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1. WO2020161892 - APPAREIL ÉLECTRONIQUE

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明 細 書

発明の名称 電子機器

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056  

産業上の利用可能性

0057  

符号の説明

0058  

請求の範囲

1   2   3  

図面

1   2   3   4   5  

明 細 書

発明の名称 : 電子機器

技術分野

[0001]
 この発明は、タッチパネルを振動可能に支持する電子機器に関する。

背景技術

[0002]
 従来、ユーザのタッチ操作に応じて、その指先に振動をフィードバックする機能を有する電子機器が提供されている。この電子機器は、タッチパネルを振動可能に支持しており、当該タッチパネルに加振力を与えるアクチュエータを備えている。このような、電子機器のアクチュエータとしては、ボイスコイルアクチュエータが多く採用されている。
[0003]
 ボイスコイルアクチュエータは、固定側の磁気回路部と、可動側のコイル部とから構成されており、磁気回路部とコイル部との間に、磁界を発生させることにより、コイル部を磁気回路部に対して振動させる。また、ボイスコイルアクチュエータは、スピーカのアクチュエータとしても採用されている。そして、このような、従来のボイスコイルアクチュエータとしては、例えば、特許文献1に開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開昭61-28296号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 上記従来のボイスコイルアクチュエータは、磁気回路部の磁石をコイル部のコイルの外側に配置した外磁型のボイスコイルアクチュエータとなっている。一般的に、外磁型のボイスコイルアクチュエータは、磁石をコイルの外側に配置することにより、磁石の大型化を図ることができ、当該磁石の断面積を確保して、磁気回路部における磁束密度を高めることができる。ボイスコイルアクチュエータが発揮する加振力の大きさは、磁束密度の高さに比例する。
[0006]
 また、ボイスコイルアクチュエータが効率的に加振力を発揮するためには、磁気回路部におけるヨークとポールとの間の隙間を狭くして、磁束密度を高めた状態で、その隙間内に、コイルを高精度に位置決めする必要がある。このとき、磁気回路部とコイル部との間の位置決め精度が不十分となる場合には、磁気回路部のヨーク及びポールと、コイル部のコイルとが接触してしまい、ボイスコイルアクチュエータは、破損するおそれがある。
[0007]
 この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コイル部と磁気回路部との間の位置決めを行うことにより、必要な磁束密度の高さで加振力を得ることができる電子機器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 この発明に係る電子機器は、タッチ操作がなされる操作面を有するパネルと、そのタッチ操作に応じて操作面に加振力を与えるアクチュエータと、パネルを、弾性部材を介して支持する固定部材とを備え、アクチュエータは、固定部材に設けられ、環状をなす磁気隙間を有する磁気回路部と、パネルの後面に設けられ、磁気隙間内に配置される円筒状をなすコイルを有するコイル部と、コイル部が磁気回路部側に向けて押し込まれたときに、磁気回路部とコイル部とを嵌合させて、磁気回路部の中心位置とコイル部の中心位置とを位置合わせする嵌合部とを備えることを特徴とするものである。

