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1. (WO2019031283) SENSOR MANAGEMENT UNIT, SENSOR DEVICE, SENSING DATA MANAGEMENT METHOD, AND SENSING DATA MANAGEMENT PROGRAM
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明 細 書

発明の名称 センサ管理ユニット、センサ装置、センシングデータ管理方法、および、センシングデータ管理プログラム

技術分野

0001  

背景技術

0002   0003   0004  

先行技術文献

特許文献

0005  

発明の概要

発明が解決しようとする課題

0006   0007   0008   0009  

課題を解決するための手段

0010   0011   0012   0013   0014   0015   0016   0017   0018  

発明の効果

0019  

図面の簡単な説明

0020  

発明を実施するための形態

0021   0022   0023   0024   0025   0026   0027   0028   0029   0030   0031   0032   0033   0034   0035   0036   0037   0038   0039   0040   0041   0042   0043   0044   0045   0046   0047   0048   0049   0050   0051   0052   0053   0054   0055   0056   0057   0058   0059   0060   0061   0062   0063   0064   0065   0066   0067   0068   0069   0070   0071   0072   0073   0074   0075   0076   0077   0078   0079   0080   0081   0082   0083   0084   0085   0086   0087   0088  

符号の説明

0089  

請求の範囲

1   2   3   4   5   6   7   8  

図面

1   2   3   4   5   6   7  

明 細 書

発明の名称 : センサ管理ユニット、センサ装置、センシングデータ管理方法、および、センシングデータ管理プログラム

技術分野

[0001]
 この発明は、提供側と利用側との間でセンシングデータを流通させる技術に関する。

背景技術

[0002]
 従来、センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータを、提供側と利用側との間で流通させるセンサネットワークシステムが検討されている(例えば、特許文献1参照)。ここで言うセンシングデバイスとは、センサ、あるいはセンサが複数接続されるデバイスである。センシングデータは、観測対象の観測特性をセンシングデバイスでセンシングしたものである。ここで言う、観測対象は、実世界の現象の抽象(人、物、事象等)である。また、観測特性は、実センサで観測する観測対象の特性である。観測対象は、例えば、成人、家庭、自動車である。成人の観測特性は、例えば最高血圧、最低血圧、心拍である。家庭の観測特性は、例えば電力使用量、ガス使用量、水道使用量である。車両の観測特性は、例えば位置、速度、燃料消費率(燃費)である。
[0003]
 提供側は、センシングデバイス、およびこのセンシングデバイスでセンシングして提供するセンシングデータにかかるセンサ側メタデータをネットワークサーバに登録する。また利用側は、センシングデータを利用するアプリケーション、およびこのアプリケーションで利用するセンシングデータにかかるアプリ側メタデータをネットワークサーバに登録する。センサ側メタデータは、センサ、および当該センサにより得られるセンシングデータの属性に関する情報である。アプリ側メタデータは、アプリケーション自身、および当該アプリケーションが必要とするセンシングデータの属性に関する情報である。
[0004]
 ネットワークサーバは、センサ側メタデータと、アプリ側メタデータとのマッチングを行って、アプリケーションの要求を満たすセンシングデータを提供可能なセンシングデバイスを抽出する。ネットワークサーバは、抽出したセンシングデバイスを管理するセンサ管理装置に対してデータフロー制御指令を送信する。このデータフロー制御指令は、データ提供元(センシングデバイス)からデータ利用先(アプリケーション)にセンシングデータを流通させることを指令するものである。

