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1. (WO2019064379) PERSONNEL ALLOCATION PLANNING DEVICE, PERSONNEL ALLOCATION PLANNING METHOD, AND PERSONNEL ALLOCATION PLANNING PROGRAM
Document

明 細 書

発明の名称 人員配置策定装置、人員配置策定方法及び人員配置策定プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007  

発明の効果

0008  

図面の簡単な説明

0009  

発明を実施するための形態

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049  

符号の説明

0050  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 人員配置策定装置、人員配置策定方法及び人員配置策定プログラム

技術分野

[0001]
 本発明は、人員配置策定装置、人員配置策定方法及び人員配置策定プログラムに関する。

背景技術

[0002]
 近年、インターネット通販の普及などに伴い、物品の配送量が飛躍的に増加している。これに伴い、トラックなどを用いた配送工程のみならず物流センター内部においても人手不足が深刻化している。また、物流センターにおいては、オーダされた商品のピックアップ、検品、梱包の各工程を行う必要があるが、商品の多様化、顧客ニーズの多様化に伴って、各作業が複雑化してきている。
[0003]
 従来、物流センターの作業計画の作成技術として、例えば特許文献1等の技術が知られている。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開平10-97657号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 物流センター内の作業効率向上を図るため、IoT(Internet of Things)により、作業者を移動先にナビゲートする技術についての検討もなされている。しかしながら、物流センター内の作業は作業者のスキルに大きく依存し、かつ作業者の移動速度や作業速度が極めて速いことから、作業者を適切な移動先にリアルタイムでナビゲートすることは困難である。
[0006]
 1つの側面では、本発明は、処理負荷をかけずに、物流センター内において実施される各工程に対する作業者の配置計画を複数策定することが可能な人員配置策定装置、人員配置策定方法及び人員配置策定プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0007]
 一つの態様では、人員配置策定装置は、オーダに基づいて配送する製品をピックアップする工程、ピックアップした製品を検品する工程、及び検品した製品を梱包する工程が作業者により実行される物流センターにおいて、各工程に対する作業者の配置計画を策定する人員配置策定装置であって、シミュレーション条件を受け付ける受付部と、前記シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータを用いて多目的最適化を実行することにより、前記作業者の人数と、処理可能な前記オーダの数とを含む最適化項目の少なくとも1つを最適化する作業者の配置計画を複数求める演算部と、を備え、前記演算部は、1日の作業時間又は前記物流センターにおいて1日に処理すべきオーダを複数に分割して、前記多目的最適化を分割単位ごとに実行する人員配置策定装置である。

発明の効果

[0008]
 処理負荷をかけずに、物流センター内において実施される各工程に対する作業者の配置計画を複数策定することができる。

図面の簡単な説明

[0009]
[図1] 一実施形態に係る物流センター内のラインを概略的に示す図である。
[図2] 人員配置策定装置のハードウェア構成を示す図である。
[図3] 人員配置策定装置の機能ブロック図である。
[図4] 人員配置策定装置の処理の一例を示すフローチャートである。
[図5] 人員配置計画の立案結果を示す図(その1)である。
[図6] 人員配置計画の立案結果を示す図(その2)である。
[図7] 人員配置の計画を立案した場合における、ある作業位置での処理コンテナ数の時間帯ごとの変化を、最適化前と比較して示すグラフである。
[図8] 表示処理部による表示例(その1)を示す図である。
[図9] 図9(a)、図9(b)は、表示処理部による表示例(その2)を示す図である。
[図10] 図10(a)、図10(b)は、管理者等が人員配置の計画を変更する場合について説明するための図である。