発明の効果

[0009]
 この発明によれば、コイル部と磁気回路部との間の位置決めを行うことにより、必要な磁束密度の高さで加振力を得ることができる。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 実施の形態1に係る電子機器の正面図である。
[図2] 図1のII-II矢視断面図である。
[図3] 図1のIII-III矢視断面図である。
[図4] 実施の形態1に係る電子機器の凹凸嵌合構造を示した図である。図4Aは嵌合部が嵌合する前の状態を示した図である。図4Bは嵌合部が嵌合した後の状態を示した図である。
[図5] 実施の形態2に係る電子機器の凹凸嵌合構造を示した図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
[0012]
実施の形態1.
 先ず、実施の形態1に係る電子機器の構成について、図1から図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る電子機器の正面図である。図2は、図1のII-II矢視断面図である。図3は、図1のIII-III矢視断面図である。
[0013]
 実施の形態1に係る電子機器は、車両に設置された車載機器であって、ユーザのタッチ操作に応じて、その指先に振動をフィードバックする機能を有している。この電子機器は、前部意匠パネル11、後部意匠パネル12、本体筐体13、タッチパネル14、液晶パネル15、ばね16、及び、ボイスコイルアクチュエータ20を備えている。これに対して、車両の車室内には、車両パネル51、取付板52、及び、車両固定部53が設けられている。
[0014]
 前部意匠パネル11及び後部意匠パネル12は、電子機器の外殻を構成するものであって、互いに接合されている。前部意匠パネル11は、電子機器の前部に配置されており、矩形枠状をなしている。この前部意匠パネル11は、矩形をなす開口部11aを有している。後部意匠パネル12は、電子機器の後部に配置されており、矩形板状をなしている。そして、前部意匠パネル11の下縁部及び後部意匠パネル12の下縁部は、その外側から車両パネル51によって覆われており、当該車両パネル51に固定されている。
[0015]
 本体筐体13、タッチパネル14、液晶パネル15、ばね16、及び、ボイスコイルアクチュエータ20は、前部意匠パネル11と後部意匠パネル12との取り付けによって形成された内部空間に設けられている。このうち、本体筐体13は、取付板52を介して、車両固定部53に固定されている。この本体筐体13は、固定部材を構成するものである。
[0016]
 タッチパネル14及び液晶パネル15は、共に矩形をなしており、タッチパネル14は、液晶パネル15よりも大きいパネルである。そして、タッチパネル14の後面と液晶パネル15の前面とは、貼り合わされている。このとき、液晶パネル15は、タッチパネル14の中央部に位置しており、タッチパネル14の後面における外周縁部には、液晶パネル15が貼り付けられてはいない。
[0017]
 タッチパネル14は、液晶パネル15と貼り合わされた状態で、前部意匠パネル11の開口部11a内に収納されている。タッチパネル14の前面は、前部意匠パネル11の開口部11aから露出して前方を向いており、操作面14aを構成している。この操作面14aは、ユーザからのタッチ操作を受け付けるものである。
[0018]
 ばね16は、本体筐体13の前面とタッチパネル14の後面における外周縁部との間の複数箇所において、折り曲げられた状態で接続されている。このばね16の両端は、ねじ17を用いて固定されている。これにより、タッチパネル14は、ばね16の弾性力を利用して、本体筐体13に対して振動可能に支持されている。即ち、タッチパネル14は、本体筐体13に対して、フローティング状態となっている。なお、ばね16は、弾性部材を構成するものである。
[0019]
 ボイスコイルアクチュエータ20は、本体筐体13の前面とタッチパネル14の後面における外周縁部との間に、複数設けられている。但し、図1及び図3に示したボイスコイルアクチュエータ20は、タッチパネル14の後面における左右両周縁部のみに対応して設けられているが、これに加えて、その後面における上下両周縁部に設けても構わない。また、ボイスコイルアクチュエータ20は、タッチパネル14の後面における上下両周縁部のみに対応して設けても構わない。即ち、ボイスコイルアクチュエータ20の設置数量及び設置位置は、適宜、調整可能である。
[0020]
 更に、ボイスコイルアクチュエータ20は、外形が円形をなしており、コイル部20A及び磁気回路部20Bを有している。コイル部20Aと磁気回路部20Bとは、同軸状に配置されている。そして、コイル部20Aは、タッチパネル14の後面における外周縁部に接着されている。一方、磁気回路部20Bは、本体筐体13の前面に固定されている。
