Processing

Please wait...

Settings

Settings

Goto Application

1. WO2020115857 - ASSISTANCE METHOD USING ASSISTANCE DEVICE

Document

明 細 書

発明の名称 介助装置を用いた介助方法

技術分野

0001  

背景技術

0002  

先行技術文献

特許文献

0003  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0004   0005  

課題を解決するための手段

0006  

発明の効果

0007  

図面の簡単な説明

0008  

発明を実施するための形態

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069  

符号の説明

0070  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  

明 細 書

発明の名称 : 介助装置を用いた介助方法

技術分野

[0001]
 本明細書は、介助装置を用いた介助方法に関する。

背景技術

[0002]
 高齢化社会の進展に伴い、介助装置のニーズが増大している。例えば、特許文献1には、専用シートを用いて被介助者をベッドから移乗支援ロボットへ移乗させる技術が開示されている。特許文献2には、被介助者の座位姿勢からの移乗動作を介助する介助装置が開示されている。特許文献3には、被介助者を乗せたまま入浴可能な車椅子が開示されている。

先行技術文献

特許文献

[0003]
特許文献1 : 特許第6142116号
特許文献2 : 特開2016-165313号公報
特許文献3 : 特開平6-169968号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0004]
 特許文献3に記載の技術において、介助者は、被介助者を車椅子に乗せたまま入浴介助を行うことができるが、被介助者を座らせたままの状態で被介助者の臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことは難しい。また、臀部を浮かせた被介助者を介助者が支えながら、他の介助者が被介助者の臀部及び臀部まわりを洗う場合、被介助者を支持する介助者に加わる身体的負担が大きい。
[0005]
 本明細書は、被介助者の入浴を介助するにあたり、介助者の身体的負担を軽減しつつ、被介助者の臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことができる介助装置を用いた介助方法を提供することを解決すべき課題とする。

課題を解決するための手段

[0006]
 本明細書は、基台と、被介助者の上半身を前方から支持しつつ、前記基台に対して昇降する支持部と、前記支持部を駆動する駆動部と、を備えた介助装置を用いた介助方法を開示する。前記介助装置は、防水仕様により構成され、前記介助方法は、着座した前記被介助者を前記介助装置に搭乗させる搭乗工程と、前記支持部を上昇させることにより前記被介助者の臀部を浮かせた状態で、前記被介助者の身体を介助者が洗う背面側洗い工程とを備える。

発明の効果

[0007]
 本明細書で開示する介助装置を用いた介助方法によれば、介助装置は、防水仕様により構成されるので、浴室で用いることができる。また、介助者は、介助装置に用いて被介助者の上半身を前方から支持することにより、被介助者が臀部を浮かせた状態を維持することができ、その状態で被介助者の身体を洗うことができる。よって、介助装置を用いた介助方法は、被介助者の入浴を介助するにあたり、介助者の身体的負担を軽減しつつ、被介助者の臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことができる。さらに、介助装置を用いた介助方法は、被介助者の上半身を支持部により支持するので、被介助者は、被介助者の上半身を介助者が支持する場合と比べて、気兼ねなく被介助者の体重を支持部に預けることができる。よって、介助装置を用いた介助方法は、被介助者の入浴を安全に介助することができる。

