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1. WO2019123535 - UNITÉ DE CELLULE ET BATTERIE ASSEMBLÉE

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明 細 書

発明の名称 電池ユニット及び組電池

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014  

発明の効果

0015  

図面の簡単な説明

0016  

発明を実施するための形態

0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063  

符号の説明

0064  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : 電池ユニット及び組電池

技術分野

[0001]
 本発明は、電池ユニット及び組電池に関する。

背景技術

[0002]
 所望の出力電圧を得るために、複数の鉛蓄電池を組み合わせた組電池が用いられることがある。特許文献1には、上下方向に積み重ねられた複数の電池ユニットを備える組電池が開示されている。電池ユニットのそれぞれは、枠体と、枠体に一方向に配列された状態で収容される複数の鉛蓄電池と、を備える。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2002-93397号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1に記載の組電池では、枠体(筐体)から露出している鉛蓄電池の側面に電極端子が設けられており、互いに隣り合う鉛蓄電池の電極端子同士が接続端子(接続部材)を用いて接続されている。しかしながら、上面に電極端子を有する鉛蓄電池が用いられることがある。このような鉛蓄電池を特許文献1に記載の筐体に収容する場合、電極端子が筐体内に位置することになるので、互いに隣り合う鉛蓄電池の電極端子同士を接続部材で接続する作業に手間が掛かるおそれがある。
[0005]
 本技術分野では、電極端子を接続する接続作業の作業性を向上させることが望まれている。

課題を解決するための手段

[0006]
 本発明の一側面に係る電池ユニットは、第1方向に沿って配列された第1部分及び第2部分と第1部分に設けられた電極端子とをそれぞれが有する複数の鉛蓄電池と、開口が設けられた一側面を有し、開口を介して第1部分が第1方向に沿って突出した状態で複数の鉛蓄電池を収容する筐体と、を備える。第1部分は、第1方向と交差する第2方向における端面を有する。第2部分は、第2方向において、端面よりも突出している。電極端子は、端面に設けられる。
[0007]
 この電池ユニットでは、第1方向に沿って配列された第1部分及び第2部分を有する複数の鉛蓄電池が、筐体の一側面に設けられた開口を介して、第1部分が第1方向に沿って突出した状態で筐体に収容される。鉛蓄電池の電極端子は、第1部分の第1方向と交差する第2方向における端面に設けられる。このため、電極端子は、筐体の外部に位置するので、筐体から露出している。また、鉛蓄電池の第2部分は、第2方向において端面よりも突出している。このため、例えば、複数の電池ユニットを第2方向に積み重ねたとしても、第2部分の突出量により、鉛蓄電池の電極端子を接続部材で接続する接続作業のための作業空間を大きくすることができる。これにより、筐体の第2方向における長さを短くすることができる。したがって、複数の電池ユニットを第2方向に積み重ねた構成を有する組電池において、第2方向の長さを短くすることができ、第2方向において、接続作業の作業範囲を狭めることができる。その結果、接続作業の作業性を向上させることが可能となる。
[0008]
 複数の鉛蓄電池は、第1方向及び第2方向と交差する第3方向に沿って配列されてもよい。この場合、第3方向に沿って電極端子が配列されるので、互いに隣り合う2つの鉛蓄電池の接続作業を容易化することができる。
[0009]
 筐体は、第2方向に沿ってボルトを挿通するための挿通孔が設けられた取付部を有してもよい。例えば、複数の電池ユニットが第2方向に沿って積み重ねられた場合、第2方向において互いに隣り合う2つの電池ユニットを、挿通孔を介してボルトで固定することができる。
[0010]
 筐体は、複数の鉛蓄電池を収容する収容空間を規定する側壁をさらに有してもよい。取付部は、側壁から収容空間とは反対側に向かって延びるように設けられてもよい。この場合、鉛蓄電池が筐体に収容されている状態で、電池ユニットの取り付け及び取り外しを行うことができる。
[0011]
 上記電池ユニットは、筐体から複数の鉛蓄電池が脱落することを防止するためのカバー部材をさらに備えてもよい。カバー部材は、第1方向において、第1部分と対向するように配置されてもよい。この場合、カバー部材は、鉛蓄電池のうちの電極端子が設けられていない面に配置されるので、カバー部材によって覆われる鉛蓄電池の面積を大きくすることができ、鉛蓄電池が筐体から脱落する可能性を低減することができる。
[0012]
 本発明の別の側面に係る組電池は、複数の上述の電池ユニットを備える。この組電池は上述の電池ユニットを備えているので、接続作業の作業性を向上させることが可能となる。
[0013]
 複数の電池ユニットは、一側面が同じ方向を向くように、第2方向に沿って積層されてもよい。複数の電池ユニットの筐体は、組電池筐体を成してもよい。複数の電池ユニットの一側面は、複数の鉛蓄電池を組電池筐体に出し入れ可能な収容面を成していてもよい。この場合、組電池の同じ方向から鉛蓄電池を収容又は取り出すことができる。このため、鉛蓄電池を収容又は取り出す際の作業性を向上させることが可能となる。
[0014]
 組電池筐体の収容面とは異なる面は、閉塞されていてもよい。この場合、組電池筐体の収容面以外の面は閉塞されているので、組電池の設置の制限を軽減することができる。

