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1. JP2006519033 - 患者界面材装置又はその構成部材の選択装置及び選択法

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Description

Title of Invention 患者界面材装置又はその構成部材の選択装置及び選択法 US 60/434,459 20021218 US 10/738,512 20031217 20101124 A61M 16/06 特開2002−188911(JP,A) 特表2002−526180(JP,A) 米国特許第06012034(US,A) US2003040934 20031218 WO2004056409 20040708 2006519033 20060824 20061213 佐藤 智弥 0001  

Technical Field

0002  

Background Art

0003   0004   0005   0006   0007  

Disclosure of Invention

Technical Problem

0008   0009   0010   0011   0012   0013  

Technical Solution

0014   0015  

Best Mode for Carrying out the Invention

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038  

Brief Description of Drawings

0039   0040  

Claims

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22  

Drawings

1   2A   2B   2C    

Description

患者界面材装置又はその構成部材の選択装置及び選択法

US 60/434,459 20021218 US 10/738,512 20031217 20101124 A61M 16/06 patcit 1 : 特開2002−188911(JP,A)
patcit 2 : 特表2002−526180(JP,A)
patcit 3 : 米国特許第06012034(US,A)
US2003040934 20031218 WO2004056409 20040708 2006519033 20060824 20061213 佐藤 智弥

優先権主張

[0001]
米国特許法第119条(e)の規定により、本願は、2002年12月18日に出願された米国仮特許出願第60/434,459号の利益を主張する。

Technical Field

[0002]
本発明は、複数の公知の患者界面材装置又は患者界面材装置の構成部材から、患者の少なくとも1つの特徴に基づいて、患者が使用する患者界面材装置又は構成部材を選択する自動選択装置及び自動選択法に関する。

Background Art

[0003]
気体流を患者の気道に供給する必要のある場合は多い。例えば、患者の気道に呼吸用気体を供給して、睡眠時無呼吸症候群、特に閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)、鬱血性心不全等の医学的疾患を治療し又は低呼吸能力を有する患者に換気を行うことは公知である。患者の吸気及び/又は呼気を監視して、患者の状態を監視することも周知である。通常、監視は、一定期間にわたり、気体の組成、流量及び/又は圧力を評価する過程を含む。
[0004]
患者界面材装置は、気体流を患者の気道に連絡するのに使用される。これらの目的に対して、患者界面材装置は、気体流を気道に連絡する機能を達成する鼻マスク、鼻/口マスク、使用者の顔面全体を覆う全面形マスク、鼻カニューレ等の如何なる装置も含む。通常の患者界面材装置は、鼻、口又は両方を覆う可撓性密封材と、使用者の頭部にマスクを固定するヘッドギアとを有するマスクを備える。
[0005]
患者界面材装置の条件は、使用者の顔面に有効な密封構造を形成して、供給され又は受取る気体の漏洩を防ぐことである。従来の患者界面材の構造では、使用者に多少不快感を与えるときにのみ、マスクと顔面との良好な密封構造を達成できる場合が多い。通常患者は、長時間の間、例えば一晩の睡眠中、患者界面材装置を装着するため、この問題は、最も重要である。関連する状況の1つは、使用者が不快なマスクの着用を避けて、処方された圧力支援治療の目的を挫折することである。このように、十分な密封構造を形成して快適に着用するため、患者界面材装置を患者の顔面に正しくかつ患者が快適に装着して有効な密封構造を形成することが重要である。
[0006]
種々の異なる型式又は方式の患者界面材装置が公知である。例えば、アメリカ合衆国ペンシルベニア州マリーズヴィル所在のレスピロニクス社製のSIMPLICITY(商標)マスク及びCOMFORTSELECT(商標)マスクはいずれも、鼻マスクの異なる2つの型式、形式又は群を示す。また、「小型」、「中型」及び「大型」又は「成人用」及び「子供用」等の種々の異なるサイズが、各異なるマスク形式で市販されている。例えば、SIMPLICITYマスクは、中型及び小型の2サイズが市販され、COMFORTSELECTマスクは、小型、中型及び小型/幅広の3サイズが市販されている。勿論、レスピロニクス社又は他社により提供される他の寸法を有する他形式のマスクも存在する。
[0007]
マスクフレームと、マスクフレームに取り付けられるクッションとの2つの構成部材から形成されるマスクを有する患者界面材装置も存在する。クッションは、患者の皮膚に接触して密封構造を形成する。前記型式の患者界面材装置では、通常サイズを有する単一のマスクフレーム内に異なるサイズと形状の複数のクッションを収容して、共通のマスク群内に異なるマスクを有効に形成することは公知である。更に、使用者にマスクを装着するヘッドギア等のマスクと共に使用する付属品は、異なる形式及び寸法を有してもよい。
patcit 1 : 米国特許第6,397,847号公報