図面の簡単な説明

[0008]
[図1] 実施形態における介助装置の側面部分断面図であり、被介助者が介助装置に搭乗した際の初期状態を示している。
[図2] 介助装置の側面部分断面図であり、被介助者の臀部を椅子から浮かせる際の介助装置の動作過程を示す。
[図3] 介助装置の側面部分断面図であり、被介助者の臀部を椅子から浮かせた状態を示す。
[図4] 入浴介助の手順を示すフローチャートである。
[図5] 入浴介助の中で実行する脱衣工程を示すフローチャートである。
[図6] 介助者が被介助者の上半身脱衣を介助する過程を示す図である。
[図7] 介助者が被介助者の下半身脱衣準備を介助する過程を示す図である。
[図8] 介助者が被介助者の下半身脱衣を介助する過程を示す図である。
[図9] 入浴介助の中で実行する入浴工程を示すフローチャートである。
[図10] 介助者が被介助者を座らせた状態で被介助者の入浴介助を行う過程を示す図である。
[図11] 介助者が被介助者の臀部を浮かせた状態で被介助者の入浴介助を行う過程を示す図である。
[図12] 入浴介助の中で実行する着衣工程を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0009]
 1.介助装置1の主な使用態様
 以下、本明細書に開示する介助装置を用いた介助方法を適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら、介助装置1の主な使用態様について説明する。
[0010]
 介助装置1は、主として、介助者Gが被介助者Mの入浴や衣服の着脱を介助する際に用いられる。例えば、介助者Gは、介助装置1に用いて被介助者Mの上半身を前方から支えながら、座っている被介助者Mの臀部を浮かせることができる。また、介助者Gは、介助装置1を用いて、被介助者Mが臀部を浮かせた状態を維持できる。さらに、介助者Gは、介助装置1に被介助者Mを搭乗させた状態で介助装置1を移動させることできる。
[0011]
 2.介助装置1の概略構成
 続いて、図1を参照しながら、介助装置1の概略構成を説明する。図1に示すように、介助装置1は、基台2と、アーム3と、支持部4と、アクチュエータ5と、リンク機構6と、緩衝機構7と、図略の制御部とを主に備える。
[0012]
 基台2は、足載置台21と、後輪23と、基台ロッド24と、下腿当て部25と、左右一対の取り付け板26と、左右一対の前輪28とを主に備える。足載置台21は、床面Fに近接した位置に配置される。また、足載置台21は、足載置台21の上面を形成する足載置面211を備える。足載置面211は、被介助者Mが足を載せる位置となる部位であって、概ね水平に形成される。
[0013]
 左右一対の後輪23は、足載置台21の後側の左右に設けられる。左右一対の基台ロッド24は、足載置台21の前面の左右からそれぞれ前向きに設けられる。基台ロッド24は、前方から上方へ屈曲した後、後方に傾いて延在する。下腿当て部25は、2本の基台ロッド24の上部に、後向きに設けられる。下腿当て部25は、足載置台21の前寄りの上方に位置であって、被介助者Mの下腿付近が接触可能な位置に設けられている。
[0014]
 ここで、介助装置1は、浴室で用いることを想定して作られたものであり、下腿当て部25は、防水仕様となっている。例えば、下腿当て部25は、防水性の高い連続気泡構造の発泡体で形成されたクッション材の全体を、防水性の高い下腿当てカバーで覆うことにより形成される。また、足載置面211には、被介助者Mが足を滑らせないようにするための滑り抑制加工が施されている。これにより、介助装置1は、搭乗した被介助者Mが足を滑らせて転倒することを抑制できる。なお、滑り抑制加工としては、足載置面211に凹凸面を形成することや、滑り抑制効果のあるコーティング剤を塗布すること等が例示される。
[0015]
 左右一対の取り付け板26は、基台ロッド24の前方から上方へ屈曲した屈曲部の少し上寄りの位置であって、向かい合う内側の位置にそれぞれ固設される。取り付け板26は、基台ロッド24から前方に延びる。左右一対の前輪28は、左右一対の取り付け板26の下側の前部に設けられる。介助装置1は、前輪28および後輪23の転舵機能により、直進移動および旋回移動だけでなく、横移動および超信地旋回が可能となっている。これにより、介助者Gは、介助装置1を容易に移動させることができる。なお、前輪28は、移動を規制するロック機能を備える。よって、介助者Gは、被介助者Mを介助装置1に搭乗させる際に介助装置1の移動を規制することで、被介助者Mを安全に介助装置1に搭乗させることができる。
[0016]
 アーム3は、取り付け板26に対し、前後方向へ揺動可能に支持される。なお、アーム3の前方への揺動は、被介助者Mを起立させる起立方向に対応し、後方への揺動は、被介助者Mを着座させる着座方向に対応する。また、アーム3には、アクチュエータ5及び制御部(図示せず)の電源となるバッテリ(図示せず)が収納される。なお、バッテリは、防水仕様となっている。
[0017]
 支持部4は、胴体支持部41と、左右一対の脇支持部45とを主に備える。胴体支持部41は、被介助者Mの上半身を前方から支持する部位である。胴体支持部41は、ハンドル42と、ベースプレート43と、胴体接触部材44とを備える。ハンドル42は、概ね四角形の枠形状に形成されている。ハンドル42は、被介助者Mが把持する部位であると共に、介助装置1を移動させる際に介助者Gが把持する部位でもある。
