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1. WO2020195923 - MEDICAL POWER SUPPLY SYSTEM, INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING METHOD, IMAGE PROCESSING DEVICE, AND IMAGE PROCESSING METHOD

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明 細 書

発明の名称 医療用電源システム、情報処理装置、情報処理方法、画像処理装置、画像処理方法

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017  

図面の簡単な説明

0018  

発明を実施するための形態

0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088   0089   0090   0091   0092   0093   0094   0095   0096   0097   0098   0099   0100   0101   0102   0103   0104   0105   0106   0107   0108   0109   0110   0111   0112   0113   0114   0115   0116   0117   0118   0119   0120   0121   0122   0123   0124   0125   0126   0127   0128   0129   0130   0131   0132   0133   0134   0135   0136   0137   0138   0139   0140   0141   0142   0143   0144   0145   0146   0147   0148   0149   0150   0151   0152   0153   0154   0155   0156   0157   0158   0159   0160   0161   0162   0163   0164   0165   0166   0167   0168   0169   0170   0171   0172   0173   0174   0175   0176   0177   0178   0179   0180   0181   0182   0183   0184   0185   0186   0187   0188   0189   0190   0191   0192   0193   0194   0195   0196   0197   0198   0199   0200   0201   0202   0203   0204   0205   0206   0207   0208   0209   0210   0211   0212   0213   0214   0215   0216   0217   0218   0219   0220   0221   0222   0223   0224   0225   0226   0227   0228   0229   0230   0231   0232   0233   0234   0235   0236   0237   0238   0239   0240   0241   0242   0243   0244   0245   0246   0247   0248   0249   0250   0251   0252   0253   0254   0255   0256   0257   0258   0259  

符号の説明

0260  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12   13   14   15   16   17   18   19   20   21   22  

明 細 書

発明の名称 : 医療用電源システム、情報処理装置、情報処理方法、画像処理装置、画像処理方法

技術分野

[0001]
 本技術は、医療用電源システム、情報処理装置、情報処理方法、画像処理装置、画像処理方法に関し、例えば、医療機器の電力を適切に制御するようにした医療用電源システム、情報処理装置、情報処理方法、画像処理装置、画像処理方法に関する。

背景技術

[0002]
 医療用機器が消費する電力は、通常時には商用交流電源から供給され、商用交流電源に異常が発生、例えば、瞬間的な電圧の低下(瞬断)や突然の停電等が発生したときには、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)から供給されるように構成されていることが多い。
[0003]
 UPSは、商用交流電源が正常である場合、商用交流電源からの電力を医療用機器などの負荷機器に供給し、商用交流電源が異常である場合、その出力を切り替えて、内蔵するバッテリからの電力を負荷機器に供給することができる。これにより、UPSが接続された負荷機器は、商用交流電源に異常が発生しても、UPS内のバッテリから供給される電力を使用することができるので、処理をそのまま続行することが可能になる。
[0004]
 特許文献1では、X線イメージングシステムにおいて、機器の稼働状況に応じて電力配分を動的に制御することが開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特開2005-57997号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 UPSは、電源容量が限られているため、UPSから電力が医療機器に供給されているときに、容量がなくなり電力供給がたたれるようなことがないように、できるだけ使用容量(接続容量)を節約することが望まれる。また使用容量を節約するための適切な電力制御が行われるようにすることが望まれている。
[0007]
 本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電力供給における制御を適切に行うことができるようにするものである。

課題を解決するための手段

[0008]
 本技術の一側面の医療用電源システムは、手術室に設置されている医療機器に接続されている第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とデータの授受を行う第2の処理装置とを含む医療用電源システムにおいて、前記医療機器からデータを取得する取得部と、前記データに基づいて、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記手術室内の少なくとも1つの医療機器の電源状態を制御する制御部とを備える。
[0009]
 本技術の一側面の情報処理装置は、医療機器からデータを取得する取得部と、前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部とを備える。
[0010]
 本技術の一側面の情報処理方法は、医療機器の電源状態を制御する情報処理装置が、前記医療機器からデータを取得し、前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する。
[0011]
 本技術の一側面の画像処理装置は、医療機器で撮影された映像データを取得する取得部と、前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部とを備える。
[0012]
 本技術の一側面の画像処理方法は、医療機器に接続され、前記医療機器からの映像データを処理する画像処理装置が、前記医療機器で撮影された映像データを取得し、前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する。
[0013]
 本技術の一側面の医療用電源システムにおいては、手術室に設置されている医療機器に接続されている第1の情報処理装置と、第1の情報処理装置とデータの授受を行う第2の処理装置とが含まれる。医療機器からデータが取得され、そのデータに基づいて、医療機器の使用状態が判定され、医療機器の使用状態に基づいて、手術室内の少なくとも1つの医療機器の電源状態が制御される。
[0014]
 本技術の一側面の情報処理装置および情報処理方法においては、医療機器からデータが取得され、取得されたデータが解析され、医療機器の使用状態が判定され、判定された医療機器の使用状態に基づいて、医療機器の電源状態が制御される。
[0015]
 本技術の一側面の画像処理装置および画像処理方法においては、医療機器で撮影された映像データが取得され、映像データが解析され、医療機器の使用状態が判定され、判定された医療機器の使用状態に基づいて、医療機器の電源状態が制御される。
[0016]
 なお、情報処理装置および画像処理装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
[0017]
 また、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、または、記録媒体に記録して、提供することができる。

図面の簡単な説明

[0018]
[図1] 本技術を適用した医療用電源システムの一実施の形態の構成を示す図である。
[図2] IPCについて説明するための図である。
[図3] 医療用電源システムの機能について説明するための図である。
[図4] 医療用電源システムの第1の動作について説明するための図である。
[図5] サーバの第1の処理について説明するための図である。
[図6] 内視鏡システムのテーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図7] 内視鏡システムのテーブルに基づく他の処理について説明するための図である。
[図8] 超音波画像診断システムのテーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図9] 術野カメラのテーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図10] 術場カメラのテーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図11] 不使用と判定されるモニタの位置について説明するための図である。
[図12] 電源管理テーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図13] 電源管理テーブルの一例を示す図である。
[図14] サーバの第2の処理について説明するための図である。
[図15] 複数機器のテーブルに基づく処理について説明するための図である。
[図16] 医療用電源システムの機能について説明するための図である。
[図17] 医療用電源システムの第2の動作について説明するための図である。
[図18] サーバの第3の処理について説明するための図である。
[図19] サーバの第4の処理について説明するための図である。
[図20] 医療用電源システムの機能について説明するための図である。
[図21] 医療用電源システムの第3の動作について説明するための図である。
[図22] 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。

