Parte del contenido de esta aplicación no está disponible en este momento.
Si esta situación persiste, contáctenos aComentarios y contacto
1. (WO2019064648) RICE COOKER
Document

明 細 書

発明の名称 炊飯器

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006   0007   0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238   0239   0240   0241   0242   0243   0244   0245   0246   0247   0248   0249   0250   0251   0252   0253   0254   0255   0256   0257   0258   0259   0260   0261   0262   0263   0264   0265   0266   0267   0268   0269  

符号の説明

0270  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19  

明 細 書

発明の名称 : 炊飯器

技術分野

[0001]
 本発明は、被調理物を内部に収容する炊飯部と、炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部とで構成された分離型の炊飯器に関するものである。

背景技術

[0002]
 従来、例えば特許文献1に開示されているように、被調理物を内部に収容する炊飯部と、炊飯部を上面に載せて加熱調理する中空の箱形の誘導加熱調理部とで構成された分離型の炊飯器が知られている。特許文献1の炊飯器は、炊飯部と誘導加熱調理部とを分離させることで、炊飯部を御櫃として食卓に運んで使用することができ、誘導加熱調理部をIH調理器として単独で使用することができる。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特開2017-079207号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献1に開示された炊飯器では、分離した炊飯部を御櫃として食卓に運び、テーブル等に載置させた場合、誘導加熱調理部によって加熱された炊飯部の底面によってテーブルの上面が加熱される。そのため、熱によって変形しやすいテーブルクロス等のシートをテーブルの上面に敷いていた場合には、シートが炊飯部によって加熱されて変形等する虞がある。
 また、米と水とを収容した炊飯部の重量は、通常の鍋等に比較して重いので、長期間の使用によって、誘導加熱調理部の上に炊飯部が繰り返し載せられ、誘導加熱調理部が炊飯部の重量によって変形する可能性があり、誘導加熱調理部と炊飯部との対向間隔が変化して、期待通りの炊飯動作が行えない事態を招く懸念がある。
[0005]
 本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、加熱された炊飯部の底面の熱を外部へ効果的に逃すことができ、炊飯部を載置したテーブル等の上面が過度に加熱される事態を防止できる炊飯器を提供することを第1の目的とする。
 また加熱された炊飯部を載せる誘導加熱調理部の機械的強度を増強し、炊飯部を安定的に載置できる炊飯器を提供することを第2の目的とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 第1の目的のため、本発明に係る炊飯器は、被調理物を内部に収容する炊飯部と、前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルを有し、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を備え、前記炊飯部は、外殻を形成する上ケースと、前記上ケースの下端面に隣接して前記上ケースの下方に設けた、耐熱性材料で形成された環状の下枠と、を備え、前記下枠には、前記炊飯部の底面を構成する下面から、前記誘導加熱調理部に向かって突き出す底面壁が、前記下枠の下面の外縁部に沿って設けられているものである。
[0007]
 第2の目的のため、本発明に係る炊飯器は、被調理物を内部に収容する炊飯部と、前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルを有し、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を備え、前記炊飯部は、外殻を形成する上ケースと、前記上ケースの下端面の下方に設けた耐熱性材料で形成された環状の下枠とを備え、前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を載せるトッププレートを備えた耐熱性材料からなる上蓋と、前記上蓋によって上面開口が閉鎖された底のある下ケースと、を備え、前記上蓋と前記下ケースとの間には、前記上蓋又は前記下ケースの少なくとも何れか一方と一体に形成された支柱又は仕切り壁の、少なくとも何れか一方を備えているものである。
 また、第2の目的のため、本発明に係る炊飯器は、被調理物を内部に収容する炊飯部と、前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、前記誘導加熱調理部の内部には、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部と、前記誘導加熱コイルに冷却風を供給する冷却ファンと、をそれぞれ設け、前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースと、を備え、前記上蓋の上に前記炊飯部を載せるトッププレートが重ね合わせて固定され、前記上蓋の下面には、前記誘導加熱コイルを保持するための取付座が一体に形成され、前記下ケースの底部上面には、前記冷却ファンの吸気口の横において上方へ伸びた仕切り壁を一体に形成し、前記仕切り壁の上端と前記上蓋の下面との間には断熱性材料からなるクッション材が配置されており、前記赤外線信号送受信部は、前記仕切り壁を挟んで前記冷却ファンと反対側に配置されているものである。
 また、第2の目的のため、本発明に係る炊飯器は、被調理物を内部に収容する炊飯部と、前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、前記誘導加熱調理部の内部には、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルと、前記炊飯部が前記誘導加熱調理部に載置されたことを検知するリードスイッチと、前記誘導加熱コイルに冷却風を供給する冷却ファンと、をそれぞれ設け、前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースと、を備え、前記上蓋の上に前記炊飯部を載せるトッププレートが重ね合わせて固定され、前記下ケースの底部上面には、上方へ伸びた仕切り壁を一体に形成し、前記リードスイッチは、前記仕切り壁を挟んで前記冷却ファンと反対側に配置されているものである。
[0008]
 第2の目的のため、本発明に係る炊飯器は、トッププレートと、前記トッププレートの下方に配置された誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルの加熱条件を入力する第2入力操作手段とを備えた箱型形状の誘導加熱調理部と、前記誘導加熱コイルによって加熱される内釜と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部とを備えた炊飯部と、を備え、前記炊飯部は、前記誘導加熱調理部の前記トッププレートの上に置かれた状態において、前記誘導加熱コイルの駆動によって加熱されるものであり、前記誘導加熱調理部の内部には、前記誘導加熱コイルを冷却するための冷却風を供給する冷却ファンと、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部と、前記炊飯部の制御部のための電力を供給する送電コイルと、をそれぞれ設け、前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースとを上下に重ねて外殻ケースが形成され、前記下ケースの底部上面には、前記上蓋の方向に伸びて前記上蓋の荷重を受ける仕切り壁を一体に形成し、前記送電コイルは、前記下ケースの底部から上方に突設した支持脚で支持されているものである。

発明の効果

[0009]
 本発明に係る第1の発明の炊飯器によれば、炊飯部の下枠によって炊飯部の底面の熱が、炊飯部を載置したテーブル等の上面を過度に加熱することを防止できる。
 また、第2の発明の炊飯器によれば、炊飯部を載せる誘導加熱調理部の機械的強度を増強し、炊飯部を安定的に載置でき、安定した炊飯動作が期待できる。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器を上面側から見た外観斜視図である。
[図2] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の側面図である。
[図3] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、一部破断して内部構造を示した側面図である。
[図4] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、一部破断して内部構造を示した正面図である。
[図5] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の炊飯部を底面側から見た外観斜視図である。
[図6] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の誘導加熱調理部を示した外観斜視図である。
[図7] 本発明の実施の形態1に係る炊飯器の誘導加熱調理部の異なる形態を示した外観斜視図である。
[図8] 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の誘導加熱調理部の平面図である。
[図9] 図8のX1-X1線で見た場合の縦断面図である。
[図10] 図8のY1-Y1線で見た場合の縦断面図である。
[図11] 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の縦断面図である。
[図12] 図11の炊飯器の左側部分の要部縦断面図である。
[図13] 本発明の実施の形態4に係る炊飯器の前方部を拡大して示す縦断面図である。
[図14] 本発明の実施の形態5に係る炊飯器の誘導加熱調理部を示す平面図である。
[図15] 図14のX2-X2線における縦断面図である。
[図16] 本発明の実施の形態6に係る炊飯器において、誘導加熱調理部の前半部分を示す縦断面図である。
[図17] 本発明の実施の形態7に係る炊飯器において、炊飯部の下部と誘導加熱調理部とを示す縦断面図である。
[図18] 本発明の実施の形態8に係る炊飯器において、誘導加熱調理部の前方部と炊飯部の前方下部とを拡大して示した縦断面図である。
[図19] 本発明の実施の形態9に係る炊飯器において、誘導加熱調理部の左側方部と炊飯部の左側方部とを拡大して示した縦断面図である。