Disclosure of Invention

Technical Problem

[0008]
従って、患者界面材装置を使用者に正しく装着するには、使用に最適な患者界面材装置の型式又は形式を決定しなければならない。その後、患者に最も適合する患者界面材装置の形式に対する適正な寸法を決定しなければならない。また、ヘッドギア及び呼気口等の付属品の適切な形式及び寸法を決定しなければならない場合もある。
[0009]
特定の患者に最適で適正な患者界面材装置を決定する際に、患者が異なる形式のマスクを物理的に試着して、好ましい1つのマスクを患者に選択させるのが従来の方法であった。患者が好ましいと思う形式であっても、患者界面材装置の構造と患者顔面の解剖学的特徴とが必ずしも物理的に適合するとは限らないこともあろう。例えば、患者は、審美的に満足する患者界面材装置を選択するかもしれないが、外見上目立たなくても、良好に適合するものもある。また、患者界面材形式が患者に適当でなかった場合でも、次の患者の使用前にマスクを洗浄しかつ消毒するか又は廃棄すべきである。未使用製品の廃棄は、明らかに不経済で無益である。製品の洗浄及び消毒には、時間を要しかつ製品を十分に洗浄する特別な装置又は化学剤を必要とする。
[0010]
また、患者の特定顔面特徴にどの患者界面材の形式が最適かを介護者が推定し又は判断することも一般的である。この方法は、患者界面材装置の種々の形式と各形式が最良に適合する顔面特徴とを理解している介護者の技能と知識に顕著に依存することは勿論である。
[0011]
一旦マスク形式を選択すると、種々の型式の呼吸マスクの製造者は、どのマスクが各使用者に最適かを決定するのに使用するマスク型板(マスク型テンプレート)とも指称する寸法ゲージ(サイズゲージ)を伝統的に支給する。通常、寸法型板(寸法テンプレート)は、マスクの異なるサイズに対応する複数の切抜きを有する剛性材料から形成される。使用者は、鼻及び/又は口等の測定すべき身体の部位上に寸法型板を配置して、どのサイズのマスクが解剖学的特徴に最も適合するかを決定する。使用者は、異なる寸法の各切抜きで解剖学的特徴を調べて、どの切抜き、即ちどの寸法のマスクが解剖学的特徴に最良に一致するかを決定する。
[0012]
患者の寸法を測る毎に、寸法型板がマスク提供者に利用できなければならない。在宅介護の場合に患者の居住地に寸法計測器(寸法ゲージ)を持参し、又は病院の場合に患者の枕元に、寸法型板を持参することをマスク提供者が忘れてはならない点にこの方法の短所がある。この剛性ゲージを常に利用できるとは限らない点で不便である。
[0013]
他の寸法測定法では、「目測(アイボーリング)」を使用する。この場合、マスク提供者は、患者に適する寸法の製品を推測する。この方法は、間違った寸法の製品を選択することもあることが明らかである。マスクの包装を開封して、患者が製品を試着する他の寸法測定法もある。前記の通り、マスクの寸法が誤っていれば、次の患者が使用する前にマスクを洗浄しかつ消毒しなければならず又は廃棄してもよい。勿論、未使用の製品を廃棄することは、明らかに不経済で無益であり、洗浄及び/又は消毒は時間がかかり、特別な装置又は化学剤が要求されることがある。