発明を実施するための形態

[0019]
 以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
[0020]
 <医療用電源システムの構成例>
 本技術は、電力の供給を制御する装置や、そのような装置を含むシステムに適用できる。また、電力を供給するのは、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)である場合を例に挙げて説明を続ける。
[0021]
 電力が供給されることで動作する機器は、通常時には商用交流電源から供給され、商用交流電源に異常が発生、例えば、瞬間的な電圧の低下(瞬断)や突然の停電等が発生したときには、UPSから供給されるように構成されている機器がある。特に、医療用の機器は、停電などにより電力の供給が停止し、機器が動作しないような状況が発生することを防ぐ必要があるため、UPSが接続されている機器が多い。
[0022]
 ここでは、医療用の機器にUPSが接続され、UPSから機器に電力が供給されているときに、その電力の供給が適切に行われる用にする場合を例に挙げて説明する。しかしながら、以下の説明は一例であり、医療機器以外の機器に対する電力の供給の制御や、UPS以外、例えば、商用交流電源から電力が供給される場合にも、本技術は適用できる。
[0023]
 図1は、本技術を適用した情報処理装置、画像処理装置を含む医療用電源システムの一実施の形態の構成を示す図である。
[0024]
 以下の説明において、医療用の機器(医療機器)との記載をするが、医療機器とは、病院内に設置されている機器であるとする。例えば、図1の手術室Aに設置されているとして説明する各種の機器は、医療機器である。
[0025]
 図1に示した医療用電源システムは、手術室A乃至Cの3室にそれぞれ設置されている医療機器の電力供給に係わる制御を行う。手術室A乃至Cには、それぞれ医療機器が設置されているが、ここでは、手術室Aに設置されている医療機器を例に挙げて説明する。
[0026]
 手術室Aには、術場カメラ10、術野カメラ11、内視鏡システム12、ビデオ顕微鏡システム13、超音波画像診断システム14、バイタルモニタ15、モニタ16-1、モニタ16-2、IP(Internet Protocol)スイッチャ17、コントローラ18が設置されている。また、内視鏡システム12、ビデオ顕微鏡システム13、超音波画像診断システム14、バイタルモニタ15、モニタ16-1、モニタ16-2のそれぞれは、IPC(Internet Protocol Converter)19-1乃至19-6と接続されている。
[0027]
 以下の説明において、モニタ16-1とモニタ16-2を個々に区別する必要がない場合、単にモニタ16と記述する。またIPC19-1乃至19-6も、個々に区別する必要がない場合、単にIPC19と記述する。
[0028]
 術場カメラ10、術野カメラ11、IPC19-1乃至19-6、IPスイッチャ17、およびコントローラ18は、ネットワークで接続され、データの授受が行えるように構成されている。ネットワークは、有線および/または無線で構成される。IPスイッチャ17は、サーバ31と接続され、サーバ31とデータの授受を行えるように構成されている。
[0029]
 サーバ31は、UPS51と接続され、UPS51に電力の供給基が切り替えられたことや、容量などをモニタする。サーバ31は、後述するUPS51から電力の供給を受けている機器の電源のオンやオフの状態を制御したり、手術室Aに設置されている機器からの画像を処理したりする。UPS51は、専用の回線などを介して、各機器と接続されている。
[0030]
 UPS51は、一般的に、例えば金融機関のオンラインシステムやインターネットデータセンタのような大規模なシステムや設備から、サーバやパーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器およびネットワーク機器まで、さまざまな規模における重要なシステムを、停電や電源トラブル(障害)から守る電源システムである。
[0031]
 UPS51は、整流器やインバータと呼ぶ電力変換部(電気回路)と蓄電部(主にバッテリ)の組み合わせで構成され、停電や瞬低が発生した際に蓄電池に蓄えられた電力により安定した電力を供給し続けるとともに、電力変換装置の機能によって電源トラブルが機器に与える影響を防ぐ働きをする。特に電力の安定化能力を持つ中規模以上のUPSは、負荷装置に対して「定電圧・定周波数」の供給を実現することが使命のひとつであるため、CVCF(Constant Voltage & Constant Frequency)と称されることがある。
[0032]
 また、UPS51の種類としては、常時インバータ給電方式UPS、ラインインタラクティブUPS、常時商用給電方式UPSなどと称される種類がある。例えば、常時インバータ給電方式UPSは、商用電力の状態に関わらずインバータによって、常に調整された安定した出力を接続機器へ出力する方式であり、通常インバータ回路が常に給電することになるため、常時インバータ給電方式と称される。
[0033]
 常時インバータ給電方式UPSは、商用電源に生じる電源障害が機器に伝わることはなく、停電発生時にも運転切り換え時の断時間を発生することなくクリーンな電力を供給することが可能である。また連続したインバータ運転が可能であるため、バッテリを増設することでバックアップ時間の延長が可能であることも特長とされている。
[0034]
 医療用電源システムを構成するUPS51には、常時インバータ給電方式のUPSを用いることができる。また、ラインインタラクティブUPS、常時商用給電方式UPSなどの他の方式も適用することができる。
[0035]
 一般的に、病院内に設置されている機器の内、停電など非常事態が発生したときでも動作し続ける必要のある機器は、無停電のコンセント(UPSに繋がるコンセント)に挿され、瞬停しても良い機器は、非常用電源のコンセントに挿され、これら以外の機器は、通常商用コンセントに挿されている。本技術を適用した場合も、このように、物理的に決め打ちでの電力配分を行うようにすることができる。
[0036]
 術場カメラ10は、手術室内を撮影する。術野カメラ11は、主に術部を撮影し、術部を含む手術室内を撮影する。術場カメラ10と術野カメラ11が、IPカメラである場合、IPC19を介さずにIPスイッチャ17と接続される。図1では、術場カメラ10と術野カメラ11はIPカメラであるとし、IPC19を介さずにIPスイッチャ17と接続されている例を示している。
[0037]
 内視鏡システム12は、体外から体腔内に挿入して、体腔内面や臓器表面を観察したり、写真撮影したりするための機器である。内視鏡システム12は、金属管でできた硬性内視鏡と、自由に屈曲できる光ファイバでできた可撓性のファイバスコープに大別できる。内視鏡システム12には、硬性内視鏡またはファイバスコープを含み、硬性内視鏡またはファイバスコープから得られた画像を表示するモニタが含まれる。
[0038]
 内視鏡システム12は、口から挿入する喉頭鏡、気管支鏡、食道鏡、胃鏡、胃カメラ、十二指腸鏡、肛門から挿入する直腸鏡、尿道から挿入する尿道鏡、膀胱鏡、腹壁や胸壁に小切開を加えて挿入する腹腔鏡、胸腔鏡、縦隔鏡などがあり、本技術は、これらのいずれにも適応できる。
[0039]
 ビデオ顕微鏡システム13は、例えば脳神経外科や眼科等の微細な領域が対象となる外科手術において、術部を拡大観察するための機器である。ビデオ顕微鏡システム13は、撮像素子を備え、術部を電子的に撮像することが可能な電子撮像式の顕微鏡部を備える。また、ビデオ顕微鏡システム13は、顕微鏡部によって撮影された術部の映像が、手術室内に設置されるモニタに表示され、術者は、モニタに映し出された術部の映像を観察しながら手術を行うことができるように構成されている。
[0040]
 超音波画像診断システム14は、超音波を利用して生体内の状態(形態、動態、機能)を調べる機器であり、身体に超音波を送信し、組織からの反射(エコー)を映像化することで、身体の断面画像を得るシステムである。
[0041]
 バイタルモニタ15は、患者のバイタルサインを継続的に測定、監視する機器である。バイタルモニタ15は、例えば、心拍、脈拍、血圧、体温、心電図、血中酸素濃度などを測定、監視する。
[0042]
 これらの機器からの映像、例えば、内視鏡システム12で得られる映像は、内視鏡システム12に含まれるモニタや、モニタ16に映し出される。術者は、内視鏡システム12で得られた映像を確認したいときには、内視鏡システム12からの映像を映しているモニタを確認し、バイタルモニタ15を確認したいときにはバイタルモニタ15を確認する。
[0043]
 このように、個々の映像を確認するために、異なるモニタを確認しなくてならないと手術効率が低下してしまう可能性がある。そこで、モニタに複数の医療画像を同時に表示することで、様々な情報を同時に一読することができるようにし、手術効率が向上するようにする。
[0044]
 図2を参照し、モニタに複数の医療画像を同時に表示するシステムについて説明を加える。図2は、図1に示した医療用電源システムの一部を示している。図2に示した医療用電源システムにおいて、IPC19を備えることで、病院内における画像を記録および管理すると共に、記録および管理された画像と、手術中の画像とを、1枚の画像に合成して、術者に提示することができる。
[0045]
 内視鏡システム12は、撮影したストリーム画像を、例えば、3G-SDI(3Gbps-Serial Digital Interface)のYCC/422/10bit等の画像信号としてIPC19-1に出力する。なお、画像信号の形式は、3G-SDIのYCC/422/10bitに限定されるものではなく、それ以外の様々な形式であってよい。同様に、バイタルモニタ15は、得られた信号をIPC19-1に出力する。
[0046]
 IPC19-1とIPC19-4は、それぞれ送信側のIPC19として機能する。IPC19-1とIPC19-4は、供給されたストリーム画像を構成する画像信号を、例えば、LLVC(Low Latency Video Codec)等のストリーム形式にエンコードし、IPパケット化してネットワーク信号として、IPスイッチャ17を介してIPC19-5またはサーバ31に出力する。
[0047]
 ストリーム画像のエンコードの種別は、LLVC以外でもよく、例えば、H264(MPEG-4 Part 10 Advanced Video Coding)、JPEG2000(Joint Photographic Experts Group 2000)、およびDPCM(Differential Pulse Code Modulation)等でもよい。
[0048]
 サーバ31は、例えば、病院内に設けられるOR(Operation Room)サーバ等であり、病院内で予め撮像されるCT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像、およびX線画像等の様々な種類の画像(いわゆる、マルチモダリティな画像)を、IPスイッチャ17を介して取得すると共に記憶して管理し、必要に応じてIPスイッチャ17を介してIPC19に出力する。また、サーバ31は、後述するように、機器の電源をオフにしたり、省電力状態にしたりする制御も行う。
[0049]
 IPC19-5は、受信側のIPC19として機能する。IPC19-5は、IPスイッチャ17を介して他のIPC19から送信されてきた画像やサーバ31より供給される様々な画像を、1枚の画像に処理して、画像信号としてモニタ16-1に出力して表示させる。
[0050]
 このような構成により、IPC19は、術者に対して、予め病院内において撮像されたCT画像、MRI画像、およびX画像等、並びに、術野、内視鏡画像、および腹腔鏡画像等を合成し、1枚の画像にして、モニタ16に表示することで、術者に対して必要な情報を提示する。ここで、LLVCやH264については、視覚的ロスレスな圧縮方式であり、JPEG2000やDPCMは、ロスレスな圧縮方式であるので、1枚のPinP画像に合成する場合については、メイン画像として合成するような、例えば、術野画像、内視鏡画像、および腹腔鏡画像等については、エンコードの方式をJPEG2000やDPCMとし、サブ画像となるような画像については、LLVCやH264にするようにしてもよい。
[0051]
 <医療用電源システムの機能、第1の動作>
 図1に示した医療用電源システムの機能と動作について説明する。以下の説明においては、医療用電源システムが行う電源管理について説明する。また、電源の管理は、IPC19から得られる映像を解析し、その解析結果に基づき、手術室内に設置されている機器の電源がオフにされたり、省電力状態に移行されたりする。
[0052]
 図3に、医療用電源システムの機能構成例を示す。IPC19は、接続機器情報取得部71、映像データ取得部72、および送受信部73を備える。サーバ31は、テーブル記憶部81、テーブル選択部82、使用状態判定部83、電源制御部84、および送受信部85を備える。
[0053]
 接続機器情報取得部71は、IPC19が接続されている機器の情報(以下、接続機器情報と記述する)を取得する。接続機器情報取得部71は、取得した接続機器情報を記憶する機能を有していても良い。映像データ取得部72は、IPC19が接続されている機器で撮影された映像の映像データを取得する。送受信部73は、接続機器情報や映像データをサーバ31に送信し、サーバ31からのデータを受信する。