発明を実施するための形態

[0011]
 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
[0012]
 実施の形態1.
 実施の形態1の炊飯器100は、図1~図5に示している。
 図1は、実施の形態1に係る炊飯器100を上面側から見た外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る炊飯器100の側面図である。図3は、実施の形態1に係る炊飯器100であって、一部破断して内部構造を示した側面図である。図4は、実施の形態1に係る炊飯器100であって、一部破断して内部構造を示した正面図である。図5は、実施の形態1に係る炊飯器100の炊飯部1を底面側から見た外観斜視図である。
[0013]
 図1に破線の矢印で示すように、以下の説明において「右」は右側方を示し、「左」は左側方を示す。また「後」は後方を示し、「前」は前方方向を示す。特に断りがない限り、このような定義で方向を示す。
[0014]
 実施の形態1に係る炊飯器100は、図1に示すように、被調理物を内部に収容する炊飯部1と、炊飯部1を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部2と、で構成された分離型炊飯器である。炊飯器100は、炊飯部1と誘導加熱調理部2とを分離して、それぞれ単独で使用することができる。つまり、炊飯器100は、分離した炊飯部1を御櫃として食卓に運んで使用することができ、分離した誘導加熱調理部2をIH調理器として使用することができる。炊飯部1と誘導加熱調理部2には、それぞれ内部に制御部40(図2参照)及び制御部23(図3参照)が設けられており、制御部40及び制御部23にそれぞれ接続された(赤外線通信用の)通信端子(赤外線信号送受信部41)で無線通信が行われる。通信端子については、あとで詳しく説明する。なお、制御部23及び制御部40は、中核となる中央制御部に、それぞれマイクロコンピュータが使用されている。
[0015]
 誘導加熱調理部2は、家庭用の電源に接続できる電源プラグを一端部に備えた電源コードを有しているので、誘導加熱調理部2は単体で使用できる。これに対し、炊飯部1は、電源に接続された誘導加熱調理部2を起動し、その誘導加熱調理部2に内蔵された誘導加熱コイル24から、非接触給電方式で電力を受けて動作する。つまり、炊飯部1は、単体では、後述する給電部29が無いと運転できない。なお、非接触給電は、炊飯部1の底部に設けた受電コイル51(図3参照)と、受電コイル51の真下の位置となるよう、誘導加熱調理部2の天井部に配置した送電コイル50(図3参照)との間で行われる。
[0016]
 図3において、給電部29は、内釜13よりも後方の空間に設けられている。給電部29は、例えば、鉛蓄電池、ニッケル水素蓄電池、リチウムイオン蓄電池等の二次電池で構成されている。なお、給電部29は、二次電池で構成されることに限定されるものではなく、乾電池等の一次電池で構成されていてもよい。このように、給電部29が一次電池で構成されている場合には、給電部29を取り替える可能性を考慮して、給電部29の一次電池を容易に取り替えられるような位置に設けることが望ましい。
[0017]
 炊飯部1の制御部40は、受電コイル51によって得た電力によって運転される。また第1の表示部42も、受電コイル51によって得た電力によって表示動作を行う。
[0018]
 先ず、炊飯部1の構成について説明する。炊飯部1は、図1及び図2に示すように、上面を開口した本体部10と、ヒンジ機構部12によって本体部10に回動自在に連結されて本体部10の上面開口を開閉可能に覆う蓋体11と、を備えている。
[0019]
 本体部10は、図1~図5に示すように、外観が有底筒状とされ、内部に内釜13が着脱自在に装着させる。本体部10の前面側には、蓋体11の開閉を行う蓋開閉ボタン10aが設けられている。使用者は、蓋開閉ボタン10aを押すことで、蓋体11の閉状態が解除され、本体部10を開口させることができる。
[0020]
 また、本体部10には、図1及び図2に示すように、炊飯部1を誘導加熱調理部2から分離させて持ち運ぶ際のハンドル14が取り付けられている。ハンドル14は、略U字形状であり、両端部が本体部10の左右の両側面に、それぞれ回動自在に取り付けられている。
[0021]
 本体部10には、図5に示すように、底面から誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pが、底面の外縁部に沿って設けられている。底面壁10Pには、底面壁10Pによって囲まれた内部と外部とを連通させる壁面開口部30が形成されている。
[0022]
 本体部10は、外殻を構成するプラスチック材料から一体に筒状に形成された上ケース10Cと、上ケース10Cの底面の開口部全体を覆うように、上ケース10Cの下方に設けられ、耐熱性材料で形成された環状の下枠10Bとを備えている。
[0023]
 下枠10Bは、上ケース10Cの底面を覆うように、ネジ(図示せず)で上ケース10Cに結合されており、下枠10Bの下部が、誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pとなる。なお、下枠10Bの材料は、例えば、PET又はPAなどである。上ケース10Cの材料は、PP又はABSなどである。「PET」とは、ポリエチレンテレフタレートのことをいう。また「PA」はポリアミド、「PP」は、ポリプロピレンのことを意味する。
[0024]
 下枠10Bの中央部には円形の大きな穴16が形成されている。容器17は、有底円筒状に形成され、後述する有底円筒状の内釜13の周囲を覆っている。容器17の底面は、穴16に緊密状態で嵌り合っており、穴16を密閉している。なお、容器17の材料は、例えば、PET又はPAなどである。
[0025]
 図3において、破線PL1は、下枠10Bの最上面の位置を示す水平線である。破線PL1から分かるように、下枠10Bは高さ寸法が小さく(10mm~20mm程度)、平面形状が環状(リング状)の部品である。
[0026]
 図3に示した破線PL1は、炊飯部1の外観上で上ケース10Cと下枠10Bとの境界が認識できる高さ(範囲)を示している。
 以下、PL1は、「第1の分離線」と呼ぶ。
[0027]
 壁面開口部30は、下枠10Bの底面壁10Pを切り欠いて形成された台形状の切り欠き孔である。壁面開口部30は、下枠10Bの全周に沿って間隔をあけて複数個(図示例では12個)形成されている。壁面開口部30は、誘導加熱調理部2から分離させた炊飯部1を、いわゆる御櫃として食卓に運びテーブル等に載置させた場合に、加熱された炊飯部1の底面の熱を外部へ逃がす目的で形成されている。壁面開口部30は、空気の対流を形成するため、本体部10の前後左右において互いに対向するように、下枠10Bの底面壁10Pに形成することが望ましい。なお、炊飯動作が行われた際には、炊飯部1の特に内釜13が誘導加熱されるので、誘導加熱による熱を受けて、容器17の温度が上昇する。
[0028]
 なお、壁面開口部30の形状、大きさ、及び個数は、図示した形態に限定されない。壁面開口部30は、例えば周囲が囲まれた矩形孔又は円形孔でもよい。また、壁面開口部30は、円弧状に切り欠いた切り欠き孔でもよい。要するに、壁面開口部30は、本体部10の大きさに応じて適宜設計変更して設けるものとする。
[0029]
 また、本体部10には、図3及び図5に示すように、底面に形成された吸気孔4と、背面側の側面に形成されて吸気孔4と連通する排気孔5とを有している。つまり、炊飯部1は、吸気孔4と排気孔5によって、底面壁10Pで囲まれた内部と外部とが連通している。これにより、炊飯部1は、吸気孔4と排気孔5で空気の対流を形成することができるので、壁面開口部30から流入した空気によって、加熱された炊飯部1の底面の熱を吸気孔4から排気孔5を通じて外部へ逃がすことができる。
[0030]
 なお、排気孔5は、本体部10の背面側の側面に形成された構成に限定されない。排気孔5は、例えば本体部10のその他の側面、或いは蓋体11に設けてもよい。要するに、排気孔5は、吸気孔4と連通して壁面開口部30と共に空気の対流を形成することができれば、炊飯部1のどの位置に設けてもよい。
[0031]
 また、実施の形態1の炊飯器100は、必ずしも吸気孔4と排気孔5とを設ける必要はなく、壁面開口部30のみで、加熱された炊飯部1の底面の熱を外部へ逃がす構成でもよい。
[0032]
 内釜13は、有底円筒形状を有し、誘導加熱により発熱する炭素材で構成される。なお、内釜13は、例えばセラミック等の非金属材料で形成される容器(いわゆる土鍋)又はアルミニウムとステンレスのクラッド材等を使用した金属容器であっても良い。内釜13の内部には、被調理物である米及び水が収容される。
[0033]
 蓋体11は、本体部10の上面開口を開閉可能に覆うものである。蓋体11は、背面側の端部がヒンジ機構部12によって本体部10の上部に連結されている。蓋体11は、閉じた状態で蓋開閉ボタン10aが押下されると、ヒンジ機構部12のヒンジ軸を中心として回動させることができる。蓋体11には、図1に示すように、炊飯部1の内部で生じた蒸気を逃すための蒸気口11aが設けられている。
[0034]
 また、蓋体11には、図1に示すように、使用者によって炊飯条件等が入力される第1の入力操作部15が設けられている。第1の入力操作部15は、例えば予熱工程、炊飯工程、むらし工程等を実行するための操作入力を受け付ける操作手段である。第1の入力操作部15は、図2に図示した制御部40に接続されており、赤外線信号送受信部41(図示せず)を通じて、誘導加熱調理部2に対し入力操作信号が赤外線信号として発信される。なお、第1の入力操作部15は、押圧式の入力キー15Aが複数個配置された構成であるが、タッチ式の入力キー15Aとしてもよいし、両者を併用してもよい。
[0035]
 蓋体11の上面前方部には、第1の入力操作部15による入力操作結果又は炊飯動作等を数字、文字、又は記号等で表示するための第1の表示部42が左右に設けてある。なお、第1の表示部42は、例えば液晶表示画面を備えた液晶表示基板で構成されている。
[0036]
 次に、誘導加熱調理部2の構成を、図1~図5を参照しつつ、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、実施の形態1に係る炊飯器100の誘導加熱調理部2を示した外観斜視図である。図7は、実施の形態1に係る炊飯器100の誘導加熱調理部2の異なる形態を示した外観斜視図である。誘導加熱調理部2は、例えば食卓などの上に置いて使用する卓上型の電磁調理器である。
[0037]
 誘導加熱調理部2は、図6に示すように、外観が薄型の略直方体状である。誘導加熱調理部2は、上面に結晶化ガラス等の耐熱性素材で構成されたトッププレート20が設けられている。誘導加熱調理部2には、トッププレート20の外周縁に沿って下方に窪んだ段差部21が形成されている。誘導加熱調理部2の段差部21は、炊飯部1の底面壁10P(下枠10B)の下端面が突き当たり、該底面壁10Pがきっちりと収まる形状及び大きさで形成されている。つまり、炊飯器100は、炊飯部1を誘導加熱調理部2に載置させた場合、誘導加熱調理部2の段差部21に炊飯部1の底面壁10Pが嵌り、トッププレート20が底面壁10Pの内部に収納されるようになっている。
[0038]
 誘導加熱調理部2の段差部21には、壁面開口部30と対向する位置に、壁面開口部30に嵌まる突起部6が設けられている。これは、誘導加熱調理部2の上面に炊飯部1を載せて加熱調理する際に、突起部6で壁面開口部30を塞ぎ、誘導加熱調理部2によって加熱された熱が外部へ漏れること防止するためである。また、炊飯器100の側面を孔のないフラットな状態とし、布巾等で汚れをふき取る際の清掃性を高めるためでもある。
[0039]
 突起部6は、先端部が誘導加熱調理部2のトッププレート20よりも下方となるように設けられている。これは、炊飯部1を分離して誘導加熱調理部2をIH調理器として単独で使用する場合であって、調理容器をトッププレート20に載せる際に、突起部6の存在が邪魔にならないようにし、様々な大きさの調理容器の使用を可能にするためである。また、誘導加熱調理部2のトッププレート20に調理容器の底面を密着させて誘導加熱効率を確保するためでもある。
[0040]
 なお、図7は、実施の形態1に係る炊飯器100の誘導加熱調理部2の異なる形態を示した外観斜視図である。図7に示すように、突起部7は、段差部21において、先端部が誘導加熱調理部2のトッププレート20よりも上方となるように設けてもよい。この場合、炊飯器100は、トッププレート20に納まる小さい調理容器を使用すると、突起部7によって調理容器の移動範囲が制限されるので、調理中に調理容器が傾いたり、トッププレート20から誤って落下したりするといった事態を防止することができる。
[0041]
 誘導加熱調理部2には、図6に示すように、上面の前方側に第2の入力操作部22が設けられている。第2の入力操作部22は、押圧式の各種入力ボタン22Aが配置されており、制御部23に接続されている。各種入力ボタン22Aとは、例えば火力、調理メニュー、及び調理時間等の各種条件を入力するものである。誘導加熱調理部2は、第2の入力操作部22を操作することで、炊飯部1と無関係に単独で誘導加熱調理を行える。第2の入力操作部22は、図1~図4に示すように、炊飯部1と誘導加熱調理部2とを組み合わせた場合、トッププレート20と共に底面壁10Pの内部に収納されるようになっている。言い換えると、第2の入力操作部22は、使用者によって操作できないように炊飯部1で覆われる。
[0042]
 第2の入力操作部22による入力操作結果又は誘導加熱動作等を数字、文字、又は記号等で表示するための第2の表示部28が左右に設けてある。
[0043]
 また、誘導加熱調理部2の内部には、図3及び図4に示すように、誘導加熱コイル24と、温度センサー25と、フェライト26と、電源基板27、送電コイル50とが、それぞれ設けられている。誘導加熱コイル24は、誘導加熱調理部2の内部のほぼ中央に配置されており、第1の入力操作部15及び第2の入力操作部22の操作入力に基づいて制御部23によって制御される。誘導加熱コイル24は、通電により交番磁界を発生し、被加熱物を電磁誘導により加熱する。また、温度センサー25は、内釜13又はトッププレート20の温度を検知するために設けられており、制御部23に接続されている。
[0044]
 また、フェライト26は、細長い板状を呈しており、誘導加熱コイル24の巻線と直交するように設けられている。フェライト26は、誘導加熱コイル24から発生する磁力線をトッププレート20の上方の被加熱物に集中させるために設けられている。
[0045]
 また、誘導加熱調理部2の内部の背面側には、電源基板27が設けられている。電源基板27は、商用電源の交流電力を直流電力に変換するコンバーターと、コンバーターからの直流電力を交流電力に変換し、誘導加熱コイル24に供給するインバーターと、インバーターを制御する制御回路と、が実装されている。電源基板27は、信号線を介して制御部23と接続されている。
[0046]
 なお、炊飯部1の赤外線信号送受信部41(図示せず)から送信された入力操作信号(赤外線信号)を受信する赤外線信号送受信部62が、誘導加熱調理部2の内に収納されているが、図示していない。
[0047]
 赤外線信号送受信部41及び赤外線信号送受信部62は、赤外線通信端末(通信部)であり、赤外線信号の受信部と送信部をそれぞれ備えている。炊飯部1から誘導加熱調理部2に対して、入力操作信号、及び内釜13の温度検出信号等が、その都度送信される。逆に、誘導加熱調理部2から炊飯部1に対しては、炊飯部1が正規の位置に載せられていることを確認するための識別信号が赤外線で送信され、炊飯部1からの正規の応答信号が受信される。
 誘導加熱調理部2の制御部23では、炊飯部1からの赤外線信号の受信に従って、誘導加熱コイル24又は送電コイル50への通電開始、通電量、通電停止等の各種制御を実行する。
[0048]
 ところで、従来の炊飯器100では、誘導加熱コイル24によって効率良く内釜13を誘導加熱できるように、誘導加熱コイル24と内釜13との直線距離は小さい方が良い。このため、内釜13の底面が炊飯部1の底面を構成している容器17に近接又は密着している。
[0049]
 このため、分離した炊飯部1を御櫃として食卓に運びテーブル等に載置させた場合、誘導加熱調理部2によって加熱された炊飯部1の底面によってテーブルの上面が加熱される。つまり、炊飯部1の底に一部分が露出する容器17自体の温度が高いため、容器17側からの熱によって変形しやすいテーブルクロス等のシートが、テーブルの上面に敷いてあった場合には、該シートが炊飯部1によって加熱されて変形等する虞がある。またテーブル自体の変形も危惧される。
[0050]
 実施の形態1の炊飯器100の炊飯部1には、底面から誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pが、底面の外縁部に沿って設けられている。底面壁10Pには、底面壁10Pによって囲まれた内部と外部とを連通させる壁面開口部30が形成されている。壁面開口部30が形成されることにより、炊飯器100は、誘導加熱調理部2から分離させた炊飯部1を御櫃として食卓に運びテーブル等に載置させた場合であっても、加熱された炊飯部1の底面の熱を、壁面開口部30を通じて外部へ逃がすことができる。したがって、実施の形態1の炊飯器100では、テーブル等の上面が過度に加熱される事態を防止できる。
[0051]
 また、実施の形態1の炊飯器100は、壁面開口部30が下枠10Bを切り欠いて形成された切り欠き孔であり、誘導加熱調理部2の壁面開口部30と対向する位置に、壁面開口部30に嵌まる突起部6が設けられている。よって、炊飯器100は、誘導加熱調理部2の上面に炊飯部1を載せて加熱調理する際に、突起部6で壁面開口部30を塞ぐことができるので、誘導加熱調理部2によって加熱された熱が外部へ漏れることなく、加熱調理効果を高めることができる。
