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1. (WO2019031309) SENSOR MANAGEMENT UNIT, SENSOR DEVICE, SENSOR MANAGEMENT METHOD, AND SENSOR MANAGEMENT PROGRAM
Document

明 細 書

発明の名称 センサ管理ユニット、センサ装置、センサ管理方法、及びセンサ管理プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003  

先行技術文献

特許文献

0004  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0005   0006  

課題を解決するための手段

0007   0008   0009   0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018   0019   0020  

発明の効果

0021  

図面の簡単な説明

0022  

発明を実施するための形態

0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082  

符号の説明

0083  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8   9   10  

図面

1   2   3   4  

明 細 書

発明の名称 : センサ管理ユニット、センサ装置、センサ管理方法、及びセンサ管理プログラム

技術分野

[0001]
 この発明は、センシングデータを取得するためのセンサを管理する技術に関する。

背景技術

[0002]
 従来、故障診断機能を持つ空調装置があった(例えば、特許文献1参照)。
[0003]
 特許文献1に記載の空調装置は、センサにてセンシングされるセンシング信号に基づき、能動部品が適正に動作しているかどうかを確認する構成である。

先行技術文献

特許文献

[0004]
特許文献1 : 特開平11-248286号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0005]
 しかしながら、特許文献1に記載の空調装置は、センサが適正に動作することを前提にしている。センサは、観測対象との位置関係の変化、または周辺環境の変化等によって、そのセンシング信号が変化する。従って、特許文献1の構成では、センサが移動したことにより、センサと能動部品との相対的な位置関係の変化、または周辺環境の変化等が生じると、能動部品が適正に動作していないと判断されることがある。すなわち、特許文献1は、センサによるセンシングが適正であるかどうかを確認するという技術的課題を解決するものではなかった。
[0006]
 この発明の目的は、センサが観測特性を適正にセンシングできる状態であるかどうかの確認が行える技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0007]
 この発明に係るセンサ管理ユニットは、上記目的を達するために、以下のように構成している。
[0008]
 センサ管理ユニットは、指示部と、センシングデータ取得部と、判断部と、を備える。指示部はアクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する。センシングデータ取得部は、アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得する。判断部は、センシングデータ取得部において取得したセンシングデータを処理して、センサの状態を判断する。
[0009]
 このように、指示部が出力する駆動指示信号と、センシングデータ取得部が取得するセンシングデータとに基づいて、センサの状態を判断する。センサの状態が正常でない(異常な状態である)場合は、センシングに影響が出る。ここで、センサの状態が正常でない場合とは、例えばセンサが移動、転倒又は故障した場合等が挙げられる。これにより、センサが観測特性を適正にセンシングできる状態であるかどうかの確認が行える。
[0010]
 また、判断部は、指示部が駆動指示信号を出力したタイミングを基準にしたセンシング期間において、センサが観測特性をセンシングしたセンシングデータを処理してセンサの状態を判断してもよい。
[0011]
 このように、指示部が駆動指示信号を出力したタイミングを基準にしたセンシング期間において、センサの状態を判断することにより、センサの状態が正常であるかどうかを適正に判断できる。
[0012]
 センシングデータ取得部は、複数のセンサから観測特性をセンシングしたセンシングデータを取得し、判断部は、センシングデータを取得した個々のセンサについて状態を判断する構成にしてもよい。
[0013]
 また、判断部を、指示部が複数のアクチュエータに対して順番に駆動指示信号を出力している期間に、センシングデータ取得部において取得された、観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを処理して当該センサの状態を判断する構成にしてもよい。
[0014]
 センサの設置位置、及びアクチュエータの設置位置を取得する設置位置取得部を備え、判断部は、設置位置取得部が取得したセンサの設置位置、及びアクチュエータの設置位置も用いて、センサの状態を判断する構成であってもよい。
[0015]
 このように、各センサの設置位置及びアクチュエータの設置位置を用いてセンサの状態を判断することにより、センサが観測特性を適正にセンシングできる状態であるかどうかの確認がより正確に行える。
[0016]
 指示部は、アクチュエータを有する第1デバイスに対して、駆動指示信号を出力し、センシングデータ取得部は、第1デバイスとは異なる第2デバイスが有するセンサによってセンシングされたセンシングデータを取得する構成であってもよい。
[0017]
 また、第1デバイス、および第2デバイスのそれぞれが、アクチュエータおよびセンサを有する構成である場合、判断部は、指示部が第1デバイスに対して、駆動指示信号を出力したときに、第2デバイスのセンサによってセンシングされたセンシングデータ、及び指示部が前記第2デバイスに対して、駆動指示信号を出力したときに、第1デバイスのセンサによってセンシングされたセンシングデータを用いて、第1デバイスのセンサ、及び第2デバイスのセンサの状態を個別に判断する構成にしてもよい。
[0018]
 この構成では、第1デバイスのセンサ、および第2デバイスのセンサの状態を判断するのに、別途アクチュエータを設ける必要がない。
[0019]
 指示部がアクチュエータに駆動指示信号を出力している間、アプリケーションシステムに対しセンシングデータが無効であることを通知する構成にしてもよい。ここで言うアプリケーションシステムとは、センサによってセンシングされた観測特性のセンシングデータ(センシングデータ取得部が取得したセンシングデータ)を利用するシステムである。
[0020]
 このように、指示部が駆動指示信号をアクチュエータに出力している間、すなわちアクチュエータが駆動指示信号に応じて駆動している間、アプリケーションシステムはセンシングデータが無効である旨の通知を受ける。このため、アクチュエータの駆動による影響を受けた観測特性のセンシングデータが、アプリケーションシステムにおいて利用されるのを防止できる。すなわち、アプリケーションシステムが、アクチュエータの駆動による影響を受けた不適正な観測特性のセンシングデータを利用するのを防止できる。