先行技術文献

特許文献

[0005]
特許文献1 : 特許第5445722号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006]
 しかしながら、利用側は、提供側から提供されたセンシングデータが急激に変化している場合、そのセンシングデータが適正であるかどうかについて疑義をもつことがある。センシングデータの急激な変化は、観測特性の急激な変化による場合(センシングデータが適正である。)もあれば、ノイズやセンシングデバイスの設置状態の変化等による場合(センシングデータが不適正である。)もある。利用側は、センシングデータが適正であるかどうかについて確認する場合、そのことを提供側に問い合わせる。
[0007]
 提供側は、利用側の問い合わせに対して、管理担当者が、センシングデバイスの設置場所に赴き、ノイズやセンシングデバイスの設置状態の変化等によってセンシングデータが不適正であるかどうかを確認し、確認結果を利用側に応答していた。
[0008]
 したがって、提供側では、利用側からのセンシングデータが適正であるかどうかについての問い合わせに対して、多くの労力と、コストがかかっていた。また、利用側は、センシングデータが適正であっても、提供側からの応答があるまで、そのセンシングデータを利用したサービスの提供を停止しなければならなかった。
[0009]
 この発明の目的は、センシングデータが適正であるかどうかについての確認が簡単に行える技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0010]
 この発明のセンサ管理装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
[0011]
 センシングデータ取得部は、センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータを取得する。第1の出力制御部は、センシングデータ取得部が予め定められたタイミングに取得したセンシングデータを利用側に出力する。記憶部は、センシングデータ取得部が取得したセンシングデータの変動の確認に用いる変動確認データを記憶する。第2の出力制御部は、利用側からの詳細要求に応じて、記憶部に記憶されている、この詳細要求に対応する変動確認データを利用側に出力する。
[0012]
 この構成によれば、利用側は、センサ管理装置に対して、センシングデータの詳細要求を行うことにより、この要求に対応する時間帯に取得されたセンシングデータの変動の確認に用いる変動確認データを取得することができる。ここで言う変動確認データは、センシングデータの変動を確認することができるデータであればよい。例えば、変動確認データは、センシング周期が密であるセンシングデータの生データ、センシング周期が密であるセンシングデータの生成過程において生成された作業用データ、センシング周期が密であるセンシングデータ等である。また、利用側に出力する変動確認データは、1種類に限らず、複数種類であってもよい。
[0013]
 したがって、利用側は、提供されたセンシングデータが急激に変化したことによって、そのセンシングデータが適正であるかどうかについて疑義をもつたとき、この詳細要求を行うことによって、急激に変化した時間帯におけるセンシングデータの変動を確認することができる。これにより、利用側は、センシングデータが適正であるかどうかについての確認が簡単に行える。また、提供側は、利用側からの詳細要求に対して人手をかける必要がないので、コストの削減が図れる。
[0014]
 また、第2の出力制御部は、詳細要求に対応する時間帯の変動確認データを利用側に出力する構成にするのが好ましい。このように構成することによって、利用側は、詳細要求に対応する変動確認データを効率的に取得できる。
[0015]
 また、第1の出力制御部が、第1の出力部を制御してセンシングデータを出力し、第2の出力制御部が第1の出力部とは異なる第2の出力部を制御して変動確認データを出力する、構成にしてもよい。このように構成すれば、利用側に出力するデータのデータ量に応じて、第1の出力部と、第2の出力部とを切り替えられる。
[0016]
 また、第2の出力制御部は、詳細要求に含まれている利用側コードが適正でなければ、変動確認データの出力を禁止する構成にしてもよいし、詳細要求に含まれている利用側コードおよび認証コードが、適正でなければ、変動確認データの出力を禁止する構成にしてもよい。この場合、センシングデータの利用を、利用契約等に基づいて適正に制限できる(利用契約を結んでいない者に対して、変動確認データを提供するのを防止できる。)。
[0017]
 なお、認証コードは、利用契約毎に、一定期間のみ有効な状態に設定される、例えばワンタイムパスワードのようなものであってもよい。
[0018]
 センシングデバイスが、センシングデータを記憶するキャッシュメモリを備えた構成であれば、センシングデバイスとセンサ管理装置との間におけるセンシングデータの入出力にかかる処理負荷が抑えられる。これにより、センシングデバイスの消費電力が抑えられる。特に、センシングデバイスが電池駆動による構成であれば、電池交換の頻度が抑えられる。

発明の効果

[0019]
 この発明によれば、センシングデータが適正であるかどうかについての確認が簡単に行える。

図面の簡単な説明

[0020]
[図1] センシングデータ流通システムを示す概略図である。
[図2] センサ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。
[図3] センシングデバイスの主要部の構成を示すブロック図である。
[図4] センサ管理装置の動作を示すフローチャートである。
[図5] センサ管理装置がs2で利用側システムに送信したセンシングデータの変動を示す図である。
[図6] 詳細要求に応じて利用側システムで確認できるセンシングデータの変動を示す図である。
[図7] 詳細要求に応じて利用側システムで確認できるセンシングデータの変動を示す図である。