発明の効果

[0015]
 電極端子を接続する接続作業の作業性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

[0016]
[図1] 図1は、一実施形態に係る組電池を概略的に示す斜視図である。
[図2] 図2は、図1の電池ユニットを概略的に示す斜視図である。
[図3] 図3は、図2の電池ユニットの分解斜視図である。
[図4] 図4は、図1の鉛蓄電池を概略的に示す側面図である。
[図5] 図5は、図1の組電池筐体を概略的に示す斜視図である。
[図6] 図6は、図5の組電池筐体の背面図である。
[図7] 図7は、電池ユニットの変形例を概略的に示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0017]
 以下、図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。なお、図面において、同一又は同等の要素には同じ符号が付され、重複する説明は省略される。図面にはXYZ直交座標系が示される。
[0018]
<組電池>
 図1は、一実施形態に係る組電池を概略的に示す斜視図である。図1に示される組電池1は、複数の鉛蓄電池10を電気的に接続した電池であり、例えば、HVDC(High Voltage Direct Current)用の電池である。鉛蓄電池10は、例えば、12Vバッテリーである。組電池1は、台座部2と、複数(本実施形態では、6つ)の電池ユニット3と、負極出力端子4と、正極出力端子5と、を備えている。なお、以下の説明における「前」、「後」、「左」、及び「右」は、組電池1において、後述のカバー部材30が設けられる方向を「前」方向としたときの各方向を示す場合がある。また、以下の説明における「上」及び「下」は、それぞれ、鉛直上方及び鉛直下方を示す場合がある。
[0019]
 台座部2は、組電池1の下部に配置されている。台座部2は、板状部材である。台座部2は、例えば、SS400等の金属で形成されている。台座部2は、組電池1を設置する床面に設けられる。床面に敷設された絶縁シートの上に台座部2が設けられてもよい。負極出力端子4及び正極出力端子5は、組電池1に蓄積されている電力を組電池1の外部に出力するための端子である。負極出力端子4及び正極出力端子5は、最上段の電池ユニット3に設けられている。負極出力端子4及び正極出力端子5は、左右方向(X軸方向;第3方向)において、最上段の電池ユニット3の両端に配置されており、上方に突出している。
[0020]
 複数の電池ユニット3は、台座部2上に配置され、左右方向と交差する上下方向(Y軸方向;第2方向)に沿って積み重ねられている。具体的には、複数の電池ユニット3は、側壁20cの外面20h(図2及び図3参照)が同じ方向(前)を向くように、上下方向に沿って積み重ねられている。上下方向に互いに隣り合う2つの電池ユニット3は、例えばボルト41及びナット42によって互いに固定されている。最下段の電池ユニット3は、例えばボルト41及びナット42によって台座部2に固定されている。
[0021]
 複数の電池ユニット3のうちの下方に位置する電池ユニット3には、L字状の補強部材6が取り付けられる。補強部材6は、積み重ねられた電池ユニット3の重量によって、電池ユニット3が変形するのを抑制するための部材である。具体的には、補強部材6は、板材61と、板材61と直角を成す板材62と、板材61及び板材62を連結する連結部63と、を有している。板材61及び板材62には、ボルトを挿入可能な貫通孔(不図示)が設けられている。
[0022]
<電池ユニット>
 次に、図2~図4を参照して、電池ユニット3を詳細に説明する。図2は、図1の電池ユニットを概略的に示す斜視図である。図3は、図2の電池ユニットの分解斜視図である。図4は、図1の鉛蓄電池を概略的に示す側面図である。図2及び図3に示されるように、複数の電池ユニット3のそれぞれは、複数の鉛蓄電池10と、筐体20と、カバー部材30と、を備えている。図1の組電池1では、最上段の電池ユニット3は、3個の鉛蓄電池10を備えており、その他の電池ユニット3は、5個の鉛蓄電池10を備えている。
[0023]
 図2~図4に示されるように、鉛蓄電池10は、左右方向及び上下方向と交差する前後方向(Z軸方向;第1方向)に延びる略直方体形状を有する。鉛蓄電池10は、上面が開口している電槽11と、電槽11の開口を塞ぐ蓋12と、を備えている。電槽11及び蓋12は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ABS、及びポリフェニレンエーテル(PPE)で形成されている。電槽11の内部には、不図示の電極群と、希硫酸等の電解液と、が収容されている。電極群は、正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層された構造を有している。
