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1. WO2020196471 - IMAGE FORMING DEVICE

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明 細 書

発明の名称 画像形成装置

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010  

発明の効果

0011   0012   0013   0014  

図面の簡単な説明

0015  

発明を実施するための形態

0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13  

図面

1   2   3   4A   4B   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : 画像形成装置

技術分野

[0001]
 本発明は、画像形成装置に関し、特に、画像形成装置を他の画像形成装置にリプレイスするための技術に関する。

背景技術

[0002]
 複合機等の画像形成装置の内部には、ユーザーが好みに合わせて設定した各種設定情報(例えば、用紙設定、トレイ設定、省エネ設定、ネットワーク設定、ファクシミリの宛先表、電子メールの宛先表)、及び拡張機能(例えば、オプションフォーマット)等のアプリケーションソフトウェアを有効にするためのライセンス情報等が格納されている。
[0003]
 ところで、画像形成装置は、新機種への変更等、新しい機器へのリプレイスが行われることがあるが、リプレイス前と同じ状態でユーザーが新しい機器を使用したい場合には、新しい機器に対してユーザーが手動で一つ一つ再設定を行わなければならず、手間であった。
[0004]
 下記の特許文献1には、現在使用している機器(現有機)に格納されている設定情報やライセンス情報をコード化して二次元コードを生成し、生成した二次元コードを用紙に印刷し、用紙に印刷された二次元コードを新しい機器(リプレイス機)で読み取らせることで、現有機の設定情報等をリプレイス機へ移行させる技術が記載されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2007-328766号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 上記の特許文献1に記載された方法を利用すれば、設定情報等を引き継がせるリプレイス処理は簡単になるが、二次元コードが印刷された印刷物1枚から、リプレイスに必要な情報がすべて読み取れるので、当該印刷物さえあれば、誰でも情報を読み取ることができ、機密性が保たれない。
[0007]
 本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、機密性を確保しつつ、リプレイス処理を簡単に行えるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 本発明の一局面に係る画像形成装置は、記録紙に画像を形成する画像形成部と、表示部と、外部装置との間で通信を行う通信部と、自画像形成装置から他画像形成装置に移行させる移行対象データを画像化して二次元コードを生成する生成部と、前記画像形成部又は前記表示部を制御して、前記生成部が生成した前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像に対して印刷又は表示の出力を行う一方、前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像については前記出力を行わず、前記通信部から予め定められた前記外部装置へ送信する制御部と、を備える。
[0009]
 また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、記録紙に画像を形成する画像形成部と、表示部と、自画像形成装置から他画像形成装置へ移行させる移行対象データを画像化して二次元コードを生成する生成部と、前記画像形成部又は前記表示部を制御して、前記生成部が生成した前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像に対して印刷又は表示の出力を行うが、前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像については前記出力を行わない制御部と、を備え、更に、前記生成部は、前記第1領域内に、前記移行対象データを画像化して配置する。
[0010]
 また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、他画像形成装置から自画像形成装置へ移行させる移行対象データが画像化された二次元コードを解析して移行対象データを読み出し、当該移行対象データを用いて自画像形成装置の設定を書き換える解析部と、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部による読み取りで得られた原稿画像の中から、前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像、及び前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記第1画像と、前記第2画像とを合成して、完全な前記二次元コードを生成する合成部と、を備え、前記解析部は、前記合成部により生成された前記完全な二次元コードを解析して、前記移行対象データを読み出す。