発明を実施するための形態

[0010]
 以下、人員配置策定装置の一実施形態について、図1~図10に基づいて詳細に説明する。本実施形態の人員配置策定装置100(図2参照)は、製品の配送のための準備(製品のピックアップ、検品、梱包)を行う物流センターにおいて、ラインに対する人員配置の計画を策定する装置である。
[0011]
 図1は、物流センター内のラインの一例を示す図である。図1に示すように、物流センター内には、作業者がオーダに従って製品を詰めるためのコンテナ30を流すための主流ライン12が設けられている。主流ライン12の最上流部(図1の左上)には、オーダが記載された伝票がコンテナ30内に投入される場所(伝票投入場所)14が存在している。また、主流ライン12の複数箇所(図1では15箇所)には、副流ライン16及びピックアップ場18が存在している。なお、ピックアップ場18の近傍には、製品を格納する棚が存在しているものとする。
[0012]
 コンテナ30は、主流ライン12を流れ、コンテナ30内に詰めるべき製品が格納された棚の近傍に到達すると、不図示のロボットアーム等により副流ライン16に流され、ピックアップ場18に到達するようになっている。
[0013]
 ピックアップ場18において作業者により製品のピックアップ工程(コンテナ30への製品の詰め込み作業)が行われると、コンテナ30は主流ライン12に戻される。そして、オーダに含まれるすべての製品がコンテナ30内に詰め込まれた後は、検品ステーション20に送られる。検品ステーション20において担当の作業者が製品の検品(検品工程)を実行すると、コンテナ30は梱包ステーション22に送られる。そして、梱包ステーション22では、担当の作業者がコンテナ30内の製品を配送用の箱に詰め、梱包する作業を実行する(梱包工程)。
[0014]
 なお、図1の例では、紙面上側の1列目と2列目に存在するピックアップ場18において製品を詰める必要がないコンテナ30は、伝票投入場所14を経由した後、1列目及び2列目を経ずに、直接3列目に送られるようになっている。また、3列目のピックアップ場18において製品を詰める必要がないコンテナ30は、主流ライン12の3列目を通らずに、直接検品ステーション20に送られるようになっている。
[0015]
 本実施形態の人員配置策定装置100においては、上述したような物流センターの各工程をラインシミュレータによってバーチャル化している。ラインシミュレータは、従前より製造現場で用いられている渋滞学に基づくアルゴリズムを使用するソルバである。ラインシミュレータを用いて最適化を行う場合、現場の状況をバーチャルに再現できるように高精度化することが必要である。そのためには作業者の移動や判断に関する情報が不可欠であるため、作業者に対してヒアリング等を行うことで、作業者ルールの定式化を行っておく。なお、製造現場においては、ラインシミュレータを用いたリアルタイムナビゲーションシステムにより生産ラインの製品投入計画を策定することが可能であったが、物流センターにおいては、作業者の移動速度や作業速度が極めて速く、作業者は迅速に判断する必要があることから、リアルタイムで作業者をナビゲートすることは困難である。また、人員配置の計画を求める場合、1日の全作業時間(1日の全オーダ)を対象にすると、探索すべき組み合わせの数が膨大になりすぎるため、全時間帯において最適な人員配置を求めることは困難である。そこで、本実施形態においては、1日を作業者の移動が可能な所定時間(例えば30分)毎に分割し、その分割した時間ごとにラインシミュレータを用いて、上述したピックアップ工程、検品工程、梱包工程にそれぞれ作業者を何人配置するのが最適であるか、という計画を逐次的に策定するものとする。また、最適な人員配置を求める際には、作業効率(総作業時間)や総作業者数を最適化するように多目的最適化を実施することによって、人員配置の計画を複数策定することとする。
[0016]
 なお、ラインシミュレータでは、ピックアップ場18に到達したコンテナ30は、ピックアップ場18に作業者が存在していれば、特定の作業時間(例えば4秒)が経過した後、主流ライン12に戻るようにバーチャル化されている。また、検品工程と梱包工程は必須工程であるため、ラインシミュレータ上では一つのセルとして表記されており、各工程に対して配置した作業者の数によって通過時間が変更されるようになっている。
[0017]
 図2は、本実施形態の人員配置策定装置100のハードウェア構成を示す図である。人員配置策定装置100は、PC(Personal Computer)等の情報処理装置であり、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)190、ROM(Read Only Memory)192、RAM(Random Access Memory)194、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))196、ネットワークインタフェース197、表示部193、入力部195及び可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えている。これら人員配置策定装置100の構成各部は、バス198に接続されている。表示部193は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部195は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含む。人員配置策定装置100では、ROM192あるいはHDD196に格納されているプログラム(人員配置策定プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ199が可搬型記憶媒体191から読み取ったプログラム(人員配置策定プログラムを含む)をCPU190が実行することにより、図3に示す各部の機能が実現される。