[0024]
 蓋12は、前蓋部12aと、後蓋部12bと、を有している。前蓋部12a及び後蓋部12bは、前後方向に沿って配列されている。前蓋部12aの上面12c(端面)は、後蓋部12bの上面12dよりも上下方向において距離Dだけ下方に位置する。つまり、後蓋部12bは前蓋部12aよりも上方に突出している。後蓋部12bの端面12eは、前蓋部12a側(前方)を向いており、前蓋部12aと後蓋部12bとの上下方向における段差部分に位置する。蓋12には、負極端子13(電極端子)と、正極端子14(電極端子)と、過剰なガスを電槽11外に排出するための複数の制御弁15と、が設けられている。具体的には、負極端子13及び正極端子14は、前蓋部12aの上面12cに設けられ、左右方向に沿って配列されている。複数の制御弁15は、後蓋部12bの上面12dに設けられ、前後方向に沿って配列されている。
[0025]
 鉛蓄電池10は、第1部分16と第2部分17とを有している。第1部分16及び第2部分17は、前後方向に沿って配列されている。第1部分16は、蓋12の前蓋部12a、及び電槽11のうちの前蓋部12aによって覆われている部分から構成される。第2部分17は、蓋12の後蓋部12b、及び電槽11のうちの後蓋部12bによって覆われている部分から構成される。つまり、第1部分16は、前蓋部12aの上面12cを有するので、負極端子13及び正極端子14は、第1部分16に設けられる。第2部分17は、上下方向において第1部分16よりも上方に突出している。第2部分17の突出量は、距離Dと等しい。
[0026]
 複数の鉛蓄電池10は、左右方向に沿って配列された状態で、筐体20に収容される。このため、負極端子13と正極端子14とが左右方向に沿って交互に配列される。互いに隣り合う2つの鉛蓄電池10のうち、左側に位置する鉛蓄電池10の負極端子13と右側に位置する鉛蓄電池10の正極端子14とが導電性の接続部材7(図1参照)によって電気的に接続される。接続部材7は、バスバーとも称される。これにより、互いに隣り合う2つの鉛蓄電池10が電気的に直列に接続される。
[0027]
 筐体20は、複数(本実施形態では、5個)の鉛蓄電池10を収容する中空の箱型部材である。筐体20は、例えば、SS400等の金属で形成されている。筐体20は、メラミン樹脂等の絶縁材料でコーティングされてもよい。筐体20は、上壁20a、底壁20b、側壁20c、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fを有している。上壁20a及び底壁20bは、上下方向において互いに対向する。側壁20c、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fは、上壁20aと底壁20bとを連結する。側壁20c及び側壁20dは、前後方向において互いに対向する。側壁20e及び側壁20fは、左右方向において互いに対向する。
[0028]
 側壁20cには、開口20gが設けられている。つまり、側壁20cの外面20h(一側面)に、開口20gが設けられている。上壁20a、底壁20b、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fには、開口が設けられておらず、上壁20a、底壁20b、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fは、閉塞されている。ここで、閉塞とは、完全に塞がれた状態であって、ケーブルを通すための小さな孔も設けられていない状態を意味する。上壁20a、底壁20b、側壁20c、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fによって、複数の鉛蓄電池10を収容するための収容空間Sが規定される。収容空間Sは、開口20gを介して筐体20の外部と連なっている。筐体20は、開口20gを介して、鉛蓄電池10の第1部分16が前後方向に沿って、側壁20c(外面20h)から筐体20の外部に突出した状態で、各鉛蓄電池10を収容する。本実施形態では、第1部分16の全体が筐体20(側壁20c)から突出しており、第2部分17の全体が筐体20内(収容空間S)に位置する。つまり、第2部分17を構成する後蓋部12bの端面12eと、側壁20cの外面20hとが、同一平面上に位置する(面一である)。