[0018]
 ベースプレート43は、概ね矩形状の部材であって、金属や樹脂等の剛性の大きな板材を用いて形成される。ベースプレート43は、アーム3の上部に対して前後方向へ揺動可能に支持される。なお、支持部4の前方への揺動は、被介助者Mを起立させる起立方向に対応し、後方への揺動は、被介助者Mを着座させる着座方向に対応する。また、ベースプレート43には、ハンドル42が一体的に揺動可能に固定される。胴体接触部材44は、ベースプレート43の上面に取り付けられる。また、胴体接触部材44は、被介助者Mが上半身を当てる部位であり、ベースプレート43よりも柔軟性のある材料で形成される。
[0019]
 左右一対の脇支持部45は、胴体支持部41の左右両側の胸部寄りに取り付けられる。各々の脇支持部45は、鈍角に屈曲するL字状に形成される。脇支持部45の取り付け側の基端から屈曲位置までの短い直線状部分は肩受け部となり、屈曲位置から先端までの長い直線状部分は脇進入部となる。肩受け部は、被介助者Mの肩の前面を支持し、脇進入部は、被介助者Mの胴体の両側の脇に進入する。
[0020]
 脇支持部45は、芯部材(図示せず)と、外周部材47とを主に備える。芯部材は、例えば、金属又は硬質樹脂等で形成された丸棒やパイプを屈曲することにより形成される。外周部材47は、芯部材の外周を覆う筒状の部材であり、心部材よりも柔軟性のある材料で形成される。
[0021]
 ここで、支持部4は、防水仕様となっている。具体的に、胴体接触部材44及び外周部材47の全体は、防水性の高い支持部カバー48で覆われている。よって、支持部4は、胴体支持部41が濡れたとしても、支持部カバー48の内部に水が浸入することを抑制できる。また、支持部カバー48は、支持部4に対して着脱可能に装着されるので、介助者Gは、必要に応じて支持部カバー48を交換することができる。よって、介助装置1は、支持部カバー48を清潔に保つことができる。
[0022]
 さらに、胴体接触部材44及び外周部材47は、防水性の高いクッション材により形成される。よって、支持部4は、支持部カバー48の内部に水が浸入したとしても、支持部カバー48を取り外すことで、胴体接触部材44及び外周部材47に付着した水分を拭き取ることができる。なお、胴体接触部材44及び外周部材47に用いるクッション材としては、連続気泡構造の発泡体等が例示される。また、胴体接触部材44は、ベースプレート43に対して着脱可能に装着されていてもよく、外周部材47は、筒部材に対して着脱可能に装着されていてもよい。これにより、介助者Gは、必要に応じて胴体接触部材44及び外周部材47を交換することができる。
[0023]
 また、支持部カバー48には、滑り抑制部481が形成される。滑り抑制部481は、例えば凹凸面である。滑り抑制部481は、支持部カバー48のうち、主に支持部4によって被介助者Mを支持する際に被介助者Mが接触する部位に設けられる。滑り抑制部481は、支持部カバー48又は被介助者Mが濡れた状態で支持部カバー48に被介助者Mが接触した場合において、支持部カバー48に対する被介助者Mの滑りを抑制する機能を有する。よって、介助装置1は、浴室内で用いる場合に被介助者Mが転倒することを抑制できる。
[0024]
 アクチュエータ5は、本体部51と、可動部52と、モータ53とを主に備える。本体部51は、円筒状の部材である。本体部51の下端は、足載置台21の前側寄りの左右方向の中央に設けられた緩衝機構7を介して基台2に接続される。可動部52は、本体部51に収容された丸棒状の部材である。可動部52は、本体部51の上端から出没可能に設けられる。
[0025]
 モータ53は、本体部51の下部の前側に付設される。モータ53は、図略の制御部によって流れる電流の方向が制御される。可動部52は、モータ53からの駆動によって本体部51に対して出没し、アクチュエータ5が伸縮する。なお、アクチュエータ5は、モータ53の代わりに、油圧や空気圧を用いた圧力駆動源などの別種の駆動源を用いることができる。また、アクチュエータ5は、防水仕様により構成される。
[0026]
 ここで、防水仕様のアクチュエータ5は、一般的に、防水仕様でないアクチュエータと比べて高価である。この点に関し、介助装置1は、1つのアクチュエータ5を駆動源として、支持部4の昇降を行うので、介助装置1全体の部品コストを抑制できる。
[0027]
 リンク機構6は、第一リンク部材61と、第二リンク部材62と、規制部材63とを主に備える。第一リンク部材61は、アーム3に設けられた支持軸31に揺動可能に支持される。第一リンク部材61は、図1に示す支持軸31よりも前方側において、可動部52の上端に接続される。また、第一リンク部材61には、図1に示す支持軸31よりも後方側に、第二リンク部材62に係合可能な係合ピン611が突出形成される。この係合ピン611は、第一リンク部材61が図1に示す反時計回りに揺動した際に、第二リンク部材62を下方へ押し下げる。
[0028]
 第二リンク部材62の前方側端部は、第一リンク部材61に設けられた係合ピン611の下方に位置する。第二リンク部材62の後方側端部は、ベースプレート43に固定され、支持部4及び第二リンク部材62は、アーム3に対して一体的に揺動する。規制部材63は、第一リンク部材61の上方であって、第一リンク部材61に当接可能な位置でアーム3に固定される。なお、図1に示す状態において、第一リンク部材61と規制部材63との間には、隙間が形成される。