[0054]
 テーブル記憶部81は、後述する判定テーブルや電源管理テーブルを記憶している。テーブル選択部82は、テーブル記憶部81に記憶されている複数のテーブルから、例えば、接続機器情報が示す機器と関連付けられているテーブルを選択する。
[0055]
 使用状態判定部83は、テーブル選択部82により選択されたテーブルに基づき、また、IPC19側から送信されてきた映像データを解析し、機器の使用状態を判定する。電源制御部84は、使用状態判定部83により不使用と判定された機器の電源をオフにしたり、省電力状態に移行させたりする制御を行う。送受信部85は、IPC19とのデータの授受を行う。
[0056]
 図3に示した医療用電源システムの第1の動作として、IPC19からの映像をサーバ31が解析し、電源を制御する機器を設定する場合を例に挙げて説明を続ける。
[0057]
 以下に説明する動作は、手術室内の医療機器に、商用交流電源から、UPS51に電源が切り替えられたときから行われるようにすることができる。換言すれば、非常時に、UPS51の電力配分を適切に行うときに実行されるようにすることができる。
[0058]
 また、非常時だけでなく、通常時、すなわち手術室内の医療機器に、商用交流電源から電力が供給されているときにも、以下に説明する動作が実行されるようにすることができる。
[0059]
 すなわち、本技術は、常に電力消費を適切に制限できるようにする場合にも適用できるし、特に電力消費量を抑えたい非常時に、電力消費を適切に制限できるようにする場合にも適用できる。
[0060]
 図4は、医療用電源システムの第1の動作について説明するための図である。サーバ31の詳細な動作については、図5以降を参照して説明する。
[0061]
 IPC19の接続機器情報取得部19は、ステップS11において、自己が接続されている機器の情報(接続機器情報)を取得し、送受信部73によりサーバ31に対して送信する。
[0062]
 IPC19は、機器と接続され設置されるとき、例えば内視鏡システム12と接続されたとき、内視鏡システム12に接続されたという接続機器情報が設定される。この設定された接続機器情報が、ステップS11において取得されるようにしても良い。
[0063]
 また、医療機器は、DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)で規定されるフォーマットにより画像データや画像データに付随するデータ(以下、メタデータと記述する)を生成する。DICOMは、内視鏡システム12やビデオ顕微鏡システム13などで撮影された医用画像のフォーマットと、それらを扱う医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格である。
[0064]
 メタデータには、接続機器情報が記載されているため、そのメタデータを参照することで、接続機器情報を読み出すことができる。IPC19は、接続されている機器から画像データと、画像データに付随するメタデータを取得した場合、取得したメタデータに記載されている接続機器情報を読み出すことで、接続機器情報を取得するようにすることができる。
[0065]
 IPC19は、取得した接続機器情報を、サーバ31に対して送信する。サーバ31は、ステップS31においてIPC19からの接続機器情報を送受信部85で受信すると、ステップS32に処理を進める。
[0066]
 ステップS32において、サーバ31のテーブル選択部82は、接続機器情報が表す機器に対応する判定テーブルをテーブル記憶部81に記憶されている複数の判定テーブル内から選択する。
[0067]
 サーバ31のテーブル記憶部81には、機器毎に判定テーブルを有している。例えば、術野カメラ11用の判定テーブルや、内視鏡システム12用の判定テーブルなどを有している。判定テーブルは、機器が使用中であるか否かを判定するためのテーブルである。
[0068]
 機器が使用中とは、機器の本来の目的で使用されているときを表し、単に電源がオンにされているといった状態は含まれないとする。また機器の本来の目的で使用されているときとは、例えば、内視鏡システム12の場合、体腔内を撮影しているなど、手術に用いられているときのことを意味する。
[0069]
 IPC19の映像データ取得部72は、ステップS12において、接続されている機器から映像データを取得し、送受信部73によりサーバ31に対して送信する。サーバ31は、ステップS33においてIPC19からの映像データを送受信部85で受信すると、ステップS34に処理を進める。
[0070]
 ステップS34において、サーバ31の使用状態判定部83は、機器の使用状態を判定する。サーバ31の使用状態判定部83は、ステップS32において選択した判定テーブルに基づき、IPC19を介して送信されてきた映像データを解析し、機器の使用状態を判定する。この判定の仕方については、図6乃至10を参照して後述する。
[0071]
 ステップS34において、使用中ではない(不使用)と判定された機器があった場合、ステップS35に処理が進められる。ステップS35において、サーバ31の電源制御部84により不使用機器への通知が行われる。
[0072]
 ステップS13において、IPC19は、サーバ31からの通知を受け取ると、ステップS14に処理を進める。ステップS14において、IPC19は、接続されている機器に対して、省電力状態に移行するように指示を出す。
[0073]
 ここでは、省電力状態に移行することを一例としてあげるが、例えば、電源をオフにすることを促すメッセージをモニタ上に表示させたり、電源をオフにしたりしても良い。
[0074]
 <サーバ31の第1の処理>
 図5を参照し、サーバ31の処理について説明を加える。
[0075]
 ステップS71において、サーバ31の送受信部85は、IPC19から、接続機器情報を受信する。サーバ31は、IPC19から、接続機器情報を受信すると、ステップS72に処理を進め、接続機器情報が表す機器に対応する判定テーブルが、テーブル選択部82により選択される。
[0076]
 ステップS73において、使用状態判定部83は、接続機器情報を送信してきたIPC19を介して送信されてきた接続機器からの映像データを用いて、画像解析が行われる。この画像解析は、ステップS74において実行される判定テーブルに基づく処理を行うために必要とされる情報を抽出するための解析である。
[0077]
 ステップS74において、使用状態判定部83は、判定テーブルに基づく処理が実行される。ステップS74において使用状態判定部83により実行される判定テーブルに基づく処理について、図6乃至10を参照して説明する。
[0078]
 ここでは、判定テーブルに基づく処理を、フローチャートで表し説明を行うが、ルックアップテーブルを用意しておき、そのルックアップテーブルが参照されることで判定処理が行われるようにしても良い。
[0079]
 <内視鏡システム、顕微鏡システムの使用状態の判定>
 図6に示したフローチャートは、判定テーブルとして、内視鏡システム12用の判定テーブルが選択されたときの処理を説明するためのフローチャートである。なお、内視鏡システム12用の判定テーブルは、ビデオ顕微鏡システム13用の判定テーブルとしても使用できるため、ここでは、内視鏡システム12とビデオ顕微鏡システム13は、共通の判定テーブルが用いられるとして説明を続ける。
[0080]
 また、以下の説明では、接続機器情報が内視鏡システム12を表し、内視鏡システム12用の判定テーブルが選択された場合を例に挙げて説明するが、適宜、内視鏡システム12をビデオ顕微鏡システム13と読み替えることで、ビデオ顕微鏡システム13に対しても適用できる。
[0081]
 ステップS101において、映像は、無関係映像であるか否かが判定される。内視鏡システム12により撮影される映像は、臓器などの体腔内を撮影したときに得られる映像である。同じく、ビデオ顕微鏡システム13により撮影される映像も、臓器などの体腔内を撮影したときに得られる映像である。
[0082]
 サーバ31は、内視鏡システム12から送信されてきた映像データを解析することで、臓器などの体腔内を撮影したときに得られた映像であるか否かを判定する。例えば、臓器などの体腔内を撮影したときに得られる映像は、画面全体における赤色(血の色)が占める割合が高くなる傾向があるため、赤色が多く映っている画像であるか否かを判定することで、臓器などの体腔内を撮影したときに得られた映像であるか否かが判定されるようにしても良い。
[0083]
 または臓器などの体腔内を撮影したときに得られた映像ではないか否かが判定されるようにしても良い。上記したように、内視鏡システム12が使用されている状態では、通常、臓器などの体腔内が撮影されるため、臓器などの体腔内を撮影したときに得られた映像が得られる。このことは、内視鏡システム12が使用されていない状態では、臓器などの体腔内は撮影されていないため、臓器などの体腔内を撮影したときに得られる映像以外の映像が得られるとも考えられる。
[0084]
 内視鏡システム12が使用されていない場合、内視鏡システム12の硬性内視鏡またはファイバスコープは、手術室内の天井、蛍光灯、壁、床、術者、スタッフなどの手術室の風景を撮影している。このような体腔内以外の手術室の風景などの映像を、ここでは、無関係映像と記述する。
[0085]
 ビデオ顕微鏡システム13においても、内視鏡システム12と同様に、ビデオ顕微鏡システム13が使用されてないときには、床などの体腔内以外の手術室の風景を撮影していると考えられる。
[0086]
 ステップS101においては、映像は、無関係映像であるか否かが判定される。ステップS101において、映像は、無関係映像ではない、換言すれば、体腔内など、使用中に得られる映像であると判定された場合、ステップS102に処理が進められる。ステップS102において、機器は使用中であるとの判定結果が出される。
[0087]
 一方で、ステップS101において、映像は、無関係映像である、換言すれば、体腔内以外の手術室の風景など、不使用時に得られる映像であると判定された場合、ステップS103に処理が進められる。
[0088]
 ステップS103において、無関係映像は所定の時間継続しているか否かが判定される。ステップS103において、無関係映像は所定の時間継続していないと判定された場合、ステップS102に処理が進められ、使用中であるとの判定結果が出される。
[0089]
 一方で、ステップS103において、無関係映像は所定の時間継続していると判定された場合、ステップS104に処理が進められ、不使用であるとの判定結果が出される。
[0090]
 不使用であるとの判定結果が出された場合、後段の処理で、不使用の機器であると判定された機器の電源が省電力状態やオフの状態に移行させる処理が実行される。仮に、ステップS103の処理を省略した場合、すなわち、ステップS101において、映像は無関係映像であると判定された場合、ステップS104に処理が進められ、不使用との判定結果が出されるようにした場合、機器、この場合、内視鏡システム12は、無関係映像を撮影した時点で、省電力状態やオフの状態に移行されることになる。
[0091]
 よって、例えば内視鏡システム12の使用が開始された時点で、まだ体腔内に挿入されていない状態や、何らかの原因で、一旦体腔内から取り出されたような状態のときに、無関係映像が撮影され、内視鏡システム12が省電力状態やオフの状態に移行してしまう可能性がある。
[0092]
 このような状況が発生しないように、ステップS103における判定処理が設けられる。ステップS103における判定処理を設けることにより、内視鏡システム12が省電力状態やオフの状態に移行して欲しくない状況のときには、移行しないようにすることが可能となる。
[0093]
 ステップS103において、無関係映像は所定の時間継続していると判定されるのは、不使用のときである。所定の時間は、機器が不使用であるとの判定結果に誤りがないとされるのに十分な時間に設定されている。所定の時間の計測は、例えば、無関係映像と判定されて時点からタイマによりカウントすることで行われるようにしても良いし、フレーム数をカウントし、そのフレーム数が所定の枚数に達したか否かが判定されることで行われるようにしても良い。
[0094]
 このように、内視鏡システム12(ビデオ顕微鏡システム13)の使用状態が判定される。
[0095]
 図7は、内視鏡システム12(ビデオ顕微鏡システム13)用の他の判定テーブルにおける処理について説明するためのフローチャートである。図7に示したフローチャートに基づく処理は、図6に示したフローチャートに基づく処理のうちステップS103(図6)に該当するステップS123(図7)の処理が異なる。
[0096]
 ステップS121において、ステップS101(図6)と同じく、映像は、無関係映像であるか否かが判定される。ステップS121において、映像は、無関係映像ではないと判定された場合、ステップS122に処理は進められ、使用中であるとの判定結果が出される。
[0097]
 一方で、ステップS121において、映像は、無関係映像であると判定された場合、ステップS123に処理は進められる。ステップS123において、無関係映像に動きはないか否かが判定される。
[0098]
 内視鏡システム12が使用されている場合、内視鏡システム12の硬性内視鏡またはファイバスコープは、術者により保持されている状態であるため、手振れなどが少なからずあり、内視鏡システム12から得られる映像には動きがあると考えられる。
