1ページ印刷する毎に算出されて決められ ても良い。

以上のような方法により、スキャナマージン 4 1がプリンタマージン 4 5 Aよりも小さくても、プリンタマージン 4 5 Aに等しい余白を確保した 等倍の複写が可能になる。

図 8は、「完全ふち無し複写モード」を実行した場合の複写結果を示す。 「完全ふち無し複写モード」は、原稿 4 3のイメージを、全く余白が形 成されることなく複写するためのモードである(このモードは、例えば、 印刷用紙 4 7のサイズが縁なし印刷に対応した上記特定のサイズでなけ れば実行することができない)。

「完全ふち無し複写モード」では、スキャンイメージ 8 0が、印刷用紙 4 7のサイズよりも大きいサイズに拡大された上で印刷用紙 4 7に印刷 される。縁なし印刷を確実に成功させるためのスキャンィメージのサイズ としては、マルチ複合プリンタの印刷機構の機械制度に基づく印刷開始位 置のばらつきを考慮すると、例えば、スキャンイメージを用紙 4 7の中央 に配置したときに、そのイメージが用紙の上下左右の縁から少なくとも 3 mmはみ出すぐらいのサイズである。このはみ出した部分 2 0 0の幅を広 義に解釈して「プリンタマージン」と言えば、「完全ふち無し複写モード」 では、完全縁なし複写用のプリンタマージン 4 5 Bが予め設定されており、 そのプリンタマージン 4 5 Bに基づいて複写が行われることになる。完全 縁なし複写用のプリンタマージン 4 5 Bは、印刷されるイメージのサイズ を確実に用紙 4 7からはみ出るようなサイズにし以つて確実に余白が形 成されない印刷を実行することを目的として設定されるものであり、印刷 されるイメージの全体が確実に用紙 4 7内に収まるようにし以つて用紙 1 1外にインクが吐出されてプラテン 1 1が汚れてしまわないようにす ることを目的として設定された通常複写用のプリンタマージン 4 5 Aと は対称的なものである。そこで、この実施形態では、通常複写用のプリン タマージン 4 5 Aのサイズを正の値で示し、完全縁なし複写用のプリンタ マージン 4 5 Bを負の値(例えば一 3 m m) で表すことにする。

さて、「完全縁なし複写モード j では、以下のようにして複写が行われ る。

すなわち、スキャナ回路は、予め設定されたスキャナマージン 4 1だけ 原稿 4 3の縁から內側に入った原稿 4 3内の領域(つまりスキャン領域 内)のイメージを読み取り、スキャンイメージ 8 0を取得する。

マルチ複合プリンタ内のプロセッサは、プリンタマージン 4 5 Bに基づ いて、取得されたスキャンイメージ 8 0を拡大したイメージ 8 O Aを生成 する。ただし、ここで拡大されたイメージ 8 O Aの、スキャンイメージ 8 0を 1 0 0としたときの倍率は、従来の縁なし印刷プリンタの技術をその まま従来の複合プリンタに適用したものよりも確実に小さい。なぜなら、 この実施形態では、スキャナマージン 4 1が、通常複写のための大きいプ リンタマージン 4 5 Aと等しいサイズにされておらず、スキャナ機構の高 い機械精度に応じた小さいサイズに設定されているからである。これによ り、縁なしの複写を行っても等倍に近い複写が可能になる。

さて、プロセッサは、スキャンイメージ 8 0を拡大してイメージ(以下、 拡大スキャンイメージ) 8 O Aにしたら、エンジンコントローラを制御し て、拡大スキャンイメージ 8 O Aにおける原稿 4 3の中心 C 1が複写結果 として印刷用紙 4 7の中心 C 2に重なるように、拡大スキャンイメージ 8 O Aを用紙 4 7に印刷する。これにより、印刷用紙 4 7の中央に、原稿 4 3のスキャン領域内のイメージが縁なしで複写される(但し、スキャンィ メージ 8 0は印刷用紙 4 7のサイズよりも大きく拡大されるため、スキヤ ンイメージ 8 0の全範囲が用紙 4 7上に乗るわけではない)。なお、この ような複写を行うための印刷開始位置は、予め決められていても良いし、 1ページ印刷する毎に算出されて決められても良い。

図 9は、「準縁なし複写モード」を実行した場合の複写結果を示す。 「準ふち無し複写モード」は、「完全縁なし複写モード」よりも所望の 複写倍率(例えば等倍)に近い倍率で、縁なしの原稿イメージを得るため のモードである。

「準縁なし複写モード」では、通常複写用のプリンタマージン 4 5 A (例 えば + 3 mm)よりも小さくて完全ふち無し複写用のプリンタマージン 4 5 B (例えば一 3 mm) よりも大きいサイズ(例えば一 1 . 5 mm) のプ リンタマージン(以下、準ふち無し複写用のプリンタマージン) 4 5 Cが 設定される。このため、「準縁なし複写モード」では、印刷されるときの 拡大スキャンイメージ 8 0 Bのサイズは、通常複写用のプリンタマージン 4 5 Aだけ印刷用紙 4 7の縁から内側に入った用紙 4 7内の領域に収ま るサイズより大きく、且つ、「完全ふち無し複写モード」において印刷さ ,れる読取りイメージ 8 O Aのサイズよりも小さくなる。その結果、「準縁 なし複写モード」で複写された場合には、全く余白が形成されないか、或 いは、余白が形成されても「通常複写モード」の場合よりも狭い余白が印 刷用紙 4 7上の少なくとも 1つの縁に形成されるかのいずれかが起こる。 全く余白が形成されない複写が行われ得るので、「準縁なし複写モード」 は、「完全ふち無し複写モード」の場合と同様に、印刷用紙 4 7のサイズ が縁なし印刷に対応した上記特定のサイズでなければ実行することがで きない。