[0029]
 筐体20は、収容空間Sに複数(本実施形態では、2つ)の隔壁21を有している。2つの隔壁21は、側壁20e及び側壁20fと略平行に配置され、収容空間Sを左右方向に仕切ることで、収容空間S1、収容空間S2、及び収容空間S3を形成する。収容空間S1、収容空間S2、及び収容空間S3は、その順で側壁20eから側壁20fに向かって左右方向に配列される。収容空間S1及び収容空間S3は、2個の鉛蓄電池10を左右方向に沿って収容可能である。収容空間S2は、1個の鉛蓄電池10を収容可能である。
[0030]
 筐体20は、電池ユニット3を他の電池ユニット3又は台座部2に取り付けるための一対の取付部22を有している。一対の取付部22は、筐体20の左右方向の両端に位置し、側壁20e及び側壁20fに設けられている。一方の取付部22は、側壁20eから収容空間Sとは反対側に向かって延びるように、側壁20eに設けられている。他方の取付部22は、側壁20fから収容空間Sとは反対側に向かって延びるように、側壁20fに設けられている。
[0031]
 各取付部22は、取付板22a、取付板22b、取付板22c、及び取付板22dを有している。取付板22aは、上壁20aに連なっており、側壁20e及び側壁20fの上端から上壁20aと略平行に延びている。取付板22bは、底壁20bに連なっており、側壁20e及び側壁20fの下端から底壁20bと略平行に延びている。取付板22cは、側壁20cに連なっており、側壁20e及び側壁20fの前端から側壁20cと略平行に延びている。取付板22dは、側壁20dに連なっており、側壁20e及び側壁20fの後端から側壁20dと略平行に延びている。
[0032]
 取付板22aには、取付板22aを上下方向に貫通する複数(本実施形態では、4つ)の挿通孔22gが設けられている。複数の挿通孔22gは、ボルト41を挿通するための孔であり、前後方向に沿って配列されている。取付板22bには、取付板22bを上下方向に貫通する複数(本実施形態では、4つ)の挿通孔22hが設けられている。複数の挿通孔22hは、ボルト41を挿通するための孔であり、前後方向に沿って配列されている。
[0033]
 取付板22cには、取付板22cを前後方向に貫通する複数(本実施形態では、4つ)の挿通孔22iが設けられている。複数の挿通孔22iは、ボルト43を挿通するための孔であり、上下方向に沿って配列されている。取付板22dには、取付板22dを前後方向に貫通する複数(本実施形態では、4つ)の挿通孔22jが設けられている。複数の挿通孔22jは、ボルト43を挿通するための孔であり、上下方向に沿って配列されている。
[0034]
 カバー部材30は、筐体20から鉛蓄電池10が脱落することを防止するための部材である。カバー部材30は、例えば、SS400等の金属で形成されている。カバー部材30は、例えば、一枚の金属板を折り曲げ加工することによって得られる。カバー部材30は、左右方向に沿って延び、前後方向において鉛蓄電池10の第1部分16と対向するように配置された状態で、取付部22の取付板22cに取り付けられる。カバー部材30は、上下方向における第1部分16の中央部分を覆うように配置され、第1部分16と接触を成している。
[0035]
 具体的には、カバー部材30は、第1部分31と、一対の第2部分32と、一対の第3部分33と、一対のリブ34と、一対のリブ35と、を有している。第1部分31は、左右方向に延びる板状の部分である。第1部分31は、前後方向において、鉛蓄電池10の第1部分16(第1部分16の前面16a)と対向するように配置される。具体的には、第1部分31は、第1部分16の前面16aの上下方向における中央部分を覆うように配置され、前面16aの上下方向における中央部分と接触を成している。
[0036]
 一対の第2部分32は、第1部分31の左右方向の両端に設けられる板状の部分である。一対の第2部分32は、複数の鉛蓄電池10を左右方向において挟持するように配置される。一対の第2部分32は、複数の鉛蓄電池10のうちの両端に位置する鉛蓄電池10の第1部分16の側面16bと対向するように配置される。具体的には、第2部分32は、第1部分16の側面16bの上下方向における中央部分を覆うように配置され、側面16bの上下方向における中央部分と接触を成している。一方の第2部分32は、第1部分31の一端から前後方向に沿って筐体20に向かって延びる。他方の第2部分32は、第1部分31の他端から前後方向に沿って筐体20に向かって延びる。
[0037]