[0099]
 換言すれば、内視鏡システム12が使用されていない場合、内視鏡システム12の硬性内視鏡またはファイバスコープは、所定の位置に置かれている状態であり、静止している状態であると考えられる。よって、静止している内視鏡システム12から得られる映像には動きがないと考えられる。
[0100]
 ビデオ顕微鏡システム13においても、内視鏡システム12と同様に、ビデオ顕微鏡システム13が使用されていないときには、ビデオ顕微鏡システム13から得られる映像には動きがないと考えられる。
[0101]
 このようなことから、ステップS123においては、無関係映像に動きはないか否かが判定される。例えば、内視鏡システム12からの映像を解析し、動きベクトルが検出されるか否かが判定されることで、無関係映像に動きはないか否かが判定されるようにしても良い。
[0102]
 無関係映像に動きがないか否かの判定は、一瞬の映像に対して行われるのではなく、所定の時間の映像に対して行われる。換言すれば、無関係映像に動きがない状態が、所定の時間だけ継続しているか否かが判定される。
[0103]
 ステップS123において、無関係映像に動きがあると判定された場合、ステップS122に処理が進められ使用中であるとの判定結果が出される。一方で、ステップS123において、無関係映像に動きがないと判定された場合、ステップS124に処理が進められ不使用であるとの判定結果が出される。
[0104]
 このように、内視鏡システム12(ビデオ顕微鏡システム13)の使用状態が判定される。
[0105]
 なおここでは、内視鏡システム12(ビデオ顕微鏡システム13)の使用状態の判定処理として、図6に示したフローチャートに基づく処理と図7に示したフローチャートに基づく処理を説明した。この2つの処理は、どちらか一方のみ行われるようにしても良いし、両方行われるようにしても良い。また2つの処理が両方行われる場合、並列して行われるようにしても良いし、どちらか一方の処理の後に他方の処理が行われるようにしても良い。
[0106]
 <超音波画像診断システムの使用状態の判定>
 次に、図8を参照し、超音波画像診断システム14の使用状態の判定について説明する。図8は、判定テーブルとして、超音波システム用の判定テーブルが選択されたときの処理を説明するためのフローチャートである。
[0107]
 ステップS141において、映像は、ノイズ映像であるか否かが判定される。超音波画像診断システム14により撮影される映像は、例えば超音波を発生する超音波発生部(不図示)を腹部に接触させながら体内の臓器を撮影することで得られる映像である。
[0108]
 一方で、超音波画像診断システム14が使用されていないときは、超音波画像診断システム14の超音波発生部は、腹部などに接触せずに置かれている状態であるため、得られる映像はノイズ映像となる。
[0109]
 ステップS141において、映像は、ノイズ映像であるか否かが判定される。ステップS141において、映像は、ノイズ映像ではない、換言すれば、臓器などが撮影された映像であると判定された場合、ステップS142に処理が進められる。ステップS142において、超音波画像診断システム14は使用中であるとの判定結果が出される。
[0110]
 一方で、ステップS141において、映像は、ノイズ映像であると判定された場合、ステップS143に処理が進められる。
[0111]
 ステップS143において、ノイズ映像は所定の時間継続しているか否かが判定される。ステップS143において、このような判定処理が行われる理由は、上記したステップS103(図6)やステップS123(図7)における判定処理が行われる理由と同様であり、使用中(使用途中)であるのに、不使用であると判定されないようにするためである。
[0112]
 ステップS143において、ノイズ映像は所定の時間継続していないと判定された場合、ステップS142に処理が進められ、使用中であるとの判定結果が出される。一方で、ステップS143において、ノイズ映像は所定の時間継続していると判定された場合、ステップS144に処理が進められ、不使用であるとの判定結果が出される。
[0113]
 このように、超音波画像診断システム14の使用状態が判定される。
[0114]
 <術野カメラの使用状態の判定>
 次に、図9を参照し、術野カメラ11の使用状態の判定について説明する。図9は、判定テーブルとして、術野カメラ11用の判定テーブルが選択されたときの処理を説明するためのフローチャートである。
[0115]
 ステップS161において、手術台に人が居る映像であるか否かが判定される。術野カメラ11は、開胸や開腹などの手術における手術部位の視野(術野)を撮影するカメラであるため、術野カメラ11が、使用中であれば、手術台上に横たわる患者や、その近傍に居る術者やスタッフなどが撮影される。
[0116]
 術野カメラ11が、使用されていない状態とは、患者や術者がいないときであると考えられる。術野カメラ11により撮影されている映像を解析し、手術台上の患者が撮影されていない場合、換言すれば、手術台が撮影されているような場合、術野カメラ11は使用されていないと考えることができる。
[0117]
 このようなことからステップS161において、手術台に人が居る映像であるか否かが判定される。ステップS161において、手術台に人が映っていると判定された場合、ステップS162に処理が進められる。ステップS162において、術野カメラ1は、使用中であるとの判定結果が出される。
[0118]
 一方、ステップS161において、手術台に人が居る映像ではないと判定された場合、処理は、ステップS163に進められる。ステップS163において、スタッフ等の出入りがあるか否かが判定される。この判定のための映像は、術野カメラ11からの映像でも良いし、術場カメラ10からの映像であっても良い。
[0119]
 ステップS163において、スタッフ等の出入りがあると判定された場合、処理はステップS162に進められ、術野カメラ11は、使用中であるとの判定結果が出される。一方で、ステップS163において、スタッフ等の出入りはないと判定された場合、処理はステップS164に進められ、術野カメラ11は、不使用であるとの判定結果が出される。
[0120]
 ステップS163における判定処理が行われる理由は、上記したステップS103(図6)などにおける処理が行われる理由と同様であり、使用中(使用途中)であるのに、不使用であると判定されないようにするためである。
[0121]
 術野カメラ11からの映像が用いられる場合、手術中であれば、手術台付近に、術者やスタッフが居るため、術野カメラ11で撮影される映像に、術者やスタッフが映っている可能性が高い。
[0122]
 例えば、手術開始前であり、患者がまだ手術台に居ないときに、ステップS161の処理が実行されると、手術台に人はいないと判定される。しかしながら、この場合、手術の準備をしている状態であるため、術野カメラ11を不使用であり、省電力状態などに移行するのは誤った判定であると考えられる。
[0123]
 このような誤った判定を行わないように、上記したようにステップS163において、スタッフ等の出入りがあるか否かが判定されるようにし、スタッフ等の出入りがあると判定されるときには、手術台に患者が居なくても術野カメラ11は、使用中であると判定されるようにする。
[0124]
 なお、上記したように、ステップS163における判断処理を実行するために用いられる映像は、術場カメラ10からの映像であっても良い。術場カメラ10は、術野カメラ11よりも広い範囲を撮影しているため、スタッフ等の出入りがあるか否かの判定を、より広い範囲を撮影した画像から判定できるようになる。仮に、手術台付近に人がいなくても、準備などのために、スタッフ等が、手術室に出入りしているような場合にも適用できるようになる。
[0125]
 このように、術場カメラ10と術野カメラ11を用いて、所定の機器、この場合、術野カメラ11の使用状態が判定されるようにすることも可能である。すなわち、複数の機器からの情報を解析することで、所定の機器の使用状態を判定するようにする場合も、本技術の適用範囲内である。
[0126]
 このように、術野カメラ11の使用状態が判定される。
[0127]
 <術場カメラによる機器の使用状態の判定>
 次に、図10を参照し、術場カメラ10による機器の使用状態の判定について説明する。図10は、判定テーブルとして、術場カメラ10用の判定テーブルが選択されたときの処理を説明するためのフローチャートである。
[0128]
 術場カメラ10は、手術室全体を撮影するカメラである。図6乃至9に示したフローチャートを参照してた説明は、内視鏡システム12自体の使用状態や超音波画像診断システム14自体の使用状態を判定する処理であった。図10のフローチャートを参照して説明する処理は、術場カメラ10により撮影された映像を解析することで、手術室内で使われていない機器を検出する処理である。
[0129]
 ステップS181において、術者の向いている方向が解析される。例えば、手術室Aには、モニタ16-1とモニタ16-2(図1)の2台のモニタ16が設置されているとする。
[0130]
 図11に、手術室A内のモニタ16の配置例を示す。図11は、手術室Aを天井側から見たときの図である。手術室Aの中央付近には、手術台が配置され、その手術台の左側と右側(図中)に、それぞれモニタ16-1とモニタ16-2が配置されている。術者が手術台の左側に位置し、手術を行っている場合、図11中矢印で示したように、術者の視線の方向は、モニタ16-2側である。
[0131]
 このような場合、モニタ16-1は、術者の後方に位置している状態である。このような状況の場合、術者の後方に位置するモニタ16-1は、術者が見ることがない位置にあるため、モニタ16-1は、不使用であると判定することができる。
[0132]
 このような判定を行うために、ステップS181(図10)において、術場カメラ10で撮影された映像が解析され、術者の向いている方向が検出される。ステップS182において、術者が向いている方向とは異なる方向にモニタ16があるか否かが判定される。図11を参照して説明したように、例えば、術者が向いている方向が図11中右側方向である場合、術者が向いている右側方向とは異なる方向、図11の場合、左側方向にモニタ16があるか否かが判定される。
[0133]
 図11のような状況の場合、モニタ16-1があるため、ステップS182の判定処理が行われた場合、術者が向いている方向とは異なる方向にモニタ16があると判定され、ステップS184に処理が進められる。ステップS184において、不使用のモニタがあるとの判定結果が出される。
[0134]
 一方で、ステップS182において、術者が向いている方向とは異なる方向にモニタ16はないと判定された場合、ステップS183に処理は進められ、不使用機器はないとの判定結果が出される。
[0135]
 このように、術場カメラ10からの映像を用いて、手術室内の機器の使用状態が判定される。
[0136]
 ここでは、モニタ16の使用状態を判定する場合を例に挙げて説明したが、モニタ16以外の機器の使用状態も、同様に判定されるようにしても良い。
[0137]
 また、図6乃至9に示したフローチャートの処理と組み合わせて判定処理が実行されるようにすることもできる。例えば、図10に示した術場カメラ10からの映像を用いて、術者の背面側に配置されている機器を特定した後、その特定された機器の使用状態を判定する処理が実行されるようにしても良い。例えば、術者の背面側に内視鏡システム12が位置していると判定された後、図6または図7に示した内視鏡システム12の使用状態を判定する処理が実行されるようにしても良い。
[0138]
 上記した処理は、組み合わせて実行することもでき、組み合わせて実行することで、より適切に使用状態を判定することができる。
[0139]
 ここに例示した機器の使用状態の判定処理は、一例であり、限定を示す記載ではない。例えば、ここでは例示していない機器に対する判定テーブルも用意しておき、その機器に対する使用状態を判定することも可能である。
[0140]
 またここでは、判定テーブル(ルックアップテーブル)を参照して処理が行われる場合を例に挙げて説明したが、機械学習、例えばディープラーニングなどの学習手法を用いて、判定が行われるようにしても良い。例えば、上記したように、使用状態は、映像データを解析することで判定されるが、この映像データを解析し、どのような映像であった場合には、使用中または不使用であると判定できるかを学習し、その学習により得られた学習データが用いられて、上記した使用状態の判定が行われるようにしても良い。
[0141]
 学習データは機器毎に用意しておき、接続機器情報に基づき、機器に紐付けられている学習データが選択され、その選択された学習データに基づき、機器の使用状態の判定が行われるようにしても良い。
[0142]
 <電源管理テーブルを参照した処理>
 図5に示したフローチャートを参照した説明に戻る。ステップS74において、判定テーブルに基づく処理が実行されることにより、機器が使用中であるか、または不使用であるかの判定結果が出される。その判定結果が用いられ、ステップS75における処理が実行される。
[0143]
 ステップS75において、使用中との判定結果が出されたか否かが判定される。ステップS75において、使用中との判定結果であった場合、ステップS76の処理はスキップされ、図5に示したフローチャートの処理は終了される。
[0144]