[0018]
 図3には、人員配置策定装置100の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、人員配置策定装置100では、CPU190がプログラムを実行することで、受付部としての入力受付部40、演算部としてのシミュレーション実行部42、表示処理部44、計画保存部46、としての機能が実現されている。
[0019]
 入力受付部40は、入力部195を介して管理者等が入力したシミュレーションの実行に必要な情報(例えば総作業員数や1日のオーダ情報)を受け付ける。入力受付部40が受け付けた情報は、シミュレーション実行部42に対して受け渡される。
[0020]
 シミュレーション実行部42は、上述したラインシミュレータを用いて、物流センター内のラインをバーチャル化し、所定時間(例えば30分)毎に、ピックアップ工程、検品工程及び梱包工程に対する人員配置の計画を策定する。
[0021]
 表示処理部44は、シミュレーション実行部42が実行したシミュレーション結果(複数の最適な人員配置)を表示部193上に表示する。また、表示部193は、入力部195を介して管理者等が計画を了承した場合や、計画を変更したうえで変更後の計画を了承した場合に、了承した計画の情報を計画保存部46に対して送信する。また、表示処理部44は、了承された計画を表示部193に表示したり、他の端末に対して送信し、他の端末に表示させたりする。
[0022]
 計画保存部46は、表示処理部44から送信されてきた計画の情報をデータベース50に保存する。なお、シミュレーション実行部42は、データベース50に保存されている計画を利用して、新たな計画についてのシミュレーションを実行する。
[0023]
(人員配置策定装置100の処理について)
 次に、人員配置策定装置100の処理について、図4のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。なお、図4の処理では、一例として、人員配置の最適化演算において遺伝的アルゴリズムを利用するものとする。
[0024]
 図4の処理は、例えば物流センターにおける1日の業務を開始する前のタイミングで実行される処理である。図4の処理では、まずステップS10において、入力受付部40が、管理者等が入力部195を介して入力したシミュレーション条件(総作業員数及び1日のオーダ情報)の入力を受け付ける。なお、入力受付部40は、受け付けたシミュレーション条件をシミュレーション実行部42に受け渡す。
[0025]
 次いで、ステップS12では、シミュレーション実行部42が、数理計画法と、データベースに格納されている過去の人員配置の計画の情報とを用いて、最適化演算(遺伝的アルゴリズムを用いた演算)における初期世代を決定する。なお、初期世代を決定する際に過去の人員配置の計画の情報を用いる点については、後述する。
[0026]
 次いで、ステップS14では、シミュレーション実行部42が、シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータによる人員配置の最適化処理を実行する。シミュレーション実行部42は、最初に1日の作業を所定時間(30分とする)毎に分割し、分割単位(30分)ごとに作業者の最適な人員配置をラインシミュレータを用いて探索する。ここで、最適化の指標は、総作業者数と処理オーダ数である。例えば、10時から10時30分までに処理できるオーダの数と作業者数を最適化する人員配置計画(どの工程に何人配置するか)を立案する。ここでは、図5に示すような多目的最適化の結果(パレート解)が得られる。なお、図5は、横軸が作業者数(総数)、縦軸が処理コンテナ数である。各パレート解を示す円内に記載されたアルファベット(小文字)は、梱包工程を行う人数を示す。より具体的には、アルファベットaが1~4人を意味し、iが28~31人を意味するというように、梱包工程に割り当てられた人数が少ない方からアルファベットa、b、c、…、iのいずれかが割り当てられている。本実施形態においては、シミュレーション実行部42は、最適解の群を形成するパレート解の中から複数を選択し、提示する複数の計画として決定する。なお、シミュレーション実行部42は、予め管理者等によって定められている方針に基づいて、複数の計画を提示する計画として決定する。例えば、管理者等が、与えられた時間の中で作業者の数を最小化できる計画、与えられた作業者を最大限活用して作業時間を最小にできる計画、これらの中間の計画、というように計画の提示方針を定めていた場合には、シミュレーション実行部42は、これらの方針に合致する計画を図5のパレート解から選択して、提示する計画として決定する。なお、計画の提示方針は、1日単位で定めてもよいし、午前と午後に分けて、あるいは所定時間ごとに定めてもよい。なお、図5の例では、例えば、多くのオーダを処理でき、作業員数を極力少なくできる計画であれば、太線円で示す計画が提示されることになる。
[0027]