 一対の第3部分33は、カバー部材30の両端に位置する板状の部分である。一方の第3部分33は、第1部分31から離れるように、一方の第2部分32の後端から左右方向に沿って延びる。他方の第3部分33は、第1部分31から離れるように、他方の第2部分32の後端から左右方向に沿って延びる。第3部分33には、第3部分33を前後方向に貫通する複数(本実施形態では、2つ)の貫通孔33hが設けられている。複数の貫通孔33hは、ボルト43を挿通するための孔であり、上下方向に配列されている。
[0038]
 一対のリブ34は、第1部分31を補強するための部分である。一対のリブ34は、第1部分31の上下方向の両端縁に沿って設けられ、両端縁から前後方向に沿って、筐体20から離れる方向に(前方に)延びている。一対のリブ35は、第3部分33を補強するための部分である。一対のリブ35は、第3部分33の上下方向の両端縁に沿って設けられ、両端縁から前後方向に沿って、筐体20から離れる方向に(前方に)延びている。
[0039]
<組電池の製造方法>
 次に、図5、及び図6をさらに参照して、組電池1の製造方法(組立方法)の一例を説明する。図5は、図1の組電池筐体を概略的に示す斜視図である。図6は、図5の組電池筐体の背面図である。
[0040]
 まず、組電池筐体50を組み立てる組立工程が行われる。組電池筐体50は、架台とも称される。組立工程では、組電池1を設置する場所の床面に、絶縁シートが敷設され、絶縁シートの上に台座部2が載せられる。そして、開口20gが同じ方向(前側)を向くように、複数の筐体20が上下方向に沿って台座部2の上に積み重ねられる。このとき、台座部2の挿通孔(不図示)及び最下段に位置する筐体20の取付板22bに設けられた挿通孔22hにボルト41が順次挿通され、取付板22bの上面でナット42により締結される。これにより、最下段の筐体20が台座部2に固定される。
[0041]
 同様に、上下方向に互いに隣り合う2つの筐体20のうち、下側に位置する筐体20の取付板22aに設けられた挿通孔22g及び上側に位置する筐体20の取付板22bに設けられた挿通孔22hにボルト41が順次挿通され、取付板22bの上面でナット42により締結される。これにより、上下方向に互いに隣り合う2つの筐体20同士が固定される。なお、最下段から数段(図1の例では、2段)の筐体20に補強部材6が取り付けられてもよい。
[0042]
 このようにして、所望の段数の筐体20が積み重ねられ、組電池筐体50が得られる。つまり、複数の筐体20は、組電池筐体50を成している。複数の筐体20の側壁20cの外面20hは、鉛蓄電池10を組電池筐体50に出し入れ可能な収容面50cを成している。筐体20の上壁20a、底壁20b、側壁20d、側壁20e、及び側壁20fは、閉塞されているので、組電池筐体50の収容面50cとは異なる面(上面50a、下面50b、側面50d、側面50e、及び側面50f)は、閉塞されている。
[0043]
 続いて、各筐体20の収容空間Sに鉛蓄電池10を収容する収容工程が行われる。このとき、第1部分16が前側に位置するように、収容面50cの開口20gから鉛蓄電池10が収容空間Sに挿入される。鉛蓄電池10は、例えば、最下段の筐体20から最上段の筐体20に向かって順に収容される。
[0044]
 続いて、カバー部材30を取り付ける取付工程が行われる。第3部分33の貫通孔33h及び取付板22cの挿通孔22iにボルト43が順次挿通され、取付板22cの後側でナット44により締結される。この締結によって、カバー部材30が鉛蓄電池10の第1部分16を後方に押し込みながら、筐体20に固定される。カバー部材30の取り付けは、組電池筐体50に全ての鉛蓄電池10が収容されてから行われてもよく、1つの筐体20に全ての鉛蓄電池10が収容される毎に行われてもよい。
[0045]
 続いて、組電池1に含まれる複数の鉛蓄電池10を電気的に接続する配線工程が行われる。配線工程では、接続部材7を用いて、互いに隣り合う負極端子13と正極端子14とが接続される。さらに、上下方向に隣り合う2つの電池ユニット3では、上側の電池ユニット3の左端に位置する鉛蓄電池10の正極端子14と下側の電池ユニット3の右端に位置する鉛蓄電池10の負極端子13とがケーブルによって接続される。これにより、組電池1に含まれる複数の鉛蓄電池10が直列に接続される。そして、最上段の電池ユニット3の右端に位置する鉛蓄電池10の負極端子13と負極出力端子4とがケーブルによって接続され、最下段の電池ユニット3の左端に位置する鉛蓄電池10の正極端子14と正極出力端子5とがケーブルによって接続される。
