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1. WO2020066117 - OUTER-ROTOR-TYPE ROTATING ELECTRIC MACHINE AND CEILING FAN

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明 細 書

発明の名称 アウターロータ型回転電機および天井扇風機

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007  

課題を解決するための手段

0008  

発明の効果

0009  

図面の簡単な説明

0010  

発明を実施するための形態

0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020   0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046  

符号の説明

0047  

請求の範囲

1   2   3   4   5  

図面

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

明 細 書

発明の名称 : アウターロータ型回転電機および天井扇風機

技術分野

[0001]
 本発明は、固定子の外周側に回転子を備えるアウターロータ型回転電機および天井扇風機に関する。

背景技術

[0002]
 電動機および発電機などの回転電機は軸、軸受、固定子、回転子および外郭を備えて構成されている。また、回転電機のうちアウターロータ型回転電機は、外郭の内部において内側に固定子を備え、固定子の外周側に回転子を備える。アウターロータ型回転電機は、天井扇風機などの用途に広く用いられている。
[0003]
 このようなアウターロータ型回転電機は、駆動を補助する電気電子部品を備えている。電気電子部品が回転電機の外郭の外部に取付けられる場合には、回転電機の外郭とは別に電気電子部品用の外郭が必要となり、外郭の部品点数が増加し、組み立て作業に手間が掛かる。
[0004]
 特許文献1には、回転電機の外郭の内部空間が回転子の中心軸方向に拡張され、拡張された内部空間に電気電子部品が内蔵された電動機が開示されている。特許文献1に開示された電動機は、回転電機の外郭の内部に電気電子部品が収納されるため、電気電子部品用の外郭が不要であり、電気電子部品の収納に起因して外郭の部品点数が増加することがない。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特許第4354193号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかしながら、上記特許文献1に開示された電動機は、電気電子部品を電動機の外郭に内蔵するため、回転子等の回転物と電気電子部品との接触を防ぐ必要がある。このため、特許文献1に開示された電動機は、回転電機の外郭の内部に電気電子部品を収納するために大きな空間を設ける必要があり、回転電機が大型化してしまう、という問題があった。
[0007]
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気電子部品の収納に起因して外郭の部品点数が増加することがなく小型化が可能なアウターロータ型回転電機を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008]
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるアウターロータ型回転電機は、円筒形状を有する回転子と、回転子の中央に固定されて回転子の中心軸に沿って延びる軸と、回転子を内部に収容する外郭と、軸の外径よりも大きな内径を有する固定子中心孔が回転子の中心軸と同軸に形成されて、回転子の内側に配置される固定子鉄心と、を備える。また、アウターロータ型回転電機は、固定子中心孔内に回転子の中心軸と同軸に固定される円盤部品と、円盤部品に保持される電気電子部品と、を備える。

発明の効果

[0009]
 本発明によれば、電気電子部品の収納に起因して外郭の部品点数が増加することがなく小型化が可能なアウターロータ型回転電機が得られる、という効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0010]
[図1] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の斜視図
[図2] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の断面図であり、図1における線分II-IIに沿った縦断面図
[図3] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の内部構造を示す斜視図
[図4] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機における軸と固定子鉄心と第1円盤部品とが組み立てられた状態を示す斜視図
[図5] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の固定子鉄心の上面図
[図6] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の軸と第1円盤部品とが組み立てられた状態を示す斜視図
[図7] 本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機の第1円盤部品の斜視図
[図8] 図4に示す第1円盤部品の一面上に回転電機の駆動を補助する電気電子部品が実装された状態を示す斜視図
[図9] 図8に示す固定子鉄心の固定子中心孔が全閉状態とされた状態を示す断面図
[図10] 本発明の実施の形態2にかかる天井扇風機を示す側面図