 一方で、ステップS75において、不使用との判定結果であったと判定された場合、ステップS76に処理は進められる。ステップS76において、電源制御部84(図3)により、電源管理テーブルを参照した処理が実行される。ステップS76において実行される電源管理テーブルを参照した処理について、図12に示したフローチャートを参照して説明する。
[0145]
 電源管理テーブルは、例えば、図13に示すように機器とネットワーク経由での電力制御ができるか否かを表す情報が関連付けられたテーブルである。図13に示した電源管理テーブル210は、手術室A(図1)に設置されている機器に関するテーブルの一例を示す。図13に示すような電源管理テーブル210が手術室毎に用意されている。
[0146]
 電源管理テーブル210は、“機器名”、“ネットワークでの電力制御”、“OSD”という項目が設けられている。“機器名”という欄には、手術室Aに設置されてる機器の名称が記載される。
[0147]
 “ネットワークでの電力制御”という欄には、ネットワークを介して電源のオン、オフ、省電力状態への移行などの制御が行えるか否かの情報が記載される。図13では、ネットワークでの電力制御ができる機器に対応する欄には丸が記載されるとして説明する。
[0148]
 “OSD”は、on-screen displayの略であり、“OSD”という項目には、所定のメッセージをディスプレイ上に表示する機能を有するか否かを表す情報が記載される。図13では、OSDの機能を有する機器に対応する欄には丸が記載されるとして説明する。
[0149]
 なおここでは、OSDの機能を有する機器は、サーバ31で生成された後述するような電源制御に係わる所定のメッセージを受取、その所定のメッセージをディスプレイに表示させることができる機器である。または、機器は複数の所定のメッセージを記憶しており、サーバ31からの指示があった場合、指示に応じたメッセージを読み出し表示させることができる機器である。
[0150]
 図13を参照するに、機器名”という欄には、“術場カメラ10”、“術野カメラ11”、“内視鏡システム12”、“ビデオ顕微鏡システム13”、“超音波画像診断システム14”、“バイタルモニタ15”、“モニタ16-1”、“モニタ16-2”、“IPC19”といった機器名が記載されている。
[0151]
 これらの機器のうち、“術場カメラ10”、“内視鏡システム12”、“モニタ16-1”、“モニタ16-2”、“IPC19”に関連付けられている“ネットワークでの電力制御”の欄には、丸が記載されており、ネットワークを介しての電力制御を行える機器であることが示されている。
[0152]
 また、“内視鏡システム12”、“ビデオ顕微鏡システム13”、“モニタ16-1”、“モニタ16-2”に関連付けられている“OSD”の欄には、丸が記載されており、OSDの機能を有する機器であることが示されている。
[0153]
 このような電源管理テーブル210が、ステップS211(図12)において参照され、ネットワーク経由で電源を制御できる機器であるか否かが判定される。例えば、術場カメラ10が処理対象とされている場合、ステップS211においては、ネットワーク経由で電源を制御できる機器であると判定される。また、例えば、ビデオ顕微鏡システム13が処理対象とされている場合、ステップS211においては、ネットワーク経由で電源を制御できる機器ではないと判定される。
[0154]
 ステップS211において、ネットワーク経由で電源を制御できる機器であると判定された場合、ステップS212に処理は進められる。ステップS212において、処理対象とされている機器は、ネットワーク経由で電源を制御できる機器であるため、ネットワークを介して処理対象とされている機器に対して、省電力状態またはオフの状態に移行させるための指示が出される。
[0155]
 省電力状態にするか、オフの状態にするかは、機器により異なるようにしても良いし、機器によらず省電力状態またはオフの状態のどちらか一方に移行するように設定されていても良い。
[0156]
 例えば、処理対象とされている機器が術場カメラ10である場合、オフの状態にするという指示が、術場カメラ10に対して出され、処理対象とされている機器が内視鏡システム12である場合、省電力状態にするという指示が、内視鏡システム12に対して出されるといったように、機器により異なる指示が出されるようにしても良い。
[0157]
 また例えば、機器によらず、省電力状態にするという指示が出されるようにしても良い。
[0158]
 一方で、ステップS211において、ネットワーク経由で電源を制御できる機器ではないと判定された場合、ステップS213に処理は進められる。ステップS213において、処理対象とされている機器の電源を省電力状態やオフにすることを促すメッセージを表示するような指示が、OSD機能を有する機器に対して出される。
[0159]
 例えば、処理対象とされている機器が、ビデオ顕微鏡システム13である場合、ビデオ顕微鏡システム13が備えるディスプレイにおいて、例えば“使っていない場合、電源をオフにしてください”といったメッセージが表示されるようにするための指示が出される。または、処理対象とされている機器が、ビデオ顕微鏡システム13である場合、モニタ16において、例えば“ビデオ顕微鏡システムを使っていない場合、電源をオフにしてください”といったメッセージが表示されるようにするための指示が出される。
[0160]
 また例えば、処理対象とされている機器が、術野カメラ11である場合、モニタ16において、例えば“術野カメラを使っていない場合、電源をオフにしてください”といったメッセージが表示されるようにするための指示が出される。
[0161]
 このように、不使用であると判定された機器がOSD機能を有する場合、その機器に対してメッセージを表示させる指示が出される。または、不使用であると判定された機器がOSD機能を有していない場合、不使用であると判定された機器とは別のOSD機能を有する機器に対して、不使用であると判定された機器の電源を制御するようにユーザに指示を出すためのメッセージを表示させる指示が出される。
[0162]
 なお、サーバ31からの指示は、指示を出したい機器に接続されているIPC19に対して出され、IPC19を介して、サーバ31からの指示は伝達される。
[0163]
 図12に示したフローチャートを参照した説明では、ステップS212において、不使用であると判定された機器が、ネットワーク経由での電源制御を行える機器である場合、省電力状態またはオフの状態に移行させるための指示が出されるとしたが、ステップS213と同様の処理、すなわちメッセージを表示するための指示が出されるようにしても良い。
[0164]
 例えば、不使用であると判定された機器またはモニタ16に、“使っていない場合、電源をオフにしてください”といったメッセージが表示されるようにし、そのメッセージに気づいたユーザに電源の管理を任せるようにしても良い。
[0165]
 また、このようなメッセージが表示されてから、所定の時間が経過し、不使用であるとの判定が続いているような場合、ネットワーク経由で電源が制御され、オフの状態に移行させるようにしても良い。この場合、例えば、“あと5分で電源がオフになります”といった、電源がオフになること、また電源がオフになるまでの時間をユーザに認識させるようなメッセージが表示されるようにしても良い。
[0166]
 上記した処理が実行されることで、電源をオフにする、省電力状態に移行するといった指示が出された機器に接続されているIPC19も、同じ指示を受け、電源がオフにされたり、省電力状態に移行したりするようにしても良い。例えば、内視鏡システム12に対して、省電力状態に移行するとの指示が出された場合、内視鏡システム12に接続しているIPC19-1に対しても省電力状態に移行するとの指示が出されるようにしても良い。
[0167]
 すなわち、IPC19の電源制御も、上記した処理により行われるようにすることができる。
[0168]
 また、IPC19自体の電源制御としては、フレームレートを落としたり、画質を落としたりすることでIPC19の消費電力が削減されるようにしても良い。このようなIPC19自体の電源制御は、UPS51の容量が低下してきたときなどに行われるようにしても良い。
[0169]
 機器が省電力状態やオフの状態に機器が移行することを、ユーザ側で回避できる手段を設けても良い。例えばメッセージが表示されることで、ユーザが省電力状態やオフの状態に機器が移行することを確認したが、省電力状態やオフの状態に機器が移行することを望まない場合もある。このようなとき、例えば、ユーザにより音声、ハンドジェスチャ、タッチパネルを用いたUI(ユーザインタフェース)の操作等により、省電力状態やオフの状態に機器が移行することを回避できる手段を設けても良い。
[0170]
 または、ユーザにより音声、ハンドジェスチャ、タッチパネルを用いたUI(ユーザインタフェース)の操作等がなければ、省電力状態やオフの状態に機器が移行することがないようにしても良い。すなわち、メッセージなどを表示することで、ユーザに省電力状態やオフの状態にすることをユーザに勧めるが、最終的に、省電力状態やオフの状態に移行するには、ユーザの許可が必要となるようにしても良い。
[0171]
 このようにして、電源管理テーブル210を参照した処理が、ステップS76(図5)において実行されると、サーバ31の処理は終了される。
[0172]
 このように、機器の使用状態が判定され、不使用と判定された機器の電源が制御されることで、例えば、以下のような状況が発生した場合にも、適切に消費電力を抑えるための制御を行うことができる。
[0173]
 例えば、内視鏡システム12を用いた手術が行われていたが、開腹手術に移行したような場合、内視鏡システム12は使用されていないにもかかわらず、電源がオンにされた状態が維持されている状況が発生したとする。
[0174]
 このような状況が発生した場合、内視鏡システム12が不使用な状態になったことを検知し、内視鏡システム12の電源をオフにすることが、上記した本技術によれば行うことができる。
[0175]
 <サーバ31の第2の処理>
 図5に示したフローチャートを参照して説明したサーバ31の処理は、処理対象とされた機器の使用状態を判定する処理であり、基本的に、個々の機器毎に判定が行われる場合を例に挙げて説明した。サーバ31の第2の処理として、複数の機器からの情報を基に、所定の機器の電力を制御する場合を例に挙げて説明する。
[0176]
 図14は、サーバ31の第2の処理について説明するためのフローチャートである。
[0177]
 ステップS311において、サーバ31は、例えば、手術室Aに設置されている複数の機器(IPC19)から、接続機器情報を取得する。ステップS312において、判定テーブルが選択される。ステップS312において選択される判定テーブルは、複数の機器からの情報を用いて、不使用な機器(省電力にする機器)を検出するためのテーブルである。
[0178]
 ステップS313において、選択された判定テーブルに基づく処理が実行される。ステップS313において実行される判定テーブルに基づく処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
[0179]
 ステップS331において、手術終了予定時間が推定される。例えば、予め手術にかかる時間がスケジューリングされているような場合、そのスケジューリングされている情報を参照して、終了予定時間が推定されるようにすることができる。
[0180]
 また、例えば、術野カメラ11からの映像と内視鏡システム12からの映像を解析し、手術の進行状況を判断し、終了予定時間が推定されるようにしても良い。また、術者からの申告により、終了予定時間が設定されるようにしても良い。
[0181]
 ステップS331において、手術終了予定時間が推定されると、その推定結果が用いられ、ステップS332において、手術終了予定時間は、所定の時間よりも長いか否かが判定される。
[0182]
 ステップS332において、手術終了予定時間は、所定の時間よりも短いと判定された場合、ステップS333に処理が進められる。ステップS333において、電量削減対象となる機器はないとの判定結果が出される。
[0183]
 一方で、ステップS332において、手術終了予定時間は、所定の時間よりも長いと判定された場合、ステップS334に処理が進められる。ステップS334において、使用していないと判定される機器があるか否かが判定される。
[0184]
 手術終了予定時間が推定できなかった場合(終了予定時刻が未定の場合)、ステップS332においては、所定の時間よりも長いと判断される。
[0185]
 ステップS331乃至S334の処理は、残りの手術時間が所定の時間より短い場合、電力の削減対象とせずに、そのときの状態で手術が続けられるようにし、残りの手術時間が所定の時間よりも長い場合、電力を削減するために、使用していない機器を検出する処理となる。このように、手術時間により、電力の削減対象とするか否かの判定が行われる。
[0186]
 ここでは、手術終了予定時間により、電力の削減対象とするか否かの判定が行われる場合を例に挙げて説明するが、手術時間によらず、電力の削減対象とするとして処理が行われるようにしても良い。すなわち、ステップS331乃至S333の処理を省略した処理が実行されるようにすることもできる。
[0187]