「準縁なし複写モード」では、「完全ふち無し複写モード」の場合と同 様にして複写が行われる。

すなわち、スキャナ回路は、予め設定されたスキャナマージン 4 1だけ 原稿 4 3の縁から内側に入った原稿 4 3内の領域のイメージを読み取り、 スキャンイメージ 8 0を取得する。

マルチ複合プリンタ内のプロセッサは、プリンタマージン 4 5 Cに基づ いて、取得されたスキャンイメージ 8 0を拡大してイメージ(以下、拡大 スキャンイメージ) 8 0 Bを生成する。ここで拡大スキャンイメージ 8 0 Bの、元のスキャンイメージ 8 0を 1 0 0としたときの倍率は、上述した ように、「完全縁なし複写モード」の場合よりも小さい。これにより、縁 なし印刷に成功したときは、複写されたイメージは、「完全縁なし複写モ ード」による縁なしのイメージよりも所望倍率(例えば等倍)に近いィメ ージになっている。

さて、プロセッサは、拡大スキャンイメージ 8 0 Bを生成したら、ェン ジンコントローラを制御して、拡大スキャンイメージ 8 0 Bにおける原稿 4 3の中心 C 1が複写結果として印刷用紙 4 7の中心 C 2に重なるよう に、拡大スキャンイメージ 8 0 Bを用紙 4 7に印刷する。これにより、印 刷用紙 4 7の中央に、原稿 4 3のスキャン領域内のイメージ 8 0が縁なし で複写され得る。なお、このような複写を行うための印刷開始位置は、予 め決められていても良いし、 1ページ印刷する毎に算出されて決められて も良い。

以上が、「準縁なし複写モード」の説明である。なお、このモードにお いて、プリンタマージン 4 5 Cは、上述した条件を満たしていれば(すな わち、通常複写用のプリンタマージン 4 5 Aから完全縁なし複写用のプリ ンタマージン 4 5 Bの範囲内であれば)、どのようなサイズであっても構 わない。例えば、図 1 0に示すように、準縁なし複写用のプリンタマージ ン 4 5 Cを 0 mmとすれば、ユーザ所望の複写倍率(例えば等倍)に最も 近い完全な緣なし複写を行うことが(確実ではないが)できる。また、図 1 1に示すように、準縁なし複写用のプリンタマージン 4 5 Cをスキャナ マージン 4 1と同じ 1 . 5 mmとすれば、ユーザの要求に完全にマッチし た複写倍率で、(わずかな余白は生じるが)実質的な縁なし複写を行うこ とができる(この場合、スキャンイメージ 8 0は、そのまま印刷されても 良いし、準ふち無し複写モード用のプリンタマージン 4 5 Cに基づいて所 定の部分 4 4 Dがトリムされた後に印刷されても良い)。

また、「準縁なし複写モード」では、所定のアルゴリズムに従って(例 えばマルチ複合プリンタの状態に基づいて)、. 準ふち無し複写用のプリン タマージン 4 5 Cが上述した範囲内で自動的に調節されるようにしても 良い。具体的には、スキャンィメージ 8 0の倍率が特定の範囲内(例えば、 ユーザ所望の複写倍率が 1 0 0 % (等倍)であれば 1 0 0 %〜 1 0 5 %の 範囲内)で自動的に調節されることによって、準縁なし複写モード用のプ 8

リンタマ一ジン 4 5 Cが上述した範囲内で調節されても良い。スキャンィ メージ 8 0の倍率が調節された場合、例えば図 1 2に示すように、調節さ れた倍率に基づいて拡大されたスキャンィメ——ジ 8 0 Aの印刷開始位置 も、計算又は予め用意されているテーブル(各倍率に対応した各印刷開始 位置が記録されているテーブル)に基づいて調節される。

以下、上述したマルチ複合プリンタにおいて実行される複写の処理流れ を図 1 3を参照して説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、原 稿と印刷用紙のサイズは同一であるものとし、印刷用紙のサイズは、完全 縁なし複写に対応したサイズであるものとする。また、ユーザに指定され る複写倍率は等倍であるものとする。

マルチ複合プリンタは、操作パネル上の複写実行ボタン(図示せず)が 押されたときに、複写を開始する(ステップ s o)。

このとき、ユーザに指定されているモードが「通常複写モード」である 場合には(S 1で「通常複写モード」)、以下のような流れで処理が行われ る (なお、以下の説明は、図 1 3を参照する)。

すなわち、まず、原稿台に置かれた原稿のイメージがスキャナマージン 4 1 (例えば 1. 5 mm) に基づいて読み取られて(S 2)、スキャンィ メージ 8 0が取得される。そして、そのスキャンイメージ 8 0は、通常複 写用のプリンタマージン 4 5 A (例えば 3 mm) に基づいて、先に説明し たようにして、スキャンイメージ 8 0からそれの周縁部分 4 4 B及ぴ 4 4 Cがトリムされる (S 3)。トリムされて残った部分 4 4 Aは、上記のよ うに計算又は予め用意されているテーブルに基づいて印刷開始位置が調 節された後(S 8)、印刷用紙 4 7の略中央に印刷される(S 9)。