発明を実施するための形態

[0011]
 以下に、本発明の実施の形態にかかるアウターロータ型回転電機および天井扇風機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[0012]
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の断面図であり、図1における線分II-IIに沿った縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の内部構造を示す斜視図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1における軸3と固定子鉄心4と第1円盤部品5とが組み立てられた状態を示す斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の固定子鉄心4の上面図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の軸3と第1円盤部品5とが組み立てられた状態を示す斜視図である。図7は、本発明の実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1の第1円盤部品5の斜視図である。
[0013]
 本実施の形態1にかかるアウターロータ型回転電機1は、回転子7が固定子鉄心4の外周側で回る回転電機である。以下、アウターロータ型回転電機1を回転電機1と呼ぶ。回転電機1は、回転電機1の外郭を構成する第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bとを備える。また、回転電機1は、第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bとで構成される外郭の内部に、軸3、固定子鉄心4、第1円盤部品5、第1軸受6a、第2軸受6bおよび回転子7を、回転電機1の回転軸と同軸上に備える。すなわち、第1外郭フレーム2a、第2外郭フレーム2b、軸3の一部、固定子鉄心4、第1円盤部品5、第1軸受6a、第2軸受6bおよび回転子7の各々の中心軸は、回転電機1の回転軸と同軸である。外郭は、回転子7を含む回転電機1を内部に収容する。
[0014]
 第1外郭フレーム2aおよび第2外郭フレーム2bは、一方の底面側が開口された円筒形状を有する。第1外郭フレーム2aおよび第2外郭フレーム2bは、各々における開口された面を向かい合わせて組み合わされて回転電機1の外郭を構成する。第1外郭フレーム2aは、第1軸受6aを保持可能な第1ハウジング2cを円筒形状の底面部に備え、回転子7を保持可能な第1円筒部2eを外周部に備え、回転電機1の構成部を覆うことが可能な空間を備える。第2外郭フレーム2bは、第2軸受6bを保持可能な第2ハウジング2dを円筒形状の底面部に備え、回転子7を保持可能な第2円筒部2fを外周部に備え、回転電機1の構成部を覆うことが可能な空間を備える。第1外郭フレーム2aおよび第2外郭フレーム2bは、第1軸受6aおよび第2軸受6bを介して軸3に回転可能に取り付けられている。
[0015]
 第1軸受6aおよび第2軸受6bは、軸方向において第1円盤部品5を挟む両側の位置に配置されている。第1軸受6aは、第1ハウジング2c内に収納されて第1外郭フレーム2aと軸3との間に位置し、回転電機1が円滑に駆動できるように第1外郭フレーム2aと軸3とを保持している。第2軸受6bは、第2ハウジング2d内に収納されて第2外郭フレーム2bと軸3との間に位置し、回転電機1が円滑に駆動できるように第2外郭フレーム2bと軸3とを保持している。
[0016]
 軸3は、第1円盤部品5に固定されて回転子7の中心軸に沿って延びる中空軸であり、第1軸受6aおよび第2軸受6bによって回転可能に支持されている。軸3は、回転電機1の重量と、回転電機1の駆動時の回転運動に伴うトルクおよびねじれ等と、に耐えて回転電機1を保持可能な強度を有する。軸3の一端3a側は、第1外郭フレーム2aの外部に突出している。第1外郭フレーム2aの外部に突出した軸3の一端3a側は、図示しない天井扇風機などの製品と結合される。
[0017]