[0021]
 コイル部20Aは、押し子21、コイルボビン22、及び、コイル23を有している。押し子21は、円形状をなしており、その前面がタッチパネル14の後面に接着されている。また、押し子21は、嵌合凸部210を有している。この嵌合凸部210は、押し子21の後面中心部に設けられており、当該後面から後方に向けて突出している。コイルボビン22は、円筒状をなしており、押し子21の後面に設けられている。コイル23は、ボイスコイルアクチュエータ20の振動源となるものであって、コイルボビン22の外周面に巻き付けられている。
[0022]
 磁気回路部20Bは、ヨーク24、ポール25、磁石26、及び、磁気隙間27を有している。ヨーク24及びポール25は、磁性材料で形成されている。
[0023]
 ヨーク24は、円形状をなす底板部と、円筒部とから構成されている。ヨーク24の底板部は、本体筐体13の前面に対して、ねじ18を用いて固定されている。ねじ18は、本体筐体13の後方から、当該本体筐体13に形成される通し孔13aを貫通して、ヨーク24の底板部に締結している。
[0024]
 ポール25及び磁石26は、円形状をなしており、ヨーク24の円筒部内において、同軸状に重ね合わされて配置されている。磁石26は、ヨーク24の底面に設けられており、ポール25は、その磁石26の前面に設けられている。なお、ポール25の外径は、磁石26の外径以上となっている。
[0025]
 また、ポール25は、嵌合凹部250を有している。この嵌合凹部250は、ポール25の前面中心部に設けられており、当該前面から後方に向けて凹んでいる。これにより、上記嵌合凸部210と嵌合凹部250とは、嵌合可能となっている。なお、嵌合凸部210と嵌合凹部250とは、嵌合部を構成するものである。この嵌合部の詳細については、図4を用いて後述する。
[0026]
 そして、ヨーク24における円筒部の内周面と、ポール25の外周面との間には、環状をなす磁気隙間27が形成されている。これに対して、コイルボビン22の外周面に巻き付けられたコイル23は、磁気隙間27内に配置されている。これにより、磁石26は、コイル23の内側に配置されることになる。このように、ボイスコイルアクチュエータ20は、磁石26をコイル23の内側に配置させた構成となるため、内磁型のボイスコイルアクチュエータとなっている。
[0027]
 従って、ボイスコイルアクチュエータ20は、コイル23に供給された振動電流と、磁気隙間27内をポール25からヨーク24に向けて流れる磁束との相互作用によって、コイル23がコイルボビン22と一体となって、コイル部20Aの軸方向において振動する。そして、ボイスコイルアクチュエータ20によって発生された振動は、タッチパネル14に伝達される。
[0028]
 ここで、押し子21の後面とポール25の前面との間には、前後方向において、所定量の隙間が設けられている。この隙間は、コイル部20Aが振動しても、押し子21の後面とポール25の前面とが接触しない程度の隙間となっている。これにより、嵌合凸部210と嵌合凹部250とは、コイル部20Aが振動しても、接触しない。
[0029]
 即ち、前部意匠パネル11、後部意匠パネル12、本体筐体13、及び、磁気回路部20Bは、電子機器を構成する部材の中でも、車両側に固定される固定部となっている。一方、タッチパネル14、液晶パネル15、及び、コイル部20Aは、上記固定部に対して、ばね16によって振動可能に支持される可動部となっている。
[0030]
 また、実施の形態1に係る電子機器は、その製造時において、押し子21の嵌合凸部210と、ポール25の嵌合凹部250とを、当該電子機器の前後方向において嵌合させて、コイル部20Aの中心位置と磁気回路部20Bの中心位置とを互いに位置合わせさせる。そして、実施の形態1に係る電子機器は、上記の如く、コイル部20Aと磁気回路部20Bとが同軸状に配置された状態で、ボイスコイルアクチュエータ20におけるコイル部20Aと磁気回路部20Bとの間の位置決めを行う。この結果、実施の形態1に係る電子機器は、環状をなす磁気隙間27を、全周に亘って、均一な長さで保持することができる。
[0031]
 次に、実施の形態1に係る電子機器の凹凸嵌合構造について、図4を用いて説明する。図4Aは、嵌合部が嵌合する前の状態を示した図である。図4Bは、嵌合部が嵌合した後の状態を示した図である。
[0032]
 押し子21の嵌合凸部210は、テーパ状に突出している。この嵌合凸部210は、凸面211及び外周傾斜面212を有している。凸面211は、嵌合凸部210の中で最も突出した頂面を形成している。外周傾斜面212は、所謂、テーパ面であって、凸面211の周囲に形成されている。
[0033]