[0029]
 図略の制御部は、操作装置8及び制御本体部などで構成される。操作装置8は、アクチュエータ5を操作する上昇ボタン81及び下降ボタン82を有する。操作装置8は、介助者Gにより操作される。制御本体部は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置を用いて構成される。制御本体部は、上昇ボタン81及び下降ボタン82の操作情報に応じて、アクチュエータ5のモータ53に流れる電流の有無及び流れる方向を制御する。アクチュエータ5は、上昇ボタン81が押されている間、伸長し続け、下降ボタン82が押されている間、短縮し続ける。そして、アクチュエータ5は、限界まで伸長したところで伸長を停止し、限界まで短縮したところで短縮を停止する。
[0030]
 3.介助装置1の動作態様
 次に、介助装置1の動作態様について説明する。ここでは、被介助者Mを座らせた状態から臀部を浮かせた状態へ移行させる際の介助装置1の動作態様を説明する。図1に示すように、介助者Gは、最初に、ハンドル42を把持して介助装置1を移動させ、座らせた被介助者Mの正面に配置する。
[0031]
 その後、被介助者Mは、下半身を支持部4の下方の領域に進入させ、両足を足載置台21に載置する。このとき、被介助者Mは、下腿の一部を下腿当て部25に接触させることで、姿勢を安定させることができる。続けて、被介助者Mは、座ったままの状態で前傾し、上半身を胴体支持部41に当てつつ、両脇で脇支持部45にもたれかかる。このようにして、被介助者Mは、介助装置1に搭乗する。なお、介助者Gは、上記した被介助者Mの一連の搭乗動作を介助してもよい。
[0032]
 ここで、図1に示す状態において、第二リンク部材62は、図1に示す時計回りに揺動可能である。よって、被介助者Mは、支持部4を前方へ揺動させることで、支持部4の下方の領域を拡げることができる。その結果、被介助者Mは、下半身を支持部4の下方の領域に容易に進入させることができる。
[0033]
 その後、介助者Gは、操作装置8の上昇ボタン81を押す。介助者Gが上昇ボタン81を押している間、アクチュエータ5が伸長し、可動部52に接続された第一リンク部材61の前方側が押し上げられる。これに伴い、第一リンク部材61は、図1に示す反時計回りに揺動し、第一リンク部材61の後方側に設けられた係合ピン611が、第二リンク部材62を押し下げる。その結果、第二リンク部材62は、図1に示す時計回りに揺動し、支持部4は、前方(起立方向)に揺動する。このように、支持部4は、駆動部としてのアクチュエータ5に駆動されることで、基台2に対して昇降する。
[0034]
 図2に示すように、図1に示す状態からアクチュエータ5が所定長さまで伸長すると、脇支持部45が前下がりとなる。これにより、被介助者Mは、後方への移動が脇支持部45により規制される。また、図2に示す状態において、第一リンク部材61は、規制部材63に当接し、アーム3に対する第一リンク部材61の揺動が規制される。その結果、支持部4のアーム3に対する揺動が規制される。
[0035]
 そして、図2に示す状態から更にアクチュエータ5が伸長すると、アーム3は、第一リンク部材61を介してアクチュエータ5に押し上げられ、アーム3は、基台2に対し、図2に示す時計回り方向へ揺動する。また、アクチュエータ5は、可動部52と第一リンク部材61との接続位置が変位するのに伴い、前方に傾動する。一方、支持部4は、アーム3に対して一定の姿勢を維持する。
[0036]
 図2に示す状態から図3に示す状態までアーム3が揺動すると、被介助者Mが更に前傾し、被介助者Mの上半身は、前方斜め上方へ移動する。このようにして、介助者Gは、介助装置1に用いて被介助者Mの上半身を支えながら、座っている被介助者Mの臀部を浮かせることができる。また、介助装置1は、臀部を浮かせた被介助者Mの上半身を前方から支えることで、被介助者Mが臀部を浮かせた状態を維持させることができる。つまり、介助装置1は、介助者Gの代わりとなって、臀部を浮かせた被介助者Mの上半身を支えることができるので、介助者Gの身体的負担を軽減できる。
[0037]
 これに加え、介助装置1は、防水仕様により構成されるので、浴室で用いることができる。例えば、介助者Gは、浴室内で被介助者Mの入浴介助を行うにあたり、介助装置1に用いて臀部を浮かせた被介助者Mの上半身を前方から支持しながら、被介助者の身体を洗うことができる。このように、介助者Gは、介助装置1を用いて被介助者Mの入浴介助を行うことで、介助者Gの身体的負担を軽減しつつ、被介助者Mの臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことができる。
[0038]
 4.入浴介助の手順
 次に、図4に示すフローチャートを参照しながら、介助者Gが被介助者Mの入浴を介助する手順の一例を説明する。図4に示すように、入浴介助は、脱衣工程(S1)と、入浴工程(S2)と、着衣工程(S3)とを含む。
[0039]