 回転子7は、円筒形状を有し、固定子鉄心4の外周と隙間を介して、固定子鉄心4の外周側、すなわち固定子鉄心4の外側に、軸3を中心として配置されている。回転子7は、固定子鉄心4の外径寸法よりも僅かに大きい寸法の内径を備え、第1外郭フレーム2aの第1円筒部2eの内径寸法および第2外郭フレーム2bの第2円筒部2fの内径寸法と同じ寸法の外径を備える。なお、第1外郭フレーム2aの第1円筒部2eの内径および第2外郭フレーム2bの第2円筒部2fの内径と、回転子7の外径とは、締り嵌めまたは中間嵌めの関係にあり、圧入またはカシメによって高精度かつ容易に結合できる。
[0018]
 したがって、回転子7は、圧入またはカシメによって第1外郭フレーム2aの第1円筒部2eおよび第2外郭フレーム2bの第2円筒部2fに強固に固定されている。これにより、回転子7は、第1外郭フレーム2aおよび第2外郭フレーム2bとともに、第1軸受6aおよび第2軸受6bによって、回転可能に支持されている。
[0019]
 固定子鉄心4は、円筒形状を有し、複数枚の電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されて回転子7の内側に回転子7の中心軸と同軸に配置されている。固定子鉄心4は、中心部に第1円盤部品5を圧入保持する円筒形の固定子中心孔4aが、回転子7の中心軸と同軸に形成されている。固定子中心孔4aは、固定子鉄心4の中心軸および軸3と同軸とされている。固定子中心孔4aは、軸3の外径よりも大きな内径を有し、固定子鉄心4の中心部分において軸3が挿通する体積よりも大きな体積を有する。固定子中心孔4aは、固定子鉄心4において、回転電機1を駆動するために固定子鉄心4に磁路を形成する際に電磁気的に不要な部分に形成されている。また、固定子中心孔4aは、固定子鉄心4において、磁気回路に与える影響が微量な部分に形成されている。
[0020]
 固定子鉄心4における固定子中心孔4aの外周側には、円状に分散配置された複数の補助巻線用スロット4cが設けられている。また、固定子鉄心4における補助巻線用スロット4cよりも外周側には、円状に分散配置された複数の主巻線用スロット4bが設けられている。主巻線用スロット4bには、固定子鉄心4に磁路を形成できるように、固定子巻線である主巻線8aが巻回される。同様に、補助巻線用スロット4cには、固定子鉄心4に磁路を形成できるように、固定子巻線である補助巻線8bが巻回される。
[0021]
 第1円盤部品5は、円盤形状を有し、中心部に軸3を圧入保持する円盤中心孔5aが形成され、固定子中心孔4a内に回転子7の中心軸と同軸に固定される円盤部品である。すなわち、第1円盤部品5は、円環形状を有する。円盤中心孔5aは、回転子7の中心軸と同軸、すなわち軸3と同軸とされており、軸3の外径寸法と同じの内径寸法を有する。
[0022]
 第1円盤部品5は、第1円盤部品5の一面において円盤中心孔5aに隣接する領域に、第1円盤部品5の一面から垂直に突出して円盤中心孔5aの内周に沿って延びる第1支持部5bを備える。また、第1円盤部品5は、第1円盤部品5の一面において外周5dに隣接する領域に、第1円盤部品5の一面から垂直に突出して第1円盤部品5の外周に沿って延びる第2支持部5cを備える。すなわち、第1円盤部品5の内周側に設けられた第1支持部5bと第1円盤部品5の外周側に設けられた第2支持部5cとは、第1円盤部品5の中心軸方向に沿って突出しており、第1円盤部品5の一面に垂直に同一方向に突出している。なお、第1支持部5bと第2支持部5cとは、第1円盤部品5の中心軸方向において互いに反対方向に突出してもよい。
[0023]
 第1支持部5bは、軸3の外径寸法と同じの内径寸法を有し、円盤中心孔5aと同じ内径寸法を有する。第2支持部5cは、固定子鉄心4の固定子中心孔4aの内径寸法と同じの外径寸法を有し、第1円盤部品5と同じ外形寸法を有する。
[0024]
 第1円盤部品5の円盤中心孔5aの内径および第1支持部5bの内径と、軸3の外径とは、締り嵌めまたは中間嵌めの関係にあり、圧入またはカシメによって高精度かつ容易に結合できる。すなわち、軸3は、第1円盤部品5の円盤中心孔5aおよび第1支持部5bに圧入固定またはカシメ固定されている。
[0025]
 第1円盤部品5の外周5dの直径と、固定子鉄心4の固定子中心孔4aの内径とは、締り嵌めまたは中間嵌めの関係にあり、圧入またはカシメによって高精度かつ容易に結合できる。すなわち、第1円盤部品5は、固定子鉄心4の固定子中心孔4aに圧入固定またはカシメ固定されている。
[0026]
 このように、第1円盤部品5の第1支持部5bと第2支持部5cとは、いずれも結合する対象物と締り嵌めまたは中間嵌めの関係とされることで、圧入またはカシメによって高精度かつ容易に結合する対象物と結合可能とされている。