発明の効果

[0011]
 本発明によれば、ある画像形成装置から他の画像形成装置に移行させる移行対象データ(例えば、設定情報やライセンス情報)が二次元コードに画像化され、他の画像形成装置へのリプレイス時に設定情報の引継に二次元コードを利用することが可能となるので、ユーザーが手動で一つ一つ再設定を行わずに、リプレイス処理(設定情報等の引継)を簡単に行えるようにすることができる。
[0012]
 また、二次元コード内の第1領域を示す第1画像については、印刷又は表示の出力が行われるが、第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像については、上記出力は行われず、外部装置(例えば、複合機等を販売する販売会社が運用するサーバー)へ送信される。すなわち、リプレイスに利用する二次元コードは、第1画像と第2画像とに分割され、別々に管理される。
[0013]
 このため当然に第1画像だけでは、二次元コードは不完全であるので、第1画像からだけでは移行対象データを読み出すことはできない。すなわち、移行対象データを読み出すには、第1画像と第2画像の両方が必要である。従って、第1画像と第2画像とをそれぞれ別々に管理できるようにすることで、移行対象データの機密性を保つことが可能である。
[0014]
 これにより、機密性を確保しつつ、リプレイス処理を簡単に行えるようにすることができる。なお、上記外部装置で管理される第2画像については、例えば、上記販売会社のサービスパーソン(複合機等のメンテナンス能力を有する者)が、プリンターを使って記録紙に印刷して出力する。

図面の簡単な説明

[0015]
[図1] 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を含んで構成されるリプレイス簡易化システムの全体構成を示す図である。
[図2] 第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。
[図3] 移行対象データを画像化したQRコード(登録商標)の一例を示した図である。
[図4A] QRコードを分割した画像の一例を示した図である。
[図4B] QRコードを分割した画像の一例を示した図である。
[図5] QRコードを分割した画像が形成された印刷物の一例を示した図である。
[図6] QRコードを分割した画像が形成された印刷物の一例を示した図である。
[図7] 分割した画像を並べて、QRコードを完成させた状態の一例を示した図である。
[図8] 第1実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の一例を示したフローチャートである。
[図9] 第1実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の一例を示したフローチャートである。
[図10] 第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。