発明を実施するための形態

[0021]
 以下、この発明の実施形態について説明する。
[0022]
 図1は、この例にかかるセンシング情報管理システムを用いた、センシングデータ流通システムを示す概略図である。この例にかかるセンシングデータ流通システムは、ネットワークサーバ1、センサ管理装置2、利用側システム3、センシングデバイス4を備えている。
[0023]
 このセンシングデータ流通システムは、提供側と利用側との間で取引されるセンシングデータを流通させるシステムである。センシングデバイス4は、センサ、あるいはセンサが複数接続されるデバイスである。センサ管理装置2およびセンシングデバイス4が、センシングデータを提供する提供側の構成である。センサ管理装置2が、この発明で言うセンサ管理ユニットに相当する。また、提供側の構成であるセンサ管理装置2およびセンシングデバイス4が、この発明で言うセンサ装置に相当する。
[0024]
 利用側システム3が、センシングデータを利用する利用側の構成である。ネットワークサーバ1が、センシングデータの取引を行うインタネット上のマーケットプレースであるセンシングデータ流通市場、すなわちSensing Data Trading Market(SDTM)を実現するための構成である。ネットワークサーバ1、センサ管理装置2、および、利用側システム3は、ネットワーク5を介してデータ通信可能に接続される。SDTMでは、センシングデバイス4が観測対象の観測特性をセンシングしたセンシングデータが取引される。
[0025]
 この例においては、上述のSDTMでセンシングデータを取引する契約が提供側、利用側で結ばれているものとする。
[0026]
 提供側は、SDTMで取引(販売)するセンシングデータにかかる提供データカタログ100(提供DC100)をネットワークサーバ1に送信し、登録する。提供データカタログ100は、提供するセンシングデータにかかる属性情報を記述したものである。利用側は、SDTMで取引(購入)するセンシングデータにかかる利用データカタログ101(利用DC101)をネットワークサーバ1に送信する。利用データカタログ101には、利用するセンシングデータにかかる属性情報が記述されている。ネットワークサーバ1は、登録済みの提供データカタログ100と利用データカタログ101とに基づき、利用データカタログ101を満たすセンシングデータを提供できる提供側を抽出するマッチング処理、および抽出した提供側に対して利用側へのセンシングデータの送信指令(データフロー制御指令)を送信するデータフロー制御処理を行う。提供側は、データフロー制御指令に応じて、センシングデータを利用側に送信する。
[0027]
 なお、提供側であるセンサ管理装置2は、図1に示すように、センシングデータをネットワークサーバ1を介して利用側システム3に送信してもよいし、センシングデータをネットワークサーバ1を介さずに利用側システム3に送信してもよい。
[0028]
 センサ管理装置2は、通常、予め定められたタイミングで取得したセンシングデータを利用側システム3に送信する。この予め定められたタイミングは、提供側と利用側との間におけるセンシングデータの提供契約に基づくものである。このタイミングは、例えば30分毎や、1時間毎等、周期的に繰り返されるタイミングであってもよいし、不定期に定められたタイミングであってもよい。
[0029]
 また、センサ管理装置2は、利用側システム3から詳細要求を受信すると、この詳細要求において特定される時間帯(この時間帯の長さは、例えば10分や20分である。)に取得したセンシングデータを纏めて利用側システム3に送信する。利用側システム3は、図1に示すように、詳細要求をネットワークサーバ1を介してセンサ管理装置2に送信してもよいし、詳細要求をネットワークサーバ1を介さずにセンサ管理装置2に送信してもよい。利用側システム3は、詳細要求に対する応答として受信した時間帯のセンシングデータにより、この時間帯におけるセンシングデータの変動を確認できる。
[0030]
 ネットワークサーバ1は、ネットワーク5を介して提供側のシステム(センサ管理装置2、およびセンシングデバイス4)が複数接続できる構成である。また、ネットワークサーバ1は、ネットワーク5を介して利用側システム3が複数接続できる構成である。図1では、提供側、および利用側を1つずつ例示している。
[0031]
 ここで、センサ管理装置2の構成について説明する。図2は、センサ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。
[0032]
 センサ管理装置2は、制御部11と、センシングデバイス接続部12と、通信部13と、データカタログ保存データベース14(データカタログ保存DB14)と、操作部15と、利用者管理データベース16(利用者管理DB16)と、デバイス情報記憶部17と、センシングデータ記憶部18とを備えている。
[0033]
 制御部11は、センサ管理装置2本体各部の動作を制御する。また、制御部11は、センシングデバイス登録機能部11a、センシングデータ取得機能部11b、第1通信制御機能部11c、第2通信制御機能部11d、デバイス情報取得機能部11e、データカタログ生成機能部11f、利用者情報取得機能部11g、および利用者識別機能部11hを有している。