[0052]
 また、実施の形態1の炊飯器100の誘導加熱調理部2には、炊飯部1を加熱調理する上面の外周縁に沿って下方に窪んだ段差部21が形成されている。突起部6は、段差部21において、先端部が誘導加熱調理部2の上面よりも下方となるように設けられている。よって、炊飯器100は、炊飯部1を分離して誘導加熱調理部2をIH調理器として単独で使用する場合であって、調理容器を上面に載せる際に、突起部6の存在が邪魔にならず、様々な大きさの調理容器を使用することができるから、使い勝手に優れている。
[0053]
 一方、図7で説明した実施の形態1の変形例では、突起部6は、段差部21において、先端部が誘導加熱調理部2の上面よりも上方となるように設けることもできる。この場合、炊飯器100は、誘導加熱調理部2の上面に納まる小さい調理容器を使用すると、突起部7によって調理容器の移動範囲が制限されるので、調理中に調理容器が傾いたり、誘導加熱調理部2の上面から誤って落下したりするといった事態を防止できる。
[0054]
 また、実施の形態1の炊飯器100の炊飯部1は、底面に形成された吸気孔4と、外側面に形成されて吸気孔4と連通する排気孔5と、を有している。実施の形態1の炊飯器100では、吸気孔4と排気孔5とで空気の対流を形成することができるので、壁面開口部30から流入した空気によって、加熱された炊飯部1の底面の熱を吸気孔4から排気孔5を通じて外部へ排出させることができる。したがって、実施の形態1の炊飯器100では、テーブル等の上面が過度に加熱される事態をより効果的に防止できる。
[0055]
 (実施の形態1の総括)
 実施の形態1に示した炊飯器100は、以下の構成であった。すなわち、
 被調理物を内部に収容する炊飯部1と、炊飯部1を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部2と、を備え、
 炊飯部1は、外殻を形成する上ケース10Cと、上ケース10Cの下端面に隣接して上ケース10Cの下方に設けた、耐熱性材料で形成された環状の下枠10B、とを備え、
 下枠10Bには、炊飯部1の底面を構成する下枠10Bの下面から、誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pが、下枠10Bの下面(炊飯部1の底面)の外縁部に沿って設けられているものである。
[0056]
 実施の形態1の炊飯器100によれば、炊飯部1の下枠10Bによって炊飯部1の底面の熱が、炊飯部1を載置したテーブル等の上面を過度に加熱することを防止できる。
[0057]
 実施の形態2.
 実施の形態2の炊飯器100は、図8~10に示している。図8は、実施の形態2に係る炊飯器100の誘導加熱調理部2の平面図である。図9は、図8のX1-X1線で見た場合の縦断面図である。図9では、炊飯部1は下端部だけを示している。図10は、図8のY1-Y1線で見た場合の縦断面図である。なお、実施の形態1と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1と同じ部分又は相当する部分には同じ符号を付している。
[0058]
 実施の形態2に係る炊飯器100は、炊飯部1を載せる誘導加熱調理部2の機械的強度を増強し、炊飯部1を安定的に載置できるように工夫したものである。
[0059]
 次に誘導加熱調理部2の内部構造の平面的な配置につき説明する。
 図8に示すように、誘導加熱調理部2の左右中心線上に、中心部が位置するように平面形状が円形の誘導加熱コイル24が配置されている。
[0060]
 冷却ファン60は、誘導加熱調理部2の中心点から見て、前方寄りで少し右方向の位置にある。冷却ファン60は、真下の位置に吸気口77(図9参照)を配置し、吸気口77から冷たい空気を吸い込んで、第1の送風路SH1の内部へ冷却風として供給する。なお、吸気口77は、細長いスリット状の孔を並べた形態又は小径の孔を多数並べて構成している。
[0061]
 上蓋2Bと下ケース2Cのようなプラスチック部品は、一般的に射出成形機を使用して製造される。ペレットと呼ばれる粒状のプラスチック材料を少しでも少なくして射出成形すれば、完成した上蓋2Bと下ケース2Cの重量が軽くなり、またコスト的にも安くできる。しかし、材料を少なくするとその分、薄肉になり、強度的に弱くなる。
[0062]
 そこで、実施の形態1では、下ケース2Cから一体に形成されて上方向に突出する支柱74を、全部で4個所に分散して配置している。荷重を受ける上下方向に向けて支柱74を形成することで補強効果が期待できる。
[0063]
 支柱74A及び支柱74Bは、第2の入力操作部22に近い位置にある、炊飯器100の前方の支柱74である。支柱74C及び支柱74Dは、誘導加熱コイル24の右側と左側方向に、数cm程度離れて設置された、炊飯器100の後方の支柱74である。
[0064]
 支柱74A及び支柱74Bは、横断面形状が真円である。支柱74C及び支柱74Dは、横断面形状が前後方向に長く、表面が滑らかな曲面で構成された長円形状とし、冷却ファン60の冷却風の流れをできるだけ妨げないように構成される。
[0065]
 支柱74A及び支柱74Bは、第2の入力操作部22において、使用者がタッチ入力する場合に、上から指で表面板22Pを押し下げる動作が頻繁に行われるから、その際の力を分散して受けるように配置している。つまり、第2の入力操作部22の部分は、特に上からの荷重を受けることを考慮し、補強用として支柱74Aと支柱74Bとを配置した。
[0066]
 誘導加熱コイル24の右側と左側とに形成した支柱74C及び支柱74Dは、米と水を入れた内釜13又は水と食材を入れた鍋等の被加熱物が上蓋2Bの開口2Hの真上に置かれるので、その荷重を分散して受けるように設置している。
[0067]
 実施の形態2では、誘導加熱コイル24の真上の位置に、炊飯部1の内釜13等が載置される。このため、誘導加熱コイル24の真上の位置にあるトッププレート20が荷重を受けると、その真下にある上蓋2Bの開口2Hの口縁部が下方へ押し下げられる力が働く。
[0068]
 実施の形態2では、誘導加熱コイル24の位置の右側と左側とに、それぞれ支柱74C及び支柱74Dを配置しているため、上蓋2Bの開口2Hの口縁部が支柱74C、74Dで下方から支持され、上蓋2Bの湾曲等が防止できる。
[0069]
 下ケース2Cの底面には、下ケース2Cの底面と一体に形成した仕切り壁61が設けられている。仕切り壁61は、前方円弧部61Cと、右側部61Rと、左側部61Lとから構成されている。前方円弧部61Cは、下ケース2Cの前方側にあって冷却ファン60の前方側を横切っている。右側部61Rは、前方円弧部61Cの後方端面に連続して、下ケース2Cの後方に直線状に伸びている。左側部61Lは、前方円弧部61Cの後方端面に連続して、下ケース2Cの後方に直線状に伸びている。
[0070]
 図8に示しているように、実施の形態2では、赤外線信号送受信部62は、赤外線発光素子62S(赤外線信号送信部)と赤外線受光素子62R(赤外線信号受信部)との2つから構成されている。赤外線発光素子62S及び赤外線受光素子62Rでの双方の信号は、1つの通信制御部62Cで解析及び処理され、通信制御部62Cは、その送受信データ解析結果を制御部23に対し出力する。
[0071]
 図8において、送電コイル50は外形形状が環状を呈している。
 図8から明らかなように、第1の送風路SH1の中において、最も冷却ファン60に近い位置にあるのは、赤外線信号送受信部62である。
[0072]
 送電コイル50は、第1の送風路SH1の中において誘導加熱コイル24よりも冷却風の流れで上流側にあり、かつ誘導加熱コイル24とは直線距離で10cm程度離れている。
 この位置関係のため、送電コイル50は、誘導加熱コイル24を冷却した後の温かい空気に触れることもなく、また誘導加熱コイル24が発する交番磁界によって誘導加熱されることもない。
[0073]
 リードスイッチ18は、磁力を受けて電気的接点を閉じる磁気形近接スイッチである。代表的な構成のリードスイッチ18では、2枚のニッケル合金(磁性体)リードの一部をオーバーラップさせ、ガラス管に封入したものであり、オーバーラップ部分は金、銀等の接点処理が施されている。また、代表的な構成のリードスイッチ18では、接点の活性化を防ぐためにガラス管内に不活性ガスが封入されている。なお、炊飯部1の底部には、リードスイッチ18を閉じるように磁力を発する永久磁石19(図示せず)が設置されている。
[0074]
 次に図9について説明する。
 誘導加熱調理部2は、誘導加熱調理部2の内部空間に、冷却ファン60と、誘導加熱コイル24と、送電コイル50と、仕切り壁61と、制御部23と、第2の入力操作部22と、赤外線信号送受信部62と、を備えている。誘導加熱コイル24は、円盤状に形成されている。仕切り壁61は、誘導加熱調理部2の内部空間に、第1の送風路SH1と第2の送風路SH2とを形成している。赤外線信号送受信部62は、誘導加熱調理部2の赤外線通信部を構成している。
[0075]
 誘導加熱コイル24は、耐熱性プラスチック等で形成されたコイルベースと呼ばれる支持枠63の上に設置されている。支持枠63は、通気性を増大させるため開口面積の大きな貫通孔63Aが多数形成されている。
[0076]
 誘導加熱調理部2は、誘導加熱調理部2の外殻を構成する有底の箱形形状の下ケース2Cと、下ケース2Cの上面全体を覆うような上蓋2Bによって外殻ケース2Aが構成されている。
[0077]
 下ケース2Cと上蓋2Bは、プラスッチックの一体成形(射出成形方法)で形成されている。そのため、材料は熱可塑性のプラスチックである。なお、下ケース2Cと上蓋2Bは、平面視で見た場合、完全に重なり合うような形状である。言い換えると上下に投影した場合の投影面積は同じである。また、上蓋2Bは、下ケース2Cよりも高温環境で使用されるので、下ケース2Cよりも耐熱性の高い材料が選定されている。
[0078]
 また、下枠10Bの平面寸法は、上蓋2Bの平面形状と近い寸法になるようになっている。このため、炊飯器100全体の外観形状は、図1に示した実施の形態1と同様に、平面形状が正方形に近い箱形である。
[0079]
 下ケース2Cに対して上蓋2Bは、ネジ(図示せず)等の固定手段によって確実に固定されている。
 トッププレート20は、下枠10Bの中央部に形成した正方形の大きな開口2Hを覆っており、耐熱性の高い結晶化ガラス、又はプラスチック材料、例えばPET又はPPSから形成されている。トッププレート20の真上には、内釜13の底部が接触又は近接するように配置されている。
[0080]
 トッププレート20は、誘導加熱コイル24の最大外径寸法よりも大きな直径を有している。
[0081]
 図9に示した水平線PL2は、誘導加熱調理部2の外観上で上蓋2Bと下ケース2Cとの境界が認識できるところを示している。水平線PL2は、誘導加熱調理部2の外殻を製造する際に、下ケース2Cと上蓋2Bが重ね合わされる水平位置である。以下、水平線PL2は、「第2の分離線」と呼ぶ。
[0082]
 支柱74Bは、下ケース2Cの上面に一体に形成した4本の支柱74の内の、前方の支柱74である。
 支柱74A及び支柱74Bは、向かい合うように誘導加熱調理部2の第2入力操作手段の後方位置にそれぞれ形成してある。支柱74C、74Dは、下ケース2Cの中央部に誘導加熱コイル24が設置されているので、誘導加熱コイル24の左側及び右側の位置に配置している。
[0083]
 上蓋2Bの下面には、上蓋2Bの下面に2個所に一体に形成された凸部73が設けられており、凸部73は支柱74A及び支柱74Bの真上に位置している。
 誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aを製造する際に、下ケース2Cと上蓋2Bとを重ね合わせた場合、支柱74A及び凸部73、並びに支柱74B及び凸部73は、接触又は微小間隙をおいて向かい合った状態になる。このため、上蓋2Bの上面に加わった荷重は、支柱74A及び支柱74Bによって支えることが期待できる。
[0084]
 なお、支柱74A及び凸部73、並びに支柱74B及び凸部73は、図に示すように直接接触する以外に、両者の間にクッション材等の介在物を挟んで間接的に接触させることでも良い。例えば、クッション材等が断熱性の高い材料であれば、上蓋2Bの凸部73の側から支柱74A及び支柱74Bの側への熱伝導も少なくなり、下ケース2Cの温度を低く抑えることが期待できる。なお、介在物は、固体に限らず、例えば、シリコンゴム製シール材のように、半分液体のように柔らかくなっている物でも良い。
[0085]
 仕切り壁61は、下ケース2Cと上蓋2Bとで囲まれた空間の中を、図9で示しているように前後2つの空間に仕切るものである。
[0086]
 赤外線信号送受信部62は、赤外線発光素子62Sと、赤外線受光素子62Rと、赤外線発光素子62S及び赤外線受光素子62Rを取り付けた支持基板62Bと、通信制御部62Cとを備えている。
 支持基板62Bは、仕切り壁61の最上面に水平に固定されている。
[0087]
 誘導加熱調理部2の内部を冷却する冷却ファン60は、下ケース2Cの前方側底壁面に形成した吸気口77の真上に接近して配置されている。冷却ファン60としては、例えば、軸流型の送風ファンが使用されている。
[0088]
 吸気口77の真上には、ファンモータ60Mが設置されており、ファンモータ60Mにより冷却ファン60が回転駆動される。ファンモータ60Mは、吸気口77の上方を跨ぐように下ケース2Cに一体成形された、縦断面形状が逆U字形状の支持脚を備えた円形のファンケース60Cの上面に固定されている。ファンケース60Cの支持脚は、1本又は2本であり、その周囲には通気性を阻害しないように大きな空間が確保されている。
[0089]
 加熱回路基板80は、誘導加熱コイル24に対して高周波電力を供給するインバーター回路を実装したものであり、半導体電力制御素子、及びスイッチング素子等の各種電気部品が実装されている。なお、各種電気部品の内、IGBT等の半導体電力制御素子は、その制御動作中に発生する熱を逃がすために、アルミニウム製の放熱フィン81(又は「ヒートシンク」という)に装着されている。下ケース2Cの底面上には、加熱回路基板80を支持する支持凸部114が設けられている。支持凸部114は、下ケース2Cの底面上に複数個一体成形により設けられている。
[0090]
 放熱フィン81の真上には、電気絶縁性のシート83(又は薄い板)が設けられている。シート83は、放熱フィン81の真上に水平に、誘導加熱コイル24と加熱回路基板80との間の絶縁性を高める目的で設けられている。電気絶縁性のシート83(又は薄い板)は、例えばPP又はPETなどのプラスチック材料から形成されている。図9に示すように、電気絶縁性のシート83は、冷却ファン60から供給される冷却風の流れを妨げないように、放熱フィン81の真上に水平に設けられている。
[0091]
 図9において、太い実線の矢印は、冷却ファン60から供給される冷却風の流れを示している。また太い破線の矢印は、冷却ファン60に導入される吸気流を示している。
[0092]
 下ケース2Cの後部背面壁には、排気口108が形成されている。排気口108は、冷却ファン60からの冷却風を排出するため、複数個並んで形成されている。
[0093]
 上蓋2Bの裏面(下面)には、温度センサー25が設けられている。温度センサー25は、上蓋2Bの裏面(下面)に接触してトッププレート20の温度を計測する接触式温度センサーであり、サーミスタ式温度検知素子が使用されている。温度センサー25の温度計測データは、温度検出回路104に信号線105で送信され、温度検出回路104で把握された温度の情報は、制御部23に送信される。なお、サーミスタ(温度検知素子)は、図に示すように平面形状が中空環状である誘導加熱コイル24の、その中心部(中空部)を貫通するように設置されている。一点鎖線CLは、誘導加熱コイル24の垂直中心線を示しており、温度センサー25の垂直中心線とも一致している。
[0094]
 温度検出回路104は、温度センサー25と信号線105で接続され、温度センサー25が計測した温度データが入力される。
[0095]
 制御部23及び温度検出回路104は、制御回路基板106の上に実装されている。下ケース2Cの底面上には、制御回路基板106を支持する支持凸部115が設けられている。支持凸部115は、複数個一体成形により設けられている。
[0096]
 仕切り壁61の前方側空間には、タッチ式入力部となる第2の入力操作部22のタッチ操作を検知する検知部22S等の電気部品が収容されている。
[0097]
 赤外線信号送受信部62からの赤外線信号を透過させるための専用の窓は、実施の形態2では設けていない。赤外線信号は、上蓋2Bの中央部に大きく形成した正方形の開口2Hを通過させる構成である。
[0098]
 赤外線発光素子62S及び赤外線受光素子62Rの真上の位置には、下枠10Bに形成された第1の窓90が設けられている。第1の窓90は、赤外線透過させるプラスチック又はガラス材料で覆われている。
[0099]
 なお、炊飯部1に設けた赤外線信号送受信部41には、図示していないが、赤外線発光素子41A、支持基板41B、及び通信制御部41Cが設けられている。
[0100]
 下ケース2Cの底面には、重量センサー95が固定されている。図示していないが、太い支柱状の脚部96の真上には、歪センサーが配置されている。脚部96によって歪センサーを押す力、すなわち、炊飯器100の重量に応じた歪センサーからの出力によって、重量が計測される。なお、歪センサーを用いた重量センサー95は、既に古くから提案されており、詳しい説明は省略する。
[0101]
 重量センサー95の計測結果を示す重量計測信号は、制御部23に入力され、制御部23から赤外線信号送受信部62によって、赤外線信号送受信部41に送信される。
[0102]
 赤外線信号送受信部41で受信した重量計測信号は、炊飯部1の制御部40に入力され、加熱プログラム(火力又は通電時間等)を決めるために利用される。なお、炊飯のための加熱プログラムは、制御部40から赤外線信号送受信部41で、誘導加熱調理部2に伝達され、制御部23がその加熱プログラムに従って、誘導加熱コイル24又は送電コイル50の通電を制御する。
