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1. WO2020100690 - ELECTRIC PUMP

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明 細 書

発明の名称 電動ポンプ

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004   0005   0006   0007  

先行技術文献

特許文献

0008  

発明の概要

0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016  

図面の簡単な説明

0017  

発明を実施するための形態

0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068  

産業上の利用可能性

0069  

符号の説明

0070  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9  

図面

1   2   3  

明 細 書

発明の名称 : 電動ポンプ

技術分野

[0001]
 本開示は、電動ポンプ、特に車両用の冷却システムに用いられる電動ポンプに関する。

背景技術

[0002]
 自動車等の車両に用いられる冷却システムは、ラジエータで冷却された冷媒(冷却水)によって車両に搭載された発熱機器を冷却するものがある。例えば、ハイブリッド自動車に用いられる冷却システムは、ラジエータで冷却された冷媒が配管によって送液されて、インバータ及びコンバータ等からなるパワーユニットを冷却している。このような冷却システムでは、配管内の冷媒を循環させるために電動ポンプが用いられる。
[0003]
 この種の電動ポンプには、マグネットカップリングポンプを用いるものが知られている。
[0004]
 マグネットカップリングポンプを用いる電動ポンプは、駆動マグネットおよび従動マグネットを用いてインペラを回転し、冷媒を循環させている。具体的に、従動マグネットが固定されたインペラは、ポンプ室に配置されたシャフトに回転自在に取り付けられている。駆動マグネットは、ロータが取り付けられたシャフトに固定されている。シャフトが回転すれば、シャフトとともに駆動マグネットが回転する。駆動マグネットが回転すれば、駆動マグネットが発生する磁気力の影響により、従動マグネットに回転力が伝達される。従動マグネットが回転すれば、従動マグネットが固定されたインペラは回転する。従動マグネットが固定されたインペラは、ポンプ室に配置されたシャフトに対して、インペラの中心部に固定された軸受を介して回転する。
[0005]
 一方、電動ポンプには、小型化を求める声がある。この要望に対し、電動ポンプは、ポンプ全長を縮めるため、シャフトに取り付けられる一対の軸受に挟まれた区間に、駆動マグネットを固定したものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
[0006]
 従来の電動ポンプは、シャフトに取り付けられる一対の軸受に挟まれた区間に駆動マグネットを固定している。さらに、従来の電動ポンプは、一対の軸受のうち筐体に固定された軸受の外側に駆動マグネットを配置している。
[0007]
 この構成の場合、従来の電動ポンプは、駆動マグネットの外径が軸受の外径より大きくなり、駆動マグネットの重量及びイナーシャが増大する。さらに、従来の電動ポンプは、回転する駆動マグネットにより、振動が増大することがある。

先行技術文献

特許文献

[0008]
特許文献1 : 特開平1-142292号公報

発明の概要

[0009]
 本開示は、このような問題を解決するためになされたものである。本開示は、つぎの電動ポンプを提供することを目的とする。
[0010]
 すなわち、本開示において、駆動マグネットは、一対の軸受に挟まれた区間の外側のシャフト端部に配置される。さらに、駆動マグネットの外径は、一対の軸受のうち駆動マグネットの近くに位置する軸受の外径よりも小さい。
[0011]
 本構成とすることで、本開示に係る電動ポンプは、駆動マグネットの重量を低減することができ、回転する駆動マグネットによる振動を抑制できる。
[0012]
 上記目的を達成するために、本開示に係る電動ポンプの一態様は、ポンプ室と、モータと、を備える。
[0013]
 ポンプ室は、吸込口と、吐出口と、インペラと、従動マグネットと、を有する。吸込口は、冷媒を吸い込む。吐出口は、吸い込んだ冷媒を吐出する。インペラは、吸込口から吸い込んだ冷媒を吐出口へと導く。従動マグネットは、インペラに取り付けられる。
[0014]
 モータは、ロータと、ロータと向かい合って位置するステータと、を備える。ロータは、モータシャフトと、第1の軸受と、駆動マグネットと、を含む。モータシャフトは、軸心方向に延伸する。第1の軸受は、モータシャフトの一端に取り付けられて、モータシャフトを回転自在に支持する。駆動マグネットは、モータシャフトの一端において、第1の軸受と隣接し、従動マグネットと向かい合う位置に取り付けられる。
[0015]
 軸心と交差する径方向において、駆動マグネットの外径は、第1の軸受の外径よりも小さい。
[0016]
 本開示の電動ポンプを用いれば、駆動マグネットの重量及びイナーシャを低減することができ、回転する駆動マグネットによる振動を抑制することができる。