[0034]
 このセンサ管理装置2の制御部11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、上述した、センシングデバイス登録機能部11a、センシングデータ取得機能部11b、第1通信制御機能部11c、第2通信制御機能部11d、デバイス情報取得機能部11e、データカタログ生成機能部11f、利用者情報取得機能部11g、および、利用者識別機能部11hとして機能する。また、メモリは、この発明にかかるセンシングデータ管理プログラムを展開する領域や、このセンシングデータ管理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御部11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
[0035]
 センシングデバイス接続部12は、有線、または無線でセンシングデバイス4を接続するための構成である。センシングデバイス接続部12は、センシングデバイス4との間におけるデータの入出力を制御するインタフェースとして機能する。
[0036]
 通信部13は、ネットワーク5を介したネットワークサーバ1や利用側システム3とのデータ通信を制御する。通信部13は、第1通信部13a、第2通信部13bを備えている。
[0037]
 第1通信部13aは、低消費電力で広い領域を対象にできる通信方式(例えば、LPWA:Low Power Wide Area)で利用側システム3と通信する。第2通信部13bは、高速通信が行える通信方式(例えば、LTE(Long Term Evolution))で利用側システム3と通信する。センサ管理装置2は、ネットワークサーバ1や利用側システム3との間におけるデータ通信のデータ量が少ないとき、第1通信部13aで通信する。また、センサ管理装置2は、ネットワークサーバ1や利用側システム3との間におけるデータ通信のデータ量が多いとき、第2通信部13bで通信する。
[0038]
 センサ管理装置2は、第1通信部13aと第2通信部13bの使い分けにより、消費電力を低減できるとともに、通信費を安価にできる。特に、センサ管理装置2が電池駆動の場合、電池が長持ちするので、電池交換にかかる手間が低減できるメリットもある。
[0039]
 データカタログ保存DB14は、提供データカタログ100を記憶する。データカタログ保存DB14には、少なくとも、ネットワークサーバ1に登録した提供データカタログ100が全て記憶されている。言い換えれば、データカタログ保存DB14には、ネットワークサーバ1に登録していない提供データカタログ100が記憶されている場合もある。
[0040]
 ここで、提供データカタログ100とは、SDTMで取引するセンシングデータにかかる属性情報を記述したものである。提供データカタログ100には、大別すると、センシングデータ提供者、センシングデータ提供期間、センシングデータ測定場所、センシングデータ対象、イベントデータ仕様、参照情報、データ売買契約条件が含まれている。
[0041]
 センシングデータ提供者にかかる属性情報は、センシングデータを提供する組織(個人、または事業者)にかかるものであり、組織の名称(組織名)、組織の名称のカタカナ表記(組織名カナ)、組織の連絡先(連絡先)等で構成される。
[0042]
 センシングデータ提供期間にかかる属性情報は、センシングデータを提供する期間にかかるものであり、センシングデータの提供を開始する日付(開始)、センシングデータの提供を終了する日付(終了)等で構成される。
[0043]
 操作部15は、センサ管理装置2本体に対する操作者の入力操作を受け付ける。操作部15は、表示器、およびこの表示器の画面上に貼付したタッチパネルを有する。操作部15は、表示器における画面表示も制御する。
[0044]
 利用者管理DB16は、データカタログ保存DB14に記憶する提供データカタログ100毎に、その提供データカタログ100に記述されているセンシングデータを提供することを契約している各利用側システム3の識別コード(所謂、ID(identification))、および認証コード(所謂、パスワード)を対応付けて記憶している。すなわち、利用者管理DB16は、センシングデータを提供することを契約している利用側システム3の情報(以下、利用者情報と言う。)を記憶している。
[0045]
 なお、センシングデータの提供契約を解除した利用側システム3については、利用者管理DB16から該当する識別コード(所謂、ID(identification))、および認証コード(所謂、パスワード)が削除される。
[0046]
 デバイス情報記憶部17は、センサ管理装置2に登録されたセンシングデバイス4のデバイス情報を記憶する。デバイス情報とは、センシングデバイス4に関する情報(デバイス型式、デバイス識別子、デバイス内の設定値等)である。デバイス型式は、センシングデバイス4の型式を示す。デバイス識別子は、工場出荷時にセンシングデバイス4毎にユニークに設定されるコードであり、センシングデバイス4を特定する識別コードである。
[0047]