[0103]
 重量センサー95は、炊飯部1を誘導加熱調理部2の上に載置している状態で、内釜13から取り出したご飯の重量も計測できる。言い換えると、食事の際にご飯をお椀等に取り出した場合(盛り付けた場合)、その取り出したご飯の重量を計測できる。
[0104]
 このため、炊飯器100から取り出したご飯の重量計測信号が、誘導加熱調理部2から、赤外線信号送受信部62経由で炊飯部1に送信され、その送信データに基づいて炊飯部1の制御部40によってご飯のカロリーを計算できる。ここでいうカロリーとは、炊飯された後のご飯の重量によって定まるエネルギー量のことである。
[0105]
 カロリー計算は、制御部23で行わせても良いが、誘導加熱調理部2の第2の表示部28は、炊飯部1を載置している場合、炊飯部1によって上方が覆われており、使用者には見えない。したがって、カロリー算出結果を示すデータは、赤外線信号送受信部62を経由して炊飯部1に送信する必要がある。但し、誘導加熱調理部2は、炊飯部1を載置している場合でも、誘導加熱調理部2の側において、カロリー計算結果を表示できるように構成しても良い。例えば、誘導加熱調理部2の第2の表示部28の位置を変更してカロリー計算結果を表示できるようにしてもよい。また、誘導加熱調理部2において、炊飯部1を載置した場合でも外部に露出する位置、例えば誘導加熱調理部2の前面又は側面に第3の表示部(カロリー表示部)を設けるようにしてもよい。
[0106]
 なお、炊飯部1の制御部40は、受電コイル51によって得た電力によって運転される。また、第1の表示部42も、受電コイル51によって得た電力が供給される給電部29によって表示動作を行う。これは実施の形態1で説明した構成と同じである。
[0107]
 給電部29に対して受電コイル51から電力が供給されるが、電力が供給されるのは、誘導加熱調理部2の送電コイル50が制御部23によって送電指令を受けている期間中だけである。炊飯部1が載置されて炊飯動作が行われている期間中は、当然ながら送電コイル50は制御部23によって送電指令を受け、受電コイル51に対して非接触で給電する。
[0108]
 このように給電部29があるため、炊飯器100から取り出したご飯のカロリー表示は、誘導加熱調理部2から炊飯部1を分離させた場合も可能である。
 つまり、実施の形態2では、制御部40は給電部29からの電力で運転されるから、炊飯部1が単体で、別の場所に移動させられても、その移動前に計算されたカロリーデータは、誘導加熱調理部2からその計算の都度、即時に制御部23側に送信される。したがって、実施の形態2の炊飯器100では、炊飯部1を分離させた後においても、第1の表示部42によって、移動前に計算されたカロリーデータを表示することができる。なお、カロリー計算結果は、制御部23に付属している半導体記憶素子等の記憶手段によって時系列に記憶され、誘導加熱調理部2に炊飯部1を戻した後でもその炊飯部1に保存されている。
[0109]
 次に図10について説明する。
 図10は、炊飯部1と誘導加熱調理部2が重なった状態の左側部分の要部を示す縦断面図である。
 図10において、リードスイッチ18は、専用の回路基板又は取付板18Aの上に固定されている。取付板18Aは、仕切り壁61(前方円弧部61C)の上面に固定されている。リードスイッチ18は、上蓋2Bの内側の最上部に配置されている。
[0110]
 仕切り壁61の左側面と下ケース2Cとの間には、数mm~20mm程度の幅W2の空隙G1が確保されている。
[0111]
 さらに、冷却ファン60からの冷却風CF(図10参照)が通過する仕切り壁61の右側の上部に、リードスイッチ18が設置されているので、リードスイッチ18の周辺の雰囲気の温度も低く保たれる。
 また、永久磁石19も、内釜13の高熱を受けにくい位置に配置されているので、これらにより、永久磁石19の接近をリードスイッチ18が感知する動作を確実に行わせることができる。なお、炊飯部1を誘導加熱調理部2の真上に置いた場合に限り、永久磁石19がリードスイッチ18をONにする。
[0112]
 このような条件で、リードスイッチ18が閉じた場合(ON動作した場合)、ON動作を制御部23が感知する。すると制御部23は、炊飯部1が正規位置へ載置されていると判定し、炊飯部1における炊飯動作の入力を許可する。つまり、リードスイッチ18がONとならない限り、炊飯部1の第1の入力操作部15の入力は無効にされ、制御部40の炊飯動作は開始できない。
[0113]
 永久磁石19は、炊飯部1を誘導加熱調理部2の上に載置した場合、リードスイッチ18の真上になる位置に配置される。下枠10Bの上面には、固定板31が設けられている。固定板31は、永久磁石19を下枠10Bの上面に固定する。固定板31は、鉄又はアルミニウムと比較して熱伝導性の低い材料、例えば耐熱性ゴムから形成されている。
[0114]
 永久磁石19は、有底円筒状の内釜13の周囲を、間隔を保って囲む熱遮蔽用の遮蔽板93から距離W1だけ離して設置される。これにより、永久磁石19が長期間の使用で繰り返し加熱されて劣化しないようにしている。
 遮蔽板93は、実施の形態1で示した容器17の底面を除去したものと同じである。言い換えると、遮蔽板93と容器17とは、永久磁石19に対して内釜13の熱を伝えにくくする役目においては、同じであり、遮蔽板93に代えて容器17を設けても良い。
[0115]
 以上の構成であるから、炊飯部1を載置して炊飯動作を開始すると、冷却ファン60の運転により、吸気口77から、図9の太い破線の矢印で示すように外部の空気が吸引される。
[0116]
 誘導加熱調理部2に導入された吸気流は、その大半が誘導加熱コイル24側へ供給される。
 図9で、太い実線の矢印で示しているように、冷却風の一部は誘導加熱コイル24の下方を通過し、また冷却風の一部は加熱回路基板80の放熱フィン81の間を通過し、更に冷却風の加熱回路基板80の真下の空隙を通過する。そして、冷却風は、下ケース2Cの後部に設けた排気口108から外部へ放出される。
[0117]
 以上の説明から明らかなように、図8~図10に示した実施の形態2の炊飯器100は、以下の構成である。すなわち、
 トッププレート20と、トッププレート20の下方に配置された誘導加熱コイル24と、誘導加熱コイル24の加熱条件を入力する第2の入力操作部22とを備えた箱型形状の誘導加熱調理部2と、
 誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部15とを備えた炊飯部1と、を備え、
 炊飯部1は、誘導加熱調理部2のトッププレート20の上に置かれた状態において、誘導加熱コイル24の駆動によって加熱されるものであり、
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイル24を冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとを上下に重ねて外殻が形成され、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 下ケース2Cの底部上面には、仕切り壁61を一体に形成し、仕切り壁61によって誘導加熱調理部2の内部に冷却ファン60の送風路が区画され、
 赤外線信号送受信部62は、仕切り壁61によって支持されており、
 さらに下ケース2Cと一体に上蓋2B側の荷重を受ける支柱74を垂直に設けていることを特徴とする構成の炊飯器100である。
[0118]
 この構成により、実施の形態2に示した炊飯器100では、仕切り壁61によって赤外線信号送受信部62が支持されるため、取付部品の点数を増やさずに赤外線信号送受信部62を設置できる。
 また、下ケース2Cと一体に上蓋2B側の荷重を受ける支柱74を設けているため、誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aの機械的強度が向上し、炊飯部1を長期間に亘り安定的に支持でき、耐久性を向上させることが期待できる。
[0119]
 さらに、冷却ファン60からの冷却風CF(図10参照)が通過する仕切り壁61の右側の上部に、図10で示したようにリードスイッチ18が設置されているので、リードスイッチ18の周辺の雰囲気の温度も低く保たれる。
 また永久磁石19も、内釜13の高熱を受けにくい位置に配置されているので、磁石の接近をリードスイッチ18が感知する動作を確実に行わせることができる。なお、炊飯部1を誘導加熱調理部2の真上に置いた場合に限り、永久磁石19がリードスイッチ18をONにし、リードスイッチ18のON動作を制御部23が感知し、炊飯部1の正規位置への載置を検知し、炊飯部1における炊飯動作の入力を許可する。つまり、リードスイッチ18がONとならない限り、炊飯部1の第1の入力操作部15の入力は無効にされ、制御部40の炊飯動作は開始できない。
[0120]
 実施の形態3.
 実施の形態3の炊飯器100は、図11と図12とに示している。図11は、実施の形態3に係る炊飯器100の縦断面図である。炊飯部1は下端部だけを示している。図12は、図11の炊飯器100の左側部分の要部縦断面図である。実施の形態1及び実施の形態2と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1及び実施の形態2と同じ部分又は相当する部分には同じ符号を付している。
[0121]
 実施の形態3に係る炊飯器100は、炊飯部1を載せる誘導加熱調理部2の機械的強度を増強し、炊飯部1を安定的に載置できるように工夫したものである。
[0122]
 図11について説明する。
 誘導加熱調理部2は、誘導加熱調理部2の内部空間に、冷却ファン60と、誘導加熱コイル24と、送電コイル50(図示せず)と、仕切り壁61と、制御部23(図示せず)と、第2の入力操作部22(図示せず)と、赤外線信号送受信部62と、を備えている。誘導加熱コイル24は、円盤状に形成されている。仕切り壁61は、誘導加熱調理部2の内部空間に、第1の送風路SH1と第2の送風路SH2とを形成している。赤外線信号送受信部62は、赤外線通信部を構成している。
[0123]
 誘導加熱コイル24は、耐熱性プラスチック製の支持枠63の上に設置されている。支持枠63は、通気性を増大させるため開口面積の大きな貫通孔(図示せず)が多数形成されている。
[0124]
 誘導加熱調理部2は、その外殻を構成する有底の箱形形状の下ケース2Cと、下ケース2Cの上面全体を覆うような上蓋2Bとによって外殻ケース2Aが構成されている。下ケース2C及び上蓋2Bは、プラスッチックの一体成形で形成されている。そのため、材料は熱可塑性のプラスチックである。なお、下ケース2C及び上蓋2Bは、平面視で見た場合、完全に重なり合うような形状である。言い換えると上下に投影した場合の投影面積は同じである。また、上蓋2Bは、下ケース2Cよりも高温環境で使用されるので、下ケース2Cよりも耐熱性の高い材料が選定されている。
[0125]
 下枠10Bの平面寸法は、上蓋2Bの平面形状と近い寸法になるようになっている。このため、炊飯器100全体の外観形状は、図1に示した実施の形態1と同様に、平面形状が正方形に近い箱形である。
[0126]
 下ケース2Cの内側には、一定間隔で複数個一体に形成したネジ座となる凸部2Dが設けられている。図11に示しているように、凸部2Dの厚さは、下ケース2Cの壁の厚さT1の数倍大きく構成されているため、上蓋2Bはネジ64で凸部2Dに固定できる。
 上蓋2Bの下面には、上蓋2Bの下面に接着等で固定した金属製の固定板65が設けられている。ネジ64は、固定板65を貫通して凸部2Dまで捻じ込まれている。このようにして、下ケース2Cに上蓋2Bが確実に固定され、誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aが形成される。
[0127]
 下枠10Bの中央部に形成した円形の大きな穴16の中には、底板66が緊密に嵌め込まれている。底板66は、耐熱性の高いプラスチック材料、例えばPET又はPPSから形成されている。底板66の真上には、内釜13の底部が接触又は近接するように配置されている。なお、「PPS」とは、ポリフェニレンサルファイドのことを意味している。
[0128]
 底板66は、誘導加熱コイル24の最大外径寸法よりも大きな直径を有しており、誘導加熱コイル24の真上に位置する。
[0129]
 平板状のトッププレート20は、上蓋2Bの前方端部と後方端部を除いた大部分を覆うように、その上面に取り付けられており、耐熱性の高い結晶化ガラス又はプラスチック板で形成されている。そして誘導加熱調理部2の上に炊飯部1が載置された際には、トッププレート20の上面と、底板66が密着又は微小間隔を置いて対面する状態になる。
[0130]
 図11において、寸法H1は、誘導加熱調理部2の外観上で上蓋2Bと認識できる高さ(範囲)を示している。同様に、寸法H2は誘導加熱調理部2の外観上で下枠10Bと認識できる高さ(範囲)を示している。寸法H3は、上ケース10Cの範囲を示している。
[0131]
 図11に示した第2の分離線(水平線PL2)は、誘導加熱調理部2の外観上で上蓋2Bと下ケース2Cとの境界が認識できるところである。第2の分離線(水平線PL2)の位置で、誘導加熱調理部2の外殻を製造する際に、下ケース2C及び上蓋2Bが重ね合わされる。
[0132]
 上蓋2Bの下面には、円筒形の取付座70が設けられており、上蓋2Bの下面に一体に形成されている。取付座70には、支持枠63の少なくとも前後2個所が、ネジ71によって固定されている。
 支持枠63の上には、防磁板72が設けられている。防磁板72は、誘導加熱コイル24の周囲全体を覆うように支持枠63の上に設置されている。
[0133]
 上蓋2Bの下面には、上蓋2Bの下面に一体に形成された凸部73が設けられている。下ケース2Cの上面には、下ケース2Cの上面に一体に形成された支柱74が設けられている。
 支柱74及び凸部73は、常に向かい合うように炊飯部1の中の複数個所に形成してある。但し、下ケース2Cの中央部に誘導加熱コイル24が設置されているので、支柱74は、誘導加熱コイル24の位置を避けて、誘導加熱コイル24の周囲に形成される。
[0134]
 誘導加熱調理部2の外殻を製造する際に、下ケース2Cと上蓋2Bとを重ね合わせた場合、支柱74及び凸部73は接触又は微小間隙をおいて向かい合った状態になる。このため、上蓋2Bの上面に加わった荷重は、支柱74によって支えることが期待できる。
[0135]
 仕切り壁61は、下ケース2C及び上蓋2Bで囲まれた空間の中を、図11で示しているように前後に仕切るものである。
 仕切り壁61の上端部には、切欠き部61Aが形成されている。
[0136]
 上蓋2Bの下面には、上蓋2Bの下面に一体に形成された突起部75が設けられている。突起部75と仕切り壁61の最上面との間には、弾力性のあるゴム等のクッション材76が介在している。
[0137]
 赤外線信号送受信部62は、赤外線通信用素子62A、支持基板62B、及び通信制御部62Cを備えている。
 支持基板62Bは、仕切り壁61の前方側の側面に水平に支持されている。
[0138]
 切欠き部61Aは、赤外線通信用素子62Aに向かい合った位置に形成されている。
 軸流ファンから構成された冷却ファン60は、下ケース2Cの前方側底壁面に形成した吸気口77の真上に接近して配置されている。吸気口77は、細いスリット状又は小径の多数の孔から構成されている。
[0139]
 吸気口77の真上には、ファンモータ60Mが設置されており、ファンモータ60Mにより冷却ファン60が回転駆動される。ファンモータ60Mは、吸気口77の上方を跨ぐように下ケース2Cに一体成形された、縦断面形状が逆U字形状の支持脚78の上面に固定されている。支持脚78は、1本又は2本あり、支持脚78の周囲には通気性を阻害しないように大きな空間が確保されている。
[0140]
 吸気口77に隣接した位置には、補助吸気口79が形成されている。補助吸気口79は、細いスリット状又は小径の多数の孔から構成されている。
[0141]
 凹部116は、誘導加熱調理部2を単体で運搬する場合及び炊飯部1を載置したまま運搬する際に、使用者が両手の指先を挿入できるようにトンネル状空間を形成したものである。補助吸気口79は、凹部116を形成する下ケース2Cの湾曲した壁面部に形成されている。これによって、冷却ファン60に対する吸気路は2つのルートが確保されている。
 すなわち、下ケース2Cの底面にある吸気口77からの第1の吸気路と、吸気口77と隣接し、傾斜面に形成された補助吸気口79からの第2の吸気路とである。
[0142]
 加熱回路基板80は、誘導加熱コイル24に対して高周波電力を供給するインバーター回路を実装するものであり、各種電気部品が実装されている。下ケース2Cの底面上には、加熱回路基板80を支持する支持板82が設けられている。支持板82は、下ケース2Cの底面上に複数個設置されている。
[0143]
 放熱フィン81の真上には、電気絶縁性のシート83(又は薄い板)が設けられている。電気絶縁性のシート83は、放熱フィン81の真上に水平に設置されている。電気絶縁性のシート83(又は薄い板)は、例えばPP又はPETなどの材料から形成されている。
[0144]
 図11において、太い実線の矢印は、冷却ファン60から供給される冷却風CFの流れを示している。また太い破線の矢印は、冷却ファン60に導入される吸気流を示している。
[0145]
 図11で、矢印LLは、使用者等の眼の位置YEからの視線を示している。加熱回路基板80及び支持板82の前方側端部は、補助吸気口79を通して直接目視できない。このため、単なる美観の面だけではなく、食事に使う箸又はその他の異物(金属棒)等が差し込まれても、補助吸気口79で阻止され、仮にその先端が下ケース2Cの中に入っても、加熱回路基板80まで到達せず、電気的な安全性が高い。なお、加熱回路基板80の前方側端面の位置BPを、補助吸気口79から一定以上離すことによって、補助吸気口79を通して加熱回路基板80が直接目視できないようにしている。