発明の効果

[0021]
 この発明によれば、センサが観測特性を適正にセンシングできる状態であるかどうかの確認が行える。

図面の簡単な説明

[0022]
[図1] センシングデータ流通システムを示す概略図である。
[図2] 図2(A)は、提供側データカタログを示す図であり、図2(B)は、利用側データカタログを示す図である。
[図3] センサ管理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。
[図4] センサ管理ユニットの動作を示すフローチャートである。

発明を実施するための形態

[0023]
 以下、この発明の実施形態について説明する。
[0024]
 図1は、本実施形態のセンサ管理ユニットが適用される一例としてのセンシングデータ流通システムの概略図である。センシングデータ流通システム1は、提供側から利用側に、提供側で得たセンシングデータを取引(販売)対象として流通させるシステムである。
[0025]
 この例にかかるセンシングデータ流通システム1では、提供側は第1デバイス10、第2デバイス20、及びセンサ管理ユニット30を備える。また、利用側は、アプリケーションシステム50を備える。第1デバイス10、および第2デバイス20は、観測対象の観測特性をセンシングするセンシングデバイスである。
[0026]
 この例では、第1デバイス10は、後述するアクチュエータ11、およびセンサ12を有する。また、第2デバイス20は、後述するアクチュエータ21、およびセンサ22を有する。第1デバイス10、および第2デバイス20の詳細については後述する。センサ管理ユニット30は、第1デバイス10のセンサ12によってセンシングした観測特性のセンシングデータ、および第2デバイス20のセンサ22によってセンシングした観測特性のセンシングデータを利用側に提供する。
[0027]
 アプリケーションシステム50は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末等の情報処理装置である。アプリケーションシステム50は、センサ管理ユニット30によって提供されたセンシングデータを入力とするアプリケーションを実行する。
[0028]
 ネットワークサーバ40は、マーケットプレースであるセンシングデータ流通市場、すなわちSDTM(Sensing Data Trading Market)を構成する。センサ管理ユニット30(提供側)、およびアプリケーションシステム50(利用側)は、インターネット、公衆回線網等のネットワーク60を介してネットワークサーバ40とデータ通信可能に接続されている。また、センサ管理ユニット30とアプリケーションシステム50とは、ネットワークサーバ40を介してデータ通信を行ってもよいし、ネットワークサーバ40を介さずに、例えば直接、データ通信を行ってもよい。
[0029]
 第1デバイス10、および第2デバイス20は、例えばユーザの住居となる屋内の予め設定された位置に設置される。設置位置は、例えば、1階の居間、台所、洗面所及び寝間、また階段昇降箇所や2階の部屋の窓際等が挙げられる。それぞれの位置は、例えば、予め共通化して規定された位置コード情報(位置情報)で表されて識別可能にされている。第1デバイス10は、既設された位置における観測特性を連続的、あるいは周期的にセンシングする。同様に、第2デバイス20も、既設された位置における観測特性を連続的、あるいは周期的にセンシングする。観測特性は、温度、湿度、大気圧、騒音及び照度等である。第1デバイス10と第2デバイス20とは、同じ種類の観測特性をセンシングする構成であってもよいし、異なる種類の観測特性をセンシングする構成であってもよい。
[0030]
 また、第1デバイス10は、第2デバイス20がセンシングする観測特性に影響を与え、当該観測特性を変化させることができるアクチュエータ11を有している。第2デバイス20は、第1デバイス10がセンシングする観測特性に影響を与え、当該観測特性を変化させることができるアクチュエータ21を有している。
[0031]
 第1デバイス10は、第2デバイス20のアクチュエータ21が駆動されているときに、そのアクチュエータ21の駆動による影響を受けた観測特性がセンシングできる位置に設置されている。また、第2デバイス20は、第1デバイス10のアクチュエータ11が駆動されているときに、そのアクチュエータ11の駆動による影響を受けた観測特性がセンシングできる位置に設置されている。