Technical Solution

[0014]
従って、本発明の目的は、従来の選択法の欠点を克服して、複数の公知の患者界面材装置又は患者界面材の構成部材から、患者界面材装置又は患者界面材の構成部材を選択する方法を提供することにある。複数群のデータを記憶するデータベースを備えた患者界面材選択装置を提供することにより、本発明の一実施の形態に従い本目的を達成できる。複数群のデータ中の各群のデータは、固有の患者界面材装置又は患者界面材の構成部材に関連する。測定装置又は他の入力装置等の患者データ収集装置は、患者の特性に対応する一群の患者データを得る。例えば、患者データは、患者の解剖学的特徴及び/又は非解剖学的な関連データ(例えば患者が眼鏡を掛けるか、閉所恐怖症患者か、鼻孔への接触を好まないか、副鼻洞の圧力に敏感か、特定の患者界面材装置を使用できないか等)の寸法に対応するデータを含んでもよい。演算処理装置は、得られた患者データを複数群のデータと比較し、比較の結果に基づいて患者の使用に適する患者界面材装置又は患者界面材の構成部材を決定する。従って、この患者界面材選択装置は、製品の無駄、推定作業を最小化し、マスク装着法の効率を最大化する。
[0015]
更に、本発明の他の目的は、従来の患者界面材装置選択法に伴う不利益を受けない患者への患者界面材装置を選択する方法を提供する。固有の患者界面材装置又は患者界面材の構成部材に関連する各群のデータを含む複数群のデータをデータベースに記憶する過程を含む方法を提供することにより、本目的が達成される。患者の特性に対応する一群の患者データが得られる。患者データは、例えば、患者の解剖学的特徴、非解剖学的データ又はその両方の寸法に対応するデータを含む。得られた患者データは、複数群のデータと比較され、患者の使用に適する患者界面材装置又は患者界面材装置の構成部材を決定できる。