 脱衣工程(S1)は、車椅子C1で脱衣所に移動した後、被介助者Mが脱衣を行う工程である。そして、脱衣工程(S1)は、介助装置1を用いて被介助者Mの脱衣を介助する工程を含む。入浴工程(S2)は、脱衣を終えた被介助者が入浴を行う工程である。そして、入浴工程(S2)は、介助装置1を用いて被介助者Mの入浴を介助する工程を含む。着衣工程(S3)は、入浴を終えた被介助者Mが着衣を行う工程である。そして、着衣工程(S3)は、介助装置1を用いて被介助者Mの着衣を介助する工程を含む。
[0040]
 4-1:脱衣工程
 続いて、図5に示すフローチャートを参照しながら、脱衣工程(S1)について説明する。図5に示すように、介助者Gは、脱衣工程(S1)で行う最初の工程として、車椅子C1に座った状態で被介助者Mの上半身脱衣を介助する(S11:上半身脱衣工程、図6参照)。なお、S11の処理において、被介助者Mは、可能な範囲で上半身脱衣を自ら行えばよく、介助者Gは、必ずしも被介助者Mの上半身脱衣の介助を全て行う必要はない。
[0041]
 S11の処理後、介助者Gは、介助装置1を車椅子C1の前方に配置する(S12)。S12の処理において、介助者Gは、介助装置1を移動させ、車椅子C1に座る被介助者Mの正面に介助装置1を配置する。その後、介助者Gは、車椅子C1に座る被介助者Mを介助装置1に搭乗させる(S13)。S13の処理において、被介助者Mは、車椅子C1に座ったままの状態で前傾し、上半身を胴体支持部41に当てつつ、両脇で脇支持部45にもたれかかる(図1参照)。
[0042]
 S13の処理後、介助者Gは、操作装置8を操作して支持部4を上昇させ、被介助者Mの臀部を車椅子C1から浮かせる(S14)。S14の処理において、介助者Gは、操作装置8の上昇ボタン81を押し続け、図3に示す状態まで支持部4を上昇させる。これにより、介助者Gは、介助装置1を用いて臀部を浮かせた被介助者Mの上半身を前方から支えることができる。そして、S14の処理後、介助者Gは、介助装置1に被介助者Mを搭乗させた状態で、被介助者Mを脱衣所から浴室へ移動させる(S15)。
[0043]
 S15の処理後、介助者Gは、被介助者Mの下半身脱衣の準備を行う(S16:下半身脱衣準備工程、図7参照)。S16の処理において、介助者Gは、被介助者Mが下半身に穿いている衣服を臀部よりも下方に下げる。具体的に、介助者Gは、被介助者Mが下半身に穿いている衣服を膝上又は足首あたりまで下げておく。その後、介助者Gは、浴室用の椅子C2を介助装置1の後方に移動させ、被介助者Mの背面側に配置する(S17)。なお、浴室用の椅子C2としては、バスチェアや浴室用車椅子等が例示される。
[0044]
 S17の処理後、介助者Gは、操作装置8を操作して支持部4を下降させ、被介助者Mを椅子に座らせる(S18)。S18において、介助者Gは、操作装置8の下降ボタン82を押し続け、図1に示す状態まで支持部4を下降させる。続いて、介助者Gは、被介助者Mを支持部4から引き離し、介助装置1を椅子C2の前から退避させる(S19)。その後、介助者Gは、椅子C2に座った状態で被介助者Mの下半身脱衣を介助する(S20:下半身脱衣工程、図8参照)。S20の処理において、介助者Gは、S16の処理において臀部よりも下方に下げておいた被介助者Mの衣服を脱がせる。その後、入浴介助は、脱衣工程(S1)から入浴工程(S2)に移行する。
[0045]
 このように、脱衣工程(S1)において、介助者Gは、被介助者Mが臀部を浮かせた際に下半身脱衣の準備をしておき、その後に被介助者Mを座らせた際に下半身脱衣を行う。これにより、介助者Gは、被介助者Mが下半身脱衣を行う際の負担を軽減できる。
[0046]
 つまり、介助者Gは、被介助者Mが臀部を浮かせた状態で下半身に穿いている衣服を脱がせる場合、被介助者Mの足を足載置台21から浮かせる工程が必要となる。こうした工程は、被介助者Mに負担を与えるおそれがある。また、被介助者Mを片足立ち状態にさせた場合には、被介助者Mが転倒するおそれがある。これに対し、脱衣工程(S1)において、介助者Gは、下半身脱衣の準備までを行い、その後に被介助者Mを座らせた状態で下半身脱衣を完了させる。従って、介助者Gは、被介助者Mの負担を軽減できると共に、被介助者Mの下半身脱衣を安全に行うことができる。
[0047]
 また、介助者Gは、被介助者Mを座らせた状態で、上記した下半身脱衣の準備に相当する介助を行う場合、被介助者Mの臀部を一時的に浮かせる工程や、被介助者Mが穿いている衣服を力ずくで引っ張る工程等が必要となる。しかしながら、これらの工程を介助者Gが円滑に行うことは、容易ではなく、被介助者Mに負担を強いるおそれがある。これに対し、脱衣工程(S1)において、介助者Gは、被介助者Mが臀部を浮かせた際に予め下半身脱衣の準備をしておく。これにより、介助者Gは、被介助者Mの下半身脱衣を円滑に行うことができると共に、被介助者Mの負担を軽減できる。なお、被介助者Mを座らせた状態で下半身脱衣の準備を行うことが容易であれば、介助者Gは、S11の処理を行う際にS16及びS20の処理を併せて行ってもよい。
[0048]
 ここで、上記した脱衣工程(S1)において、介助者Gは、上半身脱衣を脱衣所で行った後に浴室へ移動する場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。つまり、介助者Gは、脱衣工程(S1)の全てを脱衣所又は浴室で行ってもよい。なお、介助者Gは、下半身脱衣を脱衣所で行う場合には、上記したS18の処理において被介助者Mを浴室用車椅子に座らせることで、脱衣所から浴室への移動を容易に行うことができる。