[0032]
 センサ管理ユニット30は、第1デバイス10及び第2デバイス20からのセンシングデータの受信処理、提供側データカタログ100(図2(A)参照)の作成処理、アプリケーションシステム50に対するセンシングデータの送信処理、及び後述する第1デバイス10及び第2デバイス20のセンシングデータの信頼性を確認する処理を行う。
[0033]
 なお、データカタログとは、本実施形態では、所定の様式に従って作成された、センシングデータの各種属性情報(例えばセンサ識別情報、センサ位置情報、センシング時間)を記述した情報集合体をいう。
[0034]
 提供側であるセンサ管理ユニット30は、SDTMで取引(販売)するセンシングデータの属性情報を記述した提供側データカタログ100(図2(A)参照)をネットワークサーバ40に登録する。利用側であるアプリケーションシステム50は、SDTMで取引(購入)するセンシングデータの属性情報を記述した利用側データカタログ101(図2(B)参照)をネットワークサーバ40に登録する。
[0035]
 提供側データカタログ100には、大別すると、データカタログ番号、センシングデータ提供者、センシングデータ提供期間、センシングデータ測定場所、センシングデータ対象、イベントデータ仕様、データ売買契約条件が含まれている。データカタログ番号は、提供側データカタログ100を識別する番号である。
[0036]
 センシングデータ提供者にかかる属性情報は、センシングデータを提供する組織(個人、又は事業者)にかかるものである。センシングデータを提供する組織の名称(組織名)、組織の連絡先(連絡先)等が、センシングデータ提供者にかかる属性情報として記述されている。
[0037]
 センシングデータ提供期間にかかる属性情報は、センシングデータを提供する期間にかかるものである。センシングデータの提供を開始する日付(開始)、センシングデータの提供を終了する日付(終了)等が、センシングデータ提供期間にかかる属性情報として記述されている。
[0038]
 センシングデータ測定場所にかかる属性情報は、測定対象をセンシングする場所にかかるものである。測定場所の種別、測定場所等が、センシングデータ測定場所にかかる属性情報として記述されている。測定場所の種別は、測定場所が測定毎に変化しない固定型、又は測定場所が測定毎に変化する移動型のいずれかを示す。測定場所は、種別が固定型である場合に記述される。
[0039]
 センシングデータ対象にかかる属性情報は、センシングデータにかかるものである。センシングデータの名前(センシングデータ名称)、センシングデータの簡単な説明(センシングデータ説明)、センシングデータを活用するジャンル(ジャンル名)、観測対象等が、センシングデータ対象にかかる属性情報として記述されている。また、観測対象は、観測対象毎に記述されるものであり、観測対象の名前、観測対象の説明、観測対象属性等を示す情報で構成される。また、観測対象属性は、観測対象属性の名前、観測対象属性の説明、観測対象属性の単位、観測対象属性の測定日時種別(間欠型、又は常時型)等を示す情報で構成される。
[0040]
 イベントデータ仕様にかかる属性情報は、イベント条件に記載する際のラベル名(イベントデータ識別名)、イベントデータの値の意味やデータ表現(イベントデータ説明)等である。
[0041]
 データ売買契約条件にかかる属性情報は、センシングデータの取引にかかるものである。センシングデータの利用用途(営利/非営利/制限無)を示す利用用途、センシングデータの第三者提供可否を示す提供範囲、データ複製不可/データ複製可/データ改変可/データ加工化等を示す取引条件、センシングデータに個人情報が含まれているかどうかを示す個人情報、センシングデータに匿名加工情報が含まれているかを示す匿名加工情報、センシングデータの有効期間の開始日と、終了日を示すデータ有効期間制限、センシングデータの利用にかかる費用の支払い方法を示す支払類型等が、データ売買契約条件にかかる属性情報として記述される。
[0042]
 また、利用側データカタログ101には、大別すると、データカタログ番号、センシングデータ利用者、センシングデータ利用期間、センシングデータ測定場所、センシングデータ対象、イベントデータ仕様、データ売買契約条件が含まれている。データカタログ番号は、利用側データカタログ101を識別する番号である。
[0043]