[0027]
 上記のように構成される回転電機1は、軸3と同軸とされた固定子中心孔4aが固定子鉄心4に形成されており、第1円盤部品5を用いて軸3と固定子鉄心4とを容易に結合することができる。そして、固定子中心孔4aは、軸3の外径よりも大きな内径を有し、固定子鉄心4の中心部分において軸3が挿通する体積よりも大きな体積を有する。このため、軸3が固定子鉄心4の中心部分に直接挿通されて固定される場合と比べて、固定子鉄心4に使用される電磁鋼鈑を削減することができ、回転電機1の重量を減らすことができる。これにより、回転電機1は、軽量化を図ることが可能であり、材料費の低減を図るとともに回転電機1の施工性の向上が図れる。
[0028]
 また、軸3が固定子鉄心4の中心部分に直接挿通されて固定される場合には、軸3を挿通させるための固定子鉄心4の中心の孔の内径を軸3の外径よりも大きくしてしまうと、軸3と固定子鉄心4との締結が困難となるため、固定子鉄心4の中心の孔の内径を軸3の外径と同じ寸法にする必要があった。
[0029]
 一方、回転電機1では、第1円盤部品5を用いて軸3と固定子鉄心4とを結合するため、固定子中心孔4aの孔径を軸3の外径よりも大きな孔径とすることができ、固定子鉄心4の中心部に大きな空洞を設けることができるため、固定子鉄心4に使用される鉄心を削減することができる。
[0030]
 図8は、図4に示す第1円盤部品5の一面上に回転電機1の駆動を補助する電気電子部品が実装された状態を示す斜視図である。図8では、第1円盤部品5の一面上に電気電子部品としてコンデンサ9と電子回路10とが実装されている。図8に示すように第1円盤部品5の一面上に電気電子部品を実装することにより、固定子鉄心4の固定子中心孔4aを、第1円盤部品5を用いて軸3と固定子鉄心4とを結合させる用途以外にも有効活用することができる。すなわち、図8に示すように第1円盤部品5の一面上に電気電子部品を実装することで、電気電子部品を回転電機1の外側に配置する場合と比べて、回転電機1の性能を損なうことなく、回転電機1の省スペース化および意匠性の向上を図ることができる。
[0031]
 また、電気電子部品が回転電機1の第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bの外部に配置される場合には、電気電子部品を保護する電気電子部品用の外郭が必要となり、回転電機1の構成が複雑になるとともに回転電機1が大型化してしまう。
[0032]
 これに対して、回転電機1は、電気電子部品が固定子鉄心4の固定子中心孔4a内に収納されることで、電気電子部品が回転電機1の外郭を構成する第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bとに覆われる構造とされている。これにより、回転電機1では、第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bとが、電気電子部品を保護する電気電子部品の外郭の役割を兼ねており、電気電子部品用の外郭が不要であり、部品点数を削減することができる。また、電気電子部品用の外郭が無く、第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bの形状および大きさは電気電子部品の影響を受けないため、電気電子部品に起因した回転電機1の形状の制約および大型化が防止されている。
[0033]
 また、電気電子部品は固定子鉄心4の固定子中心孔4a内に収納されるため、回転子7等の回転物との接触することがなく、回転子7等の回転物との接触を回避するために外郭内部に大きな空間を設ける必要がなく、回転電機1の大型化、意匠性および施工性の悪化が生ることがない。
[0034]
 図9は、図8に示す固定子鉄心4の固定子中心孔4aが全閉状態とされた状態を示す断面図である。図9では、図8に示す構成に対して円盤部品である第2円盤部品5eが追加され、固定子鉄心4の固定子中心孔4aが第1円盤部品5と第2円盤部品5eとにより軸3の方向から塞がれて全閉状態とされた状態を示している。
[0035]
 すなわち、固定子鉄心4の固定子中心孔4aは、固定子鉄心4の一面4d側が第1円盤部品5によって塞がれており、固定子鉄心4の他面4e側が第2円盤部品5eによって塞がれている。これにより、固定子鉄心4の固定子中心孔4aは、第1円盤部品5と第2円盤部品5eとによって、固定子中心孔4aの中心軸方向の両側から塞がれて全閉状態とされている。第2円盤部品5eは、第1円盤部品5と同じ部品が用いられており、第1円盤部品5と同様に固定子鉄心4の固定子中心孔4aに圧入固定またはカシメ固定される。