[0146]
 なお、下ケース2Cの後部背面壁には、図示していないが、冷却ファン60からの冷却風を排出する排気口108(図示せず)が複数個並んで形成されている。
[0147]
 仕切り壁61は、図11に示しているように、誘導加熱調理部2の内部空間を冷却ファン60のある空間と赤外線信号送受信部62のある空間とに仕切っている。つまり、仕切り壁61を境にして、前方には第2の送風路SH2が形成され、後方には第1の送風路SH1が形成される。
[0148]
 実施の形態2では、上蓋2Bの成形時に突起部75を形成し、また下ケース2Cの成形時には仕切り壁61を形成しているため、高さの大きな支柱又は壁を作るよりも簡単に製造でき、コスト的にも有利となる。なお、仕切り壁61は、上蓋2Bの下面に至るまで伸びるように形成しても良い。
[0149]
 温度センサー25は、上蓋2Bの裏面(下面)に接触してトッププレート20の温度を計測する接触式温度センサーであり、サーミスタ式温度検知素子が使用されている。温度センサー25の温度計測データは、温度検出回路104(図示せず)に信号線105(図示せず)で送信され、温度検出回路104で把握された温度の情報は、制御部23に送信される。なお、サーミスタ(温度検知素子)は、図に示すように平面形状が中空環状である誘導加熱コイル24の、その中心部(中空部)を貫通するように設置されている。一点鎖線CLは、誘導加熱コイル24の垂直中心線を示しており、温度センサー25の垂直中心線とも一致している。
[0150]
 また仕切り壁61によって、誘導加熱調理部2の内部空間は、第2の入力操作部22の後方部分で前後に仕切られる。
 そして、第2の入力操作部22の入力ボタン22A及び入力ボタン22Aによって開閉されるスイッチ類等の電気部品は、第2の送風路SH2の中に存在した状態となる。
 このため、第2の入力操作部22の温度上昇が抑制される。
[0151]
 切欠き部61Aを介して冷却ファン60から供給される冷却空気量は、誘導加熱コイル24側へ供給される冷却空気量に比較して、遥かに少ない量で良い。また、切欠き部61Aを設けず、第1の送風路SH1と連通しない空間にしても良い。つまり、必ずしも、第2の入力操作部22の部分及び赤外線信号送受信部62を強制的に空気で冷却しなくとも良い。
[0152]
 第2の窓91は、赤外線信号送受信部62からの赤外線信号を透過させるための窓と、赤外線信号送受信部41からの赤外線信号を透過させるための窓とを兼ねたものである。第2の窓91は、誘導加熱調理部2と炊飯部1とが上下に重なりあって近接又は接触している上蓋2Bの前方端部に形成されている。第2の窓91は、赤外線透過するガラス又はプラスチック板によって覆われている。
[0153]
 第2の窓91の真上の位置には、下枠10Bに形成された第1の窓90が設けられている。第1の窓90も第2の窓91と同等の機能と構造とを備えており、同じ材料で形成されている。
 なお、赤外線通信用素子62Aは、1つではなく2つ以上設置し、少なくとも1つは赤外線信号送信用で、他の少なくとも1つは赤外線信号受信用である。その場合、接近状態で並べて設置すると後述する第2の窓91を共用できて構造上有利である。
[0154]
 また、炊飯部1にも赤外線発光素子41Aと、支持基板41B及び通信制御部41Cを備えている。
[0155]
 有底円筒状の内釜13の周囲には、有底円筒状の内釜13の周囲を、間隔を保って囲む熱遮蔽用の遮蔽板93が設けられている。遮蔽板93は、上下が開口した円筒状になっており、下枠10Bの上に載置されている。熱遮蔽用の遮蔽板93により、赤外線信号送受信部41の設置空間及び内釜13の設置空間は、空気及び蒸気の流通しない2つの独立した空間となる。このため、赤外線信号送受信部41が内釜13の高熱の影響を受けて過剰に温度上昇し、寿命を縮めたり、性能劣化又は誤動作を起こしたりするという不具合を防止できる。
[0156]
 重量センサー95は、実施の形態2と同様な構成である。また、重量センサー95の計測結果を示す重量計測信号は、制御部23に入力され、制御部23から赤外線信号送受信部62によって、赤外線信号送受信部41に送信される。このように、実施の形態2と同様に、赤外線信号送受信部41で受信した重量計測信号は、炊飯部1の制御部40に入力され、加熱プログラム(火力又は通電時間等)を決めるために利用される。
[0157]
 次に図12について説明する。
 リードスイッチ18は、磁力を受けて電気的接点を閉じる磁気形近接スイッチである。炊飯部1の底部には、永久磁石19が設けられている。
[0158]
 誘導加熱調理部2は、図11で説明したように、冷却ファン60と、誘導加熱コイル24と、送電コイル50(図示せず)と、仕切り壁61と、制御部23と、赤外線信号送受信部62と、を内蔵している。誘導加熱コイル24は、円盤状に形成されている。仕切り壁61は、誘導加熱調理部2の内部空間に、第1の送風路SH1と第2の送風路SH2とを形成している。赤外線信号送受信部62は、赤外線通信部を構成している。
[0159]
 誘導加熱コイル24は、耐熱性プラスチック等で形成されたコイルベースと呼ばれる支持枠63の上に設置されている。支持枠63は、通気性を増大させるため開口面積の大きな貫通孔63Aが多数形成されている。
[0160]
 誘導加熱調理部2は、誘導加熱調理部2の外殻を構成する有底の箱形形状の下ケース2Cと、下ケース2Cの上面全体を覆うような上蓋2Bによって外殻ケース2Aが構成されている。
 前述したように、上蓋2Bの下面には、上蓋2Bの下面に一体に形成された突起部75が設けられている。突起部75と仕切り壁61の最上面との間には、水平に伸びる取付板18Aが固定されている。言い換えると、取付板18Aは、突起部75によって仕切り壁61の上面に抑え付けられている。
[0161]
 図12において、仕切り壁61の左側に横幅寸法W3で形成された空隙G2は、第1の送風路SH1とは隔絶されている。一方、第2の送風路SH2には連通しており、第2の入力操作部22の下方に導入された冷却風の一部は空隙G2まで至る。つまり、このように仕切り壁61をリードスイッチ18の支持に兼用していることにより、部品点数を減らすことが可能となる。また、実施の形態2と同様に、永久磁石19及びリードスイッチ18の設置空間の雰囲気温度が高くならないので、長期間の使用によって永久磁石19及びリードスイッチ18が劣化せず、安全性を向上させることが期待できる。
[0162]
 以上の構成であるから、炊飯部1を載置して炊飯動作を開始すると、冷却ファン60の運転により、吸気口77及び補助吸気口79から、太い破線の矢印で示すように外部の空気が吸引される。
[0163]
 誘導加熱調理部2に導入された吸気流は、その大半が誘導加熱コイル24側へ供給される。
 図11で、太い実線の矢印の冷却風CFで示しているように、冷却風の一部は誘導加熱コイル24の下方を通過し、また冷却風の一部は加熱回路基板80の放熱フィン81の間を通過し、更に冷却風の加熱回路基板80の真下の空隙を通過する。そして、冷却風は、下ケース2Cの後部に設けた排気口108(図示せず)から外部へ放出される。
[0164]
 一方、切欠き部61Aから第2の送風路SH2に導入された冷却風は、第2の送風路SH2の内部にある各種電気部品、例えば、赤外線信号送受信部62の赤外線通信用素子62Aを冷却し、排気口108(図示せず)とは違う排気口から放出される。あるいは、第1の送風路SH1に導入された冷却風によって誘引され、同じ排気口108から外部へ放出される。
[0165]
 実施の形態3は、以上の説明から明らかなように、各種の特徴的な構成を備えているので、以下に述べるような効果も期待できる。
[0166]
 (1)その1:
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイル24を冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとによって箱形に構成された外殻ケースを備え、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 上蓋2Bの下面には、誘導加熱コイル24を保持するための第1の支持部(取付座70)が一体に形成され、
 下ケース2Cの底部上面には、冷却ファン60の吸気口77の横において上方へ伸びた仕切り壁61を一体に形成し、仕切り壁61の上端と上蓋2Bの下面との間には断熱性材料からなるクッション材76が配置されており、
 赤外線信号送受信部62は、仕切り壁61を挟んで冷却ファン60と反対側に配置されていることを特徴とする構成の電気炊飯器である。
[0167]
 この構成により、仕切り壁61の上端と上蓋2Bの下面との間の気密性が向上し、仕切り壁61を挟んで冷却ファン60と反対側の空間へ、冷却ファン60側からの不必要な風の流入が防止できる。
 また、上蓋2Bの荷重をクッション材76で受けることから、仕切り壁61の上端部の衝撃を緩和でき、その破損を防止できる。
[0168]
 (2)その2:
 誘導加熱コイル24の真下の位置に、インバーター回路等を含む加熱回路基板80を配置し、誘導加熱コイル24の側方から冷却ファン60によって、誘導加熱コイル24と加熱回路基板80に対して、同時並行的に冷却風を供給する構成である。
 このため、誘導加熱調理部2の内部に冷却ファン60を上流とする冷却風路(第1の送風路SH1)が形成配置され、排気口108に向かう一直線状の流れを形成できる。
 これにより、誘導加熱調理部2の内部空間の冷却性能を上げることが期待できる。
[0169]
 (3)その3:
 赤外線信号送受信部62の、少なくとも赤外線通信用素子62Aは、仕切り壁61に支持された支持基板62Bの上に実装されている。
 このため、仕切り壁61を利用して赤外線通信用素子62Aを支持する構造であるため、構造の簡略化ができ、製造コスト上で有利になる。
[0170]
 (4)その4:
 誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aを構成する部材が、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の有底の箱型の下ケース2Cとによって構成される形態である。
 このため、上蓋2Bと下ケース2Cとを、それぞれプラスチックの一体成形で形成し、上蓋2Bと下ケース2Cとを結合することで箱形の外殻ケース2Aが容易に製造できる。
[0171]
 (5)その5:
 誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aを構成する部材が、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の有底の箱型の下ケース2Cとによって構成される形態である。上蓋2Bの下面には、誘導加熱コイル24を支持する耐熱プラスチック製のコイルベース(支持枠63)を支持する取付座70を、一体成形によって形成したので、誘導加熱コイル24を支持する構造部材の点数を減らすことができ、製造コスト上も有利になる。
[0172]
 (6)その6:
 赤外線信号送受信部62のための赤外線信号を透過させるための第2の窓91が、誘導加熱調理部2と炊飯部1とが重なりあって近接又は接触している上蓋2Bの一部分に形成されている。
 しかも、第2の窓91は、炊飯部1が使用される場合、炊飯部1によって上方から覆われるので、不要な光が外乱光として第2の窓91に入射することがなく、炊飯部1と誘導加熱調理部2との間の赤外線通信を確実に行うことが期待できる。
[0173]
 (7)その7:
 誘導加熱コイル24による加熱領域を避けて、誘導加熱コイル24の周囲の少なくとも2カ所に、下ケース2C上面から一体に上方へ伸びた支柱74を形成している。
 支柱74は、上蓋2B側からの荷重を受けるものである。言い換えると、炊飯部1が載置された際に、その重量を受けるトッププレート20が下方に湾曲するようなことを防止できる。
 このため、炊飯部1と誘導加熱調理部2との間の位置関係が長期に亘り安定するので、炊飯動作を安全に行うことができる。
[0174]
 (8)その8:
 図12に示したように、仕切り壁61の上に炊飯部1の永久磁石19の存在を感知して動作するリードスイッチ18を設置しているので、仕切り壁61がリードスイッチ18の支持に兼用され、部品点数を減らすことが可能となり、製造コストを安価にできる。
 さらに、仕切り壁61によって仕切られた空隙G2の中に、リードスイッチ18を配置しているため、リードスイッチ18の設置空間の雰囲気温度が高くならず、その長寿命化を図ることが期待できる
[0175]
 (実施の形態3の総括)
 実施の形態3に示した炊飯器100は、以下の構成であった。すなわち、
 被調理物を内部に収容する炊飯部1と、炊飯部1を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部2と、を備え、
 炊飯部1は、外殻を形成する上ケース10Cと、上ケース10Cの下端面の下方に設けた耐熱性材料で形成された環状の下枠10Bとを備え、
 誘導加熱調理部2は、炊飯部1を載せるトッププレート20を備えた耐熱性材料からなる上蓋2Bと、上蓋2Bによって上面開口が閉鎖された底のある下ケース2Cと、を備え、
 上蓋2Bと下ケース2Cとの間には、上蓋2B又は下ケース2Cの少なくとも何れか一方と一体に形成された支柱74又は仕切り壁61の、少なくとも何れか一方を有するものである。
[0176]
 実施の形態3の炊飯器100によれば、炊飯部1を載せる誘導加熱調理部2の機械的強度、すなわち、上下方向における荷重の耐力を増強し、炊飯部1を誘導加熱調理部2が安定的に支持したまま誘導加熱でき、安定した炊飯動作が期待できる。
[0177]
 実施の形態4.
 図13は、実施の形態4に係る炊飯器100の前方部を拡大して示す縦断面図である。実施の形態1~3と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~3と同じ部分又は相当する部分には、同じ符号を付している。
[0178]
 実施の形態4に係る炊飯器100は、赤外線信号送受信部62の設置位置を変化させたものである。
[0179]
 図13について説明する。第2の窓91は、上蓋2Bに形成されており、赤外線信号を透過させるために設けられている。
 耐熱プラスチック製の下枠10Bは、炊飯部1の底面を構成しており、赤外線信号を透過させるための第1の窓90を形成している。
[0180]
 支持基板62Bは、赤外線信号送受信部62の赤外線通信用素子62Aを支持するものである。支持基板62Bは、仕切り壁61に左端部が連結されて水平に支持されている。
[0181]
 図13において、第2の入力操作部22の前後方向の範囲22Wは、実線の矢印で示した通りである。これについてはあとで詳細に述べる。
[0182]
 第2の入力操作部22には、複数の押圧式の電子スイッチ97の入力ボタン22Aが横一列に一定の間隔で配置されている。各電子スイッチ97は、上部にある入力ボタン22Aが押されると、プラスチック製の押圧棒97Aが下方に移動することにより、電子スイッチ97の内部接点が閉じて信号が発生する。
[0183]
 回路基板98は、各電子スイッチ97を実装するものである。保護シート99(又は保護板)は、薄く湾曲性のあるプラスチック材料で形成され、入力ボタン22Aの上を密封状態に覆っており、上方からの水の浸入を防止している。保護シート99が使用者の指で押された場合、入力ボタン22Aは微小寸法下方に移動して電子スイッチ97の内部接点が閉じる。
[0184]
 プラスチック製の支持枠102には、透孔101が形成されている。透孔101は、入力ボタン22Aの上下動を許容するように、その入力ボタン22Aの外形寸法より大きな口径を有している。
[0185]
 第2の入力操作部22には、第2の入力操作部22の操作入力結果を表示する第2の表示部28(図示せず)が設けられている。第2の表示部28は、液晶表示画面及び発光ダイオード素子(LED)等から構成されている。LEDは、第2の入力操作部22の保護シート99を下方から光で照らして、保護シート99の特定部分を赤又は黄色に表示させ、使用者に対して各電子スイッチ97の入力結果を表示する。
 また、液晶表示画面は、保護シート99の一部に開口(図示せず)を設け、開口を透明なシートで上から覆い、開口に液晶表示画面を臨ませるように設置している構成である。
[0186]
 実施の形態4では、第2の入力操作部22の入力機能を有効又は無効にする説明を行う。入力機能を無効にした場合には、第2の表示部28も同時に表示機能は無効となり、画面表示は消される。逆に、第2の入力操作部22の入力機能が有効になる場合(最初に起動されるとき、無効化が解除されるとき)には、第2の表示部28の表示機能も同時に有効になり、表示動作が行われるようになる。炊飯部1が載置されたことが制御部23によって検知されると、第2の入力操作部22の入力機能は無効になる。なお、炊飯部1が載置されたことを検知する手段は、実施の形態2及び3で述べたリードスイッチ18が1つの例である。
[0187]
 図13において、炊飯部1の下端部には、壁面開口部30が形成されている。
 突起部103(凸条)は、炊飯部1の底面を構成する下枠10Bと、第2の入力操作部22の上面との対向間隔Sを狭めるように構成されている。突起部103により、突起部103より後方にある誘導加熱コイル24の真上の位置で発生する熱気が、突起部103を乗り越えて第2の入力操作部22側に流れることが抑制される。このため、炊飯動作を行った際に、誘導加熱コイル24によって炊飯部1の底面が高温になっても、第2の入力操作部22の部分が過熱状態になることが抑制される。
[0188]
 炊飯部1の使用が終わって、その炊飯部1を誘導加熱調理部2の上から取り除いた後、第2の入力操作部22の部分が熱くて、直ぐに誘導加熱調理部2単体による別の加熱調理を開始できないという事態を招かない。
[0189]
 図13において、範囲22Wは、第2の入力操作部22の前後方向の幅を示しており、50mm~70mm程度である。
[0190]