 センシングデータ利用者にかかる属性情報は、センシングデータを利用する組織(個人、又は事業者)にかかるものである。組織の名称(組織名)、組織の連絡先(連絡先)等が、センシングデータ利用者にかかる属性情報として記述される。
[0044]
 センシングデータ利用期間にかかる属性情報は、センシングデータを利用する期間にかかるものである。センシングデータの利用を開始する日付(開始)、センシングデータの利用を終了する日付(終了)等が、センシングデータ利用期間にかかる属性情報として記述される。
[0045]
 センシングデータ測定場所は、提供側データカタログ100と同様に、観測対象をセンシングする場所にかかる属性情報である。センシングデータ対象は、提供側データカタログ100と同様に、観測対象、及び観測特性にかかる属性情報である。イベントデータ仕様は、提供側データカタログ100と同様に、イベント条件に関する属性情報である。データ売買契約条件は、提供側データカタログ100と同様に、センシングデータの取引にかかる属性情報である。
[0046]
 ネットワークサーバ40は、提供側データカタログ100、および利用側データカタログ101を登録する。ネットワークサーバ40は、提供側データカタログ100と、利用側データカタログ101とのマッチングを行って、アプリケーションシステム50(利用側)の要求を満たすセンシングデータを提供できるセンサ管理ユニット30を抽出する。
[0047]
 ネットワークサーバ40は、マッチングの結果に基づいて、提供側であるセンサ管理ユニット30から、利用側であるアプリケーションシステム50にセンシングデータを流通させるデータフロー制御を行う。センシングデータは、図1に示すように、ネットワークサーバ40を介してセンサ管理ユニット30からアプリケーションシステム50に送信されてもよいし、ネットワークサーバ40を介することなくセンサ管理ユニット30からアプリケーションシステム50に送信されてもよい。
[0048]
 なお、アプリケーションシステム50は、ネットワークサーバ40に登録されている提供側データカタログ100の閲覧も行える。
[0049]
 図3は、センサ管理ユニットの主要部の構成を示すブロック図である。ここでは、2つのセンシングデバイス(第1デバイス10及び第2デバイス20)がセンサ管理ユニット30に接続されている場合を例にして説明する。
[0050]
 センサ管理ユニット30は、制御ユニット39と、通信部37と、インターフェース32と、を備えている。制御ユニット39は、センサ管理ユニット30本体の動作を制御する。制御ユニット39の詳細については後述する。通信部37は、インターネット等のネットワーク60を介して、ネットワークサーバ40、アプリケーションシステム50等の機器との間におけるデータ通信を行う。インターフェース32には、第1デバイス10、および第2デバイス20が接続される。インターフェース32は、接続されている第1デバイス10、および第2デバイス20との間でデータ、およびコマンドの入出力を行う。インターフェース32は、接続されている第1デバイス10、および第2デバイス20との間における入出力を無線で行う構成であってもよいし、有線で行う構成であってもよい。
[0051]
 制御ユニット39は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、図3に示す指示部31と、判断部33と、記憶部34と、位置情報取得部35と、決定部36として機能する。また、メモリは、この発明にかかるセンサ管理プログラムを展開する領域や、このセンサ管理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット39は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
[0052]
 記憶部34は、インターフェース32に接続されているセンシングデバイス毎に(この例では、第1デバイス10、および第2デバイス20)、そのセンシングデバイスが設置されている位置を示す位置情報を記憶する。また、記憶部34は、インターフェース32に接続されているセンシングデバイス毎に、そのセンシングデバイスでセンシングされたセンシングデータ、作成した提供側データカタログ100等も記憶する。
[0053]