図面の簡単な説明

[0017]
[図1] 図1は、実施の形態に係る電動ポンプの断面図である。
[図2] 図2は、実施の形態に係る電動ポンプの外観斜視図である。
[図3] 図3は、実施の形態に係る電動ポンプが備えるロータの部分断面を示す斜視図である。

発明を実施するための形態

[0018]
 以下、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって、本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
[0019]
 各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺等は必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
[0020]
 (実施の形態)
 以下、実施の形態に係る電動ポンプ1について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る電動ポンプ1の断面図である。図2は、実施の形態に係る電動ポンプ1の外観斜視図である。図3は、実施の形態に係る電動ポンプ1が備えるロータ320の部分断面を示す斜視図である。
[0021]
 電動ポンプ1は、冷媒である作動流体として冷却水を用いる。電動ポンプ1は、モータ300の動力によって冷却水をポンプ室100aに吸い込み、吸い込んだ冷却水をポンプ室100aから吐出する電動式のポンプである。電動ポンプ1は、冷却水として水(冷却水)を用いる電動ウォーターポンプである。
[0022]
 電動ポンプ1は、ラジエータ等の熱交換器が接続された循環路中に組み込まれる冷却用ポンプである。例えばハイブリッド自動車において、電動ポンプ1は、ラジエータで冷却された冷却水を循環路内に循環させることで、インバータ及びコンバータ等からなるパワーユニットあるいはエンジン(内燃機関)等に冷却水を供給する。
[0023]
 図1及び図2に示すように、電動ポンプ1は、筐体100と、インペラ200と、モータ300および駆動回路ユニット400と、を備える。
[0024]
 筐体100は、ポンプ室(ポンプケーシング)100aと、モータ室(モータケーシング)100bと、を有する。インペラ200は、ポンプ室100a内に配置される。モータ300および駆動回路ユニット400は、モータ室100b内に配置される。駆動回路ユニット400は、複数の回路部品410と、複数の回路部品410が実装された回路基板420と、を有する。
[0025]
 筐体100は、電動ポンプ1の外郭をなす外郭部材である。図1及び図2に示すように、筐体100は、第1筐体部110と第2筐体部120と第3筐体部130とによって構成されている。第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、例えば3本のネジによって互いに連結されて固定されている。
[0026]
 第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、樹脂材料又は金属材料等によって構成されている。第1筐体部110、第2筐体部120及び第3筐体部130は、樹脂材料の中では比較的に熱伝導率が高いPPS(Polyphenylenesulfide)樹脂によって構成されている。
[0027]
 ポンプ室100aは、冷却水が通る領域である。ポンプ室100aは、第1筐体部110と第2筐体部120とによって構成されている。ポンプ室100aは、第1筐体部110と第2筐体部120とによって囲まれた空間領域であり、第1筐体部110及び第2筐体部120を隔壁として流路を構成している。
[0028]
 ポンプ室100aは、冷却水を吸い込む吸込口101及び吸い込んだ冷却水を吐出する吐出口102を有する。吸込口101及び吐出口102は、第1筐体部110に設けられている。吸込口101及び吐出口102は、長尺円筒形状である。吸込口101及び吐出口102は、互いの円筒の延伸方向がねじれの位置にある関係で、第1筐体部110に設けられている。
[0029]
 具体的には、吸込口101は、吸込口101内を冷却水が流れる方向とインペラ200の回転軸とが実質的に平行となるように設けられている。一方、吐出口102は、吐出口102内を冷却水が流れる方向と、インペラ200が回転する範囲を示す円の接線方向のうちの1つの接線方向と、が実質的に平行となるように設けられている。これにより、インペラ200が回転することで、冷却水が吸込口101からポンプ室100a内に引き込まれるとともに、引き込まれた冷却水がポンプ室100aから吐出口102を介して吐出される。
[0030]