 センシングデータ記憶部18は、センシングデバイス接続部12に接続されているセンシングデバイス4でセンシングされたセンシングデータを記憶する。具体的には、センシングデータ記憶部18は、センサ毎に、そのセンサでセンシングされたセンシングデータと、計測時刻とを対応付けて記憶する。また、センシングデータ記憶部18には、センシングデータの変動の確認に用いる変動確認データが記憶される。ここで言う変動確認データは、センシングデータの変動を確認することができるデータであれば、どのような種類のデータであってもよい。例えば、変動確認データは、センシング周期が密であるセンシングデータの生データ、センシング周期が密であるセンシングデータの生成過程において生成された作業用データ、センシング周期が密であるセンシングデータ等である。また、センシングデータ記憶部18に記憶する変動確認データは、1種類に限らず、複数種類であってもよい。センシングデータ記憶部18が、この発明で言う記憶部に相当する。
[0048]
 次に、制御部11が有するセンシングデバイス登録機能部11a、センシングデータ取得機能部11b、第1通信制御機能部11c、第2通信制御機能部11d、デバイス情報取得機能部11e、データカタログ生成機能部11f、利用者情報取得機能部11g、および利用者識別機能部11hについて説明する。
[0049]
 センシングデバイス登録機能部11aは、センシングデバイス接続部12に接続されたセンシングデバイス4をセンサ管理装置2に登録する。センシングデバイス登録機能部11aによって登録されたセンシングデバイス4のデバイス情報は、デバイス情報記憶部17に記憶される。
[0050]
 センシングデータ取得機能部11bは、センシングデバイス接続部12において接続されているセンシングデバイス4から、このセンシングデバイス4によってセンシングされたセンシングデータを取得する。センシングデータ取得機能部11bが、この発明で言うセンシングデータ取得部に相当する。
[0051]
 第1通信制御機能部11cは、第1通信部13aにおける通信を制御する。また、第2通信制御機能部11dは、第2通信部13bにおける通信を制御する。第1通信制御機能部11cが、この発明で言う第1の出力制御部に相当し、第2通信制御機能部11dが、この発明で言う第2の出力制御部に相当する。また、第1通信部13aが、この発明で言う第1の出力部に相当し、第2通信部13bが、この発明で言う第2の出力部に相当する。
[0052]
 デバイス情報取得機能部11eは、センシングデバイス接続部12において接続されているセンシングデバイス4からデバイス情報を取得する。センシングデバイス4は、デバイス情報を記憶している。
[0053]
 データカタログ生成機能部11fは、デバイス情報取得機能部11eがセンシングデバイス4から取得したデバイス情報、およびデータカタログの雛形を用いて提供データカタログ100を生成する。
[0054]
 利用者情報取得機能部11gは、通信部13における利用側システム3との通信において、利用側システム3から送信されてきた送信データに含まれている利用者情報を抽出し、取得する。利用者識別機能部11hは、利用者情報取得機能部11gが取得した利用者情報を元に、利用者管理DB16を検索する。
[0055]
 図3は、センシングデバイスの主要部の構成を示す図である。センシングデバイス4は、センサ管理装置接続部41と、制御部42と、キャッシュメモリ43と、センシング部44とを備える。
[0056]
 センシングデバイス4は、温度、湿度、大気圧、騒音、照度、紫外線等をセンシングする環境センサであってもよいし、最高血圧、最低血圧、脈拍、体動フラグ、体重等をセンシングする生体センサであってもよいし、これら以外の種類のセンサであってもよい。また、センシングデバイス4は、センシングが行える観測対象の観測特性が1つである構成であってもよいし、複数である構成であってもよい。
[0057]
 制御部42は、センシングデバイス4本体各部の動作を制御する。
[0058]
 センシング部44は、観測対象の観測特性をセンシングするためのセンサを有する。センシング部44が有するセンサは、1つであってもよいし、複数であってもよい。
[0059]
 センサ管理装置接続部41は、有線、または無線でセンシングデバイス接続部12に接続される。
[0060]
 制御部42は、センシング部44が観測対象の観測特性をセンシングしたセンシングデータ、および変動確認データをキャッシュメモリ43に一時的に記憶させる。制御部42は、予め定められたタイミングで、キャッシュメモリ43に記憶しているデータ(センシングデータ、および変動確認データ)の中から、抽出したデータをセンサ管理装置2に入力する。制御部42は、センサ管理装置2に送信したデータをキャッシュメモリ43から削除してもよい。キャッシュメモリ43に記憶しているデータを消去するタイミングは、キャッシュメモリ43の記憶容量に応じて定めればよい。
[0061]
 なお、キャッシュメモリ43に替えて、リングバッファ等の他の種類の記憶素子を用いてもよい。
[0062]
 センシングデバイス4が複数存在する場合も同様であり、その場合は、センシングデバイス4のデバイス識別子とセンシングデータを関連付けて、センシングデータ記憶部18に蓄積する。
[0063]