 また、シミュレーション実行部42は、10時から10時30分までの時間帯に関して選択した計画を固定した上で、10時30分から11時までの人員配置計画を多目的最適化によって決定する。このとき、方針の定め方によっては、先の時間帯で求めた計画が作業時間を最適化する方針に基づくものであり、次の時間帯で求めた計画が総作業者数を最適化する方針に基づくものである場合もある。なお、図6は、11時30分から12時までの時間帯の多目的最適化結果の例を示している。図6の例でも、管理者等が定めた方針に従って提示する計画が決定されるようになっている。
[0028]
 なお、シミュレーション実行部42は、30分毎に求まった人員配置計画に対して、オーダの処理順を乱数によって入れ替えて、作業効率が最大となるようなオーダの処理順を求めることとする。本実施形態のような物流センターにおいてはボトルネック工程が検品工程や梱包工程となることがある。そのような場合、オーダの処理順を変更したとしてもほとんど効率が上がらない場合がある。しかしながら、わずかでも最適化できる計画が求められるならば、次の時間に別の人員配置計画を立案できる可能性があるため、本実施形態では、オーダの処理順を変更したときの計画も立案できるようにしている。
[0029]
 図7は、本実施形態を用いて人員配置の計画を立案した場合における、ある作業位置での処理コンテナ数の時間帯ごとの変化を、最適化前と比較して示すグラフである。図7において、最適化前(図7において△及び一点鎖線で示している)は、全工程を22人(伝票投入現場に必要な人員を含む)で実施した場合の処理コンテナ数の変化を示している。また、30分毎最適化(図7において、□及び破線で示している)は、本実施形態を用いて人員配置を最適化した場合の処理コンテナ数の変化を示している。また、30分毎最適化(22人)は、作業者数を一定(22人)としたまま、人員配置のみを変更した場合の処理コンテナ数の変化を示している。
[0030]
 図7からは、本実施形態のように30分毎最適化を行うことで、午前中の作業員数を19人に減らしたとしても、最適化前よりも30分早く作業が終了することが分かった。また、作業者数を22人に維持しつつ人員配置を最適化した場合、最適化前よりも1時間早く作業が終了することが分かった。
[0031]
 図4に戻り、次のステップS16では、表示処理部44が、最適化配置計画を表示する。この場合、表示処理部44は、上述したようにシミュレーション実行部42が策定した複数の人員配置の計画を表示部193に表示する。ここで、表示部193への表示方法としては、例えば、図8に示すように、複数の人員配置の計画を表形式で表示する方法を採用することができる。図8の表には、「計画案」、「作業者数」、「作業終了見込時刻」、「計画」の欄が設けられている。「計画案」の欄には、管理者等が予め定めている計画策定の方針の名称が表示される。「作業者数」の欄には、各方針に沿った計画案において定まった作業者の総数(図8では、午前及び午後における総数)が表示される。「作業終了見込時刻」の欄には、各計画案において作業が終了する予定の時刻が表示される。「計画」のフィールドには、各時間帯においてピックアップ工程、検品工程及び梱包工程に配置すべき作業者の人数が表示される。なお、管理者等は、図8のいずれかの行を選択することで、選択した計画を了承する。
[0032]
 なお、表示処理部44は、図8の表に代えて、表示部193上に図9(a)に示すような表示を行うこととしてもよい。例えば表示部193がタッチパネルの場合には、図9(a)に示すように「計画01」が表示されている状態で管理者等がタッチパネルをスワイプすることで、図9(b)に示すように「計画01」とは異なる計画(計画02)を表示させることができるものとする。なお、図9(a)、図9(b)の例では、各時間帯において各工程に配置すべき作業者の人数や、終了予定時刻が表示されている。また、図9(a)、図9(b)の画面右側の表示からは、物流センター内のラインにおけるコンテナの流れ(渋滞、停滞の発生有無等)を確認することができる。
[0033]
 また、表示処理部44は、図10(a)のように「計画01」を表示した状態で、管理者等が作業者を示すアイコンをドラッグ(移動)した場合、図10(b)に示すように「計画01」の一部を変更した「計画01’」を表示するようにする。このようにすることで、管理者のような熟練の作業者によって計画の一部が変更された場合に、変更後の計画を即時表示することが可能となる。なお、表示処理部44は、計画の一部が変更された場合に、その旨をシミュレーション実行部42に通知し、シミュレーション実行部42にラインシミュレータを用いた再計算を実行させる。そして、表示処理部44は、シミュレーション実行部42の再計算により得られた終了予定時刻や物流センター内のラインにおけるコンテナの流れの情報を受け取り、図10(b)に示すように表示する。なお、管理者等は、図9(a)~図10(b)において所定の入力(例えば所定ボタンのタッチなど)を行うことで、表示されている計画を了承することができるようになっている。
[0034]
 図4に戻り、次のステップS18では、表示処理部44が、計画が了承されるまで待機する。管理者等が入力部195を介して計画に了承する旨の入力を行うと、ステップS20に移行する。なお、ステップS20に移行する段階では、表示処理部44は、計画保存部46に対して了承された計画を送信する。
[0035]
 ステップS20に移行すると、計画保存部46は、了承された計画が変更された計画であるか否かを判断する。このステップS20の判断が否定された場合には、ステップS22に移行し、計画保存部46は、了承された計画をデータベース50に保存する。一方、ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS24に移行し、計画保存部46は、了承された計画(変更後)をデータベース50に保存する。ステップS22又はS24の処理が行われた後は、ステップS26に移行する。