また、複写を開始するとき(ステップ S O)、ユーザに指定されている モードが「完全縁なし複写モード」である場合には(S 1で「完全縁なし 9328

複写モード」)、以下のような流れで処理が行われる(なお、以下の説明は、 図 1 2と共に図 7を参照する)。

すなわち、まず、原稿台に置かれた原稿のイメージが読み取られて(S 4)、スキャンイメージ 80が取得される。そして、そのスキャンィメー ジ 80は、完全縁なし複写用のプリンタマージン 45 B (例えば一 3 mm) に基づいて拡大される(S 5)。拡大されたスキャンイメージ 8 OAは、 上記のように計算又は予め用意されているテーブルに基づいて印刷開始 位置が調節された後(S 8)、印刷用紙 4 7に印刷される(S 9)。

また、複写を開始するとき(ステップ S O)、ユーザに指定されている モードが「準縁なし複写モード」である場合には(S 1で「準ふち無し複 写モード」)、以下のような流れで処理が行われる(なお、以下の説明は、 図 1 3と共に図 9〜図 1 1を参照する)。

すなわち、まず、原稿台に置かれた原稿のイメージが読み取られて(S 1 1)、スキャンイメージ 8 0が取得される。そして、そのスキャンィメ ージ 80のサイズは、予め設定されている又はこの複写時に所定のァルゴ リズムで算出された準縁なし複写用のプリンタマージン 45 C (例えば + 3 mm〜一 3 mmの範囲内の或る値)に基づいて修正(若干の拡大(例え ば 1 0 1〜 1 05 %のいずれかの倍率での拡大)、或いは、特定部分のト リム)される(S 7) (但し、準縁なし複写用のプリンタマージン 45 C のサイズがスキャナマージン 41のサイズと同一であれば、修正する必要 なし)。サイズ修正されたイメージは、上記のように計算又は予め用意さ れているテーブルに基づいて印刷開始位置が調節された後(S 8)、印刷 用紙 4 7に印刷される(S 9)。

以上が、この実施形態に係るマルチ複合プリンタにおける複写の流れで ある。

なお、この流れにおいて、原稿 4 3と用紙 4 7のサイズが異なっていれ ば、マルチ複合プリンタは、原稿 4 3と用紙 4 7のサイズの違いに基づい て (原稿 4 3と用紙 4 7の各サイズは、所定のセンサにより認識しても良 いし、ユーザから通知されることによって認識しても良い)、自動的に複 写倍率を調整することができる(換言すれば、原稿読取りイメージのサイ ズを調整することができる)。

例えば、原稿 4 3のサイズが写真の L版(サービス版)で用紙 4 7のサ ィズが A 4であれば、原稿 4 3のイメージを用紙 4 7の全体に適切に通常 複写するべく複写倍率を 2 3 3 %に設定する(以下、この機能を「フイツ トページ機能」と称する)。この場合、「準縁なし複写モード」では、マル チ複合プリンタは、準縁なし複写用のプリンタマージン 4 5 Cを上述した 範囲内(すなわち、通常複写用のプリンタマージン 4 5 A〜完全縁なし複 写用のプリンタマージン 4 5 Bの範囲内)で調節するために、上記調整し た複写倍率「2 3 3 %」を更に特定の範囲内(例えば 2 3 3 %〜2 5 2 % の範囲内)で調節することができる。調節された倍率に基づいてサイズ修 正されたスキャンイメージの印刷開始位置も、図 1 4に示すように、計算 又は予め用意されているテーブル(各倍率に対応した各印刷開始位置が記 録されているテーブル)に基づいて調節することができる。

また、上述した流れにおいて、ユーザに指定された印刷用紙 4 7のサイ ズが縁なし印刷に対応したサイズでない場合に、「完全縁なし複写モード」 又は 「準縁なし複写モード」が指定されたときは、指定された複写モード を実行することができない旨のメッセージが、操作パネルのディスプレイ 画面に表示される。

また、上述した流れにおいて、等倍より大きい複写倍率(つまり拡大複 写)又は等倍より小さい複写倍率(つまり縮小複写)がユーザから指定さ れているときは、スキャンイメージ 8 0のサイズが、その複写倍率に基づ いて拡大又は縮小される。拡大又は縮小された原稿読取りイメージは、上 述の各種の複写モードにおいて、プリンタマージン 4 5 A、 4 5 B、又は 4 5 Cを基にした印刷領域に収まらない場合は、上記印刷領域に収まるよ うにサイズ修正(縮小、又は、印刷領域からはみ出した部分がトリム)さ れる。一方、拡大又は縮小されたスキャンイメージは、プリンタマージン 4 5 A、 4 5 B、又は 4 5 Cを基にした印刷領域に収まる場合は、特にサ ィズ修正されること無くそのまま、或いは、その印刷領域にマッチするサ ィズに拡大された上で、印刷用紙 4 7の略中央に印刷される。