Best Mode for Carrying out the Invention

[0016]
参照符号により各図の対応する部分を示す添付図面に関する以下の説明、特許請求の範囲及び本明細書の全構成部分により、本発明の前記目的及び他の目的、特徴及び特性、構造の関連要素の操作法及び機能、部品の組み合わせ並びに製造経済性は明らかとなろう。しかしながら、図面は図解及び説明の目的に過ぎず、発明の範囲を制限するものではない。明細書及び特許請求の範囲に使用されるように、別途明記しない限り、「a」、「an」及び「the」の単数形は、複数の対象を含む。
[0017]
図1は、本発明の原理により、複数の公知の患者界面材装置又は患者界面材の構成部材から患者界面材装置又は患者界面材装置の構成部材を選択する選択装置30の例示的な実施の形態を概略示する。最も基本的な形態では、選択装置30は、患者の少なくとも1つの特性に関連する患者データを収集するのに使用される患者データ収集装置32と、処理装置34と、データベース36と、出力装置38とを含む。明細書中に使用する用語「データベース」は、情報の書式に無関係に電子的に、ハードコピーにより又は他の何れかの方法により記憶されるか否かの情報のあらゆる編集物を指称する。従って、「データベース」は、データの如何なる群でもよく、コンピュータに記憶されるデータに限定されない。しかしながら、現在の好適な実施の形態では、データベースは、コンピュータに記憶される電子データベースである。
[0018]
本発明は、プロセッサ34とデータベース36とを共通の演算処理装置として組み合わせることも企図する。勿論、データベースと演算処理装置とを共通のオペレーティングシステムに一体化する必要はなく、共通の場所に配置することを要しない。例えば、演算処理装置によりアクセスできる限り、患者界面材装置の製造会社等、実質的にあらゆる場所に配置される1又は2以上の記憶装置にデータベース36を設けることができる。同様に、装置の残部と同一場所にデータ収集装置と出力装置とを配置することができ、又は独立した場所に各々を配置することもできる。要するに、選択装置30の各部材を独立する場所に配置し又は選択装置30の各部材を選択装置の他の部材と同一場所に配置できる。モデム、インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)又はワイヤレス通信リンク等の従来の通信リンクにより、装置構成部材間で通信できる。
[0019]
また、データベース36を更新する入力装置40を選択装置30に設けることが好ましい。本発明では、入力装置40は、更新機能を実施できるキーボード又はキーパッド等の如何なる従来の装置でもよい。また、入力装置40は、データベースを更新できる記憶媒体又は通信リンクでもよい。例えば、本発明では、入力装置36は、従来の方法により、データベースに接続する従来のコンピュータ端末でもよい。
[0020]
データ収集装置32は、患者の特性に関する情報、即ち患者データを処理装置34に供給できるあらゆる装置である。例えば、本発明の一実施の形態は、患者データが患者の解剖学的特徴の寸法に対応することも企図する。この場合、データ収集装置は、患者の顔面上の目印間の距離を測定できる装置である。後述のように、顔面上の目印間の距離は、演算処理装置34により使用される患者データに対応する。最も単純な形態では、本実施の形態によるデータ収集装置32は、患者顔面の目印間の距離を測定するのに使用されるノギス(カリパス)、目盛を付けた標識を有する直定規(ストレートエッジ)、寸法型板(寸法テンプレート)、又は定規等の計測器である。本実施の形態では、手動で測定した距離又は距離の群は、患者データとして手動で処理装置34に入力される。例えば、患者データとして測定可能で入力可能な共通の身体計測の目印は、鼻幅(鼻翼幅と称する)と、鼻の高さ(「鼻下−セリオン(JIS Z8500)間距離」と称する)と、頭囲とを含むが、これらに限定されない。本発明は、目印識別子又は他の標識を患者の頭部上に配置して、患者の物理的特徴の直接測定を補助することを企図する。
[0021]