発明を実施するための形態

[0016]
 以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置を含んで構成されるリプレイス簡易化システムの全体構成を示す図である。リプレイス簡易化システム11は、画像形成装置1A,1B(以降、まとめて「画像形成装置1」とも称す)と、サーバー2と、タブレット端末等の端末装置3と、プリンター4とを備える。画像形成装置1は、例えば、スキャナー機能、プリント機能、及びファクシミリ機能を兼ね備える複合機である。
[0017]
 サーバー2は、各種情報を管理するもので、例えば、画像形成装置1である複合機等を販売する販売会社によって運用される。
[0018]
 端末装置3は、コンピューター等からなり、画像形成装置1のサービスパーソン(例えば、メンテナンス作業能力を有する者)によって使用される。サーバー2によって管理される情報は、端末装置3で取得可能である。
[0019]
 プリンター4は、サービスパーソンによって使用される。サービスパーソンは、端末装置3に保存されている画像を、プリンター4を使って、印刷することが可能である。
[0020]
 図2は、第1実施形態に係る画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、HDD(Hard Disk Drive)111、定着部13、給紙部14、操作部47、及びネットワークインターフェイス部91を備える。
[0021]
 画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿読取部5は、原稿給送部6により搬送されてきた原稿、又は図略のコンタクトガラスに載置されている原稿の画像を、光学的に読み取るスキャナーとしてのCCD(Charge Coupled Device)を有し、原稿の画像を示す画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
[0022]
 画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、ネットワーク接続された外部装置20としてのコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
[0023]
 HDD111は、記憶装置であり、設定情報記憶部112と、ライセンス情報記憶部113とを含む。設定情報記憶部112は、画像形成装置1の設定情報(例えば、用紙設定、トレイ設定、省エネ設定、ネットワーク設定、ファクシミリの宛先表、電子メールの宛先表)を記憶する。ライセンス情報記憶部113は、拡張機能(例えば、オプションフォーマット)を有効にするためのライセンス情報を記憶する。
[0024]
 定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は図略の排出トレイに排出される。給紙部14は、給紙カセットを備える。
[0025]
 操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
[0026]
 表示部473は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどの表示装置である。表示部473の画面には、タッチパネルが配置されている。このため、表示部473は、タッチパネル機能を有しており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作することができる。
[0027]
 ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置20(例えば、図1に示したサーバー2)と種々のデータの送受信を行うものである。なお、ネットワークインターフェイス部91は、特許請求の範囲における通信部の一例である。
[0028]
 制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、操作受付部101と、生成部102と、検出部103と、解析部104と、を備えている。
[0029]
 制御ユニット10は、HDD111に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部100、操作受付部101、生成部102、検出部103、及び解析部104として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
[0030]
 制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、HDD111、定着部13、給紙部14、操作部47、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
[0031]
 操作受付部101は、操作部47を介したユーザーからの操作入力を受け付ける。操作受付部101は、操作部47が備えるハードキーに対するユーザー操作を受け付け、更には、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザー操作を、表示部473が有するタッチパネル機能により受け付ける。例えば、操作受付部101は、例えば画像形成装置1Aを画像形成装置1Bにリプレイスする際に移行させる移行対象データ(設定情報及びライセンス情報を含む)を画像形成装置1から出力させるユーザー要求(第1要求)を受け付ける。
[0032]
 生成部102は、操作受付部101が、ユーザーからの上記第1要求を受け付けると、設定情報記憶部112に記憶されている設定情報と、ライセンス情報記憶部113に記憶されているライセンス情報とを読み出し、読み出した各情報を画像化して二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))を生成する。すなわち、生成部102は、移行対象データを画像化してQRコードを生成する。
[0033]
 図3は、移行対象データを画像化したQRコードの一例を示した図である。QRコード31には、3隅に四角い位置決め用シンボル32が配置される共に、ドットの位置ズレを補正するためのアライメントパターン33が配置されている。位置決め用シンボル32は、黒部からなる第1正方形と、当該第1正方形内に形成された白部からなる第2正方形と、当該第2正方形内に形成された黒部からなる第3正方形と、を有する。
[0034]