 このことによって、複数のセンシングデバイス4に関連する、センシングデータを一定期間保存しておくことができる。
[0064]
 次に、この例にかかるセンサ管理装置2の動作について説明する。図4は、センサ管理装置の動作を示すフローチャートである。センサ管理装置2は、センシングデバイス4からデータが入力されたかどうかを判定する(s1)。センサ管理装置2は、センシングデバイス4からデータが入力されていれば、今回入力されたデータをセンシングデータ記憶部18に記憶し(s2)、s1に戻る。上述したように、センシングデバイス4は、予め定められたタイミングで、キャッシュメモリ43に記憶しているデータ(センシングデータ、および変動確認データ)の中から、抽出したデータをセンサ管理装置2に入力する。したがって、センシングデバイス4は、センサ管理装置2に対するデータの入力にかかる処理負荷が抑えられる。これにより、センシングデバイス4の消費電力が抑えられる。特に、センシングデバイス4が電池駆動による構成であれば、電池交換の頻度が抑えられる。
[0065]
 センサ管理装置2は、センシングデバイス4からデータが入力されていなければ、利用側システム3に対してセンシングデータを送信するタイミングであるかどうかを判定する(s3)。センサ管理装置2は、s3でセンシングデータを送信するタイミングであると判定すると、利用側システム3に対してセンシングデータを送信し(s4)、s1に戻る。s4では、第1通信制御機能部11cが、第1通信部13aを制御して、センシングデータを利用側システム3に送信する。s4で利用側システム3に送信するセンシングデータは、観測対象の観測特性をあるタイミングでセンシングしたセンシングデータであることから、データ量が比較的少ない。
[0066]
 また、センサ管理装置2は、s3でセンシングデータを送信するタイミングでないと判定すると、通信部13において、利用側システム3から送信されてきた詳細要求を受信したかどうかを判定する(s5)。
[0067]
 図5は、センサ管理装置がs4で利用側システム3に送信したセンシングデータの変動を示す図である。図5に示す例では、利用側システム3は、時刻t1、t2、t3、t4にセンシングされたセンシングデータをセンサ管理装置2から受信している。時刻t3におけるセンシングデータは、他のタイミング(t1、t2、t4)でセンシングされたセンシングデータとの差異が大きい。
[0068]
 なお、この例では、利用側システム3がセンサ管理装置2からs2でセンシングデータを取得する時間間隔は、30分や1時間である。
[0069]
 この場合、利用側システム3の管理者が、時刻t3のセンシングデータが適正であるかどうかについて疑義をもつ。具体的には、時刻t3のセンシングデータが、観測対象の観測特性の変化によるものであるのか(適正なセンシングデータであるのか)、ノイズやセンシングデバイスの設置状態の変化等によるものであるのか(適正でないセンシングデータであるのか)、という疑義をもつ。利用側システム3の管理者は、この疑義の確認のため、利用側システム3を操作して、詳細要求をセンサ管理装置2に送信する。センサ管理装置2は、このようにして送信されてきた詳細要求を通信部13で受信する。
[0070]
 センサ管理装置2は、s5で、利用側システム3から送信されてきた詳細要求を受信していないと判定すると、s1に戻る。
[0071]
 センサ管理装置2は、s5で、利用側システム3から送信されてきた詳細要求を受信していると判定すると、利用者情報取得機能部11gにおいて、この詳細要求に含まれている利用側システム3の識別コード、および認証コードを抽出し、取得する(s6)。センサ管理装置2は、センシングデータの提供契約を結んでいる利用側システム3からの詳細要求であるかどうかを判定する(s7)。s7にかかる判定は、利用者識別機能部11hが行う。
[0072]
 センサ管理装置2は、s7でセンシングデータの提供契約を結んでいる利用側システム3からの詳細要求でないと判定すると、s1に戻る。したがって、センサ管理装置2は、センシングデータの提供契約を結んでいない利用側システム3に対して、変動確認データを送信することはない。
[0073]
 センサ管理装置2は、s7でセンシングデータの提供契約を結んでいる利用側システム3からの詳細要求であると判定すると、利用側システム3が要望しているセンシングデータの時間帯を特定する(s8)。s8では、例えば、時刻t3のセンシングデータについての詳細要求であれば、時刻t2~時刻t3までの時間帯を、利用側システム3が要望しているセンシングデータの時間帯として特定する。
[0074]
 センサ管理装置2は、センシングデータ取得機能部11bがセンシングデータ記憶部18を検索し、s8で特定した時間帯にセンシングされたセンシングデータの変動を確認することができる変動確認データをセンシングデータ記憶部18から読み出す(s9)。センサ管理装置2は、s9で読み出した変動確認データを利用側システム3に送信し(s10)、s1に戻る。s10では、第2通信制御機能部11dが、第2通信部13bを制御して、変動確認データを利用側システム3に送信する。s10で利用側システム3に送信する変動確認データは、s8で特定した時間帯においてセンシングされたセンシングデータの変動が確認できるデータであるため、データ量が比較的多い。