[0049]
 4-2:入浴工程
 次に、図9に示すフローチャートを参照しながら、入浴工程(S2)について説明する。図9に示すように、介助者Gは、入浴工程(S2)で行う最初の処理として、支持部4を下降させることにより被介助者Mを椅子C2に着座させ、介助者Gを支持部4から引き離した状態で、被介助者Mの身体を洗う(S21:正面側洗い工程、図10参照)。S21において、介助者Gは、主として、被介助者Mの正面側から身体を洗う介助を行う。具体的に、介助者Gは、被介助者Mの全身のうち、被介助者Mを椅子C2に座らせたままの状態であっても無理なく洗える部位(脇の下や頭髪、足の裏等を含む)を洗う。なお、S21の処理において、被介助者Mは、可能な範囲で自ら身体を洗えばよく、介助者Gは、必ずしも被介助者Mの身体洗い介助を全て行う必要はない。
[0050]
 S21の処理後、介助者Gは、椅子C2の前方に介助装置1を移動させ、介助装置1を被介助者Mの正面に配置する(S22)。続いて、介助者Gは、椅子C2に座る被介助者Mを介助装置1に搭乗させる(S23:搭乗工程、図1参照)。その後、介助者Gは、操作装置8を操作して支持部4を上昇させ、被介助者Mの臀部を椅子C2から浮かせる(S24、図3参照)。
[0051]
 S24の処理後、介助者Gは、介助装置1の後方に配置された椅子C2を退避させる(S25)。その後、介助者Gは、被介助者Mを介助装置1に搭乗させた状態で、被介助者Mの身体を洗う(S26:背面側洗い工程、図11参照)。具体的に、介助者Gは、介助装置1に用いて被介助者Mの上半身を前方から支えながら、被介助者Mの背面側から被介助者Mの身体を洗う介助を行う。これにより、介助者Gは、椅子C2に座った状態では洗いにくい被介助者Mの臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことができる。
[0052]
 またこの場合、介助者Gは、介助装置1を用いることにより、被介助者Mの背面側から被介助者Mの入浴介助を行う介助者Gとは別の介助者Gが、臀部を浮かせた状態の被介助者Mを前方から支持することを不要とすることができる。従って、介助装置1は、被介助者Mの入浴介助に必要とされる介助者Gの人数を少なくすることができる。また、介助者Gは、臀部を浮かせた被介助者Mを前方から支持する役割を介助装置1に任せることができるので、介助者Gの身体的負担を軽減できる。
[0053]
 これに加え、被介助者Mは、気兼ねなく被介助者Mの体重を支持部4に預けることができる。つまり、被介助者Mは、上半身を介助者Gが支える場合と比べて、介助者Gに気を使う必要がない。よって、介助装置1は、介助者Gと被介助者Mとの双方の負担を軽減しつつ、被介助者Mの入浴介助をより安全に行うことができる。
[0054]
 S26の処理後、介助者Gは、介助装置1の後方に椅子C2を移動させ、椅子C2を被介助者Mの背面側に配置する(S27)。続けて、介助者Gは、支持部4を下降させ、被介助者Mを椅子C2に座らせる(S28、図1参照)。その後、介助者Gは、被介助者Mを支持部4から引き離す。続いて、介助者Gは、被介助者Mを浴槽に浸からせる場合には、引き続き、一連の入浴介助を行い、入浴工程(S2)を終了する。これに対し、介助者Gは、被介助者Mを浴槽に浸からせない場合には、そのまま入浴工程(S2)を終了する。入浴介助は、入浴工程(S2)が終了すると、着衣工程(S3)へ移行する。
[0055]
 なお、介助者Gは、上記したS24の処理において、必ずしも図3に示す状態まで支持部4を上昇させる必要はなく、図3に示す状態に到達するよりも前に支持部4の上昇を停止させてもよい。つまり、介助者Gは、被介助者Mを椅子C2に座らせた状態では洗いにくい部位を洗える程度に、被介助者Mの臀部を椅子C2から浮かせることができれば十分である。このように、介助装置1は、介助者Gによる操作装置8の操作に基づき、基台2に対する支持部4の昇降量を調整できる。よって、介助装置1は、介助者Gの利便性を向上させることができる。
[0056]
 また、上記した入浴工程(S2)において、介助者Gは、被介助者Mの正面側から身体を洗う介助(S21:正面側洗い工程)を行った後に、被介助者Mの背面側から身体を洗う介助(S26:背面側洗い工程)を行う場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。つまり、介助者Gは、被介助者Mの背面側から身体を洗う介助(背面側洗い工程)を行った後に、被介助者Mの正面側から身体を洗う介助(正面側洗い工程)を行ってもよい。例えば、介助者Gは、被介助者Mの上半身脱衣及び下半身脱衣を終えた後、介助装置1に被介助者Mを搭乗させて脱衣所から浴室へ移動した場合には、被介助者Mの背面側から身体を洗う介助(背面側洗い工程)を先に行うことで、入浴工程(S2)を効率よく行うことができる。
[0057]
 また、入浴工程(S2)において、介助者Gは、S25及びS27の処理を省略し、介助装置1の後方に配置された椅子C2を置いたまま被介助者Mの背面側から身体を洗う介助(S26)を行ってもよい。
[0058]
 4-3:着衣工程