[0036]
 このように、2つの円盤部品を用いて固定子鉄心4の固定子中心孔4aを全閉状態とすることにより、固定子鉄心4の固定子中心孔4aに収納された電気電子部品を完全に覆うことができ、回転電機1の輸送時および回転電機1の運転時に電気電子部品が移動および脱落することを防ぐことができる。すなわち、電気電子部品が保持された固定子中心孔4aが複数の円盤部品により閉鎖され、電気電子部品が複数の円盤部品によって挟み込まれた状態とされることで、電気電子部品の脱落防止および位置ずれ防止が可能な構造とされている。
[0037]
 また、第1円盤部品5と第2円盤部品5eとを同形状とすることにより、部品の共通化が可能であり、製造工程を簡略化することができる。なお、固定子中心孔4aを塞ぐための複数の円盤部品は各々異なる形状であってもよい。
[0038]
 上述したように、本実施の形態1にかかる回転電機1は、電気電子部品を内蔵可能な固定子中心孔4aが固定子鉄心4の中心部分に形成される。また、回転電機1は、固定子中心孔4aに第1円盤部品5が固定され、軸3が第1円盤部品5に固定されることにより、第1円盤部品5を介して固定子鉄心4と軸3が結合される。そして、固定子中心孔4aに固定された第1円盤部品5に電気電子部品が実装される。
[0039]
 このような回転電機1は、電気電子部品が固定子鉄心4の固定子中心孔4a内に収納されるため、回転電機の外郭を拡張することなく、電気電子部品を回転電機1の外郭の内部に収納することができる。また、回転電機1は、第1外郭フレーム2aと第2外郭フレーム2bとが、電気電子部品を保護する電気電子部品の外郭の役割を兼ねており、電気電子部品用の外郭が不要であり、小型化を図るとともに外郭の部品点数と材料費とを削減することができる。
[0040]
 回転電機1は、軸3が固定子鉄心4の中心部分に直接挿通されて固定される場合と比べて、固定子鉄心4の重量が削減されることで回転電機1が軽量化されるため、固定子鉄心4の材料費の削減と回転電機1の施工性の向上が図れる。
[0041]
 そして、固定子鉄心4において固定子中心孔4aが形成される部分は、回転電機1を駆動するために電磁気的に不要な部分であるため、回転電機1の性能を低下させること無く上述した効果を得ることができる。
[0042]
 したがって、本実施の形態1にかかる回転電機1は、電気電子部品の収納に起因して外郭の部品点数が増加することがなく小型化が可能なアウターロータ型回転電機を実現可能である、という効果を奏する。
[0043]
実施の形態2.
 図10は、本発明の実施の形態2にかかる天井扇風機120を示す側面図である。天井扇風機120は、実施の形態1にかかる回転電機1を製品に実装した例であり、実施の形態1にかかる回転電機1を備えている。製品の仕様上、回転電機1は電動機として利用される。実施の形態2では、上記の実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
[0044]
 天井扇風機120は、天井から吊り下げられて設置される。天井扇風機120は、回転電機1と、回転電機1の駆動を受けて回転する複数の翼部51とを備える。複数の翼部51は、回転電機1と同軸の円周上に位置する。回転電機1と複数の翼部51とは、天井扇風機120の本体を構成する。回転電機1の下側は、カバー52によって覆われている。シャフト53は、中空の棒である。シャフト53は、天井扇風機120の本体を支持する。シャフト53には、回転電機1を支持する支持軸である軸3が繋がれている。シャフト53の上端は、固定部54において天井に固定される。商用電源に接続された電源線は、天井からシャフト53の内部を通されて、回転電機1の電源回路に接続されている。図9では、天井、商用電源および電源回路の図示を省略している。
[0045]
 実施の形態2によると、天井扇風機120は、実施の形態1にかかる回転電機1を備えることで、小型化および軽量化が可能となり、製造コストの低減が可能となる。すなわち、回転電機1が小型化および軽量化が可能であるため、カバー52およびシャフト53も小型化および軽量化が可能となり、製造コストの低減が可能となる。
[0046]
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。