[0036]
 ステップS26に移行すると、表示処理部44は、了承された計画を提示する。具体的には、表示処理部44は、了承された計画を表示部193に表示したり、他の表示装置(例えばラインの近傍に設置されたモニタ)などに表示したりする。以上のように、ステップS26までの処理が終了すると、図4の全処理が終了する。
[0037]
 ここで、前述したステップS12においては、シミュレーション実行部42は、データベース50に保存された計画を最適化の初期世代として用いることとしている。すなわち、シミュレーション実行部42が新たな最適化処理を行う場合に、データベース50に保存されている計画を利用することで、管理者等が了承した計画を反映して、適切な計画を立案することが可能となる。また、管理者等が最適と考える解から演算を開始することで、最適化演算に要する時間を短縮することができる。
[0038]
 以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、入力受付部40が、シミュレーション条件を受け付け、シミュレーション実行部42が、シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータを用いて多目的最適化を実行することにより、作業者の人数と、処理オーダ数とを含む最適化の指標(最適化項目)の少なくとも1つを最適化する人員配置の計画を複数求める。この場合、シミュレーション実行部42は、1日の作業時間を複数に分割して、多目的最適化を分割単位ごとに実行することとしている。これにより、本実施形態では、所定時間(例えば30分)ごとに人員配置の計画を求めることで、処理量を軽減し、短時間で人員配置の計画を策定することができる。また、本実施形態では、省人化に伴う低コスト化や作業時間短縮に伴う低コスト化を図ることが可能な人員配置の計画を複数提示することができる。これにより、管理者等は、複数の人員配置の計画の中から適切な計画を選択することが可能となっている。
[0039]
 また、本実施形態では、シミュレーション実行部42は、処理すべきオーダの順番を、求めた複数の人員配置の計画それぞれに合わせて調整することとしている。これにより、処理の効率化を図ることが可能となる。
[0040]
 また、本実施形態では、表示処理部44は、シミュレーション実行部42が求めた複数の人員配置の計画を選択可能に表示部193上に表示することとしている(図8~図10)。これにより、管理者等は、複数の人員配置の計画の中から、採用したい人員配置を選択して、了承することが可能となる。
[0041]
 また、本実施形態では、表示処理部44は、表示部193に表示した人員配置の計画に対する変更を受け付けた場合に、変更後の人員配置の計画を表示部193に表示することとしている(図10(b))。これにより、管理者等は、自己の経験や知識等に基づいて人員配置の計画を変更し、変更後の計画を確認することが可能となる。
[0042]
 また、本実施形態では、シミュレーション実行部42は、選択された人員配置の計画を、新たな人員配置の計画を求める際に利用することとしている。これにより、管理者等が選択した実績のある人員配置の計画に基づいて新たな最適化処理を行うため、管理者等が了承した計画を反映した、より適切な計画の立案が可能となる。また、管理者等が最適と考える解から最適化処理を開始することで、最適化演算に要する時間を短縮することができる。
[0043]
 なお、上記実施形態では、最適化演算において、総作業者数と処理オーダ数を最適化の指標(最適化項目)として用いる場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、総作業者数と処理オーダ数に代えて、又はこれらとともに作業者の総移動距離を最適化の指標として用いることとしてもよい。このように、作業者の総移動距離を最適化の指標として用いることで、作業者の移動距離を短くすることが可能な人員配置の計画を策定し、提示することが可能となる。なお、最適化の指標としては、上記以外の指標を用いることも可能である。
[0044]
 なお、上記実施形態では、30分毎に1日の作業を分割し、分割単位ごとに人員配置の計画を策定する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、現場の要望に応じて、30分よりも短い時間又は30分よりも長い時間ごとに1日の作業を分割することとしてもよい。また、オーダ数を複数分割して、分割したオーダごとに人員配置の計画を策定することとしてもよい。
[0045]
 なお、上記実施形態では、図9(a)の表示がなされている画面をスワイプした場合に、図9(b)の表示がなされる場合について説明したが、これに限らず、画面上に図9(a)や図9(b)の表示を同時に行うこととしてもよい。これにより、複数の計画を比較しやすくすることができる。
[0046]
 なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
[0047]
 プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
[0048]
 プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
[0049]
 上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。