 位置情報取得部35は、インターフェース32に接続されているセンシングデバイス毎に、設置位置を取得する。具体的には、位置情報取得部35は、インターフェース32に接続されているセンシングデバイス毎に、そのセンシングデバイスの設置位置を示す位置情報を記憶部34から読み出す。決定部36は、位置情報取得部35で設置位置を取得したセンシングデバイスの中から、2つのセンシングデバイスを決定する。1つは、状態を判断するセンサを有するセンシングデバイス(判断対象デバイス)である。もう1つは、アクチュエータを有し、そのアクチュエータの駆動により判断対象デバイスのセンサでセンシングされる観測特性を変化させることができるセンシングデバイス(誘因デバイス)である。
[0054]
 この例では、上述したように、センサ管理ユニット30に接続されているセンシングデバイスが第1デバイス10と第2デバイス20の2つである。また、第1デバイス10は、第2デバイス20のアクチュエータ21が駆動されているときに、そのアクチュエータ21の駆動による影響を受けた観測特性がセンシングできる位置に設置されている。また、第2デバイス20は、第1デバイス10のアクチュエータ11が駆動されているときに、そのアクチュエータ11の駆動による影響を受けた観測特性がセンシングできる位置に設置されている。したがって、この例では、決定部36は、第1デバイス10、または第2デバイス20の一方を判断対象デバイスに決定し、他方を誘因デバイスに決定する。
[0055]
 指示部31は、決定部36が誘因デバイスに決定したセンシングデバイスに対して、アクチュエータの駆動を指示する駆動指示信号を出力する。この駆動指示信号は、インターフェース32を介して誘因デバイスに入力される。
[0056]
 判断部33は、判断対象デバイスのセンサでセンシングされたセンシングデータを、インターフェース32を介して取得する。判断部33は、駆動指示信号が誘因デバイスに出力されたタイミングを基準にしたセンシング期間において、判断対象デバイスのセンサが観測特性をセンシングしたセンシングデータを処理して判断対象デバイスのセンサの状態を判断する。具体的には、判断部33は、センシング期間におけるセンシングデータが、誘因デバイスのアクチュエータの駆動による影響を受けて適正に変化しているかどうかによって、判断対象デバイスのセンサが観測特性のセンシングを適正に行えない状態(異常状態)であるかどうかを判断する。異常状態とは、例えば判断対象デバイスが設置位置から移動している、設置位置において転倒等により姿勢が変化している、センサが劣化、または故障している状態である。
[0057]
 判断部33は、駆動指示信号を誘因デバイスに出力したタイミングを基準にしたセンシング期間において、判断対象デバイスのセンサが観測特性をセンシングしたセンシングデータを処理して判断対象デバイスのセンサの状態を判断する。
[0058]
 判断部33は、例えば誘因デバイスのアクチュエータの駆動時に得られたセンシングデータの値の大きさが、予め規定した所定の閾値以上であるとき、判断対象デバイスが正常な状態であると判断し、予め規定した所定の閾値未満であるとき、判断対象デバイスが正常な状態でない(異常状態である)と判断してもよい。また、判断部33は、誘因デバイスのアクチュエータの駆動前のセンシングデータと、誘因デバイスのアクチュエータの駆動後のセンシングデータとの差(アクチュエータの駆動前後におけるセンシングデータの変化量)が、予め規定した所定の閾値以上であるとき、判断対象デバイスが正常な状態であると判断し、予め規定した所定の閾値未満であるとき、判断対象デバイスが正常な状態でないと判断してもよい。さらに、判断対象デバイスと誘因デバイスとの距離を加味した関数と閾値とを用いて判断してもよい。
[0059]
 なお、この例では、判断部33が、判断対象デバイスが正常な状態でないと判断した場合、当該判断対象デバイスではなく、誘因デバイスが異常状態である場合もある。例えば、誘因デバイスが設置位置から移動している、設置位置において転倒等により姿勢が変化している、アクチュエータが劣化、または故障していることがある。
[0060]
 次に、第1デバイス10及び第2デバイス20について説明する。第1デバイス10は、アクチュエータ11と、センサ12と、を備えている。第2デバイス20の構成については第1デバイス10と同様のものであるためそれぞれ同一の構成については説明を省略する。なお、アクチュエータ21はアクチュエータ11に、センサ22はセンサ12に、それぞれ対応している。
[0061]