また、上述した流れにおいて、マルチ複合プリンタは、指定された複写 倍率 (又はフイツトページ機能によって算出された複写倍率)と、指定さ れた複写モードとのうちどちらを優先するかの選択を受付けても良い。こ の場合、複写倍率を優先することを選択された場合は、マルチ複合プリン タは、その複写倍率に従ってスキャンイメージ 8 0のサイズを修正した結 果、たとえ、サイズ修正されたイメージをそのまま印刷したのではユーザ 指定の複写モードを遂行することができなくても(例えば、「完全縁なし 複写モード」を指定されているにも拘わらずに余白が生じる印刷がされて しまう場合であっても)、指定されている複写倍率に従って、そのサイズ 修正されたイメージをそのまま印刷する。一方、マルチ複合プリンタは、 複写モードを優先することを指定された場合、ユーザ指定の複写倍率に従 つてサイズ修正されたイメージをそのまま印刷したのではユーザ指定の 複写モードを遂行することができないときは(例えば、「完全縁なし複写 モード」を指定されているにも拘わらずに余白が生じる印刷がされてしま うときは)、ユーザ指定の複写モードを遂行すべく、サイズ修正されたィ メージを更にサイズ修正した上で印刷する。

以上、上述した第 2の実施形態によれば、スキャナマージン 4 1が、通 常複写のための大きいプリンタマージン 4 5 Aと等しいサイズにされる こと無く、スキャナ機構の高い機械精度に応じた小さいサイズに設定され る。これにより、従来のふち無し印刷プリンタの技術をそのまま従来の複 合プリンタに適用したものよりも、ユーザ所望の倍率(例えば等倍)に近 い縁なしの複写が可能になる。

また、上述した第 2の実施形態によれば、通常複写と完全縁なし複写と の中間的な複写を実行するためのモード「準ふち無し複写モード」が用意 される。準縁なし複写モードでは、スキャンイメージ 8 0のサイズが、通 常複写のときよりも大きく、完全縁なし複写のときょりも小さく修正され る。このため、ユーザ所望の倍率(例えば等倍)により近い倍率で、完全 縁なしの複写が行われ得る。

ところで、この第 2の実施形態では、以下のような変形例も考えられる。 すなわち、マルチ複合プリンタの操作パネル(或いは、マルチ複合プリ ンタにホスト装置が接続されていればそのホスト装置のディスプレイ画 面)に、図 1 5に例示するような、プリンタマージン調節画面 1 0 0 0を 表示する。プリンタマージン調節画面 1 0 0 0を用いて、プリンタマージ ンを所定の範囲内で自由に調節することができる。以下、プリンタマージ ン調節画面 1 0 0 0について詳細に説明する(なお、この実施形態では、 スキャナマージンは「1 . 5 mm」とする)。

プリンタマージン調節画面 1 0 0 0には、原稿サイズ表示エリア 1 0 0 1と、指定印刷倍率表示ェリア 1 0 0 5と、印刷用紙サイズ表示ェリア 1 0 0 2と、プリンタマージン調節エリァ 1 0 0 3と、プリンタマージン調 節後印刷倍率表示エリア 1 0 0 4とが設けられている。

原稿サイズ表示エリア 1 0 0 1には、原稿台 6 0にセットされた原稿の サイズが表示される。なお、このエリア 1 0 0 1に表示される原稿サイズ は、マルチ複合プリンタが自動的に識別したものであっても良いし、ユー ザが手動で入力したものであっても良い。

印刷用紙サイズ表示エリア 1 0 0 2には、印刷対象として現在設定され ている用紙のサイズが表示される。

指定印刷倍率表示ェリア 1 0 0 5には、ユーザに手動で指定された印刷 倍率 (例えば 1 0 0 %) が表示される。なお、例えば、原稿サイズ表示ェ リア 1 0 0 1に表示される原稿サイズと、印刷用紙サイズ表示エリア 1 0 0 2に表示される印刷用紙サイズとが異なる場合には、このエリア 1 0 0 5に表示される印刷倍率は、ページフィット機能により自動的に調節され た印刷倍率であっても良い。

プリンタマージン調節エリア 1 0 0 3には、複数種類(例えば 5種類) のプリンタマージンがタッチパネル式等の方法で選択可能に表示される。 また、プリンタマージン調節エリァ 1 0 0 3には、選択可能な複数種類の プリンタマージンの各々に対して、そのプリンタマージンで実際に印刷し た場合にどのように印刷されるかの説明(どのように印刷されるかを識別 することができるマーク等であっても良い)も表示されている。

プリンタマージン調節後印刷倍率表示エリア 1 0 0 4には、上述した複 数種類のプリンタマージンにそれぞれ対応した複数種類(例えば 5種類) のプリンタマージン調節後印刷倍率が表示されている。「プリンタマージ ン調節後印刷倍率」とは、指定された印刷倍率において、どのようにプリ ンタマージンを設定するとどのような印刷倍率に変更されてしまうかを 表す。この図で言えば、例えば、 1 0 0 %印刷(つまり等倍印刷)を指定 した場合に、スキャンマージン「1 . 5 mm」と同じ大きさのプリンタマ —ジン「1 . 5 mm」を選択すれば、確実に 1 0 0 %印刷できることが表 されている。また、例えば、 1 0 0 %印刷を指定したとしても、スキャナ マージン「1 . 5 m m」と大きく異なるプリンタマージン「一3 mm」に 設定してしまえば、印刷倍率は 1 0 5 %と大きくなつてしまうことが表さ れている。プリンタマージン調節後印刷倍率表示エリア 1 0 0 4に表示さ れる各々のプリンタマージン調節後印刷倍率は、指定される印刷倍率(つ まり指定印刷倍率表示ェリア 1 0 0 5に表示される印刷倍率)が変われば それに応じて自動的に変化する。