 ポール25の嵌合凹部250は、テーパ状に凹んでいる。この嵌合凹部250は、凹面251及び内周傾斜面252を有している。凹面251は、嵌合凹部250の中で最も凹んだ底面を形成している。内周傾斜面252は、所謂、内径テーパ面であって、凹面251の周囲に形成されている。
[0034]
 このとき、凸面211の直径D1は、凹面251の直径D2以上となっている。即ち、凸面211と凹面251とは、D1≧D2となる関係を有している。また、外周傾斜面212の押し子21の裏面に対する傾斜角度と、内周傾斜面252のポール25の前面に対する傾斜角度とは、同じ傾斜角度となっている。これにより、コイル部20Aと磁気回路部20Bとは、嵌合時において、外周傾斜面212と内周傾斜面252とが互いに接触して中心に向けてガイドするため、より確実に、中心位置同士を位置合わせすることができる。この結果、実施の形態1に係る電子機器は、ボイスコイルアクチュエータ20におけるコイル部20Aと磁気回路部20Bとの間の位置決めを、高精度に行うことができる。
[0035]
 次に、実施の形態1に係る電子機器の製造方法について、図1から図4を用いて説明する。
[0036]
 先ず、タッチパネル14の後面と液晶パネル15の前面とが、接着される。また、ばね16の一端が、タッチパネル14の後面における外周縁部に対して、ねじ17を用いて固定される。
[0037]
 次いで、タッチパネル14の後面における外周縁部と、コイル部20Aにおける押し子21の前面とが、接着される。これにより、可動部の組み立てが完了する。
[0038]
 そして、磁気回路部20Bが、本体筐体13の前面に対して、ねじ18を用いて仮固定される。なお、磁気回路部20Bの仮固定状態とは、ねじ18のねじ部がヨーク24に締結するものの、ねじ18の頭部が本体筐体13の後面に当接しておらず、磁気回路部20Bが本体筐体13に対して通し孔13aとねじ18との間の隙間量の分だけ移動できる状態のことである。
[0039]
 続いて、ばね16の他端が、本体筐体13の前面に対して、ねじ17を用いて固定される。
[0040]
 次いで、可動部が、所定の荷重で、固定部側に向けて押し込まれ、押し子21の嵌合凸部210とポール25の嵌合凹部250とが嵌合する。これにより、外周傾斜面212と内周傾斜面252とが、互いに接触して中心に向けてガイドするため、コイル部20Aと磁気回路部20Bとは、中心位置同士が位置合わせされる。
[0041]
 そして、磁気回路部20Bが、本体筐体13の前面に対して、ねじ18を用いて固定される。なお、磁気回路部20Bの固定状態とは、ねじ18のねじ部がヨーク24に締結すると共に、ねじ18の頭部が本体筐体13の後面に当接し、磁気回路部20Bが本体筐体13に対して移動できない状態のことである。この結果、環状をなす磁気隙間27は、全周に亘って、均一な長さで保持される。
[0042]
 続いて、可動部を押し込んでいた荷重が、取り除かれる。これにより、可動部が、ばね16の弾性力によって、通常の位置に復帰し、押し子21の後面とポール25の前面との間には、所定量の隙間が形成される。
[0043]
 次いで、タッチパネル14が、前部意匠パネル11の開口部11a内に嵌め込めれた後、その前部意匠パネル11と、本体筐体13をその後方から覆った後部意匠パネル12とが、組み付けられる。
[0044]
 また、実施の形態1に係る電子機器は、内磁型のボイスコイルアクチュエータ20を備えることにより、磁石26をコイル23の内側に配置して、当該磁石26の小型化を図り、電子機器全体の小型化を図っている。内磁型のボイスコイルアクチュエータ20は、外磁型のボイスコイルアクチュエータと比べて、磁石26を小さくできるものの、その分、磁石26の断面積が小さくなり、磁束密度の低下を招くおそれがある。
[0045]
 しかしながら、実施の形態1に係る電子機器は、内磁型のボイスコイルアクチュエータ20を採用しても、嵌合凸部210と嵌合凹部250とから構成される嵌合部を用いて、コイル部20Aと磁気回路部20Bとの間の位置決めを高精度に行うことができるため、磁気隙間27を狭くして、磁束密度の向上を図ることができる。そこで、加振力をF、磁束密度をB、コイル線長をL、及び、コイル23に流れる電流をiとすると、F=B*L*iという関係式が得られる。この関係式から明らかなように、実施の形態1に係る電子機器は、磁束密度を向上させることにより、より大きな加振力を得ることができる。
[0046]
 但し、実施の形態1に係る電子機器は、コイル部20Aに嵌合凸部210を設ける一方、磁気回路部20Bに嵌合凹部250を設ける構成としているが、コイル部20Aに嵌合凹部を設ける一方、磁気回路部20Bに嵌合凸部を設ける構成としても構わない。また、実施の形態1に係る電子機器は、コイル部20Aを可動部に設ける一方、磁気回路部20Bを固定部に設ける構成としているが、コイル部20Aを固定部に設ける一方、磁気回路部20Bを可動部に設ける構成としても構わない。
[0047]