 次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、着衣工程(S3)について説明する。図12に示すように、介助者Gは、着衣工程(S3)で行う最初の処理として、被介助者Mを座らせた椅子C2の前方に介助装置1を移動させ、介助装置1を被介助者Mの正面に配置する(S31)。続いて、介助者Gは、被介助者Mを介助装置1に搭乗させる(S32、図1参照)。その後、介助者Gは、操作装置8を操作して支持部4を上昇させ、被介助者Mの臀部を椅子C2から浮かせる(S33、図3参照)。
[0059]
 S33の処理後、介助者Gは、介助装置1に被介助者Mを搭乗させた状態で、被介助者Mを浴室から脱衣所へ移動させる(S34)。その後、介助者Gは、被介助者Mを介助装置1に搭乗させた状態で、被介助者Mの身体を拭く(S35)。S35の処理において、介助者Gは、被介助者Mの身体のうち、少なくとも被介助者Mを座らせた状態では拭きにくい部位(臀部及び臀部まわり等)に付着した水分を拭き取る。
[0060]
 S35の処理後、介助者Gは、被介助者Mを搭乗させた介助装置1を、脱衣所で用いる椅子の前方に移動させ、椅子を被介助者Mの背面側に配置する(S36)。なお、脱衣所で用いる椅子としては、予め脱衣所に準備された椅子や浴室用の車椅子等が例示される。また、S36の処理において、介助者Gは、介助装置1を移動させる代わりに、椅子を移動させてもよい。
[0061]
 S36の処理後、介助者Gは、支持部4を下降させ、被介助者Mを椅子に座らせる(S37)。そして、介助者Gは、被介助者Mから支持部4を引き離し、介助装置1を椅子の前から退避させ(S38)、被介助者Mを椅子に座らせた状態で被介助者Mの身体を拭く(S39)。なお、S39の処理において、被介助者Mは、可能な範囲で自ら身体を拭けばよい。
[0062]
 S39の処理後、介助者Gは、被介助者Mを椅子に座らせた状態で、被介助者Mの上半身着衣を介助すると共に、被介助者Mの下半身着衣の準備を行う(S40)。S40の処理において、介助者Gは、下半身着衣の準備として、被介助者Mが下半身に穿く衣服に足を通した状態とする。その後、介助者Gは、介助装置1を椅子の前方に移動させ、介助装置1を被介助者Mの正面に配置する(S41)。
[0063]
 S41の処理後、介助者Gは、被介助者Mを介助装置1に搭乗させる(S42、図1参照)。続いて、介助者Gは、操作装置8を操作して支持部4を上昇させ、被介助者Mの臀部を浮かせる(S43)。その後、介助者Gは、介助装置1に被介助者Mを搭乗させた状態で、被介助者Mの下半身着衣を介助する(S44)。
[0064]
 S44の処理後、介助者Gは、被介助者Mを搭乗させた状態で介助装置1を移動させ、脱衣所までの移動に用いた車椅子C1の前に介助装置1を配置する(S45)。なお、S45の処理において、介助者Gは、介助装置1を移動させる代わりに、車椅子C1を移動させ、介助装置1の後方に車椅子C1を配置してもよい。S45の処理後、介助者Gは、支持部4を下降させることで被介助者Mを車椅子C1に座らせ、被介助者Mを支持部4から引き離す(S46)。これにより、着衣工程(S3)が終了し、入浴介助が全て終了する。
[0065]
 なお、着衣工程(S3)において、介助者Gは、被介助者Mを浴室から脱衣所に移動させた後に、被介助者Mの身体を拭き、被介助者Mの着衣を介助する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、必ずしもこれに限られるものでない。例えば、介助者Gは、着衣工程(S3)の全てを浴室で行ってもよい。また、介助者Gは、入浴工程(S2)の中で実行されるS28の処理において、浴室用車椅子に被介助者Mを座らせ、被介助者Mを浴室から脱衣所へ移動させてもよい。
[0066]
 以上説明したように、介助者Gは、浴室内で被介助者Mの入浴介助を行う際に、介助装置1を用いて被介助者Mの上半身を前方から支持することにより、被介助者Mが臀部を浮かせた状態を維持することができ、その状態で被介助者Mの身体を洗うことができる。よって、介助者Gは、被介助者Mの入浴を介助するにあたり、介助装置1を用いて入浴介助を行うことにより、介助者Gの身体的負担を軽減しつつ、被介助者Mの臀部及び臀部まわりをくまなく洗うことができる。
[0067]
 さらに、介助者Gは、被介助者Mの上半身を支持部4で支えながら、被介助者Mの臀部及び臀部まわりを洗うことができる。この場合、被介助者Mは、上半身を介助者Gに支えてもらう場合と比べて、気兼ねなく被介助者Mの体重を支持部4に預けることができる。よって、介助者Gは、被介助者Mの入浴介助を安全に行うことができる。
[0068]
 また、介助者Gは、被介助者Mの入浴介助において、被介助者Mを椅子C2に着座させた状態で被介助者Mの身体を洗う工程(正面側洗い工程)と、被介助者Mの臀部を椅子C2から浮かせた状態で被介助者Mの身体を洗う工程(背面側洗い工程)とを含む。これにより、介助者Gは、被介助者Mの全身をくまなく洗うことができる。
[0069]
 5.その他
 以上、上記実施形態に基づいて本明細書に開示する介助装置を用いた介助方法について説明したが、上記形態に何ら限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施形態で示した入浴介助の手順は、一例であり、脱衣所や浴室に設けられた設備や被介助者Mの状態等に応じて、入浴介助の手順を適宜変更することは当然可能である。