この実施形態では、ユーザは、このプリンタマージン調節画面 1 0 0 0 において、複数種類のプリンタマージンの中から所望のプリンタマージン を選択することができ、その選択されたプリンタマージンに基づいて複写 が行われる。これにより、好みに合った複写結果を精度良く得ることがで きるようになる。

なお、プリンタマージンの調節形態は、図 1 5に示した形態に限られな レ、。例えば、所定値刻みで増加又は減少させるような方法でも良い。 上述の実施形態に様々な変形を加えることもできる。例えば、複合プリ ンタにおけるプリンタ機構は、ィンクジェットプリンタに限らず、他の種 類のプリンタ、例えば、レーザープリンタであっても良い。また、ふち無 し印刷可能な用紙サイズは、上記 3種類に限定されない。それより多くて も少なくも良い (例えば、写真の L版や 2 L版も、縁なし印刷可能な用紙 サイズとするように印刷機構 2 7等を構成することができる)。

図 1 6は、本発明に従う複合プリンタのまた別の実施形態の要部の構成 と機能を示す。

この複合プリンタは、図 1に示したような機械的構造を有し、そして、 図 1 6に示すように、その内部に、スキャナ回路 2 1 0、 ASIC (Application Specified IC) 2 2 0、ファームウェア(つまり、ファー ムウェアを実行するマイクロプロセッサ) 2 3 0、プリントエンジン 2 4 0及ぴ記憶装置 2 5 0を有する。

スキャナ回路 2 1 0は、イメージスキャン処理 2 1 1を行なって、原稿 台上に置かれている原稿のイメージをスキャンして読み取る。このとき、 ファームウェア 2 3 0は、スキャン制御 2 3 1を行なって、ユーザにより 指定された原稿サイズに応じて決まるスキャン領域をスキャンするよう にイメージスキャン処理 2 1 1を制御する。スキャナ回路 2 1 0から出力 された原稿のスキャンイメージデータ 2 5 1は、例えば RAM又はハード ディスクのような記憶装置 2 5 0に一時的に記憶される。

ASIC 2 2 0は、記憶装置 2 5 0からスキャンイメージデータ 2 5 1を 読み込み、そして、イメージ拡大処理 2 2 1を行なって、そのスキャンィ メージデータ 2 5 1を幾分拡大する(例えば、原稿サイズが A4版のとき は拡大率は 1 0 5 %、原稿サイズが葉書サイズのときは拡大率は 1 0 9 %、 など)。拡大されたイメージデータ 2 5 2は、記憶装置 2 5 0に一時的に 記憶される。その後、 ASIC 2 2 0は、記憶装置 2 5 0から拡大イメージ データ 2 5 2を読み込み、そして、色変換'ハーフトーユング処理 2 2 2 を行なって、その拡大ィメージデータ 2 5 2 (例えば、 RGB フルカラー イメージデータ) を、インクドットのマトリッタスで擬似的に元イメージ を表現した拡大ドットイメージデータ 2 5 3 (例えば、 CMYKバイナリ イメージデータ)に変換する。拡大ドットイメージデータ 2 5 3は、記憶 装置 2 5 0に一時的に記憶される。ところで、この実施形態では、ィメー ジ拡大処理 2 2 1と色変換'ハーフトーエング処理 2 2 2を行なうために、 ASICを使用しているが、これは例示に過ぎず、必ずしもそうである必要 はない。 ASICに代えて又はそれと併用して、例えば、ファームウェアの ようなコンピュータプログラムを実行することで、イメージ拡大処理 2 2 1と色変換 'ハーフトー-ング処理 2 2 2の一方又は双方を行なうことも できる。

ファームウェア 2 3 0は、記憶装置 2 5 0から拡大ドットイメージデー タ 2 5 3を読み込み、そして、トリミング処理 2 3 2を行なって、拡大ド ットイメージデータ 2 5 3から不要な周縁部分を除去した残り部分を有 効な印刷イメージデータ 2 5 4として取り出す。取り出された印刷ィメー ジデータ 2 5 4は一時的に記憶装置 2 5 0に記憶され、その後、プリント エンジン 2 4 0に転送される。プリントエンジン 2 4 0は、印刷イメージ データ 2 5 4を用いてプリントへッドを駆動することでプリントアウト を生成する。

図 1 7は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、スキャナ回路 2 1 0 によってスキャンされる原稿台のスキャン領域を説明するための、原稿台 の平面図を示す。