 ステップS334において、使用していないと判定される機器があるか否かが判定される。この判定は、例えば、図6乃至10に示したフローチャート(所定の機器に対応する判定テーブル)に基づき行われるようにすることができる。
[0188]
 ステップS334において、使用していないと判定される機器はないと判定された場合、ステップS314(図14)に処理は進められる。一方で、ステップS334において、使用していないと判定される機器があると判定された場合、ステップS335に処理は進められる。
[0189]
 ステップS335において、不使用機器があるとの判定結果が出され、ステップS314(図14)に処理は進められる。
[0190]
 ステップS314において、使用中であると判定されたか否かが判定される。ステップS333(図15)からステップS314(図14)に処理が来た場合や、ステップS334(図15)において、使用していないと判定される機器はないと判定され、ステップS314(図14)に処理が来た場合、ステップS314においては、使用中であると判定される。
[0191]
 一方で、ステップS334(図15)において、使用していないと判定される機器があると判定され、ステップS314(図14)に処理が来た場合、ステップS314においては、NOと判定され、ステップS315に処理が進められる。
[0192]
 ステップS315において、電源管理テーブルを参照した処理が実行される。ステップS315における処理は、ステップS76(図5)と同様に行われ、図12に示したフローチャートに基づき行うことができるため、ここでは説明を省略する。ステップS315において、電源管理テーブルを参照した処理の対象となるのは、ステップS334(図15)において、不使用と判定された機器に対してである。
[0193]
 このような処理が実行されることで、一例として、手術室A乃至Cのそれぞれにおいて、以下のような設定がなされる。
[0194]
 手術室A:手術終了予定時間が、3時間程度であり、機器を使用中であるため、電力の供給を維持する。
 手術室B:手術終了予定時間が、5時間程度であり、術者の背面側に使用していないと判定できるモニタ16があるため、モニタ16の電源をオフにする。
 手術室C:手術終了予定時間は未定であり、内視鏡システム12の電源がオンにされているが、内視鏡システム12は、体腔内以外を撮影していると判定されたため省電力状態に移行する。
[0195]
 このように、本技術によれば、使用していない機器を検出することができる。この検出には、機器が撮影した映像を用いて行うことができる。また、使用されていないと判定される機器の電力供給を制御することができる。
[0196]
 使用されていないと判定される機器の電力供給を制御することで、供給される電力を削減することができる。例えば、容量が限られているUPS51により電力が供給されているときに、本技術を適用した電力供給の制御が行われることで、電力を必要とされる機器に電力を供給しつつも、電力を必要としない機器を適切に検出し、電力供給を削減することができるようになる。よって、非常時においても、より長く適切な状態で、医療機器などの機器に電力を供給し、使用することができる状態を保つことができる。
[0197]
 <医療用電源システムの機能、第2の動作>
 図1に示した医療用電源システムの他の動作について説明する。図5を参照して説明した医療用電源システムの動作は、サーバ31での処理負荷が大きくなる可能性がある。
[0198]
 図5を参照して説明した医療用電源システムの動作によると、サーバ31は、複数の手術室に設置されている複数の機器からの映像データを受信し、処理する必要がある。よって、機器の数が増えると、サーバ31の処理負荷も増えることになる。そこで、上記した処理の一部を、IPC19側で行い、サーバ31の処理負荷を低減する医療用電源システムの機能と動作について説明する。
[0199]
 図16は、第2の動作を行う医療用電源システムの機能構成例を示す図である。IPC19は、接続機器情報取得部71、映像データ取得部72、テーブル記憶部81、テーブル選択部82、使用状態判定部83、送受信部73を備える。サーバ31は、電源制御部84と送受信部85を備える。
[0200]
 図3に示した第1の動作を行う医療用電源システムの機能構成例と、図16に示した第2の動作を行う医療用電源システムの機能構成例を比較すると、サーバ31が有していたテーブル記憶部81、テーブル選択部82、使用状態判定部83という機能が、IPC19が備える構成とされている点が異なる。
[0201]
 図17は、医療用電源システムの第2の動作について説明するための図である。
[0202]
 ステップS401において、IPC19は、自己が接続されている機器の情報を取得する。ステップS401における処理は、ステップS11(図4)においてIPC19が実行する処理と同様に行うことができるため、その説明は省略する。
[0203]
 ステップS402において、IPC19は、自己が接続されている機器に対応する判定テーブルを選択する。ステップS402における処理は、ステップS32(図4)においてサーバ31が実行する処理と同様に行うことができる。IPC19は、上記した説明ではサーバ31が行っていた、判定テーブルの選択という処理を行う。
[0204]
 ステップS401とステップS402の処理は、所定のタイミングで1度行われ、その後は、選択された判定テーブルが用いられるという設定にしても良い。例えば、IPC19と機器接続されたときに、ステップS401とステップ402の処理が実行され、一度判定テーブルが設定された後は、ステップS403から処理が実行されるようにしても良い。また、例えば機器の電源がオンにされる毎に、ステップS401とステップS402の処理が実行されるようにしても良い。
[0205]
 ステップS403において、機器の使用状態が、選択された判定テーブルに基づき判定される。ステップS403における処理は、ステップS34(図4)においてサーバ31が実行する処理と同様に行うことができる。
[0206]
 IPC19は、図2を参照して説明したように、接続されている機器からの映像データを取得し、IPパケット化して、サーバ31に送信する機能を有する。IPC19は、映像データを取得する機能を有しているため、取得した映像データを解析し、接続されている機器が使用中であるか否かを判定するまでの処理を行うことができる。
[0207]
 ステップS403において実行される機器の使用状態の判定処理は、図6乃至10を参照して説明した所定の機器の判定テーブルに基づく処理のいずれかを適用して行うことができる。
[0208]
 例えば、IPC19-1を例に挙げて説明すると、IPC19-1は、内視鏡システム12(図1)に接続されている。よって、IPC19-1は、接続機器情報として内視鏡システム12との情報を取得する。そして、IPC19-1は、内視鏡システム12用の判定テーブルを選択する。
[0209]
 内視鏡システム12用の判定テーブルが選択されたときの処理は、図6に示したフローチャートの処理、または図7に示したフローチャートの処理である。IPC19-1は、図6に示したフローチャートの処理、または/および図7に示したフローチャートの処理を実行することで、内視鏡システム12が使用中であるか否かを判定する。
[0210]
 IPC19-2は、ビデオ顕微鏡システム13(図1)に接続されているため、ビデオ顕微鏡システム13用の判定テーブルを選択し、その判定テーブルに基づく処理を行う。すなわち、IPC19-2は、図6に示したフローチャートの処理、または/および図7に示したフローチャートの処理を実行することで、ビデオ顕微鏡システム13が使用中であるか否かを判定する。
[0211]
 IPC19-3は、超音波画像診断システム14(図1)に接続されているため、超音波画像診断システム14用の判定テーブルを選択し、その判定テーブルに基づく処理を行う。すなわち、IPC19-3は、図8に示したフローチャートの処理を実行することで、超音波画像診断システム14が使用中であるか否かを判定する。
[0212]
 IPC19-4は、バイタルモニタ15(図1)に接続されているため、バイタルモニタ15用の判定テーブルを選択し、その判定テーブルに基づく処理を行う。バイタルモニタ15用の判定テーブルについては、説明はしていないが、例えば、バイタル信号が得られているか否かを判定することで、使用中であるか否かが判定される。
[0213]
 術場カメラ10と術野カメラ11は、図1に示したシステム構成例では、IPC19が接続されていない場合を例に挙げて説明したが、IPC19が接続されている構成としても良い。
[0214]
 また術場カメラ10にIPC19が接続された構成とした場合、術場カメラ10に接続されたIPC19は、術場カメラ10用の判定テーブルを選択し、その判定テーブルに基づく処理を行う。すなわち、術場カメラ10に接続されたIPC19は、図10に示したフローチャートの処理を実行することで、手術室内の使用されていない機器を検出する。
[0215]
 また術野カメラ11にIPC19が接続された構成とした場合、術野カメラ11に接続されたIPC19は、術野カメラ11用の判定テーブルを選択し、その判定テーブルに基づく処理を行う。すなわち、術野カメラ11に接続されたIPC19は、図9に示したフローチャートの処理を実行することで、術野カメラ11が使用中であるか否かの判定を行う。
[0216]
 または、図1に示したように、術場カメラ10と術野カメラ11は、IPC19が接続されていない構成とし、このようにIPC19が接続されていない機器に対する処理は、サーバ31で行うようにしてもよい。すなわち、IPC19が接続されていない機器に対する処理は、図5に示したサーバの第1の処理または/および図14に示したサーバの第2の処理を適用し、サーバ31側で行うようにしても良い。
[0217]
 サーバ31の処理として、図5に示した第1の処理、図14に示したサーバの第2の処理、および図18を参照して説明するサーバの第3の処理を組み合わせて処理が実行されるようにすることができる。
[0218]
 図17を参照した説明に戻り、ステップS403において判定された機器の使用状態に関する判定結果は、ステップS404において、サーバ31に送信される。送信される判定結果は、使用中または不使用を表す情報であり、例えばフラグなどの0、1の情報であっても良い。
[0219]
 このように、サーバ31で行っていた機器の使用状態の判定までの処理を、IPC19側で行う。IPC19側で機器の使用状態の判定までの処理を行うことで、サーバ31の処理負担を軽減できる。
[0220]
 ステップS421において、サーバ31は、IPC19から送信されてきた判定結果を受信する。サーバ31は、判定結果を受信した場合であり、その判定結果が、不使用を表している場合、ステップS422において、不使用機器への通知を行う。サーバ31における処理については、図18を参照して後述する。
[0221]
 ステップS422において、サーバ31から送信された不使用機器への通知を、ステップS405において受信したIPC19は、ステップS406に処理を進める。ステップS406において、IPC19は、接続されている機器を省電力状態へと移行させる。なお、ここでは、省電力状態へと移行する例を挙げたが、サーバ31からの指示が、メッセージを表示する、電源をオフにするなどの指示を含む通知であった場合、その指示に基づく処理が、ステップS406において実行される。
[0222]
 <サーバ31の第3の処理>
 図18を参照し、サーバ31で行われる第3の処理について説明する。
[0223]
 ステップS451において、サーバ31は、IPC19から判定結果を受信する。判定結果は、使用中または不使用のどちらかを表す情報である。この判定結果が、使用中との情報であるか否かが、ステップS452において判定される。
[0224]
 ステップS452において、判定結果は、使用中であることを示すと判定された場合、判定結果を送付してきた機器に対する、サーバ31での処理は終了される。一方で、ステップS452において、判定結果は、不使用であることを示すと判定された場合、ステップS453に処理は進められる。
[0225]
 ステップS453において、電源管理テーブルを参照した処理が実行される。ステップS453において実行される電源管理テーブルを参照した処理は、図12に示したフローチャートに基づき行うことができ、説明が重複するためここでは省略する。
[0226]
 このように、サーバ31においては、不使用であるとの判定結果を出してきた機器に対して電源の制御を行うため、IPC19は、不使用との判定が出されたときだけ、サーバ31に判定結果を送付するようにしても良い。
[0227]
 <サーバ31の第4の処理>
 図19を参照し、サーバ31で行われる第4の処理について説明する。第4の処理は、図5に示した第1の処理、図14に示したサーバの第2の処理、および図18に示したサーバの第3の処理を組み合わせた場合の処理である。
[0228]
 ステップS481において、サーバ31は、判定結果または映像データを受信する。ステップS482において、受信したのは映像データであるか否かが判定される。
[0229]
 ステップS482において、受信したのは映像データであると判定された場合、ステップS483以降の処理が行われる。映像データを受信したときの処理は、図5に示したサーバの第1の処理または図14に示したサーバの第2の処理で対応できる。
[0230]
 ステップS483乃至S487の処理は、ステップS72乃至S76(図5)の処理と同様に行うことができるため、その説明は省略する。