 上蓋2Bは、全周囲の下端縁において内側が下方へ一定距離伸びて裾部2BUが一体に形成されている。
 裾部2BUは、図13に示すように下ケース2Cの上縁部に嵌り合う役目を果たす。このため、下ケース2Cと上蓋2Bとの重合状態では、上蓋2Bが下ケース2Cに緊密に嵌合し、不用意に前後又は左右方向に移動しない。したがって、結果的に誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aの強度を、簡単な構造によって向上させることができる。
[0191]
 (実施の形態4の総括)
 実施の形態4に示した炊飯器100は、上蓋2Bの上面に突起部103(凸条)を設けて、炊飯部1の底面を構成する下枠10Bと、第2の入力操作部22の上面との対向間隔Sを狭めている。このため、突起部103より後方にある誘導加熱コイル24の真上の位置で発生する熱気が、突起部103を乗り越えて第2の入力操作部22側に流れることが抑制されるという効果がある。
[0192]
 実施の形態5.
 図14は、実施の形態5に係る炊飯器100の誘導加熱調理部2を示す平面図である。図15は、図14のX2-X2線における縦断面図である。図15では、炊飯部1は下端部のみを示している。実施の形態1~4と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~4と同じ部分又は相当する部分には同じ符号を付している。
[0193]
 実施の形態5に係る炊飯器100は、赤外線信号送受信部62の設置位置を変化させたものである。また、送電コイル50の設置位置を、できるだけ冷却ファン60の冷却風が流れる第1の送風路SH1の上流側に設定していることが特徴である。
[0194]
 図14及び図15において、炊飯部1側の底部を形成する下枠10Bには、全周囲の上端縁において内側が上方向へ一定距離だけ伸びて、段部10BTを一体に形成している。
 段部10BTは、図15に示すように上ケース10Cの下端縁部に嵌り合う役目を果たす。このため、上ケース10Cと下枠10Bとの重合状態では、上ケース10Cが下枠10Bの外周縁部に緊密に嵌合し、不用意に前後又は左右方向に移動しない。したがって、結果的に炊飯部1の外殻ケース2Aの強度を、簡単な構造によって向上させることができる。
[0195]
 誘導加熱調理部2の前方側にある第2の入力操作部22は、第2の入力操作部22の表面全体がガラス板等の表面板22Pで覆われている。
 実施の形態5では、表面板22Pを利用したタッチ式入力方式を採用しており、表面板22Pの特定位置に使用者が指などを触れると、そのタッチ操作を感知して制御部23への入力が行える。例えば、静電容量式のタッチ式スイッチが使用されている。検知部22Sは、指などのタッチ操作を感知し、指が触れた位置に応じた信号を制御部23に送信するように構成される。
[0196]
 上蓋2Bの中央部には、大きな正方形の開口2Hが形成されている。開口2Hの上方を結晶化ガラス又は耐熱性プラスチック等で形成されたトッププレート20で覆っている。
 トッププレート20の裏面(下面)には、トッププレート20の裏面に接触して温度を計測する接触式の温度センサー25が設けられている。温度センサー25としては、例えばサーミスタが使用されている。
[0197]
 温度検出回路104は、温度センサー25が計測した温度データが入力されるように構成され、温度センサー25と信号線105により接続されている。温度センサー25は、図15に示すように、中空環状の誘導加熱コイル24の中心部(中空部)を貫通するように設置されている。
[0198]
 温度検出回路104で検出された温度データは、マイクロコンピュータを中心に構成された制御部23に送信される。制御回路基板106には、温度検出回路104と制御部23とが実装されている。制御回路基板106は、下ケース2Cの底面から一体に突出成形した支持凸部115によって一定の位置に固定される。支持凸部114は、支持凸部115と同様に形成され、加熱回路基板80を支持している。
[0199]
 図15では、放熱フィン81の後ろ側近傍に温度検出回路104と制御部23があるように見えるが、実際は放熱フィン81の真後ろではなく、図14に示しているように左方向に少し離れている。但し、第1の送風路SH1の中において後述する排気口108の直前までの位置に設けることが、冷却性の観点から望ましい。
[0200]
 下ケース2Cの後面(背面壁)には、排気口108が複数形成されている。排気口108は、下ケース2Cに異物が侵入しないように細いスリット状の孔又は多数の小径の孔で構成されている。
[0201]
 軸流式ファン等の冷却ファン60は、冷却ファン60の回転軸が垂直になるように吸気口77の近傍で、直ぐ上に設置されている。ファンケース60Cの中央にある細長い支持部の上には、ファンモータ60Mが固定されている。
[0202]
 図15に示しているように第2の分離線(水平線PL2)は、誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aを構成する下ケース2Cと上蓋2Bが重ね合わされる位置である。
 支柱74及び仕切り壁61は、第2の分離線の高さ(位置)まで、下ケース2Cの底面から一体に形成されている。
 このため、下ケース2Cを、熱可塑性材料(プラスッチック)で成形する際に、下ケース2Cの高さに合わせることが容易にできる。したがって、支柱74及び仕切り壁61の形成は製造工程で容易にできる。
[0203]
 また、製造した下ケース2Cは、第2の分離線の高さに支柱74及び仕切り壁61が合せてあり、第2の分離線(水平線PL2)よりも上方へ突出する部分がない。したがって、製造現場での運搬又は保管等の際に、人又は機械が積み上げたり、移動させたりする動作が容易に行えるという利点もある。
[0204]
 図14におけるリードスイッチ18は、磁力を受けて電気的接点を閉じる磁気形近接スイッチである。リードスイッチ18は、仕切り壁61の一部を構成する前方円弧部61Cの右側面に支持されている。リードスイッチ18が設置された空間は、冷却ファン60の第1の送風路SH1の外側であり、積極的に冷却されない場所であるが、誘導加熱コイル24及び炊飯部1の底板66から遠い位置である。したがって、リードスイッチ18が設置された空間は、誘導加熱コイル24及び炊飯部1の底板66で生じる熱によって加熱される懸念はない。
[0205]
 実施の形態5では、実施の形態2のように、赤外線信号送受信部41及び赤外線信号送受信部62のための専用の第2の窓91を設けず、赤外線透過材料で形成されたトッププレート20を利用して、赤外線通信を行うようにしている。
 したがって、第2の窓91を設ける加工、及び第2の窓91を覆う赤外線透過プレート等の部品も不要となり、製造コスト上も有利となる。
[0206]
 なお、実施の形態5では、実施の形態2のように、赤外線信号送受信部62が設置された空間に、冷却ファン60からの冷却風が強制的に導入される構成としている。しかも、実施の形態5では、最も高温になる誘導加熱コイル24、及び発熱する送電コイル50等の周辺に流れる冷却風とは別の冷却風によって冷却される。したがって、赤外線信号送受信部62が誘導加熱コイル24及び送電コイル50の熱を受けて、性能劣化等を起こすような温度まで加熱されることはない。
 また、リードスイッチ18は、仕切り壁61を挟んで誘導加熱コイル24と反対側の空間にある。このため、リードスイッチ18は、誘導加熱コイル24と離れた位置にあり、誘導加熱コイル24によって加熱されることはない。
[0207]
 実施の形態5においても、壁面開口部30は、下枠10Bの底面壁10Pを切り欠いて形成されている形状であり、下枠10Bの全周に沿って間隔をあけて複数個(図示例では12個)形成されている。壁面開口部30は、実施の形態1と同様に、加熱された炊飯部1の底面の熱を外部へ逃がす効果がある。
[0208]
 (実施の形態5の総括)
 実施の形態5に示した炊飯器100は、
 トッププレート20と、トッププレート20の下方に配置された誘導加熱コイル24と、誘導加熱コイル24の加熱条件を入力する第2の入力操作部22と、を備えた誘導加熱調理部2と、
 被炊飯物を収容し誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部15とを備えた炊飯部1と、を備え、
 炊飯部1は、誘導加熱調理部2のトッププレート20の上に置かれた状態において、誘導加熱コイル24の駆動によって加熱されるものであり、
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイル24を冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとによって箱形に構成された外殻ケース2Aを備え、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 下ケース2Cの底部上面には、その最上部が上蓋2B側に達するように垂直に立ち上がった支柱74を形成している構成である。
[0209]
 実施の形態5の炊飯器100によれば、炊飯部1を載せる誘導加熱調理部2の機械的強度、すなわち、上下方向における荷重の耐力を増強し、炊飯部1を誘導加熱調理部2が安定的に支持したまま誘導加熱でき、安定した炊飯動作が期待できる。
[0210]
 実施の形態6.
 図16は、実施の形態6に係る炊飯器100において、誘導加熱調理部2の前半部分を示す縦断面図である。実施の形態1~5と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~5と同じ部分又は相当する部分には同じ符号を付している。
[0211]
 実施の形態6に係る炊飯器100は、冷却ファン60の吸気経路を変更し、下ケース2Cの前面に設けた吸気口177から外部の空気を導入することが特徴である。
 また、赤外線信号送受信部62を、第1の送風路SH1に設けるのではなく、第1の吸気路KUに設けていることも特徴である。
[0212]
 下ケース2Cの前面には、吸気口177が形成されている。吸気口177は、実施の形態1~5で示した吸気口77と同様に、細いスリット状又は細かい貫通孔が複数隣接して形成されている。
 トッププレート20の前方端縁には、シリコンゴム等の耐熱性のあるシール材110が設けられている。シール材110は、トッププレート20の前方端縁を上下から挟むような断面形状をしている。
[0213]
 トッププレート20は、シール材110を介して支柱74によって下方から支持されている。すなわち、上蓋2Bの下面に一体に形成した凸部73は、凸部73の真下にある支柱74の最上面に当たり、支柱74によって下から支えられている形態である。このため、第2の入力操作部22のタッチ式入力操作のために、表面板22Pを使用者が頻繁に押しても、上蓋2Bは支柱74で保持されているので、上蓋2Bが下方に湾曲する等の変形が発生せず、長期間に亘って安定した入力操作ができる。
[0214]
 また、吸気口77から冷却ファン60に至るまで直線的に形成されている第1の吸気路KUの中に、赤外線信号送受信部62を設けているので、冷却ファン60が誘導加熱コイル24を冷却する前の冷たい空気で赤外線信号送受信部62を冷却できる。
[0215]
 タッチ式入力の検知部22S等の電子回路及び第2の表示部28を構成する液晶表示画面等の部分も冷却風によって冷却することができる。
[0216]
 炊飯部1を加熱する場合には、誘導加熱コイル24の冷却のために必ず冷却ファン60は運転されるので、赤外線信号送受信部62及び検知部22S等は、炊飯動作の期間中、冷却風によって連続的に冷却される。
[0217]
 下ケース2Cには、回路基板98の支持板111が設けられている。支持板111は、下ケース2Cの底面から一体成形によって柱状に形成された支柱117によって、下ケース2Cの上方の規定位置に固定されている。
 支持板111の上面には、支持脚112及び支持脚113が設けられている。支持脚112及び支持脚113は、電気絶縁材料から形成されている。
[0218]
 (実施の形態6の総括)
 実施の形態6に示した炊飯器100は、
 トッププレート20と、トッププレート20の下方に配置された誘導加熱コイル24と、誘導加熱コイル24の加熱条件を入力する第2の入力操作部22と、を備えた誘導加熱調理部2と、
 被炊飯物を収容し誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部15とを備えた炊飯部1と、を備え、
 炊飯部1は、誘導加熱調理部2のトッププレート20の上に置かれた状態において、誘導加熱コイル24の駆動によって加熱されるものであり、
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイル24を冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとによって箱形に構成された外殻ケース2Aを備え、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 下ケース2Cの底部上面には、その最上部が上蓋2B側に達するように垂直に立ち上がった支柱74を形成している構成である。
[0219]
 実施の形態6の炊飯器100によれば、炊飯部1を載せる誘導加熱調理部2の機械的強度、すなわち、上下方向における荷重の耐力を増強する。したがって、炊飯部1を誘導加熱調理部2が安定的に支持したまま誘導加熱でき、安定した炊飯動作が期待できる。
[0220]
 実施の形態7.
 図17は、実施の形態7に係る炊飯器100において、炊飯部1の下部と誘導加熱調理部2とを示す縦断面図である。実施の形態1~6と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~6と同じ部分又は相当する部分には同じ符号を付している。
[0221]
 実施の形態7に係る炊飯器100は、誘導加熱調理部2の上蓋2Bと、下ケース2Cとを改良したものである。
 図17において、開口2Hの口縁部には、段部2Eが形成されている。段部2Eは、トッププレート20を下方から支持するために、開口2Hの口縁部全周(前後及び左右)に亘って形成している。段部2Eは、機械的強度を増すために、上蓋2Bの他の部分よりも肉厚に形成されている。
[0222]
 段部2Eは、上蓋2Bの射出成形時に同時に一体に形成され、第2の分離線(水平線PL2)の位置が下限となるように形成されている。
 一方、仕切り壁61は、図17に示しているように段部2Eの下面に接触するような高さ寸法を有している。言い換えると、第2の分離線(水平線PL2)の位置が上限の位置である。
[0223]
 シール材110は、トッププレート20の周端面を衝撃から保護し、またトッププレート20上面から、こぼれた水及び調理液等の浸入を阻止するために、シリコンゴム等の材料で形成されている。
[0224]
 段部2Eは、シール材110を支持することで、間接的にトッププレート20の周縁部を支持している。なお、段部2Eとシール材110との間は、更に強固な固定にするため、接着剤によって接着しても良い。
[0225]
 仕切り壁61には、図示していないが、冷却ファン60が吸気口77から吸引した外部の空気を通過させる貫通孔が複数個形成されている。破線で示した矢印は、その冷却ファン60に吸引された空気の流れを示すものである。
[0226]
 炊飯部1の制御部40及び第1の表示部42のための電力を供給する送電コイル50は、仕切り壁61よりも冷却ファン60側に形成した支持脚119の上に固定されている。支持脚119は、下ケース2Cの射出成形時に下ケース2Cの底面(底面の壁部)から一体に形成したものである。
[0227]
 仕切り壁61の上面には、送電コイル50を直接支持する取付板120が設けられている。取付板120は、電気絶縁性材料から形成されている。取付板120は、送電コイル50を固定した後に、仕切り壁61の上面に固定される。
[0228]
 赤外線信号送受信部62は、仕切り壁61に後方端部が固定された支持基板62Bの上に設置されている。支持基板62Bは、支持脚118の上に固定されている。支持脚118は、下ケース2Cの射出成形時に下ケース2Cの底面から一体に形成したものである。赤外線信号送受信部62は、冷却ファン60から見ると、吸入する冷たい空気流の流れの上流側に位置している。
[0229]
 第2の入力操作部22の表面には、表面板122Pが設けられている。表面板122Pは、タッチ入力式の第2の入力操作部22の表面を覆う左右方向に長い帯状に形成されている。表面板122Pは、耐熱性プラスチック材料から形成された薄い板状のものである。表面板122Pには、第2の窓91に対応して形成された貫通孔123が設けられている。
[0230]
 実施の形態7では、吸気口77から冷却ファン60に至る間に、第2の入力操作部22及び赤外線信号送受信部62が直線的に並んでいる。このため、炊飯部1を誘導加熱している場合も、誘導加熱調理部2を単体で運転して加熱調理をしている場合も、吸気口77から冷却ファン60に至る空気の通過により、第2の入力操作部22及び赤外線信号送受信部62は効率的に冷却される。また、吸気口77から冷却ファン60に至る空気の一部は、送電コイル50の周囲を通過してから冷却ファン60に至るので、送電コイル50も同時に冷却される。
[0231]
 実施の形態7の炊飯器100でも、実施の形態1と同様に、炊飯部1は、外殻を形成する上ケース10Cと、上ケース10Cの下方に設けた耐熱性材料で形成された環状の下枠10Bとを備える。下枠10Bには、底面から誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pが、底面の外縁部に沿って設けられている。
[0232]
 さらに実施の形態7では、底面壁10Pの最も下端面は、第2の分離線(水平線PL2)よりも更に下方まで垂直に伸びている。このため、その底面壁10Pの下部は、上蓋2Bを超えて下ケース2Cの前面上端部に対面している。これにより、炊飯部1が後方に不用意に移動しようとしても、その底面壁10Pの下部が下ケース2Cの前面に当り、移動が阻止される。