また、本発明は、患者の解剖学的特徴を測定するデータ収集装置32として、更に自動化された装置を提供することを企図する。例えば、患者の顔面の少なくとも一部の三次元表示を形成できる装置が知られている。前記装置の実施の形態は、光学スキャナ、カメラ及びプッシュピン配列装置を含む。患者データは、あらゆる従来法を使用する三次元画像から導き出される。例えば、睡眠研究室又は病院等の第1の場所に配置される走査設備で患者界面材装置を必要とする患者の顔面を走査させてもよい。顔面の走査により得られた画像情報を患者界面材装置製造者等の第2の場所に送信できる。第2の場所では、患者に適する患者界面材装置又は患者界面材の構成部材の形式及びサイズを決定するのに要する距離情報又はサイズ情報である患者データを決定した後、患者データは、処理装置34に送信される。
[0022]
本発明の他の実施の形態では、患者データは、患者の解剖学的特徴の寸法以外に患者から収集される情報に対応する。この場合、データ収集装置32は、非解剖学的特徴を表す前記情報を収集できる如何なる装置でもよい。例えば、本発明では、患者データは、患者の情報又は患者の「生活様式」情報を含む。例えば、患者が眼鏡を着用するか又は閉所恐怖症か否かの理解は、適切な患者界面材装置の選択に有用である。患者データとして収集可能な「生活様式」情報の例は、
・患者の性別、人種、年齢又は地理学的所在、
・患者は、眼鏡又は補聴器を着用するか、
・患者の圧力支援処方(圧力レベル、圧力支援のモード)、
・患者は、補充酸素を受けているか、
・患者は、閉所恐怖症か、
・患者は、アレルギ又は他の治療状態にあるか、
・患者は、睡眠中に口で呼吸するか、
・患者は、鼻孔への接触を好まないか、
・患者は、副鼻洞上の圧力に敏感か、
・圧力支援治療に加湿を併用すべきか、及び
・他のどの患者界面材装置を患者に使用できて、その患者界面材装置は最適であったか、に関する情報を含む。
この最終項目の目的は、患者が既に患者界面材装置又は構成部材を拒絶した場合、選択装置によりその患者界面材装置又は構成部材を提案しないためである。本実施の形態では、患者データの前記リストは、不完全であり又は網羅的でないことを理解すべきである。
[0023]
本発明では、「生活様式」型患者データの収集に使用するデータ収集装置は、この機能を実行可能なコンピュータ端末、PALM携帯装置等の個人用携帯情報端末(PDA)装置、電話調査又はマニュアルアンケート等の如何なる装置も企図する。また、詳細に後述するように、データ収集装置の機能は、演算処理装置に対して「生活様式」情報を送信し、記憶された情報と比較することにある。従って、この情報を収集し、演算処理装置に送信できる如何なるハードウェア又は方法も本発明の実施に適切である。
[0024]
前記の通り、患者データは、データベースに記憶されることが好ましい。しかしながら、本発明では、患者データを携帯用記憶媒体に記憶して、患者又は患者の介護者は、患者データの記録を保持できることも企図する。ICカード、CD−ROM又はディスク等の携帯用記憶媒体に患者データを記憶させて、必要に応じて患者データ情報を更新できるが、異なる患者界面材装置又は治療の試用を希望し処方する毎に、患者データを再収集する必要性を回避できる。
[0025]
演算処理装置34は、患者データをデータベースに記憶させた複数群のデータと比較する。前記比較による最終結果の1つは、データベースに記憶された患者データから、形式、サイズ又はその両方によって、患者の使用に適する患者界面材装置を特定することにある。更に詳しくは、好適な最終結果は、形式、サイズ又はその両方によって、患者界面材装置を特定し、又はデータベースに記憶される利用可能な全患者界面材装置の形式及びサイズの中から、快適性及び有効性の点で特定の患者が最適に装着できる代替患者界面材装置を特定することにある。この比較出力は、出力装置36により送信される。患者界面材装置の製造者が比較を行う場合、この出力情報を使用して、患者又は患者の監督責任を有する介護者に選択された患者界面材装置を出荷してもよい。製造者以外の介護者又は当事者が比較を行う場合、出力データを通常に使用して、患者界面材装置又は構成部材を既存の詳細目録から選択し又は選択した患者界面材装置又は構成部材を装置製造者又は他の配給者に注文できる。
[0026]
また、本発明は、演算処理装置を使用して、入力患者データに基づいて、患者に適する患者界面材装置を単に決定するのみではない。患者データを使用して、選択された患者界面材装置を設計することもできる。患者界面材装置又は構成部材が1又は2以上の調整可能な構造を有してもよいことは公知である。例えば、複数の別々の位置に配置できる額支持体を鼻又は鼻/口マスク上に設けることは公知である。また、患者にマスクを装着するヘッドギアに同様の調節機能を設けることも公知である。本発明は、患者データに基づき、額支持体又はヘッドギアストラップの提案された初期位置を含み、患者界面材装置又は構成部材の調節可能な構造に対する初期位置を決定することも企図する。例えば、本発明は、各患者界面材装置又は構成部材に対し、患者界面材装置又は構成部材の各調節可能な構造の設定表を記憶し、入力患者データに基づいて、患者界面材装置又は構成部材の適切な設定レベルを選択することを企図する。