[0075]
 なお、上述したように、変動確認データは、センシング周期が密であるセンシングデータの生データ、センシング周期が密であるセンシングデータの生成過程において生成された作業用データ、センシング周期が密であるセンシングデータ等である。また、センシングデータ記憶部18に記憶する変動確認データは、1種類であってもよいし、複数種類であってもよい。したがって、s10で利用側システム3に送信する変動確認データも、1種類であるとは限らない。
[0076]
 また、s9で、センシングデータ取得機能部11bがセンシングデータ記憶部18から読み出す変動確認データは、s8で特定した時間帯に取得した変動確認データであるとは限らない。上述したように、s9で、センシングデータ取得機能部11bがセンシングデータ記憶部18から読み出す変動確認データは、s8で特定した時間帯にセンシングされたセンシングデータの変動を確認することができる変動確認データであれば、取得された時間帯がs8で特定した時間帯に入っていない変動確認データが含まれていてもよい。
[0077]
 変動確認データには、s8で特定した時間帯におけるセンシングデータの変動を確認するのに特に必要でないセンシングデータが含まれていてもよいが、この変動の確認に特に必要でないセンシングデータはできるだけ少ないほうがよい。
[0078]
 利用側システム3では、センサ管理装置2がs8で送信してきた変動確認データを確認することにより、詳細要求を行ったセンシングデータが適正であるかどうかを確認できる。具体的には、利用側システムの管理者は、図6に示すように、詳細要求を行った時間帯のセンシングデータが緩やかに変動していることが確認できれば、詳細要求を行ったセンシングデータが適正であると確認できる。一方、利用側システムの管理者は、図7に示すように、詳細要求を行った時間帯のセンシングデータが急激に変動していることが確認できれば、詳細要求を行ったセンシングデータが適正でないと確認できる。
[0079]
 なお、図6、および図7では、センシングデータの変動を分かりやすくするため、時刻t1~t4の時間帯におけるセンシングデータの変動を示しているだけである。
[0080]
 このように、この例にかかるセンサ管理装置2は、利用側において、センシングデータが適正であるかどうかについての確認が簡単、且つ速やかに行える。また、提供側は、利用側からの問い合わせに対して、人手をかける必要がない。
[0081]
 なお、センサ管理装置2は、上記の例では、利用側システム3の識別コード、および認証コードを用いて、センシングデータの提供契約を結んでいる利用側システム3であるかどうかを判定するとしたが、利用側システム3の識別コードのみで、センシングデータの提供契約を結んでいる利用側システム3であるかどうかを判定する構成にしてもよい。
[0082]
 また、この例では、センサ管理装置2と利用側システム3との間におけるデータ通信にかかるコストを抑えるため、s4では第1通信部13aで通信し、s10では第2通信部13bで通信する構成にしている。センサ管理装置2は、利用側システム3との間におけるデータ通信を、常に第2通信部13bで行う構成であってもよい(第1通信制御機能部11c、および第1通信部13aを不要にできる。)。
[0083]
 また、センシングデバイス4は、センサ管理装置2と同じ筐体内に構成されていてもよいし、別々の構成であっても良い。ただし、センシングデバイス4が、センサ管理装置2と同じ筐体内に構成されている場合、センシングデバイス4のキャッシュメモリ43の機能は、センシングデータ記憶部18に吸収される。
[0084]
 また、上記の例では、センシングデバイス4が変動確認データを生成する構成であるが、センサ管理装置2が変動確認データを生成する構成であってもよい。
[0085]
 なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
[0086]
 また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[0087]
(付記1)
 少なくとも1つのハードウェアプロセッサを有し、
 前記ハードウェアプロセッサが、
 センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータの変動の確認に用いる変動確認データを記憶部に記憶させ、
 予め定められたタイミングに取得した前記センシングデータを利用側に出力し、
 前記利用側からの詳細要求に応じて、前記記憶部に記憶されている、この詳細要求に対応する前記変動確認データを前記利用側に出力する、
 センサ管理装置。
[0088]
(付記2)
 少なくとも1つのハードウェアプロセッサを用いて、
 センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータの変動の確認に用いる変動確認データを記憶部に記憶させ、
 予め定められたタイミングに取得した前記センシングデータを利用側に出力し、
 前記利用側からの詳細要求に応じて、前記記憶部に記憶されている、この詳細要求に対応する前記変動確認データを前記利用側に出力する、
 センシングデータ提供方法。