 モータ室100bは、第2筐体部120と第3筐体部130とによって囲まれた空間領域である。モータ室100bは、第2筐体部120と第3筐体部130とが隔壁となって閉空間を形成している。このように、第2筐体部120が、ポンプ室100aとモータ室100bとの隔壁を兼用している。
[0031]
 モータ室100bには、モータ300及び駆動回路ユニット400が収納されている。つまり、モータ300及び駆動回路ユニット400は、同一の内部空間であるモータ室100bに配置されている。具体的には、モータ室100bには、モータ300が収納されているとともに、複数の回路部品410及び回路基板420が収納されている。
[0032]
 電動ポンプ1は、第2筐体部120を境界として液層であるポンプ室100aと空気層であるモータ室100bとに分離された構造となっている。電動ポンプ1は、モータが備えるロータが冷却水に浸されるキャンドタイプとは異なり、モータ室100b内に位置するモータ300は冷却水に浸されない。電動ポンプ1は、モータ室100b内には冷却水が流入しない構造となっている。
[0033]
 インペラ(羽根車)200は、円板状の底部(ベース)210と複数枚の羽根(ブレード)220とを有する。インペラ200は、吸込口101に対向する位置に配置されている。複数枚の羽根220は、底部210に固定されている。複数枚の羽根220は、オープンブレードである。複数枚の羽根220は、インペラ200の中心軸を中心として実質的に放射状に配置されている。インペラ200の中心軸は、後述するモータシャフト323に含まれる軸心Cが延伸する方向上に位置する。
[0034]
 インペラ200は、インペラ200の中心軸と同軸にインペラ軸受230を有し、底部210の下面に中心軸と同軸に円環状の従動マグネット240と、円環状のバックヨーク250と、を有している。インペラ軸受230と、従動マグネット240と、バックヨーク250とは、底部210に固定されている。
[0035]
 インペラシャフト500は、第2筐体部120の中心軸と同軸に、第2筐体部120に固定され、ポンプ室100a内に配置される。
[0036]
 インペラ200は、インペラシャフト500と、インペラ軸受230を介して回転自在に取り付けられている。
[0037]
 ワッシャ600は、インペラシャフト500の先端に形成された先端ネジ部とナット700により、インペラシャフト500の先端に固定されている。ワッシャ600は、インペラ200のスラスト方向(軸心C方向)の移動を抑制する。
[0038]
 モータ300は、例えばインナロータ型のDCブラシレスモータである。モータ300は、ステータ310(固定子)と、ステータ310の内周側に配置されたロータ(回転子)320と、を有する。
[0039]
 ステータ310は、複数のコイル311(巻線)を有している。ステータ310は、コイル311への通電により内周側に磁束を生じさせる。ステータ310は、モータフレーム330に固定されている。なお、モータフレーム330は、第3筐体部130に固定されている。
[0040]
 図1及び図3に示すように、ロータ320は、ロータフレーム321にロータシャフト323が連結された構成である。ロータマグネット322は、ロータフレーム321の外周に固定されている。ロータマグネット322は、円柱状の部材であり、ステータ310の内周面と僅かな隙間(エアギャップ)を介して対向するように設置されている。ステータ310が有する複数のコイル311に対応するよう、ロータマグネット322には、複数の磁極(例えば周方向に交互にN極とS極とが並ぶ永久磁石)が設けられている。ロータシャフト323は、モータフレーム330に設けられた第2の軸受である第2ロータ軸受326と、第2筐体部120に設けられた第1の軸受である第1ロータ軸受327と、で支持されている。第1ロータ軸受327及び第2ロータ軸受326は、ともにラジアル玉軸受、いわゆるラジアル軸受タイプのボールベアリングである。第1ロータ軸受327及び第2ロータ軸受326は、ロータシャフト323のそれぞれの端部に圧入される。よって、モータ300内において、ロータシャフト323は、軸心Cに対して回転自在に支持された状態で軸心方向(アキシャル方向)に取り付けられる。
[0041]
 ロータシャフト323の先端には、マグネットホルダー324が固定される。マグネットホルダー324の外周には、円環状の駆動マグネット325がロータシャフト323と同軸上に固定されている。駆動マグネット325は、マグネットホルダー324を介して、第2ロータ軸受326と第1ロータ軸受327とに挟まれた区間の外側であって、第1ロータ軸受327近傍のロータシャフト323の端部に固定されている。駆動マグネット325の外径は、第1ロータ軸受327の外径より小さい。これにより、第1ロータ軸受327が、第2筐体部120に保持される。