 以上より、実施の形態1に係る電子機器は、タッチ操作がなされる操作面14aを有するタッチパネル14と、そのタッチ操作に応じて操作面14aに加振力を与えるボイスコイルアクチュエータ20と、タッチパネル14をばね16を介して支持する本体筐体13とを備えている。そして、ボイスコイルアクチュエータ20は、本体筐体13に設けられ、環状をなす磁気隙間27を有する磁気回路部20Bと、タッチパネル14の後面に設けられ、磁気隙間27内に配置される円筒状をなすコイル23を有するコイル部A20と、コイル部20Aが磁気回路部20B側に向けて押し込まれたときに、コイル部20Aと磁気回路部20Bとを嵌合させて、コイル部20Aの中心位置と磁気回路部20Bの中心位置とを位置合わせする嵌合凸部210及び嵌合凹部250とを備えている。これにより、実施の形態1に係る電子機器は、コイル部20Aと磁気回路部20Bとの間の位置決めを行うことにより、必要な磁束密度の高さで加振力を得ることができる。
[0048]
 また、実施の形態1に係る電子機器は、磁気回路部20Bから突出し、凸面211及び当該凸面211の周囲に形成される外周傾斜面212を有する嵌合凸部210と、コイル部20Aに凹むように設けられると共に、嵌合凸部210と嵌合し、凹面251及び当該凹面251の周囲に形成される内周傾斜面252を有する嵌合凹部250とを備えている。そして、凸面211の直径D1は、凹面251の直径D2以上であり、外周傾斜面212の傾斜角度と、内周傾斜面252の傾斜角度とは、同じ傾斜角度となっている。これにより、実施の形態1に係る電子機器は、コイル部20Aと磁気回路部20Bとの嵌合時において、外周傾斜面212と内周傾斜面252とが互いに接触して中心に向けてガイドするため、より確実に、コイル部20Aの中心位置と磁気回路部20Bの中心位置とを位置合わせすることができる。
[0049]
 更に、実施の形態1に係る電子機器は、嵌合凸部210及び嵌合凹部250を備えることにより、操作面14aへのタッチ操作が所定の荷重以上で行われて、タッチパネル14が後方に向けて押し込まれた場合であっても、嵌合凸部210が嵌合凹部250に嵌合するため、タッチパネル14における必要以上の後退を規制することができる。これにより、実施の形態1に係る電子機器は、ボイスコイルアクチュエータ20の破損を防止することができる。
[0050]
実施の形態2.
 実施の形態2に係る電子機器の構成について、図5を用いて説明する。図5は、実施の形態2に係る電子機器の凹凸嵌合構造を示した図である。
[0051]
 図5に示した実施の形態2に係る電子機器は、実施の形態1に係る電子機器における嵌合凸部210及び嵌合凹部250に替えて、外周傾斜面21a及び内周傾斜面24aを備えた構成となっている。外周傾斜面21a及び内周傾斜面24aは、嵌合部を構成するものである。
[0052]
 押し子21は、外周傾斜面21aを有している。この外周傾斜面21aは、コイル部20Aの外周側に設けられている。一方、ヨーク24は、内周傾斜面24aを有している。この内周傾斜面24aは、ヨーク24の円筒部における内周側に設けられている。また、外周傾斜面21aの押し子21の裏面に対する傾斜角度と、内周傾斜面24aのヨーク24の前端面に対する傾斜角度とは、同じ傾斜角度となっている。そして、外周傾斜面21aと内周傾斜面24aとは、嵌合可能となっている。
[0053]
 これにより、コイル部20Aと磁気回路部20Bとは、嵌合時において、外周傾斜面21aと内周傾斜面24aとが互いに接触して中心に向けてガイドするため、より確実に、中心位置同士を位置合わせすることができる。この結果、実施の形態2に係る電子機器は、ボイスコイルアクチュエータ20におけるコイル部20Aと磁気回路部20Bとの間の位置決めを、高精度に行うことができる。
[0054]
 但し、実施の形態2に係る電子機器は、コイル部20Aに外周傾斜面21aを設ける一方、磁気回路部20Bに内周傾斜面24aを設ける構成としているが、コイル部20Aに内周傾斜面を設ける一方、磁気回路部20Bに外周傾斜面を設ける構成としても構わない。
[0055]
 以上より、実施の形態2に係る電子機器は、磁気回路部20Bの外周側に設けられる外周傾斜面21aと、コイル部20Aの内周側に設けられ、外周傾斜面21aと嵌合する内周傾斜面24aとを備えている。これにより、実施の形態2に係る電子機器は、コイル部20Aと磁気回路部20Bとの嵌合時において、外周傾斜面21aと内周傾斜面24aとが互いに接触して中心に向けてガイドするため、より確実に、コイル部20Aの中心位置と磁気回路部20Bの中心位置とを位置合わせすることができる。
[0056]
 なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、もしくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。