[0231]
 一方で、ステップS482において、受信したのは映像データではないと判定された場合、換言すれば、受信したのは判定結果であると判定された場合、ステップS486以降の処理が行われる。判定結果を受信したときの処理は、図18に示した第3の処理で対応できる。
[0232]
 ステップS486,S487の処理は、ステップS452,S453(図18)の処理と同様に行うことができるため、その説明は省略する。
[0233]
 図示はしないが、ステップS482において、受信したのは判定結果であると判定された場合、ステップS485に処理が進められるようにしても良い。そして、ステップS485において複数の機器からの情報を統合的に用いて判定を行うテーブルに基づき処理が行われるようにしても良い。例えば、図15に示した複数機器のテーブルに基づく処理が実行されるようにすることができる。
[0234]
 このように、本技術によれば、使用していない機器を検出することができる。この検出には、機器が撮影した映像を用いて行うことができる。この検出は、機器に接続しているIPC19で行うことができる。そしてサーバ31の処理により、使用されていないと判定される機器の電力供給を制御することができる。またサーバ31の処理負担を軽減することができる。
[0235]
 使用されていないと判定される機器の電力供給を制御することで、供給される電力を削減することができる。例えば、容量が限られているUPS51により電力が供給されているときに、本技術を適用した電力供給の制御が行われることで、電力を必要とされる機器に電力を供給しつつも、電力を必要としない機器を適切に検出し、電力供給を削減することができるようになる。よって、非常時においても、より長く適切な状態で、医療機器などの機器に電力を供給し、使用することができる状態を保つことができる。
[0236]
 <医療用電源システムの機能、第3の動作>
 図1に示した医療用電源システムの他の動作について説明する。上述した医療用電源システムの第1の動作や第2の動作は、サーバ31側の処理を含んだが、IPC19側だけで処理が行われるように構成することもできる。
[0237]
 図20は、第3の動作を行う医療用電源システムの機能構成例を示す図である。第3の動作を行う医療用電源システムは、IPC19側で処理が行われるため、図20では、IPC19の機能構成例を示している。IPC19は、接続機器情報取得部71、映像データ取得部72、テーブル記憶部81、テーブル選択部82、使用状態判定部83、電源制御部84、送受信部73を備える。
[0238]
 図21は、医療用電源システムの第3の動作について説明するための図であるが、IPC19側だけで処理を行うため、IPC19における処理について説明するための図となっている。
[0239]
 ステップS511において、IPC19は、自己が接続されている機器の情報を取得する。ステップS512において、IPC19は、自己が接続されている機器に対応する判定テーブルを選択する。ステップS513において、機器の使用状態が、選択された判定テーブルに基づき判定される。
[0240]
 ステップS511乃至S513の処理は、ステップS401乃至S403(図17)の処理と同様に行うことができるため、ここではその説明は省略する。
[0241]
 ステップS514において、接続されている機器は使用中であるか否かが判定される。ステップS514において、接続されている機器は使用中であると判定された場合、ステップS515に処理は進められる。ステップS515において、その時点での状態が維持される。すなわち、電源に関する制御は行われずに、その時点での処理が継続して行われる。
[0242]
 一方で、ステップS514において、接続されている機器は使用中ではないと判定された場合、換言すれば、不使用であると判定された場合、ステップS516に処理は進められる。ステップS516において、IPC19は、接続されている機器を省電力状態に移行させる。機器がネットワークを介した電源制御を受ける機器の場合、省電力状態に移行させたり、オフの状態に移行させたりする。またメッセージをディスプレイ上に表示させるようにしても良い。
[0243]
 メッセージは、接続されている機器のディスプレイ上に表示されるようにしても良いし、モニタ16などの他の機器で表示されるようにしても良い。他の機器で表示されるようにした場合、その機器に接続されているIPC19に対して、メッセージの表示が指示される。IPC19同士で指示のやりとりが行われるようにしても良いし、サーバ31を介して指示のやりとりが行われるようにしても良い。
[0244]
 接続されている機器の電源がオフにされた場合や、省電力状態に移行した場合、IPC19自身も、電源をオフにしたり、省電力状態に移行したりするように構成することもできる。
[0245]
 このように、IPC19側で、接続されている機器の使用状態を判定し、使用状態に応じた電源制御まで行うように構成することも可能である。
[0246]
 このように、本技術によれば、IPC19において、接続されている機器の使用状態を検出することができる。この検出には、機器が撮影した映像を用いて行うことができる。また使用状態により、電力の消費に関する制御を行うことができる。またサーバ31の処理負担を軽減することができる。また、ネットワークを介して送受信するデータ量を、例えば、医療用電源システムの第1の動作のときよりも削減することができる。
[0247]
 使用されていないと判定される機器の電力供給を制御することで、供給される電力を削減することができる。例えば、容量が限られているUPS51により電力が供給されているときに、本技術を適用した電力供給の制御が行われることで、電力を必要とされる機器に電力を供給しつつも、電力を必要としない機器を適切に検出し、電力供給を削減することができるようになる。よって、非常時においても、より長く適切な状態で、医療機器などの機器に電力を供給し、使用することができる状態を保つことができる。
[0248]
 <ソフトウェアにより実行させる例>
 ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
[0249]
 図22は、汎用のコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
[0250]
 入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブル記憶媒体1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
[0251]
 CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
[0252]
 以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
[0253]
 コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記憶媒体1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
[0254]
 コンピュータでは、プログラムは、リムーバブル記憶媒体1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
[0255]
 なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
[0256]
 また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
[0257]
 なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
[0258]
 なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
[0259]
 なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
 手術室に設置されている医療機器に接続されている第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とデータの授受を行う第2の処理装置とを含む医療用電源システムにおいて、
 前記医療機器からデータを取得する取得部と、
 前記データに基づいて、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記手術室内の少なくとも1つの医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える医療用電源システム。
(2)
 前記医療機器から取得されるデータは、映像データであり、
 前記判定部は、前記映像データを解析することで前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 前記(1)に記載の医療用電源システム。
(3)
 前記制御部による前記医療機器の電源状態の制御は、前記手術室に設置されている医療機器に、無停電電源装置により電力が供給されているときに行われる
 前記(1)または(2)に記載の医療用電源システム。
(4)
 医療機器からデータを取得する取得部と、
 前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える情報処理装置。
(5)
 前記データは、映像データであり、
 前記判定部は、前記映像データを解析することで前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
 前記判定部は、前記医療機器が使用中に撮影する映像であるか否かを判定することで、前記医療機器の使用状態を判定する
 前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
 前記データは、前記医療機器の使用状態に関するデータであり、
 前記判定部は、前記データに基づき前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 前記(4)に記載の情報処理装置。
(8)
 前記制御部は、不使用であると判定された医療機器を省電力状態またはオフの状態に移行させる指示、または不使用であると判定された医療機器の電源をオフにすることを促すメッセージの表示の指示を出す
 前記(4)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
 前記メッセージは、前記医療機器とは異なるモニタに表示され、前記モニタに対して前記指示は出される
 前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
 前記判定部は、前記医療機器用の判定テーブルを参照して前記判定を行う
 前記(4)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
 前記判定部は、複数の前記医療機器からのデータに基づき、手術室内の不使用な医療機器を検出する
 前記(4)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
 前記判定部は、前記医療機器からの映像データを解析し、術者の視線方向とは異なる方向にあるモニタを検出し、
 前記制御部は、検出された前記モニタの電源を制御する
 前記(4)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
 医療機器の電源状態を制御する情報処理装置が、
 前記医療機器からデータを取得し、
 前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、
 判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する
 情報処理方法。
(14)
 医療機器で撮影された映像データを取得する取得部と、
 前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える画像処理装置。
(15)
 前記判定部は、前記医療機器が使用中に撮影する映像であるか否かを判定することで、前記医療機器の使用状態を判定する
 前記(14)に記載の画像処理装置。
(16)
 前記制御部は、前記判定部により前記医療機器が不使用であると判定された場合、接続されている前記医療機器を省電力状態またはオフの状態に移行させる
 前記(14)または(15)に記載の画像処理装置。
(17)
 前記制御部は、前記判定部により前記医療機器が不使用であると判定された場合、接続されている前記医療機器の電源をオフにすることを促すメッセージの表示の指示を、前記医療機器に出す
 前記(14)乃至(16)のいずれかに記載の画像処理装置。
(18)
 前記判定部は、接続されている前記医療機器用の判定テーブルを参照して前記判定を行う
 前記(14)乃至(17)のいずれかに記載の画像処理装置。
(19)
 医療機器に接続され、前記医療機器からの映像データを処理する画像処理装置が、
 前記医療機器で撮影された映像データを取得し、
 前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、
 判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する
 画像処理方法。