符号の説明

[0050]
  40 入力受付部(受付部)
  42 シミュレーション実行部(演算部)
  44 表示処理部
  100 人員配置策定装置

請求の範囲

[請求項1]
 オーダに基づいて配送する製品をピックアップする工程、ピックアップした製品を検品する工程、及び検品した製品を梱包する工程が作業者により実行される物流センターにおいて、各工程に対する作業者の配置計画を策定する人員配置策定装置であって、
 シミュレーション条件を受け付ける受付部と、
 前記シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータを用いて多目的最適化を実行することにより、前記作業者の人数と、処理可能な前記オーダの数とを含む最適化項目の少なくとも1つを最適化する作業者の配置計画を複数求める演算部と、を備え、
 前記演算部は、1日の作業時間又は前記物流センターにおいて1日に処理すべきオーダを複数に分割して、前記多目的最適化を分割単位ごとに実行することを特徴とする人員配置策定装置。
[請求項2]
 前記演算部は、処理すべきオーダの順番を、求めた複数の前記配置計画それぞれに合わせて調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の人員配置策定装置。
[請求項3]
 前記最適化項目は、前記作業者の移動距離を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の人員配置策定装置。
[請求項4]
 前記演算部が求めた複数の配置計画を選択可能に表示する表示処理部を更に備える請求項1~3のいずれか一項に記載の人員配置策定装置。
[請求項5]
 前記表示処理部は、表示した配置計画に対する変更を受け付けると、変更後の配置計画を表示することを特徴とする請求項4に記載の人員配置策定装置。
[請求項6]
 前記配置計画が選択された場合、
 前記演算部は、新たな配置計画を求める際に、選択された配置計画を多目的最適化に利用する、ことを特徴とする請求項5に記載の人員配置策定装置。
[請求項7]
 オーダに基づいて配送する製品をピックアップする工程、ピックアップした製品を検品する工程、及び検品した製品を梱包する工程が作業者により実行される物流センターにおいて、各工程に対する作業者の配置計画を策定する人員配置策定方法であって、
 シミュレーション条件を受け付け、
 前記シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータを用いて多目的最適化を実行することにより、前記作業者の人数と、処理可能な前記オーダの数とを含む最適化項目の少なくとも1つを最適化する作業者の配置計画を複数求める、処理をコンピュータが実行し、
 前記演算する処理では、1日の作業時間又は前記物流センターにおいて1日に処理すべきオーダを複数に分割して、前記多目的最適化を分割単位ごとに実行することを特徴とする人員配置策定方法。
[請求項8]
 前記演算する処理では、処理すべきオーダの順番を、求めた複数の前記配置計画それぞれに合わせて調整する、ことを特徴とする請求項7に記載の人員配置策定方法。
[請求項9]
 前記最適化項目は、前記作業者の移動距離を含む、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の人員配置策定方法。
[請求項10]
 前記演算する処理において求めた複数の配置計画を選択可能に表示する処理を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の人員配置策定方法。
[請求項11]
 前記表示する処理では、表示した配置計画に対する変更を受け付けると、変更後の配置計画を表示することを特徴とする請求項10に記載の人員配置策定方法。
[請求項12]
 前記配置計画が選択された場合、
 前記演算する処理では、新たな配置計画を求める際に、選択された配置計画を多目的最適化に利用する、ことを特徴とする請求項11に記載の人員配置策定方法。
[請求項13]
 オーダに基づいて配送する製品をピックアップする工程、ピックアップした製品を検品する工程、及び検品した製品を梱包する工程が作業者により実行される物流センターにおいて、各工程に対する作業者の配置計画を策定する人員配置策定プログラムであって、
 シミュレーション条件を受け付け、
 前記シミュレーション条件に基づいて、ラインシミュレータを用いて多目的最適化を実行することにより、前記作業者の人数と、処理可能な前記オーダの数とを含む最適化項目の少なくとも1つを最適化する作業者の配置計画を複数求める、処理をコンピュータに実行させ、
 前記演算する処理では、1日の作業時間又は前記物流センターにおいて1日に処理すべきオーダを複数に分割して、前記多目的最適化を分割単位ごとに実行することを特徴とする人員配置策定プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]