 第1デバイス10は、センサ管理ユニット30からアクチュエータ11の駆動指示信号が入力されると、アクチュエータ11を駆動する。第2デバイス20は、センサ管理ユニット30からアクチュエータ21の駆動指示信号が入力されると、アクチュエータ21を駆動する。すなわち、センサ管理ユニット30は、アクチュエータ11、またはアクチュエータ21を選択的に駆動させることができる。アクチュエータ11、21は、例えば、電圧を負荷することによりブザー音を発生させる圧電ブザーであってもよいし、振動や電波、光、電流を発生させるものであってもよい。
[0062]
 センサ12は、第2デバイス20のアクチュエータ21の駆動にともなって変化する観測特性をセンシングする。センサ12は、例えば、音をセンシングするマイクロフォン等が挙げられる。センサ22は、第1デバイス10のアクチュエータ11の駆動にともなって変化する観測特性をセンシングする。センサ22は、例えば、音をセンシングするマイクロフォン等が挙げられる。
[0063]
 第1デバイス10は、センサ12でセンシングしたセンシングデータをセンサ管理ユニット30へ出力する。第2デバイス20は、センサ12でセンシングしたセンシングデータをセンサ管理ユニット30へ出力する。上述のように、センサ管理ユニット30は、判断部33において、第1デバイス10又は第2デバイス20を判断対象デバイスに決定し、その状態を判断する。
[0064]
 従って、センサ管理ユニット30は、第1デバイス10又は第2デバイス20のいずれかが異常状態であることを、通信部37を介してユーザに知らせることができる。例えば、モニターなどの画面に第1デバイス10及び第2デバイス20の少なくとも一方に異常が生じている旨の表示をすることができる。
[0065]
 センサ管理ユニット30は、パーソナルコンピュータであってもよいし、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末であってもよいし、その他の情報処理装置であってもよい。
[0066]
 次に、図4を参照しながら、このセンサ管理ユニット30の動作について説明する。図4は、センサ管理ユニットにおけるセンサ管理処理を示すフローチャートである。なお、s11及びs12は第1デバイス10の動作を、s21及びs22は第2デバイス20の動作を、それぞれ示す。
[0067]
 センサ管理ユニット30は、インターフェース32に接続されているセンシングデバイスの中から、判断対象デバイス、および誘因デバイスを決定する(s1)。s1にかかる処理は、決定部36が行う。ここでは、第1デバイス10が判断対象デバイスに決定され、第2デバイス20が誘因デバイスに決定されたものとする。決定部36は、インターフェース32に接続されている各センシングデバイスの設置位置に基づいて、判断対象デバイスと誘因デバイスを決定する。インターフェース32に接続されている各センシングデバイスの設置位置は、上述したように、記憶部34に記憶されている。
[0068]
 指示部31は、判断対象デバイスに決定した第1デバイス10、および誘因デバイスに決定した第2デバイス20に対してアクチュエータ21の駆動を指示する駆動指示信号を出力する(s2)。駆動指示信号は、例えば、第2デバイス20のアクチュエータ21に駆動電圧の印加を指示する信号である。
[0069]
 第2デバイス20は、駆動指示信号が入力されると、アクチュエータ21を一定時間駆動する(s21、s22)。例えば、第2デバイス20は、アクチュエータ21に駆動電圧を印加し音を発生させる。
[0070]
 判断対象デバイスに決定された第1デバイス10は、駆動指示信号が入力されると、センサ12で観測特性のセンシングを実行する(s11)。
[0071]
 なお、第1デバイス10が、センサ12で観測特性を連続的にセンシングする使用方法であれば、駆動指示信号を入力しなくてもよい。第1デバイス10は、センサ12による観測特性のセンシングデータをセンサ管理ユニット30に出力する(s12)。
[0072]
 また、センサ管理ユニット30は、第2デバイス20に対してアクチュエータ21の駆動指示信号を出力している間、第1デバイス10、および第2デバイス20のセンシングデータが無効であることを示す無効フラグを設定する(s3)。このとき、センサ管理ユニット30は、アプリケーションシステム50に対して、第1デバイス10、および第2デバイス20の取得するセンシングデータが無効であることを通知する(s31)。これにより、アプリケーションシステム50が、第1デバイス10のセンサ12、および第2デバイス20のセンサ22でセンシングされた不適正なセンシングデータ(アクチュエータ21の駆動により変化しているセンシングデータ)を利用するのを防止できる。