 生成部102は、QRコード31内の予め定められた第1領域E1内に、移行対象データ(設定情報記憶部112に記憶されている設定情報及びライセンス情報記憶部113に記憶されているライセンス情報を含む)を画像化して配置し、QRコード31内の第1領域E1を除いた残りの領域である第2領域E2内に、画像化された移行対象データの解読に用いる鍵データを画像化して配置する。
[0035]
 第1領域E1には、位置決め用シンボル32が1個配置されると共に、アライメントパターン33が配置され、第2領域E2には、位置決め用シンボル32が2個配置されている。
[0036]
 さらに、生成部102は、生成したQRコード31を、第1領域E1と、第2領域E2とに分割し、第1領域E1を示す第1画像G1(図4A参照)と、第2領域E2を示す第2画像G2(図4B参照)とを生成する。図4A及び図4Bはそれぞれ、QRコード31を分割した画像の一例を示した図である。
[0037]
 制御部100は、画像形成部12を制御し、生成部102が生成した第1画像G1を画像形成部12に印刷させる。これにより、第1画像G1が形成された印刷物P1(図5を参照)が作成される。制御部100は、第2画像G2については画像形成部12による印刷を行わせない。その代わりに、制御部100は、第2画像G2を、ネットワークインターフェイス部91により、予め定められた外部装置20(例えば、サーバー2)に向けて送信させる。
[0038]
 図5は、QRコード31を分割した第1画像G1が形成された印刷物P1の一例を示した図である。印刷物P1は、ユーザーが使用する複合機等の画像形成装置1で印刷された印刷物である。上記したように、第1画像G1には、移行対象データが画像化されているが、第1画像G1はQRコード31の一部でしかないため、第1画像G1だけでは移行対象データを読み出すことはできない。
[0039]
 第2画像G2は、サーバー2へ送信され、サーバー2で管理されるので、サービスパーソンが使用する端末装置3で取得可能である。従って、サービスパーソンは端末装置3で取得した第2画像G2を、プリンター4を使って、記録紙に印刷することで、第2画像G2が形成された印刷物P2(図6を参照)を用意する。図6は、QRコード31を分割した第2画像G2が形成された印刷物P2の一例を示した図である。
[0040]
 QRコード31を分割した第2画像G2は、印刷物P2の右端ギリギリに、第1画像G1との境界線が右端に沿うように形成されるように設定されていることが望ましい。第2画像G2が、図6に示したように印刷物P2の右端ギリギリに形成されることで、図7に示すように、印刷物P1と印刷物P2とを重ねて、第1画像G1と第2画像G2とを並べれば、完全なQRコード31を作り出すことができる。
[0041]
 検出部103は、操作受付部101が、QRコード31から移行対象データを取り出すユーザー要求(第2要求)を受け付けると、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿画像の中から、QRコード31を検出する。
[0042]
 解析部104は、検出部103が検出したQRコード31を解析して、QRコード31に含まれる移行対象データを読み取る。具体的には、解析部104は、QRコード31に含まれる移行対象データを読み取って、当該移行対象データに含まれる設定情報に基づいて、画像形成装置1の各設定を書き換える。更に解析部104は、当該移行対象データに含まれるライセンス情報に基づいて、拡張機能を有効にする。
[0043]
 次に、第1実施形態に係る画像形成装置1で行われる処理の一例について、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、操作受付部101が、ユーザーからの上記第1要求を受け付けた場合に行われる処理である。すなわち、この処理は、リプレイス機(例えば、画像形成装置1B)ではなく、現有機(例えば、画像形成装置1A)で行われる処理である。
[0044]
 まず、生成部102が、設定情報記憶部112に記憶されている設定情報と、ライセンス情報記憶部113に記憶されているライセンス情報とを読み出し、読み出した情報を画像化してQRコード31を生成し(S1)、生成したQRコード31を分割して、第1領域E1を示す第1画像G1と、第2領域E2を示す第2画像G2とを生成する(S2)。なお、ここでは完全なQRコード31を生成した後に、QRコード31を分割することによって、第1画像G1及び第2画像G2を生成する場合について説明しているが、完全なQRコード31を生成せず、生成部102は、はじめから第1画像G1及び第2画像G2を生成してもよい。なお、このようにはじめから第1画像G1及び第2画像G2を生成する処理も、特許請求の範囲における生成部により二次元コードを生成する処理に含まれるものとする。
[0045]
 続いて、制御部100は、画像形成部12に第1画像G1を印刷させる(S3)。これにより、印刷物P1が作成される。更に制御部100は、ネットワークインターフェイス部91により第2画像G2をサーバー2に向けて送信させる(S4)。この後、処理は終了する。
[0046]
 次に、第1実施形態に係る画像形成装置1で行われる処理の一例について、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、操作受付部101が、ユーザーからの上記第2要求を受け付けた状態で、更に、操作受付部101が、原稿読み取りのユーザー指示を受け付けた場合に行われる処理である。すなわち、この処理は、現有機(例えば、画像形成装置1A)ではなく、リプレイス機(例えば、画像形成装置1B)で行われる処理である。
[0047]
 ユーザーが、QRコード31が完成するように、図7に示したようにして、印刷物P1,P2をコンタクトガラス上に載置しているものとする。制御部100は、原稿読取部5を制御して、コンタクトガラスに載置されている原稿を原稿読取部5に読み取らせる(S11)。その後、検出部103は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿画像の中から、QRコード31を検出する(S12)。このとき、上記のようにQRコード31が完成するように載置された印刷物P1,P2が読み取られた画像に基づいて、検出部103はQRコード31を検出することができる。なお、画像の中から、QRコード31を検出する処理には、既知の技術を用いる。
[0048]