符号の説明

[0047]
 1 アウターロータ型回転電機、2a 第1外郭フレーム、2b 第2外郭フレーム、2c 第1ハウジング、2d 第2ハウジング、2e 第1円筒部、2f 第2円筒部、3 軸、3a 一端、4 固定子鉄心、4a 固定子中心孔、4b 主巻線用スロット、4c 補助巻線用スロット、4d 一面、4e 他面、5 第1円盤部品、5a 円盤中心孔、5b 第1支持部、5c 第2支持部、5d 外周、5e 第2円盤部品、6a 第1軸受、6b 第2軸受、7 回転子、8a 主巻線、8b 補助巻線、9 コンデンサ、10 電子回路、51 翼部、52 カバー、53 シャフト、54 固定部、120 天井扇風機。

請求の範囲

[請求項1]
 円筒形状を有する回転子と、
 前記回転子の中央に固定されて前記回転子の中心軸に沿って延びる軸と、
 前記回転子を内部に収容する外郭と、
 前記軸の外径よりも大きな内径を有する固定子中心孔が前記回転子の中心軸と同軸に形成されて、前記回転子の内側に配置される固定子鉄心と、
 前記固定子中心孔内に前記回転子の中心軸と同軸に固定される円盤部品と、
 前記円盤部品に保持される電気電子部品と、
 を備えることを特徴とするアウターロータ型回転電機。
[請求項2]
 前記円盤部品は、前記回転子の中心軸と同軸に形成された円盤中心孔と、前記円盤中心孔の内周に沿って延びる第1支持部と、前記円盤部品の外周に沿って延びる第2支持部と、を備え、
 前記軸は、前記円盤中心孔および前記第1支持部に圧入固定またはカシメ固定により固定されることで、前記円盤部品に固定されており、
 前記円盤部品は、前記固定子中心孔に圧入固定またはカシメ固定により固定されることで、前記固定子鉄心に固定されていること、
 を特徴とする請求項1に記載のアウターロータ型回転電機。
[請求項3]
 前記第1支持部は、前記軸の外径寸法と同じ内径寸法を有し、
 前記第2支持部は、前記固定子中心孔の内径寸法と同じ外径寸法を有すること、
 を特徴とする請求項2に記載のアウターロータ型回転電機。
[請求項4]
 前記電気電子部品が保持された前記固定子中心孔が、複数の前記円盤部品により閉鎖されていること、
 を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のアウターロータ型回転電機。
[請求項5]
 請求項1から4のいずれか1つに記載のアウターロータ型回転電機と、
 前記アウターロータ型回転電機の駆動を受けて回転する翼部と、
 を備えることを特徴とする天井扇風機。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]

[ 図 8]

[ 図 9]

[ 図 10]