[0233]
 下枠10Bの後方と左右両側においても、同様に底面壁10Pの最も下端面は、第2の分離線(水平線PL2)よりも更に下方まで垂直に伸びているため、結局、前後及び左右の4方向での不必要な移動が防止される。このため、実施の形態7の炊飯器100では、炊飯部1を誘導加熱調理部2の上に載置した場合、実施の形態1と同様に、炊飯部1の載置位置が安定するという利点がある。
[0234]
 炊飯部1の誘導加熱時には、トッププレート20の上面と炊飯部1の下枠10Bの下面とは接触又は微小間隙を有して接近する状態となる。また、誘導加熱調理部2の上から炊飯部1を離して、テーブル又は置き台等の上に置いた場合には、炊飯部1の下方と、テーブル又は置き台等との間に、空気層が確保される構造となっている。
 なお、実施の形態7では、実施の形態1に比較して底面壁10Pの垂直方向の高さを大きくできる。したがって、テーブル等の家具等の上面に炊飯部1を置いた場合、炊飯部1と家具等との間の対向間隔が大きくなり、空隙の容積が大きくなるため、熱が炊飯部1の下方空間に籠ることを更に低減できる。
[0235]
 以上の説明から明らかなように、図17に示した実施の形態7の炊飯器100は、以下の構成である。すなわち、
 トッププレート20と、トッププレート20の下方に配置された誘導加熱コイル24と、誘導加熱コイル24の加熱条件を入力する第2の入力操作部22とを備えた箱型形状の誘導加熱調理部2と、
 誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部15とを備えた炊飯部1と、を備え、
 炊飯部1は、誘導加熱調理部のトッププレート20の上に置かれた状態において、誘導加熱コイル24の駆動によって加熱されるものであり、
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイルを冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、炊飯部1の制御部23のための電力を供給する送電コイル50と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとを上下に重ねて外殻が形成され、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 下ケース2Cの底部上面には、上蓋2B方向に伸びて上蓋2Bの荷重を受ける仕切り壁61を一体に形成し、
 送電コイル50は、下ケース2Cの底部から上方に突設した支持脚119で支持されていることを特徴とする構成の炊飯器100である。
[0236]
 実施の形態7の構成によれば、仕切り壁61が上蓋2B側からの荷重を受けるため、炊飯部1が載置された際に、炊飯部1の重量を受けるトッププレート20が下方に湾曲することを防止できる。
[0237]
 よって、炊飯部1と誘導加熱調理部2との間の位置関係が長期に亘り安定するので、炊飯動作を確実に制御することができる。
 また、送電コイル50の位置も、支持脚119によって下方から支持され、安定する。したがって、長期間の使用によっても送電コイル50の位置と炊飯部1側の受電コイル51との相対間隔が変化しないため、安定した給電動作が期待できる。
[0238]
 さらに、図17に示した実施の形態7の炊飯器100は、
 トッププレート20と、トッププレート20の下方に配置された誘導加熱コイル24と、誘導加熱コイル24の加熱条件を入力する第2の入力操作部22とを備えた箱型形状の誘導加熱調理部2と、
 誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部15とを備えた炊飯部1と、を備え、
 炊飯部1は、誘導加熱調理部2のトッププレート20の上に置かれた状態において、誘導加熱コイル24の駆動によって加熱されるものであり、
 誘導加熱調理部2の内部には、誘導加熱コイルを冷却するための冷却風を供給する冷却ファン60と、誘導加熱調理部2と炊飯部1との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部62と、をそれぞれ設け、
 誘導加熱調理部2は、プラスチック製の上蓋2Bと、上蓋2Bと重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケース2Cとを上下に重ねて外殻が形成され、
 上蓋2Bの上にトッププレート20が重ね合わせて固定され、
 下ケース2Cの底部上面には、上蓋2B方向に伸びて上蓋2Bの荷重を受ける仕切り壁61を一体に形成し、仕切り壁61によって誘導加熱調理部2の内部に冷却ファンの送風路が区画され、
 炊飯部1は、外殻を形成する上ケース10Cと、上ケース10Cの下方に設けた耐熱性材料で形成された環状の下枠10Bとを備え、
 下枠10Bには、底面から誘導加熱調理部2に向かって突き出す底面壁10Pが、下ケース2Cの表面と近接して対面する位置まで下方に伸び、底面壁10Pが、一種の移動防止手段(ストッパー)として機能する構造である。
[0239]
 実施の形態7によれば、炊飯部1を載置したテーブル等の家具等の上面を過度に加熱することを防止できるため、使い勝手が向上するとともに、誘導加熱調理部2の上から過度に水平方向に移動することが防止できる。
[0240]
 なお、実施の形態7では、底面壁10Pに切り欠き等の壁面開口部30を設けていたが、壁面開口部30は必ずしも必要ない。
[0241]
 実施の形態8.
 実施の形態8の炊飯器100は、図18に要部を示している。図18は、実施の形態8に係る炊飯器100において、誘導加熱調理部2の前方部と炊飯部1の前方下部とを拡大して示した縦断面図である。
 実施の形態1~7と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~7と同じ部分又は相当する部分には、同じ符号を付している。
[0242]
 実施の形態8に係る炊飯器100は、炊飯部1の上ケース10Cを改良したものである。
 下枠10Bは、プラスチック材料で環状に形成されている。下枠10Bの内側口径は、誘導加熱調理部2の外殻ケース2Aの外径よりも大きく形成され、外殻ケース2Aと下枠10Bとの間に数mm以上の隙間GX(空隙)が確保されている。
 下枠10Bの底面壁10Pの内側には、縦方向に長く、かつ突状(山形)のガイド凸部10Lが設けられている。ガイド凸部10Lは、下枠10Bの内側全周に亘り、一定間隔(例えば数cm置き)で多数形成されている。
[0243]
 ガイド凸部10Lは、下端面が円弧面を呈している。ガイド凸部10Lの円弧面は、炊飯部1を誘導加熱調理部2の上に載置する際に、外殻ケース2Aを構成する上蓋2Bの外周端部に炊飯部1を円滑に案内し、外殻ケース2Aを上方から包み込むように下枠10Bを嵌合させる目的で形成している。
[0244]
 仕切り壁61は、プラスチック材料から形成された下ケース2Cの底部から垂直に形成されている。仕切り壁61の右側には、符号CFで示すように冷却ファン60からの冷却風が流れる(図18の紙面に対して垂直方向に流れる)。
[0245]
 リードスイッチ18は、実施の形態2で説明したように、代表的には、2枚のニッケル合金(磁性体)リードの一部をオーバーラップさせ、細長い円筒状のガラス管に封入し構成される。したがって、リードスイッチ18の外観形状は細長い円筒状となる。
[0246]
 実施の形態8では、実施の形態2と異なり、リードスイッチ18は、冷却風の流れCFに沿うように、左右方向に長くなるように設置方向を変更している。
 仕切り壁61は、誘導加熱調理部2において左右方向に長く設置されている部分(前方円弧部61C)があるため、リードスイッチ18は、その前方円弧部61Cの真上に載せて固定できる。
 前方円弧部61Cの利用により、リードスイッチ18のための専用の支持構造が簡略化できる。
[0247]
 なお、図18において、固定板31は、永久磁石19を下枠10Bの上面に固定する固定枠であり、実施の形態2の固定板31に相当する部材である。
 寸法W4は内釜13の外周面から固定板31までの最短距離を示している。実施の形態8では、寸法W4を長く確保するため、リードスイッチ18を左右方向に長くしている。これにより、永久磁石19が内釜13の外周面からの熱(伝導熱、放射熱)を受ける度合を殆ど無くすことができ、永久磁石19の熱による劣化等の不具合も起こらない。
[0248]
 この構成であるから、炊飯動作中に炊飯部1の底部が誘導加熱コイル24によって加熱される内釜13の熱を受けて高温になっても、図18に示すようにトッププレート20の外周側では隙間GX(空隙)が確保される。また、隙間GX(空隙)は、切欠き又は透孔等の壁面開口部30によって炊飯器100の外部に連通した状態であるから、熱気を逃がす効果が期待できる。
[0249]
 このため、実施の形態8の炊飯器100では、下枠10Bと誘導加熱調理部2の天面を構成するトッププレート20との近接性、密着度に影響を与えず、炊飯部1の中心から離れた外周側での温度上昇を抑制できる。
 これにより、外殻ケース2Aの熱対策ができ、上蓋2Bの前方部に配置した第2の入力操作部22及び第2の表示部28等の過熱も防止できるという副次的効果も期待できる。
[0250]
 実施の形態9.
 実施の形態9の炊飯器100は、図19に要部を示している。図19は、実施の形態9に係る炊飯器100において、誘導加熱調理部2の左側方部と炊飯部1の左側方部を拡大して示した縦断面図である。
 実施の形態1~8と重複するものについては説明を省略する場合がある。また、実施の形態1~8と同じ部分又は相当する部分には、同じ符号を付している。
[0251]
 実施の形態9に係る炊飯器100は、炊飯部1の上ケース10Cを改良したものである。また、実施の形態2のように、リードスイッチ18を誘導加熱調理部2の左側方部に配置している。具体的には、仕切り壁61の長手方向と、リードスイッチ18の長手方向を一致させており、かつ、仕切り壁61の真上にリードスイッチ18を設置している。
[0252]
 下ケース2Cの底面には、下ケース2Cの底面と一体に形成した仕切り壁61が設けられている。仕切り壁61は、実施の形態2と同様に、前方円弧部61Cと、右側部61Rと、左側部61Lと、から構成されている。前方円弧部61Cは、下ケース2Cの前方側にあって冷却ファン60の前方側を横切っている。右側部61Rは、前方円弧部61Cの後方端面に連続して、下ケース2Cの後方に直線状に伸びている。左側部61Lは、前方円弧部61Cの後方端面に連続して、下ケース2Cの後方に直線状に伸びている。
[0253]
 仕切り壁61の右側には、符号CFで示すように冷却ファン60からの冷却風が流れる(図19の紙面に対して垂直方向に流れる)。
[0254]
 リードスイッチ18は、実施の形態2及び実施の形態8で説明したように、2枚のニッケル合金(磁性体)リードの一部をオーバーラップさせ、リードをガラス管に封入したものである。リードスイッチ18の外観形状は細長い円筒状である。
[0255]
 実施の形態9では、冷却風の流れCFに沿うように、リードスイッチ18は、実施の形態2と同様に異なり、前後方向に長くなるように設置方向を変更している。
[0256]
 仕切り壁61は、誘導加熱調理部2において左右方向に長く設置されている部分(左側部61L)があるため、リードスイッチ18は、その左側部61Lの真上に載せて固定されている。
 このため、リードスイッチ18のための専用の支持構造が、左側部61Lの利用により簡略化できる。
[0257]
 なお、図19において、固定板31は、永久磁石19を下枠10Bの上面に固定する固定枠であり、実施の形態2の固定板31に相当する部材である。
 寸法W4は内釜13の外周面から固定板31までの最短距離を示している。実施の形態9では、リードスイッチ18を前後方向に長くしているため、寸法W4を長く確保できる。したがって、永久磁石19が内釜13の外周面からの熱(伝導熱、放射熱)を受ける度合を殆ど無くすことができるため、永久磁石19の熱による劣化等の不具合も起こらないようにできる。
[0258]
 実施の形態9では、リードスイッチ18を仕切り壁61の真上に配置していたが、リードスイッチ18とともに赤外線信号送受信部62を仕切り壁61の真上に配置しても良い。左側部61L又は右側部61R等の仕切り壁61の利用により、赤外線信号送受信部62の専用の支持構造が簡略化できる。
[0259]
 実施の形態2では、誘導加熱調理部2側に重量センサー95を設けていたが、炊飯部1側に重量センサー95を設けても良い。また、炊飯部1を誘導加熱調理部2の上に載置している状態、及び炊飯部1だけを別の場所に運搬して使用する状態の何れにおいても、内釜13から取り出したご飯の重量を、何度も計測し、その都度カロリー計算するようにしても良い。なお、計算結果のカロリー値は、第1の表示部42に表示するようにしても良い。
[0260]
 なお、カロリーを表示させる場面は、内釜13からご飯を盛り付けるため、蓋体11を開放している期間中である。したがって、蓋体11が垂直になる位置まで開放してしまうと、蓋体11の上面に第1の表示部42がある形態(図1参照)では、使用者がその第1の表示部42の表示内容を視認しにくい。
[0261]
 カロリーを表示させる場面で、カロリーの表示を視認しやすくするために、蓋体11の前面にカロリー表示部を設けても良い。カロリー表示部は、例えば、7つのセグメントで数字又は文字を表示させる発光ダイオードの表示部としても良い。
 また、カロリーを表示させる場面は、蓋体11を開放している期間中であることが望ましい。したがって、蓋体11が開放している期間中に入力機能が有効となる操作キー44(図示せず)を設けて、カロリー値を計算するようにしても良い。例えば、操作キー44の入力信号が制御部40に入力された場合に、内釜13の中から取り出された(炊飯された)ご飯の重量が計測され、ご飯の重量に応じたカロリー値が計算されるように構成しても良い。
[0262]
 カロリー値は、ご飯の重量を計測する直前の重量と、ご飯を食器等に盛り付けて内釜13のご飯の重量が減った段階の重量とを比較し、その重量の差に基づいて計算される。
[0263]
 実施の形態2のように給電部29がある場合には、炊飯器100から取り出したご飯のカロリー表示は、誘導加熱調理部2から炊飯部1を分離させた場合でも、任意のタイミングで可能である。
 つまり、炊飯部1単体で、別の場所に移動させても、その移動前に計算されたカロリーデータが表示できる。さらに、移動先においてご飯を更に取り出して食事した場合等では、炊飯部1単体でカロリー計算をし、計算結果をカロリー表示部において表示できる。
[0264]
 なお、カロリー計算結果は、制御部23に付属している半導体記憶素子等の記憶部によって時系列に記憶され、誘導加熱調理部2に炊飯部1を戻した後でも炊飯部1に保存できる。したがって、第1の入力操作部15を操作して、1回の食事(1つのお椀等に盛り付けた場合、その1杯をいう)あたりのカロリー量を第1の表示部42に表示させることができる。また、お椀で数杯ご飯を食べた場合、食事をした人別に、食べたご飯量を総合して算出したカロリー値を表示できる。つまり、ご飯を食べる人毎に、食事前に、お椀に盛り付けたご飯の量に応じたカロリー値を計算して報知できるとともに、数名の家族がご飯を食べる際に、家族全員の合計値を確認することも可能となる。
[0265]
 1回の食事の判定は、例えば、誘導加熱調理部2の上から炊飯部1が分離された第1の時点から、再び炊飯部1が誘導加熱調理部2の上に載置された第2の時点までを、リードスイッチ18を介して制御部23又は制御部40が検知して行う。
[0266]
 例えば、制御部23又は制御部40は、リードスイッチ18が1度ONし、炊飯部1が載置されて炊飯動作された第1の時点を検知するように構成すれば良い。また、制御部23又は制御部40は、リードスイッチ18が1度OFFされ、炊飯部1が分離され、再びリードスイッチ18がONした第2の時点を検知するよう構成すれば良い。また、制御部23又は制御部40は、第1の時点から第2の時点までを1回の食事と判定するように構成すれば良い。
 具体的な例を示すと、制御部23又は制御部40は、リードスイッチ18が12時00分にONし、炊飯部1が載置されて炊飯動作された時点(12時01分)を、第1の時点として検知するように構成できる。また、制御部23又は制御部40は、リードスイッチ18が13時03分にOFFされ、炊飯部1が分離されて食卓等の上まで運ばれ、再びリードスイッチ18がONした時点(13時55分)を、第2の時点として検知するように構成できる。また、制御部23又は制御部40は、12時01分から13時55分までを1回の食事と判定するように構成できる。
[0267]
 カロリー計算結果を示すデータは、使用者が第1の入力操作部15を操作して消去の入力を行わない限り、炊飯部1又は誘導加熱調理部2の、少なくとも何れか一方に記憶されるようにすれば良い。データの記憶期間は、一定の期間(例えば1週間)又は使用者が第1の入力操作部15で設定した期間とすれば良い。なお、炊飯器100において、ご飯の重量を計測し、カロリー計算してそれを表示することは、日本の特許文献(特開2006-81641号公報、特許第5611456号公報)で既に提案されている。
[0268]
 以上の通り、本発明を実施の形態1~9に基づいて説明したが、本発明は上述した各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図示した炊飯器100の構成は、一例であって、上述した内容に限定されるものではなく、他の構成要素を含んだ炊飯器100であっても同様に実施することができる。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、及び利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含む。
[0269]
 また、本発明に係る炊飯器100は、一般住宅の台所だけではなく、公共施設又は店舗等の調理場でも広く利用することができる。