 続いて、制御部100は、検出部103がQRコード31の検出に成功したか否かを判断する(S13)。制御部100が、検出部103がQRコード31の検出に成功したと判断した場合(S13でYES)、解析部104は、検出部103が検出したQRコード31を解析して、QRコード31に含まれる移行対象データを読み取り、当該移行対象データに含まれる設定情報に基づいて画像形成装置1の各設定を書き換え、当該移行対象データに含まれるライセンス情報に基づいて拡張機能を有効にするといったリプレイス処理を行う(S14)。その後、制御部100は、「リプレイス処理が完了しました」というようなメッセージを表示部473に表示させる(S15)。これにより、リプレイスが完了したことがユーザーに伝えられる。この後、処理は終了する。
[0049]
 一方、制御部100は、検出部103がQRコード31の検出を成功していないと判断した場合(S13でNO)、「QRコードの検出に失敗しました」というようなメッセージを表示部473に表示させる(S16)。これにより、QRコード31の検出に失敗したことがユーザーに伝えられる。この後、処理は終了する。
[0050]
 当該第1実施形態によれば、移行対象データ(例えば、設定情報及びライセンス情報)がQRコード31に画像化され、リプレイスにQRコード31を利用することが可能となるので、ユーザーが手動で一つ一つ再設定を行わなくてよく、リプレイス処理を簡単に行えるようにすることができる。
[0051]
 また、QRコード31内の第1領域E1を示す第1画像G1については印刷されるが、第1領域E1を除いた残りの領域である第2領域E2を示す第2画像G2については印刷されずサーバー2に送信される。従って、リプレイス処理のために利用するQRコード31は、第1画像G1と第2画像G2とに分割され、別々に管理されるので、移行対象データの機密性が保たれる。これにより、機密性を確保しつつもリプレイス処理を簡単に行える。
[0052]
 なお、上記第1実施形態では、第1画像G1を印刷する場合について説明しているが、別の実施形態として、制御部100は、表示部473を制御して、第1画像G1を表示部473に表示してもよい。ユーザーは、表示部473に表示された第1画像G1を、カメラ付きの携帯端末等で撮影し、撮影画像を印刷することで、印刷物P1を取得することができる。
[0053]
 また、上記第1実施形態では、QRコード31を2個に分割する場合について説明しているが、分割個数は2個ではなく、3個以上であってもよい。例えば、3個に分割したうちの2個の分割画像を第1画像G1として印刷又は表示し、残り1個の分割画像を第2画像G2として外部装置20であるサーバー2へ送信するようにしてもよい。
[0054]
 次に、第2実施形態に係る画像形成装置1を説明する。図10は、第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。第2実施形態に係る画像形成装置1は、図2に示した第1実施形態に係る画像形成装置とは、検出部103が、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿画像の中から、QRコード31内の第1画像G1及び第2画像G2をそれぞれ個別に検出する点で相違し、更に、合成部105を備える点で相違する。
[0055]
 検出部103は、原稿画像の中から、位置決め用シンボル32を検出し、位置決め用シンボル32を1個含む矩形画像を第1画像G1として検出し、位置決め用シンボル32を2個含む矩形画像を第2画像G2として検出する。
[0056]
 第1画像G1及び第2画像G2はいずれも、黒部と白部が混在したもので、完全な矩形画像ではないので、検出部103による第1画像G1及び第2画像G2の検出精度が低下するおそれがある。そこで、検出部103は、原稿画像に対して、ガンマ補正等の画像処理を施して、第1画像G1及び第2画像G2を黒一色の単純な図形(すなわち、完全な矩形画像)に変更し、原稿画像内における第1画像G1及び第2画像G2の正確な位置を検出し、上記検出精度が高まるようにするのが好ましい。
[0057]
 合成部105は、検出部103が検出した第1画像G1と、第2画像G2とを合成して、完全なQRコード31を生成する。
[0058]
 これにより、図7に示したように、第1画像G1と第2画像G2とが並ぶように、印刷物P1,P2をコンタクトガラスに載置せず、原稿読取部5により第1画像G1及び第2画像G2を別個に読み取った場合であっても、画像形成装置1の内部でQRコード31を生成することが可能になる。
[0059]
 また、このように第1画像G1と第2画像G2とを別々に原稿読取部5に読み取らせて、QRコード31を生成することを可能とした場合、第2画像G2を印刷して印刷物P2を用意しなくてもよい。例えば、サービスパーソンは、第2画像G2が表示された端末装置3をコンタクトガラスに載せることで、画像形成装置1に第2画像G2を読み取らせることも可能になる。
[0060]
 また、更に別の実施形態として、生成部102は、予め定められた取り決め情報(例えば、曜日又は日付等)に基づいて、移行対象データを示す画像、及び当該移行対象データの解読に用いる鍵データを示す画像の少なくとも一方を変更するようにし、解析部104は、当該取り決め情報に基づいて変更される、移行対象データを示す画像、及び鍵データを示す画像から移行対象データを解析するようにしてもよい。これにより、曜日や日付によって変わる第1画像G1及び第2画像G2に基づいてしか移行対象データを解析できないため、機密性をより確実に確保することができる。
[0061]
 また、ここまで、画像形成装置1が第2画像G2を生成する場合について説明しているが、更なる別の実施形態として、第2画像G2については、画像形成装置1ではなく、別の装置で生成するようにしてもよい。例えば、販売会社で使用する端末装置3が、第2画像G2を生成するようにしてもよい。なお、この場合も、上記取り決め情報に基づいて、画像形成装置1が第1画像G1を生成し、端末装置3が第2画像G2を生成するようにしてもよい。
[0062]
 本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、スキャナー機能やプリント機能、ファクシミリ機能等を有した他の画像形成装置でもよい。
[0063]
 また、上記実施形態では、図1乃至図10を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。