図 1 7において、参照番号 2 6 0は、この複合プリンタのケーシングに より構成される原稿台用のフレームを示す。このフレーム 2 6 0内に、ガ ラス板の原稿台 2 6 1がはめ込まれている。ユーザは、ガラス原稿台 2 6 1上に所望サイズの原稿を載置して、載置された原稿のサイズを例えば A 4サイズ又は B 5サイズのよ,うに、複合プリンタに対して指定することが できる。複合プリンタは、ガラス原稿台 2 6 1上に载置された実際の原稿 のサイズや配置を知らないが、しかし、ユーザ指定されたサイズの原稿 2 6 2が、ガラス原稿台 2 6 1上に規定の姿勢と配置で(例えば、図 1 7に 例示するように、その原稿 2 6 2の左上端、上短辺及ぴ左長辺がそれぞれ ガラス原稿台 2 6 1の左上端、上短辺及び左長辺に一致した姿勢と配置 で)、載置されているものと想定することができる。このように想定され た原稿 2 6 2を、以下、実際の原稿と区別する意味で「想定原稿」という。 複合プリンタは、ガラス原稿台 2 6 1上での想定原稿 2 6 2の占める領 域をその外側へ所定寸法の上下左右マージン 2 6 4、 2 6 5、 2 6 6及ぴ 2 6 7分だけ若干拡大させ、その拡大された領域 2 6 3をスキャン領域と して設定する。要するに、想定原稿 2 6 2が上下左右マージン 2 6 4、 2 6 5、 2 6 6分の余裕をもってスキャン領域 2 6 3内に完全に包含される ように、スキャン領域 2 6 3が設定される。このようにスキャン領域 2 6 3を想定原稿 2 6 2より適度に大きく設定することで、原稿台 2 6 1上に 置かれた実際の原稿のサイズがユーザ指定されたサイズと一致している 限り、実際の原稿の姿勢と配置が上記の規定のそれから多少ずれていても、 及び、スキャナ機構の機械的精度に起因して実際のスキャン領域が設定さ れたスキャン領域 2 6 3から位置的に僅かにずれたとしても、大抵の場合、 実際の原稿は実際のスキャン領域内に入ることになる(つまり、実際の原 稿の全領域がスキャンされることになる)。例えば、上及ぴ左マージン 2 6 4及ぴ 2 6 6力 S 1 . 5 m m, 下及ぴ右マージン 2 6 5及ぴ 2 6 7が 3 m mとすることができる。

複合プリンタは、このように想定原稿 2 6 2より若干大きいスキャン領 域 2 6 3をスキャンして、そのスキャン領域 2 6 3のイメージデータを、 図 1 6に示したスキャンィメージデータ 2 5 1として出力する。上述した ように、大抵の場合、出力されたスキャンイメージデータ 2 5 1には、ガ ラス原稿台 2 6 1上に置かれた実際の原稿の全領域のイメージデータが 包含されている。

図 1 8は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、イメージ拡大処理 2 2 1とトリミング処理 2 3 2を説明するための、イメージのサイズを示す 図である。

図 1 8に矢印 2 7 9で示すように、イメージ拡大処理 2 2 1では、スキ P02 09328

ヤン領域 2 6 3のイメージデータ(図 1 6のスキャンイメージデータ 2 5 1 ) 力 その中心点 2 6 3 C を中心にして、所定の拡大率で拡大されて、 図示の領域(以下、拡大スキャン領域) 2 7 1のサイズをもつイメージデ ータになる。この拡大スキャン領域 2 7 1のイメージデータが、図 1 6に 示した拡大イメージデータ 2 5 2である。この拡大スキャン領域 2 7 1の イメージデータ内では、元の想定原稿 2 6 2のイメージデータは、矢印 2 7 8に示すように、予めユーザにより指定された印刷媒体(印刷用紙) 2 7 2より若干大きい領域(以下、拡大用紙領域という) 2 7 3のサイズを もつイメージデータに拡大される。この拡大用紙領域 2 7 3は、印刷媒体 2 7 2のサイズを外側へ所定寸法の上下左右のプリンタマージン 2 7 4、 2 7 5、 2 7 6及ぴ 2 7 7分だけ拡大したサイズに等しい。

その後、トリミング処理 2 3 2では、拡大スキャン領域 2 7 1のィメー ジデータのうち、拡大用紙領域 2 7 3の外側の部分 2 8 0 (図 1 8ではク ロスハッチングで示されている)が除去されて、拡大用紙領域 2 7 3のィ メージデータだけが取り出される。こうして取り出された拡大用紙領域 2 7 3のイメージデータが、図 1 6に示す印刷イメージデータ 2 5 4である。 この印刷イメージデータ 2 5 4がプリントエンジン 3 4 0に転送されて、 印刷へッドを駆動する。

上述したように印刷イメージデータ 2 5 4 (拡大用紙領域 2 7 3のィメ ージデータ)は、印刷媒体 2 7 2のサイズを外側へ所定寸法の上下左右の プリンタマージン 2 7 4、 2 7 5、 2 7 6及ぴ 2 7 7分だけ拡大したサイ ズに等しい。これにより、プリントエンジン 3 4 0の紙送り機構の機械的 精度に起因してプラテン上に供給される実際の印刷媒体の位置が規定位 置から若干ずれたとしても、大抵の場合、その実際の印刷媒体は、印刷へ Vドによってスキャンされることになるプラテン上の印刷イメージデー

09328

タの領域 (拡大用紙領域 273)内に完全に入ることになる。これにより、 4辺縁なし複写が可能になる。ここで、上記上下左右のプリンタマージン 274、 2 7 5、 276及ぴ 2 7 7の具体的寸法としては、例えば 3 mm を採用することができる。

必ずしもそうであるわけではないが、多くの場合、原稿サイズと印刷媒 体のサイズは同じである。この場合、イメージ拡大処理 22 1で用いる拡 大率の具体的値として、例えば、指定された原稿サイズが GIS規格の A 4サイズ (2 1 0 X 2 9 7 mm) であれば例えば 1 0 5 、指定された原 稿サイズが葉書サイズ(1 00 X 148 mm) であれば例えば 1 0 9 %が 採用できる。