[0042]
 駆動マグネット325と従動マグネット240は、複数の磁極が設けられ、同一の磁極数となっている。駆動マグネット325と従動マグネット240は、対向するN極とS極が磁気力で引き合っている。駆動マグネット325と従動マグネット240は同軸上に配置されている。
[0043]
 マグネットホルダー324を介して固定された駆動マグネット325が回転すると、駆動マグネット325が発する磁気力により、従動マグネット240に回転力が伝達され、インペラ200が回転する。駆動マグネット325は、モータ室100bに配置されている。従動マグネット240は、ポンプ室100aに配置されている。駆動マグネット325と従動マグネット240は、第2筐体部120の隔壁で仕切られている。駆動マグネット325の回転力は、第2筐体部120の隔壁を通過する磁気力により、従動マグネット240に伝達される。ポンプ室100a内に配置されたインペラ200を回転させることで、電動ポンプ1は、吸込口101から冷却水をポンプ室100a内に引き込み、吐出口102から冷却水を吐出する。
[0044]
 駆動回路ユニット400は、モータ300を駆動するための複数の回路部品410と、複数の回路部品410が実装された回路基板420とを備える。
[0045]
 複数の回路部品410は、モータ300を駆動するための駆動回路等を構成する。回路部品410(回路素子)は、例えば、電解コンデンサ411又はセラミックコンデンサ等の容量素子、抵抗器等の抵抗素子、コイル素子、又は、マイクロコンピュータ412等の半導体素子等である。回路部品410には、ロータ320の回転位置を検出する回転位置検出素子(ホールIC)が含まれていてもよい。
[0046]
 複数の回路部品410の多くは、回路基板420のインペラ200側の面に実装されている。
[0047]
 回路基板420には、ロータシャフト323が貫通する貫通孔421が形成されている。貫通孔421は、例えば円形であるが、これに限るものではない。
[0048]
 図1に、冷却水の流れを矢印で示す。吸込口101から見たときインペラ200は時計回り(CW方向)に回転することにより、吸込口101から冷却水をポンプ室100a内に引き込み、吐出口102から冷却水を吐出するという、冷却水(冷媒)の流れが形成される。
[0049]
 本開示の実施の形態において、駆動マグネット325の外径は、第1ロータ軸受327の外径より小さい。これにより、実施の形態に係る電動ポンプ1は、駆動マグネット325の重量を低減し、かつ、イナーシャを小さくできる。さらに、実施の形態に係る電動ポンプ1は、回転する駆動マグネット325による振動を抑制することができる。また、実施の形態に係る電動ポンプ1は、インペラ200下の空間に外径の小さい駆動マグネット325と、従動マグネット240を配置することができる。したがって、本構成とすれば、電動ポンプを小型化、軽量化できる。
[0050]
 駆動マグネット325を内側、従動マグネット240を外側に配置し、駆動マグネット325の外径を小さくすることにより、実施の形態に係る電動ポンプ1は、駆動マグネット325の重量を低減することができる。さらに、実施の形態に係る電動ポンプ1は、回転する駆動マグネット325による振動を抑制することができる。
[0051]
 実施の形態に係る電動ポンプ1は、ロータシャフト323に固定されたロータマグネット322の外径より駆動マグネット325の外径が小さく、ロータシャフト323が含む軸心Cに沿った方向において、駆動マグネット325とロータマグネット322の間に第1ロータ軸受327が位置する。このため、ロータマグネット322に発生した回転トルク(モータの駆動力)は、ロータマグネット322よりイナーシャが小さい駆動マグネット325に対して、第1ロータ軸受327を介して伝達される。よって、実施の形態に係る電動ポンプ1では、駆動マグネット325が安定して回転することができる。したがって、実施の形態に係る電動ポンプ1は、駆動マグネット325による振動を抑制することができる。
[0052]
 駆動マグネット325を保持するマグネットホルダー324及びロータマグネット322を保持するロータフレーム321は、ともにカップ状の有底筒形状である。マグネットホルダー324及びロータフレーム321はともに軸受に底部を向けて、第1ロータ軸受327に隣接し第1ロータ軸受327を挟む状態で、マグネットホルダー324の底部及びロータフレーム321の底部でロータシャフト323に固定されている。このため、駆動マグネット325及びロータマグネット322のイナーシャによる荷重が、第1ロータ軸受327付近に集中する。したがって、実施の形態に係る電動ポンプ1は、第1ロータ軸受327により振動を抑制することができる。