請求の範囲

[請求項1]
 記録紙に画像を形成する画像形成部と、
 表示部と、
 外部装置との間で通信を行う通信部と、
 自画像形成装置から他画像形成装置に移行させる移行対象データを画像化して二次元コードを生成する生成部と、
 前記画像形成部又は前記表示部を制御して、前記生成部が生成した前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像に対して印刷又は表示の出力を行う一方、前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像については前記出力を行わず、前記通信部から予め定められた前記外部装置へ送信する制御部と、を備える画像形成装置。
[請求項2]
 更に、前記生成部は、前記第1領域内に、前記移行対象データを画像化して配置する請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項3]
 更に、前記生成部は、前記第2領域内に、前記画像化された前記移行対象データの解読に用いる鍵データを画像化して配置する請求項2に記載の画像形成装置。
[請求項4]
 前記生成部は、予め定められた取り決め情報に基づいて、前記移行対象データを示す画像を変更する請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項5]
 前記移行対象データは、自画像形成装置の設定情報を含む請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項6]
 前記移行対象データは、拡張機能を有効にするためのライセンス情報を含む請求項1に記載の画像形成装置。
[請求項7]
 記録紙に画像を形成する画像形成部と、
 表示部と、
 自画像形成装置から他画像形成装置へ移行させる移行対象データを画像化して二次元コードを生成する生成部と、
 前記画像形成部又は前記表示部を制御して、前記生成部が生成した前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像に対して印刷又は表示の出力を行うが、前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像については前記出力を行わない制御部と、を備え、
 更に、前記生成部は、前記第1領域内に、前記移行対象データを画像化して配置する画像形成装置。
[請求項8]
 前記生成部は、予め定められた取り決め情報に基づいて、前記移行対象データを示す画像を変更する請求項7に記載の画像形成装置。
[請求項9]
 前記移行対象データは、自画像形成装置の設定情報を含む請求項7に記載の画像形成装置。
[請求項10]
 前記移行対象データは、拡張機能を有効にするためのライセンス情報を含む請求項7に記載の画像形成装置。
[請求項11]
 他画像形成装置から自画像形成装置へ移行させる移行対象データが画像化された二次元コードを解析して移行対象データを読み出し、当該移行対象データを用いて自画像形成装置の設定を書き換える解析部と、
 原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
 前記原稿読取部による読み取りで得られた原稿画像の中から、前記二次元コード内の予め定められた第1領域を示す第1画像、及び前記二次元コード内の前記第1領域を除いた残りの領域である第2領域を示す第2画像を検出する検出部と、
 前記検出部が検出した前記第1画像と、前記第2画像とを合成して、完全な前記二次元コードを生成する合成部と、を備え、
 前記解析部は、前記合成部により生成された前記完全な二次元コードを解析して、前記移行対象データを読み出す画像形成装置。
[請求項12]
 前記検出部は、前記原稿読取部による読み取りで得られた原稿画像に対して、ガンマ補正の画像処理を施して、前記第1画像及び前記第2画像を黒一色の矩形画像に変更してから、前記第1画像及び前記第2画像を検出する請求項11に記載の画像形成装置。
[請求項13]
 前記二次元コードは、QRコード(登録商標)である請求項1に記載の画像形成装置。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4A]

[ 図 4B]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]