図 19は、本発明に従う複合プリンタの更にまた別の実施形態の要部の 構成と機能を示す。

この複合プリンタは、図 1に示したような機械的構造を有し、そして、 図 1 9に示すように、その内部に、スキャナ回路 3 1 0、 ASIC (Application Specified IC) 320、ファームウェア(つまり、ファー ムウェアを実行するマイクロプロセッサ) 330、プリントエンジン 34 0及び記憶装置 350を有する。

スキャナ回路 31 0は、プレスキャン処理 3 1 1及ぴ本スキャン処理 3 1 2を手動又は自動で行なうことができる。 4辺縁なし複写を行なう場合、 スキャナ回路 310は、自動的に、プレスキャン処理 3 1 1と本スキャン 処理 31 2をこの順序で連続して自動的に行なう。プレスキャン処理 3 1 1及ぴ本スキャン処理 3 1 2が行なわれるとき、ファームウェア 330は、 スキャン制御 231を行なって、ぞれぞれの処理のスキャン領域と解像度 を制御する。

プレスキャン処理 35 1では、原稿が置かれる可能性のある全領域(例 えば、ガラス原稿台の全体領域)力所定の低い解像度 (例えば、 5 0 d p i )で高速にスキャンされる。プレスキャン処理 3 1 1によって得られ た原稿台全体のプレスキャンイメージデータ 3 5 1は、例えば RAM又は ハードディスクのような記憶装置 3 5 0に一時的に記憶される。

プレスキャン処理 3 5 1が行なわれた後、ファームウェア 3 3 0は、記 憶装置 3 5 0からプレスキャンイメージデータ 3 5 1を読み込み、そして、 プレスキャンイメージデータ 3 5 1に対して原稿領域検出処理 3 3 1を 行なって、原稿台上における実際の原稿の領域を検出する。

原稿領域検出処理 3 3 1の方法には、様々な方法が採用し得る。その内 の一つを例示すると以下の(1)〜(5)の手順のとおりである。

(1) プレスキャンイメージデータ 3 5 1の各画素の輝度値が、所定の しきい値に基づき 2値化される。しきい値は、例えば、輝度値の範囲が 0 - 2 5 5である場合、例えば 2 1 0とすることたができる。

(2) 2値プレスキャンイメージデータ 3 5 1が低解像度化される。例 えば、 2値プレスキャンイメージデータ 3 5 1の 4 X 4 = 1 6画素につい て O R演算を行った結果が、低解像度化された 2値プレスキャンイメージ データ 3 5 1の 1画素になる。この例では、 2値プレスキャンイメージデ ータ 3 5 1の解像度は元の 4分の 1に低下する。なお、以下では、 2値プ レスキャンイメージデータ 3 5 1の元の解像度を第 2解像度、低解像度化 後の解像度を第 1解像度と呼ぶこととする。

(3) 低解像度化で得られた第 1解像度の 2値プレスキャンィメージデ ータ 3 5 1に対してラベリング処理を適用する。ラベリング処理には種々 のアルゴリズムを用いることができるが、一例として 8方向連結に基づく 2パス方式のラベリング処理を用いることができる。ラベリング処理の結 果、第 1解像度の 2値プレスキャンイメージデータ 3 5 1内から、画素値 が 1であって互いに連結している画素群(画素値 1のラベル領域)が抽出 される。

(4) 抽出されたラベル領域に対して、ノイズ除去処理を適用して、原 稿をプレスキャンしたい際に入り込んだゴミや埃などに起因するノイズ 領域をラベル領域から除去する。

(5) ノイズ除去処理の後、ラベル領域を完全に包囲する最小の矩形領 域を、原稿領域として抽出する。

以上のようにして、プレスキャンィケージデータ 3 5 1から原稿領域が 検出されると、その原稿領域の原稿台上での位置を表した原稿領域データ 3 5 5が記憶装置 3 5 0に一時的に記憶される。プレスキャンイメージデ ータ 3 5 1は記憶装置 3 5 0から消去される。

この後、スキャナ回路 3 1 0による本スキャン処理 3 1 2が自動的に実 行される。本スキャン処理 3 1 2のとき、ファームウェア 3 3 0は、原稿 領域データ 3 5 5を用いて、検出された原稿領域の全域が完全にスキャン されるように(つまり、検出された原稿領域がスキャン領域内に完全に包 含されるように)、スキャン領域を制御する。この場合、スキャン領域は、 検出された原稿領域に正確に一致するように制御されても、あるいは、検 出された原稿領域よりも所定のスキャナマージン分だけ若干大きくなる ように制御されてもよい。本スキャン処理 3 1 2で得られた本スキャンィ メージデータ 3 5 2は記憶装置 3 5 0に一時的に記憶される。

ASIC 3 2 0は、記憶装置 3 5 0から本スキャンイメージデータ 3 5 2 を読み込み、そして、イメージ拡大処理 3 2 1を行なって、本スキャンィ メージデータ 3 5 2を幾分拡大する。拡大されたイメージデータ 3 5 2は、 記憶装置 3 5 0に一時的に記憶される。その後、 ASIC 3 2 0は、記憶装 置 3 5 0から拡大イメージデータ 3 5 3を読み込み、そして、色変換 ·ハ ーフトーユング処理 3 2 2を行なって、その拡大ィメージデータ 3 5 3 (例えば、 RGB フルカラーイメージデータ)を、インクドットのマトリ ッタスで擬似的に元イメージを表現した拡大ドットイメージデータ 3 5 4 (例えば、 CMYKバイナリイメージデータ)に変換する。拡大ドット イメージデータ 3 5 4は、記憶装置 3 5 0に一時的に記憶される。なお、 ASICに代えて又はそれと併用して、例えば、ファームウェアのようなコ ンピュータプログラムを実行することで、イメージ拡大処理 3 2 1と色変 換 ·ハーフトー-ング処理 3 2 2の一方又は双方を行なうようにしてもよ い。