符号の説明

[0070]
 1:介助装置、 2:基台、 4:支持部、 5:アクチュエータ(駆動部)、 8:操作装置、 481:滑り抑制部、 G:介助者、 M:被介助者、 S11:上半身脱衣工程、 S16:下半身脱衣準備工程、 S20:下半身脱衣工程、 S21:正面側洗い工程、 S23:搭乗工程、 S26:背面側洗い工程

請求の範囲

[請求項1]
 基台と、
 被介助者の上半身を前方から支持しつつ、前記基台に対して昇降する支持部と、
 前記支持部を駆動する駆動部と、
 を備えた介助装置を用いた介助方法であって、
 前記介助装置は、防水仕様により構成され、
 前記介助方法は、
 着座した前記被介助者を前記介助装置に搭乗させる搭乗工程と、
 前記支持部を上昇させることにより前記被介助者の臀部を浮かせた状態で、前記被介助者の身体を介助者が洗う背面側洗い工程と、
 を備える、介助装置を用いた介助方法。
[請求項2]
 前記介助方法は、前記支持部を下降させることにより前記被介助者を着座させ、前記被介助者を前記支持部から引き離した状態で、前記被介助者の身体を前記介助者が洗う正面側洗い工程を備える、請求項1に記載の介助装置を用いた介助方法。
[請求項3]
 前記被介助者を着座させた状態で、前記被介助者が上半身に着ている衣服の脱衣を行う上半身脱衣工程と、
 前記被介助者を支持する前記支持部を上昇させることにより前記被介助者の臀部を浮かせた状態で、前記被介助者が下半身に穿いている衣服を少なくとも臀部よりも下方に下げる下半身脱衣準備工程と、
 前記支持部を下降させることにより前記被介助者を着座させ、前記被介助者を前記支持部から引き離した状態で、前記被介助者の臀部よりも下方に下げた衣服の脱衣を行う下半身脱衣工程と、
 を備える、請求項1又は2に記載の介助装置を用いた介助方法。
[請求項4]
 前記介助装置は、前記介助者により操作される操作装置を備え、
 前記支持部は、前記背面側洗い工程において、前記介助者による前記操作装置の操作に基づき、前記基台に対する昇降量が調整される、請求項1-3の何れか一項に記載の介助装置を用いた介助方法。
[請求項5]
 前記支持部は、前記背面側洗い工程において前記被介助者と接触する部位に、前記支持部に対する前記被介助者の滑りを抑制する滑り抑制部を備える、請求項1-4の何れか一項に記載の介助装置を用いた介助方法。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]

[ 図 11]

[ 図 12]