[0046]
 なお、収容工程、取付工程、組立工程、及び配線工程の順で、各工程が行われてもよい。つまり、まず、個々の電池ユニット3が準備され、その後、電池ユニット3が上下方向に積み重ねられてもよい。
[0047]
 以上説明した組電池1及び電池ユニット3では、前後方向に沿って配列された第1部分16及び第2部分17を有する複数の鉛蓄電池10が、筐体20の側壁20cに設けられた開口20gを介して、第1部分16が前後方向に沿って突出した状態で筐体20に収容されている。鉛蓄電池10の負極端子13及び正極端子14は、第1部分16の上下方向における端面である上面12cに設けられる。このため、負極端子13及び正極端子14は、筐体20の外部に位置するので、筐体20から露出している。
[0048]
 ここで、組電池1では、複数の電池ユニット3が上下方向に積み重ねられているので、鉛蓄電池10の負極端子13及び正極端子14を接続部材7等で接続する接続作業(配線工程)のための作業空間を確保する必要がある。例えば、第1部分16の上面12cと第2部分17の上面12dとが連なっており、上下方向において同じ位置である場合には、作業空間を確保するために、上面12cから筐体20の上壁20aの上面までの上下方向に沿った距離をある程度設ける必要がある。つまり、筐体20の上下方向に沿った長さを長くすることによって、作業空間が確保される。
[0049]
 これに対し、鉛蓄電池10の第2部分17は、上下方向において上面12cよりも突出している。このため、複数の電池ユニット3を上下方向に積み重ねたとしても、第2部分17の突出量(距離D)だけ、鉛蓄電池10の負極端子13及び正極端子14を接続部材7等で接続する接続作業(配線工程)のための作業空間を大きくすることができる。これにより、筐体20の上下方向における長さを短くすることができる。したがって、複数の電池ユニット3を上下方向に積み重ねた構成を有する組電池1において、上下方向の長さを短くすることができ、上下方向において、接続作業の作業範囲を狭めることができる。その結果、接続作業の作業性を向上させることが可能となる。また、組電池1の上下方向の長さを短くすることで、設置安定性が向上する。これにより、振動の影響を軽減することができるので、組電池1の耐振動性を向上させることが可能となる。
[0050]
 筐体20は、上下方向に沿ってボルト41を挿通するための挿通孔22g及び挿通孔22hが設けられた取付部22を有する。組電池1において、上下方向において互いに隣り合う2つの電池ユニット3を、挿通孔22g及び挿通孔22hを介してボルト41及びナット42で固定することができる。
[0051]
 一方の取付部22は、側壁20eから収容空間Sとは反対側に向かって延びるように設けられ、他方の取付部22は、側壁20fから収容空間Sとは反対側に向かって延びるように設けられている。このため、取付部22は、収容空間Sの外側に位置するので、鉛蓄電池10が筐体20に収容されている状態で、電池ユニット3の取り付け及び取り外しを行うことができる。
[0052]
 カバー部材30は、前後方向において鉛蓄電池10の第1部分16と対向するように配置されている。このため、鉛蓄電池10が筐体20の開口20gから前後方向(前方)に脱落する可能性を低減することができる。また、カバー部材30は、鉛蓄電池10のうちの負極端子13及び正極端子14が設けられていない面(前面16a)に配置されるので、カバー部材30によって覆われる鉛蓄電池10の面積を大きくすることができ、鉛蓄電池10が筐体20(組電池筐体50)から脱落する可能性を低減することができる。その結果、組電池1の耐振動性を向上させることが可能となる。
[0053]
 カバー部材30は、上下方向における第1部分16の中央部分を覆うように配置されているので、カバー部材30によって、鉛蓄電池10はしっかりと支持される。これにより、鉛蓄電池10が筐体20(組電池筐体50)から脱落する可能性をさらに低減することができる。
[0054]
 カバー部材30は、第1部分16と接触を成しているので、カバー部材30による鉛蓄電池10の脱落をより確実に防ぐことができ、鉛蓄電池10が筐体20(組電池筐体50)から脱落する可能性をさらに低減することができる。具体的には、カバー部材30の第1部分31は、第1部分16の前面16aの上下方向における中央部分を覆うように配置され、前面16aの上下方向における中央部分と接触を成している。カバー部材30の第2部分32は、第1部分16の側面16bの上下方向における中央部分を覆うように配置され、側面16bの上下方向における中央部分と接触を成している。このように、カバー部材30は、第1部分16の前面16aに接触するだけでなく、複数の鉛蓄電池10を左右方向において挟持しているので、鉛蓄電池10が筐体20から脱落する可能性をさらに低減することができる。