[0073]
 センサ管理ユニット30は、判断対象デバイスに決定した第1デバイス10のセンサ12でセンシングされたセンシングデータに基づいて、第1デバイス10の状態を判断する(s4)。s4にかかる処理は、判断部33が行う。判断部33において判断された判断結果は、モニター等に出力される(s5)。
[0074]
 これにより、判断対象デバイスに決定した第1デバイス10のセンサ12が観測特性のセンシングを適正に行えない異常状態であるかどうかを判断することができる。
[0075]
 なお、上述したように、判断部33が、判断対象デバイスに決定した第1デバイス10が正常な状態でないと判断した場合、当該第1デバイス10ではなく、誘因デバイスに決定した第2デバイス20が異常状態である場合もある。
[0076]
 センサ管理ユニット30は、s5で判断結果を出力した後、第1デバイス10、および第2デバイス20のセンシングデータが無効であることを示す無効フラグを解除する(s6)。このとき、センサ管理ユニット30は、アプリケーションシステム50に対して、第1デバイス10、および第2デバイス20の取得するセンシングデータの無効を解除する通知を行う(s32)。
[0077]
 なお、第1デバイス10は、複数のアクチュエータ11を有する構成であってもよいし、複数のセンサ12を有する構成であってもよい。また、第2デバイス20は、複数のアクチュエータ21を有する構成であってもよいし、複数のセンサ22を有する構成であってもよい。また、第1デバイス10、または第2デバイス20の一方が、アクチュエータ11、21を有していない構成(但し、センサ12、22を有している。)であってもよい。この場合、アクチュエータ11、21を有していない第1デバイス10、または第2デバイス20は、誘因デバイスに決定されない。また、第1デバイス10、または第2デバイス20の一方が、センサ12、22を有していない構成(但し、アクチュエータ11、21を有している。)であってもよい。この場合、センサ12、22を有していない第1デバイス10、または第2デバイス20は、判断対象デバイスに決定されない。
[0078]
 また、上記の例では、センサ管理ユニット30に接続されているセンシングデバイスが第1デバイス10、および第2デバイス20の2つである例を示したが、センサ管理ユニット30に接続されているセンシングデバイスは3つ以上であってもよい。この場合、判断対象デバイスと誘因デバイスの組み合わせを複数組生成し、各組について、上述した判断対象デバイスが正常な状態であるかどうかを判断し、正常な状態でないと判断した判断対象デバイスと誘因デバイスの組み合わせを抽出することにより、正常な状態でないセンシングデバイスを特定することができる。
[0079]
 なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
[0080]
 また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[0081]
(付記1)
 少なくとも1つのハードウェアプロセッサを有し、
 前記ハードウェアプロセッサが、
 アクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する指示をし、
 前記アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得し、
 前記センシングデータ取得ステップにおいて取得した前記センシングデータを処理して、前記センサの状態を判断する、センサ管理ユニット。
[0082]
(付記2)
 少なくとも1つのハードウェアプロセッサを用いて、
 アクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する指示をし、
 前記アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得し、
 前記センシングデータ取得ステップにおいて取得した前記センシングデータを処理して、前記センサの状態を判断する、処理を実行するセンサ管理方法。