[0027]
図2A〜図2Cは、本発明の選択装置に使用するデータベース36,36',36"の例示的な実施の形態を示す。図2Aは、データベース36に記憶された患者界面材装置の各形式52a,52b,・・・52xに関連する固有の一群のデータ50a,50b,・・・50xのデータベース36を示す。この選択装置では、演算処理装置は、記憶された異なる群のデータと入力患者データとを比較して、患者界面材装置の形式52a,52b,・・・52xが患者に最適か否かを決定する。各群のデータ50a,50b,・・・50xは、僅か一部分のデータしか保有しないが、各群のデータは、関連する多数のデータを有することができる。特に、このデータベースは、患者界面材装置の各形式が1サイズのみを有する状況に適するため、各形式内でのサイズ選択を要しない。
[0028]
図2Bは、患者界面材装置の各サイズ54に関連するデータベース36'に記憶された固有の一群のデータ50a',50b',・・・50x'のデータベース36'を示す。この選択装置では、演算処理装置は、記憶された異なる群のデータ50a',50b',・・・50x'と入力患者データとを比較して、患者界面材装置のサイズ54a,54b,・・・54xが患者に最適か否かを決定する。前記の通り、各群のデータは、僅か一部分のデータしか保有しないが、各群のデータは、関連する多数のデータを有することができる。特に、このデータベースは、患者界面材装置の一形式のみ存在する状況に適するため、患者に対する適切な患者界面材装置の選択は、サイズにのみ基づく。
[0029]
最後に、図2Cは、患者界面材装置56の各形式及び各サイズに関連するデータベース36"に記憶された固有の一群のデータ50a",50b",・・・50x"のデータベース36"である。この装置では、処理装置は、記憶された異なる群のデータと入力患者データとを比較して、患者界面材装置の形式及びサイズ56a,56b,・・・56xが患者に最適か否かを決定する。また、各群のデータ50a",50b",・・・50x"は、僅か一部分のデータしか保有しないが、各群のデータ50a",50b",・・・50x"は、関連する多数のデータを有することができる。このデータベースは、特に、多数の形式の患者界面材装置が存在する場合、及び少なくとも1つの形式に対して複数のサイズが存在する場合に適するため、最適の患者界面材装置を選択するには、患者界面材データを使用して適切な形式及びサイズを選択しなければならない。共通の形式の患者界面材装置に関連する複数群のデータは、関連する同様の型式のデータを有してもよいことは勿論である。
[0030]
前記の通り、本発明では、演算処理装置は、患者に適する複数の形式及び/又はサイズの患者界面材装置の特定を企図する。例えば、第1の形式の小型患者界面材装置及び第2の形式の大型患者界面材装置は、患者データにほぼ同様に最適合致する場合がある。これは、使用する患者界面材装置を患者又は介護者が最終的に選択する際に一層の融通性を与える。
[0031]
また、本発明は、患者の使用に適する多数の患者界面材装置を選択する場合に、複数の患者界面材装置に関連する患者データと複数群のデータとの間の一致度に基づき、処理装置により、複数の界面材装置に優先順位付けすることを企図する。これは、複数の患者界面材装置から、どの患者界面材装置が患者により最適かについて患者又は介護者が更なる情報を有することができる。
[0032]
更に、本発明の実施の形態では、選択装置30は、データベース36又は独立した患者データのデータベース内に患者データを記憶する機能を含む。勿論、あらゆる従来の方法によりこの情報を記憶できる。データベースに患者データを保持する1つの利点は、データベース36に追加できることができる新規データとこの情報とを比較できることである。例えば、患者界面材装置の製造者は、数サイズを有するおそらく新規な形式の患者界面材装置を開発し又は既存形式の新規なサイズを開発することもできる。演算処理装置を使用して、記憶された患者データと新規な一群のデータとを比較し、予め選択された患者界面材装置に比べて新規な患者界面材装置が患者の使用により適するか否かを決定できる。