産業上の利用可能性

[0057]
 この発明に係る電子機器は、嵌合部を用いて、アクチュエータにおける磁気回路部とコイル部との間の位置決めを行うことができ、タッチパネルを振動可能に支持する電子機器に用いるのに適している。

符号の説明

[0058]
 11 前部意匠パネル、11a 開口部、12 後部意匠パネル、13 本体筐体、13a 通し孔、14 タッチパネル、14a 操作面、15 液晶パネル、16 ばね、17,18 ねじ、20 ボイスコイルアクチュエータ、20A コイル部、20B 磁気回路部、21 押し子、21a 外周傾斜面、210 嵌合凸部、211 凸面、212 外周傾斜面、22 コイルボビン、23 コイル、24 ヨーク、24a 内周傾斜面、25 ポール、250 嵌合凹部、251 凹面、252 内周傾斜面、26 磁石、27 磁気隙間、51 車両パネル、52 取付板、53 車両固定部。

請求の範囲

[請求項1]
 タッチ操作がなされる操作面を有するパネルと、
 そのタッチ操作に応じて前記操作面に加振力を与えるアクチュエータと、
 前記パネルを、弾性部材を介して支持する固定部材とを備え、
 前記アクチュエータは、
 前記固定部材に設けられ、環状をなす磁気隙間を有する磁気回路部と、
 前記パネルの後面に設けられ、前記磁気隙間内に配置される円筒状をなすコイルを有するコイル部と、
 前記コイル部が前記磁気回路部側に向けて押し込まれたときに、前記磁気回路部と前記コイル部とを嵌合させて、前記磁気回路部の中心位置と前記コイル部の中心位置とを位置合わせする嵌合部とを備える
 ことを特徴とする電子機器。
[請求項2]
 前記嵌合部は、
 前記磁気回路部または前記コイル部から突出し、凸面及び当該凸面の周囲に形成される外周傾斜面を有する嵌合凸部と、
 前記コイル部または前記磁気回路部に凹むように設けられると共に、前記嵌合凸部と嵌合し、凹面及び当該凹面の周囲に形成される内周傾斜面を有する嵌合凹部とを備え、
 前記凸面の直径は、前記凹面の直径以上であり、
 前記外周傾斜面の傾斜角度と、前記内周傾斜面の傾斜角度とは、同じ傾斜角度である
 ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
[請求項3]
 前記嵌合部は、
 前記磁気回路部または前記コイル部の外周側に設けられる外周傾斜面と、
 前記コイル部または前記磁気回路部の内周側に設けられ、前記外周傾斜面と嵌合する内周傾斜面とを備える
 ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]