符号の説明

[0083]
10…第1デバイス
20…第2デバイス
30…センサ管理ユニット
31…指示部
32…インターフェース(センシングデータ取得部)
33…判断部
34…記憶部
35…位置情報取得部
36…決定部

請求の範囲

[請求項1]
 アクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する指示部と、
 前記アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
 前記センシングデータ取得部において取得した前記センシングデータを処理して、前記センサの状態を判断する判断部と、を備えたセンサ管理ユニット。
[請求項2]
 前記判断部は、前記指示部が前記駆動指示信号を出力したタイミングを基準にしたセンシング期間において、前記センサが前記観測特性をセンシングしたセンシングデータを処理して前記センサの状態を判断する、請求項1に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項3]
 前記センシングデータ取得部は、複数の前記センサから前記観測特性をセンシングしたセンシングデータを取得し、
 前記判断部は、センシングデータを取得した個々の前記センサについて状態を判断する、請求項1、又は2に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項4]
 前記センサの設置位置、及び前記アクチュエータの設置位置を取得する設置位置取得部を備え、
 前記判断部は、前記設置位置取得部が取得した前記センサの設置位置、及び前記アクチュエータの設置位置も用いて、前記センサの状態を判断する、請求項1~3のいずれかに記載のセンサ管理ユニット。
[請求項5]
 前記指示部は、前記アクチュエータを有する第1デバイスに対して、前記駆動指示信号を出力し、
 前記センシングデータ取得部は、前記第1デバイスとは異なる第2デバイスが有する前記センサによってセンシングされたセンシングデータを取得する、請求項1~4のいずれかに記載のセンサ管理ユニット。
[請求項6]
 前記第1デバイスは、前記アクチュエータに加えて前記センサを有し、
 前記第2デバイスは、前記センサに加えて前記アクチュエータを有し、
 前記判断部は、前記指示部が前記第1デバイスに対して、前記駆動指示信号を出力したときに、前記第2デバイスのセンサによってセンシングされたセンシングデータ、及び前記指示部が前記第2デバイスに対して、前記駆動指示信号を出力したときに、前記第1デバイスのセンサによってセンシングされたセンシングデータを用いて、前記第1デバイスの前記センサ、及び前記第2デバイスの前記センサの状態を個別に判断する、請求項5に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項7]
 前記指示部が前記駆動指示信号を出力している間、アプリケーションシステムに対し前記センシングデータが無効である旨を通知する、請求項1~6のいずれかに記載のセンサ管理ユニット。
[請求項8]
 請求項1~7のいずれかに記載のセンサ管理ユニットと、
 センサと、を備える、センサ装置。
[請求項9]
 アクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する指示ステップと、
 前記アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得するセンシングデータ取得ステップと、
 前記センシングデータ取得ステップにおいて取得した前記センシングデータを処理して、前記センサの状態を判断する判断ステップと、をコンピュータが実行するセンサ管理方法。
[請求項10]
 アクチュエータを駆動させる駆動指示信号を出力する指示ステップと、
 前記アクチュエータの駆動にともなって変化する観測特性をセンシングしたセンサのセンシングデータを取得するセンシングデータ取得ステップと、
 前記センシングデータ取得ステップにおいて取得した前記センシングデータを処理して、前記センサの状態を判断する判断ステップと、をコンピュータに実行させるセンサ管理プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]