[0033]
前記実施の形態では、患者に対する患者界面材装置の選択が主眼であった。しかしながら、前記の通り、患者界面材装置は、複数の構成部材を有し、複数の構成部材の各々に複数の形式及び/又はサイズを付与できる。例えば、鼻マスクは、マスク殻と、マスク殻に着脱自在に取り付けられるクッションとを含むことは公知である。異なるサイズ及び形状、即ち形式でクッションを形成できるため、異なるマスクとクッションとの各組合せは、実質的に、固有の患者界面材装置となる。これを説明するため、本発明は、異なる各組合せを固有の患者界面材装置として処理し、固有の各患者界面材装置に基づき、一群の寸法情報を記憶することを企図する。他方、本発明は、患者界面材装置の構成部材に関連する一群のデータ、例えば共通のマスク殻又はフレームに取付けられるクッションの異なる形式に対応するデータを記憶し、記憶されたデータ及び入力された患者データに基づいて、適切な構成部材を選択できることを企図する。この方法を使用して、ヘッドギア、クッション、フレーム又は患者回路等の患者界面材装置の所望の構成部材を選択できる。
[0034]
前記実施の形態では、患者界面材装置又は構成部材は、最終製品と仮定した。換言すれば、おそらく患者界面材装置又は構成部材の調節可能な構造を調節する場合を除き、最終製品の患者界面材装置又は構成部材を更に変更しないため、患者界面材装置又は構成部材は、患者の使用に適するものであった。しかしながら、本発明の他の実施の形態では、患者界面材装置又は構成部材は、完全に最終製品である必要はなく、患者データに基づいて最終製品に形成できることを企図する。
[0035]
本発明の実施の形態では、患者界面材装置又は患者界面材装置の構成部材に1又は2以上の異なる型板を設ける。例えば、鼻マスクに使用する密封材又はクッションを型板として使用してもよい。いくつかの方法により前記型板を修正できなければならない。例えば、密封材の患者接触部の形状を修正できなければならない。修正可能な密封材は公知である。特許文献1を参照されたい。その後、型板は、患者データに基づいて修正される。必要に応じて、修正した1又は2以上の構成部材を連結して患者界面材装置を形成する。データベースは、修正する型板に関する情報を記憶できるため、患者データから適切な型板を選択した後、更にその患者データに基づき型板を修正できる。
[0036]
本発明の更に他の実施の形態は、患者界面材の特注生産(カスタマイズ)選択法の提供を企図する。例えば、データベースに記憶されるデータと患者データとを比較しても、適当な一致が得られない場合、特注生産選択法は、「あらゆる状況にも対応可能な」又は「他の」選択法を提供する。例えば、特定の患者の患者データを収集し選択装置に入力し、データベースに記憶される複数群のデータと比較する場合を仮定する。比較結果として、データベースに記憶される複数群のデータと患者データとの間で適当な一致がなければ、選択装置は、患者に最適な患者界面材装置の「特注生産」選択法を提案できる。特注生産選択法を選択する場合、選択装置は、収集した患者データを使用して、最初から又は前記の通り使用可能な型板中から好適に選択される型板を修正するあらゆる特注生産法を使用して、注文特製されたマスクを製造する。本実施の形態では、選択装置により、あらゆる患者に対する患者界面材装置の型式を提案できる。本発明では、この特注生産選択法を使用者が手動で選択できるので、データベースに記憶された患者界面材装置から患者に適する患者界面材装置を別途利用できる場合でも、必要に応じて、患者に対し注文特製されたマスクを製造し患者に提供できることも企図する。
[0037]
従って、本発明は、あらゆる従来法を使用して収集する患者データを使用して、どの患者界面材装置が患者に最適かを決定する自動選択法を提供するものであることは理解できよう。これは、患者が複数の患者界面材装置を試着せず、即ち患者界面材装置も汚さずに、かつ介護者の経験又は推定作業に依存せずに、正しい患者界面材装置を特定の患者に選択できる。
[0038]
現在最も実用的かつ好適と思われる実施の形態を図示して詳述したが、前記記載は単に説明の便宜に過ぎず、本発明を開示した実施の形態に限定されず、本発明は、特許請求の範囲内に該当すると共に特許請求の範囲と同趣旨の変更態様及び同等の装置を包含すること意図する。