[0055]
 また、第1部分16の全体が筐体20(開口20g)から突出しており、第2部分17の全体が筐体20内(収容空間S)に位置する。つまり、鉛蓄電池10のうちの接続作業に必要な部分のみが筐体20の外部に位置し、他の部分は筐体20内に収容されている。これにより、接続作業の作業性を向上させつつ、鉛蓄電池10を筐体20によって安定的に保持することが可能となる。
[0056]
 電池ユニット3において、複数の鉛蓄電池10は、左右方向に沿って配列されている。このため、左右方向に沿って負極端子13及び正極端子14が配列される。具体的には、左右方向に沿って、負極端子13と正極端子14とが交互に配列されるので、互いに隣り合う2つの鉛蓄電池10の接続作業を容易化することができる。
[0057]
 複数の電池ユニット3は、側壁20cの外面20hが同じ方向(前)を向くように、上下方向に沿って積層されている。複数の電池ユニット3の外面20hは、複数の鉛蓄電池10を組電池筐体50に出し入れ可能な収容面50cを成している。このため、組電池1の同じ方向から鉛蓄電池10を収容又は取り出すことができる。このため、鉛蓄電池10を収容又は取り出す際の作業性を向上させることが可能となる。
[0058]
 組電池筐体50の収容面50cとは異なる面(上面50a、下面50b、側面50d、側面50e、及び側面50f)は、閉塞されている。このため、組電池1の設置の制限を軽減することができる。例えば、組電池1を蓄電池室以外の場所に設置する場合に、組電池1をキュービクルタイプにすることが要求されることがある。つまり、組電池1の全ての面を覆うことが要求されることがある。このような場合でも、上面50a、下面50b、側面50d、側面50e、及び側面50fを別部材で覆うことなく、収容面50cを覆うだけで組電池1を所望の場所に設置することが可能となる。
[0059]
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[0060]
 例えば、筐体20の底壁20bは、側壁20cよりも前側に突出してもよい。これにより、第1部分16の下側が底壁20bによって支えられるので、鉛蓄電池10が筐体20から脱落する可能性を低減できる。
[0061]
 取付部22は、筐体20を上下方向に隣り合う他の筐体20又は台座部2に取り付けることができればよく、その位置及び形状は限定されない。例えば、取付部22は、上壁20a及び底壁20bに設けられてもよい。取付部22は、収容空間S内に設けられてもよい。
[0062]
 図7に示されるように、取付部22は、フランジ22eをさらに有してもよい。フランジ22eは、取付板22a、取付板22c、取付板22b、及び取付板22dの収容空間Sとは反対側の端縁によって形成される周縁に沿って設けられた環状の部材である。フランジ22eは、当該周縁から内側に突出している。フランジ22eには、フランジ22eを左右方向に貫通する複数(本実施形態では、8つ)の貫通孔22kが設けられている。複数の貫通孔22kは、組電池1の側面50e及び側面50fに補強板を取り付けるための孔である。複数の貫通孔22kは、フランジ22eの上下に4つずつ設けられ、それぞれ前後方向に配列されている。この構成によれば、組電池1及び電池ユニット3の強度を高めることができる。
[0063]
 組電池1を容易にキュービクルタイプとするために、組電池1として、上面50a、下面50b、側面50d、側面50e、及び側面50fが閉塞されていればよい。このため、各電池ユニット3の面のうち、組電池1の外部に露出しない面に開口が設けられてもよい。例えば、複数の電池ユニット3のうち、最上段の電池ユニット3以外の電池ユニット3は、上壁20aに開口が設けられていてもよく、上壁20aを有していなくてもよい。同様に、複数の電池ユニット3のうち、最下段の電池ユニット3以外の電池ユニット3は、底壁20bに開口が設けられていてもよく、底壁20bを有していなくてもよい。台座部2が開口を有しない部材であれば、最下段の電池ユニット3も、底壁20bに開口が設けられていてもよく、底壁20bを有していなくてもよい。なお、上面50a、下面50b、側面50d、側面50e、及び側面50fの少なくともいずれかの面に孔が設けられていてもよい。この場合、組電池1を蓄電池室以外に設置する際に、孔が設けられている面は、別部材で覆われる。