ファームウェア 3 3 0は、記憶装置 3 5 0から拡大ドットイメージデー タ 3 5 4を読み込み、そして、トリミング処理 3 3 3を行なって、拡大ド ットイメージデータ 3 5 4から不要な周縁部分を除去して、その残り部分 を有効な印刷イメージデータ 3 5 6として取り出す。取り出された印刷ィ メージデータ 3 5 6は一時的に記憶装置 3 5 0に記憶され、その後、プリ ントエンジン 3 4 0に転送される。プリントエンジン 3 4 0は、印刷ィメ ージデータ 3 5 6を用いてプリントへッドを駆動することでプリントァ ゥトを生成する。

図 2 0は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、プレスキャンと本ス キャンにおけるスキャン領域を説明するための、原稿台の平面図を示す。 図 2 0において、この複合プリンタのケーシングにより構成される原稿 台用のフレーム 2 6 0内に、ガラス板の原稿台 2 6 1がはめ込まれている。 ユーザは、ガラス原稿台 2 6 1上に所望サイズの原稿 3 6 2を載置して、 複合プリンタに対して 4辺縁なし複写の実行を要求することができる。す ると、複合プリンタは、上述したプレスキャン処理 3 1 1を行なう。プレ スキャン処理 3 1 1では、原稿 3 6 2が置かれている可能性のある全領域 を包含する領域、例えば、ガラス原稿台 2 6 1より若干広い領域 3 6 1に、 スキャン領域が設定される。複合プリンタは、このプレスキャンのスキヤ ン領域 3 6 1を高速にスキャンして、このスキャン領域 3 6 1のイメージ データ(図 1 9のプレスキャンイメージ 3 5 1 ) を出力する。

続いて、上述した原稿領域検出処理 3 3 1が行なわれて、スキャン領域 3 6 1の中から実際の原稿領域 3 6 2が検出される。その後、上述した本 スキャン処理 3 1 2が行なわれて、検出された原稿領域 3 6 2がスキャン される。本スキャン処理 3 1 2でのスキャン領域は、原稿領域 3 6 2と全 く同じであっても、それより所定のスキャナマージン分だけ若干大きくて も良い(要するに、原稿領域 3 6 2がスキャン領域 2 6 3内に完全に包含 されるようになっていればよい)力以下では、説明を簡単にするため、 原稿領域 3 6 2と全く同じスキャン領域が採用された場合を想定して説 明を行なう。

図 2 1は、 4辺縁なし複写を行なう場合における、イメージ拡大処理 3 2 1とトリミング処理 3 3 3を説明するための、イメージのサイズを示す 図である。

図 2 1に矢印 3 7 8で示すように、イメージ拡大処理 3 2 1では、原稿 領域 3 6 2のイメージデータ(図 1 9の本スキャンイメージデータ 3 5 2 ) 力その中心点 3 6 2 Cを中心にして拡大されて、図示のような領域 (以下、拡大原稿領域という) 3 7 1のサイズをもつイメージデータにな る。この拡大原稿領域 3 7 1のイメージデータが、図 1 9に示した拡大ィ メージデータ 3 5 3である。この拡大原稿領域 3 7 1の縦長又は横長(好 ましくは、縦長と横長のうち短い方)は、予めユーザにより指定された印 刷媒体(印刷用紙) 2 7 2より若干大きい領域(以下、拡大用紙領域) 2 7 3に等しい。この拡大用紙領域 2 7 3は、印刷媒体 (印刷用紙) 2 7 2の T JP02/09328

サイズを外側へ所定寸法の上下左右のプリンタマージン 2 7 4、 2 7 5、

2 7 6及ぴ 2 7 7分だけ拡大したサイズに等しい。原稿領域 3 6 2の縦横 寸法比と印刷媒体 2 7 2のそれとが同じ場合には、拡大原稿領域 3 7 1は 拡大用紙領域 2 7 3に一致する。図 2 1に示された例のように、原稿領域

3 6 2の縦横寸法比と印刷媒体 2 7 2のそれとが異なる場合には、拡大原 稿領域 3 7 1は、縦又は横の寸法において、拡大用紙領域 2 7 3よりも大 きい。ここで、上記上下左右のプリンタマージン 2 7 4、 2 7 5、 2 7 6 及ぴ 2 7 7の具体的寸法としては、例えば 3 mmを採用することができる。 その後、トリミング処理 3 3 3では、拡大原稿領域 3 7 1のイメージデ ータのうち、拡大用紙領域 2 7 3の外側の部分 3 7 2 (図 2 1ではクロス ハッチングで示されている)が除去されて、拡大用紙領域 2 7 3のィメー ジデータだけが取り出される。こうして取り出された拡大用紙領域 2 7 3 のイメージデータが、図 2 1に示す印刷イメージデータ 3 5 6である。こ の印刷イメージデータ 3 5 6がプリントエンジン 3 4 0に転送されて、印 刷へッドを駆動する。

以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これは本発明の 説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する 趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。