Brief Description of Drawings

[0039]
[fig. 1] 本発明の原理により、複数の公知の患者界面材装置又は患者界面材装置の構成部材から患者界面材装置又は構成部材を選択する選択装置のブロック図
[fig. 2A] 図1の選択装置の使用に適するデータベースの例示的な実施の形態
[fig. 2B] 図1の選択装置の使用に適するデータベースの例示的な実施の形態
[fig. 2C] 図1の選択装置の使用に適するデータベースの例示的な実施の形態

符号の説明

[0040]
(30)・・患者界面材装置選択装置、 (32)・・データ収集手段、 (34)・・演算処理手段、 (36)・・データベース、 (50,50',50")・・複数群のデータ、 (52,54,56)・・患者界面材装置、

Claims

[1]
気体流を患者の気道に連絡する複数の患者界面材装置に対する複数群のデータを記憶するデータベースであり、前記複数群のデータにおける各群のデータは、固有の患者界面材装置に関連するデータを含む、データベースと、
患者の頭部の少なくとも一部に関する解剖学的特徴の寸法を示す解剖学的データを含む、患者の少なくとも1つの特性に対応する一群の患者データを得る手段と、
患者データを複数群のデータと比較し、比較結果に基づいて患者の使用に適する患者界面材装置を決定する演算処理手段とを備える、患者に対して患者界面材装置を選択する選択装置であって、
前記演算処理手段は、患者の使用に適する複数の患者界面材装置を決定し、患者データと複数群のデータとの間の一致度に基づき、前記複数の患者界面材装置に優先順位を付ける、選択装置。
[2]
前記固有の患者界面材装置に関連するデータは、固有の患者界面材装置の物理的な寸法に関連するデータを含む請求項 に記載の選択装置。
[3]
演算処理手段は、複数の異なる形式の患者界面材装置から一形式の患者界面材装置を決定する請求項 に記載の選択装置。
[4]
演算処理手段は、複数の異なるサイズの患者界面材装置から一サイズの患者界面材装置を決定する請求項 に記載の選択装置。
[5]
演算処理手段は、(1)複数の異なる形式の患者界面材装置から一形式の患者界面材装置を決定し、(2)決定された一形式の患者界面材装置に関連する複数の異なるサイズの患者界面材装置から一サイズの患者界面材装置を決定する請求項 に記載の選択装置。
[6]
一群の患者データを得る手段は、患者顔面上の目印間の距離を測定する測定器具であり、患者データは、測定された距離を含む請求項 に記載の選択装置。
[7]
一群の患者データを得る手段は、患者顔面の少なくとも一部の三次元表示を形成する手段を含む請求項 に記載の選択装置。
[8]
一群の患者データを得る手段は、第1の場所に配置され、更に、患者データを第2の場所に送信する手段を備える請求項 に記載の選択装置。
[9]
患者界面材装置は、調節可能な構造を含み、演算処理手段が、患者に適合するように決定される患者界面材装置の調節可能な構造の設定レベルを患者データに基づいて決定する請求項 に記載の選択装置。
[10]
更に、データベースに患者データを記憶する手段を備える請求項 に記載の選択装置。
[11]
更に、新規な患者界面材装置に対応する新規な一群のデータをデータベースに入力する手段を備え、演算処理手段は、新規な一群のデータを含む複数群のデータと記憶された患者データとを比較して、比較結果に基づき、患者の使用に適する患者界面材装置を決定する請求項 10に記載の選択装置。
[12]
気体流を患者の気道に連絡する複数の患者界面材装置に対する複数群のデータを記憶するデータベースであり、前記複数群のデータにおける各群のデータは、患者界面材装置の固有の構成部材に関連するデータを含む、データベースと、
患者の頭部の少なくとも一部に関する解剖学的特徴の寸法を示す解剖学的データを含む、患者の少なくとも1つの特性に対応する一群の患者データを得る手段と、
患者データを複数群のデータと比較し、比較結果に基づいて患者の使用に適する患者界面材装置の構成部材を決定する演算処理手段とを備える、患者に対して患者界面材装置を選択する選択装置であって、
前記演算処理手段は、患者の使用に適する患者界面材装置の複数の構成部材を決定し、患者データと複数群のデータとの間の一致度に基づき、前記患者界面材装置の複数の構成部材に優先順位を付ける、選択装置。
[13]
前記患者界面材装置の固有の構成部材に関連するデータは、患者界面材装置の固有の構成部材の物理的な寸法に関連するデータを含む請求項 12に記載の選択装置。
[14]
演算処理手段は、患者界面材装置の複数の異なる形式の構成部材から一形式の構成部材を決定する請求項 12に記載の選択装置。
[15]
演算処理手段は、患者界面材装置の複数の異なるサイズの構成部材から一サイズの構成部材を決定する請求項 12に記載の選択装置。
[16]
演算処理手段は、(1)患者界面材装置の複数の異なる形式の構成部材から一形式の構成部材を決定し、(2)決定された一形式の構成部材に関連する複数の異なるサイズの構成部材から患者界面材装置の一サイズの構成部材を決定する請求項 12に記載の選択装置。
[17]
一群の患者データを得る手段は、患者顔面上の目印間の距離を測定する測定器具であり、患者データは、測定された距離を含む請求項 12に記載の選択装置。
[18]
一群の患者データを得る手段は、患者顔面の少なくとも一部の三次元表示を形成する手段を含む請求項 12に記載の選択装置。
[19]
一群の患者データを得る手段は、第1の場所に配置され、更に、患者データを第2の場所に送信する手段を備える請求項 12に記載の選択装置。
[20]
更に、データベースに患者データを記憶する手段を備える請求項 12に記載の選択装置。
[21]
更に、患者界面材装置の新規な構成部材に対応する新規な一群のデータをデータベースに入力する手段を備え、演算処理手段は、新規な一群のデータを含む複数群のデータと記憶された患者データとを比較して、比較結果に基づき、患者の使用に適する患者界面材装置の構成部材を決定する請求項 20に記載の選択装置。
[22]
患者界面材装置の構成部材は、調節可能な構造を含み、演算処理手段が、患者に適合するように決定される患者界面材装置の構成部材の調節可能な構造の設定レベルを患者データに基づいて決定する請求項 12に記載の選択装置。

Drawings

[ Fig. 1]

[ Fig. 2A]

[ Fig. 2B]

[ Fig. 2C]