[0053]
 第1ロータ軸受327と第2ロータ軸受326は、ロータフレーム321を挟むように取り付けられて、ロータシャフト323を回転自在に支持している。これにより、実施の形態に係る電動ポンプ1は、ロータシャフト323のラジアル方向の荷重に対し、この2つのベアリングによりロータシャフト323の軸ぶれを押さえ、振動を抑制することができる。
[0054]
 以上のように、本実施の形態に係る電動ポンプ1は、ポンプ室100aと、モータ300と、を備える。
[0055]
 ポンプ室100aは、吸込口101と、吐出口102と、インペラ200と、従動マグネット240と、を有する。吸込口101は、冷媒を吸い込む。吐出口102は、吸い込んだ冷媒を吐出する。インペラ200は、吸込口101から吸い込んだ冷媒を吐出口102へと導く。従動マグネット240は、インペラ200に取り付けられる。
[0056]
 モータ300は、ロータ320と、ロータ320と向かい合って位置するステータ310と、を備える。ロータ320は、モータシャフト323と、第1の軸受である第1ロータ軸受327と、駆動マグネット325と、を含む。モータシャフト323は、軸心C方向に延伸する。第1の軸受である第1ロータ軸受327は、モータシャフト323の一端に取り付けられて、モータシャフト323を回転自在に支持する。駆動マグネット325は、モータシャフト323の一端において、第1の軸受である第1ロータ軸受327と隣接し、従動マグネット240と向かい合う位置に取り付けられる。
[0057]
 軸心Cと交差する径方向において、駆動マグネット325の外径は、第1の軸受である第1ロータ軸受327の外径よりも小さい。
[0058]
 特に、従動マグネット240は、円環状でもよい。駆動マグネット325は、円環状でもよい。
[0059]
 あるいは、電動ポンプ1は、モータ300が内部に取り付けられるモータ室100bをさらに備えてもよい。
[0060]
 また、従動マグネット240は、軸心C方向と直交する径方向において、駆動マグネット325の径方向外側に配置されていてもよい。
[0061]
 また、ロータ320は、モータシャフト323に取り付けられるロータマグネット322をさらに含んでもよい。ロータマグネット322の外径は、駆動マグネット325の外径よりも小さい。第1の軸受である第1ロータ軸受327は、モータシャフト323が含む軸心Cに沿った方向において、駆動マグネット325とロータマグネット322との間に位置してもよい。
[0062]
 特に、ロータ320は、駆動マグネット325を保持する有底筒形状のマグネットホルダー324と、ロータマグネット322を保持する有底筒形状のロータフレーム321と、をさらに含む。マグネットホルダー324の底部とロータフレーム321の底部とは、それぞれ第1の軸受である第1ロータ軸受327に向かって位置する。マグネットホルダー324の底部とロータフレーム321の底部とは、マグネットホルダー324の底部とロータフレーム321の底部とは、モータシャフト323に取り付けられている。
[0063]
 なお、モータ300は、第2の軸受である第2ロータ軸受326をさらに含む。このとき、ロータフレーム321は、軸心Cに沿った方向において、第1の軸受である第1ロータ軸受327と第2の軸受である第2ロータ軸受326との間に位置する。
[0064]
 ここで、第1の軸受である第1ロータ軸受327と第2の軸受である第2ロータ軸受326は、ラジアル玉軸受である。
[0065]
 これにより、実施の形態に係る電動ポンプ1は、駆動マグネット325の重量を低減し、かつ、イナーシャを小さくできる。さらに、実施の形態に係る電動ポンプ1は、回転する駆動マグネット325による振動を抑制することができる。また、実施の形態に係る電動ポンプ1は、インペラ200下の空間に外径の小さい駆動マグネット325と、従動マグネット240を配置することができる。
[0066]
 以上、本開示に係る電動ポンプについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、実施の形態に限定されるものではない。
[0067]
 実施の形態において、モータ300は、インナロータ型のDCブラシレスモータであったが、これに限るものではない。
[0068]
 その他、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態おける構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。