符号の説明

[0260]
 10 術場カメラ, 11 術野カメラ, 12 内視鏡システム, 13 ビデオ顕微鏡システム, 14 超音波画像診断システム, 15 バイタルモニタ, 16 モニタ, 17 IPスイッチャ, 18 コントローラ, 31 サーバ, 51 UPS, 71 接続機器情報取得部, 72 映像データ取得部, 73 送受信部, 81 テーブル記憶部, 82 テーブル選択部, 83 使用状態判定部, 84 電源制御部, 85 送受信部, 210 電源管理テーブル

請求の範囲

[請求項1]
 手術室に設置されている医療機器に接続されている第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とデータの授受を行う第2の処理装置とを含む医療用電源システムにおいて、
 前記医療機器からデータを取得する取得部と、
 前記データに基づいて、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記手術室内の少なくとも1つの医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える医療用電源システム。
[請求項2]
 前記医療機器から取得されるデータは、映像データであり、
 前記判定部は、前記映像データを解析することで前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 請求項1に記載の医療用電源システム。
[請求項3]
 前記制御部による前記医療機器の電源状態の制御は、前記手術室に設置されている医療機器に、無停電電源装置により電力が供給されているときに行われる
 請求項1に記載の医療用電源システム。
[請求項4]
 医療機器からデータを取得する取得部と、
 前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える情報処理装置。
[請求項5]
 前記データは、映像データであり、
 前記判定部は、前記映像データを解析することで前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項6]
 前記判定部は、前記医療機器が使用中に撮影する映像であるか否かを判定することで、前記医療機器の使用状態を判定する
 請求項5に記載の情報処理装置。
[請求項7]
 前記データは、前記医療機器の使用状態に関するデータであり、
 前記判定部は、前記データに基づき前記医療機器の使用状態を判定し、
 前記制御部は、前記判定部の判定結果が、不使用であると判定された医療機器の電源を制御する
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項8]
 前記制御部は、不使用であると判定された医療機器を省電力状態またはオフの状態に移行させる指示、または不使用であると判定された医療機器の電源をオフにすることを促すメッセージの表示の指示を出す
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項9]
 前記メッセージは、前記医療機器とは異なるモニタに表示され、前記モニタに対して前記指示は出される
 請求項8に記載の情報処理装置。
[請求項10]
 前記判定部は、前記医療機器用の判定テーブルを参照して前記判定を行う
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項11]
 前記判定部は、複数の前記医療機器からのデータに基づき、手術室内の不使用な医療機器を検出する
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項12]
 前記判定部は、前記医療機器からの映像データを解析し、術者の視線方向とは異なる方向にあるモニタを検出し、
 前記制御部は、検出された前記モニタの電源を制御する
 請求項4に記載の情報処理装置。
[請求項13]
 医療機器の電源状態を制御する情報処理装置が、
 前記医療機器からデータを取得し、
 前記データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、
 判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する
 情報処理方法。
[請求項14]
 医療機器で撮影された映像データを取得する取得部と、
 前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定する判定部と、
 前記判定部で判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する制御部と
 を備える画像処理装置。
[請求項15]
 前記判定部は、前記医療機器が使用中に撮影する映像であるか否かを判定することで、前記医療機器の使用状態を判定する
 請求項14に記載の画像処理装置。
[請求項16]
 前記制御部は、前記判定部により前記医療機器が不使用であると判定された場合、接続されている前記医療機器を省電力状態またはオフの状態に移行させる
 請求項14に記載の画像処理装置。
[請求項17]
 前記制御部は、前記判定部により前記医療機器が不使用であると判定された場合、接続されている前記医療機器の電源をオフにすることを促すメッセージの表示の指示を、前記医療機器に出す
 請求項14に記載の画像処理装置。
[請求項18]
 前記判定部は、接続されている前記医療機器用の判定テーブルを参照して前記判定を行う
 請求項14に記載の画像処理装置。
[請求項19]
 医療機器に接続され、前記医療機器からの映像データを処理する画像処理装置が、
 前記医療機器で撮影された映像データを取得し、
 前記映像データを解析し、前記医療機器の使用状態を判定し、
 判定された前記医療機器の使用状態に基づいて、前記医療機器の電源状態を制御する
 画像処理方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]

[ 図 13]

[ 図 14]

[ 図 15]

[ 図 16]

[ 図 17]

[ 図 18]

[ 図 19]

[ 図 20]

[ 図 21]

[ 図 22]