符号の説明

[0270]
 G1 空隙、G2 空隙、GX 隙間、KU 第1の吸気路、SH1 第1の送風路、SH2 第2の送風路、1 炊飯部、2 誘導加熱調理部、2A 外殻ケース、2B 上蓋、2BU 裾部、2C 下ケース、2D 凸部、2E 段部、2H 開口、4 吸気孔、5 排気孔、6 突起部、7 突起部、10 本体部、10a 蓋開閉ボタン、10B 下枠、10BT 段部、10C 上ケース、10L ガイド凸部、10P 底面壁、11 蓋体、11a 蒸気口、12 ヒンジ機構部、13 内釜、14 ハンドル、15 第1の入力操作部、15A 入力キー、16 穴、17 容器、18 リードスイッチ、18A 取付板、19 永久磁石、20 トッププレート、21 段差部、22 第2の入力操作部、22A 入力ボタン、22P 表面板、22S 検知部、23 制御部、24 誘導加熱コイル、25 温度センサー、26 フェライト、27 電源基板、28 第2の表示部、29 給電部、30 壁面開口部、31 固定板、40 制御部、41 赤外線信号送受信部、41A 赤外線発光素子、41B 支持基板、41C 通信制御部、42 第1の表示部、44 操作キー、50 送電コイル、51 受電コイル、60 冷却ファン、60C ファンケース、60M ファンモータ、61 仕切り壁、61A 切り欠き部、61C 前方円弧部、61L 左側部、61R 右側部、62 赤外線信号送受信部、62A 赤外線通信用素子、62B 支持基板、62C 通信制御部、62R 赤外線受光素子、62S 赤外線発光素子、63 支持枠、64 ネジ、65 固定板、66 底板、70 取付座、71 ネジ、72 防磁板、73 凸部、74 支柱、74A 支柱、74B 支柱、74C 支柱、74D 支柱、75 突起部、76 クッション材、77 吸気口、78 支持脚、79 補助吸気口、80 加熱回路基板、81 放熱フィン、82 支持板、90 第1の窓、91 第2の窓、93 遮蔽板、95 重量センサー、96 脚部、97 電子スイッチ、97A 押圧棒、98 回路基板、99 保護シート、100 炊飯器、101 透孔、102 支持枠、103 突起部(凸条)、104 温度検出回路、105 信号線、106 制御回路基板、108 排気口、110 シール材、111 支持板、112 支持脚、113 支持脚、114 支持凸部、115 支持凸部、116 凹部、117 支柱、118 支持脚、119 支持脚、120 取付板、122P 表面板、123 貫通孔、177 吸気口。

請求の範囲

[請求項1]
 被調理物を内部に収容する炊飯部と、
 前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、
 前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルを有し、
 前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を備え、
 前記炊飯部は、外殻を形成する上ケースと、前記上ケースの下端面に隣接して前記上ケースの下方に設けた、耐熱性材料で形成された環状の下枠と、を備え、
 前記下枠には、前記炊飯部の底面を構成する下面から、前記誘導加熱調理部に向かって突き出す底面壁が、前記下枠の下面の外縁部に沿って設けられていることを特徴とする炊飯器。
[請求項2]
 被調理物を内部に収容する炊飯部と、
 前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、
 前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルを有し、
 前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を備え、
 前記炊飯部は、外殻を形成する上ケースと、前記上ケースの下端面の下方に設けた耐熱性材料で形成された環状の下枠とを備え、
 前記誘導加熱調理部は、前記炊飯部を載せるトッププレートを備えた耐熱性材料からなる上蓋と、前記上蓋によって上面開口が閉鎖された底のある下ケースと、を備え、
 前記上蓋と前記下ケースとの間には、前記上蓋又は前記下ケースの少なくとも何れか一方と一体に形成された支柱又は仕切り壁の、少なくとも何れか一方を備えたことを特徴とする炊飯器。
[請求項3]
 被調理物を内部に収容する炊飯部と、
 前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、
 前記誘導加熱調理部の内部には、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルと、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部と、前記誘導加熱コイルに冷却風を供給する冷却ファンと、をそれぞれ設け、
 前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースと、を備え、
 前記上蓋の上に前記炊飯部を載せるトッププレートが重ね合わせて固定され、
 前記上蓋の下面には、前記誘導加熱コイルを保持するための取付座が一体に形成され、
 前記下ケースの底部上面には、前記冷却ファンの吸気口の横において上方へ伸びた仕切り壁を一体に形成し、前記仕切り壁の上端と前記上蓋の下面との間には断熱性材料からなるクッション材が配置されており、
 前記赤外線信号送受信部は、前記仕切り壁を挟んで前記冷却ファンと反対側に配置されていることを特徴とする炊飯器。
[請求項4]
 被調理物を内部に収容する炊飯部と、
 前記炊飯部を上面に載せて加熱調理する誘導加熱調理部と、を備え、
 前記誘導加熱調理部の内部には、前記炊飯部を加熱する誘導加熱コイルと、前記炊飯部が前記誘導加熱調理部に載置されたことを検知するリードスイッチと、前記誘導加熱コイルに冷却風を供給する冷却ファンと、をそれぞれ設け、
 前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースと、を備え、
 前記上蓋の上に前記炊飯部を載せるトッププレートが重ね合わせて固定され、
 前記下ケースの底部上面には、上方へ伸びた仕切り壁を一体に形成し、
 前記リードスイッチは、前記仕切り壁を挟んで前記冷却ファンと反対側に配置されていることを特徴とする炊飯器。
[請求項5]
 トッププレートと、前記トッププレートの下方に配置された誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルの加熱条件を入力する第2入力操作手段とを備えた箱型形状の誘導加熱調理部と、
 前記誘導加熱コイルによって加熱される内釜と、炊飯条件を入力する第1の入力操作部とを備えた炊飯部と、を備え、
 前記炊飯部は、前記誘導加熱調理部の前記トッププレートの上に置かれた状態において、前記誘導加熱コイルの駆動によって加熱されるものであり、
 前記誘導加熱調理部の内部には、前記誘導加熱コイルを冷却するための冷却風を供給する冷却ファンと、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で、炊飯のための制御情報を含んだ赤外線信号を伝達するための赤外線信号送受信部と、前記炊飯部の制御部のための電力を供給する送電コイルと、をそれぞれ設け、
 前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースとを上下に重ねて外殻ケースが形成され、
 前記下ケースの底部上面には、前記上蓋の方向に伸びて前記上蓋の荷重を受ける仕切り壁を一体に形成し、
 前記送電コイルは、前記下ケースの底部から上方に突設した支持脚で支持されていることを特徴とする炊飯器。
[請求項6]
 前記誘導加熱コイルの真下の位置に、インバーター回路を含む加熱回路基板を配置し、
 前記誘導加熱コイルと前記加熱回路基板に対して、前記冷却ファンから同時並行的に冷却風を供給することを特徴とする請求項3又は4に記載の炊飯器。
[請求項7]
 前記誘導加熱コイルの真下の位置に、インバーター回路を含む加熱回路基板を配置し、
 前記誘導加熱コイルと前記加熱回路基板に対して、同時並行的に冷却風を供給する冷却ファンを更に備えたことを特徴とする請求項2又は5に記載の炊飯器。
[請求項8]
 前記下ケースの下面に前記冷却ファンの吸気口を形成し、
 前記加熱回路基板は、前記冷却ファンの吸気口の外側から見た場合、視線の陰に隠れるように配置していることを特徴とする請求項6又は7に記載の炊飯器。
[請求項9]
 前記赤外線信号送受信部には、赤外線発光素子を有し、
 前記赤外線発光素子は、前記仕切り壁に支持されていることを特徴とする請求項2、3、5の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項10]
 前記誘導加熱調理部の外殻を構成する部材が、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の有底の箱型の下ケースとによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
[請求項11]
 前記誘導加熱調理部の外殻を構成する部材が、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の有底の箱型の下ケースとによって構成され、
 前記上蓋の下面には、誘導加熱コイルを支持する耐熱プラスチック製の支持枠を支持する取付座を、一体成形によって形成していることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
[請求項12]
 前記赤外線信号送受信部には、赤外線発光素子を有し、
 前記赤外線発光素子の赤外線信号を透過させるための窓が、前記誘導加熱調理部と前記炊飯部とが重なりあって近接又は接触している前記上蓋の一部分に形成されていることを特徴とする請求項2、3、5、10の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項13]
 前記誘導加熱調理部は、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の下ケースとを備え、
 前記誘導加熱調理部の内部には、前記誘導加熱コイルによる加熱領域を避けて、前記誘導加熱コイルの周囲の少なくとも2カ所に、前記下ケースの上面から一体に上方へ伸びた支柱を形成していることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
[請求項14]
 前記誘導加熱調理部の内部には、前記誘導加熱コイルによる加熱領域を避けて、前記誘導加熱コイルの周囲の少なくとも2カ所に、前記下ケースの上面から一体に上方へ伸びた支柱を形成していることを特徴とする請求項2又は3に記載の炊飯器。
[請求項15]
 前記仕切り壁の上端と前記上蓋の下面との間には断熱性材料からなるクッション材が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。
[請求項16]
 前記上蓋の上に前記トッププレートが重ね合わせて固定されていることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項17]
 前記炊飯部が前記誘導加熱調理部に載置されたことを検出するリードスイッチを更に備え、
 前記リードスイッチは、前記仕切り壁に支持されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の炊飯器。
[請求項18]
 前記炊飯部が前記誘導加熱調理部に載置されたことを検出するリードスイッチを更に備え、
 前記リードスイッチは、前記仕切り壁の真上に配置していることを特徴とする請求項2又は3に記載の炊飯器。
[請求項19]
 前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を更に備え、
 前記赤外線信号送受信部と前記リードスイッチは、前記誘導加熱コイルによる加熱領域を避けて前記誘導加熱調理部に設けたことを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。
[請求項20]
 前記誘導加熱調理部と前記炊飯部との間で赤外線信号を伝達する赤外線信号送受信部を更に備え、
 前記赤外線信号送受信部と前記リードスイッチは、前記誘導加熱コイルによる加熱領域を避けて前記誘導加熱調理部に設け、
 前記赤外線信号送受信部と前記リードスイッチは、前記仕切り壁の真上に配置していることを特徴とする請求項4に記載の炊飯器。
[請求項21]
 前記支柱は、前記下ケースの底面から前記上蓋の方向に向かって垂直に一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
[請求項22]
 前記支柱は、前記下ケースの底面から前記上蓋の方向に向かって垂直に一体に形成され、
 前記支柱は、前記誘導加熱コイルによる加熱領域を避けて、前記誘導加熱コイルの周囲の少なくとも2カ所に形成していることを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
[請求項23]
 前記支柱は、前記下ケースの底面から前記上蓋の方向に向かって前記下ケースの上面と一致する水平位置まで垂直に一体に形成され、前記水平位置で前記上蓋と接していることを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
[請求項24]
 前記支柱と前記上蓋との間には、クッション材又は断熱性の高い材料からなる介在物を介在させたことを特徴とする請求項23に記載の炊飯器。
[請求項25]
 前記炊飯部又は前記誘導加熱調理部には、前記炊飯部で行った炊飯の重量を計測する重量センサーと、前記重量センサーの計測結果に応じてカロリー値を計算する制御部と、前記カロリー値を表示する表示部と、をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項26]
 前記炊飯部には、前記誘導加熱調理部から非接触給電で電源を受ける給電部を有していることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項27]
 前記炊飯部には、炊飯に関する情報を表示する第1の表示部と、前記誘導加熱調理部から非接触給電で電力を受ける給電部とを有し、
 前記誘導加熱調理部には、誘導加熱調理に関する情報を表示する第2の表示部と、前記給電部へ電力を供給するための送電コイルとを備え、
 前記炊飯部が前記誘導加熱調理部の上に載置されない状態では、前記第1の表示部は、前記給電部からの電力で動作することを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の炊飯器。
[請求項28]
 前記誘導加熱調理部の外殻を構成する部材が、プラスチック製の上蓋と、前記上蓋と重なり合う大きさを有したプラスチック製の有底の箱型の下ケースとによって構成され、
 前記誘導加熱コイルの真下の位置に、インバーター回路を含む加熱回路基板を配置し、
 前記誘導加熱コイルと前記加熱回路基板に対して、同時並行的に冷却風を供給する冷却ファンを更に備え、
 前記下ケースの下面に前記冷却ファンの吸気口を形成し、
 前記加熱回路基板は、前記冷却ファンの吸気口の外側から見た場合、視線の陰に隠れるように配置していることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
[請求項29]
 前記炊飯部には、炊飯に関する情報を表示する第1の表示部と、前記誘導加熱調理部から非接触給電で電力を受ける給電部とを有し、
 前記誘導加熱調理部には、誘導加熱調理に関する情報を表示する第2の表示部を備え、
 前記送電コイルは、前記給電部へ電力を供給し、
 前記炊飯部が前記誘導加熱調理部の上に載置されない状態では、前記第1の表示部は、前記給電部からの電力で動作することを特徴とする請求項5に記載の炊飯器。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]