産業上の利用可能性

[0069]
 本開示に係る電動ポンプは、水(冷却水)等の冷媒を循環させるためのポンプである。本開示に係る電動ポンプは、例えば車両用の冷却システム等に用いられる電動ウォーターポンプ等として利用することができる。

符号の説明

[0070]
 1 電動ポンプ
 100 筐体
 101 吸込口
 102 吐出口
 100a ポンプ室
 100b モータ室
 110 第1筐体部
 120 第2筐体部
 130 第3筐体部
 200 インペラ
 210 底部
 220 羽根
 230 インペラ軸受
 240 従動マグネット
 250 バックヨーク
 300 モータ
 310 ステータ
 311 コイル
 320 ロータ
 321 ロータフレーム
 322 ロータマグネット
 323 ロータシャフト(モータシャフト)
 324 マグネットホルダー
 325 駆動マグネット
 326 第2ロータ軸受(第2の軸受)
 327 第1ロータ軸受(第1の軸受)
 330 モータフレーム
 400 駆動回路ユニット
 410 回路部品
 411 電解コンデンサ
 412 マイクロコンピュータ
 420 回路基板
 421 貫通孔
 500 インペラシャフト
 600 ワッシャ
 700 ナット

請求の範囲

[請求項1]
      冷媒を吸い込む吸込口と、
      吸い込んだ前記冷媒を吐出する吐出口と、
      前記吸込口から吸い込んだ前記冷媒を前記吐出口へと導くインペラと、
      前記インペラに取り付けられた従動マグネットと、
   を有するポンプ室と、
         軸心方向に延伸するモータシャフトと、
         前記モータシャフトの一端に取り付けられて、前記モータシャフトを回転自在に支持する第1の軸受と、
         前記モータシャフトの前記一端において、前記第1の軸受と隣接し、前記従動マグネットと向かい合う位置に取り付けられる駆動マグネットと、
      を含むロータと、
      前記ロータと向かい合って位置するステータと、
   を有するモータと、を備え、
前記駆動マグネットの外径は、前記第1の軸受の外径よりも小さい、電動ポンプ。
[請求項2]
前記従動マグネットは、円環状である、請求項1に記載の電動ポンプ。
[請求項3]
前記駆動マグネットは、円環状である、請求項1に記載の電動ポンプ。
[請求項4]
前記電動ポンプは、前記モータが内部に取り付けられるモータ室をさらに備える、請求項1に記載の電動ポンプ。
[請求項5]
前記従動マグネットは、前記軸心方向と直交する径方向において、前記駆動マグネットの径方向外側に配置されている請求項1から4のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
[請求項6]
前記ロータは、前記モータシャフトに取り付けられるロータマグネットをさらに含み、
前記ロータマグネットの外径は、前記駆動マグネットの外径よりも小さく、
前記第1の軸受は、前記モータシャフトが含む軸心に沿った方向において、前記駆動マグネットと前記ロータマグネットとの間に位置する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
[請求項7]
前記ロータは、前記駆動マグネットを保持する有底筒形状のマグネットホルダーと、前記ロータマグネットを保持する有底筒形状のロータフレームと、をさらに含み、
前記マグネットホルダーの底部と前記ロータフレームの底部とは、それぞれ前記第1の軸受に向かって位置するとともに、前記マグネットホルダーの底部と前記ロータフレームの底部とは、前記モータシャフトに取り付けられている、請求項6に記載の電動ポンプ。
[請求項8]
前記モータは、第2の軸受をさらに含み、
前記ロータフレームは、前記軸心に沿った方向において、前記第1の軸受と前記第2の軸受との間に位置する、請求項7に記載の電動ポンプ。
[請求項9]
前記第1の軸受と前記第2の軸受は、ラジアル玉軸受である、請求項8に記載の電動ポンプ。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]