符号の説明

[0064]
 1…組電池、3…電池ユニット、7…接続部材、10…鉛蓄電池、12c…上面(端面)、13…負極端子(電極端子)、14…正極端子(電極端子)、16…第1部分、17…第2部分、20…筐体、20g…開口、20h…外面、22…取付部、22g…挿通孔、22h…挿通孔、30…カバー部材、41…ボルト、50…組電池筐体、50a…上面、50b…下面、50c…収容面、50d…側面、50e…側面、50f…側面、S…収容空間。

請求の範囲

[請求項1]
 第1方向に沿って配列された第1部分及び第2部分と前記第1部分に設けられた電極端子とをそれぞれが有する複数の鉛蓄電池と、
 開口が設けられた一側面を有し、前記開口を介して前記第1部分が第1方向に沿って突出した状態で前記複数の鉛蓄電池を収容する筐体と、
を備え、
 前記第1部分は、前記第1方向と交差する第2方向における端面を有し、
 前記第2部分は、前記第2方向において、前記端面よりも突出しており、
 前記電極端子は、前記端面に設けられる、電池ユニット。
[請求項2]
 前記複数の鉛蓄電池は、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って配列される、請求項1に記載の電池ユニット。
[請求項3]
 前記筐体は、前記第2方向に沿ってボルトを挿通するための挿通孔が設けられた取付部を有する、請求項1又は請求項2に記載の電池ユニット。
[請求項4]
 前記筐体は、前記複数の鉛蓄電池を収容する収容空間を規定する側壁をさらに有し、
 前記取付部は、前記側壁から前記収容空間とは反対側に向かって延びるように設けられる、請求項3に記載の電池ユニット。
[請求項5]
 前記筐体から前記複数の鉛蓄電池が脱落することを防止するためのカバー部材をさらに備え、
 前記カバー部材は、前記第1方向において、前記第1部分と対向するように配置される、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の電池ユニット。
[請求項6]
 請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の電池ユニットであって、複数の電池ユニットを備える、組電池。
[請求項7]
 前記複数の電池ユニットは、前記一側面が同じ方向を向くように、前記第2方向に沿って積層され、
 前記複数の電池ユニットの前記筐体は、組電池筐体を成し、
 前記複数の電池ユニットの前記一側面は、前記複数の鉛蓄電池を前記組電池筐体に出し入れ可能な収容面を成している、
請求項6に記載の組電池。
[請求項8]
 前記組電池筐体の前記収容面とは異なる面は、閉塞されている、請求項7に記載の組電池。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]