符号の説明

[0089]
1…ネットワークサーバ
2…センサ管理装置
3…利用側システム
4…センシングデバイス
5…ネットワーク
11…制御部
11a…センシングデバイス登録機能部
11b…センシングデータ取得機能部
11c…第1通信制御機能部
11d…第2通信制御機能部
11e…デバイス情報取得機能部
11f…データカタログ生成機能部
11g…利用者情報取得機能部
11h…利用者識別機能部
12…センシングデバイス接続部
13…通信部
13a…第1通信部
13b…第2通信部
14…データカタログ保存データベース
15…操作部
16…利用者管理データベース
17…デバイス情報記憶部
18…センシングデータ記憶部
41…センサ管理装置接続部
42…制御部
43…キャッシュメモリ
44…センシング部
100…提供データカタログ
101…利用データカタログ

請求の範囲

[請求項1]
 センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
 前記センシングデータ取得部が予め定められたタイミングに取得した前記センシングデータを利用側に出力する第1の出力制御部と、
 前記センシングデータ取得部が取得した前記センシングデータの変動の確認に用いる変動確認データを記憶する記憶部と、
 前記利用側からの詳細要求に応じて、前記記憶部に記憶されている、この詳細要求に対応する前記変動確認データを利用側に出力する第2の出力制御部と、を備えたセンサ管理ユニット。
[請求項2]
 前記第1の出力制御部は、第1の出力部を制御して、前記センシングデータを出力し、
 前記第2の出力制御部は、前記第1の出力部とは異なる第2の出力部を制御して前記変動確認データを出力する、請求項1に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項3]
 前記第2の出力制御部は、
 前記詳細要求に含まれている利用側コードが、適正でなければ、前記変動確認データの出力を禁止する、請求項1または2に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項4]
 前記第2の出力制御部は、
 前記詳細要求に含まれている利用側コードおよび認証コードが、適正でなければ、前記変動確認データの出力を禁止する、請求項1または2に記載のセンサ管理ユニット。
[請求項5]
 前記第2の出力制御部は、前記詳細要求に対応する時間帯の前記変動確認データを利用側に出力する、請求項1~4のいずれかに記載のセンサ管理ユニット。
[請求項6]
 請求項1~5のいずれかに記載のセンサ管理ユニットと、このセンサ管理ユニットに接続されるセンシングデバイスと、を有する、センサ装置であって、
 前記センシングデバイスは、前記センシングデータを記憶するキャッシュメモリを備えている、センサ装置。
[請求項7]
 コンピュータが、
 センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータを記憶部に蓄積的に記憶させる記憶ステップと、
 予め定められたタイミングに取得した前記センシングデータを利用側に出力する第1の出力制御ステップと、
 前記利用側からの詳細要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記センシングデータの変動の確認に用いる変動確認データの中から、この詳細要求に対応する前記変動確認データを抽出して前記利用側に出力する第2の出力制御ステップと、を実行するセンシングデータ管理方法。
[請求項8]
 センシングデバイスでセンシングしたセンシングデータを記憶部に蓄積的に記憶させる記憶ステップと、
 予め定められたタイミングに取得した前記センシングデータを利用側に出力する第1の出力制御ステップと、
 前記利用側からの詳細要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記センシングデータの変動の確認に用いる変動確認データの中から、この詳細要求に対応する前記変動確認データを抽出して前記利用側に出力する第2の出力制御ステップと、をコンピュータに実行させるセンシングデータ管理プログラム。

図面

[ 図 1]

[ 図 2]

[ 図 3]

[ 図 4]

[ 図 5]

[ 